JP7073652B2 - 部品装填装置と部品装填方法 - Google Patents

部品装填装置と部品装填方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7073652B2
JP7073652B2 JP2017172115A JP2017172115A JP7073652B2 JP 7073652 B2 JP7073652 B2 JP 7073652B2 JP 2017172115 A JP2017172115 A JP 2017172115A JP 2017172115 A JP2017172115 A JP 2017172115A JP 7073652 B2 JP7073652 B2 JP 7073652B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
length range
unit length
component
target component
terminal position
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017172115A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019043665A (ja
Inventor
正義 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP2017172115A priority Critical patent/JP7073652B2/ja
Publication of JP2019043665A publication Critical patent/JP2019043665A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7073652B2 publication Critical patent/JP7073652B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、キャリアテープに対象部品を装填するための部品装填装置と部品装填方法に関する。
たとえば電子部品の製造ラインにおいて、製造された後の電子部品はパーツフィーダを用いて整列され、所定の検査を経た後、パッケージングされて出荷される。部品のパッケージングには、キャリアテープが用いられる場合がある。
キャリアテープは、長尺で薄い帯状の部材であり、電子部品を収容するための複数の凹部(部品収容室)がその長手方向に等間隔で配列形成されている。キャリアテープの各凹部には順次に電子部品が装填される。その後、凹部の開口側の面に、同じく長尺で薄い帯状の部材からなるカバーテープが重ね合わされ、これらを挟み込んだ状態で加熱および加圧して熱圧着して電子部品が梱包される。
キャリアテープの各凹部に順次に電子部品を装填するための装置としては、たとえば特許文献1に記載す装置が知られている。この部品装填装置では、対象部品を搬送する経路端部に配置される挿入用ガイドの傾斜を利用して高速装填を可能とする機構が開示されている。
しかしながら、特許文献1に示す従来技術では、搬送経路の終端部に位置する傾斜面にならって、部品がキャリアテープの凹部に装填されるが、部品が詰まりやすいという課題を有している。仮に二つの部品が終端部まで移送されると、二つめの部品は装填されずに終端位置に留まってしまう。そうなると、二つ目の部品は吸引によって連続的に擦られることになるため、部品に損傷が生じるといった点が懸念される。
特開2007-290833号公報
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、その目的は、装填の異常を素早く検出することができ、装填すべき部品に損傷などを発生させるおそれが少ない部品装填装置と部品装填方法を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明に係る部品装填装置は、
搬送経路にて搬送された対象部品をキャリアテープへ装填可能とする部品装填装置であって、
前記搬送経路の途中に存在する規制位置に配置されて、前記対象部品の移動を規制するストッパ部材と、
前記ストッパ部材による前記対象部品の移動規制が解除された状態で、前記対象部品を、キャリアテープの凹部に対応する終端位置に移動させる移動手段と、
前記終端位置に位置する前記対象部品を前記凹部の内部に移動させる装填機構と、
前記終端位置の端面から前記対象部品の前記搬送経路に沿った第1単位長さ範囲内で、前記対象部品が配置されているか否かを検知する終端位置センサと、
前記搬送経路に沿って前記第1単位長さ範囲の上流側で、前記対象部品の前記搬送経路に沿った第2単位長さ範囲内に配置される異常検出センサと、を有する。
本発明の部品装填装置では、規制位置にてストッパ部材による対象部品の移動規制が解除された状態で、キャリアテープの凹部に対応する終端位置に対象部品を移動させることができる。終端位置では、第1単位長さ範囲内で、対象部品が配置されているか否かを終端位置センサで検知することができる。また、異常検出センサでは、第2単位長さ範囲内に対象部品が配置されているか否かを検知することができる。
第1単位長さ範囲内に対象部品が検知され、第2単位長さ範囲内では、対象部品が検知されない場合には、異常なしと判断することができる。その場合には、装填機構により対象部品をキャリアテープの凹部の内部に入れることができる。
たとえば第1単位長さ範囲内で対象部品が終端位置センサにより検知されると共に、第2単位長さ範囲内で対象部品が異常センサにより検知される場合には、異常ありと判断できる。その場合には、アラーム信号などを出力し、終端位置での異常状態を回復すればよい。そのため、装填の異常を素早く検出することができ、異常の回復も素早く行うことができ、装填すべき対象部品に損傷などを発生させるおそれが少ない、また、装填ずれなどが生じにくい。
好ましくは、本発明の部品装填装置は、前記第1単位長さ範囲および/または前記第1単位長さ範囲に位置する単数または複数の前記対象部品を、前記規制位置またはその他の位置に移動させる回復機構をさらに有し、前記制御部は、前記アラーム信号に基づき、前記回復機構を作動させる。このように異常状態の回復を、回復機構により自動的に行うことで、装置を中断することなく、容易に終端位置での異常状態を回復することができる。
前記回復機構は、前記終端位置に位置する搬送経路の内部にガスを噴き出すブロー機構であってもよい。搬送炉の内部に空気などのガスを吹き付けることで、終端位置で異常状態にある対象部品を規制位置に戻すことが可能である。あるいは、終端位置で異常状態にある対象部品あるいは異物を、規制位置以外の場所に吹き飛ばして移動させることができる。
前記ブロー機構は、前記終端位置に位置する前記対象部品を吸引力で吸着可能な吸着ノズルを兼ねており、前記吸着ノズルによる吸着を解除して吸着ノズルからガスを吹き出すように構成してもよい。吸着ノズルは、装填機構を兼ねており、装填機構として用いる場合には、終端位置に位置する対象部品を吸引力で浮かすことも可能である。また、吸着ノズルから成る装填機構は、対象部品を確実に保持することができるため、対象部品をキャリアテープの凹部に確実に収容させることができる。装填機構がブロー機構を兼ねることで、部品点数の削減にも寄与する。
前記ブロー機構は、前記規制位置に位置する対象部品に吸引力を作用して前記終端位置まで移動させるように前記終端位置の壁面に形成してある吸引孔を兼ねていてもよく、前記吸引孔による吸着を解除して前記吸引孔からガスを前記終端位置に位置する搬送経路の内部に噴き出してもよい。通常使用状態においては、吸引孔からは常時ガスを吸引していてもよい。吸引孔で空気などを引き込むことで、規制位置に位置する対象部品を、終端位置まで容易に移動させることができる。
規制位置の手前では、複数の対象部品が搬送方向に沿って並んで配置してあるが、吸引力は、特に、先頭の対象部品に強く作用するため、先頭の対象部品のみが終端位置に引き寄せられ易い。好ましくは、前記吸引孔は、前記終端位置を構成する壁面の上方に形成してある。このように構成することで、終端位置に位置する対象部品を吸引力で浮かすことが可能になる。
前記規制位置での前記対象部品の存在を検知する規制位置センサをさらに有していてもよい。このセンサからの検知信号を用いて、ストッパ部材の動きを制御することで、連続して搬送されてくる対象部品を、一つずつ終端位置まで確実に移動させることが容易になる。
本発明の装置は、前記終端位置に位置する前記対象部品と、前記キャリアテープの凹部との間を開閉自在に仕切るシャッタをさらに有していてもよい。シャッタを具備させることで、連続して搬送されてくる対象部品を、一つずつキャリアテープの凹部内に確実に装填する作業が容易になる。
