JP2002372477A - ミックス等の汚染防止方法及びミックス等容器の不良検知装置 - Google Patents

ミックス等の汚染防止方法及びミックス等容器の不良検知装置

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JP2002372477A
JP2002372477A JP2001180650A JP2001180650A JP2002372477A JP 2002372477 A JP2002372477 A JP 2002372477A JP 2001180650 A JP2001180650 A JP 2001180650A JP 2001180650 A JP2001180650 A JP 2001180650A JP 2002372477 A JP2002372477 A JP 2002372477A
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container
mix
plastic plate
contamination
filling
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JP2001180650A
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Mitsuhiro Hashimoto
光弘 橋本
Shoji Yanagi
昭二 柳
Koichi Hibino
光一 日比野
Masaru Akagi
勝 赤木
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Meiji Dairies Corp
Original Assignee
Meiji Milk Products Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、ミックス等の充填時に、ミック
ス等の浸出を検知して不良製品を検出することを目的と
したものである。 【解決手段】 この発明は、容器を成形しつつミックス
を充填する際に容器の密封不良部を電気的に検知し、該
容器を排除することにより、前記密封不良部からの細菌
汚染を防止することを特徴としたミックス等の汚染防止
方法により目的を達成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ミックス等容器
(紙製その他導電性の無い容器)のタイト不良を検出
し、不良容器を排除することによって、ミックスの汚染
を未然に防止することを目的としたミックス等の汚染防
止方法及びミックス等容器の不良検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来ミックス等の不良品を皆無にする為
には、ミックス充填前後の殺菌その他の取扱いについて
厳重な配慮がなされていた。また不良品の検査等も厳密
に行われ、取扱い中の汚染防止についても十分の配慮が
なされていた。
【0003】
【発明により解決しようとする課題】前記従来の殺菌そ
の他の配慮は、主として充填物を十分殺菌すること、及
び殺菌不良を出荷前に発見することを主要手段としてい
たので、出荷後、又は検査後の浸入汚染については、目
視以外に発見の決め手を欠く問題点があった。
【0004】通常ミックス等を充填し、出荷するまでの
プロセスは殺菌、無菌環境における取扱いその他完備し
た生産ラインが採用されており、汚染の余地はなく、ミ
ックス等の容器についても破損、穿孔などの不良品は検
査の段階で排除されていた。
【0005】然し乍ら容器の貼り合わせ部の接着不良に
ついては、不良部が極微細の場合に見落としを生じる問
題点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、容器の合わ
せ目における貼着不良を電気的に検知し、前記従来の問
題点を解決したのである。
【0007】従来容器内に充填したミックス等の汚染
は、殺菌処理が完全であれば、発生し難いものと認めら
れる。従って容器を密封後生じる汚染は、細菌が容器壁
を通過することによって生じるものと推定できる。そこ
で容器壁に穿孔などがない限り貼り合わせ部が最も事故
を生じ、微小の隙間があれば細菌が浸入し易いので、該
部の漏洩などを検知すれば、十分対応することができる
との知見によりこの発明を完成したのである。
【0008】即ち方法の発明は、容器を成形しつつミッ
クス等を充填する際に容器の密封不良部を電気的に検知
し、該容器を排除することにより、前記密封不良部から
の細菌汚染を防止することを特徴としたミックス等の汚
染防止方法であり、電気的検知は、導電性のプラスチッ
クプレートと、容器を当接し、前記プラスチックプレー
トの電気抵抗の変化を検知することを特徴としたもので
ある。また装置の発明は、ミックス等の容器成形充填機
において、ミックス等充填位置の容器貼り合わせ部に当
接する導電性のプラスチックプレートを設置し、該プラ
スチックプレートを電流検知回路へ介装したことを特徴
とするミックス等容器の不良検知装置である。次にプラ
スチックプレートの内壁は、容器の外壁に当接すべく相
似形に成形されていることを特徴としたものであり、プ
ラスチックプレートの電気抵抗率(Ωm)は10より
も大きく、10よりも小さいことを特徴としたもので
ある。
【0009】前記において、容器の成形と、充填は高速
で行われる為に摩擦力が小さいことが好ましく、摩擦に
よって静電気などを生じないことが好ましい。また電気
的検知においては、導電性が良すぎると区別がつきにく
く、悪すぎても電力を要するなどの問題点があるので、
適度の抵抗値を有し、静電気の発生し難い導電性プラス
チックを選定した。導電性プラスチックの場合には、摩
耗を生じても電気特性に変わりなく、耐久性があり、容
器材料(加工紙)に対しても悪影響のおそれはない。
【0010】この発明におけるミックスとは、例えばコ
ーヒー牛乳のように二種類の液体を混合した飲料をい
う。また、ミックス等とは、前記ミックスの他に、一般
の飲料を含めた場合をいう。
【0011】また装置の発明においては、接触容易性か
ら容器の円筒状の間に当接させた方が好ましいものと判
断した。例えば直方体の場合には、平面接触になるの
で、均等な当接が難しいものと考えられる。
【0012】
【発明の実施の形態】この発明は、容器を成形しつつミ
