JP2003002207A - 踏切制御装置及び踏切制御ネットワーク - Google Patents

踏切制御装置及び踏切制御ネットワーク

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JP2003002207A
JP2003002207A JP2001190354A JP2001190354A JP2003002207A JP 2003002207 A JP2003002207 A JP 2003002207A JP 2001190354 A JP2001190354 A JP 2001190354A JP 2001190354 A JP2001190354 A JP 2001190354A JP 2003002207 A JP2003002207 A JP 2003002207A
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network
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隆 国藤
Ko Takani
洸 高荷
Kazutoshi Tamura
一利 田村
Kyosuke Isono
京介 磯野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安全で、かつ、適切な踏切制御を実行し得る
踏切制御装置を提供する。 【解決手段】 踏切制御装置41は、始動点制御子31
1から供給される信号S11と、終止点制御子321か
ら供給される信号S12と、列車追跡情報を含む信号S
13とを入力信号とする。そして、始動点制御子311
から供給される信号S11及び終止点制御321子から
供給される信号S12により踏切制御信号S14を生成
する。また、始動点制御子311から供給される信号S
11及び終止点制御子321から供給される信号S12
と、列車追跡情報を含む信号S13とより、踏切制御の
異常判断を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、踏切制御装置及び
踏切制御ネットワークに関する。
【0002】
【従来の技術】踏切制御に当っては、踏切道を間に挟ん
で、一方側に始動点制御子を配置し、他方側に終止点制
御子を配置しておき、列車が、始動点制御子を踏んだと
き踏切警報を開始し、終止点制御子を踏んだときに警報
を終止する制御方式が、一般に採用されている。始動点
制御子及び終止点制御子は、通常、短小軌道回路によっ
て構成される。列車が始動点制御子を踏んだ場合、始動
点制御子を構成する短小軌道回路が車軸によって短絡さ
れるので、この短絡現象を利用してリレー接点を落下さ
せ、リレー接点の落下により、踏切警報を鳴動させ、遮
断機を降下させて踏切道遮断を行う。
【0003】踏切道を通過した列車が、更に、終止点制
御子を構成する短小軌道回路から抜け出ると、短小軌道
回路が車軸短絡から開放されるので、それによって、リ
レー接点を落下させ、踏切警報機の鳴動を終止させ、遮
断機を上昇させる。
【0004】従って、踏切制御に当っては、始動点制御
子及び終止点制御子の動作が所定の順序で的確に実行さ
れることが必要である。
【0005】ところが、始動点制御子及び終止点制御子
が短小軌道回路によって構成されていること、及び、短
小軌道回路の車軸短絡及び開放に応じてリレー接点を開
閉する構成であること等のために、踏切道の無警報・無
遮断、警報・遮断の異常継続等、種々の踏切制御障害を
生じる。
【0006】例えば、始動点制御子の側において、短小
軌道回路の車軸による短絡が不充分であった場合には、
無警報・無遮断となり、踏切道を通る交通に対して、極
めて危険な状態を生じる。
【0007】また、終止点制御子の側において、短小軌
道回路が踏切道を通過する特殊車両(例えばキャタピラ
車)によって短絡されることもあり、このような場合に
は、踏切制御装置で見て、終止点制御子が動作したのと
同じ状態になる。
【0008】このような誤動作を生じると、踏切制御の
基本動作、即ち、列車が始動点制御子を踏み、次に終止
点制御子を踏むというシーケンスが乱れてしまうから、
このシーケンスの乱れを、もとの正常な状態にリセット
することが必要である。
【0009】ところが、従来の踏切制御装置では、この
ような誤動作と、正常な車軸短絡とを区別することがで
