JP2002538614A5 - - Google Patents

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記憶セル構造、およびこれを製造する方法 発明の詳細な説明
本発明は、磁気抵抗記憶素子を備えるメモリセル構造、ならびにこれを製造する方法に関する。
磁気抵抗素子(Magnetowiderstandselement)とも呼ばれる磁気抵抗素子(magnetoresistives Element)とは、当業者の間では、少なくとも2つの強磁性層とその間に配置された非磁性層とを有する構造であると解されている。この場合、層構造の構成に応じて、GMR素子、TMR素子、およびCMR素子が区別される(S.Mengel著「Technologieanalyse Magnetismus」第2巻、XMRテクノロジー、発行者VDI Technologiezentrum Physikalische Technologien、1997年8月参照)。
GMR素子という用語は、少なくとも2つの強磁性層とその間に配置された非磁性的な伝導性層とを有していて、いわゆるGMR(giant magnetoresistance)効果を示す層構造について用いられる。GMR効果とは、GMR素子の電気抵抗が、両方の強磁性層の磁化が平行に向いているか反平行に向いているかに依存しているという事実を指している。GMR効果は、いわゆるAMR(anisotropic magnetoresistande)効果に比べて大きい。AMR効果とは、磁化された導体の抵抗が磁化方向に対して平行と垂直とで異なっているという事実を指している。AMR効果は、強磁性の単層で生じる体積効果(Volumeneffekt)である。
TMR素子という用語は、当業者の間では、少なくとも2つの強磁性層とその間に配置された絶縁性の非磁性層とを有するトンネル磁気抵抗層構造を指すのに用いられている。このとき絶縁性層は、両方の強磁性層の間にトンネル電流が生じる程度に薄くなっている。このような層構造も同様に、両方の強磁性層の間に配置された絶縁性の非磁性層を通る、スピン分極したトンネル電流によって引き起こされる磁気抵抗効果を示す。この場合にもTMR素子の電気抵抗は、両方の強磁性層における磁化が平行に向いているか反平行に向いているかによって左右される。このとき、相対的な抵抗変化は約6〜約40パーセントである。
その規模(相対的な抵抗変化が室温で100〜400パーセント)から超巨大磁気抵抗効果(CMR効果)と呼ばれるさらに別の磁気抵抗効果は、保磁力が高いために、磁化状態を切り換えるのに高い磁場を必要とする。
GMR素子を記憶セル構造の記憶素子として利用することが提案されている(たとえばD.D.Tang他著「IEDM95」、997-999頁、J.M.Daughton著「Thin Solid Flims」第216巻(1992)、162-168頁、Z.Wang他著「Journal of Magnetism and Magnetic Materials」第155巻(1996)、161-163頁参照)。記憶素子は、読出し線を介してそれぞれ直列につながれる。これに対して横向きに延びるワード線は、読出し線に対しても記憶素子に対しても絶縁されている。ワード線に印加される信号は、ワード線を流れる電流によって磁場を生成し、この磁場が十分な強さになるとその下にある記憶素子に影響を及ぼす。情報を書き込むには、書き込まれるべき記憶セルのところで交差するx/y線が利用される。このx/y線には、磁気逆転をさせるのに十分な磁場を交差部位に生じさせる信号が与えられる。このときの磁化方向は、両方の強磁性層のうちの一方において切り換えられる。それに対して、両方の強磁性層のうちの他方の磁化方向は変わらないままである。後者の強磁性層における磁化方向の維持は、磁化方向を維持する隣接する反強磁性層によって行われ、もしくは、この強磁性層の切換閾値を、別の材料または異なる寸法によって、たとえば異なる層厚によって、前者の強磁性層に比べて高くすることによって行われる。
US5541868およびUS5477482には、GMR効果を利用する環状の記憶素子が提案されている。1つの記憶素子は、積層体を含んでおり、この積層体は、少なくとも2つの環状の強磁性層部材と、その間に配置された非磁性的な伝導性層部材とを有するとともに、2本の配線の間につながれている。これらの強磁性層部材は、それぞれの材料組成が異なっている。強磁性層部材の一方は硬磁性であり、他方は軟磁性である。情報を書き込むため、軟磁性の層部材における磁化方向を切り換えるのに対し、硬磁性の層部材における磁化方向はそのままに保たれる。
