JP2002512227A - R−(+)−6−カルボキシアミド−3−n−メチルアミノ−1,2,3,4−テトラヒドロカルバゾールの製造法 - Google Patents

R−(+)−6−カルボキシアミド−3−n−メチルアミノ−1,2,3,4−テトラヒドロカルバゾールの製造法

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Abstract

(57)【要約】 R−(+)−6−カルボキシアミド−3−N−メチルアミノ−1,2,3,4−テトラヒドロカルバゾールの新規製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、R−(+)−6−カルボキシアミド−3−N−メチルアミノ−1,2,
3,4−テトラヒドロカルバゾールの製造法に関する。
【0002】 WO−A−93/00086は、5HT1レセプターアゴニストとしての活性
を有し、従って、偏頭痛の処置に有用である、一群のテトラヒドロカルバゾール
誘導体を記載している。開示された具体的な化合物としては、3−メチルアミノ
−6−カルボキシアミド−1,2,3,4−テトラヒドロカルバゾール塩酸塩が含
まれている。WO−A−93/00086には、また、3−メチルアミノ−6−
シアノ−1,2,3,4−テトラヒドロカルバゾールを経由する、多くの保護およ
び脱保護工程を含む、6段階工程から成る、3−メチルアミノ−6−カルボキシ
アミド−1,2,3,4−テトラヒドロカルバゾール塩酸塩の製造法が記載されて
いる。
【0003】 WO−A−94/14772には、次の化合物を含む、ある種のカルバゾール
誘導体のエナンチオマーが記載されている: R−(+)−6−カルボキシアミド−3−N−メチルアミノ−1,2,3,4−テ
トラヒドロカルバゾール; S−(−)−6−カルボキシアミド−3−N−メチルアミノ−1,2,3,4−テ
トラヒドロカルバゾール; R−(+)−6−カルボキシアミド−3−N−エチルアミノ−1,2,3,4−テ
トラヒドロカルバゾール; S−(−)−6−カルボキシアミド−3−N−エチルアミノ−1,2,3,4−テ
トラヒドロカルバゾール; およびそれらの3つの塩および溶媒和物。
【0004】 R−(+)−6−カルボキシアミド−3−N−メチルアミノ−1,2,3,4−テ
トラヒドロカルバゾール サクシネートは、現在、偏頭痛の処置について臨床実
験に入っている。
【0005】 WO−A−94/14772は、種々の方法を記載しており、それによって単
一のエナンチオマーを製造することができる。すなわち、当該方法は、次ぎのと
おりである: (i)化合物又はその誘導体のエナンチオマー混合物のクロマトグラフィー(
例えば、キラルHPLCカラム上)による分離; (ii)化合物のキラル誘導体(例えば、キラル塩)のジアステレオアイソマーの
結晶化又はクロマトグラフィーによる分離;又は (iii)3−アミノ−6−カルボキシアミド−1,2,3,4−テトラヒドロカル
バゾール (+)又は(−)エナンチオマー又はその塩のアルキル化。
【0006】 上記方法(i)〜(iii)は、所望のエナンチオマーの製造に使用することが
できるが、「スケールアップ」及び化合物の商業的製造の観点から不利益な者で
ある。特に、合成の最終段階における分割の実施及びキラル塩形成のためのR−
2−ピロリドン−5−カルボン酸(D-ピロブルタミン酸としても知られている)
の使用の点で、溶解性の低い中間体を生じ、従って、R−2−ピロリドン−5−
カルボン酸はWO−A−94/14772の方法で使用するのに好ましい光学的
活性酸であると記載されているにもかかわらず、所望のエナンチオマーを低収量
でしか与えないことが見出された。
【0007】 従って、より容易に商業的製造に適合する、より効率的な方法を提供する必要
がある。我々は、そのようなR−(+)−6−カルボキシアミド−3−N−メチル
アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロカルバゾールの製造法を見出した。当該方
法は、比較的早い段階でインドールニトリル中間体化合物の分割を行うものであ
る。我々は、驚くべきことに、この中間体が良好な溶解性を示し、所望のエナン
チオマーを収量良く得ることを可能ならしめるものであることを見出した。実際
、当該新規方法はWO−A−94/14772の方法よりも一工程多いものであ
るが、最終生産物の全収率はより大である。更に、ニトリル中間体について分割
を実施することは、その後の工程を中間的化合物の正しいエナンチオマー形につ
いて実施することになり、クロマトグラフィー等の必要なく、化合物の直接生産
を達成することになる。
【0008】 従って、第一に、本発明は、式(I):
【化4】 のインドールニトリル化合物のエナンチオマー混合物の分割工程を含む、R−(
+)−6−カルボキシアミド−3−N−メチルアミノ−1,2,3,4−テトラヒド
ロカルバゾールの製造法を提供するものである。
【0009】 式(I)の化合物は、6−シアノ−3−N−メチルアミノ−1,2,3,4−テ
トラヒドロカルバゾールと呼称することができる。式(I)の化合物は、その2
つのエナンチオマーを種々の割合で含んでいてもよい。特に、ラセミ混合物とし
て存在することができる。
【0010】 インドールニトリルエナンチオマー混合物の分割は、L−ピログルタミン酸の
使用によって、有利に達成されることが見出された。実際、D−ピログルタミン
酸の使用が”悪い”エナンチオマーを与える一方、L−ピログルタミン酸が所望
のエナンチオマーを好収率で与えることは、驚くべき発見である。L−ピログル
