JP2000159107A - 信号保安システムの試験装置 - Google Patents
信号保安システムの試験装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 信号保安システムの試験において試験効率を
向上させることができる信号保安システムの試験装置を
得ることである。 【解決手段】 表示操作部7の試験条件設定手段9で信
号保安システムの試験条件を設定し、その設定された試
験条件は現場模擬部8の機器状態模擬手段11に入力さ
れ、ここで、その試験条件に基づいて現場機器2の状態
が模擬される。また、現場模擬部8の送受信手段10b
はその模擬状態を伝送路4を介して現場端末装置5に送
信すると共に試験状態を受信し、表示操作部7の表示装
置12に表示する。
向上させることができる信号保安システムの試験装置を
得ることである。 【解決手段】 表示操作部7の試験条件設定手段9で信
号保安システムの試験条件を設定し、その設定された試
験条件は現場模擬部8の機器状態模擬手段11に入力さ
れ、ここで、その試験条件に基づいて現場機器2の状態
が模擬される。また、現場模擬部8の送受信手段10b
はその模擬状態を伝送路4を介して現場端末装置5に送
信すると共に試験状態を受信し、表示操作部7の表示装
置12に表示する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道の信号保安装
置を制御する信号保安システムの試験を行うための信号
保安システムの試験装置に関する。
置を制御する信号保安システムの試験を行うための信号
保安システムの試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、鉄道においては、輸送業務を安
全かつ効率的に行うために、閉そく装置、転てつ機、信
号機等の信号保安装置が設けられている。これら信号保
安装置の閉そく装置、転てつ機、信号機等は、相互に関
連づけられて駅構内の全体的な安全が確保される。その
ような関連づけを行い駅構内の安全を確保する装置とし
て信号保安システムが設けられている。
全かつ効率的に行うために、閉そく装置、転てつ機、信
号機等の信号保安装置が設けられている。これら信号保
安装置の閉そく装置、転てつ機、信号機等は、相互に関
連づけられて駅構内の全体的な安全が確保される。その
ような関連づけを行い駅構内の安全を確保する装置とし
て信号保安システムが設けられている。
【0003】図7は、駅構内の信号保安システムの構成
図である。電子連動装置1は、駅構内において列車の運
転を安全に行うために、現場機器2である信号機や転て
つ機等の制御操作を行うものである。電子連動装置1か
らの制御指令は上位装置3に送信され、伝送路4および
該当の現場端末装置5に送信される。現場端末装置5で
は自己に接続されている現場機器2に対してその制御指
令に基づいて制御信号を出力する。一方、現場端末装置
5は現場機器2の情報を入力し、伝送路4および上位装
置3を介して電子連動装置1に対して送信する。ここ
で、伝送路4はローカルエリアネットワークで構成され
ている。
図である。電子連動装置1は、駅構内において列車の運
転を安全に行うために、現場機器2である信号機や転て
つ機等の制御操作を行うものである。電子連動装置1か
らの制御指令は上位装置3に送信され、伝送路4および
該当の現場端末装置5に送信される。現場端末装置5で
は自己に接続されている現場機器2に対してその制御指
令に基づいて制御信号を出力する。一方、現場端末装置
5は現場機器2の情報を入力し、伝送路4および上位装
置3を介して電子連動装置1に対して送信する。ここ
で、伝送路4はローカルエリアネットワークで構成され
ている。
【0004】このような信号保安システムの動作試験を
実施する場合には、信号保安システムを実際に稼働でき
る構成にして試験を行うようにしている。すなわち、電
子電動装置1を接続し、また現場端末装置5には接続す
べき現場機器をすべて接続して行うようにしている。こ
の場合、現場端末装置5にすべての現場機器2を接続で
きない場合には、模擬的な現場機器を接続して試験を行
っている。
実施する場合には、信号保安システムを実際に稼働でき
る構成にして試験を行うようにしている。すなわち、電
子電動装置1を接続し、また現場端末装置5には接続す
べき現場機器をすべて接続して行うようにしている。こ
の場合、現場端末装置5にすべての現場機器2を接続で
きない場合には、模擬的な現場機器を接続して試験を行
っている。
【0005】
【発明の解決しようとする課題】ところが、このような
信号保安システムの試験方法では、その試験時に現場端
末装置5にすべての現場機器または模擬的な現場機器を
接続して試験を実施しなければならないので、現場機器
の配線作業に多くの時間を有するだけでなく、現場機器
または模擬的な現場機器を準備するための費用も発生す
る。また、現場機器または模擬的な現場機器への入力情
報の設定等に時間を要することがあった。
信号保安システムの試験方法では、その試験時に現場端
末装置5にすべての現場機器または模擬的な現場機器を
接続して試験を実施しなければならないので、現場機器
の配線作業に多くの時間を有するだけでなく、現場機器
または模擬的な現場機器を準備するための費用も発生す
る。また、現場機器または模擬的な現場機器への入力情
報の設定等に時間を要することがあった。
【0006】本発明の目的は、信号保安システムの試験
において試験効率を向上させることができる信号保安シ
ステムの試験装置を得ることである。
において試験効率を向上させることができる信号保安シ
ステムの試験装置を得ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係わる
信号保安システムの試験装置は、電子連動装置からの制
御指令を上位装置を介して伝送路に送信し、前記伝送路
に接続された各現場端末装置は前記伝送路経由で受信し
た前記制御指令に基づいて現場機器の制御を行う信号保
安システムの試験装置において、前記信号保安システム
の試験条件を設定するための試験条件設定手段および試
験状態を表示するための表示装置を有した表示操作部
と、前記試験条件に基づいて前記現場機器の状態を模擬
する機器状態模擬手段およびその模擬状態を伝送路を介
して前記現場端末装置に送信すると共に試験状態を受信
