JPH06148020A - 液体容器の液漏れ検出センサ - Google Patents

液体容器の液漏れ検出センサ

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JPH06148020A
JPH06148020A JP32473992A JP32473992A JPH06148020A JP H06148020 A JPH06148020 A JP H06148020A JP 32473992 A JP32473992 A JP 32473992A JP 32473992 A JP32473992 A JP 32473992A JP H06148020 A JPH06148020 A JP H06148020A
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JP
Japan
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liquid
liquid container
electrode wires
paper cup
protrusion
Prior art date
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Pending
Application number
JP32473992A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeji Akiba
重二 秋葉
Kazuyuki Kojima
一幸 小島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Junkosha Co Ltd
Original Assignee
Junkosha Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06148020A publication Critical patent/JPH06148020A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】紙コップ、飲料パック等の高台状部分を有する
液体容器の液漏れ検査に用いる液漏れ検出センサを提供
する。 【構成】液体容器10を載せる載置台2の載置面22の
中央に、検査すべき液体容器10の高台11に内嵌する
突起部23が設けられている。さらに、この突起部23
の周面と、突起部23に近い載置面22に、それぞれ対
の電極線3,4が環状に配設されている。そして、液体
容器10の高台11の内側から漏れ出た液体は、突起部
23の周面に設けられた対の電極線3を橋絡し、また液
体容器10の胴部側面から漏れ出た液体は、載置面22
に設けられた対の電極線4を橋絡する。電極線間の間
隔、本数を適宜選択することにより、滴程度の僅かな液
漏れであっても、それを迅速且つ確実に検出することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、紙コップ等の液体容
器の液漏れ検査に用いるセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】飲物の自動販売機を始めとして家庭や会
社などにおいても広く利用されている使い捨ての紙コッ
プは、紙を丸めて円錐台筒状に張り合わせた胴部に、筒
状の立上がり部分が形成された円板状の底部を、当該立
上がり部分を下に向けて胴部の下端よりもやや上の位置
に嵌入し、この状態で胴部の下端部分を内側に折り返し
て張り合わせることにより底部を固定したもので、高台
を備えた構造になっている。従来、この種の紙コップを
製造する工場では、その工程の大部分は自動化されてい
るが、上記張合わせ部分の接着状態の確認については抜
き取りの目視検査により行われている。その検査方法
は、紙コップに着色した液体を充填し、これに圧力をか
けたときに漏れ出る着色液体を目視で確認するものであ
る。ところが、この検査方法は、模様のついた紙コップ
の場合には漏れ出た液体の確認がしにくいばかりか、能
率が極めて悪いという問題点がある。そこで、最近で
は、液体を入れた紙コップを電極板の上に載せ、この紙
コップの中に電極棒を挿入して液漏れの有無を検査する
装置が提案されている(実開平4−30453号公報参
照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記検
査装置は、紙コップ内に挿入した電極棒と紙コップを載
せる電極板とが、液体を介して導通したときに液漏れを
検出する構造であるから、上記張り合わせ部分から漏れ
出た液体が紙コップ内の液体と外側の電極板との間で連
続層をなす状態、即ち多量の液漏れが短時間で発生する
ような張合わせ部分の接着状態が極めて悪い紙コップで
ないと、それを検出することができないという問題点を
有している。また、紙コップの胴部側面からの液漏れ
は、高台内側からの液漏れに比べるとその発生率は小さ
