JP2003004791A - ポジションデータの生成方法 - Google Patents

ポジションデータの生成方法

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JP2003004791A JP2001188951A JP2001188951A JP2003004791A JP 2003004791 A JP2003004791 A JP 2003004791A JP 2001188951 A JP2001188951 A JP 2001188951A JP 2001188951 A JP2001188951 A JP 2001188951A JP 2003004791 A JP2003004791 A JP 2003004791A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポジションデータを短時間で生成する。 【解決手段】 回路基板の基板面領域を分割した複数の
エリア毎に各エリア内の複数の検査ポイントについての
所定情報を表示するために、予め得られた各検査ポイン
トについての検査ポイント位置情報および各エリアにつ
いてのエリア位置情報に基づいて、各検査ポイントがい
ずれのエリアに属するかを示すポジションデータを生成
するポジションデータの生成方法であって、同一のエリ
アに属する各検査ポイントのそれぞれについての検査ポ
イント位置情報に基づいて各検査ポイントを代表する代
表ポイントの位置情報を求め(ステップ24)、求めた
代表ポイントの位置情報とエリア位置情報とに基づいて
代表ポイントが属するエリアを特定し(ステップ2
5)、特定したエリアを代表ポイントに代表される各検
査ポイントが属するエリアとしてポジションデータを生
成する(ステップ26)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、検査対象の回路基
板における基板面領域を分割した複数のエリア毎に、そ
の各エリア内の複数の検査ポイントについての検査結果
や検査完了の有無などの所定情報を表示するためのポジ
ションデータの生成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のポジションデータを利用して検
査結果を表示する回路基板検査装置として、図2に示す
回路基板検査装置31が従来から知られている。この回
路基板検査装置31では、基板検査部2が、検査対象の
基板Pについて予め設定された複数の検査ポイントに対
してプロービングを行い、所定の電気的検査を実行する
と共に、制御部35が、その検査結果を表示部4に表示
させる。この場合、図3に示すように、検査対象の基板
Pは、いわゆる割り基板または多数枚取り基板と呼称さ
れるプリント基板であって、モジュールMA1〜MD4(以
下、区別しないときには「モジュールM」ともいう)が
横方向に4枚(A〜D)、縦方向に4枚(1〜4)連結
されている。この場合、各モジュールMは、回路基板検
査装置31による検査が完了した後に、基板Pにおける
同図に示す破線部位で分割されて最終製品として製造さ
れる。したがって、図4に示すように、回路基板検査装
置31では、各検査ポイントについての検査結果に応じ
て、後述するように、最終製品としてのモジュールMA1
〜MD4のそれぞれに対応するエリアAA1〜AD4(以下、
区別しないときには「エリアA」ともいう))を色分け
表示することにより、個々のモジュールMについての良
否を表示部4に表示する。
【0003】この回路基板検査装置31による基板Pの
検査に際しては、まず、各検査ポイントのプロービング
座標を示すプロービングデータDpを、例えば図外のパ
ーソナルコンピュータを用いて生成する。このプロービ
ングデータDpは、図5に示すように、基板検査部2に
よるプロービング(検査ステップ)の順序を示したステ
ップ番号(S No.)、その検査ステップのステップ
名、その検査ステップがいずれのエリアA(モジュール
M)についての検査ステップであるかを示すポジション
データ(PS)、その検査ステップにおいてプロービン
グすべきモジュールM上のプロービング座標、および基
板Pにおける各モジュールMの配置情報(そのモジュー
