JP2002366485A - 通信端末装置とその表示制御方法 - Google Patents

通信端末装置とその表示制御方法

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JP2002366485A
JP2002366485A JP2001171545A JP2001171545A JP2002366485A JP 2002366485 A JP2002366485 A JP 2002366485A JP 2001171545 A JP2001171545 A JP 2001171545A JP 2001171545 A JP2001171545 A JP 2001171545A JP 2002366485 A JP2002366485 A JP 2002366485A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓋部材を開けたときに、予め設定した電子メ
ール表示機能を動作させ、使用者の使い勝手を改善す
る。 【解決手段】 表示部8を開閉する蓋部材を有する通信
端末装置において、受信した電子メールの内容および名
称を記憶するメール記憶手段6と、蓋部材の開閉を検出
する蓋開閉検出手段4とを備え、蓋部材が開かれたとき
に、受信した電子メールの内容または名称を前記表示部
8に表示させる通信端末装置を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示部に対して開
閉されるフリップ(蓋)機構や、折り畳み式携帯端末装
置において表示側筐体に対して折り畳まれる操作側筐体
のような蓋部材を有する通信端末装置に関し、特に、蓋
部材が開かれたときに所定の動作を行うことのできる携
帯電話機などの通信端末装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯電話機などの通信端末装置に
は、操作部を覆うような蓋部材を有するものや、操作部
を蓋部材として、表示部と操作部とを重ね合わせて折り
畳むことのできる折り畳み式のものなどがある。このよ
うな携帯通信端末のなかには、蓋部材の開閉と連動して
種々の動作や表示の切り替えができるものもある。例え
ば、特開平11-284700号公報などには、表示部に蓋部材
を備えていて、蓋部材の開状態が検出されると表示パネ
ルがメモモードに切り替えられ、表示方向が90°回転
して操作性のよい表示画面に切り替る技術が開示されて
いる。また、特開平10-42014号公報には、蓋部材を有す
る携帯端末装置において、蓋部材の開閉に伴って自動的
に表示領域の切り替えができる技術が開示されている。
例えば、使用者が蓋部材の開閉に応じて手動で表示領域
の変更指示をしなくても、自動的に所望の画面に切り替
わるので、使用者の操作負担が軽減されると共に迅速な
操作を行うことができる。
【0003】さらに、特開2000-244625号公報には、折
り畳み式の携帯電話機において、折り畳みを開くとダイ
ヤル発信禁止を解除して、特定電話番号に対して自動発
信ができる技術が開示されている。これによって特定番
号キーの操作が不要となり、携帯電話機の使い勝手を向
上させることができる。また、特開平8-265407号公報に
は、携帯電話機の側面についている押しボタンを押しな
がらフリップを開けると、短縮ダイヤルなどの設定モー
ドに切り替えることのできる技術が開示されている。こ
れによって短縮ダイヤルなどの設定を迅速に行うことが
できる。さらに、その他にも、携帯電話機のフリップを
開けると画面のバックライトが点灯して面面を見やすく
し、フリップを閉じると消灯状態となるものなどがあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術は、携帯電話機の蓋部材の開閉動作に伴って、
表示画面を切り替えたり通信モードを切り替えたりする
ことはできるが、電子メールを受信している場合は、蓋
部材を開けたときに未読の電子メールの存在しか分から
ない。すなわち、未読の電子メールがある場合、蓋部材
を開けてから所定のキー操作を行って未読の電子メール
を表示しなければならない。さらには、未応答着信の場
合は、音などによって着信されたことは分かるものの、
蓋部材を開けてキー操作などを行いながら未応答着信の
相手先電話番号や着信時刻などの着信履歴を確認しなけ
ればならない。このため、受信した未読の電子メールに
対する処理操作が面倒となり、結果として、蓋部材付き
