JP3110139B2 - 光ファイバ温度センサ - Google Patents

光ファイバ温度センサ

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JP3110139B2
JP3110139B2 JP04085594A JP8559492A JP3110139B2 JP 3110139 B2 JP3110139 B2 JP 3110139B2 JP 04085594 A JP04085594 A JP 04085594A JP 8559492 A JP8559492 A JP 8559492A JP 3110139 B2 JP3110139 B2 JP 3110139B2
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元彦 北沢
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバを用いて被
測定箇所の温度を測定する光ファイバ温度センサに関す
る。
【0002】
【従来の技術】被測定箇所の温度を測定する装置として
は、図4に示す光ファイバ温度センサがある。この光フ
ァイバ温度センサは、装置本体内に光源30を有し、こ
の光源30の光をレンズ31、光ファイバ32を介して
測定箇所まで導く。測定箇所には、温度により透過率が
変化する半導体等の物質により構成される感温部33が
設けられる。
【0003】この感温部33の反射光または、図示の如
く透過光は、再び光ファイバ34を介して装置本体に導
かれ、レンズ35、および透過波長の異なるフィルタ3
6a,36bを有する回転盤37で2色に分けられ、検
出器38で検出され、演算部39で各波長の放射エネル
ギー比に基づき温度が演算出力される構成である。尚、
2色を用いた温度測定法は、温度により透過率が変化し
ない波長、および温度により透過率が変化する波長の2
波長を用い、この2波長の透過率比に基づき温度を演算
出力するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
光ファイバ温度センサでは、装置本体が大型化する問題
点があった。すなわち、光源30は、2色の波長を含む
高帯域の発光波長を得る白色光源が必要となり、大型化
した。さらに、2色のフィルタ36a,36bを有する
回転盤37、及び回転機構と各フィルタの同期出力を得
る構成が必要となり、装置が大型化し、かつ複雑化する
問題点があった。また、白色光源を用いているため、各
波長別の出力を一定化させることができず、また、温度
により出力が変動し安定した温度測定を行えない問題点
があった。
【0005】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、簡単な構成で被測定箇所の温度を高
精度に測定することができる光ファイバ温度センサを提
供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の光ファイバ温度センサは、光源として所定
波長の光を出射する発光素子2と、温度に依存する透過
率で該発光素子2の出射光を透過する基準用フィルタ4
と、該基準用フィルタ4の透過光を受光する基準用光検
出器12と、該発光素子2の出射光を外部の被測定箇所
に導出するための光ファイバ6と、前記基準用フィルタ
4と同材質で構成され、被測定箇所である光ファイバ6
の端部に設けられる測定用フィルタ7と、該測定用フィ
ルタ7の透過光を受光する測定用光検出器9と、前記基
準用光検出器12、および測定用光検出器9により検出
される透過光の差に基づき被測定箇所の温度を演算出力
する演算部15とを具備したことを特徴としている。
【0007】
【作用】被測定箇所には測定用フィルタ7が設けられ、
この測定用フィルタ7には発光素子2の出射光が光ファ
イバ6を介して供給される。測定用フィルタ7は温度特
性を有しているため、温度変化により透過率が変化す
る。この透過光は測定用光検出器9で検出される。そし
て、発光素子2の出射光は測定用フィルタ7と同材質の
基準用フィルタ4を介して基準用光検出器12で検出さ
れる。演算部15は、基準用光検出器12の出力を基準
として、測定用光検出器9の出力を減算して被測定箇所
の温度を求めることができる。
【0008】
【実施例】図1は、本発明の光ファイバ温度センサの第
1実施例の構成を示す概要図である。装置本体1には、
光源として所定波長の光を出射するレーザーダイオード
のような発光素子(以下、LDという。)2が設けられ
る。LD2の光は、ハーフミラー3を介して外部およ
び、基準用フィルタ4に出射される。外部側には、集光
レンズ5を介して光ファイバ6が設けられ、この光ファ
イバ6の端部は、被測定箇所まで導出されている。被測
定箇所には、前記所定波長の光を透過する測定用フィル
タ7が設けられる。
【0009】この測定用フィルタ7は、基準用フィルタ
4と同一部材で構成され、基準用フィルタ4と同一の前
記所定波長を透過する構成である。また、これら基準用
フィルタ4、および測定用フィルタ7は、温度により透
過率が同様に変化する。測定用フィルタ7の透過光は、
光ファイバ8を介して装置本体1内部まで導入されてい
る。
【0010】光ファイバ8の端部には、集光レンズ9が
設けられ、測定用光検出器10が設けられる。測定用光
検出器10の検出信号f(t)は、演算手段15に出力され
る。また、前記基準用フィルタ4の透過光は、基準用光
検出器12に入力され、この基準用光検出器12の検出
信号 f(tr)も演算手段15に出力される。さらに、基準
用フィルタ4には、Ptの測温抵抗体等で構成される温度
センサ13が設けられ、この温度信号 g(tr)も演算手段
