JP2002367450A - ワイヤーハーネスの製造装置、接続作業台、幹線保持具、及び組立図板並びにワイヤーハーネスの製造方法 - Google Patents

ワイヤーハーネスの製造装置、接続作業台、幹線保持具、及び組立図板並びにワイヤーハーネスの製造方法

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JP2002367450A
JP2002367450A JP2001171201A JP2001171201A JP2002367450A JP 2002367450 A JP2002367450 A JP 2002367450A JP 2001171201 A JP2001171201 A JP 2001171201A JP 2001171201 A JP2001171201 A JP 2001171201A JP 2002367450 A JP2002367450 A JP 2002367450A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接続作業の良好性とサブアッセンブリ集合結
束体GHの形態維持とを両立し、大型のサブアッセンブ
リ集合結束体GHをも容易に組立図板上に配索するこ
と。 【解決手段】 サブアッセンブリSを予め定めた手順に
従って接続することによりサブアッセンブリ集合体を製
造する接続ステーションST1を設ける。この接続ステ
ーションST1には、接続支援ユニット120と、端末
加工ユニット150〜170とを設ける。接続支援ユニ
ット120は、製造対象となるサブアッセンブリ集合体
SHを、その配索形態を圧縮する作業領域内で接続する
ことができるように接続支援する。また、端末加工ユニ
ット150〜170は、接続されたサブアッセンブリ集
合体Sを最終形態に展開して、このサブアッセンブリ集
合体SHをサブアッセンブリ集合結束体GHに端末加工
するためのものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイヤーハーネス
の製造装置、接続作業台、幹線保持具、及び組立図板並
びにワイヤーハーネスの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】車両装備の電子化は目覚しく、車両に配
索されるワイヤーハーネスも複雑に分岐線を有する大型
のものになっている。そのため、ワイヤーハーネスを製
造する際においても、ワイヤーハーネスを幾つかのサブ
アッセンブリに分割し、各サブアッセンブリをメインラ
インの布線板上で集合結束する工法が一般に採用されて
いる。
【0003】図21は、上記従来の工法でワイヤーハー
ネスを製造する際に、製造される中間製品の種類を示す
概略図である。
【0004】まず図21(A)〜(D)には、ハーネス
要素電線が示されている。ハーネス要素電線は、図21
(A)に示すように、調尺電線Wの両端に端子を接続し
た切圧電線Wであったり、図21(B)〜(D)に示す
サブアッセンブリSであったりする。ここでサブアッセ
ンブリSとは、少なくとも1個のコネクタに挿入された
1または2以上の切圧電線Wの集合体のうち、ワイヤー
ハーネスの最終製品を作るのに適した最小の分割単位を
いい、図21(B)、(C)に示すように、単に複数の
コネクタCに切圧電線Wを接続したものの他、図21
(D)に示すように、切圧電線Wの一部に端末加工(例
えばコルゲートチューブ等の外装部品PTの装着)が施
されているものであってもよい。
【0005】図22は、サブアッセンブリ集合体SHの
概略図であり、図23は完成品のワイヤーハーネスWH
の概略図である。
【0006】これらの図並びに図21(A)〜(D)を
参照して、従来の工法では、上述した切圧電線Wからサ
ブアッセンブリSを製造し、さらにサブアッセンブリS
から、図22に示すようなサブアッセンブリ集合体SH
を製造した後、図23に示すようなワイヤーハーネスW
Hを製造していた。従来の技術において、サブアッセン
ブリ集合体SHとは、複数のサブアッセンブリSを集合
し、各サブアッセンブリS相互間の結合を行った形態の
ものをいう。そして、ワイヤーハーネスWHを製造する
際には、サブアッセンブリ集合体SHに付属品の取り付
け作業や結束作業を行ったり、複数のサブアッセンブリ
集合体SHを結合して最終的なワイヤーハーネスWHが
製造される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年では、
ハーネス要素電線を同一の接続図板で組み付けて大型
(数百回路)のサブアッセンブリ集合体SHを製造し、
これを組立図板に搬送して最終的なワイヤーハーネスを
製造する技術が実用化されつつある。その場合には、サ
ブアッセンブリ集合体SHが比較的大型の回路網を構成
するため、後工程で挿入される後入れ端子が発生しにく
くなり、後工程での作業効率が向上する。
【0008】しかしながら、上記サブアッセンブリ集合
体SHの製造方法においては、要素電線を接続する際の
作業性と、サブアッセンブリ集合体SHの形態維持とを
両立させることが困難であった。
【0009】すなわち、サブアッセンブリ集合体SHの
形態を維持するためには、サブアッセンブリ集合体SH
が車両に配索される形態に幹線並びに幹線から延びる枝
線を展開させる必要がある。しかし、そのような形態で
要素電線を接続することは、接続図板での作業領域が著
しく広くなるため、作業性が悪くなる。
【0010】他方、接続時の配索形態を圧縮することに
より、要素電線の接続個所を狭い作業領域に集中させる
と、今度は、サブアッセンブリ集合体SHを最終形態に
展開して組立図板上に受け渡すことが困難になる。その
ため、予め何らかの方法で製造されたサブアッセンブリ
集合体SHの最終形態を接続図板上で仮保持しておくこ
とが必要になる。しかしその場合には、余分な仮保持工
程が生じてしまい、やはり生産性向上という観点から好
ましくない。
【0011】本発明は上記不具合に鑑みてなされたもの
であり、接続作業の良好性と中間製品の形態維持とを両
立し、大型の中間製品をも容易に組立図板上に配索する
ことのできるワイヤーハーネスの製造装置、接続作業
台、幹線保持具、及び組立図板並びにワイヤーハーネス
の製造方法を提供することを課題としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、ハーネス要素電線を予め定められた手順に
従い複数個接続してサブアッセンブリ集合体を製造する
