JPH1151725A - 超音波流量計 - Google Patents

超音波流量計

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JPH1151725A
JPH1151725A JP9211511A JP21151197A JPH1151725A JP H1151725 A JPH1151725 A JP H1151725A JP 9211511 A JP9211511 A JP 9211511A JP 21151197 A JP21151197 A JP 21151197A JP H1151725 A JPH1151725 A JP H1151725A
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Yuji Nakabayashi
裕治 中林
Yukio Nagaoka
行夫 長岡
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低電力化を図る。 【解決手段】 第1の超音波振動子3と、第1の超音波
振動子を駆動する送信回路1と、被測定流体を伝搬した
超音波を受信する第2の超音波振動子4と、第2の超音
波振動子4の出力信号から受信判定し送信回路1へ出力
する受信回路2と、超音波の送信から受信そして帰還ま
での繰り返しの回数を計測するカウンタ7と、繰り返し
の回数が所定回数に達するまでの時間を計測するタイマ
8と、タイマ8の値から流量を求める演算部9と、超音
波が第1の超音波振動子3から第2の超音波振動子4に
達するまでの伝搬時間の長さに応じて繰り返しの回数を
低減する繰り返し制御部12を備えている。これによっ
て、伝搬時間が長くなることに対応してくり返し回数を
へらすことができ、このため精度を落とさずに低電力化
を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は超音波の伝搬によっ
て流量を測定する超音波流量計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の超音波流量計は、特開平9
−133560号公報に示すものが一般的であった。こ
の構成は、図13に示されているように、流体の中に配
置し超音波を送受信する1対の超音波振動子(超音波振
動子1、超音波振動子2)と、送信側の超音波振動子を
駆動する送信回路1と、被測定流体を伝搬した超音波を
受信する受信側の超音波振動子の出力信号から受信判定
し送信回路1に出力する受信回路2と、超音波振動子
3、4と送受信回路1、2の接続を送受切り替えること
によって送受の方向を切り替える切り替え器5と、切り
替え器5を制御し送受の方向を交互に切り替え測定開始
信号を送信回路3に出力する制御部6と、超音波の送信
から受信そして帰還までの繰り返しの回数を計測するカ
ウンタ7と、1回目の超音波の送信開始から繰り返しの
回数が所定回数に達するまでの時間を計測する第1のタ
イマ8と、第1のタイマ8の値から流量を求める演算部
9と、超音波の送信から伝搬時間より短い時間ON信号
を出力する第2のタイマ10と、第2のタイマ10のO
N出力によって受信回路5の電源をOFFする電力制御
部11とを備えていた。
【0003】動作を説明する。まず制御部6が切り替え
器5を制御し超音波を伝搬させる方向を決める。ここで
は超音波は超音波振動子1から超音波振動子2に伝搬さ
せる。その後制御部6は測定開始信号を送信回路3に出
力する。測定開始信号を受けた送信回路3は超音波振動
子1を駆動し、超音波振動子1は超音波を送信する。超
音波振動子2は被測定流体を伝搬してきた超音波を受信
し受信信号を受信回路4に出力する。受信回路4は受信
判定を行い超音波の受信を確認した場合送信回路3に出
力を行う。受信回路4の出力を受けた送信回路3は再度
超音波振動子1を駆動する。カウンタ7はこの超音波の
送信から受信の回数を数え、この回数がカウンタ7の設
定値(N回)に達した場合タイマ8を停止させる。タイ
マ8は測定開始からの時間を計測しており、この時のタ
イマ8の値t1は超音波の伝搬時間のN倍となる。次に
制御部6は超音波の伝搬させる方向を超音波振動子2か
ら超音波振動子1に切り替える。そして前回の測定と同
様な動作をさせt2を測定する。この値をもとに演算部
9は次の計算によって流量を求める。
【0004】超音波の伝搬距離をL、被測定流体の流れ
る断面積をS、被測定流体の静止時の音速をC、被測定
流体の流速をV、上流から下流方向への伝搬時間をt
1、カウンタ7の設定値とした場合の流量Qを求める計
算式を(式1)に示す。
【0005】 Q=SL[(1/t1/N)−(1/t2/N)]・・・・・(式1) 電力制御部11は1回目の超音波の送信、または超音波
を受信回路4による受信判定と同時にOFF信号を出力
し受信回路の電源をOFFする。第2のタイマ10は受
信回路の電源OFFと同時に動作し、超音波の送信から
超音波の伝搬時間より短い時間の後に電力制御部11に
ON信号を出力する。その信号によって電力制御部11
は受信回路5の電源をONする。この動作によって電力
消費を少なくしていた。
【0006】またこの構成では、超音波が終端へ到着す
ると同時に再度同経路に超音波を伝搬させるという動作
を行い、伝搬時間の測定分解能を上げていた。
【0007】また図13に示すように受信回路4と送信
回路3の間に、受信回路4の出力を受け所定の遅延時間
経過後に送信回路4へ出力する帰還回路9を設け、超音
波振動子間を反射した後受信側の超音波振動子で受信さ
