JP2003011778A - 車両のシートベルト構造 - Google Patents

車両のシートベルト構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】外観見栄えを良くし乗降性を高める。 【解決手段】フロントドア2にシートベルト31を巻き
取るリトラクタ32を配設し、上記リトラクタ32から
延びるシートベルト31に摺動自在で当該シートベルト
31を当該フロントドアパネルに沿って着座する乗員に
対して車幅外側上方に案内するショルダアンカ35を当
該フロントドア2のインナパネルに設け、シートベルト
31の端部を着座する乗員の車幅外側方のドア下部に配
設されたアンカ25aに係合し、当該シートベルト31
における当該アンカ25aとショルダアンカ35との間
に設けられたタング36bを着座する乗員の車幅中央側
に配設されたバックル25bに係合可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両ドアにシート
ベルトを巻き取り及び繰り出し可能なリトラクタを設け
た車両のシートベルト構造に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平2−20423号公報には、リア
ドアがその後端部でヒンジを介して車体に支持され、フ
ロントドアがその前端部でヒンジを介して開閉可能に車
体に支持された観音開きタイプのドアが開示され、米国
特許第4,289,328には、フロントドアの内部に
シートベルトを巻き取り及び繰り出し可能なリトラクタ
を設けた構成が開示されている。
【0003】また、特開昭63−130450号公報に
は、ピラーレスタイプの車両において、リアドアの内部
にシートベルトを巻き取り及び繰り出し可能なリトラク
タを設けた構成が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、シ
ートベルトの非装着時にドアパネルのウィンドウ近傍に
タングが露出するために外観の見栄えが悪い。また、フ
ロントドアの内部にリトラクタを設けた場合、上記の例
ではベルトの端部が車体側に支持されているためベルト
の端部と中間部とを両方外してフロントシートへの乗降
時にシートベルトを完全に収納する必要があり操作性が
悪く、リアドアの内部にリトラクタを設けた場合リアシ
ートへの乗降時にシートベルトを完全に収納する必要が
あり、いずれにしても乗降性を悪化させることになる。
【0005】本発明は、上述の課題に鑑みてなされ、そ
の目的は、外観見栄えがよく、乗降性を改善する車両の
シートベルト構造を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し、目
的を達成するために、本発明の車両のシートベルト構造
は、車両にヒンジを介して開閉自在に支持されたドアに
シートベルトを巻き取り及び繰り出し可能なリトラクタ
を配設し、当該リトラクタから延出するシートベルトの
端部をドア下部に配設されたアンカに係合し、当該シー
トベルトにおける当該端部と前記シートベルトが繰り出
されるドアパネルとの間に設けられたタングを着座する
乗員の車幅中央側に配設されたバックルに係合可能とし
た。
【0007】また、好ましくは、前記アンカは車体前後
方向に移動可能に支持されている。
【0008】また、好ましくは、前記リトラクタから延
出するシートベルトに対して摺動自在で当該シートベル
トを前記ドアパネルに沿って着座する乗員に対して車幅
外側上方に案内するショルダアンカが当該ドアパネルに
設けられている。
【0009】また、好ましくは、アンカを支持するドア
下部は、前記ドア閉成時に車体に設けられた係合部に係
合される。
【0010】また、好ましくは、前記ドアはその前端部
で前記ヒンジを介して車体に支持されたフロントドアで
ある。
【0011】また、好ましくは、前記ドアの後方にはリ
アドアがその後端部でヒンジを介して開閉可能に車体に
支持されている。
【0012】また、好ましくは、前記フロントドア及び
リアドアが開成された状態で、車体側部に車室内外を連
通する仕切のない開口を形成する。
【0013】また、好ましくは、前記車室内の前後にシ
ートが配設され、前記シートベルトはフロントシートに
着座する乗員が利用可能に配設される。
【0014】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、車両にヒンジを介して開閉自在に支持されたドアに