磁気抵抗記憶素子を備える記憶セル構造がテクノロジーの面での意義を獲得するかどうかという問題については、特に、このような記憶セル構造が半導体プロセス工学の枠内で製造可能であるかどうかが重要となる。この問題と考えられるその解決法とは、これまでの文献には記載されていない。
本発明の課題は、半導体プロセス工学の枠内で製造可能である、磁気抵抗記憶素子を備える記憶セル構造、およびその製造方法を提供することである。
この課題は、請求項1に基づく記憶セル構造、ならびに請求項7に基づくその製造方法によって解決される。本発明のその他の実施形態は、その他の請求項から明らかである。
この記憶セル構造は、セルアレイに、網目状に配置されていてそれぞれ第1の配線と第2の配線との間に配置された第1の磁気抵抗記憶素子を含んでいる。第1の配線および第2の配線は多数設けられている。周辺部には、少なくとも1つの第1の金属被覆面および第2の金属被覆面が設けられており、これらは接触部を介して互いに電気的に接続されている。金属被覆の間のこのような接触部は、当業者の間では通常、ビア(Vias)またはビア接続と呼ばれる。これらの接触部は、第1の金属被覆面と第2の金属被覆面との間に配置される。第1の配線および第1の金属被覆面は、同一平面に配置されている。第2の配線および接触部は、同じく同一平面に配置されている。したがって、第1の配線および第1の金属被覆面と、第2の配線および接触部とは、いずれも、相応のパターン化によってそれぞれ伝導性層から製造される。
第1の配線が第1の金属被覆面と同一平面に配置され、第2の配線は接触部と同一平面に配置されるので、第1の金属被覆面と第2の金属被覆面との垂直方向の間隔に関わりなく、第1の配線と第2の配線との垂直方向の間隔を設定可能である。このことは、周辺部における所与の条件に影響を及ぼすことなく、第1の配線と第2の配線との前記間隔を、セルアレイの所与の条件に合わせて調節することができるという利点がある。
従来技術との関連で説明したように、磁気抵抗記憶素子の1つへの情報の書き込みは磁場の印加によって行われる。この磁場は、付属の第1および第2の配線を通って流れる電流によって誘導される。磁場の大きさは、流れる電流の強さと、電流が流れる配線からの距離とに依存して決まり、電流の強さが増すにつれて磁場は強くなり、距離が増すにつれて磁場が小さくなるので、第1の配線および第2の配線を磁気抵抗記憶素子の近くに配置するのが望ましい。さらに、磁気抵抗記憶素子をそれぞれ2つの配線の間につなぐと好都合である。なぜならこの場合、これらの配線を介して追加的に、記憶される情報に対応する磁気抵抗素子の抵抗を判定することができるからである。磁気抵抗記憶素子の厚さに起因して、セルアレイでは、相上下して配置された第1の配線と第2の配線との間隔を最大でも20〜40nmに目指すことができる。
それに対し、周辺部における第1の金属被覆面と第2の金属被覆面との垂直間隔は、第1の金属被覆面と第2の金属被覆面との間の寄生的なキャパシタンスを減らすため、およびプロセス工学上の理由から、上記よりはるかに大きくなくてはならない。0,35μmテクノロジーの場合、この間隔は典型的には350〜400nmである。
つまり、第1の配線が第1の金属被覆面と同一平面に設けられ、第2の配線が接触部と同一平面に設けられることによって、セルアレイにおける第1の配線と第2の配線との間では、周辺部における第1の金属被覆面と第2の金属被覆面との間隔と異なる間隔を設定することができるので、セルアレイでは、磁気抵抗素子の磁化状態の変化による情報の書き込みのための電流強さが低いことを考慮したうえで短い所要間隔を設定可能であり、それに対して周辺部では、寄生的なキャパシタンス上およびテクノロジー上必要な、ほぼ1桁分だけ大きな各金属被覆面の垂直間隔を保つことができる。それと同時に、第1の配線および第2の配線を周辺部の構造部と一緒に製造することが可能である。したがって第1の配線および第2の配線を製造するのに、追加的な析出工程やリソグラフィーやパターン化工程が必要でない。それによって記憶セル構造の製造が簡素化される。
第1の配線と第1の金属被覆面とは実質的に同一の厚さを有していることが好ましい。第2の配線および接触部は、金属間誘電体(Intermetalldielektrikum )によって包囲されており、金属間誘電体と実質的に同一の高さまで延びている。本発明のこのような実施形態は、以後のプロセスを考えたときに有利な、構造サイズが減るにつれて大きな意義を獲得する平坦な表面を有している。
