JP2002530794A - テープ引き出し素子及び結合素子並びにこれら素子をともに保持するロック手段を有する記録再生装置 - Google Patents

テープ引き出し素子及び結合素子並びにこれら素子をともに保持するロック手段を有する記録再生装置

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JP2002530794A
JP2002530794A JP2000583023A JP2000583023A JP2002530794A JP 2002530794 A JP2002530794 A JP 2002530794A JP 2000583023 A JP2000583023 A JP 2000583023A JP 2000583023 A JP2000583023 A JP 2000583023A JP 2002530794 A JP2002530794 A JP 2002530794A
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Abstract

(57)【要約】 記録及び/又は再生装置(1)において、磁気テープ(20)、及びこの磁気テープ(20)に連結した結合ピン(21)を収納するカセット(3)は、装置(1)内に装填することができ、装置(1)には結合ピン(21)に結合することができる引き出し素子(50)を設け、この引き出し素子(50)を、結合位置に保持された結合素子(21)に向かって結合方向(69)に移動し、引き出し素子(50)及び結合素子(21)の2個の素子(50,21)のうちの一方に、結合方向(69)に交差する方向に移動可能なロック素子(113)を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、ハウジングと、このハウジング内に収納した回転駆動可能な供給リ
ールと、供給リールのリールハブに巻き付けるテープの形式の記録キャリヤと、
この記録キャリヤの遊端領域で記録キャリヤに連結して結合位置に保持した結合
素子とを具えるカセットを装填することができ、またリールハブを有する回転駆
動可能な巻き取りリールと、前記結合素子に結合する構成にした引き出し素子と
、前記引き出し素子を保持する構成にし、かつ結合素子との結合を行って引き出
し素子及び結合素子よりなる引き出し組立体を形成することができる領域に引き
出し素子を保持することができる保持手段と、一方では引き出し組立体をリール
ハブに、他方では引き出し素子及びこの引き出し素子に結合した結合素子に掛合
するため、結合した結合素子とともに引き出し素子を前記保持手段から巻き取り
リールのリールハブまで移動することができる操作手段とを具えた記録再生装置
に関するものである。
【0002】 上述の段落で述べたタイプの記録再生装置は、例えば、国際特許出願公開第W
O98/44499号(A1)に記載されている。磁気テープの形式の記録キャ
リヤを収納するカセットはこの既知の記録再生装置の移動自在のホルダ手段に装
填でき、このホルダ手段はほぼL字状の移動経路に沿って、カセットをホルダ手
段に装填できる装填位置から、挿入したカセットが作動位置をとる作動位置に移
動自在としている。このホルダ手段の装填位置から作動位置への移動中、ホルダ
手段に挿入したカセットは先ず主壁に平行な方向に移動し、次いで主壁に直交す
る方向に作動位置に移動する。この既知の記録再生装置においては、引き出し素
子のためのロック手段を記録再生装置に固定的に取り付けており、即ち、ホルダ
手段の装填位置から作動位置に移動する間に、ホルダ手段内に存在するカセット
の結合素子が引き出し素子に自動的に結合することができる位置に引き出し素子
を保持し、このとき結合素子を挿入したカセットの主壁に直交する結合方向に結
合すべき引き出し素子に移動し、これによって結合素子及び引き出し素子を相互
連結するようにしている。この相互連結は、結合素子及び引き出し素子を互いに
、主壁に直交する結合方向に相対移動移動させるか、又は反対方向に相対移動さ
せるかすることによって連結を生じたり、釈放したりすることができるとともに
、上述の結合方向に直交する磁気テープによって形成される記録キャリヤテープ
のテープ移送方向には釈放することができない。既知の記録再生装置におけるい
わゆる抜き差し(スレッドイン又はスレッドアウト)動作中、引き出し素子及び
この引き出し素子に結合した結合素子は、テープ移送方向及びその逆方向に常に
移動するため、引き出し素子と結合素子との間の相互連結の結果、これらの素子
間に絶対的な信頼がおける結合が得られる。このことは既知の記録再生装置の信
頼性を高いものにするために絶対に必要なことである。
【0003】 ホルダ手段内に存在するカセットと一緒にホルダ手段が移動する間に結合素子
を引き出し素子に自動的に結合する上述の構成のため、既知の記録再生装置にお
いては、結合素子とこの結合素子を結合すべき引き出し素子の正確な掛合を保証
するため、ホルダ手段が作動位置に移動する間に、カセットがホルダ手段内の正
確に規定された位置にあることが重要である。この条件を満たすためには、構造
及び精度に多大な努力を注がねばならず、このことは少なくとも部分的にしか満
たされない。
【0004】 本発明の目的は、上述の問題を簡単な手段及び簡単な方法で解決し、引き出し
素子及びこの引き出し素子に結合される結合素子のともに保持するとともに、カ
