JP2002520874A - メモリ素子の電気抵抗が情報でありかつ磁場により影響を与えることができるメモリセル装置及びその製造方法 - Google Patents

メモリ素子の電気抵抗が情報でありかつ磁場により影響を与えることができるメモリセル装置及びその製造方法

Info

Publication number
JP2002520874A
JP2002520874A JP2000560589A JP2000560589A JP2002520874A JP 2002520874 A JP2002520874 A JP 2002520874A JP 2000560589 A JP2000560589 A JP 2000560589A JP 2000560589 A JP2000560589 A JP 2000560589A JP 2002520874 A JP2002520874 A JP 2002520874A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
memory cell
transistor
memory element
layer
line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000560589A
Other languages
English (en)
Inventor
ゲーベル ベルント
ヤコブス ヘルマン
シュヴァルツル ジークフリート
ベルタニョーリ エメリッヒ
Original Assignee
インフィネオン テクノロジース アクチエンゲゼルシャフト
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by インフィネオン テクノロジース アクチエンゲゼルシャフト filed Critical インフィネオン テクノロジース アクチエンゲゼルシャフト
Publication of JP2002520874A publication Critical patent/JP2002520874A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B61/00Magnetic memory devices, e.g. magnetoresistive RAM [MRAM] devices
    • H10B61/20Magnetic memory devices, e.g. magnetoresistive RAM [MRAM] devices comprising components having three or more electrodes, e.g. transistors
    • H10B61/22Magnetic memory devices, e.g. magnetoresistive RAM [MRAM] devices comprising components having three or more electrodes, e.g. transistors of the field-effect transistor [FET] type
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C11/00Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y10/00Nanotechnology for information processing, storage or transmission, e.g. quantum computing or single electron logic
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C11/00Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C11/02Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using magnetic elements
    • G11C11/16Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using magnetic elements using elements in which the storage effect is based on magnetic spin effect
    • G11C11/165Auxiliary circuits
    • G11C11/1653Address circuits or decoders
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C11/00Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C11/02Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using magnetic elements
    • G11C11/16Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using magnetic elements using elements in which the storage effect is based on magnetic spin effect
    • G11C11/165Auxiliary circuits
    • G11C11/1653Address circuits or decoders
    • G11C11/1657Word-line or row circuits
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C11/00Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C11/02Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using magnetic elements
    • G11C11/16Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using magnetic elements using elements in which the storage effect is based on magnetic spin effect
    • G11C11/165Auxiliary circuits
    • G11C11/1659Cell access
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C11/00Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C11/02Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using magnetic elements
    • G11C11/16Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using magnetic elements using elements in which the storage effect is based on magnetic spin effect
    • G11C11/165Auxiliary circuits
    • G11C11/1673Reading or sensing circuits or methods
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C11/00Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C11/02Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using magnetic elements
    • G11C11/16Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using magnetic elements using elements in which the storage effect is based on magnetic spin effect
    • G11C11/165Auxiliary circuits
    • G11C11/1675Writing or programming circuits or methods
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C13/00Digital stores characterised by the use of storage elements not covered by groups G11C11/00, G11C23/00, or G11C25/00
    • G11C13/0002Digital stores characterised by the use of storage elements not covered by groups G11C11/00, G11C23/00, or G11C25/00 using resistive RAM [RRAM] elements
    • G11C13/0021Auxiliary circuits
    • G11C13/0069Writing or programming circuits or methods
    • G11C2013/0071Write using write potential applied to access device gate