本発明の別の実施形態によれば、セルアレイに、第2の配線の上に配置された第3の配線が設けられる。第2の配線と第3の線との間には第2の磁気抵抗記憶素子が配置され、この場合にも同じく第2の配線の一本と第3の配線の一本とに、第2の磁気抵抗記憶素子の1つが割り当てられる。第3の配線は、第2の金属被覆面と同一平面で周辺部に配置される。本発明のこのような実施形態では、記憶素子が2つの平面で相上下して配置されるので、セルアレイにおける記憶素子のより高い実装密度が達成される。つまり記憶素子ごとの所要スペースが係数2だけ少なくなる。この場合、セルアレイの簡素化された制御ということを考えると、同じ材料でできていて同じ特性を有している、第1の磁気抵抗記憶素子および第2の磁気抵抗記憶素子を設けるのが好都合である。しかしながら用途によって必要とされる場合には、第1の磁気抵抗記憶素子と第2の磁気抵抗記憶素子との特性が異なっていてもよい。
さらに記憶セル構造が、磁気抵抗素子を備える別の平面と、その上に配置された配線とを有していることが可能であり、それにより、実装密度の高い磁気抵抗記憶セルの三次元的な構成が達成される。このとき奇数の平面には、第1の配線、第1の磁気抵抗素子、および第2の配線と同様のものが構成され、偶数の平面は、第2の配線、第2の磁気抵抗素子、および第3の線と同様のものが構成される。
構造を平坦化することを考えると、第3の配線と第2の金属被覆面とを実質的に同一の厚さで設けるのが好都合である。
記憶セル構造を製造するためには、第3の配線および第2の金属被覆面を、共通の伝導性層の析出およびパターン化によって形成することが好ましい。
平坦度の高い記憶セル構造を実現するためには、平坦化をするパターン化法によって伝導性層を製造し、パターン化によって、第1の配線と第1の金属被覆面、第2の配線と接触部、もしくは第3の配線と第2の金属被覆面を伝導性層から形成されることが好ましい。それには特に、後に製造されるべき伝導性層の形状の溝が穿設されている絶縁性層を析出して、この溝を充填するのが適している。代替案として、リソグラフィーおよびエッチング法を用いた伝導性層のパターン化によって伝導性構造を形成し、次いで、析出および平坦化によって、たとえば化学的・機械的な研磨によってパターン化された絶縁性層でこれを包囲する。
磁気抵抗記憶素子は、それぞれ第1の強磁性層と、非磁性層と、第2の強磁性層とを有しており、非磁性層は第1の強磁性層と第2の強磁性層との間に配置される。この磁気抵抗記憶素子は、GMR効果もTMR効果も利用することができる。TMR効果を利用する磁気抵抗記憶素子の使用は、GMR効果に比べて相対的な抵抗変化が大きいので有利である。さらにTMR素子の比較的高い抵抗は、少ない電力消費という観点から好ましい。さらに、本構造が、高い磁場の切換のために必要な電流を取り扱う場合には、磁気抵抗記憶素子がCMR効果を利用していてもよい。
第1の強磁性層および第2の強磁性層は、Fe,Ni,Co,Cr,Mn,Gd,Dyのうち少なくとも1つの元素を含んでおり、2nm〜20nmの間の厚さを有していることが好ましい。第1の強磁性層と第2の強磁性層とは、磁気的な硬度および/または幾何学的な寸法の点で異なっている。
非磁性層は、TMR効果の場合には、Al,NiO,HfO,TiO,NbO,SiOのうち少なくとも1つの材料を含んでおり、1nm〜4nmの間の厚さを有している。GMR効果の場合、非磁性層はCu,Au,AgAlのうち少なくとも1つの物質を含んでおり、2nm〜5nmの間の厚さを有している。
磁気抵抗記憶素子における配線平面と平行な断面は、任意の形状であってよい。この断面は、特に長方形、円形、長円形、多角形、またはリング状であってよい。
記憶セル構造の製造時および/または作動時において、磁気抵抗記憶素子とこれに隣接する配線との間の拡散を防止するため、磁気抵抗記憶素子とこれに隣接する配線との間にそれぞれ拡散バリヤを設けるのが有利である。このような効果は、セルアレイ配線がCu,AgまたはAuを含んでいる場合に特に重要である。
配線は、代替的または追加的に、タングステンまたは金属ケイ化物を含んでいてもよい。
次に、各図面に描かれている本発明の実施例について詳しく説明する。
図1は、記憶セルアレイと周辺部との境界領域で記憶セル構造を示す平面図である。