し前記表示装置に送信するための送受信手段を有した現
場模擬部とを備えたことを特徴とする。
信号保安システムの試験装置は、電子連動装置からの制
御指令を上位装置を介して伝送路に送信し、前記伝送路
に接続された各現場端末装置は前記伝送路経由で受信し
た前記制御指令に基づいて現場機器の制御を行う信号保
安システムの試験装置において、前記信号保安システム
の試験条件を設定するための試験条件設定手段および試
験状態を表示するための表示装置を有した表示操作部
と、前記試験条件に基づいて前記現場機器の状態を模擬
する機器状態模擬手段およびその模擬状態を伝送路を介
して前記現場端末装置に送信すると共に試験状態を受信
し前記表示装置に送信するための送受信手段を有した現
場模擬部とを備えたことを特徴とする。
【0008】請求項1の発明に係わる信号保安システム
の試験装置では、表示操作部の試験条件設定手段で信号
保安システムの試験条件を設定し、その設定された試験
条件は現場模擬部の機器状態模擬手段に入力され、ここ
でその試験条件に基づいて現場機器の状態が模擬され
る。また、現場模擬部の送受信手段はその模擬状態を伝
送路を介して現場端末装置に送信すると共に試験状態を
受信し、表示操作部の表示装置に表示する。
の試験装置では、表示操作部の試験条件設定手段で信号
保安システムの試験条件を設定し、その設定された試験
条件は現場模擬部の機器状態模擬手段に入力され、ここ
でその試験条件に基づいて現場機器の状態が模擬され
る。また、現場模擬部の送受信手段はその模擬状態を伝
送路を介して現場端末装置に送信すると共に試験状態を
受信し、表示操作部の表示装置に表示する。
【0009】請求項2の発明に係わる信号保安システム
の試験装置は、請求項1の信号保安システムの試験装置
において、前記電子連動装置の動作模擬を行うための連
動模擬手段と、前記上位装置に対する制御指令の送信お
よび前記上位装置からの制御状態の受信を行うための送
受信手段とを有した電子連動模擬部を備えたことを特徴
とする。
の試験装置は、請求項1の信号保安システムの試験装置
において、前記電子連動装置の動作模擬を行うための連
動模擬手段と、前記上位装置に対する制御指令の送信お
よび前記上位装置からの制御状態の受信を行うための送
受信手段とを有した電子連動模擬部を備えたことを特徴
とする。
【0010】請求項2の発明に係わる信号保安システム
の試験装置では、請求項1の発明の作用に加え、電子連
動装置が接続されていない場合には、電子連動模擬部の
連動模擬手段で電子連動装置の動作模擬を行い、電子連
動模擬部の送受信手段により、上位装置に対する制御指
令の送信および上位装置からの制御状態の受信を行う。
の試験装置では、請求項1の発明の作用に加え、電子連
動装置が接続されていない場合には、電子連動模擬部の
連動模擬手段で電子連動装置の動作模擬を行い、電子連
動模擬部の送受信手段により、上位装置に対する制御指
令の送信および上位装置からの制御状態の受信を行う。
【0011】請求項3の発明に係わる信号保安システム
の試験装置は、請求項2の信号保安システムの試験装置
において、列車の走行ダイヤを設定するための走行ダイ
ヤ設定手段を前記表示操作部に設け、前記走行ダイヤ設
定手段にて設定された列車走行ダイヤに基づき模擬的に
列車を走行させその列車の在線情報を作成する在線情報
作成手段を前記現場模擬部に設けたことを特徴とする。
の試験装置は、請求項2の信号保安システムの試験装置
において、列車の走行ダイヤを設定するための走行ダイ
ヤ設定手段を前記表示操作部に設け、前記走行ダイヤ設
定手段にて設定された列車走行ダイヤに基づき模擬的に
列車を走行させその列車の在線情報を作成する在線情報
作成手段を前記現場模擬部に設けたことを特徴とする。
【0012】請求項3の発明に係わる信号保安システム
の試験装置では、請求項2の発明の作用に加え、表示操
作部の走行ダイヤ設定手段で列車の走行ダイヤを設定
し、現場模擬部の在線情報作成手段の在線情報作成手段
により、走行ダイヤ設定手段にて設定された列車走行ダ
イヤに基づき模擬的に列車を走行させ、その列車の在線
情報を作成する。そして、その在線情報に基づいて現場
模擬部の機器状態模擬手段で現場機器の状態を模擬す
る。
の試験装置では、請求項2の発明の作用に加え、表示操
作部の走行ダイヤ設定手段で列車の走行ダイヤを設定
し、現場模擬部の在線情報作成手段の在線情報作成手段
により、走行ダイヤ設定手段にて設定された列車走行ダ
イヤに基づき模擬的に列車を走行させ、その列車の在線
情報を作成する。そして、その在線情報に基づいて現場
模擬部の機器状態模擬手段で現場機器の状態を模擬す
る。
【0013】請求項4の発明に係わる信号保安システム
の試験装置は、請求項2の信号保安システムの試験装置
において、前記現場端末装置が制御出力を実際に接続さ
れている前記現場機器に対して出力するか、前記現場模
擬部に出力するかのモードを設定するためのモード設定
手段を、前記表示操作部に設けたことを特徴とする。
の試験装置は、請求項2の信号保安システムの試験装置
において、前記現場端末装置が制御出力を実際に接続さ
れている前記現場機器に対して出力するか、前記現場模
擬部に出力するかのモードを設定するためのモード設定
手段を、前記表示操作部に設けたことを特徴とする。
【0014】請求項4の発明に係わる信号保安システム
の試験装置では、請求項2の発明の作用に加え、表示操
作部のモード設定手段により、現場端末装置が制御出力
を実際に接続されている現場機器に対して出力するか、
現場模擬部に出力するかのモードを設定する。
の試験装置では、請求項2の発明の作用に加え、表示操
作部のモード設定手段により、現場端末装置が制御出力
を実際に接続されている現場機器に対して出力するか、
現場模擬部に出力するかのモードを設定する。
【0015】請求項5の発明に係わる信号保安システム
の試験装置は、請求項2の信号保安システムの試験装置
において、前記表示操作部には、前記現場機器の異常応
答を発生させるための異常テーブルを設定するための異
常テーブル設定手段を設け、前記現場模擬部には、前記
異常テーブルに示されている前記現場機器の異常発生順
序により前記現場機器の状態を異常状態にする異常状態
形成手段を設けたことを特徴とする。
の試験装置は、請求項2の信号保安システムの試験装置
において、前記表示操作部には、前記現場機器の異常応
