JP2002365557A - 顕微鏡の対物レンズレボルバ - Google Patents

顕微鏡の対物レンズレボルバ

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JP2002365557A
JP2002365557A JP2001174629A JP2001174629A JP2002365557A JP 2002365557 A JP2002365557 A JP 2002365557A JP 2001174629 A JP2001174629 A JP 2001174629A JP 2001174629 A JP2001174629 A JP 2001174629A JP 2002365557 A JP2002365557 A JP 2002365557A
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objective lens
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revolver
dovetailed
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Yasushi Aono
寧 青野
Shuhei Horigome
修平 堀米
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 対物レンズを強固に固定しつつ、対物レンズ
を簡単に回転させることができる対物レンズレボルバを
提供する。 【解決手段】 段部1bを有する複数の対物取付け穴部
1aを設けたレボルバ本体1の対物取付け穴部1aに、
外周面にテーパ面4a、内周面に雌ネジ4bを有す対物
レンズ固定枠4を挿入し、雌ネジ4bにネジ付対物レン
ズ3をねじ込み固定し、テーパ4a面に複数のネジを当
接させ、そのねじ込み量により対物レンズ固定枠4の対
物取付け穴部1aへの固定または回転状態を選択可能
し、また、対物取付け穴部1aの内側面に形成された雌
アリ1cに係合させて雄アリ6aを有するアリ付対物レ
ンズ6を装着させるとともに、雄アリ6aに固定ネジ5
を当接させ、そのねじ込み量によりアリ付対物レンズ6
の対物取付け穴部1aへの固定または回転状態を選択可
能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顕微鏡の対物レン
ズを保持する対物レンズレボルバに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、顕微鏡に用いられる対物レンズレ
ボルバは、レボルバ本体に対物レンズ取付け用の雌ネジ
を複数箇設け、一方、対物レンズ側に雌ネジに対応する
雄ネジを設け、このような対物レンズの雄ネジをレボル
バ側の雌ネジにねじ込み固定することで、複数の対物レ
ンズをレボルバに保持する構造となっている。
【0003】しかし、このような構成とした場合、対物
レンズ側の雄ネジやレボルバ側の雌ネジの切り上げ位置
を、均一に揃えることは加工上困難であり、このため対
物レンズをレボルバ本体にねじ込み固定する際に、対物
レンズの回転方向角度を一義的に定めることが難しかっ
た。
【0004】このことは、例えば、対物レンズの後側焦
点面において、観察光軸から見て非対称範囲の透過率を
低くするなどの手段により、観察像の斜めから影が付い
たような像を得る検鏡法を用いた場合、対物レンズの向
きが一義的に定まらないため、結果として観察像の影の
方向を一義的に定めることができない。
【0005】また、対物レンズをレボルバにねじ込み固
定した際に、対物レンズ周面の対物レンズ特性に関する
情報が記載された表示部が、どの方向を向いて固定され
るか分からず、表示部がレボルバの外側を向いた場合以
外は、隣接する対物レンズの陰に隠れて見えないため、
表示部の情報を読むことは難しい。このことは、通常、
対物レンズには、倍率を表すカラーバンドが付いている
ため、例え、隣接する対物レンズの陰に隠れて表示部の
情報を読み取ることが難しくても、倍率を識別すること
は容易だが、対物レンズの開口数、透過率特性および収
