JP2002365663A - 反射型液晶表示装置 - Google Patents

反射型液晶表示装置

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JP2002365663A
JP2002365663A JP2001169998A JP2001169998A JP2002365663A JP 2002365663 A JP2002365663 A JP 2002365663A JP 2001169998 A JP2001169998 A JP 2001169998A JP 2001169998 A JP2001169998 A JP 2001169998A JP 2002365663 A JP2002365663 A JP 2002365663A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光照射により発生するフリッカーを抑制して
画像品質の良好な反射型液晶表示装置を製造することが
可能な反射型液晶表示装置を提供する。 【解決手段】 マトリクス状に配置された複数の信号配
線2および走査配線7と、これら両配線の各交差部に配
置されたTFT3と、TFT3を介して信号配線2およ
び走査配線7に接続された反射画素電極14とが設けら
れた薄膜トランジスタアレイ基板と、前記薄膜トランジ
スタアレイ基板に対向して配置された、対向透明電極2
3を有する対向基板とを具備する反射型液晶表示装置に
おいて、対向透明電極23および反射画素電極14上に
無機物の絶縁膜である対向絶縁膜24および第3絶縁膜
15を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話、PDA
(Personal Digital Assistance)、ノートパソコン
などの携帯端末機器などのディスプレイとして用いるこ
とのできる反射型液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の反射型液晶表示装置の薄膜トラン
ジスタアレイ基板における一画素部分の構成を図4
(a)に示す。図4(b)は、前記従来の反射型液晶表
示装置を図2(a)に示すD−Dの一点鎖線で切断した
場合の断面構成を示す概略断面図である。
【0003】図4(a)に示すように、従来の反射型液
晶表示装置には、複数の走査配線2および信号配線7が
設けられており、走査配線2と信号配線7とは互いに直
交するように配置されている。また、走査配線2と信号
配線7との各交差部には、各画素のスイッチング素子で
ある薄膜トランジスタ(以下、TFT(Thin Film Tran
sistor)と記す)3が設けられている。また、走査配線
2上には付加容量電極9が形成されている。反射画素電
極14は、その周縁部分の一部が走査配線2および信号
配線7上に掛かるように形成されており、コンタクトホ
ール11,13を介してドレイン電極8および付加容量
電極9と電気的に接続している。
【0004】次に、図4(b)を参照しながら、前記従
来の反射型液晶表示装置の製造工程について説明する。
【0005】まず、ガラス基板1の上にアルミニウム
(Al)を積層させ、フォトリソグラフィ法によって走
査配線2をパターン形成する。
【0006】次に、走査配線2上に、窒化シリコン(S
iNx)からなる第1絶縁体層4を積層させる。この第
1絶縁体層4は、後に、TFT3のゲート絶縁膜として
機能する。
【0007】次に、第1絶縁体層4上に、TFT3のス
イッチ機能を司る、アモルファスシリコン(α−Si)
からなる半導体層5と、この半導体層5とソース電極7
(信号配線7と一体的に形成されているので、ここでは
同じ部材番号にて示す)およびドレイン電極8とをそれ
ぞれオーミックコンタクトさせるn+半導体層6とを、
連続して成膜する。そして、TFT3部分に、半導体層
5とn+半導体層6とからなるパターンを形成する。
【0008】その後、チタン(Ti)およびアルミニウ
ム(Al)の2層を連続成膜して、一括パターン形成に
より、信号配線7、ドレイン電極8、および付加容量電
極9を、図に示すように形成する。この時、ソース電極
7およびドレイン電極8をマスクとして、ソース電極7
とドレイン電極8の間に存在するn+半導体層5と半導
体層4の一部とをエッチングによって除去する。
【0009】次に、絶縁保護膜として機能する第2絶縁
体層10を成膜する。このとき、ドレイン電極8および
付加容量電極9上の第2絶縁体層10に、後にコンタク
トホール11,13となる開口部を形成しておく。
【0010】次に、感光性樹脂を塗布して平坦化膜12
を形成する。その後、第2絶縁体層10に形成した前記
開口部上の平坦化膜12をフォトリソグラフィ法によっ
て除去し、コンタクトホール11,13を形成する。
