JP2590345B2 - ボトル型容器の総合検査装置 - Google Patents

ボトル型容器の総合検査装置

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ボトル型をした容器、特にプラスチックか
らなるボトル型容器の有する種々欠陥を、一箇所の検査
装置において総合的かつ集中的に検査するボトル型容器
の総合検査装置に関する。
[従来の技術] ボトル型容器の製造工程等においては、容器の種類に
応じて成形,加工が行なわれているが、ときとして形成
の十分でない場合があり、また、加工が完全に行われな
い場合などがあって、容器に種々の欠陥を生じさせるこ
とがある。このボトル型容器の欠陥は、内容物充填の不
能化をきたすとともに、容器の美観を損ない商品価値を
低下させたり、内容物の変質をまねく原因となってい
た。
このため、ボトル型容器の製造工程においては、必ず
各種検査の工程を設けてあり、例えば、ホトル型容器の
ノズル部分の傾きを検査するノズル傾き検査、高さを検
査する高さ検査、主に胴部に発生する座屈等の検査を行
う偏肉検査、あるいは小さな孔の有無を検査するピンホ
ール検査等が行われていた。
このような検査を一箇所の検査装置において連続的に
行なう装置として、特開昭48−101958号で開示されてい
るものがある。すなわち、特開昭48−101958号の装置
は、ガラス瓶の、口の湾曲の検査にプラグゲージを用
い、高さの検査に高さゲージを用い、さらに本体寸法の
検査に本体ゲージを用いて、全ての検査を同時になし、
前記検査のうちいずれか一の種類の検査の寸法不良の判
定にもとづいて、全検査終了後における排出を一箇所に
おいて行なう構成となっている。
[解決すべき問題点] 上述のように、特開昭48−101958号の検査装置におい
ては、複数種類の検査を全部終了した後、いずれかの検
査で不良と判定された容器の排出を全検査終了後にまと
めて行なっていた。したがって、最初の検査で不良と判
定された容器であっても、その後のすべての検査機を通
過させなければならず、幾多の検査が無駄になるばかり
でなく、検査全体の時間が長くなり効率が悪い。しかも
良,不良の容器が混在した多量の容器を全検査機に流す
ので、容器の流れに滞りを発生することがある。特に、
本体の形状等の起因する不良容器が混在しているときに
は、該不良容器が検査機及び流路においてひっかかって
流れなくなってしまうことがあり、このような場合には
検査装置を一度停止させて、作業員が不良容器を手で排
出させなければならなかった。
本発明は上記の問題点にかんがみてなされたもので、
ボトル型容器において必要な各種の検査を、一箇所の総
合検査装置で自動的に行なう場合に、検査を短時間のう
ちに効率よく行なえるようにするとともに、不良容器に
起因する容器全体の流れの滞りを防止して検査装置にお
ける容器の流れをスムーズにして自動検査を円滑に行な
えるようにしたボトル型容器の総合検査装置の提供を目
的とする。
[問題点の解決手段] 上記問題点を解決するため、本発明のボトル型容器の
総合検査装置は、ボトル型容器自体の傾き及び/又はボ
トル型容器のノズルの傾きを検査する前段検査機と、検
査対象としてのボトル型容器が前記前段検査機に送り込
まれてきたか否かを確認する判定器と、ボトル型容器
の、高さ検査機,偏肉検査機及びポンホール検査機のう
ち少なくとも一種類の検査機を備えた主検査機と、前記
前段検査機から主検査機へボトル型容器を搬送する搬送
路に設けられた第一不良容器排出機と、前記主検査機の
下流側に設けられた第二不良容器排出機と、前記判定器
及び前段検査機並びに主検査機からの信号を入力してボ
トル型容器の有,無と良,不良を判定するとともに、こ
の判定結果にもとづいた信号を前記第一不良容器排出機
と第二不良容器排出機に出力する制御部とを備え、前記
前段検査機にボトル型容器が有り、かつ、そのボトル型
容器が前段検査機で不良と判定されたときには、前記第
一不良容器排出機を作動させて該不良ボトル型容器を前
記主検査機へ搬送することなく排出し、また前記前段検
査機で良と判定されたボトル型容器は前記主検査機まで
搬送して他の種類の検査を行ない、該主検査機において
不良と判定されたときには前記第二不良容器排出機を作
動させて該不良ボトル型容器を排出させる構成としてあ
る。
そして、好ましくは、高さを検査する検査機と偏肉を
検査する検査機を、主検査機において一体的に構成して
あり、又は、高さを検査する検査機と偏肉を検査する検
査機及びピンホールを検査する検査機が、主検査機にお
いて一体的に構成してある。