図2は、図1にII−IIで図示する記憶セル構造の断面図である。
図3は、相上下して配置された2つの平面に磁気抵抗記憶素子を有している記憶セル構造の、記憶セルアレイと周辺部との境界領域における断面図である。
図4から図10は、記憶セル構造を製造するための各ステップを示している。
図11は、記憶セル構造を示す外観図である。
記憶セル構造は、セルアレイZ1および周辺部P1を有している(図1と図2を参照)。セルアレイZ1の領域と周辺部P1の領域とは、図2では垂直方向の実線で互いに分離されている。セルアレイZ1には、第1の配線11および第2の配線12が配置されている。第1の配線11は、半導体基板10の表面に配置されている。半導体基板10は、単結晶シリコンを有しており、周辺部P1の領域に、かつ/またはセルアレイの下側に、セルアレイZ1を制御するのに必要なモジュールを含んでいる。
第1の配線11と第2の配線12とは互いに交差している。第1の配線11の1つ(図1および図2には、図面を見やすくするために、1つの第1の配線11しか描かれていない)と、第2の配線12の1つとの交差領域には、それぞれ磁気抵抗素子13が配置されている。
周辺部P1には、第1の金属被覆面14および第2の金属被覆面15が配置されている。第2の金属被覆面15は、第1の金属被覆面14の上に配置されており、接触部16を介して第1の金属被覆面14と電気的に接続されている(図面を見やすくする理由から、図2では1つの接触部16しか描かれていない)。さらに周辺部P1には、セルアレイZ1にある第2の配線12と接続された接続配線17が配置されている。
第1の金属被覆面14は、第1の配線11と同一の平面に配置されている。つまり第1の金属被覆面14も、半導体基板10の表面に配置されている。第1の配線11および第1の金属被覆面14は、第1の絶縁構造部18に埋め込まれて、この絶縁構造部とともに平坦な表面を形成している。第2の配線12、接触部16、および接続配線17は、第1の配線11、第1の金属被覆面14、および第1の絶縁構造部18の上側の1つの平面に配置されている。磁気抵抗記憶素子13、第2の配線12、接触部16、および接続配線17は、第2の絶縁構造部19によって包囲され、この絶縁構造部とともに、第2の配線12、接触部16、および接続配線17が平坦な表面を形成している。
その上側には、第3の絶縁構造部110に包囲された第2の金属被覆面15が配置されており、この絶縁構造部とともに平坦な表面を形成している。
第1の配線11と第2の配線12とは、いずれも第2の金属被覆面15を介して接触可能である。一方では、第1の配線11が第1の金属被覆面14と接続され、この金属被覆面が接触部16を介して第2の金属被覆面15と接続されており、また他方では、第2の配線が接続配線17を介して第2の金属被覆面と接続されている。第2の金属被覆面15の接触は、SiOまたはSiOおよびSiからなる不活性化層112にある接触穴111を介して行われる。第1の絶縁構造部18、第2の絶縁構造部19、および第3の絶縁構造部110は、金属管誘電体に適した材料、特にSiO,Si、有機誘電体、または多孔性の無機誘電体でできている。第1の配線と第2の配線12との垂直方向の間隔は、磁気抵抗記憶素子13の厚さに相当しており、20〜30nmである。第1の金属被覆面14と第2の金属被覆面15との間隔は、接触部16の高さに相当しており、350〜400μmである。
単結晶シリコンを含んでいる半導体基板20の表面には、セルアレイZ2に第1の配線21が配置され、周辺部P2に第1の金属被覆面22が配置されている(図3参照。同図では、セルアレイZ2と周辺部P2とは垂直方向の実線によって互いに分離されている)。第1の配線21は、第1の金属被覆面22と接続されている。第1の配線21および第1の金属被覆面22は、第1の絶縁構造部23で包囲され、この絶縁構造部とともに平坦な表面を構成している。
第1の配線21の表面には、第1の磁気抵抗記憶素子24が配置されており、その上には第2の配線25が配置されている。第2の配線25は第1の配線21と交差している。周辺部P2には、セルアレイZ2にある第2の配線25と同一の平面に、第1の接触部26および接続配線27が配置されている。接続配線27は、セルアレイZ2にある第2の配線25と(図3に示す図面平面の範囲外で)接続されている。第2の配線25、第1の接触部26、および接続配線27は、Al,Cu,W、ケイ化物からなる伝導性層をパターン化することで形成されており、第2の絶縁構造部28によって包囲され、この絶縁構造部と同じ高さまで延びている。
