JP2006156275A - ワイヤーハーネス組立補助具及びその製造方法 - Google Patents

ワイヤーハーネス組立補助具及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電線を十分に保護しつつ、仮組又は本組されたワイヤーハーネスを運搬等すること。
【解決手段】底部22の両側部に側壁部24が設けられた樋状部材に形成され、一対の側壁部24に少なくとも一つの切欠部26が形成された保持本体部20と、切欠部に取付けられた弾性受け部材30とを備えている。ワイヤーハーネスWの幹線部分Waが、保持本体部20内に収容されると共に、枝線部分Wbが切欠部26の弾性受け部材30を通って外部に引出される。
【選択図】図1

Description

この発明は、ワイヤーハーネスを組立てる際に用いられる組立補助具及びその製造方法に関する。
近年、車両の電子化は著しく、これに伴いワイヤーハーネスの布線形態も複雑化しつつある。仮組或は最終形態に本組されたワイヤーハーネスを運搬等するにあたっては、複雑に分岐する電線を一定形態に保ちつつ運搬できるような道具が必要となる。
ここで、仮組されたワイヤーハーネスを移し替えするための保持具として、樋状の部材の側壁部分に、該ワイヤーハーネスの分岐形態に応じた適宜位置に切欠部を形成したものがある。この保持具では、各切欠部の開口部分に、弾性開閉片が突設されており、この弾性開閉片により電線の脱落を防止するようにしている。
このような保持具は、特許文献1に開示されている。
特開2002−367450号公報
しかしながら、上記保持具では、切欠部は基本的には打抜き等の手法で切り欠かれたままの状態となっている。このため、電線を保護するという点から好ましくない。
そこで、本発明は、電線を十分に保護しつつ、仮組又は本組されたワイヤーハーネスを運搬等できる技術を提供することにある。
この発明に係るワイヤーハーネス組立補助具は、底部とこの底部の両側部に設けられた一対の側壁部とを有する樋状部材に形成され、前記一対の側壁部に少なくとも一つの切欠部が形成された保持本体部と、前記切欠部に取付けられた弾性受け部材と、を備えたものである。
この場合に、前記弾性受け部材のうち前記切欠部の開口側の部分は、その開口幅を小さくする突出形状に形成されているとよい。
また、前記底部にその長手方向に沿って弾性部材が設けられていてもよい。
また、この発明に係るワイヤーハーネス組立補助具の製造方法は、底部とこの底部の両側部に設けられた一対の側壁部とを有する樋状部材を準備する工程と、前記一対の側壁部に少なくとも一つの切欠部を形成する工程と、前記切欠部に、弾性受け部材を取付ける工程と、を備えたものである。
この発明に係るワイヤーハーネス組立補助具によると、例えば、仮組或は本組されたワイヤーハーネスの幹線部分を保持本体部内に収容すると共に、各枝線を切欠部の弾性受け部材から外部に引出すようにして、ワイヤーハーネスを一定形態に保持することができる。そして、このようにワイヤーハーネスを保持した状態で、各枝線にコネクタ取付等の加工を施したり、また、ワイヤーハーネスの移し替え、運搬等をすることができる。さらに、ワイヤーハーネスの各枝線を切欠部の弾性受け部材に通すと共に、各枝線の端部を保持本体部内に収容するようにして、ワイヤーハーネスを保持した状態で、ワイヤーハーネスの運搬等をすることができる。このように、仮組され或は本組されたワイヤーハーネスを組立補助具で保持することで、電線を十分に保護しつつ、ワイヤーハーネスを運搬等することができる。
この場合に、前記弾性受け部材のうち前記切欠部の開口側の部分が、その開口幅を小さくする突出形状に形成されていると、電線が弾性受け部材から脱落し難い。
さらに、前記底部にその長手方向に沿って弾性部材が設けられていると、一対の側壁部の先端側縁部を閉じ合わせるように弾性変形させることで、ワイヤーハーネスを脱落防止しつつ保持でき、一対の側壁部の先端側縁部を開くように弾性変形させることで、ワイヤーハーネスを取出し容易な状態とすることができる。このため、ワイヤーハーネスの移し替え等を容易に行える。
