JPH086992A - 生産調整装置 - Google Patents

生産調整装置

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JPH086992A
JPH086992A JP13299194A JP13299194A JPH086992A JP H086992 A JPH086992 A JP H086992A JP 13299194 A JP13299194 A JP 13299194A JP 13299194 A JP13299194 A JP 13299194A JP H086992 A JPH086992 A JP H086992A
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JP
Japan
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cycle time
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cumulative
worker
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JP13299194A
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Inventor
Yasuaki Omori
安晃 大森
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

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  • General Factory Administration (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】本生産調整装置は、各作業ステーションに固定
配置された組立図板2a〜2dに対して、複数の作業者A 〜
D が所定のサイクルタイム毎に一挙に移動し順次に作業
が付加される、作業者移動式の生産ライン1 に適用す
る。生産ライン1の稼働開始日からの累積生産個数とサ
イクルタイムとの関係を示す習熟度曲線を予め記憶して
おく。作業当日までの累積生産個数と習熟度曲線とか
ら、作業当日のサイクルタイムを決定する。各ステーシ
ョンに配置された子機5a〜5dのサイクルタイム経過表示
ランプを、サイクルタイムの経過毎に点灯させる。点灯
時に、未だ作業を完了していない作業者は、遅れを認知
できる。 【効果】各ステーションの作業時間を均一にでき、生産
効率をコスト安価に向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直列に並べられた複数
の固定された作業ステーションに対して、それぞれ異な
る工程を受け持つ複数の作業者が、所定のサイクルタイ
ム毎に整列移動し、各ステーションの被組立品に順次に
作業を施していく作業者移動式生産ラインにおいて適用
される生産調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、殆どの製品が、作業者による流れ
作業で製造されている。ワイヤーハーネスの組立作業ラ
インを例にとると、この作業ラインは、通常、複数の組
立図板がコンベア装置により無端ライン上を一定速度で
搬送される、いわゆる図板移動式を採用している。複数
の作業者は、それぞれ自己が分担している作業ステーシ
ョンに組立図板が搬送されてくると、予め指定された作
業を行う。例えば、組立図板への電線や仮結束回路
(ワイヤーハーネス・サブアセンブリ)の布線、端子
のコネクタへの挿入、布線された電線に対するテープ
止め、布線された電線に対する保護用コルゲートチュ
ーブ等の装着、布線された電線に対するジョイント部
品の装着、布線された電線の導通検査等である。
【0003】ところで、上記図板移動式の生産ラインに
供給すべき仮結束回路に関しては、通常、上記の作業ラ
インをメインラインとしてこのメインラインから独立し
たサブ組立ラインにより組み立てられている。このサブ
組み立てラインは、例えば四角形の各辺にそれぞれ配置
された固定式の組立図板を用い、4人の作業者が所定の
サイクルタイム毎に上記固定式の組立図板に対して一方
向に整列移動し、各組立図板の被組立品に順次に作業を
施していく、いわゆる作業者移動式生産ラインとして構
成されている。また、メインラインで行うと、メインラ
インの切替時間とロット生産の関係から生産効率が低下
してしまう小ロット作業に関しても、上記のサブ組立ラ
インにより実施されるのが、通例である。
【0004】前者の図板移動式の生産ラインにおける生