セルアレイZ2には、第2の配線25の表面に、幾何学形状や材料組成に関して第1の磁気抵抗記憶素子24と一致する第2の磁気抵抗記憶素子29が配置されている。第2の磁気抵抗記憶素子29の上には、第2の磁気抵抗記憶素子29と接続された第3の配線210がセルアレイZ2に配置されている。周辺部P2には、第3の配線210の平面に、第2の金属被覆面211が配置されている。第2の金属被覆面211は、第1の接触部26とも接続配線27とも接続されている。第3の配線210と第2の金属被覆面211とは、Al,CuWまたはケイ化物からなる伝導性層をパターン化することによって、共通の製造ステップで形成される。
第3の配線210,第2の磁気抵抗記憶素子29、および第2の金属被覆面211は、第3の絶縁構造部212によって包囲され、この絶縁構造部とともに、
第3の配線210および第2の金属被覆面211が平坦な表面を形成している。
第2の金属被覆面211の上には、第2の金属被覆面211と接続された第2の接触部213が配置されている。第2の接触部213は第4の絶縁構造部214で包囲され、この絶縁構造部とともに平坦な表面を形成している。その上には第3の金属被覆面215が配置されており、第5の絶縁構造部216で包囲されて、この絶縁構造部とともに平坦な表面を形成している。第5の絶縁構造部216および第3の金属被覆面215の上に配置された不活性化層217には接触穴218が設けられており、この接触穴を介して第3の金属被覆面215が接触可能である。
次に、図4〜図10を参照しながら3層プロセスによる記憶セル構造の製造を説明する。これらの図面中では、セルアレイZと周辺部Pとが垂直方向の破線によって示されている。
シリコンからなる半導体基板40の表面に、第1のSiO層41を50〜100nmの厚さで塗布し、第1のSi層42を30〜50nmの厚さで塗布し、第3のSiO層43を400〜800nmの厚さで塗布する(図4参照)。レジストマスク(図示せず)と異方性エッチングによって、第2のSiO層43をパターン化して、第1のSi層42の表面が部分的に露出するようにする。
このとき第2のSiO層43の側方に、第1の溝44が生じる。第1の溝44は、基板40の表面に対して平行に、後で製造されるべき第1の配線および第1の金属被覆面の形状を規定する断面を有している。
第1のTaN/Ta層45を約50nmの厚さで析出し、第1の溝44が充填される厚さで第1の銅層46を析出し、次いで第2のSiO層43の表面まで化学的・機械的な研磨をすることによって、溝44に埋設された第1の配線および第1の金属被覆面が形成される(図5参照)。
次いで、Ta,Ti,W,MoまたはNbからなる第1のバリヤ層47を10〜30nmの厚さで全面的に塗布し、連続層48と、Ta,Ti,W,MoまたはNbからなる第2のバリヤ層49とを10〜30nmの厚さで塗布する。連続層48は、CoまたはFe,Ni,Cr,Mn,Gd,Dyを含む第1の強磁性層と、Al,NiO,HfO,TiO,NbO,SiO,Cu,Au,AgまたはAlからなる非磁性層と、NiFe,CoまたはFe等を含む第2の強磁性層とを含んでいる。連続層48は約10〜20nmの厚さを有しており、磁気抵抗記憶素子を製造するのに好適である。
フォトリソグラフィーでパターン化されたレジストマスク(図示せず)をエッチングマスクとして利用して、第1のバリヤ層47と、連続層48と、第2のバリヤ層49とを、銅およびSiOに対する選択的な異方性エッチングにより、Cl含有および/またはF含有エッチングガスでパターン化する。このとき連続層48から、網目状に配置された磁気抵抗記憶素子が生成される(図6参照)。
次いで、第3のSiO層411をCVDによって析出し、化学的・機械的な平坦化によって、第2のバリヤ層49に対して選択的に平坦化する。第3のSiO層411は、磁気抵抗記憶素子を側方で完全に包囲する。
第2のSi層412を30〜50nmの層厚で塗布し、フォトレジストマスク(図示せず)と異方性エッチングによってF含有エッチング混合ガス(たとえばCF/O,SF/He)でパターン化して、第3のSiO層411の表面が周辺部Pの領域で露出するようにする。つまり第2のSi層412はセルアレイZの領域でしか残されず、第2のバリヤ層49および第3のSiO層411を被覆する(図7参照)。