の携帯電話機の使い勝手が悪いなどの不具合がある。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、フリップや操作側筐体のよ
うな蓋部材を開けたときに予め設定した電子メール表示
機能を動作させることのできる通信端末装置を提供する
ことにあり、特に、電子メールの受信があってから所定
の時間以内に蓋部材を開けたり、特定の人物からの電子
メールを受信したときに蓋部材を開けた場合は、蓋部材
と連動して該当する受信メールの表示ができるような携
帯電話機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、表示部に対して開閉される蓋部材を有
する通信端末装置において、受信した電子メールの内容
および名称を記憶するメール記憶手段と、前記蓋部材の
開閉を検出する蓋開閉検出手段とを備え、前記蓋部材が
開かれたときに、受信した電子メールの内容または名称
を前記表示部に表示させる通信端末装置を提案してい
る。すなわち、本発明の通信端末装置によれば、蓋部材
が開かれたことに連動して受信した電子メールの内容ま
たは名称を表示するので、わざわざキー操作を行う必要
がなくなり、通信端末装置の使い勝手を改善することが
できる。
【0007】また、本発明は、上記通信端末装置におい
て、前記メール記憶手段が、未読の電子メールの件数を
さらに記憶し、前記蓋部材が開かれたときに、未読の電
子メールが1件である場合に、該電子メールの内容を表
示し、未読の電子メールが複数件である場合に、該電子
メールの名称の一覧を前記表示部に表示させる通信端末
装置を提案している。
【0008】本発明の通信端末装置によれば、未読の電
子メールが1件のときには、蓋部材が開かれると同時に
メールの内容を表示するが、複数件のときは未読の電子
メールの名称一覧を表示するので、名称一覧の中からキ
ー操作などによって所望の電子メールを選択するだけ
で、電子メールの内容を表示させることが可能となる。
【0009】また、本発明は、上記通信端末装置におい
て、電子メールの着信を報知する着信報知手段と、各電
子メールの着信の報知からの経過時間を計測する計時手
段と、該計時手段により計測された経過時間が、予め設
定した所定時間を経過しているか否かを判断する判断手
段とをさらに備え、前記蓋部材が開かれたときに、前記
経過時間が前記所定時間を超えていない電子メールの内
容または名称を前記表示部に表示させる通信端末装置を
提案している。
【0010】本発明の通信端末装置によれば、電子メー
ルが着信すると、着信報知手段の作動により、使用者に
着信が報知されるとともに、計時手段の作動によって、
着信の報知からの経過時間が計測される。そして、使用
者が蓋部材を開いたときには、判断手段が作動させられ
て、計時手段により計測された経過時間が予め設定され
ている所定時間を経過しているか否かが判断される。
【0011】その判断の結果、着信からの経過時間が所
定時間を超えていない場合には、使用者が、着信の報知
に応じて、その報知された電子メールを見るために蓋部
材を開いたものと考えられる。逆に、着信から所定時間
以上が経過した後に蓋部材が開かれた場合には、使用者
が蓋部材を開く行為が、着信の報知に応じてなされたも
のとは限られず、他の操作を行うために開いたものとも
考えられるので、蓋部材を開くことによって、自動的に
電子メールの内容が表示されてしまうと、所望の処理を
行うために表示を切り替える手間が増えてしまう。
【0012】したがって、着信からの経過時間が所定時
間を超えていない場合にのみ電子メールの内容を表示部
に表示させることにより、メールの内容を表示するため
の使用者の手間を省き、使い勝手を改善することが可能
となる。なお、この発明は、所定時間を経過していない
未読の電子メールのみを表示する場合に限られず、所定
時間を経過した未読の電子メールを併せて表示する場合
をも含んでいる。
【0013】また、この発明は、上記通信端末装置にお
いて、特定の発信者を記憶する発信者記憶手段をさらに
具備し、前記蓋部材が開かれたときに、前記発信者から
の電子メールの内容または名称を前記表示部に表示させ
る通信端末装置を提案している。
【0014】この発明に係る通信端末装置によれば、蓋
部材を開いたときに、発信者記憶手段に記憶されている
特定の発信者からの電子メールを表示部に表示させるの
で、着信または受信した電子メールの内、早期に読むこ
とが必要とされる電子メールを少ない操作で読むことが
できる。すなわち、不要な電子メールまたは早期に読む