[実施例] 以下、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
まず、総合検査装置の一実施例について説明する。
第1図は実施例装置の全体平面図を示しており、1は
ボトル型容器自体の傾き及び/又はノズルの傾きを検査
する前段検査機としての傾き検査機、2はボトル型容器
の高さ、偏肉,ピンホールおよびラベル位置の検査を行
なう主検査機、3は製造工程等からボトル型容器を検査
装置に搬送するためのコンベア、4はコンベア3からボ
トル型容器を取り出して傾き傾き検査機1に容器を送り
込む第一の搬送アーム、5は傾き検査機1で検査れたボ
トル型容器を主検査機2に送り込む第二の搬送アーム、
6は主検査機2で検査されたボトル型容器を取り出す第
三の搬送アーム、7は第三の搬送アーム6によって取り
出されたボトル型容器を搬出するコンベア、8は総合検
査装置の各種動作を制御する制御部である。
第一、第二および第三の搬送アム4,5,6の容器と接触
する部分は、容器と同一曲率に形成してあり、ボトル型
容器の取り出し、送り込み等を面接触による送りによっ
て円滑に行なえるようにしてある。これら搬送アーム4,
5,6は、検査すべき容器の大きさが変わった場合、容器
径に応じたアーム4a,5a,6aに交換できるようになってい
る。
傾き検査機1は、回転テーブル110と、回転テーブル1
10上に等間隔で四個づつ配設した検査部120およびネッ
クホルダ部140とからなっている。回転テーブル110は、
第一の搬送アーム4によって送り込まれてきたボトル型
容器を所定の位置に載置し、回転搬送する。
第2図は傾き検査機1の検査部120の断面図を示す。
同図において、121は本体であり、支持アーム122による
保持されている。123は上下動杆で、下部を支持アーム1
22に固定するとともに、上部にカム部材111と当接する
カムローラ124を設けてある。カム部材111は、第1図に
おける検査区間(ほぼA−B間)が第2図の実線に示す
ように低くなっており、逆に不検査区間(ほぼB−A
間)が第2図の二点鎖線で示すよに高くなっている。
125は支持アーム122のガイド軸で、回転テーブル110
と同期回転する基体112に上端を固定して二本設けてあ
る。また、上下動杆123の下半分には長孔123aが設けて
あり、この長孔123aに上記基体112が係合し、上下動杆1
23の上下動をガイドしている。
したがって、傾き検査機1の本体121は、検査区間で
下降し、不検査区間で上昇する。
傾き検査機1の本体121において、126は本体121内部
に上下動可能に設けられた中空状の摺動体であり、127
は摺動体126の上部に固定された蓋体である。128は検出
コアで、ボトル型容器のノズル部より多少小さい真円状
に形成してあり、摺動体126の中空部内に位置してい
る。129は検出コア128の作動片であり、蓋体127の上部
に位置するとともに、蓋体127の中央を摺動自在に貫通
する貫通杆を介して検出コア128と連結している。
130は差動トランスであり、その測定子130aは、本体1
21の内部において検出コア128の作動片129と当接してい
る。131および132は押圧スプリングで、スプリング131
は蓋体127、すなわち摺動体126を下方へ付勢しており、
スプリング132は検出コア128を下方へ付勢している。13
3は、ガイドであり、蓋体127(摺動体126)と検出コア1
28の作動片129の上下動を円滑に行なわせるためのもの
である。
したがって、検査部120の本体121が下降したときに、
検出コア128が容器ノズル内に入れば差動トランス130の
測定子130aは作動片129の動きを検出しない。しかし、
容器自体あるいはノズルが傾いていたり、ノズルが変形
したりしていて検出コア128が容器のノズル内に入らな
いときは、摺動体126および/もしくは作動片129が下降
しないため、本体121とともに下降してくる差動トラン
ス130の測定子130aを押す。これにより、差動トランス1
30は出力信号を変化させる。
第3図(a)および(b)はネックホルダ部140の一
部截断図と平面図を示す。
これら図面において、141は支持アーム122の両側下面
にそれぞれ突設された二本のピンで、その先端部分は先
細り状に形成してある。142はホルダ部材で、二本のガ
イド軸125の下端にそれぞれ回動可能に取付けてあり、
二個一対となっている。二個のホルダ部材142の接合部
には、ボトル型容器のネック部を挟む挟持溝143が両者
一体となって形成してある。また、二個のホルダ部材14
2には、検査部120が下降したときにピン141と係合す