好ましくは、前記対象部品の搬送方向と前記キャリアテープの送り方向とは、高さ方向にずれて交差しており、前記終端位置では、前記対象物の下に、前記キャリアテープが位置する。このように構成することで、連続して搬送されてくる対象部品を、一つずつキャリアテープの凹部内に確実に装填する作業が容易になる。
好ましくは、前記キャリアテープの上には、セパレータ板が配置してあり、前記終端位置では、前記セパレータ板には表裏面を貫通する開口部が形成してあり、前記開口部を前記シャッタが開閉自在に配置してある。このように構成することで、連続して搬送されてくる対象部品を、一つずつキャリアテープの凹部内に確実に装填する作業が容易になる。
好ましくは、前記セパレータ板の前記開口部には、前記キャリアテープの送り方向の上流側に向けて先細となる擦り切り部が具備してある。このように構成することで、装填機構となる吸着ノズルを常時吸引状態にしたとしても、連続して搬送されてくる対象部品を、一つずつキャリアテープの凹部内に確実に装填する作業が容易になる。
本発明に係る部品装填方法は、
搬送経路にて搬送された対象部品をキャリアテープへ装填する部品装填方法であって、
前記搬送経路の途中に位置する規制位置で、前記対象部品の移動を規制する工程と、
前記規制位置において前記対象部品の移動規制が解除された状態で、前記対象部品を、前記キャリアテープの凹部に対応する終端位置に移動させる工程と、
前記終端位置の端面から前記対象部品の前記搬送経路に沿った第1単位長さ範囲内で、前記対象部品が配置されているか否かを検知する工程と、
前記搬送経路に沿って前記第1単位長さ範囲の上流側で、前記対象部品の前記搬送経路に沿った第2単位長さ範囲内に前記対象部品が配置されているか否かを検知する工程と、
前記第1単位長さ範囲内に前記対象部品が検知され、前記第2単位長さ範囲内では、前記対象部品が検知されない場合に、前記終端位置に位置する前記対象部品を前記凹部の内部に入れる工程と、を有する。
本発明の部品装填方法では、第1単位長さ範囲内に対象部品が検知され、第2単位長さ範囲内では、対象部品が検知されない場合には、異常なしと判断することができる。その場合には、装填機構により対象部品をキャリアテープの凹部の内部に入れることができる。
たとえば第1単位長さ範囲内で対象部品が検知されると共に、第2単位長さ範囲内で対象部品が検知される場合には、終端位置に位置する対象部品の後ろに、誤って、二つ目の対象部品が接触していると考えられる。あるいは、終端位置には、何らかの異物が詰まり、その上流側に、対象部品が並び、第2端子長さ範囲内で対象部品が検知されていると考えられることもできる。このような場合には、異常状態であるため、アラーム信号などを出力し、終端位置での異常状態を回復すればよい。そのため、装填すべき対象部品に損傷などを発生させるおそれが少なく、また、装填ずれなどが生じにくい。
好ましくは、前記アラーム信号が出力された場合には、前記第1単位長さ範囲および/または前記第1単位長さ範囲に位置する単数または複数の前記対象部品を、前記規制位置またはその他の位置に移動させる。このように構成することで、異常状態からの回復作業の自動化を図ることができる。
図1Aは本発明の一実施形態に係る部品装填装置を含むパッケージング装置の全体概略構成図である。 図1Bは図1Aに示すIB-IB線に沿うパッケージング装置の全体概略構成図である。 図2Aは図1Aおよび図1Bに示す部品装填装置の要部拡大断面図である。 図2Bは図2Aの続きの動きを示す部品装填装置の要部拡大断面図である。 図2Cは図2Bの続きの動きを示す部品装填装置の要部拡大断面図である。 図2Dは図2Cの続きの動きを示す部品装填装置の要部拡大断面図である。 図2Eは図2Cに示す正常状態と比較される異常状態を示す部品装填装置の要部拡大断面図である。 図2Fは図2Cに示す正常状態と比較されるその他の異常状態を示す部品装填装置の要部拡大断面図である。 図3Aは図2Cに示すIII-IIIに示す部品装填装置の要部拡大断面図である。 図3Bは図3Aの続きの工程を示す部品装填装置の要部拡大断面図である。 図3Cは図3Bの続きの工程を示す部品装填装置の要部拡大断面図である。 図4Aは図2A~図2Dに示すセンサとストッパピンの関係を示す制御フローチャート図である。 図4Bは図2A~図2Dに示すセンサとストッパピンの関係を示すタイムチャート図である。 図5は図2A~図2Dに示すセンサとシャッタおよびノズルの関係を示す制御フローチャート図である。
以下、本発明の一実施形態に係る部品装填方法が適用された電子部品の装填装置を持つ電子部品のパッケージ装置について、図面を参照して説明する。
部品パッケージング装置と方法
図1Aに示すように、電子部品のパッケージング装置10は、対象部品としての電子部品17を受け入れるためのホッパー2と、ホッパー2からの電子部品17が収容されて整列させてリニアフィーダ6に送り込むボウルフィーダ4とを有する。リニアフィーダ6により搬送される電子部品17は、パッケージング装置10の部品装填装置20に送り込まれる。
図1Bに示すように、パッケージング装置10は、キャリアテープ送り装置11と、カバーテープ送り装置12と、部品装填装置(部品装填部)20と、シール装置(圧着手段)14と、駆動装置15と、制御部16とを有する。
キャリアテープ送り装置11は、未封止のキャリアテープT1が巻回された供給リール11aと、該供給リール11aから繰り出されたキャリアテープT1が、シール装置14のベース部材14a上を通過する所定の経路に沿って搬送されるように案内するローラ11bを含む複数のローラ、およびキャリアテープT1を所定のピッチでコマ送り的に搬送するラチェット機構(不図示)とを有している。キャリアテープT1は、ベース部材14a上において、凹部T1a(図3A参照)の開口側を上(Z軸方向の上)に向けた状態で送られる。
キャリアテープT1は、長尺で薄い帯状の部材であり、キャリアテープT1には、図3Aに示すように、電子部品17を収容するための複数の凹部(部品収容部)T1aがその長手方向(X軸方向)に等間隔で配列形成されている。該凹部T1aは、電子部品17を収容できる程度の大きさおよび対応する形状を有し、本実施形態では電子部品17が直方体状であるため、それに応じて直方体状の凹部として構成されている。
なお、図面において、X軸、Y軸およびZ軸は、相互に垂直であり、Y軸が、キャリアテープT1の送り方向に一致し、X軸が、キャリアテープT1の幅方向に一致し、後述する電子部品17の搬送方向に一致する。また、Z軸は、キャリアテープT1の凹部T1aの開口方向に一致する。
図3Aに示す凹部T1aの内部に各々収容される電子部品17としては、特に限定されず、積層セラミックコンデンサなどの容量素子、チップインダクタなどのコイル素子、チップサーミスタなどのセンサ、圧電素子などが例示される。また、本発明の方法は、電子部品の装填に適用して好適であるが、対象部品は電子部品に限られず、電子部品以外の機械部品やその他のワークの装填に適用することができる。電子部品17の形状やサイズは、目的や用途に応じて様々であるが、その形状が直方体形状の場合は、縦(0.2~5.7mm)×横(0.1~5.0mm)×厚み(0.1~3.2mm)程度である。
図1Bに示す部品装填装置20は、複数の凹部T1a(図3A)を有する長尺のキャリアテープT1の該凹部T1aに電子部品17を装填(収容)する装填工程を実施する。すなわち、部品装填装置20は、図示省略してある検査ユニットにより良品と判定されて送られてきた電子部品17を、未封止のキャリアテープT1の凹部T1aに、キャリアテープT1のX軸方向のコマ送りに同期して、順次に装填する装置である。詳細については後述する。
図1Bに示すカバーテープ送り装置12は、カバーテープT2が巻回された供給リール12aと、該供給リール12aから繰り出されたカバーテープT2が、シール装置14のベース部材14a上を通過するキャリアテープT1の上面(凹部T1aの開口側の面)に重ね合わされる所定の経路に沿って搬送されるように案内する案内ローラ(重ね合わせ部)12bを含む複数のローラとを有している。
カバーテープT2は、長尺で薄い帯状の部材であり、キャリアテープT1のZ軸方向の上面に重ね合わされて、シール装置14によりキャリアテープT1に熱圧着される。すなわち、カバーテープT2は、キャリアテープT1の各凹部T1aをシール(封止)する部材である。カバーテープT2の幅(Y軸方向幅)はキャリアテープT1と同じか僅かに小さい値に設定される。カバーテープT2は、不図示のラチェット機構によるキャリアテープT1の送りに同期してコマ送り的に送られる。
キャリアテープ送り装置11およびカバーテープ送り装置12は、電子部品17が装填されたキャリアテープT1の凹部T1aの開口側に長尺のカバーテープT2を重ね合わせる重ね合わせ工程を実施する。
