JP3687702B2 - 容器の密封性不良検査方法および装置 - Google Patents

容器の密封性不良検査方法および装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、密閉された容器の漏れを検査する方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
牛乳、ジュース、酒等の飲料や液体洗剤、モーターオイル等の非食品として、紙、プラスチック、金属など種々の材料による容器が広く用いられている。これら容器はいずれも内容物を充填した後、密閉されるが、特に紙製あるいはプラスチック製の容器で加熱シール部を加熱して密閉するタイプのもの(例えば、ケーベルトップ型の液体容器、レンガ型の液体容器、円筒型の液体容器等)では、内容物が液体の場合、加熱シール部での密閉が不完全となる頻度が比較的高いため、内容物充填後、十分な検査が必要である。
【0003】
内容物を充填する前の容器の検査では、従来より種々の方法が用いられ、確度の高いチェックが行われている。例えば、容器の開口部から容器内に空気を吹き込んで内部を加圧し、その後の圧力変化により容器不良の有無を判定したり、あるいは容器にプラズマを放射してその漏れ具合から不良を発見するといったことが行われてる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、容器に内容物を充填した後の段階で、機械を用いて容器の不良を検査するということはこれまで行われていなかった。
従来一般に実施されている検査は、内容物を充填して密閉した容器を一定期間逆さまにして放置し、その後目視により内容物の漏洩を見つけ、不良容器を排除するというものである。しかも、容器を全数検査するのではなく、サンプリングによる抜取り検査を行うのが通例である。
そのため、検査に長時間を要し、さらに不良容器が出荷されてしまう可能性が比較的高かった。
【0005】
特に上述した紙製あるはプラスチック製の容器の場合、加熱シール部で不良が比較的発生し易いので、このような容器に対しては品質を保つ上で全数検査を行うことが望ましく、そして、十分な製造効率を確保するためには短時間で検査を終了する必要がある。
【0006】
本発明はこのような事情に着目してなされたもので、その目的は、密閉容器の密閉不良を効率良く検査する容器不良検査方法および容器不良検査装置に関するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するため、液体内容物を封入しシールを貼着して密閉した容器の密封性不良を検査する方法において、前記容器のうちの前記シールの貼着箇所とその周辺とを含む部分に負圧を掛けて前記シールの膨出が発生するか否かを検出し、前記シールの膨出が検出されなかった場合に、当該容器が密封性不良の容器であると判定する、第1の密封性不良判定ステップと、前記第1の密封性不良判定ステップにおいて密封性不良であると判定されなかった容器に対して、当該容器のうちの密封性不良が存在するおそれのある部分に負圧を掛けて、当該部分に密封性不良が存在していたならば液体内容物の漏出が発生するようにする、液体内容物強制漏出ステップと、前記液体内容物強制漏出ステップにおいて負圧を掛けた部分に液体内容物の漏出が発生したか否かを検出し、当該部分に液体内容物の漏出が検出された場合に、当該容器が密封性不良の容器であると判定する、第2の密封性不良判定ステップとを含むことを特徴とする。
【0013】
発明はまた、前記容器には液体内容物とともに気体が封入されており、前記第1の密封性不良判定ステップは、前記シールが前記容器の上端に位置するように前記容器の姿勢を定めて行い、もって、前記第1の密封性不良判定ステップの実行中に密封性不良の容器から液体内容物が逸出するおそれを低減したことを特徴とする。
本発明はまた、前記容器は円柱形状であってその一方の端面に前記シールが貼着されており、前記第1の密封性不良判定ステップは、前記容器の外径よりわずかに大きい内径を有する円筒形状のケースに前記容器を収容して行い、もって、前記第1の密封性不良判定ステップの実行中に発生するおそれのある前記容器の側面の変形が、前記ケースの内面と前記容器の側面とが当接することで抑制されるようにしたことを特徴とする。
