JP2001319531A - ワイヤーハーネスの製造方法並びにサブアッセンブリ受け渡し具及び布線板 - Google Patents

ワイヤーハーネスの製造方法並びにサブアッセンブリ受け渡し具及び布線板

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JP2001319531A JP2000395556A JP2000395556A JP2001319531A JP 2001319531 A JP2001319531 A JP 2001319531A JP 2000395556 A JP2000395556 A JP 2000395556A JP 2000395556 A JP2000395556 A JP 2000395556A JP 2001319531 A JP2001319531 A JP 2001319531A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 最終形態が圧縮された状態で製造される大型
のサブアッセンブリを容易にサブアッセンブルラインか
らメインラインに受け渡すこと。それによって大型のサ
ブアッセンブリの製造を容易にすること。 【解決手段】 メインラインMLの布線板11上での配
索形態をサブアッセンブルラインSLのボード201上
で圧縮した圧縮形態にてサブアッセンブリMを製造す
る。このサブアッセンブリMの圧縮形態をボード201
上で仮保持する。仮保持されたサブアッセンブリMの圧
縮形態を最終形態に展開しながら布線板11上で配索す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はワイヤーハーネスの
製造方法並びにサブアッセンブリ受け渡し具及び布線板
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両装備の電子化は目覚しく、車両に配
索されるワイヤーハーネスも複雑な分岐線を有する大型
のものになっている。そのため、ワイヤーハーネスを製
造する際においても、ワイヤーハーネスを幾つかのサブ
アッセンブリに分割し、各サブアッセンブリをメインラ
インの布線板上でグロスアッセンブルする工法が一般に
採用されている。そのようなワイヤーハーネスの組立手
順として、従来は、小サブ工法と呼称される方法と、中
サブ工法と呼称される方法とが採用されていた。
【0003】いわゆる小サブ工法においては、電線の端
部に接続された端子をコネクタに挿入することにより、
幾つかのサブアッセンブリを構成する接続工程と、製造
された複数のサブアッセンブリをメインラインの布線板
上に配索する配索工程と、配索された複数のサブアッセ
ンブリ同士を結束することにより最終的なワイヤーハー
ネスの電線群を構成するグロスアッセンブル工程とを備
えている。
【0004】また、いわゆる中サブ工法においては、上
記サブアッセンブリを幾つか組み合わせて中間アッセン
ブリを製造し、その後、中間アッセンブリをグロスアッ
センブルする工程を含んでいる(特開平8−23594
3号公報参照)。
【0005】ところで、上記いずれの工法においても、
製造されたサブアッセンブリがグロスアッセンブル時の
形態に適合させておかなければ、グロスアッセンブル時
に作業動線が錯綜したり、無駄な取り置き作業が発生し
たりすることになる。
【0006】そのため、従来の工法では、いずれの場合
もサブアッセンブリをグロスアッセンブル時の形態と同
様な形態に配索して製造していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで最近では、車
両用ワイヤーハーネスの電子化とあいまって、複雑な分
岐線を有する、例えば80回路〜100回路もの大型の
サブアッセンブリを製造することが要請される。特にそ
のような回路数の大きなサブアッセンブリを一度に製造
することは、コネクタに未挿入の端子(以下、「ばら端
子」という)を低減する上でも好ましいことである。
【0008】しかしながら、大型のサブアッセンブリを
一気に製造した場合、作業エリアがサブアセンブリの配
線形態に沿う広いエリアにわたってしまうため、サブア
センブリの布線作業に手間がかかり、作業性が悪くなる
という不具合があった。
【0009】そのため、本件発明者は鋭意研究の結果、
サブアッセンブリを構成するコネクタを特定の条件に基
づくグループに分類してレイアウトし、電線接続作業を
行うことにより、布線板よりも作業領域の小さいなボー
ド上で大型のサブアッセンブリを製造した場合に、当該
サブアッセンブリの最終形態をいわば圧縮した状態で維
持することに成功した。
【0010】他方、かかるサブアッセンブリをメインラ
インに搬送する際には、当該ワイヤーハーネスの分岐線
を構成する電線群がもつれたり、作業時に作業者の動線
が錯綜しないように、上記サブアッセンブリの配索形態
がメインラインの布線板上で維持されている必要があ
る。特に電線同士の絡みが一箇所でも生じると、グロス
アッセンブルできなくなるので、サブアッセンブリの受
け渡し工程(サブアッセンブルラインからメインライン
への搬送)におけるサブアッセンブリの形態の取り扱い
は非常に重要であった。
【0011】本発明は上記不具合に鑑みてなされたもの
であり、最終形態が圧縮された状態で製造される大型の