シール装置14は、ベース部材14a、コテ部材14bおよび駆動装置15を備えている。ベース部材14aは、不図示の装置筐体に固定されている。コテ部材14bは、キャリアテープT1およびカバーテープT2を挟んで、ベース部材14aのZ軸上部に配置されている。コテ部材14bは、スライド機構14cによって、ベース部材14aの上面に位置するカバーテープT2の上面に当接(圧接)する降下位置と、ベース部材14aの上面に位置するカバーテープT2の上面から所定間隔だけ離間する上昇位置との間で上下にスライド(昇降)可能に支持されている。
コテ部材14bには、不図示のヒータが内蔵されており、該ヒータの温度は、制御部16によって所定温度範囲内に制御される。また、コテ部材14bの下面は、カバーテープT2が重ね合わされた状態のキャリアテープT1の凹部T1aの外側の所定の部分(たとえば、凹部T1aのX軸方向の両側部分)をY軸に沿って加熱および加圧できるような形状となっている。
駆動装置15は、上下に延設されたラック15aおよびこれに噛み合うピニオン15b、およびピニオン15bを回転駆動するモータ15cを備えている。ラック15aは上下に延設され、その一部がコテ部材14bに固定されている。モータ15cとしては、供給する電流値を変更することでその回転駆動力を調整可能な駆動手段であるサーボモータを用いることができる。
なお、モータ15cによる回転運動を直線運動に変換する機構としては、本例のようなラック・アンド・ピニオン機構に限られず、カム機構、ボールネジ機構等を用いてもよい。また、駆動装置15としては、電流を供給することにより回転駆動力を発生するモータおよび回転運動を直線運動に変換する機構を備えるものに限られず、供給電流に比例した直線駆動力(推力)を発生するリニアモータやボイスコイルモータ等を用いてもよい。
ベース部材14aの上面のコテ部材14bの圧接部には、コテ部材14bが圧接された際の圧力、すなわちキャリアテープT1の上面をカバーテープT2で封止(熱圧着)する際の挟圧力(シール荷重)を検出する圧力センサ16aが設けられており、圧力センサ16aの検出値は制御部16に供給(有線または無線で)される。圧力センサ16aとしては、ひずみゲージやピエゾ抵抗効果を利用したものを用いることができる。なお、圧力センサ16aは、コテ部材14bの下面に設けてもよい。
コテ部材14bの位置は、不図示のエンコーダにより検出されて、制御部16に供給される。制御部16は、たとえばマイコンやパソコンなどのコンピュータで構成してある。この制御部16は、供給されたコテ部材14bの位置情報に基づいて、コテ部材14bが、上述したラチェット機構によるキャリアテープT1の送りに同期して、上昇位置と降下位置との間で昇降を繰り返すとともに、コテ部材14bの降下時における圧力センサ16aによる検出値(シール荷重)が所定範囲内となるように、モータ15cに供給する電流値を制御する。制御部16の制御方法の詳細については後述する。
キャリアテープT1は、キャリアテープ送り装置11により、供給リール11aから繰り出されて、凹部T1aの開口側を上に向けた状態で、部品装填装置20へとコマ送り的に搬送される。部品装填装置20では、検査ユニットで良品と判定された電子部品17が、該キャリアテープT1のコマ送りに同期して順次に凹部T1aに装填される。カバーテープT2は、カバーテープ送り装置12により、供給リール12aから繰り出されて、キャリアテープT1の電子部品17が収容された凹部T1aの開口側を閉塞するように重ね合わされた状態で、キャリアテープT1のコマ送りと同期して送られる。
キャリアテープT1およびカバーテープT2は、案内ローラ12bにて重ね合わされた状態で、シール装置14のベース部材14aとコテ部材14bとの間に導かれ、制御部16による制御の下、駆動装置15が駆動されて、コテ部材14bが、キャリアテープT1のコマ送りに同期して、昇降動作を繰り返す。
コテ部材14bの降下により、キャリアテープT1とカバーテープT2とが凹部T1aの開口の外側部分の熱圧着部T1c(図2参照)が、ベース部材14aとコテ部材14bとで挟持された状態で、加熱および加圧されることにより、互いに熱圧着される。凹部T1aに電子部品17が収容された状態で、カバーテープT2が熱圧着されたキャリアテープ(封止後のキャリアテープ)T1は、巻取リール11cに巻き取られ、製品としてパッキングされて出荷される。
シール装置14と巻取リール11cとの間に位置するカバーテープT2の上面を画像認識可能に、カバーテープT2のZ軸方向上部に、撮像装置(画像認識部)16bが配置してもよい。撮像装置16bは、制御部16に接続(無線による通信でもよい)してあり、送り方向(X軸方向)に順次送られてくるカバーテープT2の上面を撮像した画像情報を制御部16に送信可能になっている。
カバーテープT2は、透明または半透明であり、カバーテープT2のZ軸方向の下側に位置するキャリアテープT1に形成してある凹部T1aと、その中に収容してある電子部品17を、図1に示す撮像装置16bは、撮像可能になっている。また、図1に示す撮像装置16bは、図2に示すように、カバーテープT2の上から、カバーテープT2とキャリアテープT1との熱圧着部も撮像可能になっている。
本実施形態では、図1に示すシール装置14により、カバーテープT2とキャリアテープT1との間には、Y軸方向に断続的に配置してある凹部T1aのX軸方向の両側に、Y軸方向に沿って連続する一対の熱圧着部が形成される。その結果、電子部品17は、カバーテープT2の熱圧着部により、キャリアテープT1の凹部T1aの内部に封止される。
撮像装置16bは、カバーテープT2の上から、カバーテープT2とキャリアテープT1との一対の熱圧着部の各々のY軸方向幅(シール幅)などを撮像可能になっており、そのシール幅に関するデータを、図1に示す制御部16に送信可能になっている。
制御部16では、送り方向(Y軸方向)に送られてくるカバーテープT2の画像(リアルタイム画像または記録画像)から、Y軸方向に沿う各熱圧着部の各シール幅のばらつきを計算可能になっている。各シール幅のばらつきは、図1に示す撮像装置16bによる撮像範囲内における各シール幅のばらつきでもよく、あるいは、X軸方向に沿って所定の長さにおける各シール幅のばらつきでもよい。
本発明者の実験によれば、圧力センサ16aにより検出されるシール荷重が大きいほど各熱圧着部の各シール幅大きくなる傾向にあり、各シール幅のばらつきは、所定範囲内のシール荷重において最小になることが明らかとなった。
そこで本実施形態では、制御部16は、撮像装置16bで検出されたシール幅およびシール幅のばらつきに基づき、制御部16がシール装置14を制御する。本実施形態では、シール幅のばらつきは、撮像装置16bによりリアルタイムで観察されるシール幅をY軸方向に沿って所定長さ範囲で複数点(たとえば100以上)で計測した値の標準偏差で表すことができる。
また本実施形態では、供給する電流値を変更することでその駆動力を調整可能な駆動手段であるモータ(サーボモータ)15cに供給する電流値を制御することで、シール荷重を制御し、シール幅のばらつきσが最小になるように制御する。
本実施形態では、キャリアテープT1へのカバーテープT2の圧着状態を、撮像装置16bが画像認識し、その圧着状態の画像情報を制御部16が取得し、その画像情報に基づき、圧着手段としてのシール装置14の圧着条件を調整する。そのため、シール不良が発生しにくく、材料の無駄が少なく、作業のやり直しも少なくなる。したがって、本実施形態では、品質の高いパッケージングを安定的に行うことができる。
部品装填装置
図2Aに示すように、部品装填装置20は、ケーシング21を有する。ケーシング21には、第1搬送経路22が形成してあり、第1搬送経路22の底部には、図1Aに示すリニアフィーダ6に連続する終端側フィーダ部6aが配置してある。
第1搬送経路22は、X軸方向に沿って連続するが電子部品17の周囲を囲まれたトンネル状空間を構成している。その第1搬送経路22には、電子部品17がX軸に沿って一列で並んで配置され、フィーダ部6aによる振動で、電子部品17がX軸に沿って並んで送り込まれるようになっている。
ケーシング21の内部に形成してある第1搬送経路22のX軸方向の下流側には、第2搬送経路23がX軸に沿って連通可能に形成してある。第2搬送経路23の終端位置P2には、終端壁面25がケーシング21に形成してある。第1搬送経路22に連通する第2搬送経路23は、終端壁面25を持つトンネル状の空間である。終端壁面25は、電子部品17の先端面に面接触可能なように、終端側底壁28に対して略直角に形成してある。
第1搬送経路22および第2搬送経路23の横断面形状は、電子部品17の形状に合わせて決定される。本実施形態では、これらの形状は、電子部品17の外形よりもわずかに大きな断面略矩形であり、電子部品17が搬送中に回転しないような形状である。また、第1搬送経路22および第2搬送経路23の横断面形状が電子部品17の形状に合わせて決定されることで、第1搬送経路22に並ぶ先頭の電子部品17にのみ主として吸引力が作用するようになっている。