接続ステーションと、この接続ステーションの下流側に
設けられ、製造されたサブアッセンブリ集合体から最終
形態のワイヤーハーネスを組み立てる組立ステーション
とを有するワイヤーハーネスの製造装置であって、上記
接続ステーションには、上記ハーネス要素電線を、その
製造対象となるサブアッセンブリ集合体の配索形態を圧
縮する作業領域内で接続することができるように接続支
援する接続支援ユニットと、接続されたサブアッセンブ
リ集合体を最終形態に展開して、このサブアッセンブリ
集合体をサブアッセンブリ集合結束体に端末加工するた
めの端末加工ユニットとが設けられていることを特徴と
するワイヤーハーネスの製造装置である。
【0013】この態様では、接続支援ユニットによっ
て、比較的コンパクトな作業領域内で接続作業を行うこ
とができるとともに、同一のステーションに設けられた
端末加工ユニットによってサブアッセンブリ集合体を最
終形態に展開し、後工程を施してサブアッセンブリ集合
結束体に加工することが可能になる。サブアッセンブリ
集合結束体とは、サブアッセンブリ集合体の一部を結束
したり、付属品を取り付けることにより構成される中間
製品である。このため、端末加工が施されて形態が特定
可能なサブアッセンブリ集合結束体を接続ステーション
から組立ステーションに搬送することができる。
【0014】本発明の別の態様は、ハーネス要素電線を
予め定められた手順に従い複数個接続してサブアッセン
ブリ集合体を製造し、さらにこのサブアッセンブリ集合
体に端末加工を施したサブアッセンブリ集合結束体を製
造するための接続作業台であって、サブアッセンブリ集
合結束体を配索するための接続図板と、この接続図板に
設けられ、上記ハーネス要素電線を、製造対象となるサ
ブアッセンブリ集合結束体の配索形態を圧縮する作業領
域内で接続することができるように接続支援する接続支
援ユニットと、この接続支援ユニットの周囲に設けら
れ、接続されたサブアッセンブリ集合体を最終形態に展
開して、このサブアッセンブリ集合体をサブアッセンブ
リ集合結束体に端末加工するための端末加工ユニットと
を備えていることを特徴とする接続作業台である。
【0015】この発明によれば、サブアッセンブリ集合
体の接続工程においては、接続図板に設定される比較的
コンパクトな作業領域内で接続作業を行うことができる
とともに、接続作業が終了した後は、サブアッセンブリ
集合体を接続支援ユニットの周囲に設けられた端末加工
ユニット上に展開して最終形態に戻すことができるの
で、その端末加工を接続作業台の設置場所で行い、サブ
アッセンブリ集合結束体に加工することができる。した
がって、サブアッセンブリ集合結束体を組立図板に搬送
する工程では、端末部分のばらけや絡みを可及的に防止
することができる。
【0016】また、上記接続作業台においては、製造対
象となるサブアッセンブリ集合結束体の幹線部分を接続
作業時に保持可能な幹線保持具を、該サブアッセンブリ
集合結束体と一体的に取り外すことができるように接続
図板の幹線配索位置に着脱可能に取り付ける取付具を設
けていることが好ましい。
【0017】この態様では、予め幹線保持具を接続図板
に取り付けて接続作業を行うことにより、接続作業時に
は、サブアッセンブリ集合体の幹線部分を幹線保持具に
保持させることができるとともに、搬送時には、幹線保
持具と一緒にサブアッセンブリ集合結束体を接続図板か
ら取り外すことにより、幹線部分の形態を保持したまま
サブアッセンブリ集合結束体を組立図板に搬送すること
ができる。
【0018】本発明のさらに別の態様は、ハーネス要素
電線を予め定められた手順に従って接続することにより
サブアッセンブリ集合体を製造し、次いで、サブアッセ
ンブリ集合体に端末加工を施したサブアッセンブリ集合
結束体を製造し、さらにこのサブアッセンブリ集合体を
組立図板に搬送して最終的なワイヤーハーネスを製造す
るための接続図板に併用される幹線保持具であって、上
記接続図板に対し、該サブアッセンブリ集合結束体と一
体的に取り外すことができるように着脱可能に取り付け
られるとともに、接続図板上で接続されるサブアッセン
ブリ集合結束体の幹線部分を該接続図板の幹線配索位置
にて受ける着脱板と、この着脱板と協働して上記幹線部
分を囲繞する囲繞板と、囲繞板が着脱板と協働して上記
幹線部分を囲繞する囲繞姿勢と上記着脱板上にある幹線
部分を開放可能な開放姿勢との間で変位するように囲繞
板を着脱板と連結する連結部材とを備えていることを特
徴とする幹線保持具である。
【0019】この態様では、サブアッセンブリ集合体の
接続作業を行う場合には、囲繞板を開放姿勢にしておく
ことにより、作業者は、容易に幹線部分を着脱板の上に
配置しながら接続作業等を行うことができる。さらに、
端末処理が施されたサブアッセンブリ集合結束体を接続
図板から取外して組立図板に搬送する際には、囲繞板を
囲繞姿勢に変位させてサブアッセンブリ集合結束体と一
緒に接続図板から取り外すことにより、幹線部分の形態
を保持したまま、サブアッセンブリ集合結束体を組立図
板に搬送することができる。
【0020】上記幹線保持具において、製造対象となる
サブアッセンブリ集合結束体の幹線部分から分岐する分
岐電線に対応して上記囲繞板に形成され、上記分岐電線
を囲繞板の外側に出すための凹部を有していることが好
ましい。
【0021】この態様では、着脱板上に配索された幹線
部分から分岐する分岐電線を凹部から囲繞板の外側に出
した状態で幹線部分のみを囲繞し、搬送することができ
る。したがって、より最終形態に近い状態で幹線部分を
囲繞し、サブアッセンブリ集合結束体全体を搬送するこ
とが可能になる。
【0022】本発明のさらに別の態様は、上記幹線保持
具を併用可能な組立図板であって、上記囲繞板が囲繞姿
勢にある幹線保持具をサブアッセンブリ集合結束体から
離脱可能に受ける受具と、この受具に保持される幹線保
持具の上記凹部に対応して設けられ、対応する凹部を位
置決め可能な状態で当該凹部から延びる分岐電線を保持
する電線保持具とを備えていることを特徴とする組立図
板である。
【0023】この態様では、幹線保持具で保持したサブ
アッセンブリ集合結束体を組立図板に配索する際に、幹
線保持具と一緒にサブアッセンブリ集合結束体を組立図
板上に配置することができるので、サブアッセンブリ集
合結束体の幹線部分の形態を保持したまま、組立図板に
サブアッセンブリ集合体を受け渡すことが可能になる。
しかも、幹線保持具の凹部を電線保持具に位置合わせし
て幹線保持具を組立図板の受部で受けることにより、組