サブアッセンブリを容易にサブアッセンブルラインから
メインラインに受け渡すことができ、それによって大型
のサブアッセンブリの製造を容易にすることのできるワ
イヤーハーネスの製造方法並びにサブアッセンブリ受け
渡し具及び布線板を提供することを課題としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、ワイヤーハーネスを構成するサブアッセン
ブリをあらかじめサブアッセンブルラインで製造し、そ
の後、製造されたサブアッセンブリをメインラインの布
線板上に配索することにより最終形態となるワイヤーハ
ーネスを製造するワイヤーハーネスの製造方法であっ
て、メインラインの布線板上での配索形態をサブアッセ
ンブルラインのボード上で圧縮した圧縮形態にてサブア
ッセンブリを製造する工程と、このサブアッセンブリの
圧縮形態を上記ボード上で仮保持する工程と、仮保持さ
れたサブアッセンブリの圧縮形態を最終形態に展開しな
がら上記布線板上で配索する工程とを備えたことを特徴
とするワイヤーハーネスの製造方法である。
【0013】また別の態様は、メインラインの布線板上
での配索形態がサブアッセンブルラインのボード上で圧
縮された状態で製造されたサブアッセンブリを当該サブ
アッセンブルラインのボードからメインラインの布線板
に受け渡すためのサブアッセンブリ受け渡し具であっ
て、上記ボードに着脱可能に取り付けられる担持体と、
この担持体に配列され、当該サブアッセンブリを構成す
る電線を、上記圧縮された形態のまま仮保持可能な仮保
持部材とを備え、上記仮保持部材は、仮保持したサブア
ッセンブリが圧縮された形態から上記布線板上での配索
形態へ展開できるように上記担持体上で変位可能に担持
されていることを特徴とするサブアッセンブリ受け渡し
具である。
【0014】本発明の上記各態様では、メインラインの
布線板上での配索形態がサブアッセンブルラインのボー
ド上で圧縮された状態でサブアッセンブリが製造され、
その圧縮された形態がそのまま仮保持部材によって維持
される。そして、サブアッセンブルラインのボードに着
脱可能に取り付けられた担持体を取り外すことにより、
仮保持されたサブアッセンブリをサブアッセンブルライ
ンから取り外し、メインラインの布線板に搬送すること
が可能になる。さらに上記布線板においては、担持体上
で仮保持部材を変位させることにより、サブアッセンブ
ルライン上で圧縮されたサブアッセンブリを布線板での
最終形態に伸長させることが可能になる。この発明にお
いて、サブアッセンブリをサブアッセンブルラインで圧
縮して製造する具体的な手段としては、メインライン上
での作業手順に基づいて、各分岐線を複数のグループに
分類する工程と、各分岐線に対応するコネクタを当該グ
ループ毎に分類してレイアウトする工程と、レイアウト
されたコネクタに対応する電線を接続する工程を含んで
いることが好ましい。
【0015】好ましい態様において、上記担持体は伸縮
可能なレール体である。このようにすると、担持体が廉
価で軽量な構造となる。
【0016】さらに好ましい態様において、各仮保持部
材は、接離方向に相対変位可能な連結機構を介して連結
されているものである。このようにすると、圧縮形態に
あるサブアッセンブリをメインラインでの配索形態に展
開する際に、両端側の仮保持部材を動かすだけで途中の
仮保持部材を連動させることができるので、展開作業が
容易になる。
【0017】さらに好ましい態様において、上記連結機
構は、同一仕様に設定されて上記担持体の長手方向にス
ライド可能に装着される複数のスライドピースと、各ス
ライドピースを伸縮自在に連結するワイヤーとを有し、
上記仮保持部材は、各スライドピース上に選択的に着脱
自在に固定されるものである。このようにすると、多種
類のサブアッセンブリを製造する際に、個々のサブアッ
センブリに対応して仮保持部材をスライドピースに選択
的に固定することにより、汎用化を持たせることが可能
になる。また、仮保持部材の一部が破損した場合でも、
破損した仮保持部材のみを良品と交換すればよいので、
メンテナンス性が高くなる。
【0018】特に好ましい態様において、上記スライド
ピースは、製造対象となる多種類のサブアッセンブリの
うち、最も配線数の多いサブアッセンブリに対応可能な
個数に設定されている。このようにすると、単一の仕様
で設計されたサブアッセンブリ受け渡し具を何れのサブ
アッセンブリにも適用することが可能になり、最も汎用
性を高めることが可能になる。
【0019】さらに好ましい態様において、上記連結機
構は、可撓性のあるワイヤーを含んでいる。
【0020】このようにすると、連結機構の伸縮構造を
コンパクト化し、全体としてより軽量で簡素な構造を得
ることが可能になる。
【0021】本発明のさらに別の態様は、サブアッセン
ブリ受け渡し具の担持体を着脱可能に保持する着脱具
と、着脱具に保持された上記サブアッセンブリ受け渡し
具から当該サブアッセンブリを配索するために着脱具を
立設するための立設具とを設けたことを特徴とするワイ
ヤーハーネスの布線板である。
【0022】この態様にかかる発明では、サブアッセン
ブリが大型のものであっても、着脱具に受け渡し具を保
持させることによって、片手で容易に圧縮されたサブア
ッセンブリを展開し、メインラインの布線板上に配索す
ることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しつつ本発
明の好ましい実施の形態について詳述する。
【0024】図1は本発明の実施形態にかかるサブアッ
センブリ製造装置の要部を概略的に示す平面略図であ
る。
【0025】まず、図1を参照して、本実施形態にかか
る生産ラインは、最終的なワイヤーハーネスの仕上げ加
工を行うメインラインMLと、このメインラインMLに
対して枝状に接続される複数のサブアッセンブルライン
SLとを有している。
【0026】上記メインラインMLは、ワイヤーハーネ
スを布線するための布線板11を周知のコンベヤーで搬
送する形式のものである。このメインラインMLの布線
板11上では、後述するサブアッセンブルラインSLで
製造されたサブアッセンブリM同士をグロスアッセンブ
ルして最終形態のワイヤーハーネスを構成したり、グロ
メットやコルゲートチューブ等の外装部品を取り付けた
りする作業が主として行われる。
【0027】上記サブアッセンブルラインSLは、サブ
アッセンブリ製造用のコンベヤーを周回する手押し式搬
送台車110と、この手押し式搬送台車110に担持さ
れる図板ユニットBとを含んでいる。
【0028】図2は、図1の実施形態にかかる図板ユニ
ットを担持した手押し式搬送台車の斜視図である。
【0029】同図に示すように、手押し式搬送台車11
0は、ベース111と図板フレーム112とをヒンジ1
13で連結したものであり、上記図板フレーム112上
はボード201を担持しているとともに、上記ベース1
11上に取り付けられたローラ111aによって、レー
ル103上を走行するものである。そして、上記レール
103沿いに設定される複数のステーションを周回する
ことより、上記ボード201上に設けられた端子挿入支
援ユニット210によってサブアッセンブリMの接続作
業が行われるようになっている。図2において111b
は弾性ストッパーである。
【0030】コネクタホルダ211は、外殻が概ね直方
体に形成され、その上面には、対象となるコネクタC
(図8参照)の外形に応じて開口する有底の上記コネク
タ収容部212を有している。コネクタホルダ211
は、保持対象となるコネクタCの極数や形状に対応して
様々な形状に設定されている。これらコネクタホルダ2
11が複数個レイアウトされているのは、各コネクタホ
ルダ211のコネクタ収容部212にそれぞれ対応する
コネクタを収容し、端子付電線W(図8参照)の一方の
端部を一のコネクタホルダ211に装着されたコネクタ
に接続した後、そのままの状態で上記端子付電線Wの他
方の端部を別のコネクタホルダ211に装着されたコネ
クタに接続するためである。各コネクタホルダ211の
コネクタ収容部212の底部には、図略のプローブ保持
プレートが固定されており、このプローブ保持プレート
によって上記コネクタ収容部212に収容されるコネク
タCの底部を受ける載置面が形成されているとともに、
プローブ220が保持されている。このプローブ220
は、各コネクタホルダ211に保持されるコネクタの極
(端子収容部)に1対1対応で設けられたものであり、
コネクタCがコネクタ収容部212に収容される際に各
プローブ220が当該コネクタCの端子収容室内に入り
込み、上記端子収容室に端子付電線Wの端部が接続され
ることによって、該端子付電線Wの端子と接続されるよ
うに構成されているものである。
【0031】なお、以上の端子挿入支援ユニット210
は、インターフェースコネクタ250を有しており、こ
のインターフェースコネクタ250を介して各ステーシ
ョンに配置された電線接続指示装置(図示せず)と電気
的に接続され、所要のサブアッセンブリMの接続指示
が、コネクタホルダ211に設けられた表示ランプ24
0によってなされるようになっている。
【0032】そして、図示の実施形態において、上記端
子挿入支援ユニット210は、以下に説明する観点から
グループ分けされている。
【0033】図1に示すように、上記図板ユニットBの
ボード201上に立設される端子挿入支援ユニット21
0は、メインラインMLの布線板11にサブアッセンブ
リMを配索した場合における各分岐線毎にグループGと
して分類された状態で配設されている。
【0034】これらグループGは、グロスアッセンブル
を行う際の作業手順に基づいている。
【0035】すなわち、メインラインMLの布線板11
が例えば矢印AW1で示すコンベヤー搬送方向に移動す
る場合、メインラインMLの布線板11のコンベヤー搬
送方向AW1と逆向きの方向AW2に沿って作業を行な
えば、作業者は殆ど定位置で止まったままの状態で、個
々の作業を効率よく行うことができる。従って、図示の
例では、上記作業者がメインラインMLの布線板11上
で行なう作業エリアをコンベヤー搬送方向AW1の上流
側から分岐線毎に分割し、対応するグループGにかかる
コネクタに対応する端子挿入支援ユニット210を図の
左から右側に配列しているのである。なおグループ分け
を識別する手段としては、各端子挿入支援ユニット21
0をグループG毎に色分けしたり、ボード201上にグ
ループG毎の仕切り線等の表記をしておくことにより実
現される。
【0036】なお図示の例において、ワイヤーハーネス
同士を接続するための接続コネクタ等、後工程での処理
が異なるものについては、別のグループFとして分類し
