JP3510129B2 - 液晶表示素子の製造方法 - Google Patents
液晶表示素子の製造方法Info
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Description
ロセッサやパーソナルコンピュータなどのOA(オフィ
スオートメーション)機器、電子手帳、携帯情報機器お
よび液晶モニターを備えるカメラ一体型VTR(ビデオ
テープレコーダ)の表示手段として好適に用いられる液
晶表示素子の製造方法に関する。
ルコンピュータやビデオカメラなどの機器に進んでい
る。このような機器に対して、省電力化、低コスト化、
およびさらなる高機能化の要望が高まっている。これら
の要望を満たすために、周囲光を取入れ反射して表示を
行うバックライトを用いない反射型の液晶表示装置、お
よび画素領域内に光反射部と光透過部とを有し、たとえ
ば周囲が明るいときには上述したような反射型として機
能し、周囲が暗いときにはバックライトからの光を用い
て透過型として機能する反射透過共用型の液晶表示装置
が開発されている。
面図である。液晶表示素子は、一対の基板部材24a,
25の間に液晶層26を介在して構成される。一方の基
板部材24aは、絶縁性基板1の上に、反射電極23
と、液晶表示素子の駆動回路用の接続端子16,17と
を少なくとも備える。図10に示される液晶表示素子
は、各画素にスイッチング素子としての逆スタガ型のT
FT(薄膜トランジスタ)素子を備えるアクティブマト
リクス型の素子である。具体的に、一方基板部材24a
は、次のようにして構成される。
素子部では、絶縁性基板1の上にゲート電極2が形成さ
れ、ゲート電極2を覆ってゲート絶縁膜5が形成され
る。ゲート電極2の上部のゲート絶縁膜5の上には半導
体層8が形成され、半導体層8の上にTFTチャネル1
8,19が形成される。一方のTFTチャネル18の上
にはソース電極13が、他方のTFTチャネル19の上
にはドレイン電極14がそれぞれ形成される。ソースお
よびドレイン電極13,14を覆ってTFT素子の第1
保護膜20が形成され、第1保護膜20の上に第2保護
膜21が形成され、第2保護膜21の上に反射電極23
が形成される。第1および第2保護膜20,21にはド
レイン電極14が露出するコンタクトホール22が形成
されており、反射電極23はコンタクトホール22によ
ってドレイン電極14と接続される。
では、絶縁性基板1の上にゲート端子3が形成され、ゲ
ート端子3を覆ってゲート絶縁膜5が形成され、ゲート
絶縁膜5の上に液晶表示素子の駆動回路用の接続端子1
6が形成される。ゲート絶縁膜5にはゲート端子3が露
出するコンタクトホール10が形成されており、接続端
子16はコンタクトホール10によってゲート端子3と
接続される。
部では、絶縁性基板1の上にソース端子4が形成され、
ソース端子4を覆ってゲート絶縁膜5が形成され、ゲー
ト絶縁膜5の上にソース配線15および液晶表示素子の
駆動回路用の接続端子17が形成される。ゲート絶縁膜
5にはソース端子4が露出するコンタクトホール11,
12が形成されており、ソース配線15はコンタクトホ
ール12によって、接続端子17はコンタクトホール1
1によってそれぞれソース端子4と接続される。また、
ソース配線15を覆って第2保護膜21が形成される。
液晶表示素子の基板部材24では、高い反射特性を得る
ために反射電極23としてAlが使用され、製造工程で
の酸化による高抵抗化を防止するために接続端子16,
17としてITO(インジウム錫酸化物)が使用され
る。
した後、該接続端子16,17を覆って処理基板の全面
にAl膜を成膜し、特開平7−130751号公報に記
載されているようなフォトリソグラフィ工程を採用し、
アルカリ性現像液で露光部分のレジスト膜とAl膜とを
同時に除去しパターニングすることによって、反射電極
23が形成される。ここで、ITOとAlとの積層部分
では、アルカリ性現像液によって電食反応が発生してI
TOが腐食する。
るために、反射電極23としてMo、TaおよびTiな
どの高融点金属が用いられる。また、ITOから成る接
続端子16,17の上に樹脂膜やMoなどの金属膜を保
護膜として形成した後、Al膜を成膜しパターニングし
て反射電極23が形成される。さらに特開平7−664
17号公報には、Alにそれよりも標準単電極電位が貴
の金属、たとえばPd、V、W、Ta、Ni、Inおよ
びTiを含ませる技術が開示されている。ここでは、画
素電極としてITOを使用し、ソースおよびドレイン電
極としてPdを添加したAlを使用している。
融点金属を用いる場合、反射率が40%〜60%程度と
いずれも低く、表示装置としての良好な反射特性が得ら
