JP2000173139A - フロントローディングにおけるカセット固定装置 - Google Patents

フロントローディングにおけるカセット固定装置

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JP2000173139A
JP2000173139A JP10350288A JP35028898A JP2000173139A JP 2000173139 A JP2000173139 A JP 2000173139A JP 10350288 A JP10350288 A JP 10350288A JP 35028898 A JP35028898 A JP 35028898A JP 2000173139 A JP2000173139 A JP 2000173139A
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Japan
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cassette
fixing member
holder
cam portion
guide plate
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JP10350288A
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Kazutoshi Araki
和俊 荒木
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Toshiba Video Products Japan Co Ltd
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Video Products Japan Co Ltd
Toshiba AVE Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カセットの挿入性が良く、また、製造上組み
立て易く作業性の良いフロントローディングにおけるカ
セット固定装置を提供する。 【解決手段】 カセット本体101とカセット蓋102
との間に形成されたカセット溝部104に挿入される爪
部11及びLガイド板119に接触摺動して連結部14
の弾性により爪部11を挿入させるカム部12を設けた
カセット固定部材13をカセットホルダ105のLブラ
ケット107に一体成型で設け、さらにLガイド板11
9に摺動路21と係止片15,16と傾斜状案内片1
7,18及び溝19、20を設けることにより、カセッ
トホルダ105の移送とともに、爪部11をカセット1
00のカセット溝部104に挿入脱着してカセット10
0をカセットホルダ105に固定及び固定を解除するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気記録再生装置内
にテープカセットを移送するフロントローディングにお
けるカセットホルダに係わり、特にカセットホルダにテ
ープカセットを載置固定し移送するカセット固定装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】磁気記録再生装置(以下、VTRとい
う)では、テープ状記録媒体を収納したテープカセット
(以下、カセットという)を、VTRの筐体前面のフロ
ントパネルに設けられたカセット挿入口から挿入してV
TR筐体内のカセットホルダに収容固定し、カセットホ
ルダが駆動手段よって移送されてカセットをVTR筐体
内のリール台上に載置する(以下、フロントローディン
グという)ようになっている。
【0003】従来のフロントローディングにおけるカセ
ットホルダとこのカセットホルダを移動自在に案内する
側板としてのガイド板の構造と動作について図6の展開
斜視図を用いて説明する。
【0004】図6において、カセット100はテープ状
記録媒体を収納したカセット本体101とカセット蓋1
02とで主として構成され、このカセット蓋102の左
右端下部には切欠部103a、103bが形成され、前
記カセット本体101の左右側面にはカセット本体10
1とカセット蓋102との間に形成されたカセット溝部
104(図面の都合上、一方の側面のカセット溝部10
4は省略)が設けられている。
【0005】VTR筐体内のカセットホルダ105は底
板106とその底板の両端に互いに対向して立設するL
ブラケット107、Rブラケット108が設けられ、L
ブラケット107、Rブラケット108には、底板10
6と同じ平面でカセット100が挿入される側に、カセ
ット100が摺動しながら挿入されていくための導入部
109a、109bが設けられ(図面の都合上、一方の
