JPH11353958A - ワイヤーハーネスの組付装置 - Google Patents

ワイヤーハーネスの組付装置

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Publication number
JPH11353958A
JPH11353958A JP10162366A JP16236698A JPH11353958A JP H11353958 A JPH11353958 A JP H11353958A JP 10162366 A JP10162366 A JP 10162366A JP 16236698 A JP16236698 A JP 16236698A JP H11353958 A JPH11353958 A JP H11353958A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire harness
branch
wiring board
holder
along
Prior art date
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Pending
Application number
JP10162366A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Kita
陽一 喜多
Toshio Iwane
敏夫 岩根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP10162366A priority Critical patent/JPH11353958A/ja
Publication of JPH11353958A publication Critical patent/JPH11353958A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】分岐寸法の変更に対応すること。 【解決手段】分岐線Wbを保持するための保持具14〜
16が固定されたスライド部材13を設ける。このスラ
イド部材13を分岐方向に沿って変位可能なガイドベー
ス11、12を設ける。さらに、ガイドベース11、1
2に対し、スライド部材13を複数の保持位置に固定す
るための固定手段19を設ける。 【効果】分岐線Wbの長さLx、Lyが異なる場合に、
スライド部材13の取り付け位置をガイドベース11、
12上で変更することにより、同一の保持具14〜16
によって、複数種類の分岐線に対応することが可能にな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はワイヤーハーネスの
組付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にワイヤハーネスは、複数の電線を
束ねて所定の回路を形成する電気配線システムであり、
自動車をはじめとする種々の本体装置に採用されてい
る。
【0003】図4は一般的なワイヤーハーネスを製造す
るための布線板を概略的に表した斜視図である。
【0004】同図を参照して、ワイヤーハーネスの製造
に当たっては、布線板1と呼称される作業台に複数の保
持具2、2aを取り付けて所定の配索経路を形成し、こ
の配索経路に沿って電線を配索し、その端末部(端子)
をコネクタ等で保護するとともに、コルゲートチューブ
をはじめとする外装部品を装着することが行なわれてい
る。そのようなワイヤーハーネスにおいては、当該ワイ
ヤハーネスを構成する複数のサブアッセンブリを布線板
に配索することで、ワイヤハーネスを製造している。
【0005】このように、サブアッセンブリを使用して
ワイヤハーネスを効率よく製造するために、従来より、
例えば、特開平8−96632号公報に開示されている
ワイヤハーネスの製造装置では、布線板1の保持具2、
2aの一部を布線板1に対して着脱可能な着脱板3に固
定して、布線板1上で交換可能な交換治具体4を形成し
ている。
【0006】この従来の装置では、ワイヤハーネスの仕
様の変更に応じて交換治具体4を複数種類用意してお
き、布線板1上の交換治具体4を他の交換治具体と交換
することにより、布線板1上の配索経路を変更するよう
にしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来技術
では、定位置にて交換治具体を変更しているので、幹線
から分岐する枝線の長さ(分岐寸法)Lが異なる場合に
は対応することがむずかしい面があった。
【0008】というのも、幹線から分岐する枝線の長さ
(分岐寸法)Lが異なる場合は、その分岐寸法変更によ
って寸法が変化する全ての治具を入れ換える様な交換治
具体を作成しなければならないからである。
【0009】また、上記分岐寸法Lが異なる箇所の増加
に伴って、交換治具体の個数も増加してしまうため、そ
の分、製造コストが高くなり、しかも、保管場所等の管
