JP2002540202A - ベンゾフランジオンオキシム誘導体の製造方法。 - Google Patents
ベンゾフランジオンオキシム誘導体の製造方法。Info
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- C07D307/00—Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom
- C07D307/77—Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom ortho- or peri-condensed with carbocyclic rings or ring systems
- C07D307/78—Benzo [b] furans; Hydrogenated benzo [b] furans
- C07D307/82—Benzo [b] furans; Hydrogenated benzo [b] furans with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to carbon atoms of the hetero ring
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- Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
Abstract
(57)【要約】
本発明はベンゾフランジオンオキシム誘導体を酸と反応させることによりベンゾフランジオンオキシム誘導体を製造する新規な方法に関する。
Description
【0001】 本発明はベンゾフランジオンオキシム誘導体の製造方法に関する。
【0002】 ベンゾフランジオンメチルオキシムを製造するための方法は既に記載されてい
る(WO95/24396参照)。オキシムからカルボニル化合物を製造する方
法はGrandi et al.により記載されている(R.Grandi e
t al.,Synthetic Communications,23(16
),2279(1993)参照)。
る(WO95/24396参照)。オキシムからカルボニル化合物を製造する方
法はGrandi et al.により記載されている(R.Grandi e
t al.,Synthetic Communications,23(16
),2279(1993)参照)。
【0003】 しかしがら、これらの方法により製造される化合物は中程度の収率でしか得ら
れない。これらの方法はさらに生成物がE/Z異性体混合物として得られるとい
う欠点を有する。
れない。これらの方法はさらに生成物がE/Z異性体混合物として得られるとい
う欠点を有する。
【0004】 式(I)
【0005】
【化5】
【0006】 式中、 R1は置換もしくは未置換のアルキルを表し、 R3は水素、置換もしくは未置換のアルキル、アルコキシ、ハロゲノアルコキ
シ又はハロゲンを表す、 の化合物は、式(II)
シ又はハロゲンを表す、 の化合物は、式(II)
【0007】
【化6】
【0008】 式中、 R1及びR3は各々前記したとおりであり、そして R2は水素又は置換もしくは未置換のアルキルを表す、 の化合物を、場合により希釈剤及び/又は溶媒中で、酸と反応させるか又はジア
ルキルスルホキシドの存在下にトリアルキルシリルクロリドと反応させることに
より得られることが今回見いだされた。
ルキルスルホキシドの存在下にトリアルキルシリルクロリドと反応させることに
より得られることが今回見いだされた。
【0009】 式(II)の化合物を酸と反応させる方法が好ましい。
【0010】 ジアルキルスルホキシドの存在下でのトリアルキルシリルクロリドとの反応で
は、ジメチルスルホキシドの存在下にトリメチルシリルクロリドを使用するのが
好ましい。
は、ジメチルスルホキシドの存在下にトリメチルシリルクロリドを使用するのが
好ましい。
【0011】 本発明の目的には、酸は相対的に高濃度の酸、特に鉱酸である。
【0012】 好ましい鉱酸は、硫酸、好ましくは10〜90%の濃度の硫酸、特に半濃縮の
市販の硫酸(half−concentrated commercial s
ulphric acid)及び/又はリン酸、好ましくは20〜95%の濃度
のリン酸、特に市販の85%の濃度のリン酸である。
市販の硫酸(half−concentrated commercial s
ulphric acid)及び/又はリン酸、好ましくは20〜95%の濃度
のリン酸、特に市販の85%の濃度のリン酸である。
【0013】 式(II)の化合物と酸との反応において、例として及び好ましいものとして
使用される希釈剤及び/又は溶媒は、水、アルコール、特にメタノール;エーテ
ル、特にジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、メチルtert−ブチルエー