ている。
【0037】このように図示の実施形態では、各コネク
タCを分岐線毎に分類してレイアウトすることにより、
サブアッセンブリMの最終形態をいわば圧縮した圧縮形
態にできるので、大型のサブアッセンブリMを製造する
場合においても、コネクタCを密集させてレイアウトす
ることにより、コンパクトな作業領域内にてサブアッセ
ンブリMの接続作業等を行うことも可能になる。従って
作業性が向上する。
【0038】次に、図板ユニットBのボード上にて製造
されたサブアッセンブリMを布線板11に受け渡すため
の受け渡し具500について説明する。
【0039】図3は上記受け渡し具500の取り付け構
造を示す斜視図である。図4は本実施形態にかかるサブ
アッセンブリの受け渡し具500の概略構成を示す斜視
図であり、図5は上記受け渡し具500の正面図であっ
て(A)はレール体を省略したもの、(B)はレール体
を記載したものである。図6は上記受け渡し具500の
動作を示す斜視図である。図7は本実施形態にかかる受
け渡し具の要部を示す斜視図である。また図8は本実施
形態にかかるサブアッセンブリMの仮保持状態を概略的
に示す平面略図であり、(A)は仮保持前の布線状態、
(B)は仮保持状態をそれぞれ示している。
【0040】図2並びに図3ないし図8に示すように、
上記図板ユニットBには各電線WをグループG毎に仮保
持するための受け渡し具500が設けられている。受け
渡し具500は、担持体としてのレール体501と、こ
のレール体501に立設される仮保持部材としての弾性
クランプ510を有しており、弾性クランプ510は、
図板ユニットBに割り当てられたグループGに対応して
複数個立設されている。
【0041】図3に示すように、上記弾性クランプ51
0は、一対のクランプ片511をケース512に開閉自
在に取り付け、さらにケース512に取り付けられた弾
性片513を各クランプ片511毎に設けて図示の閉じ
姿勢に付勢したものである。そして、電線Wをコネクタ
Cに接続する工程が終了した後に、この弾性クランプ5
10によって仮保持を行えば、テーピング作業が不要に
なる。
【0042】さらに図3に示すように、上記受け渡し具
500は、着脱ホルダ550によって図板ユニットB上
に着脱可能に設けられている。着脱ホルダ550は、係
止爪551を有するブラケット552と、ブラケット5
52に保持されて上記係止爪551と協働して受け渡し
具500を挟持する挟持姿勢と開放する開放姿勢との間
にスライドするスライド爪553と、スライド爪553
を挟持姿勢に付勢する平面視X字状の板ばね554とを
有しており、このブラケット552を上記図板ユニット
Bの適所に複数個配設して、受け渡し具500を着脱で
きるようにしている。
【0043】次に図4〜図6を参照して、各弾性クラン
プ510は、連結機構520によって連結されている。
【0044】この連結機構520は、弾性クランプ51
0の一側部に片持ち状に固定されてレール体501と平
行に延びるロッド521と、ロッド521に対して往復
移動可能に取り付けられたスライダ522と、スライダ
522の一側部に片持ち状に固定され、上記ロッド52
1と平行に延びる剛性線材523と、上記ロッド521
の端部に固定され、かつ上記剛性線材523に対しては
往復移動可能に連結されたストッパスライダ524と、
上記剛性線材523の端部に固定されてレール体501
内に往復移動可能にガイドされる連結スライダ525
と、この連結スライダ525の一側部に対向する次の弾
性クランプ510に対し、当該連結スライダ525を連
結するワイヤー526とを備えており、上述したパター
ンが繰り返されている。
【0045】図示の実施形態において、各スライダ52
2、524、525は、いずれもレール体501の長手
方向に沿って往復移動可能な同種のスライド部材で具体
化されており、さらに具体的にはカーテンレールのスラ
イドランナーを流用することが可能である。図示の例で
は図7に示すように、いずれもコアR1にスリーブR2
を回転自在に取り付け、このスリーブR2をレール体5
01内にて転動させることにより、各スライダ522、
524、525は、往復移動可能に構成されている。ま
た、図示の例では、弾性クランプ510の下部にも同種
のスライダ527が設けられている。
【0046】この構成を採用すれば、図6に示すよう
に、スライダ522は、対応する一の弾性クランプ51
0とこの弾性クランプ510と一体化されたストッパス
ライダ524との間で、上記ロッド521沿いに変位す
るとともに、弾性クランプ510またはストッパスライ
ダ524と当接することにより変位時の力を上記弾性ク
ランプ510に伝達することが可能になる。また、この
スライダ522と剛性線材523を介して一体化された
連結スライダ525は、ワイヤー526を介して別の弾
性クランプ510と連結されているので、この別の弾性
クランプ510が上記一の弾性クランプ510から離反
すると、ワイヤー526、連結スライダ525、剛性線
材523、スライダ522、及びストッパスライダ52
4を介して上記一の弾性クランプ510を連動するよう
になっている。
【0047】ここで図示の実施形態では、一の弾性クラ
ンプ510と別の弾性クランプ510とを、可撓性を有
するワイヤー526を介して連結しているので、両弾性
クランプ510、510の相対変位を許容しながら両弾