セットと巻き取りリールとの間でのこれらの2個の素子の一体移動中に信頼性高
く一緒に保持することを保証する上述の段落のタイプの改善した記録再生装置を
得るにある。
【0005】 この目的を達成するため、冒頭段落に記載のタイプの本発明記録再生装置は、
前記保持手段をスタンバイ位置と作動位置との間に移動自在にし、前記保持手段
の前記作動位置への移動が、引き出し素子の結合方向への移動と、及び前記引き
出し素子及び結合素子の結合とを引き起し、前記保持手段の作動位置からの抜け
出る移動が、引き出し素子の結合方向とは反対方向への移動と、及び前記引き出
し素子及び結合素子の離脱とを引き起こし、前記引き出し素子及び結合素子のう
ちの一方の素子に、この一方の素子に対して移動多能なロック素子を設け、前記
ロック素子を前記結合方向に交差する方向に移動自在に前記一方の素子に取り付
け、結合素子を引き出し素子に結合した状態で、前記一方の素子に対して移動自
在のロック素子を他方の素子の部分に掛合して2個の素子を互いに保持するよう
にしたことを特徴とする。
【0006】 本発明の方策によれば、本発明による記録再生装置内に装填されたカセットは
カセット内の正確に規定された結合位置に結合素子を維持するために作動位置に
おける正確に規定された位置を確実にとることができる。即ち、引き出し素子は
カセットが作動位置に達するまでに保持手段の移動によって結合素子に結合され
るからである。更に、結合方向に交差する方向に移動自在のロック素子によって
引き出し素子及びこの引き出し素子に結合された結合素子が確実に掛合し、この
結果、引き出し素子及びこの引き出し素子に結合された結合素子のカセットの領
域における作動位置と、リールハブの領域における第2の作動位置との間の一体
移動中に互いに結合された状態を確実に維持し、この結果、極めて高い信頼性が
保証されるという利点がある。
【0007】 本発明記録再生装置においては、ロック素子を結合素子に設けることができる
。しかし、ロック素子を引き出し素子に設けると有利であることを見出した。引
き出し素子は回動自在に取り付けたレバーによって形成することができる。しか
し、必要とされる空間を減少するため、ロック素子を移動自在に案内されるスラ
イドによって形成すると有利である。
【0008】 スライドとして構成したロック素子は釈放位置とロック位置との間で、例えば
、本発明による記録再生装置の個別の操作機構によって移動可能にすることがで
き、この場合、ロック素子は個別のインターロック機構を介して2個の位置にラ
ッチすることができる。このような構造は特に高い信頼性を得る上で有利である
。しかし、構造を簡単にするためには、ロック素子を形成するスライドに連係動
作するばね手段を設け、このばね手段によってスライドをロック位置に押圧する
ようにすると極めて有利であることを見出した。この結果、引き出し素子と結合
素子との間の結合プロセス中スライドはばね手段の力に抗して自動的にロック位
置から移動し、また引き出し素子と結合素子との結合が完了した後にばね手段の
力によってロック位置に復帰移動することができる。このばね手段は圧力ばね、
引張ばね、板ばね、又は一体成形したプラスチックばねによって形成することが
できる。
【0009】 更に、結合素子は円筒形のピンとし、このピンの中心部分にロック素子が掛合
し、ピンの2個の端部部分をピン一部の背後に掛合するロック面と連係動作する
ようにすると特に有利であることを見出した。
【0010】 本発明の上述の並びに他の特徴を以下の実施例を参照して説明する。
【0011】 本発明を、以下図面につき一層詳細に説明し、これら図面は単に例として2個
の実施例を示すが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0012】 図1は本発明の実施例による記録再生装置を示し、以下本明細書中装置1と簡
潔に表現する。装置1は、装置1の多数の構成部分を担持するシャーシ2(単に
線図的にのみ示す)を有する。図1に一点鎖線で示すカセット3を装置1に装填
することができる。以下に先ず、カセット3の構造を図2、図3及び図4につき
説明する。
【0013】 カセット3は、下側ハウジングハーフ5及び上側ハウジングハーフ6よりなる
ハウジング4を有する。ハウジングハーフ5,6を互いに結合した状態では即ち
、ハウジングを閉じたとき、ハウジング4は頂壁7、底壁8、前方側壁9、後方
側壁10、左側壁11、及び右側壁12を有する。グリップ部分13を頂壁7の
後方領域に設け、またグリップ部分14を底壁8の後方領域に設けておく。
【0014】 前方側壁9の領域に楔状の窪み15を設けておき、この窪み15は前方側壁9
の位置決め部分16と同様に、カセット3を装置1内に移動するときカセット3
を位置決めする作用を行う。右側壁12において、カセット3にアクセス開口1
7を設け、このアクセス開口はシャッタ18によって閉鎖することができるよう
にし、ただし、図2及び図3には開放状態を示し、カセット3を装置1に装填す
るときシャッタ18は自動的にこの開放位置に送られる。
【0015】 カセット3には、図3に示すように、回転駆動可能な供給リール19を収納す
る。カセット3には、更に、供給リール19のリールハブに巻き付けたテープの
形式の記録キャリヤ、図示の実施例では磁気テープ20を収納する。カセット3
には、更に、結合ピン21によって形成し、磁気テープ20の遊端部分で磁気テ