シートベルトを巻き取り及び繰り出し可能なリトラクタ
を配設し、当該リトラクタから延出するシートベルトの
端部をドア下部に配設されたアンカに係合し、シートベ
ルトにおける端部とシートベルトが繰り出されるドアパ
ネルとの間に設けられたタングを着座する乗員の車幅中
央側に配設されたバックルに係合可能としたことによ
り、フロントドアの開成時の操作性と乗降性が向上し、
リアドアの開成時のシートベルトの見栄えの向上と、後
席乗員の乗降性向上との両立を図ることができ、特にセ
ンタピラーレスの車両にあってドア開口の開放感と、後
席へのアクセス時の足元の乗降性改善を図ることができ
る。
【0015】請求項2の発明によれば、アンカは車体前
後方向に移動可能に支持されていることにより、シート
を車体前後方向にスライドさせた時にシートベルトの着
座乗員に対する拘束位置がなるべく変動しないようにア
ンカの車体前後方向の変位を許容する。
【0016】請求項3の発明によれば、リトラクタから
延出するシートベルトに対して摺動自在で当該シートベ
ルトをドアパネルに沿って着座する乗員に対して車幅外
側上方に案内するショルダアンカが当該ドアパネルに設
けられていることにより、シートベルトを着座乗員に対
して適正な位置に保持できる。
【0017】請求項4の発明によれば、アンカを支持す
るドア下部は、ドア閉成時に車体に設けられた係合部に
係合されることにより、シートベルトの引っ張り荷重に
対してドア下部の支持剛性を確保できる。
【0018】請求項5の発明によれば、ドアはその前端
部でヒンジを介して車体に支持されたフロントドアであ
ることにより、フロントドアの開成時の乗降性が向上す
る。
【0019】請求項6の発明によれば、ドアの後方には
リアドアがその後端部でヒンジを介して開閉可能に車体
に支持されていることにより、リアドアの開成時のシー
トベルトの見栄えの向上と、後席乗員の乗降性向上との
両立を図ることができ、特にセンタピラーレスの車両に
あってドア開口の開放感と、後席へのアクセス時の足元
の乗降性改善を図ることができる。
【0020】請求項7の発明によれば、フロントドア及
びリアドアが開成された状態で、車体側部に車室内外を
連通する仕切のない開口を形成することにより、観音開
き構造で、かつセンタピラーを有さないセンタピラーレ
ス構造となるので、開口の充分な開放感と、連続した1
つの開口の効率的な使用が可能となる。
【0021】請求項8の発明によれば、車室内の前後に
シートが配設され、シートベルトはフロントシートに着
座する乗員が利用可能に配設されることにより、前後複
数列のシートに対応して、特に前席乗員をシートベルト
にて確実に拘束することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて添付図面を参照して詳細に説明する。
【0023】尚、以下に説明する実施の形態は、本発明
の実現手段としての一例であり、本発明は、その趣旨を
逸脱しない範囲で下記実施形態を修正又は変形したもの
に適用可能である。
【0024】先ず、図1及び図2を参照して本実施形態
の車体構造およびドア構造について説明する。
【0025】図1及び図2に示すように車両1の車体側
面には、フロントドア2とリヤドア3とで構成されるサ
イドドアが設けられ、フロントドア2の前端部とリヤド
ア3の後端部とに、それぞれヒンジ部としてのフロント
ドアヒンジ4とリヤドアヒンジ5が設けられ、これらフ
ロントドア2及びリアドア3が開成された状態で、車体
側部に車室内外を連通する仕切のない開口13を形成す
る観音開き構造のサイドドアが構成されている。
【0026】これらサイドドアを構成するフロントドア
2とリヤドア3とは、それぞれ、ドアパネル6,7とド
アサッシュ8,9とウインドガラス10,11とを備
え、上述の各ドアパネル6,7の内部(詳しくはドアイ
ンナパネルとドアアウタパネルとの間)には車両の前後
方向に延びるサイドインパクトバー(図示せず)が設けら
れている。
【0027】さらに、フロントドア2には、車外から該
フロントドア2の開閉操作を行うドアアウタハンドル
(図示せず)と、車両後方を視認するドアミラー12が設
けられている。
【0028】この実施形態の観音開き構造のドアはフロ
ントドア2が優先して開放され、リヤドア3はフロント
ドア2の開放後において、その開放が許容されるように
構成している。
【0029】上述のサイドドアの車室内方側にはドア開