第1搬送経路22から第2搬送経路23へと通じる搬送経路の途中である規制位置P1には、ストッパ部材としてのストッパピン24が配置してある。ストッパピン24は、そのZ軸方向の下端が搬送経路22,23の境界部分にZ軸方向の上部から突出および後退移動可能にケーシング21に装着してある。なお、ストッパピン24は、搬送経路22,23の境界部分に突出および後退移動可能であれば、必ずしもZ軸方向に移動可能ではなくてもよく、Y軸方向、またはY軸とZ軸の中間方向に移動可能であればよい。
ストッパピン24の先端は、規制位置P1に位置するX軸方向の先頭の電子部品17に当接し、その電子部品17がX軸方向にさらに移動することを制限することが可能に構成してある。また、図2Aに示す位置では、第1搬送経路22の底部に位置する測定プローブ26が電子部品17の端子電極に接触し、電子部品17の電気特性の試験などを行うようにしてもよい。
ストッパピン24は、図2Bに示すように、搬送経路22,23の内部から後退移動が可能であり、その場合に、規制位置P1に位置するX軸方向の先頭の電子部品17が、搬送経路22から搬送経路23へと移動が可能になる。なお、ストッパピン24が搬送経路22,23の内部から後退移動する前に、測定プローブ26も、搬送経路22,23の内部から後退移動するように構成してあることが好ましい。ただし、本実施形態では、測定プローブ26は、必ずしも取り付けなくてもよい。ストッパピン24および測定プローブの突出および退避動作は、たとえば図1Bに示す制御部16または別の制御部により制御される。
第1搬送経路22の底部にある終端側フィーダ部6aは、第2搬送経路23の終端側底壁28を兼ねていてもよいが、それとは、分離してあることが好ましい。すなわち、終端側底壁28は、終端側フィーダ部6aとは異なり、それ自体としては、X軸に沿って電子部品17を振動により送り込む機能を有していなくてもよい。
第2搬送経路23の終端位置P2では、終端位置P2を構成する終端壁面25に吸引孔(移動手段)25aが形成してある。吸引孔25aの開口部は、壁面25において、第2搬送経路23のZ軸方向の上部に形成してあり、図2Cに示すように、終端位置P2に位置する電子部品17を、終端位置P2において、搬送経路23の上部に吸着し、底壁28から浮かすことが可能になっている。
また、第2搬送経路23の終端位置P2では、終端壁面25の近くで、底壁28には、表裏面を貫通する押込口(貫通孔や切り欠きなどであってもよい)29が形成してある。押込口29には、シャッタ30が取り付けられ、シャッタ30の開閉動作により、押込口29が図2Dに示すように開いたり、図2A~図2Cに示すように閉じたりすることが可能になっている。シャッタ30の開閉動作は、たとえば図1Bに示す制御部16または別の制御部により制御される。
図2Aに示すように、第2搬送経路23の終端位置P2では、終端壁面25の近くで、搬送経路23の天井壁には、吸着ノズル(装填機構および移動手段を兼ねる)40が、Z軸方向に移動自在に装着してある。吸着ノズル40には、吸着孔40が形成してあり、吸着孔40の先端開口は、吸着ノズル40の先端部に位置する。図2Cに示すように、吸着ノズル40の先端部に、終端位置P2に位置する電子部品17をZ軸方向の上部から吸着可能になっている。
当初は、吸着ノズル40の先端(Z軸方向の下端)は、図2A~図2Cに示すように、搬送経路23の天井面と略面一(多少出ていてもよい)の状態または天井面から引き込まれている状態にある。その状態から、図2Dに示すように、吸着ノズル40の先端は、搬送経路23の内部をZ軸方向に横切り、押込口29を貫通可能な状態にまでZ軸方向に移動可能である。吸着ノズル40の移動は、シャッタ30の移動と連動していることが好ましく、これらは、たとえば図1Bに示す制御部16またはその他の制御部により制御される。
図2A~図2Dに示すように、第2搬送経路23の底壁28の下方には、セパレータ板32が固定してある。セパレータ板32には、キャリアテープT1の凹部T1aに対応する形状を持つ開口部(貫通孔または切り欠き)34が形成してある。
図3A~図3Cに示すように、セパレータ板32の開口部34には、キャリアテープT1の送り方向(Y軸方向)の上流側に向けて先細となる擦り切り部36が具備してある。セパレータ板32とガイド部材33との間で、シャッタ30がY軸方向に移動し、開口部34を開閉可能になっている。
シャッタ30は、図2A~図2Dに示すように、底壁28の押込口29の開閉も同時に行う。シャッタ30の上面と底壁28の上面とは、略面一になっている。あるいは、シャッタ30の上面は、底壁28よりもZ軸の下方に引き込まれて配置されてもよい。あるいは、吸引孔25aおよび/または吸着孔42の吸着力のみで、確実に、電子部品17を押込口29の上に浮かせることが可能であれば、シャッタ30は省略してもよい。
図2A~図2Dでは、第2搬送経路23のY軸方向の両側に位置する図3A~図3Dに示すガイド部材33の図示が省略してあり、図3A~図3Dでは、図2A~図2Dに示す第2搬送経路23の底壁28の図示は省略してある。
図2A~図2Fに示すように、第1搬送経路22の規制位置P1では、規制位置P1に位置する電子部品17の存在を確認するための規制位置センサ(図面では第1センサ)S1が配置してある。また、第2搬送経路23の終端位置P2では、終端位置P2に位置する電子部品17の存在を確認するための終端位置センサ(図面では第2センサ)S2が配置してある。また、終端位置センサS2から所定距離離れて搬送経路23の上流側には、異常検出センサ(第3センサ)S3が配置してある。異常検出センサS3は、終端位置P2に位置する電子部品17と共に、誤って引き込まれたその他の電子部品があるか否か、あるいは、終端位置P2に正しく電子部品17が単独で位置しているか否かを検出する。
これらのセンサS1,S2,S3は、リミットスイッチなどの接触式位置センサでもよく、あるいは、光センサなどの非接触式位置センサなどであってもよい。これらのセンサS1,S2,S3で検出された検出信号は、図1Bに示す制御部16またはその他の制御部に入力する。
本実施形態では、図2Eに示すように、終端位置センサS2は、終端位置P2を規定する終端壁面25から電子部品17の第2搬送経路23に沿った第1単位長さ範囲L1内のいずれかの位置に配置される。また、異常検出センサS3は、第2搬送経路23に沿って第1単位長さ範囲L1の上流側で、電子部品17の第2搬送経路23に沿った第2単位長さ範囲L2内に配置される。各第1単位長さ範囲L1および第2単位長さ範囲L2は、それぞれ単一の電子部品17のX軸方向の長さに対応し、同じ長さの範囲であり、これらの範囲は搬送経路方向に沿って隣り合っている。
終端位置センサS2は、第1単位長さ範囲L1の範囲内の位置であれば、いずれの位置に配置してもよく、その範囲内に位置する電子部品17、または図2Fに示す異物17aの存在を検出できればよい。また、異常検出センサS3は、第2単位長さ範囲L2の範囲内の位置であれば、いずれの位置に配置してもよいが、好ましくは、第1単位長さ範囲L1に近い側に位置することが好ましい。たとえば図2Fに示す異物17aが小さい場合などでも、異常検出センサS3により、単独の電子部品17が終端位置で位置ずれして配置されていることを検出できるからである。
部品装填方法
次に、上述した部品装填装置20を用いる部品装填方法について説明する。図1Aに示すように、X軸に沿ってリニアフィーダ6により一列に送られてくる電子部品17は、図2Aに示す部品装填装置20のケーシング21の内部に形成してある第1搬送経路22の内部に入り込む。第1搬送経路22の内部では、リニアフィーダ6の終端側フィーダ部6aにより、電子部品17は、X軸方向に近接してX軸方向には送り込まれ、搬送経路22,23の途中に位置する規制位置P1で、先頭の電子部品17の移動がストッパピン24により規制される。
たとえば図4Aに示すフローチャートに従い、ステップS10にて制御がスタートすると、図1Bに示す制御部16またはその他の制御部(以下、制御部と称する)は、ステップS11において、図2Aに示す規制位置センサS1がオンか否かを制御部が判断する。規制位置センサS1がオンとは、規制位置センサS1により、規制位置P1での電子部品17を検出していることを示す。
その場合には、次に制御部は、図4Aに示すステップS12において、図2Bに示すように、ストッパピン24を駆動し、ストッパピン24の先端が搬送経路22,23の境界に突出している状態から待機位置まで引き込ませる移動を開始する。その時点が、図4Bに示すタイミングt1である。次に、制御部は、図4Aに示すステップS13において、ピン上昇センサがオンか否かを判断する。
ピン上昇センサは、図示省略してあるが、図2A~図2Dに示すストッパピン24が所定位置まで上昇(後退移動)しているか否かを検知する位置センサである。ピン上昇センサがオンであるとは、ストッパピン24の先端が搬送経路22,23から引き込まれており、規制位置P1に存在する先頭の電子部品17の移動を自由にしている状態(移動停止を解除状態)を意味する。その状態が、図4Bに示すタイミングt2からタイミングt3の間である。