産調整は下記のようにして行われていた。すなわち、多
数の作業工程を有している図板移動式の生産ラインにお
いて、何らかの理由で一人の作業者の作業速度が低下す
ると、そこがネック工程となってライン全体の作業能率
が低下する。そこで、どの作業者の作業にも対応できる
状態で生産ライン全体を巡回している工程進行担当者が
おり、この工程進行担当者は、何れかの作業者の工程が
ネック工程であると判断したときや、トラブル等によっ
て遅れを生じた作業者から作業の応援が要請されたとき
に、その作業者の作業の少なくとも一部を分担し、工程
遅延を最小限に抑えるようにしていた。また、ネック工
程の作業者を、能力のある他の作業者と交代したりする
ことも行われていた。
【0005】しかしながら、人が作業進度を把握してい
るため、ネック工程の特定が正確さに欠けるという問題
があった。そこで、各工程での実績作業時間の平均値
と、予め記憶した標準作業時間とを比較することによっ
てネック工程を決定し、決定したネック工程を表示する
ようにした生産調整装置が提供されている(特開平5−
192852号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一方、上記後者の作業
者移動式の生産ラインでは、もともと作業者の人数が少
ないので、図板移動式の生産ラインのような、工程進行
担当者を配置することは、製造コスト上できない。ま
た、設備コスト自体が低価格である作業者移動式の生産
ラインにおいて、上記公報の生産調整装置のような、実
績回収を行うような複雑な演算装置を適用することは、
製造コストの上昇につながるので、好ましくない。
【0007】ところで、作業者は、作業を開始した日か
ら日がたつにしたがって次第に作業に慣れ、習熟してい
くであろうことは、経験上、知られていた。本願発明者
は、実際の製造における多くの事例から、組立形態が似
かよっている生産ラインでは、累積生産個数の増大と作
業時間との間に、略同様の相関曲線(作業習熟曲線)で
関係ずけられる相関があるという知見を得た。
【0008】本発明は、上記課題に鑑み、また上記知見
に基づいてなされたものであり、本発明の目的は、作業
者移動式の生産ラインにおいて、コスト安価に生産効率
を上昇させることのできる生産調整装置を提供すること
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、直列に並べられた複数の固
定された作業ステーションに対して、それぞれ異なる工
程を受け持つ複数の作業者が、所定のサイクルタイム毎
に一挙に移動し、各ステーションの被組立品に順次に作
業を施していく作業者移動式生産ラインに適用される生
産調整装置において、上記生産ラインの稼働開始日から
の累積生産個数と上記サイクルタイムとの関係を示す作
業習熟曲線を記憶した記憶部、上記作業習熟曲線にした
がって作業当日のサイクルタイムを求めるサイクルタイ
ム演算部、および求められたサイクルタイムの経過毎に
経過信号を発する経過信号発生手段を含む中央制御装
置、並びに各作業ステーションにそれぞれ配置され、上
記経過信号発生手段からの信号に応じて各作業者にサイ
クルタイムの経過毎にこれを報知するサイクルタイム経
過報知手段を備えたことを特徴とするものである。
【0010】また、請求項2に係る発明は、請求項1記
載の生産調整装置において、前記各作業ステーションに
それぞれ配置され、作業者が各作業ステーションでの作
業を終了したときに操作することによりそれぞれ終了信
号を発する終了信号発生手段、および前記中央制御装置
に設けられ、全ての終了信号発生手段から終了信号を受
けることに応じて累積生産個数に1ずつ加算する累積生
産個数計数手段をさらに備え、上記サイクルタイム演算
部は、前記累積生産個数計数手段により計数された累積
生産個数を用いて演算することを特徴とするものであ
る。
【0011】また、請求項3に係る発明は、請求項1又
は2記載の生産調整装置において、前記各作業ステーシ
ョンにそれぞれ配置され、作業者が各作業ステーション
での作業を終了したときに操作することによりそれぞれ
終了信号を発する終了信号発生手段、各作業ステーショ
ンにそれぞれ配置され、対応する作業ステーションがサ
イクルタイムに対して遅れていることを作業者に報知す
る遅れ報知手段、および上記中央制御装置に設けられ、
各作業ステーションから終了信号を受ける前にサイクル
タイムが経過した場合、終了信号を未だ発していない作
業ステーションの遅れ報知手段に遅れ報知信号を発し
て、遅れ報知させる遅れ報知信号出力手段をさらに備え
たことを特徴とするものである。
【0012】
【作用】上記請求項1に係る発明の構成によれば、下記
の作用を奏する。予め記憶した作業習熟曲線にしたがっ