れない。
樹脂膜を形成した後、Al膜を成膜しパターニングして
反射電極23を形成する場合、Al膜のパターニング工
程とは別に保護膜用樹脂膜のパターニング工程が必要
で、製造工程数が増加する。
合では、リン酸、硝酸、酢酸および水から成る溶液でA
l膜とMo膜とを同時に除去してパターニングすること
ができる。しかし、Mo膜上にAl膜を積層して成膜す
るためにAlとMoの2種類のターゲットが必要で、ま
た成膜装置の処理能力が低下するので、製造コストが上
昇する。また、Mo膜に欠陥が生じると、その部分で電
食反応が発生する。さらに、リン酸、硝酸、酢酸および
水から成る溶液は粘度が高いので、微小なパターンの隙
間に入りにくく、膜残りが発生する。したがって、反射
電極23は、表示装置として良好な反射特性を得るため
に大きく設計することが好ましいにもかかわらず、除去
可能な大きさに制限されてしまう。
を同時に除去する場合、Al膜に含まれる金属やその含
有量、またAl膜の膜厚などによって、除去処理の速度
が変化する。処理時間が著しく長くなると、処理能力が
おちるので実用的ではない。さらに、処理速度を向上す
るためにアルカリ性現像液の種類や濃度を変更すること
は、そのための設備を別途要するので製造コストが上昇
する。
極としてITOを使用し、ソース電極およびドレイン電
極としてPdを添加したAlを使用しているので、上述
したような反射型液晶表示素子に適用することはできな
い。
製造コストで製造でき、アルカリ性現像液による電食反
応の発生を抑制して透明電極から成る接続端子とAl合
金から成る反射電極とを形成することができ、良好な反
射特性が得られる液晶表示素子の製造方法を提供するこ
とである。
材の間に液晶層を介在し、一対の基板部材のうちのいず
れか一方基板部材は、透光性絶縁性基板上に、透明電極
および該透明電極は覆わない層間絶縁膜上に形成される
反射電極から成り、反射電極によって規定される反射型
表示を行う光反射領域と、透明電極によって規定される
透過型表示を行う光透過領域とを、各画素領域内に有す
る画素電極と、液晶表示素子の駆動手段用の接続端子と
を少なくとも備える液晶表示素子の製造方法であって、
一方基板部材の製造工程は、 a)絶縁性基板上に、透明電極および透明電極膜から成
る接続端子を形成する工程と、 b)透明電極および接続端子を覆ってAl(アルミニウ
ム)−W(タングステン)合金膜を形成する工程と、 c)Al−W合金膜上にポジ型レジスト膜を形成する工
程と、 d)レジスト膜を所定のパターンに露光する工程と、 e)レジスト膜とAl−W合金膜とをアルカリ性現像液
でパターニングすることでAl−W合金膜から成る反射
電極を形成する工程と、 f)残余のレジスト膜を除去する工程と、を含むことを
特徴とする液晶表示素子の製造方法である。
膜から成る接続端子上にはAl−W合金膜が形成され、
該合金膜がパターニングされて反射電極が形成され、こ
れによって透明電極および反射電極から成り光反射領域
と光透過領域とを有する画素電極が形成される。たとえ
ばITO、ZnO、SnO2およびIn2O3−ZnO
で実現される透明電極および透明電極膜から成る接続端
子は、製造工程における酸化による高抵抗化を充分に防
止することができる。Al−W合金膜から成る反射電極
では、充分な反射特性が得られる。したがって、液晶表
示素子を反射透過兼用型として用いることができる。
透明電極および接続端子上に樹脂や金属などの保護膜を
形成することなく、アルカリ性現像液による電食反応の
発生を抑制して、反射電極を形成することができる。し
たがって、保護用の樹脂膜を設ける場合のように樹脂膜
のパターニング工程は不要であり、製造工程数が増加す
ることはない。また、保護用のMo膜上にAl膜を積層
して成膜する場合のようにAlとMoの2種類のターゲ
ットは不要であり、成膜装置の処理能力が低下すること
はなく、製造コストの上昇を招くことはない。
有量が1〜10at%の範囲に選ばれることを特徴とす
る。
反射電極において、その反射率はW含有量の増加に伴っ
て低下する。優れた電食防止効果と、表示装置として実
用的な70%〜85%の範囲の反射率とを両立するため
には、Al−W合金膜のW含有量を上述の範囲に選ぶこ
とが好ましい。なお、量産性を考慮すると、W含有量は
3〜10at%の範囲に選ぶことが特に好ましい。
が30〜150nmであり、前記アルカリ性現像液はT
MAH(テトラメチルアンモニウムハイドライド)であ
ることを特徴とする。
W含有量が増加すると、アルカリ性現像液の溶け込み速
度が低下して除去処理の速度が低下するが、W含有量を
前述した範囲に選び、かつAl−W合金膜の膜厚を上述
の範囲に選ぶことによって、処理速度の低下を防止し