制御部は、図4Aに示すステップS13にてピン上昇センサがオンであることを確認した場合には、次に、ステップS14にて規制位置センサS1がオフであるか否かを確認する。規制位置センサS1がオフである状態とは、図2Bに示すように、規制位置P1にて電子部品が存在しないことを検知している状態である。制御部は、ステップS14にて規制位置センサS1がオフであることを検知した場合には、図4Aに示すステップS15にて、図2Bに示すストッパピン24の下降(搬送経路への突出)を開始する。その時点が図4Bに示すタイミングt3である。
図4Bに示すタイミングt2からt3の間で、ストッパピン24は、規制位置P1に存在する電子部品17の移動規制を解除する。規制位置P1から終端位置P2に向かう搬送経路23に位置する空間の空気は、吸引孔25aおよび/または吸着孔42により常時に吸引されているため、その吸引力は、規制位置P1に位置する先頭の電子部品17にのみ作用する。そのため、搬送経路22における先頭の電子部品17のみが、吸引孔25aおよび/または吸着孔42の吸引力で終端位置P2まで移動する。
吸引孔25aの吸引力が無い場合、あるいは相対的に弱い場合には、電子部品17の先端面は、終端壁面25aに接触することなく、終端位置P2で吸着ノズル40の先端に吸着されて停止してもよい。また、吸着ノズル40の吸引力が無い場合、あるいは相対的に弱い場合には、電子部品17の先端面は、終端壁面25aに接触して終端位置P2で停止し、吸引孔25aにより上方に吸引されて浮かされていてもよい。
第1搬送経路22において、規制位置P1の先頭から2つめの電子部品17は、フィーダ部6aの上にあり、規制位置P1の先頭にある電子部品17に比較して、前述した吸引力を受けにくい状態にある。規制位置P1の先頭から2つめの電子部品17は、空になった規制位置P1に向けて、フィーダ部6aの振動により送り込まれる。第2搬送経路23の終端側底壁28の表面摩擦は、フィーダ部6aの表面摩擦よりも小さいことが好ましい。
制御部は、図4Aに示すステップS15にて、ストッパピン24の下降移動を開始させた後、次に、ステップS16にて、ピン上昇センサがオフか否かを検出する。ピン上昇センサがオフとは、図2Cに示すように、ストッパピン24が搬送経路内に突出して次に先頭となる電子部品17の移動を規制する状態となっていることを示す。その状態は図4Bに示すタイミングt4で示される。制御部が、ステップS16にて、ピン上昇センサがオフであることを検出した場合には、ステップS11以降の制御を繰り返す。
なお、制御部は、図4Aに示すステップS13にて、ピン上昇センサがオンでないと判断した場合には、ステップS17に行き、所定時間が経過しているか否かを検出する。所定時間が経過していない場合には、ステップS13に戻る。また、所定時間が経過していると判断した場合には、ステップS18へ行き、制御部は、アラーム信号を発生させ、装置20の停止を行う。所定時間を経過しても、ピン上昇センサがオンにならない場合には、規制位置P1に位置する電子部品17を終端位置P2まで移動させることができない状態であると考えられ、その場合には、アラーム信号を発生させ、装置20の停止を行う。
また、ステップS14にて、規制位置センサS1がオフではないと判断される場合には、規制位置P1に存在する電子部品17が、ストッパピン24による移動規制がないにもかかわらずに終端位置P2まで移動しない異常状態であると判断できる。その場合にも、制御部は、ステップS18にて、アラーム信号を出力する。
さらに、ステップS16にて、制御部が、ピン上昇センサがオフではないことを検出した場合には、ピン24を下降制御したにもかかわらず下がらない状態であり、ピン24の先端で電子部品17を噛み込んでいる状態などが考えられる。その場合には、制御部は、ステップS18において、アラーム信号を発生させ、装置20の停止を行う。
なお、上述した例では、アラーム信号と共に、装置20の停止を行ったが、アラーム信号と共に、ピン24を上げて、吸引孔25aまたは吸引孔42からガスを逆流させて、第2搬送経路23の内部にガスをブローしてもよい。その場合には、不正規位置にある電子部品17を第2搬送経路23から第1搬送経路22へと押し戻すことができる。本実施形態では、吸引ノズル40の吸引孔42、または終端壁面25の吸引孔25aが、ブロー機構(回復機構)として機能する。
なお、このような吸引孔25aまたは吸引孔42から第2搬送経路23へのガスブローは、図1Bに示すリール11a,12aなどの交換持に、装置20を停止する毎に行ってもよい。このガスブローにより、トンネル状の搬送経路22,23の内部を清掃することもできる。ガスブローに用いるガスは、空気であるが、その他のガスを用いてもよい。
図4Bに示すように、本実施形態の方法では、規制位置センサS1のオフからオンの切り替え時に、ストッパピン24の上昇開始を制御し、規制位置センサS1のオンからオフの切り替え時に、ストッパピン24の下降開始を制御する。このように制御することで、図2A~図2Cに示すように、規制位置P1に位置する先頭の電子部品17のみを、吸引孔25aおよび/または吸着孔42の吸引力により、確実に、終端位置P2に吸引移動させることができる。
次に、図5を参照にして、図2Bおよび図3A~図3Cに示すシャッタ30および吸着ノズル40の動作制御について説明する。図4Bに示すタイミングt2からt4の間で、制御部が、図2Cに示す終端位置センサS2がオンであるか否かを、図5に示すステップS20において判断する。
終端位置センサS2がオンである場合とは、図2Cに示すように、電子部品17が終端位置P2に位置する場合である。また、制御部は、同時に、異常検出センサS3がオンであるか否かも検出する。異常検出センサS3がオンである場合とは、図2Eに示すように、終端位置P2に位置する電子部品17の後に、誤って二つ目の電子部品17も第2搬送経路23の内部に吸引されてしまった場合であり、その場合には、制御部は、アラーム信号を出力する。
また、異常検出センサS3がオンである場合とは、図2Fに示すように、終端位置P2に異物17aなどが挟まり、一つ目の電子部品17が終端位置P2にて位置ずれして配置されてしまう場合などであり、その場合には、制御部は、アラーム信号を出力する。
また、上述したアラーム信号と同時に、前述したように、第2搬送経路23の内部にガスをブローしてもよい。その場合には、不正規位置にある電子部品17を第2搬送経路23から第1搬送経路22へと押し戻すことができる。本実施形態では、吸引ノズル40の吸引孔42、または終端壁面25の吸引孔25aが、ブロー機構(回復機構)として機能する。
異常検出センサS3がオフであり、終端位置センサS2がオンである場合に、異常なしと判断することができ、制御部は、図5に示すステップS22において、図2Cに示すシャッタ30を開く。次に、制御部は、図5に示すステップS23において、図示省略してあるシャッタ開閉センサがオンであるか否かを判断する。シャッタ開閉センサは、図2Cおよび図3Aに示すシャッタ30が開口部34を開閉しているか否かを検出するセンサである。そのセンサがオンである場合とは、開口部34を図3Bに示すように開き、電子部品17を、キャリアテープT1の凹部T1aに落とし込むことが可能となっている状態である。
制御部が図5に示すステップS23にて開閉センサがオンであると判断した場合には、ステップS24へと進み、図3Bに示すように、吸着ノズル40の先端を、吸着している電子部品17と共に下降させる。その結果、吸着ノズル40の先端に吸着してある電子部品17は、凹部T1aの内部に入り込む。
次に図5に示すステップS25において、制御部は、図示省略してあるノズル位置検出センサにより、ノズル40の先端(下端)が、下降端到達位置にあるか否かを検出する。下降端到達位置とは、ノズル40の先端がキャリアテープT1の上面と面一か、上面よりもZ軸方向の少し上側に位置する位置であり、セパレータ32の上面と面一よりもZ軸方向に下側の位置である。
図5に示すステップS25にて、図3Bに示すノズル40の先端が下降端到達位置に移動して、凹部T1aの内部に電子部品17が入り込んでいると、制御部が判断した場合には、図5に示すステップS26にて、図3Cに示すように、キャリアテープT1を、送り方向であるY軸方向に移動させる。その結果、吸着ノズル40の先端で電子部品17を吸着していたとしても、テープT1がY軸方向に移動することで、凹部T1a内の電子部品17は、吸着ノズル40から引き離される。特に、セパレータ32に擦り切り部36を設けることで、凹部T1a内の電子部品17は、吸着ノズル40から確実に引き離される。
次に、図5に示すステップS27において、図3Cに示す吸着ノズル40は、Z軸方向の上方に引き上げられ、図2Aに示す状態となる。また、図5に示すステップS27の後に、ステップS28にて、図3Cに示すシャッタ30が図2Aに示すように閉じられ、開口部34を塞ぐ。その次には、図4Aに示すステップS11以降の動作が繰り返される。
