JP3196420B2 - シートベルト装置 - Google Patents

シートベルト装置

Info

Publication number
JP3196420B2
JP3196420B2 JP12117293A JP12117293A JP3196420B2 JP 3196420 B2 JP3196420 B2 JP 3196420B2 JP 12117293 A JP12117293 A JP 12117293A JP 12117293 A JP12117293 A JP 12117293A JP 3196420 B2 JP3196420 B2 JP 3196420B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
webbing
seat
retractor
seat belt
anchor portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP12117293A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06328994A (ja
Inventor
真臣 岡野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP12117293A priority Critical patent/JP3196420B2/ja
Publication of JPH06328994A publication Critical patent/JPH06328994A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3196420B2 publication Critical patent/JP3196420B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リヤシート用のシート
ベルト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、図4乃至図6に示すように、
3点式のシートベルト装置110は、公知であり(例え
ば、特開平1−314647号公報参照)、かかるシー
トベルト装置110を、リヤドアを備えていないクーペ
タイプの車両101のリヤシート109に適用してい
る。
【0003】図4及び図5のように、センタピラー10
3とリヤピラー105の間にはリヤサイドウィンドゥパ
ネル107が取付けられ、リヤサイドウィンドゥパネル
107下方のインナーパネル113にはボディサイドト
リム111が固定されている。
【0004】シートベルト装置110は、ウェビング1
17と、ウェビング117の一端117aを繰出し自在
に巻取るリトラクタ115と、ウェビング117を中間
部で支持するアンカ部121と、ウェビング117に挿
通されたタング123と、リヤシート109のシートバ
ック125とシートクッション127の間から突出し車
体側に設けられ前記タング123が挿入嵌合されるバッ
クル129とを備えている。
【0005】リトラクタ115は、ボディサイドトリム
111内でインナーパネル113に固定され、リトラク
タ115上方のボディサイドトリム上面111aには、
ベルト引出口119が形成されている。ベルト引出口1
19はリヤサイドウィンドゥパネル107の下縁部10
7aに近接して位置し、リトラクタ115に巻付けられ
たウェビング117は、ベルト引出口119を挿通して
車室内上方に引出し自在となっている。前記アンカ部1
21はベルト引出口119上方のリヤピラー105に設
けられ、前記ベルト引出口119から引出されたウェビ
ング117の他端117bは、アンカ部121を介して
ボディサイドトリム111下方の車体に接続固定されて
いる。すなわち、ウェビング117は、図6のようにリ
ヤサイドウィンドゥパネル107の正面を上下方向に横
切るように配索されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
シートベルト装置110にあっては、例えば左ハンドル
の車両101において、運転席から車室内右斜め後方を
視た場合、図1のように、ベルト引出口119からアン
カ部121に至るウェビング117がリヤサイドウィン
ドゥパネル107の前面に位置する。このため、ウェビ
ング117によって、リヤサイドウィンドゥパネル10
7からの斜め後部への視界が一部妨げられてしまう。
【0007】本発明は、このような従来の課題を解決す
るためになされたもので、その目的とするところは、リ
ヤサイドウィンドゥパネルからの斜め後方の視界を妨げ
ることのないシートベルト装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決する為の手段】上記目的を達成するため、
請求項1記載の発明は、車室内リヤシート側方のウイン
ドゥ部近傍にウェビングが支持されるリヤシート用のシ
ートベルト装置であって、前記ウインドゥ部後方に位置
し且つ上方のルーフ側ほどセンタピラーに近付くように
傾斜してなるリヤピラー部の上部には、アンカ部が設け
られ、前記リヤシート側方の車体の前記ウインドゥ部の
下縁側且つ前記リヤピラーの下端よりも前方側には、リ
トラクタが設けられ、前記車体を覆う車室内壁部の前記
アンカ部と前記リトラクタとの途中には、前記ウエビン
グが引き出されるベルト引出口が設けられてなり、前記
ウェビングの一端が、前記リトラクタに繰出し自在に巻
取られ、同他端が前記アンカ部を介して下方の車体フロ
ア側強度部材に固定され、前記ベルト引出口とアンカ部
との間で、前記ウエビングを運転者の視界に対して前記
ウインドゥ部から外れる位置となるよう、前記ウエビン
グが前記ウインドゥ部から車室内側へ離して配索されて
いることを特徴とする。
【0009】
【作用】ウェビングは、ベルト引出口とアンカ部との間
で、ウィンドゥ部の正面を横切るように配索された状態
となるが、ベルト引出口をウィンドゥ部の下縁端より車
幅方向内側にずらし、運転者の視界に対してウィンドゥ
部からウェビングが外れるような配置としたので、運転
者が斜め後方を視る場合に、ウィンドゥ部からの視界が
拡くなる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0011】図1は本実施例にかかるシートベルト装置
を運転席から視た斜視図、図2は図1の平面模式図、図
3は図1の要部断面図である。
【0012】図1のように、車両1のセンタピラー3と
リヤピラー5の間には、リヤシート9の側方に位置し
て、ウィンドゥ部であるリヤサイドウィンドゥパネル7
が取付けられている。リヤピラー5は、上方のルーフ6
側ほどセンタピラー3に近付くように傾斜し、図3のよ
うに、リヤサイドウィンドゥパネル7下方のインナーパ
ネル13には、車室内壁部を構成するボディサイドトリ
ム11が固定されている。
