JP2002071411A - 超音波流量計 - Google Patents

超音波流量計

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JP2002071411A JP2000268300A JP2000268300A JP2002071411A JP 2002071411 A JP2002071411 A JP 2002071411A JP 2000268300 A JP2000268300 A JP 2000268300A JP 2000268300 A JP2000268300 A JP 2000268300A JP 2002071411 A JP2002071411 A JP 2002071411A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 反射波に伴う1.5往復ノイズに起因する測
定誤差をなくす。消費電流を減らす。 【解決手段】 超音波を受信すると再度発信する動作を
複数回(n回)繰り返して総到達時間を測定すること
を、順方向と逆方向で行って流速・流量を求める。一方
向の繰り返しを次のようにする。先ず2回は受信と同時
に次の発信を行う。次の2回は受信したあと超音波の半
周期の時間tだけ遅れて次の発信をする。このような動
作を2回ずつ交互に行う。こうして見かけの総到達時間
を計測し、半周期ずつの遅れによる時間を補正して、正
しい到達時間を求め、流速・流量を演算する。図に波線
で示す1.5往復ノイズの影響はn回の繰り返しで打ち
消される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は流体中の超音波の伝
播時間を、上流から下流(順方向)と下流から上流(逆
方向)の両方について測定して流速を算出し、さらに流
量を求め積算する超音波流量計に関する。
【0002】
【従来の技術】測定原理の一例として、図5に示すよう
に、流体中に距離Lを離して流管3の上流と下流に配置
した1組の超音波送受波器の一方の送受波器1から他方
の送受波器2への順方向伝播時間T1 は、静止流体中の
超音波の音速をC、流体の流れの速さをVとすると、 T1 =L/(C+V) となる。
【0003】また、送受波器2から送受波器1への逆方
向伝播時間T2 は、 T2 =L/(C−V) となる。
【0004】この伝播時間T1 とT2 とから流速Vを、 V=(L/2){(1/T1 )−(1/T2 )} として求めていた。
【0005】また、伝播時間計測の分解能を上げるため
に、単純に1回の送信から受信までの時間T1 ,T2
計測するのではなく、受信と同時に次の送信を行うこと
を複数回(n回)繰り返すことにより、伝播時間T1
2 を各n個連続させ、最初(第1回目)の送信から最
後(第n回目)の受信までの時間nT1 とかnT2 を測
定するようにしている。
【0006】このような測定方法に使う流量計を図6に
示すブロック図により説明する(以下これを第1の従来
技術という)。
【0007】送受波器1と2はそれぞれ超音波振動子で
構成されていて、送信にも受信にも使用できる。
【0008】両送受波器は流体中を上流から下流及び下
流から上流への超音波の送受を行う。受信波検知部4は
受信側の送受波器が接続され受信波を検知すると受信波
検知信号を出力する。送受波器駆動部5はコントロール
部6より第1送信指令信号を受けると送信側の送受波器
をまず駆動し、その後は受信波検知部4より受信波検知
信号を受ける度に駆動する。ただし第1のカウンタ7よ
り第n受信波検知信号を受けると、それ以後は新たに第
1送信指令信号を受けるまでは駆動を停止する。
【0009】第1のカウンタ7は受信波検知部4からの
受信波検知信号をカウントしn番目の受信波検知信号を
出力する。このカウンタ7はコントロール部6よりの第
1送信指令信号でリセットされるようになっている。
【0010】第2のカウンタ8は第1送信指令信号から
第n受信波検知信号までの累積伝播時間を測定する。そ
の時間(カウント値)はコントロール部6が読み取る。
この例では第1送信指令信号でカウント値がゼロクリア
され、内蔵された基準クロック発生器からの基準クロッ
クのカウントを開始するように構成されている。