ことを必要としない電子メールを含む複数の電子メール
の中から早期に読むことが必要な電子メールを抽出する
作業を省いて、使い勝手を改善することが可能となる。
【0015】また、この発明は、上記通信端末装置にお
いて、予め設定した時間帯に着信した電子メールを特定
する時間帯特定手段をさらに具備し、前記蓋部材が開か
れたときに、特定された電子メールの内容または名称を
前記表示部に表示させる通信端末装置を提案している。
【0016】この発明に係る通信端末装置によれば、時
間帯特定手段の作動により、予め設定した時間帯に着信
した電子メールが特定され、使用者が蓋部材を開くと、
特定された電子メールが表示される。したがって、着信
した電子メールを、着信時間帯によって分類し、特定の
時間帯に着信した電子メールのみを少ない操作で読むこ
とができる。
【0017】また、この発明は、表示部に対して開閉さ
れる蓋部材を有する通信端末装置において、着信した電
子メールの内、未応答の電子メールの履歴である未応答
着信履歴を記憶する履歴記憶手段と、前記蓋部材の開閉
を検出する蓋開閉検出手段とを備え、前記蓋部材が開か
れたときに、前記未応答着信履歴を前記表示部に表示さ
せる通信端末装置を提案している。
【0018】この発明に係る通信端末装置によれば、蓋
部材が開かれることに連動して電子メールの未応答着信
履歴を表示するので、未応答着信があったときに蓋部材
を開けると、未応答着信の着信履歴の一覧や最新の応答
着信履歴を確認することができる。なお、この発明は、
未応答の電子メールのみの履歴を記憶する場合のみなら
ず、応答済みのものを含めた全ての電子メールの履歴を
記憶していて、蓋部材が開かれたときに未応答着信履歴
のみを表示部に表示させる場合をも包含している。
【0019】また、この発明は、表示部に対して開閉さ
れる蓋部材を有する通信端末装置の表示制御方法であっ
て、前記蓋部材が開かれたときに、受信した電子メール
の内容または名称を前記表示部に表示させる携帯端末装
置の表示制御方法を提案している。
【0020】この発明に係る表示制御方法によれば、例
えば、着信音などの電子メールの着信の報知に応じて使
用者が蓋部材を開くことにより、即座に受信した電子メ
ールの内容または名称を確認することができ、キー操作
を省いて、使い勝手を改善することができる。
【0021】また、この発明は、上記表示制御方法にお
いて、未読の電子メールの件数を計数し、前記蓋部材が
開かれたときに、未読の電子メールが1件である場合に
は、該電子メールの内容を表示し、未読の電子メールが
複数件である場合には、該電子メールの名称の一覧を前
記表示部に表示させる通信端末装置の表示制御方法を提
案している。
【0022】この発明に係る表示制御方法によれば、未
読の電子メールが1件である場合には、蓋部材が開かれ
ることに連動してその電子メールの内容を表示し、未読
の電子メールが複数件存在するときには、全てを表示す
ることができないのでその名称の一覧を表示することと
して、未読の電子メールを読もうとする使用者の手間を
最大限に省くことが可能となる。
【0023】また、この発明は、上記表示制御方法にお
いて、前記蓋部材が開かれたときに、着信から所定時間
を経過していない電子メールの内容または名称を前記表
示部に表示させる通信端末装置の表示制御方法を提案し
ている。この発明に係る表示制御方法によれば、使用者
は、蓋部材を開くことによって、着信してからあまり時
間が経過していない電子メールを確認することができ
る。例えば、着信音のような電子メールの着信の報知に
応じて蓋部材を開く使用者は、操作キーを操作すること
なく目的を達成することができるので、使い勝手が改善
される。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本発明にお
ける通信端末装置を携帯電話機に適用した場合の実施の
形態について詳細に説明する。以下では、本実施形態に
係る通信端末装置として、例えば、電子メールの内容や
名称やアドレス帳の内容等を表示する表示部と、該表示
部に連結され、折り畳まれることによって表示部を覆う
ように配され、表示部に対して開かれることにより、外
部から表示部を見ることができるようにする操作部等の
蓋部材(図示略)とを有する携帯電話機を例に挙げて説
明する。なお、この発明において、「電子メールの着
信」というときは、単に「着信」のみならず、該「着
信」に応じた「受信」および「着信」と同時の「自動受
信」をも意味するものとする。
【0025】図1は、本実施形態の通信端末装置におい
