JP2002526810A - ホメオトロピック液晶シランを利用した耐引っかき性ディスプレー及び同ディスプレー製造法 - Google Patents

ホメオトロピック液晶シランを利用した耐引っかき性ディスプレー及び同ディスプレー製造法

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Abstract

(57)【要約】 基材(14);少なくとも導電層(16)を含む基材の一表面上にある活性部位(15);及びディスプレーに接触する物体のエネルギー散逸性を低下させるための、活性部位上に配置されたホメオトロピックオルガノシラン層(22)を含む耐引っかき性ディスプレー(10)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の分野 本発明は耐引っかき性表面、より具体的にはコンピュータータッチスクリーン
パネルの様な耐引っかき性ディスプレーに関する。
【0002】 発明の背景 表面の引っかきは製品の外観や機能に有害な影響を及ぼす。このことは特に、
その表面をフィルター又は誘導性コーティングの様に特定機能を提供することを
目的とし単層または複数層でコートされている光学及びディスプレー産業に当て
はまる。具体的にはコンピュータータッチスクリーンパネルが特に傷つきやすい
。タッチスクリーンはコンピューターの出力デバイスとして益々一般的になって
いる。接触は、指または針(スタイラス)がタッチスクリーンパネルの最外表面
に接した時、タッチスクリーンにより感知される。接触はパネル上の指又はスタ
イラスのxとyの座標に翻訳される。データ入力は接触を基礎としているため、
タッチスクリーンパネルは本来的に引っかきを受けやすい。
【0003】 引っかきは表面の可塑的変形により起こる。引っかきを生ずる力は2成分に分
けることができる:表面に対し垂直である成分と、表面に対し平行な成分である
。表面に対し垂直な成分は表面上に可塑的変形を生じ、表面に対する平行成分は
材料を不適当に押しのけることで損傷を拡大する。垂直成分による損傷は接触表
面の摩擦に依存している。摩擦係数が大きいほど垂直成分も大きくなり、その結
果生じる損傷も大きくなる。
【0004】 表面に耐引っかき性を供するために最も広く利用されている2つの方法はタッ
チスクリーンの最外層への潤滑剤の導入、及び固体/硬質保護コーティングであ
る。潤滑剤の導入は、表面を損傷する垂直成分による表面にそったエネルギー散
逸性を減らす。固体/硬質コーティングは第1場での初期の可塑的変形を回避す
ることを目的としている。しかし潤滑剤あるいは固体/硬質保護コーティングは
いずれもタッチスクリーンパネルに対し充分な耐引っかき性を提供しない。
【0005】 非ホメオトロピックオルガノシラン(有機シラン)は、非同類表面間に安定な
結合を提供するカップリング剤として長い間使用されている。表面材料に化学結
合を形成することはカップリング剤の重要な特性である。一部の耐引っかき性表
面処理はガラス表面の潤滑性を改善するためにオルガノシランを利用しているが
、大部分の処理は硬質コーティングを提供することを伴うものである。
【0006】 オルガノシランの幾つかの他のファミリーも試験されている。その中にはアル
キルシロキサン、アルキルアミノシロキサン、ペルフルオロアルキルシロキサン
が含まれている。しかしこれらオルガノシランの中で、タッチスクリーンパネル
に求められる程度まで耐引っかき性を改善するものは無いことが判明している。
【0007】 タッチスクリーンパネルはATMから、カジノやバールームのビデオゲームま
で至る所に見ることができる。これら環境は極めて苛酷であり、コイン、ビンや
ガラス類による引っかきを受けやすく、また空気中のゴミや破壊行為さえ受ける
ことがある苛酷な屋外要素にさらされることもある。引っかきの程度に依存し、
ディスプレーの機能も大きく影響を受けるだろう。
【0008】 発明の要約 従って本発明の目的は、耐引っかき性であるディスプレーを提供することであ
る。 本発明の更なる目的は、耐久性であり長寿命であるこのような耐引っかき性デ
