JP2003002959A - 脂肪族ポリエステルカーボネートの製造方法 - Google Patents

脂肪族ポリエステルカーボネートの製造方法

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JP2003002959A JP2001183928A JP2001183928A JP2003002959A JP 2003002959 A JP2003002959 A JP 2003002959A JP 2001183928 A JP2001183928 A JP 2001183928A JP 2001183928 A JP2001183928 A JP 2001183928A JP 2003002959 A JP2003002959 A JP 2003002959A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】無水マレイン酸とグリコールを原料として、反
応時間が短縮され、水素添加触媒のろ過性能が向上し、
且つ、反応熱の除熱も効率良く出来る、実用上十分な成
型性および物性を有する脂肪族ポリエステルカーボネー
トの製造方法を提供すること。 【解決手段】無水マレイン酸とグリコールと希釈剤を混
合し、特定条件で水素添加反応を行うことにより、副反
応を低く制御し、水素添加反応後の精製プロセスの省略
が可能となった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生分解性を有する高分
子量の脂肪族ポリエステルカーボネートの製造法に関
し、詳しくは、成形加工時の熱安定性に優れ、フィル
ム、シート、フィラメント、射出、発泡など各種の成形
に適する生分解性を有する高分子量脂肪族ポリエステル
カーボネートの簡便な製造法に関する。
【0002】本発明に係る脂肪族ポリエステルカーボネ
ートは、流動性、射出成形性に優れ、フィルム、シー
ト、フィラメントあるいは繊維などの成形品を得るのに
好適であり、得られる成形品は十分な機械的強度を有す
ると共に、土中、水中または活性汚泥処理及び堆肥処理
により高い生分解性を示し、包装材料やその他の成形体
に広く利用できる。たとえば、農業分野では土壌表面を
被覆して土壌の保温を行うマルチフィルム、植木用の鉢
や紐、または肥料のコーティング材料などに利用でき、
あるいは漁業分野では釣糸、魚網に、さらには医療分野
の医療用材料、生理用品などの衛生材料、として利用で
きる。
【0003】
【従来の技術】近年、地球的規模での環境問題に対し
て、自然環境の中で分解する高分子素材の開発が要望さ
れるようになり、その中でも特に微生物によって分解さ
れるプラスチックは、環境適合性材料や新しいタイプの
機能性材料として大きな期待が寄せられている。
【0004】従来より、脂肪族ポリエステルカーボネー
トに生分解性があることはよく知られており、その中で
も特に、コハク酸を主原料とする脂肪族2塩基酸と脂肪
族ジヒドロキシ化合物から得られる脂肪族ポリエステカ
ーボネートが成形性および物性が良好であることから注
目されている。
【0005】しかし、コハク酸を主原料とした脂肪族ポ
リエステルカーボネートはコハク酸の製造プロセスが煩
雑であり、製造コストが高く普及の妨げとなっている。
通常コハク酸は、工業的には無水マレイン酸を水溶媒中
で水素添加し、次いで触媒ろ別、結晶化、濾過、洗浄、
乾燥という工程を経て製造する。
【0006】この問題を解決すべく本発明者らは、無水
マレイン酸とグリコールを混合し特定条件下で水素添加
反応を行うことにより、副反応を低く制御し、水素添加
反応後の精製プロセスを省略することが可能な方法を見
いだし出願した(特願2000−121523号)。
【0007】しかしながら上記発明においては、実用
上、水素添加反応時の反応時間、バッチ式反応での触媒
