JP4316446B2 - バッグ容器の注入口シール部の漏れ検査方法 - Google Patents

バッグ容器の注入口シール部の漏れ検査方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4316446B2
JP4316446B2 JP2004235322A JP2004235322A JP4316446B2 JP 4316446 B2 JP4316446 B2 JP 4316446B2 JP 2004235322 A JP2004235322 A JP 2004235322A JP 2004235322 A JP2004235322 A JP 2004235322A JP 4316446 B2 JP4316446 B2 JP 4316446B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inlet
bag container
air supply
head
valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2004235322A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006053068A (ja
Inventor
隆司 小川
Original Assignee
コーンズドッドウェル株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by コーンズドッドウェル株式会社 filed Critical コーンズドッドウェル株式会社
Priority to JP2004235322A priority Critical patent/JP4316446B2/ja
Publication of JP2006053068A publication Critical patent/JP2006053068A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4316446B2 publication Critical patent/JP4316446B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Measuring Volume Flow (AREA)
  • Examining Or Testing Airtightness (AREA)

Description

この発明は、流体製品を充填されたバッグ容器の注入口シール部の漏れを検査する方法に関する。
流体製品用の容器として、第1と第2の2枚のメンブレンを有する製品注入口を備え、前記注入口の第1メンブレンを切り裂かれて内部に流体製品を充填され、その後に、前記第2メンブレンにより前記注入口をシールされるバッグ容器がある(特許文献1参照)。
図7は前記バッグ容器の断面図であり、(a)は製品充填前の状態、(b)は製品充填中の状態、(c)は注入口シール後の状態を示している。
このバッグ容器1は、気密性を有するバッグ本体2の一部に製品注入口3を設けたものであり、前記バッグ本体2は、一対のシート状バッグ材2a,2bの外周部をその全周にわたって溶着した構成となっている。
なお、図では、前記一対のバッグ材2a,2bを簡略化して示しているが、これらのバッグ材2a,2bは、例えば2枚の樹脂シートをその間に断熱空間を設けて重ねた二重シートからなっている。
また、前記製品注入口3は、前記バッグ本体2内に基端を挿入されて前記バッグ本体2に気密状態に溶着された筒状の口部材4と、前記口部材4の先端の開口面を密閉する第1メンブレン5と、前記口部材4の基端面に外周部の複数箇所を仮溶着された第2メンブレン6とからなっている。
前記口部材4は、例えばポリエチレン成形品からなっており、その基端の外周にバッグ本体溶着板部4aが形成され、先端の外周にフランジ部4bが形成されている。
また、前記第1と第2の2枚のメンブレン5,6はそれぞれ樹脂フィルムからなっており、第1メンブレン5は、その外周部の全周を前記口部材4の先端面に溶着されて前記口部材4の先端の開口面を密閉し、第2メンブレン6は、その外周部の複数箇所を前記口部材4の基端面に仮溶着され、前記口部材4に対する非溶着部と前記口部材4の基端面との間に製品流入部を形成している。
前記製品注入口3は、前記口部材4の基端部を前記バッグ本体2の一方のバッグ材2aの一部に設けられた注入口取付孔7に嵌合され、この口部材4の基端のバッグ本体溶着板部4aの全周を前記バッグ材2aの内面に溶着されて前記一方のバッグ材2aに取付けられている。
このバッグ容器1は、主に、酒類、果汁、果肉等の流体飲食品や流体医薬品のような大気中の細菌により変質劣化する流体製品の容器に利用されており、γ線照射等によりバッグ本体2内及び製品注入口3内(口部材41内の第1と第2のメンブレン5,6間の空気層を滅菌された状態で流体製品の充填ラインに搬入される。
このバッグ容器1内への流体製品の充填は、その注入口3の先端に図示しない充填ヘッドを当接させた状態で、まず前記ヘッド内及び前記注入口3の第1メンブレン5の外面をスチーム殺菌した後、前記ヘッド内に設けられたメンブレンカッタにより前記第1メンブレン5を切り裂いて、図7(b)のように流体製品Aを前記注入口3の口部材4内及び前記第2メンブレン6の非溶着部を通してバッグ容器1内に充填し、その後に、前記充填ヘッドに対向させて配置された図示しないシールヘッドにより、前記バッグ容器1の注入口3に対応する部分を前記注入口3を設けた側とは反対側から押し潰して前記注入口3の第2メンブレン6の外周部を前記口部材4の基端面に押し付け、その状態で前記シールヘッドを加熱し、前記第2メンブレン6の全周を前記口部材4の基端面に溶着して前記口部材4の基端開口面を第2メンブレン6により密閉することにより前記注入口3をシールし、前記ヘッド内及び前記注入口3内(基端の開口面を第2メンブレン6により密閉された口部材4内)の洗浄及びスチームフラッシングを行なった後に、前記シールヘッドを後退させるとともに前記充填ヘッドを前記注入口3から切離すことにより行なわれている。
そして、流体製品Aを充填されて注入口3を第2メンブレン6の全周溶着によりシールされたバッグ容器1は、前記第2メンブレン6の部分的な溶着不良による注入口シール部の漏れを検査され、そのシール部に漏れが無いことを確認して出荷または商品倉庫に搬入されている。
前記バッグ容器1の製品充填後の注入口シール部の漏れ検査は、従来、前記バッグ容器1の注入口3部分の外面に、前記注入口3の周囲を覆う空室を有する検査ヘッドを当接させて前記注入口3の周囲に密閉された空間を形成し、その空間を内部空気の排出により所定圧に減圧するとともに減圧開始後の時間経過にともなう前記空間の空気圧の変化を測定することにより、その空気圧が所定圧で安定したときに漏れ無しと判定し、前記空気圧が所定圧よりもさらに低下したときに漏れありと判定する方法で行なわれている(特許文献2参照)。
特公平6―88585号公報 特開2004―85461号公報
しかし、上記従来の漏れ検査方法では、バッグ容器1の注入口シール部に漏れがあるときに、前記バッグ容器1の注入口3部分の外面に検査ヘッドを当接させて形成された空間の減圧にともなってバッグ容器1内の流体製品Aが前記注入口3から前記空間に漏れ出すため、その漏れ出した流体製品が前記検査ヘッドに付着することがあり、その都度検査ヘッドの洗浄しなければならない。