れる反射波と、送信側の超音波振動子から送信され直接
受信側の超音波振動子で受信する直接波との受信タイミ
ングを外し測定誤差を小さくしているものもあった。
【0008】また超音振動子の送受信感度は流体、温
度、経年変化、設置状態等によって大きく変動し、この
変動の吸収を送信出力変更、受信回路の定数変更などに
よって行っているものもあった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
超音波流量計では受信回路の電源をON、OFFする時
に受信回路の動作が不安定になり誤動作を起こしやすい
ので、低電力での測定と動作の安定性との両方を実現す
ることが課題となっていた。
【0010】また帰還回路9の遅延時間が固定なので、
伝搬時間によっては反射波と直接波との受信タイミング
が重なり測定精度が落るので測定条件が限定されてい
た。そのため測定条件の拡大化という課題を有してい
た。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願発明の超音波流量計
においては、超音波を送信する第1の超音波振動子と、
前記第1の超音波振動子を駆動する送信回路と、被測定
流体を伝搬した超音波を受信する第2の超音波振動子
と、前記第2の超音波振動子の出力信号から受信判定す
る受信回路と、前記受信回路の出力を受け所定の遅延時
間経過後に前記送信回路へ出力する帰還回路と、前記超
音波の送信から受信そして帰還までの繰り返しの回数を
計測するカウンタと、前記繰り返しの回数が所定回数に
達するまでの時間を計測するタイマと、前記タイマの値
から流量を求める演算部と、前記超音波が前記第1の超
音波振動子から前記第2の超音波振動子に達するまでの
伝搬時間の長さに応じて前記繰り返しの回数を低減する
繰り返し制御部を備えたものである。
【0012】この発明によれば、くり返し制御部が、超
音波が被測定流体を伝搬する時間が長くなるに応じてく
り返し回数を低減するので、伝搬時間が長くなと繰り返
し回数が少なくなる。つまり、伝搬時間が長くなっても
測定時間が大幅に伸びることがなく、従来のものと比べ
て低電力化できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
(1)超音波を送信する第1の超音波振動子と、前記第
1の超音波振動子を駆動する送信回路と、被測定流体を
伝搬した超音波を受信する第2の超音波振動子と、前記
第2の超音波振動子の出力信号から受信判定する受信回
路と、前記受信回路の出力を受け所定の遅延時間経過後
に前記送信回路へ出力する帰還回路と、前記超音波の送
信から受信そして帰還までの繰り返しの回数を計測する
カウンタと、前記繰り返しの回数が所定回数に達するま
での時間を計測するタイマと、前記タイマの値から流量
を求める演算部と、前記超音波が前記第1の超音波振動
子から前記第2の超音波振動子に達するまでの伝搬時間
が長くなるに応じて前記繰り返しの回数を低減する繰り
返し制御部を備え、伝搬時間が長くなるに対応してくり
返し回数をへらす。このため精度を落とさずに繰り返し
回数が少なくなり、低電力化できる。
【0014】(2)超音波を送信する第1の超音波振動
子と、前記第1の超音波振動子を駆動する送信回路と、
被測定流体を伝搬した超音波を受信する第2の超音波振
動子と、前記第2の超音波振動子の出力信号から受信判
定する受信回路と、前記受信回路の出力を受け所定の遅
延時間経過後に前記送信回路へ出力する帰還回路と、前
記超音波の送信から受信そして帰還までの繰り返しの回
数を計測するカウンタと、前記繰り返しの回数が所定回
数に達するまでの時間を計測するタイマと、前記タイマ
の値から流量を求める演算部と、前記超音波が前記弟1
の超音波振動子から前記第2の超音波振動子に達するま
での伝搬時間に応じて前記遅延時間を制御する遅延制御
部を備え、伝搬時間によって遅延時間を変化させる。こ
のため大きく伝搬時間が変化した場合であっても、超音
振動子間を反射した後第2の超音波振動子で受信される
反射波と直接第1の超音波振動子から送信された超音波
を第2の超音波振動子で受信するタイミングとを外すこ
とができ、伝搬時間の短い流体から長い流体まで正確な
測定を行うことができる。また遅延時間を反射波と直接
波が重ならない最短の時間に設定可能であるため、測定
時間が短くなり低電力化できる。
【0015】(3)超音波を送信する第1の超音波振動
子と、前記第1の超音波振動子を駆動する送信回路と、
被測定流体を伝搬した超音波を受信する第2の超音波振
動子と、前記第2の超音波振動子の出力信号から受信判
定する受信回路と、前記受信回路の出力を受け所定の遅
延時間経過後に前記送信回路へ出力する帰還回路と、前
記超音波の送信から受信そして帰還までの繰り返しの回
数を計測するカウンタと、前記繰り返しの回数が所定回
数に達する時間を計測するタイマと、前記タイマの値か
ら流量を求める演算部と、超音波の伝搬時間より所定時
間短い時間と前記遅延時間とを含む間前記受信回路の電
力を低減させる電力制御部とを備え、遅延時間と、伝搬
時間より所定時間短い間との両方の時間受信回路の電力
を低減させる。このため低電力化できる。
【0016】(4)超音波を送信する第1の超音波振動
子と、前記第1の超音波振動子を駆動する送信回路と、
被測定流体を伝搬した超音波を受信する第2の超音波振
動子と、前記第2の超音波振動子の出力信号から受信判
定する受信回路と、前記受信回路の中にあり前記第2の
超音波振動子の出力信号を直接あるいは信号処理の後に