側面の導入部109aは省略)、さらに、カセットが挿
入される側と反対側には底板106と同じ平面で導入部
109a、109bのそれぞれが延出した延出部110
a、110bが設けられている。
【0006】これら底板106と導入部109a、10
9b及びその延出部110a、110bに平行してLブ
ラケット107、Rブラケット108の上部には突設部
111a、111bがそれぞれ設けられていて、さらに
これら突設部111a、111bにはカセット100の
上面を押圧して固定するための金属製の板ばね112
a、112bがそれぞれ取り付けられている。
【0007】前記Lブラケット107、Rブラケット1
08の延出部110a、110bには、カセット100
が挿入されたことを検出するための検出レバー113
a、113bがカセット100に形成された切欠部10
3a、103bに対向して設けられ、この検出レバー1
13a、113bはLブラケット107、Rブラケット
108に図示しない軸によって回転自在に取り付けら
れ、その一端は後述するLガイド板119、Rガイド板
120のそれぞれに形成された溝121a、121bに
突出しカセットホルダ105の停止状態を維持するスト
ッパ114a、114b(図の関係からストッパ114
bは図示せず)を有している。また、この検出レバー1
13a、113bが設けられた延出部110a、110
bの前方にはカセット100が延出部110a、110
bの面上をそれ以上押入されないように衝止部115
a、115bが延出部110a、110bのそれぞれに
設けられている。
【0008】さらにLブラケット107、Rブラケット
108のそれぞれの外側にはカセットホルダ105を移
動自在に支持する3本のガイドポスト116,117、
118が設けられている。(Rブラケット108のガイ
ドポストについては図面の都合上省略する。)このガイ
ドポスト116,117、118はLガイド板119、
Rガイド板120に設けられたL字形状のガイド溝11
9a、119b、119c及び120a、120b、1
20cに挿入され、カセットホルダ105が支持される
と共にこれらのガイド溝119a、119b、119c
及び120a、120b、120cに案内されて前記ガ
イドポスト116,117、118が摺動移動すること
でカセットホルダ105が移動する。又は、このLガイ
ド板119とRガイド板120にはカセットホルダ10
5の検出レバー113a、113bのストッパ114
a、114bが突出する溝121a、121bが形成さ
れている。
【0009】前記Rガイド板120の外側には、カセッ
トホルダ105を移送するための駆動力を生成するモー
タ122とその駆動力を伝達するギア123が設けら
れ、前記モータ122の駆動力はギア123を介してブ
ラケット108に伝達され、図示されていないカセット
ホルダ105の移動機構により、Lガイド板119、R
ガイド板120のガイド溝119a〜119c、120
a〜120cに沿ってカセットホルダ105を移送案内
する。
【0010】このような構成のカセットホルダ105に
カセット100が図示しないVTR筐体のカセット挿入
口からカセットドアを押し開いて挿入され、カセット1
00の左右の側面と底面は、Lブラケット107、Rブ
ラケット108と導入部109と延出部110に案内さ
れ、カセットホルダ105へ挿入載置される。
【0011】カセット100をカセットホルダ105に
挿入する際に板ばね112a、112bはカセット10
0の上面を弾性力で押圧され、カセット100を板ばね
113a、113bと底板106との間に挟持挿入され
る。
【0012】カセット100は板ばね112a、112
bの弾性力に抗してカセットホルダ105内に挿入され
ると、延出部110a、110bを摺動しつつカセット
の切欠部103a、103bによって検出レバー113
a、113bが押し傾してカセット100が衝止部11
5a、115bによって衝止する。
【0013】検出レバー113a、113bがカセット
100によって押し傾されると図示していない回転軸を
中心にストッパ114a、114bがLガイド板11
9、Rガイド板120の溝121a、121bからそれ
ぞれはずれ、かつ検出レバー113a、113bに連動
する図示しないスイッチがカセットの挿入を検出して、
モータ122を駆動する。このモータ122の駆動力
は、ギア123を介しカセットホルダ105に伝達され
る。
【0014】伝達された駆動力によってカセットホルダ
105は、カセット100とともにガイド溝119a、
119b、119c及び120a、120b、120c
に沿って水平方向に移送され、さらに垂直方向に移送し
つつ図示しないカセット蓋108のストッパ機構を解除
し、カセット蓋108はカセット溝部104に沿って開