なお、この漏れ検査方法とは逆に、前記空間を所定圧に昇圧させ、昇圧開始後の時間経過にともなう前記空間の空気圧の変化を測定して注入口シール部の漏れを判定することも考えられ、その場合は、バッグ容器1の注入口シール部に漏れがあっても、バッグ容器1内の流体製品Aが注入口3から漏れ出して検査ヘッドに付着することはないが、この方法では、前記空間の空気温度がその昇圧(圧縮)にともなって数度程度高くなり、漏れ検査中に再び温度降下するため、その温度変化が前記空間の空気圧に大きく影響し、漏れ検査の信頼度が低下してしまう。
この発明は、内部に流体製品を充填され、注入口を第2メンブレンの全周溶着によりシールされたバッグ容器の注入口シール部の漏れを、バッグ容器内の流体製品を注入口から漏れ出させることなく、しかも高い信頼度で検査することができる漏れ検査方法を提供することを目的としたものである。
この発明は、バッグ本体の一部に、基端部を前記バッグ本体に設けられた注入口取付孔に嵌合されて前記バッグ本体に気密状態に溶着された筒状の口部材と、前記口部材の先端の開口面を密閉する第1メンブレンと、前記口部材の基端面に外周部の複数箇所を仮溶着された第2メンブレンとからなる製品注入口が設けられ、前記第1メンブレンを切り裂かれ、前記口部材内及び前記第2メンブレンの非溶着部を通して前記バッグ本体内に流体製品を充填された後に、前記第2メンブレンの全周を前記口部材の基端面に溶着されて前記注入口をシールされたバッグ容器の注入口シール部の漏れを検査する方法において、前記バッグ容器の注入口の先端に、前記注入口の先端面に気密状態に当接する環状の注入口当接部と前記注入口当接部により囲まれた端面に開口する空室を有し、給気バルブと流量計を備えた給気配管が接続された検査ヘッドを、前記空室を前記注入口内に連通させて当接させた状態で、予め前記給気配管内の前記給気バルブよりも上流側に供給しておいた一定圧の加圧空気を、前記給気バルブを開いて前記検査ヘッドの前記空室内に供給し、前記バッグ容器の注入口シール部に漏れが無いときの前記検査ヘッドへの給気開始から前記給気バルブよりも検査ヘッド側の給気配管内と前記検査ヘッドの空室内及び前記バッグ容器の注入口内の空間の空気圧が前記加圧空気の圧力になるまでの所要時間に応じて予め設定した時間後の前記流量計の測定値に基づいて、測定流量が0であるときに漏れ無しと判定し、前記測定流量が0でないときに漏れありと判定することを特徴とする。
この漏れ検査方法において、前記検査ヘッドへの供給空気の流量は、前記給気配管に介在された主流路管と、この主流路管内に両端を連通接続された金属細管からなるバイパス管と、前記バイパス管の上流側と下流側とにそれぞれ設けられた温度により電気抵抗値が変化する一対の抵抗体と、前記一対の抵抗体に通電し、これらの抵抗体の通電による発熱と前記バイパス管内を流れる流体との熱交換とにより生じる上流側抵抗体と下流側抵抗体との温度差をそれぞれの抵抗体の抵抗値差により検出して前記温度差に応じた流量信号を出力する温度差検出部とからなる流量計により測定するのが好ましい。
この漏れ検査方法においては、前記検査ヘッドへの給気開始から前記給気バルブよりも検査ヘッド側の給気配管内と前記検査ヘッドの空室内及びバッグ容器の注入口内の空間の空気圧が供給された加圧空気の圧力になるまでの所要時間に応じて、前記所要時間と同じかその直後の第1の時間と、それよりも数秒後の第2の時間とを予め設定しておき、前記第1の時間後の流量計の測定流量が0であるときに漏れ無しと判定し、前記第1の時間後の測定流量が0でないときは、前記第2の時間後の前記流量計の測定流量が0であるときに漏れ無しと判定し、前記第2の時間後の測定流量も0でないときに漏れありと判定するのが好ましい。
この漏れ検査方法においては、前記バッグ容器の注入口の先端面に気密状態に当接する環状の注入口当接部と前記注入口当接部により囲まれた端面に開口する空室を有し、給気バルブと流量計を備えた給気配管が接続された専用の検査ヘッドを用いて前記バッグ容器の注入口シール部の漏れ検査を行なってもよい。
また、この漏れ検査方法においては、前記バッグ容器の注入口の先端面に気密状態に当接する環状の注入口当接部と、前記注入口当接部により囲まれた端面に開口する第1の空室と、前記第1の空室に弁部を介して連通する第2の空室と、前記弁部を開閉する弁部材と、前記バッグ容器の注入口の第1メンブレンを切り裂くメンブレンカッタとを有し、前記第1の空室内に殺菌用スチーム及び洗浄水を選択的に供給するためのバルブを備えたスチーム/洗浄水供給配管と、前記第1の空室内のスチーム及び洗浄水を排出するためのバルブを備えたスチーム/洗浄水排出配管と、前記第2の空室内に前記バッグ容器内に充填する流体製品を供給するための製品供給配管とが接続された充填ヘッドの前記スチーム/洗浄水供給配管の接続部に、給気バルブと流量計を備えた給気配管を接続しておき、前記充填ヘッドを前記バッグ容器の注入口の先端に当接させ、この充填ヘッドの第1の空室内及び前記注入口の第1メンブレンの外面のスチーム殺菌、前記第1メンブレンの切り裂き、前記バッグ容器内への流体製品の充填、前記注入口の前記第2メンブレンの全周溶着による注入口シール、前記第1の空室内及び前記注入口内の洗浄及びスチームフラッシングを行なった後、前記充填ヘッドを前記バッグ容器の注入口に当接させたまま検査ヘッドとして利用し、前記弁部材により前記第1の空室と第2の空室との間を閉鎖するとともに前記スチーム/洗浄水供給配管と前記スチーム/洗浄水排出配管の両方のバルブを閉じ、前記給気バルブを開いて、予め前記給気配管内の前記給気バルブよりも上流側に供給しておいた一定圧の加圧空気を前記充填ヘッドの第1の空室内に供給して前記バッグ容器の注入口シール部の漏れ検査を行なってもよい。
この発明の漏れ検査方法は、内部に流体製品を充填され、注入口を第2メンブレンの全周溶着によりシールされたバッグ容器の注入口の先端に、前記注入口の先端面に気密状態に当接する環状の注入口当接部と前記注入口当接部により囲まれた端面に開口する空室を有し、給気バルブと流量計を備えた給気配管が接続された検査ヘッドを、前記空室を前記注入口内に連通させて当接させた状態で、予め前記給気配管内の前記給気バルブよりも上流側に供給しておいた一定圧の加圧空気を、前記給気バルブを開いて前記検査ヘッドの前記空室内に供給し、前記バッグ容器の注入口シール部に漏れが無いときの前記検査ヘッドへの給気開始から前記給気バルブよりも検査ヘッド側の給気配管内と前記検査ヘッドの空室内及び前記バッグ容器の注入口内の空間の空気圧が前記加圧空気の圧力になるまでの所要時間に応じて予め設定した時間後の前記流量計の測定値に基づいて、測定流量が0であるときに漏れ無しと判定し、前記測定流量が0でないときに漏れありと判定するものであるため、前記バッグ容器の注入口シール部の漏れを、バッグ容器内の流体製品を注入口から漏れ出させることなく、しかも高い信頼度で検査することができる。
