JP2008186360A - 進捗表示装置およびそれを用いた製造数表示方法 - Google Patents

進捗表示装置およびそれを用いた製造数表示方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ワイヤハーネスWHの製造過程において、複数名の作業者がそれぞれ自身のペースでもって所定の分担作業を行う場合であっても、そのような生産方式によるタクト時間の短縮化に寄与できるようにする。
【解決手段】作業者の作業の進捗状況を表示するようにした進捗表示装置20として、各々、複数のランプを有する第1および第2の表示部40と、作業が開始された時点からの経過時間を計測する計測部22と、この計測部22により計測された経過時間が、予め設定された設定時間以内であるときに、第1表示部40に対し経過時間と共にランプの点灯数が増加方向又は減少方向のうちの何れか一方向に漸次変化するように制御を行う一方、上記経過時間が上記設定時間を超えているときに、第2表示部40に対し経過時間と共にランプの点灯数が増加方向又は減少方向のうちの何れか一方向に漸次変化するように制御を行う制御部とを備えたものを用いる。
【選択図】図4

Description

本発明は、ワイヤハーネスの製造作業の進捗状況を作業者に表示するようにした進捗表示装置に関し、特に生産ラインにベルトコンベヤなどのコンベヤを用いない生産方式の場合に作業者に分担された作業のタクト時間の短縮化に寄与する対策に関する。
一般に、ワイヤハーネスを製造する際の生産方式としては、特許文献1に記載されているように、ベルトコンベヤを用いるものが知られている。この生産方式では、ベルトコンベヤの移送速度に合わせて作業者が作業するので、作業者にとっては、自身の作業の進捗状況が感覚的に判断することができるようになっている。
したがって、作業全体のタクト時間の短縮化を図るには、特許文献2,特許文献3および特許文献4に記載されているように、作業全体の進捗状況を作業者に表示することで、作業全体のタクト時間の管理を行うことができるとされている。
特開2002−367450号公報(第9〜10頁,図20) 特公平06−104295号公報(第2頁,図1) 特開平06−274208号公報(第6頁,図10) 特開平09−131646号公報(第3頁,図3)
しかしながら、ワイヤハーネス製造過程では、近年、ベルトコンベヤ方式に代わり、例えば、複数の作業者が複数の作業ステージ間を移動しつつそれぞれ各作業ステージで所定の分担作業を行って複数のワイヤハーネスを同時並行的に製造するなど、作業者が自身のペースで作業するという生産方式が行われるようになってきており、その場合には、作業者は、所定のタクト時間内に作業を終了させているのか否かを感覚的に認識することが難しく、したがって、作業全体のタクト時間の短縮化が容易でないという問題がある。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その主な目的は、ワイヤハーネスの製造過程において、作業者が自身のペースでもって所定の分担作業を行う場合であっても、その進捗状況の適否が作業者に直感的に把握できるようにし、もって、そのような生産方式によるワイヤハーネスの製造過程におけるタクト時間の短縮化に寄与することにある。
上記の目的を達成すべく、本発明では、表示部のランプの点灯数を増加させて作業開始からの経過時間を表示するようにし、このことで、作業者が自身の作業の進捗状況を直感的に把握できるようにした。また、表示部を複数とし、それら表示部を、目標タクト時間など、指標となる時間の前後で変更することで、表示形態が一本調子にならないようにした。
具体的には、本発明では、作業者が所定の作業を行ってワイヤハーネスを製造する際に、上記作業の進捗状況を表示するようにした進捗表示装置を前提としている。
そして、各々、複数のランプを有する第1および第2の表示部と、上記の作業が開始された時点からの経過時間を計測する計測部と、この計測部により計測された経過時間が、予め設定された設定時間以内であるときに、上記の第1表示部に対し経過時間と共にランプの点灯数が増加する方向又は減少する方向のうちの何れか一方向に漸次変化するように制御を行う一方、上記経過時間が上記設定時間を超えているときに、上記の第2表示部に対し経過時間と共にランプの点灯数が増加する方向又は減少する方向のうちの何れか一方向に漸次変化するように制御を行う制御部とを備えているものとする。