タミン酸の使用は、また、天然に生ずる形であるから、D−形よりもかなり安価
であり、この点でも経済的に有利である。光学的活性酸との反応によるキラル塩
の形成は、適当な溶媒(例えば、メタノールやエタノールのようなアルコール)中
、0〜100℃の温度で実施すればよい。所望のエナンチオマーは、常套の方法
で結晶化することによって得られる。結晶化は、自然に行なわれてもよく、又、
ある場合には、結晶核の添加が必要であろう。反応混合物は、望ましくは酢酸に
よって処理されるが、これは結晶化が始まった後が好ましい。この操作は、好ま
しいエナンチオマーの選択的結晶化を容易にする利点があることが見出された。
得られたL−ピログルタミン酸塩は、好ましくは水性メタノールから、より好ま
しくは水性エタノールから再結晶して、生成物の光学的純度を高めるのが望まし
い。キラル塩は、標準の方法により遊離塩基に変換して、(+)−6−シアノ−3
−N−メチルアミノ−1,2,3,4−テトラヒドロカルバゾールとする。必要と
あれば、この化合物をイン・シチュ(in situ)で直接反応させて、対応するカル
ボキシアミド化合物を形成させてもよい。
【0011】 (+)−6−シアノ−3−N−メチルアミノ−1,2,3,4−テトラヒドロカル
バゾールは新規化合物である。従って、本発明は、さらに式(II):
【化5】 の(+)−6−シアノ−3−N−メチルアミノ−1,2,3,4−テトラヒドロカル
バゾールとその塩並びに溶媒和物を提供するものである。
【0012】 本発明のこの点での好ましい具体例は、(+)−6−シアノ−3−N−メチル−
1,2,3,4−テトラヒドロカルバゾール L−ピログルタメートである。
【0013】 式(II)の化合物は、目的とするR−(+)−6−カルボキシアミド−3−N−
メチルアミノ−1,2,3,4−テトラヒドロカルバゾール又はその塩若しくは溶
媒和物に変換することができる。
【0014】 従って、本発明は、さらにR−(+)−6−シアノ−3−N−メチルアミノ−1
,2,3,4−テトラヒドロカルバゾール又はその塩若しくは溶媒和物を加水分解
することから成る、R−(+)−6−カルボキシアミド−3−N−メチルアミノ−
1,2,3,4−テトラヒドロカルバゾール又はその塩若しくは溶媒和物の製造法
を提供するものである。当業者にとって明らかなように、ニトリルを加水分解す
ると、使用した条件により、アミド又はカルボン酸のいずれかが得られる。従っ
て、本発明方法において、加水分解条件は、カルボン酸よりもアミドを与えるよ
うに選択されるべきである。好ましくは、加水分解は、酢酸と三フッ化ホウ素(
BF3)/酢酸コンプレックスを用いて実施される。使用され得る加水分解の他の
手段は、水酸化ナトリウムのような水酸化アルカリの存在下、アルコールのよう
な溶媒中、過酸化水素を含むものであるか、又はギ酸と臭化水素酸又は塩化水素
酸を含むものである。
【0015】 分割工程の原料物質として使用される6−シアノ−3−N−メチルアミノ−1
,2,3,4−テトラヒドロカルバゾールは、例えば、WO−A−93/0008
6に記載の方法によって製造することができる。また、より好ましくは、6−シ
アノ−3−N−メチルアミノ−1,2,3,4−テトラヒドロカルバゾールは、式
(III):
【化6】 の4−シアノフェニルヒドラジン又はその塩(例えば、塩酸塩)と4−メチルアミ
ノシクロヘキサノン又はその保護誘導体を反応させることによって、製造できる
。有利には、ケタール誘導体である4−メチルアミノシクロヘキサノン(2',2'
−ジメチルトリメチレン)ケタール又はその塩(例えば、塩酸塩)が使用される。
【化7】
【0016】 反応は、好ましくは水性酸性条件下に実施される。
【0017】 上記ケタール誘導体(IV)は商業的に入手可能な化合物である。当該化合物は
、例えば、WO−A−94/14772記載の方法により、すなわち式(V):
【化8】 の対応する保護1,4−シクロヘキサンジオンをメチルアミンと反応させること
により、製造することができる。
【0018】 上記反応は、適当な溶媒、例えばアルコールまたはその混合物(例えば、工業
用メタノール変性酒精またはメタノール)中で、例えばパラジウム-炭素を用い
る触媒的水素化によって行うのが好ましい。
【0019】 式(V)のケト−ケタールからR−(+)-6-カルボキシアミド−3−N−メチル
アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロカルバゾールへの完全な合成経路は、以下
のとおりである:
【化9】 上記各工程に対する好ましい反応条件は、以下のとおりである: (i)IMS、MeNH2、Pd‐C、それからTHF、HCl、0-10℃、例
えば0-5℃または好ましくは5-10℃(収率:77-94%理論値); (ii)HCl(aq)、80-90℃、好ましくは85-90℃、0-5℃、それから
NaOH(aq)、THFに続いて0−5℃(収率:62−85%理論値); (iii)MeOH、L-ピログルタミン酸(L-PGA)、AcOH、50℃または
好ましくは還流後、0−5℃、次いで水性MeOHまたは好ましくはEtOH(
エタノール)から再結晶(収率:14−30%理論値); (iv)AcOH、BF3(AcOH)、90−95℃、それからNaOH、Bu
OH、次いでNa2CO3または好ましくは水で洗浄(収率:70-100%理論
値)。
【0020】 任意の工程(v)として、工程(iv)から得られた化合物(II)は、例えば
、エタノールールのようなアルコールまたはエタノールとブタノールのようなア
ルコール混合物中で、例えばコハク酸との反応によって、コハク酸塩のような適
当な塩の形態に容易に変換することができる。この反応は、60-100℃(例