テル又はtert−アミルメチルエーテル;アルキルニトリル、特にアセトニト
リル;ケトン、特にアセトン又はそれらの溶媒混合物、特にアルコール/水混合
物である。
使用される希釈剤及び/又は溶媒は、水、アルコール、特にメタノール;エーテ
ル、特にジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、メチルtert−ブチルエー
テル又はtert−アミルメチルエーテル;アルキルニトリル、特にアセトニト
リル;ケトン、特にアセトン又はそれらの溶媒混合物、特にアルコール/水混合
物である。
【0014】 ジアルキルスルホキシドの存在下に式(II)の化合物をトリアルキルシリル
クロリドと反応させる場合には、使用される希釈剤及び/又は溶媒は、エーテル
、特にジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、メチルtert−ブチルエーテ
ル又はtert−アミルメチルエーテル;アルキルニトリル、特にアセトニトリ
ル;N−メチルピロリドン;アルカンカルボン酸エステル、特に酢酸エステル;
ケトン、特にアセトン又はそれらの溶媒混合物である。
クロリドと反応させる場合には、使用される希釈剤及び/又は溶媒は、エーテル
、特にジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、メチルtert−ブチルエーテ
ル又はtert−アミルメチルエーテル;アルキルニトリル、特にアセトニトリ
ル;N−メチルピロリドン;アルカンカルボン酸エステル、特に酢酸エステル;
ケトン、特にアセトン又はそれらの溶媒混合物である。
【0015】 式(II)の化合物と酸との反応は0℃〜100℃の温度範囲、好ましくは2
0℃〜80℃の温度範囲で行われる。
0℃〜80℃の温度範囲で行われる。
【0016】 ジアルキルスルホキシドの存在下での式(II)の化合物とトリアルキルシリ
ルクロリドとの反応は、0℃から問題の混合物の還流温度までの温度範囲、好ま
しくは還流温度で行われる。
ルクロリドとの反応は、0℃から問題の混合物の還流温度までの温度範囲、好ま
しくは還流温度で行われる。
【0017】 式(II)の化合物の反応は大気圧、高められた圧力又は減圧で、好ましくは
大気圧で行われる。
大気圧で行われる。
【0018】 式(II)の化合物はE/Z異性体混合物として又は純粋な異性体として使用
される。
される。
【0019】 次いで本発明に従う方法により得られる式(I)の化合物は、異性体混合物の
形態で又は純粋な異性体の形態で得られる。得られる異性体混合物は、場合によ
り、慣用の方法、例えばクロマトグラフィーにより分離させて純粋な異性体とす
ることができる。
形態で又は純粋な異性体の形態で得られる。得られる異性体混合物は、場合によ
り、慣用の方法、例えばクロマトグラフィーにより分離させて純粋な異性体とす
ることができる。
【0020】 出発物質は上記式(II)により規定される。
【0021】 定義において、式(II)のR1、R2及びR3は、各場合に直鎖状又は分岐鎖
状の、飽和又は不飽和の炭化水素鎖、例えば、アルキル、アルコキシ又はハロゲ
ノアルコキシである。アルキルは、特にC1〜C4−アルキル、特にメチル、エチ
ル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、s−ブチル、t−ブチル又はi
−ブチルを表す。アルコキシは、特にC1〜C4−アルキル、特にメトキシ、エト
キシ、n−プロポキシ、i−プロポキシ、n−ブトキシ、s−ブトキシ、t−ブ
トキシ又はi−ブトキシを表す。
状の、飽和又は不飽和の炭化水素鎖、例えば、アルキル、アルコキシ又はハロゲ
ノアルコキシである。アルキルは、特にC1〜C4−アルキル、特にメチル、エチ
ル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、s−ブチル、t−ブチル又はi
−ブチルを表す。アルコキシは、特にC1〜C4−アルキル、特にメトキシ、エト
キシ、n−プロポキシ、i−プロポキシ、n−ブトキシ、s−ブトキシ、t−ブ
トキシ又はi−ブトキシを表す。
【0022】 R2の意味においてアルキルの好ましい置換基はヒドロキシル、アルコキシ、
アルキルオキシカルボニル又はハロゲンである。
アルキルオキシカルボニル又はハロゲンである。
【0023】 ここで、ハロゲンは一般にフッ素、塩素、臭素又はヨウ素、好ましくはフッ素
、塩素又は臭素、特にフッ素又は塩素を表す。
、塩素又は臭素、特にフッ素又は塩素を表す。
【0024】 式(II)において、R1は好ましくはメチルを表す。
【0025】 式(II)において、R2は好ましくは水素又は2−ヒドロキシ−エチル、特
に水素を表す。
に水素を表す。
【0026】 式(II)において、R3は好ましくは水素を表す。