Abstract

(57)【要約】 メモリセルは、電気抵抗が情報でありかつ磁場により影響を与えることができるメモリ素子及びトランジスタを有し、その際、トランジスタは情報の読み出しの際にメモリセルの下方の所属するメモリセルを選択することができる。情報の書き込みのために書き込みライン(SLa)及びビットライン(Ba)が設けられており、これらはメモリ素子の範囲内で交差しており、磁場を生じることができる。メモリ素子及びトランジスタは直列に接続することができる。メモリセルはビットライン(Ba)とメモリセルに対して共通の電圧端子との間に接続されていることができる。メモリセルはビットライン(Ba)と書き込みライン(SLa)との間に接続されていることができる。書き込みライン(SLa)はトランジスタを制御するゲートライン(GLa)と共通であってもよい。トランジスタはプレーナ又はバーティカルに構成されていてもよい。メモリ素子及びトランジスタは隣り合って又は重なり合って配置されていてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、メモリ素子の電気抵抗が情報でありかつメモリセルの電気抵抗は磁
場により影響を与えることができるメモリセル装置、並びにその製造方法に関す
る。
【0002】 電気抵抗が磁場に影響を与えることができる素子は存在する。それには、少な
くとも2つの強磁性層とその間に配置された非磁性層を有するいわゆるGMR−
素子が所属し、いわゆるGMR(giant magnetoresistiv)−効果、つまり巨大
磁気抵抗効果を示す。GMR−効果とは、GMR−素子の電気抵抗が、2つの強
磁性層中の磁化が相互に平行方向であるか又は逆平行方向であるかどうかに依存
する現象であると解釈される。磁場により一方又は両方の層の磁化方向を変える
ことができ、結果としてGMR−素子の電気抵抗は変化する。GMR−素子はメ
モリ素子の層の平面に対して垂直な電流の流れ(CPP−配置、current perpen
dicular to plane)において、メモリ素子の層の平面に対して平行な電流の流れ
(CIP−配置、current in plane)の場合とは異なる電気抵抗及び磁気抵抗を
示す(F. W. Patten et al, Overview of the DARPA Non-Volatile Magnetic Me
mory Programm, IEEE 1996, page 1-2参照)。
【0003】 非磁性層が導電性である場合、SV(spin valve)−効果が報告されている。
非磁性層が絶縁性である場合、ST(spin tunneling)−効果又はTMR(tunn
eling magnetoresistance)−効果が報告されている(Patten et alの上記の文
献参照)。
【0004】 両方の強磁性層の磁化方向を両方の層を貫通する場を用いて相互に平行もしく
は逆平行に整列させるために、これらの層に対する限界場(Schwellenfeld)、
つまり磁化方向の変更のために必要な最小の場が異なっている。限界場の高さは
材料の選択により、層の厚さにより、層の析出の際の磁場の大きさ及び方向によ
り及び層の析出の際の温度により影響を及ぼすことができる(J.S. Moodera et
al, J. Appl. Phys. 79 (8) 1996, page 4724 - 4729参照)。強磁性層の限界場
に影響を及ぼすもう一つの方法は、強磁性層の磁化方向を擬似的に拘束する反強
磁性層を前記強磁性層に接するように配置し、それにより強磁性層の限界場を有
効に高めることよりなる。
【0005】 D. D. Tang et al, IEDM 95, 997〜999頁及びD. D. Tang et al, IEEE Trans. on Magnetics, Vol. 31, No. 6, 1995, 3206〜3208頁には、こ
の種のGMR−素子をメモリセル装置中のメモリ素子として使用することを提案
している。メモリ素子の第1の強磁性層の磁化方向は隣接する反強磁性相により
拘束される。第2の強磁性層の磁化方向は、第2の層の限界場より大きな磁場に
より、第1の層の磁化方向を変えずに変更することができる。各メモリ素子は別
個にプログラミングできるため、メモリ素子の範囲内で交差する書き込みライン
が配置されている。メモリセルのプログラミングのために、電流を所属する2つ
の書き込みラインに供給することにより磁場を生じさせる。第2の強磁性層の磁
化方向の変更のために必要な最小強度を上回るために2つの書き込みラインの磁
場を重ね合わせることでようやく達成されるように電流強度は設定される。メモ
リ素子は直列接続されている。書き込みラインはビットライン及びメモリ素子に
対して電気的に絶縁されている。メモリセルの読み出しのために、つまり第2の
層の磁化方向の測定のために、まず読み取り電流を相応するビットラインを通し
て供給し、そこで低下する総電圧を測定する。次いで両方の書き込みラインを通
して第2の層の限界場より大きな磁場を生じさせる。磁場の方向が当初の、つま
り情報を表す第2の層の磁場方向と一致する場合、ビットラインの総電圧は変化
しない。その他の場合、磁場は第2の層の磁化方向を変更するため、総電圧は変
化する。
【0006】 S. Tehrani et al, IEDM 96, page 193 ff.ではメモリ素子として異なる厚さ
の強磁性層を有するGMR−素子を使用することが提案されている。情報の書き
込みのための磁場は、2つのうちのより厚い強磁性層の磁化方向を変更するため
の最小強度を上回るように設定される。読み出しため、つまりより厚い層の磁化
方向を測定するために、より薄い層(しかしながら2つの層のうちの厚い層では
ない)を特定の方向で磁化させる磁場を調節し、ビットラインに関する所属する
電圧を測定する。引き続き、より薄い層が反対の方向で磁化する磁場を調節し、
ビットラインに関する所属する電圧を測定する。これらの電圧の差の符号からよ
り厚い層の磁化方向が得られる。2つのうちのより厚い強磁性層中の磁化は読み
出しにより影響されない。
【0007】 2回の連続する測定電圧の比較に関する読み出しプロセスは回路費用の上昇さ
せかつ時間もかかる。
【0008】 米国特許第5640343号明細書では、メモリ素子がx−y−網目状に配置
されているMRAM−セル装置が記載されている。第1のラインは第2のライン
に対して垂直に延在している。メモリ素子はそれぞれ第1のラインの1つと第2
のラインの1つとの間に配置されている。各メモリ素子に対して多数の平行な電
流路が存在し、この電流路によって確実な抵抗測定が困難となる。
【0009】 米国特許第5173873号明細書では、メモリ素子が2つの強磁性層の間に
配置された磁気抵抗層を有するMRAM−セル装置が記載されている。一方の強
磁性層の磁化方向は外部磁場によって変更される。他方の強磁性層はより高い保
磁力を有し、その磁化方向は磁場により変更されない。磁場はメモリ素子の近く
を横切るラインによって生じさせられる。このラインを通過する電流の流れの符
号が、0又は1の情報がメモリ素子上に書き込まれているかどうかを決定する。
このラインはトランジスタを介して書き込みラインと接続しており、このトラン
ジスタは書き込みの際に複数の他のメモリ素子の中からメモリ素子を選択する。
情報の書き込み及び読み出しのために、メモリ素子あたり複数のトランジスタ及
び複数のラインが設けられており、これらはメモリ素子を他の複数のメモリセル
の中から選択する。このMRAM−セル装置の欠点は、メモリセルあたりのトラ
ンジスタ数及びライン数が多いためその実装密度が低下することである。
【0010】 本発明の根底をなす課題は、メモリ素子の電気抵抗が情報を表しかつ磁場によ
り前記電気抵抗に影響を及ぼすことができ、かつ前記情報はわずかな回路費用で
又はより早く読み出し可能であるメモリセル装置を提供することである。さらに
、このようなメモリセル装置の製造方法を提供することである。
【0011】 前記課題は、請求項1記載のメモリセル装置並びに請求項11記載の方法によ
り解決される。本発明の実施態様は残りの請求項に記載されている。
【0012】 本発明によるメモリセル装置は、電気抵抗が情報を表しかつ磁場により前記の
電気抵抗に影響を及ぼすことができ、かつ唯一のトランジスタを有し、その際、
トランジスタは情報の読み出しの際にメモリセルの中の所属するメモリセルの選
択を可能にするメモリセルを有する。
【0013】 トランジスタがメモリセルの選択を可能にするため、読み出すべきメモリセル
の抵抗の測定のために2つの電圧を測定する必要はなくなる。他のメモリセルは
電圧に影響を与えない。このことは読み出し時間並びに回路費用を減少させる。
抵抗の測定の信頼性も大きなセルフィールドにより妨害されない。
【0014】 メモリセルはビットラインと接続している。ビットラインの1つに沿って相互
に隣接するメモリセルは相互に直列接続されていない。メモリセルの読み出しの
ために所属するトランジスタはビットラインに対して横断する方向に延在するゲ
ートラインを介して制御され、かつメモリ素子の抵抗は所属するビットラインの
電流又は電圧から測定される。メモリセルはビットラインの一部として直列に接
続されていないため、読み出すべきメモリセルは所属するビットラインの電流又
は電圧にだけ影響を与える。残りのメモリセルは電流又は電圧に影響を及ぼさな
い。
【0015】 先行技術においてメモリセルはしばしば直列接続されている。測定すべき電流
は読み出すべきメモリセルだけを通過して流れないため、この電流は他のメモリ
セルにより低下させられる。電流が低下するため少ない数の直列接続されたメモ
リセルに対して1つの読み出し増幅器を設けなければならず、それにより必要面
積が増大する。
【0016】 本発明の範囲内で提案された回路の利点は、電流が他のメモリセルを通過して
流れず、従って不必要に低下しないことである。さらに、必要とされる読み出し
増幅器が少ないため特に高いメモリセル装置の実装密度が達成される。
【0017】 本発明の回路装置のために、ビットラインに対して横断する方向に延在しかつ
メモリ素子の範囲内でビットラインと交差する書き込みラインが設けられている
。メモリ素子は交差する書き込みライン及びビットラインの下側、上側又はその
間に配置されている。メモリセルのプログラミングのために、電流を所属する書
き込みラインを通して及び所属するビットラインを通して供給する。その際、こ
の電流はこのメモリセル中で他のメモリセル中よりも強い磁場を生じさせる。メ
モリセル中の磁場をできるかぎり大きくするために、ビットライン及び書き込み
ラインはできるかぎりメモリセルの近くに配置されている場合が有利である。
【0018】 交差する書き込みライン及びビットラインを通して他のメモリセルの中からプ
ログラミングすべきメモリセルは選択することができる。米国特許(US)第5
173873号明細書とは反対に、メモリセルは書き込みの際に選択するための
トランジスタを必要とせず、より高い実装密度が実現される。
【0019】 プロセスの簡素化及び実装密度の向上のために、トランジスタのゲート電極が
ゲートラインの一部である場合が有利である。
【0020】 トランジスタは例えばプレーナに構成されていることができる。これはトラン
ジスタの製造のための標準的技術を適用できる点で有利である。実装密度の向上
のために、ビットラインに沿って隣接するメモリセルのトランジスタがペアにな
って1つの共通のソース/ドレイン−領域を有する場合がさらに有利である。
【0021】 メモリセル装置の実装密度を高めるために、トランジスタをバーティカルに構
成することができる。
【0022】 メモリセルは共通の電圧端子と接続することができる。メモリセルの読み出し
の際にメモリセルを通して電圧端子とビットラインとの間に電流が流れる。
【0023】 また、読み出しの際に読み出すべきメモリセルを通して所属する書き込みライ
ンと所属するビットラインとの間に電流が流れるようにメモリセルは書き込みラ
インと接続されている。
【0024】 ラインの数を減少させ結果として実装密度を向上させるために、書き込みライ
ンとゲートラインとが共通である場合が有利である。これは特にメモリセルが共
通の電圧端子と接続されている場合に可能である。標準技術においてゲート電極
がゲート誘電体の作成直後に作成されるので、ゲート電極がゲートラインの一部
である場合ために、まずゲートラインを作成し、後のプロセス工程でゲートライ
ンに接するように書き込みラインを作成するのが有利である。この場合、書き込
みライン及びゲートラインのために異なる材料を使用することができる。また、
書き込みライン及びゲートラインは共通のラインとして1工程で作成される。
【0025】 隣接するビットラインに対して同様であるバックグラウンドノイズをフィルタ
するために、メモリセル装置が折り返し型ビットラインを備えているのが有利で
ある。折り返し型ビットラインはメモリセルの読み出しの際に相応するビットラ
インと隣接するビットラインとの間で電流又は電圧の差を形成する。隣接するビ
ットラインの電流又は電圧はバックグラウンドノイズだけを生じるため、メモリ
セルに所属するゲートラインは、隣接するビットラインと電気的に接続している
メモリセルとは電気的に接続していない必要がある。
【0026】 プロセスの簡素化のために、折り返し型ビットラインが設けられていないのが
有利である。これはいわゆるオープンビットラインが挙げられる。
【0027】 トランジスタがバーティカルトランジスタとして構成される場合、トランジス
タの第1のソース/ドレイン領域がチャンネル領域の上方に配置されている半導
体構造体を作成することができる。トランジスタの第2のソース/ドレイン−領
域はチャンネル領域の下方に配置するか又はチャンネル領域に対して斜め下にず