この漏れ検査方法において、前記検査ヘッドへの供給空気の流量は、前記給気配管に介在された主流路管と、この主流路管内に両端を連通接続された金属細管からなるバイパス管と、前記バイパス管の上流側と下流側とにそれぞれ設けられた温度により電気抵抗値が変化する一対の抵抗体と、前記一対の抵抗体に通電し、これらの抵抗体の通電による発熱と前記バイパス管内を流れる流体との熱交換とにより生じる上流側抵抗体と下流側抵抗体との温度差をそれぞれの抵抗体の抵抗値差により検出して前記温度差に応じた流量信号を出力する温度差検出部とからなる流量計により測定するのが好ましく、このような流量計を用いることにより、極く微小な流量も高精度に測定し、前記バッグ容器の注入口シール部の漏れを高い信頼度で検査することができる。
この漏れ検査方法においては、前記検査ヘッドへの給気開始から前記給気バルブよりも検査ヘッド側の給気配管内と前記検査ヘッドの空室内及びバッグ容器の注入口内の空間の空気圧が供給された加圧空気の圧力になるまでの所要時間に応じて、前記所要時間と同じかその直後の第1の時間と、それよりも数秒後の第2の時間とを予め設定しておき、前記第1の時間後の流量計の測定流量が0であるときに漏れ無しと判定し、前記第1の時間後の測定流量が0でないときは、前記第2の時間後の前記流量計の測定流量が0であるときに漏れ無しと判定し、前記第2の時間後の測定流量も0でないときに漏れありと判定するのが好ましく、このようにすることにより、前記バッグ容器の注入口シール部の漏れを、高い信頼度で、しかも短時間で検査することができる。
この漏れ検査方法においては、前記バッグ容器の注入口の先端面に気密状態に当接する環状の注入口当接部と前記注入口当接部により囲まれた端面に開口する空室を有し、給気バルブと流量計を備えた給気配管が接続された専用の検査ヘッドを用いて前記バッグ容器の注入口シール部の漏れ検査を行なってもよく、このようにすることにより、バッグ容器内への製品充填とその注入口シールを行なった後、任意の時期に前記バッグ容器の注入シール部の漏れ検査を行なうことができる。
また、この漏れ検査方法においては、前記バッグ容器の注入口の先端面に気密状態に当接する環状の注入口当接部と、前記注入口当接部により囲まれた端面に開口する第1の空室と、前記第1の空室に弁部を介して連通する第2の空室と、前記弁部を開閉する弁部材と、前記バッグ容器の注入口の第1メンブレンを切り裂くメンブレンカッタとを有し、前記第1の空室内に殺菌用スチーム及び洗浄水を選択的に供給するためのバルブを備えたスチーム/洗浄水供給配管と、前記第1の空室内のスチーム及び洗浄水を排出するためのバルブを備えたスチーム/洗浄水排出配管と、前記第2の空室内に前記バッグ容器内に充填する流体製品を供給するための製品供給配管とが接続された充填ヘッドの前記スチーム/洗浄水供給配管の接続部に、給気バルブと流量計を備えた給気配管を接続しておき、前記充填ヘッドを前記バッグ容器の注入口の先端に当接させ、この充填ヘッドの第1の空室内及び前記注入口の第1メンブレンの外面のスチーム殺菌、前記第1メンブレンの切り裂き、前記バッグ容器内への流体製品の充填、前記注入口の前記第2メンブレンの全周溶着による注入口シール、前記第1の空室内及び前記注入口内の洗浄及びスチームフラッシングを行なった後、前記充填ヘッドを前記バッグ容器の注入口に当接させたまま検査ヘッドとして利用し、前記弁部材により前記第1の空室と第2の空室との間を閉鎖するとともに前記スチーム/洗浄水供給配管と前記スチーム/洗浄水排出配管の両方のバルブを閉じ、前記給気バルブを開いて、予め前記給気配管内の前記給気バルブよりも上流側に供給しておいた一定圧の加圧空気を前記充填ヘッドの第1の空室内に供給して前記バッグ容器の注入口シール部の漏れ検査を行なってもよく、このようにすることにより、前記バッグ容器内への製品充填及び注入口シールに続けて前記バッグ容器の注入シール部の漏れを検査することができる。
図1〜図4はこの発明の第1の実施例を示しており、図1はバッグ容器の注入シール部の漏れ検査を行なうための検査装置の構成図である。
この検査装置は、図2に示した構成の専用の検査ヘッド10を備えたものであり、前記検査ヘッド10は、図7に示したバッグ容器1の注入口3の先端面に気密状態に当接する環状の注入口当接部11と前記注入口当接部11により囲まれた端面に開口する空室13を有している。
なお、前記注入口当接部11は、検査ヘッド10の端面に気密性を有する環状の弾性部材12を設けて形成されている。また前記空室13は、一端が注入口当接部11により囲まれた端面に開口し、他端が検査ヘッド10の一側面に開口するL状の屈曲孔からなっており、検査ヘッド10の一側面に開口する端部が給気配管接続部とされている。
この検査ヘッド10は、前記バッグ容器1の注入口3をクランプするための複数の注入口クランプ部材15を備えたヘッド支持部材14の下側に上下動可能に支持されており、前記ヘッド支持部材14を介して図示しない自在アームまたは吊下げ索等に任意の位置及び向きに移動可能に設けられている。
なお、前記複数の注入口クランプ部材15はそれぞれ前記ヘッド支持部材14内に設けられた図示しないクランプ用エアーシリンダにより、図2に実線で示したクランプ解除位置と鎖線で示したクランプ位置とに移動されるようになっており、また前記検査ヘッド10は、前記ヘッド支持部材14内に設けられた図示しない注入口押付け用エアーシリンダにより、図2に実線で示した位置と鎖線で示した注入口当接位置とに移動されるようになっている。
そして、前記検査ヘッド10には、図1に示したように、例えば0.6MPaの加圧空気を供給する図示しない給気源に、この給気源からの加圧空気を例えば0.5MPaに減圧する減圧弁17を介して接続された給気配管16が接続されている。
なお、この給気配管16の検査ヘッド接続側の部分はフレキシブルホースからなっており、そのフレキシブルホースの端部を前記検査ヘッド10の一側面に開口する給気配管接続部に接続されている。
前記給気配管16は、前記検査ヘッド10への給気及び給気停止を行なうための給気バルブ18と、前記検査ヘッド10への供給空気の流量を測定するための流量計19とを備えており、前記給気バルブ18は、前記検査ヘッド10への接続端の付近に設けられ、前記流量計19は、前記給気バルブ18よりも上流側(給気源側)に設けられている。
図3は前記流量計19の構成図であり、この流量計19は、前記給気配管16に介在された管内の中間部に流路絞り21を備えた主流路管20と、主流路管20内の前記流路絞り21よりも上流側の部分と下流側の部分に両端を連通接続された金属細管からなるバイパス管22と、前記バイパス管22の上流側と下流側とにそれぞれ設けられた温度により電気抵抗値が変化する一対の抵抗体(例えばバイパス管22の上流側と下流側とにそれぞれ巻回された抵抗温度係数の大きいコイル)23a,23bと、前記一対の抵抗体23a,23bに通電し、これらの抵抗体23a,23bの通電による発熱と前記バイパス管22内を流れる流体との熱交換とにより生じる上流側抵抗体23aと下流側抵抗体23bとの温度差をそれぞれの抵抗体23a,23bの抵抗値差により検出して前記温度差に応じた流量信号(電圧信号)を出力する温度差検出部24と、前記温度差検出部24に電力を供給する電源25と、前記温度差検出部24からの流量信号を増幅して図1に示した漏れ判定手段27に出力する増幅回路26とからなっている。
