JP2006298382A - 充填用バルブユニットの不良部位検出用器具、およびこれを用いた充填用バルブユニットの不良部位検出方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 充填用バルブユニット(1)内に用いられている複数の弁部の不良部位を検出するために用いられる不良部位検出用器具(200)であって、不良部位検出用器具は、内部空間を形成するように胴部(211)および開口部(212)を備える容器状本体(210)と、容器状本体の内部空間の内圧が測定できるように胴部に直接または間接に取り付けられた圧力測定手段とを有し、容器状本体の開口部は、充填用バルブユニットに備え付けられた充填ヘッド部(40)と当接して密封シールができるようになっており、充填用バルブユニットの弁作動に基づく容器状本体の内部空間の内圧を圧力測定手段により測定して弁部の不良部位を検出することができるよう構成される。
【選択図】 図10
Description
本発明の充填用バルブユニットの不良部位検出用器具は、充填用バルブユニットと組み合わせた状態で検査に供し、充填用バルブユニットに用いられている複数の弁部の不良部位を検出するために用いられる。
検査の対象となる充填用バルブユニット1の構成を図1〜図6に基づいて説明する。
まず、図1に示されるごとく容器(ビールの場合、通常、缶容器)の供給が行なわれる。この時、容器口とユニットの充填ヘッド部40との密閉はされておらず一定の距離が空けられている。この時、一般にはカウンター弁35を「開」にして、カウンター管31から炭酸ガス(CO2)を供給して、ユニット中央のカウンター孔94から炭酸ガスを容器内に流入させるいわゆるノンシールフラッシングが行なわれる。
次いで行われるカウンター操作は、図3に示されるようにフラッシングリターン弁105を「閉」とすることで、炭酸ガス等の置換ガスで置換された容器内圧力とカウンターライン31からの圧力を同圧とするまでの操作であり、略同圧となった時点、すなわち容器内の空気が完全に炭酸ガス置換が終了した時点で完了する。流体の流れの詳細は図中の矢印→の動きを参照されたい。
次いで行われる飲料充填操作は、図4に示されるように主液ライン70からビール飲料を充填させるとともに、容器内に充填されていた大部分の置換用ガス(CO2)をビール飲料と置換するとともに置換用ガス(CO2)をカウンターライン31からフィラーチャンバー(図示していない)に戻す操作である。すなわち、主液ライン70からビール飲料を充填させるために、液弁開閉用のエアーシリンダー8が上方にストローク駆動して、これにより弁座82と弁体部92とは離れて、液弁は「開」の状態となり容器2内にビールが充填される。所定の充填量を充填した時点で、液弁開閉用のエアーシリンダー8が下方にストローク駆動して、これにより弁座82と弁体部92とは接合されて、液弁は「閉」の状態となり充填が完了する。充填量は、通常、タービンメーター75により計量される。
次いで行われるスニフト操作は、図5に示されるように容器ヘッドスペースに残存する置換用ガス(CO2)の一部をスニフトライン111から排出させて容器内ヘッドスペースの圧力を大気圧と同圧にする操作である。すなわち、スニフト弁115は「開」とされ、容器内ヘッドスペースの圧力が大気圧と同圧になるようにスニフトライン111から置換用ガス(CO2)の一部を逃がす操作が行われる。流体の流れの詳細は図中の矢印→の動きを参照されたい。
次いで、不良部位検出用器具200を用いて、充填用バルブユニットの不良部位を検出する方法について述べる。
まず最初に図7に示されるように、不良部位検出用器具200の容器状本体210の開口部212と、充填用バルブユニット1に備え付けられた充填ヘッド部40とを当接させて密封シールの状態を形成させる。
31…カウンターライン
35…カウンター弁
40…充填ヘッド部
70…主液ライン
80…バルブ筺体
82…弁座
90…バルブ軸体
92…弁体部
200…充填用バルブユニットの不良部位検出用器具
210…容器状本体
211…胴部
212…開口部
220…圧力計
Claims (7)
- 充填用バルブユニット内に用いられている複数の弁部の不良部位を検出するために用いられる不良部位検出用器具であって、
該不良部位検出用器具は、内部空間を形成するように胴部および開口部を備える容器状本体と、容器状本体の内部空間の内圧が測定できるように胴部に直接または間接に取り付けられた圧力測定手段とを有し、
