JPH08185560A - 入力装置 - Google Patents

入力装置

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JPH08185560A
JPH08185560A JP32631794A JP32631794A JPH08185560A JP H08185560 A JPH08185560 A JP H08185560A JP 32631794 A JP32631794 A JP 32631794A JP 32631794 A JP32631794 A JP 32631794A JP H08185560 A JPH08185560 A JP H08185560A
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touch panel
protective sheet
touch
sheet
input device
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JP32631794A
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Inventor
Masaru Eda
大 江田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】タッチパネルのタッチ面を覆う保護シートを、
清浄かつ衛生的に保つことができ、利用者が安心して使
うことできるタッチパネル式の入力装置を提供する。 【構成】CRTディスプレイ30の上に設けられたタッ
チパネル32のタッチ面32Aを覆う状態に抗菌コート
46を施した保護シート34を張設し、例えば朝一番の
電源ON時にシート送りモータ42を一定時間駆動する
ことにより保護シート34の古い部分を巻取り軸40に
巻き取り、新しい部分をタッチパネル32のタッチ面
(上面)32Aに対向させる構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動預出金機な
どの自動取引装置に適用される入力装置に係り、詳しく
は操作案内表示部の上に配設されタッチすることでその
部分に表示された情報の入力が可能なタッチパネルを備
えたタッチパネル式の入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動預出金機などの現金自動取引
装置(ATM)において、その操作案内表示部であるC
RTディスプレイの上に、透明状のスイッチであるタッ
チパネルを配置したタッチパネル式の入力装置を備えた
ものが実用化されている。
【0003】従来のタッチパネル式の入力装置は、図7
及び図8に示すように、操作案内表示部aの上に設けら
れたタッチパネルbのタッチ面(上面)cを覆う状態に
保護シートdを設け、タッチ面cの傷つきや汚れを防止
するようになっている。
【0004】この保護シートdは、その両端部をタッチ
パネルbとパット部材eを下面に装着すると共に複数本
のねじf…を介して固定された押え板g,gとの間で挾
持することで保持されている。そして、汚れや傷付きが
ひどくなった場合(通常、数年おき)に交換するように
していた。
【0005】しかしながら、タッチパネル式の入力装置
は、使用者全てが共通のスイッチを押下するため、保護
シートd上に他人の指紋の跡が残っていたり、場合によ
っては雑菌が付着している恐れがあり、使用者に多大な
不快感を与えることがあるといった問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のタッチパネル式
の入力装置は、タッチパネルのタッチ面を覆う保護シー
トが固定的であって、清浄かつ衛生的に保たれていない
場合があり、使用者に多大な不快感を与えることがある
といった問題があった。
【0007】本発明は、上記事情に基づきなされたもの
で、タッチパネルのタッチ面を覆う保護シートを、清浄
かつ衛生的に保つことができ、利用者が安心して使うこ
とのできるタッチパネル式の入力装置を提供しようとす
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための第1の手段として、操作案内表示部の上に
配設されタッチすることでその部分に表示された情報の
入力が可能なタッチパネルを備えたタッチパネル式の入
力装置であって、前記タッチパネルのタッチ面を一部が
覆う状態に設けられ該タッチパネルの表面を保護する保
