JPH07249067A - 論理合成方法及び半導体集積回路 - Google Patents

論理合成方法及び半導体集積回路

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JPH07249067A
JPH07249067A JP7006154A JP615495A JPH07249067A JP H07249067 A JPH07249067 A JP H07249067A JP 7006154 A JP7006154 A JP 7006154A JP 615495 A JP615495 A JP 615495A JP H07249067 A JPH07249067 A JP H07249067A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数のレジスタとそのレジスタ間に位置する
複数の組合せ回路とから成る半導体集積回路のトップダ
ウン設計において、前記半導体集積回路をレジスタトラ
ンスファーレベルから論理合成する場合に、クリティカ
ルパスの最大信号伝搬遅延時間を増大させることなく、
低消費電力な半導体集積回路を得る。 【構成】 クリティカルパスを持つ組合せ回路を高電圧
源を電圧源として駆動すると共に、クリティカルパスを
持たない他の組合せ回路を低電圧源を電圧源として駆動
し、前記クリティカルパスを持つ組合せ回路の前段に位
置するレジスタに、低電圧の信号を高電圧の信号に変換
するレベル変換回路を設ける。従って、クリティカルパ
スのみを高電圧源で駆動する場合に比して、レベル変換
回路を要する位置の判断が容易で且つ必要とするレベル
変換回路の個数が少なくて済み、簡易に設計できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レジスタトランスファ
ーレベルから半導体集積回路を生成するための論理合成
方法の改良、特に、低消費電力な半導体集積回路を生成
する論理合成方法に関すると共に、そのようにして得ら
れる低消費電力な半導体集積回路に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、半導体集積回路の設計において
は、開発対象の半導体集積回路をレジスタトランスファ
ーレベル(以下、RTLと記す)の機能記述により表現
し、このRTL記述を用いて論理合成することにより、
開発対象の半導体集積回路を生成するトップダウン設計
が採用されている。
【0003】図24は従来のRTL記述、図25は前記
RTL記述を用いて論理合成により生成された論理回路
(半導体集積回路)を示す。
【0004】図24のRTL記述は、複数のレジスタ間
のデータ転送を機能レベルで明確に規定した記述であ
る。同図のRTL記述において、r1,r2,r3,r4 はレジス
タ、func1,func2,func3,func4 は前記レジスタ間の組合
せ回路の機能の記述、assign文とalways文は各レジスタ
と各組合せ回路との接続関係を記述したものである。
【0005】図24のRTL記述から論理を合成する場
合、面積又は速度の制約条件を与えることにより、面積
と速度のトレードオフの曲線上で回路が決定する。
【0006】前記RTL記述から生成された図25に示
す論理回路において、101 ,103 ,105,及び107 は前記
RTL記述に明示されたレジスタr1,r2,r3,r4 が論理合
成によりマッピングされたフリップフロップ回路であっ
て、前記図24のRTL記述に明示されたレジスタr1,r
2,r3,r4 に直接対応する。108 はクロックバッファ、10
0 ,102 ,104 及び106 は図24のRTL記述のfunc1,
func2,func3,func4 に対応する組合せ回路である。前記
組合せ回路100 ,102 ,104 及び106 は、図24のRT
Lの機能記述から面積と速度とのトレードオフの曲線上
の1つの回路としてマッピングされたものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、半導体集積
回路の消費電力Pは、動作周波数をf、負荷容量をC、
電圧をVとすると[式1]の通り、 [式1]P=f x C x V2 で示される。従って、半導体集積回路の消費電力を低減
するには、動作周波数の低下、負荷容量の低下、又は電
源電圧の低下の3方法があり、電源電圧の低下による場
合の低減効果が最も大きい。
【0008】しかしながら、電源電圧を低く設定する
と、論理回路を構成する多数のパスの中で最大遅延時間
を持つクリティカルパスの遅延時間も増大する。
【0009】そこで、例えば特開平5−299624号
公報に開示される技術、即ち、多数の論理ゲートのうち
低速動作で足りる論理ゲートを低電圧源により駆動し、
他の高速動作が必要な論理ゲートを高電圧源により駆動
する技術を利用して、前記クリティカルパスを構成する
論理ゲートのみを高電圧源で駆動し、他の論理ゲートを
低電圧源で駆動し、これによりクリティカルパスの最大
遅延時間の増大を招かずに半導体集積回路全体の消費電
流を低電圧電源の使用により低減して、低消費電力化を
図ることが考えられる。しかし、この考えでは、次の欠
点が生じる。
【0010】前記欠点の詳細は次の通りである。前記の
ように低電圧源で駆動される低速動作型の論理ゲートか
ら、高電圧源で駆動される高速動作型の論理ゲートにデ
ータを伝達する場合には、例えば特開平5−67963
号公報に開示されるように、その2つの論理ゲートの間
に、低電圧源で駆動される論理ゲートの出力レベルを高
く変換するレベル変換回路を配置する必要がある。しか
し、前記図25に示す各々の組合せ回路は、例えば図2
6又は図27に示すような多数の論理ゲートにより構成
される回路であるため、この各図の組合せ回路において
クリティカルパスが図中太線で示すパスであると仮定す
ると、このクリティカルパスを高電圧源で駆動するには
各図中記号〇で示す複数の位置(この位置の数は図26
では8箇所、図27では12箇所である)にレベル変換
回路を要すると判断し且つ配置する必要がある。集積度
の高い半導体集積回路では、組合せ回路の数は極めて多
数であると共に各組合せ回路を構成する論理ゲートの数
も極めて多い。従って、このような集積度の高い半導体
集積回路では、クリティカルパスを持つ1つの組合せ回
路においてレベル変換回路を要する位置の数は多数とな
り、またクリティカルパスを持つ組合せ回路の数も多い
ため、半導体集積回路の全体でレベル変換回路を要する
位置の数は膨大な数となる。その結果、集積度の高い半
導体集積回路の設計では、極く一部に限定した組合せ回
路で前記のようにレベル変換回路を要する位置を判断し
且つ配置することは可能であるが、半導体集積回路の全
体では前記レベル変換回路の配置位置の判断が繁雑で煩
わしく、また長時間を要し、設計が困難になる欠点があ
る。
【0011】本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、RTL記述から半導体集積回路を生
成する論理合成方法において、開発の対象とする半導体
集積回路の各組合せ回路のクリティカルパスの遅延時間
の増大を招かずに、低消費電力な半導体集積回路を簡易
に生成できる論理合成方法、及びそのようなクリティカ
ルパスの遅延時間の増大が無く且つ低消費電力な半導体
集積回路を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明では、次の点に着目した。即ち、第1に、半
導体集積回路は、前記図25に示す通り、多数のレジス
タと、その各レジスタ間に位置する多数の組合せ回路と
から成るので、レジスタにレベル変換回路を配置すれ
ば、複数の組合せ回路には各所,即ちクリティカルパス
を高電源で駆動する場合にレベル変換回路を要する複数
の位置に、各々レベル変換回路を配置する必要が無く、
レベル変換回路の配置位置数が少なく低減できること、
第2に、前記の通りレジスタにレベル変換回路を配置す
れば、このレベル変換回路からデータが伝達される組合
せ回路では、その組合せ回路の全体を高電源で駆動する
必要が生じるものの、半導体集積回路では、クリティカ
ルパスに存在する論理ゲートの数は、集積回路全体を構
成する論理ゲートの数の約5%程度である統計からする
と、クリティカルパスを持つ組合せ回路の組合せ回路全
体に対する割合は少なく、従ってクリティカルパスを持
つ組合せ回路全体を高電源で駆動してもさほど消費電力
の増大を招かないことに着目した。
【0013】即ち、請求項1記載の発明の論理合成方法
は、複数のレジスタと前記複数のレジスタの間に位置す
る複数の組合せ回路とから成る半導体集積回路を論理セ
ルの接続情報に基いて合成する論理合成方法であって、
前記何れかの組合せ回路の信号伝搬遅延時間が設計上の
遅延上限値以下の場合にはこの組合せ回路を低電圧源を
電圧源とする第1の組合せ回路に合成すると共に、前記
何れかの組合せ回路の信号伝搬遅延時間が設計上の遅延
上限値を越える場合にはこの組合せ回路を高電圧源を電
圧源とする第2の組合せ回路に合成する第1の工程と、
前記合成された何れかの第1の組合せ回路の出力が前記
合成された第2の組合せ回路に入力された形の混在の有
無を判断し、その混在が有る場合にはその第1の組合せ