尚、上記の構成において、設定時間を、作業者の所定の作業に対する目標タクト時間としたり、その目標タクト時間から該目標タクト時間よりも短い所定時間を差し引いて得られる参考時間としたりすることができる。さらに、後者の場合には、第1および第2表示部に加えて、複数のランプを有する第3の表示部を備えるようにし、その上で、制御部を、計測部により計測された経過時間が目標タクト時間を超えているときに、上記第3表示部に対し経過時間と共に点灯するランプの数が漸次増加するように点灯させる制御を行う構成とすることもできる。
また、複数の作業者がそれぞれ所定の分担作業を行って1つのワイヤハーネスを製造する際に、上記構成の進捗表示装置を上記各作業者の分担作業毎に用いるようにすることができるが、さらに好ましいのは、複数の作業者が複数の作業ステージ間を移動しつつそれぞれ該各作業ステージにおいて所定の分担作業を行うことにより複数のワイヤハーネスを同時並行して製造する際に、上記構成の進捗表示装置を上記各作業者の各分担作業毎に用いるようにすることである。また、後者の場合には、各進捗表示装置を、該進捗表示装置に作業終了を知らせるためのスイッチを有するものとし、その上で、全ての作業者により今回の製造過程における最後の作業ステージに対応する上記進捗表示装置に上記スイッチでもって作業終了が知らされたときに、前回までの製造過程による製造数に今回の製造過程による製造数を加算するようにすると好適である。
本発明によれば、作業者が所定の作業を行ってワイヤハーネスを製造する際に、上記作業の進捗状況を表示するようにしたワイヤハーネス製造作業の進捗表示装置として、作業開始からの経過時間が表示部のランプの点灯数でもって表示されるので、作業者が所定の作業を自身のペースでもって行うことが可能な場合であっても、その作業の進捗状況を作業者が直感的に把握することができ、よって、そのような生産方式によるワイヤハーネスの製造過程におけるタクト時間の短縮化に寄与することができる。
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係るワイヤハーネス組立ラインのレイアウトを模式的に示す平面図であり、この組立ラインでは、図2に模式的に例示するように、複数本の電線が束ねられかつその他の必要な加工が施されてなる結束線Wの複数の端部(図示する例では、第1〜第8の8つの端部wa〜wh)に、それぞれコネクタ(同じく第1〜第8の8つのコネクタCa〜Ch)が組み付けられ、これにより、ワイヤハーネスWHが得られるようになっている。
本組立ラインでは、それぞれ、結束線Wがそれぞれ載置される複数の作業台(図示する例では、第1〜第4の4つの作業台11〜14)が配置されており、各作業台11〜14上は、それぞれ2つの作業ステージを有する。つまり、本実施形態では、8つの作業ステージが形成されている。そして、8名の作業員が2名1組となって作業台11〜14間を順に移動しつつ、各作業ステージでの分担作業を行うようになっている。また、各作業員は、何れの作業ステージにおいても、同一の分担作業を行う。
具体的には、例えば、第1作業台11上においては、先ず、第1段階として、図3(a)に示すように、結束線Wの第1端部waおよび第2端部wbに、それぞれ、第1コネクタCaおよび第2コネクタCbが組み付けられる。次に、第2段階として、第1段階とは別の作業員により、同図(b)に示すように、第3端部wcおよび第4端部wdに、それぞれ第3コネクタCcおよび第4コネクタCdが組み付けられる。第3段階では、また別の作業員により、同図(c)に示すように、第5端部weおよび第6端部wfに、それぞれ第5コネクタCeおよび第6コネクタCfが組み付けられる。そして、最後に、第4段階として、さらに別の作業員により、同図(d)に示すように、第7端部wgおよび第8端部whに、それぞれ第7コネクタCgおよび第8コネクタChが組み付けられ、これにより、ワイヤハーネスWHが組み上がったこととなる。
尚、各作業台11〜14に割り当てられる作業者の人数は、製造しようとするワイヤハーネスWHの複雑さなどに応じて適宜決定される事項であるので、1名であっても又は複数名1組であってもよく、特に限定されるものではないが、ワイヤハーネスWHの組立過程の場合には、一般に、その大きさや作業スペースの関係から、2名1組が好ましい。
