JPH10303736A - 異なるしきい電圧のmosfetで形成した論理回路 - Google Patents

異なるしきい電圧のmosfetで形成した論理回路

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JPH10303736A
JPH10303736A JP10084477A JP8447798A JPH10303736A JP H10303736 A JPH10303736 A JP H10303736A JP 10084477 A JP10084477 A JP 10084477A JP 8447798 A JP8447798 A JP 8447798A JP H10303736 A JPH10303736 A JP H10303736A
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channel
threshold voltage
pull
transistors
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エム.ヒル アンソニー
Uming Ko
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路速度を増加させると共に、技術の現状に
比較して漏洩電流を減少させる。 【解決手段】 異なるしきい電圧を有する金属半導体電
界効果トランジスタで形成された論理回路。第1供給電
圧と出力ノードの間の第1直列接続は、高いしきい電圧
を有するNチャネルトランジスタのソースドレインパス
と、低いしきい電圧を有するトランジスタのみにより構
成されるプルダウン回路網のプルダウン条件付き伝導パ
スのみにより構成される。前記供給電圧と前記出力ノー
ドの間の第2直列接続は、高いしきい電圧を有するPチ
ャネルトランジスタのソースドレインパスと、低いしき
い電圧を有するトランジスタのみで構成されるプルアッ
プ回路網のプルアップ条件付き伝導パスからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明の技術分野はトラン
ジスタ回路構成のファミリであって、特に異なるしきい
電圧を有する複数のトランジスタを使用する論理回路に
関する。
【0002】
【従来の技術】現代の多くの回路の応用において望まし
いのは、回路のアプリケーションの作動速度を増加させ
ることである。例えばマイクロプロセッサの設計におい
て、速度制限部分を構成する回路や、マイクロプロセッ
サの速度に影響する諸回路は、全体的なマイクロプロセ
ッサ速度を増すために、常時検討され再設計される。従
って、より速い速度とより良い性能が、より短い時間内
により詳細で高度な処理能力を可能にする。CMOS
(相補型金属酸化物半導体)製造技術において、ある回
路の期待値を達成しようとするとき、トランジスタのし
きい電圧を目標とすることが知られている。特に、所定
のしきい電圧のトランジスタを含むトランジスタを製造
すること、またはトランジスタ製造工程を利用可能にす
ることを製造者は典型的に行う。この工程を提供する際
に、製造者は典型的に、速度改良対電力消費のトレード
オフを考慮する。作動速度を増加するために、回路内の
全てのトランジスタのしきい電圧を減少し得ることが知
られている。しきい電圧を下げることにより、これらト
ランジスタの駆動電流が増加する。しかしながら、これ
らの同じトランジスタの漏洩電流も増加する。この方法
は、電源電圧が下がり、トランジスタのしきい電圧が電
源電圧中のより大きなパーセンテージを占るにつれて、
一層限定されたものになる。結果として、この方法はト
ランジスタのしきい電圧を下げるための方法であるが、
これが漏洩電流を増し、従って全体的な待機電力消費を
増加する。こうして製造者は、しばしばある漏洩電流の
レベルを容認できる限界として予測し、この限界を考慮
して、既知のパラメータを調節し、これにより回路の各
トランジスタが前記限界を提供するような、指定しきい
電圧を分担するようにする。
【0003】MOSFET(金属酸化物半導体電界効果
トランジスタ)加工技術が、より小さな寸法のトランジ
スタを作り続けるのにつれて、ゲートの長さとゲート酸
化物の厚さの両方が減少する。これがMOSFETゲー
トの整合性を維持するために電源電圧(Vdd)の減少を
命ずる。電力の消失は、寸法によるVdd 2 により好まし
く減少するが、伝搬遅延が(VddVt)に比例して悪化
する。こうして性能増強と電力消失減少の両方のため
に、多重しきい電圧MOSFETが、深いサブミクロン
CMOS加工のために必須なものになり、特にDddが1
ボルトの範囲以内にある時に必須なものになる。しかし
ながら、この低いVtのMOSFETは、回路アーキテ
クチャに正しく適用されなければならず、適当な雑音免
疫を維持し、またエネルギーに敏感なマイクロプロセッ
サ設計の、あらゆる電力管理技法に対して有害な、過大
なサブスレショルド漏洩電力消失を防止するようにしな
ければならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の諸方法は回路作
動速度を進歩させる技術の代表であるが、これらは種々
の限界と欠点を提供する。たとえば論理回路速度は、論
理回路内に使用されるトランジスタのしきい電圧によ
り、相変わらず制限される。他の例として、上記のよう
にしきい電圧を下げることによる速度の向上は、必ず漏
洩電力が原因の待機電力消費を増加させる。この発明は
回路速度の増加を提供すると共に、技術の現状に比較し
て漏洩電流を減少させる。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、異なるしき
い電圧を有する複数の金属酸化物半導体電界効果トラン
ジスタで形成される論理回路を含む。第1実施例におい
て、論理回路は第1および第2の直列接続を含む。第1
供給電圧と出力ノードの間の直流接続は、高いしきい電
圧を有するNチャネルトランジスタのソースドレインパ
スと、低いしきい電圧を有するトランジスタのみにより
構成される、プルダウン回路網のプルダウン条件付き伝
導パスからなる。前記供給電圧と前記出力ノードの間の
第2直列接続は、高いしきい電圧を有するPチャネルト
ランジスタのソースドレインパスと、低いしきい電圧を
有するトランジスタのみにより構成されるプルアップ回
路網の、プルアップ条件付き伝導パスからなる。二つの
高いしきい電圧MOSFETは、それらのそれぞれのゲ
ートにおいて反転信号を受け取り、これにより両方が導
通または両方が切断になる。プルダウン回路網とプルア
ップ回路網は、それらが動作するか否かを制御するそれ
ぞれ入力信号を受け取る。プルダウン回路網とプルアッ
プ回路網が同時に作動しないように、これらの入力信号
が好ましく選択される。各直列接続の二つの部分は、そ
れぞれの順序であり得る。第1入力信号は、好ましくは
クロック信号である。プルダウン回路網は、好ましくは
Nチャネルトランジスタのみにより構成される。プルア
ップ回路網は、好ましくはPチャネルトランジスタのみ
により構成される。
【0006】この論理回路の一実施例は、ハイブリット
トライステートインバータを形成し、その中のプルダウ
ン回路網は、トライステート入力信号を受け取るゲート
を有するNチャネルトランジスタのソースドレインパス
であり、またプルアップ回路網は、トライステート入力
信号を受け取るゲートを有するPチャネルトランジスタ
のソースドレインパスである。イネーブル信号とその反
転信号は、高いしきい電圧トランジスタへ供給される。
【0007】この論理回路のもう一つの実施例は、4−
1ハイブリットしきい電圧トライステートマルチプレク
サ(4to1 hybrid threshold v
oltage tri−state multiple
xer)を形成する。互いに逆に駆動される転送ゲート
を使用する二つの入力ステージが、二つの互いに逆に駆
動されるトライステートインバータへ入力を供給する。
【0008】この論理回路のもう一つの実施例は、ラッ
チング論理回路である。一対のクロックと高しきい電圧
Pチャネルトランジスタが、それぞれの出力ノードへ供
給電圧を接続する。低しきい電圧Nチャネルトランジス
タのみから構成される論理回路網が、唯一の出力ノード
をクロックされた高しきい電圧Nチャネルトランジスタ
を通じて接地へ選択的に接続する。一対のクロス結合低