回路を第2の組合せ回路に再合成する第2の工程と、前
記各レジスタが前記合成又は再合成された第2の組合せ
回路に信号を出力するレジスタか否かを判断し、何れか
のレジスタがそのレジスタである場合にはこのレジスタ
を高電圧源を電圧源とするレジスタに合成し、そのレジ
スタでない場合にはこのレジスタを低電圧源を電圧源と
するレジスタに合成する第3の工程とを有することを特
徴とする また、請求項2記載の発明は、前記請求項1記載の論理
合成方法において、第1の工程は、最初に、第1の組合
せ回路及び低電圧源により駆動されるレジスタを用いて
前記低電圧源により駆動されるレジスタ及び前記第1の
組合せ回路を合せた信号伝搬遅延時間を見積り、次い
で、前記見積り結果が設計上の遅延上限値以下となる第
1の組合せ回路が有る場合にはその第1の組合せ回路を
第1の組合せ回路に合成し、前記見積り結果が設計上の
遅延上限値を越える第1の組合せ回路が有る場合にはそ
の第1の組合せ回路を第2の組合せ回路に合成する工程
であることを特徴とする。
【0014】更に、請求項3記載の発明では、請求項1
記載の論理合成方法において、第1の工程は、最初に、
全ての組合せ回路を第1の組合せ回路を用いて合成し、
次いで、前記組合せ回路の信号伝搬遅延時間が設計上の
遅延上限値を越えるか否かを判定し、設計上の遅延上限
値を越える第1の組合せ回路が有る場合にはその第1の
組合せ回路を第2の組合せ回路に再合成する工程である
ことを特徴とする。
【0015】加えて、請求項4記載の発明では、前記請
求項1記載の論理合成方法において、第2の工程は、第
1の組合せ回路を第2の組合せ回路に再合成した結果、
新たに、何れかの第1の組合せ回路の出力が前記合成さ
れた第2の組合せ回路に入力された形の混在が生じたか
否かを判断し、その混在が生じた場合にはその第1の組
合せ回路を第2の組合せ回路に再合成することを繰返す
工程を有することを特徴とする。
【0016】更に加えて、請求項5記載の発明では、前
記請求項1記載の論理合成方法において、複数のレジス
タ及びその各レジスタ間に位置する複数の組合せ回路を
記述したレジスタトランスファーレベルの設計データを
入力し、第1の工程における論理セルの接続情報は、前
記入力したレジスタトランスファーレベルの設計データ
から生成されることを特徴とする。
【0017】また、請求項6記載の発明では、前記請求
項1記載の論理合成方法において、論理セルの接続情報
を記載したネットリストを入力し、第1の工程における
論理セルの接続情報は、前記入力したネットリストに記
載された論理セルの接続情報から生成されることを特徴
とする。
【0018】更に、請求項7記載の発明では、前記請求
項1記載の論理合成方法において、論理セルの接続情報
を表したスケマティックを入力し、第1の工程における
論理セルの接続情報は、前記入力したスケマティックに
表された論理セルの接続情報から生成されることを特徴
とする。
【0019】加えて、請求項8記載の発明では、前記請
求項5、請求項6又は請求項7記載の論理合成方法にお
いて、入力されたレジスタトランスファレベル、入力さ
れたネットリスト、又は入力されたスケマティックに基
づく論理セルの接続情報を最適化し、前記最適化された
論理セルの接続情報を、第1の工程における論理セルの
接続情報として用いることを特徴とする。
【0020】更に加えて、請求項9記載の発明では、前
記請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4記載の論
理合成方法において、第3の工程の後、各レジスタのタ
イミングを検証する工程を有することを特徴とする。
【0021】また、請求項10記載の半導体集積回路
は、複数のレジスタ及び前記各レジスタの間に位置する
複数の組合せ回路を有する半導体集積回路であって、前
記複数の組合せ回路のうち一部の組合せ回路は、低電圧
源を電圧源とする第1の組合せ回路より成り、前記複数
の組合せ回路のうち他の組合せ回路は、高電圧源を電圧
源とする第2の組合せ回路より成り、前記複数のレジス
タのうち、入力側に第1の組合せ回路が位置すると共に
出力側に第2の組合せ回路が位置するレジスタは、低電
圧源を電圧源とするデータ一時記憶部と、高電圧源を電
圧源として前記データ一時記憶部の低電圧の出力信号を
高電圧の出力信号にレベル変換するレベル変換回路とを
有するレジスタにより構成されることを特徴とする。
【0022】更に、請求項11記載の発明では、前記請
求項10記載の半導体集積回路において、複数のレジス
タのうち、入力側及び出力側に各々第1の組合せ回路が
位置するレジスタ、及び入力側に第2の組合せ回路が位
置すると共に出力側に第1の組合せ回路が位置するレジ
スタは、各々、低電圧源を電圧源としレベル変換回路を
有しないレジスタにより構成され、前記複数のレジスタ
のうち、入力側及び出力側に各々第2の組合せ回路が位
置するレジスタは、低電圧源を電圧源とするデータ一時
記憶部と、高電圧源を電圧源として前記データ一時記憶
部の低電圧の出力信号を高電圧の出力信号にレベル変換
するレベル変換回路とを有するレジスタにより構成され
ることを特徴とする。
【0023】加えて、請求項12記載の発明では、前記
請求項10又は請求項11記載の半導体集積回路におい
て、低電圧源を電圧源とし且つ各レジスタにクロックを
供給するクロック供給手段を有することを特徴とする。
【0024】更に加えて、請求項13記載の発明では、
前記請求項10、請求項11又は請求項12記載の半導
体集積回路において、レベル変換回路を有するレジスタ
はフリップフロップ回路より成り、前記フリップフロッ
プ回路は、低電圧源を電圧源とし直列接続されたマスタ
ーラッチ及びスレーブラッチと、高電圧源を電圧源とす
る出力バッファーと、前記スレーブラッチと前記出力バ
ッファとの間に介在され前記スレーブラッチから入力し
た低電圧の信号を高電圧の信号にレベル変換して前記出
力バッファに出力するレベル変換回路とを有することを
特徴とする。
【0025】また、請求項14記載の発明では、前記請
求項11又は請求項12記載の半導体集積回路におい
て、レベル変換回路を有しないレジスタはフリップフロ
ップ回路より成り、前記フリップフロップ回路は、低電
圧源を電圧源とし直列接続されたマスターラッチ及びス
レーブラッチと、低電圧源を電圧源とし前記スレーブラ
ッチからの出力信号を入力する出力バッファーとを有す
ることを特徴とする。
【0026】更に、請求項15記載の発明では、前記請
求項10、請求項11又は請求項12記載の半導体集積
回路において、レベル変換回路を有するレジスタはラッ
チ回路より成り、前記ラッチ回路は、低電圧源を電圧源
とするラッチ部と、高電圧源を電圧源とする出力バッフ
ァーと、前記ラッチ部と前記出力バッファとの間に介在
され前記ラッチ部から入力した低電圧の信号を高電圧に
レベル変換して前記出力バッファに出力するレベル変換
回路とを有することを特徴とする。
【0027】加えて、請求項16記載の発明では、前記
請求項11又は請求項12記載の半導体集積回路におい
て、レベル変換回路を有しないレジスタはラッチ回路よ
り成り、前記ラッチ回路は、低電圧源を電圧源とするラ
ッチ部と、低電圧源を電圧源とし前記ラッチ部からの出
力信号を入力する出力バッファーとを有することを特徴
とする。
【0028】更に加えて、請求項17記載の発明では、
前記請求項10、請求項11又は請求項12記載の半導
体集積回路において、各レジスタは、スキャンテスト用
フリップフロップ回路により構成されることを特徴とす
る。
【0029】また、請求項18記載の発明では、前記請
求項17記載の半導体集積回路において、スキャンテス
ト用フリップフロップ回路のうち、レベル変換回路を有
するスキャンテスト用フリップフロップ回路は、低電圧
源を電圧源とすると共に外部入力される制御信号により
複数の入力データのうち何れか1つのデータを選択する
マルチプレクサと、低電圧源を電圧源とし前記マルチプ
レクサからの信号を入力する直列接続されたマスターラ
ッチ及びスレーブラッチと、高電圧源を電圧源とする出
力バッファーと、前記スレーブラッチと前記出力バッフ
ァとの間に介在され前記スレーブラッチから入力した低
電圧の信号を高電圧の信号にレベル変換して前記出力バ
ッファに出力するレベル変換回路とを有することを特徴
とする。
【0030】更に、請求項19記載の発明では、前記請
求項17記載の半導体集積回路において、スキャンテス
ト用フリップフロップ回路のうち、レベル変換回路を有
するスキャンテスト用フリップフロップ回路は、低電圧
源を電圧源としクロックにより複数の入力データのうち
何れか1つのデータを選択するデータ入力選択回路と、
低電圧源を電圧源とし前記データ入力選択回路からの信
号を入力する直列接続されたマスターラッチ及びスレー
ブラッチと、高電圧源を電圧源とする出力バッファー
と、前記スレーブラッチと前記出力バッファとの間に介
在され前記スレーブラッチから入力した低電圧の信号を
高電圧の信号にレベル変換して前記出力バッファに出力
するレベル変換回路とを有することを特徴とする。
【0031】加えて、請求項20記載の発明では、前記
請求項13、請求項15、請求項18又は請求項19記
載の半導体集積回路において、レベル変換回路は、2個