ープ20に連結した結合素子21を有する。結合ピン21は、比較的細い中心部
分22と、上方の第1端部部分23と、下方の第2端部部分24とを有し、両側
の端部部分23,24を中心部分22よりも大きい直径とする。カセット3内に
おいて、結合ピン21は、2個の位置決めフォーク25,26によって結合位置
に保持され、これら2個の位置決めフォーク25,26は結合ピン21の2個の
端部部分23,24と掛合して連係動作する。更に、少なくとも1個の保持素子
(図示せず)を設け、この保持素子を保持位置と釈放位置との間で移動自在にし
、この保持素子によって機構を作動させることができ、この保持素子は結合ピン
21をカセット3に挿入する際にこの機構によって釈放位置に保持され、またこ
の後保持位置に移動し、結合ピン21の後方に掛合する。2個の端部部分23,
24はこの保持素子によって位置決めフォーク25,26に保持され、この結果
、結合ピン21の結合位置が正確に規定される。
【0016】 ハウジング4の2個のハウジングハーフ5,6は3個のねじ27によって互い
に固定する。ねじ27は中空円筒形の連結ポスト28,29内に挿通し、図2の
アクセス開口17から中空円筒形連結ポスト28,29が見えている。
【0017】 カセット3には、更に、2個の位置決めポストを設け、これらの位置決めポス
トを底壁8からカセット内部に向かって突出させ、図2ではアクセス開口17か
ら1個の位置決めポスト30が見えている。図4に示すように、位置決めポスト
30の各々は盲孔を有し、これら盲孔は最終位置決め孔31,32として機能し
、これにより、カセット3を装置1内で動作位置をとるとき、カセット3は装置
1内で厳密に位置決めされる。第1最終位置決め孔31は細長の断面形状を有す
る。第2最終位置決め孔32は円形断面形状を有する。
【0018】 底壁8に、円形開孔33を形成しておき、この円形開孔33を経て供給リール
19の駆動歯34に装置に取り付けたリール駆動手段がアクセスすることができ
、このリール駆動手段によって供給リール19を回転駆動することができる。
【0019】 カセット3は図1,図2、図3、及び図4に矢印35で示す方向に挿入するこ
とができる。この挿入は導入又は装填と称することもできる。
【0020】 カセット3を保持するため、装置1にホルダ手段36を設け、このホルダ手段
を以下リフト36と簡潔的に表現する。このリフト36はほぼボックス形の形状
であり、上側リフト壁37と、この上側リフト壁に一体にシャーシ2に向かって
突出する2個のリフト側壁と、並びにリフト側壁から突出して互いの方向に向か
って延在する2個のリフト底壁とを有し、これらのリフト底壁は、2個のリフト
底壁間にリール駆動手段を収容するに適当な距離だけ互いに離間させる。通常は
、リール駆動手段は供給リール19の駆動歯34に対応する駆動歯を有する。図
1には、リール駆動手段を表すためにリール駆動モータのステータラミネーショ
ン組立体SKを示す。
【0021】 リフト36は、カセットをリフト36に挿入することがのてる図1に示す装填
位置と、リフト36に挿入したカセット3が図5に示す作動位置をとるときの図
面には示さない作動位置との間で移動自在である。リフト36は既知のように、
L字状経路に沿って移動し、リフト36は先ず図1に示す装填位置から挿入方向
35に作動位置に向かって移動し、次に挿入方向35に直交してシャーシ2に向
かう方向に移動する。
【0022】 この移動方向を得るため、装置1に、第1案内壁39及び第2案内壁40より
なる案内手段38を設ける。2個の案内壁39,40は案内溝孔又は案内チャン
ネルを有し、これらの案内チャンネルにリフト36から側方に突出する案内ピン
が掛合する。
【0023 】 装置1にはリフト36を移動する操作手段41を設ける。この操作手段41は
2個の操作スライド42,43を有し、これら操作スライドを挿入方向35に平
行に摺動自在に案内し、またそれぞれギヤラックに連結し、図1には第2操作ス
ライド42に連結したギヤラック44のみを示す。操作スライド42,43の各
々にはカム面を設け、このカム面をシャーシ2の平面に対して傾斜させ、それぞ
れリフト36から側方に突出するカムフォロワに掛合して連係動作するようにし
、この結果、リフト36は操作スライド42,43を移動することによって移動
することができるようになる。
【0024】 装置1には巻き取りリール45を設ける。この巻き取りリール45は図示しな
いリール駆動モータによって回転駆動することができる。磁気テープ20を巻き
取りリール45に巻き取るため、巻き取りリール45を矢印46で示す方向に駆
動する。図示の実施例では巻き取りリール45は、リールハブ47と、このリー
ルハブ47に一体の上側リールフランジ48と、接着結合又は超音波溶接によっ
てリールハブ47に連結した下側リールフランジ49とにより構成する。
【0025】 カセット3に収納した磁気テープ20を巻き取りリール45に巻き取ることが
できるようにするため、磁気テープ20を先ず結合ピン21によって巻き取りリ
ール45に送る。この目的のため、装置1に引き出し素子50を設け、この引き
出し素子の構造の詳細は特に図6及び図12に示す。この引き出し素子50は連
結素子21即ち、結合ピン21に結合することができる。
【0026】 引き出し素子50を結合ピン21に結合することができるようにするため、装
置1は以下のように構成する。装置1には引き出し素子50を着脱自在に保持す
