JP2002369614A - コンバイン - Google Patents

コンバイン

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JP2002369614A
JP2002369614A JP2001182467A JP2001182467A JP2002369614A JP 2002369614 A JP2002369614 A JP 2002369614A JP 2001182467 A JP2001182467 A JP 2001182467A JP 2001182467 A JP2001182467 A JP 2001182467A JP 2002369614 A JP2002369614 A JP 2002369614A
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JP
Japan
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conveyor
type
grain
grains
lower conveyor
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Application number
JP2001182467A
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English (en)
Inventor
Akiyoshi Hayashi
晃良 林
Shigeto Kinugawa
重人 衣川
Shinji Ishii
真嗣 石井
Shozo Nakajima
昭三 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Yoka Industry Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
Yoka Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のコンバインの穀粒搬送用コンベアの駆
動クラッチは一系統であり、穀粒を高位置まで搬送する
下部コンベアと高位置から穀粒を側方に搬送するコンベ
ア式搬送装置とは駆動を同時に断接するため、穀粒詰ま
りや部材破損等が発生しやすい、という問題や、油圧回
路内のコンベア式搬送装置の駆動・昇降切換バルブは、
刈取部・掻込リール昇降切替バルブよりも下流で、刈取
部・掻込リール昇降中はコンベア式搬送装置の動作が中
断する、という問題があった。 【解決手段】 コンベア式搬送装置70を下部コンベア
とは独立駆動とし、更に、排出作業開始終了時のコンベ
ア式搬送装置70と下部コンベアのクラッチ入切順序を
適切に制御する。また、コンベア式搬送装置70を駆動
・昇降中は、掻込リール128の昇降を禁止したり、該
掻込リール128昇降時には下部コンベアの駆動を禁止
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、穀粒タンク内の穀
粒を高い位置まで下部コンベアにより揚穀し、さらに、
該下部コンベアからの穀粒を機体後方又は側方の機外に
排出可能なコンベア式搬送装置を具備するコンバインに
おいて、排出作業での穀粒詰まり発生の防止や解消に有
効なコンベア式搬送装置の駆動制御構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、穀粒の排出は、排出オーガや袋詰
め装置により行われていた。このうち、排出オーガで
は、穀粒は、穀粒タンクの側面から縦オーガ筒で一旦揚
穀された後、略水平に延出された排出オーガ内を搬送さ
れ、該排出オーガ先端から横付けしたトラックなどに排
出されていた。また、袋詰め装置では、選別された穀粒
が揚穀された後、トップサッカ等の小型のタンクを介し
て、機体側部に設けた袋詰め装置内の穀粒袋に入れるよ
うにしていた。
【0003】そして、大豆のように穀粒が軟らかい上、
土などの異物が混入しやすい豆類の場合には、刈り取り
・脱穀・選別した後の排出作業をスクリュー式で搬送距
離も長い前記排出オーガにより行うと、穀粒が傷つきや
すく、穀粒品質の低下を招く。また、袋詰め装置では、
前記穀粒袋をそれほど大きくできないために多数の袋に
分けて袋詰めしなければならず、そのための袋詰め作業
や運搬作業に時間や手間がかかり、作業効率が良好では
なかった。
【0004】そこで、本発明者らは、穀粒タンクの底部
にスクリュー式の搬出コンベアを軸装し、該搬出コンベ
アに下部を連結連通して前記穀粒タンクの背面に穀粒排
出装置を立設し、該穀粒排出装置の上部から穀粒を排出
することにより、排出高さを高くでき、大きな袋にも容
易に排出可能なコンベアについて提案した。さらに、も
っと遠く離間した位置にあるコンテナやトラックにも多
量の穀粒を排出できるように、前記穀粒排出装置の排出
口近傍に、穀粒を後方又は側方に搬送可能なコンベア式
搬送装置を配設するよう提案している。
【0005】また、コンバインの刈取部・掻込リールの
昇降や、機体の左右傾斜角を自在に設定する姿勢制御装
置の駆動などは油圧で行われており、この油圧制御用の
油圧回路を利用して、前記排出オーガやコンベア式搬送
装置の昇降や駆動を行うようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来
は、穀粒搬送用のコンベアの駆動クラッチ(以下「クラ
ッチ」とする)は一系統であり、前記搬出コンベア、穀
粒排出装置などのように穀粒を高い位置まで搬送するコ
ンベア(以下「下部コンベア」とする)と、穀粒を後方
又は側方に搬送する排出オーガやコンベア式搬送装置な
ど(以下、いずれも「コンベア式搬送装置」とする)と
は、駆動力を同時に断接する構成としていたため、一
旦、経路途中で穀粒詰まりが発生すると、該穀粒詰まり
を解消するには、全経路の駆動力を「切」にしてから、
穀粒を掃除口から手で掻き出すしかなく、穀粒除去に時
間や手間がかかり排出作業効率が著しく低下する、とい
う問題があった。
【0007】また、駆動力も、エンジンからギアやベル
トなどで構成される単一経路により伝達されていたた
め、経路途中で駆動力が分散できずに強度の弱い部分に