また、複数の作業台11〜14に対し、製造途中の半製品を移動するか、それとも作業者が移動するかについては、その半製品の大きさや複雑さなどに応じて適宜決定される事項であるが、ワイヤハーネスWHの組立過程の場合には、作業員が移動するという形態の方が、組立途中の半製品を作業台11〜14から取り外したり別の作業台11〜14にセットし直したりするのに要する時間を短縮できるという点で好ましい。
本実施形態では、各作業ステージ毎に、該作業ステージで行われる分担作業の進捗状況を表示する進捗表示装置としてのタクト表示装置20が配置されている。
このタクト表示装置20は、図4に模式的に示すように、装置本体21と、この装置本体21に作業の開始信号および終了信号を入力するためのスイッチ31と、装置本体21により判定された進捗状況などを表示するタクト表示器40とを備えている。装置本体21は、作業開始信号が入力された時点からの経過時間Tを計測する計測部22と、この計測部22により計測された経過時間Tの長短を、予め定められた目標タクト時間Tなどに基づいて判定する判定部23と、この判定部23の判定に基づいてタクト表示器40の点灯状態を制御する制御部24とを有する。
具体的には、タクト表示器40は、図5に模式的に示すように、互いに独立して点灯可能な第1〜第5の5つの点灯部41〜45が上方に向かって積層された状態の柱状をなしている。尚、第1点灯部41はタクト表示器40の最下層に位置しており、第5点灯部45はタクト表示器40の最上層に位置している。また、各点灯部41〜45には、図示は省略するが、該点灯部41〜45をそれぞれ緑色に発光させる緑色ランプG1〜G5と、該点灯部41〜45をそれぞれ黄色に発光させる黄色ランプY1〜Y5とが内蔵されている。さらに、各点灯部41〜45には、上記の緑色ランプG1〜G5および黄色ランプY1〜Y5に加え、該点灯部41〜45をそれぞれ赤色に発光させる赤色ランプR1〜R5が内蔵されている。これらランプG1〜G5,Y1〜Y5,R1〜R5は、それぞれ、例えばLEDにより構成されている。ここで、緑色ランプG1〜G5により、本発明における第1表示部の複数のランプが構成されており、黄色ランプY1〜Y5により、本発明における第2表示部の複数のランプが構成されており、赤色ランプR1〜R5により、本発明における第3表示部の複数のランプが構成されている。そして、本実施形態は、それら第1〜第3表示部は、互いに一体となってタクト表示器40を構成している。
上記の判定部23では、目標タクト時間Tに基づき、その目標タクト時間Tよりも短い終了予告時間T(<T)と、タクト超過時間Tとを算出する。そして、経過時間Tのカウントを開始した後、経過時間Tが、参考時間(T−T)を超えている(T>T−T)か否かを判定する。判定がNOであるときには、緑色ランプG1〜G5の幾つかを点灯させつつ、所定時間毎に再び判定するという処理を繰り返す。尚、この終了予告時間Tにより本発明における所定時間が構成されている。尚、終了予告時間Tやタクト超過時間Tは、予め設定されたものをタクト超過時間Tと共に入力するようにしてもよい。
そして、制御部24では、1回目のNOの判定により、第1点灯部41の緑色ランプG1のみを点灯した後、判定を繰り返す毎に、点灯する緑色ランプG2〜G5を上方に向かって1つずつ増やしていくというバー表示を行う。尚、1回目のNOの判定の際には、作業開始を強調するために、緑色ランプG1を点灯初期の所定時間Tだけ点滅させる。一方、判定がYESであるときには、次の処理に移行する。尚、この段階では、5つの緑色ランプG1〜G5は全て点灯している。
次の処理では、判定部23は、経過時間Tが目標タクト時間Tを超過している(T>T)か否かを判定する。判定がNOであるときには、今度は、黄色ランプY1〜Y5の幾つかを点灯させつつ、所定時間毎に再び判定するという処理を繰り返す。そして、制御部24では、1回目のNOの判定により、全ての緑色ランプG1〜G5を消灯し、それに代えて、第1点灯部41の黄色ランプY1のみを点灯した後、判定を繰り返す毎に、点灯する黄色ランプY2〜Y5を上方に向かって1つずつ増やしていくというバー表示を行う。一方、判定がYESであるときには、次の処理に移行する。尚、この段階では、5つの黄色ランプY1〜Y5は全て点灯している。
