JP2002365108A - 超音波流量計 - Google Patents

超音波流量計

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JP2002365108A JP2001175736A JP2001175736A JP2002365108A JP 2002365108 A JP2002365108 A JP 2002365108A JP 2001175736 A JP2001175736 A JP 2001175736A JP 2001175736 A JP2001175736 A JP 2001175736A JP 2002365108 A JP2002365108 A JP 2002365108A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送波器を駆動するための、昇圧回路の動作に
よるノイズが受信波に乗って、受信波のゼロクロスポイ
ント検知が不確実になるのを防ぐ。 【解決手段】 受信波を検知する直前に昇圧回路の動作
を止める。受信波を検知したら昇圧回路の動作を再開す
る。電池電圧を昇圧した電圧は逆流防止ダイオードを介
してコンデンサに充電する。コンデンサに蓄えた電荷で
送波器を駆動する。受信と同時に次の送信を行い、同一
方向の送受信を繰り返す場合、図のように、1回目の到
達時間t1から一定時間αだけ減じたt1−αを演算
し、2回目の送信からt1−α後に昇圧回路の動作を停
止する。2回目の受信とともに昇圧動作を再開し、3回
目の送信を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は超音波流量計に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図5に示すように、流体中に距離Lを離
して流管3の上流と下流に配置した1組の超音波送受波
器の一方の送受波器1から他方の送受波器2へ超音波を
送信したときの順方向伝播時間と、送受波器2から送受
波器1へ超音波を送信したときの逆方向伝播時間とから
流体の流速Vを求め、流量を演算している。
【0003】上述の測定原理において、超音波が受信側
の送受波器に到達する時期、つまり到達時点を特定する
受信検知の方法として、特定波のゼロクロス点を検知す
るようにしたものがある。図6は発信のタイミングを示
す発信駆動信号と受信波を示している。実際の受信波は
非常に小さく、先ず増幅される。同図の受信波は増幅後
の波形を示している。
【0004】aが到達時点で、徐々に振幅が大きくな
る。その後最大振幅となり徐々に小さくなる。ところが
到達時点aはノイズに隠れて検知できない。そこで、次
のような方法が行われている。
【0005】ノイズより十分大きな基準電圧レベルとし
てのしきい値VTHを決め、このレベルに最初に達した
波、例えば同図の第3波がb点でしきい値に達した後ゼ
ロレベルを通るゼロクロスポイントcを検知して受信検
知とする方法である。
【0006】しきい値VTHは常に何番目かのある特定の
波(例えば第3波)のゼロクロスポイントを検知するよ
うに定めてあり、実際の伝播時間tは、a点からc点ま
での時間τを予め求めて記憶しておき、測定した時間t
+τに相当する値から時間τを減算することにより求め
ている。
【0007】送信から受信までの順方向伝播時間や逆方
向伝播時間を求めるのに、単純に測定した到達時間t+
τから時間τを減ずるのではなく、伝播時間計測の精度
を向上するために、受信すると同時に次の送信を同じ方
向に行うことを複数回(n−1回)繰り返すことによ
り、一方向、例えば順方向の送受信をn回連続して繰り
返して、最初(第1回目)の順方向送信から最後(第n
回目)の受信までの時間、つまり到達時間のn倍をまと
めて測定し、次に他方向、例えば逆方向への送受信を同
様にしてn回連続して繰り返して、最初の逆方向送信か
ら最後の受信までの時間、つまり到達時間のn倍をまと
めて測定し、これらの各方向の複数回の送受信で得た測
定値からnτを減じ、各方向の伝播時間を計算して流速
