JP2002372720A - 液晶表示装置及びそれを備えた画像表示応用装置、並びに液晶表示装置の製造方法 - Google Patents
液晶表示装置及びそれを備えた画像表示応用装置、並びに液晶表示装置の製造方法Info
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- JP2002372720A JP2002372720A JP2001182226A JP2001182226A JP2002372720A JP 2002372720 A JP2002372720 A JP 2002372720A JP 2001182226 A JP2001182226 A JP 2001182226A JP 2001182226 A JP2001182226 A JP 2001182226A JP 2002372720 A JP2002372720 A JP 2002372720A
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Abstract
のコンタクト抵抗を低下させ、且つ反射率の高い反射型
の液晶表示装置を提供する。 【解決手段】 層間絶縁膜9に形成されたコンタクトホ
ール11を介してドレイン電極7と電気的に接続する反
射電極24を二層構造とし、上層に配置された上層反射
電極24aをAlにて形成して、下層に配置された下層
反射電極24bをAlを主成分とする合金にて形成す
る。さらに、ドレイン電極7はTi又はTaにて形成す
る。
Description
たアクティブ素子を用いて液晶を駆動する液晶表示装置
及びそれを備えた画像表示応用装置、さらに前記液晶表
示装置の製造方法に関するものである。
反射型の液晶表示装置(以下、反射型LCD(Liquid C
rystal Display)と称する。)においては、入射した外
光をできるだけ効率よく反射させるように反射率を高め
る必要がある。
を高める従来方法としては、例えば、それまでは液晶表
示セルの外側に設けられていた反射板を液晶表示セルの
内部に設け、さらに反射板の構成材料として、反射率が
高く、且つ電気抵抗値の低いアルミニウム(Al)を用
いることにより、反射板としての機能と画素電極として
の機能とを兼ね備えた反射電極を形成する技術が、特開
平8−101384号公報に開示されている。
ば、銀(Ag)を主成分とする合金を用いた一層構造の
ものが特開平8−43839号公報に開示され、Al又
はAgを主成分とする合金とITO(Indium Tin Oxid
e)との積層構造のものが特開平10−239704号
公報に開示されている。
す断面図が示されている。この反射型LCDは、反射電
極10が配置されたアレイ基板1と、アレイ基板1に対
向配置された対向基板2と、これら両基板1,2に挟持
された液晶層3とからなる液晶表示セルに、一枚の偏光
板4が設けられて構成されている。
電極6、及びドレイン電極7等により構成される薄膜ト
ランジスタ(以下、TFT(Thin Film Transistor)と
記す。)8がアクティブ素子として画素毎に配置されて
おり、層間絶縁膜9上に反射電極10が配置されてい
る。層間絶縁膜9の表面は凹凸が規則的に配置された凹
凸形状となっている。この層間絶縁膜9の上層に配置さ
れる反射電極10には層間絶縁膜9の凹凸形状が反映さ
れるため、同様にその表面が凹凸形状となっている。層
間絶縁膜9にはドレイン電極7の部分にコンタクトホー
ル11が設けられており、このコンタクトホール11を
介して反射電極10がドレイン電極7に電気的に接続さ
れている。反射電極10にはTFT8のスイッチング動
作により電圧が印加される。反射電極10は画素電極と
して液晶層3に電圧を印加する作用を行う。なお、図3
において、12はガラス基板、13はゲート絶縁膜、1
4はカラーフィルタ、15は透明電極を示している。
枚にした一枚偏光板方式と、表面が凹凸形状の反射電極
を液晶表示セル内に設ける方式とを併用した構成であ
り、反射電極に散乱性を付与して拡散反射率を高めるこ
とで視認性の向上を図ったものである。
射型LCDにおいては反射電極の材料として高反射率が
特徴であるAlが用いられている。しかしながら、反射
電極としてAlを単層で用いた場合、反射電極とドレイ
ン電極や共通容量電極とのコンタクト抵抗が高くなると
いう問題がある。
詳細に説明する。図4において、(a)はアレイ基板1
における一画素当たりの構成が示された平面図であり、
(b)は(a)中のB−B断面図を示している。
線、16はソース配線、17は共通容量配線、18はゲ