いものの、この検査装置では液漏れ個所が電極板から遠
くなるため、その検出が難しいという問題点もある。
【0004】そこで、この発明は、これら従来技術の問
題点に鑑みなされたもので、紙コップ等の高台状部分を
有する液体容器の液漏れ検査に適用した場合、液体容器
の高台状部分と側面からの僅かな液漏れを確実に検出す
ることのできる液体容器の液漏れ検出センサの提供をそ
の目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明による液体容器の液漏れ検出センサは、漏
液検知されるべき液体容器の高台状部分に内嵌する突起
部であって、この突起部の周囲に配設される一対の電極
線を有し、この突起部が設けられる前記液体容器用載置
台上における該突起部の外方の所定位置に配設される一
対の電極線とを設け、液体容器の漏液を検知させるよう
にしたことを特徴とする。
【0006】
【作用】この発明による液漏れ検出センサを例えば紙コ
ップの検査に使用する場合は、まず電気抵抗値の変化を
知らせる機能を有する検知器と接続した液漏れ検出セン
サの載置台の突起部に紙コップの高台を嵌合させ、紙コ
ップの内部に液体を注入する。そして、対になっている
電極線間の電気抵抗値が所定の検査時間内に低下するか
否かを監視することにより、紙コップからの液漏れの有
無を検査する。
【0007】ここで、紙コップの高台内側の胴部と底部
との張合わせ部分から漏れ出た液体は、高台の内周面を
流れ落ちる際に、高台の内側に嵌合する載置台の突起部
の周面に沿って並置された対の電極線に捉えられて該電
極線間を橋絡する。また、紙コップの胴部側面の張合わ
せ部分から漏れ出た液体は、その壁面を伝って載置台の
載置面に流れ落ち、この載置面において、紙コップの高
台を囲むようにその近くに並置されている外側の電極線
間を橋絡する。
【0008】したがって、このセンサを使用すれば紙コ
ップの張合わせ部分のすべての箇所について液漏れの有
無を検出することができる。特に、この発明のセンサで
は、紙コップの高台内側及び胴部側面からの液漏れを検
出する少なくとも二対の電極線は、それぞれ二本以上の
導電線が互いに平行離隔関係をもって配置される構成の
ものであるから、それら電極線間の間隔、本数を適宜選
択することにより、滴程度の微少な液漏れであってもそ
れを確実且つ迅速に検出することができる。このため、
電極棒と電極板による従来の検査装置に比べると、検査
精度が大幅に向上し、検査時間の短縮も可能になる。
【0009】
【実施例】以下、本発明による液体容器の液漏れ検出セ
ンサを、その一実施例に基づいて添付図面を参照しつつ
説明する。図1は本発明による液体容器の液漏れ検出セ
ンサの一実施例の斜視図であり、図示の液漏れ検出セン
サ1は、載置台2、二対の電極線3,4、およびリード
線5から構成されている。
【0010】実施例において、載置台2は、大小二種の
円板が同心状に積層された形状をなすプラスチック成形
体からなり、大径の円板部21の上面が検査すべき液体
容器(実施例では紙コップ)10を載せる載置面22と
して用いられると共に、この載置面22の中央部分に設
けられた小径の円板部23が、液体容器10の高台11
に内嵌する突起部となっている。この場合、突起部23
の高さは、対象とする液体容器10の高台11の高さ
(胴部12の下端から底部までの距離)とほぼ同じ寸法
に形成され、液体容器10を載置台2に載せたときにそ
の高台11が載置面22に当接するようになっている。
なお、検査すべき液体容器の種類によっては必ずしも当
接させる必要はなく、多少浮き上がるようにしてもよ
い。
【0011】液漏れによって短絡を生じ電気的変化を発
生させる二対の電極線のうちの一方の対の電極線3は、
上記載置台2の突起部23の周面に沿ってほぼその全周
に設けられ、また他方の対の電極線4は、載置面22上
において、図示のごとく、突起部23のやや外方の所定
位置に配設される環状溝のほぼ全周に渡って設けられて
いる。これら二対の電極線3,4は、それぞれ実施例で
は中心の電極線31,41に対してその両側にそれと極
性の異なる電極線32,42が各一本配置された三本一
組の電極線で構成されているが、もちろんこれに限定さ
れるものではなく、二本もしくは四本以上であってもよ
い。なお、電極線41,42が設けられる環状溝の外径
は、液体容器10の底部の外径よりもやや大きく形成さ
れ、底部を収容するように形成されている。各電極線3
1,32,41,42は、それぞれが突起部23の周面
と載置面22の所定位置に形成された環状溝に嵌入され
ることにより位置が固定されると共に、各環状溝に一個
ずつ穿設された貫通孔33,43にその両端部分が挿通
され、載置台2の裏側においてリード線5に接続され
る。このリード線5は、載置台2の大径の円板部21の
側面から外部に導かれ、以下に述べる検知器(図示せ
ず)に接続されている。
【0012】次に、上記したような構成による本発明の
液漏れ検出センサ1の作動について、さらに図2を参照
して説明する。まず、上記したように、所定の時間内に