えば60-65℃)、好ましくは70-100℃の温度範囲で、次いで20-25℃の
温度で進行させる(収率:87-90%理論値)。当該塩、例えばコハク酸塩は、
必要であれば、水性エタノールを用いて再結晶してもよい。
【0021】 さらに、次の態様において、本発明は、R−(+)−6-カルボキシアミド−3-
N-メチルアミノ-1,2,3,4-テトラヒドロカルバゾールまたはその塩また
は溶媒和化合物の製造方法を提供する。当該方法は、上記(i)から(iv)の
反応工程と、所望により塩形成工程(v)からなるものである。
【0022】 工程(ii)において使用されるアミンケタール塩酸塩は、市販品を入手し得る
ので、当該方法は、単に工程(ii)〜(iv)から効果的に構成することが可能で
ある。
【0023】 別の態様において、本発明は、式(I)のインドールニトリル化合物のエナン
チオマー混合物の分割のための、L−ピログルタミン酸の使用を提供する:
【化10】
【0024】 本発明は、以下、実施例に関して記載するが、これは本発明を制限するものと
して解釈さるべきではない。
【0025】 実施例1:6−シアノ−3−N−メチルアミノ−1,2,3,4−テトラヒドロカ
ルバゾール(インドールニトリル)のラセミ混合物の分割
【0026】 (a)塩の形成 ラセミ体のインドールニトリル(1.72mol、387g)をメタノール(1.94
L)と混合し、混合物を撹拌、還流加熱して、溶液を得た。その間に、別のフラ
スコにL−ピログルタミン酸(0.5mol当量、110.9g)とメタノール(774
ml)で充填した。ラセミ体のインドールニトリルのメタノール性溶液を50℃ま
で冷却して、L−ピログルタミン酸混合物に直接濾過し、続いて、メタノール(
774mlおよび387ml)で2回すすいだ。その結果得られた混合物の含水量を
0.7−2% w/vの範囲内となるよう調節した。その混合物を還流加熱して、
溶液を得た後、25℃まで冷却し、結晶種を入れて、酢酸(0.6mol当量、59m
l)を25−28℃で30分かけて加えた。その混合物を25℃で30分間放置し
た後、0−3℃に冷却して、さらに2時間放置した。その結果得られた固体を濾
過により単離し、減圧下に周囲温度で乾燥させて、中間体グレードのR−(+)−
6−シアノ−3−N−メチルアミノ−1,2,3,4−テトラヒドロカルバゾール
・ピログルタミン酸塩(180.8g)を得た。
【0027】 (b)再結晶化 工程(a)において製造した中間体グレードのピログルタミン酸塩(147.4
g)を水(120.6ml)および96% エタノール(363ml)と混合し、そのスラ
リーを撹拌、還流加熱して、溶液を得た。その結果得られた溶液に96% エタ
ノール(1.03L)をさらに30分間加えた後、その混合物に結晶種を入れた。そ
の混合物を0−5℃に2時間冷却し、さらに1−2時間放置した。固体を濾過に
より単離し、減圧下に周囲温度で乾燥させて、R−(+)−6−シアノ−3−N−
メチルアミノ−1,2,3,4−テトラヒドロカルバゾール・ピログルタミン酸塩(
123.2g)をHPLC分析によりee>98%で得た。
【0028】 実施例2:(R)−(+)−6−カルボキシアミド−3−N−メチルアミノ−1,2,
3,4−テトラヒドロカルバゾール・コハク酸塩の典型的な製造
【0029】 2.1 4−メチルアミノシクロヘキサノン(2'2'−ジメチルトリメチレン)ケ
タール・塩酸塩(アミンケタール 塩酸塩)の製造
【0030】 段階1 反応容器(RV2;表示容量100L;作業容量約130L)に、5% パラジ
ウム−炭素(50% w/w ペースト、1.25kg)、続いて1,4−シクロヘキサ
ンジオン モノ−2−(2'2'−ジメチルトリメチレン)ケタール(ケトケタール)(
125kg)を充填した。次いで、その反応容器を窒素でパージした後、IMS(工
業用メチル化酒精;75L)を加えた。次いで、ケトケタールが全て溶解するま
で、その反応物を30分間撹拌した。次いで、メチルアミンのエタノール溶液(
33% w/v、2.6mol当量、15.5L)を充填して、反応の完了がガスクロ
マトグラフィー(GC)で確認されるまで(約12−14時間)、1気圧の水素下に
20〜25℃で撹拌した。1μmのフィルターを介して、もう1つの容器(RV3
;表示容量250L;作業容量約300L)へ移すことにより、触媒を濾過して
取り除き、続いて、そのもう1つの容器へIMS(2×6.25L)でラインそそ
ぎ(line rinse)をした。合わせた濾液および洗浄物を減圧下に35〜40℃で濃
縮して、IMSを除去した。IMS溶液のもう1つの部分を移す用意ができるま
で、濃縮物を窒素下に25℃未満で保持した(以下を参照)。
【0031】 この濃縮段階と平行して、もう1つの段階1の反応を上記の規模と同じ規模で
RV2において開始し、反応が完了したら(上記のようなGC分析)、その反応物
をRV3へ直接濾過して、ラインすすぎをした最初のバッチから得られた濃縮物
に追加した。再度、合わせた濾液および洗浄物を減圧下に35〜40℃で濃縮し
て、IMSを除去した。
【0032】 残留物をテトラヒドロフラン(THF)(250L)で希釈し、その溶液を減圧下
に35〜40℃で濃縮して、THFの一部(62.5L)を除去した。THF(62
.5L)を加えてもう一度溶液を作り、濃縮を繰り返して、62.5Lを除去した
。次いで、その溶液を0〜5℃まで冷却して、その温度をずっと10℃以下に維
持するような割合にて濃塩酸(1.2mol当量、12.5L)で処理した。その結果
得られた混合物を0〜5℃まで冷却して、1〜2時間放置した。固体を27" ヌ