のPMOS 型トランジスタと、2個のNMOS 型トランジス
タとにより構成され、一方のPMOS 型トランジスターの
ゲートは他方のPMOS 型トランジスターのドレインに接
続され、前記一方のPMOS 型トランジスターのドレイン
は前記他方のPMOS 型トランジスターのゲートに接続さ
れ、前記2個のPMOS 型トランジスターのソースは高電
圧源に接続され、前記2個のNMOS 型トランジスター
は、その両ゲートに、相補の信号を出力するスレーブラ
ッチの前記相補の信号が入力され、その各ドレインが前
記2個のPMOS 型トランジスターの各ドレインに接続さ
れ、前記2個のNMOS 型トランジスターの各ソースが接
地され、前記2個のNMOS 型トランジスターの各ドレイ
ンの電位を信号として出力することを特徴とする。
【0032】更に加えて、請求項21記載の発明では、
前記請求項13、請求項15、請求項18又は請求項1
9記載の半導体集積回路において、レベル変換回路は、
2個のPMOS 型トランジスタと、2個のCMOS 型インバ
ータとを備え、前記各CMOS 型インバータは、直列接続
された1個のPMOS 型トランジスタ及び1個のNMOS 型
トランジスタより成ると共に、前記PMOS 型及びNMOS
型の両トランジスターの両ゲートを入力端子とし、前記
PMOS 型及びNMOS 型の両トランジスターの直列接続部
を出力端子とするものであり、前記2個のCMOS 型イン
バータの入力端子には、相補の信号を出力するスレーブ
ラッチの前記相補の信号が入力され、前記2個のPMOS
型トランジスタは、その両ドレインが前記両CMOS 型イ
ンバータのPMOS 型トランジスタのソースに各々接続さ
れ、その各ソースは高電圧源に接続され、前記2個のC
MOS 型インバータのNMOS 型トランジスタのソースは接
地され、前記各CMOS 型インバータの出力端子は、直列
接続されない側のPMOS 型トランジスタのゲートに各々
接続され、前記2個のCMOS 型インバータの各出力端子
の電位を信号として出力することを特徴とする。
【0033】また、請求項22記載の発明では、前記請
求項10、請求項11又は請求項12記載の半導体集積
回路において、低電圧源及び高電圧源は各々外部から入
力されることを特徴とする。
【0034】更に、請求項23記載の発明では、前記請
求項10、請求項11又は請求項12記載の半導体集積
回路において、入出力パッドの配置領域と、内部コア部
とを有し、前記内部コア部に、複数のレジスタと複数の
組合せ回路とが配置されると共にメモリのセル部が配置
されることを特徴とする。
【0035】
【作用】以上の構成により、請求項1ないし請求項23
記載の論理合成方法及び半導体集積回路は次の作用を奏
する。即ち、半導体集積回路は、多数のレジスタと、そ
のレジスタ間に位置する多数の組合せ回路とから成り、
その一部の組合せ回路がクリティカルパスを持つ。その
クリティカルパスを持つ組合せ回路の前段に位置するレ
ジスタ、即ちこの組合せ回路にデータを伝達するレジス
タにレベル変換回路を配置し、前記クリティカルパスを
持つ組合せ回路を高電圧源で駆動する。他のクリティカ
ルパスを持たない組合せ回路は低電圧源で駆動する。
【0036】ここに、クリティカルパスを持つ組合せ回
路の全体が高電源で駆動されるので、そのクリティカル
パスの時間遅延を設計上許容される遅延上限値未満に抑
えることができる。また、クリティカルパスを持つ組合
せ回路の前段に位置するレジスタに1個のレベル変換回
路を配置するので、クリティカルパスのみを高電圧源で
駆動する場合に比して、必要とするレベル変換回路の数
を少なく低減でき、従って半導体集積回路の設計が極め
て容易になる。しかも、クリティカルパスを持つ組合せ
回路の全体を高電圧源で駆動しても、そのクリティカル
パスを持つ組合せ回路の数は組合せ回路の全体から見て
極めて少いので、消費電力の増大は少なく抑制される。
一方、クリティカルパスを持たない多くの組合せ回路は
低電源で駆動されるので、消費電力が顕著に低減され
る。その結果、半導体集積回路全体では、低消費電力化
が図られる。
【0037】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。
【0038】図1は本発明の半導体集積回路を備えた画
像処理装置Aの全体構成を示す。同図において、10は
外部からの信号をアナログ/デジタル変換するA/D変
換器、11は汎用のDRAM、12は本発明の半導体集
積回路であり前記DRAM11からデータを取出し又は
データを記憶させつつ画像処理を行う第1の半導体集積
回路、13は前記第1の半導体集積回路12を制御する
汎用の制御用マイクロコンピュータ、14は前記第1の
半導体集積回路12から信号を受けて更に画像処理を行
う第2の半導体集積回路である。
【0039】また、15は外部に配置された例えば3V
の高電圧源、16は同様に外部配置された例えば2Vの
低電圧源である。同図の画像処理装置Aは、前記高電圧
源15に接続された高電圧配線17と、前記低電圧源1
6に接続された低電圧配線18とを有する。画像処理装
置Aの低消費電力化を図るために低電圧源16は画像処
理用の第1及び第2の半導体集積回路12、14の電圧
源として使用され、低電圧配線18の低電圧が第1及び
第2の半導体集積回路12、14のみに供給される。一
方、高電圧配線17の高電圧は他の汎用の回路10、1
1、13に供給される。各回路10〜14間のインター
フェイス電圧を高電圧にする必要から、高電圧配線17
の高電圧は画像処理用の2個の半導体集積回路12、1
4にも供給される。
【0040】前記低電圧源16は高電圧配線17の電圧
を内部トランジスターでその閾値電圧分だけ降圧した内
部低電圧源としてもよい。その構成は例えば特開平4−
96369号公報に記載されるので、その詳細は省略す
る。この場合、外部に配置した低電圧源16は不要であ
る。
【0041】前記画像処理用の第1の半導体集積回路1
2の内部構成を図2に示す。同図において、20はチッ
プ、21…は前記チップ20の外周に複数配置された入
力/出力パッド、22は前記複数の入力/出力パッド2
1…の配置領域を除いた内部コア部であって、前記内部
コア部22には5個の機能ブロックA〜Eが設けられて
いる。前記機能ブロックA〜Dは各々異なる演算処理を
行う演算処理回路であり、機能ブロックEは例えばROM
,RAM 等の小容量のメモリセル部である。
【0042】本発明は、前記画像処理用の第1の半導体
集積回路12において、前記内部コア部22内の前記メ
モリセル部より成る機能ブロックE以外の機能ブロック
A〜Dに対して適用される。
【0043】図3は、前記第1の半導体集積回路12の
任意の1つの機能ブロック(例えばA)の論理回路図を
示す。
【0044】同図の機能ブロック(半導体集積回路の一
部)は、前記図24のRTL記述から論理合成した論理
回路を示す。同図において、2、4,6及び8は、各々
前記図24のRTL記述のレジスタr1,r2,r3,r4 を構成
するフリップフロップ回路である。1、3、5及び7は
各々前記図24のRTL記述の組合せ回路func1,func2,
func3 及びfunc4 を構成し各レジスタr1〜r4の間又は前
段に位置する組合せ回路である。図3では、説明を簡単
にするため、各組合せ回路の出力は次段のフリップフロ
ップ回路のみに入力されるが、他の組合せ回路に信号を
転送する場合もある。
【0045】前記フリップフロップ回路2、6及び8は
前記2Vの低電圧源16を電圧源とする2V系であり、
残るフリップフロップ回路4は、2Vの低電圧源16及
び3Vの高電圧源15の両電源を電圧源とする2V/3
V系である。前記2V/3V系のフリップフロップ回路
4は後述するようにレベル変換回路を有し、2V系のフ
リップフロップ回路2、6及び8はレベル変換回路を有
しない。更に、前記組合せ回路1、3及び7は、2Vの
低電圧源16を電圧源とする2V系の組合せ回路(第1
の組合せ回路)であり、残る組合せ回路5は、高速動作
の要求から、3Vの高電圧電源15を電圧源とする3V
系の組合せ回路(第2の組合せ回路)である。
【0046】加えて、9は2Vの低電圧源16を電圧源
とする2V系のクロックバッファ(クロック供給手段)
であって、前記4個のフリップフロップ回路2、4、
6、8にクロックを供給する。
【0047】前記2V系のレベル変換回路を有しないフ
リップフロップ回路2、6、8の構成は図4に示され
る。同図において、30は1つの外部信号Dを受けるマ
スタラッチ、31は前記マスタラッチ30の出力側に直
列接続され且つ相補の2つの信号を出力するスレーブラ
ッチであって、この直列接続されたマスタラッチ30及
びスレーブラッチ31によりデータ一時記憶部36を構
成する。32は前記スレーブラッチ31の出力側に接続
された出力バッファ、33は外部から入力されるクロッ
クCLK から相補の内部クロックCK,NCK を生成する内部
クロック生成回路(クロック供給手段)であって、これ
等の回路30〜33は2Vの低電圧源16を電圧源とす
る2V系である。
【0048】前記2V/3V系のレベル変換回路を有す
るフリップフロップ回路4の構成は図5に示される。同
図のフリップフロップ回路4は、前記図4に示した2V
系のフリップフロップ回路2と同一構成の直列接続され