応力が集中し、過負荷による伝達部材の変形や破損が発
生する、という問題もあった。
【0008】また、前記油圧回路では、油圧回路中の各
駆動系を制御する部分(以下「部分油圧回路」とする)
が、複数個直列に配置されて構成されており、上流側に
ある部分油圧回路を動作させると、それよりも下流側に
ある部分油圧回路は動作しない。そのため、上流側にあ
る刈取部・掻込リールが昇降中は、下流側のコンベア式
搬送装置の駆動・昇降・収納などの動作が中断し、排出
作業の操作がやりにくい、という問題があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するた
めの手段を説明する。すなわち、請求項1においては、
穀粒を穀粒タンクから揚穀する下部コンベアと、該下部
コンベアからの穀粒を機外に搬送可能なコンベア式搬送
装置とを配設したコンバインにおいて、該コンベア式搬
送装置と前記下部コンベアをそれぞれは独立して駆動す
る構成としたものである。
【0010】請求項2においては、前記下部コンベアと
コンベア式搬送装置のコンベア駆動部にそれぞれクラッ
チ機構を介装し、該クラッチ機構は、穀粒排出作業開始
時には、コンベア式搬送装置が「入」となった後又は同
時に下部コンベアが「入」となり、穀粒排出作業終了時
には、下部コンベアが「切」となった後又は同時にコン
ベア式搬送装置が「切」となるように、制御するもので
ある。
【0011】請求項3においては、前記下部コンベアか
らコンベア式搬送装置にかけて、穀粒の詰まりを検出す
る詰まりセンサを設け、該詰まりセンサによる穀粒詰ま
り検出時には、下部コンベアが「切」となった後又は同
時にコンベア式搬送装置が「切」となるように、前記ク
ラッチ機構を制御するものである。
【0012】請求項4においては、前記コンベア式搬送
装置には、コンベア駆動用の油圧モータを設け、該油圧
モータのリリーフ圧を、搬送帯とその駆動部材間におけ
るスリップ発生時の限界油圧よりも、低く設定するもの
である。
【0013】請求項5においては、穀粒を穀粒タンクか
ら揚穀する下部コンベアと、該下部コンベアからの穀粒
を機外に搬送可能なコンベア式搬送装置とを配設し、該
コンベア式搬送装置を油圧で駆動する構成であって、機
体前部の刈取部前上方に配置する掻込リールとその昇降
手段とを油圧駆動として、各油圧駆動装置の切換手段を
直列に接続し、掻込リール昇降切換バルブよりも下流側
にコンベア式搬送装置駆動切換バルブを配置し、コンベ
ア式搬送装置駆動時には、掻込リールの昇降を禁止する
ように制御するものである。
【0014】請求項6においては、穀粒を穀粒タンクか
ら揚穀する下部コンベアと、該下部コンベアからの穀粒
を機外に搬送可能なコンベア式搬送装置とを配設し、該
コンベア式搬送装置を油圧で駆動する構成であって、機
体前部の刈取部前上方に配置する掻込リールとその昇降
手段とを油圧駆動として、各油圧駆動装置の切換手段を
直列に接続し、掻込リール昇降切換バルブよりも下流側
にコンベア式搬送装置駆動切換バルブを配置し、コンベ
ア式搬送装置駆動時には、掻込リールの昇降に伴い下部
コンベアの駆動を禁止するように制御するものである。
【0015】請求項7においては、穀粒を穀粒タンクか
ら揚穀する下部コンベアと、該下部コンベアからの穀粒
を機外に搬送可能なコンベア式搬送装置とを配設し、該
コンベア式搬送装置を油圧で駆動する構成のコンバイン
であって、機体前部の刈取部の昇降手段と、機体を左右
傾斜させる姿勢制御手段を設けると共に、コンベア式搬
送装置昇降切換バルブを、刈取部昇降切換バルブよりも
下流側で、姿勢制御用昇降切換バルブよりも上流側に配
置し、コンベア式搬送装置収納時には、コンベア式搬送
装置の下降信号を収納完了まで継続して出力可能な構成
としたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。図1は本発明に係わるコンバインの全
体側面図、図2は同じく平面図、図3は同じく背面図、
図4は同じく穀粒排出経路を示す後部側面図、図5は中
継ぎ搬送装置周辺の側面一部断面図、図6は同じく平面
一部断面図、図7は搬送板コンベア式搬送装置の全体側
面図、図8はスクリューコンベア式搬送装置を有するコ
ンバインの全体側面図、図9はコンバイン各部の昇降・
駆動のための油圧回路図、図10は部分油圧回路図、図
11はコンバイン各部の昇降・駆動手段を示す制御ブロ
ック図、図12は排出作業スイッチによる排出作業開始
・終了制御のフローチャート、図13は詰まりセンサに
よる排出作業開始・終了制御のフローチャートである。
【0017】はじめに、本発明に係わるコンバインの全
体構成について、図1乃至図4により説明する。クロー
ラ式走行装置1R・1L上には機体フレーム100が搭
載され、該機体フレーム100上には脱穀部2が搭載さ
れ、該脱穀部2の前方には、フィーダ室3を介して刈取
部4が連設されると共に、脱穀部2の横側方には穀粒タ
ンク5が搭載され、該穀粒タンク5の前方側には、運転
部6が連設されている。
【0018】さらに、前記脱穀部2の下方には、揺動選
別装置9が配置され、該揺動選別装置9の下方に横設さ
れた一番コンベア8の終端部には、連通してバケット式
の揚穀コンベア7が立設されている。該揚穀コンベア7
では、上下部に軸支されたスプロケット14・15間に
コンベアチェーン16が巻回され、該コンベアチェーン
16上には複数のバケット17が列設されており、前記
揺動選別装置9で選別された一番物などの精粒は揚穀コ
ンベア7下部の円弧状の受部に搬送され、該受部の精粒
はコンベアチェーン16上のバケット17により掬い上
げられ、そのまま揚穀コンベア7の上部まで搬送され
る。
【0019】そして、該揚穀コンベア7の上部は連結パ
イプ68を介して穀粒タンク5に連通され、該穀粒タン
ク5に搬送されてきた精粒は、回転する図示せぬレベリ
ングディスクなどで弾き飛ばされて、穀粒タンク5内に
均一に分散され均等に貯留できるようにしている。該穀
粒タンク5の下部樋10には、スクリュー式の搬出コン
ベア11が軸装され、該搬出コンベア11の終端部は、
穀粒排出装置13下部に受継ぎケース12を介して連通
されいる。
【0020】該穀粒排出装置13でも、バケット式の排
出コンベア56が形成され、該排出コンベア56の上下