きないので、踏切現場に出向いて、事実を確認下後でな
ければ、シーケンスの乱れを、もとの正常な状態に戻す
リセット操作をすることができない。
【0010】更に、リレーの動作不良等が発生すること
もあり、この場合にも、正常な踏切制御を行うことがで
きなくなる。しかも、実際には、踏切道は、複線、複々
線等に跨がっていることが殆どであり、それぞれの線路
ごとにリレ−回路を構成するのが普通であるから、これ
らのリレーの動作不良も考慮しなければならない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上述
した従来の問題点を解決し、安全で、かつ、適切な踏切
制御を実行し得る踏切制御装置を提供することである。
【0012】本発明のもう一つの課題は、踏切制御に必
要な情報及び信号の伝送機能を有し、安全で、かつ、適
切な踏切制御を実行し得る踏切制御ネットワークを提供
することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明に係る踏切制御装置は、始動点制御子から
供給される信号と、終止点制御子から供給される信号
と、列車追跡情報を含む信号S13とを入力信号とし、
前記始動点制御子から供給される信号及び終止点制御子
から供給される信号により踏切制御信号を生成し、前記
始動点制御子から供給される信号及び終止点制御子から
供給される信号と、列車追跡情報を含む信号S13とよ
り、踏切制御の異常判断を行う機能を有する。
【0014】本発明に係る踏切制御装置は、始動点制御
子から供給される信号及び終止点制御子から供給される
信号により踏切制御信号を生成するので、列車が、始動
点制御子を踏んだとき踏切警報を開始し、終止点制御子
を踏んだときに警報を終止する制御方式を採用すること
ができる。
【0015】しかも、始動点制御子から供給される信号
及び終止点制御子から供給される信号と、列車追跡情報
を含む信号S13とより踏切制御の異常判断を行う機能
を有するので、列車在線位置情報を基準にして、始動点
制御子から供給されたと見られる信号の適否、終止点制
御子から供給された見られる信号の適否を判断すること
ができる。このため、安全で、かつ、適切な踏切制御を
行うことができる。
【0016】例えば、始動点制御子を構成する短小軌道
回路の車軸による短絡が不充分であった場合、従来は、
踏切道に対する制御が無警報・無遮断となり、踏切道を
通る交通に対して、極めて危険な状態を生じていたが、
本発明に係る踏切制御装置では、列車追跡情報が入力さ
れているので、列車の在線位置が解っており、その情報
から、始動点制御子が動作すべきときに動作していない
と判断することが可能である。このため、始動点制御子
をバックアップし、始動点制御子が不動作の場合も、踏
切道の無警報・無遮断を回避し、安全で、かつ、適切な
踏切制御を行うことができる。
【0017】また、終止点制御子を構成する短小軌道回
路が踏切道を通過する特殊車両(例えばキャタピラ車)
によって短絡され、終止点制御子が動作したのと同じ状
態になった場合でも、列車追跡情報から終止点制御子が
動作すべき時期にないと判断し、終止点制御子が動作し
たと見られるのは、車軸短絡以外の誤った現象によるも
のと判定することができる。従って、列車が始動点制御
子を踏み、次に終止点制御子を踏むというシーケンスが
乱れてしまったとしても、これを、もとの正常な状態に
リセットすることができる。この場合、リセットは、電
気的に自動的に行うことが可能であり、従来と異なっ
て、踏切現場に出向いて、事実を確認する必要はない。
【0018】更に、列車追跡情報をもとにして、リレー
接点の状態信号は、リレーの動作不良等に起因するもの
であると判定することもできる。
【0019】本発明に係る踏切制御装置は、好ましく
は、列車追跡情報を踏切制御信号に反映させる機能を有
する。この構成によれば、始動点制御子、終止点制御
子、リレー、リレー接点の故障、または、異常動作にか
かわらず、踏切道の無警報・無遮断を回避し、安全で、
かつ、適切な踏切制御を行うことができる。
【0020】次に、本発明は、上述した踏切制御装置を
用いた踏切制御ネットワークを開示する。この踏切制御
ネットワークは、伝送ネットワークと、複数の踏切制御
装置と、列車追跡手段とを含み、ローカル.エリア.ネ
ットワーク(LAN)を構成する。
【0021】前記踏切制御装置のそれぞれは、本発明に