ックスを充填する際に、容器の密封不良によって内容ミ
ックスが浸出すると、該部の電気抵抗が変化するので、
この変化を捕らえて警報し、不良品を排除するようにし
たものである。
【0013】この発明の装置は、ミックス等容器の成形
充填時に、容器が筒状の時に、その合わせ目に当接し、
通電して抵抗の変化を検出しようとするものである。電
気抵抗が急変したならば、警報を発し、これを生産ライ
ンから排除するもので、排除機構は従来使用されている
ものを採用する。即ち不良容器の特定ができれば、これ
を排除することは容易である。
【0014】前記のように、ミックスの浸出により合わ
せ目の貼着不良品を排除すれば、充填時の殺菌が完全に
できている限り、取扱い中に内容ミックスが変化するお
それはない。
【0015】
【実施例1】この発明の実施例を図1について説明す
る。ミックス等容器用の紙材テープを、移動しつつ円筒
状に成形し、下部を熱シールしてミックスを充填する。
この場合に、前記円筒部へ、導電性のプラスチックプレ
ートを当接して回路を形成しておくと、正常な状態(ミ
ックスの漏洩なし)では、高感度スイッチ61Fが働か
ない。次に円筒部の貼り合わせ不良を生じミックスが浸
出すると、電気抵抗が急激に低下して、電流が流れるの
で、高感度スイッチ61Fが入り、警報を発すると共
に、当該不良容器を排除する排除機構を整える。ついで
切断された容器(ミックスを充填した製品)は検査機構
を経て所定数宛整列包装される。前記検査機構の所で、
前記不良容器は自動的に排除される。
【0016】元来不良製品は皆無になるまで品質管理さ
れているが、ミックスが僅かに浸出している程度で検出
を免れると、該部から細菌が浸入し、急激に繁殖して、
不良品化するおそれがあるが、このような事故を皆無に
する為にこの発明は完成したのである。
【0017】
【実施例2】円筒状の容器1に被着当接できるような形
状の判円筒状で導電性の塩化ビニールプレート2の外壁
に支持部材3を固定し、前記支持部材3を充填機に取付
けて、前記塩化ビニールプレート2をミックス充填の際
の前記容器1に当接し、前記塩化ビニールプレート2
を、ミックス洩れの検出回路4へ介装したものである。
【0018】前記検出回路4は、図4のように、超高感
度のフロートレススイッチ5に、前記塩化ビニールプレ
ート2を接続し、前記フロートレススイッチ5によりO
N、OFFするスイッチ61Fと、充填機のスイッチK
26及びブザースイッチBZSの直列回路6を、前記フ
ロートレススイッチ5の回路に並列接続してある。図中
7は、ボディアース端子、8はリレー、9はリレースイ
ッチ、BZはブザー、Lは回路の完結を示すランプであ
る。
【0019】前記実施例において、ミックスの漏洩がな
いとフロートレススイッチ5は働かないので、ブザーB
Zも警報を発しないが、容器にミックスの漏洩を生じる
と、塩化ビニールプレート2における通電抵抗が急激に
低下するので、スイッチ61FがONする。この場合に
充填進行中であるから、当然のこと乍らスイッチK26
はONになっており、ブザースイッチBZSもONにな
っているので、直列回路6は完結し、ブザーを鳴らすと
共に、不良容器の排除機構(図示してない)が働くこと
になる。また、直列回路6が完結すると、リレー8によ
り、リレースイッチ9が入るので、回路10が完結す
る。そこで、スイッチK26がOFFになってもブザー
BZは鳴り続ける。そこで、不良品を取り除きブザース
イッチをOFFにすると作動前の状態にもどる。
【0020】前記実施例は、充填時の警報であるから、
不良容器は一旦密封された後、検査の場所において生産
ラインから外されることになる。前記における排除機構
は従来公知の装置を使用することができる。
【0021】
【発明の効果】この発明は、ミックス等の充填時に、容
器からのミックス等の浸出を検出し、これを排除するの
で、製品流通間に生じる不良品の発生を未然に防止する
ことができる。
【0022】この発明の検出装置によれば、容器又は内
容物に影響を与えることなく、高速かつ正確に検知し得
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例のブロック図。
【図2】同じく塩化ビニールプレートの拡大斜視図。
【図3】同じく円筒状容器の一部拡大斜視図。
【図4】同じく回路図。
【符号の説明】
1 容器 2 塩化ビニールプレート 3 支持部材 4 検出回路 5 フロートレススイッチ 6 直列回路 8 リレー 9 リレースイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 日比野 光一 東京都中央区京橋2丁目3番6号 明治乳 業株式会社内 (72)発明者 赤木 勝 東京都中央区京橋2丁目3番6号 明治乳 業株式会社内 Fターム(参考) 2G067 AA44 BB25 BB40 CC01 DD23 EE12 4B017 LC10 LE10 LP15 LT05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器を成形しつつミックス等を充填する
    際に容器の密封不良部を電気的に検知し、該容器を排除
    することにより、前記密封不良部からの細菌汚染を防止
    することを特徴としたミックス等の汚染防止方法。
  2. 【請求項2】 電気的検知は、導電性のプラスチックプ
    レートと、容器を当接し、前記プラスチックプレートの
    電気抵抗の変化を検知することを特徴とした請求項1記
    載のミックス等の汚染防止方法。
  3. 【請求項3】 ミックス等の容器成形充填機において、
    ミックス等充填位置の容器貼り合わせ部に当接する導電
    性のプラスチックプレートを設置し、該プラスチックプ
    レートを電流検知回路へ介装したことを特徴とするミッ
    クス等容器の不良検知装置。
  4. 【請求項4】 プラスチックプレートの内壁は、容器の
    外壁に当接すべく相似形に成形されていることを特徴と
    した請求項3記載のミックス等容器の不良検知装置。
  5. 【請求項5】 プラスチックプレートの電気抵抗率(Ω
    m)は10よりも大きく、10よりも小さいことを
    特徴とした請求項4記載のミックス等容器の不良検知装
    置。
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