る保持手段51を設け、この保持手段を図1、図8及び図10に示すスタンバイ
位置と、図5、図9及び図11に示す作動位置との間に移動自在にし、保持手段
51の作動位置への移動によって引き出し素子50の結合方向69への移動と、
引き出し素子50及び結合ピン21との結合とを生じ、保持手段51の作動位置
からの退去移動により引き出し素子50の結合方向69とは反対方向への移動と
、引き出し素子50及び結合ピン21との離脱を生ずる。
【0027】 装置1において保持手段51は回動軸線52の周りに回動自在に取り付ける。
図7及び特に図8,図9、図10及び図11にも示す保持手段51はほぼU字状
の形状であり、ウェブ55によって相互連結したほぼ平面状の2個の保持リム5
3,54により構成する。引き出し素子50は2個の保持リム53,54間に保
持し、以下に詳細に説明する方法によって引き出し素子50を所定の初期位置に
保持し、即ち、結合ピン21との結合が可能になる領域に保持し、この結果、引
き出し素子50と、この引き出し素子に結合した結合ピン21とよりなる引き出
し組立体56を形成することができる。引き出し素子50の初期状態を図1に示
す。この引き出し組立体56は特に明瞭に見ることができる。引き出し素子50
が結合ピン21に結合した後には、結合ピン21を伴う引き出し素子50は即ち
、引き出し組立体56全体は、以下に詳細に説明するように、保持手段51によ
って離脱させられる。
【0028】 ホルダ手段(リフト)36及び保持手段51の双方を移動するため、装置1に
駆動手段57を設け、この駆動手段57はモータ58と、図示しないモータピニ
オンによって駆動されるギヤホイール伝動装置59とにより構成する。ギヤホイ
ール伝動装置59のうちの若干のギヤホイールのみ、即ち、ギヤホイール61,
62,63,63′、保持手段の駆動ギヤホイール64,軸線52の周りに回転
自在の他のギヤホイール65、図示しない他のギヤホイールを介して他のギヤホ
イール65によって駆動されるギヤホイール66、並びに図示しないギヤホイー
ルを介して駆動されるリング状ギヤホイール67、このリング状ギヤホイール6
7によって駆動される逆転回転用中間ギヤホイール68を示す。
【0029】 カセット3を図1に示す装填位置にあるリフト36内に挿入するとき、カセッ
ト3は挿入移動の終了時にリフト36の止め部に衝合する。この結果、リフトは
挿入方向35に僅かに移動する。このリフト36の僅かな移動を光電センサによ
って検出し、これに応答してセンサを介して駆動手段57のモータ58がスイッ
チオンとなる。この結果、保持手段の駆動ギヤホイール64並びにリング状ギヤ
ホイール67がギヤホイール伝動装置59を介して駆動される。リング状ギヤホ
イール67は図1には見えていないまた第2操作スライド43に連結したギヤラ
ックに直接駆動掛合し、また中間ギヤホイール68を介して第1操作スライド4
2のギヤラック44に駆動掛合する。この結果、2個のギヤラック及び2個の操
作スライド42,43はリング状ギヤホイール67及び中間ギヤホイール68に
よって挿入方向35に移動し、リフト36は図1に示す装填位置から図示しない
作動位置に移動し、この作動位置でカセット3は図5に示す作動位置をとる。リ
フト36が作動位置に達すると、即座に他のギヤホイール65が他のギヤホイー
ル65によって駆動されるギヤホイール(図1には示さない)から離脱し、リフ
ト36との駆動掛合は中断される。
【0030】 しかし、モータ58は更に駆動を続け、この結果、保持手段の駆動ギヤホイー
ル64が駆動され続ける。この保持手段駆動ギヤホイール64にロッドばねを固
着し、このロッドばねには、リフト36が作動位置に達した後に保持手段51の
操作ピンに接触することができる遊端を設ける。このロッドばね及び保持手段5
1の操作ピンを介して保持手段は矢印69で示す方向、即ち、結合方向69に図
1に示すスタンバイ位置から図5に示す作動位置に回動し、このとき保持手段5
1によって保持される引き出し素子50は、結合方向69に移動しまたカセット
3の結合ピン21に結合しており、この結果、引き出し組立体56を形成する。
引き出し素子50が結合ピン21に結合すると即座に、他の光電センサが検出し
、この後このセンサにより駆動手段57のモータ58がスイッチオフになる。
【0031】 引き出し素子50及び結合ピン21が結合した後に引き出し組立体56を形成
してこの引き出し組立体56を保持手段51から巻き取りリール45のリールハ
ブ47まで移動することができるようにするため、装置1に操作手段70を設け
る。装置1において、操作手段70は引き出しテープ70によって簡単に形成し
、この引き出しテープ70は図面を分かり易くするため、図1及び図5に一点鎖
線で示す。この引き出しテープを図1及び図5に一点鎖線で示すようにテープ移
送経路に沿って案内する。テープ移送経路は、基本的には、軸線52に同軸状で
あり、保持手段51の2個の保持リム53,54間に配置した第1テープ案内ロ
ーラ71と、正確なトラッキング制御のために磁気ヘッド72を位置決めするア
クチュエータ手段73に支持した磁気ヘッド72と、また第2テープ案内ローラ
74とによって規定される。
【0032】 引き出しテープ70の一方の端部を引き出し素子50に連結し、他方の端部を
巻き取りリール45のリールハブ47に連結する。従って、巻き取りリール45
を矢印46で示す方向に駆動することによって引き出し組立体56は保持手段5
