JPS6273135A - 合成樹脂製壜容器口筒の気密性検査方法及びその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野］ 本発明は１合成樹脂製壜容器口筒の気密性を検査する方
法、及びその装置に関するものである。

〔従来の技術〕

キズや欠は等が壜容器に発生することによって壜容器の
気密性が著しく低下することになるが。

従来、このような壜容器の気密性を検査する方法として
、壜容器内にエアーを封入し、一定時間経過後、封入し
たエアーの圧力を測定し、その測定値に基づいて気密性
の良否を判定する方法、いわゆるエアーリーク式検査方
法がその検査機によって行われてきた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、このエアーリーク式検査機による検査では、壜
容器全体にエアーを封入して検査するため、小さなキズ
があったとしてもエアー圧力の降下が遅く、そのため確
実な検査を行うことが難しかった。特に２盟造工程ライ
ンでの自動検査においては、ある程度のスピードが要求
されるため。

従来の、この種の検査機での正確な検査は不可能であっ
た。

又、特に最近多く使用されているポリエチレンテレフタ
レート樹脂製壜容器においては、他の合成樹脂製壜容器
と異なり胴部や底部の穴あきは殆ど発生しない反面、製
作工程の関係上２口筒にキズが発生しやすいものとなっ
ているが、このような壜容器を検査するのに、壜容器全
体にエアーを封入する従来の方法でば２正確な検査が出
来なかった。

しかも、従来の検査機は第４図に示すように。

壜容器口筒の上記１面をゴムパ・ノキン２２によって密
に押圧するため５口筒上端に発生したキズが弾性に富む
、このゴムパツキン２２に覆われ、検査中１壜容器の気
密性が怠に反して保たれることになる。

そのため、この従来の検査機では口筒の気密性を正確に
検査することが出来なかった。

口筒の気密性に問題のある壜容器は、内容物がもれてし
まったり、又、内容物が炭酸飲料である場合には、その
内圧のため炭酸ガスが抜けてしまい１品質劣化につなが
ったりするという大きな問題をおこしていた。

〔問題点を解決するための手段及びその作用〕本発明は
、上記した問題点を解決した９合成樹脂製壜容器口筒の
気密性を正確に検査する方法。

及びその装置を提供するものである。

まず、検査方法を図を参照しながら説明する。

（１）本発明による合成樹脂製壜容器口筒１９の気密性
検査方法は、気密部材を壜容器口筒１９の上・端面外周
端部と内周面とに密に接触させて上端面を含む口筒１９
を壁の一部とした密閉空間１０をつくり。

該密閉空間１０にエアーを封入し、一定時間経過後の該
エアー圧力の測定値に基づいて口筒１９の気密性の良否
を判定するものである。

このように１本発明による合成樹脂製壜容器口筒１９の
気密性を検査する方法では、壜容器１８の口筒１９内の
みにエアーを封入する仕組みなので、そのエアーが封入
される部分の容積は小さい。従って２口筒１９にキズが
ある場合は１　エアー圧力の降下がすくに、しかも）１
ｐ著にあられれる。

又１口筒１９上、＞＋７５面の外周端部に密に接触し、
上４＋ｊ、Ｉｉ面のその他の部分（こは接触しないので
、キズを覆ってしまうことがない。

次に、その検査装置を説明する。

（２）本発明による１合成樹脂装壜容器口筒１９の気密
性検査装置１は、昇降変位可能に支持され下端部の外径
が口筒１９内径よりもわずかに小さく設定された筒形状
で気密部材の一部であるスリーブ２と、そのスリーブ２
内に上下に摺動変位可能に貨通し下端に外径が口筒１９
内径よりわずかに小さく設定されたチップ７を有する直
線棒状のロッド３と、その０７ド３に嵌合組付きする組
付き孔２１を有し前記スリーブ２下端面と前記チップ７
上端面との間に位置する前記口筒１９の内径よりもわず
かに小さい外径を有する肉厚筒形状で弾性に富む前記気
密部材の一部であるシール体５と、前記スリーブ２の下
部に上下に摺動自在に密に嵌合し前記口筒１９上端面外
周端邪に密に当接する下方に拡がるテーパ面９を底面に
有し、そのテーパ面９の中央部に封入エアーの供給口８
を設けたｌｒＩ記気密気密部材部で、５）るヘッド１４
と、そのヘッド４を前記口筒１９上端外周端部に押圧さ
せるべく前記スリーブ２に嵌挿組付けされたスプリング
６とから成ることを特徴としている。