本実施形態の部品装填装置20および部品装填方法では、図2Bに示すように、規制位置P1にてストッパピン24による電子部品17の移動規制が解除された状態で、吸引孔25aおよび/または吸着孔42により、先頭の電子部品17を吸引する。その結果、図2Cに示すように、キャリアテープT1の凹部T1aに対応する終端位置P2に電子部品17を一つずつ移動させることができる。
また本実施形態では、図2Dおよび図3Bに示すように、終端位置P2では、電子部品17を傾斜面に衝突させずに、吸着ノズル40により電子部品17を吸着保持して押し下げ、電子部品17を凹部T1aの内部に押し込むことができる。そのため、装填すべき電子部品17に損傷などを発生させるおそれが少なく、装填ずれなどが生じにくい。
さらに本実施形態では、図2Bに示すように、吸引孔25aで空気などを引き込むことで、ストッパピン24による規制が解除された規制位置P1に位置する電子部品17を、終端位置P2まで容易に移動させることができる。規制位置P1の手前では、複数の電子部品17が搬送方向(X軸方向)に沿って並んで配置してあるが、吸引力は、特に、先頭の電子部品17に強く作用するため、先頭の電子部品17のみが終端位置P2に引き寄せられ易い。
また吸引孔25aは、終端位置P2に位置する電子部品17を吸引力で浮かすことが可能な位置で、終端位置P2を構成する壁面25に形成してある。このように構成することで、終端位置P2に位置する電子部品17を吸引力で浮かすことが可能になり、シャッタ30を省略することもできる。
また本実施形態では、装填機構は、終端位置P2に位置する電子部品17を吸引力で吸着可能な吸着ノズル40を兼ねている。吸着ノズル40から成る装填機構は、終端位置P2に位置する電子部品17を吸引力で浮かすことが可能になり、この点でも、シャッタ30を省略することもできる。また、吸着ノズル40から成る装填機構は、電子部品17を確実に保持することができるため、電子部品17をキャリアテープヵ1の凹部T1aに確実に収容させることができる。
さらに本実施形態では、センサS1およびS2(必要に応じてS3)からの検知信号を用いて、ストッパピン24、吸着ノズル40および必要に応じてシャッタ30の動きを制御している。このため、X軸方向に沿って連続して搬送されてくる電子部品17を、一つずつキャリアテープT1の凹部T1a内に確実に装填する作業が容易になる。
本実施形態では、終端位置P2の底部に、シャッタ30を具備させることで、X軸方向に連続して搬送されてくる電子部品17を、一つずつキャリアテープT1の凹部T1a内に確実に装填する作業が容易になる。さらに本実施形態では、電子部品の搬送方向(X軸方向)とキャリアテープT1の送り方向(Y軸方向)とは、Z軸の高さ方向にずれて交差しており、終端位置P2では、電子部品17の下に、キャリアテープT1が位置する。このように構成することで、連続して搬送されてくる電子部品17を、一つずつキャリアテープT1の凹部T1a内に確実に装填する作業が容易になる。
また本実施形態では、キャリアテープT1の上には、セパレータ板32が配置してあり、終端位置P2では、セパレータ板32には表裏面を貫通する開口部34が形成してあり、開口部34をシャッタ30が開閉自在に配置してある。このように構成することで、連続して搬送されてくる電子部品17を、一つずつキャリアテープT1の凹部T1a内に確実に装填する作業が容易になる。
さらに、セパレータ板32の開口部34には、キャリアテープT1の送り方向(Y軸方向)の上流側に向けて先細となる擦り切り部36が具備してある。このように構成することで、吸着ノズル40の吸着孔42を常時吸引状態にすることができ、その場合においても、連続して搬送されてくる電子部品17を、一つずつキャリアテープT1の凹部T1a内に確実に装填する作業が容易になる。
特に本実施形態の部品装填装置によれば、図2Eおよび図2Fに示すように、第1単位長さ範囲L1内で電子部品17が終端位置センサS2により検知されると共に、第2単位長さ範囲L2内で電子部品17が異常センサにより検知される場合には、異常ありと判断できる。その場合には、制御部は、アラーム信号などを出力し、終端位置P2での異常状態を回復すればよい。そのため、装填の異常を素早く検出することができ、異常の回復も素早く行うことができ、装填すべき対象部品に損傷などを発生させるおそれが少ない、また、装填ずれなどが生じにくい。
また、部品装填装置20は、第1単位長さ範囲L1および/または第2単位長さ範囲L2に位置する単数または複数の電子部品17を、規制位置P1またはその他の位置に移動させる回復機構を有している。制御部は、アラーム信号に基づき、回復機構を作動させる。このように異常状態の回復を、回復機構により自動的に行うことで、装置を中断することなく、容易に終端位置での異常状態を回復することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されず、本発明の範囲内で種々に改変可能である。たとえば図1Bに示す撮像装置16bは、カバーテープT2の上から、電子部品17を撮像することが可能であり、制御部16は、電子部品17が凹部T1aの内部に表と裏が逆に収容してあることを検出して、アラーム信号を出力することも可能である。また、同様にして、制御部16は、電子部品17が凹部T1aの内部に立ち上げられて収容(正常でない状態で収容)してあることを検出して、アラーム信号を出力することも可能である。
また、上述した実施形態では、図1に示す制御部16は、シール装置14によるシール荷重を、駆動装置15のモータ(サーボモータ)15cに供給する電流値を制御することで制御しているが、それに限定されない。たとえば駆動装置15としては、圧力シリンダ圧電アクチュエータ、リニアモータ、VCMアクチュエータなどによりシール荷重を制御する機構であってもよい。
上述した実施形態では、装填機構として、吸着ノズル40を用いているが、吸着ノズル40以外に、吸着孔42を有さない押込ロッドなどを用いてもよい。たとえば吸引孔25aによる吸引力のみで、規制位置P1に位置する先頭の電子部品17を、終端位置P2まで吸引移動できれば、押込ロッドなどを用いて、終端位置P2に位置する電子部品17を、凹部T1a内に押し込むことも可能である。その場合には、吸引孔25aによる吸引力のみで、終端位置P2に位置する電子部品17を、シャッタ30または開口部34の上に浮かせられることが好ましい。また、吸着ノズル40の吸着孔42による吸引力のみで、規制位置P1に位置する先頭の電子部品17を、終端位置P2まで吸引移動可能であれば、吸引孔25aは、省略してもよい。
さらに、装填機構としては、磁力や重力を用いて、終端位置P2に位置する電子部品17などの対象部品を、キャリアテープT1の凹部T1aの内部に移動させる部材であってもよい。また、上述した実施形態では、規制位置P1から終端位置P2までの移動手段としては、吸引孔25a吸引、あるいは吸着ノズル40の吸着孔42により吸引を用いているが、それらに限定されず、第2搬送経路23を傾斜させて重力により移動させてもよい。あるいは、磁力を用いて、規制位置P1から終端位置P2までの移動させてもよい。
さらに上述した実施形態では、回復機構としてのブロー機構は、吸着ノズル40の吸引孔42または終端壁面25の吸引孔25aに空気を逆流させることで実現したが、これに限定されない。たとえば、これらとは別に、ブロー機構を設けてもよいし、ブロー機構以外の手段で、異常状態の電子部品17を規制位置P1に戻してもよいし、規制位置P1以外の位置に、異常状態の電子部品17を移動させてもよい。
また、ストッパ部材としては、ストッパピン24以外でもよく、たとえばストッパ板などであってもよい。
2…ホッパー
4…ボウルフィーダ
6…リニアフィーダ
6a…終端側フィーダ部
10…電子部品のパッケージング装置
11…キャリアテープ送り装置
12…カバーテープ送り装置
12a…供給リール
12b…案内ローラ(重ね合わせ部)
14…シール装置(圧着手段)
14a…ベース部材
14b…コテ部材
15…駆動装置
15a…ラック
15b…ピニオン
15c…モータ
16…制御部
16a…圧力センサ
16b…撮像装置(画像認識部)
17…電子部品(対象部品)
17a…異物
20…部品装填装置
21…ケーシング
22…第1搬送経路
23…第2搬送経路
24…ストッパピン(ストッパ部材)
25…終端壁面
25a…吸引孔
26…測定プローブ
28…終端側底壁
29…押込口
30…シャッタ
32…セパレータ板
33…ガイド部材
34…開口部
36…擦り切り部
40…吸着ノズル(装填機構)
42… 吸着孔
T1…キャリアテープ
T1a…凹部
T2…カバーテープ
P1…規制位置
P2…終端位置
S1…規制位置センサ
S2…終端位置センサ
S3…異常検出センサ