係る踏切制御装置であり、踏切毎に備えられ、前記伝送
ネットワークに電気的に接続される。前記列車追跡手段
は、前記伝送ネットワークに電気的に接続されている。
【0022】この踏切制御ネットワークによれば、伝送
ネットワークを通して、踏切制御装置のそれぞれに、列
車追跡情報を供給することができる。従って、踏切制御
装置のそれぞれにおいて、伝送ネットワークを介して供
給される列車追跡情報から列車在線位置を知り、上述し
た所定の動作を行うことができる。
【0023】従って、本発明に係る踏切制御ネットワー
クによれば、踏切制御に必要な情報及び信号の伝送機能
を有し、安全で、かつ、適切な踏切制御を行うことがで
きる。
【0024】列車追跡手段は、軌道回路条件より、必要
な信号を生成するものであることが好ましい、より具体
的には、列車追跡手段は信号制御装置の一部であり、信
号制御装置を伝送ネットワークに接続することにより、
信号制御装置に与えられている列車追跡手段、すなわち
軌道回路条件を伝送ネットワークに流す。各踏切制御装
置は伝送ネットワークから信号機に与えられている現示
情報を取り込み、列車在線位置を知ることができる。信
号機には、予め、IDコードを与えておき、IDコード
を付した現示情報を伝送ネットワークに供給するものと
する。
【0025】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る踏切制御装置
の使用状態におけるブロック図を示している。図におい
て、2本一対として構成されるレール1を横切って、踏
切道21が設置されている。レール1の上を走行する列
車TRの走行方向Fに関して前方となる踏切道1の片側
には、適当な間隔を隔てて、始動点制御子311が設置
され、反対側には終止点制御子312が設置されてい
る。始動点制御子311及び終止点制御子312は、従
来と同様に、ともに、短小軌道回路T01、T02によ
って構成されている。短小軌道回路T01、T02は閉
そくを構成する軌道回路に重畳されている。
【0026】踏切制御装置41は、始動点制御子311
から供給される信号S11と、終止点制御子312から
供給される信号S12と、列車追跡情報を含む信号S1
3とを入力信号とする。そして、始動点制御子311か
ら供給される信号S11、及び、終止点制御子312か
ら供給される信号S12により、踏切制御信号S14を
生成し、始動点制御子311から供給される信号S1
1、及び、終止点制御子312から供給される信号S1
2と、列車追跡情報を含む信号S13とより故障判断を
行う。
【0027】上述した踏切制御装置41は、始動点制御
子311から供給される信号S11、及び、終止点制御
子312から供給される信号S12により、踏切制御信
号S14を生成するので、列車TRが、始動点制御子3
11を踏んだとき踏切警報を開始し、終止点制御子31
2を踏んだときに警報を終止する一般的な踏切制御方式
を採用することができる。この踏切制御方式において
は、踏切制御装置41から、踏切鳴動・遮断装置51に
踏切制御信号S14を供給し、踏切道21における鳴動
警報及び遮断を行う。
【0028】しかも、始動点制御子311から供給され
る信号S11、及び、終止点制御子312から供給され
る信号S12と、列車追跡情報を含む信号S13とより
故障判断を行う機能を有するので、列車在線位置情報を
基準にして、始動点制御子311から供給されたと見ら
れる信号の適否、終止点制御子312から供給された見
られる信号の適否を判断することができる。このため、
安全で、かつ、適切な踏切制御を行うことができる。
【0029】例えば、始動点制御子311を構成する短
小軌道回路T01の車軸による短絡が不充分であった場
合、従来は、踏切道21に対する制御が無警報・無遮断
となり、踏切道21を通る交通に対して、極めて危険な
状態を生じていたが、本発明に係る踏切制御装置では、
列車追跡情報を含む信号S13が、踏切制御装置41に
入力されているので、列車TRの在線位置が解ってお
り、その情報から、始動点制御子311が動作すべきと
きに動作していないと判断することが可能である。この
ため、始動点制御子311の動作不良をバックアップ
し、始動点制御子311が動作不良の場合も、踏切道2
1の無警報・無遮断を回避し、安全で、かつ、適切な踏
切制御を行うことができる。
【0030】また、終止点制御子312を構成する短小