15に出力されている。
【0011】演算手段15の構成を説明すると、測定用
光検出器10、および基準用光検出器12の検出信号が
入力される減算部16によりこれら検出信号の差が演算
された後、加算部17に入力される。加算部17は、温
度センサ13の温度信号を加算し、温度信号として出力
する。
【0012】次に、上記構成による被測定箇所の温度測
定動作を説明する。LD2が所定波長で発光駆動される
と、この光は、基準用フィルタ4、および光ファイバ6
を介して測定用フィルタ7に各々出射される。ここで、
基準用フィルタ4は、基準の温度として設定される。ま
た、被測定箇所に設けられる測定用フィルタ7は、LD
2の出射する所定波長で温度変化に応じて透過率が変化
するので、被測定箇所の温度に対応した透過率で光を透
過し、光ファイバ8を介して測定用光検出器10により
検出される。
【0013】演算手段15の減算部16では、これら検
出信号の差 f(t)-f(tr) を演算する。この演算により、
温度基準とする基準用フィルタ4に対する測定用フィル
タ7の差が演算される。これにより、測温が可能であ
る。また、基準用フィルタ4の実際の温度が温度センサ
13で測温されており、基準用フィルタ4を温度基準と
すべく、基準用フィルタ4の温度補償のための f(t)-f
(tr)+g(tr) なる演算が行われる。これにより、さらに
高精度測温が可能となる。
【0014】このように、基準用フィルタ4、および測
定用フィルタ7が同一に構成されており、単一の波長を
用いるのみで、これら基準用フィルタ4、測定用フィル
タ7間の透過率の差に基づく上記演算を行う簡単な構成
で、被測定箇所の温度を得ることができるようになっ
た。また、基準用フィルタ4は、温度センサ13で測温
されているため、温度測定の基準となる装置本体内が温
度変化しても測定の精度が低下することがない。尚、L
D2の出射波長に変動が生じても基準用フィルタ4、測
定用フィルタ7が同一透過波長のフィルタであり、単一
波長を用いて測定演算する構成であるため、温度変動に
対する変動に比してその影響を極小にすることができ
る。
【0015】ところで、図1に示す如く、LD2の出力
波長の安定化のために基準用光検出器10の検出信号を
光源駆動部20に入力し、この光源駆動部20によりL
D2の出力を安定化駆動する構成とすれば、LD2の環
境の温度変化による出射波長の変動、および光パワーの
変動を容易に防止できる。
【0016】次に、図2に示すのは、本発明の光ファイ
バ温度センサの第2実施例を示す概要図である。本実施
例において、第1実施例と同一箇所には同一符号を付し
てあり、その説明は省略する。図示の如く、本実施例で
は被測定箇所の測定用フィルタ7を反射形の構成として
いる。このため、測定用フィルタ5の背部には、図示の
如く全反射用のミラー25を設ける。また、図3の側面
図に示す如く測定用フィルタ7の背部を球面7aとして
加工処理してもよい。
【0017】また、光ファイバ8を不要とし、1本の光
ファイバ6のみを用いる。反射光は光ファイバ6からハ
ーフミラー3を介してハーフミラー3背部の測定用光検
出器10に入射される構成である。この構成によっても
上記第1実施例同様の作用効果を得ることができる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、光源が出射する波長を
透過する同様な温度特性の2つのフィルタを測定箇所お
よび基準用として設け、これら透過率の差により測定箇
所の温度を得る構成であるため、単一波長のみで温度測
定を行うことができるとともに、装置本体が小型化でき
る。また、光源として発光素子を用いているため、出射
波長の変動が少なく、高精度な測定を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ファイバ温度センサの第1実施例の
構成を示す概要図。
【図2】同光ファイバ温度センサの第2実施例を示す概
要図。
【図3】測定用フィルタの他の例を示す側面図。
【図4】従来の光ファイバ温度センサを示す図。
【符号の説明】
1…装置本体、2…発光素子、3…ハーフミラー、4…
基準用フィルタ、6,8…光ファイバ、10…測定用光
検出器、12…基準用光検出器、13…温度センサ、1
5…演算部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉山 清孝 東京都板橋区熊野町32番8号 株式会社 チノー内 (56)参考文献 特開 昭63−234127(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01K 11/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源として所定波長の光を出射する発光
    素子(2)と、 温度に依存する透過率を有して該発光素子の出射光を透
    過する基準用フィルタ(4)と、 該基準用フィルタの透過光を受光する基準用光検出器
    (12)と、 該発光素子の出射光を外部の被測定箇所に導出するため
    の光ファイバ(6)と、 前記基準用フィルタと同材質で構成され、被測定箇所で
    ある光ファイバの端部に設けられる測定用フィルタ
    (7)と、 該測定用フィルタの透過光を受光する測定用光検出器
    (9)と、 前記基準用光検出器、および測定用光検出器により検出
    される透過光の差に基づき被測定箇所の温度を演算出力
    する演算部(15)と、を具備したことを特徴とする光
    ファイバ温度センサ。
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