JP2002509880A - Icu鎮静のためのデクスメデトミジンの用途 - Google Patents
Icu鎮静のためのデクスメデトミジンの用途Info
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Abstract
Description
薬学的に許容し得る塩の用途に関する。ICUにおける患者の実際の鎮静に加え
て、ICU状況における用語、鎮静(the word sedation)は、苦痛および不安 などの患者の安心感に影響を及ぼす状態の治療も含む。同様に、用語、集中治療
室は、集中治療を提供するいかなる設定をも含む。したがって、本発明は、IC
Uにいるあいだ、デクスメデトミジンまたはその薬学的に許容し得る塩を投与す
ることにより、患者を鎮静する方法に関する。とくに、本発明は、ICUにいる
間、デクスメデトミジンまたはその薬学的に許容し得る塩を投与することにより
、患者を鎮静する方法であり、デクスメデトミジンがこの目的に対して投与され
る本質的に唯一の活性薬剤または唯一の活性薬剤である方法に関する。本発明は
、集中治療室鎮静に使用する医薬品の製造における、デクスメデトミジンまたは
その薬学的に許容し得る塩の用途にも関する。
た因子を報告している(Gibbons, C. R., et al., Clin. Intensive Care 4 (19
93) 222-225)。最も共通した不快な記憶は、不安、苦痛、疲労、衰弱、乾き、 様々なカテーテルの存在、および理学療法などの少数派の処置である。ICU鎮
静のねらいは、患者が、興奮することなく、快適であり、くつろいでいて、また
静脈ライン(iv‐line)またはほかのカテーテルの設置といったような不快感を
与える処置に耐えることを保証することである。
men)はない。したがって、これらの患者はICUにいる間様々な薬剤を与えら れ、しばしば、様々な薬剤が同時作用的に与えられている。最も普通に用いられ
る薬剤が患者を快適にするために与えられる。種々の薬剤が、不快な処置に対し
て、抗不安(ベンゾジアゼピン)、記憶喪失(ベンゾジアゼピン)、無痛覚(オ
ピオイド(opioides))、抗うつ(抗うつ剤/ベンゾジアゼピン)、筋肉緩和、
睡眠(バルビツレート、ベンゾジアゼピン、プロポフォール(propofol)および
無感覚(フロポフォール、バルビツレート、揮発性麻酔薬)を生じさせるために
投与される。鎮静は、苦痛および不安などの患者の安心感に影響を及ぼす状態の
処置をも含んでおり、前記の薬剤の多くはICU鎮静の状況外では鎮静剤とみな
されていないけれども、これらの薬剤は、ICU鎮静の状況においては累積的に
鎮静剤と呼ばれる。
およびとくにミダゾラムの低代謝(poor metabolizers))、延長された離脱(p
rolonged weaning)(ミダゾラム)、呼吸低下(ベンゾジアゼピン、フロポフォ
ール、およびオピオイド)、低血圧(投薬するフロポフォール丸薬)、徐脈、腸
閉塞もしくは低下した胃腸の運動性(オピオイド)、免疫抑制(揮発性麻酔薬お
よび亜酸化窒素)、腎機能障害、肝毒性障害(hepatotoxicity)(バルビツレー
ト)、トレランス(ミダゾラム、フロポフォール)高脂質血症(フロポフォール
)増加された感染症(フロポフォール)、方向性および協力性の欠如(ミダゾラ
ム、オピオイドおよびフロポフォール)、ならびに潜在的虐待(potential abus
e)(ミダゾラム、オピオイドおよびフロポフォール)などのような有害効果と 結び付けて考えられている。
によって(多薬療法)有害効果が生じ得る。たとえば、薬剤は相乗的に作用し、
それは予想できないものであり、薬剤の毒性は付加的となり、それぞれの薬剤の
薬物動態学は予想できない様式で変わる。さらに、アレルギー反応の可能性はひ
とつの薬剤より多くの薬剤の使用に伴い増加する。さらに、これらの有害効果は
、その有害効果を治療するためにさらなる薬剤の使用を必要とする可能性があり
、そのさらなる薬剤それ自身が有害効果を有するかもしれない。
ICUにおいて最も集中治療にたずさわっている医師は、彼らの患者が眠ってい
てしかし容易に覚醒することを好み、今は、鎮静のレベルは患者の個々の要求を
考えてあつらえられる。筋肉弛緩剤は集中治療中はめったに使用されない。心臓
血管の安定がこのハイリスク患者群において望まれているとき、血行力学的活性
薬剤がしばしば、充分な鎮静にもかかわらず適当な血行力学の制御のために必要
とされる。
れている。Trybaらは、離脱症状の患者をICUにおいて治療するような状況に おけるα2−アゴニストの有用性について議論している(Tryba et al., Drugs 4
5(3)(1993), 338-352)。オピオイド、ベンゾジアゼピン、ケタミン、および神 経弛緩薬と共同して使用された唯一の前記α2−アゴニストはクロニジンであっ た。Trybaらは、クロニジンは、離脱症状のICU患者において有用である可能 性があると示唆しているが、Trybaらは、ICU鎮静におけるクロニジンの用途 について簡単に触れているに過ぎない。さらに、TrybaらはICU鎮静に対する ほかの鎮静剤の補足剤として単にクロニジンに触れているに過ぎない。
低血圧のために、重篤患者を鎮静することにおいてその限界を有する。重篤患者
を長期クロニジンで治療することは、頻脈および高血圧のような反動効果に関連
すると報告されている。
評価され、オピオイド、ベンゾジアゼピン、ケタミン、および神経弛緩薬と共同
