JP2000258286A - 容器の気密性検査装置 - Google Patents

容器の気密性検査装置

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JP2000258286A
JP2000258286A JP11061628A JP6162899A JP2000258286A JP 2000258286 A JP2000258286 A JP 2000258286A JP 11061628 A JP11061628 A JP 11061628A JP 6162899 A JP6162899 A JP 6162899A JP 2000258286 A JP2000258286 A JP 2000258286A
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container
airtightness
pressure
weight
pressurizing
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Akira Shimizu
清水  晃
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Abstract

(57)【要約】 【課題】容器の気密性を確実に検査することができると
ともに、該検査を容易に行うことが可能な容器の気密性
検査装置を得る。 【解決手段】検査装置10は、容器12を搬送するため
のコンベア32と、前記容器12を保持するための押さ
え装置60a、60bと、前記容器12の内部を加圧す
るための押し上げ装置74と、前記容器12内の圧力を
検出するための圧力検出装置84と、これらコンベア3
2、押さえ装置60a、60b、押し上げ装置74およ
び圧力検出装置84を制御するとともに、前記圧力検出
装置84で得られた前記容器12内の圧力に基づいて、
容器12の気密性を判断する制御装置120とを有して
いる。この場合、制御装置120は、前記容器12内の
圧力の変化量、および変化率に基づいて、前記容器12
の気密性を判断するように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変形を生じ易い形
状または材質で形成され、かつ、内部が密閉された構造
を備えた容器の気密性を検査するための容器の気密性検
査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、食品や薬品が入れられた容器にお
いては、該容器の開口部に接着されたフイルム状のシー
ル部材によって、該容器の内部を密閉するためのシール
部が構成されている。
【0003】この種の容器の気密性を検査するために
は、該容器における変形を生じやすい部分を手で押し込
み、このとき、容器内部の圧力上昇に伴って外方向に突
出するシール部の状態を目視によって確認することによ
り検査を行う手法が用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の検査
手法においては、全ての容器に対して人力による検査を
行う必要があるため、作業が繁雑となる不都合が生じて
いた。
【0005】また、シール部の状態を目視によって確認
するようにしているため、該シール部に生じている微少
な漏れを検出することは困難であった。
【0006】本発明は、前記の不都合を克服するために
なされたものであり、容器のシール部に微少な漏れが生
じている場合にも、該容器の気密性を確実に検査するこ
とができるとともに、該検査を容易に行うことが可能な
容器の気密性検査装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る容器の気密
性検査装置においては、容器固定手段によって固定され
た容器を加圧手段によって加圧することにより該容器内
の圧力を上昇させ、このときの圧力を圧力検出手段によ
って検出するようにしている。この場合、前記容器は、
変形を生じ易い形状または材質で形成され、該容器に設
けられた開口部を塞ぐシール部を備えており、また、前
記圧力検出手段は、前記容器内の圧力として、該容器内
の圧力の上昇に伴って外方向に突出している前記シール
部の突出寸法を測定するためのイメージセンサを備えて
いる。そして、前記判定手段は、前記加圧手段による前
記容器の加圧が開始されてから所定時間が経過するまで
の期間における、前記イメージセンサで測定された前記
突出寸法の変化量に基づいて、前記容器の気密性を判定
する第1の判定手段を有している(請求項1記載の発
明)。
【0008】また、前記判定手段は、前記加圧手段によ
る前記容器の加圧が開始されてから所定時間が経過する
までの期間における前記突出寸法の変化量に基づいて前
記容器の気密性を判定する第1の判定手段を有し、さら
に、前記加圧手段による前記容器の加圧が開始されてか
ら所定時間経過後の期間における前記突出寸法の変化率
に基づいて前記容器の気密性を判定する第2の判定手段
を有している(請求項2記載の発明)。
【0009】さらに、前記容器固定手段は、変形を生じ
難い形状または材質で形成された前記容器の首部を固定
するように構成され、前記加圧手段は、変形を生じ易い
形状または材質で形成された前記容器の胴体部を加圧す
るように構成されている(請求項3記載の発明)。
【0010】このように構成することにより、気密性が
わずかに損なわれている容器に対しても、気密性の検査
を確実かつ容易に行うことができる。
【0011】また、前記圧力検出手段は、前記シール部