らされて配置することができる。ゲートラインは少なくとも半導体構造体の第1
の側面に配置されている。
【0028】 実装密度を高めるために、ゲートラインに対して隣接するゲートラインは第1
の側面とは反対側の第2の側面に配置されている場合が有利である。この場合、
チャンネル領域の範囲内にチャンネルの形成を防止する素子が第2の側面に接し
ている。このようにして隣接するゲートラインがトランジスタを制御するのを防
止する。
【0029】 また、ゲートラインは例えば第1の側面並びに第2の側面に配置されていても
よい。
【0030】 チャンネルの形成を防止する素子は、実装密度の向上のために例えばチャンネ
ルストプ領域であることができる。このチャンネルストップ領域はチャンネル領
域と同様の導電性タイプでドーピングされているが、高いドープ物質濃度を有す
る。このチャンネルストップ領域は、例えばドープ物質の傾斜注入又は外方拡散
によって材料から作成することができる。
【0031】 チャンネルの形成を防止する素子は、実装密度の向上のために例えば有利にス
ペーサ状の絶縁構造体の形で作成することができる。
【0032】 半導体構造体の作成のために、基板中に又は基板上に配置された層中にトレン
チが作成され、それによりこの半導体構造体はストライプの形になる。ゲートラ
インはこのトレンチ中に作成される。半導体構造体はメモリセルの一部であり、
このメモリセルはゲートラインに沿って相互に隣接している。ゲートラインが半
導体構造体の第1のソース/ドレイン−領域間でチャンネルを作成しないため、
隣接する第1のソース/ドレイン−領域間にチャンネルの形成を防止する他の素
子が配置されていてもよい。
【0033】 また、各メモリセルにとって、基板中に又は基板上に配置された層中に格子状
の凹設部を第1のトレンチとその第1のトレンチに対して横断する方向に延びる
第2のトレンチの形で作成することにより、半導体構造体が作成され、それによ
りこの半導体構造体は直方体の形になる。ゲートラインは格子状の凹設部中に、
例えば第1のトレンチ中で及び第1のトレンチに沿って作成される。ゲートライ
ンに沿って隣接する半導体構造体の間で、格子状の凹設部中に、例えば第2のト
レンチ中に、チャンネルの形成を防止する絶縁構造体を作成することができる。
【0034】 同様に、格子状の凹設部中のゲートラインをゲートラインに沿って隣接する反
応体構造体の間に設置することも可能である。この場合、ゲートラインは半導体
構造体を環状に取り囲む。この配置は、チャンネル幅の拡大ひいてはトランジス
タを通る電流強度の向上のために有利である。ゲートラインに対して横断する方
向で隣接する半導体構造体を異なるゲートラインにより制御できるため、相互に
隣接するゲートラインは第1のトレンチの1つに別れる。実装密度の向上のため
に、第1のトレンチ中に配置されたゲートラインの一部がスペーサの形である場
合が有利である。
【0035】 ゲートラインが半導体構造体の第1の側面にだけに配置されており、かつ折り
返し型ビットラインが配置されている場合、実装密度の向上のために、相互に隣
接するゲートラインが1つのトレンチ中に一緒に配置されているのが有利である
。この場合、ゲートラインが配置されているトレンチの第1の側面及び第2の側
面にチャンネルの形成を防止する素子が交互に接している。実装密度の向上のた
めに、ゲートラインがスペーサの形である場合が特に有利である。折り返し型ビ
ットラインが設けられていない場合、プロセスの簡素化のために、ゲートライン
がトレンチを充填するのが有利である。
【0036】 スペーサ素子として電気抵抗が磁場により影響されえる素子が適している。
【0037】 磁場を通過する運動する電子にはいわゆるローレンツ力が運動方向に対して垂
直に作用する。スペーサ素子としては、ローレンツ力が電子を層の一方に押しや
るように作用する材料からなる層が用いられる。磁場なしでの層の電気抵抗と比
較して、磁場は、電流の流れに対して垂直方向の層の断面積を有効に縮小し、そ
の結果、電気抵抗を増大させる。
【0038】 メモリ素子としていわゆる異方性磁気抵抗作用を示す材料からなる層を設ける
ことができる。この作用は材料の特性であり、磁場が電流の流れに対して垂直方
向か又は水平方向かによって電気抵抗の大きさが左右される。
【0039】 本発明の範囲内で、メモリ素子はGMR−素子である。TMR−素子を使用す
ることもできる。
【0040】 例えば、メモリ素子は、磁化方向の変更のために第1の限界場が必要である第
1の磁性層と、磁化方向の変更のために第2の限界場が必要である第2の磁性層
を有し、その際、2つの磁性層は非磁性層によって相互に隔てられている。非磁
性層は例えば誘電体であるか導電性であることができる。また、メモリ素子の構
成のための方法、例えば磁性層の一方の磁化方向を固定するための非強磁性層の
配置は、例えば本願明細書の導入部に示した先行技術において見られる。磁性層
は例えば強磁性である。
【0041】 メモリ素子を通過する電流の流れは、メモリ素子の層の平面に対して垂直方向
(CPP−配置)又は水平方向(CIP−配置)に延在することができる。
【0042】 プログラミングのために作成される磁場は全体のメモリ素子に均一に通り抜け
てはならないため、磁性層の寸法を各層がそれぞれ1つの磁区だけを有するよう
にするのが有利である。1つの磁区の中で磁化方向は主に均一である。磁場が層
の最も大きい部分を通り抜ける場合、全体の磁区の磁化方向が変わり、ひいては
全体の層の磁化方向が変わる。もう一つの利点はこのようなメモリ素子の抵抗が
十分に定義された値をとることである。それに対してこの層が複数の磁区を有す
る場合、この磁区の異なる磁化方向に基づき抵抗が変化することがある。磁化方
向の変更が磁化の回転によって行われるため、磁性層がそれぞれ1つの磁区だけ
を有するメモリ素子の回路速度はより大きくなる。磁性層がそれぞれ複数の磁区
を有するメモリ素子の場合、磁性方向の変更は磁化の回転並びに磁壁のシフトに
よって行われる。
【0043】 磁性層の材料として例えばNi、Fe、Co、Cr、Mn、Gd、Dy及びこ
れらの合金、例えばNiFe、NiFeCo、CoFe、CoCrFe、並びに
MuBi、BiFe、CoSm、CoPt、CoMnB、CoFeBが適してい
る。非磁性層の絶縁材料として、例えばAl、MgO、NiO、HfO 、TiO、NbO、SiO及びDLC(diamond-like carbon)が適してい
る。非磁性層の導体材料としてCu又はAgが適している。
【0044】 十分に大きな限界場を達成するために、該当する磁性層は高い保磁力を有する
材料を使用することができる。磁場中での材料の析出又は析出した材料の磁場中
での熱処理により、同様に特に大きな限界場を生じさせることができる。
【0045】 磁化の優先方向は、磁性層を磁場中で析出又は熱処理することにより生じさせ
ることができる。この方法は物理学的作用、例えば結晶異方性及び一軸異方性に
基づく。
【0046】 メモリ素子は2以上の相互に重なって配置された磁性層を有し、これらの磁性
層は非磁性層により相互に隔てられている。
【0047】 メモリ素子はトランジスタの横に配置してもよい。実装密度の向上のために、
メモリ素子はトランジスタの上方又は下方に配置されるのが有利である。
【0048】 メモリ素子がトランジスタの上方に配置されている場合、第1のソース/ドレ
イン領域上にコンタクトが配置される。絶縁体の上方及びコンタクトの上方でか
つコンタクトに接するようにメモリ素子が作成される。メモリ素子の上方にビッ
トラインを作成することができる。
【0049】 書き込みラインのメモリ素子への影響、つまりメモリ素子の位置での書き込み
ラインから生じる磁場をできるかぎり大きくするために、書き込みライン上の絶
縁体をできるかぎり薄くする場合が有利である。絶縁体の作成のために、コンタ
クトを書き込みラインと反対に硬質の導電性材料から作成することができる。
【0050】 コンタクトと書き込みラインをまずこれらの上面が同じ高さになるように作成し
た後、コンタクトがその材料の硬度に基づき若干突出するまで書き込みラインを
化学機械研磨によりいくらか除去する。書き込みラインとコンタクトの上面は異
なる高さにある。絶縁体の作成のために絶縁材料を析出し、化学機械研磨により
コンタクトの上面が露出するまで平坦化する。絶縁体の厚さは書き込みラインの
上方の面の高さとコンタクトの上方の面の高さとの差異に依存し、つまりどれく
らいコンタクトが突出しているかに依存する。
【0051】 コンタクトはメモリ素子に接しており、かつ書き込みラインはできるかぎりメ
モリ素子の近くに配置すべきであるため、実装密度の向上のために、コンタクト
及び書き込みラインはできるかぎり密に相互に配置されている場合に有利である
。このため、トランジスタの作成後に絶縁層を作成し、その中にコンタクトを作
成することができる。コンタクトに部分的にオーバーラップするストライプ状の
マスクを用いて絶縁層をコンタクトに対して選択的にエッチングする。引き続き
導電材料を析出させ、エッチバックするか又は平坦化することで書き込みライン
を作成する。
【0052】 書き込みラインをコンタクトから電気的に絶縁するため、書き込みラインの作
成の前に分離層を少なくともコンタクトが露出する面に作成することができる。
また、コンタクトの作成のためにまずコンタクトホールを作成し、その側面に分
離層を設置し、引き続き導体材料を充填する。分離層を書き込みラインの作成の
際に絶縁層に対して選択的にエッチングする。このことはメモリ素子の下方にビ
ットラインを設置する場合、ビットラインに対しても同じことが通用する。
【0053】 ゲートラインが書き込みラインと共通する場合、書き込みラインの作成の際に
絶縁層をゲートラインが露出するまで分断する。
【0054】 コンタクトはメモリ素子と下側からの代わりに側面から接続することができる
。これは、メモリ素子を通過する電流の流れがその層の平面に対して平行に延び
る場合に特に有利である。電流の流れがメモリ素子の層の平面に対して垂直に延
びる際に、コンタクトがメモリ素子の後に作成される場合、まずコンタクトホー
ルを作成し、このコンタクトホールをメモリ素子に接触させることができる。析
出及びエッチバックにより、コンタクトホールの側面に分離層を作成し、この分
離層はメモリ素子の第1の磁性層の下方にまで達する。導体材料の析出によりコ
ンタクトホールを充填する。引き続き導体材料をコンタクトが作成されるまでエ
ッチバックし、このコンタクトの上面は第1の磁性層の高さにある。第2の磁性
層はビットラインにより接続されている。
【0055】 メモリセル装置は特にMRAM−メモリセル装置として使用することができる
【0056】 次に、可能な運転方法を詳説する。
【0057】 メモリセルのプログラミングのために、電流を所属する書き込みライン及び所
属するビットラインを通して供給する。電流の方向に応じて両方の磁性層の磁気
的に弱い層の磁化方向は、両方の磁性層の磁気的に強い、磁性方向が変化しない
層の磁性方向に対して平行又は逆平行になる。
【0058】 読み出しのために、トランジスタを所属するゲートラインを介して制御し、メ
モリセルを通して電流を送り、この電流をビット線で読み出す。メモリセルを通
した電流又はメモリセルでの電圧の低下は、メモリ素子の電気抵抗に依存し、同
様に両方の磁性層の弱い層の磁化方向に依存する。
【0059】 図面に示した次の実施例において本発明をさらに詳説する。
【0060】 図1aは、第1の層、第2の層、ストライプ状のドーピング領域及び第1のマ
スクが作成された後の第1の基板の断面図を示す。
【0061】 図1bは、図1aのプロセス工程後の第1の基板の、図1aの断面図に対して
垂直方向の断面図を示す。
【0062】 図2は、トレンチ、半導体構造体、第1のソース/ドレイン領域、チャンネル
領域、第2のソース/ドレイン領域及びチャンネルストップ領域が作成された後
の図1aの断面図を示す。
【0063】 図3aは、ゲート誘電体、ゲートライン、第1の絶縁層、分離層、コンタクト
及び書き込みラインが作成された図2の断面図を示す。
【0064】 図3bは、図3aのプロセス工程後の図1bの断面図を示す。
【0065】 図3cは、トレンチ、コンタクト及び第2のマスクを有する第1の基板を上か
ら見た図を示す。
【0066】 図4aは、絶縁体、第1の磁性層、非磁性層、第2の磁性層、第2の絶縁層、
ビットライン及び第4のマスクが作成された後の図3aの断面図を示す。
【0067】 図4bは、図4aのプロセス工程後の図3bの断面図を示す。
【0068】 図4cは、第1のMRAM−セル装置の回路図を示す。
【0069】 図5aは、第1の層、第2の層、第3の層及び第1のマスクが作成された後の
第2の基板の断面図を示す。
【0070】 図5bは、図5aのプロセス工程後の第2の基板の、図5aの断面図に対して
垂直方向の断面図を示す。
【0071】 図6aは、格子状の凹設部、半導体構造体、ゲート誘電体、第1のソース/ド
レイン−領域、チャンネル領域、第2のソース/ドレイン−領域及びゲートライ
ンが作成された後の図5aの断面図を示す。
【0072】 図6bは、図6aのプロセス工程後の図5bの断面図を示す。
【0073】 図7aは、第1の絶縁層、分離層、コンタクト、書き込みライン及び第2の絶
縁層が作成された後の図6aの断面図を示す。
【0074】 図7bは、図7aのプロセス工程後の図6bの断面図を示す。
【0075】 図8aは、絶縁体、メモリ素子、第3の絶縁層及びビットラインが作成された
後の図7aの断面図を示す。
【0076】 図8bは、図8aのプロセス工程後の図7bの断面図を示す。
【0077】 図9は、絶縁構造体が作成された後の第3の基板を上から見た図を示す。
【0078】 図10は、第1の絶縁構造体、第1のソース/ドレイン−領域、第2のソース
