JPH11248594A - 容器の漏洩検査方法及び装置 - Google Patents

容器の漏洩検査方法及び装置

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JPH11248594A
JPH11248594A JP5552498A JP5552498A JPH11248594A JP H11248594 A JPH11248594 A JP H11248594A JP 5552498 A JP5552498 A JP 5552498A JP 5552498 A JP5552498 A JP 5552498A JP H11248594 A JPH11248594 A JP H11248594A
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JP
Japan
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sealed space
container
opening
pump
leakage
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Withdrawn
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JP5552498A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Nihei
潔 二瓶
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 気密漏洩試験において定量的な漏洩率の測定
が容易であると共に、容器の開口部廻りの接続構造を簡
易化した容器の漏洩検査方法及び装置を提供する。 【解決手段】 容器1の開口部廻りの取付座10に流体
継手20を接続し、該流体継手により開口部廻りに密封
空間を形成する。この密封空間には流体通路15が接続
されており、そこに設けられたポンプ14により密封空
間を真空引き又は加圧し、その後、密封空間とポンプ1
4との間に設置された開閉バルブ12を遮断してから、
密封空間の圧力変化を圧力計13により計測する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的には容器の
気密漏洩検査方法及び装置に関し、特に、放射性物質を
収納し輸送する容器のための気密漏洩試験方法及び装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】このような放射性物質輸送容器に関して
は、同輸送容器を発送する前に、放射性物質を収納した
際に漏洩が生じることのないように、気密漏洩試験が行
われる。従来の発送前検査では、低放射性物質の輸送の
場合、図3の(a)に示すように、放射性物質輸送容器
1の密封を要する開口部のような被検査部2の廻りにセ
ッケン液3を塗布し、該被検査部2における発泡の有無
を目視して、確認する方法が一般的に採用されてきた。
【0003】また、特別な場合には、図3の(b)に示
すように、被検査部2を囲むように放射性物質輸送容器
1に設置したOリング構造体4を有する漏洩検査装置が
用いられることもある。このOリング構造体4は、環状
のベース部もしくは取付座4aと、該取付座4aを囲ん
でそこにボルト(図示せず)により固着される全体的に
丸筒状の密封カバー4bと、該密封カバー4bのフラン
ジ部及び取付座4a間に介在した2重Oリング4c,4
cとからなっている。2重Oリング4c,4c間には、
加圧源もしくは吸引源5に連なる配管6が流体連通可能
に接続されており、また、この配管6には圧力計7が設
置されている。上述した漏洩検査装置は、2重Oリング
4c,4c間のスペースを配管6を介して加圧もしくは
吸引し、それによる圧力の変化を圧力計7で測定するこ
とによって漏洩率を確認するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】セッケン液による漏洩
検査では、漏洩が生じているか否かの確認はできるが定
量的な漏洩率の測定は不可能である。また、Oリング構
造体を有していない放射性物質輸送容器にOリング構造
体を追設したとしても、同Oリング構造体自体や上述し
た吸引源5、配管6、圧力計7等の部品の取付性に問題
があったり、取付が可能であっても、上述のようなボル
トによる取付等では検査作業の負担が大きい。しかも、
通常の発送前検査では、時間的な制約があるため、検査
は容易にかつ迅速に実施される必要がある。従って、本
発明の目的は、気密漏洩試験において定量的な漏洩率の
測定が容易であると共に、容器の開口部廻りの接続構造
を簡易化した容器の漏洩検査方法及び装置を提供するこ
とである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1に係る本発明は、容器の開口部廻りに密封
空間を形成し、該密封空間をポンプにより真空引き又は
加圧し、その後、前記密封空間と前記ポンプとを繋ぐ系
を遮断してから、前記密封空間の圧力変化を計測するこ
とを特徴とする容器の漏洩検査方法を提供している。
【0006】また、上述した目的を達成するため、請求
項2に係る本発明は、容器の開口部廻りに取り付けた取
付座と、該取付座に流体接続するための流体継手を具備
する密封カバーと、該密封カバー及び前記容器の間に形
成される密封空間を真空引き又は加圧するポンプと、前
記密封空間及び前記ポンプを繋ぐ流体通路を遮断・開放
する開閉バルブと、該開閉バルブで遮断された前記密封
空間側の圧力を計測する圧力計とを備えてなる容器の漏
洩検査装置を提供している。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好適な実施形態に
ついて添付図面を参照して詳細に説明するが、図中、同
一符号は同一又は相当部分を示すものとする。図1は、
本発明による漏洩検査方法を実施する装置の一実施形態
の概要を示している。図1において、放射性物質輸送容