て作業当日のサイクルタイムが自動的に決定され、この
サイクルタイムの経過毎に、中央制御装置の経過信号発
生手段から信号が発せられる。この信号に応じて、各作
業ステーションにそれぞれ配置されたサイクルタイム経
過報知手段が、サイクルタイムの経過毎に、これを報知
する。したがって、この報知時に、未だ作業を終了して
いない作業者は、自らの作業が遅れていることを認知す
ることができる。
【0013】上記請求項2に係る発明の構成によれば、
全作業者が終了信号発生手段を操作することにより、生
産数が1ずつ加算されて、累積生産個数が計数される。
このようにして求められた累積生産個数に基づいて、作
業当日のサイクルタイムが演算される。サイクルタイム
の演算のために累積生産個数を毎日入力する手間を省く
ことができる。
【0014】上記請求項3に係る発明の構成によれば、
中央制御装置に設けられた遅れ報知信号出力手段は、サ
イクルタイムが経過した時点で未だ終了信号を発してい
ない作業ステーションがあると、この作業ステーション
の送り報知手段に対して、遅れ報知信号を発し、遅れ報
知させる。この遅れ報知により、作業者は自らの遅れを
確実に認知することができる。
【0015】
【実施例】以下実施例を示す添付図面によって詳細に説
明する。図1は、本発明の一実施例に係る生産調整装置
が適用された、生産ラインの全体構成を示している。ま
た、図2は本生産調整装置の親機および子機を示す概略
斜視図である。図1を参照して、本生産ライン1は、四
角形の各辺がそれぞれ作業ステーションとなっており、
各作業ステーションにそれぞれ組立図板2a,2b,2
c,2dが固定配置されている。本生産ライン1は、作
業者移動式の生産ラインであり、4人の作業者A〜D
は、一定のサイクルタイム毎に全員が、図において時計
回りに移動し、移動後の各組立図板2a〜2dにおい
て、それぞれ予め割り当てられた作業を行う。
【0016】本生産調整装置3は、中央制御装置を構成
する1台の親機4と、この親機4とそれぞれ接続された
状態で各組立図板2a〜2dの傍らにそれぞれ配置され
た子機5a〜5dとを備えている。図2を参照して、各
子機5a〜5dには、複数が1列に設けられ、サイク
ルタイムの経過に合わせて順次に点灯させられるサイク
ルタイム経過表示ランプL1〜L10と、複数が2列
に設けられ、作業の遅れている組立図板に対応するもの
が点灯される遅れ報知ランプDL1〜DL10とが備え
られている。また、各子機5a〜5dには、作業者が各
組立図板2a〜2dでの作業を終了したときに操作する
ことによりそれぞれ終了信号を発する終了信号発生スイ
ッチ6a〜6dが接続されている。
【0017】図3のブロック図を参照して、親機4は、
マイクロコンピュータ等からなる制御部40を含んでお
り、この制御部40には、メモリ41が接続されてい
る。このメモリ41には、生産ライン1の稼働開始日か
らの累積生産個数と上記サイクルタイムとの相関関係を
示す作業習熟曲線(図4参照)が、予めテーブルとして
記憶されている。また、制御部40には、ブザー7が接
続されている。また、制御部40には、手動でサイク
ルタイムを設定する場合に使用されるサイクルタイム設
定スイッチ42、一日の目標生産個数(出来高)を入
力するための目標生産個数設定スイッチ43、および
昼休みが休憩時間等で作業を中断する際に操作される中
断スイッチ44が接続されている。図2を参照して、各
スイッチ42〜44は、親機4の前面に配置されてい
る。
【0018】さらに、制御部40は、全ての終了信号発
生スイッチ6による終了信号を受け取ることに応じて、
累積生産個数に1ずつ加算することにより、累積生産個
数をカンウトする。また、制御部40は、カウントした
累積生産個数に対応する作業当日のサイクルタイムを、
前記メモリ41に記憶した作業習熟曲線のテーブルに基
づいて決定するようにしている。そして、決定した作業
当日のサイクルタイムの経過毎に、サイクルタイム経過
信号を、各子機5a〜5dに出力し、各子機5a〜5d
では、サイクルタイム経過信号を入力する毎に、サイク
ルタイム経過表示ランプL1〜L10(なお、図3にお
いて、サイクルタイム経過ランプL1〜L10を、Ln
として示してある)を順次に点灯させていくようになっ
ている。これにより、各作業者は、サイクルタイムの経
過を目視により認知することができるようになってい
る。また、制御部40は、各作業ステーションの終了信
号発生スイッチ6による終了信号を受ける前にサイクル
タイムが経過した場合、遅れ報知信号を各子機2a〜2
dに出力し、終了信号を未だ発していない作業ステーシ
ョンに対応する遅れ報知ランプDL1〜DL4(なお、
図3において、遅れ報知ランプDL1〜DL10を、D
