JP2954157B2 - 半導体集積回路の設計方法 - Google Patents

半導体集積回路の設計方法

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JP2954157B2
JP2954157B2 JP10122438A JP12243898A JP2954157B2 JP 2954157 B2 JP2954157 B2 JP 2954157B2 JP 10122438 A JP10122438 A JP 10122438A JP 12243898 A JP12243898 A JP 12243898A JP 2954157 B2 JP2954157 B2 JP 2954157B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路を生成
するための半導体集積回路の設計方法の改良、特に、低
消費電力な半導体集積回路を生成する半導体集積回路の
設計方法に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、半導体集積回路の設計において
は、開発対象の半導体集積回路をレジスタトランスファ
ーレベル(以下、RTLと記す)の機能記述により表現
し、このRTL記述を用いて論理合成することにより、
開発対象の半導体集積回路を生成するトップダウン設計
が採用されている。
【0003】図24は従来のRTL記述、図25は前記
RTL記述を用いて論理合成により生成された論理回路
(半導体集積回路)を示す。
【0004】図24のRTL記述は、複数のレジスタ間
のデータ転送を機能レベルで明確に規定した記述であ
る。同図のRTL記述において、r1,r2,r3,r4 はレジス
タ、func1,func2,func3,func4 は前記レジスタ間の組合
せ回路の機能の記述、assign文とalways文は各レジスタ
と各組合せ回路との接続関係を記述したものである。
【0005】図24のRTL記述から論理を合成する場
合、面積又は速度の制約条件を与えることにより、面積
と速度のトレードオフの曲線上で回路が決定する。
【0006】前記RTL記述から生成された図25に示
す論理回路において、101 ,103 ,105,及び107 は前記
RTL記述に明示されたレジスタr1,r2,r3,r4 が論理合
成によりマッピングされたフリップフロップ回路であっ
て、前記図24のRTL記述に明示されたレジスタr1,r
2,r3,r4 に直接対応する。108 はクロックバッファ、10
0 ,102 ,104 及び106 は図24のRTL記述のfunc1,
func2,func3,func4 に対応する組合せ回路である。前記
組合せ回路100 ,102 ,104 及び106 は、図24のRT
Lの機能記述から面積と速度とのトレードオフの曲線上
の1つの回路としてマッピングされたものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、半導体集積
回路の消費電力Pは、動作周波数をf、負荷容量をC、
電圧をVとすると[式1]の通り、 [式1] P=f x C x V2 で示される。従って、半導体集積回路の消費電力を低減
するには、動作周波数の低下、負荷容量の低下、又は電
源電圧の低下の3方法があり、電源電圧の低下による場
合の低減効果が最も大きい。
【0008】しかしながら、電源電圧を低く設定する
と、論理回路を構成する多数のパスの中で最大遅延時間
を持つクリティカルパスの遅延時間も増大する。
【0009】そこで、例えば特開平5−299624号
公報には、多数の論理ゲートのうち低速動作で足りる論
理ゲートを低電圧源により駆動し、他の高速動作が必要
な論理ゲートを高電圧源により駆動する技術が開示され
るが、クリティカルパスを考慮に入れた低電圧源と高電
圧源との2電源の使用は開示されていない。
【0010】本発明の目的は、半導体集積回路の設計方
法において、開発の対象とする半導体集積回路の各組合
せ回路のクリティカルパスの遅延時間の増大を招かず
に、低消費電力な半導体集積回路を簡易に生成できる設
計方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、特開平
5−299624号公報に開示される技術を利用して、
前記クリティカルパスを構成する論理ゲートのみを高電
圧源で駆動し、他の論理ゲートを低電圧源で駆動し、こ
れによりクリティカルパスの最大遅延時間の増大を招か
ずに半導体集積回路全体の消費電流を低電圧電源の使用
により低減して、低消費電力化を図るものである。しか
し、この発明は、更に改良する余地がある。
【0012】前記改良点の詳細は次の通りである。前記
のように低電圧源で駆動される低速動作型の論理ゲート
から、高電圧源で駆動される高速動作型の論理ゲートに
データを伝達する場合には、例えば特開平5−6796
3号公報に開示されるように、その2つの論理ゲートの
間に、低電圧源で駆動される論理ゲートの出力レベルを
高く変換するレベル変換回路を配置する必要がある。し
かし、前記図25に示す各々の組合せ回路は、例えば図
26又は図27に示すような多数の論理ゲートにより構
成される回路であるため、この各図の組合せ回路におい
てクリティカルパスが図中太線で示すパスであると仮定
すると、このクリティカルパスを高電圧源で駆動するに
は各図中記号〇で示す複数の位置(この位置の数は図2
6では8箇所、図27では12箇所である)にレベル変
換回路を要すると判断し且つ配置する必要がある。集積
度の高い半導体集積回路では、組合せ回路の数は極めて
多数であると共に各組合せ回路を構成する論理ゲートの
数も極めて多い。従って、このような集積度の高い半導
体集積回路では、クリティカルパスを持つ1つの組合せ
回路においてレベル変換回路を要する位置の数は多数と
なり、またクリティカルパスを持つ組合せ回路の数も多
いため、半導体集積回路の全体でレベル変換回路を要す
る位置の数は膨大な数となる。その結果、集積度の高い
半導体集積回路の設計では、極く一部に限定した組合せ
回路で前記のようにレベル変換回路を要する位置を判断
し且つ配置することは可能であるが、半導体集積回路の
全体では前記レベル変換回路の配置位置の判断が繁雑で
煩わしく、また長時間を要し、設計が面倒になる。
【0013】記の目的を達成するため、本発明では、
次の点に着目した。即ち、第1に、半導体集積回路は、
前記図25に示す通り、多数のレジスタと、その各レジ