本発明はまた、液体内容物を封入しシールを貼着して密閉した容器の密封性不良を検査する装置において、前記容器のうちの前記シールの貼着箇所とその周辺とを含む部分に負圧を掛ける手段と、前記シールの膨出が発生するか否かを検出する手段と、前記容器のうちの前記シールの貼着箇所とその周辺とを含む部分に負圧を掛けたときに前記シールの膨出が検出されなかった場合に、当該容器を排除する手段と、前記容器のうちの密封性不良が存在するおそれのある部分に負圧を掛けて、当該部分に密封性不良が存在していたならば液体内容物の漏出が発生するようにする手段と、前記容器のうちの負圧を掛けた部分に液体内容物の漏出が発生したか否かを検出する漏出検出手段と、前記容器のうちの負圧を掛けた部分に液体内容物の漏出が検出された場合に、当該容器を排除する手段とを備えたことを特徴とする。
本発明はまた、前記漏出検出手段は、前記容器のうちの負圧を掛けた部分を撮影するテレビカメラと、前記テレビカメラが出力する映像信号により画像処理を行って前記内容物の漏出の有無を検出する画像処理手段とを含むことを特徴とする。
本発明はまた、トップ面とボトム面とを有し前記トップ面にシールが貼着され液体内容物が封入されて密閉された容器の密封性不良を検査する方法において、前記トップ面を上に向けた姿勢に前記容器を保持する容器姿勢保持ステップと、前記容器が前記トップ面を上に向けた姿勢に保持されているときに、前記容器の前記トップ面に負圧を掛けて、前記シールの膨出が発生するか否かを検出するステップと、前記シールの膨出が検出されなかった場合に、当該容器を密封性不良の容器であると判定して排除する第1の密封性不良容器排除ステップと、前記容器が前記トップ面を上に向けた姿勢に保持されているときに、前記容器の前記ボトム面に負圧を掛けて、前記ボトム面に密封性不良が存在していたならば前記ボトム面に液体内容物の漏出が発生するようにする、ボトム面側液体内容物強制漏出ステップと、前記容器の姿勢を上下反転させて、前記ボトム面を上に向けた姿勢に前記容器を保持する容器姿勢反転ステップと、前記容器が前記ボトム面を上に向けた姿勢に保持されているときに、前記容器の前記トップ面に負圧を掛けて、前記トップ面に密封性不良が存在していたならば前記トップ面に液体内容物の漏出が発生するようにする、トップ面側液体内容物強制漏出ステップと、前記ボトム面側液体内容物強制漏出ステップ及び前記トップ面側液体内容物強制漏出ステップによって前記容器の前記ボトム面または前記トップ面に液体内容物の漏出が発生したか否かを検出するステップと、前記ボトム面または前記トップ面に液体内容物の漏出が検出された場合に、当該容器を密封性不良の容器であると判定して排除する第2の密封性不良容器排除ステップとを含み、前記第1の密封性不良容器排除ステップを前記容器姿勢反転ステップに先行して実行することにより、前記シールの膨出が検出されなかった密封性不良容器の姿勢反転を回避するようにしたことを特徴とする。
本発明はまた、前記容器姿勢保持ステップを実行する際に、前記容器の前記ボトム面を吸着することにより、前記ボトム面側液体内容物強制漏出ステップを並行して実行することを特徴とする。
本発明はまた、前記容器姿勢反転ステップを実行する際に、前記容器の前記トップ面を吸着することにより、前記トップ面側液体内容物強制漏出ステップを並行して実行することを特徴とする。
本発明はまた、トップ面とボトム面とを有し前記トップ面にシールが貼着され液体内容物が封入されて密閉された容器の密封性不良を検査する装置において、前記容器の前記ボトム面を吸着することにより、前記容器の前記ボトム面に負圧を掛けて、前記ボトム面に密封性不良が存在していたならば前記ボトム面に液体内容物の漏出が発生するようにすると共に、前記トップ面を上に向けた姿勢に前記容器を保持する、第1の吸着手段と、前記容器が前記トップ面を上に向けた姿勢に保持されているときに、前記容器の前記トップ面に負圧を掛ける手段と、前記シールの膨出の有無を検出する手段と、前記容器の前記トップ面に負圧が掛けられている状態で前記シールの膨出が検出されなかった場合に、当該容器を排除する第1の密封性不良容器排除手段と、前記容器の前記トップ面を吸着することにより、前記容器の前記トップ面に負圧を掛けて、前記トップ面に密封性不良が存在していたならば前記トップ面に液体内容物の漏出が発生するようにすると共に、前記容器の姿勢を上下反転させて、前記ボトム面を上に向けた姿勢に前記容器を保持する、第2の吸着手段と、前記容器の前記ボトム面及び前記トップ面における液体内容物の漏出の有無を検出する漏出検出手段と、前記ボトム面または前記トップ面に液体内容物の漏出が検出された場合に、当該容器を排除する第2の密封性不良容器排除手段とを備え、前記第1の密封性不良容器排除手段において排除されずに通過した前記容器だけが、前記第2の吸着手段へ到達するようにすることにより、前記シールの膨出が検出されなかった密封性不良容器の姿勢反転を回避するようにしたことを特徴とする。