次の処理では、経過時間Tが、目標タクト時間Tとタクト超過時間Tとの合計値に達している(T≧T+T)か否かを判定する。判定がNOであるときには、今度は、赤色ランプR1〜R5の幾つかを点灯ないし点滅させつつ、所定時間毎に再び判定するという処理を繰り返す。先ず、1回目のNOの判定により、5つの黄色ランプY1〜Y5を全て消灯し、それに代えて、第1点灯部41の赤色ランプR1のみを点灯した後、判定を繰り返す毎に、点灯する赤色ランプR2〜R5を上方に向かって1つずつ増やしていくというバー表示を行う。尚、この処理の段階では、経過時間Tが目標タクト時間Tを既に超過しているという事態を強調するために、点灯した赤色ランプR1〜R5は、次の判定が終了するまでの間、点滅させる。一方、判定がYESであるときには、次の処理に移行する。尚、移行する時点では、5つの赤色ランプR1〜R5は全て点灯(最後に点灯した第5点灯部45の赤色ランプR5のみ点滅)している。
次の処理では、5つの赤色ランプR1〜R5を全て点滅させる。この点滅は、例えば、作業終了信号が入力されるまで継続する。
本組立ラインには、さらに、全ての作業員に対し、共通の組立数表示装置100が設置されている。この組立数表示装置100は、図7に模式的に示すように、装置本体110と、予め設定された「目標組立数」とともに、装置本体110において計測された「現在組立数」および該装置本体110において演算された「推定組立数」を表示する組立数表示器120とを備えている。
装置本体110は、各タクト表示装置20から出力される作業開始信号および作業終了信号を受けていて、4つのワイヤハーネスWHの組立ての初期段階で何れかのタクト表示装置20において最初の作業開始信号が入力されてから、その組立の最終段階で全てのタクト表示装置20により作業終了信号が入力されるまでの間の経過時間Tを計測するとともに、最終段階で全てのタクト表示装置20により作業終了信号が入力される毎に4つのワイヤハーネスWHの組立てが終了したと見做して現在組立数に「4」を加算する計測部111と、この計測部111により演算された経過時間Tおよび現在組立数に基づき、所定の時刻までの間に組み立てられるワイヤハーネスWHの数である推定組立数を算出する推定部112と、計測部111および推定部112からの各出力信号を受け、組立数表示器120が「現在組立数」,「推定組立数」および「目標組立数」を表示するように該組立数表示器120を制御する制御部113とを有する。
ここで、上記のように構成された組立数表示装置100の下でのワイヤハーネスWHの組立過程について説明する。
先ず、8つの作業ステージにそれぞれ8名の作業員配置されるとともに、4つの作業台11〜14上にそれぞれ結束線Wが配置される(図3参照)。各作業員は、対応するタクト表示装置20のスイッチ31の操作により装置本体21に作業開始信号を入力して作業を開始する。このとき、組立数表示装置100では、何れかのタクト表示装置20において作業開始信号が入力された時点から、全体の経過時間Tの計測を開始する。
一方、各タクト表示装置20では、タクト表示器40は最初は最下層の第1点灯部41の緑色ランプG1が点灯する。そして、時間の経過とともに、点灯する緑色ランプG2〜G5が上層側に向かって1つずつ増えていき、この上下方向に延びる緑色バーの長さでもって経過時間Tが表示される。次いで、経過時間Tが参考時間(T−T)を超える(T>T−T)と、タクト表示器40の第1点灯部41の黄色ランプY1が点灯する。そして、時間の経過とともに、点灯する黄色ランプY2〜Y5が上層側に向かって1つずつ増えていき、この上下方向に延びる黄色バーの長さでもって経過時間Tが表示される。また、経過時間Tが目標タクト時間Tを超過する(T>T)と、タクト表示器40の第1点灯部41の赤色ランプR1が点灯する。そして、時間の経過とともに、点灯する赤色ランプR2〜R5が上層側に向かって1つずつ増えていき、この上下方向に延びる赤色バーの長さでもって経過時間Tが表示される。さらに、経過時間Tが、目標タクト時間Tおよびタクト超過時間Tの合計値(T+T)に達する(T≧T+T)と、タクト表示器40の第1〜第5点灯部41〜45の赤色ランプR1〜R5が全て点滅することとなる。