/ドレイン−領域、チャンネル領域、ゲートライン及びエッチストップ構造体が
作成された後の第3の基板の断面図を示す。
【0079】 図11aは、第1の絶縁層、分離層、コンタクト及び書き込みラインが作成さ
れた後の図10の断面図を示す。
【0080】 図11bは、図11aのプロセス工程後の第3の基板の、図11aの断面図に
対して垂直方向の断面図を示す。
【0081】 図12aは、絶縁体、メモリ素子、第2の絶縁層及びビットラインが作成され
た後の図11aの断面図を示す。
【0082】 図12bは、図12aのプロセス工程後の図11bの断面図を示す。
【0083】 図13は、第1のマスク、トレンチ、半導体構造体、、第1のソース/ドレイ
ン−領域、チャンネル領域、第2のソース/ドレイン−領域、チャンネルトップ
領域、第1のゲート誘電体、ゲートライン、第1の絶縁層、書き込みライン、絶
縁体、第2の金属層、第1の磁性層、誘電体、第2の磁性層、第3の金属層、第
2の絶縁層及び第4の金属層が作成された後の第4の基板の断面図を示す。
【0084】 図14は、第3の絶縁層、第4の絶縁層、第2のマスク、コンタクトホール及
び分離層が作成された後の図13の断面図を示す。
【0085】 図15は、コンタクトが作成された後の図14の断面図を示す。
【0086】 図16aは、第5の絶縁層及びビットラインが作成された後の図15の断面図
を示す。
【0087】 図16bは、図16aのプロセス工程後の第4の基板の、図16aの断面図に
対して垂直方向の断面図を示す。
【0088】 図17aは、メモリセルがバーティカルトランジスタ及びメモリ素子を有し、
その際、トレンチ中にそれぞれ2つのゲートラインが作成された第5のMRAM
−セル装置の作成後の第5の基板の断面図を示す。
【0089】 図17bは、第5のMRAM−セル装置の回路図を示す。
【0090】 図18aは、メモリセルがバーティカルトランジスタを有し、ゲートラインが
書き込みラインと電気的に接続している第6のMRAM−セル装置の作成後の第
6の基板の断面図を示す。
【0091】 図18bは、第6のMRAM−セル装置の回路図を示す。
【0092】 図19aは、メモリセルがプレーナトランジスタを有し、メモリセルは書き込
みラインとビットラインとの間に接続されている第7のMRAM−セル装置の作
成後の第7の基板の断面図を示す。
【0093】 図19bは、第7のMRAM−セル装置の回路図を示す。
【0094】 図20aは、メモリセルがプレーナトランジスタを有し、メモリセルは書き込
みラインとビットラインとの間に接続されており、書き込みラインはゲートライ
ンと電気的に接続されている第8のMRAM−セル装置の作成後の第8の基板の
断面図を示す。
【0095】 図20bは第8のMRAM−セル装置の回路図を示す。
【0096】 第1の実施態様では、第1の基板aはp型ドープされておりかつ約1015
-3のドープ物質濃度を有するシリコン基板である。インサイトゥ(insitu)
ドープされるエピタクシーにより、約500nmの厚さのn型ドープされた第1
の層S1aを作成し、この層は約5・1020cm-3のドープ物質濃度を有す
る。その上に、インサイトゥドープされるエピタクシーにより約450nmの厚
さのp型ドープされた第2の層S2aを作成し、この層は約3・1017cm-
のドープ物質濃度を有する(図1a及び1b参照)。
【0097】 フォトレジストマスクのストライプが約500nmの幅であり、相互の間隔は
約500nmでありかつx−軸Xに対して平行に延在する第1のフォトレジスト
マスク(図示されていない)を用いて、注入により約100nmの厚さのn型ド
ープされたストライプ状の領域GEが作成される(図1a及び1b参照)。スト
ライプ状にドープされた領域GEのドープ物質濃度は約5×1020cm-3
ある。このドープ物質は熱処理工程により活性化される。x−軸Xは第1の基板
aの平面Oaに対して平行に延びる。
【0098】 第1のマスクM1aの作成のためにSiOをTEOS−法で約100nmの
厚さで析出させ、フォトリソグラフィー法によりストライプ状に構造化する。こ
の第1のマスクM1aのストライプはy−軸Yに対して平行に延在し、x−軸X
に対して垂直に延在しかつ平面Oaに対して平行に延在する。第1のマスクM1
aのストライプは約750nmの幅であり、相互に約500nmの間隔を有する
(図1a及び1b参照)。
【0099】 第1のマスクM1aを用いてシリコンを例えばHBr+NF+He+O
用いて約600nmの深さにエッチングし、それによりトレンチGaが生じる。
このトレンチGaはストライプ状にドープされた領域GE及び第2の層S2aを
分断し、かつ第1の層S1a内にまで達する。トレンチGaの間にストライプ状
の半導体構造体STaが生じる。半導体構造体STaの部分としてストライプ状
の領域GEからバーティカルトランジスタの第1のソース/ドレイン−領域1S
/Daが生じる。第1のソース/ドレイン−領域1S/Daの下方に配置されて
いる第2の層S2aの部分はチャンネル領域KAaとして適している。チャンネ
ル領域KAaの下方に配置されている第1の層S1aの部分は第2のソース/ド
レイン−領域2S/Daとして適している。トランジスタの第2のソース/ドレ
イン−領域2S/Daは相互に電気的に接続している。このトランジスタは電圧
端子と接続している。
【0100】 p型ドープするイオンを用いる傾斜注入によりチャンネル領域KAaの範囲内
でトレンチGaの第1の側面に接してチャンネルストップ領域Caを作成する(
図2参照)。チャンネルストップ領域Caのx−軸Xに対して平行の寸法は約1
00nmである。チャンネルストップ領域Caのドープ物質濃度は約1019
-3である。
【0101】 熱酸化により約10nmの厚さのゲート誘電体GDaを作成する(図3a参照
)。ゲートラインGLaの作成のために、インサイトゥn型ドープされたポリシ
リコンを約150nmの厚さで析出させ、例えばC+Oで約200nm
エッチバックする。それにより、トレンチGaを充填するゲートラインGLaが
生じる。チャンネル領域KAaの範囲内に配置されているゲートラインGLaの
部分はトランジスタのゲート電極として適している。
【0102】 約1500nmの厚さでSiOを析出させ、約1000nmの厚さにまで化
学機械研磨することにより第1の絶縁層1aを作成する(図3a及び3b参照)
【0103】 コンタクトKaの作成のために第1の絶縁層1a中にフォトリソグラフィー法
により第1のソース/ドレイン−領域1S/Daが露出するまでコンタクトホー
ルをエッチングした。エッチング剤として例えばCHF+O、CHF+C
、C+COが適している。コンタクトホールの側面に分離層Taを作
成するために、窒化ケイ素を約50nmの厚さで析出させ、エッチバックし、そ
れによりスペーサの形の分離層Taが生じる。エッチング剤として例えばCHF +Oが適している。
【0104】 約500nmの厚さでタングステンを析出させ、エッチバックすることにより
コンタクトホール中にコンタクトKaを作成する。エッチング剤として、例えば
SF+H+Oが適している(図3a及び3b参照)。
【0105】 フォトレジストからストライプ状の第2のマスクM2aを作成する(図3c参
照)。この第2のマスクM2aのストライプは約500nmの幅であり、相互に
約750nmの間隔を有し、y−軸Yに対して平行に延在し、コンタクトKaに
部分的にオーバーラップする。この第2のマスクM2aを用いてSiOをタン
グステン及び窒化ケイ素に対して選択的に約500nmの深さにエッチングする
。エッチング剤は、例えばC+Oが適している。
【0106】 この場合、分離層Taが部分的に露出する。第2のマスクM2aの除去後に、
銅を約1μmの厚さで析出させる。タングステンの硬度が高いためコンタクトK
aが約50nm突出するまで、化学機械研磨により銅及び第1の絶縁層1aの一
部を除去する(図3a及び3b参照)。この銅から書き込みラインSLaが生じ
る。
【0107】 絶縁体Iaの作成のためにSiOを約100nmの厚さで析出させ、コンタ
クトKaの上面が露出するまで化学機械研磨により除去する。それにより書き込
みラインSLaの上方に約50nmの厚さの絶縁体Iaが生じる。
【0108】 第1の磁性層F1aの作成のためにCoを約10nmの厚さで析出させる。そ
の上に、誘電体Eaの作成のために、アルミニウムを約3nmの厚さで設置し、
プラズマ中で酸化させることによりAlを作成する。第2の磁性層F2a
の作成のために、NiFeを10nmの厚さで析出させる。
【0109】 第2のマスクM2aと同様のフォトレジストからなる第3のマスクを用いて第
2の磁性層F2a、誘電体Ea及び第1の磁性層F1aをエッチングする。この
エッチングは例えばArを用いたスパッタリングにより行うことができる(図4
a参照)。第2の絶縁層2aの作成のためにSiOを約100nmの厚さで析
出させ、化学機械研磨により第2の磁性層F2aが露出するまで平坦化する。
【0110】 ビットラインBaの作成のために銅を約500nmの厚さで析出させる。第4
のマスクM4aの作成のために、SiOを約50nmの厚さで析出させ、フォ
トリソグラフィー法によりストライプ状に構造化する。第4のマスクM4aのス
トライプは約500nmの幅であり、相互に約500nmの間隔を有し、コンタ
クトKaを覆い、x−軸Xに対して平行に延在する。第4のマスクM4aを用い
て銅を例えばBCl+Cl+CHでエッチングし、それによりビットライ
ンBaが生じる。引き続き第2の磁性層F2a、誘電体Ea及び第1の磁性層F
1aが分断される(図4a及び4b参照)。この場合、書き込みラインSLaの
上方に、それぞれ第1の磁性層F1aの一部、誘電体Eaの一部及び第2の磁性
層F2aの一部を有するメモリセルが生じる。
【0111】 記載した方法により、第1のMRAM−セル装置が作成される。1つのメモリ
セルはメモリ素子の一つ及びバーティカルトランジスタの一つ(図4c参照)を
有する。メモリ素子及びトランジスタは直列に接続されている。メモリセルは第
2の磁性層F2aと接続したビットラインBaと電圧端子(グラウンド)との間
に接続されている(図4c参照)。メモリセルのプログラミングのために、メモ
リセルを横断する書き込みラインSLa及びビットラインBaを通してそれぞれ
電流が供給される。この場合、メモリ素子中に第2の磁性層F2aの所属する部
分の限界場を上回る磁場が生じ、それによりその磁場に応じた磁化が達成される
。この磁場は、第2の磁性層F2aよりも強い第1の磁性層F1aの所属する部
分の限界場よりも小さく、そのため第1の磁性層F1aの磁化方向は維持される
。この磁場は書き込みラインSLaの磁場とビットラインBaの磁場との重なり
であり、かつ残りのビットラインBa及び書き込みラインSLaを通して電流が
流れないため、メモリ素子中の磁場は残りのメモリ素子と比較して最大である。
残りのメモリ素子中で磁場は第2の磁性層F2aの限界場よりも小さく、そのた
め残りのメモリセルはプログラミングされていない。
【0112】 メモリセルの読み出しのためにトランジスタはトランジスタと接続するゲート
ラインGLaを介して制御される。ビットラインBaと電圧端子との間に流れる
電流が測定される。また、ビットラインBaと電圧端子との間の電圧降下が測定
される。電流又は電圧はメモリ素子の電気抵抗に依存する。つまり電流又は電圧
から第2の磁性層F2aの所属する部分の磁化方向が測定され、それによりメモ
リセルの情報が測定される。
【0113】 第2の実施例では、第2の基板bはp型ドープされたシリコン基板であり、そ
のドープ物質濃度は約1017cm-3である。インサイトゥドープするエピタ
クシーにより約500nmの厚さのn型ドープされた第1の層S1bを作成し、
そのドープ物質濃度は約5・1020cm-3である。その上に、インサイトゥ
ドープするエピタクシーにより約350nmの厚さのp型ドープされた第2の層
S2bを作成し、そのドープ物質濃度は約3・1017cm-3である。その上
にインサイトゥドープするエピタクシーにより約100nmの厚さのnドープさ
れた第3の層S3bを作成し、そのドープ物質濃度は約5・1020cm-3
ある(図5a及び5b参照)。
【0114】 第1のマスクM1bの作成のためにTEOS法でSiOを約100nmの厚
さで析出させ、フォトリソグラフィー法により第1のフォトレジストマスク(図
示されていない)をストライプ状に構造化する。このストライプは約500nm
の幅を有し、約500nmの相互の間隔を有し、y−軸Yに対して平行に延在す
る。約150nmの厚さにSiOを析出させ、エッチバックすることにより、
ストライプの側面にスペーサが作成され、それによりストライプが拡張される。
拡張されたストライプの幅は約750nmである。エッチング剤は例えばCHF +Oが適している。x−軸Xに対して平行で、y−軸Yに対して垂直で、第
2の基板bの表面Obに対して平行に延在し、かつ約500nmの幅及び約50
0nmの相互の間隔を有するストライプ状の第2のフォトレジストマスク(図示
されていない)を用いて、SiOをエッチングし、それにより拡張されたスト
ライプから第1のマスクM1bが生じる(図5a及び5b参照)。
【0115】 第1のマスクM1bを用いてシリコンを例えばHBr+NF+He+O
約600nmの深さでエッチングし、それにより格子状の凹設部Vを作成する。
その際、この第3の層S3b及び第2の層S2bが分断される。直方体の半導体
構造体STbが生じる。半導体構造体STbの一部として第3の層S3bからバ
ーティカルトランジスタの第1のソース/ドレイン−領域1S/Db及び第2の
層S2bからトランジスタのチャンネル領域KAbが生じる。チャンネル領域K
Abの下側に配置された第1の層S1bの部分はトランジスタの第2のソース/