ート配線5とソース配線16との交差部に発生するショ
ートを防止するための絶縁膜、19はTFT8のチャネ
ル層、20はチャネル層19とソース電極6及びドレイ
ン電極7とをオーミックコンタクトさせるコンタクト
層、21は共通容量電極、22は共通容量電極21と反
射電極10とを電気的に接続させるためのコンタクトホ
ール、23はトランジスタ保護のための絶縁膜を示して
いる。なお、図3で示した構成と同じ構成には同じ参照
番号を付記している。また、ゲート配線はゲート電極と
一体的に形成されているので、図4においてはゲート配
線に対してゲート電極と同じ参照番号を付記している。
造の製造方法について、図5を用いて説明する。
この工程においては、まずガラス基板12上にゲート電
極(ゲート配線)5を形成し、さらにゲート絶縁膜13
が形成される。次に、ゲート電極5の上部にアモルファ
スシリコン(a−Si)及び窒化シリコン(SiNx)
を積層し、チャネル層19を形成する。さらに、コンタ
クト層20を形成した後、ソース電極6及びドレイン電
極7を形成してTFT8を作製する。さらに、TFT8
を保護する絶縁膜23を形成する。
この工程においては、形成した層間絶縁膜9の表面にフ
ォトリソグラフィ工程によって凹凸を形成し、その後、
ドライエッチングにより層間絶縁膜9のドレイン電極7
部分にコンタクトホール11を形成する。また、このと
き同時に共通容量電極部分のコンタクトホール22も形
成する。
表面に凹凸形状、及びコンタクトホール11,22が形
成された層間絶縁膜9上に、Al層を積層し、このAl
層を所定の形状にパターニングして、さらにエッチング
を行うことにより反射電極10を形成する。
クトホール11,22を介してコンタクトがとられてい
る反射電極10と共通容量電極21及びドレイン電極7
との間のコンタクト抵抗が高くなってしまうという問題
があった。この問題は、反射電極10の材料であるAl
が様々な雰囲気下において非常に影響を受けやすい材料
であり、このAlが、チャネル部のエッチングの際に生
成されてドレイン電極7や共通容量電極21と接触する
界面に存在するフッ素系の生成物とフッ素系化合物を作
って不導体化するために生じる。フッ素系の生成物と
は、チャネル部のエッチングにおいて、フッ素系のガス
(例えば、SF6,CHF3)を用いた場合に生じるフッ
素系ポリマーである。このフッ素系ポリマーを除去する
工程を設けていても完全に除去することは困難であるた
め、残存するフッ素系ポリマーによってこのような問題
が生じる。また、コンタクト抵抗に影響を及ぼす他の要
因として、Alの酸化も考えられる。層間絶縁膜を形成
する際、コンタクト部に残る残さを除去するために酸素
にてアッシング処理を行うが、この処理の際に用いられ
る酸素によってAlが酸化し、不導体化するためであ
る。
反射電極とドレイン電極及び共通容量電極とのコンタク
ト抵抗が低く、且つ反射率の高い反射型の液晶表示装置
およびその製造方法を提供し、さらにその液晶表示装置
を備えた画像表示応用装置も提供することを目的とす
る。
めに、本発明の液晶表示装置は、配線層に配置されたア
クティブ素子と、前記配線層上に配置された層間絶縁膜
と、前記層間絶縁膜上に配置され、前記層間絶縁膜に設
けられたコンタクトホールを介して前記アクティブ素子
と電気的に接続された反射電極とを有するアレイ基板を
備えた反射型又は半透過型の液晶表示装置において、前
記反射電極が複数の層からなり、前記複数の層のうち最
上層に配置された最上層反射電極はアルミニウムからな
り、最下層に配置された最下層反射電極はアルミニウム
を主成分とする合金からなることを特徴とする。
配置されたアクティブ素子と、前記配線層上に配置され
た層間絶縁膜と、前記層間絶縁膜上に配置され、前記層
間絶縁膜に設けられたコンタクトホールを介して前記ア
クティブ素子と電気的に接続された反射電極とを有する
アレイ基板を備えた反射型又は半透過型の液晶表示装置
において、前記反射電極が複数の層からなり、前記複数
の層のうち最上層に配置された最上層反射電極はアルミ
ニウムからなり、最下層に配置された最下層反射電極は
モリブデンを主成分とする合金又はチタンからなる構成
とすることもできる。
置された層であり、最下層とは層間絶縁膜上に配置され
た層である。すなわち、コンタクトホールを介してアク
ティブ素子と電気的に接続されるのは最下層反射電極で
ある。前記本発明の液晶表示装置の構成によれば、アク
ティブ素子との接続に用いられる最下層反射電極が、酸
素等に影響を与えられにくい、活性しにくい材料であ