放されてテープが露出すると共に、図示しないリール台
上にカセット100は装填される。
【0015】また、カセットをVTR筐体内のリール台
上からカセット挿入口へ排出時(リジェクト)は、上述
とは逆の動作でカセットホルダ105が移送されること
により、図示しないカセット挿入口より排出されるよう
になっている。
【0016】このように従来のカセットホルダ105
は、カセット100をカセットホルダ105の底板10
6と板ばね112a、112bとの間にその弾性に対抗
する力を加えつつカセット100を挿入して固定させる
ため、かなりの力を入れてカセット100を押し込む必
要があり、カセット100の挿入性に課題があった。ま
た、この金属製の板ばね112a、112bは、Lブラ
ケット107、Rブラケット108の成型後に取付け固
定させるため、組立作業が煩雑となる課題もあった。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】従来のカセットホルダ
は、カセットをカセットホルダの底板と金属性の板ばね
との間に板ばねの弾性に対抗する力を加えつつカセット
を挿入して固定させるため、かなりの力を入れてカセッ
トを押し込む必要があり、カセットの挿入性に課題があ
った。また、この金属製の板ばねは、ブラケットの成型
後に取付け固定させるため、組立作業が煩雑となる課題
もあった。
【0018】そこで、本発明は上記の問題に鑑み、カセ
ットの挿入性が良く、また、製造上組み立て易く作業性
の良いフロントローディングにおけるカセット固定装置
を提供する事を目的とするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明のフロントローデ
ィングにおけるカセット固定装置は、 筺体前面に設け
られたカセット挿入口から挿入されたテープカセットを
筺体内の所定の位置に移送し、又、筐体内の所定の位置
からカセット挿入口まで移送するフロントローディング
において、テープカセットが挿入載置される底板と、底
板の両端に対向するように立設された一対のブラケット
と、及び両ブラケットの外側にガイドポストを有するカ
セットホルダと、このブラケットの一方に弾性を有する
連結部で連結されたカセット固定部材と、このカセット
固定部材の前記テープカセットの側面に接する側に設け
られ、テープカセット本体とテープカセット蓋との間に
形成されたカセット溝部に挿入される爪部と、前記カセ
ット固定部材の爪部の反対側に設けられたカム部と、前
記カセットホルダのブラケットのガイドポストを案内す
るガイド溝と、前記カセット固定部材のカム部が摺動す
る摺動路と、この摺動路の始端と終端に前記カム部を摺
動路に案内する傾斜状案内片を有したガイド板とを具備
し、前記テープカセットをカセットホルダで筐体内移送
時に、前記カセット固定部材を前記ガイド板の摺動路と
傾斜状案内片で揺動させてテープカセットをカセットホ
ルダに固定及び固定解除する。
【0020】前記カセット固定装置は、 前記カセット
固定部材は前記ブラケットと共に一体に形成される。
【0021】又、前記カセット固定装置は、前記カセッ
ト固定部材は前記カセットホルダの両ブラケットに形成
され、この両ブラケットに設けられたカセット固定部材
のカム部の摺動路と案内片を有するガイド板を備えてい
る。
【0022】さらに、前記カセット固定装置は、前記ガ
イド板の摺動路始端には、前記カセット固定部材のカム
部を係止嵌合する係止溝と、この係止溝から前記カセッ
ト固定部材のカム部を摺動路へ案内する傾斜状案内片と
が形成され、前記カセットホルダにテープカセットを挿
入脱出時には、前記カセット固定部材のカム部を前記ガ
イド板の摺動路始端の係止溝に嵌合させて、前記カセッ
ト固定部材の爪部が前記テープカセットの挿入脱出を阻
むことのない状態に保持し、前記カセットホルダと共に
テープカセットを移送する時には、前記カセット固定部
材のカム部を前記傾斜状案内片で摺動路に案内し、前記
カセット固定部材の爪部でテープカセットを固定する。
【0023】あるいは、前記カセット固定装置は、前記
ガイド板の摺動路終端には、前記カセット固定部材のカ
ム部を係止嵌合する係止溝と、この係止溝から前記カセ
ット固定部材のカム部を摺動路へ案内する傾斜状案内片
とが形成され、前記カセットホルダでテープカセットを
筐体内に移送しテープカセットをリール台に載置する時
には、前記カセット固定部材のカム部を前記ガイド板の
摺動路終端の傾斜状案内片で案内して係止溝に嵌合さ
せ、前記カセット固定部材の爪部によるテープカセット
の固定を解除する。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態について図
1及び図2を参照して説明する。
