JP2002521780A - 多数の抵抗性強誘電体メモリセルから成るメモリ装置 - Google Patents
多数の抵抗性強誘電体メモリセルから成るメモリ装置Info
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Abstract
Description
抗性強誘電体メモリセルから成るメモリ装置であって、このメモリコンデンサの
1つの電極は一定のセルプレート電圧におかれ、メモリコンデンサの別の電極は
第1の伝導タイプを有する選択トランジスタの第1のゾーンに接続されており、
選択トランジスタ及びメモリコンデンサは、第1の伝導タイプとは正反対の第2
の伝導タイプの半導体基板の中に乃至はこの半導体基板の上に設けられている、
多数の抵抗性強誘電体メモリセルから成るメモリ装置に関する。
れている強誘電体メモリ装置は迅速なメモリ動作によって優れている。もちろん
、これらのメモリ装置ではメモリコンデンサに蓄積されたデータが損失するかも
しれないという問題が発生する:メモリコンデンサにおけるセルノードはフロー
トしているので、選択トランジスタがオフされ、このセルノードが半導体基板に
対する寄生pn接合部を形成する限りは、不可避的に生じるこのpn接合部を介
する漏れ電流がセルノード電圧のアース電圧Vssへの低下を引き起こす。この
場合、強誘電体メモリコンデンサの別のノードは一定のセルプレート電圧Vcc
/2に置かれたままである。これによって強誘電体メモリコンデンサの内容は再
プログラミングによって破壊されうる。
AMの場合と同様にメモリセルのリフレッシュが行われる。このリフレッシュは
、メモリ装置のビットラインが給電電圧の半分Vcc/2にまで予め充電され、
さらにセルノードがワードラインの活性化によって同様に給電電圧の半分Vcc
/2にまで充電され、この結果、メモリコンデンサを介して0Vに降下すること
によって行われる。
を必要とする。
再プログラミングを引き起こさず、この結果、メモリセルのリフレッシュが必要
ないように構成される多数の抵抗性強誘電体メモリセルから成るメモリ装置を提
供することである。
メモリ装置において、本発明によって、メモリコンデンサの別の電極は抵抗を介
してセルプレート電圧が印加される線路に接続されていることによって解決され
る。
択トランジスタの第1のゾーンと半導体基板との間のpn接合部の阻止抵抗の抵
抗値よりもはるかに小さく、さらに読み出し過程及び書き込み過程がこの抵抗に
よってほんのわずかしか影響を受けないように構成される。
み出し過程及び書き込み過程が抵抗によってほぼ妨害をうけず、それにもかかわ
らず半導体基板に対する寄生pn接合部の漏れ電流はこの抵抗によって補償され
、強誘電体メモリコンデンサの両面にはほぼセルプレート電圧が印加される。従
って、望ましくないメモリコンデンサの再プログラミングはもはや行われない。
かい合った抵抗の端部が、セルプレート電圧を印加される線路に接続されている
ことである。この線路は有利には半導体ボディの表面領域における第1の伝導タ
イプの高濃度ドープされたゾーンであればよい。
わゆる厚い酸化物(Dickoxid)の下に選択トランジスタの第1のゾーンと有利に
は第1の伝導タイプの高濃度ドープされたゾーンから形成されセルプレート電圧
が印加される線路との間の領域に抵抗を設ける。しかし、抵抗に対してMOSト
ランジスタを使用し、このMOSトランジスタのチャネルを介して抵抗が所望の
特性で、例えば閾値の下の電流領域(Unterschwellstrombereich)において調整
されるようにこのMOSトランジスタのゲートに基準電圧を印加することも可能
である。このMOSトランジスタのゲートにおける一定のゲート電圧に加えて、
各々読み出し過程及び書き込み過程の後でならびにメモリ装置への給電電圧の印
加及び遮断の際にこのゲート電圧を1つの値にもたらし、この結果、メモリコン
デンサの個々の電極、いわゆるキャパシタノードがメモリセルにおいて迅速にセ
ルプレート電圧にもたらされる。このような方法において、有利には、キャパシ
タノードをその都度の動作の後ですぐにセルプレート電圧にまでもたらす。この
場合、例えばメモリ装置のスイッチオン及びオフの際に全ての選択トランジスタ
が又は各ワードライン及びビットラインに所属の選択トランジスタだけがワード
又はビットラインデコーダによってMOSトランジスタのゲートに印加される電
圧を介して選択される。
流による意図しない再プログラミングならびにこのメモリ装置のスイッチオン及
びスイッチオフの際の意図しない再プログラミングは起こり得ない。同様に給電