て、蓋部材の開閉動作と連動する電子メールの表示機能
の構成を示すブロック図である。このブロック図では通
信端末装置の通常の送受信機能については省略してあ
る。
【0026】本実施形態に係る通信端末装置は、受信し
た電子メールが未読である場合に、蓋部材を開けると、
自動的に未読の電子メール(以下、未読メールとい
う。)の内容が表示されたり、未読メールの件数が複数
件以上あるときはその一覧が表示されたりするように構
成されている。また、未読メールがないときは時計や壁
紙などの、いわゆる待機画面が表示されるようになって
いる。
【0027】図1に示す通信端末装置は、蓋部材を開い
たときに実行される動作モードをキー入力部によって設
定する動作モード設定部1と、動作モード設定部1によ
って設定された動作モードを記憶する動作モード記憶メ
モリ2と、未読メールの有無の情報を記憶する未読メー
ル記憶メモリ3と、蓋部材の開閉動作を検出する蓋開閉
検出部4と、蓋開閉検出部4より蓋部材を開いた旨の検
出情報を取得したとき、動作モード記憶メモリ2に記憶
されている動作モードを参照し、かつ、必要に応じて未
読メール記憶メモリ3に記憶されている未読メールの情
報を参照して、動作モード設定部1によって設定された
動作モードを実行する動作処理部5と、未読メールおよ
び既読の電子メールの内容、件数、着信時刻等を保存す
るメール保存メモリ6と、動作処理部5からの指令信号
に基づいて画面の表示制御を行う表示制御部7と、表示
制御部7の制御によって画面に表示を行う表示部8とに
よって構成されている。前記動作処理部5には、時計の
ような計時手段(図示略)が備えられている。図中符号
9は、電子メールの着信を報知する着信報知手段であ
る。
【0028】ここで、動作処理部5は、未読メール記憶
メモリ3に未読メールが存在することを確認した場合
に、表示制御部7にその旨の情報を送信し、表示制御部
7がメール保存メモリ6より未読メールを取得し、この
電子メールの内容を表示部8に表示させる。また、未読
メールが複数ある場合には、未読メールの名称一覧を表
示させたり、最新/最古の未読メールを表示させたりす
ることもできる。また、動作モード設定部1に設定され
る蓋部材開放時の動作モードの内容は、未読メールの表
示や着信した電子メールの内の未応答の電子メールの履
歴である未応答着信履歴の表示や無表示などである。
【0029】さらに、未読メールを表示させる動作モー
ドの種別は、電子メールを受信してから一定時間以内に
蓋部材を開いたときに未読メールを表示させる「所定時
間以内の受信メールの表示」と、特定の人物(すなわち
特定アドレス)からの電子メールを受信した場合にその
受信した電子メールを蓋部材を開いたときに表示させる
「特定人物からの受信メールの表示」と、所定の時間帯
に受信した電子メールのみを蓋部材開放時に表示させる
「所定時間帯の受信メールの表示」とがある。また、動
作モード記憶メモリ2にはこれらの動作モードが記憶さ
れることになる。
【0030】次に、図1のように構成された通信端末装
置において、動作モード設定部1に未読メール表示を設
定した場合の表示動作について説明する。先ず、予めキ
ー入力部などによって、蓋部材を開いたときに実行され
る動作モードを動作モード設定部1に設定しておく。す
ると、設定された動作モードは動作モード記憶メモリ2
に記憶される。このとき、動作モード設定部1に設定さ
れる動作モードは、未読メールの表示や未応答着信履歴
の表示や無表示などの他に、通話状態からの蓋部材の閉
動作時の動作モードとして、例えば、通話切断/通話継
続/通語切断&通話時間表示/通話保留動作や、待機状態
からの蓋部材の閉動作時の動作モードとして、例えば、
壁紙表示/時計表示/バックライト消灯など、該当する携
帯電話機の状態別による設定も可能である。
【0031】上記のように動作モードが設定された後、
蓋開閉検出部4が蓋部材が開かれたことを検出すると、
動作処理部5が、動作モード記憶メモリ2を参照して、
動作モード設定部1によって設定された動作モードの処
理を行う。例えば、未読メール表示が設定されている場
合は、動作処理部5によって、未読メール記憶メモリ3
に未読メールが有るか否かが確認される。あるいは、動
作処理部5は、メール保存メモリ6を参照して、未読メ
ールがあるか否かを確認することによって未読メールの
有無を確認することもできる。
【0032】そして、動作処理部5が未読メールのある
ことを確認した場合は、表示制御部7が、メール保存メ
モリ6に記憶されている未読メールを表示部8に表示さ