ドレイン−領域2S/Dbとして適している。第2のソース/ドレイン−領域2
S/Dbは相互に電気的に接続している(図6a及び6b参照)。この領域は電
圧端子と電気的に接続している。
【0116】 例えばCHF+Oを用いてSiOをエッチングすることにより第1のマ
スクM1bを除去する。
【0117】 熱酸化により約5nmの厚さのゲート誘電体GDbを作成する。
【0118】 インサイトゥドープした約150nmの厚さのポリシリコンの析出及びエッチ
バックにより格子状の凹設部V中に自己整合により、つまり位置調整すべきマス
クを使用せずに、半導体構造体STbを環状に取り囲む、x−軸Xに対して平行
に延在するゲートラインGLbが作成される(図6a及び6b参照)。x−軸X
に沿って隣接する半導体構造体STbの間の間隔は、y−軸Yに沿って隣接する
半導体構造体STbの間の間隔よりも狭いため、x−軸Xに沿って隣接する半導
体構造体STbの間のゲート誘電体GDbは露出しない。ゲートラインGLbは
トランジスタのゲート電極として機能する。半導体構造体STbのx−軸Xに対
して平行の側面にはゲートラインGLbがスペーサーの形で存在する。
【0119】 第1の絶縁層1bの作成のためにSiOを約1500nmの厚さで析出させ
、化学機械研磨により約1000nmの厚さにまで減少させる。書き込みライン
SLbの作成のために銅を約1μmの厚さで析出させ、フォトリソグラフィー法
により例えばBCl+Cl+CHを用いてストライプ状に構造化する。書
き込みラインSLbのストライプはx−軸Xに対して平行に延在し、約500n
mの幅であり、相互に約500nmの間隔を有する(図7b参照)。しかし書き
込みラインはずれており、第2のフォトレジストマスクに対して相補的でなく配
置される。
【0120】 第2の絶縁層2bの作成のためにSiOを約1μmの厚さで析出させ、化学
機械研磨により書き込みラインSLbの上面が露出するまで平坦化する。
【0121】 書き込みラインSLbに部分的にオーバーラップする長方形領域を覆っていな
い第3のフォトレジストマスク(図示されていない)を用いて、第1のソース/
ドレイン−領域1S/Dbが露出するまでSiOを書き込みラインSLbに対
して選択的にエッチングする。その際、第1の絶縁層1b及び第2の絶縁層2b
は分断される。長方形の領域は、第1のソース/ドレイン−領域1S/Dbに達
するコンタクトホールが生じるように選択される(図7a及び7b参照)。分離
層Tbの作成のために窒化ケイ素を約50nmの厚さで析出させ、エッチバック
し、それにより分離層Tbはコンタクトホールの側面にスペーサの形で生じる。
【0122】 引き続き、タングステンを約500nmの厚さで析出させ、エッチバックし、
それによりコンタクトホールはタングステンで充填され、コンタクトKbが生じ
る。分離層TbはコンタクトKbを書き込みラインSLbから絶縁する。
【0123】 化学機械研磨により書き込みラインSLb及び第2の絶縁層2bを約50nm
除去する。コンタクトKbはタングステンの硬度が高いため約50nm突出する
(図7a及び7b参照)。
【0124】 絶縁体Ibの作成のためにSiOを約100nmの厚さで析出させ、化学機
械研磨によりコンタクトKbの上面が露出するまで平坦化する。それにより書き
込みラインSLbの上方に約50nmの厚さの絶縁体Ibが生じる。
【0125】 第1の実施例と同様に、第1の磁性層F1b及び第2の磁性層F2bを作成し
、これをフォトリソグラフィー法によりストライプ状に構造化し、その際、この
ストライプはx−軸Xに対して平行に延在し、約500nmの幅であり、それぞ
れ約500nmの間隔を有し、コンタクトKb並びに(絶縁体Ibにより隔てら
れて)書き込みラインSLbを部分的に覆う。
【0126】 第1の実施例においてと同様に、ビットラインBbは第2の絶縁層2aと同様
に第3の絶縁層3b及びメモリ素子SPbが作成され、その際、ビットラインB
bはy−軸Yに対して平行に延在する(図8a及び8b参照)。
【0127】 記載された方法により第2のMRAM−セル装置を作成する。第3の実施例で
は、出発材料は、p型ドープされているシリコンからなりかつ約1015cm-
のドープ物質濃度を有する第3の基板cである。
【0128】 フォトリソグラフィー法により第3の基板c中に凹設部をエッチングし、Si
で充填する。それにより絶縁構造体I1cが生じる。この絶縁構造体I1c
はx−軸Xに対して平行に延在するストライプ並びにy−軸Yに対して平行に延
在するストライプを有する。x−軸Xはy−軸Yに対して垂直に延在する。y−
軸Yに対して平行に延在するストライプは約500nmの幅であり、相互に約2
.5μmの間隔を有する。x−軸Xに対して平行に延在するストライプは約50
0nmの幅であり、相互に約500nmの間隔を有する。x−軸Xに対して平行
に延在するストライプは連続しておらず、規則的に破断部に分けられている。こ
の破断部はそれぞれ2.5μmの長さである。y−軸Yに対して平行に延在する
ストライプは破断部の中央で交差する(図9参照)。絶縁構造体I1cは約50
0nmの深さである。
【0129】 p型ドープするイオンを注入することにより、第3の基板c中に約500nm
の深さのウェルWを作成し、このウェルは約3・1017cm-3のドープ物質
濃度を有する。このドープ物質は熱処理工程により活性化される。
【0130】 熱酸化により第3の基板cの表面Oc上に約10nmの厚さのゲート誘電体G
Dcを作成する。
【0131】 引き続き、この表面Oc上にケイ化タングステンを約200nmの厚さで作成
し、その上に窒化ケイ素を約100nmの厚さで析出させ、これをケイ化タング
ステンと一緒にフォトリソグラフィー法により第1のフォトレジストマスク(図
示されていない)を用いてストライプ状に構造化する。この場合、ケイ化タング
ステンからy−軸Yに対して平行に延在するゲートラインGLc生じ、このゲー
トラインGLcはそれぞれ約500nmの幅である。2つのゲートラインGLc
は、絶縁構造体I1cのy−軸Yに対して平行に延在するストライプ間に配置さ
れ、相互に約500nmの間隔を有する(図10参照)。引き続き、窒化ケイ素
を約100nmの厚さで析出させ、エッチバックし、それによりゲートラインG
Lcの側面にスペーサが生じ、これはゲートラインGLc上の窒化ケイ素と一緒
にエッチストップ構造体Acを形成する(図10参照)。
【0132】 引き続き、n型ドープするイオンの注入を実施し、その際ゲートラインGLc
がマスクとして機能する。その際、プレーナトランジスタの第1のソース/ドレ
イン−領域1S/Dc及び第2のソース/ドレイン−領域2S/Dcが生じる(
図10参照)。第1の絶縁構造体I1cのy−軸Yに沿って延在するストライプ
間に配置された2つの相互に隣接するゲートラインGLcの間に第2のソース/
ドレイン−領域2S/Dcが生じる。第1のソース/ドレイン−領域1S/Dc
及び第2のソース/ドレイン−領域2S/Dcは約100nmの深さである。ゲ
ートラインGLcの下方でかつ第1のソース/ドレイン−領域1S/Dcと第2
のソース/ドレイン−領域2S/Dcの間にあるウェルWの部分はトランジスタ
のチャンネル領域KAcとして機能する。チャンネル領域KAcの上方に配置さ
れたゲートラインGLcの部分はトランジスタのゲート電極として機能する。y
−軸Yに沿って隣接するトランジスタの第2のソース/ドレイン−領域2S/D
cは共通のストライプ状のドープされた領域を形成し、従って電気的に相互に接
続されている。x−軸Xに沿って相互に隣接しており、かつy−軸Yに沿って延
在する第1の絶縁構造体I1cの隣接するストライプ間に配置されている2つの
トランジスタそれぞれの第2のソース/ドレイン−領域2S/Dcは共通する。
【0133】 第1の絶縁層1cの作成のためにSiOを約1.5μmの厚さで析出させ、
化学機械研磨により約1μmの厚さにまで減少させた。フォトリソグラフィー法
により第1のソース/ドレイン−領域1S/Dcの上方にコンタクトホールを作
成した。エッチング剤として例えばCHF+Oが適している。
【0134】 分離層Tcの作成のために窒化ケイ素を約50nmの厚さで析出させ、エッチ
バックし、それにより分離層Tcはコンタクトホールの側面にスペーサーの形で
生じる(図11a及び11b参照)。引き続きタングステンを約500nmの厚
さで析出させ、エッチバックし、それによりコンタクトホールは充填され、第1
のソース/ドレイン−領域1S/Dcと接触するコンタクトKcが作成される。
エッチング剤として例えばSF+H+Oが適している(図11a及び11
b参照)。
【0135】 ストライプ状の第2のフォトレジストマスク(図示されていない)を用いてS
iOをタングステン及び窒化ケイ素に対して選択的に約500nmの深さで例
えばC+Oを用いてエッチングする。第2のフォトレジストマスクのス
トライプは、ゲートラインGLcの作成のために設けられた第1のフォトレジス
トマスクのストライプとほぼ相補的であるが、このストライプは若干薄く、従っ
てコンタクトKcが部分的に露出することが異なる。
【0136】 引き続き、銅を約1μmの厚さで析出させ、それにより、分離層Tcにより隔
てられているが、コンタクトKcに接するように書き込みラインSLcを作成す
る。
【0137】 化学機械研磨により銅及びSiOを、コンタクトKcがその硬度が高いため
に約50nm突出するまで除去する(図11a及び11b参照)。
【0138】 引き続き、前記の2つの実施例と同様に、絶縁体Ic、メモリ素子SPc、第
2の絶縁層2c及びx−軸Xに対して平行に延在するビットラインBcを作成す
る(図12a及び12b参照)。
【0139】 前記の方法により第3のMRAM−セル装置を作成する。第4の実施例におい
て、第4の基板dはp型ドープされておりかつ約1015cm-3のドープ物質
濃度を有するシリコン基板である。第1の実施例と同様に、第1の層S1d、第
2の層S2d、ストライプ状のドープされた領域、第1のマスクM1d、x−軸
Xに対して垂直に延在するトレンチGd、ストライプ状の半導体構造体STd、
第1のソース/ドレイン−領域1S/Dd、チャンネル領域KAd、第2のソー
ス/ドレイン−領域2S/Dd、チャンネルストップ領域Cd、ゲート誘電体G
Dd及びゲートラインGLdを作成する。
【0140】 第1の絶縁層1dの作成のために、SiOを約1μmの厚さで析出させ、化
学機械研磨により約500nmの厚さにまで平坦化した(図13参照)。引き続
きAlSiCuからなる第1の金属層を約1μmの厚さで、その上に約20nm
の厚さのSiOからなる絶縁体Idを、その上に約20nmの厚さのタングス
テンからなる第2の金属層Me2を、その上に約10nmのCoからなる第1の
磁性層F1dを、その上に約3nmの厚さのAlからなる誘電体Edを、
その上に約10nmの厚さのNiFeからなる第2の磁性層F2dを、その上に
約20nmの厚さのタングステンからなる第3の金属層Me3を、その上に約2
0nmの厚さのSiOからなる第2の絶縁層2dを、その上に約20nmの厚
さのタングステンからなる第4の金属層Me4を作成した。トレンチGdに対し
ていくらかずらされてストライプが延在するストライプ状のフォトレジストマス
ク(図示されていない)を用いて、第1の金属層までを含めた上記した全ての層
を分断した。その際、第1の金属層からはy−軸Yに対して平行に延在する書き
込みラインSLdが生じる(図13参照)。
【0141】 第3の絶縁層3dを作成するために、SiOを約500nmの厚さで析出さ
せ、化学機械研磨によりエッチストップとして機能する第3の金属層Me3が露
出するまで平坦化する。
【0142】 第4の絶縁層4dの作成のためにSiOを約20nmの厚さで析出させる。
【0143】 引き続き、タングステンを約20nmの厚さで析出させ、フォトリソグラフィ
ーにより構造化することによりタングステンからなるマスクM2dを作成する。
タングステンからなるマスクM2dは長方形の領域を覆っていない。この長方形
の領域は、引き続くSiOのエッチングの際に第4の金属層Me4の一部並び
に第1のソース/ドレイン−領域1S/Ddが露出するように配置される(図1
4参照)。
【0144】 分離層Tdの作成のために、SiOを約50nmの厚さで析出させ、エッチ
ストップとして機能する第2の金属層Me2が露出するまでエッチバックするが
、書き込みラインSLdは露出しない(図14参照)。
【0145】 コンタクトKdの作成のために、引き続きタングステンを約500nmの厚さ
で析出させ、第4の絶縁層4dが露出するまで化学機械研磨により平坦化する。
その際、タングステンからなるマスクM2dは除去される。引き続き、タングス
テンをSiOに対して選択的に、生じたコンタクトKdの上面が第2の金属層
Me2の範囲内になるまでエッチバックし、その際、第4の絶縁層4dがマスク
として機能する。その際、第4の金属層Me4の一部は除去される。コンタクト
Kdはそれぞれ第1のソース/ドレイン−領域1S/Ddを第2の金属層Me2
の一部と接触させる(図15参照)。
【0146】 第5の絶縁層5dの作成のためにSiOを約500nmの厚さで析出させ、
第4の金属層Me4の上面が露出するまで化学機械研磨により平坦化した。SF +H+Oを用いて第4の金属層Me4を除去する。
【0147】 引き続き、SiOを、第3の金属層Me3の上面が露出するまで化学機械研
磨により平坦化する。その際、第2の絶縁層2dは除去される。
【0148】 ビットラインBdの作成のために、AlSiCuを約1μmの厚さで析出させ
、第3の金属層Me3、第2の磁性層F2d、誘電体Ed、第1の磁性層F1d
及び第2の金属層Me2と一緒にエッチングした。その際、第2の金属層Me2