本発明はまた、前記漏出検出手段は、前記容器の前記ボトム面及び前記トップ面を上方から撮影するテレビカメラと、前記テレビカメラが出力する映像信号により画像処理を行って前記内容物の漏出の有無を検出する画像処理手段とを含むことを特徴とする。
【0014】
本発明では、容器に負圧を掛けることで容器に変形を生じさせたり、あるいは欠陥がある場合に内容物を強制的に漏出させるので、従来のように内容物を充填した容器を長期間放置して漏出を調べるといった方法と異なり、極めて短時間で効率良く容器を検査することができる。
またその結果、内容物が充填された容器に対して容易に全数検査を実施することができる。
したがって、特に容器が紙製やプラスチック製であり、内容物充填後の加熱シール部で比較的欠陥が生じ易いような場合でも、出荷される容器を常に高品質に保つことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施例について図面を参照して説明する。
図1は本発明による容器不良検査装置の一例を示す構成図、図2は図1の容器不良検査装置の大漏れ検査段階での動作を示す工程図、図3は図1の容器不良検査装置の漏出検査段階での動作を示す工程図である。以下、これらの図面にもとづいて本実施例の容器不良検査装置と共に、本発明の容器不良検査方法の一実施例について説明する。
【0016】
この容器不良検査装置が対象とする容器は紙製の容器(例えばカートカン(登録商標)と呼ばれている円柱状の紙製容器など)である。容器には液体の内容物が充填され、内容物充填の前の段階では、容器の一方の端面は開放されており、内容物はその開放部から容器内に充填される。
充填後、開放部は円形の端面部材により閉鎖されるが、容器の開放部の縁部と、端面部材の縁部とは共に加熱シール部となっており、それらの箇所を互いに密着させ、加熱することで、開放部が閉鎖され容器が密閉される。
上記端面部材には飲み口が形成され、その飲み口はアルミ箔、紙などから成るタブシールが貼られて閉鎖されている。以下、この端面部材側を容器のトップ面、反対側をボトム面という。
【0017】
図1に示すように、この容器不良検査装置2は、容器4の変形により大漏れの有無を検査する大漏れ検査部6と、大漏れ検査部6における検査に合格した容器4に対して、内容物の漏出により洩れの有無を検査する漏出検査部8とに分けられる。
【0018】
まず、大漏れ検査部6について説明する。
この大漏れ検査部6は、減圧装置10(本発明に係わる減圧手段および第1の減圧手段)、近接センサ12(本発明に係わる変形検出手段)、テーブル14、排除機構16などを含んで構成されている。
テーブル14はおおむね円盤状に形成され、不図示の駆動手段により一定の速度で回転する。
テーブル14の周辺部には、周方向に一定の間隔でボトム吸引装置18が配列されており、各容器4はこのボトム吸引装置18上に配置され、必要に応じて底部を吸着されてテーブル14上に固定される。なお、このボトム吸引装置18は、後述する漏出検査部8の一部の機能をも果たしているが、これについては後に詳しく説明する。
【0019】
複数の減圧装置10は、テーブル14の周辺部の上方に、ボトム吸引装置18と同じ間隔で配置されている。
各減圧装置10は、図2にも示すように、容器4を収容するケース20を含み、ケース20は一方の端部が閉塞された円筒状に形成され、その中空部22の径は、容器4の外径よりわずかに大きく、また深さは容器4の高さよりやや低いものとなっている。
各減圧装置10のケース20には不図示の駆動手段が連結され、ケース20はテーブル14と同じ速度で回転しつつ、上下に移動可能となっている。
【0020】
ケース中空部22の奥部には、中心からやや外れた箇所に吸引ホース24が取着され、その先端は中空部22内に開口している。吸引ホース24の反対側の端部は、不図示のロータリバルブを介して不図示の吸引装置に連結されており、ロータリバルブの作用により各減圧装置10ごとに順番に吸引ホース24を通じて中空部22内の空気が吸引される構成となっている。
一方、ケース奥部のほぼ中心には近接センサ12が取着され、その先端はケース20の開口部方向に向いている。近接センサ12の出力信号は所定のケーブルを通じて制御装置25に供給される。
【0021】
例えば、シリンダ等からなる排除機構16は、テーブル14上の容器が固定されている全ての位置にテーブル14の中心から放射状に配置され、制御装置25からの制御信号にもとづき、内側からシリンダで容器4を押し跳ばすことにより不良容器を排除するよう構成されている。テーブル14の手前にはスターホイール26が配設され、さらにその手前には搬送路28が形成されている。また、搬送路28に沿ってタイミングスクリュー30が配置されている。