スタ間に位置する多数の組合せ回路とから成るので、レ
ジスタにレベル変換回路を配置すれば、複数の組合せ回
路には各所,即ちクリティカルパスを高電源で駆動する
場合にレベル変換回路を要する複数の位置に、各々レベ
ル変換回路を配置する必要が無く、レベル変換回路の配
置位置数が少なく低減できること、第2に、前記の通り
レジスタにレベル変換回路を配置すれば、このレベル変
換回路からデータが伝達される組合せ回路では、その組
合せ回路の全体を高電源で駆動する必要が生じるもの
の、半導体集積回路では、クリティカルパスに存在する
論理ゲートの数は、集積回路全体を構成する論理ゲート
の数の約5%程度である統計からすると、クリティカル
パスを持つ組合せ回路の組合せ回路全体に対する割合は
少なく、従ってクリティカルパスを持つ組合せ回路全体
を高電源で駆動してもさほど消費電力の増大を招かない
ことに着目した。
【0014】即ち、請求項1記載の発明の半導体集積回
路の設計方法は、複数の信号伝搬経路上に各々設けられ
た組合せ回路を有する半導体集積回路の設計方法であつ
て、低電圧源で駆動される第1の論理ゲートと、クリテ
ィカルパスとなる第1の信号伝搬経路に設けられ且つ高
電圧源で駆動される第2の論理ゲートとを、前記第1の
信号伝搬経路とは異なる第2の信号伝搬経路上に有する
第1の組合せ回路を生成する工程と、前記第1の組合せ
回路内の前記第1の論理ゲートの出力が前記第1の組合
せ回路内の前記第2の論理ゲートの入力に人力される形
の混在の有無を判断する工程と、その混在がある場合に
は、前記第1の組合せ回路内の前記第1の論理ゲートを
高電圧源で駆動される論理ゲートに置換する工程とを備
えたことを特徴とする。
【0015】また、請求項2記載の発明は、前記請求項
1記載の半導体集積回路の設計方法において、前記クリ
ティカルパスとなる第1の信号伝搬経路に設けられ且つ
高電圧源で駆動される第2の論理ゲートは、クリティカ
ルパスとなる前記第1の信号伝搬経路の信号伝搬遅延時
間が設計上の遅延上限値以下になるように設けられたこ
とを特徴とする。
【0016】
【作用】以上の構成により、請求項1及び請求項2記
の半導体集積回路の設計方法は次の作用を奏する。即
、クリティカルパスを持つ組合せ回路では、そのクリ
ティカルパスとなる信号伝搬経路上の論理ゲートが高電
圧で駆動されるので、そのクリティカルパスの時間遅延
を設計上許容される遅延上限値未満に抑えることができ
る。しかも、クリティカルパスを持つ組合せ回路内の論
理ゲートを高電圧源で駆動しても、そのクリティカルパ
スを持つ組合せ回路の数は組合せ回路の全体から見て極
めて少いので、消費電力の増大は少なく抑制される。一
方、クリティカルパスを持たない多くの組合せ回路は低
電源で駆動されるので、消費電力が顕著に低減される。
その結果、半導体集積回路全体では、低消費電力化が図
られる。更に、前記高電圧源で駆動される論理ゲート
(第2の論理ゲート)を持つ組合 せ回路内において、低
電圧源で駆動される論理ゲート(第1の論理ゲート)が
含まれる場合に、その低電圧源で駆動される第1の論理
ゲートの出力が前記高電圧源で駆動される第2の論理ゲ
ートの入力に人力される形の混在があれば、その第1の
論理ゲートを、高電圧源で駆動される論理ゲートに置換
するので、クリティカルパス上の論理ゲートのみを高電
圧源で駆動する場合に比して、必要とするレベル変換回
路の数を少なく低減でき、従って半導体集積回路の設計
が極めて容易になる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。
【0018】図1は本発明の半導体集積回路を備えた画
像処理装置Aの全体構成を示す。同図において、10は
外部からの信号をアナログ/デジタル変換するA/D変
換器、11は汎用のDRAM、12は本発明の半導体集
積回路であり前記DRAM11からデータを取出し又は
データを記憶させつつ画像処理を行う第1の半導体集積
回路、13は前記第1の半導体集積回路12を制御する
汎用の制御用マイクロコンピュータ、14は前記第1の
半導体集積回路12から信号を受けて更に画像処理を行
う第2の半導体集積回路である。
【0019】また、15は外部に配置された例えば3V
の高電圧源、16は同様に外部配置された例えば2Vの
低電圧源である。同図の画像処理装置Aは、前記高電圧
源15に接続された高電圧配線17と、前記低電圧源1
6に接続された低電圧配線18とを有する。画像処理装
置Aの低消費電力化を図るために低電圧源16は画像処
理用の第1及び第2の半導体集積回路12、14の電圧
源として使用され、低電圧配線18の低電圧が第1及び
第2の半導体集積回路12、14のみに供給される。一
方、高電圧配線17の高電圧は他の汎用の回路10、1
1、13に供給される。各回路10〜14間のインター
フェイス電圧を高電圧にする必要から、高電圧配線17
の高電圧は画像処理用の2個の半導体集積回路12、1
4にも供給される。
【0020】前記低電圧源16は高電圧配線17の電圧
を内部トランジスターでその閾値電圧分だけ降圧した内
部低電圧源としてもよい。その構成は例えば特開平4−
96369号公報に記載されるので、その詳細は省略す
る。この場合、外部に配置した低電圧源16は不要であ
る。
【0021】前記画像処理用の第1の半導体集積回路1
2の内部構成を図2に示す。同図において、20はチッ
プ、21…は前記チップ20の外周に複数配置された入
力/出力パッド、22は前記複数の入力/出力パッド2
1…の配置領域を除いた内部コア部であって、前記内部
コア部22には5個の機能ブロックA〜Eが設けられて
いる。前記機能ブロックA〜Dは各々異なる演算処理を
行う演算処理回路であり、機能ブロックEは例えばROM
,RAM 等の小容量のメモリセル部である。
【0022】本発明は、前記画像処理用の第1の半導体
集積回路12において、前記内部コア部22内の前記メ
モリセル部より成る機能ブロックE以外の機能ブロック
A〜Dに対して適用される。
【0023】図3は、前記第1の半導体集積回路12の
任意の1つの機能ブロック(例えばA)の論理回路図を
示す。
【0024】同図の機能ブロック(半導体集積回路の一
部)は、前記図24のRTL記述から論理合成した論理
回路を示す。同図において、2、4,6及び8は、各々
前記図24のRTL記述のレジスタr1,r2,r3,r4 を構成
するフリップフロップ回路である。1、3、5及び7は
各々前記図24のRTL記述の組合せ回路func1,func2,