この流量計19は、前記上流側抵抗体23aと下流側抵抗体23bとの間に生じる温度差を利用して流量を測定するものであり、前記主流路管20及びバイパス管22内を流体が流れると、通電により発熱した一対の抵抗体23a,23bのうち、上流側抵抗体23aがバイパス管22内を流れる流体により熱を奪われて降温し、下流側抵抗体23bが前記上流側抵抗体23aから奪熱した前記流体から熱を与えられて昇温して一対の抵抗体23a,23bの温度に差が生じる。
この一対の抵抗体23a,23bの温度差は、前記流体の流量が少なくなるのにともなって小さくなり、主流路管20及びバイパス管22内を流体が流れなくなると、通電により発熱した一対の抵抗体23a,23bの温度が同じになる。
そして、前記一対の抵抗体23a,23bの温度差は、それぞれの抵抗体23a,23bの抵抗値差として検出できるため、前記温度差に応じた流量信号を出力することができる。
なお、この流量計19は、コフロック株式会社製の「マスフローメータ」の商品名で市販されている電子流量計であり、極く微小な流量も測定可能で、しかも高速応答性を有し、また0〜50℃の温度範囲における測定精度が±1.0%以内の高精度測定能力をもっている。
また、図1に示した漏れ判定手段27は、その具体的な構成は図示しないが、前記流量計19の測定値に基づいて前記バッグ容器1の注入口シール部の漏れを判定する漏れ判定回路と、その判定結果を報知するランプまたは表示パネル等を備えている。
前記検査装置による前記バッグ容器1の注入シール部の漏れ検査方法を説明すると、前記バッグ容器1は、製品充填ラインにおいて、製品注入口3の第1メンブレンを切り裂かれ、口部材4内及び第2メンブレン6の非溶着部を通して流体製品Aを充填された後に、前記第2メンブレン6の全周を前記口部材4の基端面に溶着されて前記注入口3をシールされ、前記製品充填ラインから搬出される。
そして、前記製品充填ラインから搬出された充填済みバッグ容器1は、前記検査装置に搬入される。
なお、前記バッグ容器1の注入シール部の漏れ検査は、前記製品充填ラインから連続的に搬出される全ての充填済みバッグ容器1に対して行なうのが好ましいが、前記製品充填ラインから連続的に搬出される多数の充填済みバッグ容器1のなかからピックアップした任意数の充填済みバッグ容器1に対して行なってもよい。
この漏れ検査方法では、まず、前記搬入されたバッグ容器1を、その注入口3を上に向けて図示しないテーブル上等に置き、前記検査ヘッド10を手動によりヘッド支持部材14とともに移動させて図2に実線で示したように前記バッグ容器1の注入口3の先端に対向させ、前記ヘッド支持部材14に設けられた複数の注入口クランプ部材15により前記注入口3をクランプするとともに、前記検査ヘッド10を前記注入口3の先端に押付けて、前記注入口3の先端に前記検査ヘッド10をその空室13を前記注入口3内に連通させて当接させる。
一方、前記給気配管16内の前記給気バルブ18よりも上流側には、図示しない給気源から供給され、減圧弁17により減圧された一定圧の加圧空気を常に供給しておく。
そして、この漏れ検査方法では、前記注入口3の先端に前記検査ヘッド10を当接させた状態で、前記給気バルブ18を開いて前記検査ヘッド10の空室13内に前記一定圧の加圧空気を供給するとともに、前記給気配管16内を流れる空気の流量を流量計19により測定し、前記バッグ容器1の注入口シール部に漏れが無いときの前記検査ヘッド10への給気開始から前記給気バルブ18よりも検査ヘッド10側の給気配管16内と前記検査ヘッド10の空室13内及び前記バッグ容器1の注入口3内の空間の空気圧が前記加圧空気の圧力になるまでの所要時間に応じて予め設定した時間後の前記流量計19の測定値に基づいて、測定流量が0であるときに漏れ無しと判定し、前記測定流量が0でないときに漏れありと判定し、その判定結果を報知する。
すなわち、前記給気バルブ18よりも検査ヘッド10側の給気配管16内と前記検査ヘッド10の空室13内及び前記バッグ容器1の注入口3内の空間の空気圧は、この空間への加圧空気の供給にともなって高くなる。
そして、前記バッグ容器1の注入口シール部に漏れが無いときは、前記検査ヘッド10への給気開始後、一定の所要時間を経過した時点で前記空間の空気圧が前記加圧空気の圧力と同じになり、前記検査ヘッド10への供給空気流が止まって前記流量計19の測定流量が0になる。
それに対し、前記バッグ容器1の注入口シール部に漏れがあるときは、前記空間に供給された空気の一部が前記注入口シール部の漏れ部分からバッグ容器1内に流入するため、前記所要時間を経過しても前記空間の空気圧は前記加圧空気の圧力よりも低く、前記検査ヘッド10への加圧空気の供給が継続され、前記流量計19の測定流量が0にならない。なお、前記バッグ容器1の注入口シール部に漏れがあっても、最終的には、バッグ容器1内の圧力が加圧空気の流入により前記加圧空気の圧力と同じになり、その時点で前記流量計19の測定流量が0になるが、その時期は、前記所要時間からさらに大きく遅れた時間後である。
前記検査ヘッド10への給気開始から前記給気バルブ18よりも検査ヘッド10側の給気配管16内と前記検査ヘッド10の空室13内及び前記バッグ容器1の注入口3内の空間の空気圧が前記加圧空気の圧力になるまでの所要時間は、前記空間の容積と前記加圧空気の圧力とによって決まる時間であり、計算によっても、例えば製品充填前のバッグ容器1からその注入口3部分を切取り、その注入口3の第1メンブレン5を切り裂き、第2メンブレン6の全周を口部材4の基端面に完全に溶着した標準材の漏れ検査によっても求めることができる。
この所要時間は、例えば給気バルブ18よりも検査ヘッド10側の給気配管16内と検査ヘッド10の空室13内及びバッグ容器1の注入口3内の空間の容積が19.8cc、前記給気バルブ18に供給する加圧空気の圧力が0.5MPaの場合で8秒である。
ただし、実際の漏れ検査における前記検査ヘッド10への給気開始から前記流量計19の測定流量が0になるまでの時間は、バッグ容器1の注入口3をシールしている第2メンブレン6の緊張状態によって異なり、前記バッグ容器1の注入口シール部に漏れが無いときでも、前記第2メンブレン6の緊張力が充分で、前記空間の空気圧を受けても第2メンブレン6がほとんど撓み変形しない場合は、前記所要時間に応じて予め設定した時間後に前記流量計19の測定流量が0になり、前記第2メンブレン6の緊張力が弱く、前記空間の空気圧により第2メンブレン6がバッグ容器1内側に撓み変形する場合は、前記所要時間に応じて予め設定した時間から極く僅かに遅れて前記流量計19の測定流量が0になる。その遅れ時間は、最大でも1秒以下である。
図4は、前記検査ヘッド10への給気開始後の前記空間の空気圧変化を示しており、図において、aは、バッグ容器1の注入口シール部に漏れが無く、前記第2メンブレン6の緊張力が充分であるときの空気圧変化、bは、バッグ容器1の注入口シール部に漏れが無く、前記第2メンブレン6の緊張力が弱いときの空気圧変化、cは、バッグ容器1の注入口シール部に漏れがあるときの空気圧変化である。
そのため、この実施例の漏れ検査方法では、前記漏れ判定手段27に、前記検査ヘッド10への給気開始から前記空間の空気圧が供給された加圧空気の圧力になるまでの所要時間に応じて、前記所要時間と同じかその直後、例えば0.5秒後の第1の時間tと、それよりも数秒後、例えば2秒後の第2の時間tとを予め設定しておき、図4に示したように、前記第1の時間t後に1回目の漏れ判定を行ない、前記第2の時間t後に2回目の漏れ判定を行なうことにより、前記第1の時間t後の流量計19の測定流量が0であるときに漏れ無しと判定し、前記第1の時間t後の測定流量が0でないときは、前記第2の時間t後の前記流量計の測定流量が0であるときに漏れ無しと判定し、前記第2の時間t後の測定流量も0でないときに漏れありと判定するようにしている。