Claims (10)

  1. 搬送経路にて搬送された対象部品をキャリアテープへ装填可能とする部品装填装置であって、
    前記搬送経路の途中に存在する規制位置に配置されて、前記対象部品の移動を規制するストッパ部材と、
    前記ストッパ部材による前記対象部品の移動規制が解除された状態で、前記対象部品を、キャリアテープの凹部に対応する終端位置に移動させる移動手段と、
    前記終端位置に位置する前記対象部品を前記凹部の内部に移動させる装填機構と、
    前記終端位置の端面から前記対象部品の前記搬送経路に沿った第1単位長さ範囲内で、前記対象部品が配置されているか否かを検知する終端位置センサと、
    前記搬送経路に沿って前記第1単位長さ範囲の上流側で、前記対象部品の前記搬送経路に沿った第2単位長さ範囲内に配置される異常検出センサと、を有し、
    前記終端位置センサおよび前記異常検出センサは、それぞれ前記第1単位長さ範囲内または前記第2単位長さ範囲内に前記対象部品が配置されているか否かを検知する位置センサであり、
    前記終端位置センサおよび前記異常検出センサの出力信号に基づき、前記第1単位長さ範囲内で前記対象部品が検知されると共に前記第2単位長さ範囲内で前記対象部品が検知される場合に、前記第1単位長さ範囲および/または前記第2単位長さ範囲に位置する単数または複数の前記対象部品を、前記規制位置に移動させる回復機構、をさらに有する部品装填装置。
  2. 前記終端位置センサおよび前記異常検出センサからの出力信号に基づき、アラーム信号を出力する制御部をさらに有する請求項1に記載の部品装填装置。
  3. 前記制御部は、前記アラーム信号に基づき、前記回復機構を作動させる請求項2に記載の部品装填装置。
  4. 前記回復機構は、前記終端位置に位置する搬送経路の内部にガスを噴き出すブロー機構である請求項3に記載の部品装填装置。
  5. 前記ブロー機構は、前記終端位置に位置する前記対象部品を吸引力で吸着可能な吸着ノズルを兼ねており、前記吸着ノズルによる吸着を解除して吸着ノズルからガスを吹き出す請求項4に記載の部品装填装置。
  6. 前記ブロー機構は、前記規制位置に位置する対象部品に吸引力を作用して前記終端位置まで移動させるように前記終端位置の壁面に形成してある吸引孔を兼ねており、前記吸引孔による吸着を解除して前記吸引孔からガスを前記終端位置に位置する搬送経路の内部に噴き出す請求項4に記載の部品装填装置。
  7. 前記規制位置での前記対象部品の存在を検知する規制位置センサをさらに有る請求項1~6のいずれかに記載の部品装填装置。
  8. 搬送経路にて搬送された対象部品をキャリアテープへ装填する部品装填方法であって、
    前記搬送経路の途中に位置する規制位置で、前記対象部品の移動を規制する工程と、
    前記規制位置において前記対象部品の移動規制が解除された状態で、前記対象部品を、前記キャリアテープの凹部に対応する終端位置に移動させる工程と、
    前記終端位置の端面から前記対象部品の前記搬送経路に沿った第1単位長さ範囲内で、前記対象部品が配置されているか否かを終端位置センサにより検知する工程と、
    前記搬送経路に沿って前記第1単位長さ範囲の上流側で、前記対象部品の前記搬送経路に沿った第2単位長さ範囲内に前記対象部品が配置されているか否かを異常検出センサにより検知する工程と、
    前記第1単位長さ範囲内に前記対象部品が検知され、前記第2単位長さ範囲内では、前記対象部品が検知されない場合に、前記終端位置に位置する前記対象部品を前記凹部の内部に入れる工程と、を有し、
    前記終端位置センサおよび前記異常検出センサは、それぞれ前記第1単位長さ範囲内または前記第2単位長さ範囲内に前記対象部品が配置されているか否かを検知する位置センサであり、
    前記第1単位長さ範囲内で前記対象部品が検知されると共に、前記第2単位長さ範囲内で前記対象部品が検知される場合に、前記第1単位長さ範囲および/または前記第2単位長さ範囲に位置する単数または複数の前記対象部品を、前記規制位置に移動させる工程、をさらに有する部品装填方法。
  9. 前記第1単位長さ範囲内で前記対象部品が検知されると共に、前記第2単位長さ範囲内で前記対象部品が検知される場合には、アラーム信号を出力する請求項8に記載の部品装填方法。
  10. 前記アラーム信号が出力された場合、前記第1単位長さ範囲および/または前記第2単位長さ範囲に位置する単数または複数の前記対象部品を、前記規制位置またはその他の位置に移動させる請求項9に記載の部品装填方法。
JP2017172115A 2017-09-07 2017-09-07 部品装填装置と部品装填方法 Active JP7073652B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017172115A JP7073652B2 (ja) 2017-09-07 2017-09-07 部品装填装置と部品装填方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017172115A JP7073652B2 (ja) 2017-09-07 2017-09-07 部品装填装置と部品装填方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019043665A JP2019043665A (ja) 2019-03-22
JP7073652B2 true JP7073652B2 (ja) 2022-05-24