たマスタラッチ30及びスレーブラッチ31と、内部ク
ロック生成回路33とを備えると共に、3Vの高電圧源
15を電圧源とする出力バッファー34と、前記スレー
ブラッチ31と前記出力バッファ34の間に介在された
レベル変換回路35とを備える。前記レベル変換回路3
5は、2V/3V系であって、2V系のスレーブラッチ
31の相補の信号間の電位差は低電圧(2V)である
が、この低電圧信号を入力し、この低電圧信号を、その
相補の信号間の電位差が高電圧(3V)である高電圧信
号にレベル変換して出力する機能を有する。
【0049】前記レベル変換回路35の具体的構成を図
6(a)及び(b)に示す。同図(a)のレベル変換回
路35において、40及び41はPMOS 型トランジス
タ、42及び43はNMOS 型トランジスタであって、一
方のPMOS 型トランジスタ40と一方のNMOS 型トラン
ジスタ42とは直列接続され、また他方のPMOS 型トラ
ンジスタ41と他方のNMOS 型トランジスタ43とは直
列接続され、この双方の直列回路は各々3Vの高電圧源
15と接地との間に配置される。前記一方のPMOS 型ト
ランジスタ40のゲートは、直列接続されない側のNMO
S 型トランジスタ43のドレインに、他方のPMOS 型ト
ランジスタ41のゲートはNMOS 型トランジスタ42の
ドレインに接続される。相補の出力は各NMOS 型トラン
ジスタ42、43のドレインから取り出される。前記の
構成により、PMOS 型トランジスタ40とNMOS 型トラ
ンジスタ42、PMOS 型トランジスタ41とNMOS 型ト
ランジスタ43は、各々インバータの機能を奏する。即
ち、図5のスレーブラッチ31の相補の出力により一方
のNMOS 型トランジスタ43のゲートに2Vの低電圧が
供給されると共に他方のNMOS 型トランジスタ42のゲ
ートに0Vが供給されると、前記一方のNMOS 型トラン
ジスタ43がONすると共に前記他方のN MOS 型トラ
ンジスタ42がOFFし、これに伴い一方のPMOS 型ト
ランジスタ40がONすると共に他方のPMOS 型トラン
ジスタ41がOFFするので、一方のNMOS 型トランジ
スタ42のドレインが3Vの高電圧源15に接続される
と共に他方のNMOS 型トランジスタ43のドレインが接
地されて、3Vの高電位差の相補の出力が得られる。図
6(a)の構成では、3Vの高電圧源15から2Vの低
電圧源16への貫通電流、及び3Vの高電圧源15から
0V(接地)への貫通電流を流すことなく、図5のスレ
ーブラッチ31の相補の出力を2Vの低電圧から3Vの
高電圧にレベル変換することができる。
【0050】図6(b)は前記とは異なる他の具体的構
成のレベル変換回路35´を示す。同図のレベル変換回
路35´は、前記図6(a)のレベル変換回路35の2
個のNMOS 型トランジスター42、43に代えて、2個
のCMOS 型インバータ45、46を配置したものであ
る。この両CMOS 型インバータ45、46は、各々、1
個のPMOS 型トランジスター47、49と1個のNMOS
型トランジスター48、50とを直列接続して成る。両
CMOS 型インバータ45、46の入力端子、即ち直列接
続されたPMOS 型及びNMOS 型の両トランジスター47,4
8 ,49,50 の両ゲートには、図5のスレーブラッチ31
の相補の出力信号が入力される。一方のCMOS 型インバ
ータ45の出力端子、即ちPMOS 型トランジスター47
とNMOS 型トランジスター48との接続部は、CMOS 型
インバータ45と直列接続されないPMOS 型トランジス
タ41のゲートに、他方のCMOS 型インバータ46の出
力端子は、CMOS 型インバータ46と直列接続されない
PMOS 型トランジスタ40のゲートに各々接続される。
両CMOS 型インバータ45、46の出力がレベル変換回
路35´の相補の出力である。以上の構成により、3V
の高電圧源15から2Vの低電圧源16への貫通電流及
び3Vの高電圧源15から接地への貫通電流を流すこと
なく、図5のスレーブラッチ31の相補の出力を2Vの
低電圧から3Vの高電圧にレベル変換することができ
る。更に、CMOS 型インバータ45、46を構成するP
MOS 型トランジスタは、過渡状態での3Vの高電圧源1
5から接地への貫通電流を抑制する。
【0051】図3の半導体集積回路は、以上の説明から
判るように、入力及び出力共に2V系の組合せ回路1、
3を持つフリップフロップ回路2は、低電圧の2V系で
構成され、入力に2V系の組合せ回路3を持ち且つ出力
に3V系の組合せ回路5を持つフリップフロップ回路4
は、低電圧/高電圧系(2V/3V系)で構成され、ま
た入力に3V系の組合せ回路5を持ち且つ出力に2V系
の組合せ回路7を持つフリップフロップ回路6は、低電
圧の2V系で構成されている。
【0052】以上の説明では、レジスタr1,r2,r3,r4 を
フリップフロップ回路により構成したが、このフリップ
フロップ回路に代えて、ラッチ回路により構成してもよ
い。前記ラッチ回路の具体的構成を図7及び図8に示
す。図7は低電圧の2V系のラッチ回路51を示す。図
7のラッチ回路51は、1つの信号Dを入力し且つラッ
チして相補の出力を得るラッチ部(データ一時記憶部)
52と、前記ラッチ部52の出力側に接続された出力バ
ッファ53と、外部クロックGから内部クロックNGを
生成しこの内部クロックNGを前記ラッチ部52に出力
する内部クロック生成回路54とを備えると共に、外部
クロックGも前記ラッチ部52に与えられる。以上の回
路52〜54は2Vの低電圧源16を電圧源とする2V
系である。図8は低電圧/高電圧系(2V/3V系)の
ラッチ回路51´を示す。図8のラッチ回路51´は、
前記低電圧の2V系のラッチ回路の構成と同様に2Vの
低電圧源16を電圧源とするラッチ部52及び内部クロ
ック生成回路54と、3Vの高電圧源15を電圧源とす
る出力バッファ55と、前記ラッチ部52と前記出力バ
ッファ55との間に介在され入力信号を低電圧(2V)
から高電圧(3V)にレベル変換するレベル変換回路5
6を備える。このレベル変換回路56の具体的構成は前
記図6(a)又は(b)に示す具体的構成と同一であ
る。
【0053】次に、前記図3に示した半導体集積回路を
論理セルの接続情報に基いて論理合成する論理合成方法
のアルゴリズムを図9の論理合成装置並びに図13及び
図14のフローチャートを参照して説明する。
【0054】図9は、論理合成装置60の全体概略構成
を示す。同図において、61は読込み部、62は翻訳
部、63は最適化処理部、64はセル割付け部、65は
タイミング検証部、66は回路図生成部、67は出力部
である。前記読込み部61は前記図24若しくは図10
に示すRTL記述(ハードウェア記述言語)、前記RT
L記述に基いてレジスタ間の信号伝送関係を論理セルの
接続情報レベルで明確に規定した図11に示すネットリ
スト、又は前記ネットリストを図式化した図12に示す
スケマティックを入力する。前記翻訳部62は、読込み
部61から読み込んだRTL記述を状態遷移図、ブール
代数表記、タイミング図、並びにメモリのタイプ、ビッ
ト数及びワード数等のメモリの仕様に変換する。
【0055】前記最適化処理部63は、得られた状態遷
移図を最適化する状態遷移図最適化処理部63aと、最
適化された状態遷移図に対応する回路(ステートマシ
ン)を生成するステートマシン生成部63bと、得られ
たタイミング図をコンパイルするタイミング図のコンパ
イラ63cと、得られたメモリの仕様に基いてメモリを
合成するメモリの合成部63dと、前記コンパイルされ
たタイミング図及び合成されたメモリに基いてインター
フェイス部を合成するインターフェイス部の合成部63
eとを有する。また、最適化処理部63は、読込み部6
1への入力がRTL記述の場合には、前記得られたステ
ートマシン、得られたブール代数表記及び合成されたイ
ンターフェイス部に基いて論理を最適化して、最適化さ
れた論理セルの接続情報を生成する一方、読込み部61
への入力がネットリスト又はスケマティックの場合に
は、この入力されたネットリスト又はスケマティックの
論理を最適化して、最適化された論理の接続情報を生成
する論理最適化部63fを有する。
【0056】また、前記出力部67は、前記図3の論理
回路を示すネットリスト又はこのネットリストを図式化
した論理回路図(スケマティック)を外部出力する。
【0057】本発明は、前記図9に示したセル割付け部
64に存在する。次に、このセル割付け部64によるセ
ルの割付け(セルマッピング)処理、即ち前記論理最適
化部63fにより得られたセルの接続情報に基いて図3
に示す半導体集積回路を論理合成するアルゴリズムを図
13のフローチャートに基いて説明する。尚、図13で
は本発明の特徴部分を主体に描いている。
【0058】同図において、スタートして、ステップS
1〜S4(第1の工程)において、信号伝搬遅延時間が
設計上の遅延上限値以下の組合せ回路は、2Vの低電圧
源16を電圧源とする第1の組合せ回路に合成し、その
逆に信号伝搬遅延時間が設計上の遅延上限値を越える組
合せ回路は、3Vの高電圧源15を電圧源とする第2の
組合せ回路に合成する。
【0059】前記第1の工程は、本実施例では次のよう
に行う。即ち、最初に、前記論理最適化部63fからセ