立図板に対してサブアッセンブリ集合体を容易に位置決
めすることができ、受け渡し後の配索作業が容易にな
る。
【0024】本発明のさらに別の態様は、ハーネス要素
電線を予め定められた手順に従って接続図板上で接続す
ることによりサブアッセンブリ集合体を製造し、次い
で、サブアッセンブリ集合体に端末加工を施したサブア
ッセンブリ集合結束体を製造し、さらにこのサブアッセ
ンブリ集合体から最終的なワイヤーハーネスを製造する
ワイヤーハーネスの製造方法であって、製造対象となる
サブアッセンブリ集合体の配索形態を圧縮することによ
り、上記接続図板上に設定された作業領域内で該サブア
ッセンブリ集合体の接続作業を行う工程と、接続作業が
完了したサブアッセンブリ集合体を上記接続図板上で最
終形態に展開する展開工程と、展開されたサブアッセン
ブリ集合体をサブアッセンブリ集合結束体に端末加工す
る端末加工工程と、端末加工工程の後にサブアッセンブ
リ集合結束体を上記接続図板から組立図板上に搬送する
工程とを備えていることを特徴とするワイヤーハーネス
の製造方法である。
【0025】上記ワイヤーハーネスの製造方法において
は、上記接続図板に着脱可能な幹線保持具を設け、上記
接続作業時にサブアッセンブリ集合体の幹線部分をこの
幹線保持具に仮保持させるとともに、搬送工程時にこの
幹線保持具とともにサブアッセンブリ集合結束体を組立
図板に搬送することが好ましい。
【0026】このようにすると、サブアッセンブリ集合
結束体の幹線部分が仮保持された状態でサブアッセンブ
リ集合結束体を組立図板に搬送することができるので、
搬送作業が一層容易になる。
【0027】上述した各態様において、「端末加工」
は、主としてテーピングやコルゲートチューブの取り付
け作業であるが、これに限定するものではない。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明の好ましい実施形態について詳述する。
【0029】図1は、本発明の実施の一形態にかかるワ
イヤーハーネスの製造装置を示す平面略図である。
【0030】同図を参照して、図示の製造装置10は、
ワイヤーハーネスとして、車両のエンジンワイヤーハー
ネスWHを製造するのに好適なものであり、このエンジ
ンワイヤーハーネスWHを構成するサブアッセンブリ集
合体SHを接続し、さらにサブアッセンブリ集合体SH
から、端末加工が施されたサブアッセンブリ集合結束体
GHを得るための接続ステーションST1と、この接続
ステーションST1の下流側に設けられ、製造されたサ
ブアッセンブリ集合結束体GHから最終的なワイヤーハ
ーネスを組み立てる組立ステーションST2とを備えて
いる。また、図示の例では、一人の作業者Pが、二つの
ステーションST1、ST2を受け持って上記エンジン
ワイヤーハーネスWHを製造するように構成されてい
る。
【0031】接続ステーションST1には、サブアッセ
ンブリ集合体SHの接続作業を行うための接続作業台1
00が配置されているとともに、組立ステーションST
2には、接続されたサブアッセンブリ集合体SHの組立
作業を行う組立作業台200が配置されている。
【0032】図示の例において、接続作業台100の傍
らには、接続作業に必要なハーネス要素電線としてのサ
ブアッセンブリSを懸架したストック台300が配置さ
れている。
【0033】図2は図1の実施形態における接続作業台
100の概略構成を示す斜視図である。
【0034】同図を参照して、接続作業台100は、サ
ブアッセンブリSの接続作業を行うための接続図板11
0を備えている。この接続図板110は、作業者P側が
下向きに傾斜しているとともに、接続支援ユニット12
0が組み込まれており、作業者P(図1参照)が、この
接続支援ユニット120の接続指示に基づいて、サブア
ッセンブリSを組み付けることができるようになってい
る。また、接続図板110の上部には、この接続図板1
10上にて接続されたサブアッセンブリ集合体SHに後
述する端末加工を施すための容器111、112が固定
されている。
【0035】図21(B)〜(D)で説明した通り、サ
ブアッセンブリSは、いくつかのコネクタCに被覆電線
を接続した状態で所定の回路を構成する要素部品であ
り、上記コネクタCに接続されている切圧電線Wの中に
は、端末部分に端子Tが接続された状態になっている後
入れ端末が含まれている(図12参照)。そして、これ
らサブアッセンブリSの後入れ端末を予め定められたコ
ネクタCのキャビティに接続することにより、大規模回
路を構築することが可能になる。
【0036】上記接続支援ユニット120は、製造対象
となるワイヤーハーネスWH(図1参照)に対応して、
接続図板110上に多数埋設され、接続作業時に該ワイ
ヤーハーネスWHの構成要素となるサブアッセンブリS
のコネクタCを保持するための多数のコネクタホルダ1
21と、各コネクタホルダ121内に内蔵された図略の
検出子を介して、該コネクタホルダ121に装着された
コネクタCと電気的接続される複数の制御ユニット12
2と、この制御ユニット122に制御される合格ランプ
ユニット123とを有している。
【0037】上記コネクタホルダ121は、接続図板1
10上でサブアッセンブリSのコネクタCを物理的に保
持するとともに、保持されたコネクタCを介して該サブ
アッセンブリSと電気的に接続されることにより、該サ
ブアッセンブリSが接続されることにより構成される回
路網と導通をとることができるようになっている。具体
的には図示していないが、各コネクタホルダ121に
は、コネクタ指示ランプと、対応するコネクタCのキャ
ビティ毎に設けられた端子指示ランプとが設けられてお
り、制御ユニット122の制御によって選択的に点灯さ
れるようになっている。
【0038】上記制御ユニット122は、製造対象とな
るサブアッセンブリ集合体SHの接続データや、接続デ
ータに基づいて接続指示を行うプログラムが記憶されて
いる記憶部と、各コネクタホルダ121の接触子と電気
的に信号を交換可能な通信処理部とを有するプロセッサ
を備えており、接続作業が開始されると、上記コネクタ
ホルダ121のコネクタ指示ランプや端子指示ランプを
予め設定された順序で点灯して装着指示を行うととも
に、部品が装着されたことを上記接触子との通信処理に
よって検知し、さらに、点灯を終了して次の接続指示を
行うようになっている。なお、図示の例では、この制御
ユニット122に導通検査機能を持たせており、サブア
ッセンブリSが接続される度に導通検査を行って誤接続