func3 及びfunc4 を構成し各レジスタr1〜r4の間又は前
段に位置する組合せ回路である。図3では、説明を簡単
にするため、各組合せ回路の出力は次段のフリップフロ
ップ回路のみに入力されるが、他の組合せ回路に信号を
転送する場合もある。
【0025】前記フリップフロップ回路2、6及び8は
前記2Vの低電圧源16を電圧源とする2V系であり、
残るフリップフロップ回路4は、2Vの低電圧源16及
び3Vの高電圧源15の両電源を電圧源とする2V/3
V系である。前記2V/3V系のフリップフロップ回路
4は後述するようにレベル変換回路を有し、2V系のフ
リップフロップ回路2、6及び8はレベル変換回路を有
しない。更に、前記組合せ回路1、3及び7は、2Vの
低電圧源16を電圧源とする2V系の組合せ回路(第1
の組合せ回路)であり、残る組合せ回路5は、高速動作
の要求から、3Vの高電圧電源15を電圧源とする3V
系の組合せ回路(第2の組合せ回路)である。
【0026】加えて、9は2Vの低電圧源16を電圧源
とする2V系のクロックバッファ(クロック供給手段)
であって、前記4個のフリップフロップ回路2、4、
6、8にクロックを供給する。
【0027】前記2V系のレベル変換回路を有しないフ
リップフロップ回路2、6、8の構成は図4に示され
る。同図において、30は1つの外部信号Dを受けるマ
スタラッチ、31は前記マスタラッチ30の出力側に直
列接続され且つ相補の2つの信号を出力するスレーブラ
ッチであって、この直列接続されたマスタラッチ30及
びスレーブラッチ31によりデータ一時記憶部36を構
成する。32は前記スレーブラッチ31の出力側に接続
された出力バッファ、33は外部から入力されるクロッ
クCLK から相補の内部クロックCK,NCK を生成する内部
クロック生成回路(クロック供給手段)であって、これ
等の回路30〜33は2Vの低電圧源16を電圧源とす
る2V系である。
【0028】前記2V/3V系のレベル変換回路を有す
るフリップフロップ回路4の構成は図5に示される。同
図のフリップフロップ回路4は、前記図4に示した2V
系のフリップフロップ回路2と同一構成の直列接続され
たマスタラッチ30及びスレーブラッチ31と、内部ク
ロック生成回路33とを備えると共に、3Vの高電圧源
15を電圧源とする出力バッファー34と、前記スレー
ブラッチ31と前記出力バッファ34の間に介在された
レベル変換回路35とを備える。前記レベル変換回路3
5は、2V/3V系であって、2V系のスレーブラッチ
31の相補の信号間の電位差は低電圧(2V)である
が、この低電圧信号を入力し、この低電圧信号を、その
相補の信号間の電位差が高電圧(3V)である高電圧信
号にレベル変換して出力する機能を有する。
【0029】前記レベル変換回路35の具体的構成を図
6(a)及び(b)に示す。同図(a)のレベル変換回
路35において、40及び41はPMOS 型トランジス
タ、42及び43はNMOS 型トランジスタであって、一
方のPMOS 型トランジスタ40と一方のNMOS 型トラン
ジスタ42とは直列接続され、また他方のPMOS 型トラ
ンジスタ41と他方のNMOS 型トランジスタ43とは直
列接続され、この双方の直列回路は各々3Vの高電圧源
15と接地との間に配置される。前記一方のPMOS 型ト
ランジスタ40のゲートは、直列接続されない側のNMO
S 型トランジスタ43のドレインに、他方のPMOS 型ト
ランジスタ41のゲートはNMOS 型トランジスタ42の
ドレインに接続される。相補の出力は各NMOS 型トラン
ジスタ42、43のドレインから取り出される。前記の
構成により、PMOS 型トランジスタ40とNMOS 型トラ
ンジスタ42、PMOS 型トランジスタ41とNMOS 型ト
ランジスタ43は、各々インバータの機能を奏する。即
ち、図5のスレーブラッチ31の相補の出力により一方
のNMOS 型トランジスタ43のゲートに2Vの低電圧が
供給されると共に他方のNMOS 型トランジスタ42のゲ
ートに0Vが供給されると、前記一方のNMOS 型トラン
ジスタ43がONすると共に前記他方のNMOS型トラン
ジスタ42がOFFし、これに伴い一方のPMOS 型トラ
ンジスタ40がONすると共に他方のPMOS 型トランジ
スタ41がOFFするので、一方のNMOS 型トランジス
タ42のドレインが3Vの高電圧源15に接続されると
共に他方のNMOS 型トランジスタ43のドレインが接地
されて、3Vの高電位差の相補の出力が得られる。図6
(a)の構成では、3Vの高電圧源15から2Vの低電
圧源16への貫通電流、及び3Vの高電圧源15から0
V(接地)への貫通電流を流すことなく、図5のスレー
ブラッチ31の相補の出力を2Vの低電圧から3Vの高
電圧にレベル変換することができる。
【0030】図6(b)は前記とは異なる他の具体的構
成のレベル変換回路35´を示す。同図のレベル変換回
路35´は、前記図6(a)のレベル変換回路35の2
個のNMOS 型トランジスター42、43に代えて、2個
のCMOS 型インバータ45、46を配置したものであ
る。この両CMOS 型インバータ45、46は、各々、1
個のPMOS 型トランジスター47、49と1個のNMOS
型トランジスター48、50とを直列接続して成る。両
CMOS 型インバータ45、46の入力端子、即ち直列接
続されたPMOS 型及びNMOS 型の両トランジスター47,4
8 ,49,50 の両ゲートには、図5のスレーブラッチ31
の相補の出力信号が入力される。一方のCMOS 型インバ
ータ45の出力端子、即ちPMOS 型トランジスター47
とNMOS 型トランジスター48との接続部は、CMOS 型
インバータ45と直列接続されないPMOS 型トランジス
タ41のゲートに、他方のCMOS 型インバータ46の出
力端子は、CMOS 型インバータ46と直列接続されない
PMOS 型トランジスタ40のゲートに各々接続される。
両CMOS 型インバータ45、46の出力がレベル変換回
路35´の相補の出力である。以上の構成により、3V
の高電圧源15から2Vの低電圧源16への貫通電流及
び3Vの高電圧源15から接地への貫通電流を流すこと
なく、図5のスレーブラッチ31の相補の出力を2Vの
低電圧から3Vの高電圧にレベル変換することができ
る。更に、CMOS 型インバータ45、46を構成するP
MOS 型トランジスタは、過渡状態での3Vの高電圧源1
5から接地への貫通電流を抑制する。
