JP2000016295A - 列車運行管理装置及び列車運行管理システム - Google Patents

列車運行管理装置及び列車運行管理システム

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JP2000016295A
JP2000016295A JP18295998A JP18295998A JP2000016295A JP 2000016295 A JP2000016295 A JP 2000016295A JP 18295998 A JP18295998 A JP 18295998A JP 18295998 A JP18295998 A JP 18295998A JP 2000016295 A JP2000016295 A JP 2000016295A
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simulation
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JP18295998A
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Hiroshi Shibata
寛 柴田
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運行管理部に対するシミュレーション試験を
効率的に実施する。 【解決手段】 実際の連動情報を取込みかつ被御機器へ
の出力を行う連動装置1と、入力された連動情報を用い
て列車追跡情報を作成して進路制御情報を作成して出力
する運行管理部4と、列車の模擬走行を行い模擬の連動
情報を出力するシミュレータ10と、運行管理部に対し
て連動装置又はシミュレータを切換接続する接続切換手
段2とを有する列車運行管理装置において、シミュレー
タにて生成される連動情報に含まれるイベント毎にシミ
ュレーションの実行状態を設定し、かつ模擬の連動情報
に含まれるイベント発生毎に、模擬走行及び模擬の連動
情報作成からなるシミュレーションの実行状態を該当イ
ベントに対して設定された実行状態に変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、列車ダイヤに基づ
いて列車の模擬走行を行う列車運行シミュレーションに
係わり、特に、列車の運行状況を追跡監視し列車ダイヤ
に基づいて進路制御を行う列車の運行管理部に対してシ
ミュレータから模擬の連動情報を入力する列車車運行管
理装置、列車車運行管理装置のシミュレーション方法及
び列車車運行管理装置を利用した列車運行管理システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、列車の運行を管理する列車運行
管理システムにおいては、列車の軌道に対応した各軌道
回路(軌道区間)に列車が在線しているか否かの情報を
示す軌道回路情報、各信号機の状態を示す現示情報、列
車の進行方向等の連動情報を連動装置から取込み、運行
管理部で連動情報を入力し列車の追跡情報を作成し表示
出力する。また、運行管理部は作成した追跡情報と予め
定められている列車ダイヤから各列車の進路を判断し進
路制御情報を作成して連動装置へ送出して、実際の列車
の進路を制御する。
【0003】また、実際に列車を運行せずに、シミュレ
ータで列車ダイヤに基づいて列車運行をシュミレーショ
ンして、連動情報を模擬的に作成して、作成された模擬
の連動情報を運行管理部に入力して、この運行管理部が
正しく動作して、正しい進路制御情報を出力するかを試
験するシミュレーション機能が組込まれた列車運行管理
装置及び方法が実用化されている。
【0004】さらに、シミュレーションにおける時刻の
経過速度、すなわちシミュレーションの実行速度を現実
の経過時間より速く経過時間に設定可能としてシミュレ
ーションを効率的に実行することが提唱されている(特
開平8−337169号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この提唱され
た列車運行管理装置及び方法においては、シミュレーシ
ョンの実行速度がシミュレーションの開始から終了まで
一定であるので、列車の動作確認を細かく行うことに困
難を生じるという問題があった。例えば、列車が駅と駅
との間の比較的単調な運転を行っている場合は、シミュ
レーションの実行速度を速くしても何等支障がない。し
かし、列車が駅構内や駅近傍を通過したり停車する場合
は、多数の信号や転てつ器等が存在するので、シミュレ
ーションの実行速度が速いままであると、シミュレーシ
ョン上の列車の運行に関するシステム状況を正確に把握
できない。
【0006】また、実際における列車運行の追跡情報と
連動情報とを記録しておき、その情報に基づいてシミュ
レーションを行う事はできない。
【0007】さらに、各駅制御装置毎の運行管理シミュ
レーションを中央側シミュレータで制御する分散型シミ
ュレータとして、中央側にシミュレータが各駅の制御装
置に模擬連動情報を送信する分散型列車運行管理システ
ム(特開昭57−712号公報)と、各駅制御装置が管
理範囲内の模擬を行ってシステム全体の模擬を行う列車
運行管理システム(特開平3−213461号公報)が
提案されている。
【0008】しかし、時間の経過速度をシステム全体で
変えてシミュレーションを行うことはできない。また、
実運用動作と並行して各従系装置を連携してシミュレー
ション系を構成して動作させることはできない。
【0009】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、シミュレーションの実行状態を変更可能に
することによって、列車走行に関する重要な部分の時間
軸を拡大し重要でない部分の時間軸を縮小して列車運行
に対するシミュレーションを実施でき、効率的に列車運
行に関するシミュレーションを実施できる列車運行管理
装置を提供することを目的とする。
【0010】また、任意の時刻位置や実際の列車の運行
実績に基づいてシミュレーションを開始したり実行で
き、より実用的なシミュレーションを実施できる列車運
行管理装置を提供すること目的とする。
【0011】さらに、各駅に配設された各列車運行管理
装置におけるシミュレーションの動作状態を同期して制
御でき、広範囲に亘ってきめ細いシミュレーションを実
施できる列車運行管理システムを提供することを目的と
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、列車位置を示
す軌道回路情報、信号機の現示情報、列車の進行方向等
の実際の連動情報を有し、かつ被制御機器への出力を行
う連動装置と、入力された連動情報を用いて列車追跡情
報を作成し、この列車追跡情報と列車ダイヤに基づいて
進路制御情報を作成して出力する運行管理部と、列車の
模擬走行を行い模擬の連動情報を作成して出力するシミ
ュレータと、運行管理部に対して前記連動装置又は前記
シミュレータを切換接続する接続切換手段とを有する列
車運行管理装置に適用される。
【0013】そして、上記課題を解消するために、請求
項1においては、シミュレータにて生成される連動情報
に含まれるイベント毎にシミュレーションの実行状態を
設定する実行状態設定手段と、シミュレータ内に設けら
れ、模擬の連動情報に含まれるイベント発生毎に、模擬
走行及び模擬の連動情報作成からなるシミュレーション
の実行状態を該当イベントに対して設定された実行状態
に変更するシミュレーション実行状態変更手段とを備え
たものである。
【0014】また、請求項2は、シミュレーションの実
行状態は少なくともシミュレーションの実行速度の速度
倍率を含むようにしている。
【0015】このように構成された列車運行管理装置に
おいては、操作者は、列車位置を示す軌道回路情報、信
号機の現示情報、列車の進行方向等の実際の連動情報に
おける任意のイベントを指定すると、シミュレーション
実行時に該当イベントが発生した時点におけるシミュレ
ーションの実行速度の速度倍率等の実行状態が変わる。
よって、操作者は、運行管理部から出力される進路制御
情報を必要に応じて検証できる。
【0016】また、請求項3においては、シミュレーシ
ョンの開始時刻をシミュレータに指定する手段を有し、
シミュレータは、この指定された開始時刻に対応する列
車ダイヤ上の時刻に基づいてシミュレーションの初期状
態を設定し、この設定された初期状態からシミュレーシ
ョンを開始する手段を有している。
【0017】このように構成された列車運行管理装置に
おいては、列車ダイヤ上の任意の時刻を指定してシミュ
レーションを開始できる。
【0018】また、請求項4においては、列車の車両故
障、軌道回路不正落下、信号機誤表示等のダイヤ乱れの
要因をシミュレータに設定する手段を有し、シミュレー
タは、この設定されたダイヤ乱れ要因に応じて列車の模
擬走行を行う手段を有している。
【0019】したがって、事故や故障固に起因して列車
ダイヤにない状態を想定してシミュレーションが実施で
き、種々のトラブル発生時の対応計画の動作確認や立案
に役立てることができる。
【0020】請求項5及び請求項7においては、接続切
換手段が連動装置を運行管理部に切換接続した状態で、
運行管理部から実際の連動情報と列車追跡情報とを時刻
とともに記録し保管する履歴メモリを有している。さら
に、シミュレータは、履歴メモリに保管されている列車
追跡情報から模擬列車を初期生成し、履歴メモリに保管
されている連動情報により模擬の連動情報を順次生成し
て、列車運行実績に基づいてシミュレーションを行う手
段を有している。