【0011】最後に、反射率の高いアルミニウム、銀等
からなる反射画素電極14を形成する。反射画素電極1
4は、コンタクトホール11を介してドレイン電極8と
接続され、コンタクトホール13を介して付加容量電極
9と接続される。
【0012】以上のような方法により、薄膜トランジス
タアレイ基板が完成する。
【0013】次に、完成した薄膜トランジスタアレイ基
板と対向基板とを貼り合わせる。対向基板は、ガラス基
板21上にカラーフィルタ22およびITO(InOx
−SnOx)からなる対向透明電極23が具備された構
成である。前記薄膜トランジスタアレイ基板および対向
基板に配向膜(図示せず)を塗布してラビング処理を行
った後、4μmのギャップを形成して貼り合わせる。そ
の後、両基板間に誘電率異方性が正の液晶を注入し、さ
らに対向基板の外側の面(光の入射面)に偏光位相差板
を配置して、反射型液晶表示装置を作製する。
【0014】その後、検査工程において、走査配線2、
信号配線7、対向透明電極23に駆動電位を供給して画
面を表示させ、対向透明電極23の平均電位もしくは反
射画素電極14の平均電位を、画像がちらつく現象(フ
リッカー)が最小になるように調整する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】一般に、電極などの金
属と配向膜などの有機膜とが接触すると、接触界面で電
子の授受が起こり、界面分極が発生する。この界面分極
の大きさは、同じ有機膜の場合、接している金属の仕事
関数に依存する。さらに、この界面分極には、光照射を
行うと分極量が経時的に変化していくという現象がみら
れる。前記従来の反射型液晶表示装置は、薄膜トランジ
スタアレイ基板側にアルミニウム、銀などの反射画素電
極14、対向基板側にITOなどの対向透明電極23が
配置されている非対称電極構成である。従って、液晶セ
ル内部に、アルミニウムあるいは銀と配向膜とが接触す
る系と、ITOと配向膜とが接触する系との、2種類の
系が存在することになる。アルミニウムとITOとは仕
事関数が異なるため、アルミニウム側界面とITO側界
面とで配向膜の分極量が異なり、セル内部にDC成分が
重畳する(暗状態)。また、光照射を行うことにより界
面分極量が変化するが、アルミニウム側界面とITO側
界面とで分極変化量が異なるため、セル内部のDC成分
量も変化していく。
【0016】セル内部にDC成分が重畳した場合の液晶
表示装置の駆動波形を図5(a)に示す。交流駆動のた
め、対向透明電極23の電位(対向電極電位)と反射画
素電極14の電位(画素電極電位)との間に印加される
液晶印加電圧(Vlc)には正側(Vlc+)と負側
(Vlc−)とがあるが、セル内部にDC成分が重畳し
た場合、Vlc+、Vlc−の大きさが異なってしま
い、画像がちらつく現象(フリッカー)が発生する。セ
ル内部のDC成分が一定ならば、対向電極電位もしくは
画素電極電位を調整することにより、図5(b)に示す
ようにVlc+、Vlc−の大きさを等しくすることも
可能である、しかしながら、上述したように、光照射を
行うとDC成分量が変化してVlc+、Vlc−の大き
さが異なってしまいフリッカーが発生するので、その都
度電位を調整しなければならないという不具合が発生す
る。
【0017】本発明はこれらの問題を解決するために、
光照射により発生するフリッカーを抑制して画像品質の
良好な反射型液晶表示装置を提供することを目的とす
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の反射型液晶表示装置は、マトリクス状に
配置された複数の信号配線および走査配線、前記両配線
の各交差部に配置されて前記両配線に接続されたスイッ
チング素子、および前記スイッチング素子を介して前記
両配線に接続された反射画素電極を有するアレイ基板
と、前記アレイ基板に対向して配置された、対向透明電
極を有する対向基板とを備えた反射型液晶表示装置にお
いて、対向透明電極および反射画素電極の少なくとも何
れか一方上に絶縁膜が配置されていることを特徴とす
る。
【0019】この構成によれば、少なくとも対向透明電
極および反射画素電極の何れか一方と配向膜との間に絶
縁膜が配置されることになり、絶縁膜が配置された界面
においては、電極と配向膜との接触界面における電子の
授受が絶縁膜によって抑制される。このため、この接触
面では界面分極が発生しない。従って、光照射によるセ
ル内部の分極変化が抑制されることにより、セル内部の
DC成分変化が抑制される。これにより、光照射による
フリッカーの発生が抑制されるので、画像品位を向上さ
せることができる。
【0020】また、前記対向透明電極上および前記反射
画素電極上の両方に、前記絶縁膜が配置されていること
が好ましい。
【0021】この構成によれば、対向透明電極と配向膜