【0027】 式(II)の出発物質のいくらかは知られている。出発物質として使用される
化合物2−ヒドロキシミノ−3−メトキシミノ−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラ
ン及び2−(2−ヒドロキシエトキシミノ)−3−メトキシミノ−2,3−ジヒ
ドロ−ベンゾフランはDE−A−19706399、DE−A−1970639
6及びEP−A−0846691に記載されている。まだ知られていない式(I
I)の化合物はDE−A−19706399、DE−A−19706396及び
/又はEP−A−0846691に記載の方法により製造することができる。
化合物2−ヒドロキシミノ−3−メトキシミノ−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラ
ン及び2−(2−ヒドロキシエトキシミノ)−3−メトキシミノ−2,3−ジヒ
ドロ−ベンゾフランはDE−A−19706399、DE−A−1970639
6及びEP−A−0846691に記載されている。まだ知られていない式(I
I)の化合物はDE−A−19706399、DE−A−19706396及び
/又はEP−A−0846691に記載の方法により製造することができる。
【0028】 すべての他の出発物質は慣用の商業的製品であるか、又は簡単な方法によりこ
れらから製造することができるる 式(II)の化合物を半濃縮の市販の硫酸及び/又は市販の半濃縮85%濃度
リン酸(commercial half−concentrated 85%
strength phosphoric acid)と20℃〜80℃の温
度で反応させる方法が特に好ましい。
れらから製造することができるる 式(II)の化合物を半濃縮の市販の硫酸及び/又は市販の半濃縮85%濃度
リン酸(commercial half−concentrated 85%
strength phosphoric acid)と20℃〜80℃の温
度で反応させる方法が特に好ましい。
【0029】 本発明に従う方法の決定的な利点は、既知の方法と比べて増加した収率である
。本発明に従う方法の更なる利点は、異性体混合物を使用する場合には、E異性
体が主として形成されるということにある。更に、式(II)の化合物の反応は
酸性媒体中で行うことができるということは当業者にとって非常に驚くべきこと
である。
。本発明に従う方法の更なる利点は、異性体混合物を使用する場合には、E異性
体が主として形成されるということにある。更に、式(II)の化合物の反応は
酸性媒体中で行うことができるということは当業者にとって非常に驚くべきこと
である。
【0030】 本方法は、既知の有害生物防除剤(pesticides)の製造を容易にす
る式(I)の重要な中間体を製造するために使用される。
る式(I)の重要な中間体を製造するために使用される。
【0031】 下記実施例は本発明を説明するのに役立つ。しかしながら、本発明はこれらの
実施例に限定されるものではない。
実施例に限定されるものではない。
【0032】 3−メトキシミノ−2−オキソ−2,3−ジヒドロベンゾフラン(1)の製造 例
【0033】
【化7】
【0034】 実施例1 2−ヒドロキシミノ−(E)−3−メトキシミノ−2,3−ジヒドロベンゾフ
ラン1.9g(0.1モル)を半濃縮市販硫酸10ml中で室温で18時間撹拌
する。次いで混合物を水300mlと混合しそして各回100mlのジクロロメ
タンで3回抽出し、そして一緒にした有機相を各場合に100mlの1N Na
OH及び水で洗浄し、Na2SO4上で乾燥しそして濃縮乾固する。
ラン1.9g(0.1モル)を半濃縮市販硫酸10ml中で室温で18時間撹拌
する。次いで混合物を水300mlと混合しそして各回100mlのジクロロメ
タンで3回抽出し、そして一緒にした有機相を各場合に100mlの1N Na
OH及び水で洗浄し、Na2SO4上で乾燥しそして濃縮乾固する。
【0035】 収率: 1.7g(理論の93%) NMR(CDCl3): 4.34ppm(s,3H)、7.15ppm(d
,1H)7.22ppm(t,1H)、7.50ppm(t,1H)、7.97
ppm(dd,1H)。
,1H)7.22ppm(t,1H)、7.50ppm(t,1H)、7.97
ppm(dd,1H)。
【0036】 実施例2 2−(2−ヒドロキシ−エトキシミノ)−3−メトキシミノ−2,3−ジヒド
ロベンゾフランE/Z混合物(E異性体55.6%、Z異性体43.5%)4.
7g(0.02モル)を85%の濃度のリン酸20ml中で55℃で2時間撹拌
する。処理及び単離を実施例1と同様にして行う。
ロベンゾフランE/Z混合物(E異性体55.6%、Z異性体43.5%)4.
7g(0.02モル)を85%の濃度のリン酸20ml中で55℃で2時間撹拌
する。処理及び単離を実施例1と同様にして行う。
【0037】 収率:淡いベージュ色(light−beige)の固体3.4g(E90.