制御装置25は、上述のように、近接センサ12からの出力信号にもとづいて排除機構16を制御する他、タイミングスクリュー30、スターホイール26、テーブル14、減圧装置10などの動作もそれらの駆動手段や、関連する吸引装置などを操作して同期をとりつつ制御する。
【0022】
次に、このように構成された大漏れ検査部6の動作について説明する。
内容物を充填して密閉された多数の容器4は、搬送路28上を矢印Aの方向に順次搬送され、タイミングスクリュー30によって同期をとってスターホイール26に供給される。
スターホイール26はタイミングスクリュー30からの容器4を、外周部に配列された不図示の吸着パッドで吸着し、方向転換させて大漏れ検査部6のテーブル14上に送り込む。
【0023】
テーブル14は駆動手段によって駆動され、上から見て時計回りに回転しており、このテーブル14上に送り込まれた容器4はそれぞれ各ボトム吸引装置18上に配置され、テーブル14と共に回転する。
ボトム吸引装置18の上方に配置された各減圧装置10は、その駆動手段によってテーブル14と同じ方向に同じ速度で回転しており、スターホイール26から送り込まれてきた容器4に対して、図2の(A)、(B)にも示すように、制御装置25による制御のもとで順次下降して、容器4の上部をそのケース20の中空部22内に収容する。
【0024】
図2の(C)に示すように容器4が減圧装置10のケース20内に収容されると、そのタイミングで、減圧装置10に装着されている吸引ホース24から、ロータリバルブを介して不図示の吸引装置により、ケース20内の空気が吸引排出され(矢印B)、その結果、容器4の上部に負圧が掛かる。
【0025】
ここで、容器4が良品であり、完全に密閉されているか、または隙間や孔があってもそれらが微細である場合には、上記吸引の結果、容器4のトップ面32とケース20の奥壁34とが形成する空間の気圧が大きく低下し、トップ面32は、図2の(D)に示すように、上方に膨れ上がる。
特に、本実施例のように容器4のトップ面32に飲み口を塞ぐアルミ箔などから成るタブシールが貼られている場合、タブシールは大きく上方に膨らむ。
これにより、トップ面32は近接センサ12の先端に接近し、近接センサ12はそのことを表す信号を出力する。
制御装置25はこの信号を受け取ると、容器4は良品であると判定し、その容器4に対する排除操作は行わない。
【0026】
一方、容器4が不良で加熱シール部などに隙間や孔などがあり、完全に密閉されていない場合には、上記吸引によっても、容器4内の空気が漏出するため、トップ面32とケース20の奥壁34とが形成する空間の気圧は十分に低下せず、図2の(E)に示すように、トップ面32は膨れ上がらないため、近接センサ12はトップ面32が近接したことを表す信号は出力しない。
このとき、制御装置25は近接センサ12から信号が出力されないことにより容器4が不良であると判定し、その容器4がテーブル14の回転により移動して、排除機構16の箇所に到達したとき、排除機構16を起動して容器4を図1の矢印Cに示すようにテーブル14上から排除させる。
【0027】
このように本実施例の容器不良検査装置2では、まず大漏れ検査部6において、容器4に負圧を掛けたときの容器4の変形によりその良否を判定し、不良な容器4は排除される。
そして、容器4に負圧を掛けることで良否を直ちに判定できるので、容器4の水密性に関する不良検査を極めて効率良く行うことができる。
また、短時間で検査を行えるため、容器4に対し全数検査を行うことが可能である。
【0028】
図2に示したように容器4が配置されているとき、容器4内では、トップ面32の裏面と内容物の液面との間には通常隙間が形成されている。
従って、ケース20を図のように容器4に被せて負圧を掛けたとき、容器4上部の加熱シール部に欠陥があった場合でも、内容物が吸い出されることはない。
従って、次の漏出検査部8で内容物の漏出検査を行う前にこのような検査を行っておくことで、欠陥が大きく内容物が多量に容器4から排出されて装置を汚したり、さらには故障させるといったことを防止することができる。
【0029】
なお、テーブル14上でケース20内に容器4が収容されている期間は、本実施例ではテーブル14が90度程度回転する間であり、その後、減圧装置10は上昇し、容器4上から排除される。
その際、図2の(F)、(G)に示すように、吸引ホース24から若干空気がケース20内に送り込まれ(矢印C)、一方、ボトム吸引装置18は空気を吸引する(矢印D)。
これにより、ケース20は容器4から離れ易くなり、また容器4がケース20と共に上昇し難くなって、図2の(H)に示すように円滑に減圧装置10を容器4から分離して上昇させることができる。
【0030】