器1の開口部(図1には示さず)廻りには、取付座10
が予め例えば溶接等により取り付けられており、この取
付座10に密封カバー11が適宜接続される。接続は、
後述するように、一般に使用されている流体継手のよう
な接続構造20を用いることができ、それにより、従来
のOリング構造体のようにボルト等による締め付け作業
に比べて接続が容易になるだけでなく、付随的な効果が
もたらされる。
【0008】図1に示された漏洩検査装置を用いて試験
を行うには、取付座10及び密封カバー11により構成
される接続構造20から開閉バルブ12までの配管(流
体通路)15により画成される空間を、開閉バルブ12
を開弁してから、該配管15に接続された真空又は加圧
ポンプ14により真空引き又は加圧し、その後、開閉バ
ルブ12を全閉状態に保持する。配管15には、開閉バ
ルブ12と密封カバー11との間のところで圧力計13
が接続されていて、該圧力計13が開閉バルブ12の全
閉後の上記空間の圧力を検出する。図面では、この圧力
計13は単なるメーターとして図示されているが、検出
圧力を記録し表示する機能を有するものが好ましい。
【0009】図2は、上述した接続構造20を幾分詳細
に示すものであり、これは市販のものを使用すればよい
ので、構造の詳しい説明は省略するが、取付座10と密
封カバー11とからなる。取付座10は、放射性物質輸
送容器1の開口部であるノズル21を囲んでいて、放射
性物質輸送容器の端壁1aに例えば溶接により予め固着
される外側筒体22を含む。密封カバー11は、外側筒
体22の内部にシールリングを介して嵌まり込んだ内側
筒体23を含み、外側筒体22から突出する内側筒体2
3の先端部は、雌ねじ部24となっている。ノズル21
にはボール25が嵌合し、外側筒体22への内側筒体2
3の接続を容易にするだけでなく、該外側筒体22に挿
入された内側筒体23の脱出を防止している。このよう
な構造により、放射性物質輸送容器1と密封カバー11
との間に、特定的にはノズル21廻りに、密封空間が画
成される。
【0010】密封カバー11は、上述した内側筒体23
に加えて、雄ねじ部26aと、この雄ねじ部26aの反
対方向に延びるノズル部26bとからなるコネクタ部2
6を有し、このノズル部26bに、図1に関連して説明
した配管15が接続される。また、雄ねじ部26aは内
側筒体23の雌ねじ部24に螺合する。密封カバー11
の内部には、弁体28と、該弁体を押さえるコイルばね
29等とが配設されていて、密封カバー11の内側筒体
23を外側筒体22に挿入したときに、弁体28が自動
的に閉位置に位置付けられ上述した密封空間を画成する
ようになっている。
【0011】
【発明の効果】以上のように、請求項1及び請求項2に
記載の本発明によれば、容器の開口部廻りに流体継手に
より密封空間を形成し、該密封空間が、圧力計を有する
流体通路を介してポンプにより真空引き又は加圧するた
め、開口部廻りへの接続が容易となり、気密漏洩試験に
おいて定量的な漏洩率の測定が容易にかつ迅速に行うこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 検査すべき放射性物質輸送容器に接続された
本発明による漏洩検査装置を示す概要図である。
【図2】 図1の漏洩検査装置で用いられる流体継手の
斜視断面図である。
【図3】 (a)はセッケン液を用いる従来の漏洩検査
方法の一例を示す概要図、(b)はOリング構造体を用
いる従来の漏洩検査方法の別例を示す概要図である。
【符号の説明】
1…放射性物質輸送容器(容器)、10…取付座、11
…密封カバー、12…開閉バルブ、13…圧力計、14
…ポンプ、15…配管(流体通路)、20…接続構造
(流体継手)、21…ノズル(容器の開口部)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器の開口部廻りに流体継手により密封
    空間を形成し、該密封空間をポンプにより真空引き又は
    加圧し、その後、前記密封空間と前記ポンプとを繋ぐ系
    を遮断してから、前記密封空間の圧力変化を計測するこ
    とを特徴とする容器の漏洩検査方法。
  2. 【請求項2】 容器の開口部廻りに取り付けた取付座
    と、該取付座に流体接続するための流体継手を具備する
    密封カバーと、該密封カバー及び前記容器の間に形成さ
    れる密封空間を真空引き又は加圧するポンプと、前記密
    封空間及び前記ポンプを繋ぐ流体通路を遮断・開放する
    開閉バルブと、該開閉バルブで遮断された前記密封空間
    側の圧力を計測する圧力計とを備えてなる容器の漏洩検
    査装置。
JP5552498A 1998-03-06 1998-03-06 容器の漏洩検査方法及び装置 Withdrawn JPH11248594A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002206480A (ja) * 2000-11-13 2002-07-26 Ebara Corp 連続処理型トラップ装置
DE102016107216A1 (de) * 2016-04-19 2017-10-19 Lisa Dräxlmaier GmbH Vorrichtung und Verfahren zur Dichtheitsprüfung einer Komponente eines Kabelbaums für ein Fahrzeug
CN112194078A (zh) * 2020-10-16 2021-01-08 梅特勒-托利多(常州)测量技术有限公司 用于全自动灌装线桶盖密封检测设备及其方法

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CN112194078B (zh) * 2020-10-16 2022-06-28 梅特勒-托利多(常州)测量技术有限公司 用于全自动灌装线桶盖密封检测设备及其方法

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