JP2002544190A - 新規方法 - Google Patents

新規方法

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JP2002544190A
JP2002544190A JP2000617174A JP2000617174A JP2002544190A JP 2002544190 A JP2002544190 A JP 2002544190A JP 2000617174 A JP2000617174 A JP 2000617174A JP 2000617174 A JP2000617174 A JP 2000617174A JP 2002544190 A JP2002544190 A JP 2002544190A
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alkyl
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JP2000617174A
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リンドクヴィスト,ボー
シヴァーツェン,ペーター
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アストラゼネカ アクチボラグ
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D215/00Heterocyclic compounds containing quinoline or hydrogenated quinoline ring systems
    • C07D215/02Heterocyclic compounds containing quinoline or hydrogenated quinoline ring systems having no bond between the ring nitrogen atom and a non-ring member or having only hydrogen atoms or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom
    • C07D215/16Heterocyclic compounds containing quinoline or hydrogenated quinoline ring systems having no bond between the ring nitrogen atom and a non-ring member or having only hydrogen atoms or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to ring carbon atoms
    • C07D215/38Nitrogen atoms
    • C07D215/42Nitrogen atoms attached in position 4
    • C07D215/46Nitrogen atoms attached in position 4 with hydrocarbon radicals, substituted by nitrogen atoms, attached to said nitrogen atoms
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C69/00Esters of carboxylic acids; Esters of carbonic or haloformic acids
    • C07C69/62Halogen-containing esters
    • C07C69/63Halogen-containing esters of saturated acids

Abstract

(57)【要約】 置換されていてもよいアルキルフェニル、または置換されていてもよいアルキル、2−ブロモ−4−クロロブチラートと、置換されていてもよいベンジルアミンとの反応を含む、N−ベンジルアゼチジン−2−カルボン酸アルキルフェニル、またはアルキル、エステルの製造方法を提供する。また当該方法はアゼチジン−2−カルボン酸の全製造過程の一部として利用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はアゼチジン−2−カルボン酸(AzeOH)の製造に使用できる化合
物の新規製造方法に関するものである。
【0002】
【従来技術】
L−アゼチジン−2−カルボン酸(L−AzeOH)は特に高分子量ポリペプ
チドの合成に、また特に公知のアミノ酸プロリンの類似体として有用であること
が知られている。