【0013】車室内リヤシート9に使用されるシートベ
ルト装置10は、リヤサイドウィンドゥパネル7の近傍
に支持されたいわゆる3点式のもので、ウェビング1
7、リトラクタ15、アンカ部21、タング23、及び
バックル25を備えている。
【0014】リトラクタ15は、ELR機構を備え、ウ
ェビング17の一端17aを繰出し自在に巻取り、ボデ
ィサイドトリム11内でインナーパネル13に固定され
ている。リトラクタ15の固定位置は、リヤピラー5の
下端5aよりもやや車体前方で、ボディサイドトリム1
1の内面に近接した位置となっている。かかる固定位置
では、リトラクタ15を前記所定の位置に固定すべく、
インナーパネル13が車室内側に突出して形成されてい
る。
【0015】リトラクタ15の上方で、リヤサイドウィ
ンドゥパネル7の下縁側のボディサイドトリム上面11
aには、細長い矩形状のベルト引出口19が形成されて
いる。ベルト引出口19は、リヤサイドウィンドゥパネ
ル7の下縁部7aから所定距離だけ車幅方向内側にずれ
て位置し、リトラクタ15に巻付けられたウェビング1
7は、ベルト引出口19を挿通して車室内上方に引出し
自在となっている。
【0016】アンカ部21は、リヤサイドウィンドゥパ
ネル7の後方で、ベルト引出口19の上方に位置するリ
ヤピラー5に設けられ、ウェビング17が挿通される挿
通穴21aを備えている。ベルト引出口19から引出さ
れたウェビング17は挿通穴21aを挿通している。ウ
ェビング17の他端17bは、リヤシート9のシートク
ッション29とボディサイドトリム11との間を挿通し
て、図示外の車体フロア側強度部材に接続固定されてい
る。これにより、ウェビング17は、ベルト引出口19
とアンカ部21との間で、リヤサイドウィンドゥパネル
7の正面を上下方向に横切るように配索された状態とな
っている。
【0017】タング23は、前記他端17bとアンカ部
21との間で、ウェビング17に挿通されている。リヤ
シート9のシートバック27とシートクッション29の
間からは、車体側に連結固定された補助ウェビング31
が延出され、補助ウェビング31の先端にはバックル2
5が取り付けられている。バックル25には、前記タン
グ23が着脱自在に連結される。シートベルト装置10
の使用時には、バックル25とタング23を連結する。
これにより、リヤシート9に着座した乗員に対して、他
端17bからバックル25までのウェビング17及び補
助ウェビング31が腰ベルトとして機能し、バックル2
5からアンカ部21までのウェビング17が肩ベルトと
して機能する。
【0018】図1及び図2に示すように、前記ベルト引
出口19は、運転席33のある車室内斜め前方からリヤ
サイドウィンドゥパネル7を視た際に、上下方向に配索
されたウェビング17が視界から外れるように、リヤサ
イドウィンドゥパネル7の下縁部7aから離れた位置
(例えば下縁部7aから50mmの位置)に形成されて
いる。すなわち、ウェビング17は、車室内斜め前方か
らのリヤサイドウィンドゥパネル7への視界を妨げない
位置まで、リヤサイドウィンドゥパネル7の表面から離
して配索されている。
【0019】このようなシートベルト装置10によれ
ば、図2のように、リヤサイドウィンドゥパネル7の下
縁部7aに近接した位置(2点鎖線示)にベルト引出口
35を設けた場合の可視範囲Aよりも、ウェビング17
が外れた範囲B分だけ視界が拡がる。すなわち、運転者
Mは、ウェビング17に妨げられることなく、リヤサイ
ドウィンドゥパネル7の全面から右斜め後方を視ること
ができ、斜め後方への視界が充分に確保される。これに
より、3点式のシートベルト装置10を、クーペタイプ
の車両1のリヤシート9に採用し、リヤシート9の側方
にベルト引出口19を設けた場合であっても、簡単な構
成で、運転者Mの斜め後方への視界を充分に確保するこ
とができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、簡単な構成により、運転者からの斜め後方への視界
を充分に確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるシートベルト装置を
運転席から視た斜視図である。
【図2】図1の平面模式図である
【図3】図1の要部断面図である。
【図4】従来のシートベルト装置を運転席から視た斜視
図である。
【図5】従来のシートベルト装置の要部断面図である。
【図6】従来のシートベルト装置を車室外から視た側面
図である。
【符号の説明】
5 リヤピラー(ピラー部) 9 リヤシート 7 リヤサイドウィンドゥパネル(ウィンドゥ部) 10 シートベルト装置 11 リヤサイドトリム(車室内壁部) 15 リトラクタ 17 ウェビング 19 ベルト引出口 21 アンカ部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内リヤシート側方のウインドゥ部近
    傍にウェビングが支持されるリヤシート用のシートベル
    ト装置であって、 前記ウインドゥ部後方に位置し且つ上方のルーフ側ほど
    センタピラーに近付くように傾斜してなるリヤピラー部
    の上部には、アンカ部が設けられ、 前記リヤシート側方の車体の前記ウインドゥ部の下縁側
    且つ前記リヤピラーの下端よりも前方側には、リトラク
    タが設けられ、 前記車体を覆う車室内壁部の前記アンカ部と前記リトラ
    クタとの途中には、前記ウエビングが引き出されるベル
    ト引出口が設けられてなり、 前記ウェビングの一端が、前記リトラクタに繰出し自在
    に巻取られ、同他端が前記アンカ部を介して下方の車体
    フロア側強度部材に固定され、 前記ベルト引出口とアンカ部との間で、前記ウエビング
    を運転者の視界に対して前記ウインドゥ部から外れる位
    となるよう、前記ウエビングが前記ウインドゥ部から
    車室内側へ離して配索されていることを特徴とするシー
    トベルト装置。
JP12117293A 1993-05-24 1993-05-24 シートベルト装置 Expired - Fee Related JP3196420B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12117293A JP3196420B2 (ja) 1993-05-24 1993-05-24 シートベルト装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12117293A JP3196420B2 (ja) 1993-05-24 1993-05-24 シートベルト装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06328994A JPH06328994A (ja) 1994-11-29
JP3196420B2 true JP3196420B2 (ja) 2001-08-06