また、前記底部及び前記一対の側壁部のうち少なくとも一つは、透明であると、組立補助具内部の状態を認識し易い。
また、この発明のワイヤーハーネス組立補助具の製造方法によると、樋状部材の側壁部に切欠部を形成し、この切欠部に弾性受け部材を取付けることで、上記のようなワイヤーハーネス組立補助具を容易に製造できる。特に、樋状部材に形成する切欠部の位置や数等を変更することで、種々のワイヤーハーネス形態に応じた組立補助具を容易に製造できる。
以下、この発明の実施形態に係るワイヤーハーネス組立補助具について説明する。図1はワイヤーハーネス組立補助具を示す斜視図である。
このワイヤーハーネス組立補助具10は、保持本体部20と、弾性受け部材30とを備えている。
保持本体部20は、底部22とこの底部22の両側部に設けられた一対の側壁部24とを有する樋状部材に形成されている。ここでは、底部22は、底部22は長板状に形成されており、この底部22の両側縁部に、略直交姿勢で立上がるように一対の側壁部24が立設されている。また、側壁部24の幅寸法(高さ寸法)は、底部22の幅寸法よりも十分に大きく設定されている。そして、保持本体部20内に、ワイヤーハーネスWの幹線部分Waや後述するコネクタCを収容可能な収容空間が形成されている。
また、上記一対の側壁部24に少なくとも一つの切欠部26が形成されている。切欠部26は、ワイヤーハーネスWの枝線部分Wbを挿通可能な大きさを有している。ここでは、切欠部26は略方形状に形成されている。切欠部26は、対象となるワイヤーハーネスWから分岐する枝線部分Wbの数に応じて複数形成される。また、各切欠部26は、対象となるワイヤーハーネスWから分岐する枝線部分Wbの分岐位置に応じた位置に形成されている。そして、所定のワイヤーハーネスWの幹線部分Waを保持本体部20内に収容すると、各枝線部分Wbを対応する各切欠部26を介して外部に引出すことができるようになっている。この切欠部26は、例えば、所定形状の打抜き金型を持つ工具により、打抜き加工することで形成される。
この保持本体部20は、ポリ塩化ビニルやポリエチレンテレフタレート(PET)等の樹脂により形成されており、特に、底部22及び一対の側壁部24のうちの少なくとも一つの部材が透明樹脂により形成されていることが好ましい。
このような保持本体部20は、次のようにして加工される。すなわち、図2に示すように、底部22Bの両側部に一対の側壁部24Bが設けられた樋状の部材20Bを準備する。この樋状の部材20Bは、例えば、後述する弾性部材28と共に押出成形等により製造され、対象となるワイヤーハーネスWの形態に拘らず共通のものが用いられる。このような樹脂の押出により製造された部材20Bは、比較的薄手で比較的優れた強度を確保できるという利点がある。
そして、図3に示すように、上記樋状の部材20Bの側壁部24Bに、対象となるワイヤーハーネスWに応じた位置かつワイヤーハーネスWに応じた個数で、切欠部26を形成する。これにより、上記保持本体部20が形成される。
弾性受け部材30は、上記切欠部26に設けられた部材であり、ゴムや発泡材(例えば、スポンジ)等の弾性材により形成されている。この弾性受け部材30は、上記切欠部26に取付けられ、その切欠部26の周縁部が枝線部分Wbに直接接触しないようにカバーする機能を有している。
すなわち、弾性受け部材30は、枝線部分Wbを保持可能な受け凹部32を有している。受け凹部32は、切欠部26よりも小さな凹形状に形成されている。そして、受け凹部32内に保持された枝線部分Wbが切欠部26の周縁部に直接当接するのを防止するようにしている。
ここでは、受け凹部32は、その開口部側からその奥方向に向けて、ガイド部33、抜止め突出部34及び保持凹部35が連なった構成とされている。ガイド部33は、受け凹部32の開口側に拡開する形状とされており、枝線部分Wbをガイド部33によりガイドさせつつ、スムーズに受け凹部32内に挿入できる構成となっている。保持凹部35は、枝線部分Wbを収容可能な開口形状に形成されており、この保持凹部35内に枝線部分Wbが収容保持された状態で、後述するワイヤーハーネスWの移し替え、運搬等が行われるようになっている。