ルMの例えば左上隅位置の基板P上の基準座標からのず
れ量、すなわちオフセット値)などが記録される。この
場合、パーソナルコンピュータ上でプロービングデータ
Dpを生成する際には、基板P全体を通して検査すべき
ポイントをリストアップして各検査ステップを順に記述
するため、この際には、各検査ステップがいずれのモジ
ュールMに属するかは記録されない。したがって、図6
に示すように、生成されたプロービングデータDpで
は、ポジションデータ(PS)が未記録となっている。
なお、この際には、同図におけるステップ番号1〜10
0についてもポジションデータ(PS)が未記録となっ
ている。
【0004】次に、プロービングデータDpをパーソナ
ルコンピュータから回路基板検査装置31に転送した
後、未記録となっている各検査ステップ毎のポジション
データ(PS)が回路基板検査装置31によって記録さ
れる。以下、このポジションデータの記録処理を「オー
トロケーション処理」ともいう。このオートロケーショ
ン処理に際しては、まず、制御部35が、基板Pの設計
段階において生成されたCADデータなどに基づいて、
基板Pの外形サイズを取得する。次に、制御部35は、
取得した基板Pの外形サイズと、基板Pの分割数(この
場合、横方向に4枚、縦方向に4枚)とに基づいて各モ
ジュールM毎の外形サイズを演算する。この場合、図3
に示すように、一例として、基板Pの左上を原点(X
0,Y0)とし、各モジュールMの横方向(X方向)お
よび縦方向(Y)方向の長さをそれぞれ値100とす
る。次いで、制御部35は、基板Pの外形サイズと各モ
ジュールM毎の外形サイズとに基づいて、各モジュール
Mの基板P上の位置を特定する。
【0005】続いて、制御部35は、各検査ステップ毎
のプロービング座標がいずれのエリアAに属するかを判
別し、その判別結果をプロービングデータDpのポジシ
ョンデータとして記録する。具体的には、図6に示すよ
うに、例えば検査ステップ1は、プロービング座標が
(X21,Y22)でX方向およびY方向のオフセット
値が共に「0」であるため、制御部35は、エリアAA1
内(この場合、(X0,Y0)〜(X100,Y10
0)の範囲)に属するものとして、検査ステップ1のポ
ジションデータをA1と記録する。この処理をすべての
検査ステップに対して順に実行することにより、図5に
示すように、プロービングデータDpにおけるポジショ
ンデータの部位に各検査ステップの属するエリアが記録
され、オートロケーション処理が終了する。この後、基
板検査部2が、生成されたプロービングデータDpにお
ける各検査ステップ毎のプロービング座標(検査ポイン
ト)に対してプロービングを順次実行し、基板Pの各モ
ジュールMについての電気的検査を実行する。
【0006】次に、制御部35は、基板検査部2による
基板Pに対する電気的検査が完了した後、図4に示すよ
うに、検査結果表示用画面11を表示部4に表示させ
る。この検査結果表示用画面11では、実際の基板Pに
おける基板面領域のすべてのモジュールMA1〜MD4につ
いての検査結果が、表示部4に表示させた基板P上の対
応するエリアAA1〜AD4にそれぞれ表示される。例えば
検査結果表示用画面11上のエリアAA1には、基板P上
の対応するモジュールMA1についての検査ステップの検
査結果が表示される。具体的には、そのモジュールMに
ついてのすべての検査ステップにおいて絶縁不良や導通
不良など(以下、単に「不良」ともいう)の発生が認め
られなかったときには、そのモジュールMに対応する検
査結果表示用画面11上のエリアAを例えば白色で表示
する。一方、そのモジュールMについての検査ステップ
のいずれかにおいて不良の発生が認められたときには、
そのモジュールMに対応する検査結果表示用画面11上
のエリアAを例えば赤色(同図では「斜線」で示す)で
表示する。これにより、オペレータは、表示部4に表示
された検査結果表示用画面11を参照するだけで、検査
対象の基板Pにおける不良の有無、および不良が存在す
るモジュールMを直感的に特定することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の回路
基板検査装置31には、以下の問題点がある。すなわ
ち、従来の回路基板検査装置31では、各モジュールM
