JP2002523131A5 - - Google Patents

Description

【特許請求の範囲】
【請求項１】 内視鏡の汚染した管腔を洗浄するための方法であって、
管腔の内壁を拭うために僅かな隙間を有して通過するように拭い取り部材を適合させて、通過後に残留する汚染物が管腔の内周壁全体に均一に薄膜のように分配されるように、管腔内で軸方向に拭い取り部材を引く又は押すステップと、
洗浄組成物で均一な膜を処理するステップと、
を含む方法。
【請求項２】 洗浄組成物は、１以上の酵素を含む請求項１記載の方法。
【請求項３】 薄膜は、半径方向及び長手方向の両方向について実質的に均一の厚さを有する請求項１又は２記載の方法。
【請求項４】 膜厚は、拭い取り部材を管腔内で１回通過させて得られる請求項１〜３のいずれか１項記載の方法。
【請求項５】 拭い取り部材は、ポリマー製の可撓性ケーブルによって管腔内で引かれる請求項１〜４のいずれか１項記載の方法。
【請求項６】 内視鏡の洗浄における使用後拭い取り部材を配置する工程を更に含む請求項１〜５のいずれか１項記載の方法。
【請求項７】 請求項１〜６のいずれか１項記載の方法において使用する装置であって、通過後に残留する汚染物が管腔の内周壁全体に均一に薄膜のように分配されるように、管腔内で軸方向に通過するように適合される拭い取り部材、を含む装置。
【請求項８】 拭い取り部材は、管腔より小さな直径を有する請求項７記載の装置。
【請求項９】 拭い取り部材は、細長いシャフト又はケーブルに取り付け可能である請求項７又は８記載の装置。
【請求項１０】 拭い取り部材は、細長いシャフトに永続的に取り付けられる請求項７〜９のいずれか１項記載の装置。
【請求項１１】 シャフト又はケーブルは、可撓性を有する請求項７〜１０のいずれか１項記載の装置。
【請求項１２】 シャフト又はケーブルは、ポリマー材料から成る請求項７〜１１のいずれか１項記載の装置。
【請求項１３】 拭い取り部材は、拭い取り要素として少なくとも１つの半径方向に延びるフィンを含む請求項７〜１２のいずれか１項記載の装置。
【請求項１４】 拭い取り部材は、拭い取り要素として半径方向に延びる複数のフィンを含む請求項７〜１３のいずれか１項記載の装置。
【請求項１５】 拭い取り部材は、円盤状の拭い取り要素を含む請求項７〜１４のいずれか１項記載の装置。
【請求項１６】 拭い取り部材は、円筒状の拭い取り要素を含む請求項７〜１４のいずれか１項記載の装置。
【請求項１７】 拭い取り部材は、球状の拭い取り要素を含む請求項７〜１４のいずれか１項記載の装置。
【請求項１８】 拭い取り部材は、螺旋状の拭い取り要素を含む請求項７〜１４のいずれか１項記載の装置。
【請求項１９】 拭い取り部材は、円錐状又は円錐台状の拭い取り要素を含む請求項７〜１４のいずれか１項記載の装置。
【請求項２０】 拭い取り部材は、中空の芯を有する請求項７〜１９のいずれか１項記載の装置。
【請求項２１】 拭い取り部材は、中実の芯を有する請求項７〜１９のいずれか１項記載の装置。
【請求項２２】 拭い取り部材は、一連の直径が段階的な拭い取り要素を含む請求項７〜２１のいずれか１項記載の装置。
【請求項２３】 拭い取り部材は、外回りが不完全な少なくとも１つの拭い取り要素と、外回りが完全な１つの引きずり拭い取り要素とを含む請求項７〜２２のいずれか１項記載の装置。
【請求項２４】 拭い取り部材は、管腔の内径と同等若しくはそれ以上の大きさの直径を有するが、管腔内周に均一に分配される薄膜のように残留汚染物を分布させるために、周囲が充分に弾力性を有する請求項７〜２３のいずれか１項記載の装置。
【請求項２５】 拭い取り部材は、非吸収材料から成る請求項７〜２４のいずれか１項記載の装置。
【請求項２６】 拭い取り部材は、エラストマー材料から成る請求項７〜２５のいずれか１項記載の装置。
【請求項２７】 拭い取り部材に近接する丸い端部を更に含む請求項７〜２６のいずれか１項記載の装置。
【請求項２８】 シャフトは、ポリマー製であり、拭い取り部材は、シャフト又はケーブル上に型成形される請求項７〜２７のいずれか１項記載の装置。
【請求項２９】 装置が使い捨てである請求項７〜２８のいずれか１項記載の装置。
【請求項３０】 内視鏡の汚染した管腔を洗浄するのに使用する装置であって、
通過後に残留汚染物が管腔内に実質上均一に薄膜のように分配されるように、僅かな隙間を有して管腔内を軸方向に通過するように適合され且つケーブルに取付けられた外回りが完全な１つの拭い取り部材を含み、ポリマー素材から型形されて成る装置。
【請求項３１】 請求項７〜２９のいずれか１項記載の内視鏡洗浄装置の製造方法であって、
細長いポリマーシャフト又はケーブル上の所定位置に１以上の半径方向に向けられたフィンを含むように拭い取り部材を型成形するステップを含む方法。
【請求項３２】 ポリマーシャフト又はケーブルは、ナイロン又はポリプロピレンである請求項３１記載の方法。
【請求項３３】 拭い取り部材は、シャフト上に型成形される請求項３１又は３２記載の方法。
【請求項３４】 拭い取り部材は、シャフト上に射出成形される請求項３３記載の方法。
【請求項３５】 拭い取り部材及びシャフトは、相補的にかみ合うことができるスレッドを含む請求項３１に記載の方法。
【請求項３６】 拭い取り部材は、シャフト上にプレス成形される請求項３１記載の方法。
【請求項３７】 拭い取り部材は、２以上の構成要素から型成形される請求項３１〜３５のいずれか１項記載の方法。
【請求項３８】 拭い取り部材は、シャフトに融合される請求項３１〜３６のいずれか１項記載の方法。
【請求項３９】 請求項７〜３０のいずれか１項記載の装置と酵素洗浄組成物とを含むキットであって、酵素洗浄組成物は、内視鏡管腔内で残留物の所定厚さを提供するように選択され、所定時間内に該残留物の分解を提供するように選択される、キット。