この漏れ検査方法は、バッグ容器1の注入口3の先端に検査ヘッド10を当接させた状態で前記検査ヘッド10への一定圧の加圧空気の供給を開始し、前記バッグ容器1の注入口シール部に漏れが無いときの前記検査ヘッド10への給気開始から前記給気バルブ18よりも検査ヘッド10側の給気配管16内と前記検査ヘッド10の空室13内及び前記バッグ容器1の注入口3内の空間の空気圧が前記加圧空気の圧力になるまでの所要時間に応じて予め設定した時間後の前記流量計19の測定値に基づいて、測定流量が0であるときに漏れ無しと判定し、前記測定流量が0でないときに漏れありと判定するものであるため、前記バッグ容器1の注入口シール部の漏れを、バッグ容器1内の流体製品Aを注入口3から漏れ出させることなく、しかも高い信頼度で検査することができる。
さらに、この漏れ検査方法では、前記検査ヘッド10への供給空気の流量を、前記給気配管16に介在された主流路管20と、この主流路管20内に両端を連通接続された金属細管からなるバイパス管22と、前記バイパス管22の上流側と下流側とにそれぞれ設けられた温度により電気抵抗値が変化する一対の抵抗体23a,23bと、前記一対の抵抗体23a,23bに通電し、これらの抵抗体23a,23bの通電による発熱と前記バイパス管22内を流れる流体との熱交換とにより生じる上流側抵抗体23aと下流側抵抗体23bとの温度差をそれぞれの抵抗体23a,23bの抵抗値差により検出して前記温度差に応じた流量信号を出力する温度差検出部24とからなる流量計19により測定しているため、極く微小な流量も高精度に測定し、前記バッグ容器1の注入口シール部の漏れを高い信頼度で検査することができる。
また、この漏れ検査方法では、上述したように、前記検査ヘッド10への給気開始から前記給気バルブ18よりも検査ヘッド10側の給気配管16内と前記検査ヘッド10の空室13内及びバッグ容器1の注入口3内の空間の空気圧が供給された加圧空気の圧力になるまでの所要時間に応じて、前記所要時間と同じかその直後の第1の時間tと、それよりも数秒後の第2の時間tとを予め設定しておき、前記第1の時間t後の流量計19の測定流量が0であるときに漏れ無しと判定し、前記第1の時間t後の測定流量が0でないときは、前記第2の時間t後の前記流量計19の測定流量が0であるときに漏れ無しと判定し、前記第2の時間t後の測定流量も0でないときに漏れありと判定するようにしているため、前記バッグ容器1の注入口シール部の漏れを、高い信頼度で、しかも短時間で検査することができる。
なお、前記バッグ容器1の注入口シール部の漏れ判定回数は1回だけにしてもよく、その場合は、前記所要時間よりも数秒後(例えば2秒後)の流量計19の測定流量に基づいて前記注入口シール部の漏れを判定することにより、前記バッグ容器1の注入口シール部の漏れを、高い信頼度で、しかも短時間で検査することができる。
また、上記実施例では、前記バッグ容器1の注入口3の先端面に気密状態に当接する環状の注入口当接部11と前記注入口当接部11により囲まれた端面に開口する空室13を有し、給気バルブ18と流量計19を備えた給気配管16が接続された専用の検査ヘッド10を用いてバッグ容器1の注入口シール部の漏れ検査を行なっているため、バッグ容器1内への製品充填とその注入口シールを行なった後、任意の時期に前記バッグ容器1の注入シール部の漏れ検査を行なうことができる。
なお、上記第1の実施例では、専用の検査ヘッド10を用いてバッグ容器1の注入口シール部の漏れ検査を行なっているが、前記注入口シール部の漏れ検査は、バッグ容器1内に流体製品Aを充填する充填装置に漏れ検査機能を付加することにより、前記充填装置の充填ヘッドを検査ヘッドに利用して行なってもよい。
図5及び図6はこの発明の第2の実施例を示しており、図5は漏れ検査機能を付加した充填装置の構成図である。
この充填装置は、図6に示した構成の充填ヘッド30を備えたものであり、この充填ヘッド30は、図7に示したバッグ容器1の注入口3の先端面に気密状態に当接する環状の注入口当接部31と、前記注入口当接部31により囲まれた端面に開口する第1の空室32と、前記第1の空室32に弁部33を介して連通する第2の空室34と、前記弁部33を開閉する弁部材35と、前記バッグ容器1の注入口3の第1メンブレン6を切り裂くメンブレンカッタ37とを有している。
前記弁部33は垂直な円形孔であり、前記弁部材35は前記円形孔の周面に気密状態に周接する丸棒状部材からなっており、この弁部材35の先端にメンブレンカッタ37が設けられている。
前記弁部材35は、充填ヘッド30内に気密状態で上下方向にスライド可能に挿入されたロッド36の先端に固定されており、図示しないロッド昇降機構により、弁部33を閉塞するとともにメンブレンカッタ37を前記第1の空室32内に引込んだ位置(図5の位置)と、前記弁部33を閉塞するとともに前記メンブレンカッタ37を前記注入口当接部31よりも下方に突出させた位置と、前記第2の空室34内に引込まれて前記弁部33を開放し、前記第1の空室32と第2の空室34とを連通させた位置とに移動される。
また、この充填ヘッド30は、前記第2の空室34よりも上側部分に前記ロッド36の周囲を囲んで形成されたシールド室38を有している。
さらに、この充填ヘッド30には、前記第1の空室32内に連通するスチーム/洗浄水供給口32a及び排出口32bと、前記第2の空室34内に連通する流体製品供給口34aと、前記シールド室38内に連通するスチーム供給口38a及び排出口38bが設けられている。
また、図では省略しているが、この充填ヘッド30は、前記バッグ容器1の注入口3をクランプし、この注入口3を、その先端面を前記注入口当接部31に押付けて充填ヘッド30に固定する注入口固定機構を備えている。
そして、前記充填ヘッド30には、図5に示したように、前記第1の空室32内に殺菌用スチーム及び洗浄水を選択的に供給するためのバルブ40を備えたスチーム/洗浄水供給配管39と、前記第1の空室32内のスチーム及び洗浄水を排出するためのバルブ46を備えたスチーム/洗浄水排出配管45と、前記第2の空室34内にバッグ容器1内に充填する流体製品Aを供給するための製品供給配管47とが接続されている。
なお、スチーム/洗浄水供給配管39は、バルブ42を備えたスチーム供給配管41と、バルブ44を備えた洗浄水供給配管43とに接続されており、殺気用スチームは、前記洗浄水供給配管43のバルブ44を閉じ、前記スチーム供給配管41のバルブ42と前記スチーム/洗浄水供給配管39のバルブ40を開くことにより前記第1の空室32内に供給され、洗浄水は、前記スチーム供給配管41のバルブ42を閉じ、前記洗浄水供給配管43のバルブ44と前記スチーム/洗浄水供給配管39のバルブ40を開くことにより前記第1の空室32内に供給される。
また、製品供給配管47には、バッグ容器1への充填作業の開始時に殺菌用スチームが一定時間供給され、その後に流体製品が連続的に供給され、充填作業の終了時に洗浄水を一定時間供給されるとともに、その後に殺菌用スチームが一定時間供給される。