受け超音波の受信タイミングを検知するタイミング検知
回路と、前記タイミング検知回路の出力を受け所定の遅
延時間経過後に前記送信回路へ出力する帰還回路と、前
記超音波の送信から受信そして帰還までの繰り返しの回
数を計測するカウンタと、前記繰り返しの回数が所定回
数に達する時間を計測するタイマと、前記タイマの値か
ら流量を求める演算部と、前記タイミング検知回路入力
信号のピークを検知するピーク検知手段と、前記ピーク
検知手段の出力を受け前記タイミング検知回路入力信号
のピークを一定に保つ受信信号安定手段と、前記受信回
路の電力を低減する電力制御部とを備え、前記ピーク検
知手段がピークレベルを検知した後から前記第2の超音
波振動子に超音波が受信される一定時間前まで前記電力
制御手段が前記受信回路の電力を低減する。このためピ
ーク検知手段が超音波信号のピークレベルを正確に検知
し、受信信号のピークを一定の値とすることができる。
さらに受信波のピークを一定にたもつ動作を行った状態
で長い時間受信回路の電力を低減できるので、省電力化
できる。
【0017】(5)超音波を送信する第1の超音波振動
子と、前記第1の超音波振動子を駆動する送信回路と、
被測定流体を伝搬した超音波を受信する第2の超音波振
動子と、前記第2の超音波振動子の出力信号から受信判
定する受信回路と、前記受信回路の出力を受け所定の遅
延時間経過後に前記送信回路へ出力する帰還回路と、前
記超音波の送信から受信そして帰還までの回数を計測す
るカウンタと、前記繰り返しの回数が所定回数に達する
時間を計測するタイマと、前記タイマの値から流量を求
める演算部と、少なくとも超音波の伝搬開始から伝搬時
間より所定の時間短い間前記受信回路の電力を抑制する
電力制御部とを備え、測定初期は前記電力を抑制を解除
するタイミングを早くする。このため受信回路の電源投
入時あるいは電力抑制動作から定常動作への変更時に、
受信回路の動作が安定となるまでの時間が長い測定初期
は早期に電力抑制を解除し、受信回路の動作が安定とな
るまでの時間が短い測定後期には電力抑制の時間を長く
する。この制御によって、必要以上の時間受信回路を電
力の大きい定常動作させる必要がないので、省電力化で
きる。
【0018】(6)超音波を送信する第1の超音波振動
子と、前記第1の超音波振動子を駆動する送信回路と、
被測定流体を伝搬した超音波を受信する第2の超音波振
動子と、前記第2の超音波振動子の出力信号から受信判
定する受信回路と、前記受信回路の出力を受け所定の遅
延時間経過後に前記送信回路へ出力する帰還回路と、前
記超音波の送信から受信そして帰還までの繰り返しの回
数を測定するカウンタと、前記超音波受信回路の電力を
制御する電力制御部と、前記繰り返し回数が2回目以降
の設定した値から終了設定した値までの時間を計測する
タイマと、前記タイマの値から流量を求める演算部とを
備え、安定した状態からタイマ計測を開始する。このた
め測定初期に発生しやすい電源投入あるいは低電力動作
から定常動作への変化によって起こる測定誤差を排除す
るので、安定な測定ができる。
【0019】(7)超音波を送信する第1の超音波振動
子と、前記第1の超音波振動子を駆動する送信回路と、
被測定流体を伝搬した超音波を受信する第2の超音波振
動子と、前記第2の超音波振動子の出力信号から受信判
定する受信回路と、超音波が被測定流体を伝搬するのに
要した伝搬時間から流量を求める演算部と、前記被測定
流体の温度を検知する温度検知部と、前記温度検知部の
出力に応じて受信回路の電力を制御する電力制御部とを
備え、温度変化による超音波伝搬時間の変化に応じ、受
信回路が超音波を受信するタイミングにあわせて安定に
動作するよう受信回路の電力を調節する。このため受信
回路の電力を長時間低電力に設定でき省電力化できる。
また超音波の伝搬時間を求める手段を設ける必要がなく
回路構成を簡略化できる。
【0020】(8)超音波を送信する第1の超音波振動
子と、前記第1の超音波振動子を駆動する送信回路と、
被測定流体を伝搬した超音波を受信する第2の超音波振
動子と、前記第2の超音波振動子の出力信号から受信判
定する受信回路と、超音波が被測定流体を伝搬するのに
要した伝搬時間から流量を求める演算部と、前記被測定
流体の種類を判定する流体判別手段と、前記流体判別手
段の出力に応じて前記受信回路の電力を制御する電力制
御部とを備え、流体の種類による超音波伝搬時間の変化
に応じ、受信回路が超音波を受信するタイミングにあわ
せて安定に動作するよう受信回路の電力を調節する。こ
のため受信回路の電力を長時間低電力に設定でき省電力
化できる。また超音波の伝搬時間を求める手段を設ける
必要がなく回路構成を簡略化できる。
【0021】(9)超音波を送信する第1の超音波振動
子と、前記第1の超音波振動子を駆動する送信回路と、
被測定流体を伝搬した超音波を受信する第2の超音波振
動子と、前記第2の超音波振動子の出力信号から受信判
定する受信回路と、超音波が被測定流体を伝搬するのに
要した伝搬時間から流量を求める演算部と、超音波の伝
搬時間に応じて前記超音波受信回路の出力を無効にする
タイミングを制御する出力無効回路を備え、超音波を第
2の超音波振動子が超音波を受信するタイミングだけ、
前記超音波受信回路の出力を有効にする。このため流体
の変化や流体の温度変化によって超音波の伝搬時間が変
化した場合であっても、超音波を受信するタイミング以
外の雑音による誤動作を防止し、測定回数を減らすこと
ができ、省電力化できる。特に受信回路の電力を増減さ
せる構成において、電力を変更時に発生する回路の誤動