軌道回路T02が踏切道21を通過する特殊車両(例え
ばキャタピラ車)によって短絡され、終止点制御子31
2が動作したのと同じ状態になった場合でも、列車追跡
情報を含む信号S13から終止点制御子312が動作す
べき時期にないと判断し、終止点制御子312が動作し
たと見られるのは、車軸短絡以外の誤った現象によるも
のと判定することができる。従って、列車TRが始動点
制御子311を踏み、次に終止点制御子312を踏むと
いうシーケンスが乱れてしまったとしても、これを、も
との正常な状態にリセットすることができる。この場
合、リセットは、電気的に自動的に行うことが可能であ
り、従来と異なって、踏切現場に出向いて、事実を確認
する必要はない。
【0031】更に、列車追跡情報を含む信号S13をも
とにして、踏切制御に関与するリレー接点の状態信号
は、リレーの動作不良等に起因するものである等と判定
することもできる。
【0032】本発明に係る踏切制御装置は、好ましく
は、列車追跡情報を踏切制御信号S14に反映させる機
能を有する。この構成によれば、始動点制御子311、
終止点制御子312、各種リレーもしくはリレー接点の
故障、または、異常動作にかかわらず、踏切道21の無
警報・無遮断を回避し、安全で、かつ、適切な踏切制御
を行うことができる。
【0033】図2は上述した踏切制御装置を用いた踏切
制御ネットワークを示す図である。この踏切制御ネット
ワークは、伝送ネットワーク100と、複数nの踏切制
御装置41、...4nと、列車追跡手段とを含み、L
ANを構成する。
【0034】踏切制御装置41〜4nのそれぞれは、本
発明に係る踏切制御装置であり、n個の踏切21〜2n
のそれぞれ毎に備えられ、結合器200を介して、伝送
ネットワーク100に電気的に接続される。
【0035】列車追跡手段は、軌道回路条件より、必要
な信号を生成するものであることが好ましい。図示実施
例では、列車追跡手段は、信号機(611、621)〜
(61n、62n)の他、m個の各閉塞境界に設けられ
た信号機81〜8mを含む。これらの信号機(611、
621)、(61n、62n)、(81〜8m)の制御
装置(711、721)、(71n、72n)、(91
〜8m)を、結合器200を介して、伝送ネットワーク
100に接続することにより、信号機(611、62
1)、(61n、62n)、(81〜8m)に与えられ
ている現示情報を、伝送ネットワーク100に流す。
【0036】信号機(611、621)、(61n、6
2n)、(81〜8m)に与えられている現示情報は、
軌道回路条件によって得られたもので、列車在線位置を
示す。信号機(611、621)、(61n、62
n)、(81〜8m)には、予め、IDコードを与えて
おき、IDコードを付した現示情報を伝送ネットワーク
100に供給するものとする。
【0037】各踏切制御装置41〜4nは、伝送ネット
ワーク100を通して、信号機(611、621)、
(61n、62n)、(81〜8m)に与えられている
現示情報を取り込む。これにより、各踏切制御装置41
〜4nは、列車在線位置を知ることができる この踏切
制御ネットワークによれば、伝送ネットワーク100を
通して、踏切制御装置41〜4nのそれぞれに、信号機
(611、621)、(61n、62n)、(81〜8
m)の制御装置(711、721)、(71n、72
n)、(91〜8m)を介して、列車追跡情報を供給す
ることができる。従って、踏切制御装置41〜4nのそ
れぞれにおいて、伝送ネットワーク100を介して供給
される列車追跡情報から列車在線位置を知り、上述した
所定の動作を行うことができる。
【0038】従って、本発明に係る踏切制御ネットワー
クによれば、踏切制御に必要な情報及び信号の伝送機能
を有し、安全で、かつ、適切な踏切制御を行うことがで
きる。
【0039】図2に示した踏切制御ネットワークは、よ
り一層高機能化することができる。その詳細を次に示
す。
【0040】<伝送機能> 1.信号伝送 駅中間の閉そく装置、他の踏切制御ネットワーク、連動
装置と通信ケーブルで相互に接続し、ネットワークを構
成することができる。例えば、図2に図示するように、
踏切制御ネットワーク100を、他の同様のネットワー
ク400と、結合器200、ブリッジ300等を介して
接続し、ネットワークを構成することができる。また、
閉そく装置から、ネットワークを介して、軌道回路条件