の上面に載置される錘を有し、前記イメージセンサは、
撮像した前記錘の位置に基づいて前記突出寸法を得るよ
うに構成されている(請求項4記載の発明)。
【0012】このように、イメージセンサによって、シ
ール部の上面に載置された錘の位置に基づいて前記シー
ル部の突出寸法を測定することにより、前記容器の気密
性がわずかに損なわれている場合にも、前記錘が前記シ
ール部を内方向に押す作用によって、容器の気密性の検
査を確実に行うことができる。
【0013】さらに、シール部の突出寸法は、イメージ
センサで撮像された錘の位置に基づいて得られるため、
前記突出寸法を得る処理を安定的に行うことができる。
【0014】また、前記容器の気密性検査装置には、前
記容器を前記容器固定手段、前記加圧手段および前記圧
力検出手段が配されている位置まで搬送する搬送手段を
設けるようにしてもよい(請求項5記載の発明)。
【0015】さらに、前記容器の気密性検査装置には、
前記搬送手段における前記容器固定手段、前記加圧手段
および前記圧力検出手段が配されている位置の下流側
に、前記判定手段によって気密性が損なわれていると判
定された前記容器を前記搬送手段から排出するための排
出手段を設けるようにしてもよい(請求項6記載の発
明)。
【0016】このように構成することにより、容器の気
密性の検査を自動的かつ連続的に行うことが可能とな
る。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明に係る容器の気密性検査装
置について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照
しながら以下詳細に説明する。
【0018】図1は、本発明の実施の形態が適用された
容器の気密性検査装置(以下、単に、検査装置とも記
す。)10の概略的な構成を示しており、図2は、該検
査装置10の検査対象である容器12の構造を示してい
る。
【0019】図2に示すように、容器12は、蛇腹状に
形成され、上下(高さ)方向に伸縮自在な胴体部14
と、該胴体部14の上端部に結合された首部16とを備
えた減容容器として構成されている。なお、胴体部14
の下端部は、底部15によって閉塞されている。胴体部
14は変形を生じ易い材質(好ましくは、合成樹脂)で
形成されており、首部16は前記胴体部14に比べて変
形を生じ難い形状および材質で形成されている。この場
合、胴体部14と首部16とを同一の材質で形成し、肉
厚を変えることで変形の難易性を調整すればよい。
【0020】首部16における胴体部14との境界部分
には、円環状に断面コ字状の溝部17が設けられてい
る。
【0021】首部16の上端部には開口部18が形成さ
れており、この開口部18は胴体部14の内部と連通し
ている。そして、胴体部14の内部に粉末、液体等であ
る薬品、食料品等の内容物が充填された状態で、開口部
18にはシール部材20が接着(溶着)されている。シ
ール部材20は変形を生じ易い材質でフイルム状に形成
されており、このシール部材20によって容器12の内
部が密閉されている。このように開口部18に接着され
たシール部材20によって、容器12のシール部22が
構成されている。
【0022】この場合、胴体部14が縮む方向に変形さ
れると、容器12の内部の圧力が上昇するため、シール
部22を構成するシール部材20が外側に凸となるよう
に変形する。すなわち、シール部材20には外向きの圧
力が加わっているため、このシール部材20の突出寸法
(首部16の上端面からシール部材20の上端面までの
寸法)は、前記圧力に対応している。
【0023】図1に示すように、検査装置10は支持台
30を備えており、この支持台30の上面には、容器1
2を搬送するためのコンベア(搬送手段)32が設置さ
れている。コンベア32は互いに平行するように配され
た一組のコンベアベルト34a、34bを有しており、
これらコンベアベルト34a、34bの間には、該コン
ベアベルト34a、34bの上面と平行するように板部
材36が装着されている。また、コンベアベルト34
a、34bは、モータ等を用いて構成されたコンベア駆
動装置39に連結されており、該コンベア駆動装置39
によって駆動される。
【0024】コンベア32における搬送方向に沿った略
中央部分の側部側には、図3に示すように、一組のスト
ッパ40、42が前記搬送方向に沿って並ぶように配さ
れている。これらストッパ40、42は、それぞれ、後
述する固定用部材62a(図1参照)に固定されたスト
ッパ用シリンダ44、46を備えており、これらストッ
パ用シリンダ44、46のロッド48、50は、コンベ
アベルト34a、34bの上面(すなわち、容器12の
搬送路)近傍において、コンベア32の搬送方向と略直
交する方向に進退する。この場合、ロッド48、50の
先端部には、それぞれ、前記搬送路に進入して容器12
の搬送を阻止するためのストッパ部材52、54が取り
付けられている。なお、コンベア32上におけるストッ
パ40の上流側の位置を待機位置Aと記し、ストッパ4
2の上流側の位置を測定位置Bと記す。
【0025】図1に示すように、測定位置Bにおけるコ
ンベア32の両側には、該コンベア32上に載置された
容器12の首部16を固定するための一対の押さえ装置
(容器固定手段)60a、60bが互いに対向するよう
に配されている。これら押さえ装置60a、60bは、
それぞれ、固定用部材62a、62bを介して支持台3
0に固定された押さえ用シリンダ64a、64bを備え
ており、これら押さえ用シリンダ64a、64bのロッ