しての用途のみ評価されている。さらに、本質的に唯一の活性薬剤または唯一の
活性薬剤として、鎮静を達成させるためのICUにおける患者へのクロニジンの
投与は、本出願人の知る限りでは開示されていない。
作用により容易に決定される投与量で鎮静を提供すべきである。さらに、それは
抗不安薬および鎮痛薬であるべきであり、悪心、嘔吐および震えを予防するべき
である。それは呼吸障害を引き起こすべきではない。好ましくは、理想的な鎮静
薬は、多薬療法の危険なしにICU鎮静においてそれ自身で使用できるべきであ
る。
ェニル)エチル]−1H−イミダゾールは以下の構造式を有する。
ならびに高血圧または不安治療のための、α2−レセプターアゴニストとして記 載されている。米国特許5,344,840号および5,091,402号では
、デクスメデトミジンの手術時および硬膜外での用途についてそれぞれ論じてい
る。米国特許5,304,569号はデクスメデトミジンの緑内障への用途を論
じている。米国特許5,712,301号ではデクスメデトミジンの、エタノー
ルの消費(comsumption)によって起こる神経変性(neurodegeneration)を予防
するための用途を論じている。
であり、選択性のある、強力なα2−アゴニストとして知られており、米国特許 4,544,664号には抗高血圧薬として、米国特許4,670,455号に
は獣医の鎮静鎮痛薬として記載されている。
脈内および経口の投与方法が論じられている。米国特許4,670,455号は
筋肉内および静脈内投与が記載されている。米国特許5,124,157号およ
び5,217,718号は、皮膚を通したデクスメデトミジン投与のための方法
およびデバイスを記載している。米国特許5,712,301号はデクスメデト
ミジンが粘膜透過的に投与できると明言している。
ている。
めにICUにおいて患者に投与するのに理想的な鎮静薬であることは、不意に見
出された。したがって、本発明の目的は、ICUにいるあいだ、目的とする治療
効果を与えるのに充分な時間、デクスメデトミジンまたはその薬学的に許容し得
る塩を投与することからなる、患者を鎮静させる方法を提供することである。
的に許容し得る塩の可能性のあるICU用途、たとえば、低血圧剤、抗不安薬、
鎮痛薬、鎮静薬などとしての用途はすべて包含することに留意すべきである。ま
た、用語、集中治療室は集中治療を提供するようないかなる環境をも包含するこ
とにも留意すべきである。
から明らかになるであろうし、または本発明の実施により知ってもよい。本発明
の目的および利点は、とくに添付の請求項に指摘した要素および組み合わせによ
って理解され達成されるであろう。
得る塩を投与することによってICUにいるあいだ患者を鎮静させる方法であっ
て、デクスメデトミジンが本質的に唯一の活性薬剤または唯一の活性薬剤である
方法に関する。その方法は、本質的にデクスメデトミジンまたはその薬学的に許
容し得る塩だけが、鎮静および患者の安心感を達成するためにICUで患者に投
与するために必要であるという発見を前提とする。さらなる鎮静剤は必要とされ
ない。
容し得る塩のICU鎮静における用途に関する。
塩のICU鎮静用医薬品の製造における用途に関する。
ものであり、請求項としての本発明を限定するものではないことを理解すべきで
ある。
る塩が、患者を安心させるためにICUにおいて患者に投与するのに理想的な鎮
静剤であることを発見した。とくに、デクスメデトミジンまたはその薬学的に許
容し得る塩が、患者を鎮静させるためにICUにおいて患者に投与される本質的
に唯一の活性薬剤または唯一の活性薬剤であり得るということを見い出した。
的に許容し得る塩の可能性のあるICU用途、たとえば、低血圧剤、抗不安薬、
鎮痛薬、鎮静薬などとしての用途はすべて包含する。
含する。患者という用語は、ヒトおよび動物の患者の両方を含むことを意図する
。
特なものである。デクスメデトミジンまたはその薬学的に許容し得る塩によって
鎮静化された患者は、患者の治療が容易にできるよう覚醒され、適応された(or
iented)。患者は呼び覚まされ、そして彼らは質問に応答することができる。彼
らは気づいているけれども、不安そうではなく、気管チューブをよく許容してい
る。もし、鎮静の深いレベルまたはより鎮静が要求されまたは望まれるならば、
デクスメデトミジンの投与量の増加が、患者をスムーズに深いレベルの鎮静に推
移させる。デクスメデトミジンの投与量は、ほかの鎮静剤と関連して、呼吸器障
害、吐気、持続鎮静、腸閉塞もしくは胃腸運動性の減少または免疫抑制などの有
害効果を有さない。呼吸器障害がないため、デクスメデトミジンは非通気(non-
ventilated)された状態にも使用することができ、鎮静、抗不安薬、鎮痛薬およ
び血行力学的安定の必要な重篤患者は、なお適応維持され、また容易に覚醒され
なければならない。さらにそれは水溶性であるので、投与量は長期間鎮静化され
た患者において、脂質負荷(lipid load)を増加させない。予測できる薬理反応
が、ICUにおいて患者にデクスメデトミジンまたはその薬学的に許容し得る塩
を投与することによって成し遂げられる。
、経皮的、静脈内的または筋肉内的に投与できる。当業者は、本発明の方法に適
した投与量および剤形がわかるであろう。本発明によって投与される薬物の正確
な量は、患者の全体的な状態、治療のための状態、目的の使用持続期間、投与経
路、哺乳類のタイプなどの非常にたくさんの因子に依存している。デクスメデト