部に軸支されたスプロケット88・89間には、コンベ
アチェーン67が巻回され、該コンベアチェーン67上
には複数のバケット66が列設されており、前記穀粒タ
ンク5内に貯留された穀粒を、穀粒排出装置13上方よ
り排出できるようにしている。
【0021】このように、穀粒タンク5の底部に穀粒排
出装置13の下部を連結連通し、該穀粒排出装置13を
前記穀粒タンク5の背面に立設することにより、機体後
部の空間が活用でき、機体上部又は側部に設けた従来の
ような長い排出オーガや幅広の袋詰め装置に比べて、機
体高さ、機体幅を小さくできるため、作物の走行中の機
体による損傷を防止すると共に、機体の格納スペースを
小さくしている。
【0022】そして、この穀粒排出装置13の排出口1
3a下方には、穀粒を機体後方又は側方(機外)に搬送
可能なコンベア式搬送装置70を配設して、遠く離間し
た位置にあるコンテナやトラックにも多量の穀粒を排出
できるようにしている。さらに、該コンベア式搬送装置
70の穀粒流入口50と、前記穀粒排出装置13の排出
口13aとの間には、中継ぎ搬送装置69を連通して、
排出口13aから排出される穀粒を、回動する平ベルト
90などにより穀粒流入口50まで導くようにしている
のである。
【0023】また、前記機体フレーム100上には回動
支点軸107が立設され、該回動支点軸107は支持ス
テー108により支持され、該支持ステー108は、前
記脱穀部2や揺動選別装置9等を内設する支持ケース5
5から水平に突設され、該支持ケース55は前記機体フ
レーム100上に載置固定されている。
【0024】このようにして、機体フレーム100や支
持ステー108により強固に支持された回動支点軸10
7には、上下の回動ステー92・93の後端部が回動可
能に外嵌され、該回動ステー92・93の先端部は、前
記穀粒タンク5の背面に連結固定されており、穀粒タン
ク5を、回動支点軸107を中心に回動できるようにし
ている。これにより、穀粒タンク5を迅速かつ確実にオ
ープンして、コンバイン内部の保守管理作業の容易化を
図っている。
【0025】次に、穀粒排出用の各コンベアの駆動・昇
降手段について、図4乃至図8により詳細に説明する。
まず、前記搬出コンベア11から穀粒排出装置13を介
して中継ぎ搬送装置69に至る下部コンベアの駆動手段
について、図4乃至図6に示す。前述のように、搬出コ
ンベア11のコンベア軸11a終端には、スプロケット
88が固設され、該スプロケット88は穀粒排出装置1
3内のコンベアチェーン67を介して上部のスプロケッ
ト89に連結されており、コンベア軸11aはスプロケ
ット89を軸支する枢軸30に連結連動されている。一
方、コンベア軸11a始端は、伝達ギア102や下部コ
ンベアクラッチ118等からなる伝達機構を介して、図
示せぬエンジンの出力軸に連結連動されている。
【0026】そして、穀粒排出装置13に連設する中継
ぎ搬送装置69では、前記排出口13a側方に連絡路8
1aが連設され、該連絡部81aより後方に向かって角
パイプ状の中継ぎケース81が突設され、該中継ぎケー
ス81下部には搬送部31が形成されている。該搬送部
31では、中継ぎケース81の搬送始端側の左右側板間
に駆動軸19が枢支され、該駆動軸19には駆動プーリ
20が外嵌・固定されている。同様に、中継ぎケース8
1の搬送終端側の左右側板間には従動軸21が枢支さ
れ、該従動軸21には従動プーリ22が外嵌固定されて
おり、該従動プーリ22と前記駆動プーリ20との間に
は平ベルト90が巻回されている。
【0027】そして、駆動軸19側端からは連結軸28
が延設され、該連結軸28端部にはベベルギア27が固
設されると共に、穀粒排出装置13上部のスプロケット
89を軸支する前記枢軸30の後端にもベベルギア26
が固設され、該ベベルギア26は前記ベベルギア27と
噛合しており、枢軸30は駆動軸19に連結連動されて
いる。
【0028】このような構成において、図示せぬエンジ
ンから下部コンベアクラッチ118、伝達ギア102等
より成る伝達機構を介して搬出コンベア11に伝達され
た駆動力は、コンベア軸11a→スプロケット88→コ
ンベアチェーン67→スプロケット89→枢軸30→ベ
ベルギア26→ベベルギア27→連結軸28→駆動軸1
9の順で駆動プーリ20に伝達され、エンジンからの動
力により下部コンベアを構成する各コンベアを同時に駆
動できるようにしている。
【0029】また、コンベア式搬送装置70の駆動手段
について、図5、図7に示す。コンベア式搬送装置70
は、外側は角パイプ状の搬送ケース33により外装さ
れ、該搬送ケース33の搬送始端側には、左右側板間に
駆動軸38が枢支され、該駆動軸38には駆動プーリ3
9が外嵌・固定されている。同様に、搬送ケース33の
搬送終端側にも、左右側板間に従動軸40が枢支され、
該従動軸40には従動プーリ41が外嵌固定されてお
り、該従動プーリ41と前記駆動プーリ39との間には
搬送ベルト47が巻回されている。
【0030】該搬送ベルト47の外周面には、所定間隔
で搬送板47a・47a・・・が立設されており、該搬
送板47a・47a・・・の間に穀粒を収納するように
し、搬送終端側が上昇して上搬送面の斜度が大きくなっ
た場合であっても、穀粒が転動して逆戻りすることがな
いようにしている。また、搬送ケース33の搬送始端側
には、上方に開いた穀粒流入口50が形成され、該穀粒
流入口50を含む受継ぎ部106が搬送始端側上方に形
成されている。
【0031】そして、この搬送始端側近傍には、コンベ
ア式搬送装置駆動用油圧モータ32が固設され、該コン
ベア式搬送装置油圧モータ32より側方に延出された駆
動軸32aには駆動プーリ32bが固設され、該駆動プ
ーリ32bと、前記駆動軸38端部に固設された入力プ
ーリ35との間には駆動ベルト34が巻回されており、
コンベア式搬送装置油圧モータ32により、駆動力を入
力プーリ35を介して駆動軸38に伝達し、コンベア式
搬送装置70を駆動できるようにしている。
【0032】つまり、下部コンベアは前記下部コンベア
クラッチ118の入切操作により駆動・停止されるのに
対し、コンベア式搬送装置70は油圧回路内の切換バル
ブの開閉により駆動・停止されるのである。そのため、
中継ぎ搬送装置69からコンベア式搬送装置70への穀
粒流入部である受継ぎ部106からコンベア式搬送装置