護シートと、前記タッチパネルのタッチ面に前記保護シ
ートの新しい部分が対向するように該保護シートを移送
するためのシート移送手段とを具備してなる構成とした
ものである。
【0009】また、第2の手段として、操作案内表示部
の上に配設されタッチすることでその部分に表示された
情報の入力が可能なタッチパネルを備えたタッチパネル
式の入力装置であって、前記タッチパネルのタッチ面を
一部が覆う状態に設けられ該タッチパネルの表面を保護
する表面に抗菌コートがなされた帯状の保護シートと、
前記タッチパネルのタッチ面に前記保護シートの新しい
部分が対向するように該保護シートを巻取るためのシー
ト巻取り手段とを具備してなる構成としたものである。
【0010】また、第3の手段として、操作案内表示部
の上に配設されタッチすることでその部分に表示された
情報の入力が可能なタッチパネルを備えたタッチパネル
式の入力装置であって、前記タッチパネルのタッチ面を
一部が覆う状態に設けられ該タッチパネルの表面を保護
する無端状の保護シートと、前記タッチパネルのタッチ
面に前記保護シートの新しい部分が対向するように該保
護シートを移送するためのシート移送手段とを具備して
なる構成としたものである。
【0011】また、第4の手段として、操作案内表示部
の上に配設されタッチすることでその部分に表示された
情報の入力が可能なタッチパネルを備えたタッチパネル
式の入力装置であって、前記タッチパネルのタッチ面を
一部が覆う状態に設けられ該タッチパネルの表面を保護
する無端状の保護シートと、前記タッチパネルのタッチ
面に前記保護シートの新しい部分が対向するように該保
護シートを移送するためのシート移送手段と、このシー
ト移送手段による保護シートの移送方向に設けられ前記
タッチ面に対向していた部分の汚れを除去するクリーニ
ング手段と、このクリーニング手段の配設位置よりも保
護シートの移送方向下流側に設けられ清浄な状態となっ
た保護シートを殺菌する殺菌手段とを具備してなる構成
としたものである。
【0012】また、第5の手段として、操作案内表示部
の上に配設されタッチすることでその部分に表示された
情報の入力が可能なタッチパネルを備えたタッチパネル
式の入力装置であって、前記タッチパネルのタッチ面を
一部が覆う状態に設けられ該タッチパネルの表面を保護
する保護シートと、前記タッチパネルのタッチ面に前記
保護シートの新しい部分が対向するように該保護シート
を移送するためのシート移送手段と、このシート移送手
段による移送動作タイミングを設定するための設定手段
とを具備してなる構成としたものである。
【0013】
【作用】上記第1の手段の入力装置によれば、タッチパ
ネルのタッチ面に保護シートの新しい部分が対向するよ
うに保護シートを移送するためのシート移送手段を有す
ることから、タッチ面を覆う保護シートを清浄かつ衛生
的に保つことができ、利用者が安心して使うことが可能
となる。
【0014】また、第2の手段の入力装置によれば、タ
ッチパネルのタッチ面を覆う保護シートが抗菌処理さ
れ、かつ、新しい部分がタッチ面に対向するように保護
シートを巻取るためのシート巻取り手段を有することか
ら、タッチ面を覆う保護シートを清浄かつ衛生的に保つ
ことができ、利用者が安心して使うことが可能となる。
【0015】また、第3の手段の入力装置によれば、タ
ッチパネルのタッチ面を覆う保護シートを無端状とする
とともに、タッチ面新しい部分が対向するように保護シ
ートを移送するためのシート移送手段を有することか
ら、タッチ面を覆う保護シートを清浄かつ衛生的に保つ
ことができ、利用者が安心して使うことが可能となる。
【0016】また、第4の手段の入力装置によれば、タ
ッチパネルのタッチ面を覆う保護シートを無端状とし、
かつ、タッチ面に新しい部分が対向するようにシート移
送手段を介して保護シートを移送すると共に、タッチ面
に対向していた部分の汚れをクリーニング手段で除去
し、ついで、殺菌手段で保護シートを殺菌するようにし
たから、タッチ面を覆う保護シートを清浄かつ衛生的に
保つことができ、利用者が安心して使うことが可能とな
る。また、保護シートの反復使用が可能となり、保護シ
ートの長さを必要最小限とすることができるとともに、
保護シートの移送を利用者毎に行うことも可能となり、
また、保護シート34′の交換は長期間必要なく、保守
が極めて容易であるなど、より好ましいものとすること
ができる。
【0017】また、第5の手段の入力装置によれば、タ
ッチパネルのタッチ面に保護シートの新しい部分が対向