1から巻き取りリール45のリールハブ47まで簡単な引き出しテープ70によ
って移動することができ、一方ではリールハブ47で、他方では結合ピン21に
結合した引き出し素子50により形成される引き出し組立体56が互いに合体す
る。
【0033】 引き出し組立体56が保持手段51から巻き取りリール45のリールハブ47
に向かって移動する間に、また反対方向に移動する間に、引き出し組立体56は
正確かつ信頼性高く案内されなければならず、引き出し組立体56が2個のテー
プ案内ローラ71,74に接触することなく、特に磁気ヘッド72に接触するこ
となく移動するよう配慮する必要がある。
【0034】 図示の実施例では、第2案内手段は結合ピン21に配置し、この結合ピンの2
個の端部部分23,24によって形成すると都合がよく、この端部部分は図6か
ら明らかなように、引き出し素子50からまた磁気テープ20から磁気テープ2
0の幅方向に突出する。シャーシ2に連結した第1案内手段75は、ほぼテープ
経路に隣接して延在する2個の案内部材76,77によって構成し、これらの案
内部材は磁気テープ20の幅方向に磁気テープ20の幅よりも大きい距離だけ互
いに離間させ、またそれぞれ案内チャンネル78,79を設ける。結合ピン21
の第1端部部分23は第1案内部材76の第1案内チャンネルに掛合する。結合
ピン21の第2端部部分24は第2案内部材77の第2チャンネル79に掛合す
る。
【0035】 装置1において、引き出し素子50に、更に、案内ピン80における第3案内
手段を設ける。この案内ピン80の構造を図6につき、また特に図9につき説明
する。結合ピン21と同様に、案内ピン80には比較的細い中心部分81と、こ
の中心部分81よりも大きい直径を有する上側の第1端部部分82と及び下側の
第2端部部分83とを有する。案内ピンの2個の端部部分82,83の直径は、
結合ピン21の2個の端部部分23,24の直径に対応する。案内ピン80を金
属例えば、スチールによって形成する。第3の案内手段は、案内ピン80の2個
の端部部分82,83によって形成し、第2案内手段即ち、結合ピン21の2個
の端部部分23,24と同様に、第1案内手段75即ち、2個の案内部材76,
77に掛合して連係動作し、案内ピン80の第1端部部分82は第1案内部材7
6の第1案内チャンネル78に掛合し、案内ピン80の第2端部部分83は第2
案内部材77の第2案内チャンネル79に掛合する。
【0036】 図7から明らかなように、2個の案内部材76,77の保持手段51に対向す
る端部領域でこれら案内部材76,77によって移動させられる可動案内手段8
4を設ける。この可動案内手段84は図1に示す休止位置と図5及び図6に示す
案内位置との間で移動自在にする。この可動案内手段84を移動自在にするため
には、可動案内手段84を2個の案内部材76,77に回動軸線85の周りに移
動自在に取り付ける。可動案内手段84はほぼU字状の形状にし、互いにウェブ
部分88によって連結した上側の第1案内アーム86及び下側の第2案内アーム
87を有する。可動案内手段84は保持手段51の移動に基づいて移動するが、
ここではこのことは説明しない。2個の案内アーム86,87によって、引き出
し組立体56は図7に示す初期位置から保持手段51及び保持手段51に設けた
第1テープ案内ローラ71の周囲を移動することができ、引き出し組立体56即
ち、案内ピン80及び結合ピン21は2個の案内部材、76,77の2個の案内
チャンネル78,79に達する。上述の案内手段は、引き出し組立体56が2個
のテープ案内ローラ71,74及び磁気ヘッド72に接触することなく、保持手
段51と巻き取りリール45のリールハブ47との間の引き出し組立体56の特
に信頼性の高いかつ正確な移動を保証する。
【0037】 装置1において、引き出し素子50及び結合ピン21が互いに正確に結合した
とき引き出し素子50は保持手段によってのみ離脱することができる。引き出し
素子50の保持手段51からの離脱、及び巻き取りリール19の回転により磁気
テープ20及び結合ピン21を介しての結合された結合ピン21を伴う引き出し
素子50の巻き取りリール45に向かう移動後にのみ、引き出し素子50が保持
手段51に復帰するからである。結合ピン21が引き出し素子50に正確に結合
したときのみ引き出し素子50を保持手段51から離脱させることを確実にする
ため、以下に説明する構造を装置1に使用する。この構造を、特に図7、図8、
図9、図10及び図11につき説明する。
【0038】 ウェブ55によって相互連結した保持リム53,54の他に、保持手段51に
は2個の保持アーム80,90を設け、これら保持アームを2個の保持リム53
,54から側方に突出させる。各保持アームは案内チャンネル91を有し、1個
の案内チャンネル91を図7に示す。2個の案内チャンネル91の各々に案内ピ
ン80の端部部分82,83が掛合する。2個の保持アーム89,90の遊端部
分の領域において、2個の保持アーム89,90は円弧状の境界面92を有し、
保持アーム89の境界面92が図8に見えている。境界面92の円弧形状は、引
き出し素子50の湾曲した周面93に対応する。装置1において、制御可能なラ
ッチ(係止)手段94を保持手段51に連結し、このラッチ手段94を、引き出
し素子50が保持手段51から離脱するのを禁止する図1、図8及び図10に示
すラッチ位置と、引き出し素子50が保持手段51から離脱することができる図