【0011】コントロール部6は一定間隔で送受切替信
号を反転させて2つの送受波器1,2の役割の切り替え
を行う。
【0012】各切り替え後、毎回切り替えによるノイズ
等がおさまる時間をおいて、第1送信指令信号を出力す
る。そして、第n受信波検知信号を入力すると、カウン
タ8の測定(カウント値)を読み取り、直前に行った逆
向きでの測定値とを用いて、その間の流速流量を演算す
る。
【0013】このような測定方法において、超音波が受
信側の送受波器に到達する時期、つまり到達ポイントを
特定する受信検知の方法として、特定波のゼロクロスポ
イントを検知するようにしたものがある。
【0014】この検知方法について図7により説明す
る。
【0015】図7は発信のタイミングを示す発信駆動信
号と受信波を示している。実際の受信波は非常に小さ
く、先ず増幅される。同図の受信波は増幅後の波形を示
している。
【0016】aが到達点で、徐々に振幅が大きくなる。
その後最大振幅となり徐々に小さくなる。
【0017】ところが到達点aはノイズに隠れて検知で
きない。そこで、次のような方法が行われている。
【0018】ノイズより十分大きな基準電圧レベルとし
てのしきい値VTHを決め、このレベルに最初に達した
波、例えば同図の第3波がb点でしきい値に達した後ゼ
ロレベルを通るゼロクロスポイントcを検知して受信検
知とする方法である。
【0019】しきい値VTHは常に何番目かのある特定の
波(例えば第3波)のゼロクロスポイントを検知するよ
うに定めてあり、実際の到達時間Tは、a点からc点ま
での時間τを予め求めて記憶しておき、測定した時間T
+τに相当する値から時間τを減算することにより求め
ている。到達時間Tは前記伝播時間T1 ,T2 に相当す
る。
【0020】上記第1の従来技術のように、受信波検知
部4により受信波検知信号を受けると同時に送波器駆動
部5によって送信側の送受波器を再び駆動し、次の送信
を行うものにおいては次のような欠点がある。
【0021】上記の送信側の送受波器から発信された超
音波には、受信側の送受波器で反射して送信側の送受波
器に戻り、さらにその送信側の送受波器で反射して受信
側の送受波器へ到達する波がある。この波はノイズとな
る。このようなノイズを以降1.5往復ノイズと言う。
【0022】すなわち、図8に示すように、図示されて
いない第1送信指令信号による第1駆動により発信され
た超音波の受信波Aが検知されるとこの検知と同時に第
2駆動が行われて受信波Bが検知され、更にこの受信波
の検知と同時に第3駆動が行われて受信波Cが検知され
るが、この第3駆動による受信波Cの検知時には、上記
第1駆動による1.5往復ノイズDが受信側の送受波器
に到達し、受信波Cに1.5往復ノイズDが重なる。ま
た、図では示されていないが、第4駆動による受信波は
第2駆動による1.5往復ノイズと重なり、以下全ての
受信波について同様のことが言える。
【0023】このような1.5往復ノイズは受信波を変
形させるため、上記特定波のゼロクロスポイントが正常
な時点よりずれる結果になり、上記の到達時間の測定結
果に悪影響を与える。
【0024】特に、流量がゼロ付近では流れが安定して
いるため、上記1.5往復ノイズは受信波に対し同じタ
イミングになる。そのため、n回の繰り返しを行っても
平均化されずに前記悪影響が残ってしまう。
【0025】したがって、流量計測精度が悪い欠点があ
る。
【0026】また、小型流量計においては、素子間の距
離が短いため、1.5往復ノイズが大きく、また残響が
残りやすいため、小型流量計の実現が困難な欠点があ
る。
【0027】そこで本願出願人は上記の欠点を解決する
超音波流量計を特願平9−173667号(特開平11
−23333号)で提案した(以下これを第2の従来技
術という)。
【0028】この第2の従来技術は、送信側にも受信側
にもはたらく少なくとも1対の超音波送受波器を設け、
流体の流れの中を上流から下流及び下流から上流に超音
波の送受を行い、その各向きの到達時間より流速さらに
流量を求める超音波流量計であって、送信側の送受波器
を発信させ、受信側の送受波器の信号を入力とする受信
波検知部が受信波を検知すると、再び送信側の送受波器