次いで、第4のSiO層413を400〜800nmの厚さで析出する。第4のSiO層413の表面に、フォトリソグラフィーのプロセス段階によって、セルアレイZの領域では第2の配線を規定するとともに周辺部Pの領域では接触部の配置を規定するレジストマスク414を生成させる。このとき第4のSiO層413の表面は、後で第2の配線ないし接触部が形成される領域で露出させられる。レジストマスク414をエッチングマスクとして利用しながら、CおよびF含有エッチングガス(たとえばCHF/CFまたはC/Co)でSiに対して選択的に異方性エッチングすることにより、周辺部Pで第4のSiO層413および第3のSiO層がパターン化される。このとき第2の溝415が形成される。第2の溝415は、後で第2のTaN/Ta層416が約50nmの厚さで析出されることにより、および、第2の銅層417が300〜1000nmの厚さで析出されることにより、充填される(図8参照)。析出される第2の銅層の最低厚さは、Cu析出プロセスの適合度と、充填されるべき溝の線幅とに依存して決まる。
化学的・機械的な研磨により、第2の銅層417および第2のTaN/Ta層416をパターン化する。このときセルアレイに第2の配線418が形成され、周辺部Pでは、第2の配線418と接続された接続配線420および接触部419が形成される(図9参照)。
第3のSi層421を30〜50nmの厚さで全面的に塗布する。その上に、第5のSiO層422を400〜800nmの厚さで塗布する。フォトリソグラフィーで生成されたレジストマスクをエッチングマスク(図示せず)として利用しながら、C含有およびF含有ガスでの異方性エッチングによって第3の溝423を生成し、第3のTaN/Ta層424と第3の銅層425でこの溝を充填する。第3のTaN/Ta層424は約50nmの厚さで析出され、第3の銅層425は300〜1000nmの厚さで析出される。
化学的・機械的な研磨により、第3の銅層425および第3のTaN/Ta層424をパターン化する。このとき第5のSiO層422の表面は、第3の溝423の範囲外で露出させられる。第3の溝423には、第3の金属被覆面426が形成される(図10参照)。第5のSiO層422および第3の金属被覆面426の表面には、Si層427が50nmの厚さで析出されるとともに、プラズマCVDプロセスで300nmの厚さに生成されたSiO層428と、プラズマCVDプロセスで500〜600nmの厚さに生成されたSi層429とで構成された不活性化二重層が析出される。フォトリソグラフィーで生成されたマスクを用いて、Si層429と、SiO層428と、Si層427とに、第3の金属被覆面426まで達する接触穴430が開けられる。
3層金属被覆プロセスに統合されるこのような記憶セル構造の製造は、次のように改良できることが好ましい。
すなわち、第2のバリヤ層49、連続層48、および第1のバリヤ層47をパターン化した後、第3のSiO層411を異方性RIEプロセスによって(たとえばC含有およびF含有エッチングガスを用いて)エッチバックして、記憶素子がSiOスペーサによって横向きに絶縁されるようにする。次いで、第2のSi層412をできるだけ同形に析出する。この第2のSi層412をパターン化することなく、第4のSiO層413を析出させ、短いCMPステップによって平坦化する。そして、すでに略述したプロセス進行と同じようにして、第4のSiO層413を第2のSi層412に対して選択的にパターン化し、第2のSi層412を層411のSiOスペーサに対して、および第2のSiO層43に対して、選択的にパターン化する。以後のすべてのプロセス段階は、すでに略述したプロセス進行と同じである。
このような改良型プロセスには次のような利点がある。すなわち1番目に、フォトリソグラフィーによるパターン化が省略される。2番目に、第1の配線21がセルアレイZで、および周辺部Pの第1の金属被覆面22で、Si層413によって完全に覆われるので、第1のTaN/Ta層45との関連で、Cuおよびその他の可動な元素(たとえばAg)が第1の配線21から隣接するSiO層(43,412)へ拡散して、そのためにこれらの層が品質低下するのが防止される。3番目に、第2の溝415をパターン化している途中での記憶素子側面の露出と、これに伴う記憶素子の電気的な分流とが確実に防止される。