ろ過性、反応熱の除熱等に問題があり、さらなる製造法
の改良が求められていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、無水
マレイン酸とグリコールを原料として、反応時間が短縮
され、水素添加触媒のろ過性能が向上し、且つ、反応熱
の除熱も効率良く出来る、実用上十分な成型性および物
性を有する脂肪族ポリエステルカーボネートの製造方法
を提供することにある。
【0009】
【問題点を解決するための手段】本発明者らは前記課題
を解決すべく鋭意検討した結果、無水マレイン酸とグリ
コールと希釈剤を混合し、特定条件で水素添加反応を行
うことにより、副反応を低く制御し、水素添加反応後の
精製プロセスの省略が可能であることを見出し、本発明
に至った。
【0010】すなわち本発明は、水素添加触媒存在下、
無水マレイン酸と炭素数2〜20のグリコール、希釈
剤、及び水素とを反応して得られた反応生成物をエステ
ル交換触媒存在下に重縮合させて数平均分子量200〜
5,000の脂肪族ポリエステルオリゴマーを得、次い
で該脂肪族ポリエステルオリゴマーと炭酸ジエステルを
反応させることを特徴とする重量平均分子量100,0
00以上の脂肪族ポリエステルカーボネートの製造方法
に関する。
【0011】本発明による脂肪族ポリエステルカーボネ
ートの製造は、無水マレイン酸とグリコール化合物及び
希釈剤との混合物を水素添加する第1工程、得られた反
応生成物を重縮合し脂肪族ポリエステルオリゴマーとす
る第2工程、および脂肪族ポリエステルオリゴマーと炭
酸ジエステルとを反応させる第3工程より構成される。
【0012】1 第1工程
【0013】本発明の、第1工程はバッチ式でも流通式
でも実施が可能である。
【0014】バッチ式で行う場合は、水素添加触媒存在
下に無水マレイン酸1モルに対して、炭素数2から20
のグリコール0.1〜4モルと希釈剤希釈剤0.5〜2
0モルとの混合物を、60〜250℃、1〜100kg
/cm2 の水素圧力下で撹拌して、水素添加と初期重合
を行い、反応生成物を得る。
【0015】流通式で行う場合は、固定床水素添加触媒
存在下に無水マレイン酸1モルに対して、炭素数2から
20のグリコール0.1〜4モルと希釈剤0.5〜20
モルとの混合物を、60〜250℃、1〜100kg/
cm2 の水素圧力下に流通させて、水素添加を行い、反
応生成物を得る。
【0016】以下、バッチ式について詳細を説明する。
【0017】第1工程は、無水マレイン酸1モルに対し
て0.1〜4モルのグリコールと0.5〜20モルの希
釈剤とを混合し、水素添加触媒の存在下、温度60〜2
50℃、好ましくは80〜170℃、水素圧力1〜10
0kg/cm2 、好ましくは5〜50kg/cm2 にて
攪拌し、水素添加を行い、反応生成物を得る工程であ
る。
【0018】必要により副生する水およびグリコールの
環化物等を系外に除去する。この第1工程の反応生成物
中の、グリコールの脱水環化反応による副生成物の含有
量は、仕込みグリコールに対してモル比で10%未満で
ある。反応温度が250℃以上の場合は、3官能以上の
副成物の生成量が多くなり、最終ポリマー中のゲルの含
有量が著しく増加する。また、ここで用いるグリコール
は、無水マレイン酸1モルに対し好ましくは0.5〜2
倍モル程度であるが、発熱量が大きいときには、グリコ
ール及び/または希釈剤を増加することができる。
【0019】さらに、活性炭、イオン交換樹脂等を使用
して、水素添加反応前に無水マレイン酸とグリコールと
希釈剤の混合物から不純物を除去する事で、第1工程に
おける触媒寿命を延ばす事も可能である。
【0020】第1工程で、使用する水素添加触媒は、P
d、Pd化合物、白金、白金化合物、ルテニウムおよび
ルテニウム化合物が挙げられる。具体的には、Pdの単