を発信させるようにし、これを一定回数(n回)繰り返
すよう構成し、最初の発信から一定回数目(n回目)の
受信までの時間を測定し、その結果から到達時間を求め
るようにしたものにおいて、受信波検知部が受信波を検
知してから再び送信側の送受波器を発信させるまでに一
定の時間を置くようにし、この一定時間により前記最初
の発信から一定回数目の受信までの時間が長くなる分を
補正して前記到達時間を求めるようにしたこと超音波流
量計であった。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】ところが、一方の送受
波器から発信された超音波は、送受波器だけでなく、そ
の他の箇所でも反射するため、1.5往復ノイズが発生
する時間はかなり長くなる。従って、前記第2の従来技
術のように1.5往復ノイズが本来の受信波と重ならな
いようにするには、前記一定時間(遅延時間)を大きく
しなければならない。すると、その一定時間(遅延時
間)自体の精度が問題になる。当然、受信から次の送信
(発信)までに一定時間を置くと、その分総到達時間は
長くなる。よって、一定時間分(遅延時間分)を総到達
時間から減算して以後の計算に用いることになるが、総
到達時間の測定と同時に一定時間分(遅延時間分)によ
る総到達時間増加分を測定することは難しいため、計算
では一定時間分(遅延時間分)を予め別の手段で測定し
記憶しておいた値を使う。従って、実際の一定時間(遅
延時間)と記憶しておいた値との差が測定誤差となる。
特に一定時間(遅延時間)が大きいとその誤差分は真の
到達時間に対して大きな割合となり、求められた流量は
より大きな誤差を含んだものになるという問題点があっ
た。
【0030】また、前記一定時間(遅延時間)を大きく
すると、測定時間が長くなり、その分消費電流が増加す
るという問題点が生じる。
【0031】このような測定誤差や消費電流の増大とい
う問題点は、1.5往復ノイズが本来の受信波と重なら
ないように、十分に大きな遅延時間を置くために生じた
ものである。
【0032】そこで、本発明は1.5往復ノイズが本来
の受信波に重ならないようにするのではなく、重なって
も測定誤差に与える影響を極小にすることを狙うことに
より、かかる問題点を解消できる超音波流量計を提供す
ることを目的とする。
【0033】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、送信側にも受信側にもはたらく
少なくとも1対の超音波送受波器を設け、流体の流れの
中を上流から下流及び下流から上流に超音波の送受を行
い、その各向きの到達時間より流速さらに流量を求める
超音波流量計であって、先ず送信側の送受波器を発信さ
せ、受信側の送受波器の信号を入力とする受信波検知部
が受信波の特定波のゼロクロスポイントを検知すると、
再び送信側の送受波器を発信させるようにし、これを一
定回数(n回)繰り返すよう構成し、最初の発信から一
定回数目(n回目)の受信波の特定波のゼロクロスポイ
ントまでの時間を測定し、その結果から到達時間を求め
るようにしたもので、前記受信波検知部が受信波の特定
波のゼロクロスポイントを検知してから再び送信側の送
受波器を発信させるまでに、時間を置かずに行う発信
と、超音波の周期の半分の時間を置いて行う発信を選択
できるようにし、この2つを交互に2回ずつ選択するよ
うにし、この時間を置いて行う発信により前記最初の発
信から一定回数目の受信波の特定波のゼロクロスポイン
トまでの時間が長くなる分を補正して前記到達時間を求
めるようにした超音波流量計である。
【0034】超音波の周期は、超音波送受波器の固有振
動数(共振周波数)の周期でもあり、また、受信波の周
期でもある。
【0035】
【作用】図7で説明した受信波にノイズ、例えば1.5
往復ノイズが重なった場合を図1,図2によって説明す
る。両図は、図7に示す受信波の第3波のゼロクロスポ
イントcの付近を拡大して、受信波の一部を符号Aで示
す。なお、時間軸(横軸)の拡大率を縦軸より大きくし
ているので、受信波Aの傾斜が図7よりもゆるやかにな
っている。また、受信波は次第に振幅が変化する正弦波
であるが、図1,図2では、ゼロクロス付近だけを拡大
して示しているので受信波Aは右下がりの直線になって