各作業者は、各作業ステージでの分担作業が終了する毎に、該作業ステージに対応するタクト表示装置20のスイッチ31の操作により装置本体21に作業終了信号を入力する。これにより、各タクト表示装置20ではタクト表示器40を消灯するとともに、経過時間Tを作業終了信号と共に組立数表示装置100に出力する。そして、組立数表示装置100では、各作業員の経過時間Tを記録する。また、4回目の作業終了信号の入力時には、全てのタクト表示装置20により作業終了信号が入力されたときに、現在生産数を4つ増加する。そして、各作業台11〜14上に再び結束線Wが配置された後、最初に作業開始信号が入力された時点で、前回の組立作業に要した全体の作業時間を確定する。また、その確定した全体の作業時間と、本日の全作業終了までの間の残り時間と、現在組立数とに基づいて、「推定組立数」を演算し、それを組立数表示器130に表示する。さらに、以上の各種データは、ネットワークを経由して所定のデータベースに格納される。
したがって、本実施形態によれば、複数名の作業者がそれぞれ所定の分担作業を行って複数のワイヤハーネスWHを同時並行的に組み立てる際に、上記各分担作業の進捗状況を表示するようにしたタクト表示装置20として、各々、緑色ランプG1〜G5,黄色ランプY1〜Y5および赤色ランプR1〜R5を有する第1〜第5の5つの点灯部41〜45が上下方向に積層されてなるタクト表示器40と、上記分担作業が開始されてからの経過時間Tの計測を開始し、該経過時間Tが参考時間(T−T)以下であるとき(T≦T−T)には、タクト表示器40が緑色に点灯しかつその緑色のバー表示が経過時間Tと共に徐々に長く伸びる一方、経過時間Tが参考時間(T−T)を超えかつ目標タクト時間T以下であるとき(T−T<T≦T)には、タクト表示器40が黄色に点灯しかつその黄色のバー表示が経過時間Tと共に徐々に長く伸び、さらに、経過時間Tが目標タクト時間Tを超過しているとき(T>T)には、タクト表示器40が赤色に点灯しかつその赤色のバー表示が経過時間Tと共に徐々に長く伸びるようにしたので、複数の作業者が複数の作業ステージ間を移動しつつそれぞれ該各作業ステージにおいて所定の分担作業を行うことにより複数のワイヤハーネスWHを同時並行して組み立てるようにした生産方式の場合であっても、各作業員に分担作業の進捗状況を直感的に判りやすく把握させることができ、よって、各作業員のスキルアップに役立つとともに、ワイヤハーネスWHの組立過程全体における作業効率の向上に寄与することができる。
尚、上記の実施形態では、タクト表示装置20のタクト表示器40をバー表示するものとするようにしているが、その表示形態は、適宜設定することができる。
また、上記の実施形態では、1つのタクト表示器40でもって、本発明における複数の表示部の機能を共用するようにしているが、それら表示部の点灯領域が互いに異なるように各表示部毎に個別に設けるようにしてもよい。その際に、表示部間におけるランプの点灯色を互いに同じにしたり、先の表示部の点灯状態を維持しつつ次の表示部を点灯させるようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、本発明における進捗表示装置の表示部を3つとするようにしているが、2つとしたり、4つ以上とすることもできる。また、その際に各表示部に割り当てる経過時間Tの範囲は、適宜設定することができ、例えば、表示部が第1および第2の2つである場合には、経過時間Tが、設定時間(例えば、目標タクト時間や、該目標タクト時間よりも短い参考時間)内であるときに第1表示部を点灯させる一方、経過時間Tが上記設定時間を超えているときに第2表示部を点灯させるようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、タクト表示装置20において、タクト表示器40の各表示部に対し、該表示部のランプの点灯数が経過時間Tと共に漸次増加する方向に変化するように制御を行う構成としているが、これとは逆に、タクト表示器40の各表示部に対し、該表示部のランプの点灯数が経過時間Tと共に漸次減少する方向に変化するように制御を行う構成としてもよい。
また、上記の実施形態では、4つのワイヤハーネスWHを同時並行して組み立てる場合について説明しているが、同時並行して組み立てるワイヤハーネスWHの数は、2つや3つ、又は5以上であってもよいし、1つであってもよい。
さらに、上記の実施形態では、ワイヤハーネスWHを組み立てる場合について説明しているが、本発明をワイヤハーネスWHの製造過程全般に適用することができるのは勿論である。