【0003】 このアミノ酸は天然資源からの入手に限られており、その結果この製造のため
の効率的、経済的な合成法の開発が望まれることになる。 ハロ酪酸誘導体の環化によるAzeOH誘導体のラセミ体の生成が長い間知ら
れてきた。
【0004】 たとえばFowden(Biochem.J.,64,323,1956)は水酸化バリウムを使用して、Du
planら(Bull.Soc.Chem.Chim.France,4079,1968)は水酸化ナトリウムを使用し
て4−アミノ−2−ハロ酪酸の環化に成功した。
【0005】 同様にベンジル2,4−ジブロモブチラートからのAzeOHベンジルエステ
ル誘導体のラセミ体の合成がPhillipsおよびCromwell(J.Heterocyclic Chem.,
10,795,1973)により最初に報告された。この文献では、ベンジル2,4−ジブ
ロモブチラートをベンズヒドリルアミンおよびスペクトルグレードのアセトニト
リルの存在下で24時間還流することにより、1−ベンズヒドリル−2−Aze
OHベンジルエステルを製造できると記載されている。
【0006】 より最近では欧州特許出願EP 827 954で、酪酸エステル誘導体と光
学活性のアルキルベンジルアミンとの反応によるN−(アルキルベンジル)−A
zeOHエステルの生成を開示している。この酪酸エステルは、脱離基(例えば
ハロ)で2および4位を置換されている。ベンジルおよび特定のアルキル、2,
4−ジブロモブチラートと同様、ベンジルおよび特定のアルキル、2,4−ジク
ロロブチラートについても明確に記載されている。
【0007】 前述の文献はいずれも、ベンジルアミンの存在下でアルキルフェニルまたはア
ルキル、2−ブロモ−4−クロロブチラートを環化して、N−ベンジルAzeO
Hアルキルフェニルまたはアルキル、エステルを生成する方法には言及していな
い。我々は、アゼチジン2−カルボキシラート部分を含む4員環がまさにこのよ
うな方法を経て、極めて効率的にまた極めて高収率で得られることを見出した。
【0008】
【発明の説明】
本発明の第一の側面により、置換されていてもよいN−ベンジルAzeOHア
ルキルフェニルまたはアルキル、エステルの製造方法を提供する。当該方法は置
換されていてもよいアルキルフェニル、または置換されていてもよいアルキル、
2−ブロモ−4−クロロブチラートと、置換されていてもよいベンジルアミンと
の反応を含み、この方法を以下においては”本発明の方法”という。
【0009】 さらに式Iの化合物:
【0010】
【化6】
【0011】 (式中、 R1は置換されていてもよい低級アルキル、または置換されていてもよい低級ア
ルキルフェニルであり;そして R2は置換されていてもよいベンジルである。) の製造方法を提供し、この方法は式IIの化合物:
【0012】
【化7】
【0013】 (式中、R1は前記定義のとおりである。)と式IIIの化合物:
【0014】
【化8】
【0015】 (式中、R2は前記定義のとおりである。)との反応を含む。 R1のとりうるアルキル基は直鎖でも分岐鎖であってもよい。適切な基は、直
鎖または分岐鎖のC1-6アルキル、特にC1-4アルキル基、例えばt−ブチル、n
−プロピル、i−プロピル、エチル、そして特にメチル基を含む。
【0016】 R1のとりうる好ましいアルキルフェニル基は、置換されていてもよいC1-3
ルキルフェニル基、例えば置換されていてもよいベンジル基を含む。R1および
2がとりうるアルキルフェニル(ベンジルを含む)基はアルキル部分および/
またはフェニル部分で置換されていてもよい。
【0017】 R1およびR2基での任意の置換基は、ハロ(例えばクロロおよびブロモ)、C 1-6 (例えばC1-4)アルキル(例えばメチル)、およびC1-6(例えばC1-4)ア
ルコキシ(例えばメトキシ)を含む。アルキルフェニル基のフェニル部分での置
換基は1つでも複数でもよく、アルキル部分に対していずれの位置でもよい。フ
ェニル環での置換基の好ましい位置は、アルキル基に対して4位である。4−メ
トキシが特に好ましい置換基である。アルキルフェニル基のアルキル部分での置
換基は、好ましくはC1-6(例えばC1-4)アルキル、例えばプロピル、エチルま
たはメチルを含む。
【0018】 さらに、R1が置換されていてもよい低級アルキルフェニル(例えばベンジル
または4−メトキシベンジル)であり、R2が置換されていてもよいベンジル(
例えばベンジルまたは4−メトキシベンジル)である式Iの化合物を提供する。
【0019】 さらに、R1が置換されていてもよい低級アルキルフェニル(例えばベンジル
または4−メトキシベンジル)である式IIの化合物を提供する。 当業者は本発明の方法が二つの連続反応、すなわち第一に式IIIの化合物を用
いた式IIの化合物のアミノ化、第二にアミノ化中間体の環化による式Iの化合物
の生成、を含むことを理解するだろう。この点に関して、所望するならば式Ia