毎の検査結果を検査結果表示用画面11上に表示させる
ためには、まず、各検査ステップのプロービング座標や
オフセット値に基づいてポジションデータをそれぞれ特
定する必要がある。一方、基板Pの各モジュールMに
は、20000以上の検査ポイントが存在することもあ
る。このため、各検査ステップ毎に、その検査ポイント
がいずれのエリアA(モジュールM)に属するかを判別
している従来の回路基板検査装置31には、ポジション
データの生成に膨大な時間を要するという問題点があ
る。
【0008】また、従来の回路基板検査装置31では、
各検査ステップ毎のプロービング座標やオフセット値、
およびモジュールMの外形サイズと基板P上での位置と
に基づいて、その検査ステップがいずれのエリアA(モ
ジュールM)についての検査ステップであるかを判別す
る必要がある。しかし、各種サイズおよび形状が異なる
異種のモジュールが連結された基板Pについては、基板
Pの外形サイズとモジュールMの分割数とに基づいて各
モジュールM毎の外形サイズを特定するのが困難とな
る。このため、このような基板Pについては、例えばC
ADデータから各モジュールM毎のサイズ情報を取得
し、取得したサイズ情報に基づいて外形サイズを特定す
る必要がある。しかし、この方法には、取得したサイズ
情報と、実際の基板PにおけるモジュールM毎のサイズ
との間に若干の誤差が生じることがあるため、例えば隣
り合うモジュールM,Mの境界部近傍にプロービングす
る検査ステップについて、本来属するべきモジュールM
の隣のモジュールMについての検査ステップと誤って判
別することがある。したがって、誤って判別された検査
ステップにおいて不良が生じていると判別した際には、
不良が存在するモジュールMの隣のモジュールMに対応
するエリアAが赤色に誤表示されるという問題がある。
【0009】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
ものであり、ポジションデータを短時間で生成可能なポ
ジションデータの生成方法を提供することを主目的とす
る。また、正確なポジションデータを生成可能なポジシ
ョンデータの生成方法を提供することを他の目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく請
求項1記載のポジションデータの生成方法は、検査対象
の回路基板における基板面領域を分割した複数のエリア
毎に当該各エリア内の複数の検査ポイントについての所
定情報を表示するために、予め得られた前記各検査ポイ
ントについての検査ポイント位置情報および前記各エリ
アについてのエリア位置情報に基づいて、前記各検査ポ
イントがいずれのエリアに属するかを示すポジションデ
ータを生成するポジションデータの生成方法であって、
同一の前記エリアに属する各検査ポイントのそれぞれに
ついての前記検査ポイント位置情報に基づいて当該各検
査ポイントを代表する代表ポイントの位置情報を求め、
当該求めた代表ポイントの位置情報と前記エリア位置情
報とに基づいて当該代表ポイントが属する前記エリアを
特定し、当該特定したエリアを前記代表ポイントに代表
される前記各検査ポイントが属するエリアとして前記ポ
ジションデータを生成することを特徴とする。
【0011】請求項2記載のポジションデータの生成方
法は、請求項1記載のポジションデータの生成方法にお
いて、前記同一のエリアに属する前記各検査ポイントの
それぞれについての前記検査ポイント位置情報としての
座標データにおけるX軸成分の総和およびY軸成分の総
和を当該各検査ポイントの数でそれぞれ除することによ
って当該各検査ポイントの中心部に位置する中心座標を
求め、当該求めた中心座標を前記代表ポイントとして用
いることを特徴とする。
【0012】請求項3記載のポジションデータの生成方
法は、請求項1または2記載のポジションデータの生成
方法において、前記同一のエリアに属する各検査ポイン
トのいずれかに不良が存在するときに当該エリアに不良
が存在する旨の検査結果を前記所定情報として表示する
ための前記ポジションデータを生成することを特徴とす
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に係るポジションデータの生成方法の好適な実施の形