答を発生させるための異常テーブルを設定するための異
常テーブル設定手段を設け、前記現場模擬部には、前記
異常テーブルに示されている前記現場機器の異常発生順
序により前記現場機器の状態を異常状態にする異常状態
形成手段を設けたことを特徴とする。
【0016】請求項5の発明に係わる信号保安システム
の試験装置では、請求項2の発明の作用に加え、表示操
作部の異常テーブル設定手段により、現場機器の異常応
答を発生させるための異常テーブルを設定し、現場模擬
部の異常状態形成手段により、異常テーブルに示されて
いる現場機器の異常発生順序により現場機器の状態を異
常状態にする。
の試験装置では、請求項2の発明の作用に加え、表示操
作部の異常テーブル設定手段により、現場機器の異常応
答を発生させるための異常テーブルを設定し、現場模擬
部の異常状態形成手段により、異常テーブルに示されて
いる現場機器の異常発生順序により現場機器の状態を異
常状態にする。
【0017】請求項6の発明に係わる信号保安システム
の試験装置は、請求項2の信号保安システムの試験装置
において、前記電子連動模擬部および前記現場模擬部の
模擬プログラムの自動生成に必要なデータベースを入力
するデータベース入力手段と、入力したデータベースか
ら予め設定された電子連動模擬部および現場模擬部の模
擬プログラムの自動生成ルールに基づき模擬プログラム
を自動生成するプログラム自動作成手段と、自動生成し
たプログラムを電子連動模擬部および現場模擬部に対し
てインストールするインストール手段とを、前記表示操
作部に設けたことを特徴とする。
の試験装置は、請求項2の信号保安システムの試験装置
において、前記電子連動模擬部および前記現場模擬部の
模擬プログラムの自動生成に必要なデータベースを入力
するデータベース入力手段と、入力したデータベースか
ら予め設定された電子連動模擬部および現場模擬部の模
擬プログラムの自動生成ルールに基づき模擬プログラム
を自動生成するプログラム自動作成手段と、自動生成し
たプログラムを電子連動模擬部および現場模擬部に対し
てインストールするインストール手段とを、前記表示操
作部に設けたことを特徴とする。
【0018】請求項6の発明に係わる信号保安システム
の試験装置では、請求項2の発明において、表示操作部
のデータベース入力手段から電子連動模擬部および現場
模擬部の模擬プログラムの自動生成に必要なデータベー
スを入力し、入力したデータベースから予め設定された
電子連動模擬部および現場模擬部の模擬プログラムの自
動生成ルールに基づきプログラム自動作成手段で模擬プ
ログラムを自動生成する。そして、インストール手段に
より、自動生成したプログラムを電子連動模擬部および
現場模擬部に対してインストールする。
の試験装置では、請求項2の発明において、表示操作部
のデータベース入力手段から電子連動模擬部および現場
模擬部の模擬プログラムの自動生成に必要なデータベー
スを入力し、入力したデータベースから予め設定された
電子連動模擬部および現場模擬部の模擬プログラムの自
動生成ルールに基づきプログラム自動作成手段で模擬プ
ログラムを自動生成する。そして、インストール手段に
より、自動生成したプログラムを電子連動模擬部および
現場模擬部に対してインストールする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明の第1の実施の形態に係わる信号保
安システムの試験装置のブロック構成図である。試験装
置6は、信号保安システムを試験する際に伝送路4に接
続され、表示操作部7および現場模擬部8で構成され
る。
する。図1は本発明の第1の実施の形態に係わる信号保
安システムの試験装置のブロック構成図である。試験装
置6は、信号保安システムを試験する際に伝送路4に接
続され、表示操作部7および現場模擬部8で構成され
る。
【0020】信号保安システムの試験を行う場合には、
表示操作部7の試験条件設定手段9により、試験に必要
な試験条件を設定する。ここで設定された試験条件は、
表示操作部7の送受信手段10aおよび現場模擬部8の
送受信手段10bを介して、現場模擬部8の機器状態模
擬手段11に入力される。
表示操作部7の試験条件設定手段9により、試験に必要
な試験条件を設定する。ここで設定された試験条件は、
表示操作部7の送受信手段10aおよび現場模擬部8の
送受信手段10bを介して、現場模擬部8の機器状態模
擬手段11に入力される。
【0021】機器状態模擬手段11は、その試験条件お
よび現場端末装置5からの現場機器2への制御信号に基
づいて現場機器2の状態を模擬する。つまり、現場端末
装置5に現場機器2が接続されていない場合は勿論、現
場機器2が接続されている場合においても、必要に応じ
て現場機器2の状態を模擬する。その模擬状態は、現場
模擬部8の送受信手段10bから伝送路4を介して現場
端末装置5に送信される。また、現場模擬部8の送受信
手段10bは、伝送路4を介して試験状態を受信し、表
示操作部7の送受信手段10aを介して表示装置12に
表示する。
よび現場端末装置5からの現場機器2への制御信号に基
づいて現場機器2の状態を模擬する。つまり、現場端末
装置5に現場機器2が接続されていない場合は勿論、現
場機器2が接続されている場合においても、必要に応じ
て現場機器2の状態を模擬する。その模擬状態は、現場
模擬部8の送受信手段10bから伝送路4を介して現場
端末装置5に送信される。また、現場模擬部8の送受信
手段10bは、伝送路4を介して試験状態を受信し、表
示操作部7の送受信手段10aを介して表示装置12に
表示する。
【0022】いま、試験条件としての列車の在線情報
(軌道回路の落下/扛上)の設定が表示操作部7の試験
条件設定手段9により行われたとする。表示操作部7の
試験条件設定手段9にて設定された列車の在線情報は、
表示操作部7の送受信手段10aから出力され、現場模
擬部8の送受信手段10bおよび伝送路4を介して現場
端末装置5に送信される。
(軌道回路の落下/扛上)の設定が表示操作部7の試験
条件設定手段9により行われたとする。表示操作部7の
試験条件設定手段9にて設定された列車の在線情報は、
表示操作部7の送受信手段10aから出力され、現場模
擬部8の送受信手段10bおよび伝送路4を介して現場
端末装置5に送信される。
【0023】列車の在線情報を入力した現場端末装置5