70にかけて、穀粒詰まりが発生した場合でも、下部コ
ンベアを停止した上でコンベア式搬送装置70のみを駆
動することにより、穀粒が詰まった部分(以下「詰まり
部」とする)への下部コンベアからの穀粒の流入・蓄積
を防ぐと同時に、該詰まり部からのコンベア式搬送装置
70による穀粒の排出を促進することができるのであ
る。
【0033】すなわち、穀粒を穀粒タンク5から揚穀す
る下部コンベアと、該下部コンベアからの穀粒を機外に
搬送可能なコンベア式搬送装置70とを配設したコンバ
インにおいて、該コンベア式搬送装置70と前記下部コ
ンベアをそれぞれは独立して駆動する構成としたので、
コンベア式搬送装置70のみを駆動させて穀粒詰まりを
迅速かつ簡単に解消でき、排出作業効率の低下を確実に
防止することができる。加えて、駆動力の伝達経路が2
系統に分割され、経路途中での駆動力が分散できるた
め、低強度部への応力集中が緩和されて、過負荷による
伝達部材の変形や破損を防止することができるのであ
る。
【0034】なお、本実施例では、コンベア式搬送装置
70を油圧駆動としたが、電気モータなどを用いて駆動
してもよく、迅速かつ確実に駆動・停止できる駆動機構
であれば特に限定されない。さらに、コンベア式搬送装
置70の搬送形式についても、穀粒が軟らかく土などの
異物が混入しやすい豆類以外の場合には、図8に示すよ
うに、搬送ケース72内にスクリュー71を回転駆動可
能に内装したスクリューコンベア式搬送装置73を適用
することができる。
【0035】また、コンベア式搬送装置70の昇降手段
について、図5に示す。機体フレーム100上には旋回
支点軸104が立設され、該旋回支点軸104は上下の
支持ステー109・110により支持され、該支持ステ
ー109・110は、前記脱穀部2や揺動選別装置9等
を内設する支持ケース55から水平に突設されており、
該支持ケース55は前記機体フレーム100上に載置固
定されている。そして、このように、前記機体フレーム
100や支持ステー109・110により強固に支持さ
れた旋回支点軸104の上部には、回動部材24が回動
可能に外嵌され、該回動部材24上には、断面視で上方
に開いたコ字状の旋回台105が載置固定されており、
該旋回台105は前記旋回支点軸104を中心にして水
平に旋回可能としている。
【0036】旋回台105の左右側板間には、コンベア
式搬送装置70が、左右方向の支軸57を中心にして上
下回動可能に軸支されると共に、前記回動部材24側面
には、固定部材111が固設され、該固定部材111に
はシリンダ支軸112が設けられ、該シリンダ支軸11
2には、油圧式のコンベア式搬送装置昇降シリンダ11
3の基部が軸支されている。そして、該コンベア式搬送
装置昇降シリンダ113から延出されたピストンロッド
113aの先部は、前記搬送ケース33の右側板に回動
自在に連結されており、コンベア式搬送装置70を自在
に昇降できるようにしている。
【0037】次に、前記コンベア式搬送装置70と同じ
油圧回路で制御されるコンバイン各部の昇降手段につい
て、図1により説明する。まず、クローラ式走行装置1
R・1Lの昇降手段を示す。左右一対のクローラ式走行
装置1R・1Lは、機体フレーム100前側方に配置し
た駆動スプロケット119、機体フレーム100に姿勢
制御機構120を介して連結したトラックフレーム12
1、該トラックフレーム121に取り付けた複数個の遊
転輪122・122・・・及びテンションスプロケット
123と、これらの駆動スプロケット119及び遊転輪
122・122・・・及びテンションスプロケット12
3との外周面にゴム製のクローラベルト124を巻回し
て成り、エンジンからの動力により駆動スプロケット1
19を駆動してクローラベルト124を回転駆動するよ
うにしている。
【0038】前記姿勢制御機構120では、左右に姿勢
制御用昇降シリンダ125R・125Lが前後略中央部
に後下がり傾斜状に配置され、該姿勢制御用昇降シリン
ダ125R・125Lの基部側は前記機体フレーム10
0に固設したブラケット126に枢結されると共に、姿
勢制御用昇降シリンダ125L・125Rのシリンダロ
ッド先端はリンク機構127を介して前記トラックフレ
ーム121に連結されている。
【0039】このような構成において、姿勢制御用昇降
シリンダ125L・125Rに駆動力を伝達してシリン
ダロッドを伸縮させると、トラックフレーム121を機
体フレーム100に対して昇降することができる。これ
により、左右のクローラ式走行装置1R・1Lのトラッ
クフレーム121を同方向に昇降させることで機体の車
高が調整され、左右のトラックフレーム121を別々に
昇降させることで水平制御が行われる。特に、水平制御
時には、左右の刈り高さが同一となって穀稈長のバラツ
キが小さくなり、刈取性能を良好とするとともに、脱穀
装置の揺動選別部における被選別物の偏在を少なくし
て、選別性能の向上を図ることができるのである。
【0040】さらに、刈取部4、及び該刈取部4前部の
掻込リール128の昇降手段を示す。刈取部4はプラッ
トホーム129内に横送りオーガ130を左右方向に収
納し、回転駆動することによって穀稈を略左右中央に集
めるようにしている。該プラットホーム129の前上方
には掻込リール128が配設され、プラットホーム12
9の両側の後部上には昇降リンク132の後部が枢支さ
れており、該昇降リンク132の前端には前記掻込リー
ル128が回転自在に支持され、油圧モーター等により
回転駆動される。
【0041】そして、昇降リンク132と、プラットホ
ーム129左右側面の前後途中部との間には、それぞれ
掻込リール昇降シリンダ133R・133Lが介装さ
れ、掻込リール128を昇降可能にしている。また、前
記フィーダ室3の下面と機枠フレーム100との間に
も、刈取部昇降シリンダ134が介装され、刈取部4を
昇降可能としている。
【0042】次に、以上のような穀粒排出用のコンベア
やコンバイン各部の駆動・昇降機構を制御する油圧回
路、及びその制御構成について、図1、図6、図7、図
9乃至図13により説明する。図9に示すように、本発
明に係わる油圧回路42は、油タンク85から油圧ポン
プ82により圧送されてきた油をコンベア駆動ライン4
4とコンベア昇降ライン45とに分岐させる分流バルブ