ルの接続情報を読み込んだ後、ステップS1で低電圧
(2V)系のフリップフロップ回路及び組合せ回路の各
信号伝搬遅延時間を用いて、任意のフリップフロップ回
路のクロック入力から次段のフリップフロップ回路のデ
ータ入力までの信号伝搬経路における信号伝搬遅延時間
を各信号伝搬経路毎に見積る。この信号伝搬遅延時間の
見積りは、例えば用いられる論理(AND回路,NOR
回路又はNOT回路等)に関する情報、例えば論理の種
類、入力数及び論理の段数を抽出し、この論理に関する
情報及びセルのテクノロジ等に基いて、その各論理をセ
ルにマッピングした場合の信号伝搬遅延時間を計算して
推定することにより行う。次に、ステップS2で信号伝
搬遅延時間の見積り結果が設計上の遅延の上限値以下か
否かを判断し、上限値以下の場合は、ステップS3で組
合せ回路を低電圧(2V)の論理セルライブラリ(以
下、lib と記す)の組合せ回路(第1の組合せ回路)に
マッピングし、見積り結果が設計上の遅延の上限値を越
える場合は、ステップS4で組合せ回路を高電圧(3
V) libの組合せ回路(第2の組合せ回路)にマッピン
グすることにより行う。
【0060】続いて、ステップS5及びS6(第2の工
程)では次の処理を行う。即ち、ステップS5におい
て、低電圧系(2V系)の組合せ回路の出力が高電圧系
(3V系)の組合せ回路の入力となる形で2V系の組合
せ回路と3V系の組合せ回路とが混在するか否かを調
べ、前記の形の混在が存在する場合は、ステップS6で
前記2V系の組合せ回路(第1の組合せ回路)を3V l
ibの組合せ回路(第2の組合せ回路)により置換するよ
うに再度マッピングする。
【0061】その後は、レジスタではその入力側及び出
力側に位置する組合せ回路の電圧系が前述の論理合成に
より既に決まっているので、ステップS7〜S9(第3
の工程)では次の処理を行う。即ち、各レジスタが低電
圧(2V)の入力から高電圧(3V)の出力に電位をレ
ベル変換するか否かを調べ、レベル変換する場合は、ス
テップS8でそのレベル変換するレジスタ(フリップフ
ロップ回路又はラッチ回路)を図5の2V/3V系のフ
リップフロップ回路又は図8の2V/3V系のラッチ回
路にマッピングし、レベル変換しない場合は、ステップ
S9でそのレベル変換しないレジスタを図4の2V系の
フリップフロップ回路又は図7の2V系のラッチ回路に
マッピングする。
【0062】図14は前記図13に示す論理合成方法の
変形例を示す。図13の論理合成方法では、第1の工程
において信号伝搬遅延時間を見積り、その見積り結果に
応じて組合せ回路を低電圧(2V)の組合せ回路又は高
電圧(3V)の組合せ回路にマッピングしたのに代え、
本変形例は、最初にステップS10で2V libの組合せ
回路(第1の組合せ回路)にマッピングし、その後、ス
テップS11において前記合成した結果が設計上の遅延
上限値以下か否かを判断し、遅延上限値を越える場合の
みステップS12で前記合成した2Vlib の組合せ回路
(第1の組合せ回路)を3V libの組合せ回路(第2の
組合せ回路)で置換するように再度マッピングする。本
変形例の第2の工程及び第3の工程は、前記図13の論
理合成方法と同一であるので、その説明を省略する。
【0063】図15は前記図13に示した論理合成のア
ルゴリズムの一部をより具体化した変形例を示す。以
下、図15の論理合成のアルゴリズムを図13とは異な
る部分について説明する。第1の工程ではステップS1
3が追加される。このステップS13は、ステップS2
で信号伝搬遅延時間の見積り結果が上限値を越える場合
に、予め、その上限値を越える全ての低電圧(2V)li
b の組合せ回路(第1の組合せ回路)を抽出するステッ
プであり、このステップS13の後に、前記抽出した第
1の組合せ回路をステップS4で高電圧(3V)lib の
組合せ回路(第2の組合せ回路)にマッピングする。ま
た、第2の工程では、ステップS14が追加される。こ
のステップS14は、ステップS5で2V系の組合せ回
路と3V系の組合せ回路とが混在する場合に、予め、そ
の混在する2V系の組合せ回路(第1の組合せ回路)を
全て抽出するステップであり、このステップS14の後
に、前記抽出した第1の組合せ回路をステップ6で高電
圧(3V)lib の組合せ回路(第2の組合せ回路)に再
度マッピングする。また、この第2の工程では、前記ス
テップ6で第2の組合せ回路に再度マッピングした後、
ステップ5に戻るアルゴリズムが追加される。このアル
ゴリズムは、前記ステップ6での3V系の組合せ回路へ
のマッピングに起因して2V系の組合せ回路と3V系の
組合せ回路との混在が新たに生じることになる場合があ
る点を考慮して、この混在をステップ5で判断し、この
混在がある場合には、再度ステップS14及びS6で、
その混在する2V系の組合せ回路の抽出と、その抽出し
た第1の組合せ回路を高電圧(3V)lib の組合せ回路
(第2の組合せ回路)に再度マッピングすることを繰返
すためである。
【0064】また、図16は、前記図14に示した論理
合成のアルゴリズムの一部をより具体化した変形例を示
す。本変形例も前記図15と同様に、信号伝搬遅延時間
が上限値を越える場合に(ステップS11)、予め、そ
の上限値を越える全ての低電圧(2V)lib の組合せ回
路(第1の組合せ回路)を抽出するステップ15が第1
工程に追加されると共に、2V系の組合せ回路と3V系
の組合せ回路とが混在する場合に(ステップS5)、予
め、その混在する2V系の組合せ回路(第1の組合せ回
路)を全て抽出するステップ16が第2の工程に追加さ
れると共に、この第2の工程には、3V系の組合せ回路
へのリマッピング(ステップ6)に起因して2V系の組
合せ回路と3V系の組合せ回路との混在が新たに生じる
ことになる場合がある点を考慮して、このステップS6
の処理後にその混在の有無の判断を行うステップ5に戻
るアルゴリズムが追加される。
【0065】従って、図15及び図16に示した論理合
成方法の各アルゴリズムでは、例えば図17(a)に示
すように、信号伝搬遅延時間又はその見積り結果が上限
値を越える場合に第1の組合せ回路を図中ハッチングで
示す第2の組合せ回路にマッピングした後、2V系の組
合せ回路と3V系の組合せ回路とが混在する場合には、
同図(b)に示すようにその混在する第1の組合せ回路
を図中ハッチングで示す第2の組合せ回路にリマッピン
グし、続いて前記リマッピングにより2V系の組合せ回
路と3V系の組合せ回路との混在が新たに生じた場合に
は、同図(c)に示すようにその混在する第1の組合せ
回路を図中ハッチングで示す第2の組合せ回路にリマッ
ピングし、2V系の組合せ回路の出力が3V系の組合せ
回路の入力となる形の2V系の組合せ回路と3V系の組
合せ回路との混在がなくなれば、その後、各フリップフ
ロップ回路が低電圧(2V)の入力から高電圧(3V)
の出力に電位をレベル変換する場合に、同図(d)に示
すように、そのレベル変換するフリップフロップ回路を
図中ハッチングで示す2V/3V系のフリップフロップ
回路にマッピングすることになる。
【0066】図18は、前記図13の論理合成方法を前
記図3の半導体集積回路とは異なる他の構成の半導体集
積回路に適用した実施例を示す。
【0067】同図は、レジスタとしてスキャンテスト用
フリップフロップ回路を用いた半導体集積回路である。
スキャンフリップフロップ回路80、81、82、83
及び84は2V/3V系のスキャンフリップフロップ回
路であり、他のスキャンフリップフロップ回路は2V系
のスキャンフリップフロップ回路である。
【0068】2V系のスキャンフリップフロップ回路の
構成を図19に示す。同図のスキャンフリップフロップ
回路は、前記図4に示した低電圧(2V)系のフリップ
フロップ回路の構成に加えてマルチプレクサ90を備え
る。前記マルチプレクサ90は、2Vの低電圧源16を
電圧源とし、制御信号SEにより2つのデータD、DT
の何れか一方を選択して出力する。このマルチプレクサ
90で選択されたデータはマスタラッチ30に入力され
る。他の構成については、図4に示したフリップフロッ
プ回路の構成と同一部分に同一符号を付してその説明を
省略する。
【0069】図21は他の構成の2V系のスキャンフリ
ップフロップ回路を示す。同図の2V系のスキャンフリ
ップフロップ回路は、前記図4に示したフリップフロッ
プ回路の構成に加えてデータ入力選択回路91を備え
る。前記データ入力選択回路91は、マスタラッチ30
が外部クロックCLK によりデータDを入力している時は
他のデータDTの入力を禁止し、マスタラッチ30がデ
ータDの入力を禁止している時は他のデータDTを他の
クロックCLKTにより入力して前記マスタラッチ30に出
力する。同図において、92は内部クロック生成回路で
あって、前記2種の外部クロックCLK 、CLKTを入力して
2種の内部クロックCK、NCK を生成し、この内部クロッ
クCK、NCK をマスタラッチ30及びスレーブラッチ31
に出力する。
【0070】図20は2V/3V系のスキャンフリップ
フロップ回路を示す。同図のスキャンフリップフロップ
回路は、前記図19の2V系のスキャンフリップフロッ
プ回路のマスタラッチ30、スレーブラッチ31、内部
クロック生成回路33及びマルチプレクサ90と同一回