る、アルミニウムを主成分とする合金、モリブデンを主
成分とする合金、又はチタンからなる。従って、反射電
極がアクティブ素子のドレイン電極と接続する場合、反
射電極とドレイン電極とのコンタクト部において、反射
電極が酸化等により不導体化することがないため、コン
タクト抵抗を低下させることができる。また、反射電極
が例えば共通容量電極とコンタクトホールを介して電気
的に接続される場合であっても、同様にコンタクト抵抗
を低下させることが可能となる。さらに、外光を反射さ
せる最上層反射電極は従来と同様に高反射率のアルミニ
ウムからなるので、反射率を従来と同程度に維持するこ
ともできる。
(例えばドレイン電極)や共通容量電極とのコンタクト
抵抗を低下させ、且つ反射率の高い反射型又は半透過型
の液晶表示装置を提供することができる。
あることが好ましい。
く反射させることができるので、表示品位の高い液晶表
示装置を提供することができる。
ル樹脂からなることが好ましい。
面に凹凸を形成したりコンタクトホールを形成したりす
る加工工程において、通常のフォトリソグラフィ工程で
使用する装置を共用することができ、且つレジスト膜を
別途形成する必要もなくなる。
ウンが可能となる。また、最下層反射電極がアルミニウ
ムを主成分とする合金からなる場合、アクティブ素子に
設けられ前記反射電極との接続に用いられる電極は、チ
タン又はタンタルからなることが好ましい。
合金は、副成分としてタンタル、ジルコニウム、チタ
ン、及びネオジウムのうち少なくとも一つの組成物を含
有しており、各組成物の含有率はタンタルが0.5〜5
質量%、ジルコニウムが0.5〜20質量%、チタンが
0.5〜10質量%、ネオジウムが0.5〜30質量%
であることが好ましい。
ィブ素子の電極(例えばドレイン電極)との低いコンタ
クト抵抗を安定して得ることができる。
層反射電極をアルミニウムを主成分とする合金にて形成
することにより、製造時のフォトリソグラフィ工程にお
けるエッチング制御が容易に行える。
分とする合金又はチタンからなる構成の場合、前記アク
ティブ素子に設けられ前記反射電極との接続に用いられ
る電極は、チタン、タンタル、及びアルミニウムのうち
何れか一つからなることが好ましい。
金は、副成分としてタングステンを0.5〜30質量%
含有することが好ましい。
ィブ素子の電極(例えばドレイン電極)との低いコンタ
クト抵抗を安定して得ることができる。
層に配置されたアクティブ素子と、前記配線層上に配置
された層間絶縁膜と、前記層間絶縁膜上に配置され、前
記層間絶縁膜に設けられたコンタクトホールを介して前
記アクティブ素子と電気的に接続された反射電極とを有
するアレイ基板を備えた反射型又は半透過型の液晶表示
装置の製造方法であって、前記反射電極を複数の層にて
形成し、前記複数の層のうち最上層に配置される最上層
反射電極をアルミニウムにて形成し、最下層に配置され
る最下層反射電極をアルミニウムを主成分とする合金に
て形成することを特徴とする。
は、配線層に配置されたアクティブ素子と、前記配線層
上に配置された層間絶縁膜と、前記層間絶縁膜上に配置
され、前記層間絶縁膜に設けられたコンタクトホールを
介して前記アクティブ素子と電気的に接続された反射電
極とを有するアレイ基板を備えた反射型又は半透過型の
液晶表示装置の製造方法であって、前記反射電極を複数
の層にて形成し、前記複数の層のうち最上層に配置され
る最上層反射電極をアルミニウムにて形成し、最下層に
配置される最下層反射電極をモリブデンを主成分とする
合金又はチタンにて形成する方法とすることもできる。
ィブ素子のドレイン電極と接続する場合、反射電極とド
レイン電極とのコンタクト抵抗を低下させることができ
る。また、反射電極が例えば共通容量電極とコンタクト
ホールを介して電気的に接続される場合であっても、同
様にコンタクト抵抗を低下させることが可能となる。さ
らに、外光を反射させる最上層反射電極は従来と同様に
高反射率のアルミニウムからなるので、反射率を従来と
同程度に維持することもできる。
(例えばドレイン電極)や共通容量電極とのコンタクト
抵抗を低下させ、且つ反射率の高い反射型又は半透過型
の液晶表示装置を提供することができる。
は、本発明の液晶表示装置において説明した通りである
ため、ここでは省略する。
形成することが好ましい。
く反射させることができるので、表示品位の高い液晶表
示装置を製造することができる。
ル樹脂にて形成することが好ましい。
面に凹凸を形成したりコンタクトホールを形成したりす
る加工工程において、通常のフォトリソグラフィ工程で
使用する装置を共用することができ、且つレジスト膜を