て、露光部分のレジスト膜とその部分のAl−W合金膜
とを同時に除去することができる。また、アルカリ性現
像液として一般的なTMAHを使用して、レジスト膜と
Al−W合金膜とを同時に除去することができる。フォ
トリソグラフィ工程における限界解像度の微細なパター
ニングが容易であり、反射電極を大きく形成することが
できる。また、一般的なTMAHが使用できるので、ア
ルカリ性現像液の種類や濃度を変更するための設備は不
要であり、製造コストの上昇が抑制できる。
一形態である液晶表示素子の製造方法を段階的に示す断
面図である。液晶表示素子は、一対の基板部材24a,
25の間に液晶層26を介在して構成される。一方の基
板部材24aは、絶縁性基板1の上に、反射電極23と
液晶表示素子の駆動回路用の接続端子16,17とを少
なくとも備える。図1〜図10に示される液晶表示素子
は、各画素に逆スタガ型のTFT素子を備えるアクティ
ブマトリクス型の素子である。TFT素子は、ゲートお
よびソース配線からの信号を反射電極23から成る画素
電極へスイッチングする機能を備える。具体的に、液晶
表示素子、特に一方基板部材24aは次のようにして製
造される。
ース端子部の形成工程を示す断面図である。絶縁性基板
1の上であって、図1(a)に示す表示領域のTFT素
子部ではゲート電極2が形成され、図1(b)に示すゲ
ート端子部ではゲート端子3が形成され、図1(c)に
示すソース端子部ではソース端子4が形成される。ゲー
トおよびソース端子3,4は、外部からの信号入力用端
子である。絶縁性基板1としては、たとえばガラス基板
や表面にTa2O5やSiO2 などの絶縁膜を形成したガ
ラス基板が使用される。ゲート電極2、ゲート端子3お
よびソース端子4は、絶縁性基板1の上にAl、Moお
よびTaなどをスパッタリング法で成膜しパターニング
して形成される。
ンタクト層の成膜工程を示す断面図である。図2(a)
の表示領域のTFT素子部、図2(b)のゲート端子部
および図2(c)のソース端子部では、ゲート電極2、
ゲート端子3およびソース端子4を覆ってゲート絶縁膜
5が形成される。ゲート絶縁膜5は、たとえばSiNx
膜で実現され、PCVD(プラズマ化学気相成長)法で
3000Åの膜厚に形成される。なお、絶縁性を高める
ために、ゲート電極2、ゲート端子3およびソース端子
4を陽極酸化して第1の絶縁膜を形成した後、前記ゲー
ト絶縁膜5を形成しても構わない。
が形成される。半導体層6は、たとえばa−Siで実現
され、前記ゲート絶縁膜5に連続してPCVD法で15
00Åの膜厚に形成される。
が形成される。コンタクト層7は、たとえば不純物とし
てリンを添加したa−Siまたは微結晶Siで実現さ
れ、前記半導体層6に連続してPCVD法で500Åの
膜厚に形成される。
断面図である。前記半導体層6およびコンタクト層7が
島状にパターニングされ、図3(a)の表示領域のTF
T素子部、図3(b)のゲート端子部および図3(c)
のソース端子部のうちの、表示領域のTFT素子部で
は、半導体層6をパターニングして成る半導体層8およ
びコンタクト層7をパターニングして成るコンタクト層
9が形成される。半導体層6およびコンタクト層7のエ
ッチングには、たとえばHClとSF6 の混合ガスによ
るドライエッチング法を採用することができる。なお、
エッチングガスとしては前記混合ガスの他に、CF4とO
2の混合ガスやBCl3ガスを用いても構わない。また、
HFとHNO3の混合溶液などのSiエッチング液を用
いたウエットエッチング法を採用してエッチングしても
構わない。
膜のコンタクトホールの形成工程を示す断面図である。
図4(a)の表示領域のTFT素子部、図4(b)のゲ
ート端子部および図4(c)のソース端子部のうちの、
ゲート端子部ではゲート絶縁膜5にコンタクトホール1
0が形成され、ソース端子部ではゲート絶縁膜5にコン
タクトホール11,12が形成される。コンタクトホー
ル10によってゲート端子3が露出し、コンタクトホー
ル11,12によってソース端子4が露出する。ゲート
絶縁膜5のエッチングには、たとえばCF4とO2の混合
ガスによるドライエッチング法が採用される。
程、およびソース配線とソース端子との接続工程を示す
断面図である。図5(a)の表示領域のTFT素子部で
は、ゲート絶縁膜5およびコンタクト層9の上にソース
電極13およびドレイン電極14が形成される。また、
図5(b)のゲート端子部および図5(c)のソース端
子部のうちのソース端子部では、コンタクトホール12
を覆ってゲート絶縁膜5の上にソース配線15が形成さ
れる。ソース電極13、ドレイン電極14およびソース
配線15は、たとえばTa膜、Ti膜またはAl膜をス