体(Pd黒)、Pd炭素、Pdアルミナ、Pdシリカア
ルミナ、Pdシリカ、Pd硫酸バリウム、Pdゼオライ
ト、酸化Pd、白金の単体(白金黒)、白金炭素、白金
アルミナ、酸化白金、ルテニウムの単体(ルテニウム
黒)、ルテニウム炭素、ルテニウムアルミナ、酸化ルテ
ニウム等が例示される。担体中の金属触媒の濃度につい
ては、特に限定されるものではないが、その取扱い上、
10%未満のものが推奨される。触媒の添加量について
も特に限定されるものではないが反応液に対し、0.1
%から10%程度の範囲が推奨される。
【0021】本工程で使用されるグリコールは炭素数が
2から20の直鎖、分岐、脂環式構造を有する脂肪族グ
リコールが使用される。具体的には、エチレングリコー
ル、プロパンジオール、ブタンジオール、ペンタンジオ
ール、ヘキサンジオール、オクタンジオール、ネオペン
チルグリコール、シクロヘキサンジメタノール、トリシ
クロデカジメタノール、ペンタシクロデカジメタノール
等が例示されるが、脂肪族ポリエステルカーボネートの
微生物分解性及び融点の観点から好ましくはブタンジオ
ールである。
【0022】本工程で使用される希釈剤は、反応を阻害
せず、液粘度の低下をもたらし、水素添加反応後、蒸留
等の方法により、容易に反応生成物から分離できるグリ
コール以外の溶媒である。具体的には、水、アセトン、
テトラヒドロフラン、トルエン等が例示されるが、より
好ましくは水である。水は、通常、脱イオン水、蒸留
水、または水道水であるが、不純物の少ない脱イオン水
が好ましい。また、2種類以上の希釈剤を組み合わせて
使用する事も可能である。希釈剤の添加量に関しては、
特に限定されるものではないが、無水マレイン酸1モル
に対し0.5モルから20モル程度の範囲が推奨され
る。
【0023】第1工程をバッチ式で行った場合、触媒
は、水分、外気に触れない状況下で、濾過、加圧濾過、
遠心分離、デカンテーション等の手法で分離でき、分離
した触媒は再度使用可能である。反応器にフィルターを
装着して行うことも可能であるし、外部に濾過槽を設け
て濾過し、触媒ケーキを次の反応液と混合しながら反応
器に戻すプロセスも推奨される。また、ペレット状の触
媒を反応器内に設置した籠等に入れて反応することによ
り、濾過等のプロセスを省略することもできる。
【0024】第1工程を流通式で行う場合、ペレット状
の触媒を充填したトリクルベット形式が推奨される。反
応による発熱量が問題となる場合があるが、その場合
は、希釈剤及び/またはグリコール成分を増加させるこ
とと、反応液による希釈が推奨される。また、反応器内
に熱交換機を設置し除熱する事も可能である。
【0025】2 第2工程
【0026】第2工程は、第1工程で得られた反応生成
物をエステル交換触媒の存在下、100〜280℃で重
縮合を行い、脂肪族ポリエステルオリゴマーを製造する
工程である。さらに第2工程では、重縮合反応に伴って
副生する水もしくはアルコールおよび過剰のグリコール
を除去される。圧力は上記目的が達成される圧力が選ば
れ、反応を促進する目的で300mmHg以下の減圧と
することが好ましい。この工程で別途グリコール、ジカ
ルボン酸化合物およびヒドロキシカルボン酸化合物を添
加し、共重合化することができる。
【0027】脂肪族ポリエステルオリゴマーの分子量、
酸価、グリコールの残存量は、未反応のグリコールの留
去速度と反応速度を適当にバランスさせることにより制
御可能であり、仕込モル比、触媒、温度、減圧度、反応
時間の条件を適宜選択して組合せる方法や、不活性気体
を適当な流量で吹き込む方法も現実的である。通常は、
エステル交換触媒の存在下、反応温度100〜280℃
で段階的に減圧度を調節することにより行うことができ
る。たとえば、まず常圧でエステル化を行い縮合反応に
よって生じた水を除去し、次いで200〜80mmHg