いる。
【0036】図1で、符号Bで示す破線は本来の受信波
Aにプラスのノイズ+eが重なった受信波で、このよう
にプラスのノイズが重なるとゼロクロスポイントがc点
からd点に移動し、到達時間が大きくなる方向へシフト
し、誤差が生じる。図2は本来の受信波Aにマイナスの
ノイズ−eが重なった受信波を符号B′で示す。このよ
うにマイナスのノイズが重なるとゼロクロスポイントが
c点からd′点に移動し、到達時間が小さくなる方向へ
シフトし、誤差が生じる。
【0037】なお、両図では説明を簡便にするため、ノ
イズをプラスの一定電圧+eとか、マイナスの一定電圧
−eで示したが、実際の1.5往復ノイズはゼロレベル
を中心にほぼ正弦波状に振れる波形である。
【0038】図1,図2で説明したように、ノイズの影
響で、ゼロクロスポイントの測定値に誤差が生じる。両
図ではノイズの電圧がプラスかマイナスかで説明した
が、1.5往復ノイズの場合、その周期は本来の受信波
の周期、即ち超音波の周期と同じであるため、1.5往
復ノズルの位相によってゼロクロスポイントの測定値に
及ぼす誤差が違ってくる。
【0039】次に図3に従って、本発明の作用を説明す
る。同図でtは超音波の半周期である。各受信について
考えると、影響を受ける1.5往復ノイズ源である発信
は直前の発信を1つ前とすると3つ前の発信である。従
って、超音波の到達時間をTとすると、各受信の1.5
往復ノイズの対象となる発信からの時間は、 受信3の場合 3T 受信4の場合 3T+t 受信5の場合 3T+2t 受信6の場合 3T+t 受信7の場合 3T 受信8の場合 3T+t 受信9の場合 3T+2t 受信10の場合 3T+t ・・・ となる。つまり、対象となる発信からの時間は、毎回超
音波の半周期tずつずれることになる。1.5往復ノイ
ズの波形は毎回条件が同じため、ほとんど同じとなる。
従って、半周期の違いは位相差180°を意味し、ゼロ
クロスポイントに与える影響は毎回逆で、しかも大きさ
もほとんど同じのため、互いに打ち消し合うことにな
り、総到達時間レベルでは1.5往復ノイズによる影響
を受けないことになる。
【0040】しかも本発明では、+半周期に対し、隣接
する回の位相がゼロと1周期、つまり−180°と+1
80°の位相差となり、単純に180°差だけの場合と
比較して1.5往復ノイズの影響を効果的に打ち消すこ
とができる。
【0041】
【発明の実施の形態】次に本発明の好ましい実施の形態
を図4の実施例に従って説明する。
【0042】送受波器1,2は超音波振動子で送信にも
受信にも使用できる。両送受波器は流体中を上流から下
流及び下流から上流への超音波の送受信を行う。
【0043】受信波検知部4は前記従来技術と同様に受
信側の送受波器が接続され受信波の特定波、例えば第3
波のゼロクロスポイントを検知すると受信波検知信号を
出力する。送波器駆動部5はコントロール部6より第1
送信指令信号を受けると送信側の送受波器をまず駆動
し、その後は基本的に受信波検知部4より受信波検知信
号を受ける度に駆動する。
【0044】ただし、この受信波検知信号は受信点伝達
部9を介して送波器駆動部5へ入力されていて、受信波
検知信号を遅れなしで伝えるか、半周期分の時間tだけ
遅らせて伝えるかを制御入力で選択できるようになって
いる。
【0045】また、カウンタ7より第n受信波検知信号
を受けるとそれ以後は新たに第1送信指令信号を受ける
までは駆動を停止する。カウンタ7は受信波検知部4か
らの受信波検知信号をカウントしn番目の受信波検知信
号を受けると第n波受信波検知信号を出力する。このカ
ウンタ7はコントロール部6よりの第1送信指令信号で
リセットされるようになっている。
【0046】カウンタ8は第1送信指令信号から第n受
信波検知信号までの時間を測定する。その時間(カウン
ト値)はコントロール部6が読み取る。この例では第1
送信指令信号で、カウント値がゼロクリアされ、内蔵し
た基準クロック発生器からの基準クロックのカウントを
開始するように構成されている。
【0047】コントロール部6は一定間隔で送受切替信
号を反転させることにより、2つの送受波器1,2の役
割の切り替えを行う。
【0048】各切り替え後、毎回切り替えによるノイズ