性クランプ510、510を連動させるにあたり、簡素
で廉価な構成とすることができる。
【0048】次に図1及び図7を参照して、上記レール
体501は、おおむねチャネル状に形成された外レール
501aと、この外レール501a内にスライド可能に
装着される内レール501bとを主要部としている。
【0049】上記弾性クランプ510、510、…及び
連結機構520の組立体ASは、これらレール501
a、501bに収容されているとともに、該組立体AS
の両端部分に該当する弾性クランプ510、510のス
ライダ527は、それぞれ対応するレール501a、5
01bの端部に固定されている。これにより、両レール
501a、501bは、互いに相対変位が許容されつ
つ、上記組立体ASの最大伸長長さによって分離が規制
されている。そして、かかる構造を採用することによ
り、図1及び図2に示すように図板ユニットB上では、
外レール501aに内レール501bが収容された縮小
状態でボード201上に取り付けられ、該ボード201
上で接続されたサブアッセンブリMを仮保持することが
できる(図8(A)(B)参照)とともに、仮保持後に
レール体501をボード201から受け渡し具500を
取り外し、次に説明するように、メインラインMLの布
線板11に配索する際には、布線板11の幅寸法に対応
して受け渡し具500に仮保持されたサブアッセンブリ
Mを伸長させ、布線板11上に展開しながら配索するこ
とができる。
【0050】次にメインラインMLでのサブアッセンブ
リMの受け渡し工程について図9以下を参照しながら説
明する。図9はメインラインMLに採用されている布線
板11の側面図であり、(A)は配索時、(B)は配索
後をそれぞれ示している。また、図10ないし図15
は、受け渡し工程を示す斜視図である。
【0051】まず、図9(A)(B)及び図10を参照
して、布線板11は、周知の通り、作業者側が低くなる
状態に傾斜した板材で構成されている。この布線板11
には、サブアッセンブリM(最終的にはワイヤーハーネ
スとなるもの)を担持する布線保持具11aがあらかじ
め定められた順序に従って多数立設されており、これら
の配列に沿ってサブアッセンブリMを配索することによ
り、最終的な配索形態にサブアッセンブリMを布線する
ことができる。
【0052】図1に模式化して示したように、本実施形
態にかかるサブアッセンブリMは、幹線M1から〜
でグループ分けした複数の分岐線が分岐する樹状形態に
なっており、各布線保持具11aも、この分岐態様に応
じて配列されている。
【0053】そして、図示の実施形態では、図9(A)
の仮想線で示すように、上記幹線M1がレイアウトされ
る幹線レイアウト位置よりも上側の部位には、一対のピ
ラー81(立設具)が立設され、このピラー81の上部
にはフック82(着脱具)が形成されている。そして、
上述した受け渡し具500は、このピラー81に設けら
れたフック82に係止することにより、布線板11上で
保持される(図11及び図12参照)。さらに図示の実
施形態では、フック82に係止された受け渡し具500
から垂れ下がるサブアッセンブリMがみだりに布線保持
具11aに引っかかるのを防止するためにカバーボード
85が各布線板11毎にワイヤー85aで吊り下げ可能
に取り付けられている。このカバーボード85は、上記
幹線レイアウト位置(図9(A)参照)から下側の布線
保持具11aの上部を覆い、サブアッセンブリMがこの
カバーボード85上に垂れ下がることによって配索時に
電線Wが引っかからないようにしている。
【0054】図示の例では、上記カバーボード85の上
縁に一対のフック86を設け、このフック86を布線板
11上に立設された所定の保持具87に係止することに
より、カバーボード85を各保持具11aに対して位置
決めすることが可能になる。上記保持具87は、図示の
例では一部の保持具11aを流用したものになっている
が、これに限らず、専用のフック等で保持具87を構成
してもよい。
【0055】さらに上記カバーボード85には、所定の
個所に切欠88が設けられ、この切欠によって上記幹線
レイアウト位置から下側に配置された布線保持具11a
の一部が露出する構成になっている。これにより、次に
説明する受け渡し工程において、作業者はメインライン
MLの布線板11のコンベヤー搬送方向AW1と逆向き
の方向AW2に沿って、受け渡し作業を効率よく行うこ
とができる。
【0056】次に、この布線板11への受け渡し工程に
ついて説明する。
【0057】以上の構成では、図10に示すように、ま
ず布線板11に吊り下げれらたカバーボード85を布線
板11の所定位置に載置し、フック86を布線板11上
の保持具87に係止する。ついで図11に示すように、
サブアッセンブリMを仮保持した受け渡し具500を上
記布線板11上のピラー81に設けられたフック82に
係止する。この段階では、受け渡し具500は、図板ユ
ニットBの長手寸法に対応した収縮状態にあるので、作
業手順としては、まず一対のピラー81のうち、布線板
11のコンベヤー搬送方向AW1の下流側のものに受け
渡し具500の端部を係止する。
【0058】次に図12に示すように、受け渡し具50
0のレール体501を伸長し、他方の端部を布線板11
のコンベヤー搬送方向AW1の上流側のピラー81に設
けたフック82に係止する。この伸長作業では、コンベ