【0031】図3の半導体集積回路は、以上の説明から
判るように、入力及び出力共に2V系の組合せ回路1、
3を持つフリップフロップ回路2は、低電圧の2V系で
構成され、入力に2V系の組合せ回路3を持ち且つ出力
に3V系の組合せ回路5を持つフリップフロップ回路4
は、低電圧/高電圧系(2V/3V系)で構成され、ま
た入力に3V系の組合せ回路5を持ち且つ出力に2V系
の組合せ回路7を持つフリップフロップ回路6は、低電
圧の2V系で構成されている。
【0032】以上の説明では、レジスタr1,r2,r3,r4 を
フリップフロップ回路により構成したが、このフリップ
フロップ回路に代えて、ラッチ回路により構成してもよ
い。前記ラッチ回路の具体的構成を図7及び図8に示
す。図7は低電圧の2V系のラッチ回路51を示す。図
7のラッチ回路51は、1つの信号Dを入力し且つラッ
チして相補の出力を得るラッチ部(データ一時記憶部)
52と、前記ラッチ部52の出力側に接続された出力バ
ッファ53と、外部クロックGから内部クロックNGを
生成しこの内部クロックNGを前記ラッチ部52に出力
する内部クロック生成回路54とを備えると共に、外部
クロックGも前記ラッチ部52に与えられる。以上の回
路52〜54は2Vの低電圧源16を電圧源とする2V
系である。図8は低電圧/高電圧系(2V/3V系)の
ラッチ回路51´を示す。図8のラッチ回路51´は、
前記低電圧の2V系のラッチ回路の構成と同様に2Vの
低電圧源16を電圧源とするラッチ部52及び内部クロ
ック生成回路54と、3Vの高電圧源15を電圧源とす
る出力バッファ55と、前記ラッチ部52と前記出力バ
ッファ55との間に介在され入力信号を低電圧(2V)
から高電圧(3V)にレベル変換するレベル変換回路5
6を備える。このレベル変換回路56の具体的構成は前
記図6(a)又は(b)に示す具体的構成と同一であ
る。
【0033】次に、前記図3に示した半導体集積回路を
論理セルの接続情報に基いて論理合成する論理合成方法
のアルゴリズムを図9の論理合成装置並びに図13及び
図14のフローチャートを参照して説明する。
【0034】図9は、論理合成装置60の全体概略構成
を示す。同図において、61は読込み部、62は翻訳
部、63は最適化処理部、64はセル割付け部、65は
タイミング検証部、66は回路図生成部、67は出力部
である。前記読込み部61は前記図24若しくは図10
に示すRTL記述(ハードウェア記述言語)、前記RT
L記述に基いてレジスタ間の信号伝送関係を論理セルの
接続情報レベルで明確に規定した図11に示すネットリ
スト、又は前記ネットリストを図式化した図12に示す
スケマティックを入力する。前記翻訳部62は、読込み
部61から読み込んだRTL記述を状態遷移図、ブール
代数表記、タイミング図、並びにメモリのタイプ、ビッ
ト数及びワード数等のメモリの仕様に変換する。
【0035】前記最適化処理部63は、得られた状態遷
移図を最適化する状態遷移図最適化処理部63aと、最
適化された状態遷移図に対応する回路(ステートマシ
ン)を生成するステートマシン生成部63bと、得られ
たタイミング図をコンパイルするタイミング図のコンパ
イラ63cと、得られたメモリの仕様に基いてメモリを
合成するメモリの合成部63dと、前記コンパイルされ
たタイミング図及び合成されたメモリに基いてインター
フェイス部を合成するインターフェイス部の合成部63
eとを有する。また、最適化処理部63は、読込み部6
1への入力がRTL記述の場合には、前記得られたステ
ートマシン、得られたブール代数表記及び合成されたイ
ンターフェイス部に基いて論理を最適化して、最適化さ
れた論理セルの接続情報を生成する一方、読込み部61
への入力がネットリスト又はスケマティックの場合に
は、この入力されたネットリスト又はスケマティックの
論理を最適化して、最適化された論理の接続情報を生成
する論理最適化部63fを有する。
【0036】また、前記出力部67は、前記図3の論理
回路を示すネットリスト又はこのネットリストを図式化
した論理回路図(スケマティック)を外部出力する。
【0037】本発明は、前記図9に示したセル割付け部
64に存在する。次に、このセル割付け部64によるセ
ルの割付け(セルマッピング)処理、即ち前記論理最適
化部63fにより得られたセルの接続情報に基いて図3
に示す半導体集積回路を論理合成するアルゴリズムを図
13のフローチャートに基いて説明する。尚、図13で
は本発明の特徴部分を主体に描いている。
【0038】同図において、スタートして、ステップS
1〜S4(第1の工程)において、信号伝搬遅延時間が
設計上の遅延上限値以下の組合せ回路は、2Vの低電圧
源16を電圧源とする第1の組合せ回路に合成し、その
逆に信号伝搬遅延時間が設計上の遅延上限値を越える組
合せ回路は、3Vの高電圧源15を電圧源とする第2の
組合せ回路に合成する。
【0039】前記第1の工程は、本実施例では次のよう
に行う。即ち、最初に、前記論理最適化部63fからセ
ルの接続情報を読み込んだ後、ステップS1で低電圧
(2V)系のフリップフロップ回路及び組合せ回路の各
信号伝搬遅延時間を用いて、任意のフリップフロップ回
路のクロック入力から次段のフリップフロップ回路のデ
ータ入力までの信号伝搬経路における信号伝搬遅延時間
を各信号伝搬経路毎に見積る。この信号伝搬遅延時間の
見積りは、例えば用いられる論理(AND回路,NOR
回路又はNOT回路等)に関する情報、例えば論理の種
類、入力数及び論理の段数を抽出し、この論理に関する
情報及びセルのテクノロジ等に基いて、その各論理をセ
ルにマッピングした場合の信号伝搬遅延時間を計算して
推定することにより行う。次に、ステップS2で信号伝
搬遅延時間の見積り結果が設計上の遅延の上限値以下か
否かを判断し、上限値以下の場合は、ステップS3で
号伝搬経路上に配置される論理ゲートの集合体である
合せ回路を低電圧(2V)の論理セルライブラリ(以
下、lib と記す)の組合せ回路(第1の組合せ回路)に
マッピングし、見積り結果が設計上の遅延の上限値を越
える場合は、ステップS4で信号伝搬経路上に配置され
る論理ゲートの集合体である組合せ回路を高電圧(3
V) libの組合せ回路(第2の組合せ回路)にマッピン
グすることにより行う。
【0040】続いて、ステップS5及びS6(第2の工
程)では次の処理を行う。即ち、ステップS5におい
て、低電圧系(2V系)の組合せ回路の出力が高電圧系
(3V系)の組合せ回路の入力となる形で2V系の組合