口(車両の側部開口)としての前席用の乗降口13aと後
席用の乗降口13bとが形成され、前席用の乗降口13
aはフロントドア2で開閉され、後席用の乗降口13b
はリヤドア3で開閉されると共に、これらの乗降口13
a,13bは両ドア2,3によって開閉自在に覆われる
連続した1つのドア開口13で形成され、センターピラ
ーレスの車体が構成されている。
【0030】図1に示すように、上述のフロントドア2
の後部の上下にはボディとの間で車幅方向の荷重が入力
されたときに当該フロントドア2をロックするロック部
14a,15aが設けられている。
【0031】また、リヤドア3の前部の上下にはボディ
との間で当該リヤドア3をロックするロック部14b,
15bが設けられ、リヤドア3の前端部中間にはフロン
トドア2のストライカ16をロックするロック部17が
設けられている。
【0032】図3はロック部14a,15aの構成を拡
大して示しており、ロック部14a,15aは、フロン
トドア2及びリアドア3の上下端面に設けられた軸部5
1とその軸部51の先端に形成された拡径部52とから
構成されるドアピン部と、ドア閉成時に当該軸部51を
案内する溝53と拡径部52に嵌合する開口54とを有
するボディパネルに設けられたコの字状の側断面を持つ
ピン受け部とを備え、フロントドア2にシートベルト3
1を設けた場合の支持剛性を確保している。
【0033】尚、上記ロック部は、図4に示すように、
サイドシルアウタ38又はこのサイドシルアウタ38に
対応するドアパネルに突設されたピン部38a,2b
と、ドア閉成時にこのピン部38a,2bに嵌合する穴
部2a,38bとをドアパネル又はこのドアパネルに対
応するサイドシルアウタ38に設けて構成してもよい。
【0034】一方、図3に示すようにフロアパネル18
の車室内の前後には複数列のシートとしてフロントシー
ト21及びリヤシート28が配設され、ブラケット19
およびシートスライド装置20を介してフロントシート
21が取付けられている。
【0035】このフロントシート21はシートクッショ
ン22と、シートバック23と、ヘッドレスト24とを
備え、フロントシート21におけるシートクッション2
2の車幅中央のトンネル部18a側にはバックル25b
が設けられ、バックル25bはブラケット26bを介し
てフロアパネル18に、又はストークを介してシートク
ッション22の車幅中央側の側面に固定されている。
【0036】尚、バックル25bをストークを介してシ
ートクッション22の車幅中央側の側面に固定した場合
には、シートの車体前後方向へのスライドに追従してバ
ックル25bが動くため、着座乗員に対するシートベル
ト31による拘束状態を変化させずにシート前後位置を
変更できるという利点がある。
【0037】また、フロントドア2におけるフロントシ
ート2の車幅外側方下部にはアンカ25aが設けられて
おり、アンカ25aはスライドブラケット26aを介し
てフロントドア2のインナパネルに固定されている。
【0038】フロアパネル18の左右両サイド(但し、
図面では一方のみを示す)にはサイドシルインナ37と
サイドシルアウタ38とを有して車両の前後方向に延び
るサイドシル閉断面39をもった車体剛性部材としての
サイドシル40が配設されている。
【0039】また、車室内にはフロントシート21に着
座する乗員が利用可能で当該着座乗員を拘束するシート
ベルト31が設けられている。
【0040】このシートベルト31はフロントドア2に
おけるセンタピラーと同等の剛性を有するドア後部構造
体2a内に配設されたリトラクタ32により所定加速度
での引張荷重以下では乗員により繰り出し及び自動で巻
き取り可能であると共に、当該所定加速度での引張荷重
以上では繰り出されずに固着して乗員の車体前方への移
動を禁止するための張力を付与する。
【0041】上述のフロントドア2の車室側の下半部に
はアームレスト33を有するドアトリム34が一体的に
設けられる一方、ドア後部構造体2aの車室側の上部に
はフロントシート21のヘッドレスト24位置と対応す
るようにショルダアンカ35が取付けられている。
【0042】そして、上述のリトラクタ32から繰り出
されたシートベルト31はドアトリム34の上端部から
ドア後部構造体2aの車室内へ導出された後に、このド
ア後部構造体2aの上部に設けられたショルダアンカ3
5でその繰出部が支持及び案内されて車室30側に延び
るように構成されている。