路を備えると共に、3Vの高電圧源を電圧源とする出力
バッファ95と、2V/3V系のレベル変換回路96と
を有する。前記2V/3V系のレベル変換回路96はス
レーブラッチ31と出力バッファ95との間に介在す
る。2V/3V系のレベル変換回路96の具体的構成は
前記図6(a)又は(b)と同一構成である。
【0071】図22は他の2V/3V系のスキャンフリ
ップフロップ回路を示す。同図のスキャンフリップフロ
ップ回路は、前記図21の2V系のスキャンフリップフ
ロップ回路のマスタラッチ30、スレーブラッチ31、
内部クロック生成回路92及びデータ入力選択回路91
と同一回路を備えると共に、3Vの高電圧源を電圧源と
する出力バッファ97と、2V/3V系のレベル変換回
路98とを有する。前記2V/3V系のレベル変換回路
98はスレーブラッチ31と出力バッファ97との間に
介在する。2V/3V系のレベル変換回路98の具体的
構成は前記図6(a)又は(b)と同一構成である。
【0072】前記図18の半導体集積回路を論理合成す
る方法を説明する。組合せ回路86、87及び88はク
リティカルパスを有すると仮定する。前記図13の論理
合成方法のアルゴリズムによれば、組合せ回路の最初の
マッピングの段階(第1の工程)で組合せ回路86、8
7及び88は3V libの組合せ回路(第2の組合せ回
路)にマッピングされ、他の組合せ回路は2V libの組
合せ回路(第1の組合せ回路)にマッピングされる。
【0073】次に、組合せ回路のリマッピングの段階
(第2の工程)で、組合せ回路89が3Vlib の組合せ
回路にリマッピングされる。その後、レジスタ(フリッ
プフロップ回路)のマッピングの段階(第3の工程)で
フリップフロップ回路80、81、82、83及び84
を2V/3V系フリップフロップ回路にマッピングし、
他のフリップフロップ回路を2V系のフリップフロップ
回路にマッピングする。
【0074】前記のようにして生成された図18の半導
体集積回路は、2Vの低電圧系の論理lib と3Vの高電
圧系の論理lib とが混在するが、各組合せ回路の電圧源
は2Vの低電圧源16又は3Vの高電圧源15の何れか
一方であり、2Vの低電圧から3Vの高電圧への電圧の
レベル変換は2V/3V系のスキャンフリップフロップ
回路内のレベル変換回路で行われる。
【0075】前記図18の半導体集積回路は、スキャン
テストモード時には、信号が組合せ回路を経ず複数のス
キャンフリップフロップ回路のみを経て伝達される図中
破線で示す8本のスキャンチェインを持つ。例えば入力
Si3 に繋がるスキャンチェインでは、2V/3V系のス
キャンフリップフロップ回路81は通常モード時と同じ
く2Vの低電圧から3Vの高電圧にレベル変換を行な
い、そのスキャンフリップフロップ回路81の次段のス
キャンフリップフロップ回路99が3Vの高電圧から2
Vの低電圧にレベル変換を行う。従って、図20又は図
22に示すスキャンフリップフロップ回路を用いていて
も、信号伝達経路が通常の経路(即ち、組合せ回路を経
る経路)とは異なるスキャンテストモード時にも、2V
の低電圧系と3Vの高電圧系とが混在する本発明の半導
体集積回路のスキャンテストは可能である。
【0076】尚、以上の説明では、チップ20の内部コ
ア部22内に形成されたメモリセル部E以外を構成する
機能ブロックAに対して適用したが、他の機能ブロック
B〜Dに対しても同様に適用できるのは勿論のこと、メ
モリのセル部E以外を構成する複数の機能ブロックA〜
Dの相互間において同様に本発明を適用できるのは言う
までもない。
【0077】したがって、本実施例の論理合成方法によ
れば、クリティカルパスを有する組合せ回路の全体を3
Vの高電圧系とし、その前段のレジスタ内にレベル変換
回路を配置したので、クリティカルパスを有する組合せ
回路内においてそのクリティカルパスのみを高電圧源で
駆動する場合のようにそのクリティカルパスを有する組
合せ回路内に複数のレベル変換回路を配置する位置を個
々判断する必要が無いと共に、必要とするレベル変換回
路の個数を少なくできて、半導体集積回路の設計が極め
て容易になる。しかも、クリティカルパスを有する組合
せ回路の全体が3Vの高電圧源15で駆動されるもの
の、そのクリティカルパスを有する組合せ回路の個数は
半導体集積回路に備える組合せ回路の個数に比して極く
少数であるので、消費電流の増大は少なく抑えられる一
方、クリティカルパスを有しない全ての組合せ回路は2
Vの低電圧源16で駆動されるので、半導体集積回路全
体として消費電流を少なくできて、低消費電力化が可能
である。
【0078】図3の本実施例の半導体集積回路と、図2
5の従来の半導体集積回路とを比較する。図25の従来
の半導体集積回路において、各組合せ回路100 ,102 ,
104 及び106 の信号伝搬遅延時間は、図示の通り6ns,12
ns,18ns,8ns であるとし、フリップフロップ回路のクロ
ック入力時からデータ出力時までの遅延時間を2ns とす
ると、組合せ回路の最大遅延は組合せ回路104 の18nsで
あるので、図25の回路の最高動作周波数は 1000 / (2 + 18) = 50MH となる。
【0079】一方、図3の本実施例の半導体集積回路に
おいて、クリティカルパスを有する組合せ回路5の遅延
時間は、従来と同様の電圧系(3V)であるので、同一
の遅延時間である18nsである。クリティカルパスを有し
ない組合せ回路1、3及び7の遅延時間は、電源電圧を
3Vの高電圧から2Vの低電圧に低下させたので、論理
セルの遅延が大きくなるのに伴い大きくなる。尚、図3
の半導体集積回路では、設計上の遅延時間の上限を20ns
とし、3Vの高電圧源に対し2Vの低電圧源ではセルの
遅延時間は1.5倍になると仮定する。クリティカルパ
スを有しない組合せ回路1、3及び7の遅延時間のうち
最大は、組合せ回路3の18nsである。
【0080】2Vの低電圧源16と3Vの高電圧源15
との2電源を備えた結果、組合せ回路の最大遅延は、ク
リティカルパスを有しない組合せ回路3及びクリティカ
ルパスを有する組合せ回路5の18nsになる。フリップフ
ロップ回路2及び4のクロック入力時からデータ出力時
までの各信号伝搬遅延時間が2ns,組合せ回路3及び5の
遅延時間が各々18nsであるので、本実施例の半導体集積
回路の最高動作周波数は 1000 / (2 + 18) = 50MH となり、クリティカルパスを有しない組合せ回路1、3
及び7を2Vの低電圧源16で駆動しても、従来の半導
体集積回路と同一の最高動作周波数が得られる。
【0081】図23は、図3の本実施例の半導体集積回
路と図25の従来の半導体集積回路において、フリップ
フロップ回路のクロック入力時から次段のフリップフロ
ップ回路のデータ入力時までの遅延、即ちレジスタと組
合せ回路の遅延時間を合計した信号伝搬遅延時間の分布
を表している。同図(a) は従来の3Vの電圧系の半導体
集積回路の遅延分布、同図(b) は本実施例の2V系及び
3V系混在の半導体集積回路の遅延分布である。従来の
半導体集積回路において電源電圧のみを3Vの高電圧系
から2Vの低電圧系に変更すると、最大遅延時間が20ns
から30nsになり、クリティカルパスの遅延時間が設計上
の遅延の上限値20nsを越えるのに対し、図3の本実施例
の半導体集積回路では、遅延時間が20nsを越えるクリテ
ィカルパスを有する組合せ回路のみを3Vの高電圧系に
変更し、他のクリティカルパスを有しない組合せ回路は
2Vの低電源系としているので、設計上の遅延の上限値
20nsを満たすことができる。同図(b) はこの時の遅延の
分布を表している。
【0082】次に、消費電力を従来の半導体集積回路と
本発明の半導体集積回路とで比較する。従来の半導体集
積回路の消費電力をP、電源を3Vの高電圧源と2Vの
低電圧源との両電源、回路全体に占めるクリティカルパ
スの割合を10%、本発明の2V/3V系のフリップフ
ロップ回路が従来のフリップフロップ回路と回路構成が
異なることによる消費電力の増大分を10%とすると、
本発明の半導体集積回路の消費電力は次式に示すよう
に、 [Px (2/3)]2 x 0.9 + Px 1.1 x 0.1 = Px 0.51 になり、消費電力は49%も削減される。
【0083】また、上述の条件で、回路全体に占めるク
リティカルパスの割合を5%とすると、本発明の半導体
集積回路の消費電力は次式に示すように、 [Px (2/3)]2 x 0.95 + Px 1.1 x 0.05 = P x 0.48 になり、消費電力は52%も削減される。
【0084】続いて、回路規模を従来の半導体集積回路
と本発明の半導体集積回路とで比較する。
【0085】従来の半導体集積回路の回路規模をS、半
導体集積回路の中に占めるフリップフロップ回路の割合
を20%、フリップフロップ回路全体の中でレベル変換
回路を有するフリップフロップ回路が占める割合を10
%、本発明の2V/3V系のフリップフロップ回路が従
来のフリップフロップ回路と回路構成が異なることによ
る面積の増分を10%とすると、本発明の半導体集積回
路の回路規模は次式に示すように、 S x 0.8 +S x 0.18 + Sx 1.1 x 0.02 =S x 1.002 になり、回路規模の増加は0.2%に留まる。
【0086】また、上述の条件で、フリップフロップ回