程度の減圧度でさらに脱水縮合反応を行わせ、酸価を低
減させ、最終的に、5mmHg以下の真空度とする方法
が用いられる。
【0028】過剰のジヒドロキシ化合物の留去と減圧度
の増加速度を早くすることにより、反応時間の短縮およ
びオリゴマー中のジヒドロキシ化合物残存量の低減化が
可能である。
【0029】エステル交換触媒としては、公知のエステ
ル交換触媒が使用できるが、特に、ジルコニウム(Z
r)化合物もしくはハフニウム(Hf)化合物と、Y化
合物,La化合物,Zn化合物およびSn化合物から選
ばれる1種以上との組み合わせからなる複合系が、好ま
しい。この複合系の触媒を使用することにより、脂肪族
ポリエステルカーボネートの色調を向上させ、カルボン
酸末端の量を減らし、さらに反応時間を短縮することが
できる。エステル交換触媒の使用量は、原料混合物10
0重量部に対して、5×10-5〜1重量部の範囲で用い
られる。触媒として好ましい化合物の形態としては、脂
肪酸塩類、水酸化物、アルコラート、フェノラート、ア
セチルアセトナート等種々あげられる。
【0030】3 第3工程
【0031】第3工程は、第2工程で得られた脂肪族ポ
リエステルオリゴマーと炭酸ジエステルとを反応させ、
GPCで測定し、標準スチレン換算による重量平均分子
量(Mw)が少なくとも100,000で、融点が60
〜200℃である脂肪族ポリエステルカーボネートを製
造する工程である。通常150〜280℃、好ましくは
200〜220℃で行われ、反応に伴って副成するグリ
コールまたは水が除去される。150℃以下の温度で
は、十分な反応速度が得られず、280℃以上の温度で
は、重合反応を速く進めることができるが重合体を着色
させることがあり好ましくない。反応は、必要に応じて
徐々に減圧度を調節して最終的には3mmHg以下の減
圧とすることが好ましい。
【0032】本発明の脂肪族ポリエステルカーボネート
の製造に用いられる炭酸ジエステルの具体的な例として
は、ジフェニルカーボネート、ジトリールカーボネー
ト、ビス(クロロフェニル)カーボネート、m−クレジ
ルカーボネートジメチルカーボネート、ジエチルカーボ
ネート、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネー
ト、ジプロピルカーボネート、ジブチルカーボネート、
ジアミルカーボネート、ジヘキシルカーボネート、ジオ
クチルカーボネートなどを挙げることができる。上記炭
酸ジエステルの他に、2種のヒドロキシ化合物からなる
炭酸ジエステルも含まれる。これらの炭酸ジエステルの
中で特にジフェニルカーボネートが好ましい。炭酸ジエ
ステルの使用量は、脂肪族ポリエステルオリゴマーの末
端水酸基に対して0.40〜0.60倍モル量用いる
が、より好ましくは0.45〜0.55倍モル量であ
り、0.47〜0.52倍モル量が特に好ましい。
【0033】第3工程で炭酸ジエステルを添加する際、
グリコール成分を添加することにより、ブロック共重合
化が可能である。添加するグリコールは第1工程で使用
したグリコールと同一でも異なっても良い。
【0034】第3工程で炭酸ジエステルと併用してジカ
ルボン酸化合物を併用することも出来る。ジカルボン酸
化合物の具体的な例としては、コハク酸、蓚酸、マロン
酸、アジピン酸、アゼライン酸等の脂肪族ジカルボン酸
およびそれらの無水物、モノエステル、ジエステル類、
また、テレフタル酸、イソフタル酸、トリメリット酸、
ピロメリット酸、等の芳香族カルボン酸化合物およびそ
れらの無水物、モノエステル、ジエステル類などを挙げ
ることができる。特にジエステル化合物が好ましい。添
加量としては、脂肪族ポリエステルオリゴマーの末端水
酸基に対して0.40〜0.60倍モル量用いるが、よ
り好ましくは0.45〜0.55倍モル量であり、0.