態について説明する。
【0014】最初に、本発明に係るポジションデータの
生成方法に従ってプロービングデータDpを生成する回
路基板検査装置1の構成について、図面を参照して説明
する。なお、従来の回路基板検査装置31と同一の構成
要素については、同一の符号を付して重複した説明を省
略する。
【0015】回路基板検査装置1は、いわゆるフライン
グテスタであって、図2に示すように、基板検査部2、
操作部3、表示部4、制御部5、RAM6およびROM
7を備えている。基板検査部2は、基板Pに接触して電
気的検査を実行するための一対の接触型のプローブ2
a,2aと、制御部5の制御下で両プローブ2a,2a
を任意のX−Y−Z方向に移動させるX−Y−Z移動機
構(図示せず)とを備え、基板Pの各検査ポイントにつ
いての断線や短絡などの不良の有無を電気的に検査す
る。操作部3は、回路基板検査装置1の動作条件を設定
するための各種キーを備えている。表示部4は、特に限
定されないが、例えばカラー表示可能なLCDパネルで
構成されている。この表示部4は、制御部5の制御下
で、図4に示す検査結果表示用画面11などを表示す
る。制御部5は、基板検査部2の動作制御や表示部4の
表示制御を実行する。RAM6は、基板Pについての検
査手順が記録されたプロービングデータDpや制御部5
の演算結果などを一時的に記憶し、ROM7は、制御部
5の動作プログラムを記憶する。なお、検査対象の基板
Pについては、回路基板検査装置31の検査対象と同一
であるものとし、同一の符号を付して重複した説明を省
略する。
【0016】次に、回路基板検査装置1による基板Pの
検査方法について、図面を参照して説明する。
【0017】基板Pの検査に際しては、まず、各検査ポ
イントのプロービング座標を示すプロービングデータD
pを例えば図外のパーソナルコンピュータ上で生成す
る。このプロービングデータDp(図5参照)は、前述
したように、ステップ番号、ステップ名、ポジションデ
ータ、モジュールM上のプロービング座標、および各モ
ジュールMのオフセット値などで構成され、同一のモジ
ュールMに関する検査ステップが100ステップずつ連
続して記録される。この場合、プロービング座標および
オフセット値で本発明における予め得られた検査ポイン
ト位置情報が構成される。なお、生成直後のプロービン
グデータDpでは、前述したようにポジションデータが
未記録となっている。また、例えば検査ステップ1〜1
00までの100ステップについては、同一のモジュー
ルMに関する検査ステップであることは特定できるもの
の、ポジションデータが未記録の状態では、これら10
0ステップずつの検査ステップがいずれのモジュールM
に関する検査ステップであるかは特定不能となってい
る。
【0018】次に、プロービングデータDpをパーソナ
ルコンピュータから回路基板検査装置1に転送する。次
いで、制御部5が、プロービングデータDpにおける未
記録のポジションデータ(PS)を記録するために、図
1に示すオートロケーション処理20を実行する。この
処理では、まず、制御部5が、例えば基板Pの設計段階
で既に生成されているCADデータに基づいて、基板P
の外形サイズと基板Pの分割数(モジュールMの配列
数)とを取得する(ステップ21)。次に、制御部5
は、取得した基板Pの外形サイズと、基板Pの分割数
(この場合、横方向に4枚、縦方向に4枚)とに基づい
て各モジュールM毎の外形サイズを演算する(ステップ
22)。次いで、制御部5は、基板Pの外形サイズと、
各モジュールM毎の外形サイズと、各モジュールMの基
板P上における原点(X0,Y0)からのオフセット値
とに基づいて、各モジュールMの基板P上での位置を特
定する(ステップ23)。この際には、例えばモジュー
ルMA1の基板P上における座標が(X0,Y0)〜(X
100,Y100)の範囲で、モジュールMD4の基板P
上における座標が(X300,Y300)〜(X40
0,Y400)の範囲であることを示す範囲情報(本発
明における予め得られたエリア位置情報に相当する)が
作成される。
【0019】続いて、制御部5は、1つのモジュールM
に関するすべての検査ステップ、すなわち検査ステップ
1〜100,101〜200・・1501〜1600の