更に流量を求める超音波流量計も公知である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、実際の受信
波は図5に示すような綺麗な波形ではなくて、常にノイ
ズが乗っている。従って、確実に受信波を検知して到達
時間を精度良く計測するには、S/Nを上げるべく、送
信側の超音波送受波器を駆動する電圧を大きくして、ノ
イズに比べて十分に大きな受信波が得られるようにする
とよい。
【0009】そのため、電池電源を用いる超音波流量計
では、電池電圧を昇圧回路で昇圧して送信側の送受波器
を駆動することが行われている。ところが、昇圧回路の
動作に伴うノイズが受信信号に重畳されて正確な測定の
妨げになり、電池駆動の高精度の超音波流量計を実現す
る際の障害となっていた。
【0010】そこで本発明は前記障害を解消できる超音
波流量計を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、送信側としても受信側としても
働く超音波送受波器を少なくとも1対設け、流体の流れ
の中を上流から下流の順方向及び下流から上流の逆方向
に超音波の送受信を行い、その各方向の到達時間より流
速さらに流量を求める超音波流量計で、かつ、各方向毎
に先ず一方の送受波器を送信側として送信し、他方の受
信側送受波器の信号を入力とする受信波検知部が受信波
を検知すると再び送信側送受波器を駆動して送信し、こ
れを複数回繰り返すように構成し、各方向毎に第1回目
の送信から複数回目の受信までの時間、つまり到達時間
の複数倍をまとめて測定し、その結果から到達時間を求
める超音波流量計において、送信側の超音波送受波器の
駆動に用いる電源部として、該電源部とは別の低電圧電
源を昇圧してコンデンサに蓄えた電荷を使用する電源部
を有し、少なくとも受信波検知部が受信波を検知する時
期を含む期間の間、前記電源部の昇圧動作を停止するこ
とを特徴とする超音波流量計である。
【0012】請求項2の発明は、送信側としても受信側
としても働く超音波送受波器を少なくとも1対設け、流
体の流れの中を上流から下流の順方向及び下流から上流
の逆方向に超音波の送受信を行い、その各方向の到達時
間より流速さらに流量を求める超音波流量計で、かつ、
各方向毎に先ず一方の送受波器を送信側として送信し、
他方の受信側送受波器の信号を入力とする受信波検知部
が受信波を検知すると再び送信側送受波器を駆動して送
信し、これを複数回繰り返すように構成し、各方向毎に
第1回目の送信から複数回目の受信までの時間、つまり
到達時間の複数倍をまとめて測定し、その結果から到達
時間を求める超音波流量計において、送信側の超音波送
受波器の駆動に用いる電源部は、該電源部とは別の低電
圧電源を昇圧してコンデンサに蓄えた電荷を使用するも
のであって、送信から、超音波の到達時間より短い一定
時間後に昇圧動作を停止し、受信波を検知すると再び昇
圧動作を開始するようにした超音波流量計である。
【0013】請求項3の発明は、送信側としても受信側
としても働く超音波送受波器を少なくとも1対設け、流
体の流れの中を上流から下流の順方向及び下流から上流
の逆方向に超音波の送受信を行い、その各方向の到達時
間より流速さらに流量を求める超音波流量計で、かつ、
各方向毎に先ず一方の送受波器を送信側として送信し、
他方の受信側送受波器の信号を入力とする受信波検知部
が受信波を検知すると再び送信側送受波器を駆動して送
信し、これを複数回繰り返すように構成し、各方向毎に
第1回目の送信から複数回目の受信までの時間、つまり
到達時間の複数倍をまとめて測定し、その結果から到達
時間を求める超音波流量計において、送信側の超音波送
受波器の駆動に用いる電源部は、該電源部とは別の低電
圧電源を昇圧してコンデンサに蓄えた電荷を使用するも
のであって、先ず第1回目の送信から、超音波の到達時
間より短い一定時間後に昇圧動作を停止し、第1回目の
受信波を検知すると再び昇圧動作を開始するようにし、
第2回目以降は、前回の到達時間から一定時間を減じた