ィスプレーを提供することである。 本発明の更なる目的は、多くのコーティングされた表面に適用できる耐引っか
き性表面を提供することである。
【0009】 本発明は、ホメオトロピックオルガノシランをディスプレー最外表面に適用し
、物体が表面を横断して引きずったときの物体のエネルギーの散逸性を減らすこ
とにより、真に耐久性でありかつ長寿命である耐引っかき性ディスプレーを得る
ことができることによるものである。
【0010】 本発明は、基材、少なくとも導電層を含む、基材の1表面上にある活性部位、
及びディスプレーに接触する物体のエネルギー散逸性を減らすための、活性部位
上に付着したホメオトロピックオルガノシラン層を具備する耐引っかき性ディス
プレーを特徴とする。
【0011】 好ましい実施態様では、活動部位は導電層上の保護層を含むだろう。活性部位
は導電層上に変形可能な導電層を含むだろう。オルガノシランは液晶シランを含
むだろう。基材は透明であろう。透明基材はガラスであろう。ディスプレーはタ
ッチスクリーンパネルであろう。第1の導電層は酸化スズを含むだろう。活性部
位の反対面上の基材には第2の導電層が配置されるだろう。第1及び第2の導電
層は酸化スズであろう。
【0012】 本発明はまた、絶縁性基材、絶縁性基材の1表面上に配置された導電層、導電
層上に配置された保護層、及びタッチスクリーンパネルに接触する物体のエネル
ギー散逸性を減じるための、保護層上に配置されたホメオトロピックオルガノシ
ラン層を含む、耐引っかき性タッチスクリーンパネルを特徴とする。
【0013】 本発明は更に、絶縁性基材、基材上に配置された活性部位(少なくとも、絶縁
性基材に近接して配置された第1の導電層、第1の導電層に近接し且つ間隔を開
けて配置された変形可能な導電層、変形可能な導電層上に配置された保護層を含
む)を有する耐引っかき性タッチスクリーンパネルを特徴とする。タッチスクリ
ーンパネルに接触する物体のエネルギー散逸性を減じるための、活性部位上に配
置されたホメオトロピックオルガノシラン層がある。
【0014】 本発明はまた、伝達媒体及びホメオトロピックオルガノシランを組み合せ、さ
らに保護対象のコーティングされた透明製品にこの組み合せ物を適用することで
、耐引っかき性のコーティングされた透明製品を製造する方法を特徴とする。
【0015】 好ましい実施態様では、オルガノシランは液晶シランを含むことができる。製
品は組み合せ物を適用した後、組み合せ物の解離温度より低い温度に加熱されて
よい。伝達媒体は水を含んでよい。伝達媒体はアルコールを含んでよい。
【0016】 好適実施態様の開示 その他目的、特徴及び利点は、以下の好適実施態様の記載及び添付の図面より
当業者に明らかになるだろう: 図1は、ディスプレーが容量性タッチスクリーンパネルである、本発明による耐
引っかき性ディスプレーの立体図であり; 図2は、ディスプレーが抵抗性タッチスクリーンパネルである、図1同様の立体
図であり; 図3は、液晶シランの個々の炭素鎖がどのように配列しディスプレーに対し垂直
に配向しているかを示し、そしてディスプレーに接触する物体と液晶シランがど
のように反応するかを描写する、本発明による耐引っかき性ディスプレーの略図
であり; 図4は、本発明による耐引っかき性ディスプレーを提供する方法のブロックダイ
ヤグラムであり;そして 図5は液晶シランが熱無しに硬化される図4同様のブロックダイヤグラムである
【0017】 本発明の図1の耐引っかき性ディスプレー10は、例えばマサチューセッツ州
、メスエンのマイクロタッチシステム(Microtouch Systems
,Inc.,Methuen、Massachusetts)より入手可能な複
数の異なる層より成るコンピュータータッチスクリーンパネルの様なスクリーン
ディスプレーであることができる。
【0018】 タッチスクリーンパネル12は、典型的にはガラス、プラスチック又はその他
透明な媒体である絶縁性基材14、及び基材14上の活性部位15を含む。活性
部位15は典型的には基材14上に直接付着された透明な導電層16を含む。層
16は典型的には厚さ20ないし60ナノメーターの酸化スズの層であり、スパ
ッター、真空蒸着及びその他当分野の既知の方法により付着されるだろう。層の