また、本実施例では、ケース20の内径が容器4の外径よりわずかに大きい程度に設定されているので、容器4をケース20内に収容して上述のように吸引した際の容器4の側面の変形を防止することができる。
すなわち、吸引によって容器側面の一部が凹もうとした場合、容器側面の他の箇所は突出することになる。しかし、突出しようとしても容器4の側面はケース20の内面にすぐに当接するので、突出が阻止され、したがって吸引に伴う容器側面の凹みも阻止される。
その結果、上述した吸引によりトップ面32が効率良く変形し、容器4の良否判定を精度よく行うことができる。また、容器にシール不良がある場合でも容器の胴部が潰れて内容物を吸引してしまうことがない。
【0031】
次に、漏出検査部8について詳しく説明する。
漏出検査部8は、図1および図3に示すように、搬送手段としての回転基台36上に配列された複数のステージ38、その上方に配置された複数の吸着パッド40(本発明に係わる減圧手段を構成する本発明に係わる吸着部材)、2台のテレビカメラ42、44、プランジャ等からなる排除機構46などを含んで構成されている。なお、吸着パッド40はまた本発明に係わる第2の減圧手段を構成している。
【0032】
回転基台36は、円環状に形成されており、スターホイール48を挟んでテーブル14に近接配置されている。
スターホイール48および回転基台36の駆動手段(図示せず)はそれぞれ、上述した制御装置25による制御のもとで、上記テーブル14の回転に同期してスターホイール48および回転基台36をそれぞれ回転させる。
【0033】
回転基台36上には容器4を昇降させるためのステージ38(図3)が、回転基台36の周方向に一定の間隔で配列されている。
各ステージ38は所定の駆動手段(図示せず)により、回転基台36の回転に同期して順番に昇降を繰り返す。
吸着パッド40は、上記ステージ38のそれぞれに対し、ステージ38の上方の一定の高さの位置に間隔をおいて対向配置されている。
吸着パッド40の形状はおおむね円盤状であり、一方の面に円形の浅い窪み50が形成され、その中央に吸引ホース52の先端が開口している。
吸引ホース52の他端は不図示のロータリバルブを介して不図示の吸引装置に連結されており、各吸着パッド40において回転基台36の回転に合わせ順番に吸引が行われる構成となっている。
【0034】
回転基台36の箇所には、回転基台36上の容器4の姿勢を変換する不図示の姿勢変換手段が設けられており、この姿勢変換手段によって、各容器4に対し、各容器4が回転基台36に運ばれて約1周する間に2回、上下反転が行われる。なお、この姿勢変換手段は、例えば、各吸着パッド40を、回転基台36の半径線にほぼ平行な軸の回りに回転可能に支持する支持手段と、回転基台36の周方向に沿って、相互に間隔をおき延設された螺旋状の2本のガイドレールと、これらのガイドレールに挟持されガイドレールに沿って転動する、吸着パッド40に回転可能に取着された回転ローラなどを含み、さらに各容器4を搬送移動させる回転基台36およびその駆動手段を含む構成により実現できる。
【0035】
2台のテレビカメラ42、44の中、テレビカメラ42は回転基台36の上方に配置され、テレビカメラ44はスターホイル56の上方に配置されている。それらのレンズは回転基台36の方向(下方)を向いており、回転基台36上の容器4の上部あるいは底部を撮影できるようになっている。テレビカメラ42、44が出力する映像信号は、それぞれの画像処理装置54、54Aに送られる。
【0036】
スターホイール48に近接して他のスターホイール56が配設されており、回転基台36により運ばれて約1周した容器4を、回転基台36上から受け取り、移動方向を変えて搬送路58上に送り出すようになっている。
排除機構46は、搬送路58に近接して配置されており、画像処理装置54からの制御信号にもとづいて動作し、不良容器を搬送路58上から排除する。
【0037】
次に、このように構成された漏出検査部8の動作について説明する。
大漏れ検査部6に配備されたボトム吸引装置18は、上述したように漏出検査部8の機能の一部をも受け持っている。
すなわち、図2に示したように、ケース20が上昇する際、ボトム吸引装置18が作動して吸引が行われ、ボトム吸引装置18は容器4の底部に対して負圧を掛ける。
したがって、容器底部のシール部などに欠陥があり、微細な隙間や孔が開いている場合には、そこから内容物は吸い出され、容器4の外に漏出することになる。ここでボトム吸引装置18は本発明に係わる減圧手段を構成する本発明に係わる吸着部材として、また第2の減圧手段として機能している。
【0038】