時間がその回の送信から経過した時に昇圧動作を停止
し、受信波を検知すると再び昇圧動作を開始するように
した超音波流量計である。
【0014】
【発明の実施の形態】次に本発明の好ましい実施の形態
を図面の実施例に従って説明する。
【0015】〔実施例1〕図1は実施例1の全体のブロ
ック図で、請求項1と2の発明に対応する。送波器駆動
部については後述する別の図で詳記する。送受波器1,
2は超音波振動子で送信にも受信にも使用できる。両送
受波器は流体中を流れと同じ順方向と、流れと逆の逆方
向への超音波の送受信を行う。受信波検知部4は受信側
の送受波器、例えば2が接続され、受信波を検知すると
受信波検知信号を出力する。送波器駆動部5はコントロ
ール部6からの第1送信指令信号を受けると送信側の送
受波器、例えば1を先ず駆動し、その後は受信波検知部
4から受信波検知信号を受ける都度に駆動する。但し、
第1のカウンタ7から第n受信波検知信号を受けるとそ
れ以後は新たに第1送信指令信号を受けるまでは駆動を
停止する。
【0016】第1のカウンタ7は、受信波検知部4から
の受信波検知信号をカウントしてn番目の受信波検知信
号を出力する。このカウンタ7はコントロール部6から
の第1送信指令信号でリセットされるようになってい
る。第2のカウンタ8は第1送信指令信号から第n受信
波検知信号までの時間、即ち各方向についての、第1回
目の送信から第n回目の受信までの時間を測定する。測
定した時間(カウント値)はコントロール部6が読み取
る。この実施例では、第1送信指令信号でカウンタ8の
カウント値がクリアされ、カウントを開始するように構
成されている。コントロール部6は一定時間間隔で送受
切替信号を反転させることにより、2つの送受波器の役
割の切り替えを行い、超音波の送信方向を切り替える。
各切り替え後、毎回、切り替えによるノイズ等が収まる
時間をおいて、第1送信指令信号を出力する。そして、
第n受信波検知信号が入力されると、カウンタ8の測定
値(カウント値)を読み取り、直前に行った反対方向で
の測定値(カウント値)とを用いて、その間の流速・流
量を演算する。9は電源電池である。
【0017】電池9の電圧を昇圧する昇圧回路と、昇圧
した電圧を蓄えるコンデンサと、昇圧回路とコンデンサ
の間に接続した逆流防止ダイオードを有する送波器駆動
用電源部は、送波器駆動部5に内蔵されている。コント
ロール部6は第1送信指令信号を出力する一定時間前に
昇圧ON信号を出力するとともに、測定が終了すると昇
圧OFF信号を出力する。
【0018】図2は図1の送波器駆動部の一部を示す電
気回路で、前記電池9の低電圧は、昇圧回路部10のI
N入力端子へ入力されて昇圧され、逆流防止ダイオード
11を介してコンデンサ12に充電されて蓄えられる。
前記送波器駆動部5は、このコンデンサ12に蓄えられ
ている高電圧を用いて送信側の送受波器を駆動する。昇
圧回路部10は、そのON入力端子へRSFF13のQ出力
が入力されていて、この信号が"High"なら昇圧機能が動
作し、"Low"なら昇圧動作が停止するように構成されて
いる。
【0019】RSFF13のS入力には、コントロール部6
からの昇圧ON信号と受信波検知部4からの受信波検知
信号とのORが入力されており、R入力にはコントロー
ル部6からの昇圧OFF信号と遅延回路14の出力であ
る遅延信号とのORが入力されている。この遅延信号
は、受信波検知部4からの受信波検知信号とコントロー
ル部6からの第1送信指令信号とのORを遅延回路14
で一定時間遅延させて出力した信号である。
【0020】通常、測定が行われていないときは、測定
終了後の前記昇圧OFF信号によりRSFF13はリセット
され、Q出力は"Low"となり、昇圧回路部10の昇圧動
作は停止している。測定を行うときは、先ず昇圧ON信
号によってRSFF13がセットされてQ出力が"High"とな
り、昇圧動作が開始する。そして、決められた時間後、
第1送信指令信号が入力されることになる。この第1送
信指令信号は遅延回路14により一定時間遅延され、O
R回路を介してRSFF13のR入力に入力されてRSFF13