理費もかさんでくるという不具合があった。
【0010】また、複数の交換治具体を使用するような
場合に、交換時に異なる交換治具体を付け間違えるとい
う不具合が発生する可能性もあった。
【0011】本発明は上記不具合に鑑みてなされたもの
であり、布線板上の保持治具の数を増加することなく、
また別体の交換治具体という管理コスト増加もなく、分
岐寸法の変更に対応することができるワイヤーハーネス
の組付装置を提供することを課題としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、複数の電線を予め定められた配索経路に沿
って配索することによりワイヤハーネスを布線板上に組
み立てるためのワイヤーハーネスの組付装置において、
上記布線板に取り付けられたガイドベースと、このガイ
ドベースによって上記配索経路に沿う特定の区間に沿っ
て移動可能に布線板に取り付けられたスライド部材と、
スライド部材に取り付けられ、上記布線板に直接取り付
けられた保持具とともに電線を支持する保持具と、予め
定められた固定位置に上記スライド部材を固定する固定
手段とを設けていることを特徴とするワイヤーハーネス
の組付装置である。
【0013】この特定事項を含む発明では、ワイヤハー
ネスを配索する配索経路の特定区間沿いに寸法が異なる
仕様のワイヤハーネスを配索する場合に、スライド部材
の取り付け位置をガイドベース上で変更することによ
り、同一の保持具によって、特定の区間に沿う寸法の変
更に対応することが可能になる。上記特定区間に沿う寸
法は、ワイヤハーネスの幹線沿いの寸法であってもよ
く、分岐線に沿う寸法であってもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態について詳述する。
【0015】図1は本発明の実施の一形態におけるワイ
ヤーハーネスの組付装置10の概略構成を示す斜視図で
あり、図2は図1の実施の形態に係る組付装置10の一
部を破断して示す斜視図である。
【0016】これらの図を参照して、図示の実施の形態
に係る組付装置10は、布線板(図4参照)の上に固定
された一対のガイドベース11、12を備えている。ガ
イドベース11、12はいずれも樹脂製品であり、分岐
線Wbが布線される分岐方向A(「特定の区間」に沿う
寸法の一態様)に対して平行なスライド溝11a、12
aを区画している。
【0017】そして、このスライド溝11a、12aに
は、板金製のスライドプレート13が該分岐方向Aに往
復移動可能な状態で嵌合している。
【0018】図示の例において、スライドプレート(ス
ライド部材)13は、平面でみて所定角度屈曲してお
り、その一辺13Aが上記分岐方向Aに沿って配置され
ているとともに、この分岐方向A沿いに所定量往復移動
可能な状態で両ガイドベース11、12に連結されてい
る。このスライドプレート13の一辺13A上には、分
岐線Wbに固定されるクランプCを保持するためのクラ
ンプ保持具14並びに分岐線Wbの電線部分を保持する
ためにU字形に形成された電線保持具15が固定されて
いる。さらに、一辺13Aに後続する他辺13Bには、
分岐線Wbの終端に接続されるコネクタCNを受けるコ
ネクタ保持具16が立設されている。
【0019】図2に示すように、上記スライドプレート
13の各辺13A、13Bの接合部分には、一対の孔1
7が穿設されている一方、分岐方向Aの上流側のガイド
ベース11には、スライドプレート13のスライド位置
によって各孔17のいずれかとのみ上下に対向する穿孔
部11bが形成されている。そして、いずれかの孔17
を穿孔部11bに対向させた状態で、球状の把手18を
有するピン19を差し込むことにより、図示の例では2
種類の取り付け位置に択一的にスライドプレート13の
取り付け位置を設定し、固定することができるようにな
っている。
【0020】さらに、図示の例では、上記スライドプレ
ート13にのみ固定された樹脂製のカバー部材20を設
けている。カバー部材20は、スライドプレート13を
移動させる際の把持部を兼ねる部材であり、各孔17お
よび電線保持具15の部分を挿通する矩形の窓20aを
区画した状態で、上記スライドプレート13に固定さ
れ、且つ、一部がガイドベース11、12の上方に張り
出すことによって、可動部分を概ね覆っている。そし
て、このカバー部材20の定位置に矢印をあしらった目
視用マーク20bを表示し、この目視用マーク20bに
対応して、布線板上に品番切り換え表示部材21、22
を分岐方向A沿いに並設しておくことにより、いずれの
品番に対応してスライドプレート13が固定されている
かを目視することができるようにしている。なお、図示
の例では、上記コネクタ保持具16に近接して配置され
た端子保持具23が、布線板上に立設されている。
【0021】以上の構成では、図1に示すように、品番
Xのワイヤーハーネスを製造する際には、カバー部材2
1の目視用マーク20bを当該品番Xの表示部材21と