ヤー搬送方向AW1の下流側のフック82に受け渡し具
500の対応する端部に固定された弾性クランプ510
が係止した状態でレール体501を伸長することができ
るので、容易に伸長作業を行うことができる。そして、
この伸長作業により、いわば圧縮状態で保持されている
サブアッセンブリMが、その配索形態(分岐線毎にグル
ープ分けして分類された状態)を維持したまま展開され
ることになる。
【0059】その後、図13及び図14に示すように、
布線板11のコンベヤー搬送方向AW1の下流側から順
に、分岐線を受け渡し具500の弾性クランプ510か
ら取り外して対応する布線保持具11a上に配索してゆ
くことにより、サブアッセンブリMを容易に布線板11
上に配索することができる。この配索作業では、サブア
ッセンブリMがカバーボード85上に垂れ下がった状態
で行われるので、サブアッセンブリMの電線Wが保持具
11aに引っかかるという不具合が可及的に回避され
る。さらに図示の実施形態では、カバーボード85の所
定位置に切欠88を設け、この切欠88から露出する保
持具11aに対しても布線作業を行うことができるの
で、布線作業を上記布線板11のコンベヤー搬送方向A
W1の下流側から順に滑らかに実行することができる。
【0060】そして、カバーボード85で覆われていな
いグループGの布線作業が終了した後は、図9(B)及
び図15に示すように、カバーボード85を布線板11
から降ろして幹線M1から下側のグループの配索作業を
行い、すべての配索作業が終了した後は、受け渡し具5
00を取り外せばよい。
【0061】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、サブアッセンブリMを圧縮した配索形態で製造する
ことにより、作業エリアを可及的にコンパクトにまと
め、製造作業の効率化を図ることができるとともに、製
造されたサブアッセンブリMの形態を維持したままメイ
ンラインMLの布線板11上で展開することができるの
で、形態を圧縮してもスムーズにメインラインMLへの
サブアッセンブリMの受け渡し工程を行うことができ
る。
【0062】従って本実施形態によれば、大型のサブア
ッセンブリMの製造が容易になり、大幅に効率が向上す
るという顕著な効果を奏する。
【0063】上述した実施の形態は本発明の好ましい具
体例を例示したものに過ぎず、本発明は上述した実施の
形態に限定されない。
【0064】たとえば、本発明に係る受け渡し具とし
て、図16以下の構成のものを採用することが可能であ
る。
【0065】図16は本発明の別の実施形態に係るサブ
アッセンブリ受け渡し具700の要部構成を示す分解斜
視図であり、図17は図16のサブアッセンブリ受け渡
し具700の全体構成を示す一部破断断面略図であり、
図18及び図19は、図16のサブアッセンブリ受け渡
し具700の使用態様を示す斜視図である。
【0066】まず、図16及び図17を参照して、図示
の実施形態においては、図3の実施形態に係る連結機構
520に代えて連結機構720が採用されている。
【0067】本実施形態に係る連結機構720は、レー
ル体501内にてスライド移動可能なスライドピース7
21を多数備えている。各スライドピース721は、何
れも同一仕様の概ね長方体形状に形成された樹脂成型品
であり、その両側部には、レール体501を構成する外
レール501a及び/または内レール501bのガイド
縁501cを嵌入させる嵌入溝722が形成されてい
る。そして、各スライドピース721は、この嵌入溝7
22にレール体501の上記ガイド縁501cをスライ
ド自在に嵌入させることにより、レール体501の長手
方向に沿って往復移動することが可能になっている。
【0068】各スライドピース721は、図3の実施形
態と同様なワイヤー731によって互いにレール体50
1の長手方向に相対変位可能な状態で連結されている。
各ワイヤー731は、両端部分に端子732が圧着され
た可撓性を有する金属線で具体化されている。そして各
端子732が図示の通りビス733でスライドピース7
21に固定されることにより、ワイヤー735は、各ス
ライドピース721を接離可能に連結している。また、
各端子732は、各スライドピース721が互いに接合
できるように、各端子732は、スライドピース721
の平面内に収まっている。
【0069】なお、図示の実施形態では、図17に示す
ように、上記レール体501の両端(外レール501a
の一端側と内レール501bの他端側)にロケーション
ピン734を突設されているとともに、レール体501
の終端に配置されたスライドピース721の上記終端側
には、ロケーションピン734に掛け止めされる無端状
のワイヤー735が固定されている(図16参照)。そ
して、これらロケーションピン734にスライドピース
721の連結体を連結させることにより、図3の実施形
態と同様にレール体501の外レール501aと内レー
ル501bとの相対変位に各スライドピース721を連
動させることが可能になる。
【0070】次に各スライドピース721と弾性クラン
プ510の取り付け構造について説明する。
【0071】図16を参照して、各スライドピース72
1の中央部には、当該スライドピース721の幅方向に
開く装着溝723が形成されており、この装着溝723