をリセットする。するとQ出力は"Low"となり昇圧動作
が停止する。そして、受信波が検知されて受信波検知信
号が入力されると、RSFF13は再びセットされて昇圧動
作が始まる。このときの受信波検知信号は遅延回路14
で一定時間遅延されてRSFF13のR入力となり、昇圧動
作は停止する。以後、この動作が繰り返される。
【0021】最後のn回目の受信後はコントロール部6
からの昇圧OFF信号によって昇圧動作は停止する。な
お、前記一定時間は、考えられる最短の超音波到達時間
より少し短く設定されていて、こうすることで、受信波
検知の少し前に昇圧動作が停止されるため、昇圧動作に
よるノイズの悪影響を受けることなく、受信波の到達ポ
イント、例えば特定のゼロクロスポイントを精度良く確
実に検知できる。
【0022】〔実施例2〕この実施例は、請求項1と3
に対応するもので、前記実施例1における図2の遅延回
路14とその前段のORゲートとからなる破線で囲んだ
部分15を図3のように構成することで実現している。
【0023】カウンタ16はクロック発信器を内蔵して
いて、毎回の到達時間を測定する。コントロール部6か
らの第1送信指令信号と受信波検知部4からの受信波検
知信号とを入力するORゲートの出力でリセットされ、
そのリセットの瞬間から時間測定が開始される。受信波
検知信号は記憶回路18のラッチ信号にもなっていて、
カウンタ16がリセットされる前にその値(到達時間)
を記憶回路18に記憶する。
【0024】記憶された到達時間は減算器19に入力さ
れ、予め設定されている値(時間)αが減算され、比較
回路20のB入力に入力される。B入力と比較されるA
入力にはカウンタ16の出力である到達時間の測定値が
入力されている。これらの2つの値AとBが一致すると
出力される一致信号が、スイッチSWのB端子に入力さ
れている。スイッチSWは信号選択スイッチで、A入力
があったときはA端子側、即ち遅延回路14Aの出力
を、B入力があったときはB端子側、即ち比較回路20
の一致信号出力を選択する。つまり、最初の1回だけが
A側で、それ以降はB側となる。
【0025】一方向における送受信を複数(n)回連続
して繰り返す場合、1回の送受信の到達時間tは極めて
短い時間である。従って、隣接する送受信時の到達時間
同士の差は殆ど無いと考えられる。
【0026】そこで、この実施例2では、図4に示すよ
うに第1回目の送信から受信までの時間がt1であった
場合、第2回目の受信波を受信する時点は、第1回目の
受信と共に行われる第2回目の送信後、およそt1経っ
たところである。第3回目の送受信についても同様で、
第2回目の送受信の到達時間t2を用いて第3回目の受
信時点を予想できる。以後同じようにできる。
【0027】1回目は実施例1と同じであるが、2回目
以後は、前回の到達時間から一定時間αを減じた時間だ
けその回の送信から経過した時点で昇圧動作を停止する
ようにし、受信波を検知したら昇圧動作を再開するよう
にすれば、昇圧動作を停止する時間を最小限に抑えるこ
とができ、従って受信検知と同時に行う送信に要する電
力をまかなうためのコンデンサの電圧を十分昇圧しきっ
た高い電圧にでき、送信電圧の変動に起因する誤差を最
小にできる。
【0028】
【発明の効果】本発明の超音波流量計は上述のように構
成されているので、受信波を検知するときは昇圧動作が
停止しており、受信波にノイズが乗ることを防止でき
る。従って、正確に精度良くゼロクロスポイントを検知
でき、電池駆動の超音波流量計の実現に役立つ。
【0029】また、受信直前まで昇圧回路を動作させる
ことができるため、受信とともに行う送信に使うコンデ
ンサの電圧を十分昇圧しきった電圧とすることが可能
で、送信電圧の変動に起因する誤差要因を最小にでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のブロック図。
【図2】本発明の実施例の電気回路図の一部。
【図3】本発明の実施例の電気回路図の一部。
【図4】本発明の実施例の動作を説明するタイミング
図。