の一部、その上に配置された第1の磁性層F1dの一部、その上に配置された誘
電体Edの一部、その上に配置された磁性層F2dの一部及びその上に配置され
た第3の金属層Me3の一部を有するメモリセルが生じる。書き込みラインSL
dは絶縁体Idによりメモリ素子と分離されている(図16a及び16b参照)
【0149】 記載した方法により、第4のMRAM−セル装置が作成される。トランジスタ
との接続のためにメモリ素子は側面で接触される。
【0150】 第5の実施例において、第5の基板eはp型ドープされかつ約1015cm-
のドープ物質濃度を有するシリコン基板である。第4の実施例と同様に、第1
の層S1e、第2の層、ストライプ状のドーピングされた領域、第1のマスクM
1e、トレンチGe、半導体構造体STe、第1のソース/ドレイン−領域1S
/De、チャンネル領域KAe及び第2のソース/ドレイン−領域2S/Deを
作成する。
【0151】 それぞれ第2のストライプ状の領域を覆うストライプ状の第1のフォトレジス
トマスクを用いて、トレンチGeの第1の側面を傾斜注入によりドーピングする
。その際、p型ドープされたチャンネルストップ領域Ceが生じる。予め覆われ
ていないストライプ状の領域を覆うストライプ状の第2のフォトレジストマスク
を用いて、傾斜注入によりトレンチGeの第2の側面に注入する。その際、他の
チャンネルストップ領域Ceが生じる。このチャンネルストップ領域Ceのドー
プ物質濃度は約1019cm-3である。トレンチGeの一つに沿って隣接する
チャンネルストップ領域Ceは、トレンチGeの第1の側面及び第2の側面に交
互に配置されている。
【0152】 熱酸化により約10nmの厚さのゲート誘電体GDeを作成する。
【0153】 ゲートラインGLeの作成のためにインサイトゥn型ドープされたポリシリコ
ンを約150nmの厚さで析出させ、ゲートラインGLeがスペーサの形でトレ
ンチGeの第1の側面及び第2の側面に生じるまでエッチバックする。チャンネ
ル領域KAeの範囲内に配置されているゲートラインGLeはトランジスタのゲ
ート電極として機能する。
【0154】 引き続き、第4の実施例と同様に絶縁層1e、3e、5e、書き込みラインS
Le、絶縁体Ie、メモリ素子SPe、コンタクトKe、分離層Te及びビット
ラインBeを作成する(図17a参照)。
【0155】 前記の方法により第5のMRAM−セル装置を作成する。第5のMRAM−メ
モリセル装置は折り返し型ビットラインBeを有する。それというのもチャンネ
ルストップ領域Ceの交互の配置が、トレンチに沿って隣接したメモリセル、つ
まり相互に隣接したビットラインと接続しているメモリセルが、同じゲートライ
ンGLeによって制御されないことを保障するためである(図17b参照)。
【0156】 第6の実施例において、第1の実施例と同様に第6の基板fから出発して、第
1のマスクM1f、トレンチGf、バーティカルトランジスタT、チャンネルス
トップ領域Cf、ゲートラインGLf、書き込みラインSLf、分離層Tf、コ
ンタクトKf及び第1の絶縁層1fが作成されるが、第1のマスクM1fを窒化
ケイ素から作成することが異なる。書き込みラインSLfの作成の際に、第1の
実施例とは反対に、ゲートラインGLfが露出するまでエッチングする。銅で充
填することによりゲートラインGLfに接するように書き込みラインSLfが生
じる。第1の実施例と同様に絶縁体If、メモリ素子SPf、第2の絶縁層2f
及びビットラインBfを作成する(図18a参照)。
【0157】 前記の方法により第6のMRAM−セル装置を作成する。メモリセルのプログ
ラミングの際に所属するトランジスタを制御する、それというのも所属する書き
込みラインSLfがトランジスタTのゲートラインGLfと接続しているためで
ある(図18b参照)。
【0158】 第7の実施例において、第7の基板gはp型ドープされ約1015cm-3
ドープ物質濃度を有するシリコン基板である。絶縁構造体I1gの作成のため、
フォトリソグラフィー法により凹設部を作成し、これをSiOで充填する。絶
縁構造体I1gはy−軸に対して平行に延在するストライプとx−軸Xに対して
平行に延在するストライプとを有する。y−軸はx−軸Xに対して垂直方向に延
び、この両方の軸は第7の基板gの表面Ogに対して平行に延びる。y−軸に対
して平行に延在する絶縁構造体I1gのストライプは、約500nmの幅及び相
互に約1500nmの間隔を有する。x−軸Xに対して平行に延在する構造体I
1gのストライプは約500nmの幅及び相互に約500nmの間隔を有する。
【0159】 第3の実施例と同様に、プレーナトランジスタ、y−軸に対して平行に延在す
るゲートラインGLg及びエッチストップ構造体Agを作成し、その際、それぞ
れ1つのトランジスタが、y−軸Yに対して平行に延在する相互に隣接する絶縁
構造体I1gの2つのストライプ間に配置される。
【0160】 エッチストップ構造体Agの作成後に絶縁層1gの作成のためにSiOを約
1μmの厚さで析出させ、化学機械研磨により平坦化する。フォトリソグラフィ
ー法によりそれぞれトランジスタの第1のソース/ドレイン−領域1S/Dgま
でのコンタクトホールを作成する。このコンタクトホールを深いコンタクトKT
gの作成のために引き続きタングステンで充填する。第2の絶縁層2gの作成の
ためにSiOを約1μmの厚さで析出させ、平坦化する。
【0161】 第3の実施例と同様に、トランジスタの第2のソース/ドレイン−領域2S/
Dg上にコンタクトKgを作成し、このコンタクトは側面に分離層Tgを備えて
いる。
【0162】 第3の実施例と同様に書き込みラインSLgを作成するが、書き込みラインS
Lgは深いコンタクトKTgとオーバーラップするような幅を有することが異な
る。つまり第1のソース/ドレイン−領域1S/Dgは書き込みラインSLgと
接続している。
【0163】 前記の実施例と同様に、絶縁体Ig、メモリ素子SPg、第3の絶縁層Sg及
びビットラインBgを作成する(図19a参照)。
【0164】 前記の方法により第7のMRAM−セル装置を作成する。メモリセルはそれぞ
れトランジスタ1つ及びメモリ素子1つを有し、これらは直列接続されている。
このメモリセルはそれぞれ所属するビットラインBgと所属する書き込みライン
SLgとの間に接続されている(図19b参照)。
【0165】 第8の実施例において、第8の基板hから出発して第7の実施例と同様に絶縁
構造体I1h、プレーナトランジスタTh、ゲートラインGLh、エッチストッ
プ構造体Ah及び第1の絶縁層1hを作成する。
【0166】 第7の実施例と同様に、深いコンタクトKThのためのコンタクトホールを作
成するが、窒化ケイ素からなるエッチストップ構造体Ahは同様にエッチングさ
れることが異なる。エッチング剤として例えばCHF+Oが適している。そ
れにより下方のコンタクトKThは付加的にゲートラインGLhと接触する。
【0167】 第7の実施例と同様に、第2の絶縁層2h、コンタクトKh、書き込みライン
SLh、メモリ素子SPh、第3の絶縁層3h及びビットラインBhを作成する
(図20a参照)。
【0168】 前記した方法により第8のMRAM−セル装置を作成する。メモリセルはそれ
ぞれトランジスタThの1つ及びメモリ素子SPhの1つを有し、これらは直列
接続されている。メモリセルはそれぞれ所属するビットラインBh及び所属する
書き込みラインSLhの間に接続されている。メモリセルの一つのプログラミン
グの際に、所属するトランジスタThが制御される、それというのも所属する書
き込みラインSLhはトランジスタThのゲートラインGLhと接続しているた
めである(図20b参照)。
【0169】 多様なバリエーションの実施例が考えられるが、これらはいずれも本発明の範
囲内にある。特に、前記の層、トレンチ、マスク、スペーサ、領域、ライン及び
構造体の寸法はその都度の要求に応じて適合させることができる。同様のことが
提案されたドープ物質濃度についても当てはまる。層、領域、ウェル及び基板の
導電性のタイプは交換することもできる。この実施例は例えばスケール付けする
ことができる。このため、寸法はスケール係数に応じて修正される。
【0170】 この8つの実施例の特徴を相互に組み合わせることができる。第4の実施例と
第5の実施例との差異は、第5の実施例では折り返し型ビットラインを考慮して
おり、このビットラインは交互に配置されたチャンネルストップ領域を用いて及
びトレンチあたり2つのゲートラインの配置により実現されている点にある。こ
の特徴は、折り返し型ビットラインを有するバリエーションを得るために、さら
に第1及び第6の実施例に組み込むことができる。第4及び第5の実施例からの
、メモリ素子の横側の接触を可能にする特徴を、下からの接触に代えることもで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1a】 第1の層、第2の層、ストライプ状のドーピング領域及び第1のマスクが作成
された後の第1の基板の断面図
【図1b】 図1aのプロセス工程後の第1の基板の、図1aの断面図に対して垂直方向の
断面図
【図2】 トレンチ、半導体構造体、第1のソース/ドレイン領域、チャンネル領域、第
2のソース/ドレイン領域及びチャンネルストップ領域が作成された後の図1a
の断面図
【図3a】 ゲート誘電体、ゲートライン、第1の絶縁層、分離層、コンタクト及び書き込
みラインが作成された図2の断面図
【図3b】 図3aのプロセス工程後の図1bの断面図
【図3c】 トレンチ、コンタクト及び第2のマスクを有する第1の基板を上から見た図
【図4a】 絶縁体、第1の磁性層、非磁性層、第2の磁性層、第2の絶縁層、ビットライ
ン及び第4のマスクが作成された後の図3aの断面図
【図4b】 図4aのプロセス工程後の図3bの断面図
【図4c】 第1のMRAM−セル装置の回路図
【図5a】 第1の層、第2の層、第3の層及び第1のマスクが作成された後の第2の基板
の断面図
【図5b】 図5aのプロセス工程後の第2の基板の、図5aの断面図に対して垂直方向の
断面図
【図6a】 格子状の凹設部、半導体構造体、ゲート誘電体、第1のソース/ドレイン−領
域、チャンネル領域、第2のソース/ドレイン−領域及びゲートラインが作成さ
れた後の図5aの断面図
【図6b】 図6aのプロセス工程後の図5bの断面図
【図7a】 第1の絶縁層、分離層、コンタクト、書き込みライン及び第2の絶縁層が作成
された後の図6aの断面図
【図7b】 図7aのプロセス工程後の図6bの断面図
【図8a】 絶縁体、メモリ素子、第3の絶縁層及びビットラインが作成された後の図7a
の断面図
【図8b】 図8aのプロセス工程後の図7bの断面図
【図9】 絶縁構造体が作成された後の第3の基板を上から見た図
【図10】 第1の絶縁構造体、第1のソース/ドレイン−領域、第2のソース/ドレイン
−領域、チャンネル領域、ゲートライン及びエッチストップ構造体が作成された
後の第3の基板の断面図
【図11a】 第1の絶縁層、分離層、コンタクト及び書き込みラインが作成された後の図1
0の断面図
【図11b】 図11aのプロセス工程後の第3の基板の、図11aの断面図に対して垂直方
向の断面図
【図12a】 絶縁体、メモリ素子、第2の絶縁層及びビットラインが作成された後の図11
aの断面図
【図12b】 図12aのプロセス工程後の図11bの断面図
【図13】 第1のマスク、トレンチ、半導体構造体、、第1のソース/ドレイン−領域、
チャンネル領域、第2のソース/ドレイン−領域、チャンネルトップ領域、第1
のゲート誘電体、ゲートライン、第1の絶縁層、書き込みライン、絶縁体、第2
の金属層、第1の磁性層、誘電体、第2の磁性層、第3の金属層、第2の絶縁層
及び第4の金属層が作成された後の第4の基板の断面図
【図14】 第3の絶縁層、第4の絶縁層、第2のマスク、コンタクトホール及び分離層が
作成された後の図13の断面図
【図15】 コンタクトが作成された後の図14の断面図
【図16a】 第5の絶縁層及びビットラインが作成された後の図15の断面図
【図16b】 図16aのプロセス工程後の第4の基板の、図16aの断面図に対して垂直方
向の断面図
【図17a】 メモリセルがバーティカルトランジスタ及びメモリ素子を有し、その際、トレ
ンチ中にそれぞれ2つのゲートラインが作成された第5のMRAM−セル装置の
作成後の第5の基板の断面図
【図17b】 第5のMRAM−セル装置の回路図
【図18a】 メモリセルがバーティカルトランジスタを有し、ゲートラインが書き込みライ
ンと電気的に接続している第6のMRAM−セル装置の作成後の第6の基板の断
面図
【図18b】 第6のMRAM−セル装置の回路図
【図19a】 メモリセルがプレーナトランジスタを有し、メモリセルは書き込みラインとビ
ットラインとの間に接続されている第7のMRAM−セル装置の作成後の第7の
基板の断面図
【図19b】 第7のMRAM−セル装置の回路図
【図20a】 メモリセルがプレーナトランジスタを有し、メモリセルは書き込みラインとビ
ットラインとの間に接続されており、書き込みラインはゲートラインと電気的に
接続されている第8のMRAM−セル装置の作成後の第8の基板の断面図
【図20b】 第8のMRAM−セル装置の回路図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジークフリート シュヴァルツル ドイツ連邦共和国 ノイビベルク ヨーゼ フ−キライン−シュトラーセ 11 ベー (72)発明者 エメリッヒ ベルタニョーリ オーストリア国 ウィーン ジーヴェリン ガー シュトラーセ 135 Fターム(参考) 5F083 AD01 AD03 AD04 AD45 AD46 AD49 AD69 FZ10 GA10 JA39 LA12 LA16 NA01 PR03 PR29 PR39 PR40 【要約の続き】