記憶セル構造のセルアレイには、互いに平行に延びるストリップ状の第1の配線51と、第2の配線52とが配置される。第2の配線52は同じくストリップ状であり、相互に平行に延びている。第2の配線52は第1の配線51と交差している。第1の配線51と第2の配線52との交差部位には、第1の強磁性層531と、非磁性層532と、第2の強磁性層533とを有する磁気抵抗記憶素子53がそれぞれ配置される。磁気抵抗記憶素子53の断面は、それぞれ長方形、長く伸びた六角形、もしくは楕円形である。側面の寸法は、第1の配線51および第2の配線52の幅に同程度である。第1の強磁性層531および第2の強磁性層533は、それぞれ3〜10nmの厚さを有している。非磁性層532は1〜3nmの厚さを有している。第1の強磁性層531は、Coを含んでいる。非磁性層532はAlを含んでいる。第2の強磁性層533はNiFeを含んでいる。第1の配線51および第2の配線52はそれぞれCuを含んでいる(図11参照)。
磁気抵抗記憶素子53の抵抗は、第1の強磁性層531および第2の強磁性層533の磁化方向に依存して決まる。両方の層の磁化が互いに平行なときは、反平行に磁化される場合よりも抵抗が小さい。
記憶セルアレイと周辺部との境界領域で記憶セル構造を示す平面図である。 図1にII−IIで図示する記憶セル構造の断面図である。 相上下して配置された2つの平面に磁気抵抗記憶素子を有している記憶セル構造の、記憶セルアレイと周辺部との境界領域における断面図である。 記憶セル構造を製造するためのステップを示している。 記憶セル構造を製造するためのステップを示している。 記憶セル構造を製造するためのステップを示している。 記憶セル構造を製造するためのステップを示している。 記憶セル構造を製造するためのステップを示している。 記憶セル構造を製造するためのステップを示している。 記憶セル構造を製造するためのステップを示している。 記憶セル構造を示す外観図である。

Claims (10)

  1. 記憶セル構造であって、
    セルアレイ(Z,Z1,Z2)に第1の磁気抵抗記憶素子(13,24)が設けられており、この磁気抵抗記憶素子は第1の平面で網目状に、かつそれぞれ記憶素子(13,24)に印加する磁場を誘導するための電流が流れる第1の配線(11,21)と第2の配線(12,25)との間に配置されており、
    セルアレイと垂直接触する、セルアレイ(Z,Z1,Z2)の周辺部(P,P1,P2)に、少なくとも1つの第1の金属被覆面(14,22)と、第2の金属被覆面(15,211)と、接触部(16,26)とが設けられており、これらの接触部(16,26)によって、第1の金属被覆面(14,22)と第2の金属被覆面(15,211)との間に局所的な電気接続が実現される構造であって、
    第1の配線(11,21)および第1の金属被覆面(14,22)は同一平面で相互に接触するように配置されており、
    第2の配線(12,25)および接触部(16,26)は同一平面に配置されている、記憶セル構造。
  2. 第1の配線(11,21)と第1の金属被覆面(14,22)とが等しい厚さを有しており、
    第2の配線(12,25)および接触部(16,26)は、第2の絶縁構造部(19,28)で包囲されており、
    上記第2の配線(12,25)と接触部(16,26)と第2の絶縁構造部(19,28)とは、平坦な表面を形成していることを特徴とする、請求項1記載の記憶セル構造。
  3. セルアレイ(Z,Z1,Z2)に第3の配線(210)が設けられており、
    上記第2の回線の表面に、第2の磁気抵抗記憶素子(29)が配置されており、これらの磁気抵抗記憶素子(25)はそれぞれ第2の配線(210)の1本と第3の配線の1本との間に配置されており、
    第3の配線および第2の金属被覆面は同一平面に配置されていることを特徴とする、前記請求項のうちいずれか1項記載の記憶セル構造。
  4. 第3の配線(210)と第2の金属被覆面(211)とは等しい厚さを有していることを特徴とする、請求項3記載の記憶セル構造。
  5. 上記磁気抵抗記憶素子(13,24,29)がそれぞれ第1の強磁性層と、非磁性層と、第2の強磁性層とを有しており、
    第1の強磁性層および第2の強磁性層は、Fe,Ni,Co,Cr,Mn,Gd,Dyのうち少なくとも1つの元素を含み、それぞれ2nm〜20nmの範囲内の厚さを有しており、
    非磁性層はAl,NiO,HfO,TiO,NbO,SiO,Cu,Au,Ag,Alのうち少なくとも1つの材料を含み、1nm〜5nmの間の厚さを有していることを特徴とする、前記請求項のうちいずれか1項記載の記憶セル構造。
  6. セルアレイ配線(11,12,21,25,210)がAl,Cu,Wまたはケイ化物を含んでおり、