5、図9及び図11に示す釈放位置との間に移動自在にする。
【0039】 図示の実施例では、ラッチ手段は結合ピン21に掛合して連係動作する構成配
置とし、ラッチ手段94は2個のレバー95,96によって構成し、これらレバ
ーは保持手段51に取り付け、保持リム53,54と保持アーム89,90との
移行領域で図7〜図11に示す回動軸線97の周りに回動自在に保持手段51に
支持する。ばね手段として作用し、2個の保持リム53,54にそれぞれ装着し
た2アームワイヤばね98を2個のラッチレバー95,96の各々に掛合させて
連係動作させる。図面は保持リム53に装着したワイヤばね98のみを示す。ワ
イヤばね98は2個のラッチレバー95,96をラッチ位置に向けて押圧する。
2個のワイヤばね98を2個のランチレバー95,96の各々の第1レバーアー
ム99にそれぞれ作用させる。
【0040】 2ラッチレバー95,96の各々には角度の付いた第2レバーアーム100を
設ける。2個のレバーアーム100の各々は2個の機能を行う。各レバーアーム
100は、結合ピン21の中心部分22の端部部分140,141に掛合して連
係動作する。このために、各レバーアーム100にほぼ楔状の遊端部分101,
102を設け、これらの遊端部分は結合ピン21が不在の場合には、図8及び図
10から明らかなように、結合ピン21のために引き出し素子50に設けた窪み
内に突入する。2個のラッチレバー95,96の各々は、ワイヤばね98の作用
の下に第2レバーアーム100で突出部103に作用する。ワイヤばね98の作
用の下で、各ラッチレバー95,96の第2レバーアーム100を介して、引き
出し素子50の突出部を保持手段51の対応の突出部104,105に押し付け
る。これにより、保持手段51における引き出し素子50の位置を部分的に限定
する。
【0041】 更に、2個の第2レバーアーム100は引き出し素子50の突出部によって形
成した2個のラッチ部分106,107と連係動作するようにする。図8及び図
10から明らかなように、2個のラッチレバー95,96の各々は、ラッチ位置
にあるとき、楔状の端部部分101,102で引き出し素子50のラッチ部分1
06,107に対向し、引き出し素子50が図7〜図11で示す矢印108の移
動方向に移動するのを阻止する。この矢印方向は、結合ピン21と結合したとき
引き出し素子50が保持手段51から離脱する方向である。
【0042】 引き出し素子50を保持手段51に位置決めすることに関して、この位置決め
を2個の第2レバーアーム100及び案内ピン80によって行う。ワイヤばね9
8は2個のレバーアーム100を突出部103に押し付け、第2レバーアーム1
00のほぼ楔状の遊端部分101,102を突出部103及びやはり突出部によ
って形成したラッチ部分106,107の双方に掛合させて連係動作するように
し、保持手段51における引き出し素子50の位置決めに寄与し、更に、案内ピ
ン80の端部部分82,83が保持アーム89,90の案内チャンネル91に掛
合することにより得られる位置決めにも寄与する。
【0043】 保持手段51が結合方向69にスタンバイ位置から作動位置に移動するとき、
引き出し素子50は、カセット3内で規定された結合位置にある結合ピン21の
方向に移動する。このとき、結合ピン21の中心部分22の2個の端部部分14
0,141はラッチレバー95,96の2個のレバーアーム100の遊端部分1
01,102と掛合し、この後、2個のラッチレバー95,96は結合方向69
とは反対方向に図8及び図10のラッチ位置から図9及び図11の釈放位置に移
動する。2個のラッチレバー95,96の釈放位置へのこの移動は、結合素子2
1と結合した引き出し素子50によって正確に行われる。結合ピン21が一方の
端部部分でのみ引き出し素子50に正確に結合され、他方の端部部分では正確に
結合されない状況の場合、2個のラッチレバー95,96のうちの一方のみがラ
ッチ位置から逸脱し、この結果、2個のラッチレバー95,96のうちの他方の
第2レバーアーム100の遊端部分101,102が対向するラッチ部分106
,107に掛合して連係動作し、引き出し素子50の矢印108で示す方向への
移動を確実に阻止する。
【0044】 2個のラッチレバー95,96の各々に、やはり角度の付いたそれぞれ第3レ
バーアーム109,110を設け、それぞれ互いに平行な2個の端部部分111
,112を設ける。2個の端部部分111,112は、図示しない光電センサと
連係動作するようにする。この光電センサは双方のラッチレバー95,96が釈
放位置に回動し、双方の第3レバーアーム109,110の端部部分111,1
12が移動したときのみ制御信号を発生するようにし、この制御信号によって、
巻き取りリール45を駆動するよう巻き取りリール45の駆動モータを起動させ
ることができるものとする。巻き取りリール45の駆動が開始すると即座に、結
合ピン21を伴う引き出し素子50即ち、引き出し組立体56は保持手段51か
ら巻き取りリール45に向かって引き出しテープ70を介して移動する。
【0045】 保持手段51と巻き取りリール45との間の引き出し組立体56き移動中、引
き出し素子50及びこの引き出し素子に結合した結合ピン21は互いに連結状態
に保持されることは極めて重要である。この連結を保証するため、以下に説明す
る構造を使用し、この構造を図6、図7、図8、図9及び、特に図12に明示す
る。
【0046】 引き出し素子50にはロック素子113を設け、このロック素子113を引き