パッタリング法で成膜しパターニングして形成される。
極膜の形成工程を示す断面図である。図6(a)の表示
領域のTFT素子部、図6(b)のゲート端子部および
図6(c)のソース端子部のうちの、ゲート端子部では
コンタクトホール10を覆ってゲート絶縁膜5の上に透
明電極膜から成る接続端子16が形成され、ソース端子
部ではコンタクトホール11を覆ってゲート絶縁膜5の
上に透明電極膜から成る接続端子17が形成される。透
明電極膜材料としては、ITO、ZnO、SnO2およ
びIn2O3−ZnOを用いることが好ましい。これらの
材料から成る膜をスパッタリング法で成膜しパターニン
グして透明電極膜から成る接続端子16,17が形成さ
れる。
断面図である。図7(a)の表示領域のTFT素子部、
図7(b)のゲート端子部および図7(c)のソース端
子部のうちの、表示領域のTFT素子部では、コンタク
ト層9の一部分が、たとえばエッチングで除去され、ソ
ース電極13の側のTFTチャネル18とドレイン電極
14の側のTFTチャネル19とが形成される。コンタ
クト層9のエッチングには、たとえばHClとSF6 の
混合ガスによるドライエッチング法を採用することがで
きる。なお、エッチングガスとしては前記混合ガスの他
に、CF4とO2の混合ガスやBCl3ガスを用いても構わ
ない。また、HFとHNO3の混合溶液などのSiエッチ
ング液を用いたウエットエッチング法を採用してエッチ
ングしても構わない。
面図である。図8(a)の表示領域のTFT素子部、図
8(b)のゲート端子部および図8(c)のソース端子
部のうちの、表示領域のTFT素子部およびソース端子
部では、この部分を覆って保護膜が形成される。保護膜
は、第1保護膜20と該保護膜20の上に形成される第
2保護膜21との2層構造を有する。第1および第2保
護膜20,20から成る保護膜はコンタクトホール22
を有する。該コンタクトホール22によってドレイン電
極14が露出する。
実現され、第2保護膜21は有機樹脂膜で実現される。
PCVD法でSiNx膜を成膜しパターニングしてコン
タクトホール22を有する第1保護膜20を形成する。
次に、感光性透明アクリル樹脂をスピンコート法で塗布
し、フォトリソグラフィ法で所定のパターンに露光した
後、アルカリ溶液で現像し、200℃で熱硬化処理して
コンタクトホール22を有する第2保護膜21を形成す
る。なお、保護膜は2層構造を有するものに限らず、単
一層構造を有するものであっても構わない。
である。図9(a)の表示領域のTFT素子部、図9
(b)のゲート端子部および図9(c)のソース端子部
のうちの、表示領域のTFT素子部では、コンタクトホ
ール22を覆って第2保護膜21の上に反射電極23が
形成される。反射電極23はAl−W合金から成り、第
1および第2保護膜20,21に形成された前記コンタ
クトホール22によってドレイン電極14と接続され
る。たとえば、反射電極23として用いられるAl−W
合金のW含有量は5at%であり、膜厚は1000Å
(100nm)である。
グ法およびフォトリソグラフィ法で形成される。スパッ
タリング法では、枚葉式DCマグネトロンスパッタ装置
を用い、ターゲットとしてW含有量が5at%のAl−
W合金を使用し、スパッタ装置内部を3.0×10-4P
a以下に設定した後、アルゴンガスを100sccm導
入して圧力を0.4Pa程度に設定する。処理基板を1
00℃に加熱した雰囲気中で、ターゲット表面でのパワ
ー密度を2〜3W/cm2 とし、70〜80秒間スパッ
タリングする。これによってAl−W合金膜が形成され
る。
合金膜上にポジ型レジスト膜を形成し、所定のパターン
に露光した後、アルカリ現像液で現像して、光照射され
て可溶化したレジスト膜と、その部分のAl−W合金膜
とを同時に除去する。前記アルカリ現像液としては、ポ
ジ型レジスト膜の現像液として一般的に用いられるTM
AHの2.38%水溶液が使用され、通常の現像時間と
ほぼ同じ60秒の現像時間で、レジスト膜とAl−W合
金膜とを同時に除去することができる。さらに、光照射
されずに不溶化した残余のレジスト膜を有機溶剤からな
る剥離液で除去する。このようにして、所定のパターン
の反射電極23が形成される。
方基板部材24aが完成する。図10は、カラーフィル
タ基板との貼り合わせ工程、液晶注入工程を示す断面図
である。図10(a)は表示領域のTFT素子部を示
し、図10(b)はゲート端子部を示し、図10(c)
はソース端子部を示す。前記一方基板部材24aと、別
途形成されたカラーフィルタ基板である他方基板部材2
5とには、その表面に既知の手法で配向処理が施され
る。その後、配向処理表面を内方側として、液晶注入口