されたワークが下流側の工程に流れることを防止するよ
うにしている。
【0039】また、図示の実施形態では、各制御ユニッ
ト122に複数種類のサブアッセンブリ集合体SHに関
するデータが入力されているとともに、接続作業台10
0の上部に付設された品番切換ユニット124によっ
て、製造対象となるワイヤーハーネスWHを変更するこ
とが可能になっている。
【0040】上記ランプユニット123は、筐体123
aとランプ123bとを有しており、制御ユニット12
2が接続指示及び導通検査を終了した後、合格判定を行
った場合にランプ123bが点灯されるようになってい
る。
【0041】さらに図示の実施形態において、上記制御
ユニット122には、進捗目安表示ユニット125が接
続されている。この進捗目安表示ユニット125は、接
続図板110の長手方向に延びる筐体部125aと、こ
の筐体部125aの長手方向に沿って等配された複数の
ランプ125bとを有しており、制御ユニット122が
装着(接続)指示を開始してから、作業者が指示通り装
着(または接続)するまでの間、一定時間置きに端から
点灯することにより、進捗ペースを表示できるようにす
るためのものである。
【0042】次に上記接続図板110には、接続支援ユ
ニット120に接続されるサブアッセンブリSのうち、
製造対象となるワイヤーハーネスWHの幹線部分を構成
する部位を保持するための幹線保持具140が着脱可能
に取り付けられている。
【0043】この幹線保持具140は、当該ワイヤーハ
ーネスWHの長手方向に沿って延びる樋状の部材であ
り、図示の例では、接続図板110に固着された取付具
141によって、当該接続図板110の幹線配索位置に
着脱可能に保持されているものである。
【0044】図3は本実施形態に係る幹線保持具の斜視
図であり、図4は側面図である。また、図3、図4とも
(A)は開放状態、(B)は囲繞状態を示している。
【0045】これらの図を参照して、幹線保持具140
は、略長板状の着脱板142と、この着脱板142と協
働して幹線部分を囲繞する囲繞板143とを連結手段と
してのヒンジ144で連結したものである。
【0046】着脱板142、囲繞板143は、何れも可
撓性の高いウレタン樹脂等で形成されたものである。
【0047】着脱板142は、図4(A)(B)に示す
ように、取付具141に着脱される長辺部142aと、
この長辺部142aに対して直角に連続する短辺部14
2bとを有する略L字型に形成されており、接続図板1
10に設けられた取付具141上に装着されることによ
り、接続図板110上で配索されるサブアッセンブリ集
合体SHの幹線部分を受けるために必要十分な長さを備
えている。
【0048】囲繞板143は、この着脱板142に対
し、ヒンジ144で連結されることにより、図3
(A)、図4(A)で示すように、着脱板142を全面
的に開放する開放姿勢と、図3(B)、図4(B)で示
すように、着脱板142の長辺部142aと略平行に対
向して、全体としてチャネル形状を呈する囲繞姿勢との
間で変位することができるようになっている。
【0049】図示の実施形態において、囲繞板143に
は、複数の切欠(凹部)143aが形成されている。こ
の切欠143aは、製造対象となるサブアッセンブリ集
合体SHの分岐形状に対応して形成されたものであり、
上記着脱板142上に沿う幹線部分から分岐する分岐電
線を外側に出すためのものである。これにより、サブア
ッセンブリ集合体SHを構成するサブアッセンブリS
は、より最終形態に近い状態で接続図板110上に配索
されることになる。
【0050】図5は本実施形態に係る幹線保持具の要部
拡大斜視図である。
【0051】同図に示すように、図示の実施形態に係る
幹線保持具140の切欠143aには、一対の弾性開閉
片143bが突設されており、切欠143a内に入り込
んで幹線保持具140の外側に出る分岐電線が切欠14
3aから不用意に離脱するのを阻止できるようにしてい
る。
【0052】次に図2並びに図6〜図8を参照しなが
ら、本実施形態における第1〜第3の端末加工ユニット
150、160、170について説明する。図6〜図8
は、本実施形態における各端末加工ユニット150〜1
70の概略構成を示す斜視図である。
【0053】まず、図2及び図6を参照して、各端末加
工ユニット150〜170は、接続工程を終了したサブ
アッセンブリ集合体SHを最終形態に展開して配索する
ためのものである。
【0054】まず、図6を参照して、第1の端末加工ユ
ニット150は、接続図板110上に形成された凹部1
12の底部に形成されているものである。
【0055】凹部112は、接続図板110の略中央に
形成されており、第1の端末加工ユニット150は、こ
の凹部112の底部に立設される複数の電線保持具15
1、152、コネクタ保持具153、電線クランプ15
4で構成されている(図ではこれらの部材は簡略化され
ている)。これら保持具151〜154は、幹線保持具
140の保持位置を基準にして、接続図板110に配索
されるサブアッセンブリ集合体SHの最終形態を維持す
るものである。そして後述するように、配索されたサブ
アッセンブリ集合体SHの形態並びにその寸法を接続図
板110上で精緻に維持することになる。
【0056】次に図2及び図7を参照して、第2の端末
加工ユニット160は、自在キャスタ161により移動
可能な移動台162と、この移動台162の上に設けら
れた布線図板164とを有しており、図の仮想線で示す
退避位置と実線で示す配索位置との間で変位することが
できるようになっている。そして、作業者P(図1参
照)が接続作業を行う際には、上記退避位置に退避する
とともに、作業者Pが接続作業から配索作業に移行する
際には、上記配索位置に変位し、幹線保持具140の保
持位置を基準としてサブアッセンブリ集合体SHの最終
形態を維持可能な位置で該サブアッセンブリ集合体SH
の端末部分を保持することができるようになっている。
かかる機能を奏するため、布線図板164にも複数の電
線保持具165、166やコネクタ保持具167等が立
設されているとともに、外装部品の容器168が設けら
れている。
【0057】次に図2及び図8を参照して、第3の端末
加工ユニット170は、接続作業台100の上流側に連
設された配索作業台171と、この配索作業台171に
設けられた布線図板172、173とを有している。
【0058】上記配索作業台171には、作業者P(図
1参照)側が低くなる斜面171aと、斜面171aの
下端と連続して水平に延びる平面171bとを形成して