せ回路と3V系の組合せ回路とが混在するか否かを調
べ、前記の形の混在が存在する場合は、ステップS6で
前記2V系の組合せ回路(第1の組合せ回路)を構成す
る2V系の論理ゲートのうち、3V系の組合せ回路の入
力となる論理ゲートを含む後段の論理ゲートを、3V l
ibの組合せ回路(第2の組合せ回路)を構成する3V系
の論理ゲートにより置換するように再度マッピングす
る。前記混在が無い場合には、2V系の論理ゲ ートを3
V系の論理ゲートに変換する必要はない。
【0041】その後は、レジスタではその入力側及び出
力側に位置する組合せ回路の電圧系が前述の論理合成に
より既に決まっているので、ステップS7〜S9(第3
の工程)では次の処理を行う。即ち、各レジスタが低電
圧(2V)の入力から高電圧(3V)の出力に電位をレ
ベル変換するか否かを調べ、レベル変換する場合は、ス
テップS8でそのレベル変換するレジスタ(フリップフ
ロップ回路又はラッチ回路)を図5の2V/3V系のフ
リップフロップ回路又は図8の2V/3V系のラッチ回
路にマッピングし、レベル変換しない場合は、ステップ
S9でそのレベル変換しないレジスタを図4の2V系の
フリップフロップ回路又は図7の2V系のラッチ回路に
マッピングする。
【0042】図14は前記図13に示す論理合成方法の
変形例を示す。図13の論理合成方法では、第1の工程
において信号伝搬遅延時間を見積り、その見積り結果に
応じて組合せ回路を低電圧(2V)の組合せ回路又は高
電圧(3V)の組合せ回路にマッピングしたのに代え、
本変形例は、最初にステップS10で2V libの組合せ
回路(第1の組合せ回路)にマッピングし、その後、ス
テップS11において前記合成した結果が設計上の遅延
上限値以下か否かを判断し、遅延上限値を越える場合の
みステップS12で前記合成した2Vlib の組合せ回路
(第1の組合せ回路)を3V libの組合せ回路(第2の
組合せ回路)で置換するように再度マッピングする。本
変形例の第2の工程及び第3の工程は、前記図13の論
理合成方法と同一であるので、その説明を省略する。
【0043】図15は前記図13に示した論理合成のア
ルゴリズムの一部をより具体化した変形例を示す。以
下、図15の論理合成のアルゴリズムを図13とは異な
る部分について説明する。第1の工程ではステップS1
3が追加される。このステップS13は、ステップS2
で信号伝搬遅延時間の見積り結果が上限値を越える場合
に、予め、その上限値を越える全ての低電圧(2V)li
b の組合せ回路(第1の組合せ回路)を抽出するステッ
プであり、このステップS13の後に、前記抽出した第
1の組合せ回路をステップS4で高電圧(3V)lib の
組合せ回路(第2の組合せ回路)にマッピングする。ま
た、第2の工程では、ステップS14が追加される。こ
のステップS14は、ステップS5で2V系の組合せ回
路と3V系の組合せ回路とが混在する場合に、予め、そ
の混在する2V系の組合せ回路(第1の組合せ回路)を
全て抽出するステップであり、このステップS14の後
に、前記抽出した第1の組合せ回路をステップ6で高電
圧(3V)lib の組合せ回路(第2の組合せ回路)に再
度マッピングする。また、この第2の工程では、前記ス
テップ6で第2の組合せ回路に再度マッピングした後、
ステップ5に戻るアルゴリズムが追加される。このアル
ゴリズムは、前記ステップ6での3V系の組合せ回路へ
のマッピングに起因して2V系の組合せ回路と3V系の
組合せ回路との混在が新たに生じることになる場合があ
る点を考慮して、この混在をステップ5で判断し、この
混在がある場合には、再度ステップS14及びS6で、
その混在する2V系の組合せ回路の抽出と、その抽出し
た第1の組合せ回路を高電圧(3V)lib の組合せ回路
(第2の組合せ回路)に再度マッピングすることを繰返
すためである。
【0044】また、図16は、前記図14に示した論理
合成のアルゴリズムの一部をより具体化した変形例を示
す。本変形例も前記図15と同様に、信号伝搬遅延時間
が上限値を越える場合に(ステップS11)、予め、そ
の上限値を越える全ての低電圧(2V)lib の組合せ回
路(第1の組合せ回路)を抽出するステップ15が第1
工程に追加されると共に、2V系の組合せ回路と3V系
の組合せ回路とが混在する場合に(ステップS5)、予
め、その混在する2V系の組合せ回路(第1の組合せ回
路)を全て抽出するステップ16が第2の工程に追加さ
れると共に、この第2の工程には、3V系の組合せ回路
へのリマッピング(ステップ6)に起因して2V系の組
合せ回路と3V系の組合せ回路との混在が新たに生じる
ことになる場合がある点を考慮して、このステップS6
の処理後にその混在の有無の判断を行うステップ5に戻
るアルゴリズムが追加される。
【0045】従って、図15及び図16に示した論理合
成方法の各アルゴリズムでは、例えば図17(a)に示
すように、信号伝搬遅延時間又はその見積り結果が設計
上の遅延上限値を越える場合に、このクリティカルパス
を持つ第1の組合せ回路を図中ハッチングで示す4個の
論理ゲート5a、5b、5c、5dから成る第2の組合
せ回路にマッピングして、この第2の組合せ回路5の
信号伝搬経路(第1の信号伝搬経路)の信号伝搬遅延時
間が前記上限値以下になるようにする。また、このマッ
ピングにより、同図(a)に示すように、2Vの低電圧
源で駆動される2個の論理ゲート(第1の論理ゲート)
100a、100bと、前記クリティカルパス上の図中
ハッチングで示す高電圧源で駆動される論理ゲート(第
2の論理ゲート)5dとから成る組合せ回路100を生
成する。この組合せ回路100の信号伝搬経路(第2の
信号伝搬経路)は、前記クリティカルパスを持つ組合せ
回路5の信号伝搬経路(第1の信号伝搬経路)との関係
では、前記3Vの高電圧源で駆動される論理ゲート5d
の部分で共通する。
【0046】その後、前記組合せ回路100において、
低電圧源で駆動される第1の論理ゲート100bの出力
が、高電圧源で駆動される第2の論理ゲート5dの入力
に入力される形の混在の有無を判断する。そして、この
混在がある場合には、同図(b)に示すようにその混在
する第1の論理ゲート100bを図中ハッチングで示す
ように高電圧源で駆動される第2の論理ゲートにリマッ
ピング(置換)する。このリマッピングにより、更に低
電圧源で駆動される第1の論理ゲート100aの出力
が、高電圧源で駆動される第2の論理ゲート100bの
入力に入力される形の混在が生じるので、同様に、その