9%、Z4.6%; 理論の96%) 実施例3 2−ヒドロキシミノ−3−メトキシミノ−2,3−ジヒドロベンゾフラン4
.42kg(23.0モル)を85%の濃度のo−リン酸28リットル中で55
℃で3時間撹拌する。混合物を室温に冷却し、そして氷水12リットルを冷却し
ながら滴下により加える。この懸濁液を氷水100リットル中に混ぜ込み、そし
て20分後に吸引によりろ別し、そしてフィルターケークを、ろ液が中性の反応
を示すまで水40リットルで洗浄する。残留物を飽和NaHCO3溶液70リッ
トル中で撹拌し、吸引によりろ別し、そしてフィルターケークを水25リットル
で洗浄しそして50℃で乾燥する。
9%、Z4.6%; 理論の96%) 実施例3 2−ヒドロキシミノ−3−メトキシミノ−2,3−ジヒドロベンゾフラン4
.42kg(23.0モル)を85%の濃度のo−リン酸28リットル中で55
℃で3時間撹拌する。混合物を室温に冷却し、そして氷水12リットルを冷却し
ながら滴下により加える。この懸濁液を氷水100リットル中に混ぜ込み、そし
て20分後に吸引によりろ別し、そしてフィルターケークを、ろ液が中性の反応
を示すまで水40リットルで洗浄する。残留物を飽和NaHCO3溶液70リッ
トル中で撹拌し、吸引によりろ別し、そしてフィルターケークを水25リットル
で洗浄しそして50℃で乾燥する。
【0038】 収率:淡いベージュ色の固体3161g( 理論の77.6%)。
【0039】 実施例4 2−ヒドロキシミノ−(E)−3−メトキシミノ−2,3−ジヒドロベンゾフ
ラン1.9g(0.1モル)を85%の濃度のリン酸10ml中で55℃で2時
間撹拌する。混合物を室温に冷却させ、そして水300mlと混合し、そして各
回ジクロロメタン100mlで3回抽出し、そして一緒にした有機相を各場合に
100mlの1N NaOH及び水で洗浄し、Na2SO4上で乾燥しそして濃縮
乾固する。
ラン1.9g(0.1モル)を85%の濃度のリン酸10ml中で55℃で2時
間撹拌する。混合物を室温に冷却させ、そして水300mlと混合し、そして各
回ジクロロメタン100mlで3回抽出し、そして一緒にした有機相を各場合に
100mlの1N NaOH及び水で洗浄し、Na2SO4上で乾燥しそして濃縮
乾固する。
【0040】 収率:淡いベージュ色の固体1.8g、HPLCによる含有率:E異性体98
.1%( 理論の100%) 実施例5 実施例4と同様にして、2−ヒドロキシミノ−3−メトキシミノ−2,3−ジ
ヒドロベンゾフランE/Z混合物(E68.5%、Z31.2%)2.3g(0
.12モル)を85%の濃度のリン酸12ml中で70℃で2時間反応させる。
処理を実施例4と同様にして行う。
.1%( 理論の100%) 実施例5 実施例4と同様にして、2−ヒドロキシミノ−3−メトキシミノ−2,3−ジ
ヒドロベンゾフランE/Z混合物(E68.5%、Z31.2%)2.3g(0
.12モル)を85%の濃度のリン酸12ml中で70℃で2時間反応させる。
処理を実施例4と同様にして行う。
【0041】 収率:E/Z混合物1.9g(E88.2%、Z7%)( 理論の85%) logp2.20(E異性体) logp2.14(Z異性体) 実施例6 海砂500gをアセトニトリル3.0リットル中の2−ヒドロキシミノ−3−
メトキシミノ−2,3−ジヒドロベンゾフラン768.7g(4.0モル)に加
え、そして混合物を55℃に加熱する。次いでジメチルスルホキシド877.2
g(12.0モル)及びトリメチルクロロシラン1303.7g(12.モル)
30分間にわたり滴下により同時に加える。反応混合物を55℃で1時間そして
還流下に1時間、ガスの発生が止むまで撹拌する。次いで混合物を20℃に冷却
し、懸濁液を吸引によりろ別しそしてフィルターケークをアセトニトリルにより
洗浄する。橙色のろ液を氷水18l及び石油エーテル2リットルに30分間にわ
たり滴下により加える。懸濁液を20℃で30分間撹拌し、生成物が上部石油エ
ーテル相中に析出する。下部水性相を吸い出し(drawn off)そしてP
E相中の生成物を吸引によりろ別しそして石油エーテル1.5リットル、水4.