47〜0.52倍モル量が特に好ましい。
【0035】本発明の脂肪族ポリエステルカーボネート
は、射出成形、押出成形、インフレーション法、T−ダ
イス法、紡糸、フィラメント成形、ブロー成形、真空圧
空成形あるいは発泡成形等の通常の成形手法による成形
が可能である。また、必要に応じて通常ポリマーに添加
される充填材、酸化防止剤、安定剤、核剤、紫外線吸収
剤、滑材、ワックス類、色剤、着色剤、含量、フィラー
等の添加剤を添加することができる。
【0036】本発明の脂肪族ポリエステルカーボネート
を用いて成形品を得る際、使用されるポリマーの分子量
は成形加工条件、成形品の種類により、また成形温度な
どにより適宜選択される。射出成形用途では、特別な場
合を除いてGPCで測定される標準スチレン換算重量平
均分子量Mw120,000〜350,000の範囲の
ものが用いられる。
【0037】また、本発明の脂肪族ポリエステルカーボ
ネートは、溶融粘度として、2,000〜50,000
ポイズである。この溶融粘度はフローテスターにより温
度190℃、60kg荷重の条件で測定した溶融粘度で
ある。溶融粘度が2,000ポイズ以下では樹脂が流れ
過ぎ安定な成形ができない。50,000ポイズ以上で
は充分な流動性が得られず成形が困難になる。一般的に
は、2,000〜30,000のものが好ましい。特
に、フィルム成形において均質で良質なフィルムを得る
には、5,000〜30,000ポイズが好ましい。
【0038】本発明での脂肪族ポリエステルカーボネー
ト中の3官能以上の化合物の含有量は、仕込み無水マレ
イン酸に対してモル比で3%未満である。
【0039】本発明の脂肪族ポリエステルカーボネート
は融点が70〜200℃の高結晶性ポリマーであり、ク
ロロホルム、メチレンクロライドなどには溶解するが、
テトラヒドロフラン、メタノール、アセトン、酢酸エチ
ル、ジエチルエーテル、ヘキサン、トルエン、キシレ
ン、等の大部分のアルコール類、ケトン類、エーテル
類、エステル類、脂肪族および芳香族炭化水素類には溶
解しない優れた耐溶解性を示す。
【0040】また、生分解性は、分子量、カーボネート
単位含有量により影響を受けるが、得られたフィルム
の、25℃、60%RHの条件での土壌埋設試験を行っ
た場合高い分子量を有するにもかかわらず、ポリマー中
のカーボネート単位含有量が少なくとも5モル%以上で
ある場合にカーボネート単位を有しない脂肪族ポリエス
テルに比べ、高い分解性を示す。ポリマー中のカーボネ
ート単位含有量が7.0モル%以上である場合には、1
8週間で半分以上が分解し、さらに20.0モル%以上
含有するものにあっては15週間で完全に消失する。こ
れはカーボネート単位を有しない脂肪族ポリエステルに
比べ5倍以上の分解性である。
【0041】以上のごとく、本発明によれば、耐熱性、
耐溶剤性と実用上の使用に十分な高分子量を有する脂肪
族ポリエステルカーボネートを製造することができる。
しかも、本発明者等の知見によれば、脂肪族ポリエステ
ルカーボネートの生分解性は、カーボネート単位含有量
によって高められるのであり、カーボネート単位含有量
により土壌中など環境中の生分解速度を適宜選択するこ
とができる。
【0042】次に実施例により本発明をさらに詳細に説
明する。ここでは、グリコール成分として1,4−ブタ
ンジオールを用い、炭酸ジエステルとしてジフェニルカ
ーボネート、希釈剤として水を使用した場合について主
に例示する。
【0043】本実施例において、分子量はクロロホルム
を溶媒としてGPC(昭和電工(株)製GPC Sys
tem−11使用)により標準スチレン換算の重量平均
分子量(Mw)および数平均分子量(Mn)として測定
した。また、不飽和結合残存量はNMR(日本電子
(株)製NMR EXー270)を使用し測定した。
【0044】脂肪族ポリエステルカーボネートのメルト
フローレートはメルトインデクサー(東洋精機)を用い
て温度190℃、荷重2.16kgにて測定した。3官
能以上の化合物の含有量については、事前にトリメチロ
ールプロパンの添加量を変えて製造した脂肪族ポリエス
テルカーボネートの分子量と、メルトフローレートの関
係より検量線を作成し、トリメチロールプロパン換算の