る、上部をテーパ状にした係合孔144が設けてある。
145は二個のホルダ部材142の間に介設したスプリング
で、常時二個のホルダ部材142を開く方向に作用させて
いる。この場合、ピン141の中心は係合孔144の内側に位
置することとなり、挟持溝143も開き加減にある(第3
図(b)の二点鎖線で示す)。
したがって、検査部120が上昇しているときは、ピン1
41が係合孔144と係合しておらず、スプリング145の作用
によりホルダ部材142は開き、挟持溝143も開いている。
その後、検査部120が下降するとピン141も下降し、先細
り状の先端が係合孔144の上部テーパ状部分に当接し、
ホルダ部材142を徐々に閉じる方向に誘導させる。これ
により挟持溝143も閉じ、ボトル型容器のネック部を保
持する。
なお、第1図における150は、容器有無検出センサで
あり、第一の搬送アーム4から前段検査機としての傾き
検査機1にボトル型容器が送り込まれてきたか否かを検
出する。
第4図ないし第7図は主検査機に関する図面で、第4
図はボトル型容器の高さ,偏肉,ピンホールを検査する
検査機の要部断面図、第5図はピンホール検査機の系統
図、第6図はピンホール検出器の構成図、第7図は回転
テーブルポケット内の載置台回転機構の構成図を示す。
これら図面において、211は支柱であり、上端を架台2
12で、下端を図示せざる基台によりそれぞれ固定されて
いる。213は支柱211の下部に回転自在に取り付けられた
回転テーブルで、外周に、載置台214aを有する複数のポ
ケット214を等間隔に設けてある。回転テーブル213は、
図示せざるモータから歯車213aを介して伝えられる駆動
力によって回転する。215は支柱211に回転自在に取り付
けられた回転体で、回転テーブル213と一体的に回転す
る。この回転体215の周縁適所には支持杆216が突設して
ある。
217は検査部220およびピンホール検出部240を保持す
る円板で、支持杆216に固定されるとともに、支柱211の
中間部に回転自在に取り付けられている。218は支柱211
に固定されたカム部材で、周面にカム溝218aを設けてあ
る。このカム溝218aは、第1図における検査区間(ほぼ
C−D間)において低くなり、不検査区間(ほぼC−D
間)において高くなっている。
検査部220は、回転テーブル213のポケット214に対応
した位置状態で円板217に複数保持され、ピンホール検
出器240は、検査部220に隣接した状態で円板217に複数
保持されている。
検査部220において、221は保持筒で、円板217に外周
を固定させるとともに、筒内には本体222を上下動自在
に支承している。223は本体222の側面に設けられた鍵片
で、保持筒221に形成した鍵溝221aに係合して本体222を
保持筒内で回転しないようにするとともに、カム溝218a
に係合するカムローラ224を取り付けてある。225は本体
222の上部に載設されたエアシリンダで、そのピストン
ロッドの上端を偏肉検査用の検査端226とし、下端を本
体222内を上下動する連結杆227に固定してある。
228は下部本体で、連結杆227の下端に上下動可能に取
り付けてあり、その側部には高さ検査用の検出端229が
設けてある。231は押圧スプリングで、連結杆227の中間
に固定したナット227と下部本体228の間に介設してあ
り、下部本体を下方へ付勢している。234はボトル型容
器と当接する当接部材であり、下部本体228に回転自在
に取り付けられている。
232は高さ検査用の近接スイッチで、高さ検査を行な
う位置(第1図のC)に検出端229と対向するよう配設
してある。また、233は偏肉検査用の近接スイッチで、
偏肉検査を行なう位置(第1図のE)に検出端226と対
向するように配設してある。
241は支柱211の内部に設けられたエア供給路で、図示
せざるエアポンプより送られてきたエアを、スリップリ
ング242を介して検査部220に供給し、ピンホールの検査
を行なう。すなわち、第5図に示すように、スリップリ
ング242から供給されたエアは、第一パイロットバルブ2
43aおよび第二パイロットバルブ243bを介して、検査部2
20の当接部材234内に設けられたエア路234aに送られ、
ここからボトル型容器内に供給される。
一方、第一パイロットバルブ243aからのエア圧と、容
器内のエア圧はピンホール検出器240を構成する圧力セ
ンサ244で測定され、両者の差圧に応じた電圧をアラー
ムセッタ245に送る。アラームセッタ245は送られてきた
電圧と設定電圧を比較し、差圧が大きく圧力センサ244
からの出力電圧が設定電圧より高いときにランプ246を