せる。また、メール保存メモリ6に記憶されている未読
メールの件数を参照した結果、未読メールが複数ある場
合には、未読メールのメール一覧を表示させたり、最新
/最古の未読メール(つまり、受信時刻の一番新しい未
読メール)を表示させたりすることもできる。なお、動
作処理部5が未読メールのないことを確認した場合は何
の処理も行わないようにすることもできるし、バックラ
イトを点灯させたりすることもできる。
【0033】図2は、図1に示す通信端末装置におい
て、蓋部材を開いたときにおける動作モードの設定内容
別の表示状態を示す場合のフローチャートである。先
ず、蓋開閉検出部4が、蓋部材が閉状態であるか開状態
であるかを検出する(ステップS1)。ここで、蓋部材
が開状態になっていれば(ステップS1、YES)、蓋
部材が開かれたときに、動作モード設定部1によって設
定されている処理内容は何であるかを判断する(ステッ
プS2)。
【0034】動作モード設定部1の動作モードが「未読
メールを表示する」の設定になっていれば、動作処理部
5は、メール保存メモリ6を参照することにより、未読
メール記憶メモリ3に記憶されている未読メールは一通
か否かを判断する(ステップS3)。ここで、未読メー
ルが一通であれば(ステップS3,YES)、その未読
メールの内容を表示制御部7の制御により表示部8に表
示させる(ステップS4)。一方、未読メールが一通で
なければ、つまり、複数であれば(ステップS3,N
O)、未読メールの名称の一覧を表示部8に表示させる
(ステップS5)。
【0035】さらに、ステップS2において、蓋部材が
開かれたときの動作モードの設定が「未応答着信履歴を
表示する」であれば、表示部8に未応答着信履歴を表示
させる(ステップS6)。また、ステップS2におい
て、蓋部材が開かれたときの動作モードの設定が「バッ
クライト点灯」であれば、表示部8にバックライトを点
灯させる(ステップS7)。なお、これ以外の動作モー
ドの設定として、例えば、携帯マナーを表示させてもよ
い。すなわち、危険防止のために「自動車運転中での使
用禁止」とか、ペースメーカ等への影響に配慮して「公
共の場での使用禁止」などを表示させるようにしてもよ
い。
【0036】図3は、図1に示す通信端末装置におい
て、蓋部材を開いたときの動作モードの設定内容が「受
信メール表示」である場合の表示処理の流れを示すフロ
ーチャートである。先ず、蓋開閉検出部4は、蓋部材の
状態を検出する(ステップS11)。ここで、蓋部材が
開状態になっていれば(ステップS11、YES)、動
作処理部5は電子メールを受信中であるか否かを判断す
る(ステップS12)。
【0037】ここで、電子メールを受信中であれば(ス
テップS12,YES)、電子メールの受信を継続して
電子メールの受信が終了したか否かを判断し(ステップ
S13)、電子メールの受信が終了したのであれば(ス
テップS13,YES)、受信した電子メールは1通で
あるか否かを判断する(ステップS14)。受信した電
子メールが1通であれば(ステップS14,YES)、
受信した電子メールの内容を表示部8に表示させる。こ
のとき、電子メールの名称も表示させる(ステップS1
5)。また、ステップS14で受信した電子メールが1
通でなければ(ステップS14,NO)、受信した電子
メールの名称一覧を表示させる(ステップS16)。な
お、ステップS12で、電子メール受信中でなければ
(ステップS12,NO)、例えば、壁紙などの待機画
面のような通常の表示を行う(ステップS17)。
【0038】図4は、図1に示す通信端末装置におい
て、蓋部材開動作時における動作モードの設定内容が
「所定時間以内の受信メールの表示」である場合の表示
処理の流れを示すフローチャートである。この動作モー
ドの設定においては、使用者は、該動作モードの選択と
ともに、この動作モードの作動に必要な所定時間を予め
設定しておく。
【0039】外部から電子メールが着信すると、一般に
は、着信報知手段9が着信音等を発生する等して、使用
者に着信が知らされる。着信を報知された使用者が、そ
の着信後の所定時間内に蓋部材を開くのは、その報知に
応じてその電子メールを見ようとするためである場合が
多い。
【0040】そこで、先ず、蓋開閉検出部4が、蓋部材
が閉状態から開状態になったか否かを検出する(ステッ
プS21)。蓋部材が開かれた場合には(ステップS2
1、YES)、動作処理部5は、メール保存メモリ6に
記憶されている電子メールの着信時間と現在時刻とに基