各100ステップ毎の代表座標を決定する(ステップ2
4)。具体的には、制御部5は、例えば検査ステップ1
〜100のそれぞれのプロービング座標(座標とオフセ
ット値との合計値)に基づいて、各検査ステップで実行
するプロービング座標の中心座標を演算する。この際
に、例えば、各検査ステップにおけるプロービング座標
のX軸成分(座標のX軸成分の値とオフセット値のX軸
成分の値との合計値)を合計して検査ステップ数(この
場合、100)で除すことにより、中心座標のX軸成分
を演算する。同様にして、各検査ステップにおけるプロ
ービング座標のY軸成分(座標のY軸成分の値とオフセ
ット値のY軸成分の値との合計値)を合計して検査ステ
ップ数で除すことにより、中心座標のY軸成分を演算す
る。これにより、同一のモジュールMに対する100ス
テップについての中心座標Z(図3参照)が求められ
る。この場合、各検査ステップ毎のプロービング座標が
モジュールMA1の全域に散りばめられて規定されている
ため、これらのプロービング座標から演算した中心座標
Zは、同図に示すように、モジュールMA1の中心部また
はほぼ中心部の座標と等しくなる。この後、この中心座
標Zを代表座標(本発明における代表ポイントに相当す
る)として以下のステップを順に実行する。
【0020】次に、制御部5は、決定した代表座標と、
ステップ23で作成した各モジュールMの範囲情報とに
基づいて、その代表座標がいずれのモジュールMに属す
るかを判別する。次いで、制御部5は、判別したモジュ
ールMに対応するエリアAを、ステップ24で代表座標
を決定した100ステップ分のすべての検査ステップが
属すべきエリアAとして決定する(ステップ25)。続
いて、図6に示すように、制御部5は、決定したエリア
Aに関する情報をプロービングデータDpにおけるステ
ップ1〜100の検査ステップについてのポジションデ
ータとして一括記録する(ステップ26)。この後、制
御部5は、検査ステップ101〜200,201〜30
0・・1501〜1600についてもステップ24〜2
6を実行する。これにより、図5に示すように、プロー
ビングデータDpにおけるすべての検査ステップについ
てのポジションデータが記録され、オートロケーション
処理20が完了する。
【0021】次に、基板検査部2が、制御部5の制御下
で、プロービングデータDpに基づく基板Pについての
電気的検査を実行する。この際に、基板検査部2は、基
板P上の所定の一対のプロービング座標にそれぞれ対応
する一対の検査ポイントにプローブ2a,2aを接触さ
せ、一方のプローブ2aから検査信号を出力しつつ他方
のプローブ2aを介して検査信号を入力する。次に、一
対の検査ポイント間の例えば抵抗値を測定し、その抵抗
値に基づいて、両検査ポイント間の短絡または絶縁を検
査し、その検査結果を制御部5に出力する。これに応じ
て、制御部5は、入力した検査結果をRAM6に記憶さ
せる。このようにして基板検査部2による各検査ポイン
トについての電気的検査、および制御部5によるRAM
6への各検査結果の記憶処理を順次実行することによ
り、基板P上のすべての検査ポイントについての検査結
果がRAM6に記憶される。
【0022】次に、すべての検査ポイントについての電
気的検査が完了した後に、制御部5は、その検査結果を
表示部4に表示させる。この場合、図4に示すように、
制御部5は、基板Pを構成する16枚のモジュールMA1
〜MD4のそれぞれに対応する16区画のエリアAA1〜A
D4の各々を検査結果表示単位として検査結果表示用画面
11を表示部4に表示させ、各エリアA(モジュール
M)に属する検査ポイントについての検査結果を例えば
白赤の表示色で色分け表示する。具体的には、制御部5
は、RAM6に記憶されている検査結果に基づいて、各
エリアAに属する検査ポイントのいずれかに不良が発生
しているときには、対応するエリアAを赤色で表示す
る。また、各エリアAに属する検査ポイントに不良が発
生していないときには、対応するエリアAを白色で表示
する。これにより、例えば、すべての検査ポイントに不
良が発生していないモジュールMA1,MB1,MD4などに
ついては、検査結果表示用画面11上の対応するエリア
AA1,AB1,AD4が白色で表示され、いずれかの検査ポ