さらに、前記充填ヘッド30には、前記シールド室38内にシールド用スチームを供給するためのバルブ49を備えたシールドスチーム供給配管48と、前記シールド室38内のシールド用スチームを排出するためのバルブ51を備えたシールドスチーム排出配管50とが接続されている。なお、前記シールドスチーム供給配管48は、前記スチーム供給配管41から分岐されている。
前記シールドスチーム供給配管48とシールドスチーム排出配管50のバルブ49,51は、バッグ容器1への充填作業の開始前に開かれ、充填作業の終了後閉じられる常開バルブであり、前記充填ヘッド30内にスライド可能に挿入された前記ロッド36のスライド部は、充填作業中、常に前記シールド室38内のスチームによりシールドされる。
そして、この実施例では、前記充填ヘッド30のスチーム/洗浄水供給配管39の接続部、例えば前記スチーム/洗浄水供給配管39のバルブ40よりも充填ヘッド30側の部分に、給気バルブ18と流量計19を備え、図示しない給気源に減圧弁17を介して接続された給気配管16を接続し、前記流量計19に漏れ判定手段27を接続して、充填装置に漏れ検査機能を付加している。なお、前記流量計19は上述した第1の実施例のものと同じであるから、その説明は省略する。
この実施例の漏れ検査方法は、バッグ容器1の注入口3の先端に前記充填ヘッド30を当接させて前記バッグ容器1内に流体製品Aを充填し、このバッグ容器1の注入口3を第2メンブレン6の全周溶着によりシールした後、前記充填ヘッド30を前記バッグ容器1の注入口3に当接させたまま検査ヘッドとして利用して前記バッグ容器1の注入口シール部の漏れ検査を行なうものであり、前記バッグ容器1内への流体製品Aの充填は、次のような手順で行なう。
まず、前記充填ヘッド30を、前記弁部材35を図5の位置、つまり弁部33を閉塞するとともにメンブレンカッタ37を第1の空室32内に引込んだ位置に移動させた状態で、この充填ヘッド30をバッグ容器1の注入口3の先端に当接させ、その状態で、スチーム/洗浄水供給配管39から前記第1の空室32内に殺菌用スチームを供給し、その殺菌用スチームをスチーム/洗浄水排出配管45から排出して、前記第1の空室32内及び前記注入口3の第1メンブレン5の外面をスチーム殺菌する。
次に、前記殺菌用スチームの供給及び排出を停止し、前記弁部材35を弁部33を閉塞するとともにメンブレンカッタ37を前記注入口当接部31よりも下方に突出させた位置に移動させて、前記メンブレンカッタ37により前記注入口3の第1メンブレン5を切り裂く。
次に、前記弁部材35を第2の空室34内に引込んで前記弁部33を開放し、製品供給配管47から前記第2の空室34内に供給された流体製品Aを、前記第1の空室32内と、前記注入口3の口部材4内及び第2メンブレン6の非溶着部を通してバッグ容器1内に充填する。
次に、前記充填ヘッド30に対向させて配置された図示しないシールヘッドにより、前記バッグ容器1の注入口3に対応する部分を前記注入口3を設けた側とは反対側から押し潰して前記注入口3の第2メンブレン6の外周部を前記口部材4の基端面に押し付け、その状態で前記シールヘッドを加熱し、前記第2メンブレン6の全周を前記口部材4の基端面に溶着して前記口部材4の基端開口面を第2メンブレン6により密閉することにより前記注入口3をシールする。
次に、前記弁部材35を再び図5の位置(弁部33を閉塞するとともにメンブレンカッタ37を第1の空室32内に引込んだ位置)に移動させ、スチーム/洗浄水供給配管39から前記第1の空室32内にまず洗浄水を供給し、その洗浄水をスチーム/洗浄水排出配管45から排出して、前記第1の空室32内及び前記注入口3内を洗浄し、次いで、前記スチーム/洗浄水供給配管39から前記第1の空室32内に殺菌用スチームを供給し、そのスチームをスチーム/洗浄水排出配管45から排出して、前記第1の空室32内及び前記注入口3内を殺菌用スチームによりフラッシングし、その後に、前記シールヘッドを後退させる。
そして、この実施例では、前記バッグ容器1内への製品充填及び注入口シールを行なった後、前記充填ヘッド30を前記バッグ容器1の注入口3に当接させたまま検査ヘッドとして利用し、図5の位置に移動された前記弁部材35により前記第1の空室32と第2の空室との間を閉鎖するとともに前記スチーム/洗浄水供給配管39とスチーム/洗浄水排出配管45の両方のバルブ40,46を閉じ、前記給気バルブ18を開いて、予め前記給気配管16内の前記給気バルブ18よりも上流側に供給しておいた一定圧の加圧空気を前記充填ヘッド30の第1の空室32内に供給して、前記バッグ容器1の注入口シール部の漏れを、上述した第1の実施例と同様にして検査する。
この実施例の漏れ検査方法は、前記充填ヘッド30をバッグ容器1の注入口3の先端に当接させ、この充填ヘッド30の第1の空室内及び前記注入口3の第1メンブレン5の外面のスチーム殺菌、前記第1メンブレン5の切り裂き、前記バッグ容器1内への流体製品Aの充填、前記注入口3の第2メンブレン6の全周溶着による注入口シール、前記第1の空室32内及び前記注入口3内の洗浄及びスチームフラッシングを行なった後、前記充填ヘッド30を前記バッグ容器1の注入口3に当接させたまま検査ヘッドとして利用し、前記弁部材35により前記第1の空室32と第2の空室34との間を閉鎖するとともに前記スチーム/洗浄水供給配管39とスチーム/洗浄水排出配管45の両方のバルブ40,46を閉じ、前記給気バルブ18を開いて、予め前記給気配管16内の前記給気バルブ18よりも上流側に供給しておいた一定圧の加圧空気を前記充填ヘッド30の第1の空室32内に供給して前記バッグ容器1の注入口シール部の漏れ検査を行なうものであるため、前記バッグ容器1内への製品充填及び注入口シールに続けて前記バッグ容器1の注入シール部の漏れを検査することができる。
しかも、この漏れ検査方法は、前記充填ヘッド30を検査ヘッドとしてバッグ容器1の注入口シール部の漏れ検査を行なうものであるため、バッグ容器1内への製品充填及び注入口シール毎に注入シール部の漏れを検査することができる。
なお、前記バッグ容器1の注入シール部の漏れ検査は、所定数のバッグ容器1への製品充填を行なう毎に行なうことも可能である。
この発明の第1の実施例を示すバッグ容器の注入シール部の漏れ検査を行なうための検査装置の構成図。 専用の検査ヘッドの断面図。 流量計の構成図。 検査ヘッドへの給気開始後の給気バルブよりも検査ヘッド側の給気配管内と検査ヘッドの空室内及びバッグ容器の注入口内の空間の空気圧変化を示す図。 この発明の第2の実施例を示す漏れ検査機能を付加した充填装置の構成図。 充填ヘッドの断面図。 バッグ容器の製品充填前、製品充填中及び注入口シール後の状態の断面図。
符号の説明
1…バッグ容器、2…バッグ本体、3…注入口、4…口部材、5…第1メンブレン、6…第1メンブレン、7…注入口取付孔、A…流体製品、10…検査ヘッド、11…注入口当接部、13…空室、16…給気配管、18…給気バルブ、19…流量計、27…漏れ判定手段、30…充填ヘッド、31…注入口当接部、32…第1の空室、33…弁部、34…第2の空室、35…弁部材、37…メンブレンカッタ、39…スチーム/洗浄水供給配管、40…バルブ、45…スチーム/洗浄水排出配管、46…バルブ、47…製品供給配管。