電圧の遮断においても意図しない再プログラミングは起こり得ない。さらに、本
発明のメモリ装置は非常に簡単に構成されている。とりわけ本発明のメモリ装置
では通常のワードラインデコーダが使用できる。またワードラインのキャパシタ
ンスも増大されない。有利には半導体ボディにおける絶縁層の下にドーピング層
によって実現される抵抗と一定のセルプレート電圧が印可されるメモリコンデン
サの電極との間にはプラグ乃至は栓は必要ではない。これは製造ステップに対す
る僅少な要求を意味し、必要な所要面積を比較的小さくする。なぜなら、プラグ
に対して別個のコンタクトホールが必要ではないからである。すなわち、本発明
のメモリ装置のメモリセルは標準メモリセルのセル面積より大きな所要面積を必
要としない。
る1トランジスタ1コンデンサ(1T1C)メモリセルに対するワードラインW
L0、WL1、WL2及びWL3及びキャパシタンスCBを有するビットライン
BL0、bBL0、BL1、bBL1を有する畳み込まれたビットラインアーキ
テクチャにおけるメモリセルフィールドを示す。
可される。この1つの電極は本発明ではそれぞれ抵抗R及び線路Lの上に例えば
半導体ボディにおいて第1の伝導タイプの高濃度ドープされたゾーンから形成さ
れる。この高濃度ドープされたゾーンはとりわけn−型伝導性のストリップ状の
ゾーンであればよい。
る線路Lとの間にある抵抗Rは次のように構成されなければならない。すなわち
、 (a)この抵抗Rの抵抗値は選択トランジスタの第1のゾーンと半導体基板との
間のpn接合部の阻止抵抗の抵抗値よりもはるかに小さく、さらに、 (b)読み出し過程及び書き込み過程がこの抵抗Rによってほんの極めてわずか
しか影響を受けないように、構成されなければならない。
わち、個々のメモリセルにおける読み出し過程及び書き込み過程が抵抗Rによっ
てほぼ妨害されないままになり、半導体基板に対する寄生pn接合部の漏れ電流
がこの抵抗Rを流れる電流によって補償されることが保証される。これによって
、強誘電体メモリコンデンサの両面に、すなわち2つのキャパシタノードにほぼ
セルプレート電圧が印可される。この場合、メモリコンデンサの望ましくない再
プログラミングはもはや行われない。
対側の線路Lと抵抗Rとの接続部がセルプレート電圧VPLATTEに保持され
、この結果、この強誘電体メモリコンデンサCferroに選択トランジスタT
のスイッチオフの際にほぼ同一の電圧が印可され、これによって強誘電体メモリ
コンデンサCferroの再プログラミングが行われないことである。
に基づいて詳しく説明される。原理的には、抵抗Rを適当なドーピングによって
選択トランジスタの横の絶縁層の下に形成するか(図2及び図3参照)又はこの
抵抗のためにMOSトランジスタを設け、このMOSトランジスタのチャネルを
介して所望の特性を有する抵抗が生じるようにこのMOSトランジスタをそのゲ
ート電圧VRを介して調整する(図4から図7参照)方法が存在する。
おけるn+型伝導性ドレインゾーン1及びn−型伝導性ソースゾーン2を示して
おり、ドレインゾーン1とソースゾーン2との間のチャネル領域の上にはワード
ラインWLが設けられている。このワードラインWLは例えば二酸化シリコン及
び/又は窒化シリコンから成る絶縁層に埋め込まれている。ドレインゾーン1は
例えば多結晶シリコンから成るプラグ3を介して強誘電体メモリコンデンサの電
極SNに接続され、この強誘電体メモリコンデンサの誘電体は絶縁的にこの電極
SNを共通の電極PLから分離する。この共通の電極PLにはセルプレート電圧
VPLATTEが印可される。個々の電極PLは互いに接続されており、これは
図2において破線によって示されている。
ットラインAL−BLに接続されている。このプラグ4は勿論電極PLからは電
気的に分離されている。
間の絶縁層乃至は厚い酸化物FOXの下に適当なドーピングによって形成され、
このn+型伝導性ゾーン5を介してセルプレート電圧VPLATTEがドレイン
ゾーン1に向かい合った抵抗Rの接続部に供給される。
抵抗に比べてこの抵抗を高めるためには、このドーピング濃度はこれよりも小さ
い。この抵抗を低減するためには、このドーピング濃度は基板ドーピングのドー
ピング濃度より大きい。
変形を示す。図4から図7にはこの場合図2及び3の場合と同一の参照符号が互
いに相応する構成部材に対して使用される。
される。このMOSトランジスタ6のゲート7にはゲート電圧VRが印可される
。このゲート電圧は、このMOSトランジスタ6のチャネルを介して所望の特性
を有する抵抗Rが生じるように調整される。