厚さは図で例示のみをを目的とし誇張されており、層のスケールを表すものでは
ない。導電層16は更に導電性ポリマー性材料及び導電性有機−無機複合材も含
んでよい。
【0019】 示してはいないが、導電性パターンは典型的には、スクリーンと指又はスタイ
ラスの間に接触点を確立する様に導電層16全体にわたって均一な電場を提供す
るように導電層16の外辺部付近に配置されている。
【0020】 活性部位15は更に、導電層16に摩滅耐性を提供し導電層16を保護する為
に導電層16上に付着された保護層18を含んでよい。保護層18はメチルトリ
エトキシシラン、テトラエチルオルトシリケート、イソプロパノール及び水を含
む溶液を製品に適用することで形成される、オルガノシロキサンの層であること
ができる。
【0021】 第2の導電層20はディスプレー10を取り付けることができるディスプレー
装置の電気回路(図示しない)から生じることがあるノイズからディスプレー1
0をシールドするために提供されることができ、また、導電層16について議論
したのと同様に付着された酸化スズ層を同様に含むことができる。しかし、ディ
スプレー10は導電層20なしでも有効に作動できることから、導電層20は発
明の必要条件ではない。
【0022】 本発明による耐引っかき性層22は、通常保護層18上にある活性部位15に
適用され、又は保護層18が存在しない場合には導電層16に直接適用され、あ
るいはディスプレー10に接触する物体のエネルギー散逸性を低下し、それによ
ってディスプレー10への障害を最小化するか、防止するために追加の層が存在
する場合には最外層の上に適用される。耐引っかき性層22は好ましくはホメオ
トロピック液晶シラン化合物を含む。
【0023】 図2のディスプレー10aは、例えば図1同様に絶縁基材14a及び導電層1
6aを含む、マサチューセッツ州、メスエン、マイクロタッチシステム社、カリ
フォルニア州、フリーモント、エロタッチシステム社(Elo Touch S
ystems、Freemont、California)又はブリティッシュ
コロンビア州、バンクーバー、ダイナプロ社(Dynapro,Vancouv
er、British Columbia)から入手可能な抵抗性コンピュータ
ータッチスクリーン12aを含むことができる。保護層18aは、導電層16a
と保護層18aの間に挿入された変形可能な導電層24を保護し且つ支持する硬
質コーティングを含むことができる。ディスプレー10aは、指又はスタイラス
に接触されると、変形可能な導電層24は圧縮され、導電層16aと接触するよ
うになり、接触位置を指示する。耐引っかき性層22aは層18a上に適用され
ており、また、好ましくはホメオトロピック液晶シラン化合物1を含む。
【0024】 液晶シランはオルガノシラン族である。オルガノシランの一般式は RnSim であり、式中 Rはケイ素原子に結合した有機官能基であり; Xはケイ素原子に結合したハロゲン基又はアルコキシル基の様な加水分解可能な
基であり; nは1又は2であり;そして mは4−nである。
【0025】 しかし、液晶シランは以下の一般式を持つ: X3i(CH2pZ 式中、P>1であり; Xは、シラノールを形成するように加水分解可能なCl、Br、アルコキシ、ヒ
ドロキシル基及びそれらの混合物のグループより選択され;そして Zはアルキル第4アンモニウム塩、アルキルスルフォニウム塩、アルキルフォス
フォニウム塩、置換ビフェニル化合物、テルフェニル化合物、アゾキシベンゼン
、シンナメート、ピリジン、ベンゾエート及びそれらの混合物のグループより選
択される化合物である。
【0026】 液晶シランはガラス、プラスチック、セラミック、半導体、金属、有機ポリマ
ーコーティングされた基材、又は無機コーティングされた基材の様な表面に対し
て、耐久性がありかつ長寿命の結合を形成する。これらのシランは高度に規則的
な分子構造を有している。ホメオトロピック液晶シランは、高度の規則性に加え
、液晶シランを構成する炭素鎖の主軸がそれらが結合する表面に対し垂直に自然
に配列し、あるいは配列する傾向を持つように結合する。配列が垂直であるため