Lnとして示してある)を、各子機2a〜2dにおいて
点灯させるようにしている。
【0019】次いで、制御部40の動作について図5お
よび図6に示すフローチャートにしたがって説明する。
生産ラインの稼働開始日には、サイクルタイム設定スイ
ッチ42により、サイクルタイムの初期値(例えば30
0秒)を入力し、入力値によってサイクルタイムが設定
される(ステップS1,S2)が、次の日からは累積生
産個数と習熟度曲線にしたがって、自動的にサイクルタ
イムが演算される(ステップS3)。この場合、サイク
ルタイム設定スイッチ42による入力動作は不要とな
る。
【0020】次いで、目標生産個数設定スイッチ43に
よって作業当日の目標生産個数(例えば75本/日)を
入力することにより、目標生産個数が設定される(ステ
ップS4,S5)。そして、作業者全員が揃って、終了
信号発生スイッチ6を操作することにより、親機3によ
るサイクルタイムのカンウトが開始される(ステップS
6,S7)。
【0021】サイクルタイムが経過すると、各子機5a
〜5dでは、サイクルタイム経過表示ランプL1〜L1
0が順次に点灯されていく(ステップS8,S9)。こ
れを見た各作業者は、サイクルタイムの経過を目視によ
り認知することができる。各作業者は各自の作業が終了
する毎に、終了信号発生スイッチ6を操作するが、サイ
クルタイムの経過時に未だ終了信号を発していない作業
ステーションがあると、この作業ステーションに対応す
る遅れ報知ランプDL1〜DL4が、各子機2a〜2d
において点灯される(ステップS10,S11)。これ
により、遅れている作業ステーションの作業者は、自身
の作業が遅れていることを認識でき、また、他の作業ス
テーションの作業者も、どの作業ステーションの作業が
遅れているかを認識することができる。
【0022】一方、遅れが解消して、全員が終了信号発
生スイッチ6を操作すると、ステップS12,S13に
て、遅れ報知ランプDL1〜DL4の消灯が確認され、
ステップS14にて累積生産個数が1ずつ加算される。
この時点で、各作業者は、それぞれ隣接する作業ステー
ションに移動し、作業を開始する。一方、カウンタがリ
セットされた(ステップS16)後、ステップS7〜ス
テップS16の処理を繰り返す。
【0023】そして、作業当日の生産個数が目標生産個
数に達すると、ブザー7が鳴らされることにより、各作
業者に知らされた後(ステップS15,16)、処理が
終了する。本実施例によれば、人の勘によらず、予め記
憶した作業習熟曲線にしたがって作業当日のサイクルタ
イムが自動的に決定され、このサイクルタイムの経過毎
にサイクルタイム経過ランプL1〜L10が順次に点灯
されるので、未だ作業を終了していない作業者は、自ら
の作業が遅れていることを認知することができる。した
がって、遅れている作業者は、作業ピッチを上げる等の
対処をすることができる結果、各作業ステーションでの
作業時間の均一化を図ることができ、全体の生産効率を
向上させることができる。そして、もともと設備コスト
の安い作業者移動式の生産ラインにおいて、複雑な実績
回収を行わない簡単な装置により、コスト安価に生産調
整を行うことができる。
【0024】特に、作業の遅れている作業者に対して、
遅れ報知ランプDL1〜DL4を点灯することによって
遅れを報知できるので、遅れている作業者に対して、遅
れていることを、確実に認識させることができる。ま
た、全作業者が終了信号発生スイッチ6を操作すること
により自動的に累積生産個数が計数されており、このよ
うにして求められた累積生産個数に基づいて、作業当日
のサイクルタイムが演算されるので、サイクルタイムの
演算のために累積生産個数を毎日入力する手間を省くこ
とができる。
【0025】なお、上記実施例においては、作業習熟曲
線をテーブルとして記憶したが、予め定める関数式によ
り近似するようにしても良い。また、上記実施例におい
ては、各子機2a〜2dのそれぞれに、複数の遅れ報知
ランプを設け、作業の遅れている作業ステーションに対
応する報知ランプを点灯させるようにしたが、各子機2
a〜2dには単一の遅れ報知ランプのみを設け、作業の
遅れている作業ステーションに対応する子機の遅れ報知
ランプのみを点灯させるようにしても良い。
【0026】さらに、遅れ報知ランプの構成を省略する
ようにしても良いし、遅れ報知ランプに代えてブザーに
より報知するようにしても良い。その他、本発明は上記
実施例に限定されるものではなく、種々の設計変更を施
すことが可能である。
【0027】
【発明の効果】上記請求項1に係る発明によれば、作業
の遅れている作業者に遅れを認知させ、速やかな対処を
とらせることができるので、作業者移動式の生産ライン
において、各作業ステーションでの均一化を図り、作業