【0025】図1は本発明に係るフロントローディング
におけるカセットホルダと側板としてのガイド板及びカ
セットの展開斜視図であり、図2は図1におけるカセッ
トホルダのLブラケットを説明するための拡大斜視図で
ある。図6との同一部分には同一符号を付して説明す
る。
【0026】図1において、図6との相違は、Lブラケ
ット107の上端部に、前記カセット100が挿入され
る側に爪部11を、Lガイド板119と接する側にカム
部12を設けたカセット固定部材13が連結部14を介
して形成されている。さらにLガイド板119には、前
記カセット固定部材13のカム部12が接触摺動すると
共に、その摺動を係止するためのLガイド板119から
切起した係止片15,16と傾斜状案内片17,18
と、及び係止片15,16と傾斜状案内片17,18で
形成された溝19,20が形成され、かつ溝19,20
の間に前記カム部が摺動する図中2点鎖線で示す摺動路
21が設けられている点にある。
【0027】前記カセット固定部材13は図2の拡大斜
視図に示すように、Lブラケット107のカセット10
0が挿入された際にカセット溝部104に嵌入させる爪
部11が設けられ、この爪部11の反対側にカム部12
が設けられたカセット固定部材13がLブラケット10
7の上端部に平行して形成され、このカセット固定部材
13は2条の連結桟14a、14bからなる連結部14
でLブラケット107に取付接続されると共に、この連
結部14により、カセット固定部材13は図中左右方向
に揺動可能となっている。
【0028】このような構造のカセット固定部材13と
カセット100との関係について図3の斜視図を用いて
説明する。
【0029】図3において、カム部12の縁端部が後述
するLガイド板119の摺動路21を摺動押圧させてカ
セットホルダ105の内側へ押し込め、連結部14の弾
性により爪部11をカセット溝部104に挿入する図中
矢印A方向に揺動する。一方、カム部12の縁端部がL
ガイド板119の摺動路21を摺動して溝19,20に
嵌合されると連結部14の弾性によりカセットホルダ1
05の外側に移動して爪部11をカセット溝部104か
ら離脱する図中矢印B方向に揺動する。
【0030】つまり、カセット100がLブラケット1
07とRブラケット108の間に挿入された際にはカセ
ット固定部材13の爪部11は図中矢印B方向の位置に
あり、カセット100の側面に接触することなく、カセ
ットホルダ105がカセット100を移送すると爪部1
1はカセット溝部104に嵌合してカセット100を固
定する。
【0031】また、Lガイド板119の一方の係止片1
5、傾斜状案内片17及び溝19は、前記カセットホル
ダ105がカセット100の挿入待機状態時に、前記カ
セット固定部材13のカム部12が溝19に嵌合する位
置に設けられ、他方の係止片16、傾斜状案内片18及
び溝20は、前記カセットホルダ105がカセット10
0を移送終了状態時に、前記カセット固定部材13のカ
ム部12が溝20に嵌合する位置に設けられている。さ
らに、前記傾斜状案内片17はカセットホルダ105が
カセット100を移送する際に、カセット固定部材13
のカム部12と溝19の嵌合を解き摺動路21に案内
し、前記傾斜状案内片18はカセットホルダ105がカ
セット100を移送した際にカセット固定部材13のカ
ム部と溝20を嵌合するように案内する位置に設けてあ
る。
【0032】次に、本発明に係わるカセットホルダ10
5と特にLガイド板119の動作を図4及び図5を参照
して説明する。
【0033】図4はカセット100が図示しないカセッ
ト挿入口から挿入されてカセットホルダ105に載置さ
れるまでの動作を説明するための平面図であり、図5は
カセット100がカセットホルダ105に挿入載置さ
れ、カセットホルダ105が筐体内に移送される状態時
に爪部11でカセット100のカセット溝部104に嵌
合して固定する動作を説明する平面図である。
【0034】先ず、図4を用いて、カセット100がカ
セットホルダ105に挿入される際のカセット固定部材
13の動作を説明する。
【0035】カセット100が図示しないカセット挿入
口から図示しないカセットドアを押し開いて挿入時、カ
セット100は左右の側面をLブラケット107、Rブ
ラケット108に案内され導入部109a、109bを
摺動しつつ、カセットホルダ105へ案内され、さらに
カセットホルダ105の底板106とLブラケット10
7、Rブラケット108のそれぞれのブラケット上部の
突設部111a、111bとの間に挟まれて摺動されつ
つ挿入される。この時は、カセット固定部材13のカム
部12がLガイド板119に形成された溝19に挿入さ
れた状態であり、カセット固定部材13の爪部11はカ
セット100の挿入を阻むことがない位置にあり、カセ