しきい値Nチャネルトランジスタが、高しきい電圧Nチ
ャネルトランジスタを介して出力をラッチする。
【0009】論理回路の更なる実施例は、低しきい電圧
を有するPチャネルトランジスタのみで構成される第1
論理回路網と、低しきい電圧を有するNチャネルトラン
ジスタのみで構成される第2論理回路網と、高しきい電
圧を有するNチャネルトランジスタのみで構成される第
3の論理回路の直列接続を含む。これらの論理回路網
は、それらの入力に基づき選択的に作動する。出力は第
1及び第2論理回路網の間の接続点において取られる。
【0010】この発明の更なる実施例は、2−1(2t
o1)ハイブリッドしきい電圧トライステートマルチプ
レクサである。
【0011】
【発明の実施の形態】好ましい実施例において、論理回
路は二つの異なるしきい電圧(”VT ”)を有するMO
SFETで構成される。このアプリケーションにおい
て、図面はMOSFETが高しきい電圧(HVT)構成
されるか、または低しきい電圧(LVT)により構成さ
れるかを、個別に指定する。代案として、図面はMOS
FETにより構成される論理機能を指定し得るし、各M
OSFETは高しきい電圧(HVT)タイプかまたは低
しきい電圧(LVT)タイプかであり得る。図面はこれ
ら二つのしきい電圧によりどちらのMOSFETが形成
されるかをあきらかにするであろう。
【0012】低しきい電圧トランジスタ対高しきい電圧
トランジスタの使用の意味について詳説にする前に、こ
れらの用語があるトランジスタのしきい電圧対他のトラ
ンジスタのしきい電圧を意味するために使用され、必ず
しもこれらの用語を特定の絶対値に限定しないことに注
意されたい。特にトランジスタが少量の電流を伝導する
場合に、ゲート−ソース間電圧を決定するためにトラン
ジスタの電流電圧特性を測定することにより、トランジ
スタのしきい電圧が決定されることは当分野で知られて
いる。しきい電圧の相対的性質を証明するために、下記
のことを考察されたい。第1しきい電圧を有する第1ト
ランジスタのために与えられたドレイン−ソース間電圧
において、それは駆動電流の第1の量を供給する(その
ゲートがそのドレインに接続されている)。第1トラン
ジスタのそれよりも低い第2しきい電圧を有する第2ト
ランジスタのために、第2トランジスタは所定のドレイ
ン−ソース間電圧において第2の量の駆動電圧を供給し
(そのゲートはそのドレインに接続している)、そして
この駆動電流は第1トランジスタにより同一のドレイン
−ソース間電圧で供給された駆動電流の第1の量よりも
大きい。このアプリケーションの残りの部分について、
第1のタイプのトランジスタはHVTトランジスタ(す
なわち比較的高いVT )と呼ばれ、一方第2のタイプの
トランジスタはLVTトランジスタ(すなわち比較的低
いVT を有するトランジスタ)と呼ばれる。更に注意す
べきことに、HVTトランジスタは、好ましくは回路1
2に使われているトランジスタの全てが同一のVT を分
かち合う程度のVT であり、このVT が受け入れがたい
程大きな漏洩電流を避けるのに充分なだけ高く決定され
ていることが望ましい。LVTトランジスタがHVTト
ランジスタに対して、より大きな駆動電流の利点を提供
することがこの分野で知られている。またLVTトラン
ジスタがHVTトランジスタよりも大きい漏洩電流を提
供することも、この分野で知られている。実際、LVT
トランジスタによる典型的な漏洩は、HVTトランジス
タの漏洩よりも、二桁または三桁あるいはそれ以上に大
きい。先行技術においては、特定回路の全てのトランジ
スタは、典型的に同一の高さのVTを有するように構成
される。この高いVT は、もし低いVT が使用されれば
存在するであろう受け入れがたい大きな漏洩電流を避け
るために選択される。後記する同時係属特許出願は、そ
の中で漏洩電流が最小化される混合HVTとLVTトラ
ンジスタを有する多数の回路のタイプを提示する。この
出願は同一の利点を有する追加の回路タイプを提示す
る。
【0013】この実施例がHVTトランジスタとLVT
トランジスタの両方を使用する上記の特徴の利点の説明
に先立って、このアプリケーションに記述される実施例
は、異なるしきい電圧を有する複数の異なるトランジス
タを達成するために種々な仕方で構成し得ることに注意
されたい。第1の例としてこの目標を達成する一つの仕
方は、異なるしきい電圧を有する複数のトランジスタを
使用する論理回路の生成を特に許す製造工程を使用する
ことであり得る。たとえば現在の技術において典型的に
単一の半導体領域(たとえば一つのウエハ)はマスクさ
れ、それから露出領域が第1導電性タイプの露出された
トランジスタチャネルのためのしきい電圧を確立する注
入(打込み)(implant)を受ける。たとえば全
てのNチャネルトランジスタのVT はこの方法を用いて
設定し得る。異なったマスクを使用してこの方法を反復
すれば、全てのPチャネルトランジスタのVT を設定す
る。こうして二つの注入ステップを使用して、VT がN
チャネルトランジスタとPチャネルトランジスタの両方
のためにセットされる。その上、両方の導電性タイプの
ために使用される注入の深さおよび/または密度が、露
出から結果するしきい電圧のレベルに影響する。現在の
規格の下では、一般的なトランジスタは500ミリボル
ト程度のVT を有し得る。この方法論は、しかしながら
少なくとも二組の異なったトランジスタを提供するよう
に拡大可能であり、ここで両方の組は同一の導電性タイ
プを有するが、しかし一つの組はHVTトランジスタを
含み、一方他の組はLVTトランジスタを含む。この拡
張された方法論を使用して、一つの導電性タイプに対
し、第1の組のマスクを、適当な位置にHVTトランジ
スタを生成するために使用できるし、一方第2の組のマ
スクを、異なる位置に一組のLVTトランジスタを生成
するために使用できる。こうして任意のトランジスタの
導電性タイプについて、第1の組のマスクを使用して一
つの注入がなされ、HVTトランジスタが形成される。
第2の組のマスクを使用してもう一つの注入がなされ、
LVTトランジスタを生成する。その上、第2のトラン
ジスタ導電性タイプに対しては、更に二つの組のマスク
と注入が同様の仕方で使用される。これに加えて、HV
Tトランジスタの500ミリボルトに対して、現在のト
ランジスタ技術ではLVTトランジスタに対し200ミ
リボルトの程度のVT を期待できる。さらに、これらの
値は当分野で知られた様々な考慮により変化し得る。上
記に加えて更に、LVTトランジスタに対するHVTト
ランジスタの形成および/または構成は、同様に他の諸
技法により達成し得ることを注意されたい。もう一つの
例として、いくつかのトランジスタはシリコン・オン・
インシュレータ(”SOI”)技術として知られている
ものを使用して形成できる。この技術において、各SO
Iトランジスタは独立した本体接続(body con
nection)を含む。典型的にこの本体は、あるノ
ードへ接続されるか、またはフロートさせてもよい。こ
の個別に可能な接続は、更にこのアプリケーションで説
明される相対的なVT 規格を達成するために更に使用さ
れ得る。この点に関しての追加的な考慮が、将来におい
てそうしたトランジスタに対するVddのレベルが、ダイ
オードの順バイアス電圧レベルよりも下に下がれば、生
じ得る。約0.8ボルトの典型的な順バイアス電圧より
もなおかなり高い現在のVddレベルの場合、またLVT
構成を生成することを希望されている場合、トランジス
タの本体を切り離してフロートとすることは許容され
る。反対に同一Vddの場合、またHVT構成を生成する
ことを希望されている場合は、Nチャネルトランジスタ
に対してトランジスタ本体を接地に接続すること(また
はPチャネルトランジスタに対してはVddに接続するこ
と)が受け入れられる。上記に加えて注意すべきこと
は、将来のある時期に、Vddレベルが0.5ボルトまた
はそれ以下に下がるはずであり、したがって典型的に期
待される順バイアス電圧の0.8ボルトよりもかなり下
に下がることである。この場合、およびLVT構成を生
成することが望ましい場合は、前記と同様にトランジス
タ本体を切り離して、それをフロートさせることが受け
入れられるであろう。この結果として、プリチャージフ
ェーズの間のトランジスタのしきい電圧は比較的に低
い。反対にHVT構成を生成することが望まれる場合
は、トランジスタ本体はトランジスタのゲートに接続可
能であり、このゲートは、高いしきい電圧が希望される