ミジンの投与量の範囲は、標的プラズマ濃度として記載することができる。IC
Uにおける患者の人々に鎮静を提供することを期待されるプラズマ濃度範囲は、
鎮静の目的レベルおよび患者の全体的な状態に依存して0.1〜2ng/mlの
間で変わる。これらのプラズマ濃度は、瞬時投与(bolus dose)および規則的な
維持注入(steady maintenance infusion)による継続投与を用いて静脈内投与 によってなされることができる。たとえば、ヒトにおいて前記プラズマ濃度範囲
に到達するための瞬時の投与量範囲は、約10分間またはそれよりゆっくり投与
されるため、約0.1〜2.0μg/kg、好ましくは約0.5〜2μg/kg
、より好ましくは1.0μg/kgであり、ついで、約0.1〜2.0μg/k
g/h、好ましくは約0.2〜0.7μg/kg/h、より好ましくは0.4〜
0.7μg/kg/hが維持投与される。デクスメデトミジンまたはその薬学的
に許容し得る塩の投与期間は、目的の使用持続期間に依存している。
などの無機酸や、酢酸、プロピオン酸、グリコール酸、ピルビン酸、シュウ酸、
リンゴ酸、マロン酸、コハク酸、マレイン酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、安
息香酸、ケイ皮酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、パラト
ルエンスルホン酸、サリチル酸などの有機酸で形成されてよい。
の単なる典型的なものであることを意図する。
CABG)におけるデクスメデトミジンの有効性、安全性および滴定能力(titr
atability)を研究した。患者は8〜24時間挿管された。すべての患者に、I CUへの入室の1時間以内にデクスメデトミジンが投与され、デクスメデトミジ
ン注入は、抜管後6時間まで続けられた。デクスメデトミジンは0.9%塩化ナ
トリウム水溶液中、塩酸塩(100μg/ml、塩基)の形で用いられ、標準注
射器ポンプおよび静脈内投与セットを利用して、2段階注入(負荷投与ののち維
持注入)で投与された。
0分間にわたってデクスメデトミジンを、負荷投与量6μg/ml/hで投与し
、そののち0.2μg/ml/hで維持注入した。6人の患者の第2グループに
は、はじめに10分間にわたってデクスメデトミジンを、6μg/ml/h負荷
投与量投与し、そののち0.4μg/ml/hの維持注入で投与した。両グルー
プにおける注入速度は0.2から0.7μg/ml/hの範囲で維持された。鎮
静の臨床効果が明らかになった(約15分から30分以内)のち、注入の持続速
度を、ラムセイ鎮静スコアレベル3以上(図1参照)に到達および維持するため
、0.1μg/ml/h以上徐々に増加させて調整することができる。
られなかった:鎮静剤、気管チューブ挿入以外では神経筋遮断剤、および硬膜外
もしくは脊椎の鎮痛/麻酔剤。2人の患者が痛みのためにモルヒネを必要とした
。1人の患者が2つの重大な有害事象:循環器不全および心筋梗塞を起した。不
完全な血管再生のための心筋梗塞は、研究薬剤注入の停止後13日で死を導いた
。心筋梗塞はデクスメデトミジンにほとんどまたはなんの関係もなかった。事実
、不完全な血管再生はCABG手術後の最も一般的な有害事象のひとつであり、
それは時々死を招く。
しくは心拍の治療、たとえばベータブロッカーで、またはベンゾジアゼピンもし
くはプロポフォールでの鎮静/抗不安の増加のいずれかのために薬理学的介入の
必要ないより安定で予期できる血行力学を意味する。結論として、患者はただひ
とつの薬理学的デクスメデトミジンによって、好都合に鎮静化され、血行力学的
に安定し、自覚的なよい気分の制御のために容易に覚醒したままでいられた。
るので、ICUにおいて患者を鎮静化するための理想的な薬剤であることを示す
。
Uで鎮静を必要とする機械的通気患者におけるデクスメデトミジンの有効性、安
全性および滴定能力の評価のため実施した。研究は、ICUで鎮静を必要として
いる外科的手術後CABG患者で実施された。研究の選抜判定基準にあった、I
CUにおいて機械的通気を必要とする12人の成人の外科的手術後CABG患者
は、参加に適当であった。
間の鎮静、ついで抜管後の6時間の引き続きの鎮静を必要とした。患者はテスト
に対する評価のために24時間より長く挿管されることはなかった。患者には苦
痛をなんとかするためにモルヒネのみが与えられ、薬剤投与研究の間以下の医薬
品:ミダゾラム以外の鎮静剤、気管チューブ挿入以外では神経筋遮断剤、および
硬膜外もしくは脊椎の鎮痛/麻酔剤はなにも与えられなかった。
ests)、生命の徴候、酸素飽和度および共存薬物によって安全性を評価した。
療を助けて、無作為にデクスメデトミジンまたはプラセボーのどちらかを与えら
れることが決められた。デクスメデトミジンに任意に選ばれた患者には、10分
、6.0μg/kg/h負荷投与量を与え、そののち初期維持注入した。維持注
入の速度は0.4μg/kg/hであった。注入維持速度は、ラムセイ鎮静のス
コア3以上に到達および維持するために0.1μg/kg/hで徐々に増加させ
て滴定することができた。維持注入の範囲は0.2から0.7μg/kg/hの
間に保つことができた。デクスメデトミジンの投与はICU入室後1時間以内に
始め、抜管後6時間は続けるべきであった。デクスメデトミジンは0.9%塩化
ナトリウム水溶液中、塩酸塩(100μg/ml、塩基)の形で用いられ、標準
注射器ポンプおよび静脈内投与セットを利用して投与された。プラセボーは0.