出し素子50に対して移動自在にし、この構造を図12に詳細に示す。このロッ
ク素子113を移動自在に案内したスライドによって形成する。ロック素子11
3を案内するため、ロック素子113に中間素子114を設け、この中間素子1
14には2個の案内チャンネル116,117を形成した窪み115を設け、こ
れらの案内チャンネルにはロック素子113に一体の案内部材118,119の
それぞれを収容する。窪み115には部分的に円筒形形状の部分120を設け、
ばね手段として設けた螺旋状の押圧ばね121を収容するようにする。この押圧
ばね121をロック素子113のピン122に装着することができ、このピン1
22をロック素子113の部分的に円筒形の部分123から突出させ、この部分
的に円筒形の部分123を窪み115の部分的に円筒形の部分120に掛合させ
る。
【0047】 引き出し素子50には中間素子114を収容するための窪み124を設ける。
この窪み124の境界壁125から2個のピン126,127を突出させる。引
き出しテープ70の2個の孔128,129を先ずこれら2個のピン126,1
27に装着し、この後中間素子114の2個の孔130,131を2個のピン1
26,127に装着するが、これに先立って押圧ばね121及びロック素子11
3を窪み115に挿入しておき、中間素子114の引き出し素子50の窪み12
4内への挿入中はこの状態を保持する。中間素子114の窪み124内への挿入
が完了した後、中間素子114の2個のラッチノーズ132(図12に一方のラ
ッチノーズ132のみが見える)が、窪み124の個の境界壁134に形成した
ラッチ孔133に掛合する。中間素子114はラッチノーズ132及びラッチ孔
133によって引き出し素子50に確実にロックされる。
【0048】 押圧ばね121及びロック素子113を伴う中間素子114を窪み124内に
完全に取り付けた後、ロック素子113は釈放され、このとき、押圧ばね121
はロック素子113をロック素子113を中間素子114内に挿入する方向とは
反対方向に押圧し、この結果、ロック素子113は、案内部材118,119の
2個の端部部分135で引き出し素子50の2個の衝合リブ136,137に掛
合する。このようにして、図8から明らかなように、案内部材118,119の
端部部分135及び衝合リブ136,137はロック素子113の休止位置を限
定する。
【0049】 上述したように、ロック素子113を結合方向69に交差する方向に移動自在
に引き出し素子50に取り付ける。図6及び図9に示すように、結合ピン21が
引き出し素子50に結合された状態では、引き出し素子50に対して移動自在の
ロック素子113は結合ピン21の一部に掛合し、図6及び図9に示すように引
き出し素子50及び結合ピン21を一緒に保持する。図示の実施例では、ロック
素子113の保持は、作用にあたりロック素子113が結合ピン21の中心部分
22に掛合して連係動作する位置で引き出し素子50に保持する。押圧ばね12
1はこのとき図6及び図9に示すように、ロック素子113をロック位置に向け
て押圧し、結合ピン21の中心部分22に掛合する。
【0050】 引き出し素子50には、結合ピン21の軸線方向に互いに離れた2個のロック
面138,139を設け、それぞれ結合ピン21の中心部分22の2個の端部部
分140,141の背後に掛合することができるようにする。作用にあたり、即
ち、引き出し素子50及び結合ピン21が結合した状態にあるとき、押圧ばね1
21によってばね負荷を受けるロック素子113が、結合ピン21の中心部分2
2の2個の端部部分140,141を引き出し素子50の2個のロック面138
,139に押圧掛合させる。引き出し素子50のロック面138,139は2個
の端部部分140,141の直径即ち、結合ピン21の中心部分22の直径に適
合する円弧形状にする。
【0051】 ロック素子113に関しては、中間素子114から突出する角度付き端部部分
142の領域で、ロック素子113にロック面143を設け、このロック面14
3をロック素子113の移動方向に対して傾斜させ、結合ピン21の中心部分2
2の背後に掛合できるようにする。
【0052】 結合方向69に交差する方向に移動自在であり、かつロック面143で結合ピ
ン21の中心部分22の背後に掛合して結合ピン21の中心部分22の2個の端
部部分140,141を、2個の端部部分140,141の領域で中心部分22
の背後に掛合するロック面138,139に押し付けるロック素子113は、結
合ピン21を引き出し素子50に対して安定的にかつ信頼性高くロックすること
ができる。
【0053】 上述の装置において、ラッチ手段94は2個の回動自在のラッチレバー95,
96によって形成する。しかし、2個のラッチレバーの代わりに2個のラッチス
ライドを設けることもできる。
【0054】 上述の実施例において、結合方向69に交差する方向に移動自在のロック素子
113は引き出し素子50に設けた。しかし、引き出し素子及び結合素子の他の
構造において、例えば、特許文献である国際特許出願公開第98/44499号
に記載の構造と同様な構造では、ロック素子を結合素子に設けることもできるこ
とを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 カセットを装填することができる本発明の第1の実施例の記録再生装
置の平面図である。
