JP2002503965A - ニトロソアミン含量を減少させるためのタバコの処理方法および、それにより製造される製品 - Google Patents

ニトロソアミン含量を減少させるためのタバコの処理方法および、それにより製造される製品

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Abstract

(57)【要約】 タバコやマリファナなどの収穫された葉植物中の発癌性ニトロソアミンの含量を減少しまたはその形成を阻害するための方法を開示する。本方法は、保蔵サイクルにおける適当な時間に、植物をマイクロ波および/またはより高周波数の放射にかけることに関する。タバコとともに、新鮮なカットされた、緑色のタバコと同様なタバコ-特異的ニトロソアミン含量を有する紙巻きタバコ(cigarette)、葉巻(cigar)などの人が消費するために適した産物を、本発明の方法に従って製造することができる。好ましい態様においては、従来の保蔵されたタバコと比較して、製造されたタバコ産物は、既知の発癌性物質であるNNNおよびNNKの量がほとんど無視してよい程度になった、乾燥された金黄色の葉である。

Description

【発明の詳細な説明】 ニトロソアミン含量を減少させるためのタバコの処理方法および、 それにより製造される製品発明の属する分野 本発明は、タバコ中に通常ある有害なニトロソアミンの含量を減少させる、あ るいはその形成を阻止するための、タバコの処理方法に関連する。本発明は、低 ニトロソアミン含量のタバコ製品にも関連する。関連する出願への相互参照 本出願は、1996年6月28日提出の出願通し番号08/671,718の一部継続出願であ る、現在では放棄されている1996年9月23日提出の出願通し番号08/725,691の一 部継続出願である、現在では放棄されている1996年10月30日提出の出願通し番号 08/739,942の一部継続出願である、1996年12月2日提出の出願通し番号08/757,1 04の一部継続出願である、1997年6月20日提出の出願通し番号08/879,905の一部 継続出願である。本出願および上に列挙した出願は、1996年6月28日提出の出願 通し番号08/671,718を除き、1996年8月5日提出の仮出願通し番号60/023,205に 優先権を請求するものである。発明の背景 農作物を乾燥させるためのマイクロ波エネルギーの利用を記載した人が別にい る。タバコを保蔵処理するためのマイクロ波エネルギーの利用が、Hopkinsに対 するアメリカ合衆国特許番号4,430,806に開示されている。アメリカ合衆国特許 番号4,898,189では、Wochnowskiが貯蔵または出荷の用意の際に、水分含量を制 御する目的で緑色のタバコを処理するためのマイクロ波の利用を教えている。ア メリカ合衆国特許番号3,699,976では、マイクロ波エネルギーがタバコの虫侵襲 を鎮めることが記載されている。さらに、膨張した有機物質を、流水で洗う手段 により抽出することを目的とする、不活性な有機液体をタバコにしみ込ませるこ とを用いた手法(アメリカ合衆国特許番号4,821,747)が開示されており、そこ では混合物をマイクロ波エネルギーにさらした。別の態様では、マイクロ波エネ ルギーが、吸い出されたタバコ含有物質の乾燥手法として開示されている(アメ リカ合衆国特許番号4,874,000)。アメリカ合衆国特許番号3,773,055では、Stung isが、湿ったタバコで作られた紙巻きタバコを乾燥させ膨張させるためのマイク ロ波の利用を開示している。 タールおよび有害な発癌性のニトロソアミンを減少させるための先行する試み には、第一に、喫煙用タバコにフィルターを用いることが含まれていた。加えて 、タバコ中の有害な発癌物質の影響を妨げるために添加剤を用いようと、試みが なされた。これらの努力は、タバコ使用に伴う腫瘍罹患率を減らせなかった。摘 みたての、緑色のタバコには実質的にニトロソアミン発癌物質がないことが知ら れている。Wiernikら、“Effect of Air-Curing on the Chemical Composition of Tobacco,”Recent Advances in Tobacco Science,Vol.21,pp.39以下参照 、Symposium Proceedings 49th Meeting Tobacco Chemists'Research Conferenc e,Sept.24-27,1995,Lexington,Kentucky(本明細書中では以下、“Wiernik ら”)などを参照のこと。しかし、保蔵処理したタバコには、有害な発癌物質N' -ニトロソノルニコチン(NNN)および4-(N-ニトロソメチルアミノ)-1-(3-ピリジ ル)-1-ブタノン(NNK)を含む、多数のニトロソアミンが含まれることが知られ ている。そのようなニトロソアミンは、本明細書中でさらに説明するように収穫 後に保蔵処理過程の間に形成されるということが、広く認められている。残念な がら、摘みたての緑色のタバコは喫煙または他の消費には適していない。 1993年および1994年には、要旨“Reduction of Nitrite-Nitrogen and Tobacc o N'-Speciflc Nitrosamines In Air-Cured Tobacco By Elevating Drying Temp eratures”、Agronomy & Phytopathology Joint Meetlng,CORESTA,Oxford 199 5中で報告しているように、ケンタッキー大学のBurtonらがタバコ特異的ニトロ ソアミン(TSNA)を重視したある実験を行った。Burtonらは、黄色化の終わり(E OY)、EOY+3、EOY+5などを含む、空気保蔵処理の様々な段階で、収穫したタバコ 葉を24時間、71℃で乾燥した結果、ニトロソアミン量がいくらか減少したことを 報告した。ある試料の凍結乾燥およびマイクロ波放射にも、詳細または結果抜き で言及がなされている。出願者は、ケンタッキー大学のBurtonらによって行われ た この要旨の基礎となる実際の作用のうち、マイクロ波作用が失敗であると見なさ れたことを確認した。Burtonらの1993-94年の研究のある観点は、“Modiried Ai r-Curing”という標題のもとに、上記Wiernikらの54-57ページに報告されている 。Wiernikらの記事は、空気保蔵処理の様々な段階でとったタバコの葉試料を24 時間、70℃での迅速乾燥にかけると、過剰な水分が除かれて微生物の成育が弱め られ、これゆえ、亜硝酸塩およびタバコ特異的ニトロソアミン(TSNA)の蓄積が 避けられるのだろうと仮定している。56ページの表IIに、WiernikらはKY160およ びKY171試料中の葉身および主脈の亜硝酸塩およびTSNA含量に関するBurtonらの 要約データのうちのいくつかを含めている。凍結乾燥および迅速乾燥試験のデー タが含められているが、マイクロ波放射した試料への言及はない。記事には以下 の結論が含まれている: 本研究から、葉における細胞の完全性を失わせた後、黒ずんだタバコに熱(70 ℃)を加えることにより、葉身および主脈の亜硝酸塩量およびTSNA蓄積を減少さ せることが可能であり得ると結論できる。保蔵処理のこの段階でタバコ葉を迅速 に乾燥させると、環境温度におけるゆっくりとした保蔵処理の間に起こる微生物 の活動が弱まる。しかし、そのような処理はタバコ葉の質を低下させるというこ とが付言されなければならない。 同書の56ページ。Weirnikらの記事は、2段階の保蔵処理手順の例としてポーラ ンドのSkroniowskiタバコの伝統的な保蔵処理についても議論している。記事で は、タバコを初めに空気保蔵処理し、葉身が黄色または茶色がかったら、茎を保 蔵処理するためにタバコを2日間65℃に熱すると述べている。この方法で製造さ れたタバコの解析により、亜硝酸塩およびTSNA値の両方が低い、すなわち、それ ぞれ1グラムあたり10マイクログラム以下および1グラムあたり0.6-2.1マイク ログラム以下であるということが示された。Weirnikらは、これらの結果は微生 物をさらに生育させない、急速な加熱に帰して説明することができると理論付け た。しかし、Weirnikらは、亜硝酸塩1グラムあたり15マイクログラム以下およ びTSNA 1グラムあたり0.2マイクログラム以下という、亜硝酸塩およびTSNAの低 値は、ポーランドで空気保蔵処理にかけたタバコに関して得られたとも記した。発明の概要 本発明の1つの目的は、喫煙または他の手段による消費を意図するタバコ中の 、ニトロソアミンの含量を実質的に除去するまたは減少させることである。 本発明の別の目的は、紙巻きタバコ、葉巻、噛みタバコ、嗅ぎタバコおよびタ バコを含むガムおよびトローチ剤を含む、タバコ製品の発癌可能性を減らすこと である。 本発明のさらに別の目的は、そのようなタバコ製品中の、N'-ニトロソノルニ コチン(NNN)、4-(N-ニトロソメチルアミノ)-1-(3-ピリジル)-1-ブタノン(NNK)、 N'-ニトロソアナタビン(NAT)およびN'-ニトロソアナバシン(NAB)を含むタバ コ特異的ニトロソアミンの量を、実質的に除去するあるいは有意に減少させるこ とである。 本発明の別の目的は、ヒト消費に対するタバコの適合性に有害に影響すること なく保蔵処理過程を抑えるように、収穫後の適切な時間に、保蔵処理されていな いタバコを処理することである。 本発明の別の目的は、完全に保蔵処理したタバコ中のタバコ特異的ニトロソア ミンの含量を減少させることである。 本発明のさらに別の目的は、実質的に量の減ったタバコ特異的ニトロソアミン を含み、それによりタバコ製品の発癌可能性を低下させるような、ヒトの消費に 適したタバコ製品を提供することにより、喫煙する、タバコを消費するあるいは 他にいくつかの形状でタバコを摂取するヒトにおける、タバコ特異的ニトロソア ミン、特にNNNおよびNNKの、およびその代謝物の含量を減少させることである。 好ましくは、タバコ製品は、紙巻きタバコ、葉巻、噛みタバコまたはタバコを含 むガムまたはトローチ剤である。 本発明に従った、上記および他の目的および利点は、収穫されたタバコ植物の ニトロソアミンの、量を減少させるあるいは形成を阻止する過程により達成する ことができ、その過程には、 その植物の少なくとも一部分が、保蔵処理されず、かつニトロソアミンの量を 減少させられる、あるいはニトロソアミンの形成を抑えられる状態に、少なくと も1つのニトロソアミンの、量を減少させるあるいは形成を実質的に抑えるのに 十分な時間ある間に、前記部分をマイクロ波放射にかけること が含まれる。 本発明のこの過程において、マイクロ波放射にかける段階は、葉で黄色化が始 まった後で、かつ葉にタバコ特異的ニトロソアミンが実質的に蓄積する前に、タ バコの葉またはその一部分に対して行われるのが好ましい。本発明のこの過程に おいて、マイクロ波放射にかける段階は、葉の細胞の完全性が実質的に失われる 前に行われるのが好ましい。 この過程の別の好ましい態様では、タバコはflueタバコであり、マイクロ波放 射にかける段階は、収穫後約24から約72時間以内に、さらにより好ましくは収穫 後約24から約36時間以内に行われる。 この過程のさらに別の態様では、マイクロ波放射にかける段階の前の制御され た環境中で、収穫されたタバコを上記環境温度条件下に維持する。 この過程の好ましい観点には、好ましくは茎を含むタバコ葉をマイクロ波放射 にかける前に、マイクロ波単位によるより均一な乾燥を確実にするために、葉を 物理的に圧搾してそれから過剰の水分をしぼり出す段階が含まれる。この段階は 、マイクロ波空洞に入れる前に、適切に間隔をあけて回転する一対の円筒形のロ ーラーに葉を通すことにより、都合よく行うことができる。 本発明のさらに別の好ましい態様では、マイクロ波放射は約900から約2500MHz の周波数を持ち、この植物に対して少なくとも1秒間、好ましくは約10秒から約 5分間、あらかじめ決められた電力量で加えられる。用いた電力量は一般に、タ バコをマイクロ波放射にかける時間の長さを決め、通常の台所型マイクロ波オー ブンを用いる場合には約600から約1000ワットの範囲に、工業用の多モードアプ リケーターに関しては数百またはそれ以上のキロワットまであり得る。個別の葉 を処理するように設計されたアプリケーターを用いた好ましい電力量は、約2か ら約75キロワットまで、より好ましくは約5から約50キロワットまでの範囲にあ り、それが比較的急速な処理を実行可能にする。 ヒトの消費に適切であるように、黒こげにすることなく、葉を効果的に乾燥す るのに適した時間、葉およびその部分にマイクロ波放射を適用するのも、本発明 に従い好ましい。 本発明は、N'-ニトロソノルニコチン、4-(N-ニトロソメチルアミノ)-1-(3-ピ リジル)-1-ブタノン、N'-ニトロソアナタビンおよびN'-ニトロソアナバシンとい った、タバコ特異的ニトロソアミンの少なくとも1つの通常の蓄積を阻止するた めに、タバコ葉をマイクロ葉放射にかけようとも努めている。 本発明は、その最も広い形態においては、ヒトの消費に適し、通常通りに保蔵 処理したタバコよりも少なくとも1つのタバコ特異的ニトロソアミンの含量が低 い、緑色でないタバコを含むタバコ製品をも包含する。 好ましい態様においては、緑色でないタバコ製品は、TSNA(NNN、NNK、NABお よびNAT)含量が.2μg/g以下、より好ましくは約.15μg/g以下、さらにより好ま しくは約1μg/g以下であり、NNN含量が約.15μg/g以下、より好ましくは約.10 μg/g以下、さらにより好ましくは約.05μg/g以下であり、NNK含量が約.002μg/ g以下、より好ましくは約.001μg/g以下、さらにより好ましくは約.0005μg/g以 下である。 本発明は、ヒトの消費に適し、通常通りに保蔵処理したタバコよりも少なくと も1つのタバコ特異的ニトロソアミンの含量が低い、乾燥黄色タバコを含むタバ コ製品をも目指す。好ましい態様においては、黄色タバコ製品はTSNA(NNN、NNK 、NABおよびNAT)含量、NNN含量、およびNNK含量が上の好ましい範囲内にある。 他の態様では、緑色でないまたは黄色のタバコ製品には、ヒトの消費に適し、 かつTSNA(NNN、NNK、NABおよびNAT)含量が、その製品が製造される収穫したて の緑色のタバコ収穫物中のそのようなTSNAの含量の重量で約25%以内である、緑 色でないまたは黄色のタバコが含まれる。緑色でないまたは黄色のタバコ製品が 、TSNA含量がその製品が製造される収穫したてのタバコ収穫物中のそのようなTS NA含量に対して、重量で約10%以内であるのはより好ましく、より好ましくは重 量で約5%以内であり、最も好ましくは本質的に近い(例えば、重量で数パーセン トまでの量以内)。緑色でないまたは黄色のタバコ製品に、ヒトの消費に適し、 かつNNN、NNK、NABおよびNATから選択される少なくとも1つのTSNAの含量が、そ の製品が製造される収穫したてのタバコ収穫物中の対応するTSNAまたはTSNAsの 含量に対して、重量で約25%以内、好ましくは重量で約10%以内、より好ましくは 重量で約5%以内、最も好ましくは本質的に近い(例えば、重量で数パーセント までの量以内)ような、緑色でないまたは黄色のタバコが含まれるのも好ましい 。 本発明のさらに他の態様では、緑色でないまたは黄色のタバコ製品には、ヒト の消費に適し、かつTSNA(NNN、NNK、NABおよびNAT)含量が、本発明の製品とし て同じタバコ収穫物から作られる同じ種類のタバコ製品中のそのようなTSNA含量 よりも、重量で少なくとも約75%、好ましくは重量で少なくとも約90%、より好ま しくは重量で少なくとも約95%、最も好ましくは重量で約99%低いような、緑色で ないまたは黄色のタバコが含まれるが、それはTSNA含量を減少させるために設計 された、マイクロ波放射または他の技術のない時に保蔵処理されたものである。 緑色でないまたは黄色のタバコ製品に、ヒトの消費に適し、かつNNN、NNK、NAB およびNATから選択される少なくとも1つのTSNAの含量が、本発明の製品として 同じタバコ収穫物から作られる同じ種類のタバコ製品中の対応するTSNAまたはTS NAsの含量よりも、重量で少なくとも約75%、好ましくは重量で少なくとも約90% 、より好ましくは重量で少なくとも約95%、最も好ましくは重量で少なくとも99% 低いような、緑色でないまたは黄色のタバコが含まれるが、それはマイクロ波放 射または他の技術のない時に保蔵処理されたものである、というのも好ましい。 本発明の好ましい形態は、少なくとも1つのタバコ特異的ニトロソアミンの含 量が減少された、タバコが保蔵処理されておらず、少なくとも1つのタバコ特異 的ニトロソアミンの形成が阻止することが可能である間に、タバコをマイクロ波 放射にかけることを含む過程によって製造されるような、タバコを含むタバコ製 品に関連する。 別の態様においては、本発明は、 保蔵処理された茶色タバコを再水化すること、および 再水化されたタバコを、あらかじめ決めたエネルギー量であらかじめ決めた長 さの時間、マイクロ波放射にかけること を含む、保蔵処理された茶色タバコ中の少なくとも1つのタバコ特異的ニトロソ アミンの含量を減少させる方法を目指す。 同様に、本発明にはその範囲内で、 保蔵処理された茶色タバコを再水化すること、および 再水化されたタバコを、あらかじめ決めたエネルギー量であらかじめ決めた長 さの時間、マイクロ波放射にかけること を含む過程によって製造された、少なくとも1つのタバコ特異的ニトロソアミン の含量が減少された保蔵処理された茶色タバコを含む、タバコ製品が含まれる。 さらに別の態様では、本発明は、 収穫したタバコ葉が、保蔵処理されず、かつタバコ特異的ニトロソアミンの量 を減少させられる、あるいはタバコ特異的ニトロソアミンの形成を抑えることが 可能である状態に、少なくとも1つのタバコ特異的ニトロソアミンの、その葉中 の量を減少させるあるいは形成を実質的に抑えるのに十分な時間ある間に、前記 葉をマイクロ波放射にかけること、および タバコ製品が紙巻きタバコ、葉巻、噛みタバコ、嗅ぎタバコおよびタバコを含 むガムおよびトローチ剤から選択される、マイクロ波放射された葉を含むタバコ 製品を作り上げること を含む、タバコ製品を製造する方法に関連する。 上で議論し、以下でさらに詳しく議論するマイクロ波磁区よりも、より高い周 波数およびより短い波長を持った電磁放射の形を用いて、本発明の根本的な目的 である、マイクロ波の態様を考慮して上で議論したのと同じ収穫後の時間枠に、 そのようなエネルギー形態にてタバコを処理することにより、タバコ製品中のTS NAを減少または実質的に除去すること、を達成し得るということも発見された。 したがって、本発明は、 収穫されたタバコ植物の一部分が、保蔵処理されず、かつニトロソアミンの量 を減少させられる、あるいはニトロソアミンの形成を抑えられる状態に、少なく とも1つのニトロソアミンの、量を減少させるあるいは形成を実質的に抑えるの に十分な時間ある間に、前記部分を放射にかけること を含む、 その植物中のニトロソアミンの、含量を減少させる、あるいは形成を抑えるため の方法にも関連する。 本発明の過程において、マイクロ波磁区よりも高い周波数を持つ放射にかける 段階が、葉の黄色化の開始よりも後でかつ葉におけるタバコ特異的ニトロソアミ ンの実質的な蓄積よりも前に、タバコの葉またはその一部に対して行われるのが 、マイクロ波の態様と同様に好ましい。本発明の過程において、そのような放射 にかける段階が、葉の細胞の完全性が実質的に失われる前に行われるのも好まし い。そのような放射を引き起こすことが可能である好ましいエネルギー源は、以 下にさらに記載されており、遠赤外線および赤外線放射、UV(紫外線放射)、帯磁 しやすいX線またはレーザー、電子ビーム、X線およびガンマ放射といった加速粒 子ビームを含む。図面の簡単な説明 図1は、収穫後24から72時間熟成された“黄色”バージニアフルータバコを説 明する写真である。 図2は、本発明に従い、低ニトロソアミンマイクロ波放射された“黄色”バー ジニアフルータバコを説明する写真である。 図3は、本発明に従いマイクロ波処理を行うために用いられ得る、移動式、工 業規模のマイクロ波アプリケーターの、部分的な側面図である。発明の詳細な説明 あらゆる所定の保蔵処理の間の保蔵処理条件は、変種の違い、様々な茎位置か ら収穫された葉における違い、使用した保蔵処理小屋間の違い、および個々の季 節または異なる季節に及ぶ間の環境の変化、特に空気保蔵処理の場合の気象変動 といった要因を考慮して調節されなければならないため、タバコ保蔵処理の実際 は科学というよりもむしろ技術であると言われてきた。例えば、フルー保蔵処理 の実際は、ある程度は経験的なものであり、かなりの期間、この技術の経験を積 んだ人物によって最適に行われる。例えば、Peeleら、“Chemical and Biochemi cal Chaneges During The Flue Curing of Tobacco,”Recent Advances In Toba cco Science,Vol.21,pp.81以降、Symposium Proceedings 49th Meeting Che mists'Research Conference,September 24-27,1995,Lexington,Kentucky( 本明細書中ではこれ以降、“Peeleら”)などを参照のこと。したがって、タバ コ保蔵処理の当業者は、本発明の外面的なパラメーターはその最も広い形態にお いては、あ らゆる所定の収穫に関する上の要因の精密な集合に依存してある程度変えること ができるということを理解するだろう。 好ましい一態様において、本発明は、TSNAの形成を完全に阻止するであろう方 法でタバコを処理し得るようなタバコの保蔵処理サイクルの間に、ある時間帯が 存在するという発見に基づいている。当然ながら、その間にTSNA形成が効果的に 除去される、あるいは実質的に減少され得るような正確な時間帯は、タバコの種 類、保蔵処理の方法、および上に述べたものを含む他の多くの変数次第である。 本発明のこの好ましい態様に従い、この時間帯は、葉が切りたてまたは“緑色の ”段階を過ぎており、TSNAおよび/または亜硝酸塩が葉に実質的に蓄積する時間 よりも前であるような、収穫後の時間枠に対応し、この時間枠は典型的には、葉 が黄色化過程をうけているかあるいは、葉が茶色に変わり始める前の黄色期にあ り、細胞の完全性が実質的に失われるよりも前にある期間に相当する。そうでは ないと文脈から明らかでない限り、本明細書中で使用されている場合に“実質的 な”および“有意な”という用語は、一般的には相対的な尺度で優勢または大部 分であることを言う。この時間枠の間、以下でさらに議論するように、あらかじ め決めたエネルギー量であらかじめ決めた長さの時間、タバコをマイクロ波放射 にさらすことにより、葉はTSNAの形成を実質的に妨げるあるいは、あらゆるすで に形成されたTSNAの含量を減少させることが可能である。このマイクロ波処理は 、TSNAの本来の形成を実質的に抑え、ヒトの消費に適した乾燥された、鮮黄色の 葉を提供する。典型的には黄色期の終わり頃に、TSNAがすでに実質的に蓄積され 始めていたなら、本発明に従った葉へのマイクロ波エネルギーの適用は、本来の TSNA形成サイクルを効果的に抑え、それゆえTSNAのさらなる実質的な形成を阻止 する。黄色のあるいは黄色化しつつあるタバコを、保蔵処理サイクルにおける最 も適した時点にこのやり方で処理する場合は、得られるタバコ製品はTSNA量が収 穫したての緑色のタバコのものに本質的に近く、一方でその香りおよび味を維持 している。 別の態様においては、本発明は、保蔵処理済みのタバコを再水化し、再水化さ れた保蔵処理済みのタバコを以下にさらに説明するようにマイクロ波放射にかけ ることにより、保蔵処理済みの(茶色の)タバコを処理して保蔵処埋済みのタバ コのTSNA含量を効果的に減少させることに関連する。 本発明は、ヒトの消費を意図する収穫されたタバコの処理にも応用可能である 。とりわけタバコ特異的ニトロソアミンに関して、多くの研究がタバコについて 行われてきた。収穫したてのタバコ葉は“緑色の”タバコと呼ばれ、既知の発癌 物質を全く含まないが、緑色のタバコはヒトの消費に適していない。緑色のタバ コの保蔵処理の過程は、収穫されたタバコの種類による。例えば、バージニアフ ルー(明るい)タバコは典型的にはフルー保蔵処理されるのに対し、バーリーお よび特定の暗い系統は通例、空気保蔵処理される。空気保蔵処理の1から2+ヶ月 と比べて、タバコのフルー保蔵処理は典型的には5から7日の間にわたって行わ れる。Peeleらによれば、フルー保蔵処理は概して3つの段階、すなわち約36-72 時間の黄色化(35-40℃)(例えば特定のバージニアフルー系統は約24時間の時点 であるなど、黄色化は36時間よりも早く始まるという報告をする人もいるが。) 、48時間の葉の乾燥(40-57℃)、および48時間の主脈(茎)の乾燥(57-75℃)に 分けられている。多くの主な化学的および生化学的な変化は、黄色化の段階の間 に始まり、葉の乾燥の初期の間中、継続する。 典型的なフルー保蔵処理過程では、黄色化の段階は納屋の中で行われる。この 時期の間、クロロフィルの分解のために、黄色カロチノイド色素の対応する出現 とともに、緑色の葉は徐々に色を失う。Peeleらの総説によると、フルー保蔵処 理タバコの黄色化の段階は、納屋内の外気通気口を閉じ、温度をおよそ35-37℃ に維持することにより達成される。この過程では、制御された環境を利用し、納 屋内の相対湿度をおよそ85%に維持し、葉からの水分の喪失を制限し、畑で始ま った代謝過程を葉に続けさせておく。オペレーターは、主として葉からのクロロ フィルおよび緑色の喪失および、目的のレモンから鮮オレンジの葉色の発色を観 察することにより、保蔵処理の過程を絶えずモニターする。 本明細書中で記載するように試験を行った、バージニアフルータバコの特定の 一品種に関しては、収穫したての緑色のタバコを、約24-48時間、約100-110°F で、葉がほぼ完全に黄色に変わるまで(図1参照)納屋内に置く。黄色のタバコ は水分含量が減少している、すなわち緑色の時には約90重量パーセントであるの に対し、黄色の時には約70-40重量パーセントである。この段階で、黄色のタバ コは既知の発癌物質を本質的に全く含んでおらず、TSNA含量は切りたての緑色の タバコと本質的に同じである。このバージニアフルータバコは典型的には約6-7 日間、黄色の段階にとどまるが、その時間の後、葉は黄色から茶色へと変色する 。茶色のバージニアフルータバコは、水分含量が典型的には約11から約15重量パ ーセントである。タバコの黄色から茶色への転換の結果、ニトロソアミンが形成 されて実質的に蓄積し、微生物含量が増える。タバコ特異的ニトロソアミンが形 成される正確なメカニズムは明らかではないが、保蔵処理過程の間の亜硝酸塩の 生成の際の微生物硝酸塩還元酵素が関与する、微生物活動により増強されると考 えられている。 タバコ特異的ニトロソアミンは、アミンが、NO2、N2O3およびN2O4といった亜 硝酸由来のニトロソ基を有する分子種と酸性条件下で反応する際に形成されると 考えられている。Weirnikらは、仮定されたTSNAの形成を43-45ページで議論して おり、簡単な概要を以下に示す。 タバコ葉には多量のアミンが、アミノ酸、タンパク質およびアルカロイドの形 で含まれている。第4級アミンであるニコチン(以下の図中に(1)として載って いる)はタバコ中の主要なアルカロイドだが、他のニコチン型アルカロイドは第 2級アミンであるノルニコチン(2)、アナタビン(3)およびアナバシン(4)である 。タバコには、一般的に5%の硝酸塩およびごくわずかの亜硝酸塩も含まれている 。 ノルニコチン(2)、アナタビン(3)およびアナバシン(4)のニトロソ化は、対応 するニトロソアミン、すなわちN'-ニトロソノルニコチン(NNN、5)、N'-ニトロソ アナタビン(NAT、6)およびN'-ニトロソアナバシン(NAB、7)を生じる。水性 溶液中でのニコチン(1)のニトロソ化は、4-(N-ニトロソメチルアミノ)-1-(3-ピ リジル)-1-ブタノン(NNK、8)(NNN、5)および4-(N-ニトロソメチルアミノ)-4-( 3-ピリジル)-1-ブタノール(NNA、9)の混合物を与える。一般にはそれほど見か けないTSNAには、NNAL(4-N-ニトロソメチルアミノ-1-(3-ピリジル)-1-ブタノー ル、10)、イソNNAL(4-N-ニトロソメチルアミノ-4-(3-ピリジル)-1-ブタノール 、11)およびイソNNAC(4-(N-ニトロソメチルアミノ)-4-(3-ピリジル)-ブタン酸 、12)が含まれる。対応するタバコアルカロイドからのこれらのTSNAの形成を、 上の1-12の呼称を用いて図解により以下に示す(上記Weirnikらの44ページから複 写した)。 現在では、緑色の、収穫したてのタバコには亜硝酸塩またはTSNAは事実上、全 く含まれていないこと、およびこれらの化合物はタバコの保蔵処理および貯蔵の 間に生じることが一般的に同意されている。過去10年間に、タバコの保蔵処理の 間のTSNAの形成に関連する事象を決定しようと試みる研究がなされ、重要な数個 の要因が同定された。これらには、植物の遺伝子型、収穫時の植物の成熟度、保 蔵処理条件および微生物の活動が含まれる。 研究により、例えば、特定の空気保蔵処理される系統に関しては収穫後2-3週 間、フルー保蔵処理される品種では収穫後およそ1週間ほどなど、亜硝酸塩およ びTSNAは、黄色化の終わりよりも後に始まり、葉が完全に茶色に変わるときに終 わる時間の間の空気保蔵処理の際に蓄積することが示された。これは、その間に 水分の喪失および細胞間隙への細胞内容の漏出による細胞の完全性の喪失が起こ る時間である。それゆえ、空気保蔵処理の間の時間に、細胞が崩壊し、微生物が 利用可能な栄養物を作る短い時間帯がある。weirnikらは、硝酸塩の異化還元の 結果、次は亜硝酸塩が実質的に蓄積し、それゆえTSNAの形成を可能にし得ること を示唆した。 Weirnikらに引用されているように、生育および保蔵処理の間のタバコ葉に対 する、および保蔵処理されたタバコに対する、微生物フローラの影響についての 発表された報告が少しはある。しかし、保蔵処理の間の硝酸塩の生成における微 生物の亜硝酸塩還元酵素の関与は仮定されている。黄色期の後に細胞構造が崩れ 去り、侵入してくる微生物にとって栄養物が利用しやすくされる時に、有利な条 件下、すなわち高い湿度、至適な温度および無酸素で、これらが亜硝酸塩を作り 出し得る。水の活性が依然として十分に高く、細胞構造が崩壊した時間に、通常 は幾分短い“時間帯”がある。 本発明に従い、収穫された葉を本明細書中で記載する条件下でマイクロ波放射 にかけることにより、タバコ中のTSNAの形成は実質的に阻止されるまたは抑えら れる。好ましい一態様においては、タバコ葉を黄色化の開始と細胞の完全性の実 質的な喪失の間の時点でマイクロ波エネルギーにさらす。最適な結果のためには 、組合わさったまたは積み重なった葉とは対称的に、収穫した葉を一枚の葉とし てマイクロ波界を通過させるのが好ましい。この方法で葉を処理すると、既知の 発癌物質であるNNNおよびNNKを含むタバコ特異的ニトロソアミンの形成を完全に または実質的に阻止することが確定されている。 本発明の好ましい態様に従い、ヒトの消費に適し、通常通りに保蔵処理された タバコよりも少なくとも1つのタバコ特異的ニトロソアミンの含量が低いような 、緑色でないかつ/または黄色のタバコ製品を得ることができる。緑色のまたは 切りたてのタバコは、上に記したように一般的にはヒトの消費に適していないが 、本明細書中で使用されている場合に“緑色でない”とは、タバコが少なくとも クロロフィルの大部分を失ったことを意味し、部分的に黄色の葉、完全に黄色の 葉およびところどころに茶色に変わり始めた葉が制限無しに含まれる。好ましい 態様においては、緑色でないタバコ製品は、TSNA(NNN、NNK、NABおよびNAT)含量 が.2μg/g以下、より好ましくは約.15μg/g以下、さらにより好ましくは約.1μg /g以下であり、NNN含量が約.15μg/g以下、より好ましくは約.10μg/g以下、さ らにより好ましくは.05μg/g以下であり、NNK含量が約.002μg/g以下、より好ま しくは約.001μg/g以下、さらにより好ましくは.0005μg/g以下である。上に記 したように、タバコ中のTSNA形成に影響し得る多数の要因を考慮すると、当業者 はこれらの数字が絶対的なものではなく、むしろ好ましい範囲であるということ を理解するだろう。 本発明は、ヒトの消費に適し、かつ通常通りに保蔵処理されたタバコよりも少 なくとも1つのタバコ特異的ニトロソアミンの含量が低いような、乾燥された黄 色のタバコを含むタバコ製品をも目指している。好ましい態様においては、黄色 のタバコ製品はTSNA(NNN、NNK、NABおよびNAT)含量、NNN含量、およびNNK含量 は上の好ましい範囲内である。 他の態様においては、緑色でないまたは黄色のタバコ製品には、ヒトの消費に 適し、かつTSNA(NNN、NNK、NABおよびNAT)含量が、その製品が製造される収穫 したての緑色のタバコ収穫物中のそのようなTSNAの含量の重量で約25%以内であ る、緑色でないまたは黄色のタバコが含まれる。緑色でないまたは黄色のタバコ 製品が、TSNA含量がその製品が製造される収穫したてのタバコ収穫物中のそのよ うなTSNA含量に対して、重量で約10%以内であるのはより好ましく、より好まし くは重量で約5%以内であり、最も好ましくは本質的に近い(例えば、重量で数パ ーセントまでの量以内)。例えば、本発明により、TSNA含量が上に記載した量に 関する範囲内にあるタバコ製品を製造することが可能であるのに対し、同じ収穫 物から通常通りに保蔵処理されたタバコは、切りたてのタバコ中の何倍もの量の TSNAを生じるだろう。本発明は、切りたての緑色のタバコ中に見出される低量の ニトロソアミンに効果的にとどめ得る。緑色でないまたは黄色のタバコ製品に、 ヒトの消費に適し、かつNNN、NNK、NABおよびNATから選択される少なくとも1つ のTSNAの含量が、その製品が製造される収穫したての緑色のタバコ収穫物中の対 応するTSNAまたはTSNAsの含量に対して、重量で約25%以内、好ましくは重量で約 10%以内、より好ましくは重量で約5%以内、最も好ましくは本質的に近い(例え ば、重量で数パーセントまでの量以内)ような、緑色でないまたは黄色のタバコ が含まれるのも好ましい。言い換えれば、切りたての緑色のタバコ中のNNNの量 と比較して、本発明のタバコ中の例えばNNNなどの含量は上の範囲内に減少する 、あるいは、切りたての緑色のタバコ中のNNN+NNKの量と比較して、本発明のタ バコ中のNNN+NNKなどの含量は上の範囲内に減少する、など。これらの比較をす る際に、切りたての緑色のタバコを、好ましくは収穫後約24時間以内に TSNA含量に関して解析する。 本発明のさらに別の態様においては、緑色でないまたは黄色のタバコ製品には 、ヒトの消費に適し、かつTSNA(NNN、NNK、NABおよびNAT)含量が、本発明の製 品として同じタバコ収穫物から作られる同じ種類のタバコ製品中のそのようなTS NA含量よりも、重量で少なくとも約75%、好ましくは重量で少なくとも約90%、よ り好ましくは重量で少なくとも約95%、最も好ましくは重量で約99%低いような、 緑色でないまたは黄色のタバコが含まれるが、それはTSNA含量を減少させるため に設計された、マイクロ波放射または他の技術のない時に保蔵処理されたもので ある。緑色でないまたは黄色のタバコ製品に、ヒトの消費に適し、かつNNN、NNK 、NABおよびNATから選択される少なくとも1つのTSNAの含量が、本発明の製品と して同じタバコ収穫物から作られる同じ種類のタバコ製品中の対応するTSNAまた はTSNAsの含量よりも、重量で少なくとも約75%、好ましくは重量で少なくとも約 90%、より好ましくは重量で少なくとも約95%、最も好ましくは重量で少なくとも 99%低いような、緑色でないまたは黄色のタバコが含まれるが、それはマイクロ 波放射または他の技術のない時に保蔵処理されたものである、というのも好まし い。これらの態様においては、TSNAの重量%の比較は、例えば、本発明に従い乾 燥された黄色タバコを用いて製造された紙巻きタバコなどを利用し、乾燥された 黄色のタバコが製造されたのと同じ収穫物由来のタバコから製造されたが、それ をマイクロ波放射にかけることのない通常の手段により保蔵処理した紙巻きタバ コを利用することによりなされ得る。 タバコ葉をマイクロ波放射にかける過程が好ましく行われるような黄色化の段 階は、以下の方法のうちのいかなる1つによっても広く定義され得る。すなわち 、(a)緑色が実質的に黄色がかった色にとって代わられたときに、葉の色を調べ ることによる;(b)クロロフィルの糖への転換の割合を測定することによる;(c) 典型的には黄色期の終わりと同時に起こる、亜硝酸塩形成またはニトロソアミン 生成のいずれかの開始を観測することによる;あるいは(d)例えば、葉が重量で 約40から約70パーセントの水分含量である時などに、葉の水分含量を測定するこ とによる。マイクロ波放射を緑色のタバコに適用する場合には、ニトロソアミン 形成の抑制または阻止は観察されない。しかし、マイクロ波エネルギーが黄色化 の開 始より後で、細胞の完全性の喪失または葉におけるTSNAの実質的な蓄積より前に 適用される場合は、観察されたニトロソアミンの量の減少または形成の阻止は、 以下に議論するデータにより示される通り、劇的かつ意外である。 収穫されたタバコを黄色期の間にマイクロ波放射にかける至適時間は、品種の 違い、環境変化などを含む多数の要因によって変わる。従って、黄色化の開始( 例えば葉の緑色の大半の喪失などによって定義される)で始まり、葉が細胞の完 全性を実質的に失う時点(茶色に変化する時)までの時間枠内で、当業者はあら ゆる特定のタバコの品種に関してマイクロ波処理を行う至適時間を決定し得た。 例えば、ある遺伝子型に関しては、有意なTSNAの蓄積が始まる、特定の保蔵処理 サイクル中の相対的な時間を同定する、あるいは細胞の完全性の喪失が起こる遷 移期を同定するために、本明細書中に記載の手順により試料葉を分析し、亜硝酸 塩またはTSNAの含量のいずれかを測定し得た。有意なTSNA蓄積より前に葉をマイ クロ波放射にかけることが、本発明の方法の最も好ましい形である一方、本発明 の原理は、TSNAの形成の過程にある、あるいは有意な量のTSNAをすでに蓄積した タバコ葉に対しても適用し得る。マイクロ波放射をこの遅い段階に行う場合、TS NAのさらなる形成を効果的に抑え得る。しかし、葉がひとたび完全に保蔵処理さ れたなら、TSNA量は本質的に安定し、マイクロ波照射の適用は以下に記載する再 水化条件下を除き、TSNA含量を減少させることには効果がない。 本発明に従いマイクロ波放射にかける際に、タバコ葉は一般的に水分含量が減 少している、すなわち、重量で焼く10%以下でありしばしばおよそ5%である。も し望むならば、紙巻きタバコなどのタバコ製品に製造される前に、茶色の、保蔵 処理されたタバコについて、典型的な水分範囲(例えば、バージニアフルーにつ いては約11-15%)にまで戻って葉を再水化し得る。 本発明は、フルーまたは明るい品種、バーリー品種、暗い品種、東洋/トルコ の品種などを含むすべての系統に対して適用可能である。本明細書中に示す指針 の範囲内で、当業者は本発明の目的および利点を達成するために、マイクロ波の 過程を行うための保蔵処理サイクル中の最も効果的な時間を決定し得た。 この過程の好ましい観点には、好ましくは茎を含むタバコ葉をマイクロ波放射 にかける前に、マイクロ波単位によるより均一な乾燥を確実にするために、葉を 物理的に圧搾してそれから過剰の水分をしぼり出す段階が含まれる。この段階は 、マイクロ波空洞に入れる前に、適切に間隔をあけて回転する一対の円筒形のロ ーラーに葉を通すことにより、都合よく行うことができる。そのような圧搾過程 は、茎、より少ない程度で主脈およびより大きい葉脈から水分をしぼり出すのを 助け、よりよくかつより均一に乾燥された製品へと導くだろう。ローラーは硬ゴ ム、プラスチックまたはスチールから作られ、あらゆる望みの長さであることが 可能であり、好ましくは約八分の一から約四分の一インチ間隔が離れているが、 その距離は、好ましくは一枚の葉の厚さに適応するように選択され、変わり得る 。ローラーは適切に選択されたモーターにより動かされるベルトまたは鎖であり 得る。当業者には明らかであるように、回転するローターの他に、もし望むなら ば他の種類の圧搾または圧縮手段を用いて同じ結果を達成し得た。 上に記述した葉を圧搾する好ましい態様は、葉柄を切除する必要がなく、そし てマイクロウェーブ処理時間を減少できる為に、行われるべき更に高速での生産 を可能にする。この態様は、典型的に混合物の一部として少量のタバコの葉柄を 含んでいる、紙巻タバコに使用する予定のタバコの葉に対して、特に利益がある 。又、葉柄が、葉から除去されそして廃棄されるような場合の適用には、所望に より、圧搾工程を省略することもできる。 もう一つの好ましい態様において、葉を圧搾するか又は葉柄を切除する代わり に、マイクロウェーブ処理に先立ち、葉を水蒸気処理に掛けることができる。圧 搾工程と同様に、葉柄を含む全体の葉の水蒸気処理は、葉柄及び太い葉脈中の水 分を更に均一に分布し、そのためにマイクロウェーブ処理に於いて全体の葉の更 に均質な乾燥が得られることが明らかになった。結果として、この特別な技術を 採用した場合、葉柄を含んだ全体の葉を、タバコ産物に使用することができる。 詳細は当業者にとって明白かもしれないが、葉を適当な水蒸気処理容器内に、葉 が僅かに軟らかくなりそして曲げやすくなるに充分な時間、一般的に約30秒か ら約5分の間、置いた場合に、好結果が得られた。 本発明の原理は、又、再浸漬した、褐色の又は既に処理されたタバコに対して も適用できる。このような場合、再浸漬した褐色タバコをマイクロウェーブ放射 に当てた場合に、重要なそして予期しないTSNAsの量の、特にNNN及びN NKの、減少が認められるが、この結果は、本発明を、未処理の黄色タバコに、 実質的な量のTSNAs又は亜硝酸塩が葉に蓄積する時より前に適用した場合ほ ど目覚ましくはない。それでもなお、葉を効果的に浸漬するに充分な水の噴霧に よるような、処理済の葉への水分の添加、続いて再浸漬した葉をマイクロウェー ブ処理することは、以下の実施例で明らかにするようにTSNAsの含有量を減 少する。 上に記載したように、処理済の又は褐色のタバコを処理する場合、マイクロウ ェーブ処理だけではニトロソアミンの含有量に、僅かな影響しかない。然しなが ら、処理済タバコをマイクロウェーブ放射に当てる前に、それを再浸漬すること は、ニトロソアミンを減少するマイクロウェーブエネルギーの行為を促進するこ とが測定された。一つの好ましい態様に於いて、通常は少なくとも約10重量% 、最大は吸収能力までの、適当な量の水を、葉に直接加えることにより、処理済 タバコ産物を再浸漬する。本明細書に未処理タバコについて記載したと同じ方法 により、再浸漬した葉を、マイクロウェーブ放射に暴露することにより、ニトロ ソアミン含有量は、以下に示すように減少する。葉は、いかなる適当な方法で濡 らすことができる。もし処理済タバコが、再構成した“薄板状”タバコのような 、葉以外の形態の場合、これも同様に例えば10−70重量%の水で再浸漬でき 、そして次いでマイクロウェーブ処理できる。適当なマイクロウェーブの条件は 、葉の再浸漬の度合いにより選択できるが、しかし典型的には、黄色タバコのマ イクロウェーブ処理について上に記載した変数の範囲に含まれる。 本発明によれば、再浸漬した褐色タバコのマイクロウェーブ処理は、個別に又 は集合的に測定した、TSNA(NNN、NNK、NAB及びNAT)含有量を 、再浸漬以前の処理済褐色タバコに含まれているTSNAの量から、好ましくは 少なくとも約25重量%、より好ましくは少なくとも約35重量%そして更に好 ましくは少なくとも約50重量%、減少することができる。 本明細書において使用される“マイクロウェーブ放射”の用語は、マイクロウ ェーブ領域として典型的に特徴づけられる周波数及び波長を持つ、マイクロウェ ーブの形態をとる電磁エネルギーを指す。“マイクロウェーブ”の用語は、遠赤 外線領域及び通常の無線周波数帯との間にある電磁波帯の部分を一般的に指す。 マ イクロウェーブの範囲は、波長約1ミリメートルで周波数約300,000MH zから波長30センチメートルで約1,000MHzより僅かに低い周波数まで 広がる。本発明は、典型的にはこの周波数域の低域のマイクロウェーブの、好ま しくは高電力の応用を使用する。この好ましい周波数域において、マイクロウェ ーブによる加熱と赤外線(例えば調理)のような古典的加熱方法の間には基本的 な相違がある:より大きな貫入により、マイクロウェーブは一般的に数センチメ ートルの深さまで急速に加熱するが、一方赤外線による加熱は多分に表面的であ る。米国に於いて調理用電子レンジのような、市販のマイクロウェーブ器具は、 それぞれ約915MHz及び2450MHzの標準周波数で入手可能である。こ れらの周波数は、標準の工業用周波帯である。ヨーロッパにおいては、2450 及び896MHzのマイクロウェーブ周波数が通常使用される。然しながら、正 確に計算した条件下では、他の周波数そして波長のマイクロウェーブが、本発明 の目的そして利益を達成するのに有用であろう。 マイクロウェーブエネルギーは、所望する適用によって、種々の電力水準で発 生することができる。600−1000ワットの電力水準の通常の調理用マイク ロウェーブ器具(通常約800ワット)の、マイクロウェーブは、典型的にはマ グネトロンで発生されるが、しかし商業用装置は、通常約1キロワットのモジュ ール発生源の付加により、数百キロワットの電力発生まで可能である。マグネト ロンは、適当な高周波数のパルス波又は連続波を、発生することができる。 適用器具(或いはオーブン)は、マイクロウェーブ電力発生器及び加熱される 素材間の必要な結合手段である。本発明の目的のためには、タバコ作物の部分を 効果的に放射線に当てることが可能なように適合されている限りは、いかなる所 望の適用器具も使用できる。適用器具は、電力伝達を最適化するためにマイクロ ウェーブ発生器と適合していなければならず、そして外部へのエネルギーの漏洩 を避けなければならない。必要ならば、波長の数倍より大きい寸法にできる、多 モード空間(cavities)(マイクロウェーブオーブン)が、大型の試料に 対しては有用である。葉の内部の均一な加熱を確実にするために、適用器具に、 モード撹拌器(電界分布を連続的に変更する金属製の可動器具)及びベルトコン ベヤーのような可動平面を装備できる。最良の結果は、束ねた又は積み重ねた葉 ではなく、葉一枚の厚みでマイクロウェーブ放射に暴露することにより得られた 。 本発明の好ましい態様において、マイクロウエーブの条件は、約900MHz から約2500MHzのマイクロウェーブ周波数、更に好ましくは約915MH Z及び約2450MHz、約600ワットから300キロワットまでの電力水準 、更に好ましくは調理用適用器具に対しては、約600ワットから約1000ワ ット、そして商業用適用多モード器具に対しては、約2から約75キロワット、 更に好ましくは約5から約50キロワット、を含む。加熱時間は、一般的に少な くとも約1秒間、更に一般的には約10秒間から約5分間までの範囲である。約 800−1000ワットの電力水準に於いて、束ねた又は積み重ねた葉ではなく 一枚厚みの葉を処理する場合、加熱時間は好ましくは約1分間から2.5分間で ある。例えば、2−75キロワットの範囲の高電力水準を使用する、商業規模の 適用器具に対する加熱時間は、再び束ねた又は積み重ねた葉ではなく一枚厚みの 葉の場合、約5秒間から約60秒間までの範囲で、そして一般的には50キロワ ットならば10−30秒間の範囲と短いであろう。もちろん、当業者は、最適な マイクロウェーブ電界密度は、いかなる適用器具に対しても、空間(cavit y)の容積、使用する電力水準、及び葉の中の水分量に基づいて決定できること を、理解するであろう。一般的に言って、より高い電力水準を使用すれば、その 間葉をマイクロウェーブ放射に当てる、必要な時間はより短いであろう。 然しながら、上に記載した条件は、絶対的なものではなくそして本発明の説明 を与えるものであり、当業者は、適当なマイクロウェーブ条件を、決定すること ができるであろう。マイクロウェーブ放射は、焦がすことなく、人間の消費に適 当なように、好ましくは葉又はその一部に、葉を効果的に乾燥するに充分な時間 適用する。マイクロウェーブ放射を、葉又はその一部に、水分含有量を約20重 量%、更に好ましくは10重量%以下に減少するに充分な時間及び電力水準で、 適用するのが好ましい。 さて図3には、商業規模のマイクロウェーブ適用器具の態様を、部分透視図で 示してある。特に、移動トラック車枠2(図示されていないが、前端は図の右側) 、内部に一枚壁構造(3003H14アルミニウムから適当に構築できる)の、 それぞれの空間の概略寸法が、長さ約4.8メートル(16')x幅約2.1メ ート ル(84")x高さ約1.2メートル(48")の、4個のモジュール式オーブン 空間を含むコンベヤー化された、マイクロウェーブオーブン3を含む、マイクロ ドライ(Microdry)300kWマイクロウェーブタバコ乾燥システム1 、を示す。各々の空間は各々の側に2個ずつの4個の出入り扉が備えてある。扉 は、マイクロウェーブエネルギーへの偶発的な暴露を防ぐため二重のインターロ ックにしてある。 図3には、葉4から葉柄を除去するための複数(例えば12個)の回転刃自動 切除機構5が示してある。切除刃は、約8.6センチメートル(3.4インチ) 幅の、人力で供給される葉の中心部に下りている直線の平板であっても良い。運 転員の手の挿入を防ぐため、所望により、適当な防護設備を設置できる。図3に は葉柄切除機構が示されているが、しかし上に記載したように本発明の他の態様 によれば、全ての葉を使用することができる。従って、切除機構の代わりに、装 置に水蒸気処理容器又は葉から水分を圧搾する一対のローラーを採用できる。 図3に戻って、葉柄切除操作後、切断された葉6は、ベルトコンベヤー7によ って、4個の空間を収容する主マイクロウェーブオーブン3に運搬される。一つ の態様においては、システムは約24メートル(約78フィート)の長さのオー ブンを有する。オーブンの導入部及び内部に於いて、コンベヤー系は、切断され た葉柄が、一対のベルトの間を抜けそしてベルトの下に設置されたホッパー(図 示されていない)に落ちるように設定された、別の複数の、例えば6本の、変速 ポリプロピレン製ベルトで構成できる。ベルトは、次いで切断されたタバコの葉 を、マイクロウェーブエネルギーを含むように設計された各々の空間に一個ずつ 設置された二個のトラップの一個を通って、そして次いで、上記の本発明の原理 に従って各々の葉がマイクロウェーブ処理に掛けられる、選択された空間に、運 搬するであろう。マイクロウェーブ処理後、コンベヤーは、葉を空間出口を通り 、オーブン出口トラップを通りそして、次にそこで葉を更なる工程に持ち出す適 当な容器に運搬される、オーブンの外へ運搬する。 空間及びオーブンから水分を含む空気を除去するために、空気再循環を行う適 当な送風機を含む排気系を、システムに含めることができる(図3に於いて、代 表的に一個を部材8として標識した水分排気通気孔参照)。又、所望により、オ ー ブンの内部を、葉をコンベヤーで運搬する間、マイクロウェーブ空間の外側のオ ーブンの内部を、好ましい一定の温度、例えば、約71−82℃(160−18 0°F)、に保つように、適当な間隔で設置された循環空気の対流式加熱源によ り、温度制御できる。図3に示すような現場で使用する移動式システムの場合、 必要電力は一対の通常のジーゼル動力発電機9、10により供給できる。もちろ ん、マイクロウェーブ乾燥システムは、所望により、通常の電源から電力を得て 、固定した場所でも又稼動できる。 図3のオーブン3内の四個の空間のそれぞれは、対応するマイクロドライIV −75型マイクロウェーブ電源からマイクロウェーブエネルギーを受ける。マイ クロウェーブエネルギーは、分割器を経由し、各々の空間の頂部に設置された二 個の引き込み口からそれぞれの空間に入る。モード撹拌器が、マイクロウェーブ エネルギーの分布を補助する為に各々の空間の引き込み口の下に設置されている 。各々のマイクロウェーブ電源装置は、75kWのマグネトロンを稼動するに必 要な構成部品を収容する、完全にそれだけで完備した小室(cabinet)で ある。マイクロウェーブ電源の制御は小室に設置されている。装置は、工業的環 境で、無人連続運転できるように設計されている。各々のマイクロウェーブ電力 発生器は、各々の空間の傍に、又は離れた所に設置しても良い。然しながら、約 15m(50')の距離で、伝達線の損失は約2%であろう。各々の電力発生器 は、工業用運転のために、調節可能なマイクロウェーブエネルギーを供給する。 出力電力は、FCCの割当てた915MHzの周波数で、0から約75kWまで 調節でき、そして制御盤の制御つまみによる手動調節、又はプロセス制御器から の4−20ミリアンペアの制御信号による遠隔制御による、ソリッドステート制 御回路により、制御される。回路上は電力出力を0から制御するが、しかし周波 数幅は、約5kW以下の水準で幅広くなる。各々の空間の電力発生器は、基本的 には自動及び手動運転のために設計された回路機能により操作され保護される、 工業用マグネトロンを作動する直流電力供給である。発生器の電気的な機能は小 室の扉に設置された、制御盤の計器で監視される。測定は、陽極電流、陽極電圧 、出力電力、フィラメント電流、電磁電流及びリフレクト(reflected )電力である。電気−機械的インターロック機能の作動は、制御盤上の規定され たラ ンプにより監視される。各々のマイクロウェーブ電力発生器用の小室は、構成部 品への最大の接近が可能なように、幅一杯の扉を有する。作り付けの電磁波防御 遮蔽容器内に、マグネトロン及び関連するマイクロウェーブ構成部品が、収容さ れている。扉によって、マグネトロン及び電磁石の設置ができる。システムは、 小室の内部に設置された、高リフレクト電カ条件時にマグネトロンを保護する隔 離物として機能する、循環器と水の積荷を含んでいる。マイクロウェーブ電力発 生器は、熱を発生する構成部品を冷却するために、強制空気及び水の両者を使用 する。マグネトロン及び電磁石は、閉回路の脱ミネラル水系による水冷却である 。別個の水源及び熱交換器を、この回路の水の冷却に使用できる。別個の水源は 、又小室内の空気熱交換器にも水を流し、小室内の空気を冷却する。高圧遠心送 風機が、マグネトロン出力窓及び陰極構造物の冷却を行う。水及び小室温度は、 制御電力鎖内でインターロックされている。本明細書のシステムのマイクロウェ ーブ発生器の典型的な参考資料は、以下の通りである: 入力電力 95KVA、440−480VAC、3相、60Hz 出力電力 915±10MHzで75kW マグネトロン管 CTL、CWM 75 I 典型的なマグネトロン作動の参考資料は以下の通りである: ACフィラメント電圧 11.4V フィラメント電流 85A DC陽極電圧 17KV 陽極電流 5.0A DC電磁石電流 4.3A 効率 80% 更に、典型的なマイクロウェーブ発生器は、炭素鋼の容器を採用できそして小室 頂部の適当な場所に出力結合部(WR975ウェーブガイド)を有している。 処理量試験に於いて、一般的に上に記載したように設計されたマイクロウェー ブタバコ乾燥システムは、葉の水分含有量の80%以上を除去することに効果的 であった。特に一つの計測された試料に於いて、85%の仮定した初期水分含有 率及び15%の固形物含有率の葉約6.8kg(15ポンド)を、葉一枚の厚み で、時間当り約82kg(180ポンド)の速度で、マイクロウェーブ空間を通 した。葉の重量を、空間出口の後で測定した。最終重量は約2.1kg(4.6 ポンド)、或いは初期重量の31%であった。従って、初期の仮定した水含有量 に基づけば、葉の中に水は約1.07kg(2.35ポンド)残っており、これ は初期の水含有量の18.5%に相当する。 図2で開示したように、本発明による黄色タバコのマイクロウェーブ処理は、 好ましくは乾燥した黄金色のタバコ産物になる。本明細書に提示するデータは、 そのようないぶさない形で乾燥したタバコが、標準的に処理されたタバコと違い 、劇的に減少した発ガン性のニトロソアミン、特にNNN及びNNKを、含有し ていることを立証する。 集中した形態(即ち、可視光線域で太陽光又は電気の光への一般的な暴露から 識別できるように集中した)の、上に記載したマイクロウェーブ領域より高い周 波数及び短い波長を持つ電磁波の放射を、そのようなエネルギー形態で、マイク ロウェーブ態様について上に記載したような、収穫後の概略同じ時間枠内で、タ バコを処理することにより、本発明の基本的な目的−タバコ産物のTSNAsの 減少又は実質的な除去、を達成することに、使用できることがわかった。言い換 えると、マイクロウェーブ処理について、上に記載したと同様の一般的でそして 好ましい技術及び原理は、そのような別のエネルギー源を使用する場合にも、適 用できる;例えば、タバコを収穫後の概略同じ時間枠にそのような放射線で処理 し、放射に先立ち、葉を葉柄除去でき、ローラー間で圧搾し又は水蒸気処理し、 等である。 然しながら、そのような別のエネルギー源は、TSNAsを、有意にそして好 ましく減少し、又は実質的に除去し、又は形成を阻害することには決着がついた が、今日まで試験された他のどの態様も、葉を乾燥することにおいて、詳細に記 載したマイクロウェーブ技術のように、効果的でない。従って、そのような別の エネルギー源を使用する場合、照射したタバコの葉を、処理過程を完了する為に 、照射工程を、引き続いてのオーブン乾燥又は回転乾燥工程と組合わせた、更な る工程に掛けることが好ましいかもしれない。 特に、通常の電磁波帯内のマイクロウェーブ領域より高い周波数を持つ、いか なる電磁波放射源、及びエレクトロンビームのような加速粒子ビームは、タバコ が未処理でそして減少されるべき量のTSNAs又は阻止されるべきその形成、 を有する、影響を受けやすい状態にある場合に、TSNAsを有意に減少し、実 質的に除去し及び/又は形成を阻害する効果をもたらすと信じられている。マイ クロウェーブが1011Hzそして3x10-3メートルの波長を持つ電磁波放射の 形態を含むと一般的に定義されている、電磁波帯内のスケール上で、そのような エネルギー源は、限定的ではなく、約1012から1014Hzの周波数そして3x 10-4から3x1016メートルの波長を持つ遠赤外線及び赤外線放射、約1016 から1018Hzの周波数そして3x10-8から3x10-10の波長を持つ紫外線 放射、軟X−線又はレーザー、陰極線(真空管の陰極から表面に垂直に発する負 に荷電した電子の流れ)、X−線及び1021Hz以上の周波数そして対応する波 長を持つことにより特徴づけられるガンマ線放射、を含む。 当業者にとって明白であるように、エネルギー源により出される放射線の線量 が大であれば、所望の結果を達成する為に、葉をそれに当てる必要時間は少ない 。典型的には、そのような高周波数の放射線源を使用する場合、一分間以下の、 好ましくは30秒間以下の、更に好ましくは約10秒間以下の放射線適用時間が 必要である。他の方法で定義すれば、少なくとも約1秒間の放射線適用時間が好 ましい。然しながら、以下の実施例に示すように、所望により、暴露速度は、放 射線量を過剰に出すことにより制御できる。例えば、1メガラドの放射線を瞬間 的に(以下の実施例17で明らかにされる電子ビーム加速器によるように)、又は あらかじめ決定した暴露速度で(以下の実施例19で明らかにされる、1メガラ ド(10キログレイ)の放射線が時間当り約0.8メガラドの暴露速度で出され た、密封容器ガンマ線放射試験により例示されるように)出すことができる。高 周波数の放射線源を使用する場合、未処理の試料と比較して、少なくともTSN Asの50%減少を達成する放射線量を、使用するのが好ましい。特定の放射線 量及び暴露速度は、特定の設備及び適用する放射線源の型によるであろうが、当 業者には明白であるように、タバコ試料を約0.1から約10メガラド、更に好 ましくは約0.5から約5メガラド、そして更に好ましくは約0.75から約1 .5メガラドの放射線に当てるのが一般的に好ましい。 以下の実施例に例示するように、試験は種々のタバコ試料に対し、これら追加 の放射線源の具体例として加速電子ビーム、CO2レーザー、及びガンマ線放射 を使用して行われた。各々の事例に於いて。未処理の照射を受けたタバコ試料は 、有意に減少された及び/又は実質的に除去された含有量のTSNAを含むこと を明らかにした。 更に本発明のもう一つの態様に於いて、空気再循環式対流オーブンでの、まだ 影響を受けやすい状態にあるタバコの処理も又葉の品質は低下したが、TSNA を減少することを示した。TSNA含有量の低下に効果的でなくそしてタバコの 品質を低下させる、通常の高温乾燥オーブンと異なり、約38℃から約260℃ (約100°から約500°F)の温度で、低い温度で1時間から高い温度で約 5分間の範囲での空気再循環式対流オーブンでの加熱も又、本明細書で定義した 影響を受けやすい状態のタバコの中のTSNAsの含有量を効果的に減少し又は 形成を阻止した。更にもっと好ましくは、空気再循環対流加熱及びマイクロウェ ーブ放射を組合わせたオーブンは、葉の品質を改良しながら加熱時間を短縮でき る。例えば、対流式オーブンを単独で使用する場合、葉身が乾燥した時点で葉脈 及び葉柄は完全に乾燥していなく従って葉身部分は乾燥しすぎそして粉をまぶし たようになる。マイクロウェーブ処理を再循環対流式オーブン加熱と組合わせる ことは、更に均一に乾燥した産物が得られ葉の品質を改良できる。 他のもう一つの側面に於いて、本発明は、TSNAsを有意に減少し又は実質 的に除去したタバコ産物を、消費のために提供することにより、喫煙し、噛み、 又は他の方法でタバコを摂取する人間又は動物自体内の、タバコ特有のニトロソ アミン含有量を、減少し又は実質的に除去する方法に関する。 未処理のタバコをマイクロウェーブ又は他の放射線エネルギーに当てることは 、驚異的に低いニトロソアミン含有量を持つタバコを提供するのに効果的である ことを、本明細書で明らかにする。これらの技術は、特に葉柄を廃棄しそして水 分圧搾又は上に記載した水蒸気処理を採用しない場合、タバコの葉の三分の一か ら半分の長さの葉柄を、剥ぎ取りそして処分することにより促進できる。この方 法で葉柄を除去した場合、得られたマイクロウェーブ処理済のタバコの葉は、葉 柄の所望しない部分が既に除去されているので葉柄除去機の使用を必要としな い。結果として、タバコ廃棄物を10%から30%減少し、葉柄除去に伴うタバ コ産物の典型的な損失を排除する。本発明の改良されたタバコは、紙巻タバコ、 葉巻、噛みタバコ、タバコチューインガム、タバコトローチ、タバコポーチ、嗅 ぎタバコ、又はタバコ香料及び食品添加物を含む、いかなるタバコ産物中の、標 準的方法で処理されたタバコの全て又は一部と、入れ替えることができる。喫煙 用の目的に、本発明は、標準的ニコチン含有量で、良好な喫煙特性を維持しそし て充分な風味を提供しながら、より少ない不快な匂いを提供する。噛みタバコ、 嗅ぎタバコ、ポーチ及び食品添加の目的には、本発明のタバコは、豊かな気持ち の良い香りを持つ。 本発明は、次に以下の実施例を引用することにより例示されるが、これらは本 発明の範囲を、いかなる方法によっても制限しようとするものではない。実施例1 ヴァージニアフルー(flue)タバコを採収し、そして葉を煙道処理(fl ue curing)を始めるために、保存小屋に約38−43℃(約100− 110°F)で置いた。試料1−3は収穫後約24−36時間に、葉が黄色に変 色した後小屋から採取した。試料1は、主葉脈を取り、そして約400−500 ℃の対流空気オーブンで高温乾燥し、それにより葉身が褐色化した、葉身試料で あった。試料2は、ゴールドスター(Goldstar)モデルMA−1572 Mマイクロウェーブオーブン(2450MHz)に入れ、高電力設定(1000 ワット)で回転しながら約2.5分間加熱した、黄色葉であった。試料3は、未 処理の対照として使用した、黄色葉であった。試料4及び5は、保存小屋に約8 2℃(約180°F)の高温で残され、試料4は、ラックの外側で乾燥され、試 料5は、ラックの内側で乾燥された。試料6は、標準的煙道処理法を受けた、処 理された褐色葉である。 分析は、各々の試料につきNNN、NAT、NAB及びNNK含有量を測定す る為に行った。本実施例及び以下の実施例に於いて、“TSNA”は、これら4 種のタバコ特有のニトロソアミンの合計を表す。試料の調整及び抽出はTSNA sの分析の典型的方法(例えば、バートン(Burton)等、“タバコ葉組織 内の タバコ成分の分布.1.タバコ特有のニトロソアミン、硝酸塩、亜硝酸塩及びア ルカロイド”、J.Agric.Food Chem.,Volume40,N o.6,1992参照)に従い、そして個々のTSNAsは、ヒューレットパッ カード(Hewlett−Packard)モデル5890Aガスクロマトグラ フに結合したサーメディックス(Thermedics)Inc.TEAモデル 543熱エネルギー分析器で定量した。結果を、以下の表1に示す。以下の各々 の表の全てのデータは、試料グラム当りのニトロソアミンのマイクログラム(即 ち、パーツパーミリオン又はμg/g)で示す: 実施例2 ヴァージニアフルータバコを、採収した。試料7は、対照として使用する、新 しく切り取った、緑色葉であった。一方試料8は、2.5キロワットで2450 MHzで作動する、ケンタッキー州ルイビルのマイクロドライ(MicroDr y)社製の多モードマイクロウェーブ適用器具で、マイクロウェーブ放射を当て た、新しく切り取った緑色葉であった。試料9-12は、標準的な煙道処理をし た褐色タバコから得られた。試料9は、成型した紙巻タバコからのタバコであっ た;試料10は、紙巻タバコを製造する為の、ばらの、切断したタバコであった 。試料11及び12は、各々を試料8と同様なマイクロウェーブ条件に当てた以 外は、 それぞれ試料9(紙巻タバコ)及び試料10(ばら)と同じであった。TSNA 含有量は、実施例1と同様の方法で分析した。結果を、以下の表2に示す: 実施例3 表3に示す以下の銘柄の紙巻タバコを、ケンタッキー州レキシントンの種々の 小売店から無作為に購入し、そして実施例1に記載の方法を使用してTSNAを 分析した: 実施例4 ヴァージニアフルータバコを収穫し、そして葉を煙道処理を始めるために、保 存小屋に約38−43℃(約100−110°F)で置いた。収穫後約24−3 6時間後に、葉が黄色に変色した後小屋から出し、ゴールドスターモデルMA− 1572Mマイクロウェーブオーブン(2450MHz)で、高電力設定(10 00ワット)で回転しながら約2.5分間マイクロウェーブ処理した。葉は、こ の方法で効果的に乾燥され、褐色に変色しなかったが、しかし代わりにその鮮黄 色を保っていた。葉を、切断しそして紙巻タバコを調製した。試料29−33は 、赤フルフレーバーと標識したバッチから採取し、一方試料34−38は、青ラ イトと標識したバッチから採取した。試料39−42は、健康食品店から購入し たナチュラルアメリカンスピリットと言う銘柄の紙巻タバコである。試料29− 42は実施例1記載の方法を使用してTSNA含有量を分析し、そして結果を以 下の表4に示す: 本明細書中の表中のSTDは、示した試料の平均に対する標準偏差である。 実施例5 Virginia産flueタバコを収穫し、そしてその葉を熱風乾燥工程を 始めるために約100−110°Fの乾燥室に入れた。葉が黄色に変色した後、 収穫後処理約24−36時間、乾燥室から取り出し、そして前述のMicroD ry multimode applicatorにおいて出力レベル約6キロ ワットで約20及び約30秒間マイクロ波を照射したものをそれぞれサンプル4 3−44とした。マイクロ波処理後のサンプル43及び44は乾燥した黄金色の 葉だった。サンプル45−51は通常の熱風乾燥工程を経た乾燥した茶色の葉か ら 調製した。サンプル45は対照;約400−500°Fに予熱した対流オーブン で約1及び約3分間加熱したものをそれぞれサンプル46及び47とした;そし てWaveguide applicator Model WR−975、M icroDry製大型マルチモードオーブン(出力設定0−75KW)において 50キロワットで約10及び40秒間マイクロ波(915MHz)を照射したも のをそれぞれサンプル48及び49とした。熱風乾燥した葉から調製した刻み( 再構成したシート状)タバコをサンプル50及び51とした。サンプル50には 導波管マイクロ波オーブンで50キロワットで約1.5分間マイクロ波を照射し 、一方サンプル51は約400−500°Fに予熱した対流オーブンで約3分間 加熱した。実施例1に記載した方法を用いてこれらのサンプルについてTSNA 含有量を測定した、そして結果を以下の表5に示す: 実施例6 Virginia産flueタバコを収穫し、そしてその葉を熱風乾燥工程を 始めるために約100−110°Fの乾燥室に入れた。サンプル52−55は、 約24−36時間後に乾燥室から取り出した黄変タバコから調製した紙巻きタバ コ であり、そしてGoldstar マイクロ波オーブン、Model MA−1 572M(2450MHz)、において高出力設定(1000ワット)で約2分間 マイクロ波を照射したものであった。比較のため、通常の熱風乾燥工程を経た葉 から調製した紙巻きタバコで、マイクロ波処理を行わなかったものをサンプル6 1及び62とした。乾燥した葉をサンプル56;濃黄色で完全には乾燥していな いものをサンプル57;乾燥した葉身をサンプル58とし、そして乾燥中肋をサ ンプル59及び60とした。実施例1と同様にTSNA含有量を測定した、そし て結果を以下の表6に示す: 実施例7 Virginia産flueタバコを収穫した。未乾燥で刻んだばかりの緑色 タバコをサンプル63及び66としたが、しかしTSNA測定を行うまでに1週 間以上時間が経過したために幾分空気乾燥した。残りの葉を熱風乾燥工程を始め るために約100−110°Fの乾燥室に入れた。葉が黄色に変色した後、収穫 後処理約24−36時間、乾燥室から取り出し、そして前述のWaveguid e multimode applicatorにおいて25キロワットで約40秒 間マイクロ波を照射したものをサンプル68とした。 サンプル64/65(葉)及び67/70(再構成されたシート状、又は「刻 み」タバコ)は、乾燥タバコを水で戻しそしてマイクロ波照射を行った際の本発 明の効果を例示する。サンプル64及び65は、通常の熱風乾燥工程を経た葉の サンプルであったが;約5−10秒間流水で処理をすることにより水で戻したも のをサンプル64とした。葉は有意に水分を吸収した。サンプル64及び65に はそれぞれその後Waveguide multimode applicat orによって25キロワットで約40秒間マイクロ波処理を行った。乾燥した葉 から調製し、再構成したシート状タバコをサンプル67及び70とした。サンプ ル67は有意な量を吸収させるために水を加えることにより水で戻し、そしてサ ンプル64に記載の条件でマイクロ波を照射した。サンプル70にはマイクロ波 を照射しなかった。乾燥した葉の別のサンプルをサンプル69、71及び72と し、対照として使用した。実施例1と同様にTSNA含有量を測定した、そして 結果を以下の表7に示す: 実施例8 Virginia産flueタバコを収穫し、そしてその葉を熱風乾燥工程を 始めるために約100−110°Fの乾燥室に入れた。葉が黄色に変色した後、 収穫後処理約24−36時間、乾燥室から取り出し、そしてGoldstar Model MA−1572Mにおいて高出力設定で約2分間マイクロ波処理を したものをサンプル73とした。サンプル74−76は通常の方法で熱風乾燥し た。サンプル74は乾燥したものの対照。実施例7(サンプル64)と同様に水 で戻し、そしてMicroDry applicator(2450MHz)に おいて出力レベル約6キロワットで約20秒間(サンプル75)及び約40秒間 (サンプル76)マイクロ波を照射したものをそれぞれサンプル75及び76とし た。サンプル77−79は熱風乾燥した葉から調製した再構成シート状タバコだ った。サンプル77は対照とし、サンプル78及び79は実施例7(サンプル6 7)と同様に水で戻した。サンプル78及び79は、MicroDry app licatorでそれぞれ約30秒間マイクロ波処理をした;サンプル78はオ ーブンの底に置いたままにしたが、サンプル79はシート状サンプルをスチロホ ーム容器の上に置いて数インチ高い位置にした、これによりさらに均一な加熱が 可能となった。実施例1と同様にTSNA含有量を測定した、そして結果を以下 の表8に示す: 実施例9 サンプル80−81は小売店で購入したRedman噛みタバコであった。対 照をサンプル80とし、そしてGoldstar Model MA−1572 Mにおいて高出力設定で約1−2分間マイクロ波処理をしたものをサンプル81 とした。サンプル82−83は小売店で購入したSkoal嗅ぎタバコであった 。対照をサンプル82とし、サンプル81と同じ方法でマイクロ波処理をしたも のをサンプル83とした。TSNA含有量を測定した、そして結果を以下の表9 に示す: 実施例10 本発明に従って黄変タバコをマイクロ波処理した後においてもTSNAが蓄積 するかどうかを検討するために、実施例4において検討された紙巻きタバコの追 加サンプル(−Aと称する)、サンプル29、35及び39(対照)について、最 初にTSNA含有量を測定してから7ヶ月よりさらに経過した後に実施例4に記 載のとおりTSNA含有量を再測定した。結果を以下の表10に示す: 実施例11 Virginia産flueタバコを収穫し、そしてその葉を熱風乾燥工程を 始めるために約100−110°Fの乾燥室に入れた。葉が黄色に変色した後、 収穫後処理約24−36時間、乾燥室から取り出しそしてGoldstar M odel MA−1572M マイクロ波オーブンにおいて高出力設定で約2か ら2.5分間マイクロ波を照射した。それぞれの葉は黄金色でそして効果的に乾 燥していた。いくつかのサンプル、「粉砕」と称する、をその後粉末状にすり砕 いた、それは例えばガム、薬用ドロップ又は食品添加物として有用であろう。葉 にマイクロ波処理を行った時点から6ヶ月よりさらに経過した後に、以下のサン プルのTSNA含有量を実施例1に記載の方法を用いて測定した。結果を以下の 表11に示す: 実施例12 Virginia産flueタバコを収穫し、そしてその葉を熱風乾燥工程を 始めるために約100−110°Fの乾燥室に入れた。サンプル104及び10 5 は、通常の熱風乾燥工程を経ておりマイクロ波処理を行わなかった葉のサンプル であった。乾燥した中肋をサンプル104とし、そして乾燥した葉身をサンプル 105とした。葉が黄色に変色した後、収穫後処理約24−36時間、乾燥室か ら取り出した黄変タバコをサンプル106とした。乾燥室から取り出した後、葉 にGoldstar Model MA−1572M マイクロ波オーブンにお いて高出力設定で約2から2.5分間マイクロ波を照射した。それぞれの葉は黄 金色でそして効果的に乾燥していた。乾燥した葉のいくらかをタバコ抽出物を調 製する慣用法でさらに処理し、これを分析用にサンプル107とした。サンプル 104−107のTSNA含有量を実施例1に記載の方法を用いて測定した。結 果を以下の表12に示す: 実施例13 Virginia産flueタバコを収穫し、そしてその葉を熱風乾燥工程を 始めるために約100−110°Fの乾燥室に入れた。サンプル108及び10 9は、通常の熱風乾燥工程を経た葉のサンプルであった。乾燥した葉身をサンプ ル108、そして乾燥した中肋をサンプル109とした。サンプル110及び1 11は、葉が黄色に変色した後、収穫後処理約24−36時間、乾燥室から取り 出した黄変タバコであった。乾燥室から取り出した後、サンプル110及び11 1を空気循環型対流オーブン、Sharp Carousel Convect ion/Microwave Model No.R−9H84Bで加熱した。 約300°Fで5−10分間の間迅速に加熱したものをサンプル110とした。 約100°Fから始めて10分間より長い時間をかけて約150°Fまで段階的に 上昇 させ、合計加熱時間20分間で低温でさらにゆるやかに加熱したものをサンプル 111とした。サンプル108−111のTSNA含有量を実施例1に記載の方 法を用いて測定した。結果を以下の表13に示す: 対流オーブンによる加熱がTSNAレベルを減少させることが示されたが、タ バコの質は本発明の好ましい実施例に従ったマイクロ波処理により得られるもの の質よりも劣っていた。さらに、加熱時間もマイクロ波処理又は他の形態の高周 波照射を使用する際よりも必然的に長くなる。詳細には、対流加熱では色を望ま しい黄金色に固定することが不可能であったし、そして葉身は乾燥しすぎ、そし て従って砕けやすい傾向があった一方で葉脈及び中肋は完全には乾燥されなかっ た。対照的に、本発明の最も好ましい態様に一致して、マイクロ波処理された葉 は効果的に乾燥しそして処理後も黄金色を保持しており、そしてさらなる処理、 特に紙巻きタバコ用、のためにしなやかでそして柔軟なままの状態であった。対 流オーブン処理サンプルでは、乾燥された葉身は粉末及び細かなタバコ小片に砕 けやすかった。 実施例14 Kentucky産バーレータバコを収穫し、そして葉が黄色に変色した後、 収穫後処理約24−36時間、その葉を以下のとおり処理した。サンプル112 −117は、以下のとおり処理したこの回の原料からの葉のサンプルであった。 実施例12のサンプル106とほとんど同じ条件でマイクロ波処理をしたものを サンプル112とした。葉は黄金色でそして効果的に乾燥していた。サンプル1 13、及び114及び117は、実施例13に記載したものと同じ空気循環型対 流オーブンで加熱したものであった。サンプル110とほとんど同じ条件で加熱 したものをサンプル113とし、サンプル111とほとんど同じ条件で加熱した ものをサンプル114とし、そして約350°Fで約20分間加熱したものをサ ンプル117とした。サンプル113、114及び117の質は、実施例13に 記載したサンプル110及び111の質と類似していた。実施例13に記載のS harp Carousel Convection/Microwave オ ーブンで、マイクロ波(30%)/対流(300℃)機能を組み合わせて使用し 、葉が黄金色に効果的に乾燥するまで加熱したものをサンプル115及び116 とした。サンプル112−117のTSNA含有量を実施例1に記載の方法を用 いて測定した。結果を以下の表14に示す: 実施例15 Virginia産flueタバコを収穫し、そしてその葉を熱風乾燥工程を 始めるために約100−110°Fの乾燥室に入れた。サンプル118−120 は、葉が黄変し始めた後乾燥室から取り出し、そしてその直後に対流型台所用電 子レンジで約2から2.5分間葉が焼ける又は焦げることなく黄金色に効果的に 乾燥するまでマイクロ波を照射した葉のサンプルであった。サンプル121−1 23は、収穫しそしてまず黄変した後に以下のとおりそれぞれ処理したKent ucky産バーレータバコのサンプルであった。タバコ産業で慣用される対流蒸 気回転乾燥機に温度約200°Fで葉が茶色になりそしていくぶん乾燥するまで 入れておいたものをサンプル121とした。既引用のGoldstar マイク ロ波 オーブンで高出力で約2分間マイクロ波処理し、水で戻しそして葉をわずかに茶 色くするために、これにより香が強まるとされている、回転乾燥機にいれたもの をサンプル122とした。1分間マイクロ波処理をしたこと及び回転乾燥機に入 れる前に水で戻さなかったことを除いてサンプル122と同様に処理したものを サンプル123とした。TSNA含有量を実施例1と同様に測定した、そして結 果を以下の表15に示す: 実施例16 North Carolina産バーレータバコを収穫し、そして葉が黄色に 変色し始めた後、収穫後処理約2−3日、その葉を以下のとおり処理した。前述 と同型のGoldstar マイクロ波オーブンで高出力設定で約2分間マイク ロ波を照射した葉のサンプルをサンプル118とした。マイクロ波処理後葉は黄 金色でそして効果的に乾燥していた。TSNA含有量を実施例1に記載の方法を 用いて測定した。結果を以下の表16に示す: 実施例17 本実施例は、黄変タバコサンプルにおいてTSNAの含有量を減少させる、又 は実質的にその台成を阻害するために電予ビーム照射を使用することの効果を例 示する。North Carolina産バーレータバコを収穫した。サンプル 119−122は、葉が効果的に乾燥しそして茶色になるまで通常の方法で屋外 につるしておくことにより空気乾燥した葉のサンプルであった。対照のため無処 理としたものをサンプル119とした。Radiation Dynamics ,Inc.of Edgewood,N.Y.製Dynamitron Ele ctron Beam Acceleratorを使用してコンベアーベルト上 で暴露強度1megeradで電子ビーム照射を行ったサンプルをサンプル12 0及び121とした。Goldstar マイクロ波オーブンで高出力設定で約 2分間マイクロ波を照射したものをサンプル122とした。黄変し始めた後のバ ーレータバコの葉の先端を採取してサンプル123とした。サンプル123と同 じ植物体から採取した葉柄部分をサンプル124とし、そしてこれはまだいくぶ ん緑色だった。黄変段階のバーレーサンプルの葉全体をサンプル125及び12 6とした。サンプル123−126のそれぞれに前述のDynamitronを 使用して、サンプル120及び121と同様の方法及び同様の暴露強度で前述と 同様に電子ビーム照射を行った。上記サンプルについて実施例1において述べた 方法に従ってTSNA含有量を測定した、そして結果を以下の表17に示す: 上記データは電子ビーム照射が検討した黄変タバコにおいてタバコ特異的ニト ロソアミンの形成を実質量阻害するために効果的であることを示しているが、収 穫後処理の同様な段階での葉に本出願の他の実施例において記載される様にマイ クロ波照射を行った際のようには葉は効果的に乾燥していなかった。従って、電 子ビーム照射法の商業的応用には乾燥工程を促進するために照射済の葉を対流乾 燥オーブン内を通過させるなどの追加的な乾燥段階が必要であろう。 実施例18 本実施例は、本発明の低TSNA目標を達成するためにレーザーから発せられ る高エネルギービームもまた効果的であることを例示する。Luxar Cor p.製CO2レーザー、Model LX−20SPを、収穫後処理約2−3日 の黄変Virginia産flueタバコ葉への照射に使用した。1秒あたりの パターン数でのアプリケーション速度を決定するsuperpulse E プ ログラムでNovaScan handpieceを使用した。1秒あたり10 パターンを照射するE10設定を使用した。葉の8個のサブサンプル、T−1か らT−8、に以下の方法に従って照射した: 2ワットにおいて、約120mJのエネルギーが各走査又は通過において照射 され、一方4ワットにおいては、約240mJがそのような各走査において照射 された。 サブサンプルT−1からT−4を混合及び一緒に組み合わせて葉のサンプル1 27とし、実施例1に記載と同様の方法でTSNA含有量を評価した。サブサン プルT−5からT−8を同様に混合及び一緒に組み合わせて葉のサンプル128 とし、同様にTSNA含有量を評価した。結果を以下の表18に示す: 実施例17に記載のサンプルついてと同様にCO2レーザー照射サンプルは、 TSNA含有量は低いが、マイクロ波処理サンプルの様には効果的に乾燥されて おらず、そして従って乾燥工程を促進するために追加的な乾燥工程を用いること が可能であった。さらに、CO2レーザー照射後TSNA測定の前に、8個のサ ブサンプルのうち6個がいくぶん茶色に変色した、TSNA含有量に明らかな影 響は無かった。 実施例19 本実施例は、黄変タバコにおいて有意量のTSNA形成を阻害することにガン マ放射線もまた効果的であることを例示する。収穫後処理約2−3日で、葉が黄 色に変色し始めた直後のVirginia産flueタバコを採取した。サンプ ル129−132をそれぞれ黄変葉の葉身部分から採取し、そして遮蔽容器内で 10kGrey(1megarad)のガンマ線、暴露強度1時間あたり8kG rey(.8megarad)で合計暴露時間約75分間、を照射した。続いて 照射済サンプルについて前述と同様の方法でTSNA含有量を評価した、そして 結果を以下の表19に示す: 本請求の発明の意図及び範囲から解離することなく多くの変更及び改変を好ま しい態様において行うことも可能であることは当業者に明白である。従って、前 述の記載は例示することのみを意図しそして制限する目的では考慮されるべきで はない。
【手続補正書】 【提出日】平成12年1月7日(2000.1.7) 【補正内容】 請求の範囲を次の通り補正する。 『1. 収穫されたタバコ植物中におけるニトロソアミンの量を減少するかまた はその形成を阻害するための方法であって、 (i)(a)タバコ葉から軸を除去すること、(b)タバコ葉を圧搾して過剰 な水分を除去すること、または(c)タバコ葉を蒸気処理に供すること、の工程、 そして (ii)植物の少なくとも一部分が保蔵処理されず、そしてニトロソアミンの 量を減少させることができるかまたはニトロソアミンの形成を阻止することがで きる状態におかれている間、少なくとも一つのニトロソアミンの量を減少し、ま たはその形成を実質的に阻害するために十分な時間、前記一部分をマイクロ波放 射にかける工程であって、前記マイクロ波へかけることを葉の黄化の開始後そし て葉におけるタバコ-特異的ニトロソアミンの実質的な蓄積が起こる前にタバコ 葉またはその一部分上で行い、そして前記タバコ葉またはその一部分を葉を積み 重ねたりまたは積み上げたりすることなく単層厚(single layer thickness)に 配置したタバコ葉上にて行うこと、 を含む、前記方法。 2. 前記工程が(b)または(c)でありそしてタバコ葉が軸を含む、請求項1に 記載の方法。 3. 収穫されたタバコ植物においてニトロソアミンの量を減少させるかまた はその形成を阻害するための方法であって、 植物の少なくとも一部分が保蔵処理されず、そしてニトロソアミンの量を減 少させることができるかまたはニトロソアミンの形成を阻止することができる状 態におかれている間、少なくとも一つのニトロソアミンの量を減少し、またはそ の形成を実質的に阻害するために十分な時間、電磁スペクトルのマイクロ波領域 よりも高い周波数を有する放射の集束型(concentrated form)に前記一部分を かけること、 を含む、前記方法。 4. 前記放射にかけることを、葉の黄化の開始後そして葉におけるタバコ- 特異的ニトロソアミンの実質的な蓄積が起こる前に、タバコ葉またはその一部分 上で行う、請求項3に記載の方法。 5. 前記放射にかけることを植物の細胞の完全性が実質的に損なわれる前に 行う、請求項3に記載の方法。 6. タバコがフルー(flue)タバコであり、そして前記放射にかけることを 収穫後約24時間〜約72時間以内に行う、請求項3に記載の方法。 7. 前記放射をあらかじめ決めた強度レベルで少なくとも約1秒間植物に適 用する、請求項3に記載の方法。 8. 前記放射にかけることにより、葉において少なくとも一つのタバコ-特 異的ニトロソアミンの正常な蓄積を阻害する、請求項3に記載の方法。 9. 前記少なくとも一つのタバコ-特異的ニトロソアミンが、N'-ニトロソノ ルニコチン、4-(N-ニトロソメチルアミノ)-1-(3-ピリジル)-1-ブタノン、N' -ニトロソアナタビンおよびN'-ニトロソアナバシンからなる群から選択される、 請求項8に記載の方法。 10. 前記放射にかけることを、葉を積み重ねたりまたは積み上げたりする ことなく単層厚に配置したタバコ葉上にて行う、請求項4に記載の方法。 11. 前記放射にかけることの前に、(a)タバコ葉から軸を除去すること 、(b)タバコ葉を圧搾して、過剰な水分を除去すること、または(c)タバコ葉を 蒸気処理に供すること、の工程をさらに含む、請求項10に記載の方法。 12. 放射の工程を行った後に一部分を乾燥させることをさらに含む、請求 項3に記載の方法。 13. 前記放射をレーザービームにより生じさせる、請求項3に記載の方法 。 14. 前記放射が電子加速器により生じさせた電子ビームである、請求項3 に記載の方法。 15. 前記放射がガンマ線放射である、請求項3に記載の方法。 16. タバコが保蔵処理されず、そして少なくとも一つのタバコ-特異的ニ トロソアミンの形成を阻止することができる状態におかれている間、電磁スペク トルのマイクロ波領域よりも高い周波数を有する放射の集束型にタバコをかける ことを含む方法により製造される、少なくとも一つのタバコ-特異的ニトロソア ミン 含量を減少させたタバコを含むタバコ産物。 17. 前記放射にかけることを、葉の黄化の開始後そして葉におけるタバコ -特異的ニトロソアミンの実質的な蓄積が起こる前に、タバコ葉またはその一部 分上で行う、請求項16に記載のタバコ産物。 18. 前記放射にかけることをタバコの細胞の完全性が実質的に損なわれる 前に行う、請求項16に記載のタバコ産物。 19. タバコがフルータバコであり、そして前記放射にかけることを収穫後 約24時間〜約72時間以内に行う、請求項17に記載のタバコ産物。 20. 前記マイクロ波放射を、あらかじめ決めた強度レベルで少なくとも約 1秒間植物に適用する、請求項16に記載のタバコ産物。 21. 前記放射にかけることにより、葉における少なくとも一つのタバコ- 特異的ニトロソアミンの正常な蓄積を阻害する、請求項20に記載のタバコ産物 。 22. 前記少なくとも一つのタバコ-特異的ニトロソアミンが、N'-ニトロソ ノルニコチン、4-(N-ニトロソメチルアミノ)-1-(3-ピリジル)-1-ブタノン、 N'-ニトロソアナタビンおよびN'-ニトロソアナバシンからなる群から選択される 、請求項21に記載のタバコ産物。 23. 前記放射にかけることを、葉を積み重ねたりまたは積み上げたりする ことなく単層厚に配置したタバコ葉上にて行う、請求項17に記載のタバコ産物 。 24. 前記放射にかける前に(a)タバコ葉から軸を除去すること、(b)タ バコ葉を圧搾して、過剰な水分を除去すること、または(c)タバコ葉を蒸気処理 に供すること、の工程をさらに含む、請求項23に記載のタバコ産物。 25. 放射工程を行った後に一部分を乾燥させることをさらに含む、請求項 16に記載のタバコ産物。 26. 前記放射をレーザービームにより生じさせる、請求項16に記載のタ バコ産物。 27. 前記放射が電子加速器により生じさせた電子ビームである、請求項1 6に記載のタバコ産物。 28. 前記放射がガンマ線放射である、請求項16に記載のタバコ産物。 29. 保蔵されたタバコを再水化すること、そして 再水化したタバコを、あらかじめ決めた強度レベルであらかじめ決めた長さ の時間、電磁スペクトルのマイクロ波領域よりも高い周波数を有する放射の集束 型にかけること、 を含む、保蔵された茶色タバコ中の少なくとも一つのタバコ-特異的ニトロソア ミン含量を減少する方法。 30. 前記再水化の工程が、重量にして約10%から最大収容量までの量の水 をタバコが吸収するように、保蔵されたタバコに対して水を添加することを含む 、請求項29に記載の方法。 31. 前記少なくとも一つのタバコ-特異的ニトロソアミンが、N'-ニトロソ ノルニコチン、4-(N-ニトロソメチルアミノ)-1-(3-ピリジル)-1-ブタノン、 N'-ニトロソアナタビンおよびN'-ニトロソアナバシンからなる群から選択される 、請求項29に記載の方法。 32. タバコ葉が保蔵処理されず、そしてタバコ-特異的ニトロソアミンの 量を減少させることができるかまたはタバコ-特異的ニトロソアミンの形成を阻 止することができる状態におかれている間、葉における少なくとも一つのタバコ -特異的ニトロソアミンの量を減少し、またはその形成を実質的に阻害するため に十分な時間、電磁スペクトルのマイクロ波領域よりも高い周波数を有する放射 の集束型に前記タバコ葉をかけること、そして マイクロ波照射した葉を含み、紙巻きタバコ(cigarette)、葉巻(cigar) 、噛みタバコ、嗅ぎタバコ(snuff)およびタバコ含有ガム、およびトローチ剤 (lozenge)からなる群から選択される、前記タバコ産物を形成すること、 を含む、タバコ産物を製造する方法。 33. 葉の黄化の開始後そして葉におけるタバコ-特異的ニトロソアミンの 実質的な蓄積が起こる前に、葉を前記放射にかける、請求項32に記載の方法。 34. ヒト消費に適した保蔵された緑色でないタバコを含み、そしてN'-ニ トロソノルニコチン、4-(N-ニトロソメチルアミノ)-1-(3-ピリジル)-1-ブタノン 、N'-ニトロソアナタビンおよびN'-ニトロソアナバシンの集合的な含量が0.2μg /g未満である、タバコ産物。 35. 前記含量が約0.15μg/g未満である、請求項34に記載のタバコ産物 。 36. 前記含量が約0.1μg/g未満である、請求項35に記載のタバコ産物。 37. 紙巻きタバコ、葉巻、噛みタバコ、嗅ぎタバコおよびタバコ含有ガム 、およびトローチ剤からなる群から選択される、請求項34に記載のタバコ産物 。 38. ヒト消費に適した保蔵された緑色でないタバコを含み、そして約0.15 μg/g未満のN'-ニトロソノルニコチン含量を有する、タバコ産物。 39. 前記含量が約0.1μg/g未満である、請求項38に記載のタバコ産物。 40. 前記含量が約0.05μg/g未満である、請求項39に記載のタバコ産物 。 41. 紙巻きタバコ、葉巻、噛みタバコ、嗅ぎタバコおよびタバコ含有ガム 、およびトローチ剤からなる群から選択される、請求項38に記載のタバコ産物 。 42. ヒト消費に適した保蔵された緑色でないタバコを含み、そして約0.00 2μg/g未満の4-(N-ニトロソメチルアミノ)-1-(3-ピリジル)-1-ブタノン含量を有 する、タバコ産物。 43. 前記含量が約0.001μg/g未満である、請求項42に記載のタバコ産物 。 44. 前記含量が約0.0005μg/g未満である、請求項43に記載のタバコ産 物。 45. 紙巻きタバコ、葉巻、噛みタバコ、嗅ぎタバコおよびタバコ含有ガム 、およびトローチ剤からなる群から選択される、請求項42に記載のタバコ産物 。 46. ヒト消費に適し、そしてN'-ニトロソノルニコチン、4-(N-ニトロソメ チルアミノ)-1-(3-ピリジル)-1-ブタノン、N'-ニトロソアナタビンおよびN'-ニ トロソアナバシンの集合的な含量が0.2μg/g未満である、保蔵された黄色のタバ コ。 47. 前記含量が約0.15μg/g未満である、請求項46に記載の保蔵された 黄色のタバコ。 48. 前記含量が約0.1μg/g未満である、請求項47に記載の保蔵された黄 色のタバコ。 49. ヒト消費に適し、そして約0.15μg/g未満のN'-ニトロソノルニコチン 含量を有する、保蔵された黄色のタバコ。 50. 前記含量が約0.1μg/g未満である、請求項49に記載の保蔵された黄 色のタバコ。 51. 前記含量が約0.05μg/g未満である、請求項50に記載の保蔵された 黄色のタバコ。 52. ヒト消費に適し、そして約0.002μg/g未満の4-(N-ニトロソメチルア ミノ)-1-(3ピリジル)-1-ブタノン含量を有する、保蔵された黄色のタバコ。 53. 前記含量が約0.001μg/g未満である、請求項52に記載の保蔵された 黄色のタバコ。 54. 前記含量が約0.0005μg/g未満である、請求項53に記載の保蔵され た黄色のタバコ。 55. ヒト消費に適した保蔵された緑色でないタバコまたは黄色のタバコを 含み、そしてN'-ニトロソノルニコチン、4-(N-ニトロソメチルアミノ)-1-(3-ピ リジル)-1-ブタノン、N'-ニトロソアナタビンおよびN'-ニトロソアナバシンから 選択される少なくとも一つのタバコ-特異的ニトロソアミン含量が、緑色でない タバコまたは黄色のタバコが製造される新鮮な収穫された緑色のタバコ作物中に おける前記少なくとも一つのタバコ-特異的ニトロソアミン含量の重量にして約2 5%を超えない、タバコ産物。 56. 前記含量が、前記緑色のタバコ中における前記少なくとも一つのタバ コ-特異的ニトロソアミン含量の重量にして約10%を超えない、請求項55に記 載のタバコ産物。 57. 前記含量が、前記緑色のタバコ中における前記少なくとも一つのタバ コ-特異的ニトロソアミン含量の重量にして約5%を超えない、請求項56に記載 のタバコ産物。 58. 紙巻きタバコ、葉巻、噛みタバコ、嗅ぎタバコおよびタバコ含有ガム 、およびトローチ剤からなる群から選択される、請求項55に記載のタバコ産物 。 59. ヒト消費に適した保蔵された緑色でないタバコまたは黄色のタバコを 含み、N'-ニトロソノルニコチン、4-(N-ニトロソメチルアミノ)-1-(3-ピリジル) -1-ブタノン、N'-ニトロソアナタビンおよびN'-ニトロソアナバシンからなる群 から選択される少なくとも一つのタバコ-特異的ニトロソアミン含量が、緑色で ないタバコまたは黄色のタバコが製造されるのと同一のタバコ作物であるが前記 少なくとも一つのタバコ-特異的ニトロソアミン含量を減少させるように設計し た工程の不存在下で保蔵されたタバコ作物から製造された、保蔵された茶色タバ コ中における、前記少なくとも一つのタバコ-特異的ニトロソアミン含量より、 少 なくとも約75%減少している、タバコ産物。 60. 前記含量が、前記保蔵された茶色タバコの含量より、少なくとも約90 %減少している、請求項59に記載のタバコ産物。 61. 前記含量が、前記保蔵された茶色タバコの含量より、少なくとも約95 %減少している、請求項60に記載のタバコ産物。 62. 紙巻きタバコ、葉巻、噛みタバコ、嗅ぎタバコおよびタバコ含有ガム 、およびトローチ剤からなる群から選択される、請求項61に記載のタバコ産物 。』 【手続補正書】 【提出日】平成13年9月6日(2001.9.6) 【補正内容】 特許請求の範囲を次の通り補正する。 『1. 収穫されたタバコ植物中におけるニトロソアミンの量を減少するかまた はその形成を阻害するための方法であって、 (i)(a)タバコ葉から軸を除去すること、(b)タバコ葉を圧搾して過剰 な水分を除去すること、または(c)タバコ葉を蒸気処理に供すること、の工程 、そして (ii)植物の少なくとも一部分が保蔵処理されず、そしてニトロソアミンの 量を減少させることができるかまたはニトロソアミンの形成を阻止することがで きる状態におかれている間、少なくとも一つのニトロソアミンの量を減少し、ま たはその形成を実質的に阻害するために十分な時間、前記一部分をマイクロ波放 射にかける工程であって、前記マイクロ波へかけることを葉の黄化の開始後そし て葉におけるタバコ-特異的ニトロソアミンの実質的な蓄積が起こる前に、葉を 積み重ねたりまたは積み上げたりすることなく単層厚(single layer thickness )に配置したタバコ葉またはその一部分上で行うこと、 を含む、前記方法。 2. 前記工程が(b)または(c)でありそしてタバコ葉が軸を含む、請求項 1に記載の方法。 3. 収穫されたタバコ植物においてニトロソアミンの形成を実質的に阻害す るための方法であって、 植物の少なくとも一部分が保蔵処理されず黄色であり、そしてニトロソアミン の形成を阻止することができる状態におかれている間、少なくとも一つのニトロ ソアミンの形成を実質的に阻害するために十分な時間、電磁スペクトルのマイク ロ波領域よりも高い周波数を有する放射の集束型(concentrated form)に前記 一部分をかけること、 を含む、前記方法。 4. 前記放射にかけることを、タバコ葉またはその部分におけるタバコ-特 異的ニトロソアミンの実質的な蓄積が起こる前に、前記タバコ葉またはその一部 分上で行う、請求項3に記載の方法。 5. 前記放射にかけることを植物の細胞の完全性が実質的に損なわれる前に 行う、請求項3に記載の方法。 6. タバコがフルー(flue)タバコであり、そして前記放射にかけることを 収穫後約24時間〜約72時間以内に行う、請求項3に記載の方法。 7. 前記放射をあらかじめ決めた強度レベルで少なくとも約1秒間植物に適 用する、請求項3に記載の方法。 8. 前記放射にかけることにより、葉において少なくとも一つのタバコ-特 異的ニトロソアミンの正常な蓄積を阻害する、請求項3に記載の方法。 9. 前記少なくとも一つのタバコ-特異的ニトロソアミンが、N'-ニトロソノ ルニコチン、4-(N-ニトロソメチルアミノ)-1-(3-ピリジル)-1-ブタノン、N' -ニトロソアナタビンおよびN'-ニトロソアナバシンからなる群から選択される、 請求項8に記載の方法。 10. 前記放射にかけることを、葉を積み重ねたりまたは積み上げたりする ことなく単層厚に配置したタバコ葉上にて行う、請求項4に記載の方法。 11. 前記放射にかけることの前に、(a)タバコ葉から軸を除去すること 、(b)タバコ葉を圧搾して、過剰な水分を除去すること、または(c)タバコ葉 を蒸気処理に供すること、の工程をさらに含む、請求項10に記載の方法。 12. 放射の工程を行った後に一部分を乾燥させることをさらに含む、請求 項3に記載の方法。 13. 前記放射をレーザービームにより生じさせる、請求項3に記載の方法 。 14. 前記放射が電子加速器により生じさせた電子ビームである、請求項3 に記載の方法。 15. 前記放射がガンマ線放射である、請求項3に記載の方法。 16. タバコが保蔵処理されず、黄色であり、そして少なくとも一つのタバ コ-特異的ニトロソアミンの形成を阻止することができる状態におかれている間 、電磁スペクトルのマイクロ波領域よりも高い周波数を有する放射の集束型にタ バコをかけることを含む方法により製造される、少なくとも一つのタバコ-特異 的ニトロソアミン含量を減少させたタバコを含むタバコ産物。 17. 前記放射にかけることを、葉におけるタバコ-特異的ニトロソアミン の 実質的な蓄積が起こる前に行う、請求項16に記載のタバコ産物。 18. 前記放射にかけることをタバコの細胞の完全性が実質的に損なわれる 前に行う、請求項16に記載のタバコ産物。 19. タバコがフルータバコであり、そして前記放射にかけることを収穫後 約24時間〜約72時間以内に行う、請求項17に記載のタバコ産物。 20. 前記マイクロ波放射を、あらかじめ決めた強度レベルで少なくとも約 1秒間植物に適用する、請求項16に記載のタバコ産物。 21. 前記放射にかけることにより、葉における少なくとも一つのタバコ- 特異的ニトロソアミンの正常な蓄積を阻害する、請求項20に記載のタバコ産物。 22. 前記少なくとも一つのタバコ-特異的ニトロソアミンが、N'-ニトロソ ノルニコチン、4-(N-ニトロソメチルアミノ)-1-(3-ピリジル)-1-ブタノン、 N'-ニトロソアナタビンおよびN'-ニトロソアナバシンからなる群から選択される 、請求項21に記載のタバコ産物。 23. 前記放射にかけることを、葉を積み重ねたりまたは積み上げたりする ことなく単層厚に配置したタバコ葉上にて行う、請求項17に記載のタバコ産物。 24. 前記放射にかける前に(a)タバコ葉から軸を除去すること、(b)タ バコ葉を圧搾して、過剰な水分を除去すること、または(c)タバコ葉を蒸気処 理に供すること、の工程をさらに含む、請求項23に記載のタバコ産物。 25. 放射工程を行った後に一部分を乾燥させることをさらに含む、請求項 16に記載のタバコ産物。 26. 前記放射をレーザービームにより生じさせる、請求項16に記載のタバ コ産物。 27. 前記放射が電子加速器により生じさせた電子ビームである、請求項16 に記載のタバコ産物。 28. 前記放射がガンマ線放射である、請求項16に記載のタバコ産物。 29. タバコ葉が保蔵処理されず、そしてタバコ-特異的ニトロソアミンの 量を減少させることができるかまたはタバコ-特異的ニトロソアミンの形成を阻 止することができる状態におかれている間、葉における少なくとも一つのタバコ -特異的ニトロソアミンの量を減少し、またはその形成を実質的に阻害するため に 十分な時間、電磁スペクトルのマイクロ波領域よりも高い周波数を有する放射の 集束型に前記タバコ葉をかけること、そして マイクロ波照射した葉を含み、紙巻きタバコ(cigarette)、葉巻(cigar) 、噛みタバコ、嗅ぎタバコ(snuff)およびタバコ含有ガム、およびトローチ剤 (lozenge)からなる群から選択される、前記タバコ産物を形成すること、 を含む、タバコ産物を製造する方法。 30. 葉の黄化の開始後そして葉におけるタバコ-特異的ニトロソアミンの 実質的な蓄積が起こる前に、葉を前記放射にかける、請求項29に記載の方法。 31. ヒト消費に適した保蔵された緑色でないタバコまたは黄色バージニア フルータバコを含むタバコ産物であって、膨張した有機物質を抽出するために使 用した有機液体を実質的に含まず、そしてN'-ニトロソノルニコチン、4-(N-ニト ロソメチルアミノ)-1-(3-ピリジル)-1-ブタノン、N'-ニトロソアナタビンおよび N'-ニトロソアナバシンの集合的な含量が0.2μg/g未満である、前記タバコ産物 。 32. ヒト消費に適した保蔵された緑色でないタバコまたは黄色のタバコを 含むタバコ産物であって、膨張した有機物質を抽出するために使用した有機液体 を実質的に含まず、そしてN'-ニトロソノルニコチン、4-(N-ニトロソメチルアミ ノ)-1-(3-ピリジル)-1-ブタノン、N'-ニトロソアナタビンおよびN'-ニトロソア ナバシンの集合的な含量が0.05μg/g以下であり、前記保蔵された緑色でないタ バコまたは黄色のタバコがバージニアフルー品種およびバーリー品種からなる群 から選択される、前記タバコ産物。 33. ヒト消費に適した保蔵された緑色でないタバコまたは黄色のタバコを 含むタバコ産物であって、葉の形状であり、そしてN'-ニトロソノルニコチン、4 -(N-ニトロソメチルアミノ)-1-(3-ピリジル)-1-ブタノン、N'-ニトロソアナタビ ンおよびN'-ニトロソアナバシンの集合的な含量が0.05μg/g以下であり、前記保 蔵された緑色でないタバコまたは黄色のタバコがバージニアフルー品種およびバ ーリー品種からなる群から選択される、前記タバコ産物。 34. ヒト消費に適した保蔵された緑色でないタバコまたは黄色バージニア フルータバコを含むタバコ産物であって、葉の形状であり、そしてN'-ニトロソ ノルニコチン、4-(N-ニトロソメチルアミノ)-1-(3-ピリジル)-1-ブタノン、N'- ニトロソアナタビンおよびN'-ニトロソアナバシンの集合的な含量が0.2μg/g未 満である、前記タバコ産物。 35. ヒト消費に適した保蔵された緑色でないタバコまたは黄色のタバコを 含むタバコ産物であって、膨張した有機物質を抽出するために使用した有機液体 を実質的に含まず、そしてN'-ニトロソノルニコチン、4-(N-ニトロソメチルアミ ノ)-1-(3-ピリジル)-1-ブタノン、N'-ニトロソアナタビンおよびN'-ニトロソア ナバシンの集合的な含量が0.2μg/g未満であり、前記保蔵された緑色でないタバ コまたは黄色のタバコが合衆国バージニアフルー品種および合衆国バーリー品種 からなる群から選択される、前記タバコ産物。 36. ヒト消費に適した保蔵された緑色でないタバコまたは黄色のタバコを 含むタバコ産物であって、葉の形状であり、そしてN'-ニトロソノルニコチン、4 -(N-ニトロソメチルアミノ)-1-(3-ピリジル)-1-ブタノン、N'-ニトロソアナタビ ンおよびN'-ニトロソアナバシンの集合的な含量が0.2μg/g未満であり、前記保 蔵された緑色でないタバコまたは黄色のタバコが合衆国バージニアフルー品種お よび合衆国バーリー品種からなる群から選択される、前記タバコ産物。 37. ヒト消費に適した保蔵された緑色でないタバコまたは黄色のタバコを 含むタバコ産物であって、膨張した有機物質を抽出するために使用した有機液体 を実質的に含まず、そして4-(N-ニトロソメチルアミノ)-1-(3-ピリジル)-1-ブタ ノンの含量が0.002μg/g以下である、前記タバコ産物。 38. ヒト消費に適した保蔵された緑色でないタバコまたは黄色のタバコを 含むタバコ産物であって、葉の形状であり、そして4-(N-ニトロソメチルアミノ) -1-(3-ピリジル)-1-ブタノンの含量が0.002μg/g以下である、前記タバコ産物。 39. 4-(N-ニトロソメチルアミノ)-1-(3-ピリジル)-1-ブタノンの前記含量 が、0.001μg/g以下である、請求項37または38に記載のタバコ産物。 40. 前記保蔵された緑色でないタバコまたは黄色のタバコがバージニアフ ルー品種である、請求項32、33、35、36、37、38および39のいずれか1項に記載 のタバコ産物。 41. 前記保蔵された緑色でないタバコまたは黄色のタバコがバーリー品種 である、請求項32、33、35、36、37、38および39のいずれか1項に記載のタバコ 産物。 42. 前記集合的な含量が約0.15μg/g以下である、請求項31、34、35およ び36のいずれか1項に記載のタバコ産物。 43. 前記集合的な含量が約0.1μg/g以下である、請求項42に記載のタバコ 産物。 44. ヒト消費に適した前記タバコが、保蔵された黄色のタバコである、請 求項31〜43のいずれか1項に記載のタバコ産物。 45. 紙巻きタバコ、葉巻、噛みタバコ、嗅ぎタバコおよびタバコ含有ガム 、およびトローチ剤からなる群から選択される、請求項31〜44のいずれか1項に 記載のタバコ産物。 46. ヒト消費に適した保蔵された緑色でないタバコまたは黄色のタバコを 含み、N'-ニトロソノルニコチン、4-(N-ニトロソメチルアミノ)-1-(3-ピリジル) -1-ブタノン、N'-ニトロソアナタビンおよびN'-ニトロソアナバシンからなる群 から選択される少なくとも一つのタバコ-特異的ニトロソアミン含量が、緑色で ないタバコまたは黄色のタバコが製造されるのと同一のタバコ作物であるが前記 少なくとも一つのタバコ-特異的ニトロソアミン含量を減少させるように設計し た工程を行わずに保蔵されたタバコ作物から製造された、保蔵された茶色タバコ 中における、前記少なくとも一つのタバコ-特異的ニトロソアミン含量より、重 量にして少なくとも約75%減少している、タバコ産物。 47. 前記含量が、前記保蔵された茶色タバコの含量より、重量にして少な くとも約90%減少している、請求項46に記載のタバコ産物。 48. 前記含量が、前記保蔵された茶色タバコの含量より、重量にして少な くとも約95%減少している、請求項47に記載のタバコ産物。 49. 紙巻きタバコ、葉巻、噛みタバコ、嗅ぎタバコおよびタバコ含有ガム 、およびトローチ剤からなる群から選択される産物である、請求項48に記載のタ バコ産物。 50. 収穫されたタバコ植物においてニトロソアミンの形成を実質的に阻害 する方法であって、 植物の少なくとも一部分が保蔵処理されず黄色であり、そしてニトロソアミン の形成を阻止することができる状態におかれている間、少なくとも一つのニトロ ソアミンの形成を実質的に阻害するために十分な時間、約100°F〜約500°Fの温 度で循環空気の対流により前記植物の部分を乾燥させること、 を含む、前記方法。 51. 循環空気の対流による前記乾燥を、葉におけるニトロソアミンの実質 的な蓄積が起こる前に、タバコ葉またはその一部分上で行う、請求項50に記載の 方法。 52. 循環空気の対流による前記乾燥を植物の細胞の完全性が実質的に損な われる前に行う、請求項50に記載の方法。 53. タバコがバージニアフルー(flue)タバコであり、そして循環空気の 対流による前記乾燥を収穫後約24時間〜約72時間以内に行う、請求項50に記載の 方法。 54. 循環空気の対流による前記乾燥により、葉において少なくとも一つの タバコ-特異的ニトロソアミンの正常な蓄積を阻害する、請求項50に記載の方法 。 55. 前記少なくとも一つのタバコ-特異的ニトロソアミンが、N'-ニトロソ ノルニコチン、4-(N-ニトロソメチルアミノ)-1-(3-ピリジル)-1-ブタノン、 N'-ニトロソアナタビンおよびN'-ニトロソアナバシンからなる群から選択される 、請求項54に記載の方法。 56. 循環空気の対流による前記乾燥の後、タバコ植物の前記一部分が、同 一のタバコ作物であるが、前記少なくとも一つのタバコ-特異的ニトロソアミン の含量を減少させるように設計した工程を行わずに保蔵されたタバコ作物から製 造された、保蔵された茶色タバコにおける前記少なくとも一つのタバコ-特異的 ニトロソアミンの含量より、重量にして少なくとも75%の前記少なくとも一つの タバコ-特異的ニトロソアミン含量が減少している、請求項55に記載の方法。 57. 前記含量が、前記保蔵された茶色タバコにおける含量より、重量にし て少なくとも約90%減少している、請求項56に記載の方法。 58. 前記含量が、前記保蔵された茶色タバコにおける含量より、重量にし て少なくとも約95%減少している、請求項57に記載の方法。 59. 収穫されたタバコ植物において4-(N-ニトロソメチルアミノ)-1-(3 -ピリジル)-1-ブタノンの形成を実質的に阻害するための方法であって、 植物の少なくとも一部分が保蔵処理されず黄色であり、そして4-(N-ニトロソ メチルアミノ)-1-(3-ピリジル)-1-ブタノンの形成を阻止することができる状 態におかれている間、4-(N-ニトロソメチルアミノ)-1-(3-ピリジル)-1-ブタ ノンの形成を実質的に阻害するために十分な時間、約100°F〜約500°Fの温度で 循環空気の対流により前記植物の部分を乾燥させること、 を含む、前記方法。 60. 前記タバコがバージニアフルータバコであり、そして循環空気の対流 による前記乾燥を収穫後約24時間〜約72時間以内に行う、請求項59に記載の方法 。 61. 循環空気の対流による前記乾燥の後、タバコ植物の前記一部分が、同 一のタバコ作物であるが、前記少なくとも一つのタバコ-特異的ニトロソアミン の含量を減少させるように設計された工程を行わずに保蔵されたタバコ作物から 製造された、保蔵された茶色タバコにおける前記少なくとも一つのタバコ-特異 的ニトロソアミンの含量より、重量にして少なくとも75%の前記少なくとも一つ のタバコ-特異的ニトロソアミン含量が減少している、請求項59に記載の方法。 62. 前記含量が、前記保蔵された茶色タバコにおける含量より、重量にし て少なくとも約90%減少している、請求項61に記載の方法。 63. 前記含量が、前記保蔵された茶色タバコにおける含量より、重量にし て少なくとも約95%減少している、請求項62に記載の方法。』
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU ,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,M D,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,V N,YU,ZW

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 収穫されたタバコ植物中におけるニトロソアミンの量を減少するかまた はその形成を阻害するための方法であって、 (i)(a)タバコ葉から軸を除去すること、(b)タバコ葉を圧搾して過剰 な水分を除去すること、または(c)タバコ葉を蒸気処理に供すること、の工程、 そして (ii)植物の少なくとも一部分が保蔵処理されず、そしてニトロソアミンの 量を減少させることができるかまたはニトロソアミンの形成を阻止することがで きる状態におかれている間、少なくとも一つのニトロソアミンの量を減少し、ま たはその形成を実質的に阻害するために十分な時間、前記一部分をマイクロ波放 射にかける工程であって、前記マイクロ波へかけることを葉の黄化の開始後そし て葉におけるタバコ-特異的ニトロソアミンの実質的な蓄積が起こる前にタバコ 葉またはその一部分上で行い、そして前記タバコ葉またはその一部分を葉を積み 重ねたりまたは積み上げたりすることなく単層厚に配置したタバコ葉上にて行う こと、 を含む、前記方法。 2. 前記工程が(b)または(c)でありそしてタバコ葉が軸を含む、請求項1に 記載の方法。 3. 収穫されたタバコ植物においてニトロソアミンの量を減少させるかまた はその形成を阻害するための方法であって、 植物の少なくとも一部分が保蔵処理されず、そしてニトロソアミンの量を減 少させることができるかまたはニトロソアミンの形成を阻止することができる状 態におかれている間、少なくとも一つのニトロソアミンの量を減少し、またはそ の形成を実質的に阻害するために十分な時間、電磁スペクトルのマイクロ波領域 よりも高い周波数を有する放射の集束型(concentrated form)に前記一部分を かけること、 を含む、前記方法。 4. 前記放射にかけることを、葉の黄化の開始後そして葉におけるタバコ- 特異的ニトロソアミンの実質的な蓄積が起こる前に、タバコ葉またはその一部分 上で行う、請求項3に記載の方法。 5. 前記放射にかけることを植物の細胞の完全性が実質的に損なわれる前に 行う、請求項3に記載の方法。 6. タバコがフルー(flue)タバコであり、そして前記放射にかけることを 収穫後約24時間〜約72時間以内に行う、請求項3に記載の方法。 7. 前記放射をあらかじめ決めた強度レベルで少なくとも約1秒間植物に適 用する、請求項3に記載の方法。 8. 前記放射にかけることにより、葉において少なくとも一つのタバコ-特 異的ニトロソアミンの正常な蓄積を阻害する、請求項3に記載の方法。 9. 前記少なくとも一つのタバコ-特異的ニトロソアミンが、N'-ニトロソノ ルニコチン、4-(N-ニトロソメチルアミノ)-1-(3-ピリジル)-1-ブタノン、N' -ニトロソアナタビンおよびN'-ニトロソアナバシンからなる群から選択される、 請求項8に記載の方法。 10. 前記放射にかけることを、葉を積み重ねたりまたは積み上げたりする ことなく単層厚に配置したタバコ葉上にて行う、請求項4に記載の方法。 11. 前記放射にかけることの前に、(a)タバコ葉から軸を除去すること 、(b)タバコ葉を圧搾して、過剰な水分を除去すること、または(c)タバコ葉を 蒸気処理に供すること、の工程をさらに含む、請求項10に記載の方法。 12. 放射の工程を行った後に一部分を乾燥させることをさらに含む、請求 項3に記載の方法。 13. 前記放射をレーザービームにより生じさせる、請求項3に記載の方法 。 14. 前記放射が電子加速器により生じさせた電子ビームである、請求項3 に記載の方法。 15. 前記放射がガンマ線放射である、請求項3に記載の方法。 16. タバコが保蔵処理されず、そしてニトロソアミンの量を減少させるこ とができるかまたはニトロソアミンの形成を阻止することができる状態におかれ ている間、電磁スペクトルのマイクロ波領域よりも高い周波数を有する放射の集 束型にタバコをかけることを含む方法により製造される、少なくとも一つのタバ コ-特異的ニトロソアミン含量を減少させたタバコを含むタバコ産物。 17. 前記放射にかけることを、葉の黄化の開始後そして葉におけるタバコ -特異的ニトロソアミンの実質的な蓄積が起こる前に、タバコ葉またはその一部 分上で行う、請求項16に記載のタバコ産物。 18. 前記放射にかけることを植物の細胞の完全性が実質的に損なわれる前 に行う、請求項16に記載のタバコ産物。 19. タバコがフルー(flue)タバコであり、そして前記放射にかけること を収穫後約24時間〜約72時間以内に行う、請求項17に記載のタバコ産物。 20. 前記マイクロ波放射を、あらかじめ決めた強度レベルで少なくとも約 1秒間植物に適用する、請求項16に記載のタバコ産物。 21. 前記放射にかけることにより、葉における少なくとも一つのタバコ- 特異的ニトロソアミンの正常な蓄積を阻害する、請求項20に記載のタバコ産物 。 22. 前記少なくとも一つのタバコ-特異的ニトロソアミンが、N'-ニトロソ ノルニコチン、4-(N-ニトロソメチルアミノ)-1-(3-ピリジル)-1-ブタノン、 N'-ニトロソアナタビンおよびN'-ニトロソアナバシンからなる群から選択される 、請求項21に記載のタバコ産物。 23. 前記放射にかけることを、葉を積み重ねたりまたは積み上げたりする ことなく単層厚に配置したタバコ葉上にて行う、請求項17に記載のタバコ産物 。 24. 前記放射にかける前に(a)タバコ葉から軸を除去すること、(b)タ バコ葉を圧搾して、過剰な水分を除去すること、または(c)タバコ葉を蒸気処理 に供すること、の工程をさらに含む、請求項23に記載のタバコ産物。 25. 放射工程を行った後に一部分を乾燥させることをさらに含む、請求項 16に記載のタバコ産物。 26. 前記放射をレーザービームにより生じさせる、請求項16に記載のタ バコ産物。 27. 前記放射が電子加速器により生じさせた電子ビームである、請求項1 6に記載のタバコ産物。 28. 前記放射がガンマ線放射である、請求項16に記載のタバコ産物。 29. 保蔵されたタバコを再水化すること、そして 再水化したタバコを、あらかじめ決めた強度レベルであらかじめ決めた長さ の時間、電磁スペクトルのマイクロ波領域よりも高い周波数を有する放射の集束 型にかけること、 を含む、保蔵された茶色タバコ中の少なくとも一つのタバコ-特異的ニトロソア ミン含量を減少する方法。 30. 前記再水化の工程が、重量にして約10%から最大収容量までの量の水 をタバコが吸収するように、保蔵されたタバコに対して水を添加する、請求項2 9に記載の方法。 31. 前記少なくとも一つのタバコ-特異的ニトロソアミンが、N'-ニトロソ ノルニコチン、4-(N-ニトロソメチルアミノ)-1-(3-ピリジル)-1-ブタノン、 N'-ニトロソアナタビンおよびN'-ニトロソアナバシンからなる群から選択される 、請求項29に記載の方法。 32. 収穫されたタバコ葉が保蔵処理されず、そしてタバコ-特異的ニトロ ソアミンの量を減少させることができるかまたはタバコ-特異的ニトロソアミン の形成を阻止することができる状態におかれている間、葉における少なくとも一 つのタバコ-特異的ニトロソアミンの量を減少し、またはその形成を実質的に阻 害するために十分な時間、電磁スペクトルのマイクロ波領域よりも高い周波数を 有する放射の集束型に前記タバコ葉をかけること、そして マイクロ波照射した葉;紙巻きタバコ(cigarette)、葉巻(cigar)、噛み タバコ、嗅ぎタバコ(snuff)およびタバコ含有ガムから選択されるタバコ産物 ;およびトローチ剤(lozenge)を含む、前記タバコ産物を形成すること、 を含む、タバコ産物を製造する方法。 33. 葉の黄化の開始後そして葉におけるタバコ-特異的ニトロソアミンの 実質的な蓄積が起こる前に、葉を前記放射にかける、請求項32に記載の方法。
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