ッチェフィルターでの濾過により集め、THF(2×25L)で洗浄し、一定重量
となるまで(典型的には一晩)減圧下に40℃で乾燥させて、アミンケタール 塩
酸塩を白色固体(溶媒含量に関して補正すると26.92kg、85.5% th、10
7.7% w/w)として得た。
【0033】 2.2 6−シアノ−3−N−メチルアミノ−1,2,3,4−テトラヒドロカル
バゾール(ラセミ体のインドールニトリル)の製造
【0034】 4−シアノフェニルヒドラジン 塩酸塩(26.24kg)およびアミンケタール
塩酸塩(1mol当量、38.57kg)を反応容器(RV3;表示容量250L;作業
容量約300L)に充填し、続いて、水(92L)および濃塩酸(65.6L)を充填
した。その反応混合物を撹拌し、80−90℃に約5時間まで加熱して、プロト
ンNMR(以下の注を参照)によりモニターした。その反応が完了したと思われた
ら、その反応混合物を0−5℃まで冷却して、この温度で1時間放置した。27
" ヌッチェフィルターを使用して、ラセミ体のインドールニトリル 塩酸塩を濾
過し、水(3×26Lまたは洗液がpH 5より大きくなるまで)で入念に洗浄した
。次いで、湿ったラセミ体のインドールニトリル 塩酸塩をRV3に充填して戻
し、続いて、水(164.5L)およびTHF(66L)を充填した。そのpHを6M
NaOH(約33L)でpH 13に調節して、その反応混合物を30分間撹拌した
。試料を取り出し、固体を濾過して取り除き、プロトンNMR(以下の注を参照)
により調べて、遊離塩基が生成されたことを確実なものとした。次いで、THF
を減圧下に40℃未満で蒸留して取り除き、その水性反応混合物を0−5℃まで
冷却して、さらに1時間放置した。27" ヌッチェフィルターを使用して、固体
を濾過により単離し、水(2×33Lまたは洗液がpH 9未満となるまで)で洗浄
し、一定重量となるまで減圧下に55−60℃で乾燥させて、ラセミ体のインド
ールニトリルをオフホワイト色の固体(含水量に関して補正すると25.13kg、
72.2% th、ヒドラジン 塩酸塩の投入量に対して65% w/w)として得た
【0035】 注:NMR IPC法 反応の終点測定: 反応混合物の試料を容器から取り出して、減圧下に濾過する。固体約20mgを
6−DMSO 1−2mlに溶解し、360MHz NMRスペクトロメーターを使
用して、NMRスペクトルを集める。そのスペクトルをδ7.05ppm(2H,ダ
ブレット)およびδ7.7ppm(2H,ダブレット)でのヒドラジン 塩酸塩に関する
シグナルの消失について試験する。ラセミ体のインドールニトリル 塩酸塩の中
間体に関する芳香族領域における特徴的なシグナルは、δ7.9ppm(1H,シン
グレット)およびδ7.3−7.5ppm(2H,マルチプレット)にある。
【0036】 遊離塩基形成の確認: 反応混合物の試料を容器から取り出して、減圧下に濾過する。固体約20mgを
6−DMSO 1−2mlに溶解し、360MHz NMRスペクトロメーターを使
用して、NMRスペクトルを集める。ラセミ体のインドールニトリル 塩酸塩に
おけるN−メチル基に関するシグナルは、その出発シフト δ2.65ppm(シング
レット)から、遊離塩基、ラセミ体のインドールニトリルに関するシフト δ2.
38ppm(シングレット)へと移行する。塩酸塩および遊離塩基の混合物は、NM
R溶液中での平衡化により、この範囲内でN−メチルシフトを示すことから、シ
フト δ2.38ppmを得ることが重要である。
【0037】 2.3 R−(+)−6−シアノ−3−N−メチルアミノ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロカルバゾール ピログルタミン酸塩の製造 ラセミ体のインドールニトリル(1mol当量、25.13kg)およびL−ピログル
タミン酸(0.5mol当量、7.3kg)を反応容器(RV3;表示容量250L;作業
容量約300L)に充填し、続いて、メタノール(250L)を充填し、その撹拌
混合物を還流温度まで加熱して、溶液を得た。その混合物を50℃まで冷却して
、酢酸(0.6mol当量、3.8L)を約15分かけて加えた。酢酸を加えた後、そ
の溶液に結晶種を入れ、50−55℃で30分間放置して、0−5℃まで冷却し
ながら2時間にわたり一定速度で撹拌した。そのスラリーをこの温度で2時間放
置した。27" ヌッチェフィルターを使用して、固体を濾過し、メタノール(1
×25L、1×12.5L)で洗浄した。その結果得られた固体を、一定重量(典
型的な産出量;約94% ee 物質の47−50% w/w)となるまで減圧下に室
温で乾燥させるか、またはメタノールで湿った状態での再結晶化において使用し
、プロトンNMRによりメタノール含量に関して補正した。
【0038】 光学的規格を満たすための塩の再結晶化: 固体(24.11kg)を反応容器(RV3;表示容量250L;作業容量約300
L)に充填し、続いて、メタノール(206L)および水(21.7L)を充填した。
その混合物を還流温度まで加熱して、固体が全て溶解するまで(典型的には30
分)撹拌した。その混合物を55−60℃まで冷却し、種結晶を加えて、その混
合物を55−60℃で30分間放置した後、0−5℃まで一定速度で1時間冷却
して、2時間放置した。27" ヌッチェフィルターを使用して、その結果得られ
た固体を濾過し、メタノール(24L)での代替により洗浄し、一定重量となるま
で減圧下に室温で乾燥させた。ピログルタミン酸塩をオフホワイト色〜白色の固
体(メタノールおよび水の含量に関して補正すると16.81kg、69.7% w/
w)として単離した。その生成物は、本質的には、実施例3.2の生成物と同じI