作で発生する雑音による誤動作を防止できる。
【0022】(10)受信回路が安定動作か非安定動作
かを判定する回路安定判断手段を備え、前記受信安定判
断手段によって安定動作と判定した後に流量測定を開始
する。このため受信回路の安定動作のため必要以上の時
間を待つ必要がなく、省電力化できる。
【0023】(11)受信回路安定判断手段は、被測定
流体の上流方向と下流方向への超音波伝搬時間を測定
し、両測定値を前回の値と比較し、超音波の伝搬時間の
測定結果から受信回路の安定動作を判定する。このため
流量測定と同じ測定回路を使用し安定判断ができ、確実
に簡単な構成で受信回路安定判断手段を実現できる。ま
た上流方向と下流方向の測定結果から安定判断を行うの
で、流体が流れていても判断することができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。なお同一符号のものは同一の動作を行うもの
とし重複した説明は行わないものとする。
【0025】(実施例1)図1は本発明の実施例1の超
音波流量計のブロック図である。また図2は伝搬時間に
対する繰り返し回数の設定値を示す図である。
【0026】送信側の超音波周波数の信号を出力する送
信回路1と、被測定流体を伝搬した超音波信号を受信し
電気信号に変換した信号から受信判定し送信回路1に出
力する受信回路2と、超音波の送受信を行う超音波振動
子3、4と送受信回路1、2の接続を送受切り替えるこ
とによって送受の方向を切り替える切り替え器5と、切
り替え器5を制御し送受の方向を交互に切り替え測定開
始信号を送信回路3に出力する制御部6と、測定開始か
らの受信回路の信号出力を数えるカウンタ7と、カウン
タ7の値が所定回数に達するまでの時間を計測するタイ
マ8と、タイマ8の値から流量を求める演算部9と、タ
イマ8の値に応じてカウンタ7の値を設定する繰り返し
制御部12を備えている。
【0027】初めに超音波は超音波振動子1から超音波
振動子2に伝搬させた場合を説明する。
【0028】まず制御部6が切り替え器5を制御し送信
回路1と超音波振動子1とを接続する、同時に受信回路
2と超音波振動子4とを接続する。次に制御部6は測定
開始信号を送信回路3に出力する。測定開始信号を受け
た送信回路3は超音波振動子1を駆動し、超音波振動子
1は超音波を送信する。送信された超音波は被測定流体
を伝搬し超音波振動子2に伝搬する。超音波振動子2は
超音波を受信し受信信号を受信回路4に出力する。受信
回路4は受信判定を行い超音波の受信を確認し送信回路
3に出力を行う。受信回路4の出力を受けた送信回路3
は再度超音波振動子1を駆動する。この超音波の送信か
ら受信の回数をカウンタ6は数え、この回数がカウンタ
7の設定値(N回)に達した場合タイマ8を停止させ
る。タイマ7は測定開始からの時間を計測しており、こ
の時のタイマの値t1は超音波の伝搬時間のN倍とな
る。次に制御部6は超音波の伝搬させる方向を超音波振
動子2から超音波振動子1に切り替える。そして前回の
測定と同様な動作をさせt2を測定する。この値をもと
に演算部9は(式1)によって流量を求める。また、繰
り返し制御部12はタイマ7の値によって繰り返し回数
Nを図2のように増減させる。
【0029】タイマの分解能が同じであれば、超音波を
被測定流体に伝搬させた伝搬時間によって測定精度が決
まる。この超音波流量計では伝搬時間は、t1のN倍と
なる。くり返し回数が固定された従来の超音波流量計で
は、必要精度を得るため最も伝搬時間が短くなる条件に
おいて必要精度となるくり返し回数に設定する必要があ
った。この繰り返し回数では通常使用する条件において
は、必要以上の間繰り返し動作をするので、測定時間が
長くなり電力消費が多くなる。本実施例では、N×t1
がほぼ一定となるようにNを設定するようにしているの
で、測定精度を落とすことなく測定時間を短くでき、低
電力化できる。
【0030】なお本実施例では、受信回路2の出力を数
えくり返し回数を計測したが、くり返し回数に対応した
信号であればよく、受信回路2の出力に限定されること
はない。またN×t1がほぼ一定となるようにNを設定
するようにしたが、t1に対するNの制御は測定時の流
量によって決まる必要測定精度に応じてN×t1が変化
する構成としても電力を小さくすることができる。
【0031】(実施例2)図3は本発明の第2の実施例
の超音波流量計のブロック図であり、図4は超音波の伝
搬時間と帰還回路13の遅延時間との関係を示した図で
ある。
【0032】実施例1と異なる点は、受信回路2の出力
を直接送信回路1に帰還するのではなく、所定の遅延時
間経過後に送信回路1に帰還させる帰還回路13と、帰
還回路13の遅延時間をタイマ8の値に応じて制御する
遅延制御部14と、超音波の送信開始から超音波を受信
するまでの時間より所定の時間短い間を計時する第2の
タイマ15と、帰還回路13と第2のタイマ15出力を
受け、遅延時間と伝搬時間より所定時間短い時間の受信
回路2の電力を小さくする電力制御部16とを備えたと
ころである。その他の部分は実施例1と同等なので説明
を省略する。
【0033】図3は測定精度を上げるため、図4に示す
ように超音波振動子3から送信し直接超音波振動子4に
伝搬する超音波A(1)と、繰り返しが2回前に超音波
振動子3が送信し超音波送振動子間を反射し一往復半し
た後受信側の超音波振動子で受信される反射波A(−
2)との干渉を避けるため、帰還回路13によって、遅
延時間Tをくり返し動作の中に入れている。遅延時間を
Tを適切な値に設定するには、(式2)で示す遅延時間