また、抜止め突出部34は、保持凹部35の開口側の部分で、その開口幅を、それよりも奥側の保持凹部35の開口幅よりも小さくする突出形状に形成されている。すなわち、全体的にみると、弾性受け部材30のうち切欠部26の開口側の部分は、その開口幅を小さくする(狭隘にする)突出形状に形成されている。そして、枝線部分Wbは、保持凹部35内に収容された状態で、抜止め突出部34により押え込まれて外部への脱落を防止される。
なお、受け凹部32の形状は上記例に限られない。例えば、上記ガイド部33を削除した形状であってもよいし、また、保持凹部35は円形、略四角形状の孔形状であってもよい。さらに、受け凹部32の全体形状が単に略U字状の凹形状であってもよいし、単に線状の切込みが入れられた形状であってもよい。要するに、枝線部分Wbを構成する単一又は複数の電線群を、切欠部26の周縁部に直接接触させることなく保持できる種々の形状を採用することができる。
この弾性受け部材30は、ここでは、板状の弾性材を図4に示す形状に加工して弾性シート30Bを形成し、これを側壁部24の切欠部26周縁部に貼着けることで切欠部26に取付けられる。
すなわち、板状の弾性材を外形略長方形状に形成すると共に、これに上記受け凹部32を形作る切抜き部32Bを形成することで、弾性シート30Bを形成する。
この弾性シート30Bは、図4及び図5(a),図5(b)に示すように、二つ折りにされた状態で、切欠部26に取付けられる。すなわち、二つ折りされた一方側部分は側壁部24のうち切欠部26周縁部の内面側に貼着けられ、二つ折りされた他方側部分は側壁部24のうち切欠部26の周縁部の外面側に貼着けられる。なお、切欠部26部分では、弾性シート30Bのうち二つ折りされた部分同士が接着している。
この弾性シート30Bの接着は、接着剤等により行われる。弾性シート30Bとして、予め一方面側に接着剤が塗布されると共に、その接着剤が塗布された面に剥離紙が貼付けられたものを用いると、所定形状に打抜等された弾性シート30Bの剥離紙を剥がすだけで上記取付作業を行えるので便利である。この場合に、弾性シート30Bの中心を合わせ易いように、剥離紙を弾性シート30Bの左右中心線に沿って分割しておくことが好ましい。
また、図1〜図3に示すように、上記保持本体部20の底部22に、その長手方向に沿ってゴム等の弾性部材28が設けられている。この弾性部材28は、例えば、保持本体部20の他の部分と同時に押出し成形することで、形成される。
そして、保持本体部20内にワイヤーハーネスWの幹線部分Waを収容保持する作業中には、図6に示すように、一対の側壁部24の先端側縁部を開いた状態としておく。また、ワイヤーハーネスWの移し替え時や運搬中には、図7に示すように、上記弾性部材28B部分で弾性変形させて、一対の側壁部24の先端側縁部を閉じ合わせるようにする。閉じ合わせ形態は、状況に応じて、人手により、或は、結束バンド等により維持される。これにより、ワイヤーハーネスWが不用意に組立補助具10から脱落するのを防止することができる。
なお、上記弾性部材28は、底部22のうち側壁部24と連結される側の部分に設けられていてもよい。
また、保持本体部20の側壁部24の外面に、突起部29が形成されている。ここでは、突起部29は、側壁部24の高さ方向中間部に形成されると共に、側壁部24の長手方向に沿った突条状に形成されている。
そして、本組立補助具10を後述するハーネス保持具50内に挿入したときに、突起部29をハーネス保持具50の開口側部分に当接させて、組立補助具10がハーネス保持具50の奥深くに落込むのを防止するようにしている(図11参照)。
このようなワイヤーハーネス組立補助具10は、例えば、上記樋状の部材20Bを準備し、この部材20Bの側壁部に少なくとも一つの切欠部26を形成し、この切欠部26に弾性受け部材30を取付けることで製造される。このため、ワイヤーハーネスWの形態に応じて適宜位置にまた適宜数の切欠部26を形成すればよく、ワイヤーハーネスWの形態に拘らず、樋状の部材20B及び弾性シート30Bを用いることができる。また、各切欠部26は同一形状を有しているため、各切欠部26を形成するための工具としても一種類だけ準備すればよい。