するように保護シートを移送するためのシート移送手段
を有することから、タッチ面を覆う保護シートを清潔な
状態に保つことができ、衛生上極めて好ましいものとす
ることが可能となる。また、シート移送手段による移送
動作タイミングを設定するための設定手段を有すること
から、保護シートの移送は任意の時間に設定できるの
で、病院等の設置先においては利用者ごとに移送し、そ
れ以外の設置先では朝一番の電源ON時に移送するとい
うように設置先のニーズによりきめ細かく制御すること
が可能となる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例につき図1ないし図
4を参照して説明する。図1は現金自動取引装置(AT
M)1の外観を概略的に示すもので、現金自動取引装置
1の前面部に形成された接客部には、前端側が傾斜下端
となるやや傾斜した接客テーブル2と垂直な操作盤4と
が設けられている。
【0019】接客テーブル2の略中央部には、後述する
本発明のタッチパネル式の入力装置6が配設されており
必要情報を入力できるようになっている。また、操作盤
4には、カード・振込券口8、通帳口10、係員リセッ
トキー12、取扱表示器14、及び種目表示器16等が
配設されていると共に、この操作盤4と前記接客テーブ
ル2とが接続するコーナ部に対応して、紙幣口18及び
硬貨口20が配設されている。
【0020】また、接客テーブル2より下に位置する現
金自動取引装置1の前扉22には、異物返却口24、及
び顧客センサ26が配設されている。図2は本発明のタ
ッチパネル式の入力装置6の構成を示す。
【0021】接客テーブル2の中央部に形成された開口
部2Aに対応して設けられた操作案内表示部であるCR
Tディスプレイ30の上に透明状のスイッチであるタッ
チパネル32が設けられている。
【0022】さらに、このタッチパネル32のタッチ面
(上面)32Aを覆う状態に保護シート34が設けられ
ており、タッチ面32Aの傷つきや汚れを防止するよう
になっている。
【0023】この保護シート34は、帯状を呈し、芯材
36にロール状に巻付けられている。この保護シート3
4のロールは、タッチパネル32の右端側に配設された
図示しないロール保持機構により前記芯材36の両端部
分が回転可能に保持されており、一端部を引張ることで
保護シート34が順次繰出されるようになっている。
【0024】また、保護シート34はタッチパネル32
のタッチ面(上面)32Aを覆うように左方向に繰出さ
れ、その先端部は、タッチパネル32の左端側に配設さ
れた巻取り方式のシート移送手段(シート巻取り手段)
であるシート巻取り機構38の巻取り軸40に巻き付け
られている。
【0025】巻取り軸40はカップリング(図示しな
い)を介してステッピングモータからなるシート送りモ
ータ42の駆動軸42Aと連結しており、駆動されるこ
とで保護シート34を巻取るようになっている。
【0026】また、保護シート34は、図3に示すよう
に、表面を粗してなる反射防止処理層44Aを有するポ
リエステルシートからなるノングレアシート44の表面
に、シリカゲル等の抗菌コート46を施したものとなっ
ている。
【0027】図4は、シート送りモータ42の駆動制御
系を示すもので、シート送りモータ42は、モータ駆動
回路48を介して制御手段としての制御部50に接続さ
れている。制御部50には、電源52と係員モニタ54
が接続されている。
【0028】現金自動取引装置1の利用者は、接客テー
ブル2の中央部に配置されたタッチパネル式の入力装置
6をキーインして各種操作を行なうことになるが、タッ
チパネル32のタッチ面(上面)32Aを覆う保護シー
ト34には抗菌コート46が施されて衛生的に保たれて
おり、使用者は安心して操作することができるものであ
る。
【0029】また、この抗菌コート46が施された保護
シート34は、係員モニタ54から予め入力された動作
情報により、例えば1回の取引終了時、朝一番の電源O
N時、あるいは、1週間に一度といった設置場所のニー
ズに合わせて一定時間シート送りモータ42が駆動され
ることで、保護シート34の古い部分が巻取り軸40に
巻き取られ、新しい部分がタッチパネル32のタッチ面
(上面)32Aに対向するようになっている。これによ
り、タッチパネル32のタッチ面32Aを覆う保護シー
ト34を、清浄かつ衛生的に保つことができ、利用者が
安心して使うことできるものである。
【0030】上記したように、この実施例によれば、不
特定多数の利用者が入力操作しても手指が接触する保護