に設定するとよい(伝搬時間をtとする)。
【0034】T≠nt・・・・・・(式2) しかしTをある時の0.5tに設定しても、伝搬時間t
は被測定流体の種類、温度、流速等によって大きく変動
し、T=ntとなる条件は必ず存在する、伝搬時間tが
この条件となると超音波の干渉のため測定精度は大きく
落ちてしまう。そこで伝搬時間tを前回測定したときの
タイマ8の値から逆算し、常に(式2)の条件となるよ
うに遅延制御部14が帰還回路13の遅延時間を設定す
る。また、遅延時間は電力消費を小さくするため、超音
波が干渉を起こさない条件で短い時間に設定する。
【0035】また受信回路2の出力を受けた電力制御部
16は、受信回路2の電力消費が減少するよう制御を行
う。そして、送信回路1の出力によって動作した第2の
タイマ15が超音波の伝搬時間よりΔtd短い時間を計
時すると電力制御部16に信号を出力し、電力制御部1
6は受信回路2の動作を定常状態となるように電力を定
常に復帰させる。Δtdは受信回路の動作が低電力時か
ら定常時に必要な時間であればよく、電力消費を小さく
するためできるだけ短い時間に設定している。なお、こ
の実施例では繰り返しが2回前に送信した超音波との干
渉を問題としているが、それ以前に送信した超音波との
干渉を避ける設定とすることでさらに精度が向上する。
【0036】(実施例3)図5は本発明の実施例3の受
信回路4と周辺回路の詳細なブロック図であり、図6は
ピーク検知手段19の入力信号を示す図である。
【0037】実施例2と異なる点は、受信回路4の中に
あり受信回路4の出力信号を設定した増幅率で増幅する
可変増幅回路17と、可変増幅回路17の出力を受け受
信タイミングを検知するタイミング検知回路18と、タ
イミング検知回路18の入力信号のピークを検知するピ
ーク検知手段19と、ピーク検知手段19の出力を受け
タイミング検知回路18の入力信号ピークを一定に保つ
受信信号安定手段20とを備え、ピーク検知手段19の
出力を受けた電力制御部21によって受信回路4の電力
を低減する構成としたところである。
【0038】受信回路4は入力信号が小さいあるいは大
きい場合であっても、同じタイミングで受信判定を行う
ため、タイミング検知回路18の入力信号のピークレベ
ルをピーク検知手段19によって検知し、次の測定のと
きにその検知レベルを受けた受信信号安定手段20が可
変増幅回路17の増幅率を変えタイミング検知回路の受
信レベルを安定化している。
【0039】図6のCで受信タイミングを検知し帰還回
路による遅延動作を行うが、受信タイミングの検知と同
時に受信回路4の電力を小さくしたのでは図6の破線で
示すような波形となる。そのため、本来図6のPをタイ
ミング検知手段の入力信号のピークとしなければならな
いが、P’と誤判定してしまい、正常な測定を行うこと
ができない。そこで、ピーク検知手段19の出力を電力
制御部21に送ることによって、ピークレベルを検知す
ると同時に電力受信回路4の電力を小さくしている。
【0040】(実施例4)図7は本発明の実施例4の超
音波流量計のブロック図であり、図8は電力制御部22
による電力制御のタイミングを示す図である。
【0041】実施例2と異なる点は、電力制御部22に
カウンタ7の出力を入力したところであり、電力制御部
22はカウンタ7の出力が小さいときには、前記電力を
抑制を解除するタイミングを早くする。つまりΔtdの
値を小さく設定する。カウンタの値がおおきくなると、
Δtdの値を通常の値とするところである。
【0042】電源を長時間切るあるいは小さくした後に
測定を行う場合、回路各部の電圧や温度が測定時と異な
るため、測定の結果が安定しない。そのため測定前に電
源を定常状態とし一定時間経過後に測定を行う必要があ
った。
【0043】そこで受信回路の電源投入時あるいは電力
抑制動作から定常動作への変更時に、受信回路2の動作
が安定となるまでの時間が長い測定初期は、早期に電力
抑制を解除し、あるいは電力を低減せずに動作させ、超
音波信号の受信時には受信回路の動作を安定させる。
【0044】(実施例5)図9は本発明の実施例5の超
音波流量計のブロック図である。
【0045】実施例2と異なる点は、タイマ8のスター
トとストップをカウンタの出力信号で行っているところ
である。
【0046】電源を長時間切るあるいは小さくした後に
測定を行う場合、回路各部の電圧や温度が測定時と異な
るため、測定の結果が安定しない。
【0047】そこで、本発明では簡単な構成によって、
最も不安定な状態である測定開始から1〜数回くり返し
動作の間を測定しない構成とし、その後タイマ8による
計時を行うことによって、回路各部が測定時と同等の状
態となり、測定精度が向上する。
【0048】(実施例6)図10は本発明の実施例6の
超音波流量計のブロック図である。
【0049】実施例2と異なる点は、被測定流体の温度
を検知する温度検知部24と、被測定流体の種類を判別
する流体設定スイッチ25と、温度検知部24、流体判
別手段25の出力に応じて受信回路4の電力を制御する
タイミングを変更する電力制御部26を備えたところで
ある。
【0050】電力制御部26は被測定流体を伝搬してく
る超音波の受信タイミングよりΔtd短い時間早く受信
回路2を定常動作とするように電力制御する。超音波の
伝搬時間は被測定流体や、被測定流体の温度等によって
大きく変動するため、電力制御部26は、温度検知部2
4の出力、流体設定スイッチ25の出力によって伝搬時
間を求め、受信回路2の電力を伝搬時間よりΔtd早く
定常状態に復帰させる。
【0051】なお流体設定スイッチ25は、ガスの種類