86と、該コンベア駆動ライン44上に上流から下流に
向かって順に配置される掻込リール昇降回路61・コン
ベア式搬送装置駆動回路62・左姿勢制御回路63と、
コンベア昇降ライン45上に上流から下流に向かって順
に配置される刈取部昇降回路60・コンベア式搬送装置
昇降回路59・右姿勢制御回路58と、前記分流バルブ
86とコンベア式搬送装置駆動回路62との間に介設し
たリリーフバルブ83のような安全回路などから構成さ
れている。
【0043】そして、右姿勢制御回路58は姿勢制御用
右昇降切換バルブ74と姿勢制御用右昇降シリンダ12
5R、コンベア式搬送装置昇降回路59はコンベア式搬
送装置昇降切換バルブ75とコンベア式搬送装置昇降シ
リンダ113、刈取部昇降回路60は刈取部昇降切換バ
ルブ76と刈取部昇降シリンダ134、掻込リール昇降
回路61は掻込リール昇降切換バルブ77と左右の掻込
リール昇降シリンダ133R・133L、コンベア式搬
送装置駆動回路62はコンベア式搬送装置駆動切換バル
ブ78とコンベア式搬送装置油圧モータ32、左姿勢制
御回路63は姿勢制御用左昇降切換バルブ79と姿勢制
御用左昇降シリンダ125Lから成ると共に、各アクチ
ュエータ部125R・113・134・133・32・
125Lは、各切換バルブ74乃至79にそれぞれ接続
され、駆動制御を受ける構成となっている。
【0044】さらに、コンベア式搬送装置昇降切換バル
ブ75はリレー37に接続され、該リレー37は、コン
バインのコントローラ36と、収納位置にある搬送ケー
ス33を検知する収納スイッチ84とに接続されてい
る。該収納スイッチ84は、図1に示すように、支持部
材上に立設した受け金具55上に配置されており、搬送
ケース33を収納位置51まで回動・降下させることに
より、搬送ケース33下面が収納スイッチ84を押して
スイッチが入るようにしている。
【0045】そして、図1、図11、図12に示すよう
に、前記コンベア式搬送装置油圧モータ32はコンベア
式搬送装置駆動切換バルブ78を介してコントローラ3
6に接続され、連結軸28などから成る下部コンベア駆
動機構91への駆動力を断接する下部コンベアクラッチ
118もコントローラ36に接続されると共に、該コン
トローラ36には、運転部6に設けた排出作業スイッチ
43が接続されている。なお、切換バルブは電磁バルブ
により構成されて、そのソレノイドがコントローラと接
続され、クラッチは電磁クラッチより構成されコントロ
ーラと接続されている。
【0046】このような構成での排出作業開始・終了制
御115について説明する。排出作業開始時には、排出
作業スイッチ43をONにすると(ステップ135:Y
ES)、作業開始信号を受けたコントローラ36が、ま
ずコンベア式搬送装置駆動切換バルブ78を「開」にし
て(ステップ136)コンベア式搬送装置油圧モータ3
2を駆動させた後又は同時に、下部コンベアクラッチ1
18を「入」にして(ステップ137)下部コンベア駆
動機構91を駆動させるようにし、予めコンベア式搬送
装置70を駆動しておくことで穀粒を機外に排出させな
がらコンベア式搬送装置70内に穀粒を送り込むように
している。
【0047】排出作業が終わり排出作業スイッチ43を
OFFにすると(ステップ135:NO)、作業終了信
号を受けたコントローラ36が、まず下部コンベアクラ
ッチ118を「切」にして(ステップ138)下部コン
ベア駆動機構91を停止させた後又は同時に、コンベア
式搬送装置駆動切換バルブ78を「閉」にして(ステッ
プ139)コンベア式搬送装置油圧モータ32を停止さ
せるようにし、先に下部コンベアを停止しておくことで
穀粒がそれ以上コンベア式搬送装置70内に送り込まれ
ないようにしている。
【0048】すなわち、下部コンベアとコンベア式搬送
装置70のコンベア駆動部にそれぞれクラッチ機構11
8・78を介装し、該クラッチ機構118・78は、穀
粒排出作業開始時には、コンベア式搬送装置70が
「入」となった後又は同時に下部コンベアが「入」とな
り、穀粒排出作業終了時には、下部コンベアが「切」と
なった後又は同時にコンベア式搬送装置70が「切」と
なるように、制御するので、排出作業の開始・終了時に
おける、受継ぎ部106からコンベア式搬送装置70に
かけての穀粒の詰まりの発生を防止することができ、穀
粒除去にかかる時間や手間を省き、排出作業効率を高め
ることができるのである。
【0049】また、図1、図6、図11、図13に示す
ように、前記コンベア式搬送装置駆動切換バルブ78と
下部コンベアクラッチ118とを接続したコントローラ
36には、中継ぎ搬送装置69の搬送部31上方に設け
た圧電式の詰まりセンサ94が接続されている。該詰ま
りセンサ94は、中継ぎケース81側面から外方に張り
出した取付けケース95内部に、穀粒流下方向に対して
傾斜して取り付けられて、流下する穀粒18から保護さ
れており、穀粒の衝突により、損傷したり、衝突時の衝
撃力を検出して穀粒詰まりが発生したと誤認識したり、
しないようにしている。
【0050】このような構成では、詰まりセンサ94が
穀粒の詰まりを検出すると(ステップ140:YE
S)、該詰まりセンサ94から検出信号を受けたコント
ローラ36が、まず下部コンベアクラッチ118を
「切」にして(ステップ141)下部コンベア駆動機構
91を停止させた後又は同時に、コンベア式搬送装置駆
動切換バルブ78を「閉」にして(ステップ142)コ
ンベア式搬送装置油圧モータ32を停止させるように
し、先に下部コンベアを停止しておくことで穀粒の蓄積
を防止する。
【0051】すなわち、下部コンベアからコンベア式搬
送装置70にかけて、穀粒の詰まりを検出する詰まりセ
ンサ94を設け、該詰まりセンサ94による穀粒詰まり
検出時には、下部コンベアが「切」となった後又は同時
にコンベア式搬送装置が「切」となるように、前記クラ
ッチ機構118・78を制御するので、排出作業中にお
ける受継ぎ部106からコンベア式搬送装置70にかけ
ての穀粒の詰まりを解消することができ、穀粒除去にか
かる時間や手間を省き、排出作業効率を高めることがで
きるのである。
【0052】また、図6、図7、図9に示すように、前
述のように、油圧回路42では、分流バルブ86とコン
ベア式搬送装置駆動切換バルブ78との間にはリリーフ