ド66a、66bは、コンベア32の搬送方向と直交す
る方向に進退する。
【0026】ロッド66a、66bの先端部には、それ
ぞれ、押さえヘッド68a、68bが取り付けられてい
る。これら押さえヘッド68a、68bの先端部側は略
板状に形成されており、さらにその先端部側には、図2
に示すように、容器12の首部16(特に、溝部17)
の形状に対応した凹部70a、70bがそれぞれ形成さ
れている。なお、押さえヘッド68a、68bの高さ方
向の位置は、前記首部16における溝部17の位置に対
応して調節されている。
【0027】図1に示すように、コンベア32における
押さえ装置60a、60bに挟まれた部分(測定位置
B)には板部材36は装着されておらず、孔72が形成
されている。そして、この孔72の直下の位置には、容
器12を底部15側から押し上げ、該容器12内の圧力
を上昇させるための押し上げ装置(加圧手段)74が配
されている。この押し上げ装置74は、支持台30上に
固定された押し上げ用シリンダ76を備えており、この
押し上げ用シリンダ76のロッド78は、孔72を垂直
に貫く方向に進退する。また、ロッド78の先端部に
は、略板状の押し上げヘッド80が取り付けられてい
る。この場合、押し上げヘッド80の高さは、ロッド7
8が後退した状態において、該押し上げヘッド80の上
面の位置が、板部材36の上面の位置に対して、約5m
m低くなるように設定されている。
【0028】また、押し上げ用シリンダ76には、図示
しないストローク調整機構が設けられており、このスト
ローク調整機構によって、押し上げヘッド80が容器1
2の底部15を押し上げる量(すなわち、容器12内の
圧力の上昇量)を任意に設定することができる。
【0029】一方、孔72の直上の位置には、容器12
内の圧力を検出するための圧力検出装置(圧力検出手
段)84が配されている。この圧力検出装置84は、支
持台30に固定されている支持柱86に固定用部材87
を介して取り付けられた錘用シリンダ88を備えてお
り、この錘用シリンダ88のロッド90は垂直方向に沿
って進退する。また、ロッド90の先端部には、支持部
材93および棒部材94を介して、所定の重量(例え
ば、30〜50g)の錘95が取り付けられている。こ
の場合、錘95は、ロッド90の進退動作に伴って垂直
方向に変位する。
【0030】錘95は、棒部材94の先端部に取り付け
られている。また、棒部材94は、支持部材93に対し
て、水平線と平行となるように連結されているととも
に、錘95が上昇する方向に若干のあそびが設けられて
いる。従って、錘95をシール部材20の上面に載せた
場合に、該シール部材20には、前記錘95の自重のみ
が加わることとなる。
【0031】また、圧力検出装置84は、支持台30に
固定されている支持柱96に取り付けられたCCDカメ
ラ(イメージセンサ)97を備えている。このCCDカ
メラ97は、測定位置Bに位置する容器12のシール部
22および該シール部22に載置された錘95に焦点が
合わされている。また、支持柱96におけるCCDカメ
ラ97の近傍には、錘95に向けて照明装置98が取り
付けられている。
【0032】この場合、容器12のシール部材20が、
前記容器12内部の圧力上昇に伴って外側に凸となるよ
うに変形している状態において、錘95を前記シール部
材20の上面に載せ、この錘95をCCDカメラ97で
撮像して画像データを得ることによって、後述するよう
に、首部16の上面から錘95の上面までの寸法Lの変
化量、すなわち、容器12の内部の圧力に対応する前記
シール部材20の突出寸法の変化量を知ることができ
る。
【0033】錘用シリンダ88の高さ方向の位置は、支
持柱86に設けられた高さ調節部99によって調節され
る。具体的には、錘用シリンダ88の位置は、ロッド9
0がリミット位置まで前進した状態において、錘95の
下端が容器12のシール部22の上面に接する位置で停
止するように調節されている。
【0034】コンベア32の側部側であり、搬送方向に
対するストッパ42の下流側には、不良品排出装置(排
出手段)100が配されている。この不良品排出装置1
00は、後述する制御装置120において、シール状態
が不良であると判定された容器12を排出するように構
成されている。
【0035】具体的には、不良品排出装置100は、固
定用部材102を介して支持台30上に固定された排出
用シリンダ104を備えており、この排出用シリンダ1
04のロッド106は、コンベアベルト34a、34b
の上面近傍において、コンベア32の搬送方向と略直交
する方向に進退する。また、ロッド106の先端部に
は、容器12を後述する不良品排出シュート110に押
し出すための排出ヘッド108が取り付けられている。
この場合、排出ヘッド108は、ロッド106の進退動
作に伴って、容器12の搬送路を横切るように変位す
る。なお、コンベア32上における排出ヘッド108が
横切る位置を排出位置Cと記す。
【0036】コンベア32の側部であり、該コンベア3
2を挟んで前記不良品排出装置100と対向する位置に
は、該不良品排出装置100の排出ヘッド108によっ
て前記コンベア32から押し出された容器12を搬送す
るための不良品排出シュート110が接続されている。
なお、この不良品排出シュート110に代えて、コンベ
アを設けるようにしてもよい。
【0037】支持台30の下部側に設けられた空間(図
示せず)には、図4に示す制御装置(判定手段)120
が配されている。この制御装置120は、コンベア3
2、ストッパ40、42、押さえ装置60a、60b、