等がおさまる時間をおいて、第1送信指令信号を出力す
る。そして、第n受信波検知信号を入力すると、カウン
タ8の測定値(カウント値)を読み取り、直前に行った
逆向きでの測定値とを用いて、その間の流速流量を演算
する。
【0049】発信4回中2回の受信から発信に一定時間
tを置くことによるカウンタ8の測定値の増加分はあら
かじめ測定し、コントロール部6に記憶させておき、流
速演算時にその値を減算することにより補正している。
【0050】受信点伝達部9は、受信波検知部4からの
受信波検知信号と、カウンタ10の出力を制御入力に入
力する図4(b)の回路で、コンデンサCと抵抗Rから
なる時定数回路の時定数CRで前記半周期の遅延時間t
を定めている。
【0051】カウンタ10は受信波検知信号の立ち上が
りをカウントし、そのQ2出力は受信波検知信号の2パ
ルス毎に、ハイ、ローを繰り返す信号となる。この実施
例では、Q2出力がハイのとき、即ち受信点伝達部9の
制御入力がハイのとき、超音波の半周期tだけ遅れた信
号を送波器駆動部5へ伝えるように構成されている。送
波器駆動部5は、受信点伝達部9からの信号の立ち下が
りで送信側送受波器を駆動する。
【0052】こうして遅延を、なし、なし、半周期t、
半周期tの順で超音波の発信を繰り返すようにしてあ
る。
【0053】
【発明の効果】本発明の超音波流量計は上述のように構
成されており、受信波の特定波のゼロクロスポイントを
検知してから次の発信までの遅延時間が、超音波の半周
期という、到達時間に比較して小さな値であるため、遅
延時間自体の変動が測定精度に悪影響を与えない。そし
て、効果的に1.5往復ノイズに起因する誤差を小さく
できる。
【0054】また、遅延時間(t)が短いため、それだ
け測定に要する時間も短くなり、低消費電力で流量測定
ができ、電池を電源とする超音波流量計の実用化に寄与
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の作用を説明する図である。
【図2】本発明の作用を説明する図である。
【図3】本発明の作用を説明する図である。
【図4】本発明の実施例で、(a)はブロック図、
(b)は要部の電気回路図、(c)はタイミング図であ
る。
【図5】超音波流量計の原理を説明する図である。
【図6】従来の超音波流量計のブロック図である。
【図7】受信波のゼロクロスポイントを説明する図であ
る。
【図8】従来技術による受信波と1.5往復ノイズとの
関係を示す図である。
【符号の説明】
1,2 超音波送受波器 4 受信波検知部 5 送波器駆動部 6 コントロール部 7,8,10 カウンタ 9 受信点伝達部 t 遅延時間 T 到達時間 c,d,d´ ゼロクロスポイント

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信側にも受信側にもはたらく少なくと
    も1対の超音波送受波器を設け、流体の流れの中を上流
    から下流及び下流から上流に超音波の送受を行い、その
    各向きの到達時間より流速さらに流量を求める超音波流
    量計であって、 先ず送信側の送受波器を発信させ、受信側の送受波器の
    信号を入力とする受信波検知部が受信波の特定波のゼロ
    クロスポイントを検知すると、再び送信側の送受波器を
    発信させるようにし、これを一定回数(n回)繰り返す
    よう構成し、最初の発信から一定回数目(n回目)の受
    信波の特定波のゼロクロスポイントまでの時間を測定
    し、その結果から到達時間を求めるようにしたもので、 前記受信波検知部が受信波の特定波のゼロクロスポイン
    トを検知してから再び送信側の送受波器を発信させるま
    でに、時間を置かずに行う発信と、超音波の周期の半分
    の時間を置いて行う発信を選択できるようにし、この2
    つを交互に2回ずつ選択するようにし、 この時間を置いて行う発信により前記最初の発信から一
    定回数目の受信波の特定波のゼロクロスポイントまでの
    時間が長くなる分を補正して前記到達時間を求めるよう
    にした超音波流量計。
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