シート34に抗菌コート46が施されているため、雑菌
が付着することを防止できる。
【0031】また、例え抗菌コート46部が摩耗して、
その部分の効果が低減したとしても古い部分を巻き取
り、新しい部分を出すことができ、常に清潔なキー入力
部を提供できる。
【0032】また、上記巻取りは任意の時間、期間に設
定できるので、病院等の設置先においては利用者毎に巻
き取り、それ以外の設置先では朝一番の電源ON時に巻
き取りという風に設置先のニーズによりきめ細かく制御
できるものである。
【0033】次に、図5及び図6を参照して、本発明の
他の実施例を説明する。この他の実施例の入力装置6′
は、図5に示すように、操作案内表示部である液晶ディ
スプレイ30′の上に透明状のスイッチであるタッチパ
ネル32が設けられ、さらに、タッチパネル32のタッ
チ面(上面)32Aを覆う状態に無端状の保護シート3
4′が設けられたものとなっている。
【0034】無端状の保護シート34′は、一対のフレ
ーム60,62に取り付けられた図示しない軸受を介し
て回転自在に軸支された駆動ローラ64と従動ローラ6
6に掛渡されることによって、前記液晶ディスプレイ3
0′とタッチパネル32とをその内周部で囲繞するよう
に張設されており、その一部がタッチパネル32のタッ
チ面32Aを覆う状態となっている。
【0035】なお、液晶ディスプレイ30′は図示しな
い保持部材を介してフレーム60に固定されている。ま
た、保護シート34′が巻きかけられた駆動ローラ64
は、図示しないカップリングを介してシート送りモータ
42の駆動軸に連結されており、駆動ローラ64を駆動
することで前記タッチパネル32のタッチ面32Aに前
記保護シート34′の新しい部分が対向するように該保
護シート34′を移送するためのシート移送手段である
シート移送機構38′を構成している。
【0036】このシート移送機構38′により移送され
る保護シート34′の移送方向には、クリーニング手段
としてのロール状クリーナ68が保護シート34′に接
触する状態に設けられており、保護シート34′の表面
の汚れを除去するようになっている。
【0037】ロール状クリーナ68は、図示しないカッ
プリングを介してクリーナ駆動モータ70の駆動軸に連
結されており、クリーナ駆動モータ70の駆動に伴い回
転するようになっている。
【0038】また、ロール状クリーナ68の配設位置よ
りも、さらに、保護シート34′の移送方向下流側に
は、保護シート34′の表面を殺菌処理する殺菌手段と
しての殺菌灯72が設けられている。殺菌灯72の背部
はリフレクタ74で囲繞されており、光線が保護シート
34′に効率良く照射されるようになっている。
【0039】図6は、前記シート送りモータ42、クリ
ーナ駆動モータ70、及び殺菌等72の駆動制御系を示
すもので、シート送りモータ42は、モータ駆動回路4
8を介して制御手段としての制御部50に接続されてい
ると共に、クリーナ駆動モータ70は、モータ駆動回路
76を介して制御部50に接続されている。また、殺菌
灯72は、殺菌灯駆動回路78を介して制御部50に接
続されている。
【0040】さらに、制御部50には、電源52、係員
モニタ54、及び顧客センサ26が接続されている。現
金自動取引装置1の利用者は、接客テーブル2の中央部
に配置されたタッチパネル式の入力装置6′をキーイン
して各種操作を行なうことになるが、保護シート34′
のタッチパネル32のタッチ面(上面)32Aを覆う部
分は、後述するように清掃、殺菌がなされて衛生的に保
たれており、使用者は安心して操作することができるも
のである。
【0041】また、この保護シート34′は、係員モニ
タ54から予め入力された動作情報により、顧客センサ
26の動作時毎、換言すれば顧客が取引を終了して装置
から離れた状態となったとき、朝一番の電源ON時、あ
るいは、1週間に一度といった設置場所のニーズに合わ
せて一定時間、シート送りモータ42が駆動されること
で、保護シート34′が送られる。
【0042】そして、保護シート34′の古い部分がロ
ール状クリーナ68及びシート送りモータ42の駆動動
作に同期して点灯された殺菌灯72に順次対向し、クリ
ーニング、殺菌がなされると共に、新しい部分がタッチ
パネル32のタッチ面(上面)32Aに対向するように
なっている。これにより、タッチパネル32のタッチ面
32Aを覆う保護シート34′を、清浄かつ衛生的に保
つことができ、利用者が安心して使うことできるもので
ある。
【0043】また、ロール状クリーナ68は、係員モニ