Family

ID=65813682

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017172115A Active JP7073652B2 (ja) 2017-09-07 2017-09-07 部品装填装置と部品装填方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7073652B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113543624B (zh) * 2021-07-06 2022-08-26 绍兴新辉照明有限公司 一种电路板自动贴片装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007145365A (ja) 2005-11-28 2007-06-14 Ueno Seiki Kk テーピング装置及びその制御方法
JP2010217126A (ja) 2009-03-19 2010-09-30 Teraoka Seiko Co Ltd 寸法測定装置
JP2013010562A (ja) 2011-06-01 2013-01-17 Nippon Ritoru Kk ワーク挿入装置およびワーク挿入方法
WO2014087492A1 (ja) 2012-12-04 2014-06-12 上野精機株式会社 電子部品搬送装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0356489Y2 (ja) * 1987-07-07 1991-12-19
JPH10181708A (ja) * 1996-12-24 1998-07-07 Taiyo Yuden Co Ltd テーピング装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007145365A (ja) 2005-11-28 2007-06-14 Ueno Seiki Kk テーピング装置及びその制御方法
JP2010217126A (ja) 2009-03-19 2010-09-30 Teraoka Seiko Co Ltd 寸法測定装置
JP2013010562A (ja) 2011-06-01 2013-01-17 Nippon Ritoru Kk ワーク挿入装置およびワーク挿入方法
WO2014087492A1 (ja) 2012-12-04 2014-06-12 上野精機株式会社 電子部品搬送装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019043665A (ja) 2019-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101979966B1 (ko) 봉지 충전 포장기에서의 초음파 시일장치
US9864096B2 (en) Bag abnormality detection device and bag abnormality detection method
JP7073652B2 (ja) 部品装填装置と部品装填方法
CN105293021A (zh) 零件输送系统和姿势调整器具
JP2006278714A (ja) 基板認識システム、実装制御方法、及び部品実装装置並びに部品実装方法
JP6966719B2 (ja) 部品装填装置と部品装填方法
KR20150118492A (ko) 이송 제어 구조 방식의 자동 검사를 위한 엑스레이 검사 장치
JP7168190B2 (ja) 箱の開封装置
JP6660686B2 (ja) テーピング装置
TWI586442B (zh) 搬送物篩選裝置
KR20140068589A (ko) 전자부품자동피딩장치
JP2016134531A (ja) ノズル検査装置、ノズル検査方法および部品搬送装置
US11266049B2 (en) Component mounting machine
JP6766466B2 (ja) 部品パッケージング方法および部品パッケージングシステム
JP2018162090A (ja) 部品パッケージング方法と部品パッケージ装置
KR102231781B1 (ko) 부품 패키징 방법과 부품 패키징 장치
TWI555116B (zh) Electronic parts conveyor and electronic parts inspection device
KR101694469B1 (ko) 기판 적재운송기
JP2020150055A (ja) 部品実装装置
JP6746465B2 (ja) 表面実装機
JP4800611B2 (ja) 板材収納方法および装置
JP2000258286A (ja) 容器の気密性検査装置
CN220359671U (zh) 部件的取出装置、电子部件的制造装置
JP2001203224A (ja) 樹脂封止装置
JPH0717269B2 (ja) 筒状物品の受け渡し装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200422

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210406

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20210602

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210805

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210922

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20211119

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220121

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220412

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220425

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7073652

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150