用の隙間をあけて、2枚の基板部材24a,25の周縁
部が接着層27で接着される。2枚の基板部材24a,
25と接着層27とで囲まれた空間に、液晶注入口から
液晶が注入されて、液晶層26が形成される。このよう
にして、反射型の液晶表示素子が完成する。
極膜から成る接続端子16,17の上にAl−W合金膜
が形成され、該合金膜をパターニングして反射電極23
が形成される。たとえばITO、ZnO、SnO2およ
びIn2O3−ZnOで実現される透明電極膜から成る接
続端子16,17は、製造工程における酸化による高抵
抗化を充分に防止することができる。Al−W合金から
成る反射電極23では、充分な反射特性が得られる。し
たがって、上述したような液晶表示素子を反射型として
用いることができる。
使用することによって、接続端子16,17の上に樹脂
や金属などの保護膜を形成することなく、アルカリ性現
像液による電食反応の発生を抑制して、接続端子16,
17の上に形成されたAl−W合金膜をパターニング除
去して反射電極23を形成することができる。
射率との関係を示すグラフである。このグラフからAl
−W合金から成る反射電極23において、その反射率は
W含有量の増加に伴って低下することが判る。したがっ
て、優れた電食防止効果と、表示装置として実用的な7
0%〜85%の範囲の反射率とを両立するためには、W
含有量を1〜10at%の範囲に選ぶことが好ましい。
W含有量が1at%よりも小さいと、ITOなどの透明
電極膜に対する電食防止効果を得ることができない。な
お、通常の現像時間と同じ程度で処理するという量産性
を考慮すると、W含有量は3〜10at%の範囲に選ぶ
ことが特に好ましい。W含有量を5at%とした場合、
反射率が80%程度に維持でき、反射電極として充分に
使用可能である。
の形成工程では、反射電極23として用いられるAl−
W合金のW含有量が2at%とされ、膜厚が500Å
(50nm)とされる。このような反射電極23もスパ
ッタリング法およびフォトリソグラフィ法によって形成
される。具体的に、スパッタリング法では、ターゲット
としてW含有量が2at%のAl−W合金を使用し、前
述したのと同様のスパッタリング条件で40秒間スパッ
タリングすることによって、Al−W合金膜が形成され
る。
合金膜上にポジ型レジスト膜を形成し、所定のパターン
に露光した後、アルカリ現像液で現像して、光照射され
て可溶化したレジスト膜と、その部分のAl−W合金膜
とを同時に除去する。前記アルカリ現像液としては、T
MAHの2.38%水溶液が使用され、60秒の現像時
間で、レジスト膜とAl−W合金膜とを同時に除去する
ことができる。さらに、光照射されずに不溶化した残余
のレジスト膜は、有機溶剤からなる剥離液で除去する。
ッチングレートとの関係を示すグラフである。このグラ
フから、Al−W合金膜においてW含有量が増加する
と、アルカリ性現像液の溶け込み速度が低下してエッチ
ングレートが低下することが判る。本実施形態によれ
ば、W含有量を上述の1〜10at%の範囲に選び、か
つAl−W合金膜の膜厚を30〜150nmの範囲に選
ぶことによって、アルカリ性現像液として一般的なTM
AHを用いても、処理速度が低下することなく、露光部
分のレジスト膜とその部分のAl−W合金膜とを同時に
除去することができる。
間は従来の処理時間とほぼ同じであり、フォトリソグラ
フィ工程における限界解像度の微細なパターニングが容
易であり、反射電極23を大きく形成することができ
る。また、アルカリ性現像液の種類や濃度を変更するた
めの設備を要することなく、一般的なTMAHで除去す
ることができる。なお、膜厚が30nmよりも小さいと
スパッタリング法の膜形成の信頼性が低くなり、また膜
厚が150nmよりも大きいと処理時間が長くなるので
好ましくない。
膜をエッチングする際に用いられるリン酸、硝酸、酢酸
および水から成る前記溶液に比べて非常に低い。したが
って、微細なパターンであっても充分にしみ込んでエッ
チング可能である。このため、Al−W合金膜のエッチ
ング工程における膜残りが低減し、かつ原理的に現像可
能な寸法までパターンのエッチングが可能となる。
素子を備える反射型液晶表示素子の製造方法の例につい
て説明したけれども、図13に示されるようなスタガ型
のTFT素子を備える反射型液晶表示素子の製造方法お
よび図14や図20に示されるような反射透過共用型液
晶表示素子の製造方法も本発明の範囲に属するものであ
る。
反射型液晶表示素子を構成するTFT基板である一方基
板部材24bの表示領域のTFT素子部を示す断面図で
ある。当該液晶表示素子は、逆スタガ型のTFT素子を
備える前記液晶表示素子とTFT素子の構成が異なるだ
けで、その他は同様にして構成され、一対の基板部材間