押し上げ装置74、圧力検出装置84、不良品排出装置
100等を制御するとともに、容器12のシール部22
におけるシール状態の良/不良の判定を行う機能を備え
ている。
【0038】具体的には、制御装置120は、コンベア
32を構成するコンベア駆動装置39、ストッパ40、
42を構成するストッパ用シリンダ44、46、押さえ
装置60a、60bを構成する押さえ用シリンダ64
a、64b、押し上げ装置74を構成する押し上げ用シ
リンダ76、圧力検出装置84を構成する錘用シリンダ
88および不良品排出装置100を構成する排出用シリ
ンダ104と、それぞれ、電気的に接続されている。そ
して、これらコンベア駆動装置39、ストッパ用シリン
ダ44、46、押さえ用シリンダ64a、64b、押し
上げ用シリンダ76、錘用シリンダ88および排出用シ
リンダ104は、制御装置120からの制御信号(S
a、Sb、Sc、Sd、Se、Sf、Sg、Si)に基
づいて駆動される。
【0039】なお、前記各シリンダ(44、46、64
a、64b、76、88、104)を制御するための制
御信号(Sa、Sb、Sc、Sd、Se、Sf、Sg、
Si)は、実際には、これらシリンダ(44、46、6
4a、64b、76、88、104)の駆動を制御する
ためのレギュレータ(図示せず)に対して出力される。
【0040】また、制御装置120は、CCDカメラ9
7と電気的に接続されており、このCCDカメラ97か
ら供給される画像データDaに基づいて、後述するシー
ル状態の良/不良の判定を行う。さらに、制御装置12
0は、表示装置130と電気的に接続されており、この
表示装置130は、前記制御装置120から供給される
表示データDbに基づいて、図示しない画面に情報の表
示を行う。
【0041】本実施の形態に係る検査装置10は、基本
的には以上のように構成されるものであり、次に、その
動作および作用効果について説明する。
【0042】図5および図6は、検査装置10の、主
に、制御装置120における処理を示すフローチャート
であり、図8は、前記図5中、ステップS7における処
理を示すフローチャートである。また、図7A〜図7D
は、容器12を保持し、該容器12を加圧し、該容器1
2内の圧力を検出する工程を示している。
【0043】図5に示すように、ステップS1におい
て、制御装置120からコンベア32を構成するコンベ
ア駆動装置39に対して駆動を指示する制御信号Saが
供給されると(図4参照)、この制御信号Saに従って
コンベア駆動装置39が駆動され、これに伴ってコンベ
アベルト34a、34bが回転駆動される(図1参
照)。そして、コンベアベルト34a、34b上に載置
された容器12の搬送が開始される。なお、コンベアベ
ルト34a、34b上に、同時に複数の容器12を載置
して、これら容器12を順次搬送するようにしてもよ
い。
【0044】気密性の検査を行おうとする容器12が測
定位置Bに到達すると、ステップS2において、制御装
置120からストッパ40、42を構成するストッパ用
シリンダ44、46に対して、前進を指示する制御信号
Sb、Scが、それぞれ、同時に、または、所定の時差
をおいて出力される(図4参照)。この制御信号Sb、
Scに従ってストッパ用シリンダ44、46が駆動さ
れ、ロッド48、50がコンベア32上における容器1
2の搬送路に向かって前進する(図3参照)。このと
き、ロッド48、50の先端部に取り付けられたストッ
パ部材52、54が前記搬送路に進入し、容器12の搬
送を阻止する。これによって、各ストッパ40、42の
上流側の位置(すなわち、待機位置Aおよび測定位置
B)において、容器12の搬送が阻止される。
【0045】なお、制御装置120から前進を指示する
制御信号Sb、Scを出力するタイミングは、図示しな
い計時手段で得られた時間に基づいて決定するようにし
てもよく、図示しないセンサによって検出された容器1
2の位置に基づいて決定するようにしてもよい。
【0046】次に、ステップS3において、制御装置1
20から押さえ装置60a、60bを構成する押さえ用
シリンダ64a、64bに対して、前進を指示する制御
信号Sd、Seが供給されると(図4参照)、この制御
信号Sd、Seに従って押さえ用シリンダ64a、64
bが駆動され、ロッド66a、66bが容器12側に向
かって前進する(図1参照)。このとき、図7Bに示す
ように、ロッド66a、66bの先端部に取り付けられ
た押さえヘッド68a、68bの凹部70a、70bに
よって、容器12の首部16に形成された溝部17が挟
まれることにより、前記容器12が保持される。
【0047】続くステップS4において、制御装置12
0から押し上げ装置74を構成する押し上げ用シリンダ
76に対して前進を指示する制御信号Sfが供給される
と(図4参照)、この制御信号Sfに従って前記押し上
げ用シリンダ76が駆動され、ロッド78が上方向に前
進する(図1参照)。そして、図7Cに示すように、ロ
ッド78の先端部に取り付けられた押し上げヘッド80
によって容器12の底部15が押し上げられ、胴体部1
4が縮められる。このとき、容器12の内部が加圧さ
れ、圧力の上昇に伴ってシール部22が上方向に突出す
る。
【0048】これとほぼ同時に、ステップS5におい
て、制御装置120から圧力検出装置84を構成する錘
用シリンダ88に対して前進を指示する制御信号Sgが
供給されると(図4参照)、この制御信号Sgに従って
前記錘用シリンダ88が駆動される。このとき、ロッド
90が下方向に前進し、これに伴って、前記ロッド90