は、伝送路4を介してその在線情報を上位装置3に送信
する。上位装置3は現場端末装置5からの列車の在線情
報を電子連動装置1に対して送信する。電子連動装置1
では、上位装置2からの列車の在線情報、予め駅毎に定
められている連動論理および列車ダイヤに基づき、信号
機の現示や転てつ機の転換方向を決定し、制御指令とし
て列車の在線情報の送信と逆のルート(電子連動装置1
→上位装置2→現場端末装置5)にて現場端末装置5に
送信する。
は、伝送路4を介してその在線情報を上位装置3に送信
する。上位装置3は現場端末装置5からの列車の在線情
報を電子連動装置1に対して送信する。電子連動装置1
では、上位装置2からの列車の在線情報、予め駅毎に定
められている連動論理および列車ダイヤに基づき、信号
機の現示や転てつ機の転換方向を決定し、制御指令とし
て列車の在線情報の送信と逆のルート(電子連動装置1
→上位装置2→現場端末装置5)にて現場端末装置5に
送信する。
【0024】現場端末装置5では、電子連動装置1から
の現場機器2に対する制御指令に対して制御出力を決定
する。決定された制御出力は信号保安システムの稼働後
は実際の現場機器2に対して出力されることになるが、
予め設定されたモードにより試験中は伝送路4を介して
現場模擬部8に出力する。つまり、現場機器2が現場端
末装置5に接続されていない場合を想定して現場模擬部
8に出力し、現場機器2を模擬することになる。
の現場機器2に対する制御指令に対して制御出力を決定
する。決定された制御出力は信号保安システムの稼働後
は実際の現場機器2に対して出力されることになるが、
予め設定されたモードにより試験中は伝送路4を介して
現場模擬部8に出力する。つまり、現場機器2が現場端
末装置5に接続されていない場合を想定して現場模擬部
8に出力し、現場機器2を模擬することになる。
【0025】現場模擬部8では、現場端末装置5からの
現場機器2への制御出力(信号機の現示指令や転てつ機
に対する転換指令等)に対して、現場機器2の機器状態
(信号機の現示状態や転てつ機の転換状態)を模擬的に
作成し、現場端末装置5および表示操作部7に出力す
る。現場端末装置5では現場模擬部8からの現場機器の
機器状態を電子連動装置1に上位装置3を介して送信す
る。表示操作部7では現場模擬部8からの現場機器の機
器状態を表示装置12に表示する。
現場機器2への制御出力(信号機の現示指令や転てつ機
に対する転換指令等)に対して、現場機器2の機器状態
(信号機の現示状態や転てつ機の転換状態)を模擬的に
作成し、現場端末装置5および表示操作部7に出力す
る。現場端末装置5では現場模擬部8からの現場機器の
機器状態を電子連動装置1に上位装置3を介して送信す
る。表示操作部7では現場模擬部8からの現場機器の機
器状態を表示装置12に表示する。
【0026】このように、第1の実施の形態では、試験
条件の設定を表示操作部9の試験条件設定手段9で行
い、その試験条件での制御指令に基づく現場機器の動作
を現場模擬部8の機器状態模擬手段11で模擬し、信号
保安システムの電子連動装置1、上位装置2、伝送路4
および現場端末装置5の試験を行う。従って、その試験
時に現場端末装置5にすべての現場機器2または模擬的
な現場機器を接続する必要がなく、効率的に信号保安シ
ステムの試験が行える。
条件の設定を表示操作部9の試験条件設定手段9で行
い、その試験条件での制御指令に基づく現場機器の動作
を現場模擬部8の機器状態模擬手段11で模擬し、信号
保安システムの電子連動装置1、上位装置2、伝送路4
および現場端末装置5の試験を行う。従って、その試験
時に現場端末装置5にすべての現場機器2または模擬的
な現場機器を接続する必要がなく、効率的に信号保安シ
ステムの試験が行える。
【0027】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。図2は本発明の第2の実施の形態に係わる信号保安
システムの試験装置6のブロック構成図である。この第
2の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態に対
し、信号保安システムに電子連動装置が接続されていな
い場合に、その電子連動装置の機能を模擬するための電
子連動模擬部13を設けたものである。この電子連動模
擬部13は、電子連動装置1の動作模擬を行うための連
動模擬手段14と、上位装置3に対する制御指令の送信
および上位装置3からの制御状態の受信を行うための送
受信手段10cとを有している。その他の構成は、図1
に示した第1の実施の形態と同一であるので、同一要素
には同一符号を付しその説明は省略する。
る。図2は本発明の第2の実施の形態に係わる信号保安
システムの試験装置6のブロック構成図である。この第
2の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態に対
し、信号保安システムに電子連動装置が接続されていな
い場合に、その電子連動装置の機能を模擬するための電
子連動模擬部13を設けたものである。この電子連動模
擬部13は、電子連動装置1の動作模擬を行うための連
動模擬手段14と、上位装置3に対する制御指令の送信
および上位装置3からの制御状態の受信を行うための送
受信手段10cとを有している。その他の構成は、図1
に示した第1の実施の形態と同一であるので、同一要素
には同一符号を付しその説明は省略する。
【0028】図2において、試験段階で電子連動装置1
が接続できない場合に、信号保安システムの電子連動装
置1の模擬装置として電子連動模擬部13を上位装置3
に接続する。電子連動模擬部13の連動模擬手段14で
は、送受信手段10cを介して上位装置3から受信した
列車の在線情報や現場機器2の機器状態から模擬演算を
行い、現場機器2に対する模擬制御指令を決定し、上位
装置3を介して現場端末装置5に対して出力する。
が接続できない場合に、信号保安システムの電子連動装
置1の模擬装置として電子連動模擬部13を上位装置3
に接続する。電子連動模擬部13の連動模擬手段14で
は、送受信手段10cを介して上位装置3から受信した
列車の在線情報や現場機器2の機器状態から模擬演算を
行い、現場機器2に対する模擬制御指令を決定し、上位
装置3を介して現場端末装置5に対して出力する。
【0029】現場端末装置5では、電子連動模擬部13
からの現場機器2に対する模擬制御指令に対して模擬制