大漏れ検査部6でこのような吸引が行われた後、各容器4はテーブル14により運ばれ、スターホイール48を介して回転基台36の各ステージ38上に順次配置される。回転基台36はその駆動手段により駆動されてテーブル14と同様、時計回りに回転しており、これにより各容器4は回転基台36に運ばれて移動する。
【0039】
スターホイール48から回転基台36上に容器4が配置されると、図3の(A)、(B)に矢印Eにより示すように、まずステージ38が上昇する。
これにより容器4は吸着パッド40に接近し、その上端が吸着パッド40の窪み50の奥部に当接したとき、吸引ホース52を通じて吸引が行われ、容器4は吸着パッド40に吸着される。
その後、ステージ38は、図3の(C)に矢印Fにより示すように、下降を開始し、図3の(D)に示すように若干下降した位置で停止する。
【0040】
そして上述した姿勢変換手段の作用により、回転可能に支持された吸着パッド40は容器4を吸着保持した状態で回転し、図3の(E)、(F)の段階を経て、図3の(G)に示すように上下反転した状態となる。このとき容器4のボトム面は上を向いており、ここでテレビカメラ42は容器4のボトム面31を撮影し、その映像信号を画像処理装置54に出力する。
【0041】
画像処理装置54はテレビカメラ42からの映像信号にもとづいて画像処理を行い、例えば、内容物の漏出により液滴などが形成されている場合の容器4のボトム面の映像と、そのような液滴がない場合の容器4のボトム面の映像とを比較するなどして、内容物の漏出の有無を判断する。
そして、内容物の漏出を検知した場合には、そのことを記憶し、該当する容器4が排除位置に搬送された段階で排除機構46に制御信号を出力し、この排除機構46を動作させることで液漏れの容器4を搬送路58から別のルートへ排除する。
【0042】
テレビカメラ42の箇所を通過した容器4は、再度、姿勢変換手段により、図3の(H)、(I)に示すように、上下が反転され、もとの状態となる。
その後、図3の(J)に矢印Gにより示すように、ステージ38が再度上昇し、その上面が容器4の下端に当接した段階で、図3の(K)に矢印Hにより示すように、吸引ホース52から吸着パッド40の窪み50内に空気が吹き込まれ、容器4は吸着が解除されると同時にステージ38上に押し戻される。
次にステージ38は、図3の(L)、(M)に矢印Iで示すように下降する。
【0043】
上述した図3の(C)から(J)の工程では容器4の上部に対して吸引が行われ負圧が掛けられていたので、容器4の上部に欠陥があった場合には、内容物が漏出して液滴などが形成されていることになる。
そして、回転基台36上で反転された容器4がスターホイール56に移行され、スターホイール56の上方にあるテレビカメラ44の撮像視野内に到達すると、図3の(N)に示すように、テレビカメラ42は容器4のトップ面32を撮影し、その映像信号を画像処理装置54Aに出力する。
【0044】
画像処理装置54Aでは、テレビカメラ42からの映像信号を処理する場合と同様に、テレビカメラ44からの映像信号にもとづいて画像処理を行い、内容物の漏出の有無を判断する。そして、内容物の漏出がないと判断された容器(良品)4に対しては、図1の矢印Aに示すように搬送路58から装置外へ排出する。また、内容物の漏出があると判断された容器4’に対しては、そのことを記憶しておき、良品の容器4の排出タイミングより遅れさせて、排除機構46を動作させることにより、不良の容器4’を図1の矢印Bに示すように装置外へ排出する。
【0045】
このように、漏出検査部8では、容器4の下部および上部に対してそれぞれ負圧が掛けられるので、容器4のこれらの箇所に欠陥があった場合には直ちに内容物が容器4から漏出する。
従って、水密性に関する容器不良を極めて効率良く見つけることができる。
また、短時間で検査を行えるため、容器4に対し全数検査を行うことができる。
【0046】
なお、上記実施例では、大漏れ検査部6と漏出検査部8とにおいて容器4に負圧を掛けて検査を行ったが、必要とされる検査精度や容器4の品質によっては、いずれか一方の検査のみを行う構成も有効である。
容器4の形状は、上記実施例のように円柱状である以外にも、直方体や、円錐形、角錐形などであってもよく、その場合には容器4の形状に応じた減圧手段などを用意すればよい。
また、上記実施例では容器4は紙製であるとしたが、容器4がプラスチック製や金属製である場合にも本発明は適用できる。
また、容器4の内容物が、液体ではなく気体であ場合にも、容器4に負圧を掛けたときの容器4の変形や、あるいは気体の漏出を検出して容器4の良否を判定できる。したがって本発明により容器4の気密性に関する検査を行うことも可能である。