9%塩化ナトリウム水溶液で、デクスメデトミジンを投与されたのと同じ方法で
投与された。6人のデクスメデトミジン鎮静化患者は、充分に鎮静化されたまま
で、ミダゾラムを何も必要としなかった。反対に、6人のプラセボー処置患者の
うち5人は鎮静の充分なレベル(ラムセイ鎮静スコア≧3)に到達するためにミ
ダゾラムの投与を必要とした(全平均ミダゾラムmg/kg/h±SEM=0.
018±0.005)。2つの処置群間の、研究中に与えられた全ミダゾラム投
与量における差は統計的に著しかった(p=0.010)。鎮静の全体的なレベ
ルは2つの群のあいだで同様であったが、プラセボー処置患者のあいだの断続的
な鎮静(ラムセイ鎮静スコア≧3)および動揺(ラムセイ鎮静スコア1)と比較
して、デクスメデトミジンの投与は、長い時間でごくわずかな変化で特徴付けら
れる、安定なラムセイ鎮静スコアを生じる。デクスメデトミジンはまた、研究の
継続期間中に投与されたモルヒネの全投与量で評価されるように、この患者群に
おいて鎮痛特性も示した。プラセボー処置患者6人のうちの5人と比較して、デ
クスメデトミジン処置患者6人のうち1人が苦痛の処置のためにモルヒネの投与
を必要とした。モルヒネ平均全投与量における処置群間の差は統計的に著しい(
p=0.040)。
ゾラムをまたは苦痛に対してはモルヒネを、プラセボーを与えた患者と比べて少
量必要とした。デクスメデトミジン処置患者の鎮静レベルは、ミダゾラムを与え
たプラセボー処置患者の鎮静レベルより、より安定であった。デクスメデトミジ
ンは安全でよく許容され、補助通気中止後の臨床的に明らかな呼吸器障害を生じ
なかった。
び試験2)が、ヨーロッパおよびカナダでICUにおいて実施された。各試験は
2つの部分言い換えると、公開標識部(パートI)および二重盲任意プラセボー
標準化部(パートII)を有する。試験はデクスメデトミジンを与えた患者が、I
CU鎮静の要求の減少を評価(ほかの鎮静/鎮痛剤の投与によって評価されるよ
うに)するために企画された。鎮静および鎮痛に対してそれぞれプロポフォール
およびモルヒネの使用がひとつの試験(試験1)で評価され、もう一方の試験(
試験2)ではミダゾラムおよびモルヒネが評価された。総計493人の患者が試
験1に登録され処置され、438人の患者が試験2に登録され処置された。
6.0μg/kg/hを投与し、ついで初期維持注入0.4μg/kg/hを投
与すべきであった。研究のパートIIのあいだ、患者は無作為にプラセボー(0.
9%塩化ナトリウム水溶液)またはデクスメデトミジンのどちらかを与えられる
ことが決められた。デクスメデトミジンは0.9%塩化ナトリウム水溶液中、塩
酸塩(100μg/ml、塩基)の形で用いられ、標準注射器ポンプおよび静脈
内投与セットを利用して投与された。研究の両パートに対して、そののち初期維
持注入が行なわれ、注入速度は、0.1μg/kg/h以上で徐々に増加させて
調整することができた。ラムセイ鎮静スコア3以上に到達および維持するために
、挿管中の注入速度を0.2から0.7μg/kg/hの範囲で維持するべきで
あった。抜管後、注入速度をラムセイ鎮静スコア2以上に到達するために調整す
るべきであった。
ポフォール(0.2mg/kg瞬時)が、および試験2ではミダゾラム(1mg
瞬時)が必要に応じて与えられた。デクスメデトミジン注入中、補助(rescue)
医薬品は、鎮静に対して試験1ではプロポフォール(0.2mg/kgIV瞬時
)に、試験2ではミダゾラム(0.2mg/kgIV瞬時)に、また苦痛に対し
てはモルヒネ(2mgIV瞬時)に制限した。抜管後、臨床的必要に応じて苦痛
に対してはパラセタモールが許可されるべきであった。プロポフォールおよびミ
ダゾラムはデクスメデトミジン注入速度増加後のみ与えられるべきであった。パ
ートIおよびIIにおけるデクスメデトミジンの投与はICU入室後1時間以内に
始め、抜管後6時間(全研究薬剤注入は最大で24時間)は続けるべきであった
。患者は、デクスメデトミジンの中止後さらに24時間観察され評価された。
した患者は、プラセボーを与えた患者より、鎮静に対してプロポフォール(試験
1)もしくはミダゾラム(試験2)を、または苦痛に対してモルヒネを明らかに
少量しか必要としなかった。デクスメデトミジン処置患者の鎮静レベルは、プロ
ポフォールまたはミダゾラムを与えられたプラセボー処置患者のレベルよりより
速く達成される。デクスメデトミジンは安全でよく寛容される。つまり、これら
の研究において報告された有害事象および研究室変化は外科手術後の人々におい
て期待できた。
ラセボー処置患者が1人死亡した。しかしながら、デクスメデトミジンの投与と
関係があると認められたような死に導く有害事象はなかった。試験2のパートI
およびパートIIにおいてデクスメデトミジン処置患者は死ななかったが、プラセ
ボー処置患者の5人が死亡した。デクスメデトミジンは、既知のα2−アゴニス
トの薬理学的効果と一致する収縮期血圧、拡張期血圧、および心拍における変化
を生じた。さらに、デクスメデトミジンは、補助通気中止後の臨床的に明らかな
呼吸器障害を生じない。
スはデクスメデトミジンが鎮痛剤の性質を有し、有効な鎮静および抗不安を提供