【0021】このように構成された列車運行管理装置に
おいては、シミュレーションを、列車ダイヤでなくて、
実際の列車の運行実績に基づいて実行できる。よって、
より実際の列車運行に基づくシミュレーションを実施で
きる。
【0022】請求項6及び請求項8においては、接続切
換手段が連動装置を運行管理部に切換接続した状態で、
運行管理部から実際の連動情報と列車追跡情報を時刻と
ともに記録し保管する履歴メモリを有している。
【0023】また、シミュレータは、履歴メモリに保管
されている列車追跡情報の指定時刻のデータからから模
擬列車を初期生成し、履歴メモリに保管されている連動
情報の指定時刻のデータから模擬の連動情報を初期生成
し、その後は履歴メモリに保管されている連動情報によ
り模擬の連動情報を順次生成して、列車運行実績に基づ
いてシミュレーションを行う手段を有している。
【0024】このように構成された列車運行管理装置に
おいては、実際の列車の運行実績における任意の時刻か
らこの運行実績に基づいてシミュレーションを開始でき
る。すなわち、例えば事故等が発生した場合は、この事
故の直前の運転実績からシミュレーションを繰返し実施
できるので、事故解明を短時間に実施できる。
【0025】請求項9においては、接続切換手段が連動
装置を運行管理部に切換接続した状態で、運行管理部か
ら実際の連動情報と列車追跡情報を時刻とともに記録し
保管する履歴メモリを有している。
【0026】そして、シミュレータは、履歴メモリに保
管されている列車追跡情報の指定時刻のデータから模擬
列車を初期生成し、履歴メモリに保管されている連動情
報の指定時刻のデータから模擬の連動情報を初期生成
し、その後は列車ダイヤに基づいて模擬の連動情報を順
次生成して、シミュレーションを行う手段を有してい
る。
【0027】このように構成された列車運行管理装置に
おいては、操作者は、履歴メモリに記憶されている運行
実績における任意の時刻を指定すると、その時刻の運転
実績が初期設定されて、この初期設定から列車ダイヤに
従ったシミュレーションが開始される。すなわち、列車
ダイヤ上の時刻を指定してシミュレーションを開始する
ための、シミュレーションの初期設定をより容易に実際
に合致して行うことができる。
【0028】請求項10は、請求項8において、模擬の
連動情報の生成方法の切換時刻をシミュレータに指定す
る手段を有し、シミュレータは、シミュレーション開始
時刻後に指定された切換時刻が到来すると、履歴メモリ
に保管されている連動情報による擬似の連動情報作成か
ら列車ダイヤに基づく模擬の連動情報作成へ変更する手
段を有したものである。
【0029】このように構成された列車運行管理装置に
おいては、一旦、シミュレーションが開始した後におい
て、履歴メモリに保管されている連動情報による擬似の
連動情報作成から列車ダイヤに基づく模擬の連動情報作
成へ必要なタイミングで変更することができる。これに
より、特定の運行実績の後の運転整理を含む運行管理シ
ステムの動作を検証できる。
【0030】請求項11は、鉄道路線における各駅にそ
れぞれ駅制御装置を設置し、この各駅制御装置の動作を
この各駅制御装置に対して通信回線を介して接続された
運行管理中央装置で管理する列車運行管理システムであ
る。
【0031】そして、各駅制御装置を請求項1記載の列
車運行管理装置で構成し、かつ、各駅制御装置における
実行状態設定手段は、運行管理中央装置からの指示に従
って、シミュレータにて生成される連動情報に含まれる
イベント毎に、運行管理中央装置からの指示に従って、
シミュレーションの実行状態を設定する。
【0032】すなわち、運行管理中央装置は各駅に配設
された各駅制御装置の各シミュレーションの実行状態を
任意に変更できるので、例えばシステム全体における列
車運行シミュレーションの実行速度を速くできる。
【0033】請求項12は、鉄道路線における各駅にそ
れぞれ二重化駅制御装置を設置し、この各駅制御装置の
動作をこの各駅制御装置に対して通信回線を介して接続
された運行管理中央装置で管理する列車運行管理システ
ムである。
【0034】そして、各駅制御装置は請求項1記載の列
車運行管理装置で構成されている。また、各駅に配設さ
れた二重化駅制御装置の一方の駅制御装置の接続切換手
段を連動装置側へ切換え、他方の駅制御装置の接続切換
手段をシミュレータ側へ切換え、かつ、接続切換手段が
シミュレータ側へ切換された駅制御装置における実行状
態設定手段はシミュレータにて生成される連動情報に含
まれるイベント毎に運行管理中央装置からの指示に従っ
てシミュレーションの実行状態を設定する。
【0035】このように構成された列車運行管理システ
ムにおいては、各駅にはそれぞれ2台の駅制御装置が配
設されており、一方は運用系として列車に対する実際の
運行管理を実施し、他方はシミュレーションを実施して
いる。すなわち、実際に列車運行を実施しながら、運行
管理部に対するシミュレーションを並列して実施でき
る。よって、システム全体に対する試験効率を向上でき
る。
【0036】請求項13の列車運行管理装置は、列車位
置を示す軌道回路情報、信号機の現示情報、列車の進行
方向等の実際の連動情報を有し、かつ被制御機器への出
力を行う連動装置と、この連動装置から入力された連動
情報を用いて列車追跡情報を作成し、この列車追跡情報
と列車ダイヤに基づいて進路制御情報を作成して前記連
動装置へ出力する運用系運行管理部と、入力された連動
情報を用いて列車追跡情報を作成し、この列車追跡情報
と列車ダイヤに基づいて進路制御情報を作成して出力す
る被試験運行管理部と、この被試験運行管理部から入力
された進路制御情報及び連動装置から入力された実際の
連動情報に基づいて列車の模擬走行を行い、模擬の連動
情報を作成して被試験模運行管理部へ出力するシミュレ
ータとを備えている。
【0037】このように構成された列車運行管理装置内
には、運用系運行管理部と被試験運行管理部との2つの
運行管理部が備えられ、一方は運用系として実際の列車
走行に対する運行管理を常時実行している。そして、シ
ミュレータは運用系運行管理部に接続されている連動装
置から入力された実際の連動情報に基づいて被試験運行
管理部に対してシミュレーションを実施して、被試験運
行管理部の列車運行管理機能を評価する。
【0038】すなわち、被試験運行管理部に対して実際
のデータを用いたシミュレーション試験が実施できる。
【0039】請求項14の列車運行管理装置は、列車位
置を示す軌道回路情報、信号機の現示情報、列車の進行
方向等の実際の連動情報を有し、かつ被制御機器へのを
出力を行う連動装置と、この連動装置から入力された連
動情報を用いて列車追跡情報を作成し、この列車追跡情
報と列車ダイヤに基づいて進路制御情報を作成して前記
連動装置へ出力する運用系運行管理部と、入力された連
動情報から列車追跡情報を作成し、この列車追跡情報と
列車ダイヤに基づいて進路制御情報を作成して出力する
被試験運行管理部と、シミュレーション開始指令に応動
して、運用系運行管理部から取込んだ列車追跡情報から
模擬列車を初期生成し、連動装置から入力された実際の
連動情報から模擬の連動情報を初期生成し、その後は列
車ダイヤに基づいて模擬の連動情報を順次生成して被試
験運行管理部へ出力するシミュレータとを備えている。
【0040】このように構成された列車運行管理装置に
おいては、シミュレータは、シミュレーション開始指令
が入力されると、その時点における連動装置及び運用系
運行管理部からのデータに従って初期設定され、その後
は列車ダイヤに従って被試験運行管理部に対してシミュ
レーションが実施される。
【0041】よって、被試験運行管理部の制御仕様を大
幅に変更する場合に、運用中にシミュレーション試験を
効率的に実施できる。
【0042】請求項15は、請求項14の列車運行管理
装置において、被試験運行管理部に対して連動装置又は
シミュレータを切換接続する接続切換手段が設けられて
いる。
【0043】このように構成された列車運行管理装置に
おいては、シミュレーション試験である程度の列車運行
管理機能が確認されると、必要に応じて、被試験運行管
理部の列車運行管理機能を実際の連動装置を介して実際
に列車に対する運行管理を実施できる。
【0044】請求項16は、請求項15の列車運行管理
装置に対して、必要に応じて運用系運行管理部を連動装
置から切り離すスイッチ手段を有している。
【0045】このように構成された列車運行管理装置に
おいては、連動装置を介して実際に列車に対する運行管
理を運用系運行管理部から被試験運行管理部へ切換える
ことができる。
【0046】請求項17は、入力された連動情報から列
車追跡情報を作成し、この列車追跡情報と列車ダイヤに
基づいて進路制御情報を作成して出力する運行管理部
と、入力された進路制御情報及び列車ダイヤに基づいて
列車の模擬走行を行い、模擬の連動情報を作成して出力
するシミュレータとを有する列車運行管理装置に適用さ
れる。
【0047】そして、シミュレータに対して、模擬の連
動情報に含まれるイベント発生毎に、模擬走行及び模擬
の連動情報作成からなるシミュレーションの実行状態を
該当イベントに対して設定された実行状態に変更してい
る。
【0048】また、請求項18は、列車位置を示す軌道
回路情報、信号機の現示情報、列車の進行方向等の実際
の連動情報を有し、かつ被制御機器への出力を行う連動
装置と、入力された連動情報を用いて列車追跡情報を作
成し、この列車追跡情報と列車ダイヤに基づいて進路制
御情報を作成して出力する運行管理部と、列車の模擬走
行を行い模擬の連動情報を作成して出力するシミュレー
タと、運行管理部に対して連動装置又は前記シミュレー