に連結された錘95が同じく下方向に変位する。そし
て、図7Dに示すように、容器12の内部の圧力上昇に
伴って突出しているシール部22の上面に前記錘95が
載置され、該錘95の自重によって前記シール部22が
内方向に押される。
【0049】CCDカメラ97は、常時、容器12のシ
ール部22および錘95の様子を撮像し、撮像した画像
を画像データDaとして出力している。
【0050】制御装置120は、シール部22の上面に
錘95が載置される時点とほぼ同じ時点(押し上げ装置
74による容器12の加圧が開始された時点ともほぼ同
じである。)に行われるステップS6において、前記画
像データDaを取り込む処理を開始する(図4参照)。
このとき、制御装置120の図示しない計時手段におい
ては、制御装置120による画像データDaの取り込み
が開始された時点を測定開始時点T0として、測定時間
Tの計時が開始される。
【0051】この場合、制御装置120においては、C
CDカメラ97からの画像データDaに画像処理を施
し、該CCDカメラ97の画素における、錘95の上面
の位置および首部16の上面の位置に対応する部分の座
標を求めることにより、首部16の上面から錘95の上
面までの寸法Lが得られる。なお、これら撮像機能およ
び画像処理機能の両方を含む手段をイメージセンサと記
すこともある。また、本実施の形態においては、前記C
CDカメラ97の画素における縦横の間隔は、約0.0
875mmである。
【0052】制御装置120は、続くステップS7にお
いて、前記寸法Lに基づいて容器12の気密性を判断す
る。このステップS7で行われる処理について、図8の
フローチャートを参照しながら説明する。
【0053】まず、ステップS21において、CCDカ
メラ97からの画像データDaに基づいて、測定開始時
点T0における寸法Lが第1測定値Laとして求められ
る(図9A参照)。
【0054】次いで、ステップS22において、前記第
1測定値Laに基づく第1の判定処理が行われる。具体
的には、第1測定値Laと所定の基準値Lxとの比較が
行われ、第1測定値Laが基準値Lxより大きい場合に
は、容器12の気密性が確保されている(シール状態が
良)と判断され、一方、第1測定値Laが基準値Lx以
下である場合には、容器12の気密性が確保されていな
い(シール状態が不良)と判断される。これは、容器1
2の気密性が確保されていない場合には、気密性が確保
されている場合に比べて、容器12内の圧力上昇が小さ
くなり、従って、シール部22の突出寸法も小さくなる
ためである。
【0055】前記ステップS22において、第1測定値
Laが基準値Lxより大きい(YES)と判断された場
合には、次のステップS23に移行する。
【0056】ステップS23においては、測定開始時点
T0から第1の所定時間T1(例えば、T1=1〜2s
であり、好ましくは、T1=1.5sである。)経過後
における寸法Lが、第2測定値Lbとして求められる
(図9B参照)。
【0057】そして、ステップS24において、第1測
定値Laと第2測定値Lbとの寸法差ΔL(ΔL=La
−Lb)、すなわち、測定開始時点T0から第1の所定
時間T1までの期間における寸法Lの変化量が求められ
ると、続くステップS25において、前記寸法差ΔLに
基づく第2の判定処理が行われる。具体的には、前記寸
法差ΔLと所定の基準値L0(例えば、L0=2mmで
あり、画素数に換算すると、24画素である。)との比
較が行われ、寸法差ΔLが基準値L0未満である場合に
は、容器12の気密性が確保されている(シール状態が
良)と判断され、一方、寸法差ΔLが基準値L0以上で
ある場合には、容器12の気密性が確保されていない
(シール状態が不良)と判断される。これは、錘95が
載置された際に生じるシール部22の突出寸法の変化量
は、容器12の気密性に依存するためである。
【0058】なお、このステップS25の処理は、制御
装置120における第1の判定手段を構成している。
【0059】前記ステップS25において、寸法差ΔL
が基準値L0未満である(YES)と判断された場合に
は、次のステップS26に移行する。
【0060】ステップS26においては、測定開始時点
T0から第2の所定時間T2(例えば、T2=3〜5s
であり、好ましくは、T2=4sである。)経過後にお
ける寸法Lが、第3測定値Lcとして求められる。そし
て、ステップS27において、第3測定値Lcの第2測
定値Lbに対する減少率α(すなわち、第1の所定時間
T1から第2の所定時間T2までの期間における寸法L
の変化率)が求められる。
【0061】続くステップS28においては、前記減少
率αに基づく第3の判定処理が行われる。具体的には、
減少率αと所定の基準値α0(例えば、α0=10%)
との比較が行われ、減少率αが基準値α0以下である場
合には、容器12の気密性が確保されている(シール状
態が良)と判断され、一方、減少率αが基準値α0より
大きい場合には、容器12の気密性が確保されていない
(シール状態が不良)と判断される。なお、前記基準値
α0の値は、錘95の厚みに応じて決定される。
【0062】このステップS28の処理は、制御装置1
20における第2の判定手段を構成している。
【0063】前記ステップS28において、減少率αが
基準値α0以下である(YES)と判断された場合に
は、容器12のシール部22におけるシール状態が良
(OK)であるものとして、次のステップS29におい
て、シール状態を表すフラグFがF=1とされる。
【0064】一方、前記ステップS28において、減少
率αが基準値α0より大きい(NO)と判断された場合