する一方、患者は関心を示し、意志疎通できる。
無痛法(short-acting analgesia)(remifentanil)で行なわれた。患者は煙草
を吸わない人で、高血圧のほかには心臓の病歴はなかった。ICU到着後すぐに
、彼女はモルヒネとミダゾラムの2つの投与を必要とした。デクスメデトミジン
は10分間の負荷投与6μg/kg/hで開始され30分間0.4μg/kg/
hの速度で維持され、そののち平均投与量0.5μg/kg/hとした。患者の
ラムセイ鎮静スコアは最初の1時間は6で、ついで3まで減少し、最後は2まで
減少した。デクスメデトミジンを投与している間、患者は抜管前に5分間のモル
ヒネの1回投与のみ必要とした。抜管は6.5時間後に行なわれ、平穏無事であ
った。
日お酒を飲み、ひどい呼吸機能不全および心不全の病歴があった。ICU入室後
すぐに、彼はデクスメデトミジンを10分間の負荷投与6μg/kg/hされ、
ついで0.2から0.7μg/kg/h(目的の鎮静レベルまで滴定された)の
速度で12時間注入された。注入開始から2時間後、患者は低血圧(血圧70/
40mmHg)を示したが、これは昇圧剤の必要なく晶質注入(crystalloid in
fusion)後に解消された。患者は術後6時間で自発的通気を回復し、6時間と1
5分で抜管された。患者は12時間のデクスメデトミジン注入のあいだ、モルヒ
ネまたはほかの鎮静剤を必要としなかった。彼は、注入が終了したのち苦痛のた
めにモルヒネを必要とした。
イパス手術を受けたあとICUに入れられた。彼は、非インシュリン依存性糖尿
病で、心房性細動および心筋梗塞の病歴があった。彼は1日に1杯ワインを飲む
煙草を吸わない人であった。デクスメデトミジンが10分間の負荷投与6μg/
kg/hで投与され、ついで0.2から0.3μg/kg/hで維持注入された
。患者は、デクスメデトミジンを与えられている間、ミダゾラムまたはモルヒネ
を必要としなかった。彼のラムセイ鎮静スコアは、始めの1時間は6(ベースラ
インスコア、つまり患者は手術後完全に麻痺させられていた)で、ついで4に減
少し、その後3に達した。血圧の一時的な上昇が術後連続1時間は生じた。患者
は約6時間で抜管され、彼の血圧はデクスメデトミジンの注入が中止されたのち
再び上昇した。
nd neck cancer)のため手術を受けた。デクスメデトミジンの注入(0.5から
0.7μg/kg/h)が、患者がICUに到着したときから開始された。彼は
、注入のあいだ血行力学的安定性を維持していて、禁断症状を示さなかった。彼
は、抜管後ただちにモルヒネ2mgとミダゾラム2mgとのみを必要とした。
び空腸弁による再構築を受けた。外科的手術は、患者が300mlの血液を失い
、6単位の血液の輸血を必要としたあいだ10時間続いた。ICUにおいて、デ
クスメデトミジンが10分間、負荷投与6μg/kg/hで投与され、ついで3
5分間、維持投与0.4μg/kg/hで、20分間0.6μg/kg/hで、
その後注入が続けられた間0.7μg/kg/hで注入された。患者は、デクス
メデトミジンを与えられている間、穏やかで協力的なままで、彼のラムセイ鎮静
スコアは2から3の間に容易に維持された。彼は、デクスメデトミジンの注入開
始から46時間後にミダゾラム2mgが与えられ、66時間後にも再び与えられ
た。手術の性質と患者のアルコール消費歴を考慮すると、はじめの術後のモルヒ
ネ要求はまったく限られたもの(24mg)であった。なお、必要とされたモル
ヒネ投与量はデクスメデトミジンの注入中止後76mgまで段階的に拡大した。
た肋骨、および大きな骨盤骨折を受けた。彼は、6時間の彼の骨折した骨盤の修
復手術のあいだ、平穏な全身麻酔をされた。失った血液は400mlで、セルセ
ーバー(cell saver)で6単位の輸血を必要とした。患者には、手術中にモルヒ
ネ70mgが与えられた。ICUにおいて、デクスメデトミジンが10分間、6
μg/kg/hの負荷投与量で投与された。維持注入が0.4μg/kg/hの
速度で開始され、最初の3時間のあいだは0.7μg/kg/hに増加された。
患者のラムセイ鎮静スコアはおおよそ4に維持された。彼は平穏でくつろいでお
り、モルヒネもミダゾラムも必要としなかった。患者は6時間で抜管するのに適
当であった。しかしながら、それは午前2時であったので、翌朝まで機械的通気
が継続されることが決定された。デクスメデトミジンの投与量は、注入の最後の
約160分は0.3から0.5μg/kg/hのあいだで変化した。
で伝えることができた。説明書にしたがって、デクスメデトミジンの最大許容投
与量に達したとき、および患者が気管内チューブの除去に騒ぎしつこく要求した
ときは、ミダゾラムの投与量(総計16mg)が投与された。彼の興奮にかかわ
らず、患者は苦痛のないまま、デクスメデトミジン投与時にはモルヒネは必要と
しなかった。抜管、およびデクスメデトミジン注入の中止ののち、患者はICU
から退室する前にモルヒネを4mg必要とし、病室に戻ったのちの最初の数時間
のあいだにモルヒネを50mg近く必要とした。さらなる無痛に対するこの要求
は、反動効果というよりも苦痛に対する生理学的な応答と考えられる。