電気抵抗値の低下があったか否かを音や光等で知らせる
機能を有する検知器(図示せず)に上記液漏れ検出セン
サ1のリード線5を接続して液漏れ検査装置を構成し、
電源(図示せず)を投入して、この液漏れ検査装置を作
動状態にする。そして、検査すべき紙コップ10の高台
11を載置台2の突起部23に嵌合させて液漏れ検出セ
ンサ1の載置台2に載せる。次に、紙コップ10の内部
に液体Lを注入し、蓋(図示せず)を被せ、その後内部
に圧力を加える。この加圧により、紙コップ10の高台
11の内側部分において液漏れが発生すると、その漏液
によって高台11の内周面に密接している突起部23の
電極線31,32が短絡し、その結果、前記検知器が作
動して音あるいは光等の警報を発するから、液漏れの発
生を知ることができる。また、紙コップ10の胴部12
の張合わせ部分13から液漏れが発生した場合は、漏液
が胴部12の外周面を伝って液漏れ検出センサ1の載置
面22に到達し、ここで紙コップ10の高台11の底部
外周のすぐ近くに周設されている電極線41,42を短
絡させて上述したと同様に検知器を作動させ、警報を発
して、液漏れの発生を知らしめる。この場合、電極線3
1,32によって発する警報と電極線41,42によっ
て発する警報とを異ならせておけば、紙コップ10の高
台11の内側部分からの液漏れと胴部12の張合わせ部
分13からの液漏れを容易に区別することができ、好都
合である。
【0013】このように、本発明による液漏れ検出セン
サ1では、並列配置した電極線間の短絡によって液漏れ
の有無を検出する構造であるから、電極線間の間隔、そ
の本数等を適宜選択することにより、小さな滴すなわち
微少な液漏れでも確実に捉えることができる。しかも、
対の電極線を載置台2に配設される突起部23の周面お
よび載置面22の少なくとも二個所に配置したから、紙
コップ10の高台11の内側及び胴部12の側面からの
液漏れの迅速な検出が可能になり、張合わせ部分のすべ
てを対象として液漏れの有無を迅速に検査することがで
きる。
【0014】なお、この発明は上記実施例に限定される
ものではなく、例えば突起部や載置面に設ける電極線の
配設数を増加させたり、突起部の形状を液体容器の高台
形状に合わせて変更することは可能であり、またこの液
漏れ検出センサを高台状部分を有する紙製の飲料パック
やプラスチック容器などの紙コップ以外の液体容器に適
用するなど、この発明の技術思想内での変更実施はもち
ろん可能である。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、この発明による液
体容器の液漏れ検出センサは、紙コップ等の高台状部分
を備える液体容器について、高台状部分の内側及び容器
側面からの微少な液漏れを同時に検出することができ
る。したがって、この液漏れ検出センサを用いた検査装
置は、従来の検査装置に比べて検査精度が大幅に向上
し、また検査時間も短縮されるという実用上優れた効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による液体容器の液漏れ検出センサの一
実施例を示す斜視図である。
【図2】図1に示す液体容器の液漏れ検出センサの使用
状態を示す部分断面側面図である。
【符号の説明】
1 液漏れ検出センサ 2 載置台 3,4 対の電極線 5 リード線 10 液体容器(紙コップ) 11 高台

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】漏液検知されるべき液体容器の高台状部分
    に内嵌する突起部であって、この突起部の周囲に配設さ
    れる一対の電極線を有し、この突起部が設けられる前記
    液体容器用載置台上における該突起部の外方の所定位置
    に配設される一対の電極線とを設け、液体容器の漏液を
    検知させるようにしたことを特徴とする液体容器の液漏
    れ検出センサ。
JP32473992A 1992-11-10 1992-11-10 液体容器の液漏れ検出センサ Pending JPH06148020A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002372477A (ja) * 2001-06-14 2002-12-26 Meiji Milk Prod Co Ltd ミックス等の汚染防止方法及びミックス等容器の不良検知装置
JP2009236505A (ja) * 2008-03-26 2009-10-15 Daiwa Can Co Ltd 容器のシール不良検査方法
WO2017047013A1 (ja) * 2015-09-18 2017-03-23 パナソニックIpマネジメント株式会社 電気化学測定デバイスおよび電気化学測定システム
CN115010076A (zh) * 2022-07-19 2022-09-06 广州为壹好生物科技有限公司 一种制备“老胃病”植物饮料的设备及其工艺

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