のアミノ化中間体:
【0020】
【化9】
【0021】 (式中R1およびR2は前記定義のとおりである。)を単離する(あるいは少なく
とも一部を単離する)ことができる。しかし、本発明の方法は一つの容器内で行
う方が好ましい。
【0022】 本発明の方法はアミノ化/環化過程を阻害しない適当な反応溶媒中で行うこと
ができる。適当な反応溶媒はエステル(例えば酢酸エチルおよび酢酸イソプロピ
ル)、エーテル(例えばテトラヒドロフラン)、極性非プロトン性溶媒(例えば
アセトニトリル)、塩素化された溶媒(例えばジクロロメタン)、またはそれら
の混合物を含む。アミノ化に好ましい溶媒は極性非プロトン性溶媒(特にアセト
ニトリル)、エーテル(特に酢酸エチルおよび酢酸イソプロピル)を含む。環化
に好ましい溶媒は極性非プロトン性溶媒(特にアセトニトリル)を含む。
【0023】 本発明の方法は適当な反応温度で行うことができる。アミノ化に適した反応温
度は、室温(例えば20℃)と使用する溶媒の還流温度との間である。環化に適
した反応温度は35℃と使用する溶媒の還流温度との間、例えば40℃と還流温
度との間である。本発明を1つの容器内で行う場合、ここで使用する溶媒はアセ
トニトリルであり、好ましい温度は50℃と還流温度との間であり、特に還流温
度が好ましい。ただし、当業者は1つの容器内で行う方法でも、室温または室温
程度で反応を始め、その後環化を促進させるため温度を上昇させることができる
ことを理解するであろう。
【0024】 本発明の方法はまた塩基、例えばアルカリ金属またはアルカリ土類金属の炭酸
塩(例えば炭酸カリウムまたは炭酸カルシウム)、および/または触媒、例えば
ヨウ素を素材とするもの(例えばアルカリ金属またはアルカリ土類金属のヨウ化
物、例えばヨウ化ナトリウムあるいはヨウ化カリウム、またはヨウ化第4アンモ
ニウム)の存在下で行うこともできる。
【0025】 本発明の方法は当業者に公知の手段を用いてモニターすることができる。適当
な反応時間は温度、変換効率に依存するが(アミノ化と環化のステップを別々に
行う場合もそうでない場合も、双方のステップを合わせて)15分から48時間
、好ましくは1時間から36時間、より好ましくは2時間から24時間の範囲で
ある。
【0026】 反応物質の適当な濃度、そして試薬の適当な比率は、当業者により容易に決定
されるだろう。いずれの場合も当業者は反応のパラメータ、例えば溶媒、試薬、
反応時間および反応温度が相互作用することを評価し、ルーチーンの技術にした
がって適当なパラメータを導き出し、そして/または最も効率的に行うことがで
きるだろう。
【0027】 式Iの化合物の処理および単離は、以下に記載するようなルーチーンの技術に
より行うことができる。 式IIの化合物は、例えば4−クロロブチリルクロリドを臭素と反応させ、続い
て臭素化中間体を式IVの適当なアルキルまたはアルキルフェニルアルコール:
【0028】
【化10】
【0029】 (式中R1は前記定義のとおりである。)と反応させることにより、製造する
ことができる。この反応は1つの容器内で行うことが有利であり、すなわち臭素
化された中間体を単離する必要はない。
【0030】 臭素化は、適当な反応温度、例えば90℃から120℃またはその程度の温度
で、例えば100℃から110℃で、4−クロロブチリルクロリドに臭素を直接
加えることにより行うことができる。エステル化は室温またはその程度の温度で
、場合によっては反応を阻害しない任意の適当な反応溶媒、例えば低級(例えば
6-12)アルカン(例えばヘプタン)の存在下でも行うことができる。あるいは
式IVのアルキルアルコールを溶媒として使用してもよい。この反応はまた場合に
より任意の適切な塩基、例えば炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素
カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、または好ましくは炭酸カルシウ
ムもしくは炭酸カリウム、の存在下で行うこともできる。臭素化の適当な反応時
間は温度と変換効率に依存するが、その範囲は1から5時間、好ましくは2から
4時間である。エステル化の適当な反応時間もまた温度と変換効率に依存するが
、その範囲は2から20時間、好ましくは3から15時間である。
【0031】 アルキルおよびアルキルフェニル2−ブロモ−4−クロロブチラートをこの方
法で製造する場合、好都合なことに本明細書に記載するように環化のステップに
移行する前に酪酸化合物を(例えば蒸留により)精製する必要ないことを見出し
た。
【0032】 式Iの化合物は標準的な保護基除去の技術(例えば後述するように、酸もしく
は塩基を用いた加水分解によるまたはこれらの方法を組み合わせた、適切な触媒
の存在下での水素化分解など)を用いて保護基を除去し、その結果AzeOHを