タを切換接続する接続切換手段とを有する列車運行管理
装置のシミュレーション方法に適用される。
【0049】そして、シミュレータにて生成される連動
情報に含まれるイベント毎にシミュレーシヨンの実行状
態を設定し、シミュレータにて作成された模擬の連動情
報に含まれるイべント発生毎に、模擬走行及び模擬の連
動情報作成を行うシミュレーションの実行状態を該当イ
べントに対して設定された実行状態に変更するようにし
ている。
【0050】このように構成された列車運行管理装置の
シミュレーション方法においては、請求項1の列車運行
管理装置と同様の作用効果を奏する。
【0051】さらに、請求項19は、列車位置を示す軌
道回路情報、信号機の現示情報、列車の進行方向等の実
際の連動情報を有し、かつ被制御機器への出力を行う連
動装置と、入力された連動情報を用いて列車追跡情報を
作成し、この列車追跡情報と列車ダイヤに基づいて進路
制御情報を作成して出力する運行管理部と、列車の模擬
走行を行い模擬の連動情報を作成して出力するシミュレ
ータと、運行管理部に対して前記連動装置又は前記シミ
ュレータを切換接続する接続切換手段とを有する列車運
行管理装置のシミュレーション方法に適用される。
【0052】そして、接続切換手段が連動装置を運行管
理部に切換接続した状態で運行管理部から実際の連動情
報と列車追跡情報を時刻とともにメモリに記録保存し、
このメモリに記録されている列車追跡情報から模擬列車
を初期生成し、メモリに記録されている連動情報により
模擬の連動情報を順次生成して、列車運行実績に基づい
てシミュレーションを行うようにしている。
【0053】このように構成された列車運行管理装置の
シミュレーション方法においては、請求項7の列車運行
管理装置と同様の作用効果を奏する。
【0054】
【発明の実施の形態】以下本発明の各実施形態を図面を
用いて説明する。
【0055】(第1実施形態)図1は本発明の第1実施
形態に係わる列車運行管理装置の概略構成を示すブロッ
ク図である。
【0056】なお、この実施形態の列車運行管理装置
は、列車の運行管理を行うと共に、列車運行のシミュレ
ーション機能を有する。
【0057】連動装置1には、列車の軌道に対応する各
軌道回路(軌道区間)に列車が在線しているか否かの情
報を示す軌道回路情報、各信号機の状態を示す現示情
報、鎖錠情報、列車の進行方向等の連動情報が入力され
る。そして、連動装置1は入力された連動情報3を接続
切換回路2の動作モードを切換える切換スイッチ2aの
a端子へ通す。また、運行管理部4の進路制御部4bか
ら出力された進路制御情報5は接続切換回路2の切換ス
イッチ2bの端子c,a間を経て連動装置1へ入力され
る。連動装置1は入力された進路制御情報5を例えば各
信号機等の制御機器へ送出する。
【0058】接続切換回路2の切換スイッチ2a,2b
は、CRT表示装置とキーボードとからなるシミュレー
タ用マンマシン装置17における操作者の動作モードの
切換指令に応じて切換え制御される。なお、この列車運
行管理装置においては、この列車運行管理装置を通常の
運行管理装置として使用する[運用モード]とシミュレ
ーション装置として使用する[シミュレーションモー
ド]との2種類の動作モードが設定可能である。
【0059】動作モードを[運用モード]に設定した場
合は、各切換スイッチ2a,2bの共通端子cはa接点
側に接続され、動作モードを[シミュレーションモー
ド]に設定した場合は、各切換スイッチ2a,2bの共
通端子cはb接点側に接続される。
【0060】列車ダイヤメモリ6内には予め作成されて
いる例えば1日分の列車ダイヤが記憶されている。
【0061】また、動作モードが[運用モード]に設定
されていた場合には、運用管理部4の列車追跡部4a
は、定周期起動管理部9から一定周期Δt毎に起動さ
れ、運行管理現在時刻15が印加されると、連動装置1
から切換スイッチ2aを介して入力された連動情報3を
用いて列車の追跡情報7を作成し、運行管理用マンマシ
ン装置8のCRT表示装置へ表示出力する。また、運用
管理部4の進路制御部4bは列車追跡部4aにて作成し
た列車の追跡情報7と列車ダイヤメモリ6に記憶されて
いる列車ダイヤから各列車の進路を判断して進路制御情
報5を作成する。
【0062】運用管理部4は、作成した連動制御情報5
を切換スイッチ2bを介して連動装置1へ送出する。連
動装置1は入力された進路制御情報5を前述したよう
に、例えば各信号機へ送出する。
【0063】このように、動作モードを[運用モード]
に設定した場合には、監視者は実際の列車の運行状況及
び各施設の連動状況を運行管理用マンマシン装置8のC
RT表示装置で実時間で監視できる。
【0064】動作モードが[シミュレーションモード]
に設定されていた場合には、運用管理部4の列車追跡部
4aは、定周期起動管理部9から一定周期Δt毎に起動
されると、モード切換スイッチ2aを介して入力された
シミュレータ10からの模擬の連動情報11を用いて列
車の追跡情報7を作成し、運行管理用マンマシン装置8
のCRT表示装置へ表示出力する。また、運用管理部4
の進路制御部4bは列車追跡部4aにて作成した列車の
追跡情報7と列車ダイヤメモリ6に記憶されている列車
ダイヤから各列車の進路を判断して進路制御情報5を作
成する。
【0065】運用管理部4は、作成した連動制御情報5
を換スイッチ2bを介してシミュレータ10へ送出す
る。シミュレータ10は以下の基本動作を実施する。
【0066】すなわち、シミュレータ10は起動される
と、模擬の連動情報11及び模擬の列車情報12を初期
化する。そして、それ以降、運用管理部4から入力され
た進路制御情報5及び列車ダイヤメモリ6の列車ダイヤ
及び運行管理現在時刻15に基づいて列車の模擬走行を
行い、模擬の列車情報12を順次作成して、さらに、こ
れに基づいて模擬の連動情報11を作成して切換スイッ
チ2aを介して運行管理部4へ送出する。
【0067】このように、動作モードを[シミュレーシ
ョンモード]に設定した場合には、操作者は、シミュレ
ーションされた列車の運行状況及び各施設の連動状況を
運行管理用マンマシン装置8のCRT表示装置で監視で
きる。
【0068】次に、動作状態登録テーブル13を説明す
る。
【0069】図2はこの動作状態登録テーブル13の設
定内容を示す図である。この動作状態登録テーブル13
内には、このシミュレータ10が生成する模擬の連動情
報11における、列車位置を示す軌道回路情報、信号機
の現示情報、列車の進行方向等の各イベントに対してシ
ミュレーションの実行状態としてのシミュレーションの
実行速度に対する速度倍率αが設定されている。
【0070】具体的には、速度倍率α=0の場合はシミ
ュレーション動作の停止(静止状態)を意味し、速度倍
率α=nの場合は、イベントが検出されたのちΔT経過
後にシミュレーションの実行速度を実時間のn倍に設定
する。したがって、n>1の場合はシミュレーションの
実行速度が実時間より速くなり、n<1の場合はシミュ
レーションの実行速度が実時間より遅くなる。
【0071】そして、具体的なイベンとして、駅個別か
全部の駅一括かのイベントの適用範囲a,駅個別の場合
の駅番号b、速度倍率変更指定を実行するイベント範囲
を示すイベントタイプc、具体的イベントを特定するイ
ベント識別番号(ID)dが設定される。すなわち、c
=1の条件でd=1は軌道回路を示し、d=2で信号機
を示し、d=3で転てつ器を示す。
【0072】この動作状態登録テーブル13に対する各
種のイベント及び該当イベントに対する速度倍率αは操
作者が予めシミュレータ用マンマシン装置17を用いて
設定しておく。
【0073】シミュレータ10は起動されると、この動
作状態登録テーブル13にイベント及び該当イベントに
対する速度倍率αが登録されていた場合は、このイベン
ト及び該当イベントに対する速度倍率αを動作状態14
として内部に設定し、このイベント及び該当イベントに
対する速度倍率αからなる動作状態14に従って運行管
理現在時刻15を更新する。
【0074】具体的には、シミュレータ10は、運行管
理現在時刻15からシミュレーション上における現在時
刻が入力されると、図3に示す流れ図に従って、シミュ
レーションを実行すると共に運行管理現在時刻15を更
新する。この運行管理現在時刻15は定期周期起動管理
部9へも送出される。
【0075】S1にてシミュレータ10が現在静止状態
の場合は今回のシミュレーション上における運行管理現
在時刻15に対してなにもしない。静止状態でない場合
は、前述した手法を用いて列車の模擬走行を実行し、模
擬の連動情報を作成して、この作成した模擬の連動情報
11を運行管理部4へ送出する(S2)。次に、作成し
た模擬の連動情報11に前述したイベントが含まれる場
合は、該当イベントが動作状態登録テーブル13に登録
されていれば(S3)、該当するイベント及び該当イベ
ントに対する速度倍率αを動作状態14として設定する
(S4)。
【0076】そして、その動作状態14の速度倍率αが
[0]の場合、すなわち静止指示の場合は、なにもしな
い。その動作状態14の速度倍率αが[0]以外の場合
は、その速度倍率αを読出して(S6)、次回の運行管
理現在時刻の計算を実行する(S7)。そして、この時
刻を運行管理現在時刻15として設定する。
【0077】すなわち、模擬の連動情報11における各
イベントのうち速度倍率αが登録されていない時間帯で
は、すなわち、開始後イベント発生まで、あるいはイベ
ント発生後、イベントが発生しないままΔT0 経過後、
シミュレーション速度倍率n0 として、OS(オペレー
ティングシステム)が管理するシステム時刻とは異なる
運行管理現在時刻15を生成することにより実時間のn