点灯させる。このランプ246の点灯は光電管247によって
検出され、制御部8に送られる。
このピンホール検出部240は、第6図に示すごとく、
円板217に、圧力センサ244とアラームセッタ245および
ランプ246が取り付けられている。光電管247は、ピンホ
ール検査の終了する地点(第1図におけるD)におい
て、移動してくるピンホール検出部240のランプ246を確
認できる位置に配設してある。
第1図において251および252はカメラであり、ボトル
型容器に貼着したラベルの検査を行なう。容器の表裏に
ラベルの貼着してある場合には両面のラベル検査を行な
うため、カメラ251と252の間で180°回転させる必要が
ある。第7図は、回転テーブル213のポケット214におけ
る載置台214aの回転機構の平面構成図であり、253は載
置台214aの回転軸である。254は回転軸253の下部に固定
された歯車、255は歯車254と噛み合う扇型歯車である。
歯車254は、矢印CCW方向にのみ回転する一方向性のもの
であり、また、段状フランジ部の周縁に180°の間隔で
ストッパ溝254aが設けてある。
256はストッパ部材で、一端にストッパ溝254aと噛み
合うピン256aを有し、他端に図示せざるカムと当接する
カムローラ256bを有するとともに、ピン256aがストッパ
溝254aと噛み合う方向にスプリング257により引張られ
ている。カムローラ256bと当接するカムは、回転テーブ
ル213が回転し、検査をすべき容器の載った載置台214a
がカメラ251の前に達すると、カムローラ256bを元に戻
す。
扇形歯車255は、他端に図示せざるカムと当接するカ
ムローラ258を有するとともに、ストッパ部材256と同様
に図示せざるスプリングによって矢印CWと反対方向に引
張られている。カムローラ258は、ストッパ部材256のピ
ン256aがストッパ溝254aから外れると同時に、図示せざ
るカムに押されて徐々に矢印CW方向に回動する。そし
て、容器の載った載置台214aがカメラ252の前まで搬送
されたときに歯車254を丁度180°回転させる。
また、載置台214aがカメラ252の前までくると、扇形
歯車255のカムローラ258は図示せざるカムによる押圧が
解かれ、図示せざるスプリングに引張られ元の位置に戻
る。さらに、載置台214aがカメラ252の前までくるとス
トッパ部材256も作動して、そのピン256aがストッパ溝2
54aに噛み合うので、扇形歯車255が元に戻っても一方向
性の歯車254は回転軸253との間でスリップを行なう。こ
のため、回転軸253すなわち載置台214aの回転は停止す
る。
次に、上記のような構成からなる検査装置の動作説明
を行なう。
コンベア3を介して送られてきたボトル型の容器は、
第一の搬送アーム4によって前段検査機としての傾き検
査機1の回転テーブル110の所定位置に載置され、回転
搬送される。ここで、センサ150によって容器の有無を
判定し、その結果を制御部8に出力する。
制御部8は、この場合、容器無しの信号を受けると、
例えば、容器の存在しないポケットで行なわれる以後の
検査データをすべて無視する等の処理を行なうことがで
きる。
ボトル型容器が回転テーブル110に載置され回転する
と、カム部材111が低くなり、これに案内されて検査部1
20が下降する。これにより、支持アーム122の両側に設
けられた二本のピン141が、二個のホルダ部材142を閉じ
させながら係合孔144に係合し、挟持溝143によって容器
のネック部をしっかりと保持する。一方、検査機の本体
121も下降し、このとき、検出コア128が容器のノズル内
に入らないと作動片129の下降が阻止され、本体121に固
定されて下降してくる差動トランス130の測定子130aを
押す。
このようにして、差動トランス130の出力が変化する
と、これを入力する制御部8は、ボトル型容器に全体的
な傾き(ここで、全体的傾きとは、ボトル自体に傾きが
ある場合は勿論のこと、ボトルがベースカップに正常に
嵌合しないで生じる傾き等を含む。)あるいはノズル部
分に傾きや変形がある不良容器と判定する。
不良と判定されたボトル型容器は、前段検査機として
の傾き検査機1から第二の搬送アーム5によって次の主
検査機2に送られる間に、図示しない第一実施例不良容
器排出機によって排出される。この排出動作は、第二搬
送アーム5の所定位置に配置してある第一不良容器排出
機に、制御部8から作動信号を送ることによって行な
う。
このように、前段検査機において、容器の流れに滞り
を生じさせるボトルに傾きを生じているような容器を発