には、取付板744が嵌合している。取付板744は、
弾性クランプ510の底部を着座させることにより、弾
性クランプ510をスライドピース721に取り付ける
ためのものであり、その中央部には、挿通孔745を有
している。そして、この挿通孔745を挿通するビス7
46を装着溝723の中央部に形成されたねじ穴727
に螺合させることによって、装着溝723に嵌合された
取付板744は、スライドピース721と十字に交差し
た姿勢でスライドピース721と一体化される。さらに
取付板744には、その長手方向両側に一対のねじ孔7
47が形成されている。
【0072】他方、図示の実施形態において弾性クラン
プ510は、その前後両側(一方のみ図示)のケース5
12にステー514を一体に有しており、このステー5
14に形成された挿通孔515を挿通するビス516を
上記取付板744のねじ孔747に螺合させることによ
り、弾性クランプ510は、取付板744を介しスライ
ドピース721に対して着脱可能に固定されることにな
る。なお、図示の例において、上記弾性クランプ510
の底部には、図略の空隙が形成されているので、取付板
744を挿通するビス725の頭部が弾性クランプ51
0と干渉することはない。
【0073】次に図18及び図19を参照しながら、図
16の実施形態の作用について説明する。
【0074】上述した図16以下の実施形態では、基本
的には図3の実施形態と同様に、複数の弾性クランプ5
10をレール体501の伸縮動作に追従して互いに相対
的に接離することができるので、布線板上で製造される
サブアッセンブリの最終的な配索形態を維持しながらサ
ブアッセンブリをメインラインへ受け渡すことが可能に
なる。
【0075】しかも上述した実施形態では、同一仕様の
スライドピース721をレール体501に装着している
とともに、各スライドピース721に対し、弾性クラン
プ510を着脱可能に固定しているので、以下のような
態様で使用することが可能である。
【0076】すなわち、多種類のサブアッセンブリを製
造するに当たり、受け渡し具700の標準仕様として、
スライドピース721の個数を最も配線数の多いサブア
ッセンブリに対応させ、図18に示すように、全てのス
ライドピース721に弾性クランプ510を固定してお
けばよい。このようにしておくと、配線数の最も多いサ
ブアッセンブリを製造する場合には、標準仕様の受け渡
し具700をそのまま使用することができるとともに、
上記サブアッセンブリよりも配線数の少ないサブアッセ
ンブリを製造する場合には、上記標準仕様の受け渡し具
700から不要な弾性クランプ510を取り外すだけ
で、図19に例示するように、別仕様の受け渡し具70
0を容易に構成することが可能になる。
【0077】従って図16以下の実施形態では、受け渡
し具700に汎用性を持たせることが可能になるので、
製造されるサブアッセンブリ毎に受け渡し具を設計し直
す手間がなくなる。そのため、種々の品番のサブアッセ
ンブリを製造するラインや、複数の品番のサブアッセン
ブリを同一の製造ラインに混流させる混流生産ラインに
おいて、本実施形態の受け渡し具700を容易且つ廉価
に実施することが可能なる。
【0078】また、個々の弾性クランプ510がスライ
ドピース721に対して着脱可能に構成されているの
で、弾性クランプ510が破損した場合でも、その交換
が極めて容易になり、メンテナンス性も高まるという利
点がある。
【0079】その他、本発明の特許請求の範囲内で種々
の設計変更が可能であることはいうまでもない。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
サブアッセンブリを圧縮した配索形態で製造することに
より、作業エリアを可及的にコンパクトにまとめ、製造
作業の効率化を図ることができるとともに、製造された
サブアッセンブリの形態を維持したままメインラインの
布線板上で展開することができるので、形態を圧縮して
もスムーズにメインラインへのサブアッセンブリの受け
渡し工程を行うことができる。
【0081】従って本発明によれば、大型のサブアッセ
ンブリの製造が容易になり、大幅に効率が向上するとい
う顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態にかかるサブアッセンブリ
製造装置の要部を概略的に示す平面略図である。
【図2】 図1の実施形態にかかる図板ユニットを担持
した手押し式搬送台車の斜視図である。
【図3】 図2の受け渡し具の取り付け構造を示す斜視
図である。
【図4】 本実施形態にかかるサブアッセンブリの受け
渡し具の概略構成を示す斜視図である。
【図5】 上記受け渡し具の正面図であって(A)はレ
ール体を省略したもの、(B)はレール体を記載したも
のである。
【図6】 上記受け渡し具の動作を示す斜視図である。
【図7】 本実施形態にかかる受け渡し具の要部を示す
斜視図である。
【図8】 本実施形態にかかるサブアッセンブリの仮保
持状態を概略的に示す平面略図であり、(A)は仮保持
前の布線状態、(B)は仮保持状態をそれぞれ示してい
る。
【図9】 メインラインに採用されている布線板の側面
図であり、(A)は配索時、(B)は配索後をそれぞれ
示している。
【図10】 受け渡し工程を示す斜視図である。
【図11】 受け渡し工程を示す斜視図である。