混在する第1の論理ゲート100aを図中ハッチングで
示すように高電圧源で駆動される第2の論理ゲートにリ
マッピング(置換)する。
【0047】いて前記リマッピングにより、図17
(c)に示すように、低電圧源で駆動される第1の論理
ゲート101a及び高電圧源で駆動される第2の論理ゲ
ート100b、5dより成る組合せ回路101が生成さ
れるので、次いで、この組合せ回路101において、低
電圧源で駆動される第1の論理ゲート101aの出力
が、高電圧源で駆動される第2の論理ゲート100bの
入力に入力される形の混 在の有無を判断し、この混在
新たに生じた場合には、同図(c)に示すようにその混
在する第1の論理ゲート101aを図中ハッチングで示
ように高電圧源で駆動される第2の論理ゲートにリマ
ッピング(置換)する。
【0048】そして、前記混在がなくなれば、その後、
各フリップフロップ回路が低電圧(2V)の入力から高
電圧(3V)の出力に電位をレベル変換する場合に、同
図(d)に示すように、そのレベル変換するフリップフ
ロップ回路を図中ハッチングで示す2V/3V系のフリ
ップフロップ回路にマッピングすることになる。
【0049】図18は、前記図13の論理合成方法を前
記図3の半導体集積回路とは異なる他の構成の半導体集
積回路に適用した実施例を示す。
【0050】同図は、レジスタとしてスキャンテスト用
フリップフロップ回路を用いた半導体集積回路である。
スキャンフリップフロップ回路80、81、82、83
及び84は2V/3V系のスキャンフリップフロップ回
路であり、他のスキャンフリップフロップ回路は2V系
のスキャンフリップフロップ回路である。
【0051】2V系のスキャンフリップフロップ回路の
構成を図19に示す。同図のスキャンフリップフロップ
回路は、前記図4に示した低電圧(2V)系のフリップ
フロップ回路の構成に加えてマルチプレクサ90を備え
る。前記マルチプレクサ90は、2Vの低電圧源16を
電圧源とし、制御信号SEにより2つのデータD、DT
の何れか一方を選択して出力する。このマルチプレクサ
90で選択されたデータはマスタラッチ30に入力され
る。他の構成については、図4に示したフリップフロッ
プ回路の構成と同一部分に同一符号を付してその説明を
省略する。
【0052】図21は他の構成の2V系のスキャンフリ
ップフロップ回路を示す。同図の2V系のスキャンフリ
ップフロップ回路は、前記図4に示したフリップフロッ
プ回路の構成に加えてデータ入力選択回路91を備え
る。前記データ入力選択回路91は、マスタラッチ30
が外部クロックCLK によりデータDを入力している時は
他のデータDTの入力を禁止し、マスタラッチ30がデ
ータDの入力を禁止している時は他のデータDTを他の
クロックCLKTにより入力して前記マスタラッチ30に出
力する。同図において、92は内部クロック生成回路で
あって、前記2種の外部クロックCLK 、CLKTを入力して
2種の内部クロックCK、NCK を生成し、この内部クロッ
クCK、NCK をマスタラッチ30及びスレーブラッチ31
に出力する。
【0053】図20は2V/3V系のスキャンフリップ
フロップ回路を示す。同図のスキャンフリップフロップ
回路は、前記図19の2V系のスキャンフリップフロッ
プ回路のマスタラッチ30、スレーブラッチ31、内部
クロック生成回路33及びマルチプレクサ90と同一回
路を備えると共に、3Vの高電圧源を電圧源とする出力
バッファ95と、2V/3V系のレベル変換回路96と
を有する。前記2V/3V系のレベル変換回路96はス
レーブラッチ31と出力バッファ95との間に介在す
る。2V/3V系のレベル変換回路96の具体的構成は
前記図6(a)又は(b)と同一構成である。
【0054】図22は他の2V/3V系のスキャンフリ
ップフロップ回路を示す。同図のスキャンフリップフロ
ップ回路は、前記図21の2V系のスキャンフリップフ
ロップ回路のマスタラッチ30、スレーブラッチ31、
内部クロック生成回路92及びデータ入力選択回路91
と同一回路を備えると共に、3Vの高電圧源を電圧源と
する出力バッファ97と、2V/3V系のレベル変換回
路98とを有する。前記2V/3V系のレベル変換回路
98はスレーブラッチ31と出力バッファ97との間に
介在する。2V/3V系のレベル変換回路98の具体的
構成は前記図6(a)又は(b)と同一構成である。
【0055】前記図18の半導体集積回路を論理合成す
る方法を説明する。組合せ回路86、87及び88はク
リティカルパスを有すると仮定する。前記図13の論理
合成方法のアルゴリズムによれば、組合せ回路の最初の
マッピングの段階(第1の工程)で組合せ回路86、8
7及び88は3V libの組合せ回路(第2の組合せ回
路)にマッピングされ、他の組合せ回路は2V libの組
合せ回路(第1の組合せ回路)にマッピングされる。
【0056】次に、組合せ回路のリマッピングの段階
(第2の工程)で、組合せ回路89が3Vlib の組合せ
回路にリマッピングされる。その後、レジスタ(フリッ
プフロップ回路)のマッピングの段階(第3の工程)で
フリップフロップ回路80、81、82、83及び84
を2V/3V系フリップフロップ回路にマッピングし、
他のフリップフロップ回路を2V系のフリップフロップ
回路にマッピングする。
【0057】前記のようにして生成された図18の半導
体集積回路は、2Vの低電圧系の論理lib と3Vの高電
圧系の論理lib とが混在するが、各組合せ回路の電圧源
は2Vの低電圧源16又は3Vの高電圧源15の何れか
一方であり、2Vの低電圧から3Vの高電圧への電圧の
レベル変換は2V/3V系のスキャンフリップフロップ
回路内のレベル変換回路で行われる。
【0058】前記図18の半導体集積回路は、スキャン
テストモード時には、信号が組合せ回路を経ず複数のス
キャンフリップフロップ回路のみを経て伝達される図中
破線で示す8本のスキャンチェインを持つ。例えば入力
Si3 に繋がるスキャンチェインでは、2V/3V系のス
キャンフリップフロップ回路81は通常モード時と同じ
く2Vの低電圧から3Vの高電圧にレベル変換を行な
い、そのスキャンフリップフロップ回路81の次段のス
キャンフリップフロップ回路99が3Vの高電圧から2
Vの低電圧にレベル変換を行う。従って、図20又は図
22に示すスキャンフリップフロップ回路を用いていて
も、信号伝達経路が通常の経路(即ち、組合せ回路を経
る経路)とは異なるスキャンテストモード時にも、2V