見して排出いておくと、後の検査において容器が滞留し
たりすることがなく、検査全体が円滑に行なわれる。
傾き検査が終了し、傾きがないと判定されたボトル型
容器は、第二の搬送アーム5によって主検査機2のポケ
ット214に送り込まれ、載置台214a上に載せられる。載
置台214aに載置され回転テーブル213によって回転搬送
されると、カム部材218のカム溝218aによって案内され
検査部220が下降する。検査部220が下死点まで下降する
と、下部本体228の当接部材234がボトル型容器の頂部と
当接する。この状態のときに、高さ検査用近接スイッチ
232とその検出端229の間隔を近接スイッチ232で検出
し、制御部8で設定値と比較することによって容器の高
さの検査を行なう。この結果、間隔が設定値内にあれば
正常、大きくすれば容器高さが不足、小さずぎれば容器
高さがオーバと判定する。
次いで、容器を回転テーブルによりE点まで搬送し、
ここで偏肉検査を行なう。すなわち、検査部220のエア
シリンダ上室にエアを供給し、連結杆227を下降させ下
部本体228の当接部材234を介して容器の上部から荷重を
加える。この場合、偏肉により容器に肉の薄い部分があ
ると、その部分に座屈を生じ容器が縮む。このため、下
部本体228が下降し、エアシリンダ225のピストンリンク
も下降するため、偏肉検査用の近接スイッチ233と対向
するピストンロッド先端の検出端226の下降する。この
結果、両者226,233の間隔が大きくなり、近接スイッチ2
33がこの変化を検出して制御部8へ送る。
制御部8は、この信号を設定値と比較し、一定以上の
大きさのときには偏肉不良と判定する。制御部8はこの
場合も、高さ検査時と同様の処理を行なうことができ
る。
なお、荷重は、エアシリンダ225への供給圧と、スプ
リング231の圧縮量を変えることによって調整すること
ができる。
上記高さ検査および偏肉検査終了後、容器の内部にエ
アを供給してピンホールの検査を行なう。すなわち、第
一および第二パイロットバルブ243a,243bを作動させて
容器の内部にエアを送り密封する(偏肉検査のためにか
けた荷重が、密封状態を保持する役目を果している)。
同時に第一パイロットバルブ243aからのエア圧、容器内
エア圧との差圧を圧力センサ244へ入力する。この状態
を、容器が第1図におけるD点に移動するまで続け、こ
の時点における差圧を測定する。
圧力センサ244は測定差圧に応じた電圧をアラームセ
ッタ245に出力し、ここで設定電圧と比較する。ここ
で、容器にピンホールがあり、差圧が大きいと、圧力セ
ンサ244からの電圧が設定電圧より大きくなる。このた
め、アラームセッタ245からの出力でランプ246が点灯
し、光電管247がこの点灯を検出して制御部8へ送る。
制御部8はこの結果にもとづき不良容器と判定する。
ピンホールの検査が終ると、検査部220がカム溝218a
に案内されて上昇し、当接部材234を容器から離す。
上述したピンホールの検査と同時にラベル有無の検査
が行なわれる。すなわち、回転テーブル213の回転によ
って容器がカメラ251の前に送られてくると、カメラ251
は容器の表面を撮影し、この信号を画像処理してラベル
の有無,ラベルの種類,ラベルの貼着位置等を検出す
る。容器がカメラ251の前を通過すると、扇形歯車255の
回転により載置台214aが回転して容器を自転させ、カメ
ラ252の前に到達したときに180°回転させる。そして、
容器がカメラ252の前にくると、カメラ252は容器の裏面
を撮影し、前記と同様の処理を行なう。この結果は制御
部8に送られここで良否の判定が行なわれる。
このようにして、主検査機において高さ,偏肉,ピン
ホールおよびラベルの検査が行なわれ、いずれかの検査
において不良と判定されたボトル型容器は、制御部8か
らの信号で作動する主検査機の下流側に配置された図示
せざる第二不良容器排出機によってラインから排出され
る。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではな
く、例えば、次のような変形例をも含むものである。
容器の高さ,偏肉,ピンホール検査機をそれぞれ別個
に構成してなるボトル型容器の総合検査装置。この場合
における各検査機の構成は、任意の構成のものとできる
が、例えば、上述した主検査機の構造から各検査機に必
要のない部分を除去してそれぞれ独立した検査機とした
ものであってもよい。
容器の高さ検査機と偏肉検査機を一体的に構成してな
るボトル型容器の総合検査装置。この場合における検査
機は、例えば上述した主検査機からエア供給路234aを除