【0043】上記シートベルト31は、リトラクタ32
からフロントドア2内部を通って上方に延び、フロント
ドア2の車内パネルにおける前席乗員の外側部上方から
ショルダアンカ35を介して車室内に延出する。
【0044】当該シートベルト31の端部は、フロント
ドア2の車幅外側方下部に配設されたスライドブラケッ
ト26aに係止されたアンカ25aに係合可能とされて
いる。
【0045】また、当該シートベルト31における当該
端部とショルダアンカ35との間には、タング36b
が、当該シートベルトの端部とショルダアンカ35との
間でシートベルト31に対して挿通されて摺動自在で移
動するように設けられている。
【0046】タング36bは、フロントシート21の車
幅中央側に配設されたバックル25bに係合可能とされ
る。
【0047】図2は、シートベルト31を装着した使用
状態を示し、フロントドア2の閉状態でタング36bを
バックル25bに夫々係入させると3点式シートベルト
構造によりフロントシート21に着座した前席乗員を拘
束することができる。
【0048】スライドブラケット26aは全体が扇型で
あって、その外縁弧に沿って内部に円弧状の孔61が形
成されており、その孔に沿ってスライド可能にアンカ2
5aが配設されている。スライドブラケット26aは、
外縁弧の部分が車体前方に向くようにフロンドドア2の
インナパネルの下部に強固に固定され、その円弧状の孔
61によりアンカ25aの車体前後方向への変位を許容
する。そして、このスライドブラケット26aは、シー
トを車体前後方向にスライドさせた時にシートベルト3
1の着座乗員に対する拘束位置がなるべく変動しないよ
うにアンカ25aの車体前後方向の変位を許容すると共
に、シートベルト31に荷重がかかったときにスライド
ブラケット26aに均一に荷重されるように円弧状の孔
61にアンカ25aが支持されている。
【0049】また、スライドブラケット26aとロック
部15aとは、ドアパネル内に設けられた補強メンバ2
7により接合されて支持剛性が高められている。
【0050】尚、スライドブラケット26aは、図5に
示すように、全体が扇型であって、その外縁弧を円弧状
の断面円形の軸62として形成し、その軸62に沿って
スライド可能にアンカ25aを配設した構成としてもよ
い。
【0051】図2の点線で示すように、タング36bを
バックル25bから取り外した時には、アンカ25aか
らショルダアンカ35までのシートベルト31をリトラ
クタ32の張力により真っ直ぐに保持し、この未使用状
態では着座乗員をシートベルト31による拘束から解く
状態を形成し、フロントドア2を開成した時に前席乗員
が乗降可能となる。
【0052】なお、図中、45は合成樹脂等により形成
されるスカーフプレート、46はルーフパネル、47は
ルーフレール、48はルーフレールアウタ、49はルー
フレールインナである。
【0053】このように本実施形態の車両のシートベル
ト構造では、フロントドア2にシートベルト31を巻き
取るリトラクタ32を配設し、上記リトラクタ32から
延びるシートベルト31に摺動自在で当該シートベルト
31を当該フロントドアパネルに沿って着座する乗員に
対して車幅外側上方に案内するショルダアンカ35を当
該フロントドア2のインナパネルに設け、シートベルト
31の端部を着座する乗員の車幅外側方のドア下部に配
設されたアンカ25aに係合し、当該シートベルト31
における当該アンカ25aとショルダアンカ35との間
に設けられたタング36bを着座する乗員の車幅中央側
に配設されたバックル25bに係合可能とした。
【0054】この構成において、タング36bをバック
ル25bから取り外すことで、操作性とフロントドア2
の開成時の乗降性が向上し、リアドア3の開成時のシー
トベルト31の見栄えの向上と、後席乗員の乗降性向上
との両立を図ることができ、特にセンタピラーレスの車
両にあってドア開口13の開放感と、後席へのアクセス
時の足元の乗降性改善を図ることができる。
【0055】さらに、上記シートベルト31はフロント
ドア2の上部に設けられたショルダアンカ35にその中
間部が支持されて車室30側に延びるように構成された
ものである。
【0056】この構成によれば、ショルダアンカ35に
よりシートベルト31の支持が安定すると共に、3点式
シートベルト構造にて乗員を保護することができる。
【0057】また、フロンドドア2の閉成時にロック部
14a,15aが係合し、アンカ25aを支持するスラ