ット100は速やかに挿入を進行させ、検出レバー11
3a、113bを押し傾して衝止部115a、115b
で衝止することで図中1点鎖線で示す位置でカセットホ
ルダ105にカセット100が収納される。この時、検
出レバー113a、113bが押し傾されることでカセ
ットホルダ105のLガイド板119、Rガイド板12
0との停止状態が解除される。
【0036】次に図5を用いて、カセット100がカセ
ットホルダ105に挿入された後の動作を説明すると、
図4で説明したようにカセット100のカセットホルダ
105に挿入が完了して、検出レバー113a、113
bに連動したスイッチ等のカセット収納検知手段により
モータ122が駆動し、その駆動力がギア123を介し
てカセットホルダ105に伝達され、Lガイド板11
9,Rガイド板120のガイド溝119a〜119c、
120a〜120cに沿って案内されると共に、カセッ
ト固定部材13のカム部12はLガイド板119の溝1
9から傾斜状案内片17に沿って移動しつつ、かつ2点
鎖線の摺動路21(図1参照)を摺動し爪部11をカセ
ット溝部104に挿入させ、カセット100をカセット
ホルダ105に固定される。
【0037】カセット100がカセットホルダ105に
カセット固定部材13の爪部11で固定載置された状態
を維持しつつ、カセット100はカセットホルダ105
で筐体内のリール台上へと移送載置される。
【0038】リール台に移送したカセットホルダ105
はカセット固定部材13のカム部12はLガイド板11
9の他方の傾斜状案内片18の上を摺動して徐々に爪部
11をカセット溝部104から離脱させていき、カセッ
ト100が図示しないリール台上に載置されると、カム
部12は溝20に挿入されて、爪部12はカセット溝部
104から離脱してカセット100の固定を解除する。
また、カセットイジェクト時においては、上述とは逆の
動作をする。
【0039】このようにして、カセットホルダ105の
移送とともに、爪部11をカセット100のカセット溝
部104に挿入脱着してカセット100をカセットホル
ダ105に固定及び固定を解除する。
【0040】この結果、カセット100はカセットホル
ダ105への挿入時はわずかな挿入力でホルダに挿入で
き、ホルダ挿入後はカセット固定部材13のカム部12
と爪部11の移動によりカセット100を固定する。
【0041】尚、以上述べた実施の形態では、カセット
ホルダ105のLブラケット107のみ爪部11とカム
部12を有するカセット固定部材13を設けて説明した
が、Rブラケット108に同様のカセット固定部材13
を設け、Rガイド板120、Lガイド板119の両方に
摺動路21と係止片15,16と傾斜状案内片17,1
8及び溝19,20を設けて、カセット100を両カセ
ット固定部材13で挟持するようにカセットホルダ10
5に固定することも可能である。
【0042】さらに、カセットホルダ105のブラケッ
トに設けるカセット固定部材13と爪部11とカム部1
2及び連結部14はLブラケット107、Rブラケット
108と同じ材質のプラスティック樹脂で一体成型し、
そのプラスティック樹脂の弾性を利用して連結部14と
して弾性部を構成しカセット固定部材13を揺動させて
カセット溝部104に挿脱着することも可能である。
【0043】さらに、以上述べた実施の形態では、カセ
ット固定部材13のカム部12の形状を扁平状にしてそ
の縁端部をガイド板に摺動させているが、本発明はこれ
に限定されず、カセット固定部材13のカム部12の形
状を例えば球面形やピン形にしてその縁端部をガイド板
に摺動させても構わない。要するにガイド板に摺動させ
ることができてその部材の弾性により爪部11をカセッ
ト溝部104に挿入してカセット100をカセットホル
ダ105に固定できるならばどんな形状をしていても構
わない。
【0044】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、カセ
ットの挿入性が良く、また、製造上組み立て易く作業性
の良いフロントローディングにおけるカセット固定装置
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るフロントローディ
ングにおけるカセットホルダと側板としてのガイド板及
びカセットの展開斜視図。
【図2】図1におけるカセットホルダのLブラケットを
説明する拡大斜視図
【図3】図1におけるカセット固定部材とカセットとの
関係を説明する斜視図。
【図4】カセットがカセット挿入口から挿入されてカセ
ットホルダに載置されるまでの動作を説明する平面図。
【図5】カセットがカセットホルダに挿入載置され、カ
セットホルダが筐体内に移送される状態時に爪部でカセ
ットのカセット溝部に勘合して固定する動作を説明する
平面図。