バルブ83が介設され、リリーフ圧が設定油圧以上にな
ると、リリーフバルブ83が開いて油タンク85に油を
逃がすようにしている。ところで、前記受継ぎ部106
からコンベア式搬送装置70にかけて穀粒詰まりが発生
した場合には、詰まった穀粒が搬送ベルト47の回動を
押し止めようとし、該搬送ベルト47を駆動している駆
動プーリ39の回転が減速されるため、コンベア式搬送
装置油圧モータ32の回転も減速し、加わる油圧は逆に
上昇していく。そして、油圧による駆動プーリ39の回
転トルクが、該駆動プーリ39と搬送ベルト47間の最
大摩擦力を超えるとスリップが発生する。この時の油圧
を限界油圧とする。そこで、前記リリーフバルブ83の
設定油圧を、この限界油圧よりも低く設定することによ
り、スリップが起こる前にリリーフバルブ83が開き、
油タンク85に油が逃げて油圧の上昇が抑制される。
【0053】すなわち、前記コンベア式搬送装置70に
は、コンベア駆動用の油圧モータ32を設け、該油圧モ
ータ32のリリーフ圧を、搬送帯である搬送ベルト47
とその駆動部材である駆動プーリ39間におけるスリッ
プ発生時の限界油圧よりも、低く設定するので、スリッ
プ発生前に油タンク85に油を逃がして油圧を低下させ
ることができ、穀粒詰まり発生時でも過負荷による駆動
プーリ39などの伝達部材の変形や破損を防止すること
ができるのである。
【0054】また、図1、図9、図11に示すように、
コンベア駆動ライン44において、掻込リール昇降切換
バルブ77よりも下流側にコンベア式搬送装置駆動切換
バルブ78を配置すると共に、掻込リール昇降切換バル
ブ77を介して、左右の掻込リール昇降シリンダ133
R・133Lが前記コントローラ36に接続されてい
る。
【0055】このような構成では、掻込リール昇降シリ
ンダ133R・133Lを駆動させると、下流側のコン
ベア式搬送装置駆動切換バルブ78が駆動できず、コン
ベア式搬送装置油圧モータ32が動作しない。そこで、
前記排出作業スイッチ43をONにすると、作業開始信
号を受けたコントローラ36が、コンベア式搬送装置駆
動切換バルブ78を「開」にする一方、掻込リール昇降
切換バルブ77を「閉」にする制御信号を出力し、掻込
リール128が昇降しないようにしている。
【0056】すなわち、穀粒を穀粒タンク5から揚穀す
る下部コンベアと、該下部コンベアからの穀粒を機外に
搬送可能なコンベア式搬送装置70とを配設し、該コン
ベア式搬送装置70を油圧で駆動する構成であって、機
体前部の刈取部4前上方に配置する掻込リール128と
その昇降手段である掻込リール昇降シリンダ133R・
133Lとを油圧駆動として、各油圧駆動装置であるア
クチュエータ部125R・113・134・133・3
2・125Lの切換手段である各切換バルブ74乃至7
9を直列に接続し、掻込リール昇降切換バルブ77より
も下流側にコンベア式搬送装置駆動切換バルブ78を配
置し、コンベア式搬送装置駆動時には、掻込リール12
8の昇降を禁止するように制御するので、コンベア式搬
送装置駆動中に誤って掻込リール128の昇降操作をし
ても、コンベア式搬送装置70が停止することなく、受
継ぎ部106からコンベア式搬送装置70にかけての穀
粒の詰まりの発生を未然に防止することができるのであ
る。
【0057】また、掻込リール昇降シリンダ133R・
133Lを駆動させると同時に、コントローラ36より
下部コンベアクラッチ118を「切」にする制御信号を
出力可能とし、下部コンベアが駆動しないようにするこ
ともできる。これにより、たとえ、掻込リール128の
昇降操作で掻込リール昇降切換バルブ77よりも下流側
のコンベア式搬送装置駆動切換バルブ78の動作が停止
しても、下部コンベアも自動的に停止されるため、コン
ベア式搬送装置70へのそれ以上の穀粒流入を防止する
ことができるのである。
【0058】すなわち、穀粒を穀粒タンク5から揚穀す
る下部コンベアと、該下部コンベアからの穀粒を機外に
搬送可能なコンベア式搬送装置70とを配設し、該コン
ベア式搬送装置70を油圧で駆動する構成であって、機
体前部の刈取部4前上方に配置する掻込リール128と
その昇降手段である掻込リール昇降シリンダ133R・
133Lとを油圧駆動として、各油圧駆動装置であるア
クチュエータ部125R・113・134・133・3
2・125Lの切換手段である各切換バルブ74乃至7
9を直列に接続し、掻込リール昇降切換バルブ77より
も下流側にコンベア式搬送装置駆動切換バルブ78を配
置し、コンベア式搬送装置駆動時には、掻込リール12
8の昇降に伴い下部コンベアの駆動を禁止するように制
御するので、コンベア式搬送装置駆動中に誤って掻込リ
ール128の昇降操作をしても、コンベア式搬送装置7
0が停止すると同時に下部コンベアも停止するため、受
継ぎ部106からコンベア式搬送装置70にかけての穀
粒の詰まりの発生を未然に防止することができる。
【0059】なお、図10に示すように、コンベア駆動
ライン44において、掻込リール昇降切換バルブ77よ
りも上流側にコンベア式搬送装置駆動切換バルブ78を
配置するように、油圧回路を新たに組み直すことによ
り、コンベア式搬送装置駆動中に誤って掻込リール12
8の昇降操作をしても、コンベア式搬送装置70が停止
しないようにしてもよい。
【0060】また、図1、図9、図11に示すように、
コンベア昇降ライン45において、コンベア式搬送装置
昇降切換バルブ75を、刈取部昇降切換バルブ76より
も下流側で、姿勢制御用右昇降切換バルブ74よりも上
流側に配置すると共に、コンベア式搬送装置昇降切換バ
ルブ75、リレー37を介して、コンベア式搬送装置昇
降シリンダ113が前記コントローラ36に接続され、
刈取部昇降切換バルブ76、姿勢制御用右昇降切換バル
ブ74も同様にして各々が刈取部昇降シリンダ134、
姿勢制御用右昇降シリンダ125Rに接続されている。
【0061】更に、コントローラ36は、コンベア式搬
送装置70の下降信号46を、コンベア式搬送装置昇降
切換バルブ75にリレー37を介して常時出力し続けて
おり、該リレー37は、常時は、閉路の収納スイッチ8
4により「入」状態となるよう制御している。このた
め、搬送ケース33を収納位置51まで回動・降下さ
せ、搬送ケース33下面により収納スイッチ84が押さ