路全体の中でレベル変換回路を有するフリップフロップ
回路が占める割合を5%とすると、本発明の半導体集積
回路の回路規模は次式に示すように、 S x 0.8 +S x 0.19 + Sx 1.1 x 0.01 =S x 1.001 になり、回路規模の増加は0.1%に留まる。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1ないし請
求項9記載の発明の論理合成方法によれば、クリティカ
ルパスを持つ組合せ回路の全体を高電源で駆動するよう
論理合成するので、そのクリティカルパスの信号伝搬遅
延時間を設計上許容される遅延上限値未満に抑えること
ができると共に、クリティカルパスを持つ組合せ回路の
前段に位置するレジスタに1個のレベル変換回路を配置
するよう論理合成するので、クリティカルパスのみを高
電圧源で駆動する場合に比して、必要とするレベル変換
回路の数を少なく低減しつつ、機能記述からのトップダ
ウン設計とスキャンテストとが可能であり、従って半導
体集積回路の設計を極めて容易にすることができる。
【0088】また、請求項10ないし請求項23記載の
発明の半導体集積回路によれば、この半導体集積回路
は、クリティカルパスを持つ極く一部の組合せ回路の全
体が高電圧源で駆動されるので、前記クリティカルパス
の信号伝搬遅延時間を設計上許容される遅延上限値未満
に抑えることができると共に、このようにクリティカル
パスを持つ組合せ回路の全体が高電圧源で駆動しても、
そのクリティカルパスを持つ組合せ回路の数は組合せ回
路の全体から見て極めて少なくて消費電力の増大は少な
く抑制される一方、他のクリティカルパスを持たない多
くの組合せ回路が低電圧源で駆動されるので、半導体集
積回路全体として消費電力が顕著に低減され、低消費電
力化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像処理システムの全体概略構成図である。
【図2】半導体チップの全体概略構成図である。
【図3】本発明の実施例における半導体集積回路の複数
のレジスタ及び複数の組合せ回路の接続関係を示す図で
ある。
【図4】レベル変換回路を有しないフリップフロップ回
路の構成図である。
【図5】レベル変換回路を有するフリップフロップ回路
の構成図である。
【図6】レベル変換回路の具体的構成を示す図である。
【図7】レベル変換回路を有しないラッチ回路の構成図
である。
【図8】レベル変換回路を有するラッチ回路の構成図で
ある。
【図9】論理合成装置の全体概略構成を示す図である。
【図10】ハードウェア記述言語を示す図である。
【図11】ネットリストを示す図である。
【図12】スケマティックを示す図である。
【図13】半導体集積回路の論理合成方法を示す図であ
る。
【図14】半導体集積回路の他の論理合成方法を示す図
である。
【図15】図13の論理合成方法の変形例を示す図であ
る。
【図16】図14の他の論理合成方法の変形例を示す図
である。
【図17】第2の組合せ回路及びレベル変換回路を有す
るフリップフロップ回路にマッピングする説明図であ
る。
【図18】開発対象となる他の半導体集積回路を示す図
である。
【図19】レベル変換回路を有しないスキャンフリップ
フロップ回路の構成図である。
【図20】レベル変換回路を有するスキャンフリップフ
ロップ回路の構成図である。
【図21】レベル変換回路を有しない他のスキャンフリ
ップフロップ回路の構成図である。
【図22】レベル変換回路を有する他のスキャンフリッ
プフロップ回路の構成図である。
【図23】従来例及び本発明例における半導体集積回路
の信号伝搬遅延時間とその遅延時間を有する組合せ回路
の個数の分布を示す図である。
【図24】レジスタトランスファーレベルの記述を示す
図である。
【図25】従来の半導体集積回路の論理回路を示す図で
ある。
【図26】任意の半導体集積回路においてクリティカル
パスのみを高電圧源で駆動する場合のレベル変換回路の
配置位置を示す図である。
【図27】他の任意の半導体集積回路においてクリティ
カルパスのみを高電圧源で駆動する場合のレベル変換回
路の配置位置を示す図である。
【符号の説明】
1、3、7 第1の組合せ回路 5 第2の組合せ回路 2、4、6、8 フリップフロップ回路(レジスタ) 9 クロックバッファ(クロック供給手
段) 15 高電圧源 16 低電圧源 22 内部コア部 30 マスタラッチ 31 スレーブラッチ 33、33 54、92 内部クロック生成回路 35、35 56、96、98 レベル変換回路 36 データ一時記憶部 40、41 PMOS 型トランジスタ 42、43 NMOS 型トランジスタ 45、46 CMOS 型インバータ 47、49 PMOS 型トランジスタ 48、50 NMOS 型トランジスタ 51、51´ ラッチ回路(レジスタ) 52 ラッチ部 65 タイミング検証部 80〜84 スキャンテスト用フリップフロッ
プ回路(レジスタ) 90 マルチプレクサ 91 データ入力選択回路

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のレジスタと前記複数のレジスタの
    間に位置する複数の組合せ回路とから成る半導体集積回
    路を論理セルの接続情報に基いて合成する論理合成方法
    であって、 前記何れかの組合せ回路の信号伝搬遅延時間が設計上の
    遅延上限値以下の場合にはこの組合せ回路を低電圧源を
    電圧源とする第1の組合せ回路に合成すると共に、前記
    何れかの組合せ回路の信号伝搬遅延時間が設計上の遅延
    上限値を越える場合にはこの組合せ回路を高電圧源を電
    圧源とする第2の組合せ回路に合成する第1の工程と、 前記合成された何れかの第1の組合せ回路の出力が前記
    合成された第2の組合せ回路に入力された形の混在の有
    無を判断し、その混在が有る場合にはその第1の組合せ
    回路を第2の組合せ回路に再合成する第2の工程と、 前記各レジスタが前記合成又は再合成された第2の組合
    せ回路に信号を出力するレジスタか否かを判断し、何れ
    かのレジスタがそのレジスタである場合にはこのレジス
    タを高電圧源を電圧源とするレジスタに合成し、そのレ
    ジスタでない場合にはこのレジスタを低電圧源を電圧源
    とするレジスタに合成する第3の工程とを有することを
    特徴とする論理合成方法。
  2. 【請求項2】 第1の工程は、 最初に、第1の組合せ回路及び低電圧源により駆動され
    るレジスタを用いて前記低電圧源により駆動されるレジ
    スタ及び前記第1の組合せ回路を合せた信号伝搬遅延時
    間を見積り、 次いで、前記見積り結果が設計上の遅延上限値以下とな
    る第1の組合せ回路が有る場合にはその第1の組合せ回
    路を第1の組合せ回路に合成し、前記見積り結果が設計
    上の遅延上限値を越える第1の組合せ回路が有る場合に
    はその第1の組合せ回路を第2の組合せ回路に合成する
    工程であることを特徴とする請求項1記載の論理合成方
    法。
  3. 【請求項3】 第1の工程は、 最初に、全ての組合せ回路を第1の組合せ回路を用いて
    合成し、 次いで、前記組合せ回路の信号伝搬遅延時間が設計上の
    遅延上限値を越えるか否かを判定し、設計上の遅延上限
    値を越える第1の組合せ回路が有る場合にはその第1の
    組合せ回路を第2の組合せ回路に再合成する工程である
    ことを特徴とする請求項1記載の論理合成方法。
  4. 【請求項4】 第2の工程は、 第1の組合せ回路を第2の組合せ回路に再合成した結
    果、新たに、何れかの第1の組合せ回路の出力が前記合
    成された第2の組合せ回路に入力された形の混在が生じ
    たか否かを判断し、その混在が生じた場合にはその第1
    の組合せ回路を第2の組合せ回路に再合成することを繰
    返す工程を有することを特徴とする請求項1記載の論理
    合成方法。
  5. 【請求項5】 複数のレジスタ及びその各レジスタ間に
    位置する複数の組合せ回路を記述したレジスタトランス
    ファーレベルの設計データを入力し、 第1の工程における論理セルの接続情報は、前記入力し
    たレジスタトランスファーレベルの設計データから生成
    されることを特徴とする請求項1記載の論理合成方法。
  6. 【請求項6】 論理セルの接続情報を記載したネットリ
    ストを入力し、 第1の工程における論理セルの接続情報は、前記入力し
    たネットリストに記載された論理セルの接続情報から生
    成されることを特徴とする請求項1記載の論理合成方
    法。
  7. 【請求項7】 論理セルの接続情報を表したスケマティ
    ックを入力し、 第1の工程における論理セルの接続情報は、前記入力し
    たスケマティックに表された論理セルの接続情報から生
    成されることを特徴とする請求項1記載の論理合成方
    法。
  8. 【請求項8】 入力されたレジスタトランスファレベ
    ル、入力されたネットリスト、又は入力されたスケマテ
    ィックに基づく論理セルの接続情報を最適化し、 前記最適化された論理セルの接続情報を、第1の工程に