RおよびNMRスペクトルを有する。
【0039】 2.4 R−(+)−6−カルボキシアミド−3−N−メチルアミノ−1,2,3,
4−テトラヒドロカルバゾールの製造
【0040】 反応容器(RV2;表示容量100L;作業容量約130L)をピログルタミン
酸塩(1mol当量、22.0kg)、酢酸(55L)および脱塩水(5mol当量、5.5L)
で充填して、撹拌すると、暗褐色の溶液を得た。三フッ化ホウ素−酢酸の複合体
(6mol当量、52.8L)を少しずつ加えて、濃厚な白色の沈殿を形成した。その
撹拌混合物を90−95℃で加熱し、温度が95℃に達するようにして、沈殿を
再び溶解し、暗褐色の溶液を得た。ピログルタミン酸塩の消失、並びにR−(+)
−6−カルボキシアミド−3−N−メチルアミノ−1,2,3,4−テトラヒドロ
カルバゾールおよびインドールカルボン酸(副産物として)の形成に関して、その
反応をHPLC分析によりモニターした。反応が完了したら(典型的には約5−
8時間の反応時間)、その混合物を25−30℃まで冷却し、その温度をずっと
30℃以下に維持しながら、RV3(表示容量250L;作業容量約300Lま
で)中の撹拌冷却(0−4℃)水(110L)に10分かけて加えた(この時点で、発
煙が幾分生じ得る)。n−ブタノール(110L)を加えて、その混合物を5−10
℃まで冷却した。そのpHを7に調節して、内容物をステンレス鋼製の容器(MV
1;表示容量600L;作業容量約650L)に移して、その温度をずっと30
℃以下に維持しながら、6M 水酸化ナトリウム溶液を約1時間かけて加えるこ
とにより、pHをさらに12−14に調節した(pH 13とするには、約330L
が必要である)。層を放置した後、分離した。水層をさらにn−ブタノール(1×
110L、1×55L)で抽出した。合わせた有機抽出物を約10% w/v 炭
酸ナトリウム溶液(2×44L)で洗浄した。炭酸塩の洗浄物を合わせて、n−ブ
タノール(44L)で逆抽出した。有機抽出物を全てRV3中で合わせて、内部温
度をずっと50℃以下に維持しながら、約130Lとなるまで減圧下に濃縮した
。濃縮物を、n−ブタノール(22L)中のスラリーとして加えた、塩基で洗浄し
た木炭(pH範囲 6−8、1.1kg)で処理して、その撹拌混合物を加熱して、還
流温度で15分間撹拌した。その混合物を40−45℃まで冷却し、1μmのフ
ィルターを介してRV3(すなわち、DR3;容量100L)の留出物受け器へ少
しずつ清澄化し、続いて、96% エタノール(8.8L)でライン濯ぎをした。必
要に応じて、まだ未使用のドラムにR−(+)−6−カルボキシアミド−3−N−
メチルアミノ−1,2,3,4−テトラヒドロカルバゾールの溶液を移し、試料を
HPLC分析用に取り出して、生成物含量(11.6kg、77.2% th、52.7
% w/w)を測定した。R−(+)−6−カルボキシアミド−3−N−メチルアミ
ノ−1,2,3,4−テトラヒドロカルバゾールの溶液をコハク酸塩の形成に関す
る次の段階に直接使用した。
【0041】 2.5 R−(+)−6−カルボキシアミド−3−N−メチルアミノ−1,2,3,
4−テトラヒドロカルバゾール,コハク酸塩の製造
【0042】 反応容器(RV3;表示容量250L;作業容量300L)をエタノール(98.
5L)、脱塩水(23.2L)およびコハク酸(1mol当量、5.68kg)で充填して、
コハク酸が全て溶解するまで(約30分)、その混合物を撹拌しながら70℃まで
加熱した。n−ブタノール/エタノール溶液(全溶液重量:143kg)中のR−(+
)−6−カルボキシアミド−3−N−メチルアミノ−1,2,3,4−テトラヒドロ
カルバゾール(含有重量:11.59kg)の溶液を30分かけて加え、内部温度を
ずっと60−65℃に維持し、温時(約40℃)n−ブタノール/エタノール混合
物(2:1、17.4L)でライン濯ぎをした。添加の途中で、その混合物に、結
晶種をR−(+)−6−カルボキシアミド−3−N−メチルアミノ−1,2,3,4
−テトラヒドロカルバゾール(コハク酸塩)と共に入れた(生成物は、ブタノール
溶液をコハク酸溶液に加える間に、溶液から結晶化し得る。この場合には、結晶
種を入れる必要はなく;添加が完了したら、その撹拌混合物を還流温度まで約2
0分間加熱した後、以下に記載するように冷却する。55−60℃で放置する必
要はない)。
【0043】 添加が完了したら、熱時混合物を55−60℃まで冷却して、1時間放置した
。その混合物をさらに、20分毎に5℃の割合で、25℃まで2時間かけて冷却
し、続いて、その縣濁液を25℃で12−15時間撹拌した。27" ヌッチェフ
ィルターを使用して、固体を濾過し、冷却(5℃) 96% エタノール(2×8.7
L)での代替により洗浄した。湿ったケークを減圧下に周囲温度で30時間まで
乾燥させて、生成物 R−(+)−6−カルボキシアミド−3−N−メチルアミノ
−1,2,3,4−テトラヒドロカルバゾール コハク酸塩 一水和物をオフホワイ
ト色の固体(15.52kg、85.9% th、133.9% w/w)として得た。そ
の生成物は、本質的には、実施例3.5の生成物と同じIRおよびNMRスペク
トルを有する。
【0044】 実施例3:R−(+)−6−カルボキシアミド−3−N−メチルアミノ−1,2,3
,4−テトラヒドロカルバゾール・コハク酸塩の典型的な製造
【0045】 3.1 R−(+)−6−シアノ−3−N−メチルアミノ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロカルバゾール・ピログルタミン酸塩の製造