れてスイッチが入ると、該収納スイッチ84は開路とな
ってリレー37は「切」状態になり、前記下降信号46
は切断され、搬送ケース33の下降は停止する。
【0062】このような構成では、コンベア式搬送装置
70を下降させ支持ケース55上に収納する際に刈取部
4を昇降操作すると、刈取部昇降切換バルブ76が駆動
して下流側のコンベア式搬送装置昇降切換バルブ75が
停止しようとするが、常時出力される前記下降信号46
により下降が継続される。そして、収納位置51で収納
スイッチ84が押されると下降は停止するのである。
【0063】すなわち、穀粒を穀粒タンク5から揚穀す
る下部コンベアと、該下部コンベアからの穀粒を機外に
搬送可能なコンベア式搬送装置70とを配設し、該コン
ベア式搬送装置70を油圧で駆動する構成のコンバイン
であって、機体前部の刈取部4の昇降手段である刈取部
昇降シリンダ134と、機体を左右傾斜させる姿勢制御
手段である左右の姿勢制御用右昇降シリンダ125R・
125L を設けると共に、コンベア式搬送装置昇降切換
バルブ75を、刈取部昇降切換バルブ76よりも下流側
で、姿勢制御用昇降切換バルブ74よりも上流側に配置
し、コンベア式搬送装置70収納時には、コンベア式搬
送装置70の下降信号46を収納完了まで継続して出力
可能な構成としたので、排出作業が終わりコンベア式搬
送装置70を収納する際に、誤って刈取部4の昇降操作
をしても、コンベア式搬送装置70の下降が停止するこ
となく収納位置51に確実に収納させることができる。
【0064】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、
次のような効果を奏するものである。即ち、請求項1の
ように、穀粒を穀粒タンクから揚穀する下部コンベア
と、該下部コンベアからの穀粒を機外に搬送可能なコン
ベア式搬送装置とを配設したコンバインにおいて、該コ
ンベア式搬送装置と前記下部コンベアをそれぞれは独立
して駆動する構成としたので、コンベア式搬送装置のみ
を駆動させて穀粒詰まりを迅速かつ簡単に解消でき、排
出作業効率の低下を確実に防止することができる。加え
て、駆動力の伝達経路が2系統に分割され、経路途中で
の駆動力が分散できるため、低強度部への応力集中が緩
和されて、過負荷による伝達部材の変形や破損を防止す
ることができるのである。
【0065】請求項2のように、請求項1記載の下部コ
ンベアとコンベア式搬送装置のコンベア駆動部にそれぞ
れクラッチ機構を介装し、該クラッチ機構は、穀粒排出
作業開始時には、コンベア式搬送装置が「入」となった
後又は同時に下部コンベアが「入」となり、穀粒排出作
業終了時には、下部コンベアが「切」となった後又は同
時にコンベア式搬送装置が「切」となるように、制御す
るので、排出作業の開始・終了時における、受継ぎ部か
らコンベア式搬送装置にかけての穀粒の詰まりの発生を
防止することができ、穀粒除去にかかる時間や手間を省
き、排出作業効率を高めることができるのである。
【0066】請求項3のように、請求項1又は請求項2
記載の下部コンベアからコンベア式搬送装置にかけて、
穀粒の詰まりを検出する詰まりセンサを設け、該詰まり
センサによる穀粒詰まり検出時には、下部コンベアが
「切」となった後又は同時にコンベア式搬送装置が
「切」となるように、前記クラッチ機構を制御するの
で、排出作業中における受継ぎ部からコンベア式搬送装
置にかけての穀粒の詰まりを解消することができ、穀粒
除去にかかる時間や手間を省き、排出作業効率を高める
ことができるのである。
【0067】請求項4のように、請求項1又は請求項2
又は請求項3記載のコンベア式搬送装置には、コンベア
駆動用の油圧モータを設け、該油圧モータのリリーフ圧
を、搬送帯とその駆動部材間におけるスリップ発生時の
限界油圧よりも、低く設定するので、スリップ発生前に
油タンクに油を逃がして油圧を低下させることができ、
穀粒詰まり発生時でも過負荷による駆動プーリなどの伝
達部材の変形や破損を防止することができるのである。
【0068】請求項5のように、穀粒を穀粒タンクから
揚穀する下部コンベアと、該下部コンベアからの穀粒を
機外に搬送可能なコンベア式搬送装置とを配設し、該コ
ンベア式搬送装置を油圧で駆動する構成であって、機体
前部の刈取部前上方に配置する掻込リールとその昇降手
段とを油圧駆動として、各油圧駆動装置の切換手段を直
列に接続し、掻込リール昇降切換バルブよりも下流側に
コンベア式搬送装置駆動切換バルブを配置し、コンベア
式搬送装置駆動時には、掻込リールの昇降を禁止するよ
うに制御するので、コンベア式搬送装置駆動中に誤って
掻込リールの昇降操作をしても、コンベア式搬送装置が
停止することなく、受継ぎ部からコンベア式搬送装置に
かけての穀粒の詰まりの発生を未然に防止することがで
きるのである。
【0069】請求項6のように、穀粒を穀粒タンクから
揚穀する下部コンベアと、該下部コンベアからの穀粒を
機外に搬送可能なコンベア式搬送装置とを配設し、該コ
ンベア式搬送装置を油圧で駆動する構成であって、機体
前部の刈取部前上方に配置する掻込リールとその昇降手
段とを油圧駆動として、各油圧駆動装置の切換手段を直
列に接続し、掻込リール昇降切換バルブよりも下流側に
コンベア式搬送装置駆動切換バルブを配置し、コンベア
式搬送装置駆動時には、掻込リールの昇降に伴い下部コ
ンベアの駆動を禁止するように制御するので、コンベア
式搬送装置駆動中に誤って掻込リールの昇降操作をして
も、コンベア式搬送装置が停止すると同時に下部コンベ
アも停止するため、受継ぎ部からコンベア式搬送装置に
かけての穀粒の詰まりの発生を未然に防止することがで
きる。
【0070】請求項7のように、穀粒を穀粒タンクから
揚穀する下部コンベアと、該下部コンベアからの穀粒を
機外に搬送可能なコンベア式搬送装置とを配設し、該コ
ンベア式搬送装置を油圧で駆動する構成のコンバインで
あって、機体前部の刈取部の昇降手段と、機体を左右傾
斜させる姿勢制御手段を設けると共に、コンベア式搬送
装置昇降切換バルブを、刈取部昇降切換バルブよりも下
流側で、姿勢制御用昇降切換バルブよりも上流側に配置
し、コンベア式搬送装置収納時には、コンベア式搬送装
置の下降信号を収納完了まで継続して出力可能な構成と
したので、排出作業が終わりコンベア式搬送装置を収納