上記ワイヤーハーネス組立補助具10の使用例について説明する。
図8はワイヤーハーネス組立補助具10にワイヤーハーネスWを保持させた状態を示す図である。例えば、途中まで仮組されたワイヤーハーネスWの幹線部分Waが保持本体部20内に収容される。また、幹線部分Waから分岐する複数の枝線部分Wbが適宜各切欠部26の弾性受け部材30を経由して外部に引出される。この際、必要に応じて、図7に示すように、一対の側壁部24の先端側縁部が閉じられる。この状態で、ワイヤーハーネスWは、組立補助具10と共に、工場内の所定の生産ラインから他の生産ラインへ、或は、所定の工場から他の工場へ適宜運搬される。
この際、各枝線部分Wbの端末部分(特に、コネクタ部分)を保護するために、図9に示すようにしてもよい。すなわち、適宜位置に切欠部26及び弾性受け部材30を設けたワイヤーハーネス組立補助具10を他に準備し、これを上記幹線部分Waを保持した組立補助具10の隣に並設しておく。そして、上記幹線部分Waを保持した組立補助具10から外部に引出された枝線部分Wbを、適宜切欠部26及び弾性受け部材30を経由して当該他の組立補助具10内に導き、枝線部分Wbの端末部分を保持本体部20内に収納しておく。これにより、枝線部分Wbの端末部分(特にコネクタ部分)を保持本体部20内で保護する。
図10及び図11は、ワイヤーハーネス組立補助具内に保持されたワイヤーハーネスを、ワイヤーハーネス組立用の図板に立設された略U字状のハーネス保持具に移し替える工程を示している。
まず、図10に示すように、組立補助具10の開口部側を下向きにするようにして、該組立補助具10をハーネス保持具50内に差込むようにする。この際、作業者が一対の側壁部24の先端側縁部を閉じ合わせるようにする。これにより、該組立補助具10をハーネス保持具50内に差込む前の状態で、ワイヤーハーネスWが組立補助具10から脱落してしまうのを防止することができる。
そして、一対の側壁部24の先端側縁部を開くと共に、組立補助具10をより奥に押込む。重力により、ワイヤーハーネスWは組立補助具10から離脱してハーネス保持具50内に落し込まれる。
この際、組立補助具10がハーネス保持具50の奥深くに落込むと、そのU字形状に倣うように一対の側壁部24の先端側縁部が閉じるようになり、ワイヤーハーネスWが組立補助具10から離脱し難くなる。ところが、本組立補助具10では、一対の側壁部24の突起部29が、ハーネス保持具50の開口側縁部に当接し、組立補助具10がハーネス保持具50の奥深くに落込むのを防止している。これにより、一対の側壁部24の先端側縁部がハーネス保持具50内で不用意に閉じることを防止している。
なお、突起部29が、ハーネス保持具50の開口側縁部により確実に当接するようにするためには、組立補助具10の外幅寸法が、ハーネス保持具50の内幅寸法とほぼ同じであることが好ましい。
また、本組立補助具10は、例えば、電線を保持本体部20内にその長手方向に沿って配設すると共に、適宜切欠部26及び弾性受け部材30から導出して、適宜位置にて電線を結束することで、ワイヤーハーネスWの仮組用としても用いることができる。また、ワイヤーハーネスWを一定形態に保ちつつ、外部に導出された各枝線部分Wbにコネクタ取付等の端末加工を施すための治具としても用いることができる。
その他、ワイヤーハーネスWを組立てるにあたって、種々の用途に用いることができる。
以上のように構成されたワイヤーハーネス組立補助具10によると、例えば、仮組或は本組されたワイヤーハーネスWの幹線部分Waを保持本体部20内に収容すると共に、各枝線部分Wbを切欠部26の弾性受け部材30から外部に引出すようにして、ワイヤーハーネスWを一定形態に保持することができる。そして、このようにワイヤーハーネスWを保持した状態で、各枝線部分Wbにコネクタ取付等の加工を施したり、また、ワイヤーハーネスWの移し替え、運搬等をすることができる。さらに、ワイヤーハーネスWの各枝線部分Wbを切欠部26の弾性受け部材30に通すと共に、各枝線部分Wbの端部を保持本体部20内に収容するようにして、ワイヤーハーネスを保持した状態で、ワイヤーハーネスWの運搬等をすることができる。従って、仮組され或は本組されたワイヤーハーネスWを組立補助具で保持することで、電線を十分に保護しつつ、ワイヤーハーネスWを運搬等することができる。