には、容器12のシール部22におけるシール状態が不
良(NG)であるものとして、次のステップS30にお
いて、シール状態を表すフラグFがF=0とされる。
【0065】なお、このフラグFは、F=1はシール状
態が良であることを示し、F=0はシール状態が不良で
あることを示している。
【0066】また、前記ステップS22において、第1
測定値Laが基準値Lx以下である(NO)と判断され
た場合、および、前記ステップS25において、寸法差
ΔLが基準値L0以上である(NO)と判断された場合
にも、容器12のシール部22におけるシール状態が不
良(NG)であるものとして、前記ステップS30の処
理が行われる。
【0067】なお、前記ステップS21〜S30の処理
で得られた情報(CCDカメラ97で得られた画像、寸
法L、シール状態の良/不良の判定結果等)は、表示デ
ータDbとして図4に示す表示装置130に供給され、
該表示装置130の図示しない画面に表示される。
【0068】以上のステップS21〜S30の処理にお
いて、容器12の気密性が判断されると、続いて、図5
に示すステップS8の処理が行われる。
【0069】ステップS8において、制御装置120に
よる画像データDaの取り込み処理が停止される(図4
参照)。そして、続くステップS9において、制御装置
120から錘用シリンダ88に対して後退を指示する制
御信号Sgが供給されると、この制御信号Sgに従って
前記錘用シリンダ88が駆動される(図4参照)。この
とき、ロッド90が上方向に後退し、これに伴って、前
記ロッド90に連結された錘95が同じく上方向に変位
し、シール部22から離れる(図1参照)。
【0070】次いで、図6に示すように、ステップS1
0において、制御装置120から押し上げ用シリンダ7
6に対して後退を指示する制御信号Sfが供給される
と、この制御信号Sfに従って前記押し上げ用シリンダ
76が駆動される(図4参照)。そして、ロッド78が
下方向に後退し、これに伴って、前記ロッド78の先端
部に取り付けられた押し上げヘッド80が元の位置(押
し上げヘッド80の上面の位置が板部材36の上面の位
置に対して、約5mm低くなる位置)まで下降すると、
容器12の加圧が解除され、該容器12が再び前記コン
ベアベルト34a、34b上に載置される(図1参
照)。
【0071】続くステップS11において、制御装置1
20から押さえ用シリンダ64a、64bに対して、後
退を指示する制御信号Sd、Seが供給されると、この
制御信号Sd、Seに従って押さえ用シリンダ64a、
64bが駆動される(図4参照)。そして、ロッド66
a、66bが容器12から離れる方向に後退すると、ロ
ッド66a、66bの先端部に取り付けられた押さえヘ
ッド68a、68bの凹部70a、70bが容器12の
首部16に形成された溝部17から離れ、前記押さえヘ
ッド68a、68bによる前記容器12の保持状態が解
除される(図1参照)。
【0072】そして、ステップS12において、制御装
置120からストッパ用シリンダ44、46に対して後
退を指示する制御信号Sb、Scがそれぞれ出力され、
この制御信号Sb、Scに従ってストッパ用シリンダ4
4、46が駆動される(図4参照)。これに伴って、ロ
ッド48、50とともにストッパ部材52、54が搬送
路から後退すると、該ストッパ部材52、54による容
器12の搬送阻止状態が解除され、コンベア32による
容器12の搬送が開始される(図3参照)。
【0073】続くステップS13においては、前記ステ
ップS2と同様の処理が行われる。すなわち、ストッパ
部材52、54によって容器12の搬送が阻止される。
このとき、測定位置Bにあった容器12は排出位置C方
向に移動し、待機位置Aにあった容器12は測定位置B
に移動している。また、新たな容器12が待機位置Aに
搬送されている。
【0074】次に、ステップS14において、前記ステ
ップS29およびS30で求められたフラグFに基づい
て、排出位置Cに到達した容器12を不良品排出シュー
ト110に排出するかどうかの選択が行われる。具体的
には、フラグFがF=0(NG:シール状態が不良)で
あり、このステップS14における判定結果がYESで
あった場合には、容器12を不良品排出シュート110
に排出する必要があるため、ステップS15の処理に移
行する。
【0075】ステップS15においては、容器12が排
出位置Cに到達するタイミングで、制御装置120から
不良品排出装置100を構成する排出用シリンダ104
に対して、前進を指示する制御信号Siが供給される
(図4参照)。この制御信号Siに従って排出用シリン
ダ104が駆動され、ロッド106が前進すると、これ
に伴って、前記ロッド106に取り付けられた排出ヘッ
ド108が前進し、コンベア32上を搬送されている容
器12を不良品排出シュート110上に押し出す(図1
参照)。なお、容器12が排出位置Cに到達するタイミ
ングは、図示しないセンサによって検出するようにして
もよい。
【0076】次いで、ステップS16において、制御装
置120から排出用シリンダ104に対して後退を指示
する制御信号Siが供給されると、この制御信号Siに
従って排出用シリンダ104が駆動され(図4参照)、
ロッド106とともに排出ヘッド108が後退する(図
1参照)。
【0077】一方、フラグFがF=1(OK:シール状
態が良)であり、前記ステップS14における判定結果
がNOであった場合には、容器12を不良品排出シュー
ト110に排出する必要がないため、ステップS15お
よびS16の処理は行われない。