イドブラケット26aとロック部とが補強メンバ27に
より接合されているので、フロントドア2にシートベル
ト31を設けても支持剛性を確保できる。
【0058】さらに、上記車両1のドア開口13はフロ
ントドア2とリヤドア3とによって開閉自在に覆われる
連続した1つの開口13で形成されたものである。
【0059】この構成によれば、観音開き構造で、かつ
センタピラーを有さないセンタピラーレス構造となるの
で、ドア開口13の充分な開放感と、連続した1つの開
口(ドア開口13)の効率的な使用が可能となる。
【0060】加えて、上記車両1の車室30内には前後
に複数列のシート(フロントシート21、リヤシート2
8参照)が配置され、上記シートベルト31はフロント
ドア2に対応する位置に配置されたフロントシート21
の着座乗員用に設定されたものである。
【0061】この構成によれば、前後複数列のシートに
対応して、特に前席乗員を上記シートベルト31にて確
実に拘束することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態のシートベルト構造を備
えた車両の側面図である。
【図2】シートベルト装着時の車室内の要部を正面図で
ある。
【図3】ロック部の拡大図である。
【図4】ロック部の変形例を示す図である。
【図5】スライドブラケットの変形例を示す図である。
【符号の説明】
2 フロントドア 3 リヤドア 4,5 ヒンジ 13 ドア開口 21 フロントシート 25a アンカ 25b バックル 26a スライドブラケット 28 リヤシート 30 車室 31 シートベルト 32 リトラクタ 35 ショルダアンカ 36b タング

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両にヒンジを介して開閉自在に支持さ
    れたドアにシートベルトを巻き取り及び繰り出し可能な
    リトラクタを配設し、当該リトラクタから延出するシー
    トベルトの端部をドア下部に配設されたアンカに係合
    し、当該シートベルトにおける当該端部と前記シートベ
    ルトが繰り出されるドアパネルとの間に設けられたタン
    グを着座する乗員の車幅中央側に配設されたバックルに
    係合可能としたことを特徴とする車両のシートベルト構
    造。
  2. 【請求項2】 前記アンカは車体前後方向に移動可能に
    支持されていることを特徴とする請求項1に記載の車両
    のシートベルト構造。
  3. 【請求項3】 前記リトラクタから延出するシートベル
    トに対して摺動自在で当該シートベルトを前記ドアパネ
    ルに沿って着座する乗員に対して車幅外側上方に案内す
    るショルダアンカが当該ドアパネルに設けられているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の車両のシートベルト構
    造。
  4. 【請求項4】 前記アンカを支持するドア下部は、前記
    ドア閉成時に車体に設けられた係合部に係合されること
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の車
    両のシートベルト構造。
  5. 【請求項5】 前記ドアはその前端部で前記ヒンジを介
    して車体に支持されたフロントドアであることを特徴と
    する請求項1乃至4のいずれか1項に記載の車両のシー
    トベルト構造。
  6. 【請求項6】 前記ドアの後方にはリアドアがその後端
    部でヒンジを介して開閉可能に車体に支持されているこ
    とを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の
    車両のシートベルト構造。
  7. 【請求項7】 前記フロントドア及びリアドアが開成さ
    れた状態で、車体側部に車室内外を連通する仕切のない
    開口を形成することを特徴とする請求項6に記載の車両
    のシートベルト構造。
  8. 【請求項8】 前記車室内の前後にシートが配設され、
    前記シートベルトはフロントシートに着座する乗員が利
    用可能に配設されることを特徴とする請求項5乃至7の
    いずれか1項に記載の車両のシートベルト構造。
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