0 でシミュレータ10と運行管理部4を動作させる。
【0078】一方、模擬の連動情報11における各イベ
ントのうち速度倍率α=n(n≠0,1)が登録されて
いる場合では、前記運行管理現在時刻15をn倍の進み
で生成することにより、実時間Δt=ΔT/nの周期で
シミュレー夕10と運行管理部4を動作させることにな
る。なお、ΔTは実時間での周期である。
【0079】したがって、シミュレータ10と運行管理
部4はこの周期(Δt)をΔTであると認識して動作
し、実行速度が増加又は低下されたシミュレーションが
実行される。
【0080】また、ある特定のイベントが発生するとシ
ミュレーションを一時停止させたい場合は、操作者は動
作状態登録テーブル13に該当イベントに動作状態とし
て速度倍率α=0(静止)を設定することにより、該イ
ベント発生にてシステムは静止状態となる。
【0081】この後、操作者がシミュレーション用マン
マシン装置17にて[再開]指令を入力すると、シミュ
レータ10はその再開指令を関知して、シミュレーショ
ン動作の静止状態を解除してシミュレーション動作を再
開する。
【0082】このように構成された第1実施形態の列車
運行シミュレーション装置においては、列車位置を示す
軌道回路情報、信号機の現示情報、列車の進行方向等の
実際の連動情報における任意のイベントを指定して、シ
ミュレーション実行時に該当イベントが発生した時点に
おけるシミュレーションの実行速度を変更可能である。
【0083】したがって、例えば列車が駅相互間を走行
している時間帯の開始を示すイペントに対しては高い速
度倍率n(n>1)を設定し、また、駅構内等の列車に
対して複雑な制御を実施する必要がある時間帯の開始を
示すイベントに対しては、低い速度倍率n(n<1)を
設定することによって、より効率的に運行管理部4に対
するシミュレーション試験を実施できる。
【0084】(第2実施形態)図4は本発明の第2実施
形態の列車運行管理装置の概略構成を示すブロック図で
ある。図1に示す第1実施形態の列車運行管理装置と同
一部分には同一符号が付してある。したがって、重複す
る部分の詳細説明は省略されている。
【0085】この第2実施形態の列車運行管理装置にお
いては、操作者はシミュレーション用マンマシン装置1
7を介して、列車ダイヤ上の任意の時刻をシミュレーシ
ョンの実行開始時刻に指定可能である。
【0086】すなわち、シミュレーション用マンマシン
装置17は操作者が操作入力したシミュレーションの開
始時刻を運行管理現在時刻15としてシミュレータ10
に設定する。
【0087】シミュレータ10は、列車ダイヤメモリ6
内に記憶されている列車ダイヤにおける、運行管理現在
時刻15として入力された開始時刻における列車の在線
位置を求めて、この在線位置から、該当時点における列
車に対する追跡情報7、模擬の連動情報11、及び模擬
の列車情報12を求めて初期設定する。さらに、シミュ
レータ10は求めた列車の追跡情報7を運行管理部4に
設定する。
【0088】そして、動作モードが[シミュレーション
モード]に設定された状態で、シミュレーション用マン
マシン装置17から起動指令が入力されると、シミュレ
ータ10及び運行管理部4は、運行管理現在時刻15と
して入力された開始時刻から、図1に示した第1実施形
態の列車運行シミュレーション装置の場合と同一手順で
シミュレーション動作を開始する。
【0089】そして、運行管理部4は、指定開始時刻に
て初期化された列車の追跡情報7から進路制御詳報5を
順次出力し、シミュレータ10は、指定開始時刻にて初
期化された模擬の連動情報11を順次更新して出力す
る。
【0090】なお、動作状態登録テーブル13にイベン
ト及び該当イペントに対する速度倍率αが設定されてい
た場合は、第1実施形態装置と同様にシミュレーション
の実行速度が自動的に変更される。
【0091】このように構成された第2実施形態の列車
運行管理装置においては、シミュレーションを列車ダイ
ヤ上の任意時刻から開始可能である。したがって、新規
に列車ダイヤを作成した場合や、列車ダイヤを一部変更
した場合等においては、列車ダイヤ上の問題となる時刻
位置の部分を繰返しシミュレーションを実行可能であ
る。
【0092】よって、列車ダイヤや運行管理部4に対す
るシミュレーション試験を効率的に実施できる。
【0093】(第3実施形態)図5は本発明の第3実施
形態の列車運行管理装置の概略構成を示すブロック図で
ある。図1に示す第1実施形態の列車運行管理装置と同
一部分には同一符号が付してある。したがって、重複す
る部分の詳細説明は省略されている。
【0094】この第3実施形態の列車運行管理装置にお
いては、列車の遅延設定、軌道回路不正落下、信号機誤
表示等のダイヤ乱れの要因を予めシミュレータ10に設
定可能である。
【0095】具体的には、操作者は、シミュレータ用マ
ンマシン装置17において、図6に示すダイヤ乱れ要因
設定画面18を用いて、この列車運行管理装置が設置さ
れた駅における各種の故障を設定する。
【0096】このダイヤ乱れ要因設定画面18には、線
路に対応する軌道回路23、信号機24、転てつ器2
5、及び該当駅に停止又は通過する列車を特定するため
の列車番号26,該当列車の故障位置を示す複数の窓2
8が表示されている。
【0097】そして、故障を設定する場合は、ダイヤ乱
れ要因設定画面18の右側の各領域に車両故障19、軌
道回路の不正落下故障20a,信号機故障20b,転て
つ器故障20cを設定する。なお、車両故障19の場合
は列車名及び故障位置も同時に設定する。また、必要に
応じて、特定の信号機24や特定の転てつ機25を設定
可能である。
【0098】シミュレータ用マンマシン装置17は、ダ
イヤ乱れ要因設定画面18を用いて設定された車両故障
19を模擬の列車情報12に設定する。さらに、ダイヤ
乱れ要因設定画面18を用いて設定された車両故障19
以外の軌道回路の不正落下故障20a,信号機故障20
b,転てつ器故障20c等の各故障20を模擬の連動情
報11に設定する。
【0099】シミュレータ10は、起動されると、車両
故障19が模擬の列車情報12に設定されていた場合
は、この故障の模擬の列車情報12から模擬の連動情報
11を順次生成して運行管理部4へ送出する。
【0100】また、シミュレータ10は、起動される
と、各故障20が模擬の連動情報11に設定されていた
場合は、その故障情報を模擬の連動情報11として運行
管理部4へ送出する。よって、シミュレータ10は設定
されたダイヤの乱れに応じた列車運行に対するシミュレ
ーションを実行する。
【0101】このように構成された第3実施形態の列車
運行管理装置においては、事故や遅延等に起因して列車
ダイヤにない状態を想定してシミュレーションが実施で
き、種々のトラブル発生時において、運行管理部4にお
ける応答を確認でき、予め種々のトラブル発生を想定し
た対応計画の立案に役立てることができる。
【0102】(第4実施形態)図7は本発明の第4実施
形態の列車運行管理装置の概略構成を示すブロック図で
ある。図1に示す第1実施形態の列車運行管理装置と同
一部分には同一符号が付してある。したがって、重複す
る部分の詳細説明は省略されている。
【0103】この第4実施形態の列車運行管理装置にお
いては、接続切換回路2が連動装置1側に接続されてい
た場合に、実績(実祭)の連動情報3と運行管理部4の
実績(実際)の列車の追跡情報7を発生時刻とともに記
憶する履歴メモリ27が設けられている。
【0104】そして、この第4実施形態の列車運行管理
装置においては、動作モードが[シミュレーションモー
ド]に設定された状態において、シミュレータ10は、
シミュレータ用マンマシン装置17からシミュレーショ
ン開始指令が入力されると、履歴メモリ27に記憶され
た開始時刻における列車の追跡情報7から模擬の列車情
報12を初期生成する。
【0105】そして、それ以降、シミュレータ10は、
履歴メモリ27に記憶された各時刻を順次取出して運行
管理現在時刻15に順次設定していく。さらに、運行管
理現在時刻15の更新に同期して、すなわち、履歴メモ
リ27に記憶された各時刻に対応する実績の連動情報で
模擬の連動情報11を順次更新する。
【0106】したがって、結果として、シミュレータ1
0は列車ダイヤメモリ6に記憶された列車ダイヤではな
くて、履歴メモリ27に記憶された実際に列車を走行さ
せた場合の実績の列車の追従情報7及び実績の連動情報
3に基づいてシミュレーションを実行している。
【0107】このように構成された第4実施形態の列車
運行管理装置においては、シミュレーションを、列車ダ
イヤでなくて、実際の列車の運行実績に基づいて実行で
きる。よって、より現実的な列車運行に対するシミュレ
ーションを実施できる。
【0108】(第5実施形態)図8は本発明の第5実施
形態の列車運行管理装置の概略構成を示すブロック図で
ある。図7に示す第4実施形態の列車運行管理装置と同
一部分には同一符号が付してある。したがって、重複す
る部分の詳細説明は省略されている。
【0109】この第5実施形態の列車運行管理装置にお
いては、操作者はシミュレータ用マンマシン装置17を
介して、履歴メモリ27に記憶された実績の列車追跡情
報及び実績の連動情報における任意の時刻をシミュレー
ションの実行開始時刻に指定可能である。
【0110】すなわち、シミュレータ用マンマシン装置
17は操作者が操作入力した開始時刻を運行管理現在時
刻15としてシミュレータ10に設定する。
【0111】シミュレータ10は、履歴メモリ27内に
記憶されている実績データの各時刻のうち運行管理現在
時刻15として入力された開始時刻に対応する時刻にお