づいて、電子メールの着信からの経過時間を算定し、予
め設定した所定時間と比較することにより、電子メール
が着信してからの経過時間が、予め設定した所定時間を
超えているか否かを判断する(ステップS22)。
【0041】ここで、電子メールが着信してからの経過
時間が設定された所定時間以内であれば(ステップS2
2,YES)、着信した電子メールは1通であるか否か
を判断する(ステップS23)。着信した電子メールが
1通の場合には(ステップS23,YES)、その電子
メールの内容を表示部8に表示させる。このとき、電子
メールの名称も表示させる(ステップS24)。また、
着信した電子メールが1通でなければ(ステップS2
3,NO)、その電子メールの名称一覧を表示させる
(ステップS25)。
【0042】一方、電子メールを着信してからの経過時
間が所定時間(つまり、予め設定した設定時間)を超え
ている場合には(ステップS22,NO)、例えば、電
子メールの内容または名称の表示を行うことなく、未読
メールがある旨の表示や件数、壁紙などの待機画面のよ
うな通常の表示を行う(ステップS26)。なお、上記
においては、着信してからの経過時間が所定時間を超え
ていない電子メールの内容または名称一覧を表示させる
ことにしたが、これに代えて、着信してからの経過時間
が所定時間を超えていない電子メールが存在した場合
に、所定時間を経過した電子メールを含めて、その名称
一覧を表示することにしてもよい。
【0043】図5は、図1に示す通信端末装置におい
て、蓋部材開動作時における動作モードの設定内容が
「特定人物からの受信メールの表示」である場合の表示
処理の流れを示すフローチャートである。つまり、この
場合の動作モードは、特定の人物(すなわち特定アドレ
ス)からの電子メールを受信した場合にその電子メール
を蓋部材開放時に表示させるものである。
【0044】この動作モードを選択する場合には、動作
モードの選択とともに、電子メールを表示する発信者を
予め特定しておく。そして、先ず、蓋開閉検出部4は、
蓋部材が閉状態から開状態になったか否かを検出する
(ステップS31)。ここで、蓋部材が開かれた場合に
は(ステップS31、YES)、動作処理部5は、未読
メール記憶メモリ3に、予め特定された発信者からの電
子メールが保存されているか否かを判断する(ステップ
S32)。
【0045】ここで、未読メール記憶メモリ3に特定人
物からの電子メールが保存されていれば、(ステップS
32,YES)、受信した電子メールが1通であるか否
かを判断する(ステップS33)。もし、受信した電子
メールが1通であれば(ステップS33,YES)、特
定人物からの電子メールの本文を表示部8に表示させ
る。このとき、電子メールの名称も表示させる(ステッ
プS34)。また、ステップS33で受信した電子メー
ルが1通でなければ(ステップS33,NO)、複数の
特定人物からの各電子メールの名称一覧を表示させる
(ステップS35)。なお、ステップS32で、未読メ
ール記憶メモリ3に特定人物からの電子メールが保存さ
れていなければ(ステップS32,NO)、例えば、未
読メールがある旨の表示や件数、壁紙などの待機画面の
ような通常の表示を行う(ステップS36)。
【0046】図6は、図1に示す通信端末装置におい
て、蓋部材開動作時における動作モードの設定内容が
「所定時間帯の着信メールの表示」である場合の表示処
理の流れを示すフローチャートである。つまり、この場
合の動作モードは、予め設定された所定の時間帯に受信
された電子メールのみを蓋部材開放時に表示させるもの
である。
【0047】この動作モードの選択に当たっては、動作
モードを選択するとともに、特定の時間帯を設定してお
く。そして、先ず、蓋開閉検出部4は、蓋部材が閉状態
から開状態になったか否かを検出する(ステップS4
1)。ここで、蓋部材が開かれた場合には(ステップS
41、YES)、動作処理部5は、予め設定した時間
帯、例えば、9:00〜12:00の時間帯に着信した電子メー
ルがあるか否かを判断する(ステップS42)。
【0048】ここで、予め設定した時間帯内(例、9:00
〜12:00)に着信した電子メールがあれば(ステップS
42,YES)、着信した電子メールは1通であるか否
かを判断する(ステップS43)。もし、着信した電子
メールが1通であれば(ステップS43,YES)、そ
の時間帯(例、9:00〜12:00)に着信した電子メールの
本文を表示部8に表示させる。このとき、電子メールの
名称も表示させる(ステップS44)。また、ステップ