例えばラセミ化合物として得ることができる。
【0033】 もし所望あるいは必要があれば当業者はエステル交換反応を、式Iの化合物を
製造する全過程の特定の段階で、またはこのような化合物の生成後でさえも行う
ことができることを理解するだろう。例えば式IおよびIIの化合物は一度生成し
てしまってから、(例えば後述するように)公知の技術によりエステル交換反応
を行い、各々式IおよびIIの別の化合物にすることができる。
【0034】 特に、R1が置換されていてもよいベンジルである式Iの化合物は、本書類に記
載したように標準的な保護基除去の技術により、好都合にも1つの容器内で保護
基を除去できることを見出した。
【0035】 R1が置換されていてもよいベンジルである式Iの化合物は、R1が置換されて
いてもよいベンジルである式IIの化合物と、式IIIの化合物との反応により直接
製造できる。しかし好ましくは、R1が置換されていてもよいベンジルである式I
の化合物は、R1が低級アルキル(例えばt−ブチル、n−プロピル、i−プロ
ピル、エチル、または特にメチル)である式IIの化合物と式IIIの化合物とを反
応させた後、例えば後述するように(例えば置換されていてもよいベンジルアル
コールを使用する)標準的な技術を用いて、得られた式Iの化合物のエステル交
換反応をして製造する方がよい。驚くべきことに、R1が置換されていてもよい
ベンジルである式Iの化合物の後者の製造方法は、全製造過程を大いに促進し、
得られる化合物の不純物比率の大幅な改善をもたらすことが見出された。
【0036】 所望ならば保護基除去の反応後に生成されるAzeOHを、例えば国際特許出
願、WO97/02241またはWO97/41084(これらの文献の開示を
参照として援用する)に記載されているように、公知の分割技術を用いて各成分
に分割し、鏡像異性体的に純粋なD−および/または、特にL−AzeOHを得
ることができる。”鏡像異性体的に純粋な”AzeOHという用語には、一方の
鏡像異性体が他方より大きな比率で存在する、AzeOHの鏡像異性体のあらゆ
る混合物を含む。
【0037】 このように本発明の方法を、4−クロロブチリルクロリドからAzeOH、D
−および/またはL−AzeOHを製造する全合成反応の一部として利用するこ
とができる。本発明の製造方法を経て生成されたAzeOHは、続けてペプチド
カップリング反応に利用することができる。鏡像異性体的に純粋なAzeOHが
、国際特許出願WO97/02241および/またはWO97/41084に記
載された方法を経て、あるいは類似の方法により得られるとすれば、当業者はジ
アステレオマー活性の酒石酸塩という方法を経て、それを得ることができると理
解するだろう。これらの場合、続けて行うカップリングステップの前に、鏡像異
性体的に純粋なAzeOHを別個に遊離/単離する必要はない。
【0038】 本発明の方法は、最終化合物の合成に関与する何段階ものステップを割愛する
ことを意味する手段により、AzeOHの製造に利用できるという利点がある。 さらに本発明の方法により、化学的に純粋な形で、反応液から容易に抽出でき
る製品(式Iの化合物)を得ることができた。さらに収量の損失を最小限にする
という側面を伴う手段により、このような製品をそのままの状態で(例えば単離
する必要なく)保護基の除去を行い、AzeOHを得ることができる。
【0039】 本発明の方法はまた従来技術に記載された方法で製造される場合と比較して、
より高収率で、より高い化学的純度で、より短時間で、より簡便に、より高濃度
で、そしてより低価格で、ハロゲン化した酪酸誘導体を環化してアゼチジン−2
−カルボキシラート部分を含む4員環を形成させることができるという利点もあ
る。
【0040】 以下の実施例により本発明を説明するが、本発明は実施例によって限定されな
い。実施例1 ベンジル2−ブロモ−クロロブチラート (a)2−ブロモ−4−クロロブチリルクロリド 4−クロロブチリルクロリド(282.0g;2.00mol;Aidric
h)を103℃に加熱し、臭素(352.0g、2.20mol)を103−1
05℃で3時間以上かけて加えた。この混合液をさらに1時間105℃で撹拌し
た後、室温まで冷却した。この混合液に1.5時間窒素ガスを通し、ヘプタン(
1.5L)を加えた。この混合液を60℃、真空下(80mmHgまで)で蒸留
することにより濃縮した。ガスクロマトグラフィー分析は臭素化の完了を示した
。表題(a)の生成物を含む混合液を直接次のステップに使用した。 (b)ベンジル2−ブロモ−4−クロロブチラート 前記ステップ(a)の蒸留残液にヘプタン(1.5L)および炭酸カルシウム
(150g;1.50mol)を加え、23−25℃で撹拌しながらベンジルア
ルコール(236.8g;2.19mol)加えた。23−25℃で3.5時間
撹拌後、ガスクロマトグラフィー分析は約20%の未反応アシルクロリドの存在