【0078】以上のステップS14〜S16における、
容器12の排出/非排出処理が行われた直後、ステップ
S3の処理に戻り、測定位置Bに搬送されている次の容
器12に対する寸法Lの測定が行われる。すなわち、本
実施の形態においては、連続して搬送されている2つの
容器12のうち、前側の容器12に対する排出/非排出
処理と、後ろ側の容器12に対する寸法Lの測定処理と
が、ほぼ同時に行われる。
【0079】このように、本実施の形態に係る検査装置
10においては、容器12内の圧力、すなわち、シール
部22の突出寸法に対応する、首部16の上面から錘9
5の上面までの寸法Lに基づいて、容器12内の気密性
を検査するようにしている。
【0080】具体的には、容器12内の気密性が大きく
損なわれている場合には、寸法Lの変化量(第1測定値
Laと第2測定値Lbとの寸法差ΔL)を基準値L0と
比較する第2の判定処理によって前記気密性を検査し、
前記容器12内の気密性がわずかに損なわれている場合
には、前記寸法Lの変化率(減少率α)を基準値α0と
比較する第3の判定処理によって前記気密性を検査する
ようにしている。従って、検査時間の短縮化を図ること
ができるとともに、気密性がわずかに損なわれている容
器12に対しても、検査を確実に行うことができる。
【0081】また、前記第2および第3の判定処理に先
立って行われる第1の判定処理において、容器12の加
圧が開始された直後における寸法L(第1測定値La)
が所定の基準値Lx以下である場合には、容器12の気
密性が確保されていないと判定することによって、これ
ら第2および第3の判定処理における判定結果の信頼性
を向上させることができる。
【0082】この場合、寸法Lを測定する際に、シール
部22の上面には錘95が載置され、該シール部22は
前記錘95によって内方向に押されるため、容器12の
気密性がわずかに損なわれている場合にも、寸法差ΔL
および減少率αを確実に得ることができる。
【0083】また、第2の判定処理においては、気密性
の検査を寸法Lの変化量(寸法差ΔL)に基づいて行
い、第3の判定処理においては、気密性の検査を前記寸
法Lの変化率(減少率α)に基づいて行うことによっ
て、容器12の形状にばらつきがある場合にも、気密性
の検査を確実に行うことができる。
【0084】さらに、検査装置10においては、容器1
2のシール部22における気密性だけでなく、容器12
自体の気密性をも同時に検査することができる。
【0085】さらにまた、検査装置10は、容器12の
首部16を固定するための押さえ装置60a、60b
と、前記容器12の胴体部14を縮めて、その内部の圧
力を上昇させるための押し上げ装置74と、内部の圧力
上昇に伴って突出しているシール部22の突出寸法に対
応する寸法Lを検出するための圧力検出装置84と、前
記寸法Lに基づいて気密性の判定を行うための制御装置
120とによって構成されている。このため、容器12
の気密性の検査を自動的に容易に行うことができる。
【0086】またさらに、検査装置10は、容器12を
待機位置A、測定位置Bおよび排出位置Cに順次搬送す
るためのコンベア32を備えているとともに、制御装置
120において、気密性が損なわれていると判定された
容器12を前記コンベア32から排出するための不良品
排出装置100を備えているため、前記容器12の気密
性の検査を連続的に行うことが可能である。従って、こ
の検査装置10を、容器12に食品や薬品等の内容物を
充填するための充填ラインに組み込むことも可能であ
る。
【0087】なお、本実施の形態に係る検査装置10に
おいては、容器12の胴体部14は蛇腹状に形成されて
いるが、高さ方向に伸縮自在であれば、他の構造を有す
る容器を採用することも可能である。また、胴体部14
の構造として、高さ方向ではなく、幅方向への変形が容
易な構造を採用することも可能であるが、この場合、図
1に示す押し上げ装置74に代えて、容器12を幅方向
に圧縮する装置が用いられる。
【0088】
【発明の効果】本発明に係る容器の気密性検査装置は、
加圧された容器内部の圧力の減少率に基づいて該容器の
気密性を検査するように構成されているため、前記容器
のシール部に微少な漏れが生じている場合にも、容器の
気密性の検査を確実に行うことができる。
【0089】また、前記容器の気密性検査装置は、容器
固定手段によって容器を固定し、加圧手段によって前記
容器を加圧して該容器内の圧力を上昇させ、圧力検出手
段によって前記容器内の圧力を検出し、判定手段によっ
て前記容器の気密性を判定するように構成されているた
め、該検査を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態が適用された検査装置を示
す斜視図である。
【図2】図1に示した検査装置における検査対象である
容器を示す斜視図である。
【図3】図1に示した検査装置を示す一部省略平面図で
ある。
【図4】図1に示した検査装置の制御を示すブロック図
である。
【図5】図4に示した検査装置の、主に、制御装置にお
ける処理を示すフローチャートである。
【図6】図4に示した検査装置の、主に、制御装置にお
ける処理を示すフローチャートである。
【図7】図7A〜図7Dは、容器を保持し、加圧し、内
部の圧力を検出する工程を示す説明図である。
【図8】図5に示したフローチャート中、ステップS7
における処理を示すフローチャートである。
【図9】図9Aおよび図9Bは、CCDカメラによって
シール部の突出寸法を測定する工程を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