S43で着信した電子メールが1通でなければ、すなわ
ち複数の電子メールであれば(ステップS43,N
O)、予め設定した時間帯内(例、9:00〜12:00)に着
信した全ての電子メールの名称一覧を表示させる(ステ
ップS45)。なお、ステップS42で、予め設定した
時間帯内(例、9:00〜12:00)に着信した電子メールが
なければ(ステップS42,NO)、例えば、未読メー
ルがある旨の表示や件数、壁紙などの待機画面のような
通常の表示を行う(ステップS46)。
【0049】以上述べたように、本発明の通信端末装置
によれば、蓋部材を開けるという基本的な操作に対応し
て電子メールの表示機能が割り振られているので、未読
メールなどのデータがあるときには特別なキー操作を行
うことなく所望の電子メールを表示させることができ
る。つまり、未読メールなどの文字情報を受信済みのと
きは蓋部材を開けると、直ちに、設定された条件のもと
で該当する情報が表示される。例えば、電子メールが着
信してから5分以内に蓋部材を開けると受信メールの内
容が表示されたり、受信した電子メールの件数が多いと
きはそれらの電子メールの名称一覧が表示される。
【0050】あるいは、情報を取得したい特定の人(す
なわち、特定アドレスや電話番号)を予め登録しておけ
ば、蓋部材を開けたときには登録した特定人物(特定ア
ドレス)からの電子メールを受信した場合のみ表示させ
ることができる。さらには、蓋部材を開けたとき、勤務
時間帯(例えば、9時から18時)に着信した電子メー
ルのみを表示させるなど様々な設定を行うことができ、
極めて使い勝手のよい電子メールの表示方法を実現させ
ることができる。
【0051】以上述べた実施の形態は本発明を説明する
ための一例であり、本発明は、上記の実施の形態に限定
されるものではなく、発明の要旨の範囲で種々の変形が
可能である。例えば、未受信メールなどの文字情報があ
るときに蓋部材を開けると、自動的に発信処理が行われ
て該当する情報を受信できるようにすれば、特別な受信
操作を行う必要がない。また、電子メールの未応答着信
があったときに蓋部材を開けると、未応答着信の履歴や
最新の応答着信履歴を確認することもできる。さらに
は、未読メールなどの文字情報が何通もある場合には、
未読メールの名称一覧を表示させた後に、所望の未読メ
ールを選択して表示させることもできる。
【0052】また、未読メールに添付されているメロデ
ィデータを再生したり、画像データを表示したりするこ
とができる。これ以外にも、蓋部材を開けるという基本
操作に様々な機能を割り振ることができる。例えば、蓋
部材の開閉動作と連動させて、運転中や公共の場所での
携帯電話機の使用を禁止するマナーモードなどの機能を
設定することもできる。また、蓋部材を開く操作におい
て壁紙表示を行ったりバックライト点灯するなど、様々
な機能を割り振ることもできる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の通信端末
装置によれば、受信した電子メールに未読メールがある
場合、特別なキー操作を行わなくても蓋部材を開けると
直ちに所望の未読メールの内容や名称の一覧を表示する
ことができる。さらには、蓋部材を開けたときに、着信
からの経過時間が一定時間以内の未読メールのみについ
て、内容や名称一覧を表示させることもできるし、ある
一定の時間帯、例えば9時から18時までの勤務時間帯
に受信した未読メールについてのみメール本文やメール
名称の一覧を表示させることができる。このように、本
発明の通信端末装置によれば、使用者が表示部を見るた
めに表示部を覆っている蓋部材を開けるという基本的な
操作に連動して所望の電子メールを表示させるので、極
めて使い勝手のよい携帯電話機などを提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る通信端末装置に
おいて、蓋部材が開かれたことに連動する電子メールの
着信通知機能の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1に示す通信端末装置において、蓋部材
開動作時における動作モードの設定内容別の表示状態を
示す場合のフローチャートである。
【図3】 図1に示す通信端末装置において、蓋部材
開動作時における動作モードの設定内容が「受信メール
表示」である場合の表示処理の流れを示すフローチャー
トである。
【図4】 図1に示す通信端末装置において、蓋部材
開動作時における動作モードの設定内容が「所定時間以