おり、各面171a、171bにそれぞれ布線図板17
2、173が固定されている。なお図示の実施形態にお
いて、この配索作業台171の斜面171aの上部に
は、後述する端末加工を行うための外装部品の容器17
4、175が固定されている。
【0059】各布線図板172、173には、幹線保持
具140の保持位置を基準としてサブアッセンブリ集合
体SHの最終形態を維持可能な位置で該サブアッセンブ
リ集合体SHの端末部分を保持することができるように
なっている。かかる機能を奏するため、これら布線図板
172、173にも複数の電線保持具176、177や
コネクタ保持具178等が立設されている。
【0060】斜面171aに固定された布線図板172
には、サブアッセンブリ集合体SHの端末部分のうち、
幹線と直線状に連続する部位を担持するものであるた
め、その長手方向下流端(接続作業台100と近接する
側の部位)には、幹線保持用のホルダ179が突設され
ている。なお具体的には図示していないが、このホルダ
179を複数個起伏可能に設け、製造されるサブアッセ
ンブリ集合体SHの種類に応じて択一的に突出させるよ
うに構成してもよい。
【0061】詳しくは後述するように、上述した接続ス
テーションST1では、接続図板110上でサブアッセ
ンブリ集合体SHの接続作業が行われ、次いで各端末加
工ユニット150〜170に接続作業の終了したサブア
ッセンブリ集合体SHを最終形態に展開した後、コルゲ
ートチューブの取り付けやテーピング等の端末加工が行
われる。そして、この端末加工により、サブアッセンブ
リ集合体SHは、サブアッセンブリ集合結束体GHにな
る。端末加工が終了したサブアッセンブリ集合結束体G
Hは、幹線保持具140とともに接続ステーションST
1から組立ステーションST2に搬送され、組立ステー
ションST2に設置される組立作業台200上で最終的
なワイヤーハーネスWHに組み立てられる。
【0062】次に、図1並びに図9および図10を参照
しながら、組立ステーションST2に設置された組立作
業台200について説明する。
【0063】図9は本実施形態に係る組立作業台200
の全体図であり、図10は図9の要部拡大斜視図であ
る。
【0064】これらの図を参照して、組立作業台200
は、接続作業台100と同様に、作業者P側が下向きに
傾斜する上記傾斜面を形成しており、この傾斜面に組立
図板210を担持している。
【0065】この組立図板210は、接続ステーション
ST1で製造されたサブアッセンブリ集合結束体GHを
担持して最終的な組立作業を行うためのものである。図
では簡略化されているが、この組立図板210には、サ
ブアッセンブリ集合結束体GHを最終形態で配索可能な
多数の電線保持具214、215、並びにコネクタ保持
具216が立設されている。ここで図示の実施形態で
は、サブアッセンブリ集合結束体GHを接続ステーショ
ンST1から組立ステーションST2に搬送する際に、
幹線保持具140とサブアッセンブリ集合体SHとを一
体的に搬送することとしているので、組立図板210に
は、図10に示すように、保持具214と協働して幹線
保持具140を受ける受具217が設けられている。さ
らに、組立図板210に立設された一部の電線保持具2
14は、この受具217に保持される幹線保持具140
の上記切欠143aに対応して設けられ、対応する切欠
143aを位置決め可能な状態で当該切欠143aから
延びる分岐電線を保持するように構成されている。かか
る構成を採用することにより、作業者Pは幹線保持具1
40を組立作業台200の組立図板上に仮置きし、サブ
アッセンブリ集合体SHの幹線部分の形態保持を図った
状態で端末部分の配索作業を行うことが可能になる。
【0066】図9を参照して、上記組立図板210に
は、組立工程でサブアッセンブリ集合体SHに接続され
る外装部品を収容する容器218及びトレー219が設
けられている。また、これらの外装部品を装着する装着
手順を支援するための組立工程支援ユニット220が組
み込まれている。この組立工程支援ユニット220は、
コントローラ221で図略のランプを一定の設定時間置
きに選択的に点灯することにより、装着個所と装着され
る部品とを表示して、作業者に接続手順を表示するため
のものである。また、図示の例では、組立図板210
に、スタートスイッチ222、停止スイッチ223、及
び終了スイッチ224が設けられ、上記コントローラ2
21による接続動作を手動で制御可能になっている。さ
らにコントローラ221には、接続作業台100に設け
られた進捗目安表示ユニット125と同様な進捗目安表
示ユニット225が接続されている。
【0067】そして、作業者は、上記スタートスイッチ
222を操作して、コントローラ221に表示動作を行
わせるとともに、進捗目安表示ユニット225に表示さ
れているペースで外装部品を取り付けることになる。コ
ントローラ221は、予め設定された表示時間を経過す
ると、現表示ランプを消灯し、次の接続個所の表示ラン
プを点灯するように設定されている。また、仮に作業者
が何らかの理由でその表示時間内に接続作業を終了する
ことができない場合には、作業者が停止スイッチ223
を操作することにより、コントローラ221は、現在の
表示動作のままで表示動作が次の工程に移行しないよう
に設定されている。さらに、コントローラ221は、作
業が追いついた場合に作業者が再度スタートスイッチ2
22を操作することにより、後工程の表示支援を行わせ
ることが可能になっている。
【0068】そして、作業終了後に作業者Pが終了スイ
ッチ224を操作することにより、コントローラ221
はその表示工程を終了するようになっている。
【0069】次に上述した実施形態の作用について図1
1以下を参照しながら説明する。
【0070】図11〜図15並びに図17は、接続ステ
ーションでの各工程を示す全体略図、図16は接続ステ
ーションでの一工程を示す断面略図であり、図18は、
組立ステーションへの搬送工程を示す全体略図、図19
は組立ステーションでの一工程を示す断面略図である。
【0071】まず、図1及び図11を参照して、以上の
構成では、まず、作業者Pが接続ステーションST1の
接続支援ユニット120を作動させて、接続工程を行
う。この接続工程では、接続支援ユニット120が最初
に接続すべきサブアッセンブリSの接続表示を行うとと
もに、作業者Pは、ストック台300から接続対象とな
るサブアッセンブリSを取り出し、そのコネクタCを装
着指示されたコネクタホルダ121に装着する。コネク