このフェーズの間(すなわちプリチャージフェーズの
間)、開放されていることが知られている。たとえばこ
の仕方で接続されたNチャネルSOIトランジスタにつ
いて、プリチャージの間の前記低ゲート電圧は、またト
ランジスタの本体へ接続される。この結果、プリチャー
ジフェーズの間のこのトランジスタのしきい電圧は比較
的に高い。実際、相対的により高いVT はトランジスタ
本体をトランジスタに対して非イネーブルである電位へ
接続する(たとえばNチャネルトランジスタについて本
体を接地へ接続する)か、またはそのトランジスタのソ
ースへ接続するか、またはプリチャージの間接地してい
る別の信号へ接続することにより、達成できる。なおそ
の他の技法も当業者により確認可能であろうし、また選
択された特定の技法をここに詳述する必要はない。たと
えばあるトランジスタがLVTトランジスタであり他の
トランジスタはHVTトランジスタであるスタティック
回路、に使用される製造技法が現存する。この技法は、
全回路ダイ上の一組の回路の如くの一つの全領域が、こ
の一組の回路の速度増加のためにLVTトランジスタを
使用して構成され、しかしながらこの方式で構成された
領域が、HVTトランジスタを使用して構成された回路
ダイ上の残りの領域よりも多い量の漏洩電流を有するで
あろうことを承知した上で構成される。こうしてこの技
法を修正することにより、または当業者に利用可能な他
の技法を使用することにより、この発明の目的のため
に、本書に提出される実施例に導かれた回路構成の範囲
内で、LVTトランジスタまたはHVTトランジスタを
選択して、異なるトランジスタのための異なるしきい電
圧を意図的に規定することにより、与えられた回路を構
成することができる。
【0014】図1及び2は、混合した電圧しきい値のト
ランジスタを使用した二つの代案の回路ファミリを図示
する。これらの代案の回路は二つの相補的なイネーブル
信号A及びA(バー)の存在に依存している。図1にお
いて供給電圧Vddは、出力ノードYへ、プルアップ回路
網101およびPチャネルHVTトランジスタ111の
直列接続を経由して接続され得る。プルアップ回路網1
01は、LVTトランジスタで全部を構成し得る。プル
アップ回路網101は一つまたはそれ以上の入力Bを含
む。入力Bのある条件によってプルアップ回路網101
が供給電圧Vddとトランジスタ111のソースの間の電
流のパスを提供する。入力Bの他の全ての条件では、こ
のパスを切断して供給電圧Vddとトランジスタ111の
ソースの間の全ての接続を妨げる。接地電圧VSSは出力
ノードYへ、NチャネルHVTトランジスタとプルダウ
ン回路網102の直列接続を介して接続される。プルダ
ウン回路網102は、LVTトランジスタで全て構成さ
れる。プルダウン回路網102は、一つまたはそれ以上
の入力Cを含む。入力Cの或る条件下ではプルダウン回
路網102はトランジスタ112のドレインと接地電圧
SSの間に電流のパスを提供する。入力Cの他の全て条
件下では、このパスは切断されて、トランジスタ112
のドレインと接地電圧VSSの間の全ての接続を妨げる。
図1の回路は、(A(バー) AND B) OR N
OT(A AND C)の論理関数を実行する。ここ
で、Bは全ての入力Bの機能(function)を表
わし、またCは全ての入力Cの機能を表わす。
【0015】図1の回路タイプは、不都合な程に大きな
漏洩電流は防止する一方で、LVTトランジスタの優れ
たスイッチング速度を採用している。トランジスタが名
目上オフである時にのみ、漏洩電流が発生することに注
意されたい。図1において、相補型のイネーブル信号A
及びA(バー)が、いつでもトランジスタ111と11
2の両方がオンまたはオフであることを補償する。もし
Aがアクティブならば、その時はHVTトランジスタ1
11とLVTトランジスタ112の両方がオンである。
この場合、出力Yはプルアップ回路110によりVdd
でプルアップされるか、またはプルダウン回路102に
よりVddまでプルダウンされる。いずれの場合も、入力
Bの変化又は入力Cの変化に対する回路の応答は、回路
全体がHVTトランジスタで構成される場合よりも速
い。
【0016】もしAがアクティブでなければ、プルアッ
プ回路網101とプルダウン回路網102の両方は、出
力Yからカットオフされる。プルアップ回路網101ま
たはプルダウン回路網102の状態に関係なく、漏洩電
流が少ない。これは、Aがアクティブでないときは、全
ての漏洩電流がカットオフHVTトランジスタを通過し
なければならないからである。HVTトランジスタは比
較的に低い漏洩電流を有し、カットオフされたときに高
いインピーダンスを示すので、漏洩電流が小さくなる。
【0017】図1の回路は、全てのHVTトランジスタ
がプルアップ回路網101とプルダウン回路網102に
使用される場合よりも、漏洩電力が大きくなる二つの場
合を示す。もしAがアクティブであり、B入力がプルダ
ウン回路網101をアクティブでなければ、漏洩電流は
プルダウン回路網101のLVTトランジスタを通じて
流れる。同様に、もしAがアクティブであって、C入力
がプルダウン回路網をアクティブでなければ、漏洩電流
はプルダウン回路網Cを通じて流れる。これらの漏洩電
流は、これらの回路がもっぱらHVTトランジスタで構
成された場合よりも大きい。これは、HVTトランジス
タ101と102を横切る電圧降下によりある程度緩和
される。HVTトランジスタの間のこのソースドレイン
降下が回路全体にわたる電位を減少させる。漏洩電流
は、ゲートソース電圧VGSとしきい電圧VT の間の差に
依存する。HVTトランジスタ111と112にわたる
ソースドレイン電圧降下が、回路内のいずれか特定のL
VTトランジスタにわたる最大ゲートソース電圧を減少
させ、こうして最大漏洩電流を減少させる。
【0018】図1が、VddからVssへの短絡電流パスの
可能性を示すことに注意されたい。もしAがアクティブ
であり、Bの入力がプルアップ回路網101を作動さ
せ、またCの入力がプルダウン回路網102を作動させ
れば、VddからVssの間に電流のパスが存在する。この
理由のために、入力BとCが制限されて、これによりプ
ルアップ回路網101とプルダウン回路網102の両方
が同時に作動できないようにしなければならない。以下
の特定の回路は、この条件を満足する例を含む。
【0019】図2は、図1の代案の構成を図示する。図
2において、供給電圧VddはPチャネルHVTトランジ
スタ113とプルアップ回路網の直列接続を通じて、出
力ノードYに接続され得る。プルアップ回路網103
は、LVTトランジスタによって全て構成され、一つま
たはそれ以上の入力Bを含む。接地電圧Vssは、プルダ
ウン回路網104とNチャネルHVTトランジスタ11
4の直列接続を通じて、出力ノードYへ接続され得る。
プルダウン回路網104は、LVTトランジスタにより
全て構成され、一つまたはそれ以上の入力Cを含む。図
2の回路はまた、論理関数(A(バー) AND B)
OR NOT(A AND C) を実行する。漏洩
電流と短絡電流に関する上の議論は、図2にも同様に適
用可能である。
【0020】図1の諸原則により構成された実際的な回
路の一例を、図3に示す。図3は、ハイブリッドVT
ライステートインバータ回路を図示する。トライステー
トインバータは、バスドライバ、ラッチ、フリップフロ
ップのための構成ブロックとして、一般に使用される。
PチャネルLVTトランジスタ201とPチャネルHV
Tトランジスタ202の直列接続が、供給電圧Vddを出
力Yへ条件付きで接続する。NチャネルHVTトランジ
スタ203とNチャネルLVTトランジスタが、出力Y
を接地電圧Vddに条件付きで接続する。HVTトランジ
スタ203のゲートは、イネーブル信号ENを受け取
る。HVTトランジスタ202のゲートは、反転イネー
ブル信号EN(バー)を受け取る。イネーブル信号EN
が非アクティブの“低”であれば、HVTトランジスタ
202と203の両方はカットオフされる。これは、出
力Yへ高いインピーダンスを提供する。あらゆる漏洩電
流パスは、カットオフHVTトランジスタ202または
203の一つを通過しなければならない。これらのトラ
ンジスタは、高いしきい電圧を有するので、それらは非
常にわずかなコンダクタンスしか有せず、あらゆる漏洩
電流は極小化される。イネーブル信号ENがアクティブ
の時は、両方のHVTトランジスタが動作している。図