内の着信メールの表示」である場合の表示処理の流れを
示すフローチャートである。
【図5】 図1に示す通信端末装置において、蓋部材
開動作時における動作モードの設定内容が「特定人物か
らの受信メールの表示」である場合の表示処理の流れを
示すフローチャートである。
【図6】 図1に示す通信端末装置において、蓋部材
開動作時における動作モードの設定内容が「所定時間帯
の着信メールの表示」である場合の表示処理の流れを示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1 動作モード設定部 2 動作モード記憶メモリ 3 未読メール記憶メモリ 4 蓋開閉検出部(蓋開閉検出手段) 5 動作処理部 6 メール保存メモリ(メール記憶手段) 7 表示制御部 8 表示部 9 着信報知部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 1/02 H04M 1/247 1/247 1/725 1/725 G06F 1/00 312F H04Q 7/38 H04B 7/26 109T

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示部に対して開閉される蓋部材を有
    する通信端末装置において、 受信した電子メールの内容および名称を記憶するメール
    記憶手段と、 前記蓋部材の開閉を検出する蓋開閉検出手段とを備え、 前記蓋部材が開かれたときに、受信した電子メールの内
    容または名称を前記表示部に表示させる通信端末装置。
  2. 【請求項2】 前記メール記憶手段が、未読の電子メ
    ールの件数をさらに記憶し、 前記蓋部材が開かれたときに、未読の電子メールが1件
    である場合には、該電子メールの内容を表示し、未読の
    電子メールが複数件である場合には、該電子メールの名
    称の一覧を前記表示部に表示させる請求項1記載の通信
    端末装置。
  3. 【請求項3】 電子メールの着信を報知する着信報知
    手段と、 各電子メールの着信の報知からの経過時間を計測する計
    時手段と、 該計時手段により計測された経過時間が、予め設定した
    所定時間を経過しているか否かを判断する判断手段とを
    さらに備え、 前記蓋部材が開かれたときに、前記経過時間が前記所定
    時間を超えていない電子メールの内容または名称を前記
    表示部に表示させる請求項1または請求項2記載の通信
    端末装置。
  4. 【請求項4】 特定の発信者を記憶する発信者記憶手
    段をさらに具備し、 前記蓋部材が開かれたときに、前記発信者からの電子メ
    ールの内容または名称を前記表示部に表示させる請求項
    1から請求項3のいずれかに記載の通信端末装置。
  5. 【請求項5】 予め設定した時間帯に受信した電子メ
    ールを特定する時間帯特定手段をさらに具備し、 前記蓋部材が開かれたときに、特定された電子メールの
    内容または名称を前記表示部に表示させる請求項1から
    請求項4のいずれかに記載の通信端末装置。
  6. 【請求項6】 表示部に対して開閉される蓋部材を有
    する通信端末装置において、 着信した電子メールの内、未応答の電子メールの履歴で
    ある未応答着信履歴を記憶する履歴記憶手段と、 前記蓋部材の開閉を検出する蓋開閉検出手段とを備え、 前記蓋部材が開かれたときに、前記未応答着信履歴を前
    記表示部に表示させる通信端末装置。
  7. 【請求項7】 表示部に対して開閉される蓋部材を有
    する通信端末装置の表示制御方法であって、 前記蓋部材が開かれたときに、受信した電子メールの内
    容または名称を前記表示部に表示させる携帯端末装置の
    表示制御方法。
  8. 【請求項8】 未読の電子メールの件数を計数し、前
    記蓋部材が開かれたときに、未読の電子メールが1件で
    ある場合には、該電子メールの内容を表示し、未読の電
    子メールが複数件である場合には、該電子メールの名称
    の一覧を前記表示部に表示させる請求項7記載の通信端
    末装置の表示制御方法。
  9. 【請求項9】 前記蓋部材が開かれたときに、着信か
    ら所定時間を経過していない電子メールの内容または名
    称を前記表示部に表示させる請求項7または請求項8記
    載の通信端末装置の表示制御方法。
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