【0046】 ラセミ体のインドールニトリル(1mol当量、21.57kg)を100Lの反応容
器(作業容量約130L)に充填し、続いて、メタノール(105L)を充填した。
ラセミ体のインドールニトリルが全て溶解するまで(1時間31分)、その混合物
を60−65℃で撹拌した。L−ピログルタミン酸(0.5mol当量、6.26kg)
を250Lの反応容器(作業容量約300L)に充填し、続いて、メタノール(4
3.5L)を充填した。ラセミ体のインドールニトリルの溶液を50−55℃まで
冷却し、1μmのフィルターを介して清澄化し、250Lの容器へ移した。この
後、メタノール(43.5L、次いで、21L)で2回ライン濯ぎをし、これらは
各々、移す前に50−55℃まで加熱した。250Lの容器の内容物をサンプリ
ングし、その混合物の含水量を測定し、さらに脱塩水を加えて、0.79% w/
v(限界 0.7−2.0% w/v)を含む混合物を得た。250Lの容器中の撹拌
混合物を還流温度まで加熱して、完全溶液を得た。その混合物を24−26℃ま
で冷却して、必要ならば、結晶種を入れて、結晶化を開始させた。内部温度を2
3−28℃に維持しながら、酢酸(0.6mol当量、3.48kg)を18分かけて加
えた。その混合物を20−25℃で35分間放置し、10−12℃まで40分か
けて冷却し、さらに5℃まで冷却して、0−5℃で2時間55分撹拌した。物質
を濾過して取り除き、メタノール(1×21L、1×11L)で洗浄した。その結
果得られた固体を減圧下に45℃までの温度で乾燥させた(93.2% de 物質の
10.95kg(補正した)、50.8% w/w)。あるいはまた、その固体を、メタ
ノールで湿った状態での再結晶化において使用して、プロトンNMRによりメタ
ノール含量を補正することができた。
【0047】 3.2 R−(+)−6−シアノ−3−N−メチルアミノ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロカルバゾール ピログルタミン酸塩の再結晶化
【0048】 粗製のピログルタミン酸塩(21.73kg)、96% エタノール(53L)および
脱塩水(11.9L)を250Lの反応容器(作業容量約300L)に充填した。そ
の混合物を撹拌して、還流温度まで加熱した。完全に溶解していなかったので、
さらに脱塩水(1.7L、最大限 2.8L)を加えた。次いで、その温度を75℃
以上に維持しながら、その溶液に96% エタノール(152L)を加えた。次い
で、必要ならば、その溶液に結晶種を入れて、70−75℃で15分間放置した
。その混合物を10−12℃まで80分かけて冷却し、さらに0−5℃まで冷却
して、この温度で1時間55分放置した。その結果得られた固体を濾過して取り
除き、96% エタノール(2×22L)で洗浄して、一定重量となるまで減圧下
に45℃までの温度で乾燥させた。ピログルタミン酸塩をオフホワイト色〜白色
の固体(溶媒および水の含量に関して補正すると17.89kg、26.5% th、ラ
セミ体のインドールニトリルの投入量に対して41.8% w/w)として得た。
【0049】 その生成物を以下の特性により同定する。
【0050】 赤外スペクトル:生成物を1%の表示濃度での臭化カリウムディスクとして調製
し、Mattson 2020 Galaxy FTIR 装置を用いて、IRスペクトルを2
1℃にて4000および500cm-1の間で測定して、以下の主要ピークを得た:
ν(cm-1) 3222;3055−2440(NH2 +);2216(−CN);168
8(−C=O);1643(−C=O);1563(N−H 屈曲);1481(芳香族
C−H 振動);1464(C−H 変形 CH2およびCH3);1275、1228
(−C−O 伸張);805(面変形からのC−H)。
【0051】 プロトン(1H)NMR:生成物のプロトン(1H)NMR 270MHz スペクトル
をジュウテリウム化DMSOにおいて得、以下の主要ピークを得た: δ(ppm) 11.5(NH、インドール);7.9(芳香族H);7.47(NH ピログ
ルタミン酸塩);7.43(芳香族H);7.34(芳香族H);3.9(ピログルタミ
ン酸塩);3.7(水);3.2、3.15、2.85および2.7(テトラヒドロカル
バゾール);2.55(CH3);2.5(DMSO);2.2(ピログルタミン酸塩およ
びテトラヒドロカルバゾール);2.1(ピログルタミン酸塩);1.9(ピログルタ
ミン酸塩;およびテトラヒドロカルバゾール)。
【0052】 3.3 R−(+)−6−カルボキシアミド−3−N−メチルアミノ−1,2,3,
4−テトラヒドロカルバゾールの製造
【0053】 100Lの反応容器(作業容量約130L)をピログルタミン酸塩(1mol当量、
5.93kg)、酢酸(9L)および脱塩水(5mol当量、1.48L)で充填して、撹拌
すると、暗褐色の溶液を得た。三フッ化ホウ素−酢酸の複合体(6mol当量、14
.1L)を少しずつ加え、続けて、酢酸(2×3L)でライン濯ぎをして、濃厚な白
色の沈殿を形成した。その撹拌混合物を90−95℃で加熱し、(温度が95℃
に達するようにして)沈殿を溶解して、暗褐色の溶液を得た。ピログルタミン酸
塩の消失、並びにR−(+)−6−カルボキシアミド−3−N−メチルアミノ−1
,2,3,4−テトラヒドロカルバゾールおよびインドールカルボン酸(副産物)の
形成に関して、その反応をHPLC分析によりモニターした。反応が完了したら
(6時間18分)、その混合物を25−30℃まで冷却し、その温度をずっと30
℃以下に維持しながら、250Lの反応容器(表示容量約300L)中の撹拌冷却
(5−10℃)脱塩水(31L)に12分かけて加えた。これに続けて、脱塩水(5