3の回路は、入力信号Xを出力Yで反転させる。もし入
力Xがアクティブの“高”であれば、LVTトランジス
タ201はカットオフされ、LVTトランジスタ204
が作動する。これが出力Yに接地Vssに近い低い信号を
生成する。もし入力Xがアクティブでない“低”であれ
ば、そのときはLVTトランジスタ201が導通し、ま
たLVTトランジスタ204がカットオフされる。これ
が出力Yで供給電圧Vddに近い高い信号を生成する。注
意すべきことは、反対の導電性タイプのLVTトランジ
スタ201とLVTトランジスタ204を備えること
が、これらのトランジスタが同時に導通しないことを確
実にすることである。これはVddからVssへの短絡パス
を防止するのに必要な条件を満足する。
【0021】表1は、図3の回路の三つの変化形につい
ての回路シュミレーションの比較を示す。一番目にリス
トされた回路は、先行技術によりすべてのトランジスタ
201、202、203、204がHVTトランジスタ
であるトライステートインバータである。二番目にリス
トされた回路は、全てのトランジスタ201、202、
203、204がLVTトランジスタであるトライステ
ートインバータである。最後にリストされた回路は、図
3に図示されたもので、トランジスタ201と204が
LVTトランジスタであり、またトランジスタ202と
203がHVTトランジスタである。
【表1】
【0022】上にリストされた100分比には、100
%を基準としてセットした従来の全てのHVTトランジ
スタ回路がある。これらの回路シュミレーションは、
1.8ボルトの供給電圧Vddと、100MHzの周波数
を想定している。遅延のシュミレーションは、イネーブ
ル信号ENがアクティブの時の、入力Xの移行から対応
する出力Yまでの時間に基づく。待機電流は、イネーブ
ル信号がアクティブでなく、また入力Xにおける電圧が
0.1ボルトである時の状態についてシュミレートされ
ている。表1は、全てのLVTトランジスタ回路が最も
速いが、しかし非常に大きな待機電流を有することを示
す。図3に示すこの発明の回路は、全LVTトランジス
タ回路の速度の利点の大部分を有するが、待機電流の増
加は遙かに少ない。従来技術の全HLTトランジスタ回
路に対する図3の回路の速度の増加は、待機電流の増加
を計算に入れても、全エネルギー使用の減少を可能にし
た。
【0023】図4は、図1のモデルによって構成された
クロック付きCMOS回路を図示する。図4の場合、A
入力はCLK入力であり、A(バー)入力は反転CLK
(CLK(バー))入力である。プルアップ回路網12
1およびプルダウン回路網122は、全部LVTトラン
ジスタで構成される。前に議論したように、プルアップ
回路網121とプルダウン回路網122は、相補的でな
ければならない。こうしてプルアップ回路網121とプ
ルダウン回路網122を同時に導通させる条件の可能性
は全くなくなる。
【0024】図5は、一対のトライステートインバータ
を採用した4−1(4−to−1)マルチプレクサ回路
を図示する。図1のトライステートインバータは、図2
に図示されたモデルにより構成される。図4のマルチプ
レクサは、4つの入力信号I0、I1、I2、I3を、
それぞれの入力端子で受け取る。このマルチプレクサは
また、二つの選択信号S0およびS1を、それぞれの制
御端子で受け取る。このマルチプレクサは、前記入力信
号I0ないしI3のうちの一つを反転したものをその出
力へ、二つの選択信号S0およびS1の状態に従って供
給する。表2はこのマルチプレクサの真理値表を示す。
【表2】
【0025】このマルチプレクサは2段階で作動する。
伝送ゲート201と202は、制御入力S0によりI0
またはI1を選択する。もしS0がアクティブであれ
ば、伝送ゲート201が導通し、伝送ゲート202が遮
断され、こうして入力I0が選択される。もしS0がア
クティブでなければ、伝送ゲート201が遮断され、電
送ゲート202が導通し、こうして入力I1が選択され
る。同様に、伝送ゲート203と204が、制御入力S
1により、入力I2またはI3を選択する。もしS1が
アクティブであれば、伝送ゲート203が導通し、伝送
ゲート204が遮断されて、入力Iが選択される。もし
S1がアクティブでなければ、伝送ゲート203が遮断
され伝送ゲート204が導通して、入力I3が選択され
る。伝送ゲート202、203、204は、好ましく
は、全てHVTトランジスタにより構成される。選択の
第2段階は、2つのトライステートインバータで実現す
る。第1のトライステートインバータは、HVT Pチ
ャネルトランジスタ211、LVT Pチャネルトラン
ジスタ212、LVT Nチャネルトランジスタ21
3、HVT Nチャネルトランジスタ214からなる。
LVT Pチャネルトランジスタ212のゲートと、L
VT Nチャネルトランジスタ213のゲートは、伝送
ゲート201と202のうちの選ばれた一つから、第1
段階の出力を受け取る。もしS1がアクティブであれ
ば、HVT Pチャネルトランジスタ211とHVT
Nチャネルトランジスタ214の両方が遮断される。こ
れは、出力Yに高いインピーダンスを提供し、入力I0
とI1を出力Yから絶縁する。もしS1がアクティブで
なければ、HVT Pチャネルトランジスタ211とH
VT Nチャネルトランジスタ214の両方が、選択さ
れた入力I0またはI1を、出力Yへ導通する。第2の
トライステートインバータは、HVT Pチャネルトラ
ンジスタ222、LVT Nチャネルトランジスタ22
3、HVT Nチャネルトランジスタ244により構成
される。LVT Pチャネルトランジスタ222とLV
T Nチャネルトランジスタ223は、伝送ゲート20
3と204のうちの選択された一つから、第1段階の出
力を受け取る。もしS1がアクティブであれば、HVT
PチャネルトランジスタとHVT Nチャネルトラン
ジスタ224の両方が導通する。これは、伝送ゲート2
03と204により選択された入力の反転信号を出力Y
へ結合する。もしS1がアクティブでなければ、その場
合、トランジスタ211、212、213、214を含
む第1のトライステートインバータが、伝送ゲート20
1と202により選択された入力を出力Yへ結合する。
トランジスタ221、222、223、224を含む第
2トライステートインバータは、その高インピーダンス
状態に置かれ、入力I2とI3が出力Yから絶縁され
る。これら二つのトライステートインバータは、反対に
イネーブルされるので、これらのトライステートインバ
ータの一つが、いつも高インピーダンスの、絶縁された
状態にある。こうして、出力YにおけるワイヤードOR
には、いかなる電圧競合(contention)テン
ションも、決して存在しない。
【0026】図5は、さらにインバータ231と232
を示す。これらのインバータは、それぞれ反転した制御
信号S1(バー)とS2(バー)を示す。これらのイン
バータは、好ましくは、HVTトランジスタのみを使用
して構成される。
【0027】図5に図示されるトライステートインバー
タは、図2のモデルにより構成される。これらのトライ
ステートインバータは、LVTトランジスタとHVTト
ランジスタの直列の順序において、図3に図示されるト
ライステートインバータと異なる。図1と図2に関連し
て説明したように、これらの変化形は、等価である。
【0028】図6は、ハイブリッドしきい電圧を使用し
たクロック付きカスコード電圧切り替え論理回路を図示
する。プリチャージフェーズの間、このクロック信号
は、PチャネルHVT MOSFET301と302を
オンにする。これは、供給電圧を、真の出力Yおよび偽
の出力Y(バー)に結合する。評価フェーズの間、論理
回路網への入力Xは、真の出力Yと偽の出力Y(バー)
の一つを、NチャネルHVT MOSFET306へ条
件付きで結合する。論理回路網310は、LVTNチャ
ネルMOSFETのみを含む。真出力Yと偽出力Y(バ
ー)について、論理回路網310が反対の状態を配置す
るように、論理回路網310が構成されていることに、
注意されたい。NチャネルHVT MOSFET306
は、その導電性タイプが異なるために、PチャネルHV
T MOSFET301および302の位相からずれて
イネーブルされる。また評価フェーズの間、真の出力Y
および偽の出力Y(バー)は、クロス結合したNチャネ
ルLVT MOSFET303および304を通じてラ
ッチされる。NチャネルLVT MOSFET303と