との間、および反射画素電極と配向膜との間の両方に絶
縁膜が設けられるため、光照射によるセル内部の分極変
化がより確実に抑制されることにより、セル内部のDC
成分変化がより確実に抑制できる。これにより、光照射
によるフリッカーの発生をより確実に抑制して、画像品
位をさらに向上させることができる。
【0022】また、前記絶縁膜は無機物であることが好
ましい。
【0023】また、本発明の携帯端末機器は、前記本発
明の反射型液晶表示装置を備えたことを特徴としてい
る。この構成によれば、画像品位の良好な表示部を備え
た携帯端末機器を提供することが可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)以下、本発明の
実施の形態1について、図1を参照しながら説明する。
【0025】図1(a)は、反射型液晶表示装置の薄膜
トランジスタアレイ基板における一画素部分の構成を示
している。図1(b)は、前記従来の反射型液晶表示装
置を図1(a)に示すA−Aの一点鎖線で切断した場合
の断面構成を示す概略断面図である。
【0026】図1(a)に示すように、従来の反射型液
晶表示装置には、複数の走査配線2および信号配線7が
設けられており、走査配線2と信号配線7とは互いに直
交するように配置されている。また、走査配線2と信号
配線7との各交差部には、各画素のスイッチング素子で
ある薄膜トランジスタ(以下、TFT(Thin Film Tran
sistor)と記す)3が設けられている。また、走査配線
2上には付加容量電極9が形成されている。反射画素電
極14は、その周縁部分の一部が走査配線2および信号
配線7上に掛かるように形成されており、コンタクトホ
ール11,13を介してドレイン電極8および付加容量
電極9と電気的に接続している。
【0027】次に、図1(b)を参照しながら、前記従
来の反射型液晶表示装置の製造工程について説明する。
【0028】まず、ガラス基板1の上にアルミニウム
(Al)を積層させ、フォトリソグラフィ法によって走
査配線2をパターン形成する。
【0029】次に、走査配線2上に、窒化シリコン(S
iNx)からなる第1絶縁体層4を積層させる。この第
1絶縁体層4は、後に、TFT3のゲート絶縁膜として
機能する。
【0030】次に、第1絶縁体層4上に、TFT3のス
イッチ機能を司る、アモルファスシリコン(α−Si)
からなる半導体層5と、この半導体層5とソース電極7
(信号配線7と一体的に形成されているので、ここでは
同じ部材番号にて示す)およびドレイン電極8とをそれ
ぞれオーミックコンタクトさせるn+半導体層6とを、
連続して成膜する。そして、TFT3部分に、半導体層
5とn+半導体層6とからなるパターンを形成する。
【0031】その後、チタン(Ti)およびアルミニウ
ム(Al)の2層を連続成膜して、一括パターン形成に
より、信号配線7、ドレイン電極8、および付加容量電
極9を、図に示すように形成する。この時、ソース電極
7およびドレイン電極8をマスクとして、ソース電極7
とドレイン電極8の間に存在するn+半導体層5と半導
体層4の一部とをエッチングによって除去する。
【0032】次に、絶縁保護膜として機能する第2絶縁
体層10を成膜する。このとき、ドレイン電極8および
付加容量電極9上の第2絶縁体層10に、後にコンタク
トホール11,13となる開口部を形成しておく。
【0033】次に、感光性樹脂を塗布して平坦化膜12
を形成する。その後、第2絶縁体層10に形成した前記
開口部上の平坦化膜12をフォトリソグラフィ法によっ
て除去し、コンタクトホール11,13を形成する。
【0034】最後に、反射率の高いアルミニウム、銀等
からなる反射画素電極14を形成する。反射画素電極1
4は、コンタクトホール11を介してドレイン電極8と
接続され、コンタクトホール13を介して付加容量電極
9と接続される。
【0035】以上のような方法により、薄膜トランジス
タアレイ基板が完成する。
【0036】次に、完成した薄膜トランジスタアレイ基
板と対向基板とを貼り合わせる。対向基板は、ガラス基
板21上にカラーフィルタ22およびITO(InOx
−SnOx)からなる対向透明電極23が具備され、さ
らに対向透明電極23上に対向絶縁膜24として無機物
の絶縁膜が積層された構成である。前記薄膜トランジス
タアレイ基板および対向基板に配向膜(図示せず)を塗
布してラビング処理を行った後、4μmのギャップを形
成して貼り合わせる。その後、両基板間に誘電率異方性
が正の液晶を注入し、さらに対向基板の外側の面(光の
入射面)に偏光位相差板を配置して、反射型液晶表示装
置を作製する。
【0037】その後、前記反射型液晶表示装置の対向透
明電極23の電位を最適調整してフリッカーを最小(発
生しない状態)にする。
【0038】以上のような構成の本実施の形態にかかる