の低電圧系と3Vの高電圧系とが混在する本発明の半導
体集積回路のスキャンテストは可能である。
【0059】尚、以上の説明では、チップ20の内部コ
ア部22内に形成されたメモリセル部E以外を構成する
機能ブロックAに対して適用したが、他の機能ブロック
B〜Dに対しても同様に適用できるのは勿論のこと、メ
モリのセル部E以外を構成する複数の機能ブロックA〜
Dの相互間において同様に本発明を適用できるのは言う
までもない。
【0060】したがって、本実施例の半導体集積回路の
設計方法によれば、クリティカルパスを有する組合せ回
路において、そのクリティカルパス上の論理ゲートの全
てを3Vの高電圧系で駆動するよう論理合成するので、
そのクリティカルパスの信号伝搬遅延時間を設計上許容
される遅延上限値未満に抑えることができる。
【0061】更に、本実施例の半導体集積回路の設計方
によれば、更に、低電圧源で駆動される第1の論理ゲ
ート及び高電圧源で駆動される第2の論理ゲートを持つ
組合せ回路内において、前記第1の論理ゲートの出力が
前記第2の論理ゲートの入力に人力される形の混在が有
れば、その第1の論理ゲートを高電圧源で駆動される論
理ゲートに置換するので、クリティカルパス上の論理ゲ
ートのみを高電圧源で駆動する場合に比して、前記混在
点にレベル変換回路を配置する必要が無いと共に、必要
とするレベル変換回路の個数を少なくできて、半導体集
積回路の設計が極めて容易になる。しかも、クリティカ
ルパス上で高電圧源で駆動される第2の論理ゲート、及
びこの論理ゲートに信号を出力する第1の論理ゲート
(低電圧源で駆動される論理ゲート)が3Vの高電圧源
15で駆動されるものの、それ等を備える組合せ回路の
個数は半導体集積回路に備える組合せ回路の個数に比し
て極く少数であるので、消費電流の増大は少なく抑えら
れる一方、残りの全ての組合せ回路は2Vの低電圧源1
6で駆動されるので、半導体集積回路全体として消費電
流を少なくできて、低消費電力化が可能である。
【0062】図3の本実施例の半導体集積回路と、図2
5の従来の半導体集積回路とを比較する。図25の従来
の半導体集積回路において、各組合せ回路100 ,102 ,
104及び106 の信号伝搬遅延時間は、図示の通り6ns,12n
s,18ns,8ns であるとし、フリップフロップ回路のクロ
ック入力時からデータ出力時までの遅延時間を2ns とす
ると、組合せ回路の最大遅延は組合せ回路104 の18nsで
あるので、図25の回路の最高動作周波数は 1000 / (2 + 18) = 50MH となる。
【0063】一方、図3の本実施例の半導体集積回路に
おいて、クリティカルパスを有する組合せ回路5の遅延
時間は、従来と同様の電圧系(3V)であるので、同一
の遅延時間である18nsである。クリティカルパスを有し
ない組合せ回路1、3及び7の遅延時間は、電源電圧を
3Vの高電圧から2Vの低電圧に低下させたので、論理
セルの遅延が大きくなるのに伴い大きくなる。尚、図3
の半導体集積回路では、設計上の遅延時間の上限を20ns
とし、3Vの高電圧源に対し2Vの低電圧源ではセルの
遅延時間は1.5倍になると仮定する。クリティカルパ
スを有しない組合せ回路1、3及び7の遅延時間のうち
最大は、組合せ回路3の18nsである。
【0064】2Vの低電圧源16と3Vの高電圧源15
との2電源を備えた結果、組合せ回路の最大遅延は、ク
リティカルパスを有しない組合せ回路3及びクリティカ
ルパスを有する組合せ回路5の18nsになる。フリップフ
ロップ回路2及び4のクロック入力時からデータ出力時
までの各信号伝搬遅延時間が2ns,組合せ回路3及び5の
遅延時間が各々18nsであるので、本実施例の半導体集積
回路の最高動作周波数は 1000 / (2 + 18) = 50MH となり、クリティカルパスを有しない組合せ回路1、3
及び7を2Vの低電圧源16で駆動しても、従来の半導
体集積回路と同一の最高動作周波数が得られる。
【0065】図23は、図3の本実施例の半導体集積回
路と図25の従来の半導体集積回路において、フリップ
フロップ回路のクロック入力時から次段のフリップフロ
ップ回路のデータ入力時までの遅延、即ちレジスタと組
合せ回路の遅延時間を合計した信号伝搬遅延時間の分布
を表している。同図(a) は従来の3Vの電圧系の半導体
集積回路の遅延分布、同図(b) は本実施例の2V系及び
3V系混在の半導体集積回路の遅延分布である。従来の
半導体集積回路において電源電圧のみを3Vの高電圧系
から2Vの低電圧系に変更すると、最大遅延時間が20ns
から30nsになり、クリティカルパスの遅延時間が設計上
の遅延の上限値20nsを越えるのに対し、図3の本実施例
の半導体集積回路では、遅延時間が20nsを越えるクリテ
ィカルパスを有する組合せ回路のみを3Vの高電圧系に
変更し、他のクリティカルパスを有しない組合せ回路は
2Vの低電源系としているので、設計上の遅延の上限値
20nsを満たすことができる。同図(b) はこの時の遅延の
分布を表している。
【0066】次に、消費電力を従来の半導体集積回路と
本発明の半導体集積回路とで比較する。従来の半導体集
積回路の消費電力をP、電源を3Vの高電圧源と2Vの
低電圧源との両電源、回路全体に占めるクリティカルパ
スの割合を10%、本発明の2V/3V系のフリップフ
ロップ回路が従来のフリップフロップ回路と回路構成が
異なることによる消費電力の増大分を10%とすると、
本発明の半導体集積回路の消費電力は次式に示すよう
に、[Px (2/3)]2 x 0.9 + Px 1.1 x 0.1 = Px 0.51
になり、消費電力は49%も削減される。
【0067】また、上述の条件で、回路全体に占めるク
リティカルパスの割合を5%とすると、本発明の半導体
集積回路の消費電力は次式に示すように、 [Px (2/3)]2 x 0.95 + Px 1.1 x 0.05 = P x 0.48 になり、消費電力は52%も削減される。
【0068】続いて、回路規模を従来の半導体集積回路
と本発明の半導体集積回路とで比較する。
【0069】従来の半導体集積回路の回路規模をS、半
導体集積回路の中に占めるフリップフロップ回路の割合
を20%、フリップフロップ回路全体の中でレベル変換
回路を有するフリップフロップ回路が占める割合を10
%、本発明の2V/3V系のフリップフロップ回路が従
来のフリップフロップ回路と回路構成が異なることによ
る面積の増分を10%とすると、本発明の半導体集積回