に液晶層を介在して構成される。なお、図13において
逆スタガ型のTFT素子を備える前記液晶表示素子と同
様にして構成される部材には、同じ参照符号を付して示
す。一方基板部材24bは、絶縁性基板1の上に、Al
−W合金膜から成る反射電極23と、たとえばITO、
ZnO、SnO2およびIn2O3−ZnOで実現される
透明電極膜から成る前記接続端子16,17と同様の接
続端子(図示せず)とを少なくとも備える。
部は逆スタガ型の場合と同様にして構成され、TFT素
子部は次のようにして構成される。すなわち、絶縁性基
板1の上に遮光膜32が形成され、遮光膜32を覆って
絶縁膜33が形成される。遮光膜32の上部の絶縁膜3
3の上にはソース電極34およびドレイン電極35が形
成される。ソース電極34の上にはコンタクト層36が
形成され、ドレイン電極35の上にはコンタクト層37
が形成される。コンタクト層36,37およびそれらの
間の絶縁膜33を覆って、半導体層38が形成される。
露出した表面を覆って絶縁膜39が形成され、遮光膜3
2の上方の絶縁膜39の上にゲート電極40が形成され
る。絶縁膜39およびゲート電極40を覆って、層間絶
縁膜41が形成される。絶縁膜39,41にはコンタク
トホール42が形成されており、該コンタクトホール4
2によってドレイン電極35が露出する。コンタクトホ
ール42を覆って、層間絶縁膜41の上に反射電極23
が形成される。
構成するTFT基板である一方基板部材24cを示す平
面図である。図15〜図17は、一方基板部材24cの
製造方法、特に反射電極23および透明電極54の製造
方法を段階的に説明するための断面図である。図18
は、凸部の形成方法を段階的に示す断面図である。図1
9は、凸部形成時に用いられるマスク73を示す平面図
である。当該液晶表示素子は、画素電極が反射電極23
と透明電極54とから成り、かつ反射電極23の形成領
域に凸部55が形成される以外は、反射型の前記液晶表
示素子と同様であり、一対の基板部材間に液晶層を介在
して構成される。なお、図14〜図19において、逆ス
タガ型のTFT素子を備える反射型の前記液晶表示素子
と同様の構成部材には、同じ参照符号を付して示す。
絶縁性基板1の上に、Al−W合金膜から成る反射電極
23と、たとえばITO、ZnO、SnO2およびIn2
O3−ZnOで実現される透明電極膜から成る前記接続
端子16,17と同様の接続端子(図示せず)と、同様
の透明電極膜から成る透明電極54とを少なくとも備え
る。反射透過共用型液晶表示素子は、各画素領域内に反
射電極23によって規定される光反射領域56Rと、透
明電極54によって規定される光透過領域56Tとを有
し、これらの領域56R,56Tによって反射型表示と
透過型表示とを共用して行う。また、反射電極23の反
射面には凸部55が形成されており、これによって干渉
色の発生の少ない白色表示が可能な反射特性が得られ
る。なお、一方基板部材24cを構成する絶縁性基板1
は、透過型の表示を行うためにガラス基板などの透光性
を有する絶縁性基板で実現される。
の上には前述したような逆スタガ型のTFT素子52が
形成される。なお、TFT素子は図13に示されるよう
なスタガ型であっても構わない。たとえば、ゲート配線
51およびゲート電極2はCr、Taから成り、ゲート
絶縁膜5はSiNx、SiOxから成り、半導体層8は
a−Si、多結晶シリコン、CdSeから成り、TFT
チャネル18,19はa−Siから成り、ソース電極1
3およびドレイン電極14はTi、Mo、Alから成
る。絶縁性基板1は、コーニング社製、商品名705
9、厚み1.1mmのガラス基板で実現される。
57,58が形成される。金属電極層57はドレイン電
極14と接続され、かつ透明電極54を形成する領域を
あけて形成され、金属電極層58はソース電極13と接
続して形成される。金属電極層57は、反射電極23と
透明電極54とをドレイン電極14と接続するためのも
のである。金属電極層58は、ソース電極13と接続さ
れるソース配線の一部分を構成する。金属電極層57,
58は、たとえばスパッタリング法で金属膜を形成しパ
ターニングして同時に形成される。金属電極層57と次
段のゲート配線とをゲート絶縁膜5を介して重畳させる
ことで、補助容量が構成される。また、金属電極層57
を凸部55の形成領域に設けることによって、製造プロ
セスの影響を均一にすることができる。
54および透明電極層59が形成される。透明電極54
は、金属電極層57の透明電極を形成する前記領域に該
電極層57に接続して形成される。透明電極層59は、
前記金属電極層58に重畳して形成される。金属電極層
58と透明電極層59とでソース配線が構成され、これ