10…検査装置(容器の気密性検査装置) 12…容器 14…胴体部 15…底部 16…首部 17…溝部 18…開口部 20…シール部材 22…シール部 32…コンベア(搬送手段) 34a、34b…コ
ンベアベルト 39…コンベア駆動装置 40、42…ストッ
パ 44、46…ストッパ用シリンダ 52、54…ストッ
パ部材 60a、60b…押さえ装置(容器固定手段) 64a、64b…押さえ用シリンダ 68a、68b…押さえヘッド 74…押し上げ装置
(加圧手段) 76…押し上げ用シリンダ 80…押し上げヘッ
ド 84…圧力検出装置(圧力検出手段) 88…錘用シリンダ 95…錘 97…CCDカメラ(イメージセンサ) 100…不良排出装置(排出手段) 104…排出用シリンダ 108…排出ヘッド 110…不良排出シュート 120…制御装置
(判定手段) L…寸法 ΔL…寸法差 α…減少率

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも一部が変形を生じ易い形状また
    は材質で形成され、かつ、内部が密閉された構造を備え
    る容器の気密性を検査するための装置であって、 前記容器を固定するための容器固定手段と、 固定された前記容器を加圧し、該容器内の圧力を上昇さ
    せるための加圧手段と、 加圧された前記容器内の圧力を検出するための圧力検出
    手段と、 検出された前記容器内の圧力に基づいて該容器の気密性
    を判定する判定手段とを有し、 前記容器は、変形を生じ易い形状または材質で形成さ
    れ、該容器に設けられた開口部を塞ぐシール部を備え、 前記圧力検出手段は、前記容器内の圧力として、該容器
    内の圧力の上昇に伴って外方向に突出している前記シー
    ル部の突出寸法を測定するためのイメージセンサを備
    え、 前記判定手段は、前記加圧手段による前記容器の加圧が
    開始されてから所定時間が経過するまでの期間におけ
    る、前記イメージセンサで測定された前記突出寸法の変
    化量に基づいて、前記容器の気密性を判定することを特
    徴とする容器の気密性検査装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の装置において、 前記判定手段は、前記加圧手段による前記容器の加圧が
    開始されてから所定時間が経過するまでの期間における
    前記突出寸法の変化量に基づいて前記容器の気密性を判
    定する第1の判定手段を有し、 さらに、前記判定手段は、前記加圧手段による前記容器
    の加圧が開始されてから所定時間経過後の期間における
    前記突出寸法の変化率に基づいて前記容器の気密性を判
    定する第2の判定手段を有することを特徴とする容器の
    気密性検査装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の装置において、 前記容器は、 変形を生じ易い形状または材質で形成された胴体部と、 変形を生じ難い形状または材質で形成され、前記胴体部
    の内部と連通する前記開口部を備える首部とを有し、 前記容器固定手段は、前記首部を固定するように構成さ
    れ、 前記加圧手段は、前記胴体部を加圧するように構成され
    ていることを特徴とする容器の気密性検査装置。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれか1項に記載の装置
    において、 前記圧力検出手段は、前記シール部の上面に載置される
    錘を有し、 前記イメージセンサは、撮像した前記錘の位置に基づい
    て前記突出寸法を得るように構成されていることを特徴
    とする容器の気密性検査装置。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれか1項に記載の装置
    において、 前記容器を前記容器固定手段、前記加圧手段および前記
    圧力検出手段が配置されている位置まで搬送する搬送手
    段を備えることを特徴とする容器の気密性検査装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の装置において、 前記搬送手段における前記容器固定手段、前記加圧手段
    および前記圧力検出手段が配置されている位置の下流側
    には、前記判定手段によって気密性が損なわれていると
    判定された前記容器を前記搬送手段から排出するための
    排出手段が設けられていることを特徴とする容器の気密
    性検査装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009249004A (ja) * 2008-04-07 2009-10-29 Nissin Electronics Co Ltd 円筒状容器包装製品の封止不良検査方法および検査装置
WO2012102074A1 (ja) * 2011-01-24 2012-08-02 Ntn株式会社 欠陥検査方法および欠陥検査装置
CN103822764A (zh) * 2014-02-28 2014-05-28 浙江花园电子科技有限公司 一种波纹管气密性和刚性检测装置
WO2019061568A1 (zh) * 2017-09-30 2019-04-04 深圳市裕展精密科技有限公司 密封装置

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