を自動検出するガスセンサ、たとえばCO2センサなど
であってもかまわない。
【0052】(実施例7)図11は本発明の実施例7の
超音波流量計のブロック図である。
【0053】実施例2と異なる点は、超音波の伝搬時間
を前回測定時のタイマ8出力から求め、超音波の伝搬時
間に応じて受信回路2の出力を無効とするタイミングを
制御する出力無効回路27を備えたところである。
【0054】出力無効回路27は制御部6が測定開始信
号を出力するか、受信回路2が超音波の受信判定を行っ
た後に受信回路2の出力を無効となるようにし、超音波
の超音波の伝搬時間を前回測定時のタイマ8出力から求
め、受信回路に超音波信号が入力される直前に受信回路
の出力を友好となるように制御する。
【0055】このような制御によって、流体の変化や流
体の温度変化によって超音波の伝搬時間が変化した場合
であっても、超音波を受信するタイミング以外の雑音に
よる誤動作を防止する。特に受信回路の電力を増減させ
る構成において、電力を変更時に発生する回路の誤動作
で発生する雑音による誤動作を防止する。
【0056】(実施例8)図12は本発明の実施例8の
超音波流量計のブロック図である。
【0057】実施例2と異なる点は、受信回路安定判断
手段28によって回路の安定動作を判定した後に流量測
定する構成としているところである。
【0058】受信回路安定判断手段28は、下流方向、
上流方向への測定結果であるt1、t2の逆数和を前回
測定したときのもとの比較する。この値は、(式3)に
示すように音速に比例した値となる。
【0059】超音波振動子間の距離をL、音速をc、流
速をvとすると、 1/t1+1/t2 =(v−c)/L+(v+c)/L =(2/L)×v・・・・・・・・・・・(式3) 被測定流体またはその温度が大きく変動しないかぎり、
音速は短時間では大きく変動することがないため、この
逆数和の値が大きく変動することはない。このため、前
回の値と近いかどうかを受信回路安定判断手段28で判
断することによって、受信回路2が前回測定時と同等の
計測動作をしているかどうか判定することができる。そ
こで、逆数和の値が前回測定値に近ければ受信回路2が
安定動作状態となったと判断し流量計測を開始する。
【0060】
【発明の効果】
(1)超音波を送信する第1の超音波振動子と、前記第
1の超音波振動子を駆動する送信回路と、被測定流体を
伝搬した超音波を受信する第2の超音波振動子と、前記
第2の超音波振動子の出力信号から受信判定する受信回
路と、前記受信回路の出力を受け所定の遅延時間経過後
に前記送信回路へ出力する帰還回路と、前記超音波の送
信から受信そして帰還までの繰り返しの回数を計測する
カウンタと、前記繰り返しの回数が所定回数に達するま
での時間を計測するタイマと、前記タイマの値から流量
を求める演算部と、伝搬時間が長くなるに対応してくり
返し回数をへらすくり返し制御部によって、伝搬時間が
長くなった場合に精度を必要以上にあげることなく繰り
返し回数が少なくなり、伝搬時間が短くなった場合に
は、くり返し回数が増えるので精度が落ちることがな
い。つまり必要以上の繰り返し測定をおこなう必要がな
いので、低電力化できる。
【0061】(2)伝搬時間によって遅延制御部が遅延
時間を変化させるため、大きく伝搬時間が変化した場合
であっても、超音波振動子間を反射した後第2の超音波
振動子で受信される反射波と直接第1の超音波振動子か
ら送信された超音波を第2の超音波振動子で受信するタ
イミングとを外すことができるので、伝搬時間の短い流
体から長い流体まで正確な測定を行うことができる。ま
た遅延時間を反射波と直接波が重ならない最短の時間に
設定することができるので、測定時間が短くなり低電力
化できる。
【0062】(3)超音波の伝搬時間より所定時間短い
時間と前記遅延時間とを含む間前記受信回路の電力を低
減または遮断させるさせる電力制御部によって、遅延時
間と伝搬時間より所定時間短い間との両方の時間受信回
路の電力を低減できるので、より低電力化できる。
【0063】(4)ピーク検知手段がピークレベルを検
知した後から前記第2の超音波振動子に超音波が受信さ
れる一定時間前まで電力制御手段が受信回路の電力を低
減するので、ピーク検知を行った後に受信回路の電力を
低減し、ピーク検知手段が超音波信号のピークレベルを
正確に検知する。このため受信信号のピークを一定の値
とすることができる。さらに受信波のピークを一定にた
もつ動作を行った状態で長い時間受信回路の電力を低減
できるので、省電力化できる。
【0064】(5)少なくとも超音波の伝搬開始から伝
搬時間より所定の時間短い間前記受信回路の電力を抑制
する電力制御部によって、受信回路の電源投入時あるい
は電力抑制動作から定常動作への変更時に、受信回路の
動作が安定となるまでの時間が長い測定初期は早期に電
力抑制を解除し、くり返し回数が多くなり受信回路の動
作が安定となるまでの時間が短い時には電力抑制の時間
を長くする制御によって、必要以上の時間受信回路を電
力の大きい定常動作させる必要がないので、省電力化で
きる。
【0065】(6)前記繰り返し回数が2回目以降の設
定した値から終了設定した値までの時間を計測するタイ
マによって、測定初期に発生しやすい電源投入あるいは
低電力動作から定常動作への変化によって起こる測定誤
差を排除できる。
【0066】(7)温度検知部で検知した被測定流体の
温度に応じて受信回路の電力を制御する電力制御部によ
って、温度変化による超音波伝搬時間の変化、受信回路
の温度特性にあわせて受信回路の電力を増減するので、