御出力を決定する。決定された模擬制御出力は、試験中
は伝送路4を介して現場模擬部8に出力され、現場模擬
部8にて現場機器2を模擬することになる。
からの現場機器2に対する模擬制御指令に対して模擬制
御出力を決定する。決定された模擬制御出力は、試験中
は伝送路4を介して現場模擬部8に出力され、現場模擬
部8にて現場機器2を模擬することになる。
【0030】ここで、模擬された現場機器2の機器状態
は現場端末装置5および表示操作部7に出力され、現場
端末装置5では現場模擬部8からの現場機器の機器状態
を電子連動模擬部13に上位装置3を介して送信する。
表示操作部7では現場模擬部8からの模擬された現場機
器の機器状態や電子連動模擬部13で模擬された制御指
令等を表示装置12に表示する。
は現場端末装置5および表示操作部7に出力され、現場
端末装置5では現場模擬部8からの現場機器の機器状態
を電子連動模擬部13に上位装置3を介して送信する。
表示操作部7では現場模擬部8からの模擬された現場機
器の機器状態や電子連動模擬部13で模擬された制御指
令等を表示装置12に表示する。
【0031】このように、第2の実施の形態では、信号
保安システムに電子連動装置1が接続されていない場合
であっても信号保安システムの試験が行えるので、効率
的に信号保安システムの試験が行える。
保安システムに電子連動装置1が接続されていない場合
であっても信号保安システムの試験が行えるので、効率
的に信号保安システムの試験が行える。
【0032】次に、本発明の第3の実施の形態を説明す
る。図3は本発明の第3の実施の形態に係わる信号保安
システムの試験装置6のブロック構成図である。この第
3の実施の形態は、図2に示した第2の実施の形態に対
し、列車の走行ダイヤを設定するための走行ダイヤ設定
手段15を表示操作部7に設け、走行ダイヤ設定手段1
5にて設定された列車走行ダイヤに基づき模擬的に列車
を走行させその列車の在線情報を作成する在線情報作成
手段16を現場模擬部8に設けたものである。
る。図3は本発明の第3の実施の形態に係わる信号保安
システムの試験装置6のブロック構成図である。この第
3の実施の形態は、図2に示した第2の実施の形態に対
し、列車の走行ダイヤを設定するための走行ダイヤ設定
手段15を表示操作部7に設け、走行ダイヤ設定手段1
5にて設定された列車走行ダイヤに基づき模擬的に列車
を走行させその列車の在線情報を作成する在線情報作成
手段16を現場模擬部8に設けたものである。
【0033】図3において、表示操作部7の走行ダイヤ
設定手段15により列車の走行ダイヤの設定を行う。設
定された列車の走行ダイヤは、表示操作部7の送受信手
段10aを介して、電子連動模擬部13および現場模擬
部8に送信される。現場模擬部8では送受信手段10b
を介して在線情報作成手段16に走行ダイヤを入力し、
電子連動模擬部13では送受信手段10cを介して連動
模擬手段14に入力する。
設定手段15により列車の走行ダイヤの設定を行う。設
定された列車の走行ダイヤは、表示操作部7の送受信手
段10aを介して、電子連動模擬部13および現場模擬
部8に送信される。現場模擬部8では送受信手段10b
を介して在線情報作成手段16に走行ダイヤを入力し、
電子連動模擬部13では送受信手段10cを介して連動
模擬手段14に入力する。
【0034】現場模擬部8の在線情報作成手段16で
は、表示操作部7から送信された列車ダイヤおよび予め
定められた列車走行アルゴリズムに基づき模擬的に列車
を走行させ、各軌道回路毎に列車の在線情報を作成す
る。作成した在線情報は、送受信手段10bおよび伝送
路4を介して現場端末装置5に出力される。現場端末装
置5では送信されてきた列車の在線情報を上位装置3を
介して電子連動模擬部13に送信する。
は、表示操作部7から送信された列車ダイヤおよび予め
定められた列車走行アルゴリズムに基づき模擬的に列車
を走行させ、各軌道回路毎に列車の在線情報を作成す
る。作成した在線情報は、送受信手段10bおよび伝送
路4を介して現場端末装置5に出力される。現場端末装
置5では送信されてきた列車の在線情報を上位装置3を
介して電子連動模擬部13に送信する。
【0035】電子連動模擬部13では、表示操作部7か
らの列車走行ダイヤ、現場端末装置5からの列車の在線
情報から進路の模擬演算を行い、現場機器2の模擬制御
指令を決定し上位装置3を介して現場端末装置5に出力
する。
らの列車走行ダイヤ、現場端末装置5からの列車の在線
情報から進路の模擬演算を行い、現場機器2の模擬制御
指令を決定し上位装置3を介して現場端末装置5に出力
する。
【0036】現場端末装置5では、電子連動模擬部13
からの現場機器2に対する模擬制御指令に対して模擬制
御出力を決定する。決定された模擬制御出力は、試験中
は伝送路4を介して現場模擬部8に出力され、現場模擬
部8にて現場機器2を模擬することになる。
からの現場機器2に対する模擬制御指令に対して模擬制
御出力を決定する。決定された模擬制御出力は、試験中
は伝送路4を介して現場模擬部8に出力され、現場模擬
部8にて現場機器2を模擬することになる。
【0037】ここで、模擬された現場機器2の機器状態
は現場端末装置5および表示操作部7に出力され、現場
端末装置5では現場模擬部8からの現場機器の機器状態
を電子連動模擬部13に上位装置3を介して送信する。
表示操作部7では現場模擬部8からの模擬された現場機
器の機器状態や電子連動模擬部13で模擬された制御指
令等を表示装置12に表示する。
は現場端末装置5および表示操作部7に出力され、現場
端末装置5では現場模擬部8からの現場機器の機器状態
を電子連動模擬部13に上位装置3を介して送信する。
表示操作部7では現場模擬部8からの模擬された現場機
器の機器状態や電子連動模擬部13で模擬された制御指
令等を表示装置12に表示する。
【0038】このように、第3の実施の形態では、表示
操作部7の走行ダイヤ設定手段15により設定された列
車走行ダイヤに基づき模擬的に列車を走行させて、在線
情報を得るようにしているので、列車の走行に応じて現
場機器の動作を模擬できる。
操作部7の走行ダイヤ設定手段15により設定された列
車走行ダイヤに基づき模擬的に列車を走行させて、在線
情報を得るようにしているので、列車の走行に応じて現
場機器の動作を模擬できる。
【0039】次に、本発明の第4の実施の形態を説明す