arges on liver ultrasound)で1週間に35単位)が腹部大動脈瘤の修復を受 けた。彼は40年の喫煙歴、高血圧、狭心症および肺繊維症をもっていた。手術
は技術的に難しく、3時間かかった。失った血液は3100mlで、6単位の血
液が輸血された。モルヒネ(30mg)が手術中投与された。患者はICUに到
着したとき血行力学的に安定であった。デクスメデトミジンが、10分間、負荷
投与量6μg/kg/hで開始され、ついで2時間まで0.7μg/kg/hで
滴定された維持投与量0.4μg/kg/hで注入された。ラムセイ鎮静スコア
はおおよそ4に維持された。モルヒネの要求は、ICUでの患者の最初の6時間
はきわだって変動していた。
クスメデトミジン投与量0.5μg/kg/hで約7時間、全移植片を取り去り
、底部(the bottom)を後ろの腹部壁(posterior abdominal wall)から分解お
よび離脱することが決定された。モルヒネの要求は、継続している出血のために
段階的に増加し続けた。デクスメデトミジンのより速い注入速度の使用は、出血
の結果である血行力学的不安定さの存在によって制限された。患者はその後手術
室に戻った。折りよく、手術的介入は、患者がデクスメデトミジンを与えられて
いるあいだに経験した飛躍的な苦痛を伝える患者の能力によって容易になった。
ォールが麻酔導入のため用いられ、維持のために酸素/一酸化二窒素/イソフル
レンが用いられた。さらに、レミフェンタニルが導入直後に開始され、患者がI
CUに到着後まで続けられた。プロポフォール注入(70mg)が、患者がIC
Uに移送されたとき投与されていた。患者はICUに到着するまで起きていたが
、ラムセイ鎮静スコアは1で、動揺して落ち着かなかった。プロポフォールおよ
びレミフェンタニルは、患者の到着後数分以内に止められた。患者の動揺を処理
するために、たびたびのプロポフォール10mgの瞬時投与を必要とした。デク
スメデトミジンの負荷投与量(0.4μg/kg/h)が、ICU到着後約25
分にプロポフォール20mgと一緒に投与され、ついでデクスメデトミジン0.
7μg/kg/hおよびプロポフォール4mg/kg/hが注入された。デクス
メデトミジン注入の最初の20分間は、たびたびのモルヒネ投与量2mgを必要
とした。患者のラムセイ鎮静スコアは継続的に、患者がスコア6で過剰鎮静され
るまで増加した。ICU到着約2時間後、プロポフォール注入は2mg/kg/
hに減少され、その後1mg/kg/hまで減少された。3時間でプロポフォー
ルは中止され、デクスメデトミジンの注入が0.2μg/kg/hまで次第に減
少された。さらなるプロポフォールまたはモルヒネは必要とされなかった。
トミジンを投与することの重要性を説明している。これは、とくにレミフェンタ
ニルのような非常に短い半減期を有する薬剤を使用するとき重要である。とくに
手術中のレミフェンタニルによる効果は、その非常に速いオフセットのため、手
術後の苦痛に早く気づき、それによって手術後の鎮痛剤に対する要求が増加する
ことを示している。
rectomy)を受けた。彼は重大な先の病歴はなかった。手術のあいだ、彼は安定 した(balanced)麻酔剤を受けた。手術後、患者はくつろいでおり、呼吸器障害
は起こさず、次の日ICUから解放された。デクスメデトミジンを受けているあ
いだ、彼のラムセイ鎮静スコアは3であった。彼には主要なガス交換の問題はな
く、機械的通気、補助された自発的呼吸、抜管、および自発的呼吸のあいだPa CO2は安定であった。彼の呼吸パターンは本質的に手術直後の期間、補助され た自発的呼吸および抜管後に変化しなかった。この患者の経験は、デクスメデト
ミジンの呼吸器障害のない効果の典型的な例である。
去の病歴は高血圧、狭心症、タイプII糖尿病を示した。彼女はICUに午後7:
20に到着し、10分間にわたるデクスメデトミジン1μg/kgの瞬時投与を
受け、ついで0.4〜0.7μg/kg/hで注入された。抜管は翌朝の午前7
:50に行なわれ、デクスメデトミジンは午後1:40まで継続された。彼女は
、平穏な術後の経過をたどった。デクスメデトミジンで挿管時は彼女のラムセイ
鎮静スコアは4であった。彼女は穏やかで、容易に覚醒でき、よい適応(well-o
riented)を示した。彼女は、彼女の周囲(騒音、職員およびモニター機器)に よりびっくりしなかった。抜管後デクスメデトミジン注入は、段々と0.3μg
/kg/hまで減少され、彼女のラムセイ鎮静スコアは2と3のあいだで変動し
た。彼女は穏やかで協力的なままで、呼吸器障害は起こさなかった。彼女は、デ
クスメデトミジン注入のあいだは、さらなる鎮静剤を必要とせず、また鎮痛剤も
ほとんど必要としなかった。デクスメデトミジン注入の中止後、彼女は落ち着か
ず、快適でなく、ざわついた。彼女の不安なプロフィールは、投薬時と非投薬時
でかなり異なっていた。質問をされると、彼女は、彼女のICU滞在の記憶を失
っておらず、さらに苦痛または不愉快な思い出を示さなかった。
費量を減らしていた。アルコール中毒患者は、よくICUにおいて増加した不安
および動揺レベルを示すが、この個人は、デクスメデトミジンを投与されている