Family

ID=14804637

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12117293A Expired - Fee Related JP3196420B2 (ja) 1993-05-24 1993-05-24 シートベルト装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3196420B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113895392B (zh) * 2021-10-13 2023-01-24 浙江吉利控股集团有限公司 车辆后排总成和车辆

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06328994A (ja) 1994-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001199307A (ja) ルーフに取り付けられた部材を通るシートベルト
JP3716400B2 (ja) リヤシート用シートベルト装置の取付構造
CN214112487U (zh) 一种安全带装置及其无b柱对开门车辆
JP2012218659A (ja) シートベルト装置及び車両用シート
JP3196420B2 (ja) シートベルト装置
US3895822A (en) Safety device
JP3680534B2 (ja) 車両のシートベルト装置
JP3705063B2 (ja) 車両用シートベルト
JP2002331907A (ja) 車両のシートベルト構造
JPH11170973A (ja) 車両用シートベルト装置
US4802691A (en) Headrest
JP2002087208A (ja) シートベルトの取付構造
JPH02151548A (ja) 車両のシートベルト支持構造
JPH0225722Y2 (ja)
JP4582434B2 (ja) 車両のシートベルト構造
JP3082815B2 (ja) 車両用シートベルト装置
JPH0613016Y2 (ja) 車両のシートベルト装置
JP3258813B2 (ja) 自動車の車室後部構造
JPH0534270Y2 (ja)
JP4596302B2 (ja) 車両のシートベルト構造
JPH0431180Y2 (ja)
JP4449210B2 (ja) 後列中央席用シートベルトの取付構造
JP4596301B2 (ja) 車両のシートベルト構造
JP3530971B2 (ja) 回転式自動車用シート
JPH0417408Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080608

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090608

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees