JP2002374159A - 出力回路 - Google Patents

出力回路

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JP2002374159A JP2001177454A JP2001177454A JP2002374159A JP 2002374159 A JP2002374159 A JP 2002374159A JP 2001177454 A JP2001177454 A JP 2001177454A JP 2001177454 A JP2001177454 A JP 2001177454A JP 2002374159 A JP2002374159 A JP 2002374159A
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K3/00Circuits for generating electric pulses; Monostable, bistable or multistable circuits
    • H03K3/02Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses
    • H03K3/027Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses by the use of logic circuits, with internal or external positive feedback
    • H03K3/037Bistable circuits
    • H03K3/0375Bistable circuits provided with means for increasing reliability; for protection; for ensuring a predetermined initial state when the supply voltage has been applied; for storing the actual state when the supply voltage fails

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高精度でデータ及びクロック信号を同時に出
力することができる出力回路を提供することを課題とす
る。 【解決手段】 本発明の出力回路は、データ出力回路
(220)とクロック出力回路(210)とを有する。
データ出力回路は、第1のD型フリップフロップ(20
3)と選択信号に応じて第1のD型フリップフロップの
出力又は第2のデータを選択的に出力するセレクタ(2
05)とを有する。クロック出力回路は、第2のD型フ
リップフロップ(211)と第3のD型フリップフロッ
プ(212)と擬似セレクタ回路(213)とを有す
る。擬似セレクタ回路は、第2及び第3のD型フリップ
フロップに接続され、上記のセレクタと同一の遅延時間
を実現するためにそのセレクタと同一の素子を用いてク
ロック信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ及びクロッ
クを出力する出力回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図8(A)は、従来技術によるデータ及
びクロックを出力するための出力回路を示す。クロック
信号CKAは、複数のバッファ801を介して伝播され
る。クロック信号CKINは、バッファ801の出力で
ある。
【0003】D型フリップフロップ(以下、フリップフ
ロップという)803は、クロック信号CKINに同期
してデータDTINをセレクタ805に出力する。セレ
クタ805は、フリップフロップ803の出力又はBS
R(Boundary SCAN register)804の出力のいずれか
を選択的に出力データDTOUTとして出力する。この
例では、1ビットの出力データDTOUTを出力する場
合であるが、複数ビットを出力する場合にはフリップフ
ロップ803、BSR804及びセレクタ805の組み
が複数並列に接続される。
【0004】ディレイ回路810は、データDTOUT
及びクロック信号CKOUTを同時に出力するために、
クロック信号DKINを所定時間だけ遅延してクロック
信号CKOUTを出力する。この遅延時間は、フリップ
フロップ503及びセレクタ805の遅延時間と同じに
する必要がある。
【0005】図8(B)は、ディレイ回路810の具体
的構成を示す。ディレイ回路810は、偶数個のインバ
ータ821を直列に接続することにより構成される。
【0006】図8(C)は、ティレイ回路810の他の
具体的構成を示す。ディレイ回路810は、偶数個のイ
ンバータ831,833及びトランスファゲート832
を直列に接続することにより構成される。トランスファ
ゲート832は、NチャネルMOS(metal-oxide-semi
conductor)トランジスタ832n及びPチャネルMO
Sトランジスタ832pにより構成される。Nチャネル
MOSトランジスタ832nのゲートはハイレベルに維
持され、PチャネルMOSトランジスタ832pのゲー
トはローレベルに維持される。すなわち、トランジスタ
832n及び832pは共にオンになり、そのオン抵抗
及び容量からなる遅延素子と同等になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】データ及びクロックを
同時に出力する場合、通常データのパスにはフリップフ
ロップ803が入るが、クロックのパスにはフリップフ
ロップは入らない。また、クロックのパスには、フリッ
プフロップ803及びセレクタ805と同等な遅延時間
を持つティレイ回路810を追加する必要がある。
【0008】しかし、フリップフロップ803は、クロ
ック信号CKINの立上り又は立下りのどちらか一方に
同期してデータを出力する回路形式であるのに対し、デ
ィレイ回路810はインバータ821又はトランスファ
ゲート832で構成される。このため、ディレイ回路8
10の遅延時間をフリップフロップ803及びセレクタ
805と同じ遅延時間に設定することは困難である。
【0009】また、クロック信号CKAを半導体内で伝
播する場合、半導体のプロセスバラツキや駆動する負荷
の大きさによってデューティ(duty)が悪化する場合が
ある。特に、CMOS回路を使用した場合、Pチャネル
MOSトランジスタとNチャネルMOSトランジスタの
特性が異なるため、半導体のプロセスバラツキによるデ
ューティ悪化は避けることができない。
【0010】本発明の目的は、高精度でデータ及びクロ
ックを同時に出力することができる出力回路を提供する
ことである。本発明の他の目的は、デューティ特性の悪
化を防止しつつ、データ及びクロックを同時に出力する
ことができる出力回路を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の出力回路は、デ
ータ出力回路とクロック出力回路とを有する。データ出
力回路は、データ入力端子に第1のデータを入力するた
めの第1のデータ線が接続され、データ出力端子からク
ロック信号の立上り又は立下りに同期して前記第1のデ
ータに応じた状態を出力する第1のD型フリップフロッ
プと、選択信号に応じて前記第1のD型フリップフロッ
プの出力又は第2のデータを選択的にセレクタ出力端子
から出力するセレクタとを有する。クロック出力回路
は、データ入力端子に自己の負論理データ出力端子が接
続され、正論理データ出力端子及び負論理データ出力端
子からクロック信号の立上りに同期して前記データ入力
端子に入力されたデータの正論理データ及び負論理デー
タをそれぞれ出力する第2のD型フリップフロップと、
データ入力端子に自己の負論理データ出力端子が接続さ
れ、正論理データ出力端子及び負論理データ出力端子か
らクロック信号の立下りに同期して前記データ入力端子
に入力されたデータの正論理データ及び負論理データを
それぞれ出力する第3のD型フリップフロップと、前記
第2及び第3のD型フリップフロップの正論理及び負論
理データ出力端子に接続され、前記セレクタと同一の遅
延時間を実現するために前記セレクタと同一の素子を用
いてクロック信号をクロック出力端子から出力する擬似
セレクタ回路とを有する。
【0012】データ出力回路は、第1のD型フリップフ
ロップ及びセレクタを有する。クロック出力回路は、第
2及び第3のD型フリップフロップ並びに擬似セレクタ
回路を有する。クロック出力回路の第2及び第3のD型
フリップフロップ回路は、データ出力回路の第1のD型
フリップフロップに対応する。クロック出力回路の擬似
セレクタ回路は、データ出力回路のセレクタに対応す
る。データ出力回路及びクロック出力回路は回路構成が
同等であるので、出力回路は高精度でデータ及びクロッ
ク信号を同時に出力することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態による
LSI(large scale integration)120及び130
を含む回路のSCANテストの方法を説明するための図
である。LSI120及び130は、それぞれ、入力端
子101、出力端子111及び内部回路106の他に、
入力部113、出力部114及びコントローラ112を
有する。例えば、LSI120の出力端子111は、L
SI130の入力端子101に接続されている。コント
ローラ140は、LSI120及び130内のコントロ
ーラ112を制御する。
【0014】まず、入力部113の構成を説明する。入
力バッファ102は、入力が入力端子101に接続さ
れ、出力がD型フリップフロップ(以下、フリップフロ
ップという)103の入力及びBSR(Boundary SCAN
register)104の入力に接続される。フリップフロッ
プ103は、データ入力端子が入力バッファ102の出
力に接続され、クロック入力端子がクロック信号CKI
Nの線に接続され、出力端子がセレクタ105に接続さ
れる。BSR104は、コントローラ112によりデー
タを読み書きされるレジスタであり、入力端子が入力バ
ッファ102の出力に接続され、出力端子がセレクタ1
05に接続される。セレクタ105は、制御端子が選択
信号Sの線に接続され、第1の入力端子がフリップフロ
ップ103の出力に接続され、第2の入力端子がBSR
104の出力に接続され、出力端子が内部回路106に
接続される。
【0015】次に、出力部114の構成を説明する。B
SR108は、入力端子が内部回路106に接続され、
出力端子がセレクタ109に接続される。フリップフロ
ップ107は、データ入力端子が内部回路106に接続
され、クロック入力端子がクロック信号CKINの線に
接続され、出力端子がセレクタ109に接続される。セ
レクタ109は、制御端子が選択信号Sの線に接続さ
れ、第1の入力端子がフリップフロップ107の出力に
接続され、第2の入力端子がBSR108の出力に接続
され、出力端子が出力バッファ110の入力に接続され
る。出力端子111は、出力バッファ110の出力に接
続される。
【0016】LSI120及び130の動作には、通常
動作、内部テスト動作及び外部テスト動作がある。
【0017】まず、通常動作を説明する。入力端子10
1から入力されるデータは、入力バッファ102、フリ
ップフロップ103及びセレクタ105を介して内部回
路106に入力される。この際、フリップフロップ10
3は、クロック信号CKINに同期して入力データを出
力する。セレクタ105は、選択信号Sに応じて、フリ
ップフロップ103の出力データを選択して出力する。
内部回路106は、所定の処理を行う。内部回路106
の出力は、同様に、フリップフロップ107、セレクタ
109及び出力バッファ110を介して出力端子111
から出力される。
【0018】次に、内部テスト動作を説明する。コント
ローラ112は、BSR104に所定のテストデータを
書き込む。セレクタ105は、選択信号Sに応じて、B
SR104の出力を選択して内部回路106に出力す
る。内部回路106の出力は、BSR108に記憶され
る。コントローラ112は、BSR108内のデータを
読み出し、内部回路106が正常か否かをテストするこ
とができる。
【0019】次に、外部テスト動作を説明する。LSI
120では、コントローラ112がBSR108に所定
のテストデータを書き込み、セレクタ109が選択信号
Sに応じてBSR108の出力を選択し、出力バッファ
110を介して出力端子111に出力する。LSI12
0の出力端子111から出力されたデータは、LSI1
30の入力端子101に入力される。LSI130で
は、入力端子101に入力されたデータが入力バッファ
102を介してBSR104に記憶され、コントローラ
112がBSR104内のデータを読み出すことにより
LSI120及び130の間の回路が正常か否かをテス
トすることができる。
【0020】図2は、本実施形態によるデータ及びクロ
ックの出力回路を示す。この出力回路は、データ出力回
路220及びクロック出力回路210を有し、データD
TOUT及びクロック信号CKOUTを同時に出力する
ことができる。データ出力回路220は、フリップフロ
ップ203、BSR204及びセレクタ205を有し、
これらは図1のフリップフロップ103,107、BS
R104,108及びセレクタ105,109に相当す
る。すなわち、この出力回路は、図1のLSI120又
は130内の回路である。
【0021】クロック信号CKAは、偶数個のCMOS
インバータ(バッファ)201を介して伝播される。ク
ロック信号CKINは、複数のバッファ201の出力で
ある。論理回路202は、クロック信号CKAがバッフ
ァ201により伝播されたクロック信号又はクロック信
号CKAに同期して、データDTINを出力する。
【0022】まず、データ出力回路220を説明する。
データ出力回路220は、フリップフロップ203、B
SR204及びセレクタ205を有する。フリップフロ
ップ203は、データ入力端子DがデータDTINを入
力するためのデータ線に接続され、クロック入力端子が
クロック信号CKINの線に接続され、データ出力端子
Qからクロック信号CKINの立上り(又は立下り)に
同期してデータDTINの正論理データを出力する。B
SR204は、テストデータを出力することができる。
セレクタ205は、選択信号Sに応じてフリップフロッ
プ203の出力又はBSR204の出力を選択的に出力
データDTOUTとして出力する。
【0023】次に、クロック出力回路(ディレイ回路)
210は、フリップフロップ211,212及び擬似セ
レクタ回路213を有する。フリップフロップ211
は、データ入力端子Dが自己の負論理データ出力端子/
Qに接続され、クロック入力端子がクロック信号CKI
Nの線に接続され、正論理データ出力端子Q及び負論理
データ出力端子/Qからクロック信号CKINの立上り
に同期してデータ入力端子Dに入力されたデータの正論
理データ(正論理クロック)CKP及び負論理データ
(負論理クロック)XCKPをそれぞれ出力する。
【0024】フリップフロップ212は、データ入力端
子Dが自己の負論理データ出力端子/Qに接続され、ク
ロック入力端子がクロック信号CKINの線に接続さ
れ、正論理データ出力端子Q及び負論理データ出力端子
/Qからクロック信号CKINの立下りに同期してデー
タ入力端子Dに入力されたデータの正論理データ(正論
理クロック)CKN及び負論理データ(負論理クロッ
ク)XCKNをそれぞれ出力する。
【0025】擬似セレクタ回路213は、フリップフロ
ップ211の正論理出力端子Q及び負論理出力端子/Q
並びにフリップフロップ212の正論理出力端子Q及び
負論理出力端子/Qに接続され、セレクタ205と同一
の遅延時間を実現するためにセレクタ205と同一の素
子を用いてクロック信号CKOUTを出力する。擬似セ
レクタ回路213は、ディレイ回路の機能を有し、クロ
ック信号CKINを所定時間遅延させてクロック信号C
KOUTを出力する。
【0026】クロック出力回路210のフリップフロッ
プ211及び212は、データ出力回路220のフリッ
プフロップ203に対応する。クロック出力回路210
の擬似セレクタ回路213は、データ出力回路220の
セレクタ205に対応する。データ出力回路220及び
クロック出力回路210は回路構成が同等であるので、
この出力回路は高精度でデータDTOUT及びクロック
信号CKOUTを同時に出力することができる。すなわ
ち、クロック出力回路210の遅延時間を、データ出力
回路220の遅延時間と高精度で同じにすることができ
る。
【0027】なお、図2では1ビットのデータDTOU
Tを出力する場合を示しているが、複数ビットを出力す
る場合にはデータ出力回路220を複数並列に接続すれ
ばよい。
【0028】図3は、図2のデータ出力回路220内の
フリップフロップ203及びセレクタ205の具体的な
回路を示す。
【0029】まず、フリップフロップ203の構成を説
明する。差動バッファ301は、クロック信号CKIN
を入力し、その差動クロック信号CK及びXCKを出力
する。クロック信号CKINに対して、クロック信号C
Kは正論理クロック信号であり、クロック信号XCKは
負論理クロック信号である。
【0030】スイッチング素子302は、データDTI
Nを入力し、クロック信号CKがローレベルのときにオ
ンしてハイレベルのときにオフする。スイッチング素子
302の出力は、インバータ303の入力及びインバー
タ304の出力に接続される。インバータ303の出力
及びインバータ304の入力は、スイッチング素子30
5の入力に接続される。インバータ303及び304
は、マスターラッチ312を構成する。マスターラッチ
312は、保持回路であり、スイッチング素子302の
出力データを保持する。
【0031】スイッチング素子305は、インバータ3
03の出力データを入力し、クロック信号CKがハイレ
ベルのときにオンしてローレベルのときにオフする。ス
イッチング素子305の出力は、インバータ306の入
力、インバータ307の出力及びバッファ308の入力
に接続される。インバータ306の出力及びインバータ
307の入力は、フリップフロップ203の出力端子Q
に接続される。インバータ306及び307は、第1の
スレーブラッチ314を構成する。第1のスレーブラッ
チ314は、保持回路であり、スイッチング素子305
の出力データを保持する。なお、バッファ308は、図
4のクロック出力回路内のフリップフロップ211,2
12内のバッファ308に対応して設けられたものであ
る。
【0032】スイッチング素子315は、インバータ3
04からの出力データを入力し、クロック信号CKがハ
イレベルのときにオンしてローレベルのときにオフす
る。スイッチング素子315の出力は、インバータ30
9の入力、インバータ310の出力及びバッファ311
の入力に接続される。インバータ309の出力及びイン
バータ310の入力は、相互に接続される。インバータ
309及び310は、第2のスレーブラッチ313を構
成する。第2のスレーブラッチ313は、保持回路であ
り、スイッチング素子315の出力データを保持する。
第2のスレーブラッチ313及びバッファ311は、第
1のスレーブラッチ314及びバッファ308に対応
し、さらに図4のクロック出力回路内のフリップフロッ
プ211,212内の第2のスレーブラッチ313及び
バッファ311に対応して設けられたものである。
【0033】次に、フリップフロップ203の動作を説
明する。スイッチング素子302は、クロック信号CK
が立下がるとオンし、データDTINはマスターラッチ
312に保持される。インバータ303は、データDT
INの負論理データを出力する。次に、クロック信号C
Kが立ち上がると、スイッチング素子305がオンす
る。インバータ306は、データDTINの正論理デー
タを出力する。この出力が、フリップフロップ203の
出力端子Qからの出力になる。
【0034】次に、セレクタ205の構成を説明する。
フリップフロップ203の出力端子Qは、PチャネルM
OSトランジスタ322及びNチャネルMOSトランジ
スタ323のゲートに接続される。PチャネルMOSト
ランジスタ321のゲートは、選択信号Sの負論理信号
XSの線に接続される。NチャネルMOSトランジスタ
324のゲートは、選択信号Sの正論理信号Sの線に接
続される。PチャネルMOSトランジスタ321及び3
22の直列接続は、第1の電位を発生する第1の電圧源
と出力データDTOUTの出力端子との間に接続され
る。NチャネルMOSトランジスタ323及び324の
直列接続は、出力データDTOUTの出力端子と第2の
電位を発生する第2の電圧源との間に接続される。第1
の電位は、第2の電位よりも高い。
【0035】PチャネルMOSトランジスタ325のゲ
ートは、選択信号Sの正論理信号Sの線に接続される。
PチャネルMOSトランジスタ326のゲートは、BS
R204(図2)の出力に接続される。NチャネルMO
Sトランジスタ327のゲートは、BSR204(図
2)の出力に接続される。NチャネルMOSトランジス
タ328のゲートは、選択信号Sの負論理信号XSの線
に接続される。PチャネルMOSトランジスタ325及
び326の直列接続は、上記第1の電圧源と出力データ
DTOUTの出力端子との間に接続される。Nチャネル
MOSトランジスタ327及び328の直列接続は、出
力データDTOUTの出力端子と上記第2の電圧源との
間に接続される。
【0036】上記のPチャネルMOSトランジスタ32
1,322,325,326は全て同一のサイズで構成
され、上記のNチャネルMOSトランジスタ323,3
24,327,328は全て同一のサイズで構成され
る。
【0037】次に、セレクタ205の動作を説明する。
このセレクタ205は、選択信号Sがハイレベルになる
と、フリップフロップ203の出力の論理反転データを
データDTOUTとして出力し、選択信号がローレベル
になると、BSR204(図2)の出力の論理反転デー
タをデータDTOUTとして出力する。
【0038】まず、選択信号Sがハイレベルの場合を詳
細に説明する。選択信号Sがハイレベルになると、Pチ
ャネルMOSトランジスタ321がオンし、Nチャネル
MOSトランジスタ324もオンする。すると、Pチャ
ネルMOSトランジスタ322及びNチャネルMOSト
ランジスタ323により構成されるCMOSインバータ
の働きにより、フリップフロップ203の出力の論理反
転データがデータDTOUTとして出力される。この
際、トランジスタ325及び328はオフする。
【0039】次に、選択信号Sがローレベルの場合を詳
細に説明する。選択信号Sがローレベルになると、Pチ
ャネルMOSトランジスタ325及びNチャネルMOS
トランジスタ328がオンする。すると、PチャネルM
OSトランジスタ326及びNチャネルMOSトランジ
スタ327により構成されるCMOSインバータの働き
により、BSR204(図2)の出力の論理反転データ
がデータDTOUTとして出力される。この際、トラン
ジスタ321及び324はオフする。
【0040】図4は、図2のクロック出力回路210内
のフリップフロップ211,212及び擬似セレクタ回
路213の具体的な回路を示す。
【0041】まず、フリップフロップ211の構成を説
明する。フリップフロップ211は、基本的に図3のフ
リップフロップ203と同じであるので、異なる点を説
明する。スイッチング素子302の入力には、データD
TINの代わりにバッファ308の出力が接続される。
インバータ306の出力は、正論理クロックCKPを出
力するための正論理出力端子Q(図2)に接続される。
インバータ309の出力は、負論理クロックXCKPを
出力するための負論理出力端子/Q(図2)に接続され
る。
【0042】次に、フリップフロップ212の構成を説
明する。フリップフロップ212は、フリップフロップ
211に対して、スイッチング素子302,305,3
15がクロック信号XCKに応じてオン又はオフする点
のみが異なる。すなわち、スイッチング素子302は、
クロック信号XCKがローレベルになるとオンし、ハイ
レベルになるとオフする。スイッチング素子305及び
315は、クロック信号XCKがハイレベルになるとオ
ンし、ローレベルになるとオフする。インバータ306
の出力は、正論理クロックCKNを出力するための正論
理出力端子Q(図2)に接続される。インバータ309
の出力は、負論理クロックXCKNを出力するための負
論理出力端子/Q(図2)に接続される。
【0043】次に、擬似セレクタ回路213の構成を説
明する。擬似セレクタ回路213は、図3のセレクタ2
05と基本的に同じであるので、異なる点を説明する。
PチャネルMOSトランジスタ321及びNチャネルM
OSトランジスタ323のゲートは、クロック信号CK
Pの線に接続される。PチャネルMOSトランジスタ3
25及びNチャネルMOSトランジスタ327のゲート
は、クロック信号XCKPの線に接続される。Pチャネ
ルMOSトランジスタ322及びNチャネルMOSトラ
ンジスタ328のゲートは、クロック信号CKNの線に
接続される。PチャネルMOSトランジスタ326及び
NチャネルMOSトランジスタ324のゲートは、クロ
ック信号XCKNの線に接続される。出力端子からはク
ロックCKOUTが出力される。
【0044】図5を参照しながら、図4のフリップフロ
ップ211,212及び擬似セレクタ回路213の動作
を説明する。クロック信号CKA(図2)は、伝播前のク
ロック信号である。このクロック信号CKAに対して、
クロック信号CKは正論理クロック信号であり、クロッ
ク信号XCKは負論理クロック信号である。
【0045】フリップフロップ211の動作を説明す
る。スイッチング素子302には、インバータ307に
よりクロック信号CKPを論理反転したクロック信号が
入力され、クロック信号CKが立下がるとオンする。イ
ンバータ303は、クロック信号CKPの正論理信号を
出力する。クロック信号CKが立上ると、スイッチング
素子305及び315がオンする。インバータ306
は、クロック信号CKPの負論理信号を新たなクロック
信号CKPとして出力する。一方、インバータ309
は、クロック信号CKPの正論理信号をクロック信号X
CKPとして出力する。すなわち、クロック信号CKP
は、クロック信号CKの立上りエッジに同期して反転す
るものであり、クロック信号CKの2倍の周期を持つ。
一方、クロック信号XCKPは、クロック信号CKPの
論理反転信号である。
【0046】同様に、フリップフロップ212は、クロ
ック信号XCKに同期して動作する。すなわち、クロッ
ク信号CKNは、クロック信号XCKの立上りエッジに
同期して反転するものであり、クロック信号XCKの2
倍の周期を持つ。一方、クロック信号XCKNは、クロ
ック信号CKNの論理反転信号である。
【0047】次に、擬似セレクタ回路213の動作を説
明する。クロック信号CKPがハイレベル/ローレベル
になると、トランジスタ321はオフ/オンし、トラン
ジスタ323はオン/オフする。クロック信号XCKP
がハイレベル/ローレベルになると、トランジスタ32
5はオフ/オンし、トランジスタ327はオン/オフす
る。クロック信号CKNがハイレベル/ローレベルにな
ると、トランジスタ322はオフ/オンし、トランジス
タ328はオン/オフする。クロック信号XCKNがハ
イレベル/ローレベルになると、トランジスタ326は
オフ/オンし、トランジスタ324はオン/オフする。
その結果、クロック信号CKOUTは、クロック信号C
KINと同じ周期であり、クロック信号CKINを所定
時間遅延させたクロック信号になる。
【0048】以上のように、データ出力回路220及び
クロック出力回路210に同じ回路素子を用いて、両者
の回路構成を同等なものにすることにより、高精度でデ
ータDTOUT及びクロック信号CKOUTを同時に出
力することができる。
【0049】次に、クロック信号のデューティ特性につ
いて説明する。デューティは、クロック信号の周期に対
するそのうちのハイレベルの時間の割合で表される。デ
ューティは50%が好ましいが、図2のCMOSインバ
ータ201内のPチャネルMOSトランジスタ及びNチ
ャネルMOSトランジスタの特性の違いから、クロック
信号CKINの立上り特性と立下り特性が異なってしま
う。この結果、デューティ特性が悪化してしまう。そこ
で、デューティ特性の悪化を防止するための回路を、次
に説明する。
【0050】図6は、本発明の他の実施形態による出力
回路を示す。この出力回路において、図2の出力回路と
異なる点を説明する。差動バッファ601は、クロック
信号CKAを基に差動クロック信号CK及びXCKを出
力する。クロック信号CKAに対して、クロック信号C
Kは正論理信号であり、クロック信号XCKは負論理信
号である。クロック信号CK及びXCKは、複数のバッ
ファ602により伝播される。
【0051】クロック出力回路210は、図2のフリッ
プフロップ212の代わりにフリップフロップ612を
有する。フリップフロップ612は、クロック入力端子
がクロック信号XCKの線に接続され、クロック信号X
CKの立上りに同期して出力する。すなわち、3つのフ
リップフロップ211,612,203は、すべてクロ
ック信号の立上りに同期して出力する。ここで、フリッ
プフロップ211及び203のクロック入力端子は、ク
ロック信号CKの線に接続される。
【0052】図5を参照しながら、デューティ特性が改
善される理由を説明する。クロック信号CKAのデュー
ティ特性が良好でも、バッファ602の影響によりクロ
ック信号CK及びXCKのデューティ特性は悪くなる。
ここで、図2の出力回路では、実際には、図5とは異な
り、クロック信号XCKがクロック信号CKの論理反転
になるため、クロック信号CKOUTのデューティ特性
が悪化する。
【0053】図6の出力回路では、図5に示すように、
クロック信号CK及びXCKのデューティ特性は悪い
が、両者の立上り特性と立下り特性はそれぞれ同じであ
る。そこで、クロック信号CKの立上り特性とクロック
信号XCKの立上り特性が同じ点に着目する。フリップ
フロップ211は、クロック信号CKの立上りを利用し
て、クロック信号CKOUTの立上りを生成する。一
方、フリップフロップ612は、クロック信号XCKの
立上りを利用して、クロック信号CKOUTの立下りを
生成する。このように、クロック信号CK及びXCKの
両者の立上りを利用してクロック信号CKOUTを生成
することにより、クロック信号CKOUTのデューティ
特性を良好にすることができる。この場合、図3及び図
4の差動バッファ301は不要になる。
【0054】なお、フリップフロップ211,612,
203をすべてクロック信号の立下りに同期して出力さ
せることにより、クロック信号CK及びXCKの立下り
のみを利用してクロック信号CKOUTを生成しても、
デューティ特性を良好にすることができる。
【0055】図7に示すように、クロック信号CKAの
差動信号CK及びXCKを用いる場合には、両者の差分
信号CK−XCKを用いることが考えられる。しかし、
差分信号CK−XCKは、クロック信号CKOUTのデ
ューティ特性を改善するために用いることができない。
本実施形態のように、クロック信号CK及びXCKの立
上りのみ又は立下りのみを用いることにより、デューテ
ィ特性を改善することができる。
【0056】上記実施形態は、何れも本発明を実施する
にあたっての具体化のほんの一例を示したものに過ぎ
ず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈
されてはならないものである。すなわち、本発明はその
技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することな
く、様々な形で実施することができる。
【0057】本発明の実施形態は、例えば以下のように
種々の適用が可能である。 (付記1)データ出力回路とクロック出力回路とを有す
る出力回路であって、前記データ出力回路は、データ入
力端子に第1のデータを入力するための第1のデータ線
が接続され、データ出力端子からクロック信号の立上り
又は立下りに同期して前記第1のデータに応じた状態を
出力する第1のD型フリップフロップと、選択信号に応
じて前記第1のD型フリップフロップの出力又は第2の
データを選択的にセレクタ出力端子から出力するセレク
タとを有し、前記クロック出力回路は、データ入力端子
に自己の負論理データ出力端子が接続され、正論理デー
タ出力端子及び負論理データ出力端子からクロック信号
の立上りに同期して前記データ入力端子に入力されたデ
ータの正論理データ及び負論理データをそれぞれ出力す
る第2のD型フリップフロップと、データ入力端子に自
己の負論理データ出力端子が接続され、正論理データ出
力端子及び負論理データ出力端子からクロック信号の立
下りに同期して前記データ入力端子に入力されたデータ
の正論理データ及び負論理データをそれぞれ出力する第
3のD型フリップフロップと、前記第2及び第3のD型
フリップフロップの正論理及び負論理データ出力端子に
接続され、前記セレクタと同一の遅延時間を実現するた
めに前記セレクタと同一の素子を用いてクロック信号を
クロック出力端子から出力する擬似セレクタ回路とを有
する出力回路。 (付記2)前記第1のD型フリップフロップは、前記ク
ロック信号の正論理クロック信号に同期してデータを出
力し、前記第2のD型フリップフロップは、前記クロッ
ク信号の負論理クロック信号に同期してデータを出力す
る付記1記載の出力回路。 (付記3)さらに、クロック信号を入力するためのクロ
ック入力ノードを有し、前記第1、第2及び第3のD型
フリッププロップのクロック入力端子には前記クロック
入力ノードが接続される付記1記載の出力回路。 (付記4)さらに、クロック信号を基に正論理クロック
信号及び負論理クロック信号からなる差動クロック信号
を生成して伝播する差動クロック回路を有し、前記第1
のD型フリップフロップは、前記正論理クロック信号に
同期してデータを出力し、前記第2のD型フリップフロ
ップは、前記負論理クロック信号に同期してデータを出
力する付記2記載の出力回路。 (付記5)前記擬似セレクタ回路は、前記第2のD型フ
リップフロップの正論理データ出力端子に接続されるゲ
ートを有する第1のPチャネルMOSトランジスタと前
記第3のD型フリップフロップの正論理データ出力端子
に接続されるゲートを有する第2のPチャネルMOSト
ランジスタが第1の電位を発生する第1の電圧源とクロ
ック出力端子との間で直列に接続され、前記第2のD型
フリップフロップの正論理データ出力端子に接続される
ゲートを有する第1のNチャネルMOSトランジスタと
前記第3のD型フリップフロップの負論理データ出力端
子に接続されるゲートを有する第2のNチャネルMOS
トランジスタが第2の電位を発生する第2の電圧源と前
記クロック出力端子との間で直列に接続され、前記第2
のD型フリップフロップの負論理データ出力端子に接続
されるゲートを有する第3のPチャネルMOSトランジ
スタと前記第3のD型フリップフロップの負論理データ
出力端子に接続されるゲートを有する第4のPチャネル
MOSトランジスタが前記第1の電圧源と前記クロック
出力端子との間で直列に接続され、前記第2のD型フリ
ップフロップの負論理データ出力端子に接続されるゲー
トを有する第3のNチャネルMOSトランジスタと前記
第3のD型フリップフロップの正論理データ出力端子に
接続されるゲートを有する第4のNチャネルMOSトラ
ンジスタが前記第2の電圧源と前記クロック出力端子と
の間で直列に接続され、前記セレクタは、前記第2のデ
ータを入力するための第2のデータ線に接続されるゲー
トを有する第5のPチャネルMOSトランジスタと前記
第1のD型フリップフロップの出力信号と前記第2のデ
ータを切り替えるための選択信号の正論理信号の線に接
続されるゲートを有する第6のPチャネルMOSトラン
ジスタが前記第1の電圧源と前記セレクタ出力端子との
間で直列に接続され、前記第2のデータ線に接続される
ゲートを有する第5のNチャネルMOSトランジスタと
前記選択信号の負論理信号の線に接続される第6のNチ
ャネルMOSトランジスタが前記第2の電圧源と前記セ
レクタ出力端子との間で直列に接続され、前記第1のD
型フリップフロップの正論理データ出力端子に接続され
るゲートを有する第7のPチャネルMOSトランジスタ
と前記選択信号の負論理信号の線に接続されるゲートを
有する第8のPチャネルMOSトランジスタが前記第1
の電圧源と前記セレクタ出力端子の間で直列に接続さ
れ、前記第1のD型フリップフロップの正論理データ出
力端子に接続されるゲートを有する第7のNチャネルM
OSトランジスタと前記選択信号の正論理信号の線に接
続されるゲートを有する第8のNチャネルMOSトラン
ジスタが前記第2の電圧源と前記セレクタ出力端子の間
で直列に接続される付記1記載の出力回路。 (付記6)前記第1の電位は、前記第2の電位よりも高
い付記5記載の出力回路。 (付記7)前記第1〜第3のD型フリップフロップが同
一の回路で構成されており、前記第1〜第8のPチャネ
ルMOSトランジスタが全て同一のサイズで構成されて
おり、前記第1〜第8のNチャネルMOSトランジスタ
が全て同一のサイズで構成されている付記5記載の出力
回路。 (付記8)前記第1〜第3のD型フリップフロップは、
それぞれ、クロック信号に応じてオン又はオフする第1
のスイッチング素子と該第1のスイッチング素子を介し
て入力されるデータを保持する第1の保持回路からなる
マスターラッチと、前記第1の保持回路の正論理出力に
接続され前記第1のスイッチング素子と逆の論理値でオ
ンする第2のスイッチング素子と該第2のスイッチング
素子を介して入力されるデータを保持する第2の保持回
路からなる第1のスレーブラッチと、前記第1の保持回
路の負論理出力に接続され前記第1のスイッチング素子
と逆の論理値でオンする第3のスイッチング素子と該第
3のスイッチング素子を介して入力されるデータを保持
する第3の保持回路からなる第2のスレーブラッチとを
有する付記1記載の出力回路。 (付記9)前記第1〜第3のD型フリップフロップは、
それぞれ、クロック信号に応じてオン又はオフする第1
のスイッチング素子と該第1のスイッチング素子を介し
て入力されるデータを保持する第1の保持回路からなる
マスターラッチと、前記第1の保持回路の正論理出力に
接続され前記第1のスイッチング素子と逆の論理値でオ
ンする第2のスイッチング素子と該第2のスイッチング
素子を介して入力されるデータを保持する第2の保持回
路からなる第1のスレーブラッチと、前記第1の保持回
路の負論理出力に接続され前記第1のスイッチング素子
と逆の論理値でオンする第3のスイッチング素子と該第
3のスイッチング素子を介して入力されるデータを保持
する第3の保持回路からなる第2のスレーブラッチとを
有する付記5記載の出力回路。 (付記10)前記第1の電位は、前記第2の電位よりも
高い付記9記載の出力回路。 (付記11)前記第1〜第3のD型フリップフロップが
同一の回路で構成されており、前記第1〜第8のPチャ
ネルMOSトランジスタが全て同一のサイズで構成され
ており、前記第1〜第8のNチャネルMOSトランジス
タが全て同一のサイズで構成されている付記9記載の出
力回路。 (付記12)前記第1のD型フリップフロップは、前記
クロック信号の正論理クロック信号に同期してデータを
出力し、前記第2のD型フリップフロップは、前記クロ
ック信号の負論理クロック信号に同期してデータを出力
する付記9記載の出力回路。 (付記13)さらに、クロック信号を入力するためのク
ロック入力ノードを有し、前記第1、第2及び第3のD
型フリッププロップのクロック入力端子には前記クロッ
ク入力ノードが接続される付記9記載の出力回路。 (付記14)さらに、クロック信号を基に正論理クロッ
ク信号及び負論理クロック信号からなる差動クロック信
号を生成して伝播する差動クロック回路を有し、前記第
1のD型フリップフロップは、前記正論理クロック信号
に同期してデータを出力し、前記第2のD型フリップフ
ロップは、前記負論理クロック信号に同期してデータを
出力する付記12記載の出力回路。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、デ
ータ出力回路は第1のD型フリップフロップ及びセレク
タを有し、クロック出力回路は第2及び第3のD型フリ
ップフロップ並びに擬似セレクタ回路を有する。クロッ
ク出力回路の第2及び第3のD型フリップフロップ回路
は、データ出力回路の第1のD型フリップフロップに対
応する。クロック出力回路の擬似セレクタ回路は、デー
タ出力回路のセレクタに対応する。データ出力回路及び
クロック出力回路は回路構成が同等であるので、出力回
路は高精度でデータ及びクロック信号を同時に出力する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態によるSCANテストを説明
するための回路図である。
【図2】本実施形態によるデータ出力回路及びクロック
出力回路を含む出力回路を示す回路図である。
【図3】データ出力回路を示す回路図である。
【図4】クロック出力回路を示す回路図である。
【図5】本実施形態によるクロック出力回路の動作を説
明するためのタイミングチャートである。
【図6】本発明の他の実施形態によるデータ出力回路及
びクロック出力回路を含む出力回路の回路図である。
【図7】差動信号を示すタイミングチャートである。
【図8】図8(A)〜(C)は従来技術によるデータ及
びクロックの出力回路の回路図である。
【符号の説明】
101 入力端子 102 入力バッファ 103 フリップフロップ 104 BSR 105 セレクタ 106 内部回路 107 フリップフロップ 108 BSR 109 セレクタ 110 出力バッファ 111 出力端子 112 コントローラ 113 入力部 114 出力部 120,130 LSI 140 コントローラ 201 バッファ 202 論理回路 203,211,212 フリップフロップ 204 BSR 205 セレクタ 210 クロック出力回路(ディレイ回路) 213 擬似セレクタ回路 220 データ出力回路 601 差動バッファ 602 バッファ 612 フリップフロップ 801 バッファ 803 フリップフロップ 804 BSR 805 セレクタ 821 インバータ 831,833 インバータ 832 トランスファゲート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J056 AA03 AA04 AA39 BB38 BB58 BB59 CC00 CC14 DD29 EE11 FF01 FF08 FF10 GG14 KK01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ出力回路とクロック出力回路とを
    有する出力回路であって、 前記データ出力回路は、 データ入力端子に第1のデータを入力するための第1の
    データ線が接続され、データ出力端子からクロック信号
    の立上り又は立下りに同期して前記第1のデータに応じ
    た状態を出力する第1のD型フリップフロップと、 選択信号に応じて前記第1のD型フリップフロップの出
    力又は第2のデータを選択的にセレクタ出力端子から出
    力するセレクタとを有し、 前記クロック出力回路は、 データ入力端子に自己の負論理データ出力端子が接続さ
    れ、正論理データ出力端子及び負論理データ出力端子か
    らクロック信号の立上りに同期して前記データ入力端子
    に入力されたデータの正論理データ及び負論理データを
    それぞれ出力する第2のD型フリップフロップと、 データ入力端子に自己の負論理データ出力端子が接続さ
    れ、正論理データ出力端子及び負論理データ出力端子か
    らクロック信号の立下りに同期して前記データ入力端子
    に入力されたデータの正論理データ及び負論理データを
    それぞれ出力する第3のD型フリップフロップと、 前記第2及び第3のD型フリップフロップの正論理及び
    負論理データ出力端子に接続され、前記セレクタと同一
    の遅延時間を実現するために前記セレクタと同一の素子
    を用いてクロック信号をクロック出力端子から出力する
    擬似セレクタ回路とを有する出力回路。
  2. 【請求項2】 前記第1のD型フリップフロップは、前
    記クロック信号の正論理クロック信号に同期してデータ
    を出力し、前記第2のD型フリップフロップは、前記ク
    ロック信号の負論理クロック信号に同期してデータを出
    力する請求項1記載の出力回路。
  3. 【請求項3】 さらに、クロック信号を入力するための
    クロック入力ノードを有し、 前記第1、第2及び第3のD型フリッププロップのクロ
    ック入力端子には前記クロック入力ノードが接続される
    請求項1記載の出力回路。
  4. 【請求項4】 さらに、クロック信号を基に正論理クロ
    ック信号及び負論理クロック信号からなる差動クロック
    信号を生成して伝播する差動クロック回路を有し、 前記第1のD型フリップフロップは、前記正論理クロッ
    ク信号に同期してデータを出力し、前記第2のD型フリ
    ップフロップは、前記負論理クロック信号に同期してデ
    ータを出力する請求項2記載の出力回路。
  5. 【請求項5】 前記擬似セレクタ回路は、 前記第2のD型フリップフロップの正論理データ出力端
    子に接続されるゲートを有する第1のPチャネルMOS
    トランジスタと前記第3のD型フリップフロップの正論
    理データ出力端子に接続されるゲートを有する第2のP
    チャネルMOSトランジスタが第1の電位を発生する第
    1の電圧源とクロック出力端子との間で直列に接続さ
    れ、 前記第2のD型フリップフロップの正論理データ出力端
    子に接続されるゲートを有する第1のNチャネルMOS
    トランジスタと前記第3のD型フリップフロップの負論
    理データ出力端子に接続されるゲートを有する第2のN
    チャネルMOSトランジスタが第2の電位を発生する第
    2の電圧源と前記クロック出力端子との間で直列に接続
    され、 前記第2のD型フリップフロップの負論理データ出力端
    子に接続されるゲートを有する第3のPチャネルMOS
    トランジスタと前記第3のD型フリップフロップの負論
    理データ出力端子に接続されるゲートを有する第4のP
    チャネルMOSトランジスタが前記第1の電圧源と前記
    クロック出力端子との間で直列に接続され、 前記第2のD型フリップフロップの負論理データ出力端
    子に接続されるゲートを有する第3のNチャネルMOS
    トランジスタと前記第3のD型フリップフロップの正論
    理データ出力端子に接続されるゲートを有する第4のN
    チャネルMOSトランジスタが前記第2の電圧源と前記
    クロック出力端子との間で直列に接続され、 前記セレクタは、 前記第2のデータを入力するための第2のデータ線に接
    続されるゲートを有する第5のPチャネルMOSトラン
    ジスタと前記第1のD型フリップフロップの出力信号と
    前記第2のデータを切り替えるための選択信号の正論理
    信号の線に接続されるゲートを有する第6のPチャネル
    MOSトランジスタが前記第1の電圧源と前記セレクタ
    出力端子との間で直列に接続され、 前記第2のデータ線に接続されるゲートを有する第5の
    NチャネルMOSトランジスタと前記選択信号の負論理
    信号の線に接続される第6のNチャネルMOSトランジ
    スタが前記第2の電圧源と前記セレクタ出力端子との間
    で直列に接続され、 前記第1のD型フリップフロップの正論理データ出力端
    子に接続されるゲートを有する第7のPチャネルMOS
    トランジスタと前記選択信号の負論理信号の線に接続さ
    れるゲートを有する第8のPチャネルMOSトランジス
    タが前記第1の電圧源と前記セレクタ出力端子の間で直
    列に接続され、 前記第1のD型フリップフロップの正論理データ出力端
    子に接続されるゲートを有する第7のNチャネルMOS
    トランジスタと前記選択信号の正論理信号の線に接続さ
    れるゲートを有する第8のNチャネルMOSトランジス
    タが前記第2の電圧源と前記セレクタ出力端子の間で直
    列に接続される請求項1記載の出力回路。
  6. 【請求項6】 前記第1の電位は、前記第2の電位より
    も高い請求項5記載の出力回路。
  7. 【請求項7】 前記第1〜第3のD型フリップフロップ
    が同一の回路で構成されており、 前記第1〜第8のPチャネルMOSトランジスタが全て
    同一のサイズで構成されており、 前記第1〜第8のNチャネルMOSトランジスタが全て
    同一のサイズで構成されている請求項5記載の出力回
    路。
  8. 【請求項8】 前記第1〜第3のD型フリップフロップ
    は、それぞれ、 クロック信号に応じてオン又はオフする第1のスイッチ
    ング素子と該第1のスイッチング素子を介して入力され
    るデータを保持する第1の保持回路からなるマスターラ
    ッチと、 前記第1の保持回路の正論理出力に接続され前記第1の
    スイッチング素子と逆の論理値でオンする第2のスイッ
    チング素子と該第2のスイッチング素子を介して入力さ
    れるデータを保持する第2の保持回路からなる第1のス
    レーブラッチと、 前記第1の保持回路の負論理出力に接続され前記第1の
    スイッチング素子と逆の論理値でオンする第3のスイッ
    チング素子と該第3のスイッチング素子を介して入力さ
    れるデータを保持する第3の保持回路からなる第2のス
    レーブラッチとを有する請求項1記載の出力回路。
  9. 【請求項9】 前記第1〜第3のD型フリップフロップ
    は、それぞれ、 クロック信号に応じてオン又はオフする第1のスイッチ
    ング素子と該第1のスイッチング素子を介して入力され
    るデータを保持する第1の保持回路からなるマスターラ
    ッチと、 前記第1の保持回路の正論理出力に接続され前記第1の
    スイッチング素子と逆の論理値でオンする第2のスイッ
    チング素子と該第2のスイッチング素子を介して入力さ
    れるデータを保持する第2の保持回路からなる第1のス
    レーブラッチと、 前記第1の保持回路の負論理出力に接続され前記第1の
    スイッチング素子と逆の論理値でオンする第3のスイッ
    チング素子と該第3のスイッチング素子を介して入力さ
    れるデータを保持する第3の保持回路からなる第2のス
    レーブラッチとを有する請求項5記載の出力回路。
  10. 【請求項10】 前記第1〜第3のD型フリップフロッ
    プが同一の回路で構成されており、 前記第1〜第8のPチャネルMOSトランジスタが全て
    同一のサイズで構成されており、 前記第1〜第8のNチャネルMOSトランジスタが全て
    同一のサイズで構成されている請求項9記載の出力回
    路。
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