ける列車の在線位置を求めて、この在線位置から、該当
時点における列車に対する追跡情報7、模擬の連動情報
11、及び模擬の列車情報12を求めて初期設定する。
さらに、シミュレータ10は求めた列車の追跡情報7を
運行管理部4に設定する。
【0112】そして、動作モードが[シミュレーション
モード]に設定された状態で、シミュレータ用マンマシ
ン装置17から起動指令が入力されると、シミュレータ
10は、履歴メモリ27に記憶された各時刻を順次取出
して運行管理現在時刻15に順次設定していく。さら
に、運行管理現在時刻15の更新に同期して、すなわ
ち、履歴メモリ27に記憶された各時刻に対応する実績
の連動情報で模擬の連動情報11を順次更新する。
【0113】したがって、結果として、シミュレータ1
0は、履歴メモリ27に記憶された実績データにおける
任意の時刻を開始時刻として設定し、この設定された時
刻から、履歴メモリ27に記憶された実際に列車を走行
させた場合の実績の列車追跡除法7及び実績の連動情報
3に基づいてシミュレーションを実行している。
【0114】このように構成された第5実施形態の列車
運行管理装置においては、シミュレーションを、列車ダ
イヤでなくて、実際の列車の運行実績に基づいて、かつ
実績データ上の任意の時刻から実行できる。
【0115】よって、例えば、事故等が発生した場合
は、この事故の直前の運転実績からシミュレーションを
繰返し実施できるので、事故解明を短時間に実施でき
る。
【0116】(第6実施形態)図9は本発明の第6実施
形態の列車運行管理装置の概略構成を示すブロック図で
ある。図7に示す第4実施形態の列車運行管理装置と同
一部分には同一符号が付してある。したがって、重複す
る部分の詳細説明は省略されている。
【0117】この第6実施形態の列車運行管理装置にお
いては、操作者はシミュレータ用マンマシン装置17を
介して、履歴メモリ27に記憶された実績の列車追跡情
報及び実績の連動情報における任意の時刻をシミュレー
ションの実行開始時刻に指定可能である。
【0118】そして、この第6実施形態においては、シ
ミュレータ10は、指定された時刻から履歴メモリ27
に記憶された実績のデータではなくて、列車ダイヤメモ
リ6に記憶された列車ダイヤのデータを用いてシミュレ
ーションを実行する。
【0119】すなわち、シミュレータ用マンマシン装置
17は操作者が操作入力した開始時刻を運行管理現在時
刻15としてシミュレータ10に設定する。
【0120】シミュレータ10は、履歴メモリ27内に
記憶されている実績データの各時刻のうち運行管理現在
時刻15として入力された開始時刻に対応する時刻にお
ける列車の在線位置を求めて、この在線位置から、該当
時点における列車に対する追跡情報7、模擬の連動情報
11、及び模擬の列車情報12を求めて初期設定する。
さらに、シミュレータ10は求めた列車の追跡情報7を
運行管理部4に設定する。
【0121】そして、動作モードが[シミュレーション
モード]に設定された状態で、シミュレータ用マンマシ
ン装置17から起動指令が入力されると、シミュレータ
10は、図1に示す第1実施形態のシミュレータ10と
同様に、運用管理部4から入力された進路制御情報5及
び列車ダイヤメモリ6の列車ダイヤ及び運行管理現在時
刻15に基づいて列車の模擬走行を行い、模擬の列車情
報12を順次作成して、さらに、これに基づいて模擬の
連動情報11を作成して切換スイッチ2aを介して運行
管理部4へ送出する通常のシミュレーションを実行す
る。
【0122】したがって、結果として、シミュレータ1
0は、履歴メモリ27に記憶された実績データにおける
任意の時刻を開始時刻として設定し、この設定された時
刻から、列車ダイヤに基づいてシミュレーションを実行
している。
【0123】このように構成された第6実施形態の列車
運行管理装置においては、列車ダイヤに基づく通常のシ
ミュレーションの開始時刻を履歴メモリ27に記憶され
た実績データにおける任意の時刻で指定できる。
【0124】よって、実績のデータに基づくより正確な
シミュレーション開始時刻を設定できる。
【0125】(第7実施形態)図10は本発明の第7実
施形態の列車運行管理装置の概略構成を示すブロック図
である。図8に示す第5実施形態の列車運行管理装置と
同一部分には同一符号が付してある。したがって、重複
する部分の詳細説明は省略されている。
【0126】この第7実施形態の列車運行管理装置にお
いては、操作者はシミュレータ用マンマシン装置17を
介して、履歴メモリ27に記憶された実績の列車追跡情
報及び実績の連動情報における任意の時刻をシミュレー
ションの実行開始時刻に指定可能である。
【0127】そして、この第7実施形態においては、シ
ミュレータ10は、履歴メモリ27内の指定された時刻
からシミュレーションを開始する。その後、図8に示す
第5実施形態と同様に、履歴メモリ27に記憶された時
刻及び実績の連動情報を用いてシミュレーションを実行
する。
【0128】また、この第7実施形態においては、操作
者はシミュレータ用マンマシン装置17を介して、一
旦、履歴メモリ27に記憶された時刻及び実績の連動情
報を用いて模擬の連動情報11(外部模擬)を作成する
実行中のシミュレーションを、元の列車ダイヤメモリ6
の列車ダイヤに基づいて模擬の連動情報11(内部模
擬)を作成するシミュレーションに変換する内部模擬開
始時刻28をシミュレータ10に設定する。
【0129】シミュレータ10は、履歴メモリ27に記
憶された時刻及び実績の連動情報を用いてシミュレーシ
ョンを実行しく過程で内部模擬開始時刻28が到来する
と、このシミュレーションを列車ダイヤメモリ6の列車
ダイヤに基づいて模擬の連動情報11(内部模擬)を作
成するシミュレーションに変換する。
【0130】このような構成された第7実施形態の列車
運行管理装置においては、シミュレーションを実績デー
タを用いてた現実的なシミュレーションから、列車ダイ
ヤを用いた理論的なシミュレーションへ任意のタイミン
グで変更でき、より現実的なシミュレーション試験を実
施できる。
【0131】(第8実施形態)図11は本発明の第8実
施形態に係わる列車運行管理システムの概略構成を示す
模式図である。
【0132】鉄道会社の路線における各駅にそれぞれ駅
制御装置31が設置されている。各駅制御装置31はL
AN等の通信ネットワーク32を介してターミナル等に
設置された運行管理中央装置33に接続されている。運
行管理中央装置33には運行管理用マンマシン装置34
とシミュレーション用マンマシン装置35が接続されて
いる。
【0133】そして、各駅に配設された各駅制御装置3
1は、それぞれ、図1に示す第1実施形態の列車運行管
理装置と同一構成である。そして、各駅制御装置31の
運行管理部4は自己の駅近傍の範囲内に在線する各列車
に対する列車追跡と進路制御が実施する。そして、その
結果は通信ネットワーク32を介して運行管理中央装置
33へ送出され、運行管理用マンマシン装置34に表示
出力される。
【0134】また、各駅の駅制御装置31のシミュレー
タ10は前述した範囲に対するシミュレーションを実行
する。そして、各駅制御装置31はシミュレーション結
果を通信ネットワーク32を介して運行管理中央装置3
3へ送出する。そして、運行管理中央装置33は各駅制
御装置31から受信したシミュレーション結果を用いて
全ての駅を含めた路線全体のシミュレーションを実施す
る。シミュレーション結果はシミュレーション用マンマ
シン装置35へ表示出力される。
【0135】この全体のシミュレーション実行過程をさ
らに詳細に説明する。
【0136】すなわち、一つの駅を出発した列車の情報
は次の駅の駅制御装置31へ通信ネットワーク32を介
して送信される。各駅制御装置31内のシミュレータ1
0は始発あるいは上流駅出発列車を追跡情報7から入力
し、模擬列車を生成し走行させ、模擬の連動情報11を
出力する。
【0137】ここで、各駅制御装置31で発生したイベ
ントは運行管理中央装置33へ送信されるので、この運
行管理中央装置33内のシミュレータはこのイベントを
捕らえ、このイベントが自己の動作状態登録テーブル1
2に登録されていれば該当イペントの速度倍率αからな
る動作状態を取出して全ての駅制御装置31へ送信す
る。
【0138】このようにして、路線全体のイベントに応
じた静止又は高い速度倍率αのシミュレーションを実現
することが可能である。
【0139】また、実運用中の追跡情報と連動情報とを
各制御装置31が時刻データを付加して運行管理中央装
置33へ送出して、この運行管理中央装置33で収集し
て、運行管理中央装置33は収集したデータを履歴ファ
イルに保管することも可能である、そして、この場合、
路線全体に対するシミュレーション開始時に、この履歴
ファイルに保管されている開始時刻での連動情報と追跡
情報とを各制御装置31に送信することにより、図7に
示す第4実施形態の列車運行管理装置と同様に任意の時
刻からシミュレーションを開始することができる。
【0140】なお、本実施形態の列車運行管理システム
においては、分散式列車運行管理システムに適用して説
明したが、中央集中式列車運行管理シズテムに適用して
も良い。
【0141】(第9実施形態)図12は本発明の第9実
施形態に係わる列車運行管理システムの概略構成を示す
模式図である。図11に示す第8実施形態の列車運行管
理システムと同一部分には同一符号を付して重複する部
分の詳細説明を省略する。
【0142】この第9実施形態の列車運行管理システム
においては、各駅に同一仕様の2台の駅制御装置31
a,31bが設置されている。そして、一方を主系して
他方を従系としている。
【0143】各駅の各駅制御装置31a,31bはLA
N等の通信ネットワーク32を介してターミナル等に設
置された2台の運行管理中央装置33a,33bに接続
されている。そして、一方を主系して他方を従系として
いる。主系の運行管理中央装置33aには運行管理用マ
ンマシン装置34が接続され、従系の運行管理中央装置
33aにはシミュレーション用マンマシン装置35が接
続されている。
【0144】そして、各駅に配設された各駅制御装置3
1a,31bは、それぞれ、図1に示す第1実施形態の
列車運行管理装置と同一構成である。
【0145】そして、主系の各駅制御装置31a及び主
系の運行管理中央装置33aの動作モードは[運用モー
ド]に設定され、従系の各駅制御装置31b及び従系の
運行管理中央装置33bの動作モードは[シミュレーシ
ョンモード]に設定されている。
【0146】そして、各駅の[シミュレーションモー
ド]に設定されている従系の各駅制御装置31bと[シ
ミュレーションモード]に設定されている従系の運行管
理中央装置33bとの関係は、図11に示すそれそれ
[シミュレーションモード]に設定された各駅制御装置
31と運行管理中央装置33との関係と同様である。
【0147】すなわち、従系の運行管理中央装置33b
で各駅の従系の駅制御装置31bのシミュレーション結
果を収集して路線全体のシミュレーションを実施する。
【0148】そして、各駅制御装置31bで発生したイ
ベントは運行管理中央装置33bへ送信され、運行管理
中央装置33b内のシミュレータはこのイベントを捕ら
え、該当イベントが自己の動作状態登録テーブル12に
登録されていれば該当イペントの速度倍率αからなる動
作状態を取出して全ての駅制御装置31bへ送信する。
【0149】このようにして、図11に示す第8実施形
態と同様に、路線全体のイベントに応じた静止又は高い
速度倍率αのシミュレーションを実現することが可能で
ある。
【0150】さらに、この第9実施形態においては、路
線を実際に走行している列車に対する運行管理は、各駅
の主系の[運用モード]に設定され駅制御装置31a及
び運行管理中央装置33aで連続して実施される。
【0151】このように構成された第9実施形態の列車
運行管理システムにおいては、各駅にはそれぞれ2台の
駅制御装置31a,31bが配設されており、一方は運
用系として実際の運行管理を実施し、他方はシミュレー
ションを実施している。すなわち、実際に列車運行を実
施しながら、運行管理部4に対するシミュレーションを
並行して実施できる。よって、システム全体に対する試
験効率を向上できる。
【0152】なお、本実施形態の列車運行管理システム
においては、分散式列車運行管理システムに適用して説
明したが、中央集中式列車運行管理シズテムに適用して
も良い。
【0153】(第10実施形態)図13は本発明の第1
0実施形態の列車運行管理装置の概略構成を示すブロッ
ク図である。前述した各実施形態と同一部分には同一符
号が付してある。したがって、重複する部分の詳細説明
は省略されている。
【0154】この第10実施形態の列車運行管理装置
は、図示するように、大きく分けて、連動装置1と、運
用系運行管理部37と、被試験運行管理部38と、シミ
ュレータ39とで構成されている。
【0155】運用系運行管理部37と被試験運行管理部
38とは、図1に示す第1実施形態の運行管理部4と同
一構成の列車追跡部37a,38a及び進路制御部37
b,38bとで構成されている。
【0156】そして、運用系運行管理部37は連動装置
1に対して直接接続されており、連動装置1から連動情
報3を取込み進路制御情報5を出力する。
【0157】一方、被試験運行管理部38はシミュレー
タ39にに対して直接接続されており、シミュレータ3
9から出力される模擬の連動情報11を連動装置1から
の連動情報3aとして取込み進路制御情報5aを出力す
る。
【0158】そして、シミュレータ39は、連動装置1
から運用系運行管理部37へ入力される実際の連動情報
3を取込んで、この連動情報3に基づいて模擬の連動情
報11を順次更新していくシミュレーションを実施して
被試験運行管理部38を駆動させる。
【0159】このように構成された第10実施形態の列
車運行管理装置においては、装置内に、運用系運行管理
部37と被試験運行管理部38との2つの運行管理部が
備えられ、一方は運用系として実際の列車走行に対する
運行管理を常時実行している。そして、シミュレータ3
9は連動装置1から入力された実際の連動情報3に基づ
いて被試験運行管理部38に対してシミュレーションを
実施して、被試験運行管理部38の列車運行管理機能を
評価する。
【0160】すなわち、実際の列車を運行した状態にお
いて、すなわち列車の運行に何等支障を与えることな
く、被試験運行管理部38に対して実際のデータを用い
て簡単にシミュレーション試験が実施できる。
【0161】(第11実施形態)図14は本発明の第1
1実施形態の列車運行管理装置の概略構成を示すブロッ
ク図である。前述した図13に示す第10実施形態の列
車運行管理装置と同一部分には同一符号が付してある。
したがって、重複する部分の詳細説明は省略されてい
る。
【0162】この第11実施形態の列車運行管理装置に
おいては、シミュレータ39は、図示しないシミュレー
タ装置からシミョレーションの開始指令が入力すると、
その時点で運用系運行管理部37の列車追跡部37から
出力されている列車追跡情報17aに基づいて模擬の列
車情報12を初期生成し、その時点で運用系運行管理部
37へ連動装置1から入力されている実際の連動情報3
を取込んで、模擬の連動情報11を初期生成する。
【0163】シミュレータ39は、その後、運行管理シ
ステム時刻40を順次更新していって、図示しない列車
ダイヤに基づいて、模擬の列車を走行させ、模擬の列車
情報12を更新し、最終に模擬の連動情報11を順次更
新することによって、被試験運行管理部38に対するシ
ミュレーションを実施する。
【0164】このように構成された第11実施形態の列
車運行管理装置においては、操作者は、シミュレータ用
マンマシン装置からシミョレーションの開始指令を入力
すると、自動的に入力時刻における模擬の列車情報12
及び模擬の連動情報が運用状態の実際のデータによって
初期生成され、その後は運用系とは無関係に列車ダイヤ
に従ってシミュレーションが実行される。
【0165】したがって、被試験運行管理部38の制御
仕様を大幅に変更する場合に、運用中にシミュレーショ
ン試験を効率的に実施できる。
【0166】(第12実施形態)図15は本発明の第1
2実施形態の列車運行管理装置の概略構成を示すブロッ
ク図である。前述した図14に示す第11実施形態の列
車運行管理装置と同一部分には同一符号が付してある。
したがって、重複する部分の詳細説明は省略されてい
る。
【0167】この第12実施形態の列車運行管理装置に
おいては、被試験運行管理部38を連動装置1又はシミ
ュレータ39に切換接続する二つの切換スイッチ2a,
2bからなる接続切換回路2が設けられている。
【0168】また、運用系運行管理部37と連動装置1
との間には二つの接点41a,41bからなる開閉スイ
ッチ41が介挿されている。
【0169】このような構成の列車運行管理装置におい
ては、被試験運行管理部38の制御仕様がまだ不十分の
場合は、接続切換回路2の各切換スイッチ2a,2bを
シミュレータ39側に切換接続して、シミュレータ39
を用いて該当被試験運行管理部38に対するシミュレー
ション試験を繰返し実行して、制御仕様の改良作業を行
う。
【0170】そして、被試験運行管理部38の制御仕様
が所定のレベルに達した時点において、接続切換回路2
の各切換スイッチ2a,2bを連動装置1側に切換え
る。同時に、開閉スイッチ41を開放して、運用系運行
管理部37を連動装置1から切り離す。なお、開閉スイ
ッチ41が設けられていない場合は、運用系運行管理部
37の電源を遮断すればよい。
【0171】そして、この被試験運行管理部38で連動
装置1を介して実際の列車に対する運行管理を実行し
て、この被試験運行管理部38の列車運行管理機能を確
認する。
【0172】このように構成された第12実施形態の列
車運行管理装置においては、シミュレータ39を用いて
被試験運行管理部38の列車運行管理機能をシミュレー
ション試験して、所定のレベルに達した場合は、直ぐに
実際の列車に対する運行管理機能の確認試験を実施でき
る。
【0173】よって、被試験運行管理部38に対する制
御仕様を効率的に設定できる。
【0174】なお、本発明は上述した各実施形態に限定
されるものではない。
【0175】各実施形態においては、実際の駅等おけ
る、列車位置を示す軌道回路情報、信号機の現示情報、
列車の進行方向等の実際の連動情報を取込むための連動
装置1を設け、運行管理部4に対して連動装置1または
シミュレータ10を切換接続する接続切換回路2を設け
た。
【0176】しかし、この列車運行管理装置で実際に列
車に対する運行管理を実行しない場合は、シミュレータ
10を用いて運行管理部4に対してシュミレーション試
験を実施して十分な運行管理機能を確認する。そして、
その後、この運行管理部4のみをシミュレータ10から
切り離して、実際の駅に持込んで、駅の連動装置1に接
続して、実際に稼働させればよい。
【0177】また、各実施形態において、シミュレーシ
ョンの実行速度を変化させる手法として、シミュレータ
10と運行管理部4の実動作周期を変えて認識する周期
を変えた。しかし、実動作周期を一定にして、シミュレ
ータ10と運行管理部4が認識する周期を変えてもよ
い。
【0178】また、図11に示す第8実施形態の駅分散
式列車運転管理システムにおいては、各駅に1台づづ駅
制御装置31を配設したが、例えば隣接する複数の駅で
1台の駅制御装置31を設置することも考えられる。
【0179】また、図12に示す第9実施形態の駅分散
式列車運転管理システムにおいて、各駅に2台づつ配設
した駅制御装置31a,31bにおいて、主系と指定さ
れた駅制御装置31aが故障した場合は、従系と指定さ
れた駅制御装置31bの動作モードを[運用モード]に
切換えて、この駅制御装置31bで実際の列車に対する
運行管理を実施してもよい。
【0180】また、図12に示す第9実施形態の駅分散
式列車運転管理システムにおいて、例えば鉄道会社のタ
ーミナルに設置された1台の運行管理中央装置で、各駅
の駅制御装置31a.31bを一括して制御することも
可能である。
【0181】なお、各実施形態においては、シミュレー
ション機能を有する列車運行管理装置として説明した
が、例えば、列車運行管理装置とは別にシミュレーショ
ン装置を設け、このシミュレーシヨン装置で、実際に稼
動している列車運行管理システム上の実データを利用し
て、シミュレーション対象のデータ等をシミュレーショ
ンするようにしても良く、同様の効果が得られる。
【0182】
【発明の効果】以上説明したように本発明の列車運行管
理装置においては、シミュレーションの実行速度等の動
作状態を連動情報に含まれるイベントが発生する毎に、
該当イベントに対して設定された動作状態に変更するよ
うにしている。
【0183】したがって、列車走行に関する重要な部分
の時間軸を拡大し重要でない部分の時間軸を縮小して列
車運行に対するシミュレーションを実施でき、効率的に
列車運行に関するシミュレーション試験を実施できる。
【0184】また、本発明の列車運行管理装置において
は、任意の時刻位置や実際の列車の運行実績に基づいて
シミュレーションを開始したり実行でき、より実用的な
シミュレーションを実施できる。
【0185】さらに、本発明の列車運行管理システムに
おいては、例えば鉄道会社のターミナルに設置された中
央装置で、各駅に配設された各列車運行管理装置おける
シミュレーションの実行速度等の動作状態を全ての駅に
亘って同期して制御でき、線路に沿って配設された全て
の駅を含む広範囲に亘ってきめ細いシミュレーションを
実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の列車運行管理装置の
概略構成を示すブロック図
【図2】 同第1実施形態の列車運行管理装置における
動作状態登録テーブルの設定内容を示す図
【図3】 同第1実施形態の列車運行管理装置における
シミュレータのシミュレーション動作を示す流れ図
【図4】 本発明の第2実施形態の列車運行管理装置の
概略構成を示すブロック図
【図5】 本発明の第3実施形態の列車運行管理装置の
概略構成を示すブロック図
【図6】 同第3実施形態の列車運行管理装置における
シミュレーション用マンマシン装置に表示されたダイヤ
乱れ要因設定画面を示す図
【図7】 本発明の第4実施形態の列車運行管理装置の
概略構成を示すブロック図
【図8】 本発明の第5実施形態の列車運行管理装置の
概略構成を示すブロック図
【図9】 本発明の第6実施形態の列車運行管理装置の
概略構成を示すブロック図
【図10】 本発明の第7実施形態の列車運行管理装置
の概略構成を示すブロック図
【図11】 本発明の第8実施形態の列車運行管理シス
テムの概略構成図
【図12】 本発明の第9実施形態の列車運行管理シス
テムの概略構成図
【図13】 本発明の第10実施形態の列車運行管理装
置の概略構成を示すブロック図
【図14】 本発明の第11実施形態の列車運行管理装
置の概略構成を示すブロック図
【図15】 本発明の第12実施形態の列車運行管理装
置の概略構成を示すブロック図
【符号の説明】
1…連動装置 2…接続切換回路 3,3a…連動情報 4…運行管理部 4a…列車追跡部 4b…進路制御部 5,5a,5b…進路制御情報 6…列車ダイヤメモリ 7…列車の追跡情報 8…運行管理用マンマシン装置 10,39…シミュレータ 11…模擬の連動情報 12…模擬の列車情報 13…動作状態登録テーブル 15…運行管理現在時刻 17…シミュレータ用マンマシン装置 27…履歴メモリ 31,31a,31b…駅制御装置 32…通信ネットワーク 33,33a,33b…運運行管理中央装置 37…運用系運行管理部 38…被試験運行管理部

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 列車位置を示す軌道回路情報、信号機の
    現示情報、列車の進行方向等の実際の連動情報を有し、
    かつ被制御機器への出力を行う連動装置と、入力された
    連動情報を用いて列車追跡情報を作成し、この列車追跡
    情報と列車ダイヤに基づいて進路制御情報を作成して出
    力する運行管理部と、列車の模擬走行を行い模擬の連動
    情報を作成して出力するシミュレータと、前記運行管理
    部に対して前記連動装置又は前記シミュレータを切換接
    続する接続切換手段とを有する列車運行管理装置におい
    て、 前記シミュレータにて生成される連動情報に含まれるイ
    ベント毎にシミュレーションの実行状態を設定する実行
    状態設定手段と、 前記シミュレータ内に設けられ、模擬の連動情報に含ま
    れるイベント発生毎に、前記模擬走行及び模擬の連動情
    報作成を行うシミュレーションの実行状態を該当イベン
    トに対して設定された実行状態に変更するシミュレーシ
    ョン実行状態変更手段とを備えたことを特徴とする列車
    運行管理装置。
  2. 【請求項2】 前記シミュレーションの実行状態は少な
    くともシミュレーションの実行速度の速度倍率を含むこ
    とを特徴とする請求項1記載の列車運行管理装置。
  3. 【請求項3】 シミュレーションの開始時刻を前記シミ
    ュレータに指定する手段を有し、 前記シミュレータは、この指定された開始時刻に対応す
    る列車ダイヤ上の時刻に基づいてシミュレーションの初
    期状態を設定し、この設定された初期状態から前記シミ
    ュレーションを開始する手段を有したことを特徴とする
    請求項1記載の列車運行管理装置。
  4. 【請求項4】 列車の車両故障、軌道回路不正落下、信
    号機誤表示等のダイヤ乱れの要因を前記シミュレータに
    設定する手段を有し、 前記シミュレータは、この設定されたダイヤ乱れに応じ
    て列車の模擬走行を行う手段を有したことを特徴とする
    請求項1記載の列車運行管理装置。
  5. 【請求項5】 前記接続切換手段が前記連動装置を前記
    運行管理部に切換接続した状態で、前記運行管理部から
    実際の連動情報と列車追跡情報とを時刻とともに記録し
    保管する履歴メモリを有し、 前記シミュレータは、前記履歴メモリに保管されている
    列車追跡情報から模擬列車を初期生成し、前記履歴メモ
    リに保管されている連動情報により模擬の連動情報を順
    次生成して、列車運行実績に基づいてシミュレーション
    を行う手段を有したことを特徴とする請求項1記載の列
    車運行管理装置。
  6. 【請求項6】 前記接続切換手段が前記連動装置を前記
    運行管理部に切換接続した状態で、前記運行管理部から
    実際の連動情報と列車追跡情報を時刻とともに記録し保
    管する履歴メモリを有し、 前記シミュレータは、前記履歴メモリに保管されている
    列車追跡情報の指定時刻のデータから模擬列車を初期生
    成し、前記履歴メモリに保管されている連動情報の前記
    指定時刻のデータから模擬の連動情報を初期生成し、そ
    の後は前記履歴メモリに保管されている連動情報により
    模擬の連動情報を順次生成して、列車運行実績に基づい
    てシミュレーションを行う手段を有したことを特徴とす
    る請求項1記載の列車運行管理装置。
  7. 【請求項7】 列車位置を示す軌道回路情報、信号機の
    現示情報、列車の進行方向等の実際の連動情報を有し、
    かつ被制御機器への出力を行う連動装置と、入力された
    連動情報を用いて列車追跡情報を作成し、この列車追跡
    情報と列車ダイヤに基づいて進路制御情報を作成して出
    力する運行管理部と、列車の模擬走行を行い模擬の連動
    情報を作成して出力するシミュレータと、前記運行管理
    部に対して前記連動装置又は前記シミュレータを切換接
    続する接続切換手段とを有する列車運行管理装置におい
    て、 前記接続切換手段が前記連動装置を前記運行管理部に切
    換接続した状態で、前記運行管理部から実際の連動情報
    と列車追跡情報を時刻とともに記録し保管する履歴メモ
    リを有し、 前記シミュレータは、前記履歴メモリに保管されている
    列車追跡情報から模擬列車を初期生成し、前記履歴メモ
    リに保管されている連動情報により模擬の連動情報を順
    次生成して、列車運行実績に基づいてシミュレーション
    を行う手段を有したことを特徴とする列車運行管理装
    置。
  8. 【請求項8】 列車位置を示す軌道回路情報、信号機の
    現示情報、鎖錠情報、列車の進行方向等の実際の連動情
    報を有し、かつ被制御機器への出力を行う連動装置と、
    入力された連動情報を用いて列車追跡情報を作成し、こ
    の列車追跡情報と列車ダイヤに基づいて進路制御情報を
    作成して出力する運行管理部と、列車の模擬走行を行い
    模擬の連動情報を作成して出力するシミュレータと、前