値とした。
【0045】脂肪族ポリエステルオリゴマーの水酸基
価、酸価はJIS K−1557に準じて測定した。水
酸基価の測定値から、単位重量あたりの末端水酸基モル
が求められ、その1/2量を 炭酸ジエステルおよび/
またはジカルボン酸化合物の理論量とした。
【0046】実施例1 第1工程 攪拌機、圧力測定装置を装着した、耐圧反応器に無水マ
レイン酸39.2g(0.4モル)1,4−ブタンジオ
ール54.1g(0.6モル)、水14.4g(0.8
モル)および5%パラジウム/カーボン触媒を0.4g
仕込み、水素により圧力20kg/cm2 にて3回置換
を行った。圧力20kg/cm2 とした後、毎分108
0回転の攪拌下に反応器を昇温し、90℃にて圧力を2
0kg/cm2 として、1時間43分反応を行った。圧
力低下が無くなったのを確認した後、反応液を窒素加圧
下(0.3kg/cm2)に濾過し103gの反応生成
物を得た。ろ過時間は1分20秒であった。得られた濾
液は、NMR測定より不飽和結合が無いことが確認され
た。また、1,4−ブタンジオールの環化により副成し
たテトラヒドロフラン(THF)は添加した1,4−ブ
タンジオールに対して2モル%であった。
【0047】第2工程 第1工程で得られた103gの反応生成物を、攪拌機、
留出コンデンサー、および温度計を装着した300ml
の反応器に仕込み、エステル交換触媒として酢酸亜鉛1
0mg、ジルコニウムアセチルアセトナート5mgを添
加して攪拌下に加熱した。温度は100℃から225℃
まで45分で昇温した後225℃一定で保持した。圧力
は常圧で1時間保持した後150mmHgにて1時間、
その後1時間で5mmHgまで減圧し5mmHg15分
保持後に反応を停止し65gの脂肪族ポリエステルオリ
ゴマーを得た。得られた脂肪族ポリエステルオリゴマー
の数平均分子量は3800であり末端OH基濃度は6
9.0KOHmg/gであった。
【0048】第3工程 第2工程で有られた脂肪族ポリエステルオリゴマー2
5.0gを攪拌機、留出コンデンサー、温度計を装着し
た、100mlの反応器に仕込み、ジフェニルカーボネ
ート(DPC)3.33gを添加し減圧下に加熱攪拌し
た。反応温度は225℃とし、減圧度は、150mmH
gにて30分、100mmHgにて1時間20分その後
1時間かけてフル真空とし、フル真空下(1mmHg以下)
1時間40分反応し、標準スチレン換算の重量平均分子
量(Mw)240,000の脂肪族ポリエステルカーボ
ネートを得た。得られた脂肪族ポリエステルカーボネー
ト中の3官能成分はMwとメルトフローレイトの関係か
ら、0.16%と推定された。
【0049】実施例2 第1工程 攪拌機、圧力測定装置を装着した、耐圧反応器に無水マ
レイン酸39.2g(0.4モル)1,4−ブタンジオ
ール54.1g(0.6モル)、水7.2g(0.4モ
ル)および4%パラジウム/シリカ触媒を0.4g仕込
み、水素により圧力9kg/cm2 にて3回置換を行っ
た。圧力9kg/cm2 とした後、毎分1080回転の
攪拌下に反応器を昇温し、90℃にて圧力を9kg/c
m2 として、2時間20分反応を行った。圧力低下が無
くなったのを確認した後、反応液を窒素加圧下(0.3
kg/cm2)に濾過し96gの反応生成物を得た。ろ
過時間は2分46秒であった。得られた濾液は、NMR
測定により不飽和結合が無いことが確認された。また、
1,4−ブタンジオールの環化により副成したテトラヒ
ドロフラン(THF)は添加した1,4−ブタンジオー
ルに対して2モル%であった。
【0050】第2工程 第1工程で得られた96gの反応生成物を、攪拌機、留
出コンデンサー、および温度計を装着した300mlの
反応器に仕込み、エステル交換触媒として酢酸亜鉛10
mg、ジルコニウムアセチルアセトナート5mgを添加
して攪拌下に加熱した。温度は100℃から225℃ま
で45分で昇温した後225℃一定で保持した。圧力は
常圧で1時間保持した後150mmHgにて1時間、そ
の後1時間で5mmHgまで減圧し5mmHg15分保
持後に反応を停止し65gの脂肪族ポリエステルオリゴ
マーを得た。得られた脂肪族ポリエステルオリゴマーの
数平均分子量は3600であり末端OH基濃度は75.