を取得することができるし、他の踏切制御ネットワーク
から、踏切制御ネットワークを介して列車追跡情報を取
得することができる。
【0041】更に、連動装置から、踏切制御ネットワー
クを介して、単線区間における運転方向条件、特殊自動
閉そく区間における駅中間列車在線条件、場内信号機制
御状態を取得することもできる。
【0042】2.踏切監視手段との伝送 踏切制御ネットワーク上のルータ、それにつながる汎用
ネットワークを介して、遠隔地に設置した踏切監視手段
と接続することができる。
【0043】また、踏切監視手段411に対して、踏切
の制御状態、故障状態、及び、踏切外部に設備された、
警報制御を開始させるための列車検知手段の診断情報を
提供することができる。
【0044】更に、踏切制御装置41〜4nのそれぞれ
は、踏切監視手段からの遠隔制御指示を受信することが
できる。
【0045】<高機能化> 1.遠隔監視 踏切制御装置41〜4nのそれぞれは、踏切監視手段4
11を備えることができる。踏切監視手段411では、
操作員の要求に応じて、踏切制御ネットワークの制御状
態、伝送状態、故障状態を監視をする上で問題とならな
い更新周期で表示することができる。踏切監視手段41
1では、操作員の要求に応じて、ジャーナル(動作記
録)を表示することができる。
【0046】また、踏切制御装置41〜4nのそれぞれ
は、自己、または、外部機器の故障を検知した際に、踏
切監視手段411に対して、故障情報を伝達する構成を
採用することもできる。
【0047】更に、踏切監視手段411では、操作員の
要求に応じて、ジャーナル(動作記録)を表示すること
ができる。
【0048】2.遠隔保守 踏切制御装置41〜4nのそれぞれは、自己診断により
故障を検知し、警報制御を開始した際、踏切監視手段4
11からの遠隔リセット操作で、警報制御を復旧させる
構成とすることができる。
【0049】また、踏切制御装置41〜4nのそれぞれ
は、外部機器の誤動作を検知し、警報制御を開始した
際、踏切監視手段411からの遠隔操作により、外部機
器の誤動作を検知した状態を復旧し、警報制御を解除さ
せる構成とすることもできる。
【0050】更に、踏切制御装置41〜4nのそれぞれ
は、当該踏切近傍の線路保守作業により、その通常の警
報動作を一時的に中止する必要がある際には、踏切監視
手段411からの遠隔操作により、使用停止設定を行う
構成とすることができる。
【0051】また、ソフトウェアに変更の必要が生じた
場合、踏切監視手段411から新規ソフトウェアをロー
ディングした後、遠隔操作により、再起動を行い、新規
ソフトウェアで動作させる構成としてもよい。
【0052】踏切制御装置41〜4nのそれぞれは、踏
切の動作を定義する定数に変更の必要が生じた場合、踏
切監視手段411から新規ソフトウェアをローディング
した後、遠隔操作により、再起動を行い、新しい定数で
動作させることができる。
【0053】3.インテリジェンス性 踏切制御装置41〜4nのそれぞれは、外部機器の誤作
動を検知した際、隣接する踏切制御ネットワークの列車
追跡情報を利用して、その故障を判定する構成とするこ
とができる。
【0054】また、踏切制御装置41〜4nのそれぞれ
は、自装置に直接、または、踏切制御ネットワークから
入力された始動点条件と、ネットワークから取り込んだ
軌道回路条件とを比較し、始動点の故障判定を行う構成
とすることができる。
【0055】更に、踏切制御装置41〜4nのそれぞれ
は、装置立ち上げ時、または、装置リセット後の列車在
線監視を跨線ごとに行い、跨線ごとに踏切制御を開始す
ることで、踏切立ち上げ時間を短縮する構成を採用する
ことができる。
【0056】<安全性の向上> 1.遠隔制御時の安全性向上 踏切制御装置41〜4nのそれぞれは、遠隔での装置立
ち上げ時に、踏切制御ネットワークから、軌道回路条
件、または、特殊自動閉そく区間における駅中間列車在
線条件を、保安上問題の無い頻度で取得し、試験警報状
態から通常状態への移行タイミングを判断する構成と
し、制御区間内の列車在線確認ミスによる踏切無遮断を
防止することもできる。
【0057】また、踏切制御装置41〜4nのそれぞれ
は、遠隔での装置故障リセット時に、踏切制御ネットワ
ークから軌道回路条件、または、特殊自動閉そく区間に
おける、駅中間列車在線条件を保安上問題の無い頻度で
取得し、リセットタイミングを判断する。これにより、