を示した。さらに20時間の撹拌後、ガスクロマトグラフィーにより約10%の
未反応アシルクロリドの存在が算出された。得られた混合液を濾過し、濾過ケー
クをヘプタン(600mL)で洗浄した。テトラヒドロフラン(200mL)お
よび6%炭酸水素ナトリウム水溶液(400mL)をこの濾液を合わせたものに
加え、その混合液を室温で1時間撹拌した。水層(約pH1)を分離し廃棄した
。有機溶媒層を水(400mL)で洗浄し、60℃、真空下(25mmHgまで
)で濃縮した。残液(497.7g;収率85%)のガスクロマトグラフィー分
析は約7%の未反応アシルクロリドの存在を示した。さらにヘプタン(1.52
L)、テトラヒドロフラン(150mL)および6%炭酸水素ナトリウム水溶液
(600mL)を、未反応の出発物質に加えることにより加水分解させ、反応を
完了させた。1時間室温で撹拌後、1%未満の未反応アシルクロリドの存在がガ
スクロマトグラフィーにより算出された。水層(約pH8)を分離し廃棄した。
有機溶媒層を水(200mL)で洗浄し、65℃、真空下(25mmHgまで)
で濃縮した。この結果紅茶色の油状残液として、表題の化合物の粗生成物418
.1g(72%)を得た。
【0041】 純度(ガスクロマトグラフィー)87.7%13 C NMR(300MHz;CDCl3(77.0)):δ36.8(C−3
),41.6(C−4),42.5(C−2),67.8(C−ベンジル),1
28.2,128.57,128.63,134.9(Ph),168.95(
CO2Bn)実施例2 N−ベンジル−D,L−AzeOHベンジルエステル ベンジル2−ブロモ−4−クロロブチラート(413.4g;1.42mol
;前記実施例1より)をアセトニトリル(2.8L)に混合した溶液に、ベンジ
ルアミン(152.0g;1.42mol)を加え、この混合液を還流下(81
℃)で1時間加熱した。1時間の還流後、ガスクロマトグラフィー分析は約50
%の未反応出発物質が存在していることを示した。この混合液をその後45−5
0℃に冷却し、炭酸カリウム(391.9g;2.84mol)を5分間以上か
けて加えた。次にヨウ化ナトリウム(106.3g;0.71mol)を加え、
この懸濁液を加熱し還流した。この混合液を還流下でオーバーナイト加熱し、そ
の後、98%以上が表題の化合物に変換していることがガスクロマトグラフィー
により算出された。この懸濁液を室温まで冷却し濾過した。濾過ケークをアセト
ニトリル(1200mL)で洗浄し、合わせた濾液を真空下(10mmHgまで
)60℃での蒸留により濃縮した。ヘプタン(2.5L)、トルエン(475m
L)および水(1.4L)を油状物質と結晶の混合物の残渣に加えた。この混合
物を撹拌しながら46−48℃に加熱した後、2層に分離させるため放置した。
水層を廃棄した。有機溶媒層に水(1.5L)およびメタノール(550mL)
を加え、6N硫酸水溶液(220mL;1.32mol)を加えることによりp
Hを2.2に調整した。この混合液を46−48℃で撹拌した後、2層に分離さ
せるため放置した。水層を分離し、有機溶媒層から46−48℃で水(500m
L)とメタノール(100mL)の混和液で2回抽出した。分離された少量の油
状物質(主に不純物を含む)を含む有機溶媒層を廃棄した。合わせた水層(3.
8L)にトルエン(1.5L)を加え、固体の炭酸カリウム(80.8g;0.
58mol)を加えることによりpHを4.8に調整した。有機溶媒層を分離し
、懸濁した水層からトルエン(各500mL)で2回抽出した。合わせた有機溶
媒層を水で洗浄し、70℃、真空下(25mmHgまで)でできるだけ濃縮した
。表題の化合物(277.4g;70%)を黄色油状残液として単離した。ガス
クロマトグラフィーは98.0%の純度を示した。この油状物質にトルエン(1
000mL)、ヘプタン(1500mL)および水(2.250mL)を加える
ことにより粗生成物の精製を行った。次に5%w/w過酸化水素水(500mL
)を加え、この混合液を室温で10分間撹拌した。その後3N塩酸水溶液(27
5mL;0.83mol)を加えて、pHを2.1に調整した。水層を分離し、
有機溶媒層を水(500mL)で洗浄した。合わせた水層にトルエン(1800
mL)を加え、10%炭酸カリウム水溶液(516.2g;0.37mol)を
加えることによりpHを4.8に調整した。有機溶媒層を分離し、懸濁した水層
からトルエン(600mL)で抽出した。合わせた有機性抽出物を70℃、真空
下(20mmHgまで)で濃縮し、表題の精製化合物196.5g(80%)を
単離した。13 C NMR(300MHz;CDCl3(77.0)):δ21.5(C−3
),50.8(C−4),62.3(C−2),64.3,66.2(C−ベン
ジル),127.2,128.1,128.2,128.5,128.7,12