する際に、誤って刈取部の昇降操作をしても、コンベア
式搬送装置の下降が停止することなく収納位置に確実に
収納させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるコンバインの全体側面図であ
る。
【図2】同じく平面図である。
【図3】同じく背面図である。
【図4】同じく穀粒排出経路を示す後部側面図である。
【図5】中継ぎ搬送装置周辺の側面一部断面図である。
【図6】同じく平面一部断面図である。
【図7】搬送板コンベア式搬送装置の全体側面図であ
る。
【図8】スクリューコンベア式搬送装置を有するコンバ
インの全体側面図である。
【図9】コンバイン各部の昇降・駆動のための油圧回路
図である。
【図10】部分油圧回路図である。
【図11】コンバイン各部の昇降・駆動手段を示す制御
ブロック図である。
【図12】排出作業スイッチによる排出作業開始・終了
制御のフローチャートである。
【図13】詰まりセンサによる排出作業開始・終了制御
のフローチャートである。
【符号の説明】
5 穀粒タンク 4 刈取部 11・13・69 下部コンベア 32 油圧モータ 39 駆動部材 46 下降信号 47 搬送帯 70 コンベア式搬送装置 74・75・76・77・78・79 切換手段 74 姿勢制御用昇降切換バルブ 76 刈取部昇降切換バルブ 77 掻込リール昇降切換バルブ 78 コンベア式搬送装置駆動切換バルブ 78・118 クラッチ機構 94 詰まりセンサ 125R・113・134・133・32・125L
油圧駆動装置 125L・125R 姿勢制御手段 128 掻込リール 133 昇降手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 衣川 重人 兵庫県養父郡八鹿町朝倉200 八鹿鉄工株 式会社内 (72)発明者 石井 真嗣 兵庫県養父郡八鹿町朝倉200 八鹿鉄工株 式会社内 (72)発明者 中島 昭三 兵庫県養父郡八鹿町朝倉200 八鹿鉄工株 式会社内 Fターム(参考) 2B396 JA04 JC06 KA02 KA04 KC05 KE02 KE03 KE04 LA02 LA14 LC07 LC15 LE17 LE19 LR02 LR09 LR12 MA07 QA02 QA25 RA10 RA28

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穀粒を穀粒タンクから揚穀する下部コン
    ベアと、該下部コンベアからの穀粒を機外に搬送可能な
    コンベア式搬送装置とを配設したコンバインにおいて、
    該コンベア式搬送装置と前記下部コンベアをそれぞれは
    独立して駆動する構成としたことを特徴とするコンバイ
    ン。
  2. 【請求項2】 前記下部コンベアとコンベア式搬送装置
    のコンベア駆動部にそれぞれクラッチ機構を介装し、該
    クラッチ機構は、穀粒排出作業開始時には、コンベア式
    搬送装置が「入」となった後又は同時に下部コンベアが
    「入」となり、穀粒排出作業終了時には、下部コンベア
    が「切」となった後又は同時にコンベア式搬送装置が
    「切」となるように、制御することを特徴とする請求項
    1記載のコンバイン。
  3. 【請求項3】 前記下部コンベアからコンベア式搬送装
    置にかけて、穀粒の詰まりを検出する詰まりセンサを設
    け、該詰まりセンサによる穀粒詰まり検出時には、下部
    コンベアが「切」となった後又は同時にコンベア式搬送
    装置が「切」となるように、前記クラッチ機構を制御す
    ることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のコンバ
    イン。
  4. 【請求項4】 前記コンベア式搬送装置には、コンベア
    駆動用の油圧モータを設け、該油圧モータのリリーフ圧
    を、搬送帯とその駆動部材間におけるスリップ発生時の
    限界油圧よりも、低く設定することを特徴とする請求項
    1又は請求項2又は請求項3記載のコンバイン。
  5. 【請求項5】 穀粒を穀粒タンクから揚穀する下部コン
    ベアと、該下部コンベアからの穀粒を機外に搬送可能な
    コンベア式搬送装置とを配設し、該コンベア式搬送装置
    を油圧で駆動する構成であって、機体前部の刈取部前上
    方に配置する掻込リールとその昇降手段とを油圧駆動と
    して、各油圧駆動装置の切換手段を直列に接続し、掻込
    リール昇降切換バルブよりも下流側にコンベア式搬送装
    置駆動切換バルブを配置し、コンベア式搬送装置駆動時
    には、掻込リールの昇降を禁止するように制御すること
    を特徴とするコンバイン。
  6. 【請求項6】 穀粒を穀粒タンクから揚穀する下部コン
    ベアと、該下部コンベアからの穀粒を機外に搬送可能な
    コンベア式搬送装置とを配設し、該コンベア式搬送装置
    を油圧で駆動する構成であって、機体前部の刈取部前上
    方に配置する掻込リールとその昇降手段とを油圧駆動と
    して、各油圧駆動装置の切換手段を直列に接続し、掻込
    リール昇降切換バルブよりも下流側にコンベア式搬送装
    置駆動切換バルブを配置し、コンベア式搬送装置駆動時
    には、掻込リールの昇降に伴い下部コンベアの駆動を禁
    止するように制御することを特徴とするコンバイン。
  7. 【請求項7】 穀粒を穀粒タンクから揚穀する下部コン
    ベアと、該下部コンベアからの穀粒を機外に搬送可能な
    コンベア式搬送装置とを配設し、該コンベア式搬送装置
    を油圧で駆動する構成のコンバインであって、機体前部
    の刈取部の昇降手段と、機体を左右傾斜させる姿勢制御
    手段を設けると共に、コンベア式搬送装置昇降切換バル
    ブを、刈取部昇降切換バルブよりも下流側で、姿勢制御
    用昇降切換バルブよりも上流側に配置し、コンベア式搬
    送装置収納時には、コンベア式搬送装置の下降信号を収
    納完了まで継続して出力可能な構成としたことを特徴と
    するコンバイン。
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