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリ素子の電気抵抗が情報でありかつ磁場により影響を与
    えることができるメモリセル装置において、 メモリセルが、メモリ素子とトランジスタとを有し、これらは直列接続されて
    おり、 書き込みライン(SLa)と、前記書き込みラインに対して横断する方向に延
    在しかつトランジスタと電気的に接続されたビットラインが設けられており、こ
    れらはメモリ素子の範囲内で交差しかつこれら両方は磁場の発生のために用いら
    れ、 トランジスタの制御のために、情報を読み出すことができるビットライン(B
    a)に対して横断する方向に延在するゲートライン(GLa)が設けられている
    メモリセル装置。
  2. 【請求項2】 メモリセルが、ビットライン(Ba)と、メモリセルに対し
    て共通の電圧端子との間に接続されている、請求項1記載のメモリセル装置。
  3. 【請求項3】 書き込みライン(SLf)とゲートライン(GLf)とが共
    通である、請求項2記載のメモリセル装置。
  4. 【請求項4】 メモリセルがビットライン(Bg)と書き込みライン(SL
    g)との間に接続されている、請求項1記載のメモリセル装置。
  5. 【請求項5】 トランジスタ及びメモリ素子が相互に重なって配置されてい
    る、請求項1から4までのいずれか1項記載のメモリセル装置。
  6. 【請求項6】 トランジスタの第1のソース/ドレイン−領域(1S/Da
    )がコンタクト(Ka)を介してトランジスタの上方に配置されたメモリ素子と
    電気的に接続されており、 書き込みライン(SLa)はメモリ素子の下側でかつコンタクト(Ka)の横
    側に配置されており、かつ絶縁体(Ia)によりメモリ素子と絶縁されており、 メモリ素子がメモリ素子の上方に配置されたビットライン(Ba)と電気的に
    接続されている、 請求項1から5までのいずれか1項記載のメモリセル装置。
  7. 【請求項7】 トランジスタがプレーナMOS型トランジスタとして構成さ
    れており、 ビットライン(Bc)に沿って隣接するメモリセルのトランジスタはペアにな
    って共通の第2のソース/ドレイン−領域(2S/Dc)を有する、 請求項1から6までのいずれか1項記載のメモリセル装置。
  8. 【請求項8】 トランジスタがバーティカルMOS型トランジスタとして構
    成されており、 半導体構造体(STa)中で第1のソース/ドレイン−領域(1S/Da)が
    チャンネル領域(KAa)の上方に配置されており、 ゲートライン(GLa)は半導体構造体(STa)の第1の側面に配置されて
    おり、 チャンネルの形成を妨げる素子が半導体構造体(STa)の第1の側面の反対
    側の第2の側面に接しており、 ビットライン(Ba)に沿って隣接するメモリセルのトランジスタを制御する
    ゲートライン(GLa)が、半導体構造体(STa)の第2の側面に配置されて
    いる、 請求項6記載のメモリセル装置。
  9. 【請求項9】 トランジスタの第2のソース/ドレイン−領域(2S/Da
    )が一貫した層として構成されており、電圧端子と接続している、請求項8記載
    のメモリセル装置。
  10. 【請求項10】 メモリ素子は、磁化方向を変更するために異なる限界場を
    必要とする少なくとも2つの磁性層(F1a,F2a)、及びその間に配置され
    た非磁性層(Ea)を有し、 メモリセル素子は、電流の流れが前記層(F1a,F2a)の平面に対して垂
    直方向に行われるように接続されている、 請求項1から9までのいずれか1項記載のメモリセル装置。
  11. 【請求項11】 メモリ素子の電気抵抗が情報でありかつ磁場によって影響
    を与えることができるメモリ素子の製造方法において、 相互にほぼ平行に延在するトレンチ(Ga)を作成し、それによりストライプ
    状の半導体構造体(STa)を生じさせ、 半導体構造体(STa)の一部としてバーティカルトランジスタの第1のソー
    ス/ドレイン−領域(1S/Da)及びその下に配置されたチャンネル領域(K
    Aa)を作成し、 半導体構造体(STa)の側面の少なくとも一部に傾斜注入によりチャンネル
    ストップ領域(Ca)を作成し、 トレンチ(Ga)中にトランジスタの制御のためのゲートライン(GLa)を
    作成し、 メモリ素子をトランジスタと接続し、それによりメモリセルが形成させ、 ゲートライン(GLa)に対して横断する方向でビットライン(Ba)を作成
    し、これをメモリセルと接続し、 ビットライン(Ba)に対して横断する方向で書き込みライン(SLa)を作
    成し、前記書き込みラインをビットライン(Ba)とメモリ素子の範囲内で交差
    させる、 メモリ素子の製造方法。
  12. 【請求項12】 チャンネルストップ領域(Ce)が半導体構造体(STe
    )に沿って半導体構造体(STe)の第1の側面及び第2の側面に交互に配置さ
    れるように、チャンネルストップ領域(Ce)を2回のマスクされた傾斜注入に
    より作成し、 導体材料を析出させかつゲートライン(GLe)がスペーサーの形で生じるま
    でエッチバックすることにより、各トレンチ(Ge)中に2つのゲートライン(
    GLe)を作成する、請求項11記載の方法。
  13. 【請求項13】 トランジスタの第1のソース/ドレイン−領域(1S/D
    a)上にコンタクト(Ka)を作成し、 上記コンタクト(Ka)の横に、コンタクト(Ka)の材料よりも軟質な材料
    からなる書き込みライン(SLa)を作成し、その際、書き込みライン(SLb
    )の上面はコンタクト(Ka)の上面と同じ高さか又はより高い高さであり、 化学機械研磨によりコンタクト(Ka)が若干突出するまで書き込みライン(
    SLb)を除去し、 絶縁材料を析出させ、かつコンタクト(Ka)の上面が露出するまで平坦化す
    ることにより書き込みライン(SLb)上に絶縁体(Ia)を作成し、 絶縁体(Ia)の上方及びコンタクト(Ka)の上方でかつコンタクトに接す
    るようにメモリ素子をメモリセルの一部として作成し、 メモリ素子の上方に書き込みライン(SLa)に対して横断する方向に延在す
    るビットライン(Ba)を作成し、これをメモリ素子と電気的に接続する、 請求項11又は12記載の方法。
  14. 【請求項14】 トランジスタの作成後に絶縁層(1a)を作成し、前記絶
    縁層中にコンタクト(Ka)を作成し、 コンタクト(Ka)と部分的にオーバーラップしたストライプ状のマスク(M
    2a)を用いて絶縁層(1a)をエッチングし、引き続き導体材料を析出させ、
    エッチバック又は平坦化し、それにより書き込みライン(SLa)を作成する、 請求項11から13までのいずれか1項記載の方法。
  15. 【請求項15】 絶縁層(1f)をゲートライン(GLf)が露出するまで
    分断する、請求項14記載の方法。
JP2000560589A 1998-07-15 1999-07-01 メモリ素子の電気抵抗が情報でありかつ磁場により影響を与えることができるメモリセル装置及びその製造方法 Withdrawn JP2002520874A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19831820 1998-07-15
DE19831820.0 1998-07-15
PCT/DE1999/001958 WO2000004555A2 (de) 1998-07-15 1999-07-01 Speicherzellenanordnung, bei der ein elektrischer widerstand eines speicherelements eine information darstellt und durch ein magnetfeld beeinflussbar ist, und verfahren zu deren herstellung