また、弾性受け部材30のうち切欠部26の開口側の部分は、その開口幅を小さくする突出形状(抜止め突出部34)に形成されているため、枝線部分Wbが弾性受け部材30から脱落し難い。
さらに、底部22にその長手方向に沿って弾性部材28が設けられているため、一対の側壁部24の先端側縁部を閉じ合わせるように弾性変形させることで、ワイヤーハーネスWを脱落防止しつつ保持でき、一対の側壁部24の先端側縁部を開くように弾性変形させることで、ワイヤーハーネスWを取出し容易な状態とすることができる。このため、ワイヤーハーネスWの移し替え等を容易に行える。
また、底部22及び一対の側壁部24のうち少なくとも一つが透明であると、組立補助具内部の状態を認識し易い。特に、ワイヤーハーネスWをハーネス保持具50に移し替える場合等に、ワイヤーハーネスWがスムーズかつ円滑にハーネス保持具50内に落込んだか否かを確認でき、便利である。
また、このような組立補助具10では、共通の樋状の部材20B等を用いつつ、ワイヤーハーネスW形態に応じて、該部材20Bに形成する切欠部26の位置や数等を変更することで、種々のワイヤーハーネスW形態に応じたものを容易に製造できる。
この発明に係るワイヤーハーネス組立補助具を示す斜視図である。 加工前の樋状の部材を示す斜視図である。 樋状の部材に切欠部を形成した状態を示す斜視図である。 弾性シートを示す展開図である。 図5(a)及び図5(b)は弾性シートを切欠部に貼付ける手順を示す図である。 一対の側壁部が開いた状態を示す図である。 一対の側壁部が閉じた状態を示す図である。 ワイヤーハーネス組立補助具にワイヤーハーネスを保持させた状態を示す図である。 ワイヤーハーネス組立補助具で各枝線部分の端末部分を保護した状態を示す図である。 ワイヤーハーネス組立補助具内のワイヤーハーネスをハーネス保持具に移し替える工程を示す図である。 ワイヤーハーネス組立補助具内のワイヤーハーネスをハーネス保持具に移し替える他の工程を示す図である。
符号の説明
10 ワイヤーハーネス組立補助具
20 保持本体部
20B 樋状の部材
22 底部
24 側壁部
26 切欠部
28 弾性部材
30 弾性受け部材
30B 弾性シート
32 受け凹部
33 ガイド部
34 抜止め突出部
35 保持凹部
W ワイヤーハーネス
Wa 幹線部分
Wb 枝線部分

Claims (5)

  1. 底部とこの底部の両側部に設けられた一対の側壁部とを有する樋状部材に形成され、前記一対の側壁部に少なくとも一つの切欠部が形成された保持本体部と、
    前記切欠部に取付けられた弾性受け部材と、
    を備えたワイヤーハーネス組立補助具。
  2. 請求項1記載のワイヤーハーネス組立補助具であって、
    前記弾性受け部材のうち前記切欠部の開口側の部分は、その開口幅を小さくする突出形状に形成されている、ワイヤーハーネス組立補助具。
  3. 請求項1又は請求項2記載のワイヤーハーネス組立補助具であって、
    前記底部にその長手方向に沿って弾性部材が設けられた、ワイヤーハーネス組立補助具。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載のワイヤーハーネス組立補助具であって、
    前記底部及び前記一対の側壁部のうち少なくとも一つは、透明である、ワイヤーハーネス組立補助具。
  5. 底部とこの底部の両側部に設けられた一対の側壁部とを有する樋状部材を準備する工程と、
    前記一対の側壁部に少なくとも一つの切欠部を形成する工程と、
    前記切欠部に、弾性受け部材を取付ける工程と、
    を備えたワイヤーハーネス組立補助具の製造方法。
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