    おける論理セルの接続情報として用いることを特徴とす
    る請求項5、請求項6又は請求項7記載の論理合成方
    法。
  9. 【請求項9】 第3の工程の後、 各レジスタのタイミングを検証する工程を有することを
    特徴とする請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4
    記載の論理合成方法。
  10. 【請求項10】 複数のレジスタ及び前記各レジスタの
    間に位置する複数の組合せ回路を有する半導体集積回路
    であって、 前記複数の組合せ回路のうち一部の組合せ回路は、低電
    圧源を電圧源とする第1の組合せ回路より成り、前記複
    数の組合せ回路のうち他の組合せ回路は、高電圧源を電
    圧源とする第2の組合せ回路より成り、 前記複数のレジスタのうち、入力側に第1の組合せ回路
    が位置すると共に出力側に第2の組合せ回路が位置する
    レジスタは、低電圧源を電圧源とするデータ一時記憶部
    と、高電圧源を電圧源として前記データ一時記憶部の低
    電圧の出力信号を高電圧の出力信号にレベル変換するレ
    ベル変換回路とを有するレジスタにより構成されること
    を特徴とする半導体集積回路。
  11. 【請求項11】 複数のレジスタのうち、入力側及び出
    力側に各々第1の組合せ回路が位置するレジスタ、及び
    入力側に第2の組合せ回路が位置すると共に出力側に第
    1の組合せ回路が位置するレジスタは、各々、低電圧源
    を電圧源としレベル変換回路を有しないレジスタにより
    構成され、 前記複数のレジスタのうち、入力側及び出力側に各々第
    2の組合せ回路が位置するレジスタは、低電圧源を電圧
    源とするデータ一時記憶部と、高電圧源を電圧源として
    前記データ一時記憶部の低電圧の出力信号を高電圧の出
    力信号にレベル変換するレベル変換回路とを有するレジ
    スタにより構成されることを特徴とする請求項10記載
    の半導体集積回路。
  12. 【請求項12】 低電圧源を電圧源とし且つ各レジスタ
    にクロックを供給するクロック供給手段を有することを
    特徴とする請求項10又は請求項11記載の半導体集積
    回路。
  13. 【請求項13】 レベル変換回路を有するレジスタはフ
    リップフロップ回路より成り、 前記フリップフロップ回路は、 低電圧源を電圧源とし直列接続されたマスターラッチ及
    びスレーブラッチと、高電圧源を電圧源とする出力バッ
    ファーと、前記スレーブラッチと前記出力バッファとの
    間に介在され前記スレーブラッチから入力した低電圧の
    信号を高電圧の信号にレベル変換して前記出力バッファ
    に出力するレベル変換回路とを有することを特徴とする
    請求項10、請求項11又は請求項12記載の半導体集
    積回路。
  14. 【請求項14】 レベル変換回路を有しないレジスタは
    フリップフロップ回路より成り、 前記フリップフロップ回路は、 低電圧源を電圧源とし直列接続されたマスターラッチ及
    びスレーブラッチと、低電圧源を電圧源とし前記スレー
    ブラッチからの出力信号を入力する出力バッファーとを
    有することを特徴とする請求項11又は請求項12記載
    の半導体集積回路。
  15. 【請求項15】 レベル変換回路を有するレジスタはラ
    ッチ回路より成り、 前記ラッチ回路は、 低電圧源を電圧源とするラッチ部と、高電圧源を電圧源
    とする出力バッファーと、前記ラッチ部と前記出力バッ
    ファとの間に介在され前記ラッチ部から入力した低電圧
    の信号を高電圧にレベル変換して前記出力バッファに出
    力するレベル変換回路とを有することを特徴とする請求
    項10、請求項11又は請求項12記載の半導体集積回
    路。
  16. 【請求項16】 レベル変換回路を有しないレジスタは
    ラッチ回路より成り、 前記ラッチ回路は、 低電圧源を電圧源とするラッチ部と、低電圧源を電圧源
    とし前記ラッチ部からの出力信号を入力する出力バッフ
    ァーとを有することを特徴とする請求項11又は請求項
    12記載の半導体集積回路。
  17. 【請求項17】 各レジスタは、スキャンテスト用フリ
    ップフロップ回路により構成されることを特徴とする請
    求項10、請求項11又は請求項12記載の半導体集積
    回路。
  18. 【請求項18】 スキャンテスト用フリップフロップ回
    路のうち、レベル変換回路を有するスキャンテスト用フ
    リップフロップ回路は、 低電圧源を電圧源とすると共に外部入力される制御信号
    により複数の入力データのうち何れか1つのデータを選
    択するマルチプレクサと、低電圧源を電圧源とし前記マ
    ルチプレクサからの信号を入力する直列接続されたマス
    ターラッチ及びスレーブラッチと、高電圧源を電圧源と
    する出力バッファーと、前記スレーブラッチと前記出力
    バッファとの間に介在され前記スレーブラッチから入力
    した低電圧の信号を高電圧の信号にレベル変換して前記
    出力バッファに出力するレベル変換回路とを有すること
    を特徴とする請求項17記載の半導体集積回路。
  19. 【請求項19】 スキャンテスト用フリップフロップ回
    路のうち、レベル変換回路を有するスキャンテスト用フ
    リップフロップ回路は、 低電圧源を電圧源としクロックにより複数の入力データ
    のうち何れか1つのデータを選択するデータ入力選択回
    路と、低電圧源を電圧源とし前記データ入力選択回路か
    らの信号を入力する直列接続されたマスターラッチ及び
    スレーブラッチと、高電圧源を電圧源とする出力バッフ
    ァーと、前記スレーブラッチと前記出力バッファとの間
    に介在され前記スレーブラッチから入力した低電圧の信
    号を高電圧の信号にレベル変換して前記出力バッファに
    出力するレベル変換回路とを有することを特徴とする請
    求項17記載の半導体集積回路。
  20. 【請求項20】 レベル変換回路は、 2個のPMOS 型トランジスタと、2個のNMOS 型トラン
    ジスタとにより構成され、 一方のPMOS 型トランジスターのゲートは他方のPMOS
    型トランジスターのドレインに接続され、前記一方のP
    MOS 型トランジスターのドレインは前記他方のPMOS 型
    トランジスターのゲートに接続され、前記2個のPMOS
    型トランジスターのソースは高電圧源に接続され、 前記2個のNMOS 型トランジスターは、その両ゲート
    に、相補の信号を出力するスレーブラッチの前記相補の
    信号が入力され、その各ドレインが前記2個のPMOS 型
    トランジスターの各ドレインに接続され、前記2個のN
    MOS 型トランジスターの各ソースが接地され、 前記2個のNMOS 型トランジスターの各ドレインの電位
    を信号として出力することを特徴とする請求項13、請
    求項15、請求項18又は請求項19記載の半導体集積
    回路。
  21. 【請求項21】 レベル変換回路は、 2個のPMOS 型トランジスタと、 2個のCMOS 型インバータとを備え、 前記各CMOS 型インバータは、直列接続された1個のP
    MOS 型トランジスタ及び1個のNMOS 型トランジスタよ
    り成ると共に、前記PMOS 型及びNMOS 型の両トランジ
    スターの両ゲートを入力端子とし、前記PMOS 型及びN
    MOS 型の両トランジスターの直列接続部を出力端子とす
    るものであり、 前記2個のCMOS 型インバータの入力端子には、相補の
    信号を出力するスレーブラッチの前記相補の信号が入力
    され、 前記2個のPMOS 型トランジスタは、その両ドレインが
    前記両CMOS 型インバータのPMOS 型トランジスタのソ
    ースに各々接続され、その各ソースは高電圧源に接続さ
    れ、 前記2個のCMOS 型インバータのNMOS 型トランジスタ
    のソースは接地され、 前記各CMOS 型インバータの出力端子は、直列接続され
    ない側のPMOS 型トランジスタのゲートに各々接続さ
    れ、 前記2個のCMOS 型インバータの各出力端子の電位を信
    号として出力することを特徴とする請求項13、請求項
    15、請求項18又は請求項19記載の半導体集積回
    路。
  22. 【請求項22】 低電圧源及び高電圧源は各々外部から
    入力されることを特徴とする請求項10、請求項11又
    は請求項12記載の半導体集積回路。
  23. 【請求項23】 入出力パッドの配置領域と、内部コア
    部とを有し、 前記内部コア部に、複数のレジスタと複数の組合せ回路
    とが配置されると共にメモリのセル部が配置されること
    を特徴とする請求項10、請求項11又は請求項12記
    載の半導体集積回路。
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