、得られるフィルムは高い充填密度を有し、ファン・デル・ワールス力を最大化
し、効果的に引っかきを防止する。
【0027】 この様な特性を有する液晶シランの良い例は、8重量%のクロロプロピルトリ
メトキシシラン、42重量%のオクタデシルアミノジメチルトリメトキシシリル
プロピルアンモニウムクロリド及び50重量%のメチルアルコールを含む、ミシ
ガン州、ミッドランド、ダウコーニング社(Dow Corning、Midl
and、Michigan)から入手可能なダウコーニング5700である。
【0028】 別の液晶シランは15重量%のクロロプロピルトリメトキシシラン、72重量
%のオクタデシルアミノジメチルトリメトキシシリルプロピルアンモニウムクロ
リド、1重量%のジエチルオクタデシルアミン及び12重量%のメチルアルコー
ルを含むダウコーニング5772である。
【0029】 ダウコーニング5700と類似の液晶シランは60重量%のオクタデシルアミ
ノジメチルトリメトキシシリルプロピルアンモニウムクロリド、3ないし5重量
%のCl(CH23Si(OMe)3及び35ないし37重量%のメタノールを
含む、ペンシルバニア州、チュリタウン、ゲレスト社(Gelest,Inc,
Tullytown、Pennsylvania)から入手可能なゲレストSI
O6620.0である。
【0030】 伝達媒体は典型的にはホメオトロピック液晶シランを希釈し、シランを保護す
べき表面に運搬するために用いられる。メタノール、エタノール及びイソプロパ
ノールの様な低分子アルコールはシラン適用のための好適なビヒクルであるが、
伝達媒体として水も利用できるだろう。更に、水はオルガノシランと反応し、加
水分解生成物又はシラノールを形成する。
【0031】 水とオルガノシラン間の加水分解反応は酸性溶液内にて触媒できることも知ら
れている。このため、溶液が塩基性の場合に溶液の沈殿を起こす自己縮合反応に
対してシラノールが安定であるように、安定化剤を使用してよい。
【0032】 シラノールと基材の間に形成される結合は交互縮合反応を通じ完成される。シ
ラノールと基材上の分子との間の交互縮合反応は一般に遅い。この反応は新しく
処置された基材を150℃以下の温度で数分間、典型的には少なくとも3分間加
熱することで促進することができる。しかし、温度が150℃を越えると、シラ
ンは伝達媒体と解離する。典型的には、液晶シランと基材の間に永久的結合を形
成するには、基材を100ないし150℃の間で少なくとも3分間加熱すれば十
分である。
【0033】 オルガノシランプライマー層は、基材と液晶シランとの間の結合性を改良する
のに利用されてよい。一般に、オルガノシラン層は極めて高い濃度のヒドロキシ
ル基と高角度のSi−O−Si結合を含む。これらは加水分解された液晶シラン
の結合部位である。永久結合は、加水分解された液晶シラン分子とオルガノシラ
ン層との間の縮合反応により形成される。Si−O−Si結合は極めて耐久性で
あることが知られている。
【0034】 上記発明の背景に記した如く、引っかきは可塑的変形が起こり、材料が押しの
けられた場合に形成される。指、スタイラス、ビン、コインその他硬質物体の様
な物体が表面を横断すると、接触面間の摩擦力の結果としてエネルギーが散逸さ
れる。即ち、エネルギー散逸性が低下すれば、押しのけが無くなり、その結果引
っかきが無くなる。
【0035】 図3ではディスプレー10に接触する物体の力は矢印24で示されており、そ
れは垂直成分26と水平成分28に分けられるだろう。
【0036】 しかし、液晶シラン22は、非常に拡大して示されている個々の炭素鎖21か
ら構成され、それは保護層18に対し垂直に配列された、又は配列される傾向に
ある。鎖21は物体による接触によって、矢印24の方向に対応する方向に屈曲
されるときに、接触力はそれぞれ垂直力及び水平力成分26及び28に対向する
成分26’及び28’に分けられる矢印24’により示される対向力とつりあっ
ている。更に充填密度が高いため、物体はより大きな対抗力を受ける。
【0037】 液晶シランの充填密度の高さはその規則的構造の高さによる。ホメオトロピッ
クオルガノシランの直鎖状炭素鎖は表面に対し垂直に密に充填されており、それ