によって金属電極層58および透明電極層59のうちの
いずれか一方電極層に欠陥があっても他方電極層が電気
的に接続されてソース配線の断線が防止できる。
とえばITO、ZnO、SnO2およびIn2O3−Zn
Oから成り、スパッタリング法でこれらの膜を形成しパ
ターニングして同時に形成される。このとき、前記接続
端子16,17と同様の図示しない接続端子も同時に形
成される。したがって、ソース配線の形成と同時に透明
電極54および接続端子を形成でき、製造工程数が増加
することはない。
8と透明電極層59との2層構造を成しているので、透
明電極54および接続端子と、ソース配線の透明電極層
59とを同時に形成することができるが、ソース配線が
金属電極層58のみの単一層構造を成す場合、透明電極
54および接続端子と、ソース配線とは別々に形成され
る。
子部を覆って絶縁膜60が形成され、かつ凸部55であ
る凸部55a,55bが後述するようにして形成され
る。凸部55a,55bは、光感光性樹脂のレジスト膜
から成り、角落としされた断面が略円形状を有する。凸
部55a,55bは、透明電極54の形成領域にも設け
ることができるが、液晶層に効率的に電圧を印加するた
めに、反射電極23の形成領域だけに設けることが好ま
しい。
60および凸部55a,55bを覆い、透明電極54は
覆わないようにして、層間絶縁膜63が形成される。層
間絶縁膜63にはコンタクトホール53が形成されてお
り、これによって金属電極層57が露出する。層間絶縁
膜63を形成することによって、凸部55a,55bに
よる凹凸をより滑らかにすることができる。層間絶縁膜
63は、たとえば東京応化社製、商品名OFPR−80
0の光感光性樹脂から成り、スピンコート法によって成
膜しパターニングして形成される。たとえば、1000
rpm〜3000rpm、具体的には2000rpmの
回転数でスピンコートされる。なお、層間絶縁層63の
厚さを調整することで、光反射領域56Rの液晶層の厚
さを光透過領域56Tの液晶層の厚さの1/2倍に制御
することができる。また、層間絶縁層63は、凸部55
a,55bの形成条件の調整によって省略可能である。
クトホール53を覆って層間絶縁膜63の上にAl−W
合金膜から成る反射電極23が形成される。反射電極2
3はコンタクトホール53によって金属電極層57に接
続される。反射電極23は、前述したのと同様にスパッ
タリング法およびフォトリソグラフィ法によって、たと
えば30nm〜150nmの厚さに形成される。反射電
極23の表面は、凸部55a,55bによって連続する
波状となる。
て形成される。まず、図18(a)に示すように処理基
板71の全面に光感光性樹脂から成るレジスト膜72
を、たとえばスピンコート法で形成する。レジスト膜7
2は、たとえば東京応化社製、商品名OFPR−800
の光感光性樹脂で実現される。また、500rpm〜3
000rpmの回転数でスピンコートされる。たとえば
具体的に、1500rpmで30秒間スピンコートし
て、2.5μmの厚さのレジスト膜72が形成される。
形成されたレジスト膜72は、たとえば90℃で30分
間プリベークされる。
膜72を露光する。このとき、図19に示すような凸部
55a,55bに対応したパターン状に光透過領域74
aと光遮光領域74bとが形成されたマスク73を介し
てレジスト膜72に光を照射する。光遮光領域74b
は、たとえば円形に、また直径の異なる複数種類(ここ
では2種類)の円形に形成される。これによって、異な
る大きさの凸部55a,55bが形成される。たとえ
ば、直径A,Bはそれぞれ5μmおよび3μmとされ
る。光遮光領域74bは、各領域間の間隔が2μm以上
となるようにしてランダムに配置される。凸部55a,
55bが形成された表面を連続する波状とするために
は、各領域間の前記間隔はあまり大きくならないように
することが好ましい。
MD−3、2.38%の濃度の現像液を用いて現像する
ことによって、図18(c)に示すような高さの異なる
微細な凸部75a,75bが多数形成される。これらの
凸部75a,75bは、角部が角張っている。直径5μ
mの前記光遮光領域74bによって2.48μmの高さ
の凸部75aが形成され、直径3μmの前記光遮光領域
74bによって1.64μmの高さの凸部75bが形成
される。凸部74a,74bの高さは、光遮光領域74
bの直径、露光時間および現像時間によって適宜制御す
ることができる。また、光遮光領域74bの直径は、1
種類であっても構わない。
200℃で1時間、熱処理する。これによって、凸部7
5a,75bの角部が軟化して丸みが形成され、図18
(d)に示すような前記凸部55a,55bが形成され
る。