【図5】超音波流量計の原理を説明する図。
【図6】超音波流量計の受信波検知を説明する信号波形
図。
【符号の説明】
1,2 超音波送受波器 4 受信波検知部 5 送波器駆動部 9 電池 10 昇圧回路部 11 逆流防止ダイオード 12 コンデンサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信側としても受信側としても働く超音
    波送受波器を少なくとも1対設け、流体の流れの中を上
    流から下流の順方向及び下流から上流の逆方向に超音波
    の送受信を行い、その各方向の到達時間より流速さらに
    流量を求める超音波流量計で、かつ、各方向毎に先ず一
    方の送受波器を送信側として送信し、他方の受信側送受
    波器の信号を入力とする受信波検知部が受信波を検知す
    ると再び送信側送受波器を駆動して送信し、これを複数
    回繰り返すように構成し、各方向毎に第1回目の送信か
    ら複数回目の受信までの時間、つまり到達時間の複数倍
    をまとめて測定し、その結果から到達時間を求める超音
    波流量計において、 送信側の超音波送受波器の駆動に用いる電源部として、
    該電源部とは別の低電圧電源を昇圧してコンデンサに蓄
    えた電荷を使用する電源部を有し、 少なくとも受信波検知部が受信波を検知する時期を含む
    期間の間、前記電源部の昇圧動作を停止することを特徴
    とする超音波流量計。
  2. 【請求項2】 送信側としても受信側としても働く超音
    波送受波器を少なくとも1対設け、流体の流れの中を上
    流から下流の順方向及び下流から上流の逆方向に超音波
    の送受信を行い、その各方向の到達時間より流速さらに
    流量を求める超音波流量計で、かつ、各方向毎に先ず一
    方の送受波器を送信側として送信し、他方の受信側送受
    波器の信号を入力とする受信波検知部が受信波を検知す
    ると再び送信側送受波器を駆動して送信し、これを複数
    回繰り返すように構成し、各方向毎に第1回目の送信か
    ら複数回目の受信までの時間、つまり到達時間の複数倍
    をまとめて測定し、その結果から到達時間を求める超音
    波流量計において、 送信側の超音波送受波器の駆動に用いる電源部は、該電
    源部とは別の低電圧電源を昇圧してコンデンサに蓄えた
    電荷を使用するものであって、 送信から、超音波の到達時間より短い一定時間後に昇圧
    動作を停止し、受信波を検知すると再び昇圧動作を開始
    するようにした超音波流量計。
  3. 【請求項3】 送信側としても受信側としても働く超音
    波送受波器を少なくとも1対設け、流体の流れの中を上
    流から下流の順方向及び下流から上流の逆方向に超音波
    の送受信を行い、その各方向の到達時間より流速さらに
    流量を求める超音波流量計で、かつ、各方向毎に先ず一
    方の送受波器を送信側として送信し、他方の受信側送受
    波器の信号を入力とする受信波検知部が受信波を検知す
    ると再び送信側送受波器を駆動して送信し、これを複数
    回繰り返すように構成し、各方向毎に第1回目の送信か
    ら複数回目の受信までの時間、つまり到達時間の複数倍
    をまとめて測定し、その結果から到達時間を求める超音
    波流量計において、 送信側の超音波送受波器の駆動に用いる電源部は、該電
    源部とは別の低電圧電源を昇圧してコンデンサに蓄えた
    電荷を使用するものであって、 先ず第1回目の送信から、超音波の到達時間より短い一
    定時間後に昇圧動作を停止し、第1回目の受信波を検知
    すると再び昇圧動作を開始するようにし、 第2回目以降は、前回の到達時間から一定時間を減じた
    時間がその回の送信から経過した時に昇圧動作を停止
    し、受信波を検知すると再び昇圧動作を開始するように
    した超音波流量計。
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