上記した合成樹脂製壜容器口筒１９の気密性検査装置１
の作用、及びさらに詳述されるべき手段を図を参照しな
がら説明する。

まず第１図は、壜容器１３の口筒１９内にスリーブ２と
ロッド３が侵入する前の状態を示しているが。

この時、スリーブ２に嵌合組付げされたヘンド４も同時
に下降する。

この下降がすすむと、第２図に示すように、スリーブ２
とロッド３が口筒１９内に侵入位置すると共に、ヘッド
４のテーパ面９が口筒１９上端面外周端部に当接する。

この状態からさらにスリーブ２とロッド３は下降し、下
降限位置まで達する。

この下降限位置は、検査したい部分により１ロ箇Ｉ９内
下端部、中間部、あるいは上部と任意位置に設定するこ
とが可能である。

上記した。スリーブ２とロッド３が下降限位置まで達し
た時、ヘッド４は口筒１９上端面に当接したままである
が９弾性変形したスプリング６の弾力で強固に押圧され
２口筒Ｌ９上端面外周端に密に当接する。

このスプリング６は、スリーブ２の口筒１９内への侵入
を妨げないものであって、かつ、封入エアーの圧力によ
ってヘッド４が上昇変位しないだけの弾力を有するもの
でなければならない。

尚、ヘッド４の底面は下方に拡がるテーパ面９となって
いるので９口筒１９上端面の外周端部に当接することに
なる。

テーパ面９は９口筒１９上端との接触を密にするため、
その寸法精度、及び表面の仕上げｌｌ’ｒｔ度はいずれ
も高いものでなくてはならない。

上記の状態から、第３図に示すように３　ロッド３が上
昇変位してスリーブ２下端面とチップ７上端面の間に位
置する弾性に富むシール体５を押圧する。押圧されたシ
ール体５は弾性変形し、外周面が口筒１９内周面に密に
接触する。

従って、このシール体５の肉厚は、押圧されて弾性変形
し１口筒１９外周面に密に接触するだけの厚さを有する
必要がある。

このシール体５の弾性変形許容量によっては。

ヘッド４底面がテーパ面９となっていることもあって１
口筒１９内径の異なるいくつもの壜容器１８をこの装置
−合一で検査することも可能である。

こうして形成されたヘッド４とシール体５と口筒１９と
による密閉空間１０に、ヘッド４中央部に設けられた供
給口８からエアーを封入し、一定時間経過後、そのエア
ーの圧力値を測定し、その測定された値を基に口筒１９
の気密性を判定するわけである。この供給口８はテーパ
面９の中央部、言いかえるとテーパ面９の密閉空間１０
を形成する部分に設けられる必要がある。

エアー圧力が測定された後は、これまでの順序の逆をた
どり検査が終了する。すなわち、ロット３が下降変位し
シール体５に対する押圧がとけ。

シール体５が元の形状に弾性復帰する。弾性復帰したシ
ール体５の外径は２口筒１９内径より小さいものとなる
。次に、スリーブ２とロッド３が上昇変位し、一定上罫
位置に達すると、スプリング６の弾力による押圧より解
除されたヘッド４が、スリーブ２及びロッド３と共に上
昇するわけである。

〔実施例〕

本発明による口筒１９の気密性検査方法を実施する検査
機１の一実施例を、第１．２．３図を参照しながら説明
する。

これは１合成樹脂製壜容器１８の製造工程ラインに設け
られた自動検査装置を示したものであり。

回転テーブル１５によって回動し、装造工程ライン上の
壜容器口筒１９上に位置する。この時、壜容器１８は、
ハンガー１７によって口筒１９のフランジ２０下方を挟
持されると共にフランジ２０を下方から係止されること
によって保持されている。