【図2】 図1の記録再生装置内に装填することができ、2個のハウジングハー
フよりなり、磁気テープの形式の記録キャリヤを収納し、磁気テープの遊端に結
合ピンを設けたカセットの頂面からの斜視図である。
【図3】 図2のカセットのハウジングの上側ハーフを取り外した状態の頂面か
らの斜視図である。
【図4】 図2及び図3に示すカセットの底面からの斜視図である。
【図5】 図1の記録再生装置の基本的に図1と同様の図であるが、挿入したカ
セットが作動位置にあり、装置の引き出し素子がカセットの結合ピンに結合し、
引き出し組立体を形成した状態を示す平面図である。
【図6】 図5の記録再生装置内で形成される引き出し組立体を示す斜視図であ
る。
【図7】 図6の引き出し組立体を保持手段と巻き取りリールとの間に案内する
案内手段を示す斜視図である。
【図8】 図1の記録再生装置に設けた引き出し素子を保持する保持手段がスタ
ンバイ位置にある状態を示す斜視図である。
【図9】 図8の保持手段が作動位置にあり、図2〜図4に示すカセットの結合
ピンを保持手段によって保持された引き出し素子に結合した状態を示す斜視図で
ある。
【図10】 図8、及び図9の保持手段がスタンバイ位置にある状態を示す平面
図である。
【図11】 図8、及び図9の保持手段が作動位置にある状態を示す平面図であ
る。
【図12】 図6の引き出し組立体の引き出し素子の分解斜視図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 Groenewoudseweg 1, 5621 BA Eindhoven, Th e Netherlands

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングと、このハウジング内に収納した回転駆動可能な供給
    リールと、供給リールのリールハブに巻き付けるテープの形式の記録キャリヤと
    、この記録キャリヤの遊端領域で記録キャリヤに連結して結合位置に保持した結
    合素子とを具えるカセットを装填することができ、また リールハブを有する回転駆動可能な巻き取りリールと、 前記結合素子に結合する構成にした引き出し素子と、 前記引き出し素子を保持する構成にし、かつ結合素子との結合を行って引き出
    し素子及び結合素子よりなる引き出し組立体を形成することができる領域に引き
    出し素子を保持することができる保持手段と、 一方では引き出し組立体をリールハブに、他方では引き出し素子及びこの引き
    出し素子に結合した結合素子に掛合するため、結合した結合素子とともに引き出
    し素子を前記保持手段から巻き取りリールのリールハブまで移動することができ
    る操作手段とを具えた 記録再生装置において、 前記保持手段をスタンバイ位置と作動位置との間に移動自在にし、前記保持手
    段の前記作動位置への移動が、引き出し素子の結合方向への移動と、及び前記引
    き出し素子及び結合素子の結合とを引き起し、前記保持手段の作動位置からの抜
    け出る移動が、引き出し素子の結合方向とは反対方向への移動と、及び前記引き
    出し素子及び結合素子の離脱とを引き起こし、 前記引き出し素子及び結合素子のうちの一方の素子に、この一方の素子に対し
    て移動多能なロック素子を設け、 前記ロック素子を前記結合方向に交差する方向に移動自在に前記一方の素子に
    取り付け、 結合素子を引き出し素子に結合した状態で、前記一方の素子に対して移動自在
    のロック素子を他方の素子の部分に掛合して2個の素子を互いに保持するように
    した ことを特徴とする記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記ロック素子を引き出し素子に配置した請求項1記載の記録再
    生装置。
  3. 【請求項3】 前記ロック素子を移動自在に案内したスライドにより形成した請
    求項2記載の記録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記ロック素子を形成するスライドに連係動作するばね手段を設
    け、このばね手段によってスライドを、結合素子の部分に連係動作するためのロ
    ック位置に向けて押圧変位するようにした請求項3記載の記録再生装置。
  5. 【請求項5】 前記結合素子をほぼ円筒形の結合ピンにより形成し、作動にあた
    りロック素子が結合ピンの中心領域で結合ピンに連係動作する位置でロック手段
    を引き出し素子に取り付けた請求項2記載の記録再生装置。
  6. 【請求項6】 前記引き出し素子に、前記結合ピンの軸線方向に互いに離れる2
    個のロック面を設け、これらロック面をそれぞれ結合ピンの部分の背後に掛合可
    能にし、 動作にあたり、ロック素子によって前記結合ピンの2個の部分の引き出し素子
    の2個のロック面に対する掛合を維持するようにした請求項5記載の記録再生装
    置。
  7. 【請求項7】 前記引き出し素子のロック面を、結合ピンの2個の部分の直径に
    適合する円弧状形状にした請求項6記載の記録再生装置。
  8. 【請求項8】 前記ロック素子に、前記結合ピンの中心領域で結合ピンの背後に
    掛合可能なロック面を設けた請求項5記載の記録再生装置。
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