タCがコネクタホルダ121に装着されると、コネクタ
ホルダ121の検出子とコネクタCの端子とが接触する
ことにより、接続支援ユニット120の制御ユニット1
22は、装着の良否を判別する。仮に装着が良好であれ
ば、制御ユニット122は、次の装着指示を行う(図1
1にその接続順序を丸付き数字で表示)。そして、全て
のコネクタCが装着されると、接続支援ユニット120
は、次のサブアッセンブリSに関するコネクタ装着指示
を行う。
【0072】このときのサブアッセンブリSの指定は、
例えば、ストック台300にサブアッセンブリSを種類
別にストックするとともに、そのサブアッセンブリSの
接続順序をナンバリングしておくことにより、容易に特
定可能である。
【0073】図12に示すように、サブアッセンブリS
には、後工程で他のサブアッセンブリSのコネクタCと
接続される後入れ端子Tを含んでいるものがある。この
場合、サブアッセンブリSの全てのコネクタCをその装
着順序に従ってコネクタホルダ121に装着した後、後
入れ端子Tを図略のアース板に接触させることにより、
そのときの電圧降下によって、後入れ端子Tを特定する
ことが可能になる。これにより制御ユニット122は、
その後入れ端子Tが挿入されるべきキャビティをコネク
タホルダ121に設けた図略の表示ランプに表示させ、
作業者に接続指示を行うことが可能になる。
【0074】図13を参照して、上記装着/接続作業を
繰り返して接続工程を行うことにより、接続作業台10
0の接続図板110上では、比較的大規模なサブアッセ
ンブリ集合体SHが製造されることになる。この際、サ
ブアッセンブリ集合体SHを構成する各コネクタCは、
コネクタホルダ121がサブアッセンブリ集合体SHの
配索形態を圧縮された作業領域内に配設されていること
により、無駄な動作を行うことなく、接続工程を終了す
ることが可能になる。また、この接続工程において、サ
ブアッセンブリ集合体SHの幹線部分を構成する切圧電
線Wは、予め接続図板110上に装着された幹線保持具
140の着脱板142の上に布線される。この際、幹線
保持具140の囲繞板143は、切圧電線Wが容易に着
脱板142の上に布線されるように開放姿勢をとってい
るので、作業上、囲繞板143が布線の妨げになること
はない。
【0075】次に、接続工程が全て終了すると、作業者
Pは、図14及び図15に示すように、一部のコネクタ
Cをコネクタホルダ121から取り出し、製造されたサ
ブアッセンブリ集合体SHを端末加工ユニット150〜
170上に展開する。
【0076】この展開工程により、サブアッセンブリ集
合体SHは、接続作業台100の上で、最終形態に配索
される。この状態で、作業者Pは、予め定められた手順
でサブアッセンブリ集合体SHの端末加工を行う。この
端末加工では、例えば、容器111、112に収容され
ている外装部品(図14及び図15に外装部品の一例と
してコルゲートチューブCLを図示)を装着したり、テ
ーピングを施したりして、端末部分のばらけが生じるの
を防止する。この工程では、サブアッセンブリ集合体S
Hの幹線部分が布線されたままの状態で端末加工が行わ
れるので、端末部分の仕上げ寸法は精緻に所期の寸法に
維持されることになる。また、この工程により、サブア
ッセンブリ集合体SHは、サブアッセンブリ集合結束体
GHになる。
【0077】次に、図16及び図17を参照して、端末
加工が終了すると、作業者Pは、製造されたサブアッセ
ンブリ集合結束体GHを接続ステーションST1から組
立ステーションST2に搬送する搬送工程に移行する。
この搬送工程では、幹線保持具140の囲繞板143を
図16に示す開放姿勢から図17に示す囲繞姿勢に変位
させ、幹線部分を囲繞した状態でサブアッセンブリ集合
結束体GHを接続作業台100から取り外す。
【0078】そして、このサブアッセンブリ集合結束体
GHを図18に示すように、幹線保持具140毎、組立
作業台200の組立図板210に搬送し、図10で説明
したように、切欠143aを予め設定された電線保持具
214で位置決めしながら下向きに載置することによ
り、幹線保持具140は、図19に示すように、サブア
ッセンブリ集合体SHから離脱可能な状態で組立図板2
10に仮置きされ、そのままサブアッセンブリ集合体S
Hの形態を組立図板210で保持することができる。
【0079】この搬送工程が終了した後、組立図板21
0で外装部品(外装部品の一例として図1にプロテクタ
PAを図示)の装着等を行うことにより、最終的なワイ
ヤーハーネスWHが製造される。
【0080】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、接続ステーションST1の接続作業台100に設置
された接続支援ユニット120によって、比較的コンパ
クトな作業領域内で接続作業を行うことができるととも
に、同一の接続ステーションST1に設けられた端末加
工ユニット150〜170によってサブアッセンブリ集
合体SHを最終形態に展開し、後工程を施してサブアッ
センブリ集合結束体GHに加工することが可能になる。
このため、端末加工が施されて形態が特定可能なサブア
ッセンブリ集合結束体GHを接続ステーションから組立
ステーションに搬送することができる。この結果、サブ
アッセンブリ集合結束体GHを組立図板210に搬送す
る工程では、端末部分のばらけや絡みを可及的に防止す
ることができる。
【0081】しかも、本実施形態では、予め幹線保持具
140を接続図板110に取り付けて接続作業を行うこ
とにより、接続作業時には、サブアッセンブリ集合体S
Hの幹線部分を幹線保持具140に保持させることがで
きるとともに、搬送時には、幹線保持具140と一緒に
サブアッセンブリ集合結束体GHを接続図板110から
取り外すことにより、幹線部分の形態を保持したままサ
ブアッセンブリ集合結束体GHを組立図板210に搬送
することができるので、一層サブアッセンブリ集合結束
体GHの搬送や形態維持が容易になる。
【0082】また、本実施形態に係る幹線保持具140
では、サブアッセンブリ集合体SHの接続作業を行う場
合には、囲繞板143を開放姿勢にしておくことによ
り、作業者は、容易に幹線部分を着脱板の上に配置しな
がら接続作業等を行うことができるとともに、端末処理
されたサブアッセンブリ集合結束体GHを接続図板11
0から取り外して組立図板210に搬送する際には、囲
繞板143を囲繞姿勢に変位させてサブアッセンブリ集
合結束体GHと一緒に接続図板110から取り外すこと
により、幹線部分の形態を保持したまま、サブアッセン