イントに不良が発生しているモジュールMC1について
は、対応するエリアAC1が赤色で表示される。これによ
り、オペレータは、検査結果表示用画面11を参照する
ことで、基板Pについての不良の有無、および基板P上
で不良が発生しているモジュールMA1〜MD4の位置を正
確かつ直感的に特定することができる。
【0023】このように、この回路基板検査装置1によ
れば、同一のモジュールMについての100ステップ分
の検査ステップについて求めた代表座標に基づいて、各
検査ステップが属するエリアAを特定してポジションデ
ータとして一括して記録することにより、各検査ステッ
プ毎に該当するエリアAを個別的に特定する従来のポジ
ションデータの生成方法と比較して、オートロケーショ
ン処理に要する時間を大幅に短縮することができる。こ
の場合、本発明の実施の形態では、本発明についての理
解を容易とするために、1つのモジュールM当り100
ステップのプロービングを実行する例を説明したが、実
際に基板Pを検査する際には、1つのモジュールM当り
20000ステップ以上のプロービングを実行する。こ
のため、従来のポジションデータの生成方法と比較した
場合、オートロケーション処理に要する時間をほぼ1/
20000に短縮することができる。
【0024】また、この回路基板検査装置1によれば、
同一のモジュールMに関する100ステップについての
中心座標Zを代表座標として用いることにより、前述し
たように、この中心座標がモジュールMの中心部近傍に
位置するため、例えば隣接する他のエリアAに近い座標
に基づく該当エリアの判別方法とは異なり、本来属すべ
きエリアAを正確に特定することができる。これによ
り、正確なポジションデータを生成することができると
共に、各モジュールMについての検査結果を、その検査
ポイントが属すべきエリアAに正確に表示することがで
きる。
【0025】なお、本発明は、上記した本発明の実施の
形態に限定されず、適宜変更が可能である。例えば、本
発明の実施の形態では、本発明における代表座標として
中心座標を用いた例を説明したが、本発明における代表
座標はこれに限定されず、同一モジュールMに対する複
数の検査ステップから任意に選択した検査ステップのプ
ロビーング座標を代表座標としてもよい。また、本発明
の実施の形態では、検査に際して接触型のプローブ2a
を所定の検査ポイントに接触させるためプロービング座
標を用いて代表座標を求めた例を説明したが、非接触型
のプローブを使用する回路基板検査装置では、検査時に
非接触型のプローブを配置すべき検査座標を用いて代表
座標を求めることができる。
【0026】また、本発明の実施の形態では、本発明に
おける所定情報として各モジュールM毎の検査結果を表
示させる例を説明したが、本発明はこれに限定されず、
例えば、各検査時点における検査ポイントが属するモジ
ュールMに対応するエリアAを表示させたり、検査を完
了したモジュールMに対応するエリアAを表示させるこ
ともできる。この場合、表示方法についても本発明の実
施の形態に例示した色分け表示に限定されず、例えば不
良が存在するエリアAを特定可能な文字情報を表示させ
てもよい。さらに、本発明の実施の形態では、最終製品
としてのモジュールMA1〜MD4が連結された基板P(割
り基板)を検査対象とした例を説明したが、本発明にお
ける回路基板はこれに限定されない。例えば、1枚の回
路基板を複数の基板面領域に分割して、各基板面領域毎
の検査結果を表示させる際にも、本発明におけるポジシ
ョンデータの生成方法を有効に適用することができる。
【0027】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載のポジショ
ンデータの生成方法によれば、同一のエリアに属する各
検査ポイントを代表する代表ポイントの位置情報を求
め、その代表ポイントの位置情報とエリア位置情報とに
基づいて代表ポイントが属するエリアを特定して、その
エリアを代表ポイントに代表される各検査ポイントが属
するエリアとしてポジションデータを生成することによ
り、各検査ポイント毎にその検査ポイントが属するエリ
アを特定してポジションデータを生成する従来方法と比
較して、同一のエリアに属する各検査ポイントについて