差補正の異なる同じ倍率の対物レンズを2個以上使い分
けて使用するような場合には、対物レンズの表示部の情
報を読んで種類を判別する以外に方法がないため、表示
部が容易に見えないことは、操作上非常に不便である。
【0006】このような問題点を解決する手段として、
レボルバ側の雌ネジ部をレボルバ本体から分離して、雌
ネジ部品を回転させる方法が考えられている。この場合
には、雌ネジ部がレボルバから分離されたことによる寸
法誤差を補正するための調整機構を設けることになる。
【0007】特開平9−274140号公報は、このよ
うな考えに基づいた対物レンズレボルバを開示したもの
で、図8に示すように、対物レンズ100をねじ込む雌
ネジ部101を、レボルバ本体102と分離して構成さ
れた回転部材、ホルダなどを有する雌ネジ部品103側
に形成し、この雌ネジ部品103のレボルバ本体102
への固定と位置決め手段として、押圧バネと押圧部材か
らなるプランジャー104と芯出し部材105による調
整機構を有している。そして、このような構成におい
て、対物レンズ100を雌ネジ部品103に取り付けた
まま回転させるには、雌ネジ部品103をプランジャー
104側に押し付けて調整機構による雌ネジ部品103
の固定状態を緩めて対物レンズ100と雌ネジ部品10
3を一体的に回転させるようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
構成によると、レボルバ本体102を回転して対物レン
ズ100を切換えるに当たり、対物レンズ100の部分
を持って、ひねったりすると、プランジャー104がレ
ボルバ本体102側に押込まれて雌ネジ部品103とと
もに対物レンズ100がレボルバ本体102から外れて
しまうという問題を生じる。
【0009】このことは、特に、倒立顕微鏡において
は、レボルバが顕微鏡本体とステージの間に内包される
構成になっていて、レボルバを回転させる際には、手が
届き易い対物レンズを把持して回転させる場合が多いた
め、対物レンズに大きな力が加わりレボルバ本体から対
物レンズが外れてしまうおそれが多々発生する。
【0010】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、対物レンズを強固に固定しつつ、対物レンズを簡単
に回転させることができる対物レンズレボルバを提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
内側面に雌アリが一体に形成された対物取付け穴部を有
するレボルバ本体と、前記対物取付け穴部に着脱可能に
設けられ、且つ内周面にネジ部を形成した環状の対物レ
ンズ固定枠と、前記対物取付け穴部に対する前記対物レ
ンズ固定枠の固定または回転状態を選択的に可能にした
第1の締付け手段と、前記対物取付け穴部に前記対物レ
ンズ固定枠を装着した状態で、該対物レンズ固定枠のネ
ジ部にねじ込み固定されるネジ付対物レンズと、雄アリ
を有し且つ前記対物取付け穴部に前記前記対物レンズ固
定枠が設けられない状態で、前記雄アリが前記対物取付
け穴部の雌アリに係合され固定されるアリ付対物レンズ
と、前記対物取付け穴部に対する前記アリ付対物レンズ
の固定または回転状態を選択的に可能にした第2の締付
け手段とを具備したことを特徴としている。
【0012】請求項2記載の発明は、段付き開口を有す
る複数の対物取付け穴部を設けたレボルバ本体と、前記
対物取付け穴部の段付き部に載置され、且つ外周面にテ
ーパ面、内周面にネジ部を有する環状の対物レンズ固定
枠と、前記対物レンズ固定枠のネジ部にねじ込み固定さ
れるネジ付対物レンズと、前記レボルバ本体に設けら
れ、前記対物レンズ固定枠のテーパ面に当接するととも
に、そのねじ込み量に応じて前記対物レンズ固定枠の前
記対物取付け穴部への固定または回転状態を選択可能と
する複数のネジと、前記対物取付け穴部の内側面に一体
に形成された雌アリと、前記対物取付け穴部の前記雌ア
リに係合される雄アリを有するアリ付き対物レンズと、
前記レボルバ本体に設けられ、前記アリ付対物レンズの
雄アリに当接するとともに、そのねじ込み量に応じて前
記アリ付対物レンズの前記対物取付け穴部への固定また