反射型液晶表示装置に対して光照射を行ったところフリ
ッカーが発生せず、対向透明電極23の電位の再調整が
不要であった。これは、対向透明電極23と配向膜との
間に対向絶縁膜24が配置されたため、対向透明電極2
3と配向膜との接触界面における電子の授受が対向絶縁
膜24によって抑制されて界面分極が発生せず、さらに
光照射によるセル内部の分極変化が抑制されることによ
り、セル内部のDC成分変化が抑制されるためである。
このように、本実施の形態の構成によれば、光照射によ
るフリッカーの発生を抑制して、画像品位を向上させる
ことができる。
【0039】(実施の形態2)本発明の実施の形態2に
ついて、図2を参照しながら以下に説明する。なお、実
施の形態1または2で説明した構成と同一の構成につい
ては同じ参照番号を付記し、その説明を省略する。
【0040】図2(a)は、反射型液晶表示装置の薄膜
トランジスタアレイ基板における一画素部分の構成を示
している。図2(b)は、前記従来の反射型液晶表示装
置を図2(a)に示すB−Bの一点鎖線で切断した場合
の断面構成を示す概略断面図である。
【0041】本実施の形態にかかる反射型液晶表示装置
は、実施の形態1の反射型液晶表示装置において対向透
明電極23上に積層されていた対向絶縁膜24がなく、
反射画素電極14上に第3絶縁膜15として無機物の絶
縁膜が積層された構成となっている。なお、薄膜トラン
ジスタアレイ基板と対向基板との貼り合わせ方法、およ
び対向透明電極23の電位の調整については、実施の形
態1の場合と同じである。
【0042】以上のような構成の本実施の形態にかかる
反射型液晶表示装置に対して光照射を行ったところフリ
ッカーが発生せず、対向透明電極23の電位の再調整が
不要であった。これは、反射画素電極14と配向膜との
間に第3絶縁膜15が配置されたため、反射画素電極1
4と配向膜との接触界面における電子の授受が第3絶縁
膜15によって抑制されて界面分極が発生せず、さらに
光照射によるセル内部の分極変化が抑制されることによ
り、セル内部のDC成分変化が抑制されるためである。
このように、本実施の形態の構成によれば、光照射によ
るフリッカーの発生を抑制して、画像品位を向上させる
ことができる。
【0043】なお、本実施の形態においては、第3絶縁
膜15を反射画素電極14よりも広く表示領域全体に形
成したが、反射画素電極14上にのみ形成しても同様の
効果が得られる。また、第3絶縁膜15を必ずしも反射
画素電極14上の全面(100%)に形成する必要もな
く、反射画素電極14に対する第3絶縁膜15の面積比
は、光照射によるセル内のDC成分変化が抑制される程
度に設定されていればよい。
【0044】(実施の形態3)本発明の実施の形態3に
ついて、図3を参照しながら以下に説明する。なお、実
施の形態1または2で説明した構成と同一の構成につい
ては同じ参照番号を付記し、その説明を省略する。
【0045】図3(a)は、反射型液晶表示装置の薄膜
トランジスタアレイ基板における一画素部分の構成を示
している。図3(b)は、前記従来の反射型液晶表示装
置を図3(a)に示すC−Cの一点鎖線で切断した場合
の断面構成を示す概略断面図である。
【0046】本実施の形態にかかる反射型液晶表示装置
は、実施の形態1の反射型液晶表示装置において設けら
れた対向絶縁膜24と、実施の形態2の反射型液晶表示
装置において設けられた第3絶縁膜15との両方が設け
られた構成である。実施の形態1,2にかかる反射型液
晶表示装置は、対向透明電極23および反射画素電極1
4の何れか一方の電極上にのみ絶縁膜を形成する構成で
ある。しかしながら、このような構成では、他方の電極
は配向膜と接触しているため、この接触面で界面分極が
起こってしまう。従って、完全に光照射による分極変化
をなくしてセル内のDC成分変化を抑制することは困難
である。
【0047】そこで、本実施の形態においては、対向透
明電極23上に対向絶縁膜24として無機物の絶縁膜
を、反射画素電極14上に第3絶縁膜15として無機物
の絶縁膜を積層する構成とした。なお、薄膜トランジス
タアレイ基板と対向基板との貼り合わせ方法、および対
向透明電極23の電位の調整については、実施の形態1
の場合と同じである。
【0048】以上のような構成の本実施の形態にかかる
反射型液晶表示装置に対して光照射を行ったところ、実
施の形態1および2の反射型液晶表示装置と比較してフ
リッカーの発生をより確実に抑制でき、対向透明電極2
3の電位の再調整が不要であった。これは、反射画素電
極14および対向透明電極23と配向膜との間に絶縁膜
が配置されることにより、電極金属と配向膜との接触界
面で電子の授受が絶縁膜によって抑制されて界面分極が
発生せず、セル内部のDC成分が重畳しないためであ
り、さらに、光照射を行った場合のセル内部におけるD