合致する位置にスライドプレート13を移動させ、ガイ
ドベース11の穿孔部11bに対応する孔17を合わせ
てピン19で固定すればよい。これにより、例えば分岐
寸法がLxに設定された品番Xのワイヤーハーネスを製
造することが可能になる。
【0022】さらに、図2を参照して、製造されるワイ
ヤーハーネスの品番がYに変更された場合には、把手1
8を把持してピン19を引き抜き、スライドプレート1
3を分岐方向Aに沿って所定量移動させればよい。そし
て、カバー部材21(図1参照)の目視用マーク20b
を当該品番Yの表示部材22と合致させたところでガイ
ドベース11の穿孔部11bに対応する孔17を合わ
せ、再びピン19で固定することにより、分岐寸法がL
yに設定された品番Yのワイヤーハーネスを製造するこ
とが可能になる。
【0023】以上説明したように、上述した実施の形態
においては、分岐線Wbの長さLx、Lyが異なる場合
に、スライドプレート13の取り付け位置をガイドベー
ス11、12上で変更することにより、同一の保持具1
4、15、16によって、複数種類の分岐線Wbに対応
することが可能になる。従って、管理コストをかけず、
廉価なコストで分岐線の変更に対応することができると
いう顕著な効果を奏する。
【0024】上述した実施の形態は本発明の好ましい具
体例に過ぎず、本発明は上述した実施の形態に限定され
ない。
【0025】例えば、図3のような別の態様を採用する
ことも可能である。
【0026】図3は本発明の別の実施の形態に係る布線
板を概略的に表した斜視図である。
【0027】同図を参照して、図示の実施の形態に係る
組付装置10では、ガイドベース11、121、122
によって、幹線沿いに往復移動可能なスライドプレート
131を設け、このスライドプレート131上に、幹線
の終端で分岐している電線を保持するための保持具2a
を立設している。この実施の形態では、幹線の特定の区
間Dにおいて、配索される幹線沿いの寸法がL1とL2
(L2>L1)とに仕様が分かれる場合に、そのいずれ
にも対処できるよう、上記スライドプレート131上の
保持具2aを一体と見て、全体にスライド可能に構成し
ている。
【0028】この実施の形態においても、ワイヤハーネ
スに設定される特定区間Dの寸法L1、L2のみが変更
になっている場合に、新たな保持具を増やすことなく、
同一の図板上で両寸法のワイヤハーネスの組み付けに対
応することができるという利点がある。
【0029】その他、本発明の特許請求の範囲内で種々
の設計変更が可能であることは云うまでもない。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
分岐線の長さが異なる場合に、ガイドベースの取り付け
位置をガイドベース上で変更することにより、同一の保
持具によって、複数種類の分岐線に対応することが可能
になるので、いたずらに保持具の個数を増加させること
なく、複数種類の分岐線を保持することができる結果、
管理コストをかけず、廉価なコストで分岐線の変更に対
応することができるという顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態におけるワイヤーハーネ
スの組付装置の概略構成を示す斜視図である。
【図2】図1の実施の形態に係るワイヤーハーネスの組
付装置の一部を破断して示す斜視図である。
【図3】本発明の別の実施の形態に係る布線板を概略的
に表した斜視図である。
【図4】一般的なワイヤーハーネスを製造するための布
線板を概略的に表した斜視図である。
【符号の説明】
1 布線板 10 組付装置 11 ガイドベース 11 両ガイドベース 13 スライドプレート 14 クランプ保持具 15 電線保持具 16 コネクタ保持具 19 ピン(固定手段) A 分岐方向 CN コネクタ C クランプ Wb 分岐線 WH 電線束

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の電線を予め定められた配索経路に沿
    って配索することによりワイヤハーネスを布線板上に組
    み立てるためのワイヤーハーネスの組付装置において、 上記布線板に取り付けられたガイドベースと、 このガイドベースによって上記配索経路に沿う特定の区
    間に沿って移動可能に布線板に取り付けられたスライド
    部材と、 スライド部材に取り付けられ、上記布線板に直接取り付
    けられた保持具とともに電線を支持する保持具と、 予め定められた固定位置に上記スライド部材を固定する
    固定手段とを設けていることを特徴とするワイヤーハー
    ネスの組付装置。
JP10162366A 1998-06-10 1998-06-10 ワイヤーハーネスの組付装置 Pending JPH11353958A (ja)

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