により通常の潤滑剤に比べより大きな対抗力を提供し損傷力に対抗する。この高
度に規則的な構造は、伸長した鎖構造の変形の様な構造欠損は少なく、そのため
通常の潤滑剤に比べより良い耐引っかき性を提供する。ホメオトロピック液晶シ
ランは、その軸が表面に対し垂直であることから、保護層の厚さを最大化する。
【0038】 対照的に、非ホメオトロピック液晶シランはこの高度に規則的な層を形成でき
ず、その為に引っかきからの表面の保護に於いて大きく劣る。
【0039】 このように、物体の力は、シランのホメオトロピック配向の結果として液晶シ
ランにより対抗されるため、摩擦の少ない接触が起こり、その結果エネルギー散
逸性が小さくなり、それにより指、スタイラス、又はその他硬質物体のディスプ
レーでの接触より生じうる損傷が最小化される。
【0040】 処理を受けた製品は、耐引っかき性の上昇を示すだけでなく、更に帯電防止性
にも改善を示し、清浄がより容易になる。
【0041】 実施例1 加水分解剤及び伝達剤としての1重量%の量の水を、同様に伝達剤としての9
7.9重量%のイソプロピルアルコール及び1.1重量%のダウコーニング57
00と図4の段階32にて組み合わせた。まず水をアルコールに加え、機械攪拌
によって混合して均一な透明な溶液を得た。次にダウコーニング5700化合物
をこの溶液に加え、機械攪拌により攪拌し、均一溶液を得た。加水分解反応が即
時に起こった。
【0042】 段階34にて組み合せ物を、図1のタッチスクリーン12と類似のマイクロタ
ッチシステム社より得た容量性タッチスクリーンパネルの最外表面に、溶液をス
クリーン上に噴霧し、塗りつけて溶液を均一に分布させることにより適用した。
しかし、上記は本発明を限定するものでなく、溶液はブラシ塗布、浸漬、塗りつ
け、及び当分野に既知の他の方法の様な方法にて適用されてよい。伝達媒体は段
階36にて蒸発され、その後タッチスクリーンは段階38にて3分間120℃の
温度に加熱された。加熱がフィルムを硬化し、保護層と液晶シラン層の間の結合
を促進する。続いてタッチスクリーンは段階40にて冷却された。
【0043】 適用工程の後、容量性タッチスクリーンは極めて耐引っかき性であることが証
明された。ポールNガードナー社(Paul N、Gardner Co.,I
nc)から入手可能なバランスビーム掻き取り接着損傷試験装置(Balanc
e Beam Scrape Adhesion Mar Tester)、モ
デルPA−2197を使って、処理前及び後のタッチスクリーンパネルの耐引っ
かき性を測定した。
【0044】 試験装置は掻き取り接着による有機コーティングの接着に関するASTM D
−2197標準試験法の要件を越えており、また有機コーティングの損傷耐性に
関するASTM D−5178標準試験法に見合うものである。試験装置はスタ
イラスによる引っかきに必要な重量を測定する。1/16インチのスチールより
作製し、55〜61ロックウエル硬度まで熱処理した、外直径0.128インチ
のループスタイラスを利用して引っかきを行った。
【0045】 引っかきは図1の保護層18の機能破損により規定された。換言すれば、保護
層18が除去され、導電層16が露出された。
【0046】 処置前、引っかきは僅か50グラムで生じた。しかし処理後は、試験装置は1
0,500グラムの最大負荷でも引っかき作ることはできなかった。この事は、
耐引っかき性が少なくとも210倍改善されたことを意味する。
【0047】 実施例2 1重量%の量の水を、98重量%のイソプロピルアルコール及び1重量%のゲ
レストSIO6620.0を図5の段階42にて、実施例1同様の方法にて組み
合わせた。
【0048】 組み合せ物は段階44にて、マイクロタッチシステム社より得た、図2のタッ
チスクリーン12と類似の抵抗性タッチスクリーンパネルに、溶液をスクリーン
上に噴霧し、塗りつけて溶液を均一に分布させることにより適用した。伝達媒体
は段階46にて蒸発され、フィルムは段階48にて室温に77時間放置され硬化
された。
【0049】 上記に同じ試験装置を使い、タッチスクリーンパネルの耐引っかき特性が評価
された。引っかきは保護層18aの層剥離として規定された。