別途形成する必要もなくなる。 これにより、製造工程
数の削減やコストダウンが可能となる。
成分とする合金にて形成する場合、前記アクティブ素子
に設けられ前記反射電極との接続に用いられる電極をチ
タン又はタンタルにて形成することが好ましい。
合金は、副成分としてタンタル、ジルコニウム、チタ
ン、及びネオジウムのうち少なくとも一つの組成物を含
有しており、各組成物の含有率はタンタルが0.5〜5
質量%、ジルコニウムが0.5〜20質量%、チタンが
0.5〜10質量%、ネオジウムが0.5〜30質量%
であることが好ましい。
ィブ素子の電極(例えばドレイン電極)との低いコンタ
クト抵抗を安定して得ることができる。
下層反射電極をアルミニウムを主成分とする合金とすれ
ば、製造時のフォトリソグラフィ工程におけるエッチン
グ制御が容易に行える。
分とする合金又はチタンにて形成する場合、前記アクテ
ィブ素子に設けられ前記反射電極との接続に用いられる
電極を、チタン、タンタル、及びアルミニウムのうち何
れか一つにて形成することが好ましい。
金は、副成分としてタングステンを0.5〜30質量%
含有することが好ましい。
ィブ素子の電極(例えばドレイン電極)との低いコンタ
クト抵抗を安定して得ることができる。
晶表示装置を備えたことを特徴とする。この構成によれ
ば、画質の良好な画像表示応用機器の提供が可能とな
る。
て、図1〜図3を参照しながら説明する。
は、反射電極以外については図3に示した従来の反射型
LCDと同じである。図1は、本実施の形態に係る反射
型LCDのアレイ基板1の構造、すなわちアレイ構造を
示している図であり、(a)は平面図、(b)は(a)
のA−A断面図である。以下に、図1を参照しながら、
本実施の形態に係る反射型LCDのアレイ構造について
説明する。なお、図1において、図4に示した従来の反
射型LCDと同じ機能を有する構成については同じ参照
番号を付記している。これらの構成は従来技術において
説明したとおりであるため、ここでは省略する。
電極の構成が従来のものとは異なる。図1(b)に示す
ように、本実施の形態における反射電極24は、上層反
射電極(最上層反射電極)24aと下層反射電極(最下
層反射電極)24bとで構成された二層構造である。上
層反射電極24aはAlにて形成されている。下層反射
電極24bは、副組成としてタンタル(Ta)を0.5
〜5質量%含有するAl合金である。なお、下層反射電
極24bの材料はこのAl−Ta合金に限定されるもの
ではなく、Alを主成分とする合金であって、副成分と
してTaを0.5〜5質量%、又はジルコニウム(Z
r)を0.5〜20質量%、又はチタン(Ti)を0.
5〜10質量%、又はネオジウム(Nd)を0.5〜3
0質量%含有するものであればよい。また、これら副成
分組成が組み合わされて含有されているAl合金であっ
てもよい.反射電極24を以上のように二層構造とし
て、ドレイン電極7や共通容量電極21と接する下層反
射電極24bを、酸素等に影響を与えられにくい、活性
しにくい材料である、Alを主成分とする合金にて形成
する。これにより、反射電極24とドレイン電極7及び
共通容量電極21とのコンタクト抵抗を低下させること
ができる。さらに、入射光を反射させるのは上層反射電
極24a部分であり、この上層反射電極24aは従来ど
おりAlにて形成されているため、反射率が低下するこ
とはない。
によれば、反射率を低下させることなく、反射電極24
とドレイン電極7及び共通容量電極21とのコンタクト
抵抗を低下させることができる。
定することにより、低いコンタクト抵抗をより安定して
得ることが可能となる。
7はTiにより形成されている。これにより、Al合金
からなる下層反射電極24bとドレイン電極7とのコン
タクト抵抗をより安定して低く抑えることができる。な
お、本実施の形態においてはTiを用いているが、Ta
を用いても同様の効果が得られる。
はアクリル樹脂にて形成されている。これにより、層間
絶縁膜9の加工工程を通常のフォトリソグラフィー工程
の装置を用いて行うことができる。
2を用いて説明する。
この工程においては、まずガラス基板12上にゲート電
極(ゲート配線)5を形成し、さらにゲート絶縁膜13
を形成する。次に、ゲート電極5の上部にアモルファス
シリコン(a−Si)及び窒化シリコン(SiNx)を
積層し、チャネル層19を形成する。さらに、n型アモ
ルファスシリコンにてコンタクト層20を形成した後、
Tiによりソース電極6及びドレイン電極7を形成して
TFT8を作製し、さらにTFT8を保護する絶縁膜2