る。図4は本発明の第4の実施の形態に係わる信号保安
システムの試験装置6のブロック構成図である。この第
4の実施の形態は、図2に示した第2の実施の形態に対
し、表示操作部7にモード設定手段17を設けたもので
あり、このモード設定手段17により、現場端末装置5
が制御出力を実際に接続されている現場機器2に対して
出力するか、現場模擬部8に出力するかのモードを設定
する。
る。図4は本発明の第4の実施の形態に係わる信号保安
システムの試験装置6のブロック構成図である。この第
4の実施の形態は、図2に示した第2の実施の形態に対
し、表示操作部7にモード設定手段17を設けたもので
あり、このモード設定手段17により、現場端末装置5
が制御出力を実際に接続されている現場機器2に対して
出力するか、現場模擬部8に出力するかのモードを設定
する。
【0040】図4において、現場端末装置5は実際の運
用においては、電子連動装置1の制御指令(模擬制御指
令)に対する現場機器2への制御出力を現場機器2に出
力する。ここで、試験中は、現場機器2への制御出力を
現場機器2に出力するか、伝送路4を介して現場模擬部
8に出力するかの出力モードの切り替えを行う必要があ
る。これは、現場端末装置5に現場機器2が既に接続さ
れている場合には、現場機器2に制御信号を出力するこ
とが可能であるからである。
用においては、電子連動装置1の制御指令(模擬制御指
令)に対する現場機器2への制御出力を現場機器2に出
力する。ここで、試験中は、現場機器2への制御出力を
現場機器2に出力するか、伝送路4を介して現場模擬部
8に出力するかの出力モードの切り替えを行う必要があ
る。これは、現場端末装置5に現場機器2が既に接続さ
れている場合には、現場機器2に制御信号を出力するこ
とが可能であるからである。
【0041】そこで、その出力モードの設定を表示操作
部7のモード設定手段17で行う。表示操作部7のモー
ド設定手段17により設定されたモードは、現場模擬部
8を介して伝送路4により現場端末装置5に送信され、
現場端末装置5はこのモード設定に従って制御出力を現
場機器2または現場模擬部8に出力することになる。
部7のモード設定手段17で行う。表示操作部7のモー
ド設定手段17により設定されたモードは、現場模擬部
8を介して伝送路4により現場端末装置5に送信され、
現場端末装置5はこのモード設定に従って制御出力を現
場機器2または現場模擬部8に出力することになる。
【0042】この第4の実施の形態によれば、現場機器
2が接続されていない現場端末装置5に対しては、現場
模擬部8に対して制御出力を出力し現場模擬部8での模
擬演算により現場機器2の機能を模擬することになるの
で、すべての現場機器2が接続されていない場合であっ
ても信号保安システムの試験が可能となる。
2が接続されていない現場端末装置5に対しては、現場
模擬部8に対して制御出力を出力し現場模擬部8での模
擬演算により現場機器2の機能を模擬することになるの
で、すべての現場機器2が接続されていない場合であっ
ても信号保安システムの試験が可能となる。
【0043】次に、本発明の第5の実施の形態を説明す
る。図5は本発明の第5の実施の形態に係わる信号保安
システムの試験装置6のブロック構成図である。この第
5の実施の形態は、図2に示した第2の実施の形態に対
し、表示操作部7には、現場機器2の異常応答を発生さ
せるための異常テーブルを設定するための異常テーブル
設定手段18を設け、現場模擬部8には、異常テーブル
に示されている現場機器2の異常発生順序により現場機
器2の状態を異常状態にする異常状態形成手段19を設
けたものである。
る。図5は本発明の第5の実施の形態に係わる信号保安
システムの試験装置6のブロック構成図である。この第
5の実施の形態は、図2に示した第2の実施の形態に対
し、表示操作部7には、現場機器2の異常応答を発生さ
せるための異常テーブルを設定するための異常テーブル
設定手段18を設け、現場模擬部8には、異常テーブル
に示されている現場機器2の異常発生順序により現場機
器2の状態を異常状態にする異常状態形成手段19を設
けたものである。
【0044】図5において、表示操作部7の異常テーブ
ル設定手段18は、現場機器2の異常時の確認試験を行
うために、現場機器2の異常状態を設定する。例えば、
信号機の断芯、転てつ機の転換不良等の異常発生の設定
を行う。異常テーブル設定手段18で設定された現場機
器2の異常状態は、異常テーブルとして送受信手段10
aを介して現場模擬部8に送信される。
ル設定手段18は、現場機器2の異常時の確認試験を行
うために、現場機器2の異常状態を設定する。例えば、
信号機の断芯、転てつ機の転換不良等の異常発生の設定
を行う。異常テーブル設定手段18で設定された現場機
器2の異常状態は、異常テーブルとして送受信手段10
aを介して現場模擬部8に送信される。
【0045】現場模擬部8では表示操作部7からの異常
テーブルを受信手段10bで受信して異常状態形成手段
19に入力する。異常状態形成手段19は、信号機の断
芯状態については、伝送路4により現場端末装置5にそ
のまま送信する。転てつ機の転換不良の設定について
は、現場端末器装置5から該当の転てつ機の転換指令を
受信した場合においても転換状態を変化させない処理を
行う。つまり、現場端末装置5から定位の転換指令を受
信しても、転換不良の設定が行われている場合には転て
つ機の転換状態を反位のままとして現場端末装置5に送
信する。
テーブルを受信手段10bで受信して異常状態形成手段
19に入力する。異常状態形成手段19は、信号機の断
芯状態については、伝送路4により現場端末装置5にそ
のまま送信する。転てつ機の転換不良の設定について
は、現場端末器装置5から該当の転てつ機の転換指令を
受信した場合においても転換状態を変化させない処理を
行う。つまり、現場端末装置5から定位の転換指令を受
信しても、転換不良の設定が行われている場合には転て
つ機の転換状態を反位のままとして現場端末装置5に送
信する。
【0046】第5の実施の形態では、異常テーブル設定
手段18で設定された異常テーブルに示されている現場
機器2の異常発生順序により現場機器2の状態を異常状
態にする。従って、現場機器2の異常時の確認試験を適
切に行うことができる。
手段18で設定された異常テーブルに示されている現場
機器2の異常発生順序により現場機器2の状態を異常状