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002520874A true JP2002520874A (ja) 2002-07-09

Family

ID=7874161

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000560589A Withdrawn JP2002520874A (ja) 1998-07-15 1999-07-01 メモリ素子の電気抵抗が情報でありかつ磁場により影響を与えることができるメモリセル装置及びその製造方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US6379978B2 (ja)
EP (1) EP1097457B1 (ja)
JP (1) JP2002520874A (ja)
KR (1) KR100620155B1 (ja)
DE (1) DE59904972D1 (ja)
TW (1) TW439062B (ja)
WO (1) WO2000004555A2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004343040A (ja) * 2003-05-13 2004-12-02 Samsung Electronics Co Ltd 分割されたサブデジットラインを有する磁気ラムセル
JP2007019559A (ja) * 2006-10-23 2007-01-25 Hitachi Ltd 半導体記憶装置及びその製造方法
JP2011138604A (ja) * 2011-03-03 2011-07-14 Renesas Electronics Corp 薄膜磁性体記憶装置
JP2014520402A (ja) * 2011-06-24 2014-08-21 マイクロン テクノロジー, インク. 対称スイッチングと単一方向プログラミングを備えたスピン−トルク伝達メモリセル構造

Families Citing this family (50)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6392922B1 (en) * 2000-08-14 2002-05-21 Micron Technology, Inc. Passivated magneto-resistive bit structure and passivation method therefor
US6365419B1 (en) * 2000-08-28 2002-04-02 Motorola, Inc. High density MRAM cell array
DE10058047A1 (de) 2000-11-23 2002-06-13 Infineon Technologies Ag Integrierter Speicher mit einer Anordnung von nicht-flüchtigen Speicherzellen und Verfahren zur Herstellung und zum Betrieb des integrierten Speichers
JP2002208682A (ja) * 2001-01-12 2002-07-26 Hitachi Ltd 磁気半導体記憶装置及びその製造方法
US20020098705A1 (en) * 2001-01-24 2002-07-25 Infineon Technologies North America Corp. Single step chemical mechanical polish process to improve the surface roughness in MRAM technology
KR100399436B1 (ko) * 2001-03-28 2003-09-29 주식회사 하이닉스반도체 마그네틱 램 및 그 형성방법
JP5013494B2 (ja) * 2001-04-06 2012-08-29 ルネサスエレクトロニクス株式会社 磁性メモリの製造方法
DE10124366A1 (de) * 2001-05-18 2002-11-28 Infineon Technologies Ag Verfahren zum Herstellen einer Halbleiterspeichereinrichtung
US6633497B2 (en) * 2001-06-22 2003-10-14 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Resistive cross point array of short-tolerant memory cells
US6576480B2 (en) * 2001-07-26 2003-06-10 Micron Technology, Inc. Structure and method for transverse field enhancement
US6485989B1 (en) 2001-08-30 2002-11-26 Micron Technology, Inc. MRAM sense layer isolation
DE10144268B4 (de) * 2001-09-08 2015-03-05 Robert Bosch Gmbh Vorrichtung zur Messung der Stärke einer Vektorkomponente eines Magnetfeldes
US6627913B2 (en) * 2001-09-10 2003-09-30 Micron Technology, Inc. Insulation of an MRAM device through a self-aligned spacer
US6545906B1 (en) * 2001-10-16 2003-04-08 Motorola, Inc. Method of writing to scalable magnetoresistance random access memory element
US6724653B1 (en) * 2001-12-21 2004-04-20 Kabushiki Kaisha Toshiba Magnetic random access memory
KR20030060327A (ko) * 2002-01-08 2003-07-16 삼성전자주식회사 고집적 자성체 메모리 소자 및 그 구동 방법
US6815248B2 (en) * 2002-04-18 2004-11-09 Infineon Technologies Ag Material combinations for tunnel junction cap layer, tunnel junction hard mask and tunnel junction stack seed layer in MRAM processing
US6783995B2 (en) * 2002-04-30 2004-08-31 Micron Technology, Inc. Protective layers for MRAM devices
US6744663B2 (en) 2002-06-28 2004-06-01 Motorola, Inc. Circuit and method for reading a toggle memory cell
US6760266B2 (en) * 2002-06-28 2004-07-06 Freescale Semiconductor, Inc. Sense amplifier and method for performing a read operation in a MRAM
US7095646B2 (en) * 2002-07-17 2006-08-22 Freescale Semiconductor, Inc. Multi-state magnetoresistance random access cell with improved memory storage density
US6946882B2 (en) * 2002-12-20 2005-09-20 Infineon Technologies Ag Current sense amplifier
US7433253B2 (en) * 2002-12-20 2008-10-07 Qimonda Ag Integrated circuit, method of operating an integrated circuit, method of manufacturing an integrated circuit, memory module, stackable memory module
US7251178B2 (en) * 2004-09-07 2007-07-31 Infineon Technologies Ag Current sense amplifier
US6784091B1 (en) 2003-06-05 2004-08-31 International Business Machines Corporation Maskless array protection process flow for forming interconnect vias in magnetic random access memory devices
US6956763B2 (en) * 2003-06-27 2005-10-18 Freescale Semiconductor, Inc. MRAM element and methods for writing the MRAM element
US6967366B2 (en) * 2003-08-25 2005-11-22 Freescale Semiconductor, Inc. Magnetoresistive random access memory with reduced switching field variation
US7112454B2 (en) * 2003-10-14 2006-09-26 Micron Technology, Inc. System and method for reducing shorting in memory cells
US7245506B2 (en) * 2004-01-08 2007-07-17 Dell Products L.P. System for reducing noise induced from reference plane currents
KR100867662B1 (ko) 2004-03-12 2008-11-10 도쿠리쓰교세이호징 가가쿠 기주쓰 신코 기코 자기저항소자, 터널 장벽층 및 자기저항소자의 제조방법
US7212432B2 (en) * 2004-09-30 2007-05-01 Infineon Technologies Ag Resistive memory cell random access memory device and method of fabrication
US7129098B2 (en) * 2004-11-24 2006-10-31 Freescale Semiconductor, Inc. Reduced power magnetoresistive random access memory elements
US7391226B2 (en) * 2006-05-31 2008-06-24 Advanced Micro Devices, Inc. Contact resistance test structure and methods of using same
DE102006040238A1 (de) * 2006-08-28 2008-03-13 Qimonda Ag Transistor, Speicherzellenanordnung und Verfahren zum Herstellen und Betreiben eines Speicherelements mit mindestens einer Speicherzelle, insbesondere einer resistiv schaltenden Speicherzelle und Speicherelement
US7359226B2 (en) 2006-08-28 2008-04-15 Qimonda Ag Transistor, memory cell array and method for forming and operating a memory device
DE102006051137A1 (de) * 2006-10-30 2008-05-08 Qimonda Ag Anordnung vertikaler Transistoren in einem Substrat und Verfahren zur Herstellung
DE102007009876A1 (de) * 2007-02-28 2008-09-11 Qimonda Ag Anordnung von Speicherzellen umfassend Doppel-Gate-Transistoren mit gebogenem Stromfluss, sowie Verfahren zum Betrieb und zur Herstellung derselben
KR100944330B1 (ko) * 2007-03-16 2010-03-03 주식회사 하이닉스반도체 반도체 소자의 패턴 형성 방법
DE102008026432A1 (de) * 2008-06-02 2009-12-10 Qimonda Ag Integrierte Schaltung, Speichermodul sowie Verfahren zum Betreiben einer integrierten Schaltung
US7738279B2 (en) * 2008-06-02 2010-06-15 Qimonda Ag Integrated circuit and method of operating an integrated circuit
US8310861B2 (en) 2008-09-30 2012-11-13 Micron Technology, Inc. STT-MRAM cell structure incorporating piezoelectric stress material
US8102700B2 (en) 2008-09-30 2012-01-24 Micron Technology, Inc. Unidirectional spin torque transfer magnetic memory cell structure
US7876603B2 (en) * 2008-09-30 2011-01-25 Micron Technology, Inc. Spin current generator for STT-MRAM or other spintronics applications
US7944738B2 (en) * 2008-11-05 2011-05-17 Micron Technology, Inc. Spin torque transfer cell structure utilizing field-induced antiferromagnetic or ferromagnetic coupling
US8553449B2 (en) 2009-01-09 2013-10-08 Micron Technology, Inc. STT-MRAM cell structures
US7957182B2 (en) 2009-01-12 2011-06-07 Micron Technology, Inc. Memory cell having nonmagnetic filament contact and methods of operating and fabricating the same
US8467220B2 (en) * 2010-01-14 2013-06-18 Jai Hoon Sim DRAM device and manufacturing method thereof
US20120080725A1 (en) * 2010-09-30 2012-04-05 Seagate Technology Llc Vertical transistor memory array
JP5558425B2 (ja) * 2011-07-04 2014-07-23 株式会社東芝 磁気抵抗素子、磁気メモリ及び磁気抵抗素子の製造方法
US9397008B1 (en) * 2015-04-21 2016-07-19 United Microelectronics Corp. Semiconductor device and manufacturing method of conductive structure in semiconductor device

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2911312B2 (ja) * 1992-09-02 1999-06-23 三菱電機株式会社 磁性薄膜メモリおよびその記録方法
US5343422A (en) * 1993-02-23 1994-08-30 International Business Machines Corporation Nonvolatile magnetoresistive storage device using spin valve effect
SE503715C2 (sv) * 1995-03-27 1996-08-12 Ericsson Telefon Ab L M Optisk nod i ett optiskt bussnät
DE19653107C2 (de) * 1996-12-19 1998-10-08 Siemens Ag Verfahren zur Herstellung einer Speicherzellenanordnung
US6111784A (en) * 1997-09-18 2000-08-29 Canon Kabushiki Kaisha Magnetic thin film memory element utilizing GMR effect, and recording/reproduction method using such memory element

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004343040A (ja) * 2003-05-13 2004-12-02 Samsung Electronics Co Ltd 分割されたサブデジットラインを有する磁気ラムセル
JP2007019559A (ja) * 2006-10-23 2007-01-25 Hitachi Ltd 半導体記憶装置及びその製造方法
JP2011138604A (ja) * 2011-03-03 2011-07-14 Renesas Electronics Corp 薄膜磁性体記憶装置
JP2014520402A (ja) * 2011-06-24 2014-08-21 マイクロン テクノロジー, インク. 対称スイッチングと単一方向プログラミングを備えたスピン−トルク伝達メモリセル構造

Also Published As

Publication number Publication date
KR100620155B1 (ko) 2006-09-04
TW439062B (en) 2001-06-07
EP1097457A2 (de) 2001-05-09
WO2000004555A3 (de) 2000-04-20
EP1097457B1 (de) 2003-04-09
DE59904972D1 (de) 2003-05-15
US20010024380A1 (en) 2001-09-27
WO2000004555A2 (de) 2000-01-27
US6379978B2 (en) 2002-04-30
KR20010053525A (ko) 2001-06-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002520874A (ja) メモリ素子の電気抵抗が情報でありかつ磁場により影響を与えることができるメモリセル装置及びその製造方法
US6852550B2 (en) MRAM sense layer area control
CN1345091B (zh) 利用隧道磁阻效应的半导体存储器及其制造方法
US7476919B2 (en) MRAM cell structure and method of fabrication
US6835423B2 (en) Method of fabricating a magnetic element with insulating veils
KR100610710B1 (ko) 자기 랜덤 액세스 메모리
US7528457B2 (en) Method to form a nonmagnetic cap for the NiFe(free) MTJ stack to enhance dR/R
US7728384B2 (en) Magnetic random access memory using single crystal self-aligned diode
JP5609652B2 (ja) 磁気トンネル接合素子、その製造方法、及びmram
US20060220084A1 (en) Magnetoresistive effect element and method for fabricating the same
US20070206411A1 (en) Magnetic Random Access Memory Devices Including Contact Plugs Between Magnetic Tunnel Junction Structures and Substrates and Related Methods
KR20180037337A (ko) 메모리 셀들, 동작 및 제작의 방법들, 반도체 디바이스 구조들, 및 메모리 시스템들
JP2013140891A (ja) 磁気抵抗効果素子の製造方法
JP2002538614A5 (ja)
KR20010103779A (ko) 기억 셀 장치 및 그의 제조 방법
JP2002319663A (ja) 半導体記憶装置及びその製造方法
US10186551B1 (en) Buried tap for a vertical transistor used with a perpendicular magnetic tunnel junction (PMTJ)
KR20130017267A (ko) 반도체 장치 및 그 제조 방법
US10580965B2 (en) Magnetic memory device
EP4156275A1 (en) 1-bit 3-terminal racetrack array with integrated magnetic tunnel junction (mtj)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050314

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20080229