C成分変化も生じないためである。
【0049】また、本実施の形態1〜3で説明した反射
型液晶表示装置を携帯端末機器に対して用いることによ
り、画像品位の良好な表示部を備えた携帯端末機器を実
現することができる。
【0050】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の反射型
液晶表示装置によれば、光照射によるフリッカーの発生
が抑制された画像品質の良好な反射型液晶表示装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は実施の形態1の反射型液晶表示装置
を構成する薄膜トランジスタアレイ基板の一画素当りの
平面図であり、(b)は前記反射型液晶表示装置の一画
素当りの断面図である。
【図2】 (a)は実施の形態2の反射型液晶表示装置
を構成する薄膜トランジスタアレイ基板の一画素当りの
平面図であり、(b)は前記反射型液晶表示装置の一画
素当りの断面図である。
【図3】 (a)は実施の形態3の反射型液晶表示装置
を構成する薄膜トランジスタアレイ基板の一画素当りの
平面図であり、(b)は前記反射型液晶表示装置の一画
素当りの断面図である。
【図4】 (a)は従来の反射型液晶表示装置を構成す
る薄膜トランジスタアレイ基板の一画素当りの平面図で
あり、(b)は前記反射型液晶表示装置の一画素当りの
断面図である。
【図5】 (a)および(b)は液晶表示装置に印加さ
れる駆動電圧の波形図である。
【符号の説明】
1 ガラス基板 2 信号配線 3 TFT 4 第1絶縁体層 5 半導体層 6 n+半導体層 7 信号配線(ソース電極) 8 ドレイン電極 9 付加容量電極 10 第2絶縁体層 11 コンタクトホール 12 平坦化膜 13 コンタクトホール 14 反射画素電極 15 第3絶縁膜 21 ガラス基板 22 カラーフィルタ 23 対向透明電極 24 対向絶縁膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H091 FA14Y FB08 GA03 GA07 GA13 GA16 LA16 2H092 JA24 JA46 JB56 JB57 JB58 KA18 KB13 KB25 MA13 NA01 NA21

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリクス状に配置された複数の信号配
    線および走査配線、前記両配線の各交差部に配置されて
    前記両配線に接続されたスイッチング素子、および前記
    スイッチング素子を介して前記両配線に接続された反射
    画素電極を有するアレイ基板と、前記アレイ基板に対向
    して配置された、対向透明電極を有する対向基板とを備
    えた反射型液晶表示装置において、 対向透明電極および反射画素電極の少なくとも何れか一
    方上に絶縁膜が配置されていることを特徴とする反射型
    液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 前記対向透明電極上および前記反射画素
    電極上の両方に、前記絶縁膜が配置されていることを特
    徴とする請求項1に記載の反射型液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 前記絶縁膜が無機物であることを特徴と
    する請求項1または2に記載の反射型液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れか一項に記載の反射
    型液晶表示装置を備えたことを特徴とする携帯端末機
    器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011133603A (ja) * 2009-12-24 2011-07-07 Seiko Epson Corp 電気光学装置、電気光学装置の製造方法および電子機器

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JP2011133603A (ja) * 2009-12-24 2011-07-07 Seiko Epson Corp 電気光学装置、電気光学装置の製造方法および電子機器
US8848143B2 (en) 2009-12-24 2014-09-30 Seiko Epson Corporation Electro-optical device, method of manufacturing electro-optical device, and electronic apparatus

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