L)でライン濯ぎをした。n−ブタノール(29L)を加えて、その混合物を5−1
0℃まで冷却した。温度をずっと30℃以下に維持しながら、約6M 水酸化ナ
トリウム溶液(106L)を61分かけて加えることにより、pHを14に調節し
た。温度を25−30℃に調節して、相を放置した後、分離した。水相をさらに
ずっと25−30℃にてn−ブタノール(1×29L、1×15L)で抽出した。
合わせた有機抽出物をずっと25−30℃にて脱塩水(5×12L)で洗浄した。
内部温度をずっと40−50℃に維持しながら、有機溶液を37Lとなるまで減
圧下に濃縮した。濃縮物をn−ブタノール(6L)中の木炭(60g)スラリーで処
理して、その撹拌混合物を還流温度で27分間加熱した。その混合物を55−6
0℃まで冷却し、1μmのフィルターを介して清澄化し、続いて、55−60℃
にて96% エタノール(11.5L)でライン濯ぎをし、試料をHPLC分析用に
取り出して、生成物含量(3.76kg、92.4% th、63.4% w/w)を測定
した。R−(+)−6−カルボキシアミド−3−N−メチルアミノ−1,2,3,4
−テトラヒドロカルバゾールの溶液をコハク酸塩の形成に関する次の段階に直接
使用した。
【0054】 3.4 R−(+)−6−カルボキシアミド−3−N−メチルアミノ−1,2,3,
4−テトラヒドロカルバゾール コハク酸塩の製造
【0055】 100Lの反応容器(作業容量約130L)中、内部温度を70−100℃に維
持しながら、n−ブタノール/エタノール溶液中のR−(+)−6−カルボキシア
ミド−3−N−メチルアミノ−1,2,3,4−テトラヒドロカルバゾールの溶液(
1mol当量、114L中の8.77kg)を減圧下に42Lとなるまで濃縮し、続い
て、温度を65−70℃に調節した。内部温度を65−70℃に維持しながら、
96% エタノール(11.5L)を加えて、3.82:1のn−ブタノール:エタノ
ール溶液(限界 3−4:1)中のR−(+)−6−カルボキシアミド−3−N−メ
チルアミノ−1,2,3,4−テトラヒドロカルバゾールの溶液を得た。固体が存
在していたので、その混合物を85−90℃まで加熱し、この温度で撹拌して、
完全溶液を得た後、65−70℃まで冷却した。250Lの反応容器中、コハク
酸(1.1mol当量、4.65kg)をエタノール/水(3:1、88L)に溶解して、
48−50℃まで加熱した。この時点で、沈殿が生じていないことを調べた。R
−(+)−6−カルボキシアミド−3−N−メチルアミノ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロカルバゾールの溶液(約65−70℃で)を、1μmのフィルターを介して
250Lの反応容器中の48−50℃でのコハク酸溶液へ60分かけて清澄化し
、続いて、また65−70℃にて96% エタノール(9L)でライン濯ぎをした
。この時点で、物質は全て溶液となった。その混合物を24−26℃まで60分
かけて冷却し、必要ならば、結晶種を入れた。その混合物の温度を20−25℃
に維持しながら、n−ブタノール(88L)を20−25℃まで調節し、結晶化混
合物に30分かけて加えた。その混合物を8−10℃まで80分かけて冷却した
。その混合物をさらに−2℃〜2℃まで冷却し、続いて、この温度でさらに1時
間40分撹拌した。固体を濾過により集め、96% エタノール(2×9L)での
代替により洗浄し、減圧下に25℃までの温度で乾燥させて、R−(+)−6−カ
ルボキシアミド−3−N−メチルアミノ−1,2,3,4−テトラヒドロカルバゾ
ール コハク酸塩 一水和物を白色〜オフホワイト色の固体(12.23kg(補正し
た)、89.4% th、139.4% w/w)として得た。
【0056】 3.5 R−(+)−6−カルボキシアミド−3−N−メチルアミノ−1,2,3,
4−テトラヒドロカルバゾール コハク酸塩 一水和物の再結晶化
【0057】 R−(+)−6−カルボキシアミド−3−N−メチルアミノ−1,2,3,4−テ
トラヒドロカルバゾール コハク酸塩 一水和物(11.66kg)、脱塩水(29.0
8L)および96% エタノール(80L)を100Lの反応容器(作業容量約13
0L)に充填し、その混合物を40℃まで加熱して、完全に溶解した。その溶液
を、1μmのフィルターを介して250Lの反応容器(作業容量約300L)へ清
澄化し、続いて、また40℃にて96% エタノール(30L)でライン濯ぎをし
た。その撹拌混合物を還流温度まで1時間20分かけて加熱し、この間に、完全
な溶解が生じた。必要に応じて、その混合物を還流温度で1時間まで保持して、
完全な溶解を確実なものとし得る。次いで、その溶液を0−10℃まで2時間5
3分かけて冷却し、この間に、生成物が溶液から結晶し始めて、粘性のスラリー
を得た。その混合物をさらに0−5℃まで冷却し、続いて、この温度でさらに1
時間53分撹拌した。固体を濾過により集め、96% エタノール(1×22.5
L)での代替により洗浄し、減圧下に25℃までの温度で乾燥させて、R−(+)
−6−カルボキシアミド−3−N−メチルアミノ−1,2,3,4−テトラヒドロ
カルバゾール コハク酸塩 一水和物を白色〜オフホワイト色の固体(8.72kg(
補正した)、74.8% w/w)として得た。
【0058】 その生成物を以下の特性により同定する。
【0059】 赤外スペクトル:生成物を1%の表示濃度での臭化カリウムディスクとして調製
し、Mattson 2020 Galaxy FTIR 装置を用いて、IRスペクトルを2
1℃にて4000および500cm-1の間で測定して、以下の主要ピークを得た:
ν(cm-1) 3500−2000(水 OH、広幅);3399(N−H 伸長);31
80(芳香族C−H 伸長);2930、2842(脂肪族C−H 伸長);2484
(N−H 伸長);1668(−C=O 伸長);1627(−C=C 伸長);158
5、1568および1475(芳香族C=C 骨格伸長);1410(O−H 屈曲(
);1261、1111(−C−N 伸長);888、812(芳香族環C−H)。
【0060】 プロトン(1H)NMR:生成物のプロトン(1H)NMR 500MHz スペクト
ルをジュウテリウム化DMSOにおいて得、以下の主要ピークを得た: δ(ppm) 11.1(環状NH);8.05(芳香族H);7.85(NH2のうちの1つ
のH);7.65、7.3(芳香族H);7.05(NH2のうちの1つのH);6.7(
非常に広幅、COOH、NCH3およびH2O);3.35、3.15、2.85お
よび2.7(テトラヒドロカルバゾール);2.65(CH3);2.5(DMSO);2
.33(コハク酸塩);2.25、1.9(テトラヒドロカルバゾール)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,Z A,ZW (72)発明者 キャロライン・マッギー イギリス、オーエックス14・4エスエヌ、 オックスフォードシャー、アビングドン、 ミルトン・パーク151番、オックスフォー ド・アシメトリー・インターナショナル (72)発明者 スティーブン・マッキンタイア イギリス、オーエックス14・4エスエヌ、 オックスフォードシャー、アビングドン、 ミルトン・パーク151番、オックスフォー ド・アシメトリー・インターナショナル (72)発明者 ジョン・ナイト イギリス、オーエックス14・4エスエヌ、 オックスフォードシャー、アビングドン、 ミルトン・パーク151番、オックスフォー ド・アシメトリー・インターナショナル (72)発明者 デビッド・ハートリー イギリス、エスジー3・6ピージー、ハー トフォードシャー、ネブワース、ディアー ズ・ウッド10番 Fターム(参考) 4C086 AA03 AA04 BC12 MA01 MA04 NA14 ZA08 4C204 AB11 AB18 BB01 CB25 DB01 EB01 FB01 GB23 GB32

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I): 【化1】 の化合物のエナンチオマー混合物を分割する工程を含む、R−(+)−6−カルボ
    キシアミド−3−N−メチルアミノ−1,2,3,4−テトラヒドロカルバゾール
    の製造法。
  2. 【請求項2】 エナンチオマーの分割が、その混合物をL−ピログルタミン
    酸で処理することによって行なわれる、請求項1記載の製造法。
  3. 【請求項3】 式(I)の化合物がエナンチオマーのラセミ混合物を含む、
    請求項1又は2記載の製造法。
  4. 【請求項4】 R−(+)−6−シアノ−3−N−メチルアミノ−1,2,3,
    4−テトラヒドロカルバゾール 又はその塩若しくは溶媒和物を加水分解し、要
    すれば塩を形成させることを含む、R−(+)−6−カルボキシアミド−3−N−
    メチルアミノ−1,2,3,4−テトラヒドロカルバゾール又はその塩若しくは溶
    媒和物の製造法。
  5. 【請求項5】 (a)6−シアノ−3−N−メチルアミノ−1,2,3,4−
    テトラヒドロカルバゾールのエナンチオマー混合物を分割してR−(+)−6−シ
    アノ−3−N−メチルアミノ−1,2,3,4−テトラヒドロカルバゾール又はそ
    の塩若しくは溶媒和物を得、(b)R−(+)−6−シアノ−3−N−メチルアミ
    ノ−1,2,3,4−テトラヒドロカルバゾール又はその塩若しくは溶媒和物を加
    水分解し、要すれば塩を形成させることを含む、R−(+)−6−カルボキシアミ
    ド−3−N−メチルアミノ−1,2,3,4−テトラヒドロカルバゾール又はその
    塩若しくは溶媒和物の製造法。
  6. 【請求項6】 式(I)の6−シアノ−3−N−メチルアミノ−1,2,3,
    4−テトラヒドロカルバゾールが4−シアノフェニルヒドラジンと4−メチルア
    ミノシクロヘキサノン又はその保護誘導体を反応させることによって得られたも
    のである、請求項1〜5のいずれか記載の製造法。
  7. 【請求項7】 4−メチルアミノシクロヘキサノンの保護誘導体が4−メチ
    ルアミノシクロヘキサノン(2',2'−ジメチルトリメチレン)ケタール塩酸塩で
    ある、請求項6記載の製造法。
  8. 【請求項8】 4−メチルアミノシクロヘキサノン(2',2'−ジメチルトリ
    メチレン)ケタール塩酸塩が1,4−シクロヘキサンジオンモノ−2,2−ジメチ
    ルトリメチレンケタールとメチルアミンを反応させることによって得られたもの
    である、請求項7記載の製造法。
  9. 【請求項9】 製造法がここに記載の工程(i)〜(iv)を含み、要すれば
    塩を形成させる、請求項1〜8の何れか記載の製造法。
  10. 【請求項10】 式(II): 【化2】 の化合物又はその塩若しくは溶媒和物。
  11. 【請求項11】 R−(+)−6−シアノ−3−N−メチルアミノ−1,2,
    3,4−テトラヒドロカルバゾール L−ピログルタメート。
  12. 【請求項12】 式: 【化3】 の化合物のエナンチオマー混合物の分割ピログルタミン酸の使用。
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