態にする。従って、現場機器2の異常時の確認試験を適
切に行うことができる。
【0047】次に、本発明の第6の実施の形態を説明す
る。図6は本発明の第6の実施の形態に係わる信号保安
システムの試験装置6のブロック構成図である。この第
6の実施の形態は、図2に示した第2の実施の形態に対
し、電子連動模擬部13および現場模擬部8の模擬プロ
グラムの自動生成に必要なデータベースを入力するデー
タベース入力手段20と、入力したデータベースから予
め設定された電子連動模擬部13および現場模擬部8の
模擬プログラムの自動生成ルールに基づき模擬プログラ
ムを自動生成するプログラム自動作成手段21と、自動
生成したプログラムを電子連動模擬部13および現場模
擬部8に対してインストールするインストール手段22
とを、表示操作部8に設けたものである。
る。図6は本発明の第6の実施の形態に係わる信号保安
システムの試験装置6のブロック構成図である。この第
6の実施の形態は、図2に示した第2の実施の形態に対
し、電子連動模擬部13および現場模擬部8の模擬プロ
グラムの自動生成に必要なデータベースを入力するデー
タベース入力手段20と、入力したデータベースから予
め設定された電子連動模擬部13および現場模擬部8の
模擬プログラムの自動生成ルールに基づき模擬プログラ
ムを自動生成するプログラム自動作成手段21と、自動
生成したプログラムを電子連動模擬部13および現場模
擬部8に対してインストールするインストール手段22
とを、表示操作部8に設けたものである。
【0048】図6において、表示操作部7のデータベー
ス入力手段20から、予め現場模擬部8および電子連動
模擬部13のプログラム自動生成のためのルールを入力
しておく。また、駅毎に現場模擬部8および電子連動模
擬部13の処理は異なるため、駅固有のテーブル(連動
図表、現示系統図、信号保安システムとのインターフェ
ース用テーブル(伝送路のアドレス等の割付)、現場機
器のテーブル等)をデータベース入力手段20から入力
する。
ス入力手段20から、予め現場模擬部8および電子連動
模擬部13のプログラム自動生成のためのルールを入力
しておく。また、駅毎に現場模擬部8および電子連動模
擬部13の処理は異なるため、駅固有のテーブル(連動
図表、現示系統図、信号保安システムとのインターフェ
ース用テーブル(伝送路のアドレス等の割付)、現場機
器のテーブル等)をデータベース入力手段20から入力
する。
【0049】そして、プログラム自動作成手段21によ
り、試験対象駅の現場模擬部8および電子連動模擬部1
3の模擬プログラムの自動生成を行う。生成された模擬
プログラムは現場模擬部8および電子連動模擬部13に
対してインストール手段22により送受信手段10aを
介してインストールされる。
り、試験対象駅の現場模擬部8および電子連動模擬部1
3の模擬プログラムの自動生成を行う。生成された模擬
プログラムは現場模擬部8および電子連動模擬部13に
対してインストール手段22により送受信手段10aを
介してインストールされる。
【0050】この第6の実施の形態では、試験対象駅の
現場模擬部8および電子連動模擬部13の模擬プログラ
ムが自動生成できるので、駅毎に対応した試験を行える
試験装置6を得ることができる。
現場模擬部8および電子連動模擬部13の模擬プログラ
ムが自動生成できるので、駅毎に対応した試験を行える
試験装置6を得ることができる。
【0051】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、信
号保安システムの試験において試験効率を向上させた信
号保安システムの試験装置を得ることができる。
号保安システムの試験において試験効率を向上させた信
号保安システムの試験装置を得ることができる。
【0052】すなわち、請求項1の発明によれば、信号
保安システムの試験時に現場端末装置にすべての現場機
器または模擬的な現場機器を接続する必要がないので、
効率的に試験が行える。
保安システムの試験時に現場端末装置にすべての現場機
器または模擬的な現場機器を接続する必要がないので、
効率的に試験が行える。
【0053】請求項2の発明によれば、信号保安システ
ムに電子連動装置が接続されていない場合であっても信
号保安システムの試験が行えるので、効率的に信号保安
システムの試験が行える。
ムに電子連動装置が接続されていない場合であっても信
号保安システムの試験が行えるので、効率的に信号保安
システムの試験が行える。
【0054】請求項3の発明によれば、表示操作部の走
行ダイヤ設定手段により設定された列車走行ダイヤに基
づき模擬的に列車を走行させて、在線情報を得るように
しているので、列車の走行に応じて現場機器の動作を模
擬できる。
行ダイヤ設定手段により設定された列車走行ダイヤに基
づき模擬的に列車を走行させて、在線情報を得るように
しているので、列車の走行に応じて現場機器の動作を模
擬できる。
【0055】請求項4の発明によれば、現場機器が接続
されていない現場端末装置に対しては、現場模擬部に対
して制御出力を出力し現場模擬部での模擬演算により現
場機器2機能を模擬することになるので、すべての現場
機器が接続されていない場合であっても信号保安システ
ムの試験が可能となる。
されていない現場端末装置に対しては、現場模擬部に対
して制御出力を出力し現場模擬部での模擬演算により現
場機器2機能を模擬することになるので、すべての現場
機器が接続されていない場合であっても信号保安システ
ムの試験が可能となる。
【0056】請求項5の発明によれば、現場機器2の異
常時の確認試験を適切に行うことができる。
常時の確認試験を適切に行うことができる。
【0057】請求項6の発明によれば、試験対象駅の現
場模擬部および電子連動模擬部の模擬プログラムが自動
生成できるので、駅毎に対応した試験を行える試験装置
を得ることができる。
場模擬部および電子連動模擬部の模擬プログラムが自動
生成できるので、駅毎に対応した試験を行える試験装置
を得ることができる。
【図1】図1は、本発明の第1の実施の形態に係わる信
号保安システムの試験装置のブロック構成図である。
号保安システムの試験装置のブロック構成図である。
【図2】図2は、本発明の第2の実施の形態に係わる信
号保安システムの試験装置のブロック構成図である。
号保安システムの試験装置のブロック構成図である。