は回転状態を選択可能とする固定ネジとを具備したこと
を特徴としている。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の発明において、前記アリ付対物レンズは、胴体外
周部にレンズ情報が付された表示部を有し、前記レボル
バ本体に、異なるレンズ情報が付された表示部を有する
アリ付対物レンズを複数個装着可能としたことを特徴と
している。
【0014】この結果、本発明によれば、ネジ付対物レ
ンズとアリ付対物レンズのいずれの場合も、レボルバ本
体の対物取付け穴部に強固に固定でき、また、観察光路
上に位置させた状態で簡単に回転させることができる。
【0015】また、複数のアリ付対物レンズをレボルバ
本体に取付ける際に、それぞれのレンズ特性の情報を付
した表示部をレボルバ本体の外側から見える方向に向け
て固定できるので、同じ倍率のものを2個以上使い分け
て使用するような場合でも、これらの情報を表示部から
簡単に確認することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従い説明する。
【0017】図1乃至図5は、本発明が適用される顕微
鏡の対物レンズレボルバの概略構成を示すもので、図1
は、レボルバの全体図、図2、図3は、ネジ付対物レン
ズを取り付けた場合で、図2は、図1の一部を拡大し、
且つ図3のX−X断面から見た断面図、図3は、図2の
Y−Y断面から見た断面図で、図4、図5は、アリ付対
物レンズを取り付けた場合で、図4は、図1の一部を拡
大し、且つ図5のX−X断面から見た断面図、図5は、
図4のY−Y断面から見た断面図である。
【0018】図において、1は円盤状のレボルバ本体
で、このレボルバ本体1は、図示しない支持部材により
回転可能に支持されている。このレボルバ本体1は、そ
の円周方向に沿って、本発明が適用される3個の対物取
付け穴部1aと、直接ネジ付き対物レンズ(図示せず)を
取り付けるためのネジ部を有する3個の対物取付け穴部
1a’が形成されている。
【0019】この場合、対物取付け穴部1a’について
は、従来から周知の構成なので、ここでの説明は省略す
る。
【0020】対物取付け穴部1aは、図3に示すように
開口内部に段部1bを有し、段付き開口部に構成されて
いる。また、対物取付け穴部1aの内側面には、円周方
向に沿って120°離れた位置に、開口中心方向に向け
て突出した2個の雌アリ1cを一体に形成している。こ
れら雌アリ1cは、図5に示すように先端面をテーパ面
1dに形成されている。
【0021】対物取付け穴部1aの内周面には、円周方
向に沿って等間隔で、第1の締付け手段としての複数
(図示例では120°間隔で3個)のネジ2a、2b、2
cが設けられている。これらネジ2a、2b、2cは、
そのねじ込み量を調整し、対物取付け穴部1aの開口中
心方向の突出量を調整することで、後述する対物レンズ
固定枠4(ネジ付対物レンズ3)の芯出し固定を行うよ
うになっている。
【0022】また、対物取付け穴部1aの内周面の円周
方向で2個所の雌アリ1cとそれぞれ120°離れた位
置に第2の締付け手段としての固定ネジ5が設けられて
いる。この固定ネジ5をねじ込むことで、雌アリ1cを
利用して後述するアリ付対物レンズ6を対物取付け穴部
1aの中心に固定するようになっている。
【0023】このように構成したレボルバ本体1の対物
取付け穴部1aにネジ付対物レンズ3を固定するには、
図3に示すように対物取付け穴部1a内に対物レンズ固
定枠4を取り付ける。この場合、対物レンズ固定枠4
は、図2、図3に示すように環状をなすもので、外周面
にテーパ面4aを有するとともに、内周面に雌ネジ4b
が形成されている。また、対物レンズ固定枠4のテーパ
面4aを有する外周面には、対物取付け穴部1aの内側
面に突設された雌アリ1cを回避するための切欠き部4
cが設けられている。
【0024】そして、このような対物レンズ固定枠4
を、対物取付け穴部1a内の段部1b上に載置し、テー
パ面4aにレボルバ本体1に設けられたネジ2a、2
b、2c先端を当接させ、これらネジ2a、2b、2c
により押圧することで、対物取付け穴部1a内に固定す