効率を向上させることができる。また、予め記憶した作
業習熟曲線にしたがって作業当日のサイクルタイムが自
動的に決定されるので、人の勘にたよっていた従来の場
合と比較して、より実際に則した生産調整が可能とな
る。さらに、複雑な実績回収を行わないので、装置を安
価にすることができ、その結果、もともと設備コストの
安い作業者移動式の生産ラインにおいて、コストを不要
に増大させることがない。
【0028】上記請求項2に係る発明によれば、全作業
者が終了信号発生手段を操作することにより、生産数が
1ずつ加算されて、累積生産個数が計数される。このよ
うにして求められた累積生産個数に基づいて、作業当日
のサイクルタイムが演算される。サイクルタイムの演算
のために累積生産個数を毎日入力する手間を省くことが
できる。
【0029】上記請求項3に係る発明によれば、遅れ報
知手段によって、遅れている作業者に対して、遅れを確
実に認知させることができる。したがって、各作業ステ
ーションでの作業時間をより確実に均一化させることが
できる結果、作業効率を一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る生産調整装置を含む、
作業者移動式の生産ラインの概略構成図である。
【図2】生産調整装置の親機および子機の概略斜視図で
ある。
【図3】生産調整装置の概略構成を示すブロック図であ
る。
【図4】累積生産個数とサイクルタイムとの関係を示す
図である。
【図5】制御の流れを示すフローチャートである。
【図6】図4のフローチャートに続く処理を行うフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 生産ライン 2a〜2d 組立図板 3 生産調整装置 4 親機(中央制御装置) 41 メモリ 5a〜5d 子機 6 終了信号発生スイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直列に並べられた複数の固定された作業ス
    テーションに対して、それぞれ異なる工程を受け持つ複
    数の作業者が、所定のサイクルタイム毎に一挙に移動
    し、各作業ステーションの被組立品に順次に作業を施し
    ていく作業者移動式生産ラインに適用される生産調整装
    置において、 前記生産ラインの稼働開始日からの累積生産個数と前記
    サイクルタイムとの関係を示す作業習熟曲線を記憶した
    記憶部、 作業当日までの累積生産個数に基づき前記作業習熟曲線
    にしたがって作業当日のサイクルタイムを求めるサイク
    ルタイム演算部、および求められたサイクルタイムの経
    過毎に経過信号を発する経過信号発生手段を含む中央制
    御装置、並びに前記各作業ステーションにそれぞれ配置
    され、上記経過信号発生手段からの信号に応じて各作業
    者にサイクルタイムの経過毎にこれを報知するサイクル
    タイム経過報知手段を備えたことを特徴とする生産調整
    装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の生産調整装置において、 前記各作業ステーションにそれぞれ配置され、作業者が
    各作業ステーションでの作業を終了したときに操作する
    ことによりそれぞれ終了信号を発する終了信号発生手
    段、および前記中央制御装置に設けられ、全ての終了信
    号発生手段から終了信号を受けることに応じて累積生産
    個数に1ずつ加算する累積生産個数計数手段をさらに備
    え、 上記サイクルタイム演算部は、前記累積生産個数計数手
    段により計数された累積生産個数を用いて演算すること
    を特徴とする生産調整装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の生産調整装置において、 前記各作業ステーションにそれぞれ配置され、作業者が
    各作業ステーションでの作業を終了したときに操作する
    ことによりそれぞれ終了信号を発する終了信号発生手
    段、 各作業ステーションにそれぞれ配置され、対応する作業
    ステーションがサイクルタイムに対して遅れていること
    を作業者に報知する遅れ報知手段、および上記中央制御
    装置に設けられ、各作業ステーションから終了信号を受
    ける前にサイクルタイムが経過した場合、終了信号を未
    だ発していない作業ステーションの遅れ報知手段に遅れ
    報知信号を発して、遅れ報知させる遅れ報知信号出力手
    段をさらに備えたことを特徴とする生産調整装置。
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