あいだ、すばらしい術後の経過をたどった。彼は、穏やかで静かで、さらによい
適応のままであった。デクスメデトミジンの注入は0.3と0.7μg/kg/
hの間に維持され、さらなる鎮静薬は必要としなかった。彼は手術の日の夕方抜
管されたが、デクスメデトミジンの注入は翌朝まで続けられた。質問をされると
すぐに、彼はICUでの滞在に非常に満足していると知らせた。
神的に準備ができてなく、手術前の高度の不安を示した。ICUに到着してすぐ
、彼女は10分間かけたデクスメデトミジン1μg/kgの瞬時投与を受け、つ
いでデクスメデトミジンの注入が0.2〜0.5μg/kg/hのあいだでされ
た。彼女は手術の日の夕方には抜管され、デクスメデトミジンは翌朝まで続けら
れた。彼女の術後経過のあいだ、彼女は少し忘れていたけれども、患者は穏やか
で、怖れまたは不安をもたず、よい適応であった。彼女はすばらしく進歩し、I
CU経験で非常に快適だった。
る51歳の男性であった。彼は腎摘出を認められた。共存症は、裂孔ヘルニア、
胃潰瘍および憩室、ならびに肝脂肪変性を含む。これらの異常以外は身体検査は
正常であった。彼の手術経過および麻酔経過は平穏無事で、彼はベースラインラ
ムセイ鎮静スコア4でICUに着いた。鎮静の目的レベルは、図2に示すように
注入されたデクスメデトミジンの投与量をほとんど調節することなく達成された
。患者は容易に目覚めさせられ、看護職員に彼の要求を伝えることができた。気
管内チューブがあるにもかかわらず、彼は、外部からの刺激がないときは穏やか
で眠っていた。患者はICU入室6時間後に抜管された。彼の苦痛に対してたび
たびなされる評価とさらなる鎮痛薬を要求する機会とがあったにもかかわらず、
彼は、研究期間6時間でモルヒネ硫酸塩を単一投与量(2mg)だけ要求した。
彼の術後経過は、デクスメデトミジンの投与開始後14時間とデクスメデトミジ
ン注入の中止後3時間近くとの、穏やかな高血圧期間以外は平穏無事なものであ
った。患者は晶質注入に応答し、医師によってその期間はモルヒネの効果および
おそらく軽い容量不足に起因すると考えられた。研究後、患者の唯一の苦情は傷
口の痛みだった。会見時、患者は気管内チューブが不快であったが、もしもう一
度その集中治療室に再入院したら、現入院期間に受けたのと同じ鎮静剤を要求す
るだろうと言った。
5(眠っている、光による眉間へのタップ(light glabellar tap)または大き な聴覚的刺激に緩慢な応答)でICUに到着した。デクスメデトミジンを負荷投
与量6μg/kg/hで投与し、ついで投与量0.4μg/kg/hで維持注入
した。患者のラムセイ鎮静スコアは、最初の半時間は6(眠っている、応答なし
)であった。しかしながら、注入は急速にまた容易に滴定され、ICUにおける
彼の残りの滞在期間は、スコア2(協力的、適応(oriented)、平静)または3
(患者は命令に対して応答する)に到達および維持された。血行学的に不安定で
あるという証拠は観察されず、アヘン剤(opiate)は必要とされなかった。患者
は6時間で抜管され、彼のICU静養の経過は平穏無事なものであった。彼は、
抜管後穏やかな苦痛を経験した。その苦痛はモルヒネ2mgの単一注入で容易に
制御された。
おいて、彼はラムセイ鎮静スコア約3に達するように滴定されたデクスメデトミ
ジンの注入を受けた。彼は適応し、協力的であった。ある点で、患者が苦痛を経
験し始めたので注入速度を増加させた。重要なことに、彼は痛みの緩和が必要な
ことを伝えることができ、投与量滴定が急速に彼の快適さを取り戻した。
大動脈(dilated ascending aortic)でニューヨーク心臓協会のクラスIIIであ った。彼は正常な冠状動脈造影図を有する動脈性高血圧および激しい狭心症(カ
ナダII)であった。彼の手術前の投薬はプロプラノロールであった。患者は動脈
弁の交換による適温心肺バイパス術およびベンタル法(Bentall procedure)を 受けた。彼は無事に6時間の手術後ポンプから離され、術後は変力性(inotropi
c)の支持は受けなかった。ICU経過は平穏無事であった。血行力学的プロフ ィールは、低血圧または徐脈の期間なしでスムーズだった。患者はデクスメデト
ミジンの中止後血圧の増加を示したが、既存的高血圧として研究に参加していた
。
している。ちょうどよく鎮静化されると、患者は生理学的に安定な方向に向かい
、最小限の苦痛、不快および不安を経験した。人工呼吸器を放しているあいだ、
および呼吸器障害を避けるため抜管後のあいだ鎮静薬を中止することが最近の慣
習である。このような慣習はデクスメデトミジンでは必要ない。さらに、デクス
メデトミジンは、苦痛の恐れを取り除くことによる治療的介入(たとえば、可動
化または胸部理学療法)によって患者のコンプライアンスを増加させる。これは
、単一の薬物によるそうそうたる目を見張るべき効果である。
よび範囲から離れないものであれば、様々な改変および変化をしてもよいという
ことは理解するであろう。
施を考慮することにより、当業者らには明らかである。詳細な説明および実施例
は、以下の請求項に示されている本発明の真実の範囲および精神の単なる例示と
みなされるものとする。