    上記磁気抵抗記憶素子とこれに隣接する配線との間にそれぞれ拡散バリヤが設けられていることを特徴とする、前記請求項のうちいずれか1項記載の記憶セル構造。
  7. 記憶セル構造を製造する方法であって、
    半導体基板(10,20)の主面の上に、第1の伝導性層の析出およびパターン化によって、セルアレイ(Z,Z1,Z2)に第1の配線(11,21)を生成するとともに周辺部(P,P1,P2)に第1の金属被覆面(14,22)を生成し、
    セルアレイ(Z,Z1,Z2)に、それぞれ第1の配線(11,21)の1本と接続された第1の磁気抵抗記憶素子(13,24)を生成し、
    第2の伝導性層の析出およびパターン化によって、セルアレイに、第1の磁気抵抗記憶素子(13,24)と接続された第2の配線(12,25)を形成するとともに、周辺部に、第1の金属被覆面(14,22)と接続された接触部(16,26)を形成し、
    第3の伝導性層の析出およびパターン化によって、周辺部に、接触部(16,26)と接続された第2の金属被覆面(15,211)を形成することを特徴とする方法。
  8. 半導体基板(10,20)の主面の上に第1の絶縁性層(18,23)を生成し、
    第1の絶縁性層(18,23)に第1の溝を生成し、この溝の幾何学形状は、第1の配線(11,21)および第1の金属被覆面(14,22)の幾何学形状に対応しており、
    第1の配線(11,21)および第1の金属被覆面(14,22)を形成するために、第1の伝導性層で第1の溝を充填し、この伝導性層を平坦化して第1の絶縁性層(18,23)の表面が露出するようにし、
    第1の磁気抵抗記憶素子(13,24)を生成した後、第2の絶縁性層(19,28)を生成してこれに第2の溝を形成し、この溝の幾何学形状は、第2の配線(12,25)および接触部(16,26)の幾何学形状に対応しており、
    第2の配線(12,25)および接触部(16,26)を形成するために、第2の伝導性層で第2の溝を充填し、この伝導性層を平坦化して第2の絶縁性層(19,28)の表面が露出するようにし、
    第3の絶縁性層(110,211)を生成してこれに第3の溝を形成し、この溝の幾何学形状は、第2の金属被覆面(15,211)の幾何学形状に対応しており、
    第2の金属被覆面(15,211)を形成するために、第3の伝導性層で第3の溝を充填し、この伝導性層を平坦化して第3の絶縁性層(110,212)の表面が露出するようにすることを特徴とする、請求項7記載の方法。
  9. 第2の配線(12,25)の1本と接続された第2の磁気抵抗記憶素子(29)を形成する工程と、
    上記第3の伝導性層をパターン化するとき、セルアレイ(Z,Z1,Z2)に、第2の磁気抵抗素子(29)と接続された第3の配線(210)を形成する工程とを含むことを特徴とする、請求項7記載の方法。
  10. 半導体基板(10,20)の主面の上で第1の絶縁性層(18,23)を生成し、この絶縁性層に第1の溝を形成し、この溝の幾何学形状は、第1の配線(11,21)および第1の金属被覆面(14,22)の幾何学形状に対応しており、
    第1の配線(11,21)および第1の金属被覆面(14,22)を形成するために、第1の伝導性層で第1の溝を充填し、この伝導性層を平坦化して第1の絶縁性層(18,23)の表面が露出するようにし、
    第1の磁気抵抗記憶素子(13,24)を生成した後、第2の絶縁性層(19,28)を生成してこれに第2の溝を生成し、この溝の幾何学形状は、第2の配線(12,25)および接触部(16,26)の幾何学形状に対応しており、
    第2の配線(12,25)および接触部(16,26)を形成するために、第2の伝導性層で第2の溝を充填し、この伝導性層を平坦化して第2の絶縁性層(19,28)の表面が露出するようにし、
    第2の磁気抵抗記憶素子(29)を形成した後、第3の絶縁性層(110,212)を生成してこれに第3の溝を形成し、この溝の幾何学形状は、第3の配線(210)および第2の金属被覆面(15,211)の幾何学形状に対応しており、
    第3の配線(210)および第2の金属被覆面(15,211)を形成するために、第3の伝導性層で第3の溝を充填し、この伝導性層を平坦化して第3の絶縁性層(110,212)の表面が露出するようにすることを特徴とする、請求項9記載の方法。
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