制御区間内の列車在線確認ミスによる、踏切無遮断を防
止する。
【0058】更に、踏切制御装置41〜4nのそれぞれ
は、遠隔での踏切使用停止設定時に、踏切制御ネットワ
ークから軌道回路条件、または、特殊自動閉そく区間に
おける、駅中間列車在線条件を保安上問題の無い頻度で
取得し、使用停止した跨線の制御区間内の列車在線確認
ミスによる踏切無遮断を防止する構成とする個もでき
る。
【0059】また、踏切制御装置41〜4nのそれぞれ
は、遠隔での踏切使用停止解除時に、踏切制御ネットワ
ークから軌道回路条件、または、特殊自動閉そく区間に
おける、駅中間列車在線条件を保安上問題の無い頻度で
取得し、使用停止を解除した跨線の制御区間内に列車が
在線していた場合、保安上問題のない時間内に、警報制
御を開始することで、踏切無遮断を防止する構成を採用
することもできる。
【0060】2.ネットワーク異常時の安全性向上 踏切制御装置41〜4nのそれぞれは、踏切制御ネット
ワークの異常により、踏切を警報させる条件を取得でき
なくなった場合、保安上問題のない時間内で、警報制御
を開始する構成とすることができる。
【0061】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、次
のような効果を得ることができる。 (a)安全で、かつ、適切な踏切制御を行うことができ
る踏切制御装置を提供することができる。 (b)踏切制御に必要な情報及び信号の伝送機能を有
し、安全で、かつ、適切な踏切制御を実行し得る踏切制
御ネットワークを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る踏切制御装置の使用状態における
ブロック図を示している。
【図2】図1に示した踏切制御装置を用いた踏切制御ネ
ットワークを示す図である。
【符号の説明】
21 踏切道 311 始動点制御子 321 終止点制御子 41 踏切制御装置 S13 列車追跡情報を含む信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田村 一利 東京都渋谷区代々木二丁目2番2号 東日 本旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 磯野 京介 東京都渋谷区代々木二丁目2番2号 東日 本旅客鉄道株式会社内 Fターム(参考) 5H161 AA01 MM14 NN02 QQ01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 踏切制御装置であって、 始動点制御子から供給される信号と、終止点制御子から
    供給される信号と、列車追跡情報を含む信号とを入力信
    号とし、前記始動点制御子から供給される信号及び終止
    点制御子から供給される信号により踏切制御信号を生成
    し、 前記始動点制御子から供給される信号及び終止点制御子
    から供給される信号と、列車追跡情報を含む信号とよ
    り、踏切制御の異常判断を行う機能を有する踏切制御装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された踏切制御装置であ
    って、前記異常判断を、前記踏切制御信号に反映させる
    機能を有する踏切制御装置。
  3. 【請求項3】 伝送ネットワークと、複数の踏切制御装
    置と、列車追跡手段とを含む踏切制御ネットワークであ
    って、 前記踏切制御装置のそれぞれは、請求項1または2の何
    れかに記載されたものであって、踏切毎に備えられ、前
    記伝送ネットワークに電気的に接続されており、 前記列車追跡手段は、前記伝送ネットワークに電気的に
    接続されている踏切制御ネットワーク。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載された踏切制御ネットワ
    ークであって、 前記列車追跡手段は、軌道回路条件より、必要な信号を
    生成する踏切制御ネットワーク。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載された踏切制御ネットワ
    ークであって、前記列車追跡手段は、信号機を含む踏切
    制御ネットワーク。
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