す図である。このシステムでは、眠れなさ(wakefulness)のレベルが、聴覚の 刺激から強度の痛みをともなう刺激にわたり変動する刺激に対する応答の連続的
減退にもとづいた1〜6のスケール(ラムセイ鎮静スコア)で記録される。
スメデトミジン投与量の適用を示す。
Claims (37)
- 【請求項1】 集中治療室鎮静に使用する医薬品の製造における、デクスメ
デトミジンまたはその薬学的に許容し得る塩の用途。 - 【請求項2】 デクスメデトミジンまたはその薬学的に許容し得る塩が、本
質的に唯一の活性薬剤または唯一の活性薬剤である請求項1記載の用途。 - 【請求項3】 デクスメデトミジンまたはその薬学的に許容し得る塩が、1
〜2ng/mlプラズマ濃度に達する量投与される請求項1または2記載の用途。 - 【請求項4】 デクスメデトミジンまたはその薬学的に許容し得る塩が、静
脈注射で投与される請求項3記載の用途。 - 【請求項5】 デクスメデトミジンの負荷投与量および維持量が投与される
請求項4記載の用途。 - 【請求項6】 負荷投与量および維持量がヒトに投与される請求項5記載の
方法。 - 【請求項7】 デクスメデトミジンの負荷投与量が0.2〜2μg/kgで
ある請求項6記載の方法。 - 【請求項8】 負荷投与量が約10分で投与される請求項7記載の方法。
- 【請求項9】 デクスメデトミジンの負荷投与量が1μg/kgである請求
項8記載の方法。 - 【請求項10】 デクスメデトミジンの維持量が0.1〜2.0μg/kg
/hである請求項6記載の方法。 - 【請求項11】 デクスメデトミジンの維持量が0.2〜0.7μg/kg
/hである請求項10記載の方法。 - 【請求項12】 デクスメデトミジンの維持量が0.4〜0.7μg/kg
/hである請求項11記載の方法。 - 【請求項13】 集中治療室における患者の鎮静方法であって、該方法がデ
クスメデトミジンまたはその薬学的に許容し得る塩を患者にその必要に応じて投
与することからなる方法。 - 【請求項14】 デクスメデトミジンまたはその薬学的に許容し得る塩が、
本質的に唯一の活性薬剤または唯一の活性薬剤である請求項13記載の方法。 - 【請求項15】 集中治療室における患者の鎮静方法であって、患者への医
薬組成物の投与からなる方法であり、該医薬組成物は活性薬剤および不活性薬剤
からなり、該活性薬剤がデクスメデトミジンまたはその薬学的に許容し得る塩か
らなる方法。 - 【請求項16】 デクスメデトミジンまたはその薬学的に許容し得る塩が0
.1〜2ng/mlプラズマ濃度に達する量投与される請求項13、14または15
記載の方法。 - 【請求項17】 デクスメデトミジンまたはその薬学的に許容し得る塩が静
脈注射で投与される請求項16記載の方法。 - 【請求項18】 デクスメデトミジンの負荷投与量および維持量が投与され
る請求項17記載の方法。 - 【請求項19】 患者がヒトである請求項18記載の方法。
- 【請求項20】 デクスメデトミジンの負荷投与量が0.2〜2μg/kg
である請求項19記載の方法。 - 【請求項21】 負荷投与量が約10分で投与される請求項20記載の方法
。 - 【請求項22】 デクスメデトミジンの負荷投与量が1μg/kgである請
求項21記載の方法。 - 【請求項23】 デクスメデトミジンの維持量が0.1〜2.0μg/kg
/hである請求項19記載の方法。 - 【請求項24】 その維持量が0.2〜0.7μg/kg/hである請求項
23記載の方法。 - 【請求項25】 その維持量が0.4〜0.7μg/kg/hである請求項
24記載の方法。 - 【請求項26】 集中治療室鎮静におけるデクスメデトミジンまたはその薬
学的に許容し得る塩の用途。 - 【請求項27】 デクスメデトミジンまたはその薬学的に許容し得る塩が、
本質的に唯一の活性薬剤または唯一の活性薬剤である請求項26記載の用途。 。 - 【請求項28】 デクスメデトミジンまたはその薬学的に許容し得る塩が0
.1〜2ng/mlプラズマ濃度に達する量投与される請求項26または27記載の
用途。 - 【請求項29】 デクスメデトミジンまたはその薬学的に許容し得る塩が静
脈注射で投与される請求項28記載の用途。 - 【請求項30】 デクスメデトミジンの負荷投与量および維持量が投与され
る請求項29記載の用途。 - 【請求項31】 負荷投与量および維持量がヒトに投与される請求項30記
載の用途。 - 【請求項32】 デクスメデトミジンの負荷投与量が0.2〜2μg/kg
である請求項31記載の用途。 - 【請求項33】 負荷投与量が約10分で投与される請求項32記載の用途
。 - 【請求項34】 デクスメデトミジンの負荷投与量が1μg/kgである請
求項33記載の用途。 - 【請求項35】 デクスメデトミジンの維持量が0.1〜2.0μg/kg
/hである請求項31記載の用途。 - 【請求項36】 デクスメデトミジンの維持量が0.2〜0.7μg/kg
/hである請求項35記載の用途。 - 【請求項37】 デクスメデトミジンの維持量が0.4〜0.7μg/kg
/hである請求項36記載の用途。
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