続端子の電食反応だけでなく、透明電極54においても
電食反応を防止することができる。
構成するTFT基板である他の一方基板部材24dを示
す平面図である。当該一方基板部材24dは、前記凸部
55が形成されないこと以外は、図14に示される一方
基板部材24cと同様にして構成される。なお、図20
の一方基板部材24dにおいて図14の一方基板部材2
4cと同様にして構成される部材には、同じ参照符号を
付して示す。
他方基板部材、たとえば前記他方基板部材25と、液晶
層26を介して貼り合わされ、液晶表示素子となる。液
晶表示素子は一対の偏光板間に配置され、一方基板部材
24c,24dの側の偏光板の外方側にバックライトが
配置される。
および透明電極膜から成る接続端子上にAl−W合金膜
を形成し、該合金膜をパターニングして反射電極が形成
される。Al−W合金膜を用いることで、アルカリ性現
像液による電食反応の発生を抑制し、製造工程数を増加
せずに、成膜装置の処理能力を高く保持し、製造コスト
の上昇を抑えて、反射電極を形成することができる。
含有量を1〜10at%の範囲に選ぶことによって、優
れた電食防止効果と、表示装置として実用的な70%〜
85%の範囲の反射率とを両立することができる。
含有量を1〜10at%の範囲に選び、Al−W合金膜
の膜厚を30〜150nmとし、アルカリ性現像液とし
て一般的なTMAHを用いることによって、処理速度を
低下することなく露光部分のレジスト膜とその部分のA
l−W合金膜とを同時に除去し、微細なパターニングが
可能で、反射電極を大きく形成することができ、また製
造コストの上昇を抑制できる。
素子を備える反射型液晶表示素子のゲート電極、ゲート
およびソース端子部の形成工程を示す断面図である。
成膜工程を示す断面図である。
る。
トホールの形成工程を示す断面図である。
とソース端子との接続工程を示す断面図である。
程を示す断面図である。
る。
晶注入工程を示す断面図である。
を示すグラフである。
トとの関係を示すグラフである。
素子を構成するTFT基板である一方基板部材24bの
表示領域のTFT素子部を示す断面図である。
T基板である一方基板部材24cを示す平面図である。
明電極54の製造方法を段階的に説明するための断面図
である。
明電極54の製造方法を段階的に説明するための断面図
である。
明電極54の製造方法を段階的に説明するための断面図
である。
る。
面図である。
T基板である他の一方基板部材24dを示す平面図であ
る。
ル 13,34 ソース電極 14,35 ドレイン電極 15 ソース配線 16,17 接続端子 18,19 TFTチャネル 20 第1保護膜 21 第2保護膜 23 反射電極 24a,24b,24c,24d 一方基板部材 25 他方基板部材 26 液晶層 27 接着層 32 遮光膜 33,39,60 絶縁膜 41,63 層間絶縁膜 51 ゲート配線 52 TFT素子 54 透明電極 55,55a,55b 凸部 56T 光透過領域 56R 光反射領域 57,58 金属電極層 59 透明電極層
Claims (3)
- 【請求項1】 一対の基板部材の間に液晶層を介在し、
一対の基板部材のうちのいずれか一方基板部材は、透光
性絶縁性基板上に、透明電極および該透明電極は覆わな
い層間絶縁膜上に形成される反射電極から成り、反射電
極によって規定される反射型表示を行う光反射領域と、
透明電極によって規定される透過型表示を行う光透過領
域とを、各画素領域内に有する画素電極と、液晶表示素
子の駆動手段用の接続端子とを少なくとも備える液晶表
示素子の製造方法であって、 一方基板部材の製造工程は、 a)絶縁性基板上に、透明電極および透明電極膜から成
る接続端子を形成する工程と、 b)透明電極および接続端子を覆ってAl(アルミニウ
ム)−W(タングステン)合金膜を形成する工程と、 c)Al−W合金膜上にポジ型レジスト膜を形成する工
程と、 d)レジスト膜を所定のパターンに露光する工程と、 e)レジスト膜とAl−W合金膜とをアルカリ性現像液
でパターニングすることでAl−W合金膜から成る反射
電極を形成する工程と、 f)残余のレジスト膜を除去する工程と、を含むことを
特徴とする液晶表示素子の製造方法。 - 【請求項2】 前記Al−W合金膜のW含有量が1〜1
0at%の範囲に選ばれることを特徴とする請求項1記
載の液晶表示素子の製造方法。 - 【請求項3】 前記Al−W合金膜の膜厚が30〜15
0nmであり、 前記アルカリ性現像液はTMAH(テトラメチルアンモ
ニウムハイドライド)であることを特徴とする請求項2
記載の液晶表示素子の製造方法。
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