ブリ集合結束体GHを組立図板210に搬送することが
できるので、何れの作業工程においても、サブアッセン
ブリ集合結束体GHの取り扱いが容易になる。
【0083】さらに本実施形態では、着脱板142上に
配索された幹線部分から分岐する分岐電線を切欠143
aから囲繞板143の外側に出した状態で幹線部分のみ
を囲繞し、搬送することができるので、より最終形態に
近い状態で幹線部分を囲繞し、サブアッセンブリ集合結
束体GH全体を搬送することが可能になる。
【0084】また、本実施形態に係る組立図板210で
は、幹線保持具140で保持したサブアッセンブリ集合
結束体GHを組立図板210に配索する際に、幹線保持
具140と一緒にサブアッセンブリ集合結束体GHを組
立図板上210に配置することができるので、サブアッ
センブリ集合結束体GHの幹線部分の形態を保持したま
ま、組立図板210にサブアッセンブリ集合結束体GH
を受け渡すことが可能になる。しかも、幹線保持具14
0の切欠143aを電線保持具214に位置合わせして
幹線保持具140を組立図板210の受具217で受け
ることにより、組立図板210に対してサブアッセンブ
リ集合結束体GHを容易に位置決めすることができ、受
け渡し後の配索作業が容易になる。
【0085】したがって本実施形態によれば、接続作業
の良好性とサブアッセンブリ集合結束体GHの形態維持
とを両立し、大型のサブモジュールSをも容易に組立図
板210上に配索することができるという顕著な効果を
奏する。
【0086】また、このような作り方にすると、いわゆ
る後入れ端子のない完全なサブモジュールとしてサブア
ッセンブリ集合結束体GHを作ることができ、下流の工
程における端子変形、配列違いなどの不良を大幅に減少
することができる。
【0087】上述した実施の形態は本発明の好ましい具
体例を例示したものに過ぎず、本発明は上述した実施の
形態に限定されない。
【0088】図20(A)(B)は本発明の別の実施形
態に係る接続ステーションと組立ステーションとの組み
合わせ例を示している。
【0089】同図(A)に示すように、接続ステーショ
ンと組立ステーションとは、図1で示したように、1:
1で組み合わせる場合の他、一つの組立ステーションS
T2に対して複数の接続ステーションST1を設定し、
複数のサブアッセンブリ集合結束体GHが供給されるよ
うに構成してもよい。この場合には、複数のサブアッセ
ンブリ集合結束体GHを重ね合わせて最終的なワイヤー
ハーネスWHをグロスアッセンブルするのに好適であ
る。また、図20(B)に示すように、複数の接続ステ
ーションST1からサブアッセンブリ集合結束体GHを
受ける組立コンベヤーCYを組立ステーションST2に
設けてもよい。この場合には、上述したように複数のサ
ブアッセンブリ集合結束体GHを重ね合わせて最終的な
ワイヤーハーネスWHをグロスアッセンブルすることが
可能である他、同一の組立コンベヤーCY上で品番の異
なるワイヤーハーネスを製造する混流生産も容易に実現
することが可能になる。
【0090】その他、本発明の特許請求の範囲内で種々
の設計変更が可能であることはいうまでもない。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
接続図板で切圧電線を接続する際には、サブアッセンブ
リ集合体の配索形態を圧縮したコンパクトな領域で接続
作業を行うことができるとともに、この接続図板上でサ
ブアッセンブリ集合体を最終形態に展開した後、端末加
工を行うことにより、最終形態を可及的に維持しやすい
状態で組立図板に受け渡すことができる。したがって本
発明によれば、接続作業の良好性と中間製品(サブアッ
センブリ集合結束体)の形態維持とを両立し、大型のサ
ブアッセンブリ集合結束体をも容易に組立図板上に配索
することができるという顕著な効果を奏する。
【0092】また、このような作り方にすると、いわゆ
る後入れ端子のない完全なサブモジュールを作ることが
でき、下流の工程における端子変形、配列違いなどの不
良を大幅に減少することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の一形態にかかるワイヤーハー
ネスの製造装置を示す平面略図である。
【図2】 図1の実施形態における接続作業台の概略構
成を示す斜視図である。
【図3】 本実施形態に係る幹線保持具の斜視図であ
り、(A)は開放状態、(B)は囲繞状態を示してい
る。
【図4】 本実施形態に係る幹線保持具の側面図であ
り、(A)は開放状態、(B)は囲繞状態を示してい
る。
【図5】 本実施形態に係る幹線保持具の要部拡大斜視
図である。
【図6】 本実施形態における各端末加工ユニットの概
略構成を示す斜視図である。
【図7】 本実施形態における各端末加工ユニットの概
略構成を示す斜視図である。
【図8】 本実施形態における各端末加工ユニットの概
略構成を示す斜視図である。
【図9】 本実施形態に係る組立作業台の全体図であ
る。
【図10】 図9の要部拡大斜視図である。
【図11】 接続ステーションでの各工程を示す全体略
図である。
【図12】 接続ステーションでの各工程を示す全体略
図である。
【図13】 接続ステーションでの各工程を示す全体略
図である。
【図14】 接続ステーションでの各工程を示す全体略
図である。
【図15】 接続ステーションでの各工程を示す全体略
図である。
【図16】 幹線保持具の状態を示す接続ステーション
の断面略図である。
【図17】 接続ステーションでの各工程を示す全体略
図である。
【図18】 組立ステーションへの搬送工程を示す全体
略図である。
【図19】 幹線保持具の状態を示す組立ステーション
の断面略図である。
【図20】 (A)(B)は本発明の別の実施形態に係
る接続ステーションと組立ステーションとの組み合わせ
例を示している。
【図21】 従来の工法でワイヤーハーネスを製造する
際に、製造される中間製品の種類を示す概略図である。
【図22】 サブアッセンブリ集合体の概略図である。
【図23】 完成品のワイヤーハーネスの概略図であ
る。
【符号の説明】
10 ワイヤーハーネスの製造装置 100 接続作業台 110 接続図板 110 組立図板 120 接続支援ユニット 121 コネクタホルダ 140 幹線保持具 141 取付具 142 着脱板 143a 切欠(凹部の一例) 143 囲繞板 150 端末加工ユニット 160 端末加工ユニット 170 端末加工ユニット 200 組立作業台 210 組立図板 214 電線保持具 216 コネクタ保持具 217 受具 C コネクタ CL コルゲートチューブ(外装品の一例) PA プロテクタ(外装品の一例) W 切圧電線(ハーネス要素電線の一例) S サブアッセンブリ(ハーネス要素電線の一例) SH サブアッセンブリ集合体 GH サブアッセンブリ集合結束体 ST1 接続ステーション ST2 組立ステーション