3を窒化シリコン膜にて形成する。
この工程においては、アクリル樹脂にて形成した層間絶
縁膜9の表面にフォトリソグラフィ工程によって凹凸を
形成し、その後、ドライエッチングによりドレイン電極
7上部の層間絶縁膜9にコンタクトホール11を形成す
る。また、このとき同時に、共通容量電極21部分のコ
ンタクトホール22も形成する。
この工程においては、Alを主成分とする合金層及びA
l層を各々1000Å厚で連続成膜してフォトリソグラ
フィ工程によりパターニングを行う際に、上層反射電極
24aと下層反射電極24bとを一括でウエットエッチ
ングして反射電極24を形成する。このように、本実施
の形態においては反射電極がAlとAl合金とからなる
二層構造であるため、エッチングの制御が容易である。
電極24bをAlを主成分とする合金により作製してい
るが、モリブデン(Mo)を主成分とする合金又はTi
を用いても同様の効果を得ることができる。この場合、
ドレイン電極7をTi又はAl又はTaを用いて作製す
ると、下層反射電極24bとドレイン電極7とのコンタ
クト抵抗をより安定して低く抑えることができる。な
お、ここで用いるMo合金は、副成分としてのタングス
テン(W)の組成が0.5質量%〜30質量%であるも
のが好ましい。副成分の組成をこのように設定すること
により、低いコンタクト抵抗をより安定して得ることが
可能となる。
4を二層構造としているが、三層以上の多層構造とする
ことも可能である。この場合、光の反射面となる最上層
反射電極は上層反射電極24aと同様にAlで形成し、
ドレイン電極7及び共通容量電極21と接触する層とな
る最下層反射電極は、下層反射電極24bと同様にAl
を主成分とする合金、又はMoを主成分とする合金、又
はTiにより形成する。これにより、本実施の形態の反
射型LCDと同様の効果を得ることができる。
用装置に備えることにより、画質のよい画像表示応用装
置を実現することができる。
示装置によれば、反射率を低下させることなくドレイン
電極や共通容量電極と反射電極とのコンタクト抵抗を低
下させた反射型又は半透過型の液晶表示装置を提供でき
る。さらに、この液晶表示装置を画像表示応用装置に備
えることにより、画質の良好な画像表示応用装置を実現
することも可能となる。
アレイ基板の構成を示す図であり、(a)は前記アレイ
基板の平面図、(b)は(a)におけるA−A断面図で
ある。
程を示す工程図である。
る。
成を示す図であり、(a)は前記アレイ基板の平面図、
(b)は(a)におけるB−B断面図である。
程を示す工程図である。
Claims (19)
- 【請求項1】 配線層に配置されたアクティブ素子と、
前記配線層上に配置された層間絶縁膜と、前記層間絶縁
膜上に配置され、前記層間絶縁膜に設けられたコンタク
トホールを介して前記アクティブ素子と電気的に接続さ
れた反射電極とを有するアレイ基板を備えた反射型又は
半透過型の液晶表示装置において、 前記反射電極が複数の層からなり、前記複数の層のうち
最上層に配置された最上層反射電極はアルミニウムから
なり、最下層に配置された最下層反射電極はアルミニウ
ムを主成分とする合金からなることを特徴とする液晶表
示装置。 - 【請求項2】 配線層に配置されたアクティブ素子と、
前記配線層上に配置された層間絶縁膜と、前記層間絶縁
膜上に配置され、前記層間絶縁膜に設けられたコンタク
トホールを介して前記アクティブ素子と電気的に接続さ
れた反射電極とを有するアレイ基板を備えた反射型又は
半透過型の液晶表示装置において、 前記反射電極が複数の層からなり、前記複数の層のうち
最上層に配置された最上層反射電極はアルミニウムから
なり、最下層に配置された最下層反射電極はモリブデン
を主成分とする合金又はチタンからなることを特徴とす
る液晶表示装置。 - 【請求項3】 前記反射電極の表面は凹凸形状であるこ
とを特徴とする請求項1又は2に記載の液晶表示装置。 - 【請求項4】 前記層間絶縁膜は感光性のアクリル樹脂
からなることを特徴とする請求項1又は2に記載の液晶
表示装置。 - 【請求項5】 前記アクティブ素子に設けられ前記反射
電極との接続に用いられる電極は、チタン又はタンタル
からなることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装
置。 - 【請求項6】 前記アルミニウムを主成分とする合金
は、副成分としてタンタル、ジルコニウム、チタン、及
びネオジウムのうち少なくとも一つの組成物を含有して
おり、各組成物の含有率はタンタルが0.5〜5質量
%、ジルコニウムが0.5〜20質量%、チタンが0.