【図6】従来のフロントローディングにおけるカセット
ホルダとガイド板の構造と動作を説明する展開斜視図。
【符号の説明】
11 …爪部 12 …カム部 13 …カセット固定部材 14 …連結部 15,16…係止片 17,18…傾斜状案内片 19,20…溝 21 …摺動路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筺体前面に設けられたカセット挿入口か
    ら挿入されたテープカセットを筺体内の所定の位置に移
    送し、又、筐体内の所定の位置からカセット挿入口まで
    移送するフロントローディングにおいて、 テープカセットが挿入載置される底板と、底板の両端に
    対向するように立設された一対のブラケットと、及び両
    ブラケットの外側にガイドポストを有するカセットホル
    ダと、 このブラケットの一方に弾性を有する連結部で連結され
    たカセット固定部材と、 このカセット固定部材の前記テープカセットの側面に接
    する側に設けられ、テープカセット本体とテープカセッ
    ト蓋との間に形成されたカセット溝部に挿入される爪部
    と、 前記カセット固定部材の爪部の反対側に設けられたカム
    部と、 前記カセットホルダのブラケットのガイドポストを案内
    するガイド溝と、前記カセット固定部材のカム部が摺動
    する摺動路と、この摺動路の始端と終端に前記カム部を
    摺動路に案内する傾斜状案内片を有したガイド板と、 を具備し、前記テープカセットをカセットホルダで筐体
    内移送時に、前記カセット固定部材を前記ガイド板の摺
    動路と傾斜状案内片で揺動させてテープカセットをカセ
    ットホルダに固定及び固定解除することを特徴とするフ
    ロントローディングにおけるカセット固定装置。
  2. 【請求項2】 前記カセット固定部材は前記ブラケット
    と共に一体に形成されることを特徴とする請求項1記載
    のフロントローディングにおけるカセット固定装置。
  3. 【請求項3】 前記カセット固定部材は前記カセットホ
    ルダの両ブラケットに形成され、この両ブラケットに設
    けられたカセット固定部材のカム部の摺動路と案内片を
    有するガイド板を具備することを特徴とする請求項1記
    載のフロントローディングにおけるカセット固定装置。
  4. 【請求項4】 前記ガイド板の摺動路始端には、前記カ
    セット固定部材のカム部を係止嵌合する係止溝と、この
    係止溝から前記カセット固定部材のカム部を摺動路へ案
    内する傾斜状案内片とが形成され、前記カセットホルダ
    にテープカセットを挿入脱出時には、前記カセット固定
    部材のカム部を前記ガイド板の摺動路始端の係止溝に嵌
    合させて、前記カセット固定部材の爪部が前記テープカ
    セットの挿入脱出を阻むことのない状態に保持し、前記
    カセットホルダと共にテープカセットを移送する時に
    は、前記カセット固定部材のカム部を前記傾斜状案内片
    で摺動路に案内し、前記カセット固定部材の爪部でテー
    プカセットを固定することを特徴とする請求項1記載の
    フロントローディングにおけるカセット固定装置。
  5. 【請求項5】 前記ガイド板の摺動路終端には、前記カ
    セット固定部材のカム部を係止嵌合する係止溝と、この
    係止溝から前記カセット固定部材のカム部を摺動路へ案
    内する傾斜状案内片とが形成され、前記カセットホルダ
    でテープカセットを筐体内に移送しテープカセットをリ
    ール台に載置する時には、前記カセット固定部材のカム
    部を前記ガイド板の摺動路終端の傾斜状案内片で案内し
    て係止溝に嵌合させ、前記カセット固定部材の爪部によ
    るテープカセットの固定を解除することを特徴とする請
    求項1記載のフロントローディングにおけるカセット固
    定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20200027485A1 (en) * 2018-06-14 2020-01-23 Seagate Technology Llc Carrierless drive insertion, retention and removal system
US10692541B2 (en) * 2018-06-14 2020-06-23 Seagate Technology Llc Carrierless drive insertion, retention and removal system

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