【図12】 受け渡し工程を示す斜視図である。
【図13】 受け渡し工程を示す斜視図である。
【図14】 受け渡し工程を示す斜視図である。
【図15】 受け渡し工程を示す斜視図である。
【図16】 本発明の別の実施形態に係るサブアッセン
ブリ受け渡し具の要部構成を示す分解斜視図である。
【図17】 図16のサブアッセンブリ受け渡し具の全
体構成を示す一部破断断面略図である。
【図18】 図16のサブアッセンブリ受け渡し具の使
用態様(標準仕様)を示す斜視図である。
【図19】 図16のサブアッセンブリ受け渡し具の使
用態様(仕様変更例)を示す斜視図である。
【符号の説明】
11 布線板 11a 布線保持具 81 ピラー 82 フック 201 ボード 500、700 サブアッセンブリ受け渡し具 510 弾性クランプ 520、720 連結機構 721 スライドピース 526、730 ワイヤー AS 組立体 B 図板ユニット C コネクタ M サブアッセンブリ ML メインライン SL サブアッセンブルライン W 端子付電線

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤーハーネスを構成するサブアッセ
    ンブリをあらかじめサブアッセンブルラインで製造し、
    その後、製造されたサブアッセンブリをメインラインの
    布線板上に配索することにより最終形態となるワイヤー
    ハーネスを製造するワイヤーハーネスの製造方法であっ
    て、 メインラインの布線板上での配索形態をサブアッセンブ
    ルラインのボード上で圧縮した圧縮形態にてサブアッセ
    ンブリを製造する工程と、 このサブアッセンブリの圧縮形態を上記ボード上で仮保
    持する工程と、 仮保持されたサブアッセンブリの圧縮形態を最終形態に
    展開しながら上記布線板上で配索する工程とを備えたこ
    とを特徴とするワイヤーハーネスの製造方法。
  2. 【請求項2】 メインラインの布線板上での配索形態が
    サブアッセンブルラインのボード上で圧縮された状態で
    製造されたサブアッセンブリを当該サブアッセンブルラ
    インのボードからメインラインの布線板に受け渡すため
    のサブアッセンブリ受け渡し具であって、 上記ボードに着脱可能に取り付けられる担持体と、 この担持体に配列され、当該サブアッセンブリを構成す
    る電線を、上記圧縮された形態のまま仮保持可能な仮保
    持部材とを備え、 上記仮保持部材は、仮保持したサブアッセンブリが圧縮
    された形態から上記布線板上での配索形態へ展開できる
    ように上記担持体上で変位可能に担持されていることを
    特徴とするサブアッセンブリ受け渡し具。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のサブアッセンブリ受け渡
    し具において、 各仮保持部材は、接離方向に相対変位可能な連結機構を
    介して連結されているものであることを特徴とするサブ
    アッセンブリ受け渡し具。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のサブアッセンブリ受け渡
    し具において、 上記連結機構は、同一仕様に設定されて上記担持体の長
    手方向にスライド可能に装着される複数のスライドピー
    スと、各スライドピースを伸縮自在に連結するワイヤー
    とを有し、上記仮保持部材は、各スライドピース上に選
    択的に着脱自在に固定されるものであることを特徴とす
    るサブアッセンブリ受け渡し具。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のサブアッセンブリ受け渡
    し具において、 上記スライドピースは、製造対象となる多種類のサブア
    ッセンブリのうち、最も配線数の多いサブアッセンブリ
    に対応可能な個数に設定されているものであることを特
    徴とするサブアッセンブリ受け渡し具。
  6. 【請求項6】 請求項2、3、4、または5記載のサブ
    アッセンブリ受け渡し具の担持体を着脱可能に保持する
    着脱具と、 着脱具に保持された上記サブアッセンブリ受け渡し具か
    ら当該サブアッセンブリを配索するために着脱具を立設
    するための立設具とを設けたことを特徴とするワイヤー
    ハーネスの布線板。
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WO2008065769A1 (fr) * 2006-11-27 2008-06-05 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Dispositif auxiliaire permettant d'assembler un faisceau de câbles et procédé de production d'un faisceau de câbles
CN117117640B (zh) * 2023-09-15 2024-05-10 鑫都利达电力工程有限公司 一种配电柜布线组件及其使用方法

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