本発明は、ワイヤハーネスの製造過程において、作業者が所定の分担作業を行ってワイヤハーネスを製造する際に、作業員に自身の分担作業の進捗状況を判りやすく把握させ、それにより、ワイヤハーネスの製造過程全体における作業効率の向上に寄与することができる。
図1は、本発明の実施形態に係るワイヤハーネス組立ラインのレイアウトを模式的に示す平面図である。 図2は、組み立てられたワイヤハーネスを拡大して模式的に示す平面図である。 図3は、各作業ステージにおけるワイヤハーネスの組立過程を作業台間における作業員の移動状態と併せて示す平面図である。 図4は、タクト表示装置の全体構成を示すブロック図である。 図5は、タクト表示装置のタクト表示器を模式的に示す構成図である。 図6は、タクト表示器による表示態様を経時的に示すタイミングチャート図である。 図7は、組立数表示装置の全体構成を示すブロック図である。
符号の説明
20 タクト表示装置(進捗表示装置)
22 計測部
24 制御部
31 スイッチ
40 タクト表示器(第1〜第3表示部)
G1〜G5 緑色ランプ(第1表示部のランプ)
Y1〜Y5 黄色ランプ(第2表示部のランプ)
R1〜R5 赤色ランプ(第3表示部のランプ)
WH ワイヤハーネス
T 経過時間
−T 参考時間
目標タクト時間(設定時間)
終了予告時間(所定時間)

Claims (7)

  1. 作業者が所定の作業を行ってワイヤハーネスを製造する際に、上記作業の進捗状況を表示するようにした進捗表示装置であって、
    各々、複数のランプを有する第1および第2の表示部と、
    上記作業が開始された時点からの経過時間を計測する計測部と、
    上記計測部により計測された経過時間が、予め設定された設定時間以内であるときに、上記第1表示部に対し経過時間と共にランプの点灯数が増加方向又は減少方向のうちの何れか一方向に漸次変化するように制御を行う一方、上記経過時間が上記設定時間を超えているときに、上記第2表示部に対し経過時間と共にランプの点灯数が増加方向又は減少方向のうちの何れか一方向に漸次変化するように制御を行う制御部とを備えていることを特徴とする進捗表示装置。
  2. 請求項1に記載の進捗表示装置において、
    設定時間は、作業者の所定の作業に対する目標タクト時間であることを特徴とする進捗表示装置。
  3. 請求項1に記載の進捗表示装置において、
    設定時間は、作業者の所定の作業に対して予め定められた目標タクト時間から、該目標タクト時間よりも短い所定時間を差し引いて得られる参考時間であることを特徴とする進捗表示装置。
  4. 請求項3に記載の進捗表示装置において、
    第1および第2表示部に加え、複数のランプを有する第3の表示部を備え、
    制御部は、計測部により計測された経過時間が目標タクト時間を超えているときに、上記第3表示部の複数のランプを経過時間と共に点灯するランプの数が漸次増加するように点灯させる制御を行う構成とされていることを特徴とする進捗表示装置。
  5. 複数の作業者がそれぞれ所定の分担作業を行うことにより、1つのワイヤハーネスを製造する際に、請求項1に記載の進捗表示装置を、上記各作業者の分担作業毎に用いることを特徴とする進捗表示方法。
  6. 複数の作業者が複数の作業ステージ間を移動しつつそれぞれ該各作業ステージにおいて所定の分担作業を行うことにより、複数のワイヤハーネスを同時並行して製造する際に、請求項1に記載の進捗表示装置を、上記各作業者の各分担作業毎に用いることを特徴とする進捗表示方法。
  7. 複数の作業者が複数の作業ステージ間を移動しつつそれぞれ該各作業ステージにおいて所定の分担作業を行うことにより、複数のワイヤハーネスを同時並行して製造する際に、請求項1に記載の進捗表示装置を上記各作業者の各分担作業毎に用いてワイヤハーネスの製造数を管理するようにした製造数表示方法であって、
    上記各進捗表示装置は、それぞれ、該進捗表示装置に作業終了を知らせるためのスイッチを有し、
    全ての作業者によりそれぞれ今回の製造過程における最後の作業ステージに対応する上記進捗表示装置に上記スイッチでもって作業終了が知らされたときに、前回までの製造過程による製造数に今回の製造過程による製造数を加算することを特徴とする製造数表示方法。
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