ンジスタ6によって実現され、このMOSトランジスタ6には適当なゲート電圧
VRが供給され、他方で、セルプレート電圧VPLATTEがn−型伝導性の高
濃度ドープされたゾーン5に印可される。図4及び5の実施例とは異なり、この
場合にはいわゆる「アグレッシブ・レイアウト(agressives Layout)」が適用
されており、このアグレッシブ・レイアウトはとりわけメモリ装置のコンパクト
な構成を可能にし、これに対して付加的なプロセスステップが必要ない。
ferro)からなる多数の抵抗性強誘電体メモリセルから成るメモリ装置であ
って、 前記メモリコンデンサ(Cferro)の1つの電極(PL)は一定のセルプ
レート電圧におかれ、前記メモリコンデンサ(Cferro)の別の電極(SN
)は第1の伝導タイプを有する前記選択トランジスタの第1のゾーン(1)に接
続されており、前記選択トランジスタ(T)及び前記メモリコンデンサ(Cfe
rro)は、前記第1の伝導タイプとは正反対の第2の伝導タイプの半導体基板
の中に乃至は該半導体基板の上に設けられている、多数の抵抗性強誘電体メモリ
セルから成るメモリ装置において、 前記メモリコンデンサ(Cferro)の前記別の電極(SN)は抵抗(R)
を介してセルプレート電圧(VPLATTE)が印加される線路(5)に接続さ
れており、該線路は前記第1の伝導タイプの高濃度ドープされたゾーンによって
形成されていることを特徴とする、多数の抵抗性強誘電体メモリセルから成るメ
モリ装置。
ドーピング層によって実現されることを特徴とする、請求項1記載のメモリ装置
。
Sトランジスタ(6)のゲート(7)には調整可能な基準電圧(VR)が印加さ
れることを特徴とする、請求項1記載のメモリ装置。
ーン(1)と半導体基板との間のpn接合部の阻止抵抗の抵抗値よりもはるかに
小さいことを特徴とする、請求項1〜3のうちの1項記載のメモリ装置。
前記メモリ装置への書き込み過程が前記抵抗(R)によって実際的に影響を受け
ないように調整されていることを特徴とする、請求項1〜4のうちの1項記載の
メモリ装置。
は基準電圧(VR)の変化によって調整可能であることを特徴とする、請求項3
記載のメモリ装置。
Claims (7)
- 【請求項1】 それぞれ選択トランジスタ(T)及びメモリコンデンサ(C
ferro)からなる多数の抵抗性強誘電体メモリセルから成るメモリ装置であ
って、 前記メモリコンデンサ(Cferro)の1つの電極(PL)は一定のセルプ
レート電圧におかれ、前記メモリコンデンサ(Cferro)の別の電極(SN
)は第1の伝導タイプを有する前記選択トランジスタ(T)の第1のゾーン(1
)に接続されており、前記選択トランジスタ(T)及び前記メモリコンデンサ(
Cferro)は、前記第1の伝導タイプとは正反対の第2の伝導タイプの半導
体基板の中に乃至は該半導体基板の上に設けられている、多数の抵抗性強誘電体
メモリセルから成るメモリ装置において、 前記メモリコンデンサ(Cferro)の前記別の電極(SN)は抵抗(R)
を介してセルプレート電圧(VPLATTE)が印加される線路(5)に接続さ
れていることを特徴とする、多数の抵抗性強誘電体メモリセルから成るメモリ装
置。 - 【請求項2】 線路(5)は第1の伝導タイプの高濃度ドープされたゾーン
によって形成されていることを特徴とする、請求項1記載のメモリ装置。 - 【請求項3】 抵抗(R)は半導体ボディにおいて絶縁層(FOX)の下の
ドーピング層によって実現されることを特徴とする、請求項1又は2記載のメモ
リ装置。 - 【請求項4】 抵抗はMOSトランジスタ(6)によって実現され、該MO
Sトランジスタ(6)のゲート(7)には調整可能な基準電圧(VR)が印加さ
れることを特徴とする、請求項1又は2記載のメモリ装置。 - 【請求項5】 抵抗(R)の抵抗値は、選択トランジスタ(T)の第1のゾ
ーン(1)と半導体基板との間のpn接合部の阻止抵抗の抵抗値よりもはるかに
小さいことを特徴とする、請求項1〜4のうちの1項記載のメモリ装置。 - 【請求項6】 抵抗(R)の抵抗値は、メモリ装置からの読み出し過程及び
前記メモリ装置への書き込み過程が前記抵抗(R)によって実際的に影響を受け
ないように調整されていることを特徴とする、請求項1〜5のうちの1項記載の
メモリ装置。 - 【請求項7】 MOSトランジスタ(6)によって形成された抵抗の抵抗値
は基準電圧(VR)の変化によって調整可能であることを特徴とする、請求項4
記載のメモリ装置。
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