そして、上記実施例のように容器の上端あるいは下端などに負圧を掛ける以外にも、容器の側部などに負圧を掛け、変形や内容物の漏出を検出して容器側部の検査を行うことも可能である。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように本発明では、容器の封止部を含む部に負圧を掛けることにより、容器に変形を生じさせたり、あるいは欠陥がある場合に内容物を強制的に漏出させるので、従来のように内容物を充填した容器を長期間放置して漏出を調べるといった方法と異なり、極めて短時間で効率良く容器を検査することができる。
【0048】
またその結果、内容物が充填された容器に対して容易に全数検査を実施することができる。そのため、特に容器が紙製やプラスチック製であり、内容物充填後の加熱シール部で比較的欠陥が生じ易いような場合でも、出荷される容器を常に高品質に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による容器不良検査装置の一例を示す構成図である。
【図2】図1の容器不良検査装置の大漏れ検査段階での動作を示す工程図である。
【図3】図1の容器不良検査装置の漏出検査段階での動作を示す工程図である。
【符号の説明】
2 容器不良検査装置
4 容器
6 大漏れ検査部
8 漏出検査部
10 減圧装置
12 近接センサ
14 テーブル
16 排除機構
18 ボトム吸引装置
20 ケース
22 中空部
24 吸引ホース
25 制御装置
28 搬送路
36 回転基台
38 ステージ
40 吸着パッド
42 テレビカメラ
44 テレビカメラ
46 排除機構
48 スターホイール
52 吸引ホース
54 画像処理装置
56 スターホイール
58 搬送路

Claims (10)

  1. 液体内容物を封入しシールを貼着して密閉した容器の密封性不良を検査する方法において、
    前記容器のうちの前記シールの貼着箇所とその周辺とを含む部分に負圧を掛けて前記シールの膨出が発生するか否かを検出し、前記シールの膨出が検出されなかった場合に、当該容器が密封性不良の容器であると判定する、第1の密封性不良判定ステップと、
    前記第1の密封性不良判定ステップにおいて密封性不良であると判定されなかった容器に対して、当該容器のうちの密封性不良が存在するおそれのある部分に負圧を掛けて、当該部分に密封性不良が存在していたならば液体内容物の漏出が発生するようにする、液体内容物強制漏出ステップと、
    前記液体内容物強制漏出ステップにおいて負圧を掛けた部分に液体内容物の漏出が発生したか否かを検出し、当該部分に液体内容物の漏出が検出された場合に、当該容器が密封性不良の容器であると判定する、第2の密封性不良判定ステップと、
    を含むことを特徴とする容器の密封性不良検査方法。
  2. 前記容器には液体内容物とともに気体が封入されており、前記第1の密封性不良判定ステップは、前記シールが前記容器の上端に位置するように前記容器の姿勢を定めて行い、もって、前記第1の密封性不良判定ステップの実行中に密封性不良の容器から液体内容物が逸出するおそれを低減した請求項記載の容器の密封性不良検査方法。
  3. 前記容器は円柱形状であってその一方の端面に前記シールが貼着されており、前記第1の密封性不良判定ステップは、前記容器の外径よりわずかに大きい内径を有する円筒形状のケースに前記容器を収容して行い、もって、前記第1の密封性不良判定ステップの実行中に発生するおそれのある前記容器の側面の変形が、前記ケースの内面と前記容器の側面とが当接することで抑制されるようにした請求項記載の容器の密封性不良検査方法。
  4. 液体内容物を封入しシールを貼着して密閉した容器の密封性不良を検査する装置において、
    前記容器のうちの前記シールの貼着箇所とその周辺とを含む部分に負圧を掛ける手段と、
    前記シールの膨出が発生するか否かを検出する手段と、
    前記容器のうちの前記シールの貼着箇所とその周辺とを含む部分に負圧を掛けたときに前記シールの膨出が検出されなかった場合に、当該容器を排除する手段と、
    前記容器のうちの密封性不良が存在するおそれのある部分に負圧を掛けて、当該部分に密封性不良が存在していたならば液体内容物の漏出が発生するようにする手段と、
    前記容器のうちの負圧を掛けた部分に液体内容物の漏出が発生したか否かを検出する漏出検出手段と、
    前記容器のうちの負圧を掛けた部分に液体内容物の漏出が検出された場合に、当該容器を排除する手段と、
    を備えたことを特徴とする容器の密封性不良検査装置。
  5. 前記漏出検出手段は、前記容器のうちの負圧を掛けた部分を撮影するテレビカメラと、前記テレビカメラが出力する映像信号により画像処理を行って前記内容物の漏出の有無を検出する画像処理手段とを含む請求項記載の容器の密封性不良検査装置。