304は、クロックされたNチャネルHVT MOSF
ET305により、評価フェーズの間にイネーブルされ
る。プリチャージフェーズ中に、NチャネルHVT M
OSFET305は、ターンオフされて、NチャネルL
VT MOSFET303と304をディスエーブルす
る。供給電圧Vddから基準電圧Vssへの全てのパスは、
HVTトランジスタを通過するので、漏洩電流が極小化
される。しかしながら、論理回路網310は、LVTト
ランジスタのみを含むので、それがHVTトランジスタ
で構成された場合よりも速く作動する。
【0029】図7は、更なる論理ファミリタイプを図示
する。第1論理回路網401は、入力信号Aと、少なく
ともさらに一つの入力信号Xを受け取る。第1論理回路
網401は、PチャネルLVTトランジスタのみにより
構成される。入力信号Aおよび少なくとも一つの入力信
号Xの状態により、第1論理回路網401が、供給電圧
ddを少なくとも一つの出力Yへ結合する。第2論理回
路網402は、NチャネルLVTトランジスタのみによ
り構成される。少なくとも一つの入力Xの状態により、
第2の論理回路網402は、少なくとも一つの出力Y
を、第3論理回路網403へ選択的に接続する。第3論
理回路網403は、NチャネルHVTトランジスタのみ
により構成される。入力Aの状態により、第3論理回路
網は、第2論理回路網を、基準電圧Vssへ選択的に接続
する。第1論理回路網と第2論理回路網は、導電性タイ
プが異なるので、入力Aに対して反対に応答する。この
ことが、VddからVssへの短絡を防止する。過剰な漏洩
電流は、第3論理回路網403内のHVTトランジスタ
により実質的に減少される。
【0030】図8、図9、図10、図11は、ハイブリ
ッドトライステートインバータ2−1(2−to−1)
マルチプレクサの代案の実施例である。図8において、
第1トライステートインバータは、PチャネルHVTト
ランジスタ511、PチャネルLVTトランジスタ51
2、NチャネルLVTトランジスタ513、Nチャネル
HVTトランジスタ514からなる。第1入力信号I0
が、Pチャネルトランジスタ512のゲートおよびNチ
ャネルトランジスタ513のゲートに供給される。Pチ
ャネルトランジスタ511のゲートは、制御信号Sの反
転信号を受け取る。同様なトライステートインバータ
は、PチャネルHVTトランジスタ521、Pチャネル
LVTトランジスタ522、NチャネルLVTトランジ
スタ523、NチャネルHVTトランジスタ524から
なる。第2入力信号I1が、Pチャネルトランジスタ5
22のゲートと、Nチャネルトランジスタのゲート52
3から供給される。Pチャネルトランジスタ521のゲ
ートは、制御信号Sを受け取る。Nチャネルトランジス
タ514のゲートは、制御信号Sの反転信号を受け取
る。これら二つのトライステートインバータの出力ノー
ドは、互いに結合されて、マルチプレクサ出力Yを形成
する。もし制御信号Sが0であれば、そのときはPチャ
ネルトランジスタ511とNチャネルトランジスタ51
4の両方がオンになる。このことが、第1入力I0を出
力Yへ結合する。同時に、Pチャネルトランジスタ52
1とNチャネルトランジスタ524の両方がオフにな
り、こうして第2入力I1を、出力Yから遮断する。こ
うして、制御信号Sの状態が、第1入力信号I0または
第2入力信号I1の選択を可能にする。
【0031】図9は、図8のマルチプレクサの代案を図
示する。図9において、各トランジスタのしきい電圧
は、図8の対応するトランジスタのしきい電圧に関し
て、反転されている。こうして、Pチャネルトランジス
タ611および621は低いしきい電圧を有し、Pチャ
ネルトランジスタ612および622は高いしきい電圧
を有し、Nチャネルトランジスタ613と623は高い
しきい電圧を有し、Nチャネルトランジスタ614と6
24は低いしきい電圧を有する。これらの代案は、制御
信号と二つの入力信号の間で希望される相対的なスイッ
チング速度に基づいて選択される。二つの入力信号に対
して最も速い速度を望むならば、図8の代案が選択され
る。図8において、これらの入力信号は、一層速く切り
替わるLVTトランジスタのゲートを駆動する。制御信
号に対して最も速い切り替え速度を希望する場合は、制
御信号がLVTトランジスタのゲートを駆動する、図9
の代案が選択される。
【0032】図10の代案のマルチプレクサは、図8の
マルチプレクサに似ているが、トランジスタの相対的な
順序が切り換えられている点が異なる。こうして、第1
入力信号I0が外側のトランジスタ711と714のゲ
ートを駆動し、また制御信号とその反転信号が内側のト
ランジスタ712と713のゲートを駆動する。同様
に、第2入力信号I1が外側のトランジスタ721と7
24のゲートを駆動し、また制御信号とその反転信号が
内側のトランジスタ722と723を駆動する。図8と
図10の代案のどちらを選択するかは、入力信号と制御
信号の予想される到着時間による。最後に到着する信号
が内側のトランジスタを駆動すれば、最良と思われる。
このように、入力信号が制御信号の後で切り替わると予
想される場合は、図8の代案が選択される。反対に、制
御信号が入力信号の後で切り替わると予想される場合
は、図10に図示された代案が選択される。
【0033】最後の代案が、図11に図示される。この
代案は、図9に似ているが、トランジスタの相対的な順
序が切り換えられている。図11においては、入力信号
が外側のトランジスタ811、814、821、824
を駆動し、制御信号が内側のトランジスタ812、81
3、822、823を駆動する。図9と図11の代案の
どちらを選択するかは、上記のように、入力信号と制御
信号の予想される到着時間に基づく。
【0034】以上の説明に関して更に以下の項を開示す
る。
【0035】(1) 金属酸化物半導体電界効果トラン
ジスタで形成される論理回路であって、第1供給電圧
と、第2供給電圧と、前記論理回路の出力を生成する出
力ノードと、前記第1供給電圧と前記出力ノードの間の
第1直列接続であり、第1しきい電圧を有するNチャネ
ルトランジスタのソース−ドレインパスで、前記Nチャ
ネルトランジスタは第1入力信号を受け取るゲートを有
するものと、前記第1しきい電圧よりも低い第2しきい
電圧を有する複数のトランジスタのみにより構成される
プルダウン回路網のプルダウン条件付き伝導パスからな
る、前記第1直流接続と、前記供給電圧と前記出力ノー
ドの間の第2直列接続であり、前記第1しきい電圧を有
するPチャネルトランジスタのソース−ドレインパス
で、前記Pチャネルトランジスタは前記第1入力信号の
反転信号を受け取るゲートを有するものと、前記第2し
きい電圧を有する複数のトランジスタのみで構成される
プルアップ回路網のプルアップ条件付き伝導パスとから
なる前記第2直流接続と、を含んでなる前記論理回路。
【0036】(2) 前記プルダウン回路網は、前記プ
ルダウン条件付き伝導パスが伝導するかまたは伝導しな
いかを決定する少なくとも一つの第2入力信号を受け取
る、第1項記載の論理回路。
【0037】(3) 前記プルアップ回路網は、前記プ
ルアップ条件付き伝導パスが伝導するかまたは伝導しな
いかを決定する少なくとも一つの第3入力信号を受け取
る、第1項記載の論理回路。
【0038】(4) 前記プルダウン回路網は、前記プ
ルダウン条件付き伝導パスが伝導するかまたは伝導しな
いかを決定する少なくとも一つの第2入力信号を受け取
り、前記プルアップ回路網は、前記プルアップ条件付き
伝導パスが伝導するかまたは伝導しないかを決定する少
なくとも一つの第3入力信号を受け取り、プルダウン条
件付き伝導パスとプルアップ条件付き伝導パスが同時に
伝導しないように前記第2入力信号と第3入力信号が選
択される、第1項記載の論理回路。
【0039】(5) 前記第1直列接続において、前記
Nチャネルトランジスタの前記ソースドレインパスは前
記出力ノードと第1中間ノードの間に接続され、また、
前記プルダウン条件付き伝導パスは前記第1中間ノード
と前記第1供給電圧の間に接続される、第1項記載の論
理回路。
【0040】(6) 前記第1直列接続において、前記
Nチャネルトランジスタの前記ソースドレインパスは前
記第1供給電圧と第1中間ノードの間に接続され、ま
た、前記プルダウン条件付き伝導パスは前記第1中間ノ
ードと前記出力ノードの間に接続される、第1項記載の
論理回路。
【0041】(7) 前記第2直列接続において、前記