5〜10質量%、ネオジウムが0.5〜30質量%であ
ることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。 - 【請求項7】 前記反射電極が二層構造であることを特
徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。 - 【請求項8】 前記アクティブ素子に設けられ前記反射
電極との接続に用いられる電極は、チタン、タンタル、
及びアルミニウムのうち何れか一つからなることを特徴
とする請求項2に記載の液晶表示装置。 - 【請求項9】 前記モリブデンを主成分とする合金は、
副成分としてタングステンを0.5〜30質量%含有す
ることを特徴とする請求項2に記載の液晶表示装置。 - 【請求項10】 配線層に配置されたアクティブ素子
と、前記配線層上に配置された層間絶縁膜と、前記層間
絶縁膜上に配置され、前記層間絶縁膜に設けられたコン
タクトホールを介して前記アクティブ素子と電気的に接
続された反射電極とを有するアレイ基板を備えた反射型
又は半透過型の液晶表示装置の製造方法であって、 前記反射電極を複数の層にて形成し、前記複数の層のう
ち最上層に配置される最上層反射電極をアルミニウムに
て形成し、最下層に配置される最下層反射電極をアルミ
ニウムを主成分とする合金にて形成することを特徴とす
る液晶表示装置の製造方法。 - 【請求項11】 配線層に配置されたアクティブ素子
と、前記配線層上に配置された層間絶縁膜と、前記層間
絶縁膜上に配置され、前記層間絶縁膜に設けられたコン
タクトホールを介して前記アクティブ素子と電気的に接
続された反射電極とを有するアレイ基板を備えた反射型
又は半透過型の液晶表示装置の製造方法であって、 前記反射電極を複数の層にて形成し、前記複数の層のう
ち最上層に配置される最上層反射電極をアルミニウムに
て形成し、最下層に配置される最下層反射電極をモリブ
デンを主成分とする合金又はチタンにて形成することを
特徴とする液晶表示装置の製造方法。 - 【請求項12】 前記反射電極の表面を凹凸形状とする
ことを特徴とする請求項10又は11に記載の液晶表示
装置の製造方法。 - 【請求項13】 前記層間絶縁膜を感光性のアクリル樹
脂にて形成することを特徴とする請求項10又は11に
記載の液晶表示装置の製造方法。 - 【請求項14】 前記アクティブ素子に設けられ前記反
射電極との接続に用いられる電極をチタン又はタンタル
にて形成することを特徴とする請求項10に記載の液晶
表示装置の製造方法。 - 【請求項15】 前記アルミニウムを主成分とする合金
は、副成分としてタンタル、ジルコニウム、チタン、及
びネオジウムのうち少なくとも一つの組成物を含有して
おり、各組成物の含有率はタンタルが0.5〜5質量
%、ジルコニウムが0.5〜20質量%、チタンが0.
5〜10質量%、ネオジウムが0.5〜30質量%であ
ることを特徴とする請求項14に記載の液晶表示装置の
製造方法。 - 【請求項16】 前記反射電極を二層にて形成すること
を特徴とする請求項10に記載の液晶表示装置の製造方
法。 - 【請求項17】 前記アクティブ素子に設けられ前記反
射電極との接続に用いられる電極を、チタン、タンタ
ル、及びアルミニウムのうち何れか一つにて形成するこ
とを特徴とする請求項11に記載の液晶表示装置の製造
方法。 - 【請求項18】 前記モリブデンを主成分とする合金
は、副成分としてタングステンを0.5〜30質量%含
有することを特徴とする請求項11に記載の液晶表示装
置の製造方法。 - 【請求項19】 請求項1〜請求項9の何れか一項に記
載の液晶表示装置を備えたことを特徴とする画像表示応
用機器。
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