【0050】 処置前、引っかきは僅か250グラムの負荷で生じた。しかし、処置後、引っ
かき形成には6、000グラムの負荷が必要とされた。このことは、耐引っかき
性が24倍まで改善されたことを意味する。
【0051】 実施例3 1重量%の量の水を、98重量%のイソプロピルアルコール及び1重量%のダ
ウコーニング5722を、実施例1記載と同様に図5の段階42にて組み合わせ
た。
【0052】 溶液は段階44にてマイクロタッチシステム社より得た、図1のタッチスクリ
ーン12と類似の容量性タッチスクリーンパネルに、実施例2と同様の方法にて
適用された。即ち、段階46にて伝達媒体を蒸発した後、段階48にてディスプ
レーに熱を加えることなくフィルムを一晩硬化した。
【0053】 引っかき試験は、CSEMインスツルメント社から入手可能なマイクロスクラ
ッチ試験装置を用い実施された。試験は、タッチスクリーンパネル上に硬質チッ
プを使ってコントロールされた引っかきを作製することを含んだ。半径10ミク
ロンのタングステンカーバイド製圧子を、負荷を増しながらパネル表面を横断さ
せた。臨界負荷は、負荷アームに取り付けられた音響センサーと光学顕微鏡によ
り極めて正確に検出される。
【0054】 タッチスクリーン処置前の引っかきを形成するための臨界負荷は0.55Nで
あった。しかし処置後は、引っかきを形成するのに必要な負荷は1.8Nであっ
た。
【0055】 タッチスクリーンの普及により、それらは様々な環境下にある様々な場所で見
受けられるようになった。通常の伝統的な利用による従来の引っかきの危険以外
にも、タッチスクリーンはもはやビンや、コイン、あるいは空気中の破片そして
暴力といった従来にない危険にも曝されるようになている。ホメオトロピック液
晶シランを最外表面に適用することで、従来の損傷に加え、これら苛酷な環境に
て通常生ずる損傷も大きく減らされ、完全に防止される。従来の潤滑剤及び硬質
コーティングは若干効果的ではあったが、本発明が示す耐引っかき性は提供でな
かった。
【0056】 本発明の特異的特徴は幾つかの図面に示されており、またその他は示されてい
ないが、これは便宜上のみのことであり、各特徴は本発明による他の特徴のいず
れか、または全てと組み合わすことができるだろう。
【0057】 他の実施態様は当業者にとって明瞭であり、特許請求の範囲に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ディスプレーが容量性タッチスクリーンパネルである、本発明による耐引っか
き性ディスプレーの立体図である。
【図2】 ディスプレーが抵抗性タッチスクリーンパネルである、図1同様の立体図であ
る。
【図3】 液晶シランの個々の炭素鎖がどのように配列しディスプレーに対し垂直に配向
しているかを示し、そしてディスプレーに接触する物体と液晶シランがどのよう
に反応するかを描写する、本発明による耐引っかき性ディスプレーの略図である
【図4】 本発明による耐引っかき性ディスプレーを提供する方法のブロックダイヤグラ
ムである。
【図5】 液晶シランが熱無しに硬化される図4同様のブロックダイヤグラムである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ,BA, BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU,C Z,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,GE ,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS, JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,L R,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN ,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU, SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,T R,TT,UA,UG,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 ボッタリ,フランク アメリカ合衆国,マサチューセッツ 01720,アクトン,ジョン スウィフト ロード 6 Fターム(参考) 5B087 AA04 CC12 CC14 CC26 5G435 AA01 AA09 BB12 GG42 LL08