去したものとすればよい。
傾き検査機,高さ検査機,偏肉検査機,ピンホール検
査機のうちの少なくとも二以上の検査機を備えるように
したボトル型容器の総合検査装置。
各種センサを、上述した以外の種類からなるセンサと
したボトル型容器の総合検査装置。
[発明の効果] 以上のように、本発明のボトル型容器の総合検査装置
によれば、各種検査を総合的かつ集中的に行なえるとと
もに、さらに、次のような効果を奏する。
すなわち、前段検査機において不良と判定されたボト
ル型容器は、直ちに排出されるので、主検査機において
不良容器に対する以降の検査を行なわなくてすむので、
検査全体の時間を短縮化でき検査効率を向上できる。
また、ボトル自体の形状等に不良のある容器は、各検
査機や流路においてひっかかり滞留を生じる原因となる
が、本発明では、前段検査機でこのような不良容器を見
つけ排出しているので、主検査機および流路での容器の
滞留を生じることがなく、検査を自動的にかつ円滑に行
なうことができる。
さらに、前段検査機で不良と判定された容器の排出
を、前段検査機と主検査機の間の搬送路内において行な
っているので、検査装置全体を大型化することなく、円
滑かつ効率的なボトル型容器の総合検査装置を実現でき
る。
またさらに、前段検査機にボトル型容器がある場合の
み前段検査機の結果にもとづいて不良容器を排出してい
るので、最初の不良容器の排出を効率よく行なうことが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本発明の実施例装置に関し、第1
図は全体平面図、第2図は傾き検査機の検査部断面図、
第3図(a)および(b)は傾き検査機のネックホルダ
部の一部截断図と平面図、第4図は主検査機の要部断面
図、第5図はピンホール検査部の系統図、第5図はピン
ホール検出部の構成図、第6図はピンホール検出部の構
成図、第7図は載置台の回転機構構成図を示し、第8図
は本発明実施例方法を説明するためのフローチャートを
示す。 1:傾き検査機、2:主検査機 120:検査部、140:ネックホルダ部 220:検査部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭48−101959(JP,A) 特開 昭58−160231(JP,A) 特開 昭55−113906(JP,A) 特開 昭51−98050(JP,A) 実開 昭56−161571(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボトル型容器自体の傾き及び/又はボトル
    型容器のノズルの傾きを検査する前段検査機と、 検査対象としてのボトル型容器が前記前段検査機に送り
    込まれてきたか否かを確認する判定器と、 ボトル型容器の、高さ検査機,偏肉検査機及びピンホー
    ル検査機のうち少なくとも一種類の検査機を備えた主検
    査機と、 前記前段検査機から主検査機へボトル型容器を搬送する
    搬送路に設けられた第一不良容器排出機と、 前記主検査機の下流側に設けられた第二不良容器排出機
    と、 前記判定器及び前段検査機並びに主検査機からの信号を
    入力してボトル型容器の有,無と良,不良を判定すると
    ともに、この判定結果にもとづいた信号を前記第一不良
    容器排出機と第二不良容器排出機に出力する制御部とを
    備え、 前記前段検査機にボトル型容器が有り、かつ、そのボト
    ル型容器が前段検査機で不良と判定されたときには、前
    記第一不良容器排出機を作動させて該不良ボトル型容器
    を前記主検査機へ搬送することなく排出し、また前記前
    段検査機で良と判定されたボトル型容器は前記主検査機
    まで搬送して他の種類の検査を行ない、該主検査機にお
    いて不良と判定されたときには前記第二不良容器排出機
    を作動させて該不良ボトル型容器を排出させる構成とし
    た ことを特徴とするボトル型容器の総合検査装置。
  2. 【請求項2】高さを検査する検査機と偏肉を検査する検
    査機が、主検査機において一体的に構成してあることを
    特徴とした特許請求の範囲第1項記載のボトル型容器の
    総合検査装置。
  3. 【請求項3】高さを検査する検査機と偏肉を検査する検
    査機及びピンホールを検査する検査機が、主検査機にお
    いて一体的に構成してあることを特徴とした特許請求の
    範囲第1項記載のボトル型容器の総合検査装置。
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