9.0,135.7,137.0(Ph),172.35(CO2Bn)実施例3 メチル2−ブロモ−4−クロロブチラート 4−クロロブチリルクロリド(527g)を105℃に加熱し、臭素(232
mL)を3時間以上かけてゆっくり加えた。この反応液をさらに0.5時間加熱
し、20℃まで冷却した後、撹拌したメタノール(3.5L、15−17℃)の
中に反応温度を30℃以下に保ちながら加えた。この反応液を21℃でオーバー
ナイト放置した。メチルエステル溶液を15℃まで冷却し、25%(w/w)K 2 CO3水溶液(1L)を25℃以下に保ちながら加えた。得られた混合液からメ
タノールを蒸発させ、酢酸イソプロピル(2.2L)を加えた。沈殿した塩に水
(350mL)を加えて溶かし、25%K2CO3水溶液を用いてpH8.5−9
に調整した。水層を廃棄した。有機溶媒層を15%(w/w)NaCl水溶液(
300mL)で1回洗浄し蒸発させた。残った液体生成物(720g;90%)
に、酢酸イソプロピル(1.5L)を加え、2.9Lの約25%(w/w)生成
物溶液を得た。 純度 98.0%(ガスクロマトグラフィー) MS(EI):m/z183(M−31)+、152(M−CH2CHCl)+ 実施例4 メチルN−ベンジルアゼチジン−2−カルボキシラート (a)メチル2−(ベンジルアミノ)−4−クロロブチラートおよびメチルN− ベンジルアゼチジン−2−カルボキシラート 2Lの反応器に25%(w/w)メチル2−ブロモ−4−クロロブチラートの
酢酸イソプロピル溶液(実施例3参照;100%メチル2−ブロモ−4−クロロ
ブチラート147g相当量)を加え、酢酸イソプロピル(600mL)で希釈し
た。K2CO3(固体)(155.5g、1.11mol)を20℃で激しく撹拌
しながら加え、続いてベンジルアミン(150.4g、1.40mol)を加え
た。反応容器の保温部分(mantle)の温度を1.5時間以上かけて55℃
に達するように調整した後、反応温度コントロールに切り換え55℃に設定した
。約20時間後反応液を冷却した。15℃で水(450mL)を加えカリウム塩
を溶解させ、水層を廃棄した。さらに水(375mL)を加え、混合液を32%
(w/w)HCl水溶液(35mL)によりpH〜5.5まで酸性化した。20
℃で水層を分離し、酢酸イソプロピル(100mL)で一回抽出した。合わせた
有機溶媒層を15%(w/w)NaCl水溶液(160mL)で一回洗浄した。
有機溶媒を蒸発させ、黄色液体物質223.2gを得た(純度(ガスクロマトグ
ラフィー)81.7area%、メチル2−(ベンジルアミノ)−4−クロロブ
チラートおよびメチルN−ベンジルアゼチジン−2−カルボキシラートの混合物
として)。メチル2−(ベンジルアミノ)−4−クロロブチラートおよびメチル
N−ベンジルアゼチジン−2−カルボキシラートの収率は約95%と計算された
。この液体をこのまま次のステップに使用した。 (b)メチルN−ベンジルアゼチジン−2−カルボキシラート 2Lの反応器に、前記ステップ(a)の液体物質155.8gとアセトニトリ
ル(1.4L)を加えた。K2CO3(固体)(97.6g)を20℃で激しく撹
拌しながら加え、続いてKI(14.9g)を加えた。この反応液を約24時間
還流温度で加熱した。20℃に冷却後このスラリーを濾過し、濾過ケークをアセ
トニトリル(3x100mL)で洗浄した。合わせた濾液を蒸発させ、酢酸イソ
プロピル(400mL)を加え、この混合液をもう一度蒸発させた。得られた混
合液を酢酸イソプロピル(600mL)と15%(w/w)食塩水(150mL
)とに分配させ、水層を廃棄した。有機溶媒層を15%(w/w)食塩水(10
0mL)でもう一回洗浄した。得られた粗製生成物溶液に酢酸イソプロピル(7
00mL)と水(800mL)を加え、1M H2SO4によりpHを2.35に
調整した。2層に分離後、有機溶媒層からもう一回水(50mL)で抽出し、合
わせた水層を酢酸イソプロピル(2x50mL)で洗浄した。酸性の水層に酢酸
イソプロピル(1.75L)を加え、固体のK2CO3(59.5g)の添加によ
りpH8.9として、メチルN−ベンジルアゼチジン−2−カルボキシラートを
抽出した。水層を廃棄し、有機溶媒層を15%(w/w)食塩水(100mL)
で洗浄した。有機溶媒層を蒸発させ、メチルN−ベンジルアゼチジン−2−カル
ボキシラートを明るい黄褐色をおびた液体として、82%の収率(純度(ガスク
ロマトグラフィー)89.8area%)で得た。 MS(EI):m/z205(M)+,190(M−15)+,177(M−CH 2 CH2+,146(M−59)+ 実施例5 ベンジルN−ベンジルアゼチジン−2−カルボキシラート メチルN−ベンジルアゼチジン−2−カルボキシラート(前記実施例4参照;
純度89.8area%)68.3gにアセトニトリル(127mL)、K2
3(固体)(23.3g)およびベンジルアルコール(75.6g)を加えた
。撹拌した反応スラリーを75℃と80℃の間に加熱し、中程度の減圧(p>7