Claims (5)

  1. バッグ本体の一部に、基端部を前記バッグ本体に設けられた注入口取付孔に嵌合されて前記バッグ本体に気密状態に溶着された筒状の口部材と、前記口部材の先端の開口面を密閉する第1メンブレンと、前記口部材の基端面に外周部の複数箇所を仮溶着された第2メンブレンとからなる製品注入口が設けられ、前記第1メンブレンを切り裂かれ、前記口部材内及び前記第2メンブレンの非溶着部を通して前記バッグ本体内に流体製品を充填された後に、前記第2メンブレンの全周を前記口部材の基端面に溶着されて前記注入口をシールされたバッグ容器の注入口シール部の漏れを検査する方法において、
    前記バッグ容器の注入口の先端に、前記注入口の先端面に気密状態に当接する環状の注入口当接部と前記注入口当接部により囲まれた端面に開口する空室を有し、給気バルブと流量計を備えた給気配管が接続された検査ヘッドを、前記空室を前記注入口内に連通させて当接させた状態で、予め前記給気配管内の前記給気バルブよりも上流側に供給しておいた一定圧の加圧空気を、前記給気バルブを開いて前記検査ヘッドの前記空室内に供給し、前記バッグ容器の注入口シール部に漏れが無いときの前記検査ヘッドへの給気開始から前記給気バルブよりも検査ヘッド側の給気配管内と前記検査ヘッドの空室内及び前記バッグ容器の注入口内の空間の空気圧が前記加圧空気の圧力になるまでの所要時間に応じて予め設定した時間後の前記流量計の測定値に基づいて、測定流量が0であるときに漏れ無しと判定し、前記測定流量が0でないときに漏れありと判定することを特徴とするバッグ容器の注入口シール部の漏れ検査方法。
  2. 検査ヘッドへの供給空気の流量を、給気配管に介在された主流路管と、この主流路管内に両端を連通接続された金属細管からなるバイパス管と、前記バイパス管の上流側と下流側とにそれぞれ設けられた温度により電気抵抗値が変化する一対の抵抗体と、前記一対の抵抗体に通電し、これらの抵抗体の通電による発熱と前記バイパス管内を流れる流体との熱交換とにより生じる上流側抵抗体と下流側抵抗体との温度差をそれぞれの抵抗体の抵抗値差により検出して前記温度差に応じた流量信号を出力する温度差検出部とからなる流量計により測定することを特徴とする請求項1に記載のバッグ容器の注入口シール部の漏れ検査方法。
  3. 検査ヘッドへの給気開始から給気バルブよりも検査ヘッド側の給気配管内と前記検査ヘッドの空室内及びバッグ容器の注入口内の空間の空気圧が供給された加圧空気の圧力になるまでの所要時間に応じて、前記所要時間と同じかその直後の第1の時間と、それよりも数秒後の第2の時間とを予め設定しておき、前記第1の時間後の流量計の測定流量が0であるときに漏れ無しと判定し、前記第1の時間後の測定流量が0でないときは、前記第2の時間後の前記流量計の測定流量が0であるときに漏れ無しと判定し、前記第2の時間後の測定流量も0でないときに漏れありと判定することを特徴とする請求項1に記載のバッグ容器の注入口シール部の漏れ検査方法。
  4. バッグ容器の注入口の先端面に気密状態に当接する環状の注入口当接部と前記注入口当接部により囲まれた端面に開口する空室を有し、給気バルブと流量計を備えた給気配管が接続された専用の検査ヘッドを用いて前記バッグ容器の注入口シール部の漏れ検査を行なうことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のバッグ容器の注入口シール部の漏れ検査方法。
  5. バッグ容器の注入口の先端面に気密状態に当接する環状の注入口当接部と、前記注入口当接部により囲まれた端面に開口する第1の空室と、前記第1の空室に弁部を介して連通する第2の空室と、前記弁部を開閉する弁部材と、前記バッグ容器の注入口の第1メンブレンを切り裂くメンブレンカッタとを有し、前記第1の空室内に殺菌用スチーム及び洗浄水を選択的に供給するためのバルブを備えたスチーム/洗浄水供給配管と、前記第1の空室内のスチーム及び洗浄水を排出するためのバルブを備えたスチーム/洗浄水排出配管と、前記第2の空室内に前記バッグ容器内に充填する流体製品を供給するための製品供給配管とが接続された充填ヘッドの前記スチーム/洗浄水供給配管の接続部に、給気バルブと流量計を備えた給気配管を接続しておき、前記充填ヘッドを前記バッグ容器の注入口の先端に当接させ、この充填ヘッドの第1の空室内及び前記注入口の第1メンブレンの外面のスチーム殺菌、前記第1メンブレンの切り裂き、前記バッグ容器内への流体製品の充填、前記注入口の前記第2メンブレンの全周溶着による注入口シール、前記第1の空室内及び前記注入口内の洗浄及びスチームフラッシングを行なった後、前記充填ヘッドを前記バッグ容器の注入口に当接させたまま検査ヘッドとして利用し、前記弁部材により前記第1の空室と第2の空室との間を閉鎖するとともに前記スチーム/洗浄水供給配管と前記スチーム/洗浄水排出配管の両方のバルブを閉じ、前記給気バルブを開いて、予め前記給気配管内の前記給気バルブよりも上流側に供給しておいた一定圧の加圧空気を前記充填ヘッドの第1の空室内に供給して前記バッグ容器の注入口シール部の漏れ検査を行なうことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のバッグ容器の注入口シール部の漏れ検査方法。
JP2004235322A 2004-08-12 2004-08-12 バッグ容器の注入口シール部の漏れ検査方法 Active JP4316446B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004235322A JP4316446B2 (ja) 2004-08-12 2004-08-12 バッグ容器の注入口シール部の漏れ検査方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004235322A JP4316446B2 (ja) 2004-08-12 2004-08-12 バッグ容器の注入口シール部の漏れ検査方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006053068A JP2006053068A (ja) 2006-02-23
JP4316446B2 true JP4316446B2 (ja) 2009-08-19