る。この場合、各ネジ2a、2b、2cのねじ込み量を
調整して、対物レンズ固定枠4の雌ネジ4bの中心が観
察光軸Oと一致するように微調整されている。また、調
整後は、3個のネジ2a、2b、2cのうち、2個は、
動かないように接着剤等で固められ、残り1個のみを調
整できるようにしている。図示例では、ネジ2a、2b
が固定され、ネジ2cが調整可能になっている。
【0025】その後、対物取付け穴部1aに固定された
対物レンズ固定枠4の雌ネジ4bにネジ付対物レンズ3
の雄ネジ3aをねじ込んで固定し、ネジ付対物レンズ3
をレボルバ本体1の対物取付け穴部1aに保持する。
【0026】このようにすれば、対物レンズ固定枠4の
雌ネジ4bにネジ付対物レンズ3の雌ネジ3aをねじ込
むだけで、レボルバ本体1の対物取付け穴部1aに強固
に固定することができる。この場合、ネジ2a、2b、
2cにより、対物レンズ固定枠4の雌ネジ4bの中心が
観察光軸Oと一致するように調整されているので、ネジ
付対物レンズ3を精度よく観察光軸O上に位置させるこ
とができる。
【0027】次に、レボルバ本体1の対物取付け穴部1
aにアリ付対物レンズ6を固定するには、まず、対物取
付け穴部1aに保持されているネジ付対物レンズ3を取
り外す。この場合、調整可能になっているネジ2cのね
じ込みを大きく後退させ、対物取付け穴部1aへの対物
レンズ固定枠4の固定を解除し、この状態から、ネジ付
対物レンズ3を対物レンズ固定枠4と一緒に対物取付け
穴部1aより取り外しする。
【0028】そして、対物取付け穴部1a内にアリ付対
物レンズ6を挿入する。このアリ付対物レンズ6は、図
5に示すように対物取付け穴部1aの内側面に形成され
る雌アリ1cに係合される雄アリ6aを有し、また、後
側焦点位置近傍には、観察光軸Oから見て非対称範囲の
透過率を低くする瞳変調素子7が設けられている。
【0029】このようなアリ付対物レンズ6を、対物取
付け穴部1a内の段部1b上に載置し、この状態で、雄
アリ6aを対物取付け穴部1a側の雌アリ1cのテーパ
面1dに当接させて位置決めをする。そして、固定ネジ
5先端をアリ付対物レンズ6の雄アリ6a面に当接さ
せ、固定ネジ5により押圧することで、アリ付対物レン
ズ6を対物取付け穴部1aに固定する。
【0030】このようにすれば、アリ付対物レンズ6を
対物取付け穴部1aに挿入して雄アリ6aを雌アリ1c
のテーパ面1dに当接させ、固定ネジ5のねじ込み量を
調整して雄アリ6a面を押圧することで、レボルバ本体
1の対物取付け穴部1aに強固に固定することができ
る。この場合、雌アリ1cのテーパ面1dは、対物取付
け穴部1aと一体的に構成され、また、雄アリ6aは、
アリ付対物レンズ6と一体的に構成されており、各々の
精度を高くすることができるため、アリ付対物レンズ6
を精度よく観察光軸O上に位置させることができる。
【0031】また、調整可能になっている固定ネジ5の
ねじ込みを僅かに緩めると、アリ付対物レンズ6の雄ア
リ6aと対物取付け穴部1a側の雌アリ1cのテーパ面
1dとの固定状態が緩められ、対物取付け穴部1aに対
してアリ付対物レンズ6を自由に回転できるようになる
ので、アリ付対物レンズ6をを観察光路上に位置させた
状態でも簡単に回転させることができるとともに、瞳変
調素子7が所望の方向に来るように回転させることもで
きる。
【0032】なお、レボルバ本体1に保持されたアリ付
対物レンズ6をネジ付対物レンズ3に戻すには、固定ネ
ジ5を緩めて、アリ付対物レンズ6を対物取付け穴部1
aから取り外し、この後、対物レンズ固定枠4を対物取
付け穴部1aに挿入して、ネジ2cをねじ込んで固定
し、ネジ付対物レンズ3を雄ネジ3aを対物レンズ固定
枠4の雌ネジ4bにねじ込んで固定するようになる。
【0033】従って、このような第1の実施の形態によ
れば、ネジ付対物レンズ3とアリ付対物レンズ6のいず
れの場合も、対物取付け穴部1aに強固に固定できる。
また、アリ付対物レンズ6の場合、観察光路上に位置さ
せた状態でも簡単に回転させることができるので、観察
光路上で瞳変調素子7が所望の方向に来るように回転調
整してから固定することも可能になる。また、ネジ付対
物レンズ3とアリ付対物レンズ6の着脱は、ネジ2cま