00mbar)にした。メタノールとアセトニトリルを蒸留除去し、反応スラリ
ーが高濃度になったら、さらにアセトニトリルを加えて蒸留を続けた。変換率が
97%に達するまでこの方法を繰り返した。濃縮された反応混合物を20℃に冷
却し、アセトニトリル(70mL)で希釈した。固体の塩を濾過除去し、濾過ケ
ークをアセトニトリル(3x50mL)で洗浄した。溶媒を40℃で蒸発除去し
た。高沸点の残液にヘプタン(1.5L)および5%(w/w)NaCl水溶液
(700mL)を加え、3層の混合液を得た。2M H2SO4(5mL)を加え
pHを約8とした。5%(w/w)NaCl水溶液とpH8の水により、有機溶
媒層からさらに2回抽出した後、第3層(ベンジルアルコール)を殆どすべてう
まく溶解させることができた。有機溶媒層に水(550mL)を加え、2M H 2 SO4(38mL)によりpHを2.6に調整した。2層に分離させた後、有機
溶媒層からさらに2回、酸性の水(pH2.2のH2O 150mL 、次にp
H2.6のH2O 50mL)で抽出した。有機溶媒層を廃棄した。合わせた水
層(pH2.5)にヘプタン(1.25L)を加え、K2CO3(固体)によりp
Hを4.5に調整した。有機溶媒層を分離後、10%(w/w)NaCl水溶液
と水で洗浄した。得られた有機溶媒層を40℃で蒸発させ、最後に明るい黄色か
ら褐色の液体が残った(65.1g、滴定測定により生成物94.0%(w/w
)、ベンジルアルコール4.3%(w/w)、純度(ガスクロマトグラフィー)
99.5area%)。残った水層(pH4.5)にさらにヘプタンを3回加え
て(ヘプタン0.25/0.1/0.1L、pH5.8/5.2/4.9にて)
抽出することにより、前記のように2回目の生成物を単離した。わずかにより濃
い色の生成物の収量は7.8g(滴定分析値90%(w/w)、純度(ガスクロ
マトグラフィー)97.9area%)で、総収率87%(68.2g、0.2
42mol)となった。 MS(EI):m/z280(M−1)+,190(M−91)+,146(M−
CO2Bn)+実施例6 アゼチジン−2−カルボン酸 前記実施例2で得られた表題の精製化合物(70.35g;250mmol)
を酢酸(700mL)に溶かし、パラジウム/炭素触媒を用いて水素化を行った
。水素化の完了後、触媒を濾過除去し、濾液を濃縮して理論値25.25gのD
,L−AzeOHを含む混合液を得た。この残液に酢酸を加え、D,L−Aze
OHの13.5%w/w酢酸溶液とした。5.05g(50mmol)D,L−
AzeOHのD−酒石酸による分割を、国際特許出願WO 97/41084に
記載の方法と類似した形で行い、収量8.05g(64%)の粗製D−酒石酸−
L−AzeOHを、ジオステレオマー過剰率95.8%で得た。この粗製塩をエ
タノール水から再結晶させ、収量6.28gの純粋なD−酒石酸−L−AzeO
Hを白色結晶として得た。HPLCはジオステレオマー過剰率100%を示した
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Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 置換されていてもよいN−ベンジルアゼチジン−2−カルボン
    酸アルキルフェニルまたはアルキル、エステルの製造方法であって、置換されて
    いてもよいアルキルフェニル、または置換されていてもよいアルキル、2−ブロ
    モ−4−クロロブチラートと、置換されていてもよいベンジルアミンとの反応を
    含む前記方法。
  2. 【請求項2】 N−ベンジルアゼチジン−2−カルボン酸エステルが式I: 【化1】 (式中、 R1は置換されていてもよい低級アルキル、または置換されていてもよい低級ア
    ルキルフェニルであり;そして R2は置換されていてもよいベンジルである。)で表される請求項1に記載の方
    法であって、 式IIの化合物: 【化2】 (式中、R1は前記定義のとおりである。)と式IIIの化合物: 【化3】 (式中、R2は前記定義のとおりである。)との反応を含む前記方法。
  3. 【請求項3】 R1が直鎖または分岐鎖のあるC1-6アルキルまたはC1-3アル
    キルフェニル(アルキルフェニル基は場合によりハロ、C1-6アルキルまたはC1 -6 アルコキシで置換されていてもよい)である請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 R1がt−ブチル、n−プロピル、i−プロピル、エチル、メ
    チル、ベンジルまたは4−メトキシベンジルである請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 R2がハロ、C1-6アルキルまたはC1-6アルコキシで置換され
    ていてもよい請求項2から4のいずれかに記載の方法。