Family

ID=36030646

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004235322A Active JP4316446B2 (ja) 2004-08-12 2004-08-12 バッグ容器の注入口シール部の漏れ検査方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4316446B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180105672A (ko) 2016-03-29 2018-09-28 비고 가스 퓨리피케이션 테크놀로지스 인코포레이티드 온라인 밀폐 검측 장치, 멀티 섹션형 밀폐 챔버 가공 장치 및 방법
CN112444344A (zh) * 2021-02-01 2021-03-05 中国科学院空天信息创新研究院 一种浮空器囊体气密性检测设备及方法

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007308197A (ja) * 2006-05-22 2007-11-29 Cornes Dodwell Ltd バッグ容器用製品充填方法
JP5530097B2 (ja) * 2008-12-24 2014-06-25 株式会社アサヒ・エンタープライズ 圧力制御装置および圧力制御方法
CN103786932B (zh) * 2012-07-04 2016-04-20 楚天科技股份有限公司 一种输液软袋热合强度在线检测装置及输液软袋生产线
US10422716B2 (en) * 2016-12-08 2019-09-24 Pall Corporation Method and system for leak testing
JP6906748B2 (ja) * 2017-01-23 2021-07-21 住友ゴム工業株式会社 インフレート設備およびガス漏れ検知方法
JP2020051883A (ja) * 2018-09-27 2020-04-02 大日本印刷株式会社 注出口付パウチ袋の漏れ検査装置および方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180105672A (ko) 2016-03-29 2018-09-28 비고 가스 퓨리피케이션 테크놀로지스 인코포레이티드 온라인 밀폐 검측 장치, 멀티 섹션형 밀폐 챔버 가공 장치 및 방법
KR102141590B1 (ko) * 2016-03-29 2020-08-06 비고 가스 퓨리피케이션 테크놀로지스 인코포레이티드 온라인 밀폐 검측 장치, 멀티 섹션형 밀폐 챔버 가공 장치 및 방법
CN112444344A (zh) * 2021-02-01 2021-03-05 中国科学院空天信息创新研究院 一种浮空器囊体气密性检测设备及方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006053068A (ja) 2006-02-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5840237B2 (ja) 漏れ検出方法および装置
JP3001820B2 (ja) 容器の漏れ試験方法及び装置
JP4316446B2 (ja) バッグ容器の注入口シール部の漏れ検査方法
TW201237385A (en) Differential pressure measuring method and device
WO2012012308A2 (en) Method and apparatus for quality of seal and package integrity testing
JP5049199B2 (ja) 外圧検出型漏れ検査装置及びそれを使った漏れ検査方法
JP2006177810A (ja) 検査装置及び検査方法
JP4451067B2 (ja) 流体漏れの有無を決定する方法及び装置
JP2002168725A (ja) 液体容器の検査方法及び装置
JP2003035624A (ja) リーク検査方法及びその装置
US20220003627A1 (en) Leak detector
JP2005315784A (ja) リーク検出方法及びその検出装置
JP2002303559A (ja) 注出口のリークテスト方法、装置及び注出口セット機
JP2005037268A (ja) 流量検査装置
JP2008180664A (ja) 飲料用ディスペンサの保密検査方法と保密検査装置
CA2972667A1 (en) Arrangement and method for testing the tightness of a container
JPS6258127A (ja) エアリ−クテスタ
JPH07151637A (ja) リーク検知方法および装置
JP3747303B2 (ja) 密閉空間内のガス測定装置
JP3643443B2 (ja) ガス配管気密検査装置
KR101416620B1 (ko) 초음파와 공압을 이용한 누설감지장치
JPH0915085A (ja) 洩れ検査装置
JPH04208833A (ja) 流体漏れ検査装置
JP2006184046A (ja) 液漏れ検査装置
JPH11248594A (ja) 容器の漏洩検査方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070731

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090415

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090512

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090520

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4316446

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120529

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120529

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130529

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250