6KOHmg/gであった。
【0051】第3工程 第2工程で有られた脂肪族ポリエステルオリゴマー2
5.0gを攪拌機、留出コンデンサー、および温度計を
装着した100mlの反応器に仕込み、ジフェニルカー
ボネート(DPC)3.65gを添加し減圧下に加熱攪
拌した。反応温度は225℃とし、減圧度は、150m
mHgにて30分、100mmHgにて1時間20分そ
の後1時間かけてフル真空とし、フル真空下1時間40
分反応し、標準スチレン換算の重量平均分子量(Mw)
270,000の脂肪族ポリエステルカーボネートを得
た。得られた脂肪族ポリエステルカーボネート中の3官
能成分はMwとメルトフローレイトの関係から、0.2
5%と推定された。
【0052】比較例1 第1工程 攪拌機、圧力測定装置を装着した、耐圧反応器に無水マ
レイン酸39.2g(0.4モル)、1,4−ブタンジ
オール54.1g(0.6モル)および5%パラジウム
/カーボン触媒を0.4g仕込み、水素により圧力20
kg/cm2 にて3回置換を行った。圧力20kg/c
2 とした後、毎分1080回転の攪拌下に反応器を昇
温し、90℃にて圧力を20kg/cm2 として、6時
間40分反応を行った。圧力低下が無くなったのを確認
した後、反応液を窒素加圧下(0.3kg/cm2)に
濾過し90gの反応生成物を得た。ろ過に5分10秒の
時間がかかった。得られた濾液は、NMR測定により不
飽和結合が無いことが確認された。また、1,4−ブタ
ンジオールの環化により副成したテトラヒドロフラン
(THF)は添加した1,4−ブタンジオールに対して
2モル%であった。
【0053】第2工程 第1工程で得られた90gの反応生成物を攪拌機、留出
コンデンサー、温度計を装着した、300mlの反応器
に仕込み、エステル交換触媒として酢酸亜鉛10mg、
ジルコニウムアセチルアセトナート5mgを添加して攪
拌下に加熱した。温度は100℃から225℃まで45
分で昇温した後225℃一定で保持した。圧力は常圧で
1時間保持した後150mmHgにて1時間、その後1
時間で5mmHgまで減圧し5mmHg15分保持後に
反応を停止し65gの脂肪族ポリエステルオリゴマーを
得た。得られた脂肪族ポリエステルオリゴマーの数平均
分子量は3600であり末端OH基濃度は75.2KO
Hmg/gであった。
【0054】第3工程 第2工程で有られた脂肪族ポリエステルオリゴマー2
5.1gを攪拌機、留出コンデンサー、温度計を装着し
た、100mlの反応器に仕込み、ジフェニルカーボネ
ート(DPC)3.73gを添加し減圧下に加熱攪拌し
た。反応温度は225℃とし、減圧度は、150mmH
gにて30分、100mmHgにて1時間20分その後
1時間かけてフル真空とし、フル真空下1時間40分反
応し、スチレン換算の重量平均分子量(Mw)250,
000の脂肪族ポリエステルカーボネートを得た。得ら
れた脂肪族ポリエステルカーボネート中の3官能成分は
Mwとメルトフローレイトの関係から、0.16%と推
定された。
【0055】比較例2 第1工程 攪拌機、圧力測定装置を装着した、耐圧反応器に無水マ
レイン酸39.2g(0.4モル)1,4−ブタンジオ
ール54.1g(0.6モル)および4%パラジウム/
シリカ触媒を0.4g仕込み、水素により圧力9kg/
cm2 にて3回置換を行った。圧力9kg/cm2 とし
た後、毎分1080回転の攪拌下に反応器を昇温し90
℃にて圧力を9kg/cm2 として、13時間10分反
応を行った。圧力低下が無くなったのを確認した後、反
応液を窒素加圧下(0.3kg/cm2)に濾過し90
gの反応生成物を得た。ろ過に32分の時間がかかっ
た。得られた濾液は、NMR測定により不飽和結合が無
いことが確認された。また、1,4−ブタンジオールの
環化により副成したテトラヒドロフラン(THF)は添
加した1,4−ブタンジオールに対して2モル%であっ
た。
【0056】第2工程 第1工程で得られた90gの反応生成物を、攪拌機、留
出コンデンサー、および温度計を装着した300mlの
反応器に仕込み、エステル交換触媒として酢酸亜鉛10
mg、ジルコニウムアセチルアセトナート5mgを添加
して攪拌下に加熱した。温度は100℃から225℃ま
で45分で昇温した後225℃一定で保持した。圧力は
常圧で1時間保持した後150mmHgにて1時間、そ
の後1時間で5mmHgまで減圧し5mmHg15分保
持後に反応を停止し65gの脂肪族ポリエステルオリゴ
マーを得た。得られた脂肪族ポリエステルオリゴマーの
数平均分子量は4000であり末端OH基濃度は61.