  6. トップ面とボトム面とを有し前記トップ面にシールが貼着され液体内容物が封入されて密閉された容器の密封性不良を検査する方法において、
    前記トップ面を上に向けた姿勢に前記容器を保持する容器姿勢保持ステップと、
    前記容器が前記トップ面を上に向けた姿勢に保持されているときに、前記容器の前記トップ面に負圧を掛けて、前記シールの膨出が発生するか否かを検出するステップと、
    前記シールの膨出が検出されなかった場合に、当該容器を密封性不良の容器であると判定して排除する第1の密封性不良容器排除ステップと、
    前記容器が前記トップ面を上に向けた姿勢に保持されているときに、前記容器の前記ボトム面に負圧を掛けて、前記ボトム面に密封性不良が存在していたならば前記ボトム面に液体内容物の漏出が発生するようにする、ボトム面側液体内容物強制漏出ステップと、
    前記容器の姿勢を上下反転させて、前記ボトム面を上に向けた姿勢に前記容器を保持する容器姿勢反転ステップと、
    前記容器が前記ボトム面を上に向けた姿勢に保持されているときに、前記容器の前記トップ面に負圧を掛けて、前記トップ面に密封性不良が存在していたならば前記トップ面に液体内容物の漏出が発生するようにする、トップ面側液体内容物強制漏出ステップと、
    前記ボトム面側液体内容物強制漏出ステップ及び前記トップ面側液体内容物強制漏出ステップによって前記容器の前記ボトム面または前記トップ面に液体内容物の漏出が発生したか否かを検出するステップと、
    前記ボトム面または前記トップ面に液体内容物の漏出が検出された場合に、当該容器を密封性不良の容器であると判定して排除する第2の密封性不良容器排除ステップと、
    を含み、
    前記第1の密封性不良容器排除ステップを前記容器姿勢反転ステップに先行して実行することにより、前記シールの膨出が検出されなかった密封性不良容器の姿勢反転を回避するようにした、
    ことを特徴とする容器の密封性不良検査方法。
  7. 前記容器姿勢保持ステップを実行する際に、前記容器の前記ボトム面を吸着することにより、前記ボトム面側液体内容物強制漏出ステップを並行して実行する請求項6記載の容器の密封性不良検査方法。
  8. 前記容器姿勢反転ステップを実行する際に、前記容器の前記トップ面を吸着することにより、前記トップ面側液体内容物強制漏出ステップを並行して実行する請求項6記載の容器の密封性不良検査方法。
  9. トップ面とボトム面とを有し前記トップ面にシールが貼着され液体内容物が封入されて密閉された容器の密封性不良を検査する装置において、
    前記容器の前記ボトム面を吸着することにより、前記容器の前記ボトム面に負圧を掛けて、前記ボトム面に密封性不良が存在していたならば前記ボトム面に液体内容物の漏出が発生するようにすると共に、前記トップ面を上に向けた姿勢に前記容器を保持する、第1の吸着手段と、
    前記容器が前記トップ面を上に向けた姿勢に保持されているときに、前記容器の前記トップ面に負圧を掛ける手段と、
    前記シールの膨出の有無を検出する手段と、
    前記容器の前記トップ面に負圧が掛けられている状態で前記シールの膨出が検出されなかった場合に、当該容器を排除する第1の密封性不良容器排除手段と、
    前記容器の前記トップ面を吸着することにより、前記容器の前記トップ面に負圧を掛けて、前記トップ面に密封性不良が存在していたならば前記トップ面に液体内容物の漏出が発生するようにすると共に、前記容器の姿勢を上下反転させて、前記ボトム面を上に向けた姿勢に前記容器を保持する、第2の吸着手段と、
    前記容器の前記ボトム面及び前記トップ面における液体内容物の漏出の有無を検出する漏出検出手段と、
    前記ボトム面または前記トップ面に液体内容物の漏出が検出された場合に、当該容器を排除する第2の密封性不良容器排除手段と、
    を備え、
    前記第1の密封性不良容器排除手段において排除されずに通過した前記容器だけが、前記第2の吸着手段へ到達するようにすることにより、前記シールの膨出が検出されなかった密封性不良容器の姿勢反転を回避するようにした、
    ことを特徴とする容器の密封性不良検査装置。
  10. 前記漏出検出手段は、前記容器の前記ボトム面及び前記トップ面を上方から撮影するテレビカメラと、前記テレビカメラが出力する映像信号により画像処理 を行って前記内容物の漏出の有無を検出する画像処理手段とを含む請求項9記載の容器の密封性不良検査装置。
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