スリーブ２は、カム機構によって昇降変位する構成とな
っており、カム１２から昇降変位駆動力をうけるカムフ
ォロアー１３がスライドブロック１４を介してスリーブ
２に一体設されている。

ごのスリーブ２に対して昇降変位するロット３の、その
昇降変位はロット３上端部に設けられたエアーシリンダ
１１によって達成されている。

口筒１９上端面外周端部に密に接触するヘッド４は２口
筒１９のキズを覆わないことが必要で、そのため、この
ヘッド４は硬質である金属性としている。

又、シール体５は弾性に富むことが絶対必要条件であり
、そのため天然ゴム製や合成ゴム製等が考えられる。

このシール体５は９口筒１９内円面との気密を図ると共
に、ロッド３とスリーブ２との気密も達成している。

又、へ７・ド４とスリーブ２との気密は、ヘッド４内周
面に設けられたＯリング１６が果たしている。

（発明のりＪ果〕 ごのように１本発明による合成樹脂装壜容器口筒１９の
気密性検査方法と、それを可能にした検査装置１ば、検
査される１カ容器１８の口筒１９にキズがある場合、封
入されたエアーの圧力降下が早く。

しかも、はっきりとあられれるので正確な検査結果がｊ
けられると共に、ある程度のスピードが要求さね、る’
ＡＩｆｉ工程ラインでの使用が可能になる。

又、壜容器口筒１９上端面のキズを覆い隠すことがない
ので、確実に気密性の良否を判定することができ、前記
した効果と併せて、従来より懸念されていた気密性不良
による内容物の品質劣化といった問題をも一挙に解決す
るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は口筒１９内に侵入位置する前を示す断面図、第
２図は口筒１９内に侵入位置した状態を示す断面図、第
３図は口筒１９内に密閉空間ＩＯを形成した状態を示す
断面図、第４図は従来の検査装置を示す断面図である。 符合の説明 １：気密性検査装置、　　２ニスリーブ。 ３：ロノト、　　４：へ、ド、　　５：シール体。 ６：スプリング、　　７：ヂノプ、　　８：供給口。 ９：テーバ面、１０：密閉空間。 １１：エアーシリンダ、１２：カム。 １３：カムフォロア−３１４ニスライドブロツク。 １５：回転テーブル、　　　１６：Ｏリング。 １７：ハンガー、１８：壜容器、１９：口筒。 ２０：フランジ、２１：組付き孔。 ２２：ゴムバノキン。 出願人　　株式会社　吉　野　工　業　所−ｈ４す

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）気密部材を壜容器口筒の上端面外周端部と内周面
   とに密に接触させて上端面を含む口筒を壁の一部とした
   密閉空間をつくり、該密閉空間にエアーを封入し、一定
   時間経過後の該エアー圧力の測定値に基づいて口筒の気
   密性の良否を判定する合成樹脂製壜容器の気密性検査方
   法。
2. （２）合成樹脂製壜容器口筒の気密性検査装置であって
   、昇降変位可能に支持され下端部の外径が該口筒内径よ
   りもわずかに小さく設定された筒形状で気密部材の一部
   であるスリーブと、該スリーブ内に上下に摺動変位可能
   に貫通し下端に前記口部内径よりもわずかに小さい外径
   のチップを有する直線棒状のロッドと、該ロッドに嵌合
   組付きする組付き孔を有し前記スリーブ下端面と前記チ
   ップ上端面との間に位置する前記口筒の内径よりもわず
   かに小さい外径を有する肉厚筒形状で弾性に富む前記気
   密部材の一部であるシール体と、前記スリーブの下部に
   上下に摺動自在に密に嵌合し前記口筒上端面外周端部に
   密に当接する下方に拡がるテーパ面を底面に有し該テー
   パ面の中央部に封入エアーの供給口を設けた前記気密部
   材の一部であるヘッドと、該ヘッドを前記口筒上端外周
   端部に押圧させるべく前記スリーブに嵌挿組付けされた
   スプリングとから成ることを特徴とする合成樹脂製壜容
   器口筒の気密性検査装置。