Pチャネルトランジスタの前記ソースドレインパスは前
記出力ノードと第2中間ノードの間に接続され、また、
前記プルアップ条件付き伝導パスは前記第2中間ノード
と前記第2供給電圧の間に接続される、第1項記載の論
理回路。
【0042】(8) 前記第2直列接続において、前記
Pチャネルトランジスタの前記ソースドレインパスは前
記第2供給電圧と第2中間ノードの間に接続され、ま
た、前記プルアップ条件付き伝導パスは前記第2中間ノ
ードと前記出力ノードの間に接続される、第1項記載の
論理回路。
【0043】(9) 前記第1入力信号はクロック信号
からなり、前記第1入力信号の前記反転信号は反転クロ
ック信号からなる、第1項記載の論理回路。
【0044】(10) 前記論理回路はハイブリッドト
ライステートインバータからなるものであって、前記プ
ルダウン回路網は、前記少なくとも一つの第2入力信号
として一つのトライステート入力信号を受け取るゲート
を有するプルダウンNチャネルトランジスタのソースド
レインパスからなり、前記プルアップ回路網は、前記少
なくとも一つの第3入力信号として一つのトライステー
ト入力信号を受け取るゲートを有するプルダウンPチャ
ネルトランジスタのソースドレインパスからなり、前記
第1入力信号は、前記トライステート信号の反転信号が
前記出力ノードへ供給されるか、または前記出力ノード
が前記第1および第2供給電圧から遮断されるか、を制
御する一つのイネーブル信号からなり、前記第1入力信
号の前記反転信号は、前記イネーブル信号の前記反転信
号からなる、前記第1項記載の論理回路。
【0045】(11) 前記第1直列接続では、前記N
チャネルトランジスタの前記ソースドレインパスが、前
記出力ノードと第1中間ノードの間に接続され、前記プ
ルダウンNチャネルトランジスタの前記ソースドレイン
パスが、前記第1中間ノードと前記第1供給電圧の間に
接続され、前記第2直列接続では、前記Pチャネルトラ
ンジスタの前記ソースドレインパスが、前記出力ノード
と第2中間ノードの間に接続され、前記プルアップPチ
ャネルトランジスタの前記ソースドレインパスが、前記
第2中間ノードと前記第2供給電圧の間に接続されてい
る、前記第10項記載の論理回路。
【0046】(12) 前記第1直列接続では、前記N
チャネルトランジスタの前記ソースドレインパスが、前
記第1供給電圧と第1中間ノードの間に接続され、前記
プルダウンNチャネルトランジスタの前記ソースドレイ
ンパスが、前記第1中間ノードと前記出力ノードの間に
接続され、前記第2直列接続では、前記Pチャネルトラ
ンジスタの前記ソースドレインパスが、前記第2供給電
圧と第2中間ノードの間に接続され、前記プルアップP
チャネルトランジスタの前記ソースドレインパスが、前
記第2中間ノードと前記出力ノードの間に接続されてい
る、前記第10項記載の論理回路。
【0047】(13) 前記プルダウン回路網は、Nチ
ャネルトランジスタのみにより構成される第1項記載の
論理回路。
【0048】(14) 前記プルアップ回路網は、Pチ
ャネルトランジスタのみにより構成される第1項記載の
論理回路。
【0049】(15) 金属酸化物半導体電界効果トラ
ンジスタで形成されるハイブリッド電圧しきい値マルチ
プレクサ回路であって、それぞれ第1、第2、第3、第
4の入力信号を受け取る第1、第2、第3、第4の入力
ノードと、それぞれ第1、第2の制御信号を受け取る第
1、第2の制御信号入力ノードと、前記第1入力ノード
に結合された一つの入力、一つの出力および第1フェー
ズで前記第1制御入力を受け取る一対の制御入力を有す
る第1伝送ゲートと、前記第2入力ノードに結合された
一つの入力、一つの出力および第1フェーズに反対の第
2フェーズで前記第1制御入力を受け取る一対の制御入
力を有する第2伝送ゲートと、前記第3入力ノードに結
合された一つの入力、一つの出力および前記第1フェー
ズで前記第1制御入力を受け取る一対の制御入力を有す
る第3伝送ゲートと、前記第4入力ノードに結合された
一つの入力、一つの出力および前記第2フェーズで前記
第1制御入力を受け取る一対の制御入力を有する第4伝
送ゲートと、第1のトライステートインバータであっ
て、前記第2制御信号と第1しきい電圧を受け取るゲー
トを有する第1Pチャネルトランジスタのソースドレイ
ンパスの第1供給電圧および出力ノードと、前記第1伝
送ゲートと前記第2伝送ゲートの前記出力および前記第
1しきい電圧よりも低い第2しきい電圧に結合されたゲ
ートを有する第2Pチャネルトランジスタのソースドレ
インパスの間の第1の直列接続と、前記第2制御信号の
反転信号と前記第1しきい電圧を受け取るゲートを有す
る第1Nチャネルトランジスタのソースドレインパスの
第2供給電圧および前記出力ノードと、前記第1伝送ゲ
ートと前記第2伝送ゲートの出力および前記第2しきい
電圧の前記出力に接続されたゲートを有する第2Nチャ
ネルトランジスタのソースドレインパスの間の第2の直
列接続と、前記第2制御信号の前記反転信号と前記第1
しきい電圧を受け取るゲートを有する第3Pチャネルト
ランジスタのソースドレインパスの前記第1供給電圧お
よび前記出力ノードと、前記第3伝送ゲートと前記第4
伝送ゲートの出力および前記第2しきい電圧の前記出力
に接続されたゲートを有する第4Pチャネルトランジス
タのソースドレインパスの間の第3の直列接続と、前記
第2制御信号の前記反転記号と前記第1しきい電圧を受
け取るゲートを有する第3Nチャネルトランジスタのソ
ースドレインパスの前記第2供給電圧および前記出力ノ
ードと、前記第3伝送ゲートと前記第4伝送ゲートの出
力および前記第2しきい電圧の前記出力に接続されたゲ
ートを有する第4Nチャネルトランジスタのソースドレ
インパスの間の第4の直列接続とを含んでなる、前記第
1のトライステートインバータを、含んでなる前記ハイ
ブリッド電圧しきい値マルチプレクサ回路。
【0050】(16) 前記第1Pチャネルトランジス
タのソースドレインパスは、前記第1供給電圧と第1中
間ノードの間に接続され、前記第2Pチャネルトランジ
スタの前記ソースドレインパスは、前記第1中間ノード
と前記出力ノードの間に接続される前記第1直列接続
と、前記第1Nチャネルトランジスタのソースドレイン
パスは、前記第2供給電圧と第2中間ノードの間に接続
され、前記第2Nチャネルトランジスタの前記ソースド
レインパスは、前記第2中間ノードと前記出力ノードの
間に接続される前記第2直列接続と、前記第3Pチャネ
ルトランジスタのソースドレインパスは、前記第1供給
電圧と第3中間ノードの間に接続され、前記第4Pチャ
ネルトランジスタの前記ソースドレインパスは、前記第
3中間ノードと前記出力ノードの間に接続される前記第
3直列接続と、前記第3Nチャネルトランジスタのソー
スドレインパスは、前記第2供給電圧と第4中間ノード
の間に接続され、前記第4Nチャネルトランジスタの前
記ソースドレインパスは、前記第4中間ノードと前記出
力ノードの間に接続される前記第4直列接続とがある、
第15項記載のハイブリッド電圧しきい値マルチプレク
サ回路。
【0051】(17) 前記第1Pチャネルトランジス
タのソースドレインパスは、前記出力ノードと第2中間
ノードの間に接続され、前記第2Pチャネルトランジス
タの前記ソースドレインパスは、前記第2中間ノードと
前記第1供給電圧の間に接続される前記第1直列接続
と、前記第1Nチャネルトランジスタのソースドレイン
パスは、前記出力ノードと第2中間ノードの間に接続さ
れ、前記第2Nチャネルトランジスタの前記ソースドレ
インパスは、前記第2中間ノードと前記第2供給電圧の
間に接続される前記第2直列接続と、前記第3Pチャネ
ルトランジスタのソースドレインパスは、前記出力ノー
ドと第3中間ノードの間に接続され、前記第4Pチャネ
ルトランジスタの前記ソースドレインパスは、前記第3
中間ノードと前記第1供給電圧の間に接続される前記第
3直列接続と、前記第3Nチャネルトランジスタのソー
スドレインパスは、前記出力ノードと第4中間ノードの
間に接続され、前記第4Nチャネルトランジスタの前記
ソースドレインパスは、前記第4中間ノードと前記第1
供給電圧の間に接続される前記第4直列接続とがある、
第15項記載のハイブリッド電圧しきい値マルチプレク
サ回路。
【0052】(18) 金属酸化物半導体電界効果トラ
ンジスタで形成されるラッチング論理回路であって、第
1供給電圧と第1出力ノードの間に結合されたソースド