路の回路規模は次式に示すように、 S x 0.8 +S x 0.18 + Sx 1.1 x 0.02 =S x 1.002 になり、回路規模の増加は0.2%に留まる。
【0070】また、上述の条件で、フリップフロップ回
路全体の中でレベル変換回路を有するフリップフロップ
回路が占める割合を5%とすると、本発明の半導体集積
回路の回路規模は次式に示すように、 S x 0.8 +S x 0.19 + Sx 1.1 x 0.01 =S x 1.001 になり、回路規模の増加は0.1%に留まる。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1及び請求
記載の発明の半導体集積回路の設計方法によれば、
クリティカルパスを持つ組合せ回路内の論理ゲートを高
電圧源で駆動するので、消費電力の増大を少なく抑制し
て低消費電力化を図りつつ、そのクリティカルパスの信
号伝搬遅延時間を設計上許容される遅延上限値未満に抑
えることができる。更に、前記クリティカルパス上で高
電圧源で駆動される第2の論理ゲートを自己の信号伝搬
経路に持つ他の組合せ回路において、低電圧源で駆動さ
れる第1の論理ゲートが有る場合に、その第1の論理ゲ
ートの出力が前記高電圧源で駆動される第2の論理ゲー
トの入力に人力される形の混在があれば、その第1の論
理ゲートを、高電圧源で駆動される論理ゲートに置換す
るので、クリティカルパス上の論理ゲートのみを高電圧
源で駆動する場合に比して、必要とするレベル変換回路
の数を少なく低減でき、従って半導体集積回路の設計を
極めて容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像処理システムの全体概略構成図である。
【図2】半導体チップの全体概略構成図である。
【図3】本発明の実施例における半導体集積回路の複数
のレジスタ及び複数の組合せ回路の接続関係を示す図で
ある。
【図4】レベル変換回路を有しないフリップフロップ回
路の構成図である。
【図5】レベル変換回路を有するフリップフロップ回路
の構成図である。
【図6】レベル変換回路の具体的構成を示す図である。
【図7】レベル変換回路を有しないラッチ回路の構成図
である。
【図8】レベル変換回路を有するラッチ回路の構成図で
ある。
【図9】論理合成装置の全体概略構成を示す図である。
【図10】ハードウェア記述言語を示す図である。
【図11】ネットリストを示す図である。
【図12】スケマティックを示す図である。
【図13】半導体集積回路の論理合成方法を示す図であ
る。
【図14】半導体集積回路の他の論理合成方法を示す図
である。
【図15】図13の論理合成方法の変形例を示す図であ
る。
【図16】図14の他の論理合成方法の変形例を示す図
である。
【図17】第2の組合せ回路及びレベル変換回路を有す
るフリップフロップ回路にマッピングする説明図であ
る。
【図18】開発対象となる他の半導体集積回路を示す図
である。
【図19】レベル変換回路を有しないスキャンフリップ
フロップ回路の構成図である。
【図20】レベル変換回路を有するスキャンフリップフ
ロップ回路の構成図である。
【図21】レベル変換回路を有しない他のスキャンフリ
ップフロップ回路の構成図である。
【図22】レベル変換回路を有する他のスキャンフリッ
プフロップ回路の構成図である。
【図23】従来例及び本発明例における半導体集積回路
の信号伝搬遅延時間とその遅延時間を有する組合せ回路
の個数の分布を示す図である。
【図24】レジスタトランスファーレベルの記述を示す
図である。
【図25】従来の半導体集積回路の論理回路を示す図で
ある。
【図26】任意の半導体集積回路においてクリティカル
パスのみを高電圧源で駆動する場合のレベル変換回路の
配置位置を示す図である。
【図27】他の任意の半導体集積回路においてクリティ
カルパスのみを高電圧源で駆動する場合のレベル変換回
路の配置位置を示す図である。
【符号の説明】
1、3、7 第1の組合せ回路 5 第2の組合せ回路 2、4、6、8 フリップフロップ回路(レジスタ) 9 クロックバッファ(クロック供給手
段) 15 高電圧源 16 低電圧源 22 内部コア部 30 マスタラッチ 31 スレーブラッチ 33、33 54、92 内部クロック生成回路 35、35 56、96、98 レベル変換回路 36 データ一時記憶部 40、41 PMOS 型トランジスタ 42、43 NMOS 型トランジスタ 45、46 CMOS 型インバータ 47、49 PMOS 型トランジスタ 48、50 NMOS 型トランジスタ 51、51´ ラッチ回路(レジスタ) 52 ラッチ部 65 タイミング検証部 80〜84 スキャンテスト用フリップフロッ
プ回路(レジスタ) 90 マルチプレクサ 91 データ入力選択回路100、101 組合せ回路
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 17/50 H01L 21/82 H01L 21/822 H01L 27/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の信号伝搬経路上に各々設けられた
    組合せ回路を有する半導体集積回路の設計方法であつ
    て、 低電圧源で駆動される第1の論理ゲートと、クリティカ
    ルパスとなる第1の信号伝搬経路に設けられ且つ高電圧
    源で駆動される第2の論理ゲートとを、前記第1の信号
    伝搬経路とは異なる第2の信号伝搬経路上に有する第1
    の組合せ回路を生成する工程と、 前記第1の組合せ回路内の前記第1の論理ゲートの出力
    が前記第1の組合せ回路内の前記第2の論理ゲートの入
    力に人力される形の混在の有無を判断する工程と、 その混在がある場合には、前記第1の組合せ回路内の前
    記第1の論理ゲートを高電圧源で駆動される論理ゲート
    に置換する工程とを備えたことを特徴とする半導体集積
    回路の設計方法。
  2. 【請求項2】 前記クリティカルパスとなる第1の信号
    伝搬経路に設けられ且つ高電圧源で駆動される第2の論
    理ゲートは、 クリティカルパスとなる前記第1の信号伝搬経路の信号
    伝搬遅延時間が設計上の遅延上限値以下になるように設
    けられたことを特徴とする請求項1記載の半導体集積回
    路の設計方法。
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