タ54から予め入力された動作情報により、例えば制御
部50のカレンダー機能によって1か月毎に回転して汚
れのない部分が保護シート34′に接触するようにな
る。
【0044】上記したように、この実施例によれば、タ
ッチパネル32のタッチ面32Aを覆う保護シート3
4′を無端状とし、かつ、タッチ面32Aに新しい部分
が対向するように保護シート34′を移送すると共に、
タッチ面32Aに対向していた部分の汚れをクリーナ6
8で除去し、ついで、殺菌灯72で保護シート34′を
殺菌するようにしたから、タッチ面32Aを覆う保護シ
ート34′を清浄かつ衛生的に保つことができ、利用者
が安心して使うことが可能となる。
【0045】また、保護シート34′の反復使用が可能
となり、保護シート34′の長さを必要最小限とするこ
とができるとともに、保護シート34′の移送を利用者
毎に行うことも可能となり、また、保護シート34′の
交換は長期間必要なく、保守が極めて容易であるなど、
より好ましいものとすることができる。
【0046】また、上記シートの移送は任意の時間、期
間に設定できるので、病院等の設置先においては利用者
毎に移送し、それ以外の設置先では朝一番の電源ON時
に移送するという風に設置先のニーズによりきめ細かく
制御できるものである。
【0047】なお、上述の実施例において、保護シート
34,34′が左方向に移送されるものについて説明し
たが逆の右方向に送っても良く、あるいは前後方向に送
る機構としても良いことは勿論である。
【0048】また、本発明の入力装置6,6′を、現金
自動取引装置(ATM)1に適用した場合について説明
したが、これに限らず、例えば券売機等の他の装置に適
用しても良い。要は、タッチパネル32を使用する装置
であれば本発明を適用することができるものである。そ
の他、本発明は、本発明の要旨を変えない範囲で、種々
変形実施可能なことは勿論である。
【0049】
【発明の効果】本発明は、以上説明したようにしたか
ら、次のような効果を奏する。請求項1記載の入力装置
によれば、タッチパネルのタッチ面に保護シートの新し
い部分が対向するように保護シートを移送するためのシ
ート移送手段を有することから、タッチ面を覆う保護シ
ートを清浄かつ衛生的に保つことができ、利用者が安心
して使うことができる。
【0050】また、請求項2記載の入力装置によれば、
タッチパネルのタッチ面を覆う保護シートが抗菌処理さ
れ、かつ、新しい部分がタッチ面に対向するように保護
シートを巻取るためのシート巻取り手段を有することか
ら、タッチ面を覆う保護シートを清浄かつ衛生的に保つ
ことができ、利用者が安心して使うことができる。
【0051】また、請求項3記載の入力装置によれば、
タッチパネルのタッチ面を覆う保護シートを無端状とす
るとともに、タッチ面新しい部分が対向するように保護
シートを移送するためのシート移送手段を有することか
ら、タッチ面を覆う保護シートを清浄かつ衛生的に保つ
ことができ、利用者が安心して使うことができる。
【0052】また、請求項4記載の入力装置によれば、
タッチパネルのタッチ面を覆う保護シートを無端状と
し、かつ、タッチ面に新しい部分が対向するようにシー
ト移送手段を介して保護シートを移送すると共に、タッ
チ面に対向していた部分の汚れをクリーニング手段で除
去し、ついで、殺菌手段で保護シートを殺菌するように
したから、タッチ面を覆う保護シートを清浄かつ衛生的
に保つことができ、利用者が安心して使うことが可能と
なる。また、保護シートの反復使用が可能となり、保護
シートの長さを必要最小限とすることができるととも
に、保護シートの移送を利用者毎に行うことも可能とな
り、また、保護シート34′の交換は長期間必要なく、
保守が極めて容易であるなど、より好ましいものとする
ことができる。
【0053】また、請求項5記載の入力装置によれば、
タッチパネルのタッチ面に保護シートの新しい部分が対
向するように保護シートを移送するためのシート移送手
段を有することから、タッチ面を覆う保護シートを清潔
な状態に保つことができ、衛生上極めて好ましいものと
することが可能となる。また、シート移送手段による移
送動作タイミングを設定するための設定手段を有するこ
とから、保護シートの移送は任意の時間に設定できるの
で、病院等の設置先においては利用者ごとに移送し、そ
れ以外の設置先では朝一番の電源ON時に移送するとい
うように設置先のニーズによりきめ細かく制御すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を適用した現金自動取引装置