レインパスを有し、クロック信号と第1しきい電圧を受
け取るゲートを有する第1PチャネルMOSFETと、
前記第1供給電圧と第2出力ノードの間に結合されたソ
ースドレインパスを有し、クロック信号と第1しきい電
圧を受け取るゲートを有する第2PチャネルMOSFE
Tと、前記第1出力ノード、前記第2出力ノードおよび
回路網出力ノードに結合された第1回路網入力ノードを
有する論理回路網であって、前記論理回路網は少なくと
も一つの入力信号を受け取り、また、前記第1回路網入
力ノードの一つと前記第2回路網入力ノードの唯一つの
みを、前記少なくとも一つの入力信号の論理状態によ
り、前記回路網出力ノードに結合し、前記論理回路網
は、前記第1しきい電圧よりも低い第2しきい電圧を有
するNチャネルMOSFETのみにより構成される、前
記論理回路網と、前記回路網出力ノードと第2供給電圧
の間に接続されたソースドレインパスを有する第1Nチ
ャネルMOSFETであって、前記クロック信号と前記
第1しきい電圧を受け取るゲートを有する前記第1Nチ
ャネルMOSFETと、前記第1出力ノードと中間ノー
ドの間に接続されたソースドレインパスを有する第2N
チャネルMOSFETであって、前記第2出力ノードと
前記第2しきい電圧に接続されたゲートを有する前記第
1NチャネルMOSFETと、前記中間ノードと前記第
2供給電圧の間に接続されたソースドレインパスを有す
る第4NチャネルMOSFETであって、前記クロック
信号と前記第1しきい9電圧を受け取るゲートを有する
前記第4NチャネルMOSFETと、を含んでなる前記
ラッチング論理回路。
【0053】(19) 金属酸化物半導体電界効果トラ
ンジスタで形成される論理回路であって、第1供給電圧
と出力ノードの間に接続され、また第1入力信号と少な
くとも一つの第2入力信号を受け取る第1論理回路網
で、前記第1入力信号の状態と少なくとも一つの第2入
力信号により、前記第1供給電圧と前記出力ノードを選
択的に接続する前記第1論理回路網であり、第1しきい
電圧を有するPチャネルMOSFETのみにより構成さ
れる前記第1論理回路網と、前記出力ノードと中間ノー
ドの間に接続され、また少なくとも一つの第2入力信号
を受け取る第1論理回路網で、前記少なくとも一つの第
2入力信号の前記状態により、前記出力ノードと前記中
間ノードを選択的に接続する前記第2論理回路網であ
り、第1しきい電圧を有するNチャネルMOSFETの
みにより構成される前記第2論理回路網と、前記中間ノ
ードと前記中間ノードの間に接続され、また前記第1入
力信号を受け取る第3論理回路網で、前記第1入力信号
の前記状態により、前記中間ノードと前記第2供給電圧
を選択的に接続する前記第3論理回路網であり、第1し
きい電圧よりも高い第2しきい電圧を有するNチャネル
MOSFETのみにより構成される前記第3論理回路網
と、を含んでなる前記論理回路。
【0054】(20) 金属酸化物半導体電界効果トラ
ンジスタで形成されるハイブリッド電圧しきい値マルチ
プレクサであって、それぞれ第1入力信号と第2入力信
号を受け取る第1入力ノードおよび第2入力ノードと、
一つの制御信号を受け取る制御信号入力ノードと、第1
トライステートインバータであって、第1供給電圧およ
び前記制御信号の反転信号と第1しきい電圧を受け取る
ゲートを有する第1Pチャネルトランジスタのソースド
レインパスの出力ノードと、前記第1入力ノードおよび
前記第1しきい電圧よりも低い第2しきい電圧に接続さ
れたゲートを有する第2Pチャネルトランジスタのソー
スドレインパスとの間の第1直列接続と、第2供給電圧
および前記制御信号と第1しきい電圧を受け取るゲート
を有する第1Nチャネルトランジスタのソースドレイン
パスの前記出力ノードと、前記第2入力ノードおよび前
記第2しきい電圧に接続されたゲートを有する第2Nチ
ャネルトランジスタのソースドレインパスとの間の第2
直列接続と、を含んでなる前記第1トライステートイン
バータと、第2トライステートインバータであって、前
記第1供給電圧および前記制御信号と前記第1しきい電
圧を受け取るゲートを有する第3Pチャネルトランジス
タのソースドレインパスの前記出力ノードと、前記第2
入力ノードおよび前記第2しきい電圧に接続されたゲー
トを有する第4Pチャネルトランジスタのソースドレイ
ンパスとの間の第3直列接続と、前記第2供給電圧およ
び前記制御信号の反転信号と第1しきい電圧を受け取る
ゲートを有する第3Nチャネルトランジスタのソースド
レインパスの前記出力ノードと、前記第2入力ノードお
よび前記第2しきい電圧に接続されたゲートを有する第
4Nチャネルトランジスタのソースドレインパスとの間
の第4直列接続と、を含んでなる前記第2トライステー
トインバータと、を含んでなる、前記ハイブリッド電圧
しきい値マルチプレクサ。
【0055】(21) 前記第1Pチャネルの前記ソー
スドレインパスが、前記第1供給電圧と第1中間ノード
の間に接続され、前記第2Pチャネルトランジスタの前
記ソースドレインパスが、前記第1中間ノードと出力ノ
ードの間に接続された前記第1直列接続と、前記第1N
チャネルの前記ソースドレインパスが、前記第2供給電
圧と第2中間ノードの間に接続され、前記第2Nチャネ
ルトランジスタの前記ソースドレインパスが、前記第2
中間ノードと出力ノードの間に接続された前記第2直列
接続と、前記第3Pチャネルの前記ソースドレインパス
が、前記第1供給電圧と第3中間ノードの間に接続さ
れ、前記第4Pチャネルトランジスタの前記ソースドレ
インパスが、前記第3中間ノードと出力ノードの間に接
続された前記第3直列接続と、前記第3Nチャネルの前
記ソースドレインパスが、前記第2供給電圧と第4中間
ノードの間に接続され、前記第4Nチャネルトランジス
タの前記ソースドレインパスが、前記第4中間ノードと
出力ノードの間に接続された前記第4直列接続と、がそ
の中にある第20項記載のハイブリッド電圧しきい値マ
ルチプレクサ。
【0056】(22) 前記第1Pチャネルの前記ソー
スドレインパスが、前記出力ノードと第1中間ノードの
間に接続され、前記第2Pチャネルトランジスタの前記
ソースドレインパスが、前記第1中間ノードと前記第1
供給電圧の間に接続された前記第1直列接続と、前記第
1Nチャネルの前記ソースドレインパスが、前記出力ノ
ードと第2中間ノードの間に接続され、前記第2Nチャ
ネルトランジスタの前記ソースドレインパスが、前記第
2中間ノードと前記第2供給電圧の間に接続された前記
第2直列接続と、前記第3Pチャネルの前記ソースドレ
インパスが、前記出力ノードと第3中間ノードの間に接
続され、前記第4Pチャネルトランジスタの前記ソース
ドレインパスが、前記第3中間ノードと第1供給電圧の
間に接続された前記第3直列接続と、前記第3Nチャネ
ルの前記ソースドレインパスが、前記出力ノードと第4
中間ノードの間に接続され、前記第4Nチャネルトラン
ジスタの前記ソースドレインパスが、前記第4中間ノー
ドと第1供給電圧の間に接続された前記第4直列接続
と、がその中にある第20項記載のハイブリッド電圧し
きい値マルチプレクサ。
【0057】(23) 金属酸化物半導体電界効果トラ
ンジスタで形成されるハイブリッド電圧しきい値マルチ
プレクサであって、それぞれ第1入力信号と第2入力信
号を受け取る第1入力ノードおよび第2入力ノードと、
一つの制御信号を受け取る制御信号入力ノードと、第1
トライステートインバータであって、第1供給電圧およ
び前記制御信号の反転信号と第1しきい電圧を受け取る
ゲートを有する第1Pチャネルトランジスタのソースド
レインパスの出力ノードと、前記第1入力ノードおよび
前記第1しきい電圧よりも高い第2しきい電圧に接続さ
れたゲートを有する第2Pチャネルトランジスタのソー
スドレインパスとの間の第1直列接続と、第2供給電圧
および前記制御信号と第1しきい電圧を受け取るゲート
を有する第1Nチャネルトランジスタのソースドレイン
パスの前記出力ノードと、前記第2入力ノードおよび前
記第2しきい電圧に接続されたゲートを有する第2Nチ
ャネルトランジスタのソースドレインパスとの間の第2
直列接続と、を含んでなる前記第1トライステートイン
バータと、第2トライステートインバータであって、前
記第1供給電圧および前記制御信号と前記第1しきい電
圧を受け取るゲートを有する第3Pチャネルトランジス
タのソースドレインパスの前記出力ノードと、前記第2
入力ノードおよび前記第2しきい電圧に接続されたゲー