    記運行管理部に対して前記連動装置又は前記シミュレー
    タを切換接続する接続切換手段とを有する列車運行管理
    装置において、 前記接続切換手段が前記連動装置を前記運行管理部に切
    換接続した状態で、前記運行管理部から実際の連動情報
    と列車追跡情報を時刻とともに記録し保管する履歴メモ
    リを有し、 前記シミュレータは、前記履歴メモリに保管されている
    列車追跡情報の指定時刻のデータから模擬列車を初期生
    成し、前記履歴メモリに保管されている連動情報の前記
    指定時刻のデータから模擬の連動情報を初期生成し、そ
    の後は前記履歴メモリに保管されている連動情報により
    模擬の連動情報を順次生成して、列車運行実績に基づい
    てシミュレーションを行う手段を有したことを特徴とす
    る列車運行管理装置。
  9. 【請求項9】 列車位置を示す軌道回路情報、信号機の
    現示情報、列車の進行方向等の実際の連動情報を有し、
    かつ被制御機器への出力を行う連動装置と、入力された
    連動情報を用いて列車追跡情報を作成し、この列車追跡
    情報と列車ダイヤに基づいて進路制御情報を作成して出
    力する運行管理部と、列車の模擬走行を行い模擬の連動
    情報を作成して出力するシミュレータと、前記運行管理
    部に対して前記連動装置又は前記シミュレータを切換接
    続する接続切換手段とを有する列車運行管理装置におい
    て、 前記接続切換手段が前記連動装置を前記運行管理部に切
    換接続した状態で、前記運行管理部から実際の連動情報
    と列車追跡情報を時刻とともに記録し保管する履歴メモ
    リを有し、 前記シミュレータは、前記履歴メモリに保管されている
    列車追跡情報の指定時刻のデータから模擬列車を初期生
    成し、前記履歴メモリに保管されている連動情報の前記
    指定時刻のデータから模擬の連動情報を初期生成し、そ
    の後は列車ダイヤに基づいて模擬の連動情報を順次生成
    して、シミュレーションを行う手段を有したことを特徴
    とする列車運行管理装置。
  10. 【請求項10】 前記模擬の連動情報の生成方法の切換
    時刻を前記シミュレータに指定する手段を有し、 前記シミュレータは、シミュレーション開始時刻後に前
    記指定された切換時刻が到来すると、前記履歴メモリに
    保管されている連動情報による擬似の連動情報作成から
    列車ダイヤに基づく模擬列車走行による連動情報作成へ
    変更する手段を有したことを特徴とする請求項8記載の
    列車運行管理装置。
  11. 【請求項11】 鉄道路線における各駅にそれぞれ駅制
    御装置を設置し、この各駅制御装置の動作をこの各駅制
    御装置に対して通信回線を介して接続された運行管理中
    央装置で管理する列車運行管理システムにおいて、 前記各駅制御装置は請求項1記載の列車運行管理装置で
    構成され、 かつ、前記各駅制御装置における実行状態設定手段は、
    前記シミュレータにて生成される連動情報に含まれるイ
    ベント毎に前記運行管理中央装置からの指示に従ってシ
    ミュレーションの実行状態を設定することを特徴とする
    列車運行管理システム。
  12. 【請求項12】 鉄道路線における各駅にそれぞれ2台
    の駅制御装置を設置し、この各駅制御装置の動作をこの
    各駅制御装置に対して通信回線を介して接続された運行
    管理中央装置で管理する列車運行管理システムであっ
    て、 前記各駅制御装置は請求項1記載の列車運行管理装置で
    構成され、 前記各駅に配設された二重化駅制御装置の一方の駅制御
    装置の接続切換手段を連動装置側へ切換え、他方の駅制
    御装置の接続切換手段をシミュレータ側へ切換え、 かつ、前記接続切換手段がシミュレータ側へ切換された
    駅制御装置における実行状態設定手段は、前記シミュレ
    ータにて生成される連動情報に含まれるイベント毎に前
    記運行管理中央装置からの指示に従ってシミュレーショ
    ンの実行状態を設定することを特徴とする列車運行管理
    システム。
  13. 【請求項13】 列車位置を示す軌道回路情報、信号機
    の現示情報、列車の進行方向等の実際の連動情報を有
    し、かつ被制御機器への出力を行う連動装置と、 この連動装置から入力された連動情報を用いて列車追跡
    情報を作成し、この列車追跡情報と列車ダイヤに基づい
    て進路制御情報を作成して前記連動装置へ出力する運用
    系運行管理部と、 入力された連動情報を用いて列車追跡情報を作成し、こ
    の列車追跡情報と列車ダイヤに基づいて進路制御情報を
    作成して出力する被試験運行管理部と、 この被試験運行管理部から入力された進路制御情報及び
    前記連動装置から入力された実際の連動情報に基づいて
    列車の模擬走行を行い、模擬の連動情報を作成して前記
    被試験運行管理部へ出力するシミュレータとを備えた列
    車運行管理装置。
  14. 【請求項14】 列車位置を示す軌道回路情報、信号機
    の現示情報、列車の進行方向等の実際の連動情報を有
    し、かつ被制御機器への出力を行う連動装置と、 この連動装置から入力された連動情報を用いて列車追跡
    情報を作成し、この列車追跡情報と列車ダイヤに基づい
    て進路制御情報を作成して前記連動装置へ出力する運用
    系運行管理部と、 入力された連動情報を用いて列車追跡情報を作成し、こ
    の列車追跡情報と列車ダイヤに基づいて進路制御情報を
    作成して出力する被試験運行管理部と、 シミュレーション開始指令に応動して、前記運用系運行
    管理部から取込んだ列車追跡情報から模擬列車を初期生
    成し、前記連動装置から入力された実際の連動情報から
    模擬の連動情報を初期生成し、その後は列車ダイヤに基
    づいて模擬の連動情報を順次生成して前記被試験運行管
    理部へ出力するシミュレータとを備えた列車運行管理装
    置。
  15. 【請求項15】 前記被試験運行管理部に対して前記連
    動装置又は前記シミュレータを切換接続する接続切換手
    段を有したことをと特徴とする請求項14の列車運行管
    理装置。
  16. 【請求項16】 必要に応じて前記運用系運行管理部を
    前記連動装置から切り離すスイッチ手段を有したことを
    と特徴とする請求項15の列車運行管理装置。
  17. 【請求項17】 入力された連動情報を用いて列車追跡
    情報を作成し、この列車追跡情報と列車ダイヤに基づい
    て進路制御情報を作成して出力する運行管理部と、列車
    の模擬走行を行い模擬の連動情報を作成して出力するシ
    ミュレータとを有する列車運行管理装置において、 前記シミュレータは、模擬の連動情報に含まれるイベン
    ト発生毎に、前記模擬走行及び模擬の連動情報作成から
    なるシミュレーションの実行状態を該当イベントに対し
    て設定された実行状態に変更することを特徴とする列車
    運行管理装置。
  18. 【請求項18】 列車位置を示す軌道回路情報、信号機
    の現示情報、列車の進行方向等の実際の連動情報を有
    し、かつ被制御機器への出力を行う連動装置と、入力さ
    れた連動情報を用いて列車追跡情報を作成し、この列車
    追跡情報と列車ダイヤに基づいて進路制御情報を作成し
    て出力する運行管理部と、列車の模擬走行を行い模擬の
    連動情報を作成して出力するシミュレータと、前記運行
    管理部に対して前記連動装置又は前記シミュレータを切
    換接続する接続切換手段とを有する列車運行管理装置の
    シミュレーション方法において、 前記シミュレータにて生成される連動情報に含まれるイ
    ベント毎にシミュレーシヨンの実行状態を設定し、前記
    シミュレータにて作成された模擬の連動情報に含まれる
    イべント発生毎に、前記模擬走行及び模擬の連動情報作
    成を行うシミュレーションの実行状態を該当イべントに
    対して設定された実行状態に変更することを特徴とする
    列車運行管理装置のシミュレーション方法。
  19. 【請求項19】 列車位置を示す軌道回路情報、信号機
    の現示情報、列車の進行方向等の実際の連動情報を有
    し、かつ被制御機器への出力を行う連動装置と、入力さ
    れた連動情報を用いて列車追跡情報を作成し、この列車
    追跡情報と列車ダイヤに基づいて進路制御情報を作成し
    て出力する運行管理部と、列車の模擬走行を行い模擬の
    連動情報を作成して出力するシミュレータと、前記運行
    管理部に対して前記連動装置又は前記シミュレータを切
    換接続する接続切換手段とを有する列車運行管理装置の
    シミュレーション方法において、 前記接続切換手段が前記連動装置を前記運行管理部に切
    換接続した状態で前記運行管理部から実際の連動情報と
    列車追跡情報を時刻とともにメモリに記録保存し、この
    メモリに記録されている列車追跡情報から模擬列車を初
    期生成し、前記メモリに記録されている連動情報により
    模擬の連動情報を順次生成して、列車運行実績に基づい
    てシミュレーションを行うことを特徴とする列車運行管
    理装置のシミュレーション方法。
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