1KOHmg/gであった。
【0057】第3工程 第2工程で有られた脂肪族ポリエステルオリゴマー2
5.1gを攪拌機、留出コンデンサー、温度計を装着し
た、100mlの反応器に仕込み、ジフェニルカーボネ
ート(DPC)2.96gを添加し減圧下に加熱攪拌し
た。反応温度は225℃とし、減圧度は、150mmH
gにて30分、100mmHgにて1時間20分その後
1時間かけてフル真空とし、フル真空下1時間40分反
応し、スチレン換算の重量平均分子量(Mw)240,
000の脂肪族ポリエステルカーボネートを得た。得ら
れた脂肪族ポリエステルカーボネート中の3官能成分は
Mwとメルトフローレイトの関係から、0.25%と推
定された。
【本発明の効果】本発明の脂肪族ポリエステルカーボネ
ートの製造方法は、簡便かつ高収率で単時間のうちに有
用なポリマーを製造することが可能であり、得られたポ
リマーは、実用上充分な成型性、物性を有し、射出成形
品、フィルム、シート、ボトル、発泡体あるいは繊維な
どの成形品を得るのに好適であり、成形品は耐熱性、耐
溶剤性ならびに機械的強度に優れており、土中また活性
汚泥処理でも高い生分解性を示すものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 百々 典子 茨城県つくば市和台22番地 三菱瓦斯化学 株式会社総合研究所 Fターム(参考) 4J029 AA03 AA09 AB04 AD01 AE01 AE03 BA02 GA13 HB06 HC03 JE162 JF181 JF281 JF331 JF341 JF581 KB16 KE02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水素添加触媒存在下、無水マレイン酸と炭
    素数2〜20のグリコール、希釈剤、及び水素とを反応
    して得られ反応生成物を、エステル交換触媒存在下に重
    縮合させて数平均分子量200〜5,000の脂肪族ポ
    リエステルオリゴマーを得、次いで該脂肪族ポリエステ
    ルオリゴマーと炭酸ジエステルを反応させることを特徴
    とする重量平均分子量100,000以上の脂肪族ポリ
    エステルカーボネートの製造方法。
  2. 【請求項2】脂肪族ポリエステルカーボネート中の3官
    能以上の化合物含有量が、仕込み無水マレイン酸に対し
    てモル比で3%未満である請求項1記載の脂肪族ポリエ
    ステルカーボネートの製造方法。
  3. 【請求項3】水素添加触媒が、Pd、Pd化合物、白
    金、白金化合物、ルテニウムおよびルテニウム化合物か
    らなる群から選ばれる少なくとも1種である請求項1記
    載の脂肪族ポリエステルカーボネートの製造方法。
  4. 【請求項4】エステル交換触媒が、Zr化合物またはH
    f化合物と、Y化合物、La化合物、Zn化合物および
    Sn化合物から選ばれる少なくとも1種からなる請求項
    1記載の脂肪族ポリエステルカーボネートの製造方法。
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