トを有する第4Pチャネルトランジスタのソースドレイ
ンパスとの間の第3直列接続と、前記第2供給電圧およ
び前記制御信号の反転信号と第1しきい電圧を受け取る
ゲートを有する第3Nチャネルトランジスタのソースド
レインパスの前記出力ノードと、前記第2入力ノードお
よび前記第2しきい電圧に接続されたゲートを有する第
4Nチャネルトランジスタのソースドレインパスとの間
の第4直列接続と、を含んでなる前記第2トライステー
トインバータと、を含んでなる、前記ハイブリッド電圧
しきい値マルチプレクサ。
【0058】(24) 前記第1Pチャネルの前記ソー
スドレインパスが、前記第1供給電圧と第1中間ノード
の間に接続され、前記第2Pチャネルトランジスタの前
記ソースドレインパスが、前記第1中間ノードと出力ノ
ードの間に接続された前記第1直列接続と、前記第1N
チャネルの前記ソースドレインパスが、前記第2供給電
圧と第2中間ノードの間に接続され、前記第2Nチャネ
ルトランジスタの前記ソースドレインパスが、前記第2
中間ノードと出力ノードの間に接続された前記第2直列
接続と、前記第3Pチャネルの前記ソースドレインパス
が、前記第1供給電圧と第3中間ノードの間に接続さ
れ、前記第4Pチャネルトランジスタの前記ソースドレ
インパスが、前記第3中間ノードと出力ノードの間に接
続された前記第3直列接続と、前記第3Nチャネルの前
記ソースドレインパスが、前記第2供給電圧と第4中間
ノードの間に接続され、前記第4Nチャネルトランジス
タの前記ソースドレインパスが、前記第4中間ノードと
出力ノードの間に接続された前記第4直列接続と、がそ
の中にある第23項記載のハイブリッド電圧しきい値マ
ルチプレクサ。
【0059】(25) 前記第1Pチャネルの前記ソー
スドレインパスが、前記出力ノードと第1中間ノードの
間に接続され、前記第2Pチャネルトランジスタの前記
ソースドレインパスが、前記第1中間ノードと前記第1
供給電圧の間に接続された前記第1直列接続と、前記第
1Nチャネルの前記ソースドレインパスが、前記出力ノ
ードと第2中間ノードの間に接続され、前記第2Nチャ
ネルトランジスタの前記ソースドレインパスが、前記第
2中間ノードと前記第2供給電圧の間に接続された前記
第2直列接続と、前記第3Pチャネルの前記ソースドレ
インパスが、前記出力ノードと第3中間ノードの間に接
続され、前記第4Pチャネルトランジスタの前記ソース
ドレインパスが、前記第3中間ノードと第1供給電圧の
間に接続された前記第3直列接続と、前記第3Nチャネ
ルの前記ソースドレインパスが、前記出力ノードと第4
中間ノードの間に接続され、前記第4Nチャネルトラン
ジスタの前記ソースドレインパスが、前記第4中間ノー
ドと第1供給電圧の間に接続された前記第4直列接続
と、がその中にある第23項記載のハイブリッド電圧し
きい値マルチプレクサ。
【0060】(26) この発明は、異なるしきい電圧
を有する金属半導体電界効果トランジスタで形成された
論理回路を要件とする。一つの実施例において、この論
理回路は、第1直列接続(101、111)および第2
直列接続(102、112)を含む。第1供給電圧と出
力ノードの間の第1直列接続は、高いしきい電圧を有す
るNチャネルトランジスタ(111)のソースドレイン
パスと、低いしきい電圧を有するトランジスタのみによ
り構成されるプルダウン回路網(101)のプルダウン
条件付き伝導パスのみにより構成される。前記供給電圧
と前記出力ノードの間の第2直列接続は、高いしきい電
圧を有するPチャネルトランジスタ(112)のソース
ドレインパスと、低いしきい電圧を有するトランジスタ
のみで構成されるプルアップ回路網(102)のプルア
ップ条件付き伝導パスからなる。これら二つの高いしき
い電圧のMOSFETは、それらのそれぞれのゲートに
おいて、反転信号(A、A(バー))を受け取ることに
より、両方が導通か、または両方がオフになる。これら
のプルダウン回路網とプルアップ回路網は、それらが伝
導するか否かを制御する入力信号(B、C)を、それぞ
れ受け取る。これらの入力信号は、プルダウン回路網と
プルアップ回路網が同時に伝導しないように、好ましく
選択される。各直列接続の二つの部分は、どちらの順序
でもあり得る。第1入力信号は、好ましくは、クロック
信号である。プルダウン回路網(102)は、好ましく
はNチャネルトランジスタのみにより構成される。プル
アップ回路網(101)は、好ましくはPチャネルトラ
ンジスタのみにより構成される。
【0061】
【関連出願の相互参照】この出願は、参照によってここ
に組込まれる以下の特許出願に関係している。
【0062】米国特許出願番号08/687,800、
名称「異なるしきい電圧を有するトランジスタを使用す
るダイナミック論理回路」、発明者パトリック・W.ボ
スハート、1996年7月19日出願。
【0063】米国特許出願番号08/683,996、
名称「低いしきい電圧を有するカスコードトランジスタ
を使用するダイナミック論理回路」、発明者パトリック
・W.ボスハート、1996年7月19日出願。
【0064】米国特許出願番号08/684,369、
名称「ダイナミック論理ゲートのための電力削減回路と
システム」、発明者パトリック・W.ボスハート、19
96年7月19日出願。
【図面の簡単な説明】
この発明のこれらおよび他の面は、以下の図面に図示さ
れている。
【図1】この発明による二つの異なるしきい電圧のトラ
ンジスタを有する論理回路の構成を、部分ブロック図と
部分略図で示す。
【図2】図1に示したものに代わる構成を有する論理回
路を、部分ブロック図と部分略図で示す。
【図3】ハイブリッドしきい電圧トライステートインバ
ータを図示する。
【図4】図1のモデルにより構成されたクロック付きC
MOS回路を図示する。
【図5】一対のハイブリッドしきい電圧トライステート
インバータを使用した4対1マルチプレクサを図示す
る。
【図6】ハイブリッドしきい電圧素子を使用したカスコ
ード電圧切り替え論理回路を図示する。
【図7】ハイブリッド電圧しきい値素子を使用した静的
比率論理回路を図示する。
【図8】トライステートインバータを使用したハイブレ
ッドしきい電圧2対1マルチプレクサの第1実施例を図
示する。
【図9】トライステートインバータを使用したハイブレ
ッドしきい電圧2対1マルチプレクサの第2実施例を図
示する。
【図10】トライステートインバータを使用したハイブ
レッドしきい電圧2対1マルチプレクサの第3実施例を
図示する。
【図11】トライステートインバータを使用したハイブ
レッドしきい電圧2対1マルチプレクサの第4実施例を
図示する。
【符号の説明】
101 プルダウン回路網 102 プルアップ回路網 101、111 第1直列接続 102、112 第2直列接続 111 Nチャネルトランジスタ 112 Pチャネルトランジスタ A、A(バー) 反転信号 B、C 入力信号

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属酸化物半導体電界効果トランジスタ
    で形成される論理回路であって、 第1供給電圧と、 第2供給電圧と、 前記論理回路の出力を生成する出力ノードと、 前記第1供給電圧と前記出力ノードの間の第1直列接続
    であり、 第1しきい電圧を有するNチャネルトランジスタのソー
    ス−ドレインパスで、前記Nチャネルトランジスタは第
    1入力信号を受け取るゲートを有するものと、 前記第1しきい電圧よりも低い第2しきい電圧を有する
    複数のトランジスタのみにより構成されるプルダウン回
    路網のプルダウン条件付き伝導パスからなる、前記第1
    直流接続と、 前記供給電圧と前記出力ノードの間の第2直列接続であ
    り、 前記第1しきい電圧を有するPチャネルトランジスタの
    ソース−ドレインパスで、前記Pチャネルトランジスタ
    は前記第1入力信号の反転信号を受け取るゲートを有す
    るものと、 前記第2しきい電圧を有する複数のトランジスタのみで
    構成されるプルアップ回路網のプルアップ条件付き伝導
    パスとからなる前記第2直流接続と、を含んでなる前記
    論理回路。
JP10084477A 1997-03-31 1998-03-30 異なるしきい電圧のmosfetで形成した論理回路 Pending JPH10303736A (ja)

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