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下を具備する耐引っかき性ディスプレー: 基材; 少なくとも導電層を含む前記基材の1表面上の活性部位;及び 前記ディスプレーと接触する物体のエネルギー散逸性を低下させるための、前記
    活性部位上に付着されたホメオトロピックオルガノシラン層。
  2. 【請求項2】 前記活性部位が前記導電層上に保護層を更に含む、請求項1
    記載の耐引っかき性ディスプレー。
  3. 【請求項3】 前記活性部位が前記導電層上に変形可能な導電層を更に含む
    、請求項1記載の耐引っかき性ディスプレー。
  4. 【請求項4】 前記オルガノシランが液晶シランを含む、請求項1記載の耐
    引っかき性ディスプレー。
  5. 【請求項5】 前記基材が透明である、請求項4記載の耐引っかき性ディス
    プレー。
  6. 【請求項6】 前記透明基材がガラスである、請求項6記載の耐引っかき性
    ディスプレー。
  7. 【請求項7】 前記ディスプレーがタッチスクリーンパネルである、請求項
    4記載の耐引っかき性ディスプレー。
  8. 【請求項8】 前記第1の導電層が酸化スズを含む、請求項4記載の耐引っ
    かき性ディスプレー。
  9. 【請求項9】 前記活性部位の反対表面の前記基材上に付着された第2の導
    電層を更に含む、請求項1記載の耐引っかき性ディスプレー。
  10. 【請求項10】 前記第1及び前記第2の導電層が酸化スズである、請求項
    9記載の耐引っかき性ディスプレー。
  11. 【請求項11】 以下を具備する耐引っかき性タッチスクリーンパネル: 絶縁性基材; 前記絶縁性基材の1表面上に配置された導電層; 前記導電層上に配置された保護層;及び 前記タッチスクリーンパネルに接触する物体のエネルギー散逸性を低下させるた
    めの、前記保護層上に配置されたホメオトロピックオルガノシラン層。
  12. 【請求項12】 以下を具備する耐引っかき性タッチスクリーンパネル: 絶縁性基材; 少なくとも、前記絶縁性基材に近接して配置された第1の導電層、前記第1の導
    電層に近接するが隔てられている変形可能な導電層、及び前記変形可能な導電層
    上に配置された保護層を有する活性部位であって、前記基材上に配置された活性
    部位;及び 前記タッチスクリーンパネルに接触する物体のエネルギー散逸性を低下させるた
    めの、前記活性部位上に配置されたホメオトロピックオルガノシラン層。
  13. 【請求項13】 耐引っかき性のコーティングされた透明製品の製造方法で
    あって、 伝達媒体とホメオトロピックオルガノシランを組み合わせること;及び 保護対象のコーティングされた透明製品に前記組み合せ物を適用すること、 を含む方法。
  14. 【請求項14】 前記オルガノシランが液晶シランを含む、請求項13記載
    の方法。
  15. 【請求項15】 前記組み合せ物を適用した後に、前記組み合せ物の解離温
    度より低い温度に前記製品を加熱することを更に含む、請求項13記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記伝達媒体が水を含む、請求項13記載の方法。
  17. 【請求項17】 伝達媒体がアルコールを含む、請求項13記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記保護層がオルガノシロキサンを含む、請求項2記載の
    耐引っかき性ディスプレー。
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