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハーネス要素電線を予め定められた手順
    に従い複数個接続してサブアッセンブリ集合体を製造す
    る接続ステーションと、この接続ステーションの下流側
    に設けられ、製造されたサブアッセンブリ集合体から最
    終形態のワイヤーハーネスを組み立てる組立ステーショ
    ンとを有するワイヤーハーネスの製造装置であって、 上記接続ステーションには、 上記ハーネス要素電線を、その製造対象となるサブアッ
    センブリ集合体の配索形態を圧縮する作業領域内で接続
    することができるように接続支援する接続支援ユニット
    と、 接続されたサブアッセンブリ集合体を最終形態に展開し
    て、このサブアッセンブリ集合体をサブアッセンブリ集
    合結束体に端末加工するための端末加工ユニットとが設
    けられていることを特徴とするワイヤーハーネスの製造
    装置。
  2. 【請求項2】 ハーネス要素電線を予め定められた手順
    に従い複数個接続してサブアッセンブリ集合体を製造
    し、さらにこのサブアッセンブリ集合体に端末加工を施
    したサブアッセンブリ集合結束体を製造するための接続
    作業台であって、 サブアッセンブリ集合結束体を配索するための接続図板
    と、 この接続図板に設けられ、上記ハーネス要素電線を、製
    造対象となるサブアッセンブリ集合結束体の配索形態を
    圧縮する作業領域内で接続することができるように接続
    支援する接続支援ユニットと、 この接続支援ユニットの周囲に設けられ、接続されたサ
    ブアッセンブリ集合体を最終形態に展開して、このサブ
    アッセンブリ集合体をサブアッセンブリ集合結束体に端
    末加工するための端末加工ユニットとを備えていること
    を特徴とする接続作業台。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の接続作業台において、 製造対象となるサブアッセンブリ集合結束体の幹線部分
    を接続作業時に保持可能な幹線保持具を、該サブアッセ
    ンブリ集合結束体と一体的に取り外すことができるよう
    に接続図板の幹線配索位置に着脱可能に取り付ける取付
    具を設けていることを特徴とする接続作業台。
  4. 【請求項4】 ハーネス要素電線を予め定められた手順
    に従って接続することによりサブアッセンブリ集合体を
    製造し、次いで、サブアッセンブリ集合体に端末加工を
    施したサブアッセンブリ集合結束体を製造し、さらにこ
    のサブアッセンブリ集合体を組立図板に搬送して最終的
    なワイヤーハーネスを製造するための接続図板に併用さ
    れる幹線保持具であって、 上記接続図板に対し、該サブアッセンブリ集合結束体と
    一体的に取り外すことができるように着脱可能に取り付
    けられるとともに、接続図板上で接続されるサブアッセ
    ンブリ集合結束体の幹線部分を該接続図板の幹線配索位
    置にて受ける着脱板と、 この着脱板と協働して上記幹線部分を囲繞する囲繞板
    と、 囲繞板が着脱板と協働して上記幹線部分を囲繞する囲繞
    姿勢と上記着脱板上にある幹線部分を開放可能な開放姿
    勢との間で変位するように囲繞板を着脱板と連結する連
    結部材とを備えていることを特徴とする幹線保持具。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の幹線保持具において、 製造対象となるサブアッセンブリ集合結束体の幹線部分
    から分岐する分岐電線に対応して上記囲繞板に形成さ
    れ、上記分岐電線を囲繞板の外側に出すための凹部を有
    していることを特徴とする幹線保持具。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の幹線保持具を併用可能な
    組立図板であって、 上記囲繞板が囲繞姿勢にある幹線保持具をサブアッセン
    ブリ集合結束体から離脱可能に受ける受具と、 この受具に保持される幹線保持具の上記凹部に対応して
    設けられ、対応する凹部を位置決め可能な状態で当該凹
    部から延びる分岐電線を保持する電線保持具とを備えて
    いることを特徴とする組立図板。
  7. 【請求項7】 ハーネス要素電線を予め定められた手順
    に従って接続図板上で接続することによりサブアッセン
    ブリ集合体を製造し、次いで、サブアッセンブリ集合体
    に端末加工を施したサブアッセンブリ集合結束体を製造
    し、さらにこのサブアッセンブリ集合体から最終的なワ
    イヤーハーネスを製造するワイヤーハーネスの製造方法
    であって、 製造対象となるサブアッセンブリ集合体の配索形態を圧
    縮することにより、上記接続図板上に設定された作業領
    域内で該サブアッセンブリ集合体の接続作業を行う工程
    と、 接続作業が完了したサブアッセンブリ集合体を上記接続
    図板上で最終形態に展開する展開工程と、 展開されたサブアッセンブリ集合体をサブアッセンブリ
    集合結束体に端末加工する端末加工工程と、 端末加工工程の後にサブアッセンブリ集合結束体を上記
    接続図板から組立図板上に搬送する工程とを備えている
    ことを特徴とするワイヤーハーネスの製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のワイヤーハーネスの製造
    方法において、 上記接続図板に着脱可能な幹線保持具を設け、上記接続
    作業時にサブアッセンブリ集合体の幹線部分をこの幹線
    保持具に仮保持させるとともに、搬送工程時にこの幹線
    保持具とともにサブアッセンブリ集合結束体を組立図板
    に搬送することを特徴とするワイヤーハーネスの製造方
    法。
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