の外観を示す概略的斜視図。
【図2】本発明の一実施例の構成を概略的に示す分解斜
視図。
【図3】本発明の一実施例に使用される保護シートの構
造を示す断面図。
【図4】本発明の一実施例の制御系を示すブロック図。
【図5】本発明の他の実施例の構成を一部省略して示す
斜視図。
【図6】本発明の他の実施例の制御系を示すブロック
図。
【図7】従来例の側面図。
【図8】従来例の平面図。
【符号の説明】
6,6′…入力装置、26…顧客センサ、30…CRT
ディスプレイ(操作案内表示部)、30′…液晶ディス
プレイ(操作案内表示部)、32…タッチパネル、32
A…タッチ面、34,34′…保護シート、38…シー
ト巻取り機構(シート移送手段/シート巻取り手段)、
38′…シート移送手段、抗菌コート46…、68…ク
リーナ(クリーニング手段)、72…殺菌灯(殺菌手
段)。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】操作案内表示部の上に配設されタッチする
    ことでその部分に表示された情報の入力が可能なタッチ
    パネルを備えたタッチパネル式の入力装置であって、 前記タッチパネルのタッチ面を一部が覆う状態に設けら
    れ該タッチパネルの表面を保護する保護シートと、 前記タッチパネルのタッチ面に前記保護シートの新しい
    部分が対向するように該保護シートを移送するためのシ
    ート移送手段と、を具備してなることを特徴とする入力
    装置。
  2. 【請求項2】操作案内表示部の上に配設されタッチする
    ことでその部分に表示された情報の入力が可能なタッチ
    パネルを備えたタッチパネル式の入力装置であって、 前記タッチパネルのタッチ面を一部が覆う状態に設けら
    れ該タッチパネルの表面を保護する表面に抗菌コートが
    なされた帯状の保護シートと、 前記タッチパネルのタッチ面に前記保護シートの新しい
    部分が対向するように該保護シートを巻取るためのシー
    ト巻取り手段と、を具備してなることを特徴とする入力
    装置。
  3. 【請求項3】操作案内表示部の上に配設されタッチする
    ことでその部分に表示された情報の入力が可能なタッチ
    パネルを備えたタッチパネル式の入力装置であって、 前記タッチパネルのタッチ面を一部が覆う状態に設けら
    れ該タッチパネルの表面を保護する無端状の保護シート
    と、 前記タッチパネルのタッチ面に前記保護シートの新しい
    部分が対向するように該保護シートを移送するためのシ
    ート移送手段と、を具備してなることを特徴とする入力
    装置。
  4. 【請求項4】操作案内表示部の上に配設されタッチする
    ことでその部分に表示された情報の入力が可能なタッチ
    パネルを備えたタッチパネル式の入力装置であって、 前記タッチパネルのタッチ面を一部が覆う状態に設けら
    れ該タッチパネルの表面を保護する無端状の保護シート
    と、 前記タッチパネルのタッチ面に前記保護シートの新しい
    部分が対向するように該保護シートを移送するためのシ
    ート移送手段と、 このシート移送手段による保護シートの移送方向に設け
    られ前記タッチ面に対向していた部分の汚れを除去する
    クリーニング手段と、 このクリーニング手段の配設位置よりも保護シートの移
    送方向下流側に設けられ清浄な状態となった保護シート
    を殺菌する殺菌手段と、を具備してなることを特徴とす
    る入力装置。
  5. 【請求項5】操作案内表示部の上に配設されタッチする
    ことでその部分に表示された情報の入力が可能なタッチ
    パネルを備えたタッチパネル式の入力装置であって、 前記タッチパネルのタッチ面を一部が覆う状態に設けら
    れ該タッチパネルの表面を保護する保護シートと、 前記タッチパネルのタッチ面に前記保護シートの新しい
    部分が対向するように該保護シートを移送するためのシ
    ート移送手段と、 このシート移送手段による移送動作タイミングを設定す
    るための設定手段と、を具備してなることを特徴とする
    入力装置。
JP32631794A 1994-12-27 1994-12-27 入力装置 Pending JPH08185560A (ja)

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