のポジションデータを一括して生成できるため、短時間
でポジションデータを生成することができる。
【0028】また、請求項2記載のポジションデータの
生成方法によれば、同一のエリアに属する各検査ポイン
トのそれぞれについての検査ポイント位置情報としての
座標データにおけるX軸成分の総和およびY軸成分の総
和を各検査ポイントの数でそれぞれ除することによって
求めた中心座標を代表ポイントとして用いることによ
り、中心座標が各エリアの中心部に位置するため、隣接
する他のエリアに属するといった誤った特定を防止でき
る結果、各検査ポイントが属するエリアを正確に特定し
てポジションデータを生成することができる。
【0029】さらに、請求項3記載のポジションデータ
の生成方法によれば、生成したポジションデータに基づ
いて検査結果を表示する際に、不良が存在するエリアお
よび正常なエリアを正確に表示させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】回路基板検査装置1によって実行されるオート
ロケーション処理20のフローチャートである。
【図2】本発明の実施の形態に係る回路基板検査装置1
および従来の回路基板検査装置31のそれぞれの構成を
示すブロック図である。
【図3】回路基板検査装置1,31の検査対象である基
板Pの基板面領域におけるモジュールMA1〜MD4の概念
を説明する説明図である。
【図4】基板Pについての検査結果を一覧表示する検査
結果表示用画面11の表示画面図である。
【図5】基板Pについての検査手順を示すプロービング
データDpの内容を説明するための説明図である。
【図6】検査ステップ1〜100にポジションデータを
記録した状態のプロービングデータDpの内容を説明す
るための説明図である。
【符号の説明】
1 回路基板検査装置 2 基板検査部 3 操作部 4 表示部 5 制御部 6 RAM 7 ROM 11 検査結果表示用画面 20 オートロケーション処理 AA1〜AD4 エリア Dp プロービングデータ MA1〜MD4 モジュール P 基板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検査対象の回路基板における基板面領域
    を分割した複数のエリア毎に当該各エリア内の複数の検
    査ポイントについての所定情報を表示するために、予め
    得られた前記各検査ポイントについての検査ポイント位
    置情報および前記各エリアについてのエリア位置情報に
    基づいて、前記各検査ポイントがいずれのエリアに属す
    るかを示すポジションデータを生成するポジションデー
    タの生成方法であって、 同一の前記エリアに属する各検査ポイントのそれぞれに
    ついての前記検査ポイント位置情報に基づいて当該各検
    査ポイントを代表する代表ポイントの位置情報を求め、
    当該求めた代表ポイントの位置情報と前記エリア位置情
    報とに基づいて当該代表ポイントが属する前記エリアを
    特定し、当該特定したエリアを前記代表ポイントに代表
    される前記各検査ポイントが属するエリアとして前記ポ
    ジションデータを生成することを特徴とするポジション
    データの生成方法。
  2. 【請求項2】 前記同一のエリアに属する前記各検査ポ
    イントのそれぞれについての前記検査ポイント位置情報
    としての座標データにおけるX軸成分の総和およびY軸
    成分の総和を当該各検査ポイントの数でそれぞれ除する
    ことによって当該各検査ポイントの中心部に位置する中
    心座標を求め、当該求めた中心座標を前記代表ポイント
    として用いることを特徴とする請求項1記載のポジショ
    ンデータの生成方法。
  3. 【請求項3】 前記同一のエリアに属する各検査ポイン
    トのいずれかに不良が存在するときに当該エリアに不良
    が存在する旨の検査結果を前記所定情報として表示する
    ための前記ポジションデータを生成することを特徴とす
    る請求項1または2記載のポジションデータの生成方
    法。
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