省電力化できる。また超音波の伝搬時間を求める手段を
設ける必要がなく回路構成を簡略化できる。
【0067】(8)流体判別手段で判定した流体に応じ
て受信回路の電力を制御する電力制御手段によって、流
体の種類による超音波伝搬時間の変化にあわせて受信回
路の電力を増減するタイミングを変えるので、受信時に
は受信回路出力を安定化できかつ省電力化できる。また
超音波の伝搬時間を求める手段を設ける必要がなく回路
構成を簡略化できる。
【0068】(9)超音波の伝搬時間に応じて受信回路
の出力を無効にするタイミングを制御する出力無効回路
によって、流体の変化や流体の温度変化によって超音波
の伝搬時間が変化した場合であっても、超音波を受信す
るタイミング以外の雑音による誤動作を防止できるの
で、測定回数を減らすことができ、省電力化できる。特
に受信回路の電力を増減させる構成において、電力を変
更時に発生する回路の誤動作で発生する雑音による誤動
作を防止できる。
【0069】(10)受信回路安定判断手段によって回
路の安定動作を判定した後に流量測定する回路安定判断
手段によって、受信回路の安定動作のため必要以上の時
間を待つ必要がなく、省電力化できる。
【0070】(11)受信回路安定判断手段は超音波の
伝搬時間の測定結果から受信回路の安定動作を判定する
ので、流量測定と同じ測定回路を使用し安定判断がで
き、確実に簡単な構成で受信回路安定判断手段を実現で
きる。また上流方向と下流方向の測定結果から安定判断
を行うので、流体が流れていても判断することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の超音波流量計のブロック図
【図2】同流量計の伝搬時間に対する繰り返し回数の設
定値を示す図
【図3】本発明の実施例2の超音波流量計のブロック図
【図4】同流量計の超音波の伝搬時間と帰還回路13の
遅延時間との関係を示した図
【図5】本発明の実施例3の超音波流量計の受信回路4
と周辺回路の詳細なブロック図
【図6】同流量計のピーク検知手段19の入力信号を示
す図
【図7】本発明の実施例4の超音波流量計のブロック図
【図8】同流量計の電力制御部22による電力制御のタ
イミングを示す図
【図9】本発明の実施例5の超音波流量計のブロック図
【図10】本発明の実施例6の超音波流量計のブロック
【図11】本発明の実施例7の超音波流量計のブロック
【図12】本発明の実施例8の超音波流量計のブロック
【図13】従来の超音波流量計のブロック図
【符号の説明】
1 送信回路 2 受信回路 3 第1の超音波振動子 4 第2の超音波振動子 5 切り替え器 6 制御部 7 カウンタ 8 タイマ 9 演算部 12 繰り返し制御部 13 帰還回路 14 遅延制御部 15 第2のタイマ 16 電力制御部 17 可変増幅回路 18 タイミング検知回路 19 ピーク検知手段 20 受信信号安定手段 21 電力制御部 22 電力制御部 24 温度検知部 25 流体設定スイッチ 26 電力制御部 27 出力無効回路 28 受信安定判断手段

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】超音波を送信する第1の超音波振動子と、
    前記第1の超音波振動子を駆動する送信回路と、被測定
    流体を伝搬した超音波を受信する第2の超音波振動子
    と、前記第2の超音波振動子の出力信号から受信判定す
    る受信回路と、前記受信回路の出力を受け所定の遅延時
    間経過後に前記送信回路へ出力する帰還回路と、前記超
    音波の送信から受信そして帰還までの繰り返しの回数を
    計測するカウンタと、前記繰り返しの回数が所定回数に
    達するまでの時間を計測するタイマと、前記タイマの値
    から流量を求める演算部と、前記超音波が前記第1の超
    音波振動子から前記第2の超音波振動子に達するまでの
    伝搬時間の長さに応じて前記繰り返しの回数を低減する
    繰り返し制御部を備えた超音波流量計。
  2. 【請求項2】超音波を送信する第1の超音波振動子と、
    前記第1の超音波振動子を駆動する送信回路と、被測定
    流体を伝搬した超音波を受信する第2の超音波振動子
    と、前記第2の超音波振動子の出力信号から受信判定す
    る受信回路と、前記受信回路の出力を受け所定の遅延時
    間経過後に前記送信回路へ出力する帰還回路と、前記超
    音波の送信から受信そして帰還までの繰り返しの回数を
    計測するカウンタと、前記繰り返しの回数が所定回数に
    達するまでの時間を計測するタイマと、前記タイマの値
    から流量を求める演算部と、前記超音波が前記弟1の超
    音波振動子から前記第2の超音波振動子に達するまでの
    伝搬時間に応じて前記遅延時間を制御する遅延制御部を
    備えた超音波流量計。
  3. 【請求項3】超音波を送信する第1の超音波振動子と、
    前記第1の超音波振動子を駆動する送信回路と、被測定
    流体を伝搬した超音波を受信する第2の超音波振動子
    と、前記第2の超音波振動子の出力信号から受信判定す
    る受信回路と、前記受信回路の出力を受け所定の遅延時
    間経過後に前記送信回路へ出力する帰還回路と、前記超
    音波の送信から受信そして帰還までの繰り返しの回数を
    計測するカウンタと、前記繰り返しの回数が所定回数に
    達する時間を計測するタイマと、前記タイマの値から流
    量を求める演算部と、超音波の伝搬時間より所定時間短