0リットル及び石油エーテル1.0リットルで洗浄しそして減圧下に40℃で乾
燥する。
メトキシミノ−2,3−ジヒドロベンゾフラン768.7g(4.0モル)に加
え、そして混合物を55℃に加熱する。次いでジメチルスルホキシド877.2
g(12.0モル)及びトリメチルクロロシラン1303.7g(12.モル)
30分間にわたり滴下により同時に加える。反応混合物を55℃で1時間そして
還流下に1時間、ガスの発生が止むまで撹拌する。次いで混合物を20℃に冷却
し、懸濁液を吸引によりろ別しそしてフィルターケークをアセトニトリルにより
洗浄する。橙色のろ液を氷水18l及び石油エーテル2リットルに30分間にわ
たり滴下により加える。懸濁液を20℃で30分間撹拌し、生成物が上部石油エ
ーテル相中に析出する。下部水性相を吸い出し(drawn off)そしてP
E相中の生成物を吸引によりろ別しそして石油エーテル1.5リットル、水4.
0リットル及び石油エーテル1.0リットルで洗浄しそして減圧下に40℃で乾
燥する。
【0042】 収率:584g=淡い桃色の固体82.4%。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ,EE,ES ,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU, ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,K R,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV ,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO, NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,S I,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA ,UG,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ガレンカンプ,ベルント ドイツ・デー−42113ブツペルタール・パ ウル−エールリヒ−シユトラーセ13 (72)発明者 ガイアー,ヘルベルト ドイツ・デー−40789モンハイム・ザント シユトラーセ66 (72)発明者 ランチユ,ラインハルト ドイツ・デー−42115ブツペルタール・ア ムブツシユホイスヘン51
Claims (9)
- 【請求項1】 式(I) 【化1】 式中、 R1は置換もしくは未置換のアルキルを表し、 R3は水素、置換もしくは未置換のアルキル、アルコキシ、ハロゲノアルコキ
シ又はハロゲンを表す、 の化合物を製造する方法であって、 式(II) 【化2】 式中、 R1及びR3は前記したとおりであり、そして R2は水素又は置換もしくは未置換アルキルを表す、 の化合物を、場合により希釈剤及び/又は溶媒中で、酸と反応させるか又はジア
ルキルスルホキシドの存在下にトリアルキルシリルクロリドと反応させることを
特徴とする方法。 - 【請求項2】 式(II)の化合物を鉱酸と反応させることを特徴とする請
求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 使用される鉱酸が硫酸及び/又はリン酸であることを特徴と
する請求項2に記載の方法。 - 【請求項4】 使用される鉱酸が10〜90%濃度の硫酸又は20〜95%
濃度のリン酸であることを特徴とする請求項3に記載の方法。 - 【請求項5】 使用される鉱酸が半濃縮の市販の硫酸又は市販の85%濃度
のリン酸であることを特徴とする請求項4に記載の方法。 - 【請求項6】 使用される希釈剤及び/又は溶媒が水、アルコール、エーテ
ル、アルキルニトリル、ケトン又はそれらの溶媒混合物であることを特徴とする
請求項1〜5の少なくとも1つに記載の方法。 - 【請求項7】 使用される希釈剤及び/又は溶媒が水及び/又はメタノール
であることを特徴とする請求項6に記載の方法。 - 【請求項8】 化合物(IIa)及び(IIb) 【化3】 を除いた、式(II) 【化4】 式中、 R1及びR3は各々請求項1に記載のとおりであり、 R2は水素、又は置換もしくは未置換のアルキルを表す、 の化合物。
- 【請求項9】 請求項1に記載の式(I)の化合物を製造するための中間体
としての請求項1に記載の式(II)の化合物の使用。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19914142A DE19914142A1 (de) | 1999-03-27 | 1999-03-27 | Verfahren zur Herstellung von Benzofurandionoxim-Derivaten |
DE19914142.8 | 1999-03-27 | ||
PCT/EP2000/002283 WO2000058299A1 (de) | 1999-03-27 | 2000-03-15 | Verfahren zur herstellung von benzofurandionoxim-derivaten |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002540202A true JP2002540202A (ja) | 2002-11-26 |
Family
ID=7902776
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000608002A Pending JP2002540202A (ja) | 1999-03-27 | 2000-03-15 | ベンゾフランジオンオキシム誘導体の製造方法。 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6462205B1 (ja) |
EP (1) | EP1165539A1 (ja) |
JP (1) | JP2002540202A (ja) |
AU (1) | AU3556000A (ja) |
DE (1) | DE19914142A1 (ja) |
TW (1) | TW544450B (ja) |
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