【図3】図3は、本発明の第3の実施の形態に係わる信
号保安システムの試験装置のブロック構成図である。
号保安システムの試験装置のブロック構成図である。
【図4】図4は、本発明の第4の実施の形態に係わる信
号保安システムの試験装置のブロック構成図である。
号保安システムの試験装置のブロック構成図である。
【図5】図5は、本発明の第5の実施の形態に係わる信
号保安システムの試験装置のブロック構成図である。
号保安システムの試験装置のブロック構成図である。
【図6】図6は、本発明の第6の実施の形態に係わる信
号保安システムの試験装置のブロック構成図である。
号保安システムの試験装置のブロック構成図である。
【図7】図7は、従来の信号保安システムの試験装置の
ブロック構成図である。
ブロック構成図である。
1 電子連動装置 2 現場機器 3 上位装置 4 伝送路 5 現場端末装置 6 試験装置 7 表示操作部 8 現場模擬部 9 試験条件設定手段 10 送受信手段 11 機器状態模擬手段 12 表示装置 13 電子連動模擬部 14 連動模擬手段 15 走行ダイヤ設定手段 16 在線情報作成手段 17 モード設定手段 18 異常テーブル設定手段 19 異常状態形成手段 20 データベース入力手段 21 プログラム自動作成手段 22 インストール手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大谷 祥之 東京都渋谷区代々木二丁目二番二号 東日 本旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 鶴田 慎一郎 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 Fターム(参考) 5H223 AA09 AA15 DD07 DD09 EE06 FF05
Claims (6)
- 【請求項1】 電子連動装置からの制御指令を上位装置
を介して伝送路に送信し、前記伝送路に接続された各現
場端末装置は前記伝送路経由で受信した前記制御指令に
基づいて現場機器の制御を行う信号保安システムの試験
装置において、前記信号保安システムの試験条件を設定
するための試験条件設定手段および試験状態を表示する
ための表示装置を有した表示操作部と、前記試験条件に
基づいて前記現場機器の状態を模擬する機器状態模擬手
段およびその模擬状態を伝送路を介して前記現場端末装
置に送信すると共に試験状態を受信し前記表示装置に送
信するための送受信手段を有した現場模擬部とを備えた
ことを特徴とする信号保安システムの試験装置。 - 【請求項2】 請求項1の信号保安システムの試験装置
において、前記電子連動装置の動作模擬を行うための連
動模擬手段と、前記上位装置に対する制御指令の送信お
よび前記上位装置からの制御状態の受信を行うための送
受信手段とを有した電子連動模擬部を備えたことを特徴
とする信号保安システムの試験装置。 - 【請求項3】 請求項2の信号保安システムの試験装置
において、列車の走行ダイヤを設定するための走行ダイ
ヤ設定手段を前記表示操作部に設け、前記走行ダイヤ設
定手段にて設定された列車走行ダイヤに基づき模擬的に
列車を走行させその列車の在線情報を作成する在線情報
作成手段を前記現場模擬部に設けたことを特徴とする信
号保安システムの試験装置。 - 【請求項4】 請求項2の信号保安システムの試験装置
において、前記現場端末装置が制御出力を実際に接続さ
れている前記現場機器に対して出力するか、前記現場模
擬部に出力するかのモードを設定するためのモード設定
手段を、前記表示操作部に設けたことを特徴とする信号
保安システムの試験装置。 - 【請求項5】 請求項2の信号保安システムの試験装置
において、前記表示操作部には、前記現場機器の異常応
答を発生させるための異常テーブルを設定するための異
常テーブル設定手段を設け、前記現場模擬部には、前記
異常テーブルに示されている前記現場機器の異常発生順
序により前記現場機器の状態を異常状態にする異常状態
形成手段を設けたことを特徴とする信号保安システムの
試験装置。 - 【請求項6】 請求項2の信号保安システムの試験装置
において、前記電子連動模擬部および前記現場模擬部の
模擬プログラムの自動生成に必要なデータベースを入力
するデータベース入力手段と、入力したデータベースか
ら予め設定された電子連動模擬部および現場模擬部の模
擬プログラムの自動生成ルールに基づき模擬プログラム
を自動生成するプログラム自動作成手段と、自動生成し
たプログラムを電子連動模擬部および現場模擬部に対し
てインストールするインストール手段とを、前記表示操
作部に設けたことを特徴とする信号保安システムの試験
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33610398A JP2000159107A (ja) | 1998-11-26 | 1998-11-26 | 信号保安システムの試験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33610398A JP2000159107A (ja) | 1998-11-26 | 1998-11-26 | 信号保安システムの試験装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000159107A true JP2000159107A (ja) | 2000-06-13 |
Family
ID=18295735
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33610398A Pending JP2000159107A (ja) | 1998-11-26 | 1998-11-26 | 信号保安システムの試験装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000159107A (ja) |
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-
1998
- 1998-11-26 JP JP33610398A patent/JP2000159107A/ja active Pending
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