    い時間と前記遅延時間とを含む間前記受信回路の電力を
    低減または遮断させる電力制御部とを備えた超音波流量
    計。
  4. 【請求項4】超音波を送信する第1の超音波振動子と、
    前記第1の超音波振動子を駆動する送信回路と、被測定
    流体を伝搬した超音波を受信する第2の超音波振動子
    と、前記第2の超音波振動子の出力信号から受信判定す
    る受信回路と、前記受信回路の中にあり前記第2の超音
    波振動子の出力信号を直接あるいは信号処理の後に受け
    超音波の受信タイミングを検知するタイミング検知回路
    と、前記タイミング検知回路の出力を受け所定の遅延時
    間経過後に前記送信回路へ出力する帰還回路と、前記超
    音波の送信から受信そして帰還までの繰り返しの回数を
    計測するカウンタと、前記繰り返しの回数が所定回数に
    達する時間を計測するタイマと、前記タイマの値から流
    量を求める演算部と、前記タイミング検知回路入力信号
    のピークを検知するピーク検知手段と、前記ピーク検知
    手段の出力を受け前記タイミング検知回路入力信号のピ
    ークを一定に保つ受信信号安定手段と、前記受信回路の
    電力を低減する電力制御部とを備え、前記ピーク検知手
    段がピークレベルを検知した後から前記第2の超音波振
    動子に超音波が受信される一定時間前まで前記電力制御
    手段が前記受信回路の電力を低減する超音波流量計。
  5. 【請求項5】超音波を送信する第1の超音波振動子と、
    前記第1の超音波振動子を駆動する送信回路と、被測定
    流体を伝搬した超音波を受信する第2の超音波振動子
    と、前記第2の超音波振動子の出力信号から受信判定す
    る受信回路と、前記受信回路の出力を受け所定の遅延時
    間経過後に前記送信回路へ出力する帰還回路と、前記超
    音波の送信から受信そして帰還までの回数を計測するカ
    ウンタと、前記繰り返しの回数が所定回数に達する時間
    を計測するタイマと、前記タイマの値から流量を求める
    演算部と、少なくとも超音波の伝搬開始から伝搬時間よ
    り所定の時間短い間前記受信回路の電力を抑制する電力
    制御部とを備え、繰り返し初期は前記電力を抑制を解除
    するタイミングを早くする超音波流量計。
  6. 【請求項6】超音波を送信する第1の超音波振動子と、
    前記第1の超音波振動子を駆動する送信回路と、被測定
    流体を伝搬した超音波を受信する第2の超音波振動子
    と、前記第2の超音波振動子の出力信号から受信判定す
    る受信回路と、前記受信回路の出力を受け所定の遅延時
    間経過後に前記送信回路へ出力する帰還回路と、前記超
    音波の送信から受信そして帰還までの繰り返しの回数を
    測定するカウンタと、前記超音波受信回路の電力を制御
    する電力制御部と、前記繰り返し回数が2回目以降の設
    定した値から終了設定した値までの時間を計測するタイ
    マと、前記タイマの値から流量を求める演算部とを備え
    た超音波流量計。
  7. 【請求項7】超音波を送信する第1の超音波振動子と、
    前記第1の超音波振動子を駆動する送信回路と、被測定
    流体を伝搬した超音波を受信する第2の超音波振動子
    と、前記第2の超音波振動子の出力信号から受信判定す
    る受信回路と、超音波が被測定流体を伝搬するのに要し
    た伝搬時間から流量を求める演算部と、前記被測定流体
    の温度を検知する温度検知部と、前記温度検知部の出力
    に応じて受信回路の電力を低減または遮断するタイミン
    グを変える電力制御部とを備えた超音波流量計。
  8. 【請求項8】超音波を送信する第1の超音波振動子と、
    前記第1の超音波振動子を駆動する送信回路と、被測定
    流体を伝搬した超音波を受信する第2の超音波振動子
    と、前記第2の超音波振動子の出力信号から受信判定す
    る受信回路と、超音波が被測定流体を伝搬するのに要し
    た伝搬時間から流量を求める演算部と、前記被測定流体
    の種類を判定する流体判別手段と、前記流体判別手段の
    出力に応じて前記受信回路の電力を低減または遮断する
    タイミングを変える電力制御部とを備えた超音波流量
    計。
  9. 【請求項9】超音波を送信する第1の超音波振動子と、
    前記第1の超音波振動子を駆動する送信回路と、被測定
    流体を伝搬した超音波を受信する第2の超音波振動子
    と、前記第2の超音波振動子の出力信号から受信判定す
    る受信回路と、超音波が被測定流体を伝搬するのに要し
    た伝搬時間から流量を求める演算部と、超音波の伝搬時
    間に応じて前記超音波受信回路の出力を無効にするタイ
    ミングを制御する出力無効回路を備えた超音波流量計。
  10. 【請求項10】受信回路が安定動作か非安定動作かを判
    定する回路安定判断手段を備え、前記受信安定判断手段
    によって安定動作と判定した後に流量を測定する請求項
    1から9のいずれか1項記載の超音波流量計。
  11. 【請求項11】受信回路安定判断手段は、被測定流体の
    上流方向と下流方向への超音波伝搬時間を測定し、両測
    定値を前回の値と比較する請求項10記載の超音波流量
    計。
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