前記容器状本体の開口部は、充填用バルブユニットに備え付けられた充填ヘッド部と当接して密封シールができるようになっており、前記容器状本体の胴部の肉厚は少なくとも3mm以上であり、充填用バルブユニットの弁作動に基づく容器状本体の内部空間の内圧を圧力測定手段により測定して弁部の不良部位を検出することができるようになっていることを特徴とする充填用バルブユニットの不良部位検出用器具。 - 前記圧力測定手段は、(1)表示部位と測定部位が一体化されたもの、(2)表示部位と測定部位が分離されており、両者の間が配線で接続されてなるもの、(3)表示部位と測定部位が分離されており、両者の間がワイヤレス信号で接続されてなるもの、または(4)容器状本体からエア配管で延長された端部に形成されているもの、として構成されてなる請求項1に記載の充填用バルブユニットの不良部位検出用器具。
- 前記不良部位検出対象となる充填用バルブユニットは、ダイヤフラム弁であるカウンター弁、フラッシングリターン弁、スニフト弁を有するエアーオペレーションバルブユニットを備えるとともに、フラッシング操作、カウンター操作、飲料充填操作、スニフト操作ができる構造であり、
前記フラッシング操作は、カウンターラインから容器内に置換用ガスを流入させて容器内を置換用ガスで置換させるとともに、容器内に貯留していた初期貯留ガスをフラッシングリターンラインから排出してなる操作であり、
前記カウンター操作は、置換ガスで置換された容器内圧力とカウンターラインからの圧力を同圧とするまでの操作であり、
前記飲料充填操作は、主液ラインから飲料を充填させるとともに、容器内に充填していた置換用ガスを飲料と置換するとともにカウンターラインからフィラーチャンバーに戻す操作であり、
前記スニフト操作は、容器ヘッドスペースに残存する置換用ガスの一部をスニフトラインから排出させて容器ヘッドスペース圧力を大気圧と同圧にする操作である請求項1または請求項2に記載の充填用バルブユニットの不良部位検出用器具。 - 前記不良部位検出対象となる充填用バルブユニットは、飲料充填操作に用いられる少なくとも1つの動作機器を備え、該動作機器は、飲料を充填する際に充填ヘッド部を容器口に当接させるための容器口シール開閉用昇降装置と、飲料が容器内に流入して飲料が充填できるようにするための液弁開閉用の昇降装置の少なくとも1つである請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の充填用バルブユニットの不良部位検出用器具。
- 前記検査の対象となる充填用バルブユニットは、バルブ筐体と、このバルブ筐体の内部の軸方向に沿って装着されるバルブ軸体とを備え、
前記バルブ筐体の内周面には弁座が形成され、前記バルブ軸体の外周部には弁体部が形成され、前記バルブ軸体は、前記液弁開閉用昇降装置により軸方向に上下動可能な機構を有していることにより、充填用バルブユニットの充填バルブ軸体を任意に可動させて弁座と弁体部の離接による弁の開閉ができるようになっている請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の充填用バルブユニットの不良部位検出用器具。 - 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の充填用バルブユニットの不良部位検出用器具を用いた充填用バルブユニットの不良部位検出方法であって、
該検出方法は、不良部位検出用器具の容器状本体の開口部と、充填用バルブユニットに備え付けられた充填ヘッド部とを当接させて密封シールさせた後、充填用バルブユニットの弁作動に基づく容器状本体の内部空間の内圧を圧力測定手段により測定し、所望の圧力値が得られるか否かの判断によって弁部の不良部位を検出してなることを特徴とする充填用バルブユニットの不良部位検出方法。 - 飲料充填操作ができない状態で、エアーオペレーションバルブユニットのカウンター弁を「開」、エアーオペレーションバルブユニットのフラッシングリターン弁を「閉」、エアーオペレーションバルブユニットのスニフト弁を「閉」の状態とし、カウンターラインから不良部位検出用器具に置換用ガスを流入させた状態で器具内の圧力を測定する第1の測定工程と、
前記第1の測定工程の状態から、エアーオペレーションバルブユニットのカウンター弁を「閉」の状態し、次いで、エアーオペレーションバルブユニットのフラッシングリターン弁を「開」の状態とし、器具内の圧力を測定する第2の測定工程と、
前記第1の測定工程の状態から、エアーオペレーションバルブユニットのカウンター弁を「閉」の状態し、次いで、エアーオペレーションバルブユニットのスニフト弁を「開」の状態とし、器具内の圧力を測定する第3の測定工程と、
を有してなる請求項6に記載の充填用バルブユニットの不良部位検出方法。
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