  6. 【請求項6】 R2がベンジルまたは4−メトキシベンジルである請求項5に
    記載の方法。
  7. 【請求項7】 アミノ化および環化の連続反応として1つの容器内で行う前記
    請求項のいずれかに記載の方法。
  8. 【請求項8】 式Iaのアミノ化中間体: 【化4】 (式中、R1およびR2は請求項2から6に(適当に)定義されたとおりである。
    )の少なくとも一部を単離する請求項2から6のいずれかに記載の方法。
  9. 【請求項9】 溶媒として、酢酸エチル、テトラヒドロフラン、酢酸イソプロ
    ピル、ジクロロメタンおよびアセトニトリルの一種以上の存在下で反応を行う、
    前記請求項のいずれかに記載の方法。
  10. 【請求項10】 溶媒がアセトニトリルおよび/または酢酸イソプロピルであ
    る請求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 50℃と還流温度との間で反応を行う前記請求項のいずれか
    に記載の方法。
  12. 【請求項12】 還流温度で反応を行う請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 塩基の存在下で反応を行う前記請求項のいずれかに記載の方
    法。
  14. 【請求項14】 塩基が炭酸カリウムまたは炭酸ナトリウムである請求項13
    に記載の方法。
  15. 【請求項15】 触媒の存在下で反応を行う前記請求項のいずれかに記載の方
    法。
  16. 【請求項16】 触媒がヨウ化ナトリウムまたはヨウ化カリウムである請求項
    15に記載の方法。
  17. 【請求項17】 15分から48時間の間で反応を行う前記請求項のいずれか
    に記載の方法。
  18. 【請求項18】 4−クロロブチリルクロリドと臭素との反応、それに続いて
    の臭素化中間体と式IVの適当なアルキルまたはアルキルフェニルアルコール: 【化5】 (式中、R1は請求項2から4のいずれかに定義されたとおりである。)との反
    応により式IIの化合物を製造する、請求項2から17のいずれかに記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記請求項のいずれかに記載の方法、それに続いての生成さ
    れたN−ベンジルアゼチジン−2−カルボン酸エステルの保護基除去反応を含む
    、アゼチジン−2−カルボン酸の製造方法。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載の方法、それに続いての生成されたアゼチ
    ジン2−カルボン酸の分割を含む、鏡像異性体的に純粋なD−および/またはL
    −アゼチジン−2−カルボン酸の製造方法。
  21. 【請求項21】 分割反応が、アゼチジン−2−カルボン酸とジアステレオマ
    ー的に純粋な酒石酸との塩の選択的結晶化を含む、請求項20に記載の方法。
  22. 【請求項22】 アゼチジン−2−カルボン酸、有機酸およびアルデヒドの均
    一溶液から結晶化を行う、請求項21に記載の方法。
  23. 【請求項23】 有機酸が、1つまたは2つの官能基をもつC1-8カルボン酸
    である、請求項22に記載の方法。
  24. 【請求項24】 アルデヒドが、1つまたは2つの官能基をもつC3-8アルデ
    ヒドである請求項22または23に記載の方法。
  25. 【請求項25】 R1が置換されていてもよい低級アルキルフェニルである請
    求項2に定義された式Iの化合物。
  26. 【請求項26】 R1およびR2が各々ベンジルまたは4−メトキシベンジルで
    ある請求項25に記載の化合物。
  27. 【請求項27】 R1が置換されていてもよい低級アルキルフェニルである請
    求項2に定義された式IIの化合物。
  28. 【請求項28】 R1がベンジルまたは4−メトキシベンジルである請求項2
    7に定義された式IIの化合物。
  29. 【請求項29】 請求項2に定義された式IIの化合物の製造方法であって、4
    −クロロブチリルクロリドと臭素との反応、それに続いての請求項18に定義さ
    れた式IVの化合物との反応を含む前記方法。
  30. 【請求項30】 式IVの化合物がベンジルアルコールである請求項29に記載
    の方法。
  31. 【請求項31】 R1が置換されていてもよいベンジルである請求項2に定義
    された式Iの化合物の製造方法であって、R1が低級アルキルである式IIの化合物
    と式IIIの化合物との反応、それに続いての得られた式Iの化合物のエステル交換
    反応を含む前記方法。
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