たは固定ネジ5の操作のみでできるので、ネジ付対物レ
ンズ3とアリ付対物レンズ6の交換作業を繰り返し容易
に行うことが可能で、さらに、着脱作業をした後も精度
よく観察光軸O上に位置させることができる。
【0034】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2の
実施の形態を説明する。
【0035】図6および図7は、第2の実施の形態の概
略構成を示すもので、図6は、レボルバ全体図、図7
は、上述した図5と同様に図4のY−Y断面から見た断
面図である。なお、図6および図7は、上述した図1お
よび図5と同一部分には、同符号を付している。
【0036】この場合、図8に示すように、アリ付対物
レンズ6の胴体外周部には、レンズ特性などに関する情
報が刻印等で記載された表示部8が設けられている。こ
の場合、レンズ特性に関する情報としては、開口数、透
過率特性および収差補正などが付されている。
【0037】そして、このようなアリ付対物レンズ6を
レボルバ本体1の対物取付け穴部1aに固定する際に
は、上述したように、アリ付対物レンズ6の雄アリ6a
を対物取付け穴部1a側の雌アリ1cのテーパ面1dに
当接させて位置決めし、この状態で、表示部8がレボル
バ本体1の外側の所定方向を向くように回転させた後、
固定ネジ5をねじ込んで固定する。
【0038】この場合、図6に示すように、レボルバ本
体1には、アリ付対物レンズ6を装着可能な対物取付け
穴部1aが3個あって、それぞれの対物取付け穴部1a
に種類の異なるアリ付対物レンズ6が固定されるものと
すると、これら種類の異なるアリ付対物レンズ6は、そ
れぞれの表示部8がレボルバ本体1の外側から見える所
定方向に向けて固定されている。
【0039】従って、このような第2の実施の形態によ
れば、複数のアリ付対物レンズ6をレボルバ本体1に取
付ける際に、それぞれのレンズ特性の情報を付した表示
部8をレボルバ本体1の外側から見える方向に向けて固
定することができるので、開口数、透過率特性、収差補
正の異なる同じ倍率の対物レンズを2個以上使い分けて
使用するような場合でも、これらの情報を表示部8から
簡単に確認することができ、これにより効率のよい顕微
鏡操作を行うことができる。
【0040】なお、本発明は、上記実施の形態に限定さ
れるものでなく、実施段階では、その要旨を変更しない
範囲で種々変形することが可能である。
【0041】さらに、上記実施の形態には、種々の段階
の発明が含まれており、開示されている複数の構成要件
における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出でき
る。例えば、実施の形態に示されている全構成要件から
幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようと
する課題の欄で述べた課題を解決でき、発明の効果の欄
で述べられている効果が得られる場合には、この構成要
件が削除された構成が発明として抽出できる。
【0042】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、対物
レンズを強固にレボルバ本体に固定できるとともに、対
物レンズを観察光路上に配置した状態で簡単に回転させ
ることができる対物レンズレボルバを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の対物レンズレボル
バの全体図。
【図2】第1の実施の形態の要部を拡大して示す断面
図。
【図3】第1の実施の形態の要部を拡大して示す断面
図。
【図4】第1の実施の形態の要部を拡大して示す断面
図。
【図5】第1の実施の形態の要部を拡大して示す断面
図。
【図6】本発明の第2の実施の形態の対物レンズレボル
バの全体図。
【図7】第2の実施の形態の要部を拡大して示す断面
図。
【図8】従来の対物レンズレボルバの概略構成を示す
図。
【符号の説明】
1…レボルバ本体 1a…穴部 1b…段部 1c…雌アリ 1d…テーパ面 2a.2b、2c…ネジ 3…ネジ付対物レンズ 3a…雌ネジ 4…対物レンズ固定枠 4a…テーパ面 4b…雌ネジ 4c…切欠き部 5…固定ネジ 6…アリ付対物レンズ 6a…雄アリ 7…瞳変調素子 8…表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H044 HC01 2H052 AD33 AD37 2H087 KA09 LA01 NA00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内側面に雌アリが一体に形成された対物
    取付け穴部を有するレボルバ本体と、 前記対物取付け穴部に着脱可能に設けられ、且つ内周面
    にネジ部を形成した環状の対物レンズ固定枠と、 前記対物取付け穴部に対する前記対物レンズ固定枠の固
    定または回転状態を選択的に可能にした第1の締付け手
    段と、 前記対物取付け穴部に前記対物レンズ固定枠を装着した
    状態で、該対物レンズ固定枠のネジ部にねじ込み固定さ
    れるネジ付対物レンズと、 雄アリを有し、且つ前記対物取付け穴部に前記前記対物
    レンズ固定枠が設けられない状態で、前記雄アリが前記
    対物取付け穴部の雌アリに係合され固定されるアリ付対
    物レンズと、 前記対物取付け穴部に対する前記アリ付対物レンズの固
    定または回転状態を選択的に可能にした第2の締付け手
    段とを具備したことを特徴とする顕微鏡の対物レンズレ
    ボルバ。
  2. 【請求項2】 段付き開口を有する複数の対物取付け穴
    部を設けたレボルバ本体と、 前記対物取付け穴部の段付き部に載置され、且つ外周面
    にテーパ面、内周面にネジ部を有する環状の対物レンズ
    固定枠と、 前記対物レンズ固定枠のネジ部にねじ込み固定されるネ
    ジ付対物レンズと、 前記レボルバ本体に設けられ、前記対物レンズ固定枠の
    テーパ面に当接するとともに、そのねじ込み量に応じて
    前記対物レンズ固定枠の前記対物取付け穴部への固定ま
    たは回転状態を選択可能とする複数のネジと、 前記対物取付け穴部の内側面に一体に形成された雌アリ
    と、 前記対物取付け穴部の前記雌アリに係合される雄アリを
    有するアリ付対物レンズと、 前記レボルバ本体に設けられ、前記アリ付対物レンズの
    雄アリに当接するとともに、そのねじ込み量に応じて前
    記アリ付対物レンズの前記対物取付け穴部への固定また
    は回転状態を選択可能とする固定ネジとを具備したこと
    を特徴とする顕微鏡の対物レンズレボルバ。
  3. 【請求項3】 前記アリ付対物レンズは、胴体外周部に
    レンズ情報が付された表示部を有し、前記レボルバ本体
    に、異なるレンズ情報が付された表示部を有するアリ付
    対物レンズを複数個装着可能としたことを特徴とする請
    求項1または2記載の顕微鏡の対物レンズレボルバ。
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Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5878110A (ja) * 1981-11-04 1983-05-11 Olympus Optical Co Ltd 光学機械の対物レンズ判別装置
JPS58132210A (ja) * 1982-01-27 1983-08-06 カ−ル・ツアイス−スチフツング 顕微鏡に対物レンズを交換可能に固定するマウント
JPH01111215A (ja) * 1987-10-24 1989-04-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 交流実効値電圧制御装置
JPH09274140A (ja) * 1996-04-09 1997-10-21 Nikon Corp 微分干渉顕微鏡
JPH11287956A (ja) * 1998-02-03 1999-10-19